JP2003292439A - 新規ピロール誘導体からなるppar活性化剤 - Google Patents

新規ピロール誘導体からなるppar活性化剤

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JP2003292439A
JP2003292439A JP2002168110A JP2002168110A JP2003292439A JP 2003292439 A JP2003292439 A JP 2003292439A JP 2002168110 A JP2002168110 A JP 2002168110A JP 2002168110 A JP2002168110 A JP 2002168110A JP 2003292439 A JP2003292439 A JP 2003292439A
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JP2002168110A
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Atsushi Tsuchida
敦之 土田
Mutsuo Taiji
睦夫 泰地
Katsunori Maruta
克紀 丸田
Kiyotaka Iwai
清高 岩井
Makoto Kito
真 鬼頭
Tatsu Nagata
龍 永田
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規なピロール誘導体からなるPPAR(ペ
ルオキソーム増殖活性化受容体)活性化剤の提供。 【解決手段】 式1で表される化合物に代表される新規
なピロール誘導体からなるPPAR活性化剤および血中
脂質低化剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なピロール誘
導体からなるPPAR活性化剤および/または血中脂質
低下剤に関する。詳しくは、本発明は、新規なピロール
誘導体からなるPPARα活性化剤、PPARγ活性化
剤、PPARα/γ活性化剤および/または血中脂質低
下剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の生活習慣の変化に伴い、糖尿病患
者数は増加の一途を辿っており、1997年に我が国で
行われた調査では、糖尿病が強く疑われる人が690万
人、糖尿病の可能性を否定できない人が680万人いる
と推定されている(厚生省平成9年「糖尿病実態調
査」)。我が国の糖尿病患者の大半は、インスリン分泌
能の低下とインスリン抵抗性を基本的病態とする2型糖
尿病に分類され、それぞれの病態に対する薬剤が開発さ
れてきた(日本臨床、Vol.59、2102、200
1)。インスリン分泌能の低下に対しては、古くから知
られているスルホニルウレア(SU)剤が広く使用され
ているが、重篤な副作用として低血糖の危険性があるほ
か、肥満が生じやすいことが知られている(Bio C
linica、Vol.16、1260、2001)。
一方、インスリン抵抗性改善剤としては、ビグアナイド
剤とチアゾリジンジオン系薬剤がある。ビグアナイド剤
はメトホルミン、フェンホルミンなどの薬剤が知られて
いるが、乳酸アシドーシスの懸念から、我が国ではその
使用が敬遠される傾向にある。チアゾリジンジオン系薬
剤として最初に発売されたのはトログリタゾンである
が、重篤な肝障害を生じ、発売中止となった。我が国で
は、現在、ピオグリタゾンが臨床の場で使用されている
が、重篤な副作用として、循環血漿量の増加による心不
全が報告されたため、平成12年10月に緊急安全性情
報が出され、心不全、浮腫に対する注意が必要であるこ
とが示されている(日本臨床、Vol.59、222
8、2001)。欧米で用いられているロシグリタゾン
についても、上気道感染、貧血、浮腫、体重増加などの
副作用があるとされており(日本臨床、Vol.59、
2195、2001)、肝障害、循環器系の副作用など
に対する懸念のないチアゾリジンジオン系薬剤は未だ発
売されていない。チアゾリジンジオン系薬剤はペルオキ
ソーム増殖活性化受容体ガンマ(PPARγ)を活性化
することにより、抗糖尿病作用を発揮すると考えられて
いる。PPARにはα、γ、δ(β)などのサブタイプ
があることが知られているが、高脂血症治療薬として用
いられているフィブラート系薬剤(クロフィブラート、
フェノフィブラートなど)は、PPARαを活性化する
ことにより、薬理作用を発現すると考えられている。動
物モデルにPPARα活性化剤を投与することにより、
インスリン抵抗性が改善されることが近年報告されてお
り(Journalof Biological Ch
emistry、Vol. 275、16638 、20
00)、PPARα活性化剤が、高脂血症のみならず糖
尿病に対しても良好な作用を示す可能性が示されつつあ
る。一方、従来より、高脂血症治療薬としてはフィブラ
ート系薬剤やスタチン系薬剤が汎用されている。しかし
ながら一般に、フィブラート系薬剤はコレステロール低
下作用が比較的弱いため、主としてトリグリセライド低
下剤として用いられ、一方スタチン系薬剤はトリグリセ
ライドの低下作用が比較的弱いため、高コレステロール
血症治療薬として広く用いられている。またフィブラー
ト系薬剤に関しては横紋筋融解症、肝機能障害、腎機能
障害や胆石等の種々の副作用が報告されている。さら
に、フィブラート系薬剤は、その標的因子であるPPARα
との親和性が非常に低いため臨床投薬量が比較的高く、
コンプライアンスや副作用の点で問題がある。従って、
より高い特異性を持つ、安全性の高い治療薬の開発が望
まれている。PPARγあるいはPPARα/γ両者を
活性化する化合物は、チアゾリジンジオン系薬剤以外に
もイソオキサゾリジンジオンなど多数報告されているが
(Jornal of Medicinal Chem
istry、43、527、2000)、臨床の場での
有効性、安全性については、未だ不明である。従って、
良好な抗糖尿病作用を示す安全性の高いPPARα、P
PARγあるいはPPARα/γの活性化剤が切望され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、糖尿病またはその合併症、高脂血症、動脈
硬化症、慢性関節リウマチ、アレルギー性疾患、癌など
の疾患の予防または治療に有効なPPARα活性剤、P
PARγ活性剤、PPARα/γ活性剤、および/また
は血中脂質低下剤を供給することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、新規ピロール誘導体がPPARα、PPAR
γ、PPARα/γを活性化すること、および/または
血中脂質低下作用を有することを見出し、本発明を完成
した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、新規なピロール誘導体
からなるPPAR活性化剤および/または血中脂質低下
剤に関する。すなわち、本発明は、[1] 式(1):
【化7】 (式中、Rは式(2):
【化8】 (式中、X11は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、W11は非置換または炭素数1から4のアルキル
基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で
置換された炭素数2から5のアルキレン基;非置換また
は炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアル
コキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキ
シ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数2から5
のアルケニレン基;または非置換または炭素数1から4
のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸
基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハ
ロゲン原子で置換された炭素数2から5のアルキニレン
基を表し、
【0006】ZおよびZのどちらか一方は、−X
−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1
から4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくは
ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアル
カノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換
された炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換
または、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、
炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子
またはシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニ
レン基を表し、Rは水酸基;非置換または炭素数1か
ら4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキ
ルスルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニル
アミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアル
キル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から
4のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニ
ルスルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原
子を表し、
【0007】他方は、水素原子;水酸基;ハロゲン原
子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアル
キルアミノカルボニル基;炭素数3から9のジアルキル
アミノカルボニル基;非置換または炭素数1から4のア
ルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭
素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から
5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオ
キシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭
素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数
1から4のアルキル基;非置換または炭素数1から4の
アルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、
炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2か
ら5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシル
オキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、
アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは
炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素
数2から5のアルケニル基;非置換または炭素数1から
4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ
基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数
2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のア
シルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル
基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もし
くは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された
炭素数2から5のアルキニル基;または非置換または炭
素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキ
シ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基;で置換された炭素原子を表し、
【0008】Z、ZおよびZは各々独立して、水
素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイ
ル基;炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基;
炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基;非置
換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数
1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシ
カルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル
基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4
のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキ
ルアミノ基で置換された炭素数1から4のアルキル基;
非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭
素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコ
キシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニ
ル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1か
ら4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジア
ルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のアルケニ
ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
ジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のアル
キニル基;または、非置換または炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくはハロゲ
ン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;で
置換された炭素原子を表す。)、
【0009】式(3):
【化9】−W12−X12−Ar (3) (式中、Arは−X−Y−COR(式中、X
は単結合、酸素原子または硫黄原子を表し、Yは非置
換または、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭
素数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸
基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン
原子もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4のア
ルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換も
しくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアル
コキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキ
シ基、ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換された炭素
数2から5のアルケニレン基;または非置換または、非
置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置換され
た炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1か
ら4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシア
ノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン基を表
し;
【0010】Rは水酸基;非置換または炭素数1から
4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコキ
シ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
スルフォニルアミノ基を表す。)で置換され、さらに水
酸基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
ら5のアルキニル基;非置換または炭素数1から4のア
ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくはハロ
ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;
ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2か
ら5のアルキルアミノカルボニル基;または炭素数3か
ら9のジアルキルアミノカルボニル基;で置換されても
よい置換ナフチル基を表し、
【0011】X12は単結合、酸素原子または硫黄原子
を表し、W12は非置換もしくは炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基またはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルキレン基を表
す。)、式(4):
【化10】 (式中、X13は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、W13は非置換もしくは炭素数1から4のアルキル
基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基またはハロゲン原子で置
換された炭素数1から4のアルキレンを表し、 RおよびRのいずれか一方は−X−Y−COR
11 (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、
【0012】Yは非置換または、非置換もしくはハロ
ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
炭素数1から4のアルキレン基;非置換または、非置換
もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のア
ルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭
素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4
のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基
で置換された炭素数2から5のアルケニレン基;または
非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置換され
た炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲ
ン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水
酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
ン原子またはシアノ基で置換された炭素数2から5のア
ルキニレン基を表し、R11は水酸基;非置換または炭
素数1から4のアルキル基で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基;非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキルスルフォニルアミノ基;非置換フェニルスル
フォニルアミノ基;または、非置換または炭素数1から
4のアルキル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素
数1から4のアルキル基;非置換または炭素数1から4
のアルキル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数
1から4のアルコキシ基またはハロゲン原子で置換され
たフェニルスルフォニルアミノ基を表す。)を表し、
【0013】他方は、水素原子;水酸基;非置換または
炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4
のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニ
ル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数
1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキル
アミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基
で置換された炭素数1から4のアルキル基;非置換また
は炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から
4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボ
ニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素
数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ
基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアル
キルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミ
ノ基で置換された炭素数2から5のアルケニル基;非置
換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数
1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシ
カルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル
基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4
のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキ
ルアミノ基で置換された炭素数2から5のアルキニル
基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭素数
1から4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
れた炭素数1から4のアルコキシ基;ハロゲン原子;シ
アノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルア
ミノカルボニル基;または炭素数3から9のジアルキル
アミノカルボニル基を表し、
【0014】Zは窒素原子、または水素原子;水酸
基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
ら5のアルキニル基;非置換または炭素数1から4のア
ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、ハロゲン原
子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;ハロゲ
ン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2から5の
アルキルアミノカルボニル基;または炭素数3から9の
ジアルキルアミノカルボニル基;で置換された炭素原子
を表し、
【0015】R10は水酸基;非置換または炭素数1か
ら4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキ
シ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素
数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4の
アシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイ
ル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基も
しくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換され
た炭素数1から4のアルキル基;非置換または炭素数1
から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコ
キシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭
素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4
のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモ
イル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基
もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換さ
れた炭素数2から5のアルケニル基;非置換または炭素
数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のア
ルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル
基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1
から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カ
ルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルア
ミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で
置換された炭素数2から5のアルキニル基;非置換また
は炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアル
コキシ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1か
ら4のアルコキシ基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバ
モイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル
基;または炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニ
ル基を表し、nは1または2の整数を表す。);また
は、
【0016】式(5):
【化11】 (式中、ZおよびZのどちらか一方は、−W14
14と結合した炭素原子を表し、他方は水素原子で置
換された炭素原子を表し、X14は単結合、酸素原子ま
たは硫黄原子を表し、W14は非置換または炭素数1か
ら4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水
酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくは
ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキレン
を表し、Z、Z10、Z11およびZ12のいずれか
一つは、−X−Y−COR 13(式中、Xは単結
合、酸素原子または硫黄原子を表し、
【0017】Yは非置換または、非置換もしくはハロ
ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
炭素数1から4のアルキレン基;非置換または、非置換
もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のア
ルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭
素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4
のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基
で置換された炭素数2から5のアルケニレン基;または
非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置換され
た炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲ
ン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水
酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
ン原子またはシアノ基で置換された炭素数2から5のア
ルキニレン基を表し;
【0018】R13は水酸基;非置換または炭素数1か
ら4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
スルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子
を表し、
【0019】他方は、水素原子;水酸基;非置換また
は、炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1か
ら4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカル
ボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭
素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ
基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアル
キルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミ
ノ基で置換された炭素数1から4のアルキル基;非置換
または、炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数
1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシ
カルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル
基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4
のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキ
ルアミノ基で置換された炭素数2から5のアルケニル
基;非置換または、炭素数1から4のアルキル基、水酸
基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
ジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のアル
キニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、
炭素数1から4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で
置換された炭素数1から4のアルコキシ基;ハロゲン原
子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアル
キルアミノカルボニル基;または炭素数3から9のジア
ルキルアミノカルボニル基;で置換された炭素原子を表
し、
【0020】R12は水素原子、または、非置換または
炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン原子で置
換された炭素数1から4のアルキル基を表す。)を表
し、RおよびRの一方は、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
炭素数2から5のアルケニレン基を表し、
【0021】A21は非置換炭素数6から10のアリ−
ル基;非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカ
ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
ら4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキル
アミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキル
アミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミ
ノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4の
アルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキ
ルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2
から8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数
2から5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から
9のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から8のジアルキルスルファモイル基もしくはシア
ノ基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
数3または4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から
12のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2
から7のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から1
4のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から12のジアルキルスルファモイル基もしくはシ
アノ基で置換された炭素数6から10のアリール基;窒
素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群か
ら選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環;または、非
置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のア
ルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ
基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノ
カルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカル
ボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキ
ルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスル
ファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1か
ら4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1か
ら4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から
8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2か
ら5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9の
ジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭
素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素数2か
ら8のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3ま
たは4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4
のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭
素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から12の
ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7
のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジ
アルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素
数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から
12のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された、窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘ
テロ原子の群から選ばれる同一または異なる1から3の
ヘテロ原子を含む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ
環を表す。)を表し、
【0022】他方は、水素原子;非置換または、炭素数
1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基も
しくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアル
キル基;またはハロゲン原子を表し、
【0023】Rは水素原子;非置換または、炭素数1
から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、
水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基もしく
はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
基;またはハロゲン原子を表し、そしてRは水素原
子;非置換または、炭素数1から4のアルキル基、炭素
数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4の
アルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で置換され
た炭素数1から4のアルキル基;またはハロゲン原子を
表す。)で表されるピロール誘導体からなるPPAR活
性化剤および/または血中脂質低下剤;
【0024】[2] 上記[1]の式(1)で表されるピロ
ール誘導体において、Rが式(2):
【化12】 (式中、X11は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、W11は非置換または炭素数1から4のアルキル
基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で
置換された炭素数2から5のアルキレン基;非置換また
は炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアル
コキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキ
シ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数2から5
のアルケニレン基;または非置換または炭素数1から4
のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸
基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハ
ロゲン原子で置換された炭素数2から5のアルキニレン
基を表し、
【0025】ZおよびZのどちらか一方は、−X
−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1
から4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくは
ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアル
カノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換
された炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換
または、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、
炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子
またはシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニ
レン基を表し、
【0026】Rは水酸基;非置換または炭素数1から
4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコキ
シ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
スルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子
を表し、他方は、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;シ
アノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルア
ミノカルボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミノ
カルボニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数1か
ら4のアルキル基;非置換または炭素数1から4のアル
キル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5
のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミ
ノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素
数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2
から5のアルケニル基;非置換または炭素数1から4の
アルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、
炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2か
ら5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシル
オキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、
アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは
炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素
数2から5のアルキニル基;または、非置換または炭素
数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基;で置換された炭素原子を表し、
【0027】Z、ZおよびZは各々独立して、水
素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイ
ル基;炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基;
炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基;非置
換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数
1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシ
カルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル
基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、
シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4
のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキ
ルアミノ基で置換された炭素数1から4のアルキル基;
非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭
素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコ
キシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニ
ル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原
子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1か
ら4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジア
ルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のアルケニ
ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
ジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のアル
キニル基;または、非置換または炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくはハロゲ
ン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;で
置換された炭素原子を表す。);で置換された炭素原子
を表す。)であるピロール誘導体からなるPPAR活性
化剤および/または血中脂質低下剤;
【0028】[3] 上記[2]のピロール誘導体におい
て、Zが、−X−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1
から4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくは
ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアル
カノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換
された炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換
または、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、
炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子
またはシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニ
レン基を表し、
【0029】Rは水酸基;非置換または炭素数1から
4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコキ
シ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
スルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子
を表し、
【0030】Zが、水素原子;水酸基;ハロゲン原
子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアル
キルアミノカルボニル基;炭素数3から9のジアルキル
アミノカルボニル基;非置換または炭素数1から4のア
ルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭
素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から
5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオ
キシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭
素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数
1から4のアルキル基;非置換または炭素数1から4の
アルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、
炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2か
ら5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシル
オキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、
アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは
炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素
数2から5のアルケニル基;非置換または炭素数1から
4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ
基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数
2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のア
シルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル
基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もし
くは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された
炭素数2から5のアルキニル基;または非置換または炭
素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキ
シ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基;で置換された炭素原子を表すピロール
誘導体からなるPPAR活性化剤および/または血中脂
質低下剤;
【0031】[4] 上記[2]のピロール誘導体におい
て、Zが、−X−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
し、Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1
から4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくは
ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
基、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアル
カノイルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換
された炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換
または、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子
で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、
炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子
またはシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニ
レン基を表し、
【0032】Rは、水酸基、非置換または炭素数1か
ら4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコ
キシ基、非置換または炭素数1から4のアルキル基もし
くはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキ
ルスルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニル
アミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアル
キル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から
4のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
のアルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニ
ルスルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原
子を表し、Zが、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;
シアノ基;カルバモイル基;炭素数2から5のアルキル
アミノカルボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミ
ノカルボニル基;非置換または炭素数1から4のアルキ
ル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数
2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5の
アルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数1か
ら4のアルキル基;非置換または炭素数1から4のアル
キル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5
のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキ
シ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミ
ノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素
数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2
から5のアルケニル基;非置換または炭素数1から4の
アルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、
炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2か
ら5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシル
オキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、
アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは
炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素
数2から5のアルキニル基;または非置換または炭素数
1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基
もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のア
ルコキシ基;で置換された炭素原子を表す請求項2記載
のピロール誘導体からなるPPAR活性化剤および/ま
たは血中脂質低下剤;
【0033】[5] 上記[3]のピロール誘導体におい
て、Rが、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
炭素数2から5のアルケニレン基を表し、A21は非置
換炭素数6から10のアリール基;非置換または、水酸
基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン
原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、
炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カルバモイル
基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基、炭
素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基、スルフ
ァモイル基、炭素数1から4のアルキルスルファモイル
基、炭素数2から8のジアルキルスルファモイル基もし
くはシアノ基で置換された炭素数1から4のアルキル
基、非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
イルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から
4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルア
ミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルア
ミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノ
カルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のア
ルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキル
スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
1から4のアルコキシ基、炭素数3または4のアルケニ
ルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のア
ルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ
基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノ
カルボニル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカ
ルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から6のアル
キルスルファモイル基、炭素数2から12のジアルキル
スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
6から10のアリール基;窒素原子、酸素原子、硫黄原
子からなるヘテロ原子の群から選ばれる同一または異な
る1から3のヘテロ原子を含む、単環式または双環式の
不飽和ヘテロ環;または、非置換または、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2
から8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数
2から5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から
9のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から8のジアルキルスルファモイル基もしくはシア
ノ基で置換された炭素数1から4のアルキル基、非置換
または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキ
ルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カ
ルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボ
ニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル
基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキルスル
ファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモ
イル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基、炭素数3または4のアルケニルオキシ
基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のアルキルア
ミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ基、カル
バモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノカルボニ
ル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカルボニル
基、スルファモイル基、炭素数1から6のアルキルスル
ファモイル基、炭素数2から12のジアルキルスルファ
モイル基もしくはシアノ基で置換された、窒素原子、酸
素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から選ばれる
同一または異なる1から3のヘテロ原子を含む、単環式
または双環式の不飽和ヘテロ環を表す。)を表し、
【0034】Rが、水素原子;非置換または、炭素数
1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基も
しくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアル
キル基;またはハロゲン原子を表すピロール誘導体から
なるPPAR活性化剤および/または血中脂質低下剤;
[6] 上記[3]のピロール誘導体にいて、 Rが、−
21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
炭素数2から5のアルケニレン基を表し、
【0035】A21は非置換炭素数6から10のアリ−
ル基;非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカ
ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
ら4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキル
アミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキル
アミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミ
ノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4の
アルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキ
ルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2
から8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数
2から5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から
9のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から8のジアルキルスルファモイル基もしくはシア
ノ基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
数3または4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から
12のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2
から7のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から1
4のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から12のジアルキルスルファモイル基もしくはシ
アノ基で置換された炭素数6から10のアリ−ル基;窒
素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群か
ら選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環;または、非
置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のア
ルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ
基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノ
カルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカル
ボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキ
ルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスル
ファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1か
ら4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1か
ら4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から
8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2か
ら5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9の
ジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭
素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素数2か
ら8のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3ま
たは4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4
のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭
素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から12の
ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7
のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジ
アルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素
数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から
12のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された、窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘ
テロ原子の群から選ばれる同一または異なる1から3の
ヘテロ原子を含む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ
環を表す。)を表し、
【0036】Rが、水素原子;非置換または、炭素数
1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基も
しくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアル
キル基;またはハロゲン原子を表すピロール誘導体から
なるPPAR活性化剤および/または血中脂質低下剤;
【0037】[7] 上記[4]のピロール誘導体におい
て、Rが、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
炭素数2から5のアルケニレン基を表し、
【0038】A21は非置換炭素数6から10のアリー
ル基;非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカ
ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
ら4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキル
アミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキル
アミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミ
ノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4の
アルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキ
ルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素
数1から4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素
数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2
から8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数
2から5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から
9のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から8のジアルキルスルファモイル基もしくはシア
ノ基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
数3または4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から
12のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2
から7のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から1
4のジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル
基、炭素数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素
数2から12のジアルキルスルファモイル基もしくはシ
アノ基で置換された炭素数6から10のアリール基;窒
素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群か
ら選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環;または、非
置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のア
ルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ
基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノ
カルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカル
ボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキ
ルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスル
ファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1か
ら4のアルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1か
ら4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ
基、炭素数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から
8のジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2か
ら5のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9の
ジアルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭
素数1から4のアルキルスルファモイル基、炭素数2か
ら8のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3ま
たは4のアルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4
のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭
素数1から6のアルキルアミノ基、炭素数2から12の
ジアルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7
のアルキルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジ
アルキルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素
数1から6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から
12のジアルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で
置換された、窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘ
テロ原子の群から選ばれる同一または異なる1から3の
ヘテロ原子を含む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ
環を表す。)を表し、Rが、水素原子;非置換また
は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のア
ルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から
4のアルキル基;またはハロゲン原子を表すピロール誘
導体からなるPPAR活性化剤および/または血中脂質
低下剤;
【0039】[8] 上記[5]のピロール誘導体におい
て、Xが、単結合を表すピロール誘導体からなるPP
AR活性化剤および/または血中脂質低下剤;
【0040】[9] 上記[5]のピロール誘導体におい
て、Xが、酸素原子または硫黄原子を表すピロ−ル誘
導体からなるPPAR活性化剤および/または血中脂質
低下剤;本発明に係る式(1)で表されるピロール誘導
体の、該式中の定義につき、以下に具体的に説明する。
【0041】W11における置換もしくは非置換の炭素
数2から5のアルキレン基のアルキレン基部分として
は、例えば、エチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン等が挙げられる。該アルキレン基の
置換基である炭素数1から4のアルキル基としては、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ
る。該アルキレン基の置換基である炭素数1から4のア
ルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プ
ロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられる。該アルキレン
基の置換基である炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基としては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキ
シ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げら
れる。
【0042】該アルキレン基の置換基であるハロゲン原
子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子
等が挙げられる。該アルキレン基のメチレン基はカルボ
ニル基を形成してもよい。ピロール環に結合しているメ
チレン基以外のメチレン基がカルボニル基を形成するこ
とが好ましい。該アルキレン基の置換基の数としては、
1または複数個であってよい。好ましくは1から2であ
る。置換基が複数個である場合、同一または異なっても
よい。W11における置換もしくは非置換の炭素数2か
ら5のアルケニレン基のアルケニレン基部分としては、
例えば、シスまたはトランスビニレン、シスまたはトラ
ンス−1−プロペニレン、シスまたはトランス−2−プ
ロペニレン、シスまたはトランス−1−ブテニレン、シ
スまたはトランス−2−ブテニレン、シスまたはトラン
ス−3−ブテニレン、シスまたはトランス−1−ペンテ
ニレン、シスまたはトランス−2−ペンテニレン、シス
またはトランス−3−ペンテニレン、シスまたはトラン
ス−4−ペンテニレン等が挙げられる。
【0043】該アルケニレン基の置換基である炭素数1
から4のアルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等が挙げられる。該アルケニレン
基の置換基である炭素数1から4のアルコキシ基として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブ
トキシ等が挙げられる。該アルケニレン基の置換基であ
る炭素数1から4のアルカノイルオキシ基としては、例
えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイル
オキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられる。該アルケニ
レン基の置換基であるハロゲン原子としては、例えば、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。該ア
ルケニレン基のメチレン基はカルボニル基を形成しても
よい。ピロール環に結合しているメチレン基以外のメチ
レン基がカルボニル基を形成することが好ましい。
【0044】該アルケニレン基の置換基の数としては、
1または複数個であってよい。好ましくは1から2であ
る。置換基が複数個である場合、同一または異なっても
よい。
【0045】W11における置換もしくは非置換の炭素
数2から5のアルキニレン基のアルキニレン部分として
は、エチニレン、1−プロピニレン、2−プロピニレ
ン、1−ブチニレン、2−ブチニレン、3−ブチニレ
ン、1−ペンチニレン、2−ペンチニレン、3−ペンチ
ニレン、4−ペンチニレン等が挙げられる。該アルキニ
レン基の置換基である炭素数1から4のアルキル基とし
ては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が
挙げられ、炭素数1から4のアルコキシ基としては、例
えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ
等が挙げられ、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基
としては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、
プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、
ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子等が挙げられる。また、該アルキニレン基
のメチレン基はカルボニル基を形成してもよい。ピロー
ル環に結合しているメチレン基以外のメチレン基がカル
ボニル基を形成することが好ましい。該アルキニレン基
の置換基の数としては、1または複数個であってよい。
好ましくは1から2である。置換基が複数個である場
合、同一または異なってもよい。
【0046】Y、Y、YおよびYにおける置換
もしくは非置換の炭素数1から4のアルキレン基のアル
キレン部分としては、メチレン、エチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレン等が挙げられる。該アルキレン基の
置換基である、置換もしくは非置換の炭素数1から4の
アルキル基のアルキル部分としてはとしては、例えば、
メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられる。置
換基であるハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、
塩素原子、臭素原子等が挙げられる。該置換アルキル基
の具体例としては、フルオロメチル、トリフルオロメチ
ル、クロロメチル、2−フルオロエチル、3−フルオロ
プロピル、4−フルオロブチル等が挙げられる。該アル
キレン基の置換基である、置換もしくは非置換の炭素数
1から4のアルコキシ基とアルコキシ部分としては、例
えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ
等が挙げられる。置換基であるハロゲン原子としては例
えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられ
る。該置換アルコキシ基の具体例としては、フルオロメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキシ、2−
フルオロエトキシ、3−フルオロプロピルオキシ、4−
フルオロブトキシ等が挙げられる。
【0047】該アルキレン基の置換基である、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基としては、例えば、ホル
ミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブ
タノイルオキシ等が挙げられる。該アルキレン基の置換
基である、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。また、該アル
キレン基のメチレン基はカルボニル基を形成してもよ
い。該アルキレン基の置換基の数としては、1または複
数個であってよい。好ましくは1から2である。置換基
が複数個である場合、同一または異なってもよい。
【0048】Y、Y、YおよびYにおける炭素
数2から5のアルケニレン基のアルケニレン部分として
は、例えば、シスまたはトランスビニレン、シスまたは
トランス−1−プロペニレン、シスまたはトランス−2
−プロペニレン、シスまたはトランス−1−ブテニレ
ン、シスまたはトランス−2−ブテニレン、シスまたは
トランス−3−ブテニレン、シスまたはトランス−1−
ペンテニレン、シスまたはトランス−2−ペンテニレ
ン、シスまたはトランス−3−ペンテニレン、シスまた
はトランス−4−ペンテニレン等が挙げられる。該アル
ケニレン基の置換基である、置換もしくは非置換の炭素
数1から4のアルキル基のアルキル部分としてはとして
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙
げられる。置換基であるハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
該置換アルキル基の具体例としては、フルオロメチル、
トリフルオロメチル、クロロメチル、2−フルオロエチ
ル、3−フルオロプロピル、4−フルオロブチル等が挙
げられる。該アルケニレン基の置換基である、置換もし
くは非置換の炭素数1から4のアルコキシ基とアルコキ
シ部分としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピ
ルオキシ、ブトキシ等が挙げられる。置換基であるハロ
ゲン原子としては例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等が挙げられる。該置換アルキル基の具体例として
は、フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロ
メトキシ、2−フルオロエトキシ、3−フルオロプロピ
ルオキシ、4−フルオロブトキシ等が挙げられる。
【0049】該アルケニレン基の置換基である、炭素数
1から4のアルカノイルオキシ基としては、例えば、ホ
ルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、
ブタノイルオキシ等が挙げられる。該アルケニレン基の
置換基である、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。また、該ア
ルキレン基のメチレン基はカルボニル基を形成してもよ
い。該アルケニレン基の置換基の数としては、1または
複数個であってよい。好ましくは1から2である。置換
基が複数個である場合、同一または異なってもよい。
【0050】Y、Y、YおよびYにおける炭素
数2から5のアルキニレン基のアルキニレン部分として
は、エチニレン、1−プロピニレン、2−プロピニレ
ン、1−ブチニレン、2−ブチニレン、3−ブチニレ
ン、1−ペンチニレン、2−ペンチニレン、3−ペンチ
ニレン、4−ペンチニレン等が挙げられる。該アルキニ
レン基の置換基である、置換もしくは非置換の炭素数1
から4のアルキル基のアルキル部分としては、例えば、
メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられる。置
換基であるハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。該置換アルキ
ル基の具体例としては、フルオロメチル、トリフルオロ
メチル、クロロメチル、2−フルオロエチル、3−フル
オロプロピル、4−フルオロブチル等が挙げられる。該
アルキニレン基の置換基である、置換もしくは非置換の
炭素数1から4のアルコキシ基とアルコキシ部分として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブ
トキシ等が挙げられる。置換基であるハロゲン原子とし
ては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙
げられる。該置換アルコキシ基の具体例としては、フル
オロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロメトキ
シ、2−フルオロエトキシ、3−フルオロプロピルオキ
シ、4−フルオロブトキシ等が挙げられる。
【0051】該アルキニレン基の置換基である炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基としては、例えば、ホル
ミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブ
タノイルオキシ等が挙げられる。該アルキニレン基の置
換基であるハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。また、該アル
キレン基のメチレン基はカルボニル基を形成してもよ
い。該アルキニレン基の置換基の数としては、1または
複数個であってよい。好ましくは1から2である。置換
基が複数個である場合、同一または異なってもよい。
【0052】R、R、R11およびR13における
非置換または置換の炭素数1から4のアルコキシ基のア
ルコキシ部分としては、具体的には例えば、メトキシ、
エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げらる。該
アルコキシ基の置換基としては、炭素数1から4のアル
キル基が挙げられ、具体的には例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、等が挙げられる。該置換基の数
としては、1または複数個であってよい。好ましくは1
から2である。置換基が複数個である場合、同一または
異なってもよい。R、R、R11およびR13にお
ける非置換または置換の炭素数1から4のアルキルスル
フォニルアミノ基のアルキルスルフォニル部分として
は、具体的には例えば、メチルスルフォニルアミノ、エ
チルスルフォニルアミノ、プロピルスルフォニルアミ
ノ、ブチルスルフォニルアミノ等が挙げられる。該アル
キルスルフォニル基の置換基としては、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素数1から4のア
ルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子等が挙げられる。該置換基の数としては、1また
は複数個であってよい。好ましくは1から2である。置
換基が複数個である場合、同一または異なってもよい。
【0053】R、R、R11およびR13における
フェニルスルフォニルアミノ基の置換基としては、非置
換の炭素数1から4のアルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、等が挙げられる。)、炭素数
1から4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、等が挙げられる。)で置換されたアルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等
が挙げられる。)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。)で置換され
た炭素数1から4のアルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、等が挙げられる。該ハロゲン置
換アルキル基の具体例としては、フルオロメチル、トリ
フルオロメチル、クロロメチル、2−フルオロエチル、
3−フルオロプロピル、4−フルオロブチル等が挙げら
れる。)、非置換のアルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられ
る。)、炭素数1から4のアルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、等が挙げられる。)、
ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子等が挙げられる。)等で置換された炭素数1から4の
アルコキシ基(アルコキシ部分としては、例えば、メト
キシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げら
れる。)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子等が挙げられる。)等が挙げられる。該置
換基の数としては、1または複数個であってよい。好ま
しくは1から2である。置換基が複数個である場合、同
一または異なってもよい。
【0054】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、置換もしくは非置換の炭素数1か
ら4のアルキル基のアルキル部分としては、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられる。該ア
ルキル基の置換基である、炭素数1から4のアルキル基
としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル
等が挙げられ、炭素数1から4のアルコキシ基として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブ
トキシ等が挙げられ、炭素数2から5のアルコキシカル
ボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロピルオキシカルボニル、ブトキシ
カルボニル等が挙げられ、炭素数2から5のアルキルカ
ルボニル基としては、例えば、メチルカルボニル、エチ
ルカルボニル、プロピルカルボニル、ブチルカルボニル
等が挙げられ、炭素数1から4のアシルオキシ基として
は、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパ
ノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、ハロゲ
ン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等が挙げられ、炭素数1から4のアルキルアミノ基
としては、具体的には、例えばメチルアミノ、エチルア
ミノ、プロピルアミノ、2−プロピルアミノ、ブチルア
ミノ等が挙げられ、炭素数2から8のジアルキルアミノ
基としては、例えば、同一または異なるアルキル基で置
換されたアミノ基が挙げられ、具体的には、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピ
ルアミノ、メチルプロピルアミノ、ジ−2−プロピルア
ミノ、ジブチルアミノ等が挙げられる。また、ジアルキ
ルアミノ基のアルキル基が互いに結合するか、あるいは
酸素原子を介して結合して、5または6員環の飽和ヘテ
ロ環を形成してもよい。該飽和ヘテロ環としては、1−
ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル等
が挙げられる。該置換基の数としては、1または複数個
であってよい。好ましくは1から3である。置換基が複
数個である場合、同一または異なってもよい。
【0055】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、置換もしくは非置換の炭素数2か
ら5のアルケニル基のアルケニル基部分としては、例え
ば、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテ
ニル、3−ペンテニル等が挙げられる。該アルケニル基
における置換基である、炭素数1から4のアルキル基と
しては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等
が挙げられ、炭素数1から4のアルコキシ基としては、
例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキ
シ等が挙げられ、炭素数2から5のアルコキシカルボニ
ル基としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、プロピルオキシカルボニル、ブトキシカル
ボニル等が挙げられ、炭素数2から5のアルキルカルボ
ニル基としては、例えば、メチルカルボニル、エチルカ
ルボニル、プロピルカルボニル、ブチルカルボニル等が
挙げられ、炭素数1から4のアシルオキシ基としては、
例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイ
ルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、ハロゲン原
子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子
等が挙げられ、炭素数1から4のアルキルアミノ基とし
ては、具体的には、例えばメチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、2−プロピルアミノ、ブチルアミ
ノ等が挙げられ、炭素数2から8のジアルキルアミノ基
としては、例えば、同一または異なるアルキル基で置換
されたアミノ基が挙げられ、具体的には、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピル
アミノ、メチルプロピルアミノ、ジ−2−プロピルアミ
ノ、ジブチルアミノ、等が挙げられる。また、該ジアル
キルアミノ基のアルキル基が互いに結合するか、あるい
は酸素原子を介して結合して、5または6員環の飽和ヘ
テロ環を形成してもよい。該飽和ヘテロ環としては、例
えば、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モル
ホリニル等が挙げられる。 該置換基の数としては、1
または複数個であってよい。好ましくは1から3であ
る。置換基が複数個である場合、同一または異なっても
よい。
【0056】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、置換もしくは非置換の炭素数2か
ら5のアルキニル基のアルキニル基部分としては、例え
ば、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブ
チニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチ
ニル等が挙げられる。該アルキニル基における置換基で
ある、炭素数1から4のアルキル基としては、例えば、
メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ、炭素
数1から4のアルコキシ基としては例えば、メトキシ、
エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられ、炭
素数2から5のアルコキシカルボニル基としては、例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロピ
ルオキシカルボニル、ブトキシカルボニル等が挙げら
れ、炭素数2から5のアルキルカルボニル基としては例
えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピル
カルボニル、ブチルカルボニル等が挙げられ、炭素数1
から4のアシルオキシ基としては、例えば、ホルミルオ
キシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイ
ルオキシ等が挙げられ、ハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられ、炭
素数1から4のアルキルアミノ基としては、具体的に
は、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミ
ノ、2−プロピルアミノ、ブチルアミノ等が挙げられ、
炭素数2から8のジアルキルアミノ基としては、例え
ば、同一または異なるアルキル基で置換されたアミノ基
が挙げられ、具体的には、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピルアミノ、メチル
プロピルアミノ、ジ−2−プロピルアミノ、ジブチルア
ミノ、等が挙げられる。また、該ジアルキルアミノ基の
アルキル基が互いに結合するか、あるいは酸素原子を介
して結合して、5または6員環の飽和ヘテロ環を形成し
てもよい。該飽和ヘテロ環としては、1−ピロリジニ
ル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル等が挙げられ
る。該置換基の数としては、1または複数個であってよ
い。好ましくは1から3である。置換基が複数個である
場合、同一または異なってもよい。
【0057】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、置換もしくは非置換の炭素数1か
ら4のアルコキシ基のアルコキシ部分としては、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等
が挙げられる。該アルコキシ基における置換基である、
炭素数1から4のアルキル基としては、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ、炭素数1
から4のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられ、ハロ
ゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子等が挙げられる。該置換基の数としては、1また
は複数個であってよい。好ましくは1から3である。置
換基が複数個である場合、同一または異なってもよい。
【0058】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、ハロゲン原子としては、例えば、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
【0059】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、炭素数2から5のアルキルアミノ
カルボニル基としては、具体的には、例えばメチルアミ
ノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミ
ノカルボニル、2−プロピルアミノカルボニル、ブチル
アミノカルボニル等が挙げられる。
【0060】Z、Z、Z、ZおよびZの置換
されてもよい炭素原子の置換基、Arにおける置換ナ
フチル基の置換基、Zの置換されてもよい炭素原子の
置換基、R、RおよびR10、およびZ
10、Z11およびZ12の置換されてもよい炭素原
子の置換基における、炭素数3から9のジアルキルアミ
ノカルボニル基としては、例えば、同一または異なる炭
素数1から4のアルキル基で置換されたアミノカルボニ
ル基が挙げられ、具体的には、ジメチルアミノカルボニ
ル、ジエチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカ
ルボニル、ジプロピルアミノカルボニル、メチルプロピ
ルアミノカルボニル、ジ−2−プロピルアミノカルボニ
ル、ジブチルアミノカルボニル等が挙げられる。また、
ジアルキルアミノカルボニル基のアルキル基が互いに結
合するか、あるいは酸素原子を介して結合して、5また
は6員環の飽和ヘテロ環を形成してもよい。そのような
ジアルキルアミノカルボニル基としては、1−ピロリジ
ニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニル、4−モ
ルホリニルカルボニル等が挙げられる。
【0061】W12、W13およびW14における置換
または非置換の炭素数1から4のアルキレン基のアルキ
レン部分としては、例えば、メチレン、エチレン、トリ
メチレン、テトラメチレン等が挙げられる。該アルキレ
ンの置換基である、炭素数1から4のアルキル基として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙
げられ、炭素数1から4のアルコキシ基としては、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等
が挙げられ、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基と
しては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プ
ロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、ハ
ロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等が挙げられる。該アルキレン基におけるメチ
レン基はカルボニル基を形成してもよい。ピロール環に
結合しているメチレン基以外のメチレン基がカルボニル
基を形成することが好ましい。該置換基の数としては、
1または複数個であってよい。好ましくは1から2であ
る。置換基が複数個である場合、同一または異なっても
よい。
【0062】W21における置換または非置換の炭素数
1から6のアルキレン基としては、具体的には例えば、
メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、
ペンタメチレン、ヘキサメチレン等が挙げられる。該ア
ルキレン基の置換基である、炭素数1から4のアルキル
基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル等が挙げられ、炭素数1から4のアルコキシ基として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブ
トキシ等が挙げられ、炭素数1から4のアルカノイルオ
キシ基としては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオ
キシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げ
られ、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子等が挙げられる。また該アルキレン基
におけるメチレン基はカルボニル基を形成してもよい。
該置換基の数としては、1または複数個であってよい。
好ましくは1から2である。置換基が複数個である場
合、同一または異なってもよい。
【0063】W21における置換または非置換の炭素数
2から5のアルケニレン基のアルケニレン部分として
は、具体的には例えば、シスまたはトランスビニレン、
シスまたはトランス−1−プロペニレン、シスまたはト
ランス−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−
ブテニレン、シスまたはトランス−2−ブテニレン、シ
スまたはトランス−3−ブテニレン、シスまたはトラン
ス−1−ペンテニレン、シスまたはトランス−2−ペン
テニレン、シスまたはトランス−3−ペンテニレン、シ
スまたはトランス−4−ペンテニレン等が挙げられる。
該アルケニレン基の置換基である、炭素数1から4のア
ルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等が挙げられる。また、該アルケニレン基に
おけるメチレン基はカルボニル基を形成してもよい。該
置換基の数としては、1または複数個であってよい。好
ましくは1から2である。置換基が複数個である場合、
同一または異なってもよい。
【0064】A21の炭素数6から10の非置換または
置換アリールもとのアリールも飛ぶ分としては、具体的
には、例えば、フェニル、ナフチル等が挙げられる。該
アリールもとの置換基である、炭素数1から4のアルキ
ル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル等が挙げられ、炭素数1から4のアルコキシ基とし
ては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、
ブトキシ等が挙げられ、炭素数3または4のアルケニル
オキシ基としては、例えば、アリルオキシ、2−ブテニ
ルオキシ、3−ブテニルオキシ等が挙げられ、炭素数1
から4のアルカノイルオキシ基としては、例えば、ホル
ミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキシ、ブ
タノイルオキシ等が挙げられ、ハロゲン原子としては、
例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げら
れ、炭素数1から6のアルキルアミノ基としては、例え
ば、具体的には、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ、2−プロピルアミノ、ブチルアミノ、
ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ等が挙げられ、炭素数
2から12のジアルキルアミノ基としては、例えば、同
一または異なる炭素数1から6のアルキル基で置換され
たアミノ基が挙げられ、具体的には、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピルアミ
ノ、メチルプロピルアミノ、ジ−2−プロピルアミノ、
ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ
等が挙げられ、また、ジアルキルアミノ基のアルキル基
が互いに結合するか、あるいは酸素原子を介して結合し
て、5または6員環の飽和ヘテロ環を形成しても良く、
該飽和ヘテロ環としては、1−ピロリジニル、1−ピペ
リジニル、4−モルホリニル等が挙げられ、
【0065】炭素数2から7のアルキルアミノカルボニ
ル基としては、例えば炭素数1から6のアルキル基で置
換されたアミノカルボニル基が挙げられ、具体的には、
例えばメチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニ
ル、プロピルアミノカルボニル、2−プロピルアミノカ
ルボニル、ブチルアミノカルボニル、ペンチルアミノカ
ルボニル、ヘキシルアミノカルボニル等が挙げられ、炭
素数3から14のジアルキルアミノカルボニル基として
は、例えば、同一または異なる炭素数1から6のアルキ
ル基で置換されたアミノカルボニル基が挙げられ、具体
的には、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカ
ルボニル、エチルメチルアミノカルボニル、ジプロピル
アミノカルボニル、メチルプロピルアミノカルボニル、
ジ−2−プロピルアミノカルボニル、ジブチルアミノカ
ルボニル、ジペンチルアミノカルボニル、ジヘキシルア
ミノカルボニル等が挙げられ、また、ジアルキルアミノ
カルボニル基のアルキル基が互いに結合するか、あるい
は酸素原子、アミノ基、炭素数1から3のアルキルアミ
ノ基を介して結合して、5または6員環の飽和ヘテロ環
を形成しても良く、そのようなジアルキルアミノカルボ
ニル基としては1−ピロリジニルカルボニル、1−ピペ
リジニルカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル、1
−(4−メチルピペラジニル)カルボニル、4−モルホ
リニルカルボニル等が挙げられ、炭素数1から6のアル
キルスルファモイル基としては、具体的には、例えばメ
チルスルファモイル、エチルスルファモイル、プロピル
スルファモイル、2−プロピルスルファモイル、ブチル
スルファモイル、ペンチルスルファモイル、ヘキシルス
ルファモイル等が挙げられ、炭素数2から12のジアル
キルスルファモイル基としては、例えば、同一または異
なる炭素数1から6のアルキル基で置換されたスルファ
モイル基が挙げられ、具体的には、ジメチルスルファモ
イル、ジエチルスルファモイル、エチルメチルスルファ
モイル、ジプロピルスルファモイル、メチルプロピルス
ルファモイル、ジ−2−プロピルスルファモイル、ジブ
チルスルファモイル、ジペンチルスルファモイル、ジヘ
キシルスルファモイル等が挙げられ、また、ジアルキル
スルファモイル基のアルキル基が互いに結合するか、あ
るいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から3のアルキル
アミノ基を介して結合して、5または6員環の飽和ヘテ
ロ環を形成しても良く、そのようなジアルキルアミノス
ルフォニル基としては1−ピロリジニルスルフォニル、
1−ピペリジニルスルフォニル、1−ピペラジニルスル
フォニル、1−(4−メチルピペラジニル)スルフォニ
ル、4−モルホリニルスルフォニル等が挙げられ、
【0066】置換アルコキシ基および置換アルキル基の
置換基である炭素数1から4のアルカノイルオキシ基と
しては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プ
ロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、置
換アルコキシ基および置換アルキル基の置換基であるハ
ロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換ア
ルキル基の置換基である炭素数1から4のアルキルアミ
ノ基としては、具体的には、例えばメチルアミノ、エチ
ルアミノ、プロピルアミノ、2−プロピルアミノ、ブチ
ルアミノ等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換ア
ルキル基の置換基である炭素数2から8のジアルキルア
ミノ基としては、例えば、同一または異なる炭素数1か
ら4のアルキル基で置換されたアミノ基が挙げられ、具
体的には、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメ
チルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミ
ノ、ジ−2−プロピルアミノ、ジブチルアミノ等が挙げ
られまた、ジアルキルアミノ基のアルキル基が互いに結
合するか、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から
3のアルキルアミノ基を介して結合して、5または6員
環の飽和ヘテロ環を形成しても良く、該飽和ヘテロ環と
しては、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピ
ペラジニル、1−(4−メチルピペラジニル)、4−モ
ルホリニル等が挙げられ、
【0067】置換アルコキシ基および置換アルキル基の
置換基である炭素数2から5のアルキルアミノカルボニ
ル基としては、具体的には、例えばメチルアミノカルボ
ニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボ
ニル、2−プロピルアミノカルボニル、ブチルアミノカ
ルボニル等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換ア
ルキル基の置換基である炭素数3から9のジアルキルア
ミノカルボニル基としては、例えば、同一または異なる
炭素数1から4のアルキル基で置換されたアミノカルボ
ニル基が挙げられ、具体的には、ジメチルアミノカルボ
ニル、ジエチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノ
カルボニル、ジプロピルアミノカルボニル、メチルプロ
ピルアミノカルボニル、ジ−2−プロピルアミノカルボ
ニル、ジブチルアミノカルボニル等が挙げられ、また、
ジアルキルアミノカルボニル基のアルキル基が互いに結
合するか、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から
3のアルキルアミノ基を介して結合して、5または6員
環の飽和ヘテロ環を形成しても良く、そのようなジアル
キルアミノカルボニル基としては1−ピロリジニルカル
ボニル、1−ピペリジニルカルボニル、1−ピペラジニ
ルカルボニル、1−(4−メチルピペラジニル)カルボ
ニル、4−モルホリニルカルボニル等が挙げられ、置換
アルコキシ基および置換アルキル基の置換基である炭素
数1から4のアルキルスルファモイル基としては、具体
的には、例えばメチルスルファモイル、エチルスルファ
モイル、プロピルスルファモイル、2−プロピルスルフ
ァモイル、ブチルスルファモイル等が挙げられ、置換ア
ルコキシ基および置換アルキル基の置換基である炭素数
2から8のジアルキルスルファモイル基としては、例え
ば、同一または異なる炭素数1から4のアルキル基で置
換されたスルファモイル基が挙げられ、具体的には、ジ
メチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、エチ
ルメチルスルファモイル、ジプロピルスルファモイル、
メチルプロピルスルファモイル、ジ−2−プロピルスル
ファモイル、ジブチルスルファモイル等が挙げられ、ま
た、ジアルキルスルファモイル基のアルキル基が互いに
結合し、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から3
のアルキルアミノ基を介して結合して、5または6員環
の飽和ヘテロ環を形成しても良く、そのようなジアルキ
ルアミノスルフォニル基としては1−ピロリジニルスル
フォニル、1−ピペリジニルスルフォニル、1−ピペラ
ジニルスルフォニル、1−(4−メチルピペラジニル)
スルフォニル、4−モルホリニルスルフォニル等が挙げ
られる。該置換基の数としては、1または複数個であっ
てよい。好ましくは1から2である。置換基が複数個で
ある場合、同一または異なってもよい。
【0068】A21の窒素原子、酸素原子、硫黄原子か
らなるヘテロ原子の群から選ばれる同一または異なる1
から3のヘテロ原子を含む、単環式または2環式の不飽
和ヘテロ環としては、具体的には、例えば、チオフェ
ン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チ
アゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサ
ゾール等の5員環の単環式不飽和ヘテロ環、ピリジン、
ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン等の6
員環の単環式不飽和ヘテロ環、インドール、イソインド
ール、インドリジン、インダゾール、プリン、4−H−
キノリジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナ
フチリジン、キノキサリン、キナゾリン、ベンズチアゾ
ール、ベンズオキサゾール、ベンズイソチアゾール、ベ
ンズイソオキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェ
ン等の2環式不飽和ヘテロ環等が挙げられる。
【0069】該不飽和ヘテロ環における置換基である、
炭素数1から4のアルキル基としては、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ、炭素数1
から4のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられ、炭素
数3または4のアルケニルオキシ基としては、例えば、
アリルオキシ、2−ブテニルオキシ、3−ブテニルオキ
シ等が挙げられ、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
基としては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキ
シ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げら
れ、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子等が挙げられ、炭素数1から6のアルキ
ルアミノ基としては、例えば、具体的には、例えばメチ
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、2−プロピ
ルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルア
ミノ等が挙げられ、炭素数2から12のジアルキルアミ
ノ基としては、例えば、同一または異なる炭素数1から
6のアルキル基で置換されたアミノ基が挙げられ、具体
的には、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミノ、
ジ−2−プロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチル
アミノ、ジヘキシルアミノ等が挙げられ、また、ジアル
キルアミノ基のアルキル基が互いに結合するか、あるい
は酸素原子を介して結合して、5または6員環の飽和ヘ
テロ環を形成しても良く、該飽和ヘテロ環としては、1
−ピロリジニル、1−ピペリジニル、4−モルホリニル
等が挙げられ、炭素数2から7のアルキルアミノカルボ
ニル基としては、例えば炭素数1から6のアルキル基で
置換されたアミノカルボニル基が挙げられ、具体的に
は、例えばメチルアミノカルボニル、エチルアミノカル
ボニル、プロピルアミノカルボニル、2−プロピルアミ
ノカルボニル、ブチルアミノカルボニル、ペンチルアミ
ノカルボニル、ヘキシルアミノカルボニル等が挙げら
れ、
【0070】炭素数3から14のジアルキルアミノカル
ボニル基としては、例えば、同一または異なる炭素数1
から6のアルキル基で置換されたアミノカルボニル基が
挙げられ、具体的には、ジメチルアミノカルボニル、ジ
エチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカルボニ
ル、ジプロピルアミノカルボニル、メチルプロピルアミ
ノカルボニル、ジ−2−プロピルアミノカルボニル、ジ
ブチルアミノカルボニル、ジペンチルアミノカルボニ
ル、ジヘキシルアミノカルボニル等が挙げられ、また、
ジアルキルアミノカルボニル基のアルキル基が互いに結
合するか、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から
3のアルキルアミノ基を介して結合して、5または6員
環の飽和ヘテロ環を形成しても良く、そのようなジアル
キルアミノカルボニル基としては1−ピロリジニルカル
ボニル、1−ピペリジニルカルボニル、1−ピペラジニ
ルカルボニル、1−(4−メチルピペラジニル)カルボ
ニル、4−モルホリニルカルボニル等が挙げられ、炭素
数1から6のアルキルスルファモイル基としては、具体
的には、例えばメチルスルファモイル、エチルスルファ
モイル、プロピルスルファモイル、2−プロピルスルフ
ァモイル、ブチルスルファモイル、ペンチルスルファモ
イル、ヘキシルスルファモイル等が挙げられ、炭素数2
から12のジアルキルスルファモイル基としては、例え
ば、同一または異なる炭素数1から6のアルキル基で置
換されたスルファモイル基が挙げられ、具体的には、ジ
メチルスルファモイル、ジエチルスルファモイル、エチ
ルメチルスルファモイル、ジプロピルスルファモイル、
メチルプロピルスルファモイル、ジ−2−プロピルスル
ファモイル、ジブチルスルファモイル、ジペンチルスル
ファモイル、ジヘキシルスルファモイル等が挙げられ、
また、ジアルキルスルファモイル基のアルキル基が互い
に結合するか、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1
から3のアルキルアミノ基を介して結合して5または6
員環の飽和ヘテロ環を形成してもよく、そのようなジア
ルキルアミノスルフォニル基としては1−ピロリジニル
スルフォニル、1−ピペリジニルスルフォニル、1−ピ
ペラジニルスルフォニル、1−(4−メチルピペラジニ
ル)スルフォニル、4−モルホリニルスルフォニル等が
挙げられ、
【0071】置換アルコキシ基および置換アルキル基の
置換基である炭素数1から4のアルカノイルオキシ基と
しては、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プ
ロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、置
換アルコキシ基および置換アルキル基の置換基であるハ
ロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換ア
ルキル基の置換基である炭素数1から4のアルキルアミ
ノ基としては、具体的には、例えばメチルアミノ、エチ
ルアミノ、プロピルアミノ、2−プロピルアミノ、ブチ
ルアミノ等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換ア
ルキル基の置換基である炭素数2から8のジアルキルア
ミノ基としては、例えば、同一または異なる炭素数1か
ら4のアルキル基で置換されたアミノ基が挙げられ、具
体的には、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメ
チルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミ
ノ、ジ−2−プロピルアミノ、ジブチルアミノ等が挙げ
られまた、ジアルキルアミノ基がアルキル基が互いに結
合するか、あるいは酸素原子、アミノ基、炭素数1から
3のアルキルアミノ基を介して結合して、5または6員
環の飽和ヘテロ環を形成しても良く、該飽和ヘテロ環と
しては、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピ
ペラジニル、1−(4−メチルピペラジニル)、4−モ
ルホリニル等が挙げられ、置換アルコキシ基および置換
アルキル基の置換基である炭素数2から5のアルキルア
ミノカルボニル基としては、具体的には、例えばメチル
アミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピル
アミノカルボニル、2−プロピルアミノカルボニル、ブ
チルアミノカルボニル等が挙げられ、置換アルコキシ基
および置換アルキル基の置換基である炭素数3から9の
ジアルキルアミノカルボニル基としては、例えば、同一
または異なる炭素数1から4のアルキル基で置換された
アミノカルボニル基が挙げられ、具体的には、ジメチル
アミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エチル
メチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニ
ル、メチルプロピルアミノカルボニル、ジ−2−プロピ
ルアミノカルボニル、ジブチルアミノカルボニル等が挙
げられ、また、ジアルキルアミノカルボニル基のアルキ
ル基が互いに結合するか、あるいは酸素原子、アミノ
基、炭素数1から3のアルキルアミノ基を介して結合し
て、5または6員環の飽和ヘテロ環を形成してもよく、
そのようなジアルキルアミノカルボニル基としては1−
ピロリジニルカルボニル、1−ピペリジニルカルボニ
ル、1−ピペラジニルカルボニル、1−(4−メチルピ
ペラジニル)カルボニル、4−モルホリニルカルボニル
等が挙げられ、
【0072】置換アルコキシ基および置換アルキル基の
置換基である炭素数1から4のアルキルスルファモイル
基としては、具体的には、例えばメチルスルファモイ
ル、エチルスルファモイル、プロピルスルファモイル、
2−プロピルスルファモイル、ブチルスルファモイル等
が挙げられ、置換アルコキシ基および置換アルキル基の
置換基である炭素数2から8のジアルキルスルファモイ
ル基としては、例えば、同一または異なる炭素数1から
4のアルキル基で置換されたスルファモイル基が挙げら
れ、具体的には、ジメチルスルファモイル、ジエチルス
ルファモイル、エチルメチルスルファモイル、ジプロピ
ルスルファモイル、メチルプロピルスルファモイル、ジ
−2−プロピルスルファモイル、ジブチルスルファモイ
ル等が挙げられ、また、ジアルキルスルファモイル基の
アルキル基が互いに結合するか、あるいは酸素原子、ア
ミノ基、炭素数1から3のアルキルアミノ基を介して結
合して、5または6員環の飽和ヘテロ環を形成してもよ
く、そのようなジアルキルアミノスルフォニル基として
は1−ピロリジニルスルフォニル、1−ピペリジニルス
ルフォニル、1−ピペラジニルスルフォニル、1−(4
−メチルピペラジニル)スルフォニル、4−モルホリニ
ルスルフォニル等が挙げられる。該置換基の数として
は、1または複数個であってよい。好ましくは1から2
である。置換基が複数個である場合、同一または異なっ
てもよい。
【0073】R、R、RおよびRにおける置換
もしくは非置換の炭素数1から4のアルキル基として
は、具体的には、例えば、メチル、エチル、プロピル、
2−プロピル、ブチル等が挙げられる。該アルキル基の
置換基である、炭素数1から4のアルキル基としては、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げら
れ、炭素数1から4のアルコキシ基としては、例えば、
メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙
げられ、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基として
は、例えば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパ
ノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げられ、ハロゲ
ン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等が挙げられる。該置換基の数としては、1または
複数個であってよい。好ましくは1から3である。置換
基が複数個である場合、同一または異なってもよい。R
、R、RおよびRにおけるハロゲン原子として
は、塩素原子等が挙げられる。
【0074】式(1)のピロール誘導体の塩としては、
「薬学上許容される塩」が好ましく、該ピロール誘導体
が酸性基を有する場合は、例えば、ナトリウム塩、カリ
ウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウ
ム塩等のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩等の無機金属塩、
トリエチルアミン、トリエタノ−ルアミン、トリヒドロ
キシメチルアミノメタン等の有機塩等が挙げられ、一方
塩基性基を有する場合は、例えば塩酸塩、臭化水素塩、
硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩等の無機酸塩、および酢酸
塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、リンゴ酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、
ベンゼンスルホン酸塩、アスコルビン酸塩等の有機酸塩
等が挙げられる。本発明には、式(1)のピロール誘導
体のプロドラッグも含まれる。また、本発明には、式
(1)のピロール誘導体もしくはプロドラッグ、または
それらの薬学上許容される塩の水和物、エタノール溶媒
和物等の溶媒和物も含まれる。
【0075】式(1)のピロール誘導体は、例えば以下
の製造方法に従って製造することができる。製造方法1
【化13】 (式中、R、R、R、RおよびRは、前掲と
同じ意味を有し、L、LおよびLは、同一または
異なって、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲ
ン原子、メタンスルフォニルオキシ基、トリフルオロメ
タンスルフォニルオキシ基等の脱離基を表す。)
【0076】化合物(23)は、化合物(21)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(22)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウムブロ
マイド等のグリニヤ試薬、ブチルリチウム等の有機リチ
ウム試薬等が挙げられる。不活性溶媒としては、例え
ば、ジメチルホルムアミド等の非プロトン溶媒、テトラ
ヒドロフラン(以下、THFと略す。)、ジオキサン等
のエーテル系溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられ
る。反応温度は、約0℃から約80℃の範囲から選択さ
れる。
【0077】化合物(23)は、化合物(21)を、不
活性溶媒中、ルイス酸存在下、化合物(22)と反応さ
せても得られる。不活性溶媒としては、例えば、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類が
挙げられる。ルイス酸としては、塩化アルミニウム、塩
化亜鉛、トリフルオロボラン等のハロゲン化物、ランタ
ントリフルオロメタンスルホナーと、イッテルビウムト
リフルオロメタンスルホナート等の希土類スルホナート
等が挙げられる。反応温度は、約0℃から溶媒の沸点の
範囲から選択される。
【0078】また、化合物(23)は、化合物(25)
を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(26)と反応
させて得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカ
リウム等のアルコキシアルカリ金属、エチルマグネシウ
ムブロマイド等のグリニヤ試薬、ブチルリチウム等の有
機リチウム試薬等が挙げられる。不活性溶媒としては、
例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロトン溶媒、T
HF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、またはこれらの
混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0℃から約80
℃の範囲から選択される。
【0079】化合物(23)は、化合物(25)を、不
活性溶媒中、ルイス酸存在下、化合物(26)と反応さ
せても得られる。不活性溶媒としては、例えば、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類が
挙げられる。ルイス酸は、上記反応で用いられるルイス
酸と同じものが用いられる。反応温度は、約0℃から溶
媒の沸点の範囲から選択される。
【0080】式(1)で表される本発明の化合物は、化
合物(23)を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物
(24)と反応させて得られる。塩基としては、水素化
ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、
t−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属、エ
チルマグネシウムブロマイド等のグリニヤ試薬、ブチル
リチウム等の有機リチウム試薬等が挙げられる。不活性
溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プ
ロトン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、
またはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約
0℃から約80℃の範囲から選択される。
【0081】製造方法2
【化14】 (式中、R、R、R、RおよびLは前掲と同
じ意味を有し、W23は、単結合、アルキレン基、置換
アルキレン基、アルケニレン基または置換アルケニレン
基を表し、A21は、置換アリール基、または置換もし
くは非置換の不飽和ヘテロ環を表す。)
【0082】化合物(30)は、化合物(28)を、リ
チウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン等の
リチウムアミド試薬存在下、不活性溶媒中、アルデヒド
誘導体(29)と反応させて得られる。不活性溶媒とし
ては、例えば、THF等のエーテル系溶媒、トルエン等
の炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−1
00℃から室温の範囲から選択される。
【0083】化合物(31)は、化合物(30)を、塩
基存在下、溶媒中で加水分解して得られる。塩基として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アル
カリ金属、テトラブチルアンモニウムフルオリド等の塩
基等が挙げられる。溶媒としては、例えば、THF、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール
等のアルコール系溶媒、水またはこれらの混合溶媒が挙
げられる。反応温度は、室温から溶媒の沸点の範囲から
選択される。
【0084】化合物(32)は、化合物(31)を、不
活性溶媒中、還元剤と反応させて得られる。還元剤とし
ては、例えば、水素化ホウ素ナトリウム−イソプロパノ
−ル、トリエチルシラン−トリフルオロ酢酸等の複合還
元剤等が挙げられる。溶媒としては、例えば、THF、
ジオキサン等のエーテル系溶媒、ジクロロメタン、クロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ
る。反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点の範囲から
選択される。
【0085】式(11)で表される本発明の化合物は、
化合物(32)を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物
(24)と反応させて得られる。塩基としては、水素化
ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、
t−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が
挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジメチルホ
ルムアミド等の非プロトン溶媒、THF、ジオキサン等
のエーテル系溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられ
る。反応温度は、約0℃から約80℃の範囲から選択さ
れる。
【0086】製造方法3
【化15】 (式中、R、R、R、R、L、A21および
23は前掲と同じ意味を有し、Lは、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メタンスルフォ
ニルオキシ基、トリフルオロメタンスルフォニルオキシ
基等の脱離基を表す。)
【0087】化合物(34)は、化合物(28)を、ル
イス酸存在下、不活性溶媒中、化合物(33)と反応さ
せて得られる。ルイス酸としては、例えば、トリフルオ
ロボレート、塩化亜鉛、四塩化錫、ランタントリフルオ
ロメタンスルホナート、イッテルビウムトリフルオロメ
タンスルホナート等が挙げられる。不活性溶媒として
は、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロ
ゲン化飽和炭化水素類が挙げられる。反応温度は、室温
から溶媒の沸点の範囲から選択される。
【0088】化合物(35)は、化合物(34)と塩基
存在下、溶媒中で加水分解して得られる。塩基として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アル
カリ金属、テトラブチルアンモニウムフルオリド等の塩
基等が挙げられる。溶媒としては、例えば、THF、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール
等のアルコール系溶媒、水またはこれらの混合溶媒が挙
げられる。反応温度は、室温から約溶媒の沸点の範囲か
ら選択される。
【0089】化合物(36)は、化合物(35)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(24)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0
℃から約80℃の範囲から選択される。
【0090】式(11)で表される本発明の化合物は、
化合物(36)を不活性溶媒中、還元剤と反応させて得
られる。還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリ
ウム−イソプロパノール、ヒドラジン−塩基(水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金属)、
亜鉛アマルガム−塩酸等の複合還元剤等が挙げられる。
溶媒としては、例えば、THF、ジオキサン等のエーテ
ル系溶媒が挙げられる。反応温度は、約0℃から溶媒の
沸点の範囲から選択される。
【0091】製造方法4
【化16】 (式中、R、R、R、RおよびLは前掲と同
じ意味を有し、W33は、単結合、アルキレン基、置換
アルキレン基、アルケニレン基または置換アルケニレン
基を表し、A31は、置換アリール基、または置換もし
くは非置換の不飽和ヘテロ環を表し、Lは、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、メタンス
ルフォニルオキシ基、トリフルオロメタンスルフォニル
オキシ基等の脱離基を表す。)
【0092】化合物(39)は、化合物(37)を、ル
イス酸存在下、不活性溶媒中、化合物(38)と反応さ
せて得られる。ルイス酸としては、例えば、塩化アルミ
ニウム、塩化鉄等が挙げられる。不活性溶媒としては、
例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン
化飽和炭化水素類が挙げられる。反応温度は、室温から
溶媒の沸点の範囲から選択される。
【0093】化合物(40)は、化合物(39)と塩基
存在下、溶媒中で加水分解して得られる。塩基として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アル
カリ金属、テトラブチルアンモニウムフルオリド等の塩
基等が挙げられる。溶媒としては、例えば、THF、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール
等のアルコール系溶媒、水またはこれらの混合溶媒が挙
げられる。反応温度は、室温から溶媒の沸点の範囲から
選択される。
【0094】化合物(41)は、化合物(40)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(24)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0
℃から約80℃の範囲から選択される。
【0095】式(12)で表される本発明の化合物は、
化合物(41)を不活性溶媒中、還元剤と反応させて得
られる。還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリ
ウム−イソプロパノール、ヒドラジン−塩基(水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金属)、
亜鉛アマルガム−塩酸等の複合還元剤等が挙げられる。
溶媒としては、例えば、THF、ジオキサン等のエーテ
ル系溶媒が挙げられる。反応温度は、約0℃から溶媒の
沸点の範囲から選択される。
【0096】製造方法5
【化17】
【0097】(式中、R、R、R、W23および
21は前掲と同じ意味を有し、W は置換もしくは
非置換の炭素数1から4のアルキレン基、置換もしくは
非置換の炭素数2から4のアルケニレン基、または置換
もしくは非置換の炭素数2から4のアルキニレン基を表
し、Aは前記式(2)のW11、X11以外、(3)の
12、X12以外、(4)のW13、X13以外、お
よび(5)のW14、X 14以外の部分を表し、L
は、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、メタンスルフォニルオキシ基、トリフルオロメタン
スルフォニルオキシ基等の脱離基を表し、Mはリチウム
等のアルカリ金属またはマグネシウムブロマイド、マグ
ネシウムヨーダイド等を表す。)
【0098】化合物(44)は、化合物(42)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(43)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0
℃から約80℃の範囲から選択される。
【0099】化合物(46)は、化合物(44)を、不
活性溶媒中、有機金属化合物(45)と反応させて得ら
れる。不活性溶媒としては、例えば、THF等のエーテ
ル系溶媒、トルエン、n−ヘキサン等の炭化水素系溶媒
等または、それらの混合溶媒系が挙げられる。反応温度
は、約−100℃から室温の範囲から選択される。
【0100】式(13)で表される本発明の化合物は、
化合物(46)を不活性溶媒中、還元剤と反応させて得
られる。還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリ
ウム−イソプロパノ−ル、トリエチルシラン−トリフル
オロ酢酸等の複合還元剤等が挙げられる。溶媒として
は、例えば、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、
ジクロロメタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、約−20℃から
溶媒の沸点の範囲から選択される。
【0101】製造方法6
【化18】 (式中、R、R、R、W23、A21およびAは
前掲と同じ意味を有し、W15は置換もしくは非置換の
炭素数1から4のアルキレン基、置換もしくは非置換の
炭素数2から4のアルケニレン基、または置換もしくは
非置換の炭素数2から4のアルキニレン基を表し、L
は、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、メタンスルフォニルオキシ基、トリフルオロメタン
スルフォニルオキシ基等の脱離基を表す。)
【0102】化合物(48)は、化合物(47)を不活
性溶媒中、ハロゲン化試剤と反応させることで得られ
る。ハロゲン化試剤としては、例えば、塩化チオニル、
オキザリルクロライド等が挙げられる。また、触媒とし
て、ジメチルホルムアミドを加えてもよい。反応溶媒と
しては、ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素類、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素
類が挙げられる。反応温度は、約0℃から溶媒の沸点付
近の範囲から選択される。
【0103】化合物(50)は、化合物(48)を不活
性溶媒中、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウムと炭酸セシウム存在下、化合物(49)と反応さ
せて得られる。反応溶媒としては、トルエン、n−ヘキ
サン等の炭化水素系溶媒等が挙げられる。反応温度は、
室温から溶媒の沸点の範囲から選択される。また化合物
(50)は、化合物(48)を不活性溶媒中、A21
23−MgBrと反応させても得られる。反応溶媒と
しては、THF、ジエチルエーテル等のエーテル類、ト
ルエン、n−ヘキサン等の炭化水素系溶媒等が挙げられ
る。反応温度は、−100℃から室温の範囲から選択さ
れる。
【0104】式(13)で表される本発明の化合物は、
化合物(50)を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物
(51)と反応させて得られる。塩基としては、水素化
ナトリウム、水素化カリウム等の水素化アルカリ金属、
t−ブトキシカリウム等のアルコキシアルカリ金属等が
挙げられる。不活性溶媒としては、例えば、ジメチルホ
ルムアミド等の非プロトン溶媒、THF、ジオキサン等
のエ−テル系溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられ
る。反応温度は、約0℃から約80℃の範囲から選択さ
れる。
【0105】製造方法7
【化19】 (式中、R、R、R、W15、W23、A21
AおよびLは前掲と同じ意味を有す。) 化合物(53)は、化合物(52)を不活性溶媒中、ト
リフェニルホスフィン存在下、2,2’−ビスピリジニ
ルジスルフィドと反応させることで得られる。反応溶媒
としては、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類等
が挙げられる。反応温度は、約0℃から溶媒の沸点付近
の範囲から選択される。
【0106】化合物(50)は、化合物(53)を不活
性溶媒中、化合物(54)と反応させて得られる。反応
溶媒としては、THF、ジエチルエーテル等のエーテル
類等が挙げられる。反応温度は、−78℃から室温の範
囲から選択される。
【0107】製造方法8
【化20】 (式中、R、R、R、RおよびAは前掲と同じ
意味を有し、W16は置換もしくは非置換の炭素数1か
ら3のアルキレン基、または置換もしくは非置換の炭素
数2から3のアルケニレン基を表し、LおよびL
は、同一または異なって、塩素原子、臭素原子、ヨウ
素原子等のハロゲン原子、メタンスルフォニルオキシ
基、トリフルオロメタンスルフォニルオキシ基等の脱離
基を表す。)
【0108】化合物(56)は、化合物(23)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(55)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン溶媒、THF、ジオキサン等のエ−テル系溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0
℃から約80℃の範囲から選択される。
【0109】式(14)で表される本発明の化合物は、
化合物(56)を、不活性溶媒中、臭化銅、ジクロロビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、塩基存在
下、化合物(57)と反応させて得られる。塩基として
は、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、
ジエチルアミン等のアルキルアミン類等が挙げられる。
不活性溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等
の非プロトン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系
溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度
は、約0℃から約80℃の範囲から選択される。
【0110】製造方法9
【化21】 (式中、R、R、R、R、A、LおよびW
16は前記と同じ意味を有し、RG1およびRV1は、
同一または異なって、水素原子またはアルキル基を表
し、RL1は水素原子、トリアルキルスズ原子、置換ホ
ウ素原子等を表し、L 10は、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子等のハロゲン原子、メタンスルフォニルオキシ
基、トリフルオロメタンスルフォニルオキシ基等の脱離
基を表す。)
【0111】化合物(59)は、化合物(23)を、不
活性溶媒中、塩基存在下、化合物(58)と反応させて
得られる。塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属、t−ブトキシカリウム
等のアルコキシアルカリ金属等が挙げられる。不活性溶
媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド等の非プロ
トン溶媒、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ま
たはこれらの混合溶媒が挙げられる。反応温度は、約0
℃から約80℃の範囲から選択される。
【0112】式(15)で表される本発明の化合物は、
化合物(59)を、不活性溶媒中、遷移金属触媒、塩基
存在下、化合物(57)と反応させて得られる。塩基と
しては、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン等のアルキルアミン類等、炭酸カリウム、炭酸銀等の
金属炭酸塩等が挙げられる。遷移金属触媒としては、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、パラ
ジウムジベンジリデン錯体等の0価のパラジウム触媒、
酢酸パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム等の2価のパラジウム触媒、白金触媒お
よびニッケル触媒等が挙げられる。トリフェニルホスフ
ィン、トリス(o−トリル)ホスフィン等の単座配位
子、ジフェニルホスフィノプロパン、ジフェニルホスフ
ィノブタン等の二座配位子等を加えてもよい。不活性溶
媒としては、例えば、アセトニトリル、ジメチルホルム
アミド等の非プロトン溶媒、THF、ジオキサン等のエ
ーテル系溶媒、トルエン、n−ヘキサン等の炭化水素系
溶媒等が挙げられる。反応温度は、約0℃から約80℃
の範囲から選択される。
【0113】上記製造法に記載されている置換基は以下
の通りである。置換もしくは非置換の炭素数1から4の
アルキレン基のアルキレン部分としては例えばメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン等が挙げ
られる。置換された炭素数1から4のアルキレン基にお
ける置換基としては、例えば、炭素数1から4のアルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が
挙げられる。)、炭素数1から4のアルコキシ基(例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブトキシ等
が挙げられる。)、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
イルオキシ基(例えばホルミルオキシ、アセチルオキ
シ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙げら
れる。)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子等が挙げられる。)等が挙げられる。ま
た、該アルキレン基のメチレン基はカルボニル基を形成
してもよい。置換もしくは非置換の炭素数2から4のア
ルケニレン基のアルケニレン基部分としては、例えば、
シスまたはトランスビニレン、シスまたはトランス−1
−プロペニレン、シスまたはトランス−2−プロペニレ
ン、シスまたはトランス−1−ブテニレン、シスまたは
トランス−2−ブテニレン、シスまたはトランス−3−
ブテニレン等が挙げられる。置換された炭素数2から4
のアルケニレン基における置換基としては、例えば、炭
素数1から4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル等が挙げられる。)、等が挙げられ
る。また、該アルケニレン基のメチレン基はカルボニル
基を形成してもよい。置換もしくは非置換の炭素数2か
ら4のアルキニレン基のアルキニレン基部分としては、
例えば、エチニレン、1−プロピニレン、2−プロピニ
レン、1−ブチニレン、2−ブチニレン、3−ブチニレ
ン等が挙げられる。置換された炭素数2から4のアルキ
ニレン基における置換基としては、例えば、炭素数1か
ら4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等が挙げられる。)、等が挙げられる。ま
た、該アルキニレン基のメチレン基はカルボニル基を形
成してもよい。
【0114】置換もしくは非置換の炭素数1から3のア
ルキレン基のアルキレン部分としては例えばメチレン、
エチレン、トリメチレン等が挙げられる。置換された炭
素数1から3のアルキレン基における置換基としては、
例えば、炭素数1から4のアルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられる。)、炭
素数1から4のアルコキシ基(例えば、メトキシ、エト
キシ、プロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられる。)、
水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基(例え
ばホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロパノイルオキ
シ、ブタノイルオキシ等が挙げられる。)、ハロゲン原
子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げ
られる。)等が挙げられる。また、該アルキレン基のメ
チレン基はカルボニル基を形成してもよい。置換もしく
は非置換の炭素数2から3のアルケニレン基のアルケニ
レン基部分としては、例えば、シスまたはトランスビニ
レン、シスまたはトランス−1−プロペニレン、シスま
たはトランス−2−プロペニレン等が挙げられる。置換
された炭素数2から3のアルケニレン基における置換基
としては、例えば、炭素数1から4のアルキル基(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ
る。)、等が挙げられる。また、該アルケニレン基のメ
チレン基はカルボニル基を形成してもよい。置換もしく
は非置換のアルキレン基のアルキレン部分としては例え
ば、炭素数1から5のアルキレン基が挙げられ、具体的
には、メチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレン等が挙げられる。置換アルキレン
基における置換基としては、例えば、炭素数1から4の
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル等が挙げられる。)、炭素数1から4のアルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、ブト
キシ等が挙げられる。)、水酸基、炭素数1から4のア
ルカノイルオキシ基(例えばホルミルオキシ、アセチル
オキシ、プロパノイルオキシ、ブタノイルオキシ等が挙
げられる。)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子等が挙げられる。)等が挙げられる。
また、該アルキレン基のメチレン基はカルボニル基を形
成してもよい。
【0115】置換もしくは非置換のアルケニレン基のア
ルケニレン基部分としては、炭素数2から5のアルケニ
レン基が挙げられ、具体的には、例えば、シスまたはト
ランスビニレン、シスまたはトランス−1−プロペニレ
ン、シスまたはトランス−2−プロペニレン、シスまた
はトランス−1−ブテニレン、シスまたはトランス−2
−ブテニレン、シスまたはトランス−3−ブテニレン、
シスまたはトランス−1−ペンテニレン、シスまたはト
ランス−2−ペンテニレン、シスまたはトランス−3−
ペンテニレン、シスまたはトランス−4−ペンテニレン
等が挙げられる。置換アルケニレン基における置換基と
しては、例えば、炭素数1から4のアルキル基(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等が挙げられ
る。)、等が挙げられる。また、該アルケニレン基のメ
チレンはカルボニル基を形成してもよい。置換もしくは
非置換のアルキニレン基のアルキニレン基部分として
は、炭素数2から5のアルキニレン基が挙げられ、具体
的には、例えば、エチニレン、1−プロピニレン、2−
プロピニレン、1−ブチニレン、2−ブチニレン、3−
ブチニレン、1−ペンチニレン、2−ペンチニレン、3
−ペンチニレン、4−ペンチニレン等が挙げられる。置
換アルキニレン基における置換基としては、例えば、炭
素数1から4のアルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、ブチル等が挙げられる。)、等が挙げられ
る。また、該アルキニレン基のメチレン基はカルボニル
基を形成してもよい。
【0116】本発明のピロール誘導体もしくはプロドラ
ッグは、不斉が生じる場合または不斉炭素を有する置換
基を有する場合があり、そのような化合物にあっては光
学異性体が存在する。本発明化合物にはこれらの各異性
体の混合物や単離されたものを含む。そのような光学異
性体を純粋に得る方法としては、例えば光学分割が挙げ
られる。
【0117】光学分割法としては、本発明化合物または
その中間体を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノ
ール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチ
ルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステ
ル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセト
ニトリル等およびこれらの混合溶媒)、光学活性な酸
(例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、
乳酸などのモノカルボン酸類、酒石酸、o−ジイソプロ
ピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジカルボン酸類、カン
ファースルフォン酸、ブロモカンファースルフォン酸な
どのスルフォン酸類)と塩を形成させることもできる。
本発明のピロール誘導体もしくはプロドラッグまたはそ
の中間体がカルボキシル基等の酸性置換基を有する場合
は光学活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、キ
ニン、キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキ
ニーネ等の有機アミン類)と塩を形成させることもでき
る。
【0118】塩を形成させる温度としては、室温から溶
媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるた
めには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが
望ましい。析出した塩を濾取する前に必要に応じて冷却
し、収率を向上させることができる。光学活性な酸また
はアミンの使用量は、基質に対し約0.5〜約2.0当
量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当である。
必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノール、エ
タノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジ
エチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、酢酸エチル等のエ
ステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、ア
セトニトリル等およびこれらの混合溶媒)で再結晶し、
高純度の光学活性な塩を得ることもできる。必要に応
じ、得られた塩を通常の方法で酸または塩基と処理しフ
リー体を得ることもできる。
【0119】本発明のピロール誘導体またはその塩は経
口的または非経口的に投与することができる。経口的に
投与する場合、通常用いられる投与形態で投与すること
ができる。非経口的には、局所投与剤、注射剤、、経皮
剤、経鼻剤等の形で投与することができる。経口剤また
は直腸投与剤としては、例えば、カプセル、錠剤、ピ
ル、散剤、カシェ剤、座剤、液剤等が挙げられる。注射
剤としては、例えば、無菌の溶液または懸濁液等が挙げ
られる。局所投与剤としては、例えば、クリーム、軟
膏、ロ−ション、経皮剤(通常のパッチ剤、マトリクス
剤)等が挙げられる。上記の剤形は通常の方法で、薬学
的に許容される賦形剤、添加剤とともに製剤される。薬
学的に許容される賦形剤、添加剤としては、担体、結合
剤、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、
分散剤、懸濁化剤、防腐剤等が挙げられる。薬学的に許
容される担体としては、例えば、炭酸マグネシウム、ス
テアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、ラクトース、
ペクチン、デキストリン、澱粉、ゼラチン、トラガン
ト、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセ
ルロ−ス、低融点ワックス、カカオバター等が挙げられ
る。カプセルは、本発明化合物を薬学的に許容される担
体と共に中に入れることにより製剤できる。本発明化合
物は薬学的に許容される賦形剤と共に混合し、または賦
形剤なしにカプセルの中に入れることができる。カシェ
剤も同様の方法で製造できる。
【0120】注射用液剤としては、溶液、懸濁液、乳剤
等が挙げられる。例えば、水溶液、水−プロピレングリ
コール溶液等が挙げられる。液剤は、水を含んでもよ
い、ポリエチレングリコールまたは/およびプロピレン
グリコールの溶液の形で製造することもできる。経口投
与に適切な液剤は、本発明化合物を水に加え、着色剤、
香料、安定化剤、甘味剤、溶解剤、増粘剤等を必要に応
じて加え製造することができる。また経口投与に適切な
液剤は、本発明化合物を分散剤とともに水に加え、粘重
にすることによっても製造できる。増粘剤としては、例
えば、薬学的に許容される天然または合成ガム、レジ
ン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセ
ルロースまたは公知の懸濁化剤等が挙げられる。
【0121】局所投与剤としては、上記の液剤および、
クリーム、エアロゾル、スプレー、粉剤、ローション、
軟膏等が挙げられる。上記の局所投与剤は、本発明化合
物と通常に使用される薬学的に許容される希釈剤および
担体と混合し製造できる。軟膏およびクリ−ムは、例え
ば、水性または油性の基剤に増粘剤および/またはゲル
化剤を加えて製剤化して得られる。該基剤としては、例
えば、水、液体パラフィン、植物油(ピーナッツ油、ひ
まし油等)等が挙げられる。増粘剤としては、例えばソ
フトパラフィン、ステアリン酸アルミニウム、セトステ
アリルアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ラノリン、水素添加ラノリン、蜜蝋等が
挙げられる。ローションは、水性または油性の基剤に、
一種類またはそれ以上の薬学的に許容される安定剤、懸
濁化剤、乳化剤、拡散剤、増粘剤、着色剤、香料等を加
えることができる。散剤は、薬学的に許容される散剤の
基剤と共に製剤化される。基剤としては、タルク、ラク
トース、澱粉等が挙げられる。ドロップは水性または非
水性の基剤と一種またはそれ以上の薬学的に許容される
拡散剤、懸濁化剤、溶解剤等と共に製剤化できる。局所
投与剤は、必要に応じて、ヒドロキシ安息香酸メチル、
ヒドロキシ安息香酸プロピル、クロロクレゾール、ベン
ズアルコニウムクロリド等の防腐剤、細菌増殖防止剤を
含んでもよい。
【0122】本発明のピロール誘導体またはその塩は、
糖尿病の患者、特に2型糖尿病またはインスリン非依存
型糖尿病患者に対して投与できる。また、または本発明
のピロール誘導体またはその塩は、糖尿病の患者の血糖
値をコントロールすることができる。その際の、投与
量、投与回数は症状、年齢、体重、投与形態等によって
異なるが、経口投与する場合には、通常は成人に対し1
日あたり約1〜約500mgの範囲、好ましくは約5〜約
100mgの範囲を1回または数回に分けて投与すること
ができる。注射剤として投与する場合には約0.1〜約
300mgの範囲、好ましくは約1〜約100mgの範囲を
1回または数回に分けて投与することができる。
【0123】以下参考例および実施例を挙げて、本発明
を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。 参考例1 (1H−ピロール−2−イル)(4−メチルフェニル)
ケトン 参考例1−1 (1−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロール−2−イ
ル)(4−メチルフェニル)ケトン
【化22】 窒素気流下、1−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロー
ル(284 g, 1.37 mol)のジクロロメタン(1.0 L)溶液
に塩化p−トルオイル(318 g, 2.06 mol)と三フッ化ホ
ウ素エーテル錯体(350 g, 2.47 mol)を加え、混合物を
室温で7日間放置した。反応溶液を1N塩酸水(750 mL)
で2回、1N水酸化ナトリウム水溶液(750mL)、飽和食塩
水(100 mL)で、それぞれ順に洗浄し、乾燥、濾過し
た。濾液を常圧で約500mlになるまで濃縮し、ヘキサン
(500 mL)を加えた。さらに、約500mlになるまで濃縮
し、10℃まで冷却し、結晶を濾取した。これをヘキサ
ン、トルエンで順に洗浄、乾燥し、表題化合物を得た
(315 g, 71 %)。1 H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.12 (d, 2 H, J = 8.3 H
z), 7.75 − 7.78 (m,1 H), 7.72 (brd, 2 H, J = 7.9
Hz), 7.65 (brt, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.58 (brt, 2 H,
J = 7.9 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 6.69 − 6.
72 (m, 1 H),6.35 (dd, 1 H, J = 3.1 and 0.5 Hz), 2.
42 (s, 3 H).
【0124】参考例1−2 (1H−ピロール−2−イル)(4−メチルフェニル)
ケトン
【化23】 参考例1−1の化合物(145 g, 446 mmol) をメタノール
(1.0 L) に懸濁し、5N 水酸化ナトリウム水 (1.1 kg)
を加え、30分間加熱還流した。この溶液を0℃までゆっ
くりと冷却し、析出した結晶を濾取し、乾燥して表題化
合物を得た。(80 g, 97 %)1 H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 9.52 (brs, 1 H), 7.82
(d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.29 (d, 2 H, J = 8.3 Hz),
7.12 (brs, 1 H), 6.88 − 6.91 (m, 1 H), 6.32− 6.3
6 (m, 1 H), 2.44 (s, 3 H).
【0125】参考例2 (1H−ピロール−2−イル)[4−(メトキシ)フェ
ニル]ケトン 参考例2−1 (1−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロール−2−イ
ル)[4−(メトキシ)フェニル]ケトンの合成
【化24】 4−メトキシベンゾイル クロリドから、参考例1−1と
同様の操作で、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.12 (dt, 2 H, J = 7.
2 and 1.5 Hz), 7.84(d, 2 H, J = 8.9 Hz), 7.73 (dd,
1 H, J = 1.7 and 3.2 Hz), 7.65 (tt, 1 H,J = 1.5 a
nd 7.2 Hz), 7.58 (tt, 2 H, J = 1.5 and 7.2 Hz), 6.
93 (d, 2 H,J = 8.9 Hz), 6.68 (dd, 1 H, J = 1.7 and
3.6 Hz), 6.34 (dd, 1 H, J = 3.2and 3.6 Hz), 3.87
(s, 3 H).
【0126】参考例2−2 (1H−ピロール−2−イル)[4−(メトキシ)フェ
ニル]ケトンの合成
【化25】 参考例2−1の化合物から、参考例1−2と同様の方法
で、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.54 (brs, 1 H), 7.94
(d, 2 H, J = 8.9 Hz),7.12 (dt, 1 H, J = 1.3 and 2.
7 Hz), 6.93 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 6.89 (ddd, 1 H,
J = 3.8, 2.4 and 1.3 Hz), 6.34 (dt, 1 H, J = 3.8 a
nd 2.7 Hz), 3.89 (s, 3 H).
【0127】参考例3 (4−メチル−1H−ピロール−2−イル)(4−メト
キシフェニル)ケトン 参考例3−1 (4−ホルミル−1H−ピロール−2−イル)(4−メ
トキシフェニル)ケトン
【化26】 参考例2−2の化合物(1.50 g, 7.45 mmol)をニトロメ
タン(8.0 g)と塩化エチレン(8.0 g)に溶解し、10℃
に冷却して、塩化アルミニウム(3.99 g, 29.8 mmol)を
加えた。混合物にジクロロメチルメチルエーテル(1.88
g, 16.4 mmol)の塩化エチレン(3.0 g)溶液を滴下
し、1時間攪拌した。混合物に塩酸水を加え、クロロホ
ルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウム、活性炭で
処理し、濾過し、濃縮した。残渣をトルエンで洗浄し、
表題化合物を得た(1.2 g, 70 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ10.20 (brs, 1 H), 9.90
(s, 1 H), 7.98 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 7.72 (dd, 1 H,
J = 3.3 and 1.4 Hz), 7.33 (dd, 1 H, J = 2.3 and
1.4 Hz), 7.01 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 3.91 (s, 3 H).
【0128】参考例3−2 (4−メチル−1H−ピロール−2−イル)(4−メト
キシフェニル)ケトンの合成
【化27】 参考例3−1の化合物(230 mg, 1.00 mmol)を10 % パ
ラジウム−炭素(230 mg)とテトラヒドロフラン(3.0
mL)中で水素雰囲気下、8時間攪拌した。混合物を濾過
し、濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、表題化合物を得た(130 mg, 60
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.38 (brs, 1 H), 7.92
(d, 2 H, J = 8.9 Hz),6.97 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 6.
89 − 6.90 (m, 1 H), 6.70 (dd, 1 H, J = 1.2, 2.0 H
z), 3.88 (s, 3 H), 2.15 (s, 3 H).
【0129】参考例4 (1H−ピロール3−イル)(4−メチルフェニル)ケ
トンの合成 参考例4−1 (1−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロール−2−イ
ル)(4−メチルフェニル)ケトンの合成
【化28】 窒素気流下、塩化アルミニウム(4.62 g, 34.7 mmol)の
塩化エチレン(50 mL)懸濁液に塩化p−トルオイル
(4.91 g, 31.8 mmol)の塩化エチレン(5 mL)溶液を室
温で10分かけて加えた。30分攪拌後、その混合物に、1
−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロール(6.00 g, 2
8.9 mmol)の塩化エチレン(10 mL)溶液を10分かけて
加えた。室温で、2時間攪拌した。反応混合物を氷水中
に注ぎ、水層をジクロロメタンで2回抽出した。有機層
を合わせ、乾燥、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物
を得た(9.9 g, 100%)。1 H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.89 (brd, 2 H, J = 7.9
Hz), 7.73 (d, 2 H,J = 8.0 Hz), 7.65 (brt, 1 H, J
= 7.9 Hz), 7.65 (brs, 1 H), 7.34 (brt, 2H, J = 7.9
Hz), 7.29 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.22 (dd, 1 H, J
= 2.2 and 2.8 Hz), 6.80 (dd, 1 H, J = 1.5 and 2.8
Hz), 2.44 (s, 3 H).
【0130】参考例4−2 (1H−ピロール−3−イル)(4−メチルフェニル)
ケトン
【化29】 参考例4−1の化合物(6.50 g, 20.0 mmol)と5N 水酸
化ナトリウム水(70 mL)テトラヒドロフラン(70 mL)
を45℃で6時間攪拌した。有機層を分離し、溶媒が5 mL
になるまで濃縮し、室温で2日間放置した。析出した、
結晶を濾取し、冷テトラヒドロフランで洗浄し、表題化
合物を得た(3.1 g, 84%)。1 H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.76 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.35 (brquint.,1 H, J = 1.5 Hz), 7.26 (d, 2 H,
J = 8.1 Hz), 6.84 (brq, 1 H, J = 1.5 Hz), 6.76 (b
rs, 1 H), 2.43 (s, 3 H).
【0131】参考例5 (1H−ピロール−2−イル)(2−メチルフェニル)
ケトン 参考例5−1 (1−ベンゼンスルフォニル−1H−ピロール−2−イ
ル)(2−メチルフェニル)ケトンの合成
【化30】 2−メチルベンゾイル クロリドから、参考例1−1と
同様にして、表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.09 − 8.12 (m, 2 H),
7.84 (dd, 1 H, J = 3.1, 1.8 Hz), 7.62 − 7.77 (m,
1 H), 7.54 − 7.59 (m, 2 H), 7.27 − 7.36 (m, 2
H), 7.15 − 7.21 (m, 2 H), 6.56 (dd, 1 H, J = 3.7
and 1.8 Hz), 6.31(dd, 1 H, J = 3.7 and 3.1 Hz), 2.
19 (s, 3 H).
【0132】参考例5−2
【化31】 参考例5−1の化合物から、参考例1−2と同様にし
て、表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.43 (brs, 1 H), 7.49 (d
d, 1 H, J = 7.5 and 1.3 Hz), 7.37 (dt, 1 H, J = 7.
5 and 1.4 Hz), 7.22 − 7.29 (m, 2 H), 7.13 (dt, 1
H, J = 2.5 and 1.3 Hz), 6.62 (ddd, 1 H, J = 3.8,
2.5 and 1.3 Hz),6.30 (dt, 1 H, J = 3.8 and 2.5 H
z), 2.41 (s, 3 H).
【0133】参考例6 {3−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]フェ
ノキシ}酢酸メチルの合成 参考例6−1 (3−ヨードフェノキシ)酢酸メチルの合成
【化32】 3−ヨードフェノール (4.00 g, 18.2 mmol)、ブロモ酢
酸エチル (2.98 g, 18.2 mmol)および炭酸カリウム (2.
51 g, 18.2 mmol)をアセトン(40 mL)中で、2時間還流
した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機
層を乾燥し、濾過して溶媒を留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た
(5.30 g, 99 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.34 (brd, 1 H, J = 8.0
Hz), 7.25 − 7.28 (m, 1 H), 7.01 (t, 1 H, J = 8.0
Hz), 6.88 (ddd, 1 H, J = 8.0, 2.4 and 0.4Hz), 4.61
(s, 2 H), 3.82 (s, 3 H).
【0134】参考例6−2 {3−[(1E)−3−オキソ−1−プロペニル]フェ
ノキシ}酢酸メチルの合成
【化33】 参考例6−1の化合物(4.80 g, 16.4 mmol)、アクロレ
イン(1.84 g, 32.8 mmol)、炭酸水素ナトリウム(2.76
g, 32.9 mmol)、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム
(3.74 g, 16.4 mmol)、酢酸パラジウム(70.0 mg, 0.3
20 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(35 ml)混
合液を50℃にて8時間攪拌した。反応液を水で希釈し、
不溶物を濾去後、濾液をトルエンにて抽出した。有機層
を5%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順に
洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去
し、表題化合物を得た(3.56 g, 98%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.71 (d, 1 H, J = 7.7 H
z), 7.44 (d, 1 H, J =15.9 Hz), 7.37 (t, 1 H, J =
8.0 Hz), 7.22 (brd, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.10(t, 1 H,
J = 2.3 Hz), 6.99 (ddd, 1 H, J = 8.0, 2.3 and 0.7
Hz), 6.69 (dd, 1 H, J = 15.9 and 7.7 Hz), 4.68
(s, 2 H), 3.83 (s, 3 H).
【0135】参考例6−3 {3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
フェノキシ}酢酸メチルの合成
【化34】 参考例6−2の化合物(3.94 g, 17.9 mmol)のテトラヒ
ドロフラン(20 ml)、メタノ−ル(20 ml)溶液に、氷
冷下水素化ホウ素ナトリウム(650 mg, 17.2mmol)を加
え0℃にて1時間攪拌した。反応液に希塩酸水を加え、酢
酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて順
に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル = 1:1 → 酢酸エチル)に
て分離精製し、表題化合物を得た(2.28 g, 57%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.25 (t, 1 H, J = 8.0 H
z), 7.04 (brd, 1 H, J= 8.0 Hz), 6.94 (t, 1 H, J =
2.3 Hz), 6.79 (dd, 1 H, J = 8.0 and 2.3 Hz), 6.58
(d, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.35 (dt, 1 H, J = 15.9 and
5.6 Hz), 4.65(s, 2 H), 4.33 (dt, 2 H, J = 1.4 and
5.8 Hz), 3.82 (s, 3 H), 1.45 (t, 1H, J = 5.8 Hz).
【0136】参考例6−4 {3−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]フェ
ノキシ}酢酸メチルの合成
【化35】 参考例6−3の化合物(330 mg, 1.45 mmol)、トリフェ
ニルホスフィン(440mg, 1.68 mmol)のジクロロメタン
(5.0 ml)溶液に、氷冷下、N−ブロモスクシイミド(3
10 mg, 1.74 mmol)を加え0℃にて30分攪拌した。反応液
にN−ブロモスクシイミド(60.0 mg, 0.34 mmol)、トリ
フェニルホスフィン(80.0 mg, 0.310mmol)を追加し、
室温にて更に30分攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル = 6:1 →2:1)にて分離精製し、
表題化合物を得た(370 mg, 90%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.25 (t, 1 H, J = 8.0 H
z), 7.04 (d, 1 H, J =8.0 Hz), 6.94 (t, 1 H, J = 2.
3 Hz), 6.82 (dd, 1 H, J = 8.0 and 2.3 Hz),6.60 (d,
1 H, J = 15.6 Hz), 6.38 (dt, 1 H, J = 15.6 and 7.
8 Hz), 4.65 (s, 2 H), 4.15 (dd, 2 H, J = 7.8 and
0.7 Hz), 3.82 (s, 3 H).
【0137】
【実施例】実施例1 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成 実施例1−1 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸メチルの合成
【化36】 カリウムt−ブトキシド(160 mg, 1.43 mmol)のテトラ
ヒドロフラン(3.0 ml)溶液に、参考例1の化合物(24
0 mg, 1.30 mmol)のテトラヒドロフラン(2.0ml)溶液
を加え、室温にて20分攪拌した。氷冷下、反応液に参考
例6の化合物(370 mg, 1.30 mmol)のテトラヒドロフラ
ン(4.0 ml)溶液を加え、室温にて1時間半攪拌した。
反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチル
にて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル = 4:1 → クロロホルム:メタノール =
10:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(155 mg, 3
1%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J= 8.1 Hz), 7.21 (t, 1 H, J = 7.
6 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 2.5 and 1.7 Hz), 7.00 (b
rd, 1 H, J = 7.6 Hz), 6.90 (dd, 1 H, J = 4.0 and
1.6 Hz), 6.76− 6.79 (m, 1 H), 6.77 (dd, 1 H, J =
4.0 and 1.7 Hz), 6.46 (d, 1 H, J =15.6 Hz), 6.41
(dt, 1 H, J = 15.6 and 4.8 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J =
4.0 and 2.5 Hz), 5.19 (d, 2 H, J = 4.8 Hz), 4.62
(s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 2.42(s, 3 H).
【0138】実施例1−2 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成
【化37】 実施例1−1の化合物(153 mg, 0.393 mmol)の1N水酸
化リチウム水溶液(1.0ml)、テトラヒドロフラン(1.0
ml)、メタノール(1.0 ml)溶液を室温にて30分間攪
拌した。反応液に希塩酸水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(148
mg, 100%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.21 (t, 1 H, J =
8.0 Hz), 7.03 (dd, 1 H, J = 2.5 and 1.7 Hz), 7.01
(brd, 1 H, J = 8.0 Hz), 6.90 − 6.92 (m, 1 H), 6.7
6 − 6.81 (m, 1 H), 6.77 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.7
Hz), 6.38 − 6.47 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1H, J = 4.0
and 2.5 Hz), 5.17 − 5.20 (m, 2 H), 4.63 (s, 2
H), 2.42 (s,3 H).
【0139】実施例2 (3−{(1E)−3−[3−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成
【化38】 カリウムt−ブトキシド(90.0 mg, 0.80 mmol)のテトラ
ヒドロフラン(1.5 ml)溶液に、参考例4の化合物(13
3 mg, 0.718 mmol)のテトラヒドロフラン(1.5ml)溶液
を加え、室温にて5分攪拌した。氷冷下、反応液に参考
例6の化合物(200 mg, 0.700 mmol)を加え、室温にて1
6時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素カリウム水を加
え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水
にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去
した。得られた表題の化合物のメチルエステル混合物
(309 mg)をメタノール(3.0 ml)、テトラヒドロフラ
ン(3.0 ml)に溶解し、この溶液に1N水酸化リチウム水
(3.0 ml)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液を
水で希釈し、ジエチルエーテルにて洗浄した。水層を希
塩酸水にて酸性とし、ジエチルエーテルで抽出した。有
機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(240mg, 91
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.76 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.28 − 7.31 (m,1 H), 7.25 − 7.28 (m, 1 H),
7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.03 (bd, 1 H, J= 7.8 H
z), 6.92 − 6.94 (m, 1 H), 6.84 (dd, 1 H, J = 7.8
and 2.1 Hz), 6.71 − 6.74 (m, 2 H), 6.48 (d, 1 H,
J = 15.8 Hz), 6.30 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.1 Hz),
4.68 (s, 2 H), 4.67 − 4.70 (m, 2 H), 2.42 (s, 3
H).
【0140】実施例3 (3−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成
【化39】 参考例6の化合物と参考例2の化合物から、実施例2と
同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.84 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.23 (t, 1 H, J =8.0 Hz), 7.01 − 7.05 (m, 2
H), 6.95 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.91 − 6.93(m, 1
H), 6.80 (dd, 1 H, J = 8.0 and 2.3 Hz), 6.77 (dd,
1 H, J = 4.0 and 1.7 Hz), 6.42 − 6.47 (m, 2 H),
6.22 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.5 Hz), 5.17 − 5.20
(m, 2 H), 4.66 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H).
【0141】実施例4 (3−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−4−メチル−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化40】 参考例6の化合物と参考例3の化合物から、実施例2と
同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.23 (t, 1 H, J =8.0 Hz), 7.04 (brd, 1 H, J =
8.0 Hz), 6.95 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.91− 6.95
(m, 1 H), 6.82 (brs, 1 H), 6.80 (dd, 1 H, J = 8.0
and 2.5 Hz), 6.57 (brs, 1 H), 6.38 − 6.48 (m, 2
H), 5.11 − 5.13 (m, 2 H), 4.66 (s, 2H), 3.88 (s,
3 H), 2.09 (3 H, s).
【0142】実施例5 (3−{(1E)−3−[2−(2−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成
【化41】 参考例6の化合物と参考例5の化合物から、実施例2と
同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.36 (brd, 1 H, J = 7.7
Hz), 7.32 (dd, 1 H,J = 7.7 and 1.4 Hz), 7.23 (brd,
2 H, J = 7.7 Hz), 7.21 (t, 1 H, J = 7.8Hz), 7.05
(t, 1 H, J = 2.0 Hz), 7.03 (d, 1 H, J = 7.8 Hz),
6.93 (dd, 1 H, J = 2.5 and 1.7 Hz), 6.81 (dd, 1 H,
J = 7.8 and 2.0 Hz), 6.53 (dd, 1 H, J = 4.0 and
1.7 Hz), 6.43 − 6.50 (m, 1 H), 6.43 (d, 1 H, J =
15.9 Hz), 6.16 (dd, 1 H, , J = 4.0 and 2.5 Hz), 5.
26 − 5.28 (m, 2 H), 4.67 (s,2 H), 2.33 (s, 3 H).
【0143】参考例7−1 1−ヨード−3−(メトキシメチル)ベンゼンの合成
【化42】 m−ヨードフェノール(3.00 g, 13.6 mmol)のアセトン
(30 ml)溶液に、氷冷下、炭酸カリウム(2.30 g, 16.
6 mmol)、クロロメチルメチルエーテル(1.20g, 14.9 m
mol)を加え、反応液を室温にて65時間攪拌した。反応液
に炭酸カリウム(0.600 g, 4.30 mmol)、クロロメチル
メチルエーテル(0.300 g, 3.70 mmol)を追加し、室温
にて2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルに
て抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得
た(3.68 g, 102%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.40 − 7.42 (m, 1 H),
7.34 (dt, 1 H, J = 3.6 and 1.6 Hz), 6.99 − 7.02
(m, 2 H), 5.15 (s, 2 H), 3.47 (s, 3 H).
【0144】参考例7−2 (2E)−3−[3−(メトキシメチル)フェニル]−
2−プロパナールの合成
【化43】 参考例7−1の化合物から、参考例6−2と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.70 (d, 1 H, J = 7.7 H
z), 7.45 (d, 1 H, J =15.9 Hz), 7.35 (t, 1 H, J =
7.9 Hz), 7.25 (brt, 1 H, J = 2.4 Hz), 7.22(brd, 1
H, J = 7.9 Hz), 7.13 (ddd, 1 H, J = 7.9, 2.4 and
0.8 Hz), 6.71 (dd, 1 H, J = 15.9 and 7.7 Hz), 5.21
(s, 2 H), 3.49 (s, 3 H).
【0145】参考例7−3 (2E)−3−[3−(メトキシメチル)フェニル]−
2−プロペン−1−オールの合成
【化44】 参考例7−2から、参考例6−3と同様にして表題化合
物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.24 (t, 1 H, J = 8.0 H
z), 7.08 (t, 1 H, J =2.0 Hz), 7.04 (d, 1 H, J = 8.
0 Hz), 6.93 (ddd, 1 H, J = 8.0, 2.0 and 0.7 Hz),
6.59 (d, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.37 (dt, 1 H, J = 15.
9 and 5.7 Hz),5.18 (s, 2 H), 4.32 (dt, 2 H, J = 5.
7 and 1.4 Hz), 3.49 (s, 3 H), 1.46 (t, 1 H, J = 5.
7 Hz).
【0146】参考例7−4 1−[(1E)−3−ブロモ−1−プロペニル]−3−
(メトキシメチル)ベンゼンの合成
【化45】 参考例7−3の化合物から、参考例6−4と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.24 (t, 1 H, J = 7.9 H
z), 7.07 (t, 1 H, J =2.4 Hz), 7.03 (d, 1 H, J = 7.
9 Hz), 6.95 (ddd, 1 H, J = 7.9, 2.4 and 0.8 Hz),
6.61 (d, 1 H, J = 15.5 Hz), 6.39 (dt, 1 H, J = 15.
5 and 7.8 Hz),5.18 (s, 2 H), 4.15 (dd, 2 H, J = 7.
8 and 0.8 Hz), 3.48 (s, 3 H).
【0147】実施例6 実施例6−1 (1−{(2E)−3−[3−(メトキシメチル)フェ
ニル]−2−プロペニル}−1H−ピロール−2−イ
ル)(4−メチルフェニル)メタノンの合成
【化46】 参考例7の化合物と参考例1の化合物から、実施例1−
1と同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz),
7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.20 (t, 1 H, J = 8.0
Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.99− 7.04
(m, 2 H), 6.91 (ddd, 1 H, J = 8.0, 2.4 and 0.8 H
z), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0 and 1.7 Hz), 6.47 (d, 1
H, J = 15.8 Hz), 6.42 (dt, 1 H, J =15.8 and 4.9 H
z), 6.21 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.5 Hz), 5.20 (d, 2
H, J =4.9 Hz), 5.16 (s, 2 H), 3.47 (s, 3 H), 2.43
(s, 3 H).
【0148】実施例6−2 {1−[(2E)−3−(3−ヒドロキシフェニル)−
2−プロペニル]−1H−ピロール−2−イル}(4−
メチルフェニル)メタノンの合成
【化47】 実施例6−1の化合物(4.53 g, 12.5 mmol)のメタノー
ル(15 ml)、ジオキサン(10 ml)溶液に、4N塩酸ジオ
キサン溶液(10 ml)を加え、室温にて30分攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を
飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 4:1)で
分離精製し、表題化合物を得た(3.71 g, 93%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz),
7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.15 (t, 1 H, J = 7.9
Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 2.4 and 1.7 Hz), 6.92 (br
d, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.82 − 6.84 (m, 1 H), 6.77
(dd, 1 H, J = 4.0 and 1.7 Hz), 6.70 (ddd, 1 H, J =
7.9, 2.5 and 0.8 Hz), 6.44 (d, 1 H, J= 15.8 Hz),
6.39 (dt, 1 H, J = 15.8 and 4.8 Hz), 6.20 (dd, 1
H, J = 4.0and 2.4 Hz), 5.19 (d, 2 H, J = 4.8 Hz),
4.94 (s, 1 H), 2.42 (s, 3 H).
【0149】実施例6−3 4−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾ
イル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニ
ル}フェノキシ)酪酸エチルの合成
【化48】 実施例6−2の化合物(180 mg, 0.567 mmol)のN,N
−ジメチルホルムアミド(3.0 ml)溶液に、炭酸カリウ
ム(100 mg, 0.724 mmol)、4−ブロモ−n−酪酸エチル
(105 mg, 0.538 mmol)を加え45℃にて2時間攪拌した。
反応液に4−ブロモ−n−酪酸エチル(20.0 mg, 0.100 m
mol)を追加し、50℃にて更に9時間攪拌した。反応液に
炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(199 mg,
81%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.19 (t, 1 H, J = 7.
9 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 2.4 and 1.7 Hz),6.94 (br
d, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.87 − 6.89 (m, 1 H), 6.76
(dd, 1 H, J =4.0 and 1.7 Hz), 6.74 − 6.77 (m, 1
H), 6.47 (d, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.41(dt, 1 H, J =
15.8 and 5.0 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.4 H
z), 5.20 (d, 2 H, J = 5.0 Hz), 4.14 (q, 2 H, J =
7.1 Hz), 3.99 (t, 2 H, J = 6.1Hz), 2.50 (t, 2 H, J
= 7.3 Hz), 2.43 (s, 3 H), 2.09 (tt, 2 H, J = 7.3
and 6.1 Hz), 1.25 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
【0150】実施例6−4 4−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾ
イル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニ
ル}フェノキシ)酪酸の合成
【化49】 実施例6−3の化合物から、実施例1−2と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.19 (t, 1 H, J = 8.
1 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 2.5 and 1.6 Hz),6.93 (br
d, 1 H, J = 8.1 Hz), 6.92 − 6.94 (m, 1 H), 6.77
(dd, 1 H, J =4.0 and 1.6 Hz), 6.74 − 6.77 (m, 1
H), 6.48 (d, 1 H, J = 15.6 Hz), 6.44(dt, 1 H, J =
15.6 and 4.0 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.5 H
z), 5.17 − 5.19 (m, 2 H), 4.03 (t, 2 H, J = 6.2 H
z), 2.57 (t, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.42 (s, 3 H), 2.07
− 2.14 (m, 2 H).
【0151】参考例8−1 {3−[(1E)−3−t−ブトキシ−3−オキソ−1
−プロペニル]フェニル}酢酸の合成
【化50】 m−ブロモフェニル酢酸(4.0 g, 18.6 mmol)、アクリ
ル酸t−ブチル(4.85g, 37.8 mmol)、トリエチルアミ
ン(3.8 g, 37.6 mmol)、トリ−o−トリルホスフィン
(310 mg, 1.02 mmol)、酢酸パラジウム(130 mg, 0.58
0 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50 mL)混合
液を50℃にて4時間、90℃にて10時間攪拌した。反応液
を炭酸水素ナトリウム水で希釈し、酢酸エチルにて洗浄
した。水層を酸性(pH 3付近)とし、酢酸エチルにて抽
出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、溶媒を減圧留去し、表題化合物の粗精製物
を得た(5.50 g)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.56 (d, 1 H, J = 16.0 H
z), 7.41 − 7.45 (m,2 H), 7.35 (t, 1 H, J = 7.9 H
z), 7.28 − 7.32 (m, 1 H), 6.37 (d, 1 H, J= 16.0 H
z), 3.67 (s, 2 H), 1.53 (s, 9 H).
【0152】参考例8−2 (2E)−3−[3−(2−メトキシ−2−オキソエチ
ル)フェニル]−2−プロペン酸の合成
【化51】 上記参考例8−1の粗精製物(5.50 g)のアセトン(60
mL)溶液に、炭酸カリウム(4.80 g, 34.7 mmol)、ジ
メチル硫酸(3.00 g, 23.8 mmol)を加え、反応液を室温
で1時間半攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルに
て抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、参考例8−1の
化合物のメチルエステル体を得た。得られたメチルエス
テル体をジクロロメタン(30 mL)溶液とし、この溶液
にトリフルオロ酢酸(30 mL)を加え室温にて1時間半攪
拌した。反応液を炭酸水素ナトリウム水で希釈し、酢酸
エチルにて洗浄した。水層を酸性(pH 3付近)とし、酢
酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し、表題
化合物を得た(3.90 g, 3工程収率95%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.77 (d, 1 H, J = 16.0 H
z), 7.45 − 7.49 (m,2 H), 7.38 (t, 1 H, J = 7.7 H
z), 7.32 − 7.36 (m, 1 H), 6.46 (d, 1 H, J= 16.0 H
z), 3.72 (s, 3 H), 3.66 (s, 2 H). 参考例8−1メチルエステル体のNMR:
【化52】 1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.57 (d, 1 H, J = 16.0 H
z), 7.40 − 7.44 (m, 2H), 7.34 (t, 1 H, J = 7.9 H
z), 7.28 − 7.31 (m, 1 H), 6.37 (d, 1 H, J =16.0 H
z), 3.70 (s, 3 H), 3.64 (s, 2 H), 1.53 (s, 9 H).
【0153】参考例8−3 {3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
フェニル}酢酸メチルの合成
【化53】 参考例8−2の化合物(3.90 g, 17.7 mmol)とトリエチ
ルアミン(2.35 g, 23.2 mmol)のテトラヒドロフラン
(50 mL)溶液に、窒素気流下、0℃で、クロロぎ酸エチ
ル(2.50 g, 23.0 mmol)を加え1時間攪拌した。反応液
にトリエチルアミン(0.700 g, 6.92 mmol)、クロロぎ
酸エチル(0.750 g, 6.91 mmol)を追加し、さらに0℃に
て20分攪拌した。反応液に、水素化ホウ素ナトリウム
(3.65 g, 96.5 mmol)の水(30 mL)溶液を滴下し、0℃
にて20分攪拌した。1N 塩酸水を加え酸性(pH 2−3)と
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル = 3:1 → 1:1)で精製し、
表題化合物を得た。(3.00 g, 82%)1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.28 − 7.32 (m, 3 H),
7.15 − 7.18 (m, 1 H), 6.61 (dt, 1 H, J = 15.9 and
1.4 Hz), 6.38 (dt, 1 H, J = 15.9 and 5.8 Hz), 4.3
3 (dt, 2 H, J = 5.8 and 1.4 Hz), 3.70 (s, 3 H), 3.
62 (s, 2 H), 1.43 (t, 1 H, J = 5.8 Hz).
【0154】参考例8−4 {3−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]フェ
ニル}酢酸メチルの合成
【化54】 参考例8−3の化合物から、参考例6−4と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.29 − 7.32 (m, 3 H),
7.17 − 7.22 (m, 1 H), 6.63 (d, 1 H, J = 15.6 Hz),
6.40 (dt, 1 H, J = 15.6 and 7.8 Hz), 4.16(dd, 2
H, J = 7.8 and 0.7 Hz), 3.70 (s, 3 H), 3.62 (s, 2
H).
【0155】実施例7 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェニル)酢酸の合成 実施例7−1 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェニル)酢酸メチルの合成
【化55】 参考例8の化合物と参考例1の化合物から、実施例1−
1と同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.23 − 7.29 (m, 3
H), 7.13 − 7.17 (m, 1 H), 7.04 (dd, 1 H, J= 2.5 a
nd 1.6 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.6 Hz), 6.
48 (d, 1 H, J= 15.8 Hz), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.8 a
nd 4.9 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 4.0and 2.5 Hz), 5.2
0 (d, 2 H, J = 4.9 Hz), 3.68 (s, 3 H), 3.59 (s, 2
H), 2.43 (s, 3 H).
【0156】実施例7−2 (3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェニル)酢酸の合成
【化56】 実施例7−1の化合物から、実施例1−2と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 − 7.31 (m,3 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.14 − 7.18 (m, 1 H), 7.04 (dd, 1 H, J= 2.5 a
nd 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.7 Hz), 6.
49 (d, 1 H, J= 15.6 Hz), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.6 a
nd 4.8 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 4.0and 2.5 Hz), 5.2
0 (d, 2 H, J = 4.8 Hz), 3.63 (s, 2 H), 2.43 (s, 3
H).
【0157】実施例8 (3−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−4−メチル−1H−ピロール1−イル]−1−プ
ロペニル}フェニル)酢酸の合成
【化57】 参考例8の化合物と参考例3の化合物から、実施例2と
同様にして表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.27 − 7.31 (m,3 H), 7.14 − 7.18 (m, 1 H),
6.96 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.81 − 6.84 (br, 1 H),
6.55 − 6.57 (br, 1 H), 6.48 (d, 1 H, J = 15.9 H
z), 6.42 (dt, 1H, J = 15.9, 5.0 Hz), 5.12 (d, 2 H,
J = 5.0 Hz), 3.88 (s, 3 H), 3.63 (s,2 H), 2.09
(s, 3 H).
【0158】実施例9 (2−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの合成 実施例9−1 4−メトキシ−3−(メトキシメトキシ)ベンズアルデ
ヒドの合成
【化58】 イソバニリン(5.00 g, 32.9 mmol)のN,N−ジメチル
ホルムアミド(300ml)溶液に、炭酸カリウム(5.00 g, 3
6.1 mmol)、クロロメチルメチルエーテル(2.91 g, 36.1
mmol)を加えて、50℃で4時間攪拌した。室温まで放冷
し、水を加えて酢酸エチル−トルエン(3:1)で抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル=3:1)で精製し、標題化合物を(5.80 g, 89.9%)得
た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.86 (s, 1 H), 7.67 (d,
1 H, J = 1.9 Hz), 7.55 (dd, 1 H, J = 1.9 and 8.3
Hz), 7.01 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 5.29 (s, 2H), 3.97
(s, 3 H), 3.53 (s, 3 H).
【0159】実施例9−2 (2E)−3−[4−メトキシ−3−(メトキシメトキ
シ)フェニル]−2−プロペン酸エチルの合成
【化59】 実施例9−1の化合物(3.42 g, 17.4 mmol)をN,N−
ジメチルホルムアミド(30 mL)とテトラヒドロフラン
(30 mL)に溶かして、ジエチルホスホノ酢酸エチル
(3.91 g, 17.4 mmol)、水素化ナトリウム(766 mg, 19.
1 mmol)を加えた。60℃で2時間攪拌した後、室温まで放
冷し、テトラヒドロフランを減圧留去した。残渣に水を
加え、酢酸エチル−トルエン(3:1)で抽出した。水、飽
和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、標題化合物を得た(196 mg, 88.
8%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.61 (d, 1 H, J = 15.9
Hz), 7.37 (d, 1 H, J= 2.0 Hz), 7.16 (dd, 1 H, J =
2.0 and 8.4 Hz), 6.89 (d, 1 H, J = 8.4 Hz), 6.31
(d, 1 H, J = 15.9 Hz), 5.25 (s, 2 H), 4.25 (q, 2
H, J = 7.1 Hz),3.91 (s, 3 H), 3.53 (s, 3 H), 1.33
(t, 3 H, J = 7.1 Hz).
【0160】実施例9−3 (2E)−3−[4−メトキシ−3−(メトキシメトキ
シ)フェニル]−2−プロペン−1−オールの合成
【化60】 実施例9−2の化合物(4.54 g, 17.0 mmol)のトルエン
(60 ml)溶液を−78℃で攪拌し、水素化ジイソブチルア
ルミニウムの1.0Mヘキサン溶液(35.8 ml, 35.8 mmol)
を滴下した。−78℃で1.5時間攪拌して、2N水酸化ナト
リウム水溶液を加えて攪拌した。析出物を濾別し、濾液
を酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順
に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去し、標題化合物を得た(3.65g, 95.7%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.24 (d, 1 H, J = 2.1 H
z), 7.00 (dd, 1 H, J= 2.1 and 8.4 Hz), 6.85 (d, 1
H, J = 8.4 Hz), 6.53 (d, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.26
(dt, 1 H, J = 15.9 and 5.9 Hz), 5.24 (s, 2 H), 4.3
0 (d, 2 H, J =5.9 Hz), 3.88 (s, 3 H), 3.52 (s, 3
H).
【0161】実施例9−4 {1−[(2E)−3−(3−ヒドロキシ−4−メトキ
シフェニル)−2−プロペニル]−1H−ピロール−2
−イル}(4−メチルフェニル)メタノンの合成
【化61】 実施例9−3の化合物(400 mg, 1.78 mmol)のジクロロ
メタン(3.0 ml)溶液に、四臭化炭素(590 mg, 1.78 mmo
l)、トリフェニルホスフィン(467 mg, 1.78 mmol)を加
えて、室温で30分攪拌した。エーテルを加え、沈殿は濾
別して、濾液の溶媒を減圧留去した。得られた残渣を、
テトラヒドロフラン(4.0 mL)に溶かし、参考例1の化
合物(330 mg, 1.78 mmol)、t−ブトキシカリウム(300
mg, 2.67 mmol)を加えて2時間攪拌した。水を加えて、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順に
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製した。得られ
た精製物をさらに、これをメタノール(2.0 mL)に溶か
して、4N塩酸−ジオキサン(2.0 ml)を加え、室温で1時
間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精
製し、標題化合物を得た(30.3mg, 4.9%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.23 (d, 2 H, J= 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J =
1.7 and 2.5 Hz), 6.97 (d, 1 H, J = 1.9 Hz), 6.82
(dd, 1 H, J = 1.9 and 8.4 Hz), 6.75 (d, 1 H, J =
8.4 Hz), 6.74 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.41
(brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.27 (dt, 1 H, J = 15.9 a
nd 6.2 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.
53 (s, 1 H), 5.16 (dd, 2 H, J = 1.1 and 6.2 Hz),
3.86 (s, 3 H), 2.41 (s, 3 H).
【0162】実施例9−5 (2−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの合成
【化62】 実施例9−4の化合物から、参考例6−1と同様の方法
で表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J =
1.7 and 2.6 Hz), 6.98 (dd, 1 H, J = 1.9 and8.4 H
z), 6.86 (d, 1 H, J = 1.9 Hz), 6.82 (d, 1 H, J =
8.4 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.42
(brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.26 (dt, 1 H,J = 15.9 an
d 6.2 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.6 and 4.0 Hz), 5.1
7 (dd, 2 H, J = 1.1 and 6.2 Hz), 4.68 (s, 2 H), 3.
87 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 3.43(s, 3 H).
【0163】実施例10 (2−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸ナトリウムの合成
【化63】 実施例9の化合物(140 mg, 334μmol)をテトラヒドロ
フラン(1.0 ml)、メタノ−ル(1.0 ml)の混合溶媒に溶か
して、2N水酸化ナトリウム(2.0 ml)を加えて、室温で30
分攪拌した。1N塩酸水を加えて、溶液を中和して、酢酸
エチルで抽出した。水洗、飽和食塩水で洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、標
題化合物のフリー体を得た(128 mg, 94.5 %)。これに
当量の水酸化ナトリウム水を加え、乾燥し表題化合物を
得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.66 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.35 (dd, 1 H, J= 1.7 and 2.6 Hz), 7.31 (d, 2
H, J = 8.1 Hz), 6.85 − 6.80 (m, 3 H), 6.67 (dd, 1
H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.33 − 6.26 (m, 2 H), 6.
22 (dd, 1 H,J = 2.6 and 4.0 Hz), 5.12 (d, 2 H, J =
4.6 Hz), 4.09 (s, 2 H), 3.74 (s,3 H), 2.39 (s, 3
H).
【0164】参考例9 1−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]−2−
メトキシ−3−(メトキシメトキシ)ベンゼンの合成 参考例9−1 3−ヒドロキシ−2−メトキシベンズアルデヒドの合成
【化64】 2,3−ヒドロキシベンズアルデヒド(200 mg, 1.45 m
mol)をN,N−ジメチルホルムアミド(3.0 mL)に溶か
して、室温下、水素化ナトリウム(60.8 mg, 1.52 mmo
l)を加えて、50℃で1時間攪拌した。反応液を一旦室温
に戻して、よう化メチル(226 mg, 1.60mmol)を加え
て、40℃で1時間攪拌した。反応液を室温まで放冷し、
水を加え、酢酸エチル−トルエン(3:1)で抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をヘキサンか
ら再結晶し、標題化合物を得た(196 mg, 88.8 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 10.27 (s, 1 H), 7.37 (d
d, 1 H, J = 1.7 and7.7 Hz), 7.23 (dd, 1 H, J = 1.7
and 8.0 Hz), 7.15 (m, 1 H), 5.82 (s, 1 H), 3.98
(s, 3 H).
【0165】参考例9−2 2−メトキシ−3−(メトキシメトキシ)ベンズアルデ
ヒドの合成
【化65】 参考例9−1の化合物(5.98 g, 39.3 mmol)のテトラヒ
ドロフラン(200ml)溶液に、炭酸カリウム(8.15 g, 5
9.0 mmol)、クロロメチルメチルエーテル(6.33 g, 78.
6 mmol)を加えて、60℃で11時間攪拌した。析出物を濾
別し、濾液の溶媒を留去した。残渣に水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順に洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、標題化合物を得
た(2.63 g, 34.1 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 10.42 (s, 1 H), 7.49
(d, 1 H, J = 7.8 Hz),7.40 (d, 1 H, J = 8.1 Hz), 7.
12 (m, 1 H)), 5.26 (s, 2 H), 4.01 (s, 3 H),3.53
(s, 3 H).
【0166】参考例9−3 (2E)−3−[2−メトキシ−3−(メトキシメトキ
シ)フェニル]−2−プロペン酸エチルの合成
【化66】 参考例9−2の化合物から、実施例9−2と同様の方法
で、表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.98 (d, 1 H, J = 16.2
Hz), 7.22 (dd, 1 H,J = 1.4 and 8.0 Hz), 7.18 (dd,
1 H, J = 1.4 and 8.0 Hz), 7.04 (dd, 1 H,J = 8.0 an
d 8.0 Hz), 6.49 (d, 1 H, J = 16.2 Hz), 5.23 (s, 2
H), 4.27 (q,2 H, J = 7.1 Hz), 3.88 (s, 3 H), 3.52
(s, 3 H), 1.34 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
【0167】参考例9−4 (2E)−3−[2−メトキシ−3−(メトキシメトキ
シ)フェニル]−2−プロペン−1−オールの合成
【化67】 参考例9−3の化合物から、実施例9−3と同様の方法
で表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.16 (dd, 1 H, J = 1.7
and 7.9 Hz), 7.06 (dd, 1 H, J = 1.7 and 7.9 Hz),
7.00 (dd, 1 H, J = 7.9 and 7.9 Hz), 6.92 (d, 1 H,
J = 16.1 Hz), 6.40 (dt, 1 H, J = 16.1 and 5.8 Hz),
5.22 (s, 2 H),4.35 (t, 2 H, J = 5.8 Hz), 3.84 (s,
3 H), 3.52 (s, 3 H).
【0168】参考例9−5 1−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]−2−
メトキシ−3−(メトキシメトキシ)ベンゼンの合成
【化68】 参考例9−4の化合物から、参考例8−4と同様の方法
で表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.14 (dd, 1 H, J = 1.6
and 7.8 Hz), 7.08 (dd, 1 H, J = 1.6 and 8.0 Hz),
7.00 (dd, 1 H, J = 7.8 and 8.0 Hz), 6.95 (d, 1 H,
J = 15.8 Hz), 6.43 (dt, 1 H, J = 15.8 and 7.8 Hz),
5.22 (s, 2 H),4.19 (d, 2 H, J = 7.8 Hz), 3.84 (s,
3 H), 3.52 (s, 3 H).
【0169】実施例11 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの合成 実施例11−1 (1−{(2E)−3−[2−メトキシ−3−(メトキ
シメトキシ)フェニル]−2−プロペニル}−1H−ピ
ロール−2−イル)(4−メチルフェニル)メタノンの
合成
【化69】 参考例9の化合物(160 mg, 557μmol)、参考例1の化
合物(124 mg, 668μmol)のテトラヒドロフラン(3.0 m
l)溶液に、t−ブトキシカリウム(68.8 mg, 613μmol)
を加え、2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順に洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、
標題化合物を得た(235 mg, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.12 (dd, 1 H, J =
1.2 and 8.0 Hz), 7.06 (dd, 1 H, J = 1.7 and2.5 H
z), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.2 and 8.0 Hz), 6.96 (dd,
1 H, J = 8.0 and8.0 Hz), 6.81 (brd, 1 H, J = 16.0
Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.46 (dt,
1 H, J = 16.0 and 6.2 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5
and 4.0Hz), 5.23 (dd, 2 H, J = 1.3 and 6.2 Hz),
5.20 (s, 2 H), 3.76 (s, 3 H), 3.50 (s, 3 H), 2.42
(s, 3 H).
【0170】実施例11−2 {1−[(2E)−3−(3−ヒドロキシ−2−メトキ
シフェニル)−2−プロペニル]−1H−ピロール−2
−イル}(4−メチルフェニル)メタノンの合成
【化70】 実施例11−1の化合物(229 mg, 0.585 mmol)のジオ
キサン(2.0 ml)およびメタノ−ル(2.0 ml)の混合液に、
4N塩酸−ジオキサン(2.0ml)を加えて、室温で1時間攪拌
した。溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 9 : 1)で精
製し、標題化合物を得た(172 mg, 84.6%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J =
1.7 and 2.5 Hz), 6.97 − 6.91 (m, 2 H), 6.84 (dd,
1 H, J = 1.2 and 8.0 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 a
nd 4.0 Hz), 6.64 (brd, 1 H, J = 16.0 Hz), 6.46 (d
t, 1 H, J = 16.0 and 6.0 Hz), 6.22 (dd, 1 H, J =
2.5 and 4.0 Hz), 5.66 (s, 1 H), 5.24 (dd, 2 H, J =
1.3 and 6.0 Hz), 3.69 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
【0171】実施例11−3 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの合成
【化71】 実施例11−2の化合物から実施例9−5と同様の方法
で表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.12 (dd, 1 H, J =
1.3 and 8.1 Hz), 7.06 (dd, 1 H, J = 1.7 and2.5 H
z), 6.95 (dd, 1 H, J = 8.1 and 8.1 Hz), 6.81 (brd,
1 H, J = 15.9 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0
Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 1.3 and 8.1 Hz), 6.46 (d
t, 1 H, J = 15.9 and 5.7 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J =
2.5 and 4.0Hz), 5.22 (dd, 2 H, J = 1.3 and 5.7 H
z), 4.68 (s, 2 H), 3.81 (s, 3 H), 3.78 (s, 3 H),
2.42 (s, 3 H).
【0172】実施例12 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
チルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化72】 実施例11の化合物から、実施例1−2と同様の方法で
表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J= 8.1 Hz), 7.18 (dd, 1 H, J =
1.2 and 8.0 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 H
z), 7.01 (dd, 1 H, J = 8.0 and 8.0 Hz), 6.83 (dd,
1 H, J = 1.2 and 8.0 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 a
nd 4.0 Hz), 6.73 (brd, 1 H, J = 16.0Hz), 6.49 (dt,
1 H, J = 16.0 and 6.0 Hz), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5
and 4.0Hz), 5.23 (dd, 2 H, J = 1.3 and 6.0 Hz),
4.68 (s, 2 H), 3.78 (s, 3 H),2.42 (s, 3 H).
【0173】実施例13 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの
合成 実施例13−1 (1−{(2E)−3−[2−メトキシ−3−(メトキ
シメトキシ)フェニル]−2−プロペニル}−4−メチ
ル−1H−ピロール−2−イル)(4−メトキシフェニ
ル)メタノンの合成
【化73】 参考例3の化合物と、参考例9の化合物とから、実施例
11−1と同様にして表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 2 H, J = 7.8 H
z), 7.13 (dd, 1 H, J= 1.3 and 8.0 Hz), 7.03 (dd, 1
H, J = 1.3 and 8.0 Hz), 6.98 − 6.93 (m,3 H), 6.8
4 (brd, 1 H), 6.80 (brd, 1 H, J = 16.0 Hz), 6.56
(brd, 1 H), 6.44 (dt, 1 H, J = 16.0 and 6.0 Hz),
5.20 (s, 2 H), 5.15 (dd, 2 H, J = 1.3and 6.0 Hz),
3.88 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 3.50 (s, 3 H), 2.05
(s, 3 H).
【0174】実施例13−2 {1−[(2E)−3−(3−ヒドロキシ−2−メトキ
シフェニル)−2−プロペニル]−4−メチル−1H−
ピロール−2−イル}(4−メトキシフェニル)メタノ
ンの合成
【化74】 実施例13−1の化合物から、実施例11−2と同様に
して表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.82 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 6.99 − 6.91 (m,5 H), 6.84 (dd, 1 H, J = 1.9 a
nd 8.4 Hz), 6.82 (brd, 1 H), 6.64 (brd, 1H, J = 1
5.9 Hz), 6.58 (brd, 1 H), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.9
and 6.0 Hz), 5.16 (dd, 2 H, J = 1.3 and 6.0 Hz),
3.88 (s, 3 H), 3.69 (s, 3 H), 2.09 (s, 3 H).
【0175】実施例13−3 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの
合成
【化75】 実施例13−2の化合物から、実施例11−3と同様に
して表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.12 (dd, 1 H, J= 1.3 and 8.1 Hz), 6.97 − 6.9
2 (m, 4 H), 6.84 (brd, 1 H), 6.80 (brd, 1H, J = 1
5.9 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 1.3 and 8.1 Hz), 6.56
(brd, 1 H), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.2 Hz),
5.14 (dd, 2 H, J = 1.3 and 6.2 Hz), 4.68 (s, 2 H),
3.88 (s, 3 H), 3.81 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 2.08
(s, 3 H).
【0176】実施例14 (2−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化76】 実施例13の化合物から、実施例12と同様にして、表
題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.19 (dd, 1 H, J= 1.3 and 8.0 Hz), 7.01 (dd, 1
H, J = 8.0 and 8.0 Hz), 6.94 (d, 2 H, J =8.8 Hz),
6.84 − 6.82 (m, 2 H), 6.69 (brd, 1 H, J = 16.0 H
z), 6.58 (d,1 H, J = 1.3 Hz), 6.47 (dt, 1 H, J = 1
6.0 and 6.0 Hz), 5.15 (dd, 2 H, J= 1.3 and 6.0 H
z), 4.68 (s, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H),
2.09 (s,3 H).
【0177】実施例15 (4−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸ナトリウ
ムの合成 実施例15−1 4−メトキシフェニル メチル カーボネートの合成
【化77】 4−メトキシフェノール(5.40 g, 43.5 mmol)のテトラ
ヒドロフラン(20 mL)溶液に、ピリジン(5.16g, 65.3
mmol)を加えた。その溶液に、クロロぎ酸メチル(8.22
g, 87.0mmol)を氷冷化、滴下して、1時間攪拌した。混
合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、
飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(7.60g, 95.
9%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.09 (d, 2 H, J = 9.1 H
z), 6.89 (d, 2 H, J= 9.1 Hz), 3.89 (s, 3 H), 3.80
(s, 3 H).
【0178】実施例15−2 3−ホルミル−4−メトキシフェニル メチル カーボネ
ートの合成
【化78】 実施例15−1の化合物(7.50 g, 41.2 mmol)のジクロ
ロメタン(100 mL)溶液を0℃攪拌下、四塩化チタン(31.
3 g, 164 mmol)のジクロロメタン(20 mL)溶液を加え
た。続いて、ジクロロメトキシメタン(5.68 g, 49.4 m
mol)のジクロロメタン(40 mL)溶液を0℃で、30分かけ
て滴下した。滴下後、反応液を室温にし、30分攪拌し
て、氷水(100 g)へ注いだ。さらに、濃塩酸(4 m
L)、エーテル(100 mL)を加え、室温で1時間攪拌し
た。エーテル層を分離し、水、飽和食塩水で順に洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、表題化合物を得た(8.62 g, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ10.43 (s, 1 H), 7.62 (d,
1 H, J = 3.1 Hz), 7.36 (dd, 1 H, J = 3.1 and 9.0
Hz), 7.00 (d, 1 H, J = 9.0 Hz), 3.94 (s, 3H), 3.90
(s, 3 H).
【0179】実施例15−3 (2E)−3−(5−ヒドロキシ−2−メトキシフェニ
ル)−2−プロペン酸エチルの合成
【化79】 実施例15−2の化合物から、参考例9−3と同様にし
て表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.87 (d, 1 H, J = 16.1
Hz), 7.03 (d, 1 H, J= 3.0 Hz), 6.86 (dd, 1 H, J =
3.0 and 8.9 Hz), 6.79 (d, 1 H, J = 8.9 Hz), 6.48
(d, 1 H, J = 16.1 Hz), 4.26 (q, 2 H, J = 7.1 Hz),
3.82 (s, 3 H),1.33 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
【0180】実施例15−4 3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]−
4−メトキシフェノールの合成
【化80】 実施例15−3の化合物から参考例9−4と同様にして
表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.90 (s, 1 H), 6.83 (d,
1 H, J = 2.9 Hz), 6.79 (d, 1 H, J = 8.8 Hz), 6.72
(d, 1 H, J = 16.1 Hz), 6.60 (dd, 1 H, J =2.9 and
8.8 Hz), 6.20 (dt, 1 H, J = 16.1 and 5.1 Hz), 4.81
(t, 1 H, J =5.5 Hz), 4.09 (dd, 2 H, J = 5.1 and
5.5 Hz), 3.70 (s, 3 H).
【0181】実施例15−5 {3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
−4−メトキシフェノキシ}酢酸メチルの合成
【化81】 実施例15−4の化合物(740 mg, 4.11 mmol)のアセト
ン(15 mL)溶液に、炭酸カリウム(1.14 g, 8.21 mmo
l)、ブロモ酢酸メチル(629 mg, 4.11 mmol)を加えて、
40℃で2時間攪拌した。混合物に、水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で順に洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、
表題化合物を得た(842 mg, 81.1%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.04 (t, 1 H, J = 1.5 H
z), 6.89 (d, 1 H, J =16.0 Hz), 6.79 (m, 2 H), 6.35
(dt, 1 H, J = 5.8 and 16.0 Hz), 4.60 (s,2 H), 4.3
2 (dd, 2 H, J = 5.5 and 5.8 Hz), 3.81 (s, 3 H), 3.
81 (s, 3 H),1.47 (brt, 1 H).
【0182】実施例15−6 (4−メトキシ−3−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸ナトリウ
ムの合成
【化82】 実施例15−5の化合物(317 mg, 1.26 mmol)のジクロ
ロメタン(3.0 mL)溶液を0℃に冷却攪拌しながら、ト
リエチルアミン(180μL, 1.30 mmol)、塩化メタンスル
ホニル(100μL, 1.30 mmol)を加えて、30分攪拌した。
その溶液に、酢酸エチル(10 mL)を加えて、析出した
塩を濾別した。濾液は濃縮して、テトラヒドロフラン
(3.0 mL)溶液として、0℃で攪拌した。その溶液に、
t−ブトキシカリウム(170 mg, 1.51 mmol)、参考例1
の化合物(233 mg, 1.26 mmol)を加えて、室温にし、一
晩攪拌した。反応液に、1N塩酸水を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を、1N塩酸水、飽和食塩水で順に洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
した。得られた油状物をテトラヒドロフラン(1.0 m
l)−メタノ−ル(1.0 mL)の混合溶媒に溶かし、2N水
酸化ナトリウム水溶液(2.0 ml)を加えて、0℃で30分
間攪拌した。析出した白色結晶を濾別し、エーテル洗浄
し、乾燥して表題化合物を得た(110 mg, 21.5%)。1 H NMR (DMSO−d6, 400 MHz) δ7.66 (d, 2 H, J = 8.1
Hz), 7.36 (dd, 1 H,J = 1.6 and 2.6 Hz), 7.32 (d,
2 H, J = 8.1 Hz), 6.88 (d, 1 H, J = 3.0 Hz), 6.82
(d, 1 H, J = 9.0 Hz), 6.68 − 6.66 (m, 2 H), 6.56
(d, 1 H, J =16.0 Hz), 6.37 (dt, 1 H, J = 16.0 and
5.6 Hz), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.6 and 3.9 Hz), 5.16
(d, 2 H, J = 5.6 Hz), 4.00 (s, 2 H), 3.66 (s, 3
H), 2.38(s, 3 H).
【0183】実施例16 (3−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロ−ル−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの
合成 実施例16−1 3−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒドの合成
【化83】 60 % 水素化ナトリウム(2.77 g, 69.3 mmol)のN,N
−ジメチルホルムアミド(50 mL)溶液に、エタンチオ
ール(7 mL)をゆっくりと0℃で加えた。0℃で30分間、
攪拌し、1時間加熱還流した。反応液を室温にし、3,
5−ジメトキシベンズアルデヒド(3.84 g, 23.1 mmol)
のN,N−ジメチルホルムアミド(90 mL)溶液を加
え、1時間加熱還流した。反応液を室温にし、飽和食塩
水(700 mL)、26%ホルマリン水溶液(70 mL)、酢酸
(130 mL)を順に加えて、攪拌した。その混合物を、酢
酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和食塩水で順に
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して、表題化
合物を得た(2.68 g, 17.6%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.88 (s, 1 H), 7.00 (m,
1 H), 6.96 (m, 1 H),6.68 (t, 1 H, J = 2.3 Hz), 3.8
4 (s, 3 H).
【0184】実施例16−2 (2E)−3−(3−ヒドロキシ−5−メトキシフェニ
ル)−2−プロペン酸エチルの合成
【化84】 実施例16−1の化合物から、参考例9−3と同様にし
て合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.58 (d, 1 H, J = 16.0 H
z), 6.65 − 6.61 (m,2 H), 6.45 (t, 1 H, J = 2.2 H
z), 6.38 (d, 1 H, J = 16.0 Hz), 4.27 (q, 2H, J =
7.1 Hz), 3.80 (s, 3 H), 1.34 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
【0185】実施例16−3 3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]−
5−メトキシフェノールの合成
【化85】 実施例16−2の化合物から、参考例9−4と同様にし
て合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ6.54 − 6.47 (m, 3 H),
6.36 − 6.31 (m, 2 H), 4.92 (s, 1 H), 4.32 (d, 2
H, J = 5.6 Hz), 3.79 (s, 3 H).
【0186】実施例16−4 {3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
−5−メトキシフェノキシ}酢酸メチルの合成
【化86】 実施例16−3の化合物から、実施例15−5と同様に
して合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ6.59 − 6.52 (m, 3 H),
6.39 (dd, 1 H, J = 2.3 and 2.3 Hz), 6.33 (dt, 1 H,
J = 15.9 and 5.6 Hz), 4.62 (s, 2 H), 4.32(brs, 2
H), 3.81 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H), 1.49 (brt, 1 H).
【0187】実施例16−5 {3−[(1E)−3−ブロム−1−プロペニル]−5
−メトキシフェノキシ}酢酸メチルの合成
【化87】 実施例16−4の化合物(150 mg, 0.594 mmol)のジク
ロロメタン(2 mL)溶液に、四臭化炭素(207 mg, 0.62
3 mmol)、トリフェニルホスフィン(163mg, 0.623 mmo
l)を加え、室温で30分間攪拌した。反応液に、エーテル
を加えて、析出した沈殿を濾別した。濾液は濃縮し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=2:1)で精製し、表題化合物を得た(14
1 mg, 75.3 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ6.58 − 6.52 (m, 3 H),
6.41 (dd, 1 H, J = 2.2 and 2.2 Hz), 6.36 (dt, 1 H,
J = 7.8 and 15.9 Hz), 4.63 (s, 2 H), 4.14(d, 2 H,
J = 7.8 Hz), 3.82 (s, 3 H), 3.79 (s, 3 H).
【0188】実施例16−6 (3−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸メチルの
合成
【化88】 実施例16−5の化合物(130 mg, 0.412 mmol)のテト
ラヒドロフラン(5.0 mL)溶液を0℃で、参考例1の化
合物(80.1 mg, 0.433 mmol)、t−ブトキシカリウム
(50.9 mg, 0.454 mmol)を加え、3時間40℃で攪拌し
た。反応液に、酢酸エチルを加えて、析出物を濾別し、
濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、表題の化合物を得た(53.4 mg, 30.9
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J= 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J =
1.6 and 2.6 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.6 and 4.0 H
z), 6.55 (t, 1 H, J = 1.7 Hz), 6.49 (t, 1 H, J =
1.7 Hz), 6.41 −6.37 (m, 3 H), 6.21 (dd, 1 H, J =
2.6 and 4.0 Hz), 5.19 (dd, 2 H, J = 1.2, 2.7 Hz),
4.60 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H), 3.77 (s, 3 H), 2.43
(s, 3 H).
【0189】実施例17 (3−メトキシ−5−{(1E)−3−[2−(4−メ
トキシベンゾイル)−4−メチル−1H−ピロール−1
−イル]−1−プロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化89】 実施例16の化合物から、これを加水分解して表題の化
合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J= 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J =
1.6 and 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.6 and 4.0 H
z), 6.56 (dd, 1 H, J = 1.7 and 1.7 Hz), 6.50 (dd,
1 H, J = 1.7 and 1.7 Hz), 6.43 − 6.34 (m, 3 H),
6.21 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.18 (dd, 2 H,
J = 1.2 and 2.7 Hz), 4.62 (s, 2 H), 3.75 (s, 3
H), 2.42 (s,3 H).
【0190】参考例10 3−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ酢酸メチルの
合成 参考例10−1 2−(3−ヒドロキシフェニル)エタノールの合成
【化90】 3−ヒドロキシフェニル酢酸(3.04 g, 20.0 mmol)をテ
トラヒドロフラン(30mL)に溶解し、ボランテトラヒド
ロフラン錯体(1 M, 30.0 mL, 30.0 mmol)を窒素気流
下、0℃で加えた。混合物を1時間攪拌し、水を加え、酢
酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、濃縮して表題化合物を得た(2.76 g, 100
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.19 (t, 1 H, J = 7.4 H
z), 6.80 (d, 1 H, J =7.4 Hz), 6.72 (s, 1 H), 6.70
(d, 1 H, J = 7.4 Hz), 3.86 (t, 2 H, J = 6.5 Hz),
2.83 (t, 2 H, J = 6.5 Hz).
【0191】参考例10−2 3−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ酢酸メチルの
合成
【化91】 参考例10−1の化合物(1.38 g, 10.0 mmol)、ブロモ
酢酸メチル (1.68 g, 11.0 mmol)および炭酸カリウム
(2.07 g, 15.0 mmol)をアセトン(20 mL)中で、1時間
還流した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過して溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン/酢酸エチル = 1 : 1)で精製して表題化合物を
得た(1.00g, 66 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.24 (dd, 1 H, J = 7.4 a
nd 7.9 Hz), 6.87 (brd, 1 H, J = 7.4 Hz), 6.81 (t,
1 H, J = 2.0 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 7.9 and 2.0 H
z), 4.64 (s, 2 H), 3.86 (q, 2 H, J = 6.4 Hz), 3.81
(s, 3 H), 2.85 (t, 2 H, J = 6.4 Hz).
【0192】実施例18 (3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−
ピロール−1−イル]エチル}フェノキシ)酢酸の合成
【化92】 参考例10の化合物(456 mg, 2.17 mmol)をトルエン
(4.0 mL)に溶解し、トリエチルアミン(455 mg, 4.50
mmol)を加え、0℃に冷却した。その溶液に、塩化メタ
ンスルホニル(381 mg, 3.30 mmol)のトルエン(1.0 m
L)溶液を滴下した。10分間攪拌し、5 %硫酸水素カリウ
ム水溶液を加え、反応を止め、酢酸エチルで抽出した。
有機層を分離し、濃縮した。残渣にテトラヒドロフラン
(4.0 mL)を加えメタンスルホン酸誘導体溶液とした。
カリウムt−ブトキシド(168 mg,1.50 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(2.0 mL)に溶解し、参考例1の化合物
(278mg, 1.50 mmol)のテトラヒドロフラン(1.0 mL)
溶液を窒素気流下、0℃で加えた。この溶液に先のメタ
ンスルホン酸誘導体溶液(2.0 mL)を加え、室温で10時
間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し有
機層を分離し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、得られた化合物を1N
水酸化ナトリウム水(2.0 mL)、メタノール(2.0 m
L)、テトラヒドロフラン(2.0 mL)の混合溶媒に溶解
し、室温で10時間攪拌した。混合物を約2 gまで濃縮
し、トルエンで5回洗浄した。水層を1N 塩酸水と5 %硫
酸水素カリウム水溶液で酸性にし、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を濃縮し、表題の化合物を得た(11.4 mg,
2.9 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.68 (brd, 2 H, J = 8.4
Hz), 7.27 (dd, 1 H,J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.26 (br
d, 2 H, J = 8.4 Hz), 7.19 (dd, 1 H, J = 7.4 and 7.
9 Hz), 6.82 (brd, 1 H, J = 7.4 Hz), 6.76 (t, 1 H,
J = 2.0 Hz), 6.74 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz),
6.71 (dd, 1 H, J = 7.9 and 2.0 Hz), 6.09 (dd, 1 H,
J = 2.5 and 4.0 Hz), 4.60 (s, 2 H), 4.59 (t, 2 H,
J = 7.2Hz), 3.08 (t, 2 H, J = 7.2 Hz)2.42 (s, 3
H).
【0193】実施例19 (3−{(2−[2−(4−メトキシベンゾイル)−4
−メチル−1H−ピロール−1−イル]エチル}フェノ
キシ)酢酸の合成 参考例10の化合物と参考例3の化合物から実施例18
と同様の方法で表題の化合物を得た。
【化93】 1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.78 (d, 2 H, J = 8.7 H
z), 6.95 (dd, 1 H, J= 7.4 and 7.9 Hz), 6.93 (d, 2
H, J = 8.7 Hz), 6.85 (brd, 1 H, J = 7.4 Hz), 6.76
(dd, 1 H, J = 7.9 and 2.0 Hz), 6.74 (brs, 1 H), 6.
60 (d, 1 H, J= 1.1 Hz), 6.53 (d, 1 H, J = 1.1 Hz),
4.62 (s, 2 H), 4.51 (t, 2 H, J =7.2 Hz), 3.87 (s,
3 H), 3.05 (t, 2 H, J = 7.2 Hz), 2.04 (s, 3 H).
【0194】実施例20 (2−クロロ−5−{(1E)−3−[2−(4−メチ
ルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プ
ロペニル}フェノキシ)酢酸の合成 実施例20−1 2−クロロ−5−ヨードフェノール
【化94】 1−クロロ−4−ヨード−2−メトキシベンゼン(1.34
g, 5 mmol)をジクロロメタンに溶解し、氷冷下、0.91M
三臭化ホウ素ジクロロメタン溶液(6.60 ml, 6.00 mmol)
を滴下し、氷冷下1時間、室温で3日間反応させた。反応
液に飽和重曹水を加え、その後濃塩酸で酸性とし、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸ナ
トリウムにて乾燥した。溶媒を留去し、ヘキサン:酢酸
エチル(10:1)でシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製し、表題化合物(1.11 g, 87%)を白色結晶として得
た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.37 (d, 1 H, J = 2.0 H
z), 7.19 (dd, 1 H, J= 8.4 and 2.0 Hz), 7.02 (d, 1
H, J = 8.4 Hz), 5.52 (s, 1 H).
【0195】実施例20−2 (2−クロロ−5−ヨードフェノキシ)酢酸t−ブチル
の合成
【化95】 2−クロロ−5−ヨードフェノール(509 mg, 2.00 mmo
l)をジメチルホルムアミド(4.0 ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(415 mg, 3.00 mmol)、ブロモ酢酸t−ブチル(0.44
0 ml, 3.00 mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反
応液に水を加え、酢酸エチル抽出し、有機層は10%クエ
ン酸水溶液、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順に洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去し、ヘキサ
ン:酢酸エチル(20:1)でシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、(2−クロロ−5−ヨードフェノキ
シ)酢酸t−ブチル(851 mg, 定量的)を無色オイルとし
て得た。 1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.25 (dd, 1 H, J = 8.4
and 1.8 Hz), 7.08 −7.11 (m, 2 H), 4.58 (s, 2 H),
1.49 (s, 9 H).
【0196】実施例20−3 {2−クロロ−5−[(1E)−3−オキソ−1−プロ
ペニル]フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化96】 窒素気流下、(2−クロロ−5−ヨードフェノキシ)酢
酸t−ブチル(851 mg,2.00 mmol)をジメチルホルムアミ
ド(4.0 ml)に溶かし、アクロレイン(0.400 ml, 6.00 mm
ol)、炭酸水素ナトリウム(0.510 g, 6.00 mmol)、塩化
ベンジルトリエチルアンモニウム(683 mg, 3.00 mmo
l)、酢酸パラジウム(14.0 mg, 60.0μmol)を加え、60℃
で3時間攪拌した。反応液を冷却し、チオ硫酸ナトリウ
ムを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をチオ硫酸ナ
トリウム、10%クエン酸水溶液、水、飽和重曹水、飽和
食塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶
媒を留去し、表題化合物をを黄色結晶として得た(631 m
g, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.70 (d, 1 H, J = 7.6 H
z), 7.45 (d, 1 H, J= 8.2 Hz), 7.39 (d, 1 H, J = 1
5.9 Hz), 7.15 (dd, 1 H, J = 8.2 and 1.9 Hz), 6.98
(d, 1 H, J = 1.8 Hz), 6.64 (dd, 1 H, J = 15.9 and
7.6 Hz), 4.65(s, 2 H), 1.49 (s, 9 H).
【0197】実施例20−4 {2−クロロ−5−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−
プロペニル]フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化97】 実施例20−3の化合物(631 mg, 2.00 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(4.0 ml)、メタノール(2.0 ml)に溶かし、
氷冷下攪拌した。ここに水素化ホウ素ナトリウム(38.0
mg,1.00 mmol)水溶液(0.20 ml)を少しずつ氷冷下滴下
し、同温度で3時間攪拌した。反応液に10%クエン酸水
溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
重曹水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥させた。溶媒を留去し、表題化合物を無色オイルとし
て得た(651 mg, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.31 (d, 1 H, J = 8.2 H
z), 6.95 (dd, 1 H, J= 8.2 and 1.8 Hz), 6.83 (d, 1
H, J = 1.8 Hz), 6.54 (d, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.30
(dt, 1 H, J = 15.9 and 5.5 Hz), 4.61 (s, 2 H), 4.3
2 (br, 2 H), 1.51 (br, 1 H), 1.46 (s, 9 H).
【0198】実施例20−5 (2−クロロ−5−{(1E)−3−[2−(4−メチ
ルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プ
ロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化98】 実施例20−4の化合物(299 mg, 1.00 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(4.0 ml)に溶かし、氷冷下、トリエチルア
ミン(0.210 ml, 1.50 mmol)、メタンスルホニルクロリ
ド(0.085 ml, 1.10 mmol)を順次加え、氷冷下1時間攪拌
した。反応液に冷10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチ
ル抽出した。有機層を、冷10%クエン酸水溶液、冷飽和
重曹水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶
媒を留去し、残渣をテトラヒドロフラン(2.0 ml)に溶か
し、臭化リチウム(174 mg, 2.00mmol)を加え、3時間攪
拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒留去し、残渣をテトラヒドロフラン(2 m
l)に溶解し、氷冷下参考例1の化合物(185 mg, 1.00 mm
ol)、t−ブトキシカリウム(112 mg, 1.00 mmol)のテト
ラヒドロフラン(2.0ml)溶液中に滴下した。氷冷下で5時
間攪拌し、メタノール(2.0 ml)、1N水酸化ナトリウム水
溶液(2.0 ml)を追加し、室温で2時間攪拌した。反応液
を、ヘキサン、エーテルで洗浄し、硫酸水素カリウムで
酸性とし、クロロホルム抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去
し、表題化合物を茶色結晶として得た(281 mg, 60%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.29 (d, 1 H, J= 8.2 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.
1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.6 and 2.5 Hz), 6.97 (d
d, 1 H, J = 8.2 and 1.8 Hz), 6.86 (d, 1 H, J = 1.8
Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.6 Hz), 6.35 −
6.45 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.5 Hz),
5.18 (d, 2 H, J = 4.5 Hz), 4.75 (s, 2 H), 3.89 (b
r, 1 H), 2.42 (s, 3 H).
【0199】実施例21 (4−クロロ−3−{(1E)−3−[2−(4−メチ
ルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プ
ロペニル}フェノキシ)酢酸の合成 実施例21−1 4−クロロ−3−ヨードフェノールの合成
【化99】 1−クロロ−2−ヨード−4−メトキシベンゼン(2.68
g, 10.0 mmol)をジクロロメタン(20 ml)に溶解し、氷冷
下、0.91M三臭化ホウ素ジクロロメタン溶液(13.0 ml, 1
2.0 mmol)を滴下し、氷冷下1時間、室温で1日間攪拌し
た。反応液に飽和重曹水を加え、その後濃塩酸で酸性と
し、酢酸エチルで抽出した。有機層は飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去し、表題
化合物を薄茶色結晶として得た(2.61 g, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.35 (d, 1 H, J = 2.9 H
z), 7.27 (d, 1 H, J= 8.7 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J =
8.7 and 2.9 Hz), 5.30 (br, 1 H)
【0200】実施例21−2 (4−クロロ−3−ヨードフェノキシ)酢酸t−ブチル
の合成
【化100】 実施例20−1の化合物(509 mg, 2.00 mmol)をジメチ
ルホルムアミド(4.0 ml)に溶解し、炭酸カリウム(415 m
g, 3.00 mmol)、ブロモ酢酸t−ブチル(0.440 ml, 3.00
mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液に水を
加え、酢酸エチル抽出し、有機層は10%クエン酸水溶
液、水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナト
リウムにて乾燥させた。溶媒を留去し、ヘキサン:酢酸
エチル(10:1)にてシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、表題化合物を無色オイルとして得た(448 mg,
61%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.36 (d, 1 H, J = 2.9 H
z), 7.32 (d, 1 H, J= 8.8 Hz), 6.85 (dd, 2 H, J =
8.8 and 2.9 Hz), 4.47 (s, 2 H), 1.49 (s, 9H).
【0201】実施例21−3 {4−クロロ−3−[(1E)−3−オキソ−1−プロ
ペニル]フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化101】 窒素気流下、実施例20−2の化合物(448 mg, 1.22 mm
ol)をジメチルホルムアミド(2.0 ml)に溶かし、アクロ
レイン(0.170 ml, 2.50 mmol)、炭酸水素ナトリウム(21
0 mg, 2.50 mmol)、塩化ベンジルトリエチルアンモニウ
ム(342 mg, 1.50 mmol)、酢酸パラジウム(5.00 mg, 20.
0μmol)を加え、60℃で2時間攪拌した。反応液を冷却
し、チオ硫酸ナトリウムを加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層はチオ硫酸ナトリウム、10%クエン酸水溶
液、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥した。溶媒留去し、表題化合物を黄色結
晶として得た(399 mg, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.77 (d, 1 H, J = 7.7 H
z), 7.88 (d, 1 H, J= 15.9 Hz), 7.37 (d, 1 H, J =
8.8 Hz), 7.15 (d, 1 H, J = 3.0 Hz), 6.93 (dd, 1 H,
J = 8.8 and 3.0 Hz), 6.64 (dd, 1 H, J = 15.9 and
7.7 Hz), 4.54(s, 2 H), 1.49 (s, 9 H).
【0202】実施例21−4 {4−クロロ−3−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−
プロペニル]フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化102】 実施例20−3の化合物(399 mg, 1.22 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(3.0 ml)、メタノ−ル(1.5 ml)に溶かし、
氷冷下攪拌した。ここに水素化ホウ素ナトリウム(27.0
mg, 0.700 mmol)水溶液(200μl)を少しずつ滴下し、氷
冷下で1時間攪拌した。反応液に10%クエン酸水溶液を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和重曹
水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を留去し、表題化合物を無色オイルとして得た
(384 mg, 定量的)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.25 (d, 1 H, J = 8.8 H
z), 7.06 (d, 1 H, J= 3.0 Hz), 6.95 (dt, 1 H, J = 1
5.9 and 1.6 Hz), 6.74 (dd, 1 H, J = 8.8 and 3.0 H
z), 6.30 (dt, 1 H, J = 15.9 and 5.5 Hz), 4.51 (s,
2 H), 4.36 (d,2 H, J = 5.5 Hz), 1.59 (br, 1 H), 1.
49 (s, 9 H).
【0203】実施例21−5 (4−クロロ−3−{(1E)−3−[2−(4−メチ
ルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プ
ロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化103】 実施例20−4の化合物をテトラヒドロフラン(5.0 ml)
に溶かし、氷冷下、トリエチルアミン(0.270 ml, 1.94
mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.110 ml,1.42 mmo
l)を順次加え、氷冷下1時間攪拌した。反応液に冷10%
クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層
を、冷10%クエン酸水溶液、冷飽和重曹水で順に洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣を
テトラヒドロフラン(2,0 ml)に溶かし、臭化リチウム(2
61 mg, 3.00 mmol)を加え、3時間攪拌した。反応液に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去
し、残渣をテトラヒドロフラン(2.0 ml)に溶解し、氷冷
下参考例1の化合物(185 mg, 1.00 mmol)、t−ブトキ
シカリウム(112 mg, 1.00 mmol)のテトラヒドロフラン
(2.0 ml)溶液中に滴下した。氷冷下で5時間攪拌した。
反応液に、メタノール(2.0 ml)、1N水酸化ナトリウム水
溶液(2.0 ml)を追加し、室温で2時間攪拌した。反応液
を、ヘキサン、エ−テルで洗浄し、硫酸水素カリウムで
酸性にし、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール(10:1))で精製し、表題化合物を得た(1
77 mg, 29%)。1 H NMR (DMSO−d6, 400 MHz) δ7.66 (d, 2 H, J = 7.
9 Hz), 7.28 − 7.38(m, 3 H), 7.23 (m, 1 H), 7.09
(d, 1 H, J = 8.8 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 8.8 and
2.6 Hz), 6.71 (brd, 1 H, J = 3.4 Hz), 6.44 − 6.58
(m, 2 H), 6.23− 6.25 (m, 1 H), 5.23 (d, 2 H, J =
4.3 Hz), 4.43 (s, 2 H), 2.39 (s, 3H).
【0204】実施例22 (3−{3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−
ピロール−1−イル]−1−プロピニル}フェノキシ)
酢酸ナトリウムの合成 実施例22−1 (3−ヨードフェノキシ)酢酸t−ブチルの合成
【化104】 3−ヨードフェノール(2.20 g, 10.0 mmol)をジメチル
ホルムアミド(20 ml)に溶解し、炭酸カリウム(2.07 g,
15.0 mmol)、ブロモ酢酸t−ブチル(1.62 ml, 11.0 mmo
l)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液に水を加
え、酢酸エチル抽出し、有機層を10%クエン酸水溶液、
水、飽和重曹水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥させた。溶媒を留去し、表題化合物を無色オ
イルとして得た(3.28 g, 98%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.31 (ddd, 1 H, J = 8.
0, 1.6 and 0.8 Hz), 7.23 (dd, 1 H, J = 2.4 and 1.6
Hz), 7.00 (t, 1 H, J = 8.0 Hz), 6.85 (ddd,1 H, J
= 8.0, 2.4 and 0.8 Hz), 4.49 (s, 2 H), 1.49 (s, 9
H).
【0205】実施例22−2 [3−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)フェノキ
シ]酢酸t−ブチルの合成
【化105】 窒素気流下、実施例22−1の化合物(1.00 g, 3.00 mm
ol)をトリエチルアミン(30 ml)に溶かし、プロパルギル
アルコール(0.35 ml, 6.00 mmol)、沃化銅(6.00 mg, 3
0.0μmol)、2塩化ビストリフェニルホスフィンパラジ
ウム(42.0 mg, 60.0μmol)を加え、70℃で1時間攪拌し
た。反応液を冷却し、酢酸エチルを加え、10%クエン酸
水溶液、水、飽和重曹水、飽和食塩水で順に洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、シリカゲルク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル(3:1〜2:1))
で精製し、表題化合物を黄色オイルとして得た(537 mg,
68%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.23 (t, 1 H, J = 8.0 H
z), 7.06 (ddd, 1 H,J = 8.0, 2.5 and 1.4 Hz), 6.95
(dd, 1 H, J = 2.6 and 1.4 Hz), 6.89 (dt,1 H, J =
8.0 and 2.5 Hz), 4.50 (s, 2 H), 1.68 (br, 1 H), 1.
49 (s, 9 H)
【0206】実施例22−3 (3−{3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−
ピロール−1−イル]−1−プロピニル}フェノキシ)
酢酸ナトリウムの合成
【化106】 実施例22−2の化合物(537 mg, 2.05 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(8.0 ml)に溶かし、氷冷下、トリエチルア
ミン(0.420 ml, 3.00 mmol)、メタンスルホニルクロリ
ド(0.170 ml, 2.20 mmol)を順次加え、氷冷下1時間攪拌
した。反応液に冷10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を、冷10%クエン酸水溶液、冷飽
和重曹水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去し、残渣をテトラヒドロフラン(4.0 ml)に溶か
し、臭化リチウム(500 mg, 5.80mmol)を加え、1時間攪
拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層は水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
させた。溶媒を留去し、残渣はテトラヒドロフラン(2 m
l)に溶解し、氷冷下参考例1の化合物(259 mg, 1.40 mm
ol)、t−ブトキシカリウム(157 mg, 1.40 mmol)、テト
ラヒドロフラン(4.0ml)で調整した溶液中に滴下した。
氷冷下で7時間反応させた後、メタノール(2.0 ml)、4N
水酸化ナトリウム水溶液(2.0 ml)を追加し、室温で2時
間反応させた。反応液は、ヘキサン洗浄後、析出した結
晶を濾取し、ヘキサン:エーテル(1:1)で洗浄し、減圧
乾燥し、表題化合物を白色結晶として得た(529 mg, 95
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.68 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.49 (t, 1 H, J= 2.0 Hz), 7.32 (d, 2 H, J = 7.
9 Hz), 7.18 (t, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.78 −6.88 (m,
3 H), 6.71 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.6 Hz), 6.25 (d
d, 1 H, J = 4.0 and 2.6 Hz), 5.49 (s, 2 H), 4.12
(s, 2 H), 2.40 (s, 3 H).
【0207】参考例11 {4−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成 参考例11−1 (4−ヨードフェノキシ)酢酸t−ブチルの合成
【化107】 4−ヨ−ドフェノ−ルとブロム酢酸t−ブチルとから、
参考例6−1と同様にして表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.56 (d, 2 H, J = 6.8 H
z), 6.67 (d, 2 H, J =6.8 Hz), 4.48 (s, 2 H), 1.48
(s, 9 H).
【0208】参考例11−2 {4−[(1E)−3−オキソ−1−プロペニル]フェ
ノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化108】 参考例11−1の化合物から、参考例6−2と同様にし
て表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.66 (d, 1 H, J = 7.7 H
z), 7.53 (d, 2 H, J =8.8 Hz), 7.42 (brd, 1 H, J =
15.9 Hz), 6.94 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.62(dd, 1 H,
J = 7.7 and 15.9 Hz), 4.57 (s, 2 H), 1.49 (s, 9
H).
【0209】参考例11−3 {4−[(1E)−3−ヒドロキシ−1−プロペニル]
フェノキシ}酢酸t−ブチルの合成
【化109】 参考例11−2の化合物から、参考例6−3と同様にし
て表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.33 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 6.85 (d, 2 H, J =8.8 Hz), 6.55 (brd, 1 H, J =
15.9 Hz), 6.25 (dt, 1 H, J = 15.9 and 5.9Hz), 4.51
(s, 2 H), 4.30 (t, 2 H, J = 5.9 Hz), 1.49 (s, 9
H).
【0210】実施例23 (4−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェノキシ)酢酸の合成
【化110】 参考例1の化合物と参考例11の化合物とから、実施例
22−3と同様の方法で表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.30 (d, 2 H, J =8.7 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.
1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.6 and 2.5 Hz),6.83 (d,
2 H, J = 8.7 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.6 and 4.0
Hz), 6.45 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.31 (dt, 1 H,
J = 15.8 and 5.7 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and
4.0 Hz), 5.17 (d, 2 H, J = 5.7 Hz), 4.63 (s, 2 H),
2.42 (s, 3 H).
【0211】実施例24 (4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−4−メチル−1H−ピロール−1−イル]−1−
プロペニル}フェノキシ)酢酸の合成
【化111】 参考例3の化合物と参考例11の化合物とから、実施例
22−3と同様の方法で表題の化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.82 (d, 2 H, J = 8.8 H
z), 7.31 (d, 2 H, J =8.7 Hz), 6.94 (d, 2 H, J = 8.
8 Hz), 6.85 (d, 2 H, J = 8.7 Hz), 6.83 (brd, 1 H,
J = 1.3 Hz), 6.56 (d, 1 H, J = 1.3 Hz), 6.45 (d, 1
H, J = 15.8 Hz), 6.30 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.0
Hz), 5.09 (d, 2 H, J = 6.0 Hz), 4.65(s, 2 H), 3.88
(s, 3 H), 2.08 (s, 3 H).
【0212】参考例12 (1−アリル−1H−ピロール−2−イル)(4−メチ
ルフェニル)メタノンの合成
【化112】 t−ブトキシカリウム(1.05 g, 9.36 mmol)をテトラ
ヒドロフラン(10 mL)に溶解し、参考例1の化合物
(1.65 g, 8.91 mmol)を加えた。室温で30分攪拌し、
臭化アリル(1.62 g, 13.4 mmol)を加えた。2時間攪拌
し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表
題の化合物を合成した(1.61 g, 80 %)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.71 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 6.98 (dd, 1 H, J =
1.6 and 2.5 Hz), 6.74 (dd, 1 H, J = 1.6 and4.0 H
z), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.07 (ddt,
1 H, J = 10.3,16.7 and 5.6 Hz), 5.16 (dq, 1 H, J
= 10.3 and 1.3 Hz), 5.07 (dq, 1 H, J= 16.7 and 1.3
Hz), 5.05 (dt, 2 H, J = 5.6 and 1.3 Hz), 2.42 (br
s, 3 H).
【0213】参考例13 (1−(3−ブテニル)−1H−ピロール−2−イル)
(4−メチルフェニル)メタノンの合成
【化113】 参考例1の化合物(0.95 g, 5.13 mmol)のテトラヒド
ロフラン(10 ml)溶液に、60%水素化ナトリウム(240
mg, 6.00 mmol)を加え、室温で10分攪拌した。反応液
に4−ブロモ−1−ブテン(1.00 g, 7.41 mmol)を加
え、50℃にて8時間攪拌した。反応液に、4−ブロモ−1-
ブテン(200 mg, 1.48 mmol)、60%水素化ナトリウム
(100 mg, 2.50 mmol)、N,N−ジメチルホルムアミ
ド(10 ml)を追加し、さらに80℃にて8時間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチル/トルエン(1/1)で抽
出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチ
ル = 5:1)で精製し、表題化合物を得た(0.98 g, 80
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.71 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 6.95 (dd, 1 H, J =
2.4 and 1.7 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 4.0 and1.7 H
z), 6.14 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.4 Hz), 5.79 (ddt,
1 H, J = 17.1,10.2 and 6.9 Hz), 5.00 - 5.09 (m, 2
H), 4.46 (t, 2 H,J = 7.1 Hz), 2.57 (brq, 2 H, J =
7.1 Hz), 2.43 (s, 3 H).
【0214】実施例25 [(4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾ
イル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニ
ル}フェニル)スルファニル]酢酸t−ブチルの合成 実施例25−1 [(4−ブロムフェニル)スルファニル]酢酸t−ブチ
ルの合成
【化114】 4−ブロモベンゼンチオールとブロム酢酸t−ブチルと
から、参考例6−1と同様の方法で、表題の化合物を合
成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.41 (d, 2 H, J = 8.5 H
z), 7.27 (d, 2 H, J =8.5 Hz), 3.53 (s, 2 H), 1.41
(s, 9 H).
【0215】実施例25−2 [(4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾ
イル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニ
ル}フェニル)スルファニル]酢酸t−ブチルの合成
【化115】 実施例25−1の化合物と、参考例12の化合物とか
ら、参考例6−2と同様の条件で、表題の化合物を得
た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.33 - 7.27 (m, 4H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76(dd, 1
H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.45 - 6.38 (m, 2 H), 6.2
0 (dd, 1 H, J =2.5 and 4.0 Hz), 5.19 (d, 2 H, J =
4.7 Hz), 3.53 (s, 2 H), 2.43 (s, 3 H), 1.40 (s, 9
H).
【0216】実施例26 [(4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾ
イル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニ
ル}フェニル)スルファニル]酢酸の合成
【化116】 実施例25の化合物から、実施例1−2と同様の方法で
表題の化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.34 - 7.27 (m, 4H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76(dd, 1
H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.45 - 6.38 (m, 2 H), 6.2
0 (dd, 1 H, J =2.5 and 4.0 Hz), 5.19 (d, 2 H, J =
4.7 Hz), 3.65 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H).
【0217】実施例27 (4−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェノキシ)酢酸t−ブチルの合成
【化117】 参考例11−1の化合物と参考例13の化合物とから、
参考例6−2と同様の条件で、表題の化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.24 - 7.19 (m, 4H), 6.96 (dd, 1 H, J = 1.7 an
d 2.5 Hz), 6.80 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.72(dd, 1
H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.32 (brd, 1 H, J = 15.7 H
z), 6.15 (dd,1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.03 (dt, 1
H, J = 15.7 and 7.2 Hz), 4.52 (t,2 H, J = 7.1 H
z), 4.49 (s, 2 H), 2.69 (dt, 2 H, J = 7.2 and 7.1
Hz), 2.42 (s, 3 H), 1.49 (s, 9 H).
【0218】実施例28 (4−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェノキシ)酢酸の合成
【化118】 実施例27の化合物から、実施例1−2と同様の方法で
表題の化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.69 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.25 - 7.21 (m, 4H), 6.96 (dd, 1 H, J = 1.7 an
d 2.5 Hz), 6.82 (d, 2 H, J = 8.8 Hz), 6.72(dd, 1
H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.32 (brd, 1 H, J = 15.7 H
z), 6.14 (dd,1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.06 (dt, 1
H, J = 15.7 and 7.2 Hz), 4.66 (s,2 H), 4.52 (t, 2
H, J = 7.1 Hz), 2.69 (dt, 2 H, J = 7.2 and 7.1 H
z), 2.42 (s, 3 H).
【0219】実施例29 (4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェニル)酢酸メチルの合成
【化119】 (4−ブロモフェニル)酢酸メチルと参考例12の化合
物とから、参考例6−2と同様の条件で、表題の化合物
を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.32 (d, 2 H, J =8.2 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.
1 Hz), 7.20 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J
= 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0
Hz), 6.48 (brd, 1 H, J = 15.7 Hz), 6.42 (dt, 1 H,
J = 15.7 and 5.5 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and
4.0 Hz), 5.19 (d, 2 H, J = 5.5 Hz), 3.68 (s, 3 H),
3.60 (s, 2 H), 2.43 (s, 3 H).
【0220】実施例30 (4−{(1E)−3−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−プロペニル}
フェニル)酢酸の合成
【化120】 実施例29の化合物から、実施例1−2と同様の方法で
表題の化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.32 (d, 2 H, J =8.2 Hz), 7.26 (d, 2 H, J = 8.
1 Hz), 7.20 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J
= 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0
Hz), 6.48 (brd, 1 H, J = 15.7 Hz), 6.42 (dt, 1 H,
J = 15.7 and 5.5 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and
4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 5.5 Hz), 3.62 (s, 2 H),
2.42 (s, 3 H).
【0221】実施例31 (3−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェノキシ)酢酸t−ブチルの合成 実施例31−1 (3−ヨードフェノキシ)酢酸t−ブチルの合成
【化121】 m−ヨードフェノール(1.22 g, 5.55 mmol)のN,N
−ジメチルホルムアミド(15 ml)溶液に、炭酸カリウ
ム(1.40 g, 10.1 mmol)、ブロモ酢酸t-ブチル(1.22
g, 6.25 mmol)を加え、50℃にて3時間攪拌した。反応
液に5%硫酸水素カリウム水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
= 4:1)で精製し、表題化合物を得た(1.85 g, 100
%)。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.32 (ddd, 1 H, J = 7.8,
1.5 and 0.9 Hz), 7.24(dd, 1 H, J = 2.5 and 1.5 H
z), 7.00 (dd, 1 H, J = 8.3 and 7.8 Hz), 6.87(ddd,
1 H, J = 8.3, 2.5 and 0.9 Hz), 4.49 (s, 2 H), 1.49
(s, 9 H).
【0222】実施例31−2 (3−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェノキシ)酢酸t−ブチルの合成
【化122】 実施例31−1の化合物と参考例13の化合物から、参
考例6−2と同様の条件で表題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.69 (d, 2 H, J = 8.0 H
z), 7.23 (d, 2 H, J =8.0 Hz), 7.18 (t, 1 H, J = 7.
9 Hz), 6.96 (dd, 1 H, J = 2.5 and 1.7 Hz),6.91 (br
d, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.82 (brt, 1 H, J = 2.0 Hz),
6.72 - 6.76 (m, 1 H), 6.72 (dd, 1 H, J = 4.0 and
1.7 Hz), 6.32 (d, 1 H, J = 15.8 Hz),6.15 (dt, 1 H,
J = 15.8 and 7.2 Hz), 6.14 (dd, 1 H, J = 4.0 and
2.5 Hz), 4.51 (t, 2 H,J = 7.0 Hz),4.47 (s, 2 H),
2.68 - 2.73 (m, 2 H), 2.42 (s,3 H), 1.49 (s, 9 H).
【0223】実施例32 (3−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェノキシ)酢酸の合成
【化123】 実施例31の化合物から、実施例1−2と同様にして表
題化合物を合成した。1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68
(d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.22 (d, 2 H, J =8.0 Hz),
7.21 (t, 1 H, J = 8.1 Hz), 6.97 (dd, 1 H, J = 2.5
and 1.6 Hz),6.95 (brd, 1 H, J = 8.1 Hz), 6.84 (br
t, 1 H, J = 2.2 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 8.1 and 2.
2 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.6 Hz), 6.33
(d, 1 H,J = 15.8 Hz), 6.17 (dt, 1 H, J = 15.8 and
7.1 Hz), 6.15 (dd, 1 H, J = 4.0 and 2.5 Hz), 4.62
(s, 2 H), 4.55 (t, 2 H,J = 7.0 Hz),2.68 - 2.74 (m,
2 H), 2.42 (s, 3 H).
【0224】実施例33 (3−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェニル)酢酸メチルの合成
【化124】 3−ブロモフェニル酢酸と参考例13の化合物とから、
参考例6−2と同様の方法で、(3−{(1E)−4−
[2−(4−メトキシベンゾイル)−1H−ピロール−
1−イル]−1−ブテニル}フェニル)酢酸の粗生成物
を得、メタノールと塩化チオニルを用いてメチルエステ
ル化し、表題の化合物を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.69 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.23 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.18 - 7.25 (m, 3
H), 7.12 (brd, 1 H, J = 7.1 Hz), 6.97 (dd, 1H, J =
2.5 and 1.7 Hz), 6.73 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.7 H
z), 6.37 (d, 1H, J = 15.8 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J =
15.8 and 7.2 Hz), 6.15 (dd, 1 H, J =4.0 and 2.5 H
z), 4.53 (t, 2 H,J = 7.1 Hz),3.69 (s, 3 H), 3.58
(s, 2 H),2.71 (brq, 2 H, J = 7.0 Hz), 2.42 (s, 3
H).
【0225】実施例34 (3−{(1E)−4−[2−(4−メトキシベンゾイ
ル)−1H−ピロール−1−イル]−1−ブテニル}フ
ェニル)酢酸の合成
【化125】 実施例33の化合物から、実施例1−2と同様にして表
題化合物を合成した。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.22 (d, 2 H, J =8.1 Hz), 7.19 - 7.25 (m, 3
H), 7.13 (brd, 1 H, J = 7.0 Hz), 6.96 (dd, 1H, J =
2.5 and 1.7 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 4.0 and 1.7 H
z), 6.36 (d, 1H, J = 15.9 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J =
15.9 and 7.1 Hz), 6.14 (dd, 1 H, J =4.0 and 2.5 H
z), 4.53 (t, 2 H,J = 7.0 Hz), 3.61 (s, 2 H), 2.71
(brq, 2H, J = 7.0 Hz), 2.42 (s, 3 H).
【0226】実施例35 (2S)-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ
ール-1-イル]プロプ-1-エニル}フェノキシ)プロピオン
酸カルシウム 一水和物の合成 実施例35−1 (1R)-1-メチル-2-モルホリン-4-イル-2-オキソエチル 4
-メチルベンゼンスルホナートの合成
【化126】 窒素雰囲気下、D-(+)-乳酸メチル(20.8 g, 200 mmol)
とモルホリン(19.1 mL, 220 mmol)に氷冷攪拌下で水
素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(800 mg, 2
0.0 mmol)を少しずつ加えた後50℃で3時間加熱攪拌し
た。室温冷却後トルエンで共沸させて過剰のモルホリン
を除去し、減圧乾燥し乳酸モルホリンアミド(32.1 g)
を得た。続いて窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(60%
in parafin liquid)(8.41 g,210 mmol)のTHF(120 m
L)懸濁液に、氷冷攪拌下先程の乳酸モルホリンアミド
(32.1 g)のTHF(150 mL)溶液を滴下後50℃で30分
加熱攪拌した。氷冷後、塩化p−トルエンスルホニル(4
5.8 g, 234 mmol)のTHF(180 mL)溶液を滴下し、室温
で4時間攪拌した。1N塩酸水を加えた後酢酸エチルで抽
出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫
酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧留去した。
油状の残渣にジエチルエーテルを加え、析出した結晶を
濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥して白色
固体の表題化合物(36.1 g, 115 mmol, 58%)を得た。 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.81 (d, 2 H, J = 8.0
Hz), 7.35 (d, 2 H, J =8.0 Hz), 5.27 (q, 1 H, J =
6.8 Hz), 3.64-3.46 (m, 8 H), 2.46 (s, 3 H),1.47
(d, 3 H, J = 6.8 Hz).
【0227】実施例35−2 4-[(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパノイル]モルホ
リンの合成
【化127】 m−ヨードフェノール(11.0 g, 50.0 mmol)のDMF(100
mL)溶液に、炭酸カリウム(10.0 g, 72.4 mmol)を加
えた後、(1R)-1-メチル-2-モルホリン-4-イル-2-オキソ
エチル 4-メチルベンゼンスルホナート(16.45 g, 52.5
mmol)を加え、50℃で3時間加熱攪拌した。室温放冷後
反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え。酢酸エチル
で2回抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧
留去した。残渣を酢酸エチルで再結晶し、白色固体の表
題化合物(15.40 g, 42.6 mmol, 85%)を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.32 (dd, 1 H, J = 1.7
and 7.8 Hz), 7.25 (dd,1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 7.
00 (dd, 1 H, J = 7.8 and 8.1 Hz), 6.87 (dd,1 H, J
= 2.4 and 8.1 Hz), 4.92 (q, 1 H, J = 6.8 Hz), 3.67
-3.46 (m, 8 H), 1.60 (d, 3 H, J = 6.8 Hz).
【0228】実施例35−3 (2S)-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ
ール-1-イル]プロプ-1-エニル}フェノキシ)プロピオン
酸 (1S)-1-フェニルエタナミン塩の合成
【化128】 窒素雰囲気下で(1-アリル-1H-ピロール-1-イル)(4-メチ
ルフェニル)メタノン(47.31 g, 210 mmol)のDMF(650
mL)溶液に、4-[(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパ
ノイル]モルホリン(72.24 g, 200 mmol)、炭酸水素ナ
トリウム(33.60 g, 400 mmol)、ベンジル−トリエチ
ルアンモニウムクロリド(45.56 g, 200mmol)、酢酸パ
ラジウム(2.245 g, 10.0 mmol)を加え、50-55℃で6時
間攪拌した。室温放令後反応液に水(1L)を加え、ト
ルエン/酢酸エチル(1/2)で2回(1 L, 0.5 L)抽出
し、有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液で3回洗浄
した後、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥させ、活性炭を加えた後、セライト
濾過をし、溶媒を減圧留去し、{1-[(2E)-3-(3-{[(1S)-1
-メチル-2-モルホリン-4-イル-2-オキソエチル]オキシ}
フェニル)プロプ-2-エニル]-1H-ピロール-2-イル}(4-メ
チルフェニル)メタノン(約100 g)を得た。
【0229】{1-[(2E)-3-(3-{[(1S)-1-メチル-2-モルホ
リン-4-イル-2-オキソエチル]オキシ}フェニル)プロプ-
2-エニル]-1H-ピロール-2-イル}(4-メチルフェニル)メ
タノン(約100 g)のTHF(350 mL)、メタノール(350
mL)溶液に、2 N水酸化リチウム水溶液(500 mL)を加
え、70℃で5時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、水を加
えて溶液とした後1 N塩酸水で酸性(pH 2-3)にし、ト
ルエン/酢酸エチル(1/2)で2回(1 L × 2)抽出し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧留去
し、乾燥させて、(2S)-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベン
ゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エニル}フェノ
キシ)プロピオン酸(約90 g)を得た。(2S)-2-(3-{(1E)
-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロ
プ-1-エニル}フェノキシ)プロピオン酸(約90 g)のイ
ソプロパノール(500 mL)溶液に、室温攪拌下で(L)-
(-)-1-フェニルエチルアミン(9.90 g)のイソプロ
パノール(100 mL)溶液を滴下した。滴下終了後、(2S)
-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-
1-イル]プロプ-1-エニル}フェノキシ)プロピオン酸 (1
S)-1-フェニルエタナミン塩の種晶を加えて室温攪拌し
た。析出した結晶を濾取、イソプロパノール洗浄を行っ
た後、減圧乾燥させて表題化合物(55.71g, 109 mmol,
54.5%)を得た。さらに濾液を濃縮後、再結晶を行い、
表題化合物(15.12 g, 29.6 mmol, 14.8%)を得た。1 H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68 (d, 2 H, J = 8.1 H
z), 7.26-7.20 (m, 7 H), 7.09 (dd, 1 H, J = 7.8 and
8.0 Hz), 6.99 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.88
(d, 1 H, J = 7.8 Hz), 6.82 (d, 1 H, J = 1.3 Hz),
6.74 (dd, 1 H, J= 1.6 and 4.0 Hz), 6.65 (dd, 1 H,
J = 1.3 and 8.0 Hz), 6.47-6.37 (m, 2H), 6.17 (dd,
1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.10 (d, 2 H, J = 3.0 H
z), 4.44(q, 1 H, J = 6.8 Hz), 3.98 (q, 1 H, J = 6.
8 Hz), 2.40 (s, 3 H), 1.40 (d,3 H, J = 6.8 Hz), 1.
35 (d, 3 H, J = 6.8 Hz).
【0230】実施例35−5 (2S)-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ
ール-1-イル]プロプ-1-エニル}フェノキシ)プロピオン
酸カルシウム 一水和物の合成
【化129】
【0231】(2S)-2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイ
ル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エニル}フェノキシ)
プロピオン酸 (1S)-1-フェニルエタナミン塩(5.11 g,
10.0 mmol)のメタノール(75 mL)、水(45 mL)溶液
に、80℃加熱攪拌下で、塩化カルシウムニ水和物(809
mg, 5.50 mmol)の水溶液(30 mL)を滴下した。滴下終
了後90-100℃で30分間攪拌した後、放冷させて70−80℃
で、種晶を加えて3時間加熱攪拌した。白色の結晶が析
出したら、そのまま放冷攪拌した。放冷後、析出物を濾
取、水洗、乾燥させて表題化合物(3.67 g, 8.61 mmol,
86%)を得た。1 H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ 7.65 (d, 2 H, J =
8.1 Hz), 7.34 (dd, 1 H,J = 1.6 and 2.4 Hz), 7.31
(d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.10 (dd, 1 H, J = 7.8and 8.
0 Hz), 6.83 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 6.79 (s, 1 H),
6.69-6.67 (m, 2 H), 6.40 (dt, 1 H, J = 16.0 and 5.
4 Hz), 6.35 (brd, 1 H, J = 16.0 Hz), 6.22 (dd, 1
H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.14 (d, 2 H, J = 5.4 Hz),
4.31 (q, 1H, J = 6.7 Hz), 2.39 (s, 3 H), 1.38 (d,
3 H, J = 6.7 Hz).
【0232】実施例1−35と同様にして、表1から表
15の化合物が得られる。 表1
【0233】表2
【0234】表3
【0235】表4
【0236】表5
【0237】表6
【0238】表7
【0239】表8
【0240】表9
【0241】表10
【0242】表11
【0243】表12
【0244】表13
【0245】表14
【0246】表15
【0247】実施例210 PPARαまたはγアゴニスト活性の評価 <レポータープラスミドの作成>ヒトPPARαのリガン
ド結合領域(アミノ酸残基167−468を含む)をコ
ードする遺伝子断片、またはヒトPPARγのリガンド
結合領域(アミノ酸残基204−505を含む)をコー
ドする遺伝子断片取得を、酵母GAL4蛋白のDNA結
合領域を含む発現ベクターpM(クローンテック)のマ
ルチクローニングサイトに挿入し、GAL4蛋白DNA
結合領域とヒトPPARαまたはγリガンド結合領域の
融合蛋白を発現するベクタープラスミドを得た。レポー
タープラスミドとして、ホタルルシフェラーゼ遺伝子を
含むpGL3-basicベクター(プロメガ)にGA
L4蛋白応答配列UASとウサギβグロビンプロモータ
ーを挿入したものを用いた。形質転換効率の補正用に、
lacZ遺伝子を含むプラスミドpβgal cont
rol(クローンテック)を用いた。
【0248】<ルシフェラーゼアッセイ>COS−1細胞
は、5%活性炭・デキストラン処理ウシ胎児血清(ギブ
コ)を含むフェノールレッド不含ダルベッコ改変イーグ
ル培地(DMEM)(ギブコ)を用い、5%二酸化炭素
存在下、37℃で培養した。COS−1細胞を24ウェ
ルプレートに5x10個/ウェルの密度で播種し、一
晩培養した。培地を5%活性炭・デキストラン処理ウシ
胎児血清不含培地に交換し、1ウェル当たり、GAL4
−PPARαまたはγ発現プラスミド 5ng、レポー
タープラスミド 50ng、pβgal contro
l 350ngのDNAをリポフェクトアミンプラス試
薬(ギブコ)を用いてトランスフェクションした。4時
間培養後、培地を5%活性炭・デキストラン処理ウシ胎
児血清含有培地に交換し、本発明化合物を最終濃度1μ
Mまたは10μMとなるように添加した。24時間培養
後、ルシフェラーゼアッセイシステム(プロメガ)添付
の細胞溶解液を用いて細胞を溶解し、同添付のルシフェ
ラーゼ測定試薬を用いて、ルミノメーターにてルシフェ
ラーゼ活性を測定した。β−ガラクトシダーゼ活性は、
β−ガラクトシダーゼ酵素測定システム(プロメガ)を
用いて測定し、形質転換効率を補正した。PPARαま
たはγアゴニスト活性は、対照として溶媒(DMSO)
を添加したウェルのルシフェラーゼ活性を1とした相対
活性で示した。10μMでのPPARαアゴニスト活
性、PPARγアゴニスト活性は表16に示した。
【0249】表16
【0250】実施例211 実施例に記載の被検物質(各化合物に応じ、塩の形態を
フリー体、Na塩、Ca塩とした)を0.5% カルボメチルセ
ルロース溶液に溶解または懸濁し、7から8週齢の雄性db
/dbマウスに最終投与量として、30 mg/kgとなるよう1日
1回2週間強制経口投与した。最終日に、腹部大静脈より
採取した血液から得た血清中のトリグリセライドの濃度
をCHEM1バイオケミカルアナライザー (Bayer Corp)を用
いて測定した。血中脂質低下作用は、以下の計算式によ
り導いた。
【0251】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4439 A61K 31/4439 31/4453 31/4453 31/5377 31/5377 A61P 3/06 A61P 3/06 3/10 3/10 9/10 101 9/10 101 19/02 19/02 29/00 101 29/00 101 35/00 35/00 37/00 37/00 C07D 207/337 C07D 207/337 // C07D 401/06 401/06 403/06 403/06 405/06 405/06 409/06 409/06 417/06 417/06 (72)発明者 丸田 克紀 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 岩井 清高 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 鬼頭 真 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内 (72)発明者 永田 龍 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB04 CC12 CC26 CC62 CC76 CC79 CC81 CC82 CC94 DD04 EE01 4C069 AC07 4C086 AA01 AA02 AA04 BC05 GA02 GA07 GA08 GA10 GA12 MA04 MA52 MA55 MA66 NA14 ZA45 ZA96 ZB13 ZB15 ZB26 ZC33 ZC35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 (式中、Rは式(2): 【化2】 (式中、X11は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 W11は非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭
    素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4
    のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数2から5のアルキレン基;非置換または炭素
    数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基も
    しくはハロゲン原子で置換された炭素数2から5のアル
    ケニレン基;または非置換または炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数2から5のアルキニレン基を表
    し、 ZおよびZのどちらか一方は、−X−Y−CO
    (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し、 Rは水酸基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;非置換
    または炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から4のアルキルスルフォニル
    アミノ基;非置換フェニルスルフォニルアミノ基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基またはハロゲン原子で置換されたフェニルスルフォニ
    ルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子を表し、 他方は、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;
    カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカル
    ボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニ
    ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
    基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
    アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
    ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
    1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
    ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
    キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
    酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
    のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
    カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
    のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
    ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
    から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
    ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
    ら5のアルキニル基;または非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;で置換された炭素原子を表し、 Z、ZおよびZは各々独立して、水素原子;水酸
    基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数
    2から5のアルキルアミノカルボニル基;炭素数3から
    9のジアルキルアミノカルボニル基;非置換または炭素
    数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のア
    ルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル
    基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1
    から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カ
    ルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルア
    ミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で
    置換された炭素数1から4のアルキル基;非置換または
    炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4
    のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数
    1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
    カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキル
    アミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基
    で置換された炭素数2から5のアルケニル基;非置換ま
    たは炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1か
    ら4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカル
    ボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭
    素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ
    基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアル
    キルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミ
    ノ基で置換された炭素数2から5のアルキニル基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭素数
    1から4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数1から4のアルコキシ基;で置換された炭素
    原子を表す。)、式(3): 【化3】−W12−X12−Ar (3) (式中、Arは−X−Y−COR(式中、X
    は単結合、酸素原子または硫黄原子を表し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換された炭素数1か
    ら4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハ
    ロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、
    非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から
    4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
    イルオキシ基、ハロゲン原子もしくはシアノ基で置換さ
    れた炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換ま
    たは、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数
    1から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で
    置換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭
    素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子ま
    たはシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレ
    ン基を表し;Rは水酸基;非置換または炭素数1から
    4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
    ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
    ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
    基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
    アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
    スルフォニルアミノ基を表す。)で置換され、さらに水
    酸基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
    基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
    アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
    ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
    1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
    ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
    キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
    酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
    のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
    カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
    のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
    ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
    から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
    ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
    ら5のアルキニル基;非置換または炭素数1から4のア
    ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;
    ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数2か
    ら5のアルキルアミノカルボニル基;または炭素数3か
    ら9のジアルキルアミノカルボニル基;で置換されても
    よい置換ナフチル基を表し、 X12は単結合、酸素原子または硫黄原子を表し、 W12は非置換もしくは炭素数1から4のアルキル基、
    炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から
    4のアルカノイルオキシ基またはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数1から4のアルキレン基を表す。)、式
    (4): 【化4】 (式中、X13は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 W13は非置換もしくは炭素数1から4のアルキル基、
    炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から
    4のアルカノイルオキシ基またはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数1から4のアルキレンを表し、 RおよびRのいずれか一方は−X−Y−COR
    11(式中、 Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し、 R11は水酸基;非置換または炭素数1から4のアルキ
    ル基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;非置
    換または炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素数1から4のアルキルスルフォニ
    ルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルアミノ基;ま
    たは、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基またはハロゲン原子で置換されたフェニルスルフォニ
    ルアミノ基を表す。)を表し、 他方は、水素原子;水酸基;非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ
    基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数
    2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のア
    シルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル
    基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もし
    くは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された
    炭素数1から4のアルキル基;非置換または炭素数1か
    ら4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキ
    シ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素
    数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4の
    アシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイ
    ル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基も
    しくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換され
    た炭素数2から5のアルケニル基;非置換または炭素数
    1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアル
    コキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、
    炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から
    4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバ
    モイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換
    された炭素数2から5のアルキニル基;非置換または炭
    素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキ
    シ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイ
    ル基;炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基;
    または炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基
    を表し、 Zは窒素原子、または水素原子;水酸基;非置換また
    は炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から
    4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボ
    ニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素
    数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ
    基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアル
    キルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミ
    ノ基で置換された炭素数1から4のアルキル基;非置換
    または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1
    から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカ
    ルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、
    炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シア
    ノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のア
    ルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルア
    ミノ基で置換された炭素数2から5のアルケニル基;非
    置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素
    数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキ
    シカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル
    基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、
    シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4
    のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキ
    ルアミノ基で置換された炭素数2から5のアルキニル
    基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭素数
    1から4のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換された炭
    素数1から4のアルコキシ基;ハロゲン原子;シアノ
    基;カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノ
    カルボニル基;または炭素数3から9のジアルキルアミ
    ノカルボニル基;で置換された炭素原子を表し、 R10は水酸基;非置換または炭素数1から4のアルキ
    ル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数
    2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5の
    アルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数1か
    ら4のアルキル基;非置換または炭素数1から4のアル
    キル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素
    数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5
    のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキ
    シ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミ
    ノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素
    数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2
    から5のアルケニル基;非置換または炭素数1から4の
    アルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、
    炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2か
    ら5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシル
    オキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、
    アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは
    炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素
    数2から5のアルキニル基;非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素
    数2から5のアルキルアミノカルボニル基;または炭素
    数3から9のジアルキルアミノカルボニル基を表し、n
    は1または2の整数を表す。);または、式(5): 【化5】 (式中、ZおよびZのどちらか一方は、−W14
    14と結合した炭素原子を表し、他方は水素原子で置
    換された炭素原子を表し、 X14は単結合、酸素原子または硫黄原子を表し、 W14は非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭
    素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4
    のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数1から4のアルキレンを表し、 Z、Z10、Z11およびZ12のいずれか一つは、
    −X−Y−COR 13(式中、Xは単結合、酸素
    原子または硫黄原子を表し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し;R13は水酸基;非置換または炭素数1から
    4のアルキル基で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;非置換または炭素数1から4のアルキル基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    スルフォニルアミノ基;非置換フェニルスルフォニルア
    ミノ基;または、非置換または炭素数1から4のアルキ
    ル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルキル基、非置換または炭素数1から4のアルキル
    基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4の
    アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されたフェニル
    スルフォニルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子
    を表し、 他方は、水素原子;水酸基;非置換または、炭素数1か
    ら4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアルコキ
    シ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素
    数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から4の
    アシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイ
    ル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ基も
    しくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換され
    た炭素数1から4のアルキル基;非置換または、炭素数
    1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のアル
    コキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル基、
    炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1から
    4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバ
    モイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で置換
    された炭素数2から5のアルケニル基;非置換または、
    炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4
    のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数
    1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
    カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキル
    アミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基
    で置換された炭素数2から5のアルキニル基;非置換ま
    たは炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のア
    ルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルコキシ基;ハロゲン原子;シアノ基;カル
    バモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカルボニ
    ル基;または炭素数3から9のジアルキルアミノカルボ
    ニル基;で置換された炭素原子を表し、 R12は水素原子、または、非置換または炭素数1から
    4のアルキル基もしくはハロゲン原子で置換された炭素
    数1から4のアルキル基を表す。)を表し、 RおよびRの一方は、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
    非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基を表し、 A21は非置換炭素数6から10のアリ−ル基;非置換
    または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
    基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキ
    ルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カ
    ルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボ
    ニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル
    基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキルスル
    ファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモ
    イル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4の
    アルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1から4の
    アルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジア
    ルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1か
    ら4のアルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3または4の
    アルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカ
    ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
    ら6のアルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキ
    ルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジアルキル
    アミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から
    6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から12のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数6から10のアリ−ル基;窒素原子、酸素原
    子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から選ばれる同一
    または異なる1から3のヘテロ原子を含む、単環式また
    は双環式の不飽和ヘテロ環;または、非置換または、水
    酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カルバモイ
    ル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基、
    炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基、スル
    ファモイル基、炭素数1から4のアルキルスルファモイ
    ル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモイル基も
    しくはシアノ基で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
    イルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から
    4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルア
    ミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルア
    ミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノ
    カルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のア
    ルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
    1から4のアルコキシ基、炭素数3または4のアルケニ
    ルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
    キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のア
    ルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ
    基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノ
    カルボニル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカ
    ルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から6のアル
    キルスルファモイル基、炭素数2から12のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された、窒素
    原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から
    選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
    む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環を表す。)を
    表し、 他方は、水素原子;非置換または、炭素数1から4のア
    ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭
    素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素数1から4のアルキル基;または
    ハロゲン原子を表し、 Rは水素原子;非置換または、炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から4のアルキル基;またはハ
    ロゲン原子を表し、そしてRは水素原子;非置換また
    は、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から4のア
    ルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
    キシ基もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から
    4のアルキル基;またはハロゲン原子を表す。)で表さ
    れるピロール誘導体からなるPPAR活性化剤。
  2. 【請求項2】 Rが式(2): 【化6】 (式中、X11は単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 W11は非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭
    素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4
    のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数2から5のアルキレン基;非置換または炭素
    数1から4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基も
    しくはハロゲン原子で置換された炭素数2から5のアル
    ケニレン基;または非置換または炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数2から5のアルキニレン基を表
    し、 ZおよびZのどちらか一方は、−X−Y−CO
    (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し、 Rは水酸基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;非置換
    または炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から4のアルキルスルフォニル
    アミノ基;非置換フェニルスルフォニルアミノ基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基またはハロゲン原子で置換されたフェニルスルフォニ
    ルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子を表し、 他方は、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;
    カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカル
    ボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニ
    ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
    基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
    アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
    ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
    1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
    ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
    キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
    酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
    のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
    カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
    のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
    ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
    から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
    ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
    ら5のアルキニル基;または非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;で置換された炭素原子を表し、 Z、ZおよびZは各々独立して、水素原子;水酸
    基;ハロゲン原子;シアノ基;カルバモイル基;炭素数
    2から5のアルキルアミノカルボニル基;炭素数3から
    9のジアルキルアミノカルボニル基;非置換または炭素
    数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4のア
    ルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニル
    基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数1
    から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、カ
    ルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキルア
    ミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基で
    置換された炭素数1から4のアルキル基;非置換または
    炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1から4
    のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカルボニ
    ル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭素数
    1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、
    カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアルキル
    アミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミノ基
    で置換された炭素数2から5のアルケニル基;非置換ま
    たは炭素数1から4のアルキル基、水酸基、炭素数1か
    ら4のアルコキシ基、炭素数2から5のアルコキシカル
    ボニル基、炭素数2から5のアルキルカルボニル基、炭
    素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲン原子、シアノ
    基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数1から4のアル
    キルアミノ基もしくは炭素数2から8のジアルキルアミ
    ノ基で置換された炭素数2から5のアルキニル基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基、炭素数
    1から4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換さ
    れた炭素数1から4のアルコキシ基;で置換された炭素
    原子を表す。)である請求項1記載のピロール誘導体か
    らなるPPAR活性化剤。
  3. 【請求項3】 Zが、−X−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し、 Rは水酸基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基;非置換
    または炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から4のアルキルスルフォニル
    アミノ基;非置換フェニルスルフォニルアミノ基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基またはハロゲン原子で置換されたフェニルスルフォニ
    ルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子を表し、 Zが、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;
    カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカル
    ボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニ
    ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
    基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
    アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
    ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
    1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
    ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
    キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
    酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
    のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
    カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
    のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
    ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
    から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
    ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
    ら5のアルキニル基;または非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;で置換された炭素原子を表す請求項2記載のピロ
    ール誘導体からなるPPAR活性化剤。
  4. 【請求項4】 Zが、−X−Y−COR (式中、Xは単結合、酸素原子または硫黄原子を表
    し、 Yは非置換または、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルキル基、非置換もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、
    ハロゲン原子またはシアノ基で置換された炭素数1から
    4のアルキレン基;非置換または、非置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル基、非
    置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1から4
    のアルコキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子またはシアノ基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基;または非置換また
    は、非置換もしくはハロゲン原子で置換された炭素数1
    から4のアルキル基、非置換もしくはハロゲン原子で置
    換された炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲン原子また
    はシアノ基で置換された炭素数2から5のアルキニレン
    基を表し、 Rは、水酸基、非置換または炭素数1から4のアルキ
    ル基で置換された炭素数1から4のアルコキシ基、非置
    換または炭素数1から4のアルキル基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から4のアルキルスルフォニル
    アミノ基;非置換フェニルスルフォニルアミノ基;また
    は、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または炭素数1から4のアルキル基もしくは
    ハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキシ
    基またはハロゲン原子で置換されたフェニルスルフォニ
    ルアミノ基を表す。)で置換された炭素原子を表し、 Zが、水素原子;水酸基;ハロゲン原子;シアノ基;
    カルバモイル基;炭素数2から5のアルキルアミノカル
    ボニル基;炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニ
    ル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水酸
    基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5の
    アルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキルカ
    ルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素数
    1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8の
    ジアルキルアミノ基で置換された炭素数1から4のアル
    キル基;非置換または炭素数1から4のアルキル基、水
    酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2から5
    のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のアルキル
    カルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ基、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数2から8
    のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2から5のア
    ルケニル基;非置換または炭素数1から4のアルキル
    基、水酸基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数2
    から5のアルコキシカルボニル基、炭素数2から5のア
    ルキルカルボニル基、炭素数1から4のアシルオキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、カルバモイル基、アミノ
    基、炭素数1から4のアルキルアミノ基もしくは炭素数
    2から8のジアルキルアミノ基で置換された炭素数2か
    ら5のアルキニル基;または非置換または炭素数1から
    4のアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしく
    はハロゲン原子で置換された炭素数1から4のアルコキ
    シ基;で置換された炭素原子を表す請求項2記載のピロ
    ール誘導体からなるPPAR活性化剤。
  5. 【請求項5】 Rが、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
    非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基を表し、 A21は非置換炭素数6から10のアリ−ル基;非置換
    または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
    基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキ
    ルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カ
    ルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボ
    ニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル
    基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキルスル
    ファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモ
    イル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4の
    アルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1から4の
    アルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジア
    ルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1か
    ら4のアルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3または4の
    アルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカ
    ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
    ら6のアルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキ
    ルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジアルキル
    アミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から
    6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から12のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数6から10のアリ−ル基;窒素原子、酸素原
    子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から選ばれる同一
    または異なる1から3のヘテロ原子を含む、単環式また
    は双環式の不飽和ヘテロ環;または、非置換または、水
    酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カルバモイ
    ル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基、
    炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基、スル
    ファモイル基、炭素数1から4のアルキルスルファモイ
    ル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモイル基も
    しくはシアノ基で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
    イルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から
    4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルア
    ミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルア
    ミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノ
    カルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のア
    ルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
    1から4のアルコキシ基、炭素数3または4のアルケニ
    ルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
    キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のア
    ルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ
    基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノ
    カルボニル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカ
    ルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から6のアル
    キルスルファモイル基、炭素数2から12のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された、窒素
    原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から
    選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
    む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環を表す。)を
    表し、 Rが、水素原子;非置換または、炭素数1から4のア
    ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭
    素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素数1から4のアルキル基;または
    ハロゲン原子を表す請求項3記載のピロール誘導体から
    なるPPAR活性化剤。
  6. 【請求項6】 Rが、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
    非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基を表し、 A21は非置換炭素数6から10のアリール基;非置換
    または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
    基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキ
    ルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カ
    ルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボ
    ニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル
    基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキルスル
    ファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモ
    イル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4の
    アルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1から4の
    アルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジア
    ルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1か
    ら4のアルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3または4の
    アルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカ
    ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
    ら6のアルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキ
    ルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジアルキル
    アミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から
    6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から12のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数6から10のアリール基;窒素原子、酸素原
    子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から選ばれる同一
    または異なる1から3のヘテロ原子を含む、単環式また
    は双環式の不飽和ヘテロ環;または、非置換または、水
    酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カルバモイ
    ル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基、
    炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基、スル
    ファモイル基、炭素数1から4のアルキルスルファモイ
    ル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモイル基も
    しくはシアノ基で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
    イルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から
    4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルア
    ミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルア
    ミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノ
    カルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のア
    ルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
    1から4のアルコキシ基、炭素数3または4のアルケニ
    ルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
    キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のア
    ルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ
    基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノ
    カルボニル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカ
    ルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から6のアル
    キルスルファモイル基、炭素数2から12のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された、窒素
    原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から
    選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
    む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環を表す。)を
    表し、 Rは、水素原子;非置換または、炭素数1から4のア
    ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭
    素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素数1から4のアルキル基;または
    ハロゲン原子を表す請求項3記載のピロール誘導体から
    なるPPAR活性化剤。
  7. 【請求項7】 Rが、−W21−A21 (式中、W21は非置換または、炭素数1から4のアル
    キル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭素
    数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン原
    子で置換された炭素数1から6のアルキレン基;または
    非置換または炭素数1から4のアルキル基で置換された
    炭素数2から5のアルケニレン基を表し、 A21は非置換炭素数6から10のアリール基;非置換
    または、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ
    基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキ
    ルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カ
    ルバモイル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボ
    ニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル
    基、スルファモイル基、炭素数1から4のアルキルスル
    ファモイル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモ
    イル基もしくはシアノ基で置換された炭素数1から4の
    アルキル基、非置換または、水酸基、炭素数1から4の
    アルカノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素
    数1から4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジア
    ルキルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のア
    ルキルアミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキ
    ルアミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1か
    ら4のアルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数3または4の
    アルケニルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカ
    ノイルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1か
    ら6のアルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキ
    ルアミノ基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキ
    ルアミノカルボニル基、炭素数3から14のジアルキル
    アミノカルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から
    6のアルキルスルファモイル基、炭素数2から12のジ
    アルキルスルファモイル基もしくはシアノ基で置換され
    た炭素数6から10のアリ−ル基;窒素原子、酸素原
    子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から選ばれる同一
    または異なる1から3のヘテロ原子を含む、単環式また
    は双環式の不飽和ヘテロ環;または、非置換または、水
    酸基、炭素数1から4のアルカノイルオキシ基、ハロゲ
    ン原子、アミノ基、炭素数1から4のアルキルアミノ
    基、炭素数2から8のジアルキルアミノ基、カルバモイ
    ル基、炭素数2から5のアルキルアミノカルボニル基、
    炭素数3から9のジアルキルアミノカルボニル基、スル
    ファモイル基、炭素数1から4のアルキルスルファモイ
    ル基、炭素数2から8のジアルキルスルファモイル基も
    しくはシアノ基で置換された炭素数1から4のアルキル
    基、非置換または、水酸基、炭素数1から4のアルカノ
    イルオキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から
    4のアルキルアミノ基、炭素数2から8のジアルキルア
    ミノ基、カルバモイル基、炭素数2から5のアルキルア
    ミノカルボニル基、炭素数3から9のジアルキルアミノ
    カルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から4のア
    ルキルスルファモイル基、炭素数2から8のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された炭素数
    1から4のアルコキシ基、炭素数3または4のアルケニ
    ルオキシ基、水酸基、炭素数1から4のアルカノイルオ
    キシ基、ハロゲン原子、アミノ基、炭素数1から6のア
    ルキルアミノ基、炭素数2から12のジアルキルアミノ
    基、カルバモイル基、炭素数2から7のアルキルアミノ
    カルボニル基、炭素数3から14のジアルキルアミノカ
    ルボニル基、スルファモイル基、炭素数1から6のアル
    キルスルファモイル基、炭素数2から12のジアルキル
    スルファモイル基もしくはシアノ基で置換された、窒素
    原子、酸素原子、硫黄原子からなるヘテロ原子の群から
    選ばれる同一または異なる1から3のヘテロ原子を含
    む、単環式または双環式の不飽和ヘテロ環を表す。)を
    表し、 Rは、水素原子;非置換または、炭素数1から4のア
    ルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、水酸基、炭
    素数1から4のアルカノイルオキシ基もしくはハロゲン
    原子で置換された炭素数1から4のアルキル基;または
    ハロゲン原子を表す請求項4記載のピロール誘導体から
    なるPPAR活性化剤。
  8. 【請求項8】 Xが、単結合を表す請求項5記載のピ
    ロール誘導体からなるPPAR活性化剤。
  9. 【請求項9】 Xが、酸素原子または硫黄原子を表す
    請求項5記載のピロール誘導体からなるPPAR活性化
    剤。
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