JP2003293508A - 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造 - Google Patents
屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造Info
- Publication number
- JP2003293508A JP2003293508A JP2002094011A JP2002094011A JP2003293508A JP 2003293508 A JP2003293508 A JP 2003293508A JP 2002094011 A JP2002094011 A JP 2002094011A JP 2002094011 A JP2002094011 A JP 2002094011A JP 2003293508 A JP2003293508 A JP 2003293508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- frame
- panel
- steel
- steel frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
根の施工法を提供し、鉄骨に対する耐火被覆を少なくで
きる耐火屋根等の耐火建築構造を提供する。 【解決手段】 鉄骨からなるパネルフレーム3の上にデ
ッキプレート4が設置され、その上に断熱ボード5が設
置され、その上に防水シート6が張られ、これらが一体
化された屋根パネル1を用い、これを建物躯体に据え付
ける。屋根パネルにおける鉄骨フレーム3の側部に支承
金物8と接合金物7とが混在状態に間隔的に備えられ、
この鉄骨フレーム3が躯体の鉄骨梁2に沿わされ、支承
金物8は建物躯体の鉄骨梁2に支承されると共に、接合
金物7は建物躯体の鉄骨梁2に接合され、建物躯体の前
記鉄骨梁2に対して耐火被覆がなされている。
Description
の施工方法及び耐火屋根の構造に関する。
り、ALC下地やコンクリート下地を建物躯体に据え付
け、これに断熱防水を施すというものや、あるいは、鉄
骨の母屋の上に現地でデッキプレートを張り、その上に
ロックウールボードを張り、その上より防水シートを張
って防水施工を行うというものがある。
工程があるため施工に時間を要すると共に、下地が重量
のあるものであるため施工が大変である。
工をしやすいという利点を有するものの、その一方で、
現場においてデッキや断熱ボード、防水シートの張り付
けを個々に行っていかなければならず施工に時間を要す
る。また、デッキ下の母屋をはじめとする鉄骨のすべて
に耐火被覆をしておく必要があり手間である。
み、施工を短時間で容易に行うことができる屋根パネ
ル、屋根の施工方法を提供することを課題とする。ま
た、鉄骨に対する耐火被覆を少なくすることができる耐
火屋根の構造を提供することを課題とする。
なるパネルフレームの上にデッキプレートが設置され、
その上に断熱ボードが設置され、その上に防水シートが
張られ、これらが一体化されていることを特徴とする屋
根パネル、並びに、この屋根パネルを用い、これを建物
躯体に据え付けることを特徴とする屋根の施工方法によ
って解決される。
は、この屋根パネルにデッキプレートや断熱ボード、防
水シートが一体的に備えられているので、この屋根パネ
ルを建物躯体に据え付けることで、それらの施工を一度
に済ませることができ、施工を短時間で容易に行うこと
ができる。しかも、屋根パネルの各構成部材は軽量であ
り、従って、これら部材で構成される屋根パネルも軽量
であるから、この面からの施工容易性も得られる。
鉄骨フレームの側部に支承金物と接合金物とが混在状態
に間隔的に備えられ、この鉄骨フレームが躯体の鉄骨梁
に沿わされて、支承金物は建物躯体の鉄骨梁に支承され
ると共に、接合金物は建物躯体の鉄骨梁に接合され、建
物躯体の前記鉄骨梁に対して耐火被覆がなされているこ
とを特徴とする屋根の構造によって解決される。
梁のほか、屋根パネルの鉄骨フレームも耐火被覆を行わ
なければならないところであるが、屋根パネルの鉄骨フ
レームに対する耐火被覆は省略することができる。即
ち、鉄骨フレームは建物躯体の鉄骨梁に接合されるが、
接合金物で接合されているだけでなく、支承金物で躯体
の鉄骨梁に支承されている。従って、躯体の鉄骨梁との
接合箇所を無用に多くすることなく、屋根パネルのパネ
ルフレームを多くの箇所で躯体の鉄骨梁に支えさせるこ
とができ、これによって、火災時のパネルフレームの撓
みを、建物躯体の耐火被覆のなされた鉄骨梁で防いで、
鉄骨に対する耐火被覆を少なくすることができる。
初に述べた屋根パネルを用いて形成された屋根構造など
に適用することができる。
レームの側部に支承金物と接合金物とが混在状態に間隔
的に備えられ、この鉄骨フレームが躯体の鉄骨梁に沿わ
されて、支承金物は建物躯体の鉄骨梁に支承されると共
に、接合金物は建物躯体の鉄骨梁に接合され、建物躯体
の前記鉄骨梁に対して耐火被覆がなされていることを特
徴とする耐火建築構造によって解決される。即ち、パネ
ルは、上記のような屋根パネルのほか、階上の床パネル
なとであってもよい。
基づいて説明する。
り、2…は建物躯体の梁である。屋根パネル1は、図1
に示すように、鉄骨からなるパネルフレーム3の上に波
形のデッキプレート4が設置され、その上に断熱ボード
5,5が設置され、その上に防水シート6が張られ、こ
れらが一体化されているものである。断熱ボード5は、
例えば、30mm厚のロックウールボードからなり、こ
の断熱ボードを二枚重ねて断熱層を形成している。ま
た、防水シート6は、その側縁部が外方に張り出すよう
にして備えられており、この張出し部分を利用すること
で、後述するように、隣り合う屋根パネル間における防
水連続性を確保する施工を容易に行いうるようになされ
ている。
ネルフレーム3は、平面視はしご形をしており、左右の
枠材3a,3aの外面側にはそれぞれ、アングル材から
なる接合金物7と、同じくアングル材からなる支承金物
8とが、例えば図示するように交互配置などによって混
在するようにして、間隔的に取り付けられている。
根パネル1をクレーンなどに吊り、屋外の側から建物躯
体の梁2…に据え付けることによって行う。この据付け
において、屋根パネル1は、そのパネルフレーム3の左
右の枠材3a,3aを躯体の鉄骨梁2に沿わせように
し、そして、この枠材3aに備えられている接合金物7
…と支承金物8…を躯体の鉄骨梁2の上にのせる。そし
て、図3(イ)に示すように、支承金物8は、これを躯
体の鉄骨梁2に支承させるだけとし、接合金物7は、接
合具9で躯体の鉄骨梁2に接合する。本実施形態では、
接合具9として、上からのワンサイドのみのアクセスで
接合を行うことのできるフック形ワンサイド接合具を使
用して接合を行っている。なお、接合をボルトやボルト
ナットで行うようにしてもよいことはいうまでもない。
体の鉄骨梁2を挟んで隣り合う屋根パネル1,1の断熱
性と防水性を確保するため、断熱材の詰め物10,10
をし、その上面側で、隣り合う屋根パネル1,1の防水
シート6,6同士を重ね合わせ、溶着11する。
5,5、防水シート6の備えられた屋根部が形成され
る。このように、上記の施工方法によれば、デッキプレ
ート4や断熱ボード5,5、防水シート6が一体的に備
えられた屋根パネル1を用い、これを建物躯体に据え付
けることで屋根の施工を行うものであるから、デッキプ
レート4や断熱ボード5,5、防水シート6の施工を一
度に済ませることができ、施工を短時間で容易に行うこ
とができる。しかも、屋根パネル1の各構成部材は軽量
であり、従って、これら部材で構成される屋根パネル1
も軽量であるから、この面からも施工を容易に行うこと
ができる。
(ロ)に示すように、躯体の鉄骨梁2には耐火被覆12
を施し、屋根パネル1のパネルフレーム3に対する耐火
被覆は省略してもよい。
aは建物躯体の鉄骨梁2に沿うように設置されており、
そこには、接合金物7のほか、支承金物8も、互いに混
在状態に間隔的に備えられているので、火災の際の熱で
左右の枠材3aが撓むのを、耐火被覆のなされた躯体鉄
骨梁2が接合金物7と支承金物8を介して防ぐ作用を行
い、それによって、パネルフレーム3の耐火被覆の必要
性をなくすことができる。こうして、断熱防水耐火の各
性能の備えられた屋根が形成される。
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の
実施形態では、デッキプレート4と断熱ボード5,5と
防水シート6を備えさせた屋根パネル1において、その
パネルフレーム3に接合金物7と支承金物8とを備えさ
せ、パネルフレーム3の耐火被覆を省略する場合を示し
ているが、パネルフレームの耐火被覆を省略するための
上記の構造は、上記のような屋根パネル1に限らず、パ
ネルフレームの備えられた各種の屋根パネルに広く用い
ることができるものである。
ら、屋根の施工を短時間で容易に行うことができ、ま
た、鉄骨に対する耐火被覆を少なくすることができる。
は支承金物部分の一部断面正面図、図(ロ)は接合金物
部分の一部断面正面図である。
の連続性を確保した状態の一部断面正面図、図(ロ)は
同部分における防水の連続性を確保した状態の一部断面
正面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄骨からなるパネルフレームの上にデッ
キプレートが設置され、その上に断熱ボードが設置さ
れ、その上に防水シートが張られ、これらが一体化され
ていることを特徴とする屋根パネル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の屋根パネルを用い、こ
れを建物躯体に据え付けることを特徴とする屋根の施工
方法。 - 【請求項3】 屋根パネルにおける鉄骨フレームの側部
に支承金物と接合金物とが混在状態に間隔的に備えら
れ、この鉄骨フレームが躯体の鉄骨梁に沿わされて、支
承金物は建物躯体の鉄骨梁に支承されると共に、接合金
物は建物躯体の鉄骨梁に接合され、建物躯体の前記鉄骨
梁に対して耐火被覆がなされていることを特徴とする屋
根の構造。 - 【請求項4】 前記屋根パネルが請求項1に記載の屋根
パネルからなる請求項3に記載の耐火屋根の構造。 - 【請求項5】 パネルにおける鉄骨フレームの側部に支
承金物と接合金物とが混在状態に間隔的に備えられ、こ
の鉄骨フレームが躯体の鉄骨梁に沿わされて、支承金物
は建物躯体の鉄骨梁に支承されると共に、接合金物は建
物躯体の鉄骨梁に接合され、建物躯体の前記鉄骨梁に対
して耐火被覆がなされていることを特徴とする耐火建築
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094011A JP4027703B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094011A JP4027703B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003293508A true JP2003293508A (ja) | 2003-10-15 |
JP4027703B2 JP4027703B2 (ja) | 2007-12-26 |
Family
ID=29238207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002094011A Expired - Fee Related JP4027703B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4027703B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070957A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 屋根・天井一体化パネル |
JP2007197949A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Daiwa House Ind Co Ltd | 屋根構造およびその施工方法 |
WO2008113207A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Daiwa House Industry Co., Ltd. | Panneau mural extérieur et son procédé de montage |
JP2011127275A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Daiwa House Industry Co Ltd | 屋根パネルと屋根梁との接合部構造 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094011A patent/JP4027703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070957A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 屋根・天井一体化パネル |
JP2007197949A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Daiwa House Ind Co Ltd | 屋根構造およびその施工方法 |
WO2008113207A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Daiwa House Industry Co., Ltd. | Panneau mural extérieur et son procédé de montage |
JP2011127275A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Daiwa House Industry Co Ltd | 屋根パネルと屋根梁との接合部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4027703B2 (ja) | 2007-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2020256016A1 (ja) | 建築物の外壁構造、断熱構造及び断熱方法 | |
CN110565806A (zh) | 一种z型承重梁及梁柱复合结构及其防火方法 | |
US3808755A (en) | Industrialised building structure | |
JP2003293508A (ja) | 屋根パネル、屋根の施工方法及び耐火屋根の構造並びに耐火建築構造 | |
JP2017014745A (ja) | 建物の外周壁構造 | |
JP4236196B2 (ja) | 折板屋根用発泡樹脂断熱ボードの施工方法 | |
JP5706661B2 (ja) | 耐火パネル | |
JP3497617B2 (ja) | パネルを用いた建物 | |
JPS60215957A (ja) | プレハブ構造用壁板及び該壁板を含むプレハブ構造 | |
JP7405548B2 (ja) | 壁構造 | |
CN114775875B (zh) | 空心预制楼板吊装钢架 | |
JP2002227348A (ja) | 建築構造物の屋根構造 | |
JP2024092684A (ja) | 柱と外壁パネルフレームの固定方法と固定構造、及び仮固定構造 | |
JP2000110250A (ja) | 屋根パネル及びユニット建物 | |
JPH06294174A (ja) | 小屋裏界壁構造 | |
JP3147673B2 (ja) | 鉄骨造り建築物における耐火性間仕切壁の設置工法 | |
JPS63156141A (ja) | 建築物における屋根の耐火構造 | |
JPH03287958A (ja) | 建造物の上部構造および建造物の屋根葺き工法 | |
JP3343226B2 (ja) | 建築物の外装構造 | |
JP3505592B2 (ja) | 屋根改修構造 | |
JP2024083154A (ja) | 耐力壁構造及び建物 | |
JP2842706B2 (ja) | 木質構造建築物の床構造及び床施工方法 | |
JP2015209699A (ja) | 壁構造及び木造建物 | |
JPS63156144A (ja) | 建築物の耐火構造 | |
JP2020183683A (ja) | 耐火建築物の屋根構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070907 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071009 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071010 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4027703 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |