JP2003291812A - 列車制御用地上装置 - Google Patents
列車制御用地上装置Info
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- JP2003291812A JP2003291812A JP2002103324A JP2002103324A JP2003291812A JP 2003291812 A JP2003291812 A JP 2003291812A JP 2002103324 A JP2002103324 A JP 2002103324A JP 2002103324 A JP2002103324 A JP 2002103324A JP 2003291812 A JP2003291812 A JP 2003291812A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 運用開始前に地上子をカバーで覆わなくとも
よいようにする。 【解決手段】 信号機の現示信号等の所定の入力信号に
基づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その
符号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上
子を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中
継器とを有する列車制御用地上装置において、前記符号
処理器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前
記所定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたと
きに、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を
禁止する禁止手段とを有する。
よいようにする。 【解決手段】 信号機の現示信号等の所定の入力信号に
基づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その
符号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上
子を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中
継器とを有する列車制御用地上装置において、前記符号
処理器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前
記所定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたと
きに、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を
禁止する禁止手段とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は列車制御用地上装置
にかかり、特に、ＡＴＳ−Ｐ形の地上装置に好適なもの
に関する。
にかかり、特に、ＡＴＳ−Ｐ形の地上装置に好適なもの
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＡＴＳ−Ｐ形の地上装置は、符号
処理器、中継器及び地上子（アンテナ）から構成されて
いている。そして、符号処理器においては、信号機の現
示情報（現示信号）等の所定の情報に基づいて車上（列
車）に送出するための所定の制御情報が生成され、その
生成された制御情報は、中継器において変復処理及び増
幅処理等の信号処理が行われて所定の送信信号が生成さ
れ、その生成された送信信号が地上子を介して車上に送
出されるように構成されている。
処理器、中継器及び地上子（アンテナ）から構成されて
いている。そして、符号処理器においては、信号機の現
示情報（現示信号）等の所定の情報に基づいて車上（列
車）に送出するための所定の制御情報が生成され、その
生成された制御情報は、中継器において変復処理及び増
幅処理等の信号処理が行われて所定の送信信号が生成さ
れ、その生成された送信信号が地上子を介して車上に送
出されるように構成されている。
【０００３】したがって、列車に搭載されているＡＴＳ
−Ｐ形の車上装置は、車上子（アンテナ）が地上子に所
定距離の範囲内に接近すると、地上子からの送信信号を
受信することができる。列車では、車上子を介して地上
側からの送信信号を入手すると、車上装置において列車
速度制御用の速度照査パターンを形成し、その形成した
速度パターンに基づいて列車の速度制御が行われる。
−Ｐ形の車上装置は、車上子（アンテナ）が地上子に所
定距離の範囲内に接近すると、地上子からの送信信号を
受信することができる。列車では、車上子を介して地上
側からの送信信号を入手すると、車上装置において列車
速度制御用の速度照査パターンを形成し、その形成した
速度パターンに基づいて列車の速度制御が行われる。
【０００４】地上子と車上子とが接近したときには、上
述の地上から車上への送信信号の送出が行われる以外
に、車上から地上に対して列番情報（列車番号情報）等
の所定の情報の送出が行われる。したがって、地上装置
においては、列車位置の検知等の所定の処理を行うこと
ができる。
述の地上から車上への送信信号の送出が行われる以外
に、車上から地上に対して列番情報（列車番号情報）等
の所定の情報の送出が行われる。したがって、地上装置
においては、列車位置の検知等の所定の処理を行うこと
ができる。
【０００５】この車上から地上への所定の情報を含む送
信信号の伝送は、通常、搬送周波数が３ＭＨｚで、通信
速度が６４ＫＢＰＳで行われる。また、上述の地上から
車上への所定の制御情報を含む送信信号の伝送は、通
常、搬送周波数が１．７ＭＨｚで、通信速度が６４ＫＢ
ＰＳで行われる。
信信号の伝送は、通常、搬送周波数が３ＭＨｚで、通信
速度が６４ＫＢＰＳで行われる。また、上述の地上から
車上への所定の制御情報を含む送信信号の伝送は、通
常、搬送周波数が１．７ＭＨｚで、通信速度が６４ＫＢ
ＰＳで行われる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の列車制御用地上装置において、その列車制御用地上
装置が新設あるいは更新されて運用が開始されるまでの
間は、地上子を電波を遮断する鉄板からなるカバーで覆
っておく必要があった。しかも、列車制御用地上装置の
運転開始に先だって行われる長期間に亘る入念なテスト
に当っては、そのテストの都度、カバーを外して行う必
要があった。
来の列車制御用地上装置において、その列車制御用地上
装置が新設あるいは更新されて運用が開始されるまでの
間は、地上子を電波を遮断する鉄板からなるカバーで覆
っておく必要があった。しかも、列車制御用地上装置の
運転開始に先だって行われる長期間に亘る入念なテスト
に当っては、そのテストの都度、カバーを外して行う必
要があった。
【０００７】本発明の実施の形態の項で用いる図１を用
いてさらに説明すると、ａは、列車（車両）イの走行す
るレールＲの軌間に設置された地上子である。この地上
子ａが新設又は既設の地上子（図示せず）の隣に更新用
として設置されたとき、この地上子ａを用いた列車制御
の開始までは、この地上子ａから車上に対して列車制御
情報を含む所定の送信信号を送出しないように、地上子
ａはカバーＣで覆われる（図１の２点鎖線のカバーＣ参
照）。もちろん、地上子ａがカバーＣで覆われるとき
は、そのカバーＣは図示しないボルト・ナットで地上子
ａに固定される。したがって、地上子ａからは、車上に
対して列車制御情報を含む送信信号が送出されることは
なく、また、車上からの列番情報等の送信信号が受信さ
れることがない。この地上子ａのテストは、テスト毎に
カバーＣを外して行われ、そのテスト終了後は、再び地
上子ａがカバーＣで覆われる。
いてさらに説明すると、ａは、列車（車両）イの走行す
るレールＲの軌間に設置された地上子である。この地上
子ａが新設又は既設の地上子（図示せず）の隣に更新用
として設置されたとき、この地上子ａを用いた列車制御
の開始までは、この地上子ａから車上に対して列車制御
情報を含む所定の送信信号を送出しないように、地上子
ａはカバーＣで覆われる（図１の２点鎖線のカバーＣ参
照）。もちろん、地上子ａがカバーＣで覆われるとき
は、そのカバーＣは図示しないボルト・ナットで地上子
ａに固定される。したがって、地上子ａからは、車上に
対して列車制御情報を含む送信信号が送出されることは
なく、また、車上からの列番情報等の送信信号が受信さ
れることがない。この地上子ａのテストは、テスト毎に
カバーＣを外して行われ、そのテスト終了後は、再び地
上子ａがカバーＣで覆われる。
【０００８】上述のテストは、通常、終電後の夜間に行
われるが、カバーＣの脱着のためにテスト時間が長くな
るなどの不便があった。
われるが、カバーＣの脱着のためにテスト時間が長くな
るなどの不便があった。
【０００９】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、カバーを必要
としない列車制御用地上装置を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、カバーを必要
としない列車制御用地上装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車制御用
地上装置は、上記目的を達成するために、請求項１に記
載の発明は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基
づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符
号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子
を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継
器とを有する列車制御用地上装置において、前記符号処
理器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記
所定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたとき
に、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を禁
止する禁止手段と、を有することを特徴としている。
地上装置は、上記目的を達成するために、請求項１に記
載の発明は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基
づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符
号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子
を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継
器とを有する列車制御用地上装置において、前記符号処
理器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記
所定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたとき
に、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を禁
止する禁止手段と、を有することを特徴としている。
【００１１】本発明の請求項２に記載の列車制御用地上
装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づい
て所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号処
理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を介
して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器と
を有する列車制御用地上装置において、前記中継器に所
定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所定の送
信停止信号が前記中継器に入力されたときに、その中継
器から車上への所定の送信信号の送出を禁止する禁止手
段と、を有することを特徴としている。本発明の請求項
３に記載の列車制御用地上装置は、中継器は地上子を介
して車上から送出される所定の信号を受信して符号処理
器へ送出することを特徴としている。
装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づい
て所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号処
理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を介
して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器と
を有する列車制御用地上装置において、前記中継器に所
定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所定の送
信停止信号が前記中継器に入力されたときに、その中継
器から車上への所定の送信信号の送出を禁止する禁止手
段と、を有することを特徴としている。本発明の請求項
３に記載の列車制御用地上装置は、中継器は地上子を介
して車上から送出される所定の信号を受信して符号処理
器へ送出することを特徴としている。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る列車
制御用地上装置をＡＴＳ−Ｐ形の有電源型の地上装置に
適用したときの概略構成図である。
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る列車
制御用地上装置をＡＴＳ−Ｐ形の有電源型の地上装置に
適用したときの概略構成図である。
【００１３】このＡＴＳ−Ｐ形の地上装置は、符号処理
器１、後述の地上子近くの現場に設置された中継器２及
び列車（車両）イの走行するレールＲ，Ｒの軌間に設置
された地上子（アンテナ）ａから構成されていている。
先ず、始めに、この地上装置の運用が開始されたときの
全体的な制御動作を説明すると、この地上装置は、周知
のＡＴＳ−Ｐ形の地上装置と同様に動作することができ
る。すなわち、符号処理器１においては、信号機Ｓの現
示情報（現示信号）等の所定の入力信号に基づいて列車
イに送出するための所定の列車制御用の制御信号が生成
され、その生成された制御信号は、中継器２において変
復処理及び増幅処理等の信号処理が行われて所定の送信
信号が生成され、その生成された送信信号が地上子ａを
介して車上に向けて送出される。
器１、後述の地上子近くの現場に設置された中継器２及
び列車（車両）イの走行するレールＲ，Ｒの軌間に設置
された地上子（アンテナ）ａから構成されていている。
先ず、始めに、この地上装置の運用が開始されたときの
全体的な制御動作を説明すると、この地上装置は、周知
のＡＴＳ−Ｐ形の地上装置と同様に動作することができ
る。すなわち、符号処理器１においては、信号機Ｓの現
示情報（現示信号）等の所定の入力信号に基づいて列車
イに送出するための所定の列車制御用の制御信号が生成
され、その生成された制御信号は、中継器２において変
復処理及び増幅処理等の信号処理が行われて所定の送信
信号が生成され、その生成された送信信号が地上子ａを
介して車上に向けて送出される。
【００１４】したがって、列車イの進行に伴ってその列
車イに設けられている車上子（アンテナ）ロ′が地上子
ａに所定距離の範囲内に接近すると、列車イに搭載され
ているＡＴＳ−Ｐ形の車上装置ロは、地上子ａからの列
車制御情報を含む所定の送信信号を受信することができ
る。列車イでは、車上子ロ′を介して地上側からの送信
信号を入手すると、車上装置ロにおいて速度照査パター
ンを形成し、その形成した速度パターンに基づいて列車
イの速度制御が行われる。
車イに設けられている車上子（アンテナ）ロ′が地上子
ａに所定距離の範囲内に接近すると、列車イに搭載され
ているＡＴＳ−Ｐ形の車上装置ロは、地上子ａからの列
車制御情報を含む所定の送信信号を受信することができ
る。列車イでは、車上子ロ′を介して地上側からの送信
信号を入手すると、車上装置ロにおいて速度照査パター
ンを形成し、その形成した速度パターンに基づいて列車
イの速度制御が行われる。
【００１５】地上子ａと車上子ロ′とが接近したときに
は、上述の地上から車上への送信信号の送出が行われる
以外に、車上から地上に対して列番情報等の所定の情報
の送出が行われる。したがって、地上装置においては、
列車位置の検知等の所定の処理を行うことができる。
は、上述の地上から車上への送信信号の送出が行われる
以外に、車上から地上に対して列番情報等の所定の情報
の送出が行われる。したがって、地上装置においては、
列車位置の検知等の所定の処理を行うことができる。
【００１６】図２は、地上装置の電気的構成を示すブロ
ック図であって、特に、中継器２の部分が詳細に示され
ている。符号処理器１は、周知の符号処理器と同様に、
信号機Ｓ（図１参照）の現示情報等の所定の入力信号に
基づいて列車イを制御するための制御信号を生成できる
ように構成されている。すなわち、この符号処理器１
は、図示しない電文ＲＯＭに予め記憶されている制御電
文を所定の入力条件に応じて抽出したのち、その抽出し
た制御電文をケーブルＬ1 を介して中継器２に送出でき
るように構成されているとともに、このケーブルＬ1 を
介して中継器２からの情報を入力できるように構成され
ている。この符号処理器１及び中継器２間は、通常、変
調方式がＦＳＫで通信速度は１２００ＢＰＳである。こ
の符号処理器１には、上述の信号機Ｓの現示情報等の列
車制御用情報以外に、列車イへの信号送出を停止するた
めの送信停止情報も入力できるように構成されている。
ック図であって、特に、中継器２の部分が詳細に示され
ている。符号処理器１は、周知の符号処理器と同様に、
信号機Ｓ（図１参照）の現示情報等の所定の入力信号に
基づいて列車イを制御するための制御信号を生成できる
ように構成されている。すなわち、この符号処理器１
は、図示しない電文ＲＯＭに予め記憶されている制御電
文を所定の入力条件に応じて抽出したのち、その抽出し
た制御電文をケーブルＬ1 を介して中継器２に送出でき
るように構成されているとともに、このケーブルＬ1 を
介して中継器２からの情報を入力できるように構成され
ている。この符号処理器１及び中継器２間は、通常、変
調方式がＦＳＫで通信速度は１２００ＢＰＳである。こ
の符号処理器１には、上述の信号機Ｓの現示情報等の列
車制御用情報以外に、列車イへの信号送出を停止するた
めの送信停止情報も入力できるように構成されている。
【００１７】中継器２には、符号処理器１と中継器２と
の間のデータ授受を行うための変復調回路、いわゆるモ
デム１０、及び、中継器２と地上子ａとの間のデータ授
受を行うためのモデム１１が設けられている。
の間のデータ授受を行うための変復調回路、いわゆるモ
デム１０、及び、中継器２と地上子ａとの間のデータ授
受を行うためのモデム１１が設けられている。
【００１８】この中継器２は、周知の中継器と同様に、
地上から車上への制御情報を含む所定の送信信号を生成
するもので、所定の伝送速度及び搬送周波数からなる送
信信号を生成する回路と、車上から地上へ送出された所
定の受信信号を所定の伝送速度及び搬送周波数からなる
受信信号に生成する回路とが含まれている。上述の地上
から車上への送信信号は、通常、搬送周波数が１．７Ｍ
Ｈｚで、伝送速度が６４ＫＢＰＳであり、車上から地上
への受信信号は、搬送周波数が３ＭＨｚで、通信速度６
４ＫＢＰＳである。
地上から車上への制御情報を含む所定の送信信号を生成
するもので、所定の伝送速度及び搬送周波数からなる送
信信号を生成する回路と、車上から地上へ送出された所
定の受信信号を所定の伝送速度及び搬送周波数からなる
受信信号に生成する回路とが含まれている。上述の地上
から車上への送信信号は、通常、搬送周波数が１．７Ｍ
Ｈｚで、伝送速度が６４ＫＢＰＳであり、車上から地上
への受信信号は、搬送周波数が３ＭＨｚで、通信速度６
４ＫＢＰＳである。
【００１９】図２中、１２は、ＬＳＩからなる変換回路
（以下、ＬＳＩで説明する。）であり、符号処理器１及
び中継器２間の電文速度（１２００ＢＰＳ）と、中継器
２と地上子ａ（車上側）との電文速度（６４ＫＢＰＳ）
を整合させるために用いられる。図２中、１３は蓄積部
であって、情報を一時蓄積するためのＦＩＦＯからなる
メモリ群１３ａ〜１３ｃから構成されており、１４は、
ＬＳＩ１２を制御するための演算部であって、ＣＰＵ１
４ａ、ＲＯＭ１４ｂ、ＲＡＭ１４ｃ及びタイマ１４ｄか
ら構成されている。
（以下、ＬＳＩで説明する。）であり、符号処理器１及
び中継器２間の電文速度（１２００ＢＰＳ）と、中継器
２と地上子ａ（車上側）との電文速度（６４ＫＢＰＳ）
を整合させるために用いられる。図２中、１３は蓄積部
であって、情報を一時蓄積するためのＦＩＦＯからなる
メモリ群１３ａ〜１３ｃから構成されており、１４は、
ＬＳＩ１２を制御するための演算部であって、ＣＰＵ１
４ａ、ＲＯＭ１４ｂ、ＲＡＭ１４ｃ及びタイマ１４ｄか
ら構成されている。
【００２０】図２中、１５は送信部であって、プリアン
プ１５ａ、フィルタ１５ｂ、アンプ１５ｃ及び結合トラ
ンス１５ｄから構成されている。なお、フィルタ１５ｂ
を迂回している回路は、受信信号（３ＭＨｚ）が正常に
受信できるか否かをチェックするために用いられるもの
である。
プ１５ａ、フィルタ１５ｂ、アンプ１５ｃ及び結合トラ
ンス１５ｄから構成されている。なお、フィルタ１５ｂ
を迂回している回路は、受信信号（３ＭＨｚ）が正常に
受信できるか否かをチェックするために用いられるもの
である。
【００２１】図２中、１６は受信部であって、結合トラ
ンス１６ａ、第１抵抗減衰器１６ｂ、第２抵抗減衰器１
６ｃ、第１フィルタ１６ｄ、第３抵抗減衰器１６ｅ及び
第２フィルタ１６ｆから構成されている。なお、第３抵
抗原好き１６ｅ及び第２フィルタ１６ｆは、送信信号
（１．７ＭＨｚ）が正常に送信されているか否かをチェ
ックするために用いられる。
ンス１６ａ、第１抵抗減衰器１６ｂ、第２抵抗減衰器１
６ｃ、第１フィルタ１６ｄ、第３抵抗減衰器１６ｅ及び
第２フィルタ１６ｆから構成されている。なお、第３抵
抗原好き１６ｅ及び第２フィルタ１６ｆは、送信信号
（１．７ＭＨｚ）が正常に送信されているか否かをチェ
ックするために用いられる。
【００２２】上記構成からなる地上装置において、符号
処理器１に送信停止信号（情報）が入力されると、すな
わち、符号処理器１に設けられている図示しない送信停
止スイッチがＯＮされると、符号処理器１から送信停止
情報が中継器２に送出される。
処理器１に送信停止信号（情報）が入力されると、すな
わち、符号処理器１に設けられている図示しない送信停
止スイッチがＯＮされると、符号処理器１から送信停止
情報が中継器２に送出される。
【００２３】中継器２では、符号処理器１から送信停止
情報を入力すると、地上子ａへの送信信号（１．７ＭＨ
Ｚ，６４ＫＢＰＳ）の送出の禁止が行われる。すなわ
ち、演算部１４のＣＰＵ１４ａは、モデム１０、ＬＳＩ
１２及び蓄積部１３の受信ＦＩＦＯ１３ｃから送信停止
情報を入力すると、その入力された情報の基づいてＬＳ
Ｉ１２における送信信号の生成が禁止される。したがっ
て、モデム１１及び送信部１５を介して地上子ａから車
上に向けて送信信号（制御信号）が送出されることがな
い。
情報を入力すると、地上子ａへの送信信号（１．７ＭＨ
Ｚ，６４ＫＢＰＳ）の送出の禁止が行われる。すなわ
ち、演算部１４のＣＰＵ１４ａは、モデム１０、ＬＳＩ
１２及び蓄積部１３の受信ＦＩＦＯ１３ｃから送信停止
情報を入力すると、その入力された情報の基づいてＬＳ
Ｉ１２における送信信号の生成が禁止される。したがっ
て、モデム１１及び送信部１５を介して地上子ａから車
上に向けて送信信号（制御信号）が送出されることがな
い。
【００２４】地上子ａを列車イが通過したとき、その列
車イの車上子ロ′から送出される信号（３ＭＨｚ，６４
ＫＢＰＳ）は、地上子ａ及び中継器２を介して符号処理
器１に受信される。したがって、この地上装置は、運用
開始前においても列車イが通過する毎に車上から地上へ
送信される情報伝送のテストを行うことができる。
車イの車上子ロ′から送出される信号（３ＭＨｚ，６４
ＫＢＰＳ）は、地上子ａ及び中継器２を介して符号処理
器１に受信される。したがって、この地上装置は、運用
開始前においても列車イが通過する毎に車上から地上へ
送信される情報伝送のテストを行うことができる。
【００２５】地上装置のテストに際しては、符号処理器
１の送信停止スイッチがＯＦＦとされる。これにより、
符号処理器１から送出されて制御信号は、中継器２に入
力され、ここで送信信号（１．７ＭＨａ，６４ＫＢＰ
Ｓ）に生成され、次いで、地上子ａを介して車上に向け
て送出される。
１の送信停止スイッチがＯＦＦとされる。これにより、
符号処理器１から送出されて制御信号は、中継器２に入
力され、ここで送信信号（１．７ＭＨａ，６４ＫＢＰ
Ｓ）に生成され、次いで、地上子ａを介して車上に向け
て送出される。
【００２６】なお、上述の例では、送信停止信号を符号
処理器１に入力して送信信号（１．７ＭＨｚ，６４ＫＢ
ＰＳ）の送出を禁止したが、演算部１４に直接入力して
もよい。この場合は、図示しない入出力ユニットを介し
てＣＰＵ１４ａに送信停止信号が入力される。
処理器１に入力して送信信号（１．７ＭＨｚ，６４ＫＢ
ＰＳ）の送出を禁止したが、演算部１４に直接入力して
もよい。この場合は、図示しない入出力ユニットを介し
てＣＰＵ１４ａに送信停止信号が入力される。
【００２７】また、上述の例では、列車制御用地上装置
をＡＴＳ−Ｐ形の地上装置に適用したが、他の形式の列
車制御用地上装置に適用することもできる。さらに、上
述の列車制御用地上装置では、車上から地上への情報伝
送も行えるものとしたが、地上から車上への情報伝送の
みの簡易なものとすることができる。
をＡＴＳ−Ｐ形の地上装置に適用したが、他の形式の列
車制御用地上装置に適用することもできる。さらに、上
述の列車制御用地上装置では、車上から地上への情報伝
送も行えるものとしたが、地上から車上への情報伝送の
みの簡易なものとすることができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明の請求項１に記載の列車制御用地
上装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づ
いて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号
処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を
介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器
とを有する列車制御用地上装置において、前記符号処理
器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所
定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたとき
に、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を禁
止する禁止手段とを有するので、従来のカバーを必要と
しない特長がある。
上装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づ
いて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号
処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を
介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器
とを有する列車制御用地上装置において、前記符号処理
器に所定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所
定の送信停止信号が前記符号処理器に入力されたとき
に、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出を禁
止する禁止手段とを有するので、従来のカバーを必要と
しない特長がある。
【００２９】本発明の請求項２に記載の列車制御用地上
装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づい
て所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号処
理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を介
して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器と
を有する列車制御用地上装置において、前記中継器に所
定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所定の送
信停止信号が前記中継器に入力されたときに、その中継
器から車上への所定の送信信号の送出を禁止する禁止手
段とを有するので、従来のカバーを必要としない特長が
ある。本発明の請求項３に記載の列車制御用地上装置
は、中継器は地上子を介して車上から送出される所定の
信号を受信して符号処理器へ送出するので、車上から地
上への情報伝送も効果的に行うことができる。
装置は、信号機の現示信号等の所定の入力信号に基づい
て所定の制御信号を生成する符号処理器と、その符号処
理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上子を介
して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中継器と
を有する列車制御用地上装置において、前記中継器に所
定の送信停止信号を入力する入力手段と、前記所定の送
信停止信号が前記中継器に入力されたときに、その中継
器から車上への所定の送信信号の送出を禁止する禁止手
段とを有するので、従来のカバーを必要としない特長が
ある。本発明の請求項３に記載の列車制御用地上装置
は、中継器は地上子を介して車上から送出される所定の
信号を受信して符号処理器へ送出するので、車上から地
上への情報伝送も効果的に行うことができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る列車制御用地上装
置をＡＴＳ−Ｐ形の有電源型の地上装置に適用したとき
の概略構成図である。
置をＡＴＳ−Ｐ形の有電源型の地上装置に適用したとき
の概略構成図である。
【図２】地上装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
イ 列車
ロ 車上装置
ロ′ 車上子（アンテナ）
ａ 地上子（アンテナ）
１ 符号処理器
２ 中継器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5H115 PA07 PA08 PC02 PG01 PI01
QE09 QE10 QI01 QN00 SF07
SF13 SJ13 SL01 SL06 SL08
TD04 TU08 UB01 UB05 UB08
UB15
5H161 AA01 BB03 BB06 CC06 DD23
EE05 EE07 FF05 GG04 GG12
GG13 GG22
Claims (3)
- 【請求項１】 信号機の現示信号等の所定の入力信号に
基づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その
符号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上
子を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中
継器とを有する列車制御用地上装置において、 前記符号処理器に所定の送信停止信号を入力する入力手
段と、 前記所定の送信停止信号が前記符号処理器に入力された
ときに、前記中継器から車上への所定の送信信号の送出
を禁止する禁止手段と、 を有することを特徴とする列車制御用地上装置。 - 【請求項２】 信号機の現示信号等の所定の入力信号に
基づいて所定の制御信号を生成する符号処理器と、その
符号処理器で生成された所定の制御信号を入力し、地上
子を介して車上へ送出する所定の送信信号を生成する中
継器とを有する列車制御用地上装置において、 前記中継器に所定の送信停止信号を入力する入力手段
と、 前記所定の送信停止信号が前記中継器に入力されたとき
に、その中継器から車上への所定の送信信号の送出を禁
止する禁止手段と、 を有することを特徴とする列車制御用地上装置。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載の列車制御
用地上装置において、中継器は地上子を介して車上から
送出される所定の信号を受信して符号処理器へ送出する
ことを特徴とする列車制御用地上装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103324A JP2003291812A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 列車制御用地上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103324A JP2003291812A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 列車制御用地上装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003291812A true JP2003291812A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29242589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002103324A Pending JP2003291812A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 列車制御用地上装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003291812A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005229789A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-08-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | Ａｔｓ装置 |
| JP2008005585A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Hitachi Ltd | 車両制御システム |
| JP2013237300A (ja) * | 2012-05-12 | 2013-11-28 | Daido Signal Co Ltd | 地上子使用停止方法および地上子使用停止カバー |
| JP2018118599A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 地上子カバー |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002103324A patent/JP2003291812A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005229789A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-08-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | Ａｔｓ装置 |
| JP4596819B2 (ja) * | 2003-10-22 | 2010-12-15 | 日本信号株式会社 | Ａｔｓ装置 |
| JP2008005585A (ja) * | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Hitachi Ltd | 車両制御システム |
| JP2013237300A (ja) * | 2012-05-12 | 2013-11-28 | Daido Signal Co Ltd | 地上子使用停止方法および地上子使用停止カバー |
| JP2018118599A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 地上子カバー |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
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|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071211 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |