JP2018118599A - 地上子カバー - Google Patents

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【課題】汎用性のある地上子カバーを実現する。【解決手段】地上子カバー100を地上子に被せて、締め紐30の両端を引き出すように巾着絞りし、その締め紐30をストッパー40で保持すれば、地上子カバー100を地上子に容易に取り付けることができる。このように地上子カバー100は巾着絞り構造にして地上子に取り付けることができるので、地上子カバー100を地上子に被せることができれば、地上子の形状によらず、地上子カバー100を地上子に取り付けることができる。つまり、この地上子カバー100は、地上子の制御種別などによらず、地上子カバー100を地上子に取り付けることができるので、汎用性のあるカバーとして使用できる。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道システムにおける地上子の電波通信機能を一時的に停止させるために、地上子に被せて使用する地上子カバーに関する。
従来、鉄道での衝突防止や過速度防止を図るために、自動列車停止装置(ATS: Automatic Train Stop)が導入されている。
自動列車停止装置では、軌道に設置されている地上子と、列車に搭載されている車上子とで通信を行っており、例えば、列車が停止信号を越えて進行しようとした場合に列車に警報を与えたり、列車のブレーキを自動的に作動させたりして、事故の発生を防ぐようにしている。
また、列車が自己の走行位置を把握あるいは補正するための情報や、停止位置制御のための情報の通信を行う地上子も設置されている。
こうした鉄道設備の切り替えを行う際や、鉄道システムに生じた不具合を復旧させる際に、金属製の箱状の地上子カバーを地上子に被せて、地上子の電波通信機能を一時的に停止させることがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2013−237300号公報
ところで、軌道には所定距離ごとに複数の地上子が設置されているので、地上子の電波通信機能を一時的に停止させるために、地上子に地上子カバーを被せる作業を行う際には、多くの地上子カバーを用意して現場に搬入しなければならない。
しかしながら、上記した金属製の箱状の地上子カバーは嵩張るため、一度に現場に搬入できる数には限りがあるという問題があった。
特に、地上子には制御種別などに応じた様々なタイプがあり、各地上子にはその大きさや形状に対応する地上子カバーが必要であるので、現場に搬入した地上子カバーが地上子に合わないと、作業が遅れてしまうことがあった。
本発明の目的は、汎用性のある地上子カバーを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明は、
鉄道の軌道に設置されている地上子に被せる地上子カバーであって、
電磁シールド性を具備する柔軟なシートを用いて形成された、上面部とその上面部の外縁から垂下するように設けられた側面部とを有するカバー本体と、
前記カバー本体の外面と内面の両方に設けられた、柔軟性を有する不透水層と、
前記側面部の下縁に設けられている紐通し部と、
前記紐通し部に通されて、その両端が巾着絞り可能に引き出されている紐状部材と、
を備え、
当該地上子カバーは、前記地上子の上面と側面を覆うように、前記地上子に巾着絞り構造にて取り付けられるようにした。
かかる構成の地上子カバーを地上子に被せて、紐状部材の両端を引き出すように巾着絞りし、その紐状部材を縛るなどして保持すれば、地上子カバーを地上子に容易に取り付けることができ、その地上子カバーで地上子の上面と側面を覆うことができる。この地上子カバーで地上子の上面と側面を覆うようにすれば、地上子の電波通信機能を一時的に停止させることができる。
特に、この地上子カバーは、巾着絞り構造にして地上子に取り付けることができるので、例えば、地上子に対しゆったりしたサイズの地上子カバーとして、その地上子カバーを地上子に被せることができれば、地上子の形状によらず、地上子カバーを地上子に取り付けることができる。つまり、この地上子カバーは、地上子の制御種別などによらず、地上子カバーを地上子に取り付けることができるので、汎用性のあるカバーとして使用できる。
また、この地上子カバーにおいて、電磁シールド性を具備する布を用いて形成されたカバー本体の表裏両面(外面と内面の両方)には不透水層が設けられているので、カバー本体が雨水などによって濡れてしまうことはない。
電磁シールド性を具備する布が濡れるなどして水を含んでしまうと、電磁シールド性能が低下してしまうことがあるが、この地上子カバーであれば、カバー本体に水を浸み込ませないようになっているので、雨天時に使用しても電磁シールド性能が低下してしまうことはない。
また、この地上子カバーは、布や紐など軽量な材料であって、折り曲げたり折り畳んだりできる材料からなるので、一度に多くの地上子カバーを現場に搬入することが可能になり、現場での作業時に地上子カバーが足りなくなるようなトラブルを防ぐことができる。
なお、電磁シールド性を具備する柔軟なシートは、導電材料からなる布(織物、編物)や、布に導電材料をメッキしたもの、布に箔を押したものなど、薄くて柔らかいものであれば、どのようなものでもよい。
また、望ましくは、
前記紐通し部から前記カバー本体の側面部にかけて2筋の切り込みが形成されており、
前記地上子の側面にケーブルが接続されていない場合、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部に前記紐状部材が通された状態で、当該地上子カバーは前記地上子に取り付けられるように構成されており、
前記地上子の側面にケーブルが接続されている場合、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部に前記紐状部材が通されていない状態で当該地上子カバーは前記地上子に取り付けられ、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部と前記カバー本体の側面部は、前記ケーブルを避けるように前記カバー本体の上面部側に折り返されるように構成されているようにする。
紐通し部からカバー本体の側面部にかけて2筋の切り込みが形成されている地上子カバーであれば、側面にケーブルが接続されていない地上子と、側面にケーブルが接続されている地上子とで、その態様を変えて取り付けることができる。
具体的には、全ての紐通し部に紐状部材が通されている地上子カバーは、その側面にケーブルが接続されていない地上子に取り付ける場合の態様であり、その地上子カバーによって地上子の上面と側面を覆うことができる。
また、2筋の切り込みの間の紐通し部に紐状部材が通されていない地上子カバーは、その側面にケーブルが接続されている地上子に取り付ける場合の態様であり、2筋の切り込みの間の紐通し部とカバー本体の側面部は、地上子のケーブルを通すためにカバー本体の上面部側に折り返され、その地上子カバーによって地上子の上面と側面のケーブル部分以外を覆うことができる。
また、望ましくは、
前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部と、その紐通し部が折り返される箇所のカバー表面には、互いに係着する面ファスナーが設けられているようにする。
こうすることで、2筋の切り込みの間の紐通し部とカバー本体の側面部を折り返した部分が、地上子カバーの取り付けの妨げにならない。
また、望ましくは、
前記紐状部材の両端を長さ調整可能に保持しているストッパーを備え、
前記ストッパーは、
筒体と、前記筒体内に進退可能に挿入されている軸体と、前記筒体と前記軸体の間に介装されている少なくとも2つの付勢部材と、を備え、
前記筒体と前記軸体にはそれぞれを連通可能な貫通穴が形成されており、
前記筒体の貫通穴と前記軸体の貫通穴が連通されて、その連通された貫通穴に前記紐状部材の両方の端部が通された状態で、前記筒体の貫通穴と前記軸体の貫通穴の位置をずらすように、前記2つの付勢部材はそれぞれ前記軸体を前記筒体から押し出す方向に付勢しているようにする。
ストッパーが2つの付勢部材を備えている場合、その2つの付勢部材の付勢力によって筒体から軸体が押し出されることで、連通した貫通穴に通されている紐状部材が筒体と軸体とで挟まれて、ストッパーに保持されるようになる。
つまり、一方の付勢部材が破損しても、他方の付勢部材の付勢力によって、紐状部材を筒体と軸体とで挟んで保持することができるので、巾着絞り構造にして地上子に取り付けられた地上子カバーが地上子から外れ難くなる。
本発明によれば、汎用性のある地上子カバーが得られる。
本実施形態の地上子カバーの一の態様を示す斜視図(a)と、2筋の切り込みの間の部分を拡大して示す断面図(b)である。 ストッパーを一部断面視して示す説明図(a)と、ストッパーの分解斜視図(b)である。 本実施形態の地上子カバーの他の態様を示す斜視図(a)と、2筋の切り込みの間の部分を拡大して示す断面図(b)である。 地上子カバーの変形例を示す斜視図である。 地上子カバーの変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る地上子カバーの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施形態の地上子カバー100は、図1(a)(b)に示すように、上面部10aとその上面部10aの外縁から垂下するように設けられた側面部10bとを有するカバー本体10と、カバー本体10の側面部10bの下縁に設けられている紐通し部20と、紐通し部20に通されて、その両端が巾着絞り可能に引き出されている紐状部材である締め紐30と、締め紐30の両端を長さ調整可能に保持しているストッパー40等を備えている。
また、地上子カバー100には、紐通し部20からカバー本体10の側面部10bにかけて2筋の切り込み2が形成されている。その2筋の切り込み2の間の紐通し部20の内面には面ファスナー50が設けられており、カバー本体10の上面部10aの内面にも面ファスナー50が設けられている。
この地上子カバー100は、鉄道の軌道に設置されている地上子の電波通信機能を一時的に停止させるために、地上子に被せて使用するカバーである。
カバー本体10は、電磁シールド性を具備する柔軟なシートを用いて形成されており、例えば、略矩形状の上面部10aと、その四方側面を成す側面部10bとを有して、略箱形状を呈している。
電磁シールド性を具備する柔軟なシートとは、例えば、ポリエステル繊維からなる織物や編物に銅メッキやニッケルメッキを施した布、あるいはポリエステル繊維からなる糸に銅メッキやニッケルメッキを施し、そのメッキ処理した糸で織ったり編まれたりしてなる布(織物、編物)である。
そのような電磁シールド性を具備する布を縫製して、略箱形状を呈するカバー本体10が形成されている。
このカバー本体10の外面と内面の両方には、柔軟性を有する不透水層1が設けられている。
柔軟性を有する不透水層1は、例えば、ナイロンなどの樹脂材料を用いて形成することができる。
本実施形態では、ナイロン製の防水生地をカバー本体10の外面と内面の両方に貼付あるいは縫い付けて不透水層1を設けた。
紐通し部20は、カバー本体10の四方の側面部10bにそれぞれ設けられている。
本実施形態では、不透水層1に用いたナイロン製の防水生地を折り返すようにしてループ状の紐通し部20を形成した。
なお、紐通し部20は、各側面部10bにおいて側面部10bの幅よりも短く形成されており、略箱形状を呈するカバー本体10の四隅において、紐通し部20に通されている締め紐30が露出するようになっている。
締め紐30は、ナイロンなど樹脂製の紐、あるいは防水処理が施された綿製や麻製の紐である。
締め紐30の両端は、カバー本体10の隅部において紐通し部20から引き出されている。
なお、締め紐30は、紐状部材としてのゴム紐であってもよい。
ストッパー40は、図2(a)(b)に示すように、一対の貫通穴41aが形成されている筒体41と、一対の貫通穴42aが形成され、筒体41内に進退可能に挿入されている軸体42と、筒体41と軸体42の間に介装されている少なくとも2つの付勢部材43(43a、43b)と、付勢部材43の付勢力によって筒体41から軸体42が抜け出てしまうのを防止する抜止ピン44等を備えている。
本実施形態では、筒体41と軸体42の間に2つの付勢部材43として、比較的小径の左巻きのコイルバネ43aと、比較的大径の右巻きのコイルバネ43bを介装した。
また、筒体41の貫通穴41aと軸体42の貫通穴42aとは、筒体41内で軸体42の位置や向きを調整することで連通可能になっている。
そして、筒体41の貫通穴41aと軸体42の貫通穴42aが連通された状態で、その連通された貫通穴41a,42aに締め紐30が通されており、その連通された貫通穴41a,42aに締め紐30の両方の端部が通された状態で、筒体41の貫通穴41aと軸体42の貫通穴42aの位置をずらすように、2つの付勢部材43(43a、43b)はそれぞれ軸体42を筒体41から押し出す方向に付勢している。
この2つの付勢部材43(43a、43b)の付勢力によって、筒体41から軸体42が押し出されることで、貫通穴41a,42aに通された締め紐30が筒体41と軸体42とで挟まれてストッパー40に保持されるようになっている。
また、筒体41に軸体42を押し込み、筒体41の貫通穴41aと軸体42の貫通穴42aを連通させれば、締め紐30がストッパー40から解放されるので、締め紐30を引き出す長さ調整が可能になる。
このような構造を有する地上子カバー100を地上子に被せて、締め紐30の両端を引き出すように巾着絞りし、その締め紐30をストッパー40で保持すれば、地上子カバー100を地上子に容易に取り付けることができ、その地上子カバー100で地上子の上面と側面を覆うことができる。この地上子カバー100で地上子の上面と側面を覆うようにすれば、地上子の電波通信機能を一時的に停止させることができる。
特に、この地上子カバー100は、巾着絞り構造にして地上子に取り付けることができるので、地上子カバー100を地上子に被せることができれば、地上子の形状によらず、地上子カバー100を地上子に取り付けることができる。
つまり、本実施形態の地上子カバー100は、地上子の制御種別などによらず、地上子カバー100を地上子に取り付けることができるので、汎用性のあるカバーとして使用できる。
なお、例えば、大小の2つの大きさの地上子カバー100や、大中小の3つの大きさの地上子カバー100を用意しておけば、地上子のサイズに応じて、地上子カバー100のサイズを選択できるので、より好適に地上子カバー100を地上子に取り付けることができる。
また、本実施形態の地上子カバー100は、布や紐など軽量な材料であって、折り曲げたり折り畳んだりできる材料からなるので、一度に多くの地上子カバー100を現場に搬入することが可能になり、現場での作業時に地上子カバーが足りなくなるようなトラブルを防ぐことができる。
また、地上子カバー100を巾着絞り構造にして、窄めた紐通し部20や締め紐30を地上子の括れに取り付けるようにすれば、地上子から地上子カバー100が外れ難くすることができる。
特に、ストッパー40には2つの付勢部材43が備えられているので、いずれか一方の付勢部材43が破損しても、地上子カバー100の巾着絞り構造は維持されるので、鉄道設備の切り替えを行う作業時間や、鉄道システムに生じた不具合を復旧させる作業時間の間であれば、地上子カバー100が地上子から外れてしまうことはない。
また、地上子カバー100において、電磁シールド性を具備する布を用いて形成されたカバー本体10の表裏両面には不透水層1が設けられているので、カバー本体10が雨水などによって濡れてしまうことはない。
電磁シールド性を具備する布が濡れるなどして水を含んでしまうと、電磁シールド性能が低下してしまうことがあるが、本実施形態の地上子カバー100は、カバー本体10に水を浸み込ませないようになっているので、雨天時に使用しても電磁シールド性能が低下してしまうことはない。
なお、図1(a)(b)に示した地上子カバー100では、2筋の切り込み2の間の紐通し部20に締め紐30が通されている。
このように、全ての紐通し部20に締め紐30が通されている地上子カバー100は、その側面にケーブルが接続されていない地上子に取り付ける場合の態様であり、地上子カバー100で地上子の上面と側面を覆うようになっている。
これに対し、図3(a)(b)に示した地上子カバー100では、2筋の切り込み2の間の紐通し部20に締め紐30が通されていない。このとき、締め紐30の両端は切り込み2が形成された箇所の紐通し部20から引き出すように付け替えられ、2筋の切り込み2の間で締め紐30の両端がストッパー40に保持されている。
このように、2筋の切り込み2の間の紐通し部20に締め紐30が通されていない地上子カバー100は、その側面にケーブルが接続されている地上子に取り付ける場合の態様であり、2筋の切り込み2の間の紐通し部20とカバー本体10の側面部10bは、地上子のケーブルを避けるようにカバー本体10の上面部10a側に折り返されており、地上子カバー100で地上子の上面と側面のケーブル部分以外を覆うようになっている。
そして、2筋の切り込み2の間の紐通し部20をカバー本体10の内側へ折り返した箇所に相当するカバー本体10の上面部10aの内面に面ファスナー50が設けられているので、紐通し部20の面ファスナー50をカバー本体10の面ファスナー50に係着させて、側面部10bの一部に地上子のケーブルを通すための開口部2aを形成するようになっている。
なお、2筋の切り込み2の間の紐通し部20とカバー本体10の側面部10bが面ファスナー50によって係着されていれば、その部分が地上子カバー100の取り付けの妨げにならないので好ましい。
このように、本実施形態の地上子カバー100は、側面にケーブルが接続されていない地上子と、側面にケーブルが接続されている地上子とで、その態様を変えて取り付けることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図4に示すように、切り込み2が形成されていない地上子カバー100であってもよい。
切り込み2が形成されていない地上子カバー100であれば、地上子の上面と側面を好適に覆うことができるので、この地上子カバー100は、側面にケーブルが接続されていない地上子用のカバーとして使用できる。
また、図5に示すように、地上子カバー100の側面部10bの一部を切り欠いてなる切欠部3が形成されている地上子カバー100であってもよい。
地上子カバー100の側面部10bに切欠部3が形成されていれば、切欠部3に地上子のケーブルを通すことができるので、この切欠部3が形成された地上子カバー100は、側面にケーブルが接続されている地上子用のカバーとして使用できる。
なお、以上の実施の形態においては、略箱形状を呈している地上子カバー100(カバー本体10)を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、地上子カバー100(カバー本体10)の形状は任意であり、例えば、略円筒状を呈している地上子カバー100(カバー本体10)であってもよい。
また、以上の実施の形態においては、ナイロン製の防水生地をカバー本体10の外面と内面の両方に貼付あるいは縫い付けて不透水層1を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、カバー本体10の外面と内面の両方に樹脂被膜をコーティングなどによって形成するようにして不透水層1を設けるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態においては、不透水層1に用いた生地で紐通し部20を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、不透水層1とは別体の生地を用いて紐通し部20を形成してもよい。
また、締め紐30の両端をストッパー40で保持することに限らず、ストッパー40を用いずに、締め紐30の両端を縛るようにして巾着絞り構造にするようにしてもよい。
また、紐状部材としてゴム紐を用いた場合、ゴム材料の収縮力を利用して巾着絞り構造とすることができる。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 不透水層
2 切り込み
2a 開口部
3 切欠部
10 カバー本体
10a 上面部
10b 側面部
20 紐通し部
30 締め紐(紐状部材)
40 ストッパー
41 筒体
41a 貫通孔
42 軸体
42a 貫通孔
43 付勢部材
43a、43b コイルバネ(付勢部材)
50 面ファスナー
100 地上子カバー

Claims (4)

  1. 鉄道の軌道に設置されている地上子に被せる地上子カバーであって、
    電磁シールド性を具備する柔軟なシートを用いて形成された、上面部とその上面部の外縁から垂下するように設けられた側面部とを有するカバー本体と、
    前記カバー本体の外面と内面の両方に設けられた、柔軟性を有する不透水層と、
    前記側面部の下縁に設けられている紐通し部と、
    前記紐通し部に通されて、その両端が巾着絞り可能に引き出されている紐状部材と、
    を備え、
    当該地上子カバーは、前記地上子の上面と側面を覆うように、前記地上子に巾着絞り構造にて取り付けられることを特徴とする地上子カバー。
  2. 前記紐通し部から前記カバー本体の側面部にかけて2筋の切り込みが形成されており、
    前記地上子の側面にケーブルが接続されていない場合、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部に前記紐状部材が通された状態で、当該地上子カバーは前記地上子に取り付けられるように構成されており、
    前記地上子の側面にケーブルが接続されている場合、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部に前記紐状部材が通されていない状態で当該地上子カバーは前記地上子に取り付けられ、前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部と前記カバー本体の側面部は、前記ケーブルを避けるように前記カバー本体の上面部側に折り返されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の地上子カバー。
  3. 前記2筋の切り込みの間の前記紐通し部と、その紐通し部が折り返される箇所のカバー表面には、互いに係着する面ファスナーが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の地上子カバー。
  4. 前記紐状部材の両端を長さ調整可能に保持しているストッパーを備え、
    前記ストッパーは、
    筒体と、前記筒体内に進退可能に挿入されている軸体と、前記筒体と前記軸体の間に介装されている少なくとも2つの付勢部材と、を備え、
    前記筒体と前記軸体にはそれぞれを連通可能な貫通穴が形成されており、
    前記筒体の貫通穴と前記軸体の貫通穴が連通されて、その連通された貫通穴に前記紐状部材の両方の端部が通された状態で、前記筒体の貫通穴と前記軸体の貫通穴の位置をずらすように、前記2つの付勢部材はそれぞれ前記軸体を前記筒体から押し出す方向に付勢していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の地上子カバー。
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