JP2003209390A - 電磁シールド形成済回路基板、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路基板用電磁シールド形成装置 - Google Patents

電磁シールド形成済回路基板、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路基板用電磁シールド形成装置

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JP2003209390A
JP2003209390A JP2002008654A JP2002008654A JP2003209390A JP 2003209390 A JP2003209390 A JP 2003209390A JP 2002008654 A JP2002008654 A JP 2002008654A JP 2002008654 A JP2002008654 A JP 2002008654A JP 2003209390 A JP2003209390 A JP 2003209390A
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film
ground electrode
circuit board
thermocompression bonding
conductive
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Shigeru Kondo
繁 近藤
Kazuyuki Tomita
和之 冨田
Shoichi Kajiwara
正一 梶原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板における電磁シールドの構造の薄型
化、及び回路基板への熱ストレスの低減が可能な、電磁
シールドを形成した回路基板、電磁シールドの形成方
法、及び電磁シールド形成装置を提供する。 【解決手段】 電子部品122を電磁シールド用フィル
ム131にて覆いかつ熱圧着にて回路基板121に取り
付ける。よって、従来に比べてシールド構造の薄型化が
可能である。又、電磁シールド用フィルムの周縁部13
1aのみを回路基板に熱圧着することでシールド構造を
形成することから、回路基板等に対する熱ストレスを削
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器における
プリント基板や電子部品の電磁シールドに関し、特に
は、電磁シールドが形成された回路基板、回路基板にお
ける上記電磁シールドの形成方法、及び上記形成方法を
実行する回路基板用電磁シールド形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や情報機器に代表される
電子機器に対して小型化及び高機能化が求められ、よっ
て上記電子機器に内蔵されるプリント基板にも高密度化
及び高速動作性が要求されている。プリント基板が開発
されて以来、片面から両面、多層へとプリント基板構造
における技術革新があり、それに伴った部品実装技術の
開発によりプリント基板における高密度化が実現されて
きた。しかし、物理的な高密度化が進む一方で、実装さ
れた部品や、配線から発せられた電磁ノイズによるトラ
ブルが発生し、電子機器の機能を発揮させる上で重要な
問題となっている。
【0003】電子機器における電磁ノイズは、その伝達
経路によって大きく分類され、主にプリント基板の配線
を通じて伝搬される伝導性ノイズと、電界や磁界が発生
源より放射される放射性ノイズとがある。これらの電磁
ノイズに対して、回路設計の検討、チョークやフィルタ
等のノイズ対策部品の使用、グランド強化、並びに、基
板レイアウト及び配線経路の検討等による対策が行われ
ているが、磁磁ノイズの問題を完全に解決できていない
のが現状である。一般的に、電磁ノイズの問題は商品開
発の最終段階で発見される場合が多く、既に電気回路や
回路構造の大幅な変更が不可能な段階であり、最終的に
は電磁シールド技術が用いられることが多い。電磁シー
ルド技術は、一般的にノイズ発生源やノイズ受信部品の
周囲を金属で覆い、電磁ノイズを遮蔽する技術である。
放射ノイズの場合、電子機器の筐体で遮断するもの、基
板全体を遮断するもの、基板の一部を遮断するものに大
きく分類され、特に基板内部でノイズ問題が発生してい
る場合、部品単体や回路ブロックを金属ケースで覆う方
法が一般的に用いられている。
【0004】従来技術として、部品単体を金属ケースで
覆うシールド方法について、図26〜図28を参照して
以下に説明する。従来技術を用いた電磁シールド構造を
実現するに当り、図26に示すように、電磁シールドの
対象となる部品2の周囲に幅1.5mmのグランドパタ
ーン11をプリント基板1上に形成する。該グランドパ
ターン11は、対象部品2の全周に形成されているのが
望ましい。表面実装部品4の実装工程にて、グランドパ
ターン11上に半田ペースト18を印刷した後、グラン
ドパターン11上に金属ケース枠19を実装する。表面
実装部品4等の全てについて実装工程が終了した後、図
27に示すように、実装機にて金属ケース枠19に金属
ケース蓋20を嵌合する。金属ケース枠19及び金属ケ
ース蓋20はともに板厚0.2mmのアルミ板を成形し
たものであり、対象部品2の天面と金属ケース蓋20と
のクリアランスは0.2mmである。又、金属ケース枠
19とグランドパターン11との接合部は、幅1.5m
mの接台代を設けた。このようにして、対象部品2を金
属ケース枠19及び蓋20にて遮蔽した電磁シールド仕
様のプリント基板が作製される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁シールド構造を用いた場合、金属ケース枠19及び
蓋20にてなるシールドケースの板厚みが厚く、又、絶
縁のために上記シールドケースと対象部品2との間に隙
間が必要である。上述の従来技術では、上記シールドケ
ースの板厚み及び上記隙間によって、0.4 mm、プ
リント基板1からの突出高さが増加する。又、上記シー
ルドケース上に、さらに基板等の別モジュールが配置さ
れる場合、上記別モジュールと上記シールドケースとの
間にも絶縁距離が必要となる。そのため、さらに電子機
器全体の厚みが増加するという問題がある。又、一つの
シールドケースにて、高さの異なる複数の部品を保護す
る場合、それぞれの部品の形状に対して、シールドケー
スをフレキシブルに追従させることは困難である。その
ため、保護する領域における上記突出高さが一様に増し
てしまい、プリント基板1の上方のスペースを有効に活
用できないという問題もある。
【0006】又、上述の従来技術では、グランドパター
ン11と金属ケース枠19とを接合させるために、プリ
ント基板全体に対するリフロー工程が必要である。した
がって、液晶部品等に代表されるような弱耐熱デバイス
を実装したプリント基板には、上述のシールド方法は、
適用できないという問題がある。本発明はこのような問
題点を解決するためになされたもので、回路基板におけ
る電磁シールドの構造の薄型化、及び上記電磁シールド
構造を形成するときの回路基板に与える熱ストレスの低
減が可能な、電磁シールドを形成した回路基板、回路基
板における上記電磁シールドの形成方法、及び上記形成
方法を実行する回路基板用電磁シールド形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成する。即ち、本発明の第
1実施態様における電磁シールド形成済回路基板は、板
状の回路基板と、上記回路基板に設けられ電磁ノイズ遮
断を要する電子部品又は配線パターンと、導電性膜及び
樹脂膜を積層してなり柔軟性を有する電磁シールド用フ
ィルムであり上記電子部品又は配線パターンを覆いかつ
熱圧着にて上記回路基板に取り付けられる電磁シールド
用フィルムと、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記電磁シールド用フィルムは、上記樹脂
膜を間に挟んで上記導電性膜に対向して設けられる磁性
体膜をさらに有することもできる。
【0009】上記回路基板は、グランド電極を有し、上
記電磁シールド用フィルムは、上記導電性膜の少なくと
も一部を上記樹脂膜にて挟んだ3層にてなり、上記熱圧
着により上記グランド電極は、当該グランド電極に接合
した上記導電性膜を有することもできる。
【0010】上記回路基板は、導電材料を設けたグラン
ド電極を有し、かつ上記グランド電極と上記電子部品又
は配線パターンとの間で上記グランド電極に隣接して位
置し上記電磁シールド用フィルムの周縁部が上記熱圧着
にて接着するフィルム接着部を有し、上記熱圧着により
上記導電材料は、上記グランド電極と上記電磁シールド
用フィルムの上記周縁部における上記導電性膜との電気
的接続を行うため上記グランド電極と上記周縁部とに延
在することもできる。
【0011】上記回路基板は、導電材料を設けたグラン
ド電極を有し、上記電磁シールド用フィルムは、上記導
電性膜を上記グランド電極に接触させる折曲部を当該電
磁シールド用フィルムの周縁部に有し、上記熱圧着によ
り上記グランド電極は、上記導電材料を介して接合され
る上記折曲部の上記導電性膜を有することもできる。
【0012】上記回路基板は、グランド電極と、該グラ
ンド電極に突設した導電性の突起部とを有し、上記電磁
シールド用フィルムは、上記導電性膜を上記樹脂膜にて
挟んだ3層にてなり、上記熱圧着により上記グランド電
極は、上記突起部を介して接合された上記導電性膜を有
することもできる。
【0013】上記回路基板は、グランド電極を有し、か
つ上記グランド電極と上記電子部品又は配線パターンと
の間で上記グランド電極に隣接して位置し上記電磁シー
ルド用フィルムの周縁部における樹脂膜が上記熱圧着に
て接着するフィルム接着部を有し、当該電磁シールド形
成済回路基板は、上記グランド電極と上記電磁シールド
用フィルムの上記周縁部における上記導電性膜との電気
的接続を行う導電部材をさらに備えることもできる。
【0014】又、本発明の第2実施態様における電磁シ
ールドの形成方法は、板状の回路基板に設けられ電磁ノ
イズ遮断を要する電子部品又は配線パターンに対して、
導電性膜及び樹脂膜を積層してなり柔軟性を有する電磁
シールド用フィルムにてカバーし、該カバー後、上記電
磁シールド用フィルムを熱圧着して上記回路基板に取り
つける、ことを特徴とする。
【0015】上記第2態様において、上記電磁シールド
用フィルムが上記樹脂膜を間に挟んで上記導電性膜に対
向して設けられる磁性体膜をさらに有するとき、上記磁
性体膜にて上記電子部品又は配線パターンをカバーし、
該カバー後、上記電磁シールド用フィルムの切断用に突
出した切断部を有する熱圧着用部材にて上記電磁シール
ド用フィルムの上記熱圧着及び切断を行うこともでき
る。
【0016】上記第2態様において、上記回路基板がグ
ランド電極を有し、上記電磁シールド用フィルムが上記
導電性膜を上記樹脂膜にて挟んだ3層にてなるとき、上
記カバー後、上記導電性膜と上記グランド電極との接合
用に突出した接合部を有する熱圧着用部材にて上記電磁
シールド用フィルムを上記グランド電極に加熱及び押圧
して上記導電性膜と上記グランド電極とを接合させるこ
ともできる。
【0017】上記第2態様において、上記回路基板が導
電材料を設けたグランド電極を有するとき、上記グラン
ド電極と上記電子部品又は配線パターンとの間で上記グ
ランド電極に隣接して位置するフィルム接着部に上記電
磁シールド用フィルムの周縁部を配置させて上記カバー
を行い、該カバー後、上記導電性膜と上記グランド電極
とを上記導電材料にて接続するため上記導電材料を収納
する凹部を有する熱圧着用部材にて上記電磁シールド用
フィルムを上記フィルム接着部に加熱及び押圧し、上記
導電性膜と上記グランド電極とを上記導電材料にて接続
することもできる。
【0018】上記第2態様において、上記回路基板が導
電材料を設けたグランド電極を有するとき、上記電磁シ
ールド用フィルムの周縁部に設けられ上記導電性膜を上
記グランド電極に接触させる折曲部を上記グランド電極
に配置して上記カバーを行い、該カバー後、上記折曲部
の上記導電性膜と上記グランド電極とを上記導電材料を
介して上記熱圧着にて接合することもできる。
【0019】上記第2態様において、上記回路基板がグ
ランド電極と、該グランド電極に突設した導電性の突起
部とを有し、上記電磁シールド用フィルムが上記導電性
膜を上記樹脂膜にて挟んだ3層にてなるとき、上記電磁
シールド用フィルムの周縁部を上記グランド電極に対応
して配置して上記カバーを行い、該カバー後、上記導電
性膜と上記グランド電極とを上記突起部を介して上記熱
圧着にて接合することもできる。
【0020】上記第2態様において、上記回路基板がグ
ランド電極を有するとき、上記グランド電極と上記電子
部品又は配線パターンとの間で上記グランド電極に隣接
して位置するフィルム接着部に上記電磁シールド用フィ
ルムの周縁部を配置させて上記カバーを行い、該カバー
後、上記フィルム接着部において上記電磁シールド用フ
ィルムを熱圧着し、該熱圧着後、上記周縁部における上
記導電性膜と上記グランド電極とを導電部材にて電気的
に接続することもできる。
【0021】さらに本発明の第3実施態様における回路
基板用電磁シールド形成装置は、板状の回路基板であっ
て、導電性膜及び樹脂膜を積層してなり柔軟性を有する
電磁シールド用フィルムにてカバーされ電磁ノイズ遮断
を要する電子部品又は配線パターンが設けられている回
路基板に対して、上記電磁シールド用フィルムを熱圧着
する熱圧着部材と、上記熱圧着用部材の押圧用移動及び
加熱を行う熱圧着装置と、を備えたことを特徴とする。
【0022】上記第3態様において、上記熱圧着部材
は、上記導電性膜に接触する押圧面と、上記熱圧着を行
うときに上記電磁シールド用フィルムの切断を行うため
上記押圧面より突出した切断部とを有し、上記回路基板
の厚み方向に沿って上記切断部を移動させて上記回路基
板に到達したときに上記熱圧着部材の移動を停止させる
動作制御を上記熱圧着装置に対して行う制御装置をさら
に備えることもできる。
【0023】上記第3態様において、上記回路基板がグ
ランド電極を有し、上記電磁シールド用フィルムが上記
導電性膜を上記樹脂膜にて挟んだ3層にてなるとき、上
記熱圧着用部材は、上記樹脂膜に接触する押圧面と、上
記熱圧着を行うときに、上記グランド電極に接触する樹
脂膜を排除し上記導電性膜及び上記グランド電極を接合
させる、上記押圧面より突出した接合部とを有し、上記
熱圧着のとき、上記グランド電極に接触する上記樹脂膜
を溶融させ上記導電性膜と上記グランド電極とを接合さ
せる動作制御を上記熱圧着装置に対して行う制御装置を
さらに備えることもできる。
【0024】上記第3態様において、上記回路基板が導
電材料を設けたグランド電極を有し、上記グランド電極
と上記電子部品又は配線パターンとの間で上記グランド
電極に隣接して位置するフィルム接着部に上記電磁シー
ルド用フィルムの周縁部を配置して上記カバーが行われ
ているとき、上記熱圧着用部材は、上記グランド電極及
び上記フィルム接着部をほぼ覆い上記導電材料に接触す
る押圧面と、上記熱圧着を行うときに、上記押圧面にて
上記導電材料が排除されるのを防止して上記導電性膜と
上記グランド電極とを上記導電材料にて接続するため上
記導電材料を収納する、上記押圧面に設けた凹部とを有
し、上記熱圧着のとき、上記押圧面にて上記導電材料が
上記グランド電極から排除されるのを防止して、かつ上
記凹部に収納された上記導電材料にて上記導電性膜と上
記グランド電極とを接続する動作制御を上記熱圧着装置
に対して行う制御装置をさらに備えることもできる。
【0025】上記第3態様において、上記回路基板が導
電材料を設けたグランド電極を有し、上記電磁シールド
用フィルムの周縁部に設けられ上記導電性膜を上記グラ
ンド電極に接触させる折曲部を上記電磁シールド用フィ
ルムが有するとき、上記熱圧着部材は、上記グランド電
極にほぼ対応して配置され、上記熱圧着のとき、上記折
曲部における上記導電性膜を上記導電材料を介して上記
グランド電極に接合させる動作制御を上記熱圧着装置に
対して行う制御装置をさらに備えることもできる。
【0026】上記第3態様において、上記回路基板がグ
ランド電極と、該グランド電極に突設した導電性の突起
部とを有し、上記電磁シールド用フィルムが上記導電性
膜を上記樹脂膜にて挟んだ3層にてなるとき、上記熱圧
着部材は、上記グランド電極にほぼ対応して配置され、
上記熱圧着のとき、上記グランド電極に接触する樹脂膜
を上記突起部が貫通して該突起部を介して上記導電性膜
と上記グランド電極とを接合させる動作制御を上記熱圧
着装置に対して行う制御装置をさらに備えることもでき
る。
【0027】上記第3態様において、上記回路基板がグ
ランド電極を有し、上記グランド電極と上記電子部品又
は配線パターンとの間で上記グランド電極に隣接して位
置するフィルム接着部に上記電磁シールド用フィルムの
周縁部が配置されるとき、上記熱圧着部材は、上記フィ
ルム接着部にほぼ対応して配置され、上記フィルム接着
部において上記電磁シールド用フィルムの樹脂膜を上記
熱圧着部材にて上記回路基板へ熱圧着させる動作制御を
上記熱圧着装置に対して行う制御装置をさらに備えるこ
ともできる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である、電磁シ
ールド形成済回路基板、回路基板用電磁シールド形成方
法、及び回路基板用電磁シールド形成装置について、図
を参照しつつ以下に説明する。ここで、上記電磁シール
ド形成済回路基板における電磁シールド構造は、上記電
磁シールド形成方法を用いて作製され、該電磁シールド
形成方法は、上記回路基板用電磁シールド形成装置にて
実行される。又、各図において、同じ構成部分について
は同じ符号を付している。又、回路基板の一例として、
本実施形態ではプリント基板を例に採る。
【0029】第1実施形態;図1〜図5を参照して第1
実施形態における、第1電磁シールド形成済回路基板1
01、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路基板
用電磁シールド形成装置について説明する。板状のプリ
ント基板121の一方面121aには、電磁ノイズの遮
断を必要とする遮断要電子部品122、及び電磁ノイズ
の遮断が不要である遮断不要電子部品124が装着され
ている。尚、本実施形態及び以下の各実施形態では、プ
リント基板121は、図示するように両面実装基板であ
るので、上記一方面121aに対向する他方面121b
にも、配線123上に上記遮断不要電子部品124が装
着されている状態を示している。勿論、片面実装基板で
あってもよい。又、遮断要電子部品122として、本実
施形態及び以下の各実施形態では、パッケージ化された
ICを例に採り、その数は一又は複数である。
【0030】電磁ノイズから上記遮断要電子部品122
を遮断するため、導電性膜132及び樹脂膜133を積
層してなり柔軟性を有するフィルム状の電磁シールド用
フィルムが上記遮断要電子部品122を覆い、かつ熱圧
着動作にて上記一方面121aに取り付けられる。本第
1実施形態では、上記電磁シールド用フィルムとして、
図示するように、上記樹脂膜133を間に挟み上記導電
性膜132に対向して磁性体膜134を設けた第1電磁
シールド用フィルム131を用い、上記磁性体膜134
が上記遮断要電子部品122の上面122aに接触する
ようにして、第1電磁シールド用フィルム131は遮断
要電子部品122を覆う。
【0031】本第1実施形態では、上記樹脂膜133と
してポリエチレンテレフタレート(PET)材を用い、
該樹脂膜133に、1μmにて銅を、0.1μmにてニ
ッケルを蒸着させて50μmの厚みとした。上記銅及び
ニッケルが上記導電性膜132に相当する。そして上記
磁性体膜134として、カーボンを混入した0.1mm
の電波吸収シートを用い、該電波吸収シートを上記樹脂
膜133に接着した。尚、上記導電性膜132、樹脂膜
133、及び磁性体膜134における上述の具体的な材
料及び寸法は一例であり、これらに限定されるものでは
ない。
【0032】このような第1電磁シールド用フィルム1
31に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図3及び図4に示すように、回路基板用
電磁シールド形成装置は、熱圧着部材、該熱圧着部材の
移動及び加熱を行う熱圧着装置171、及び該熱圧着装
置171の動作制御を行う制御装置181を備える。
尚、図示していないが、当然に、プリント基板121は
押圧動作に対抗可能なように支持されている。本第1実
施形態にて用いる熱圧着部材161は、第1電磁シール
ド用フィルム131の周縁部131aの全周を熱圧着す
る。このとき、第1電磁シールド用フィルム131の樹
脂膜133が熱圧着部材161の熱によって溶融し、プ
リント基板121に接着し、かつ圧着後における上記樹
脂膜133の厚みが45μmになるように圧着条件が設
定され、該圧着条件を満足するように、制御装置180
は熱圧着装置171の動作制御を行う。上述のように樹
脂膜133における初期の厚みは本例では50μmであ
るので、熱により樹脂膜133のPET材が溶融し5μ
m程薄くなり上記45μmとなるような加圧制御が行わ
れる。
【0033】尚、上記熱圧着部材161による上記第1
電磁シールド用フィルム131の熱圧着は、上述の周縁
部131aの全周を一度に行うのが好ましいが、これに
限定されるものではない。又、上記周縁部131aの全
周を一度に熱圧着する熱圧着部材161は、一例とし
て、遮断要電子部品122の周囲に対して3mm程の隙
間をあけて上記遮断要電子部品122を包囲する凹状の
形状にてなり、第1電磁シールド用フィルム131の熱
圧着を行う部分の幅寸法は、下記のように例えば1mm
である。
【0034】上記圧着条件を満足させるため、熱圧着部
材161における設定温度は290℃であり、圧着時間
は5secである。又、熱圧着部材161の幅は1mm
である。熱圧着部材161は、第1電磁シールド用フィ
ルム131の導電性膜132に接触する平坦な押圧面1
61aと、切断部161bとを有する。切断部161b
は、熱圧着部材161において遮断要電子部品122か
ら最も離れた部分である最外縁部分にて上記押圧面16
1aより突出して形成され、熱圧着時に第1電磁シール
ド用フィルム131の切断を行うための鋭利な突起部で
ある。本実施形態では、切断部161bは、押圧面16
1aに対して45μmの高さにて突出する。よって、熱
圧着装置171の駆動により熱圧着部材161がプリン
ト基板121側、つまり本例ではプリント基板121の
厚み方向121cへ移動することで、第1電磁シールド
用フィルム131のプリント基板121への熱圧着動作
と、上記切断部161bがプリント基板121の一方面
121aに到達することで、第1電磁シールド用フィル
ム131の切断動作とが行われる。又、押圧面161a
にて熱圧着がなされ、切断部161bが上記一方面12
1aに到達することで上記切断がなされることから、上
記押圧面161aからの切断部161bの突出高さ寸法
にて、熱圧着される上記周縁部131aの厚みを制御す
ることができる。
【0035】又、切断部161bが上記一方面121a
に到達後も、熱圧着部材161が上記厚み方向121c
へ移動を続行すると、プリント基板121を傷つけてし
まう場合も考えられる。よって、制御装置180は、例
えば熱圧着装置171の駆動負荷を検出することで、上
記一方面121aへの切断部161bの到達を検出し、
切断部161bの移動を停止させる動作制御を、熱圧着
装置に対して行う。切断後、図4に示すように、切断さ
れた余剰のフィルム131aを除去する。更に、熱圧着
部材161をプリント基板121から離す。以上の動作
にて、図1に示す電磁シールド形成済回路基板101が
完成する。
【0036】以上説明したように第1実施形態によれば
以下の効果が得られる。即ち、部品実装済みのプリント
基板121に対する電磁シールド構造を、第1電磁シー
ルド用フィルム131で実現した。よって、従来の枠体
及び蓋をした構造では、基板の表面から0.4mmの突
出量があったのに対し、フレキシブルなフィルム131
により上記突出量を約0.15mmにまで薄くすること
が可能となる。又、柔軟なフィルム131を用いている
ため、保護対象となる遮断要電子部品122の形状に追
従した電磁シールド構造を実現することができる。よっ
て、例えばそれぞれ高さの異なる複数の遮断要電子部品
122を保護する場合、それぞれの遮断要電子部品12
2の高さに対応した電磁シールド構造を形成でき、従来
のように、保護領域の全体に渡り一様な高さにて電磁シ
ールド構造が形成されることはない。よってプリント基
板121の上方のスペースを有効に利用することが可能
となる。
【0037】更に、電磁シールド構造を形成するに際
し、プリント基板121に対して加熱される部分が保護
対象となる遮断要電子部品122の周囲のみに限定され
るため、従来のようにプリント基板全体がリフロー工程
にて加熱されることはない。よって、プリント基板12
1に対する熱ストレスを削減することができる。又、熱
圧着部材161にて樹脂膜133を溶融させ、その後の
冷却にて再硬化させることで第1電磁シールド用フィル
ム131の周縁部131aをプリント基板121に接着
するため、弱耐熱モジュールに対する電磁シールドとし
ても本実施形態を用いることができる。
【0038】更に、特に本第1実施形態では、第1電磁
シールド用フィルム131の周縁部131aは、プリン
ト基板121上で電極が形成されていない非電極部分に
対して接着され、かつ熱圧着時にフィルム131は切断
されることから、フィルム131の設置位置を規定する
必要がなく、又、逆に設置位置が規定される場合には、
該設置位置に高精度にてフィルム131の貼り付けを行
うことができる。
【0039】第2実施形態;図6〜図9を参照して第2
実施形態における、第2電磁シールド形成済回路基板1
02、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路基板
用電磁シールド形成装置について説明する。本第2実施
形態では、第1実施形態にて説明したように、遮断要電
子部品122等が装着されているプリント基板121に
おいて、電磁ノイズから上記遮断要電子部品122を遮
断するため、導電性膜143及び樹脂膜142、144
を積層してなり柔軟性を有するフィルム状の電磁シール
ド用フィルムにて遮断要電子部品122を覆い、かつプ
リント基板121の一方面121aに形成されている接
地用の電極であるグランド電極125に熱圧着動作にて
取り付けられる。本第2実施形態では、上記電磁シール
ド用フィルムとして、図示するように、樹脂膜142及
び樹脂膜144にて導電性膜143を間に挟んだ第2電
磁シールド用フィルム141を用いる。
【0040】本第2実施形態では、上記樹脂膜142と
して、50μm厚のポリエチレンテレフタレート(PE
T)材を用い、上記樹脂膜144として25μm厚のポ
リエチレン(PE)材を用い、上記導電性膜143とし
て10μmのアルミニウム膜を用い、これらを互いに接
着して上記第2電磁シールド用フィルム141を形成す
る。尚、上記導電性膜143、及び樹脂膜142、14
4における上述の具体的な材料及び寸法は一例であり、
これらに限定されるものではない。又、上記グランド電
極125は、遮断要電子部品122の周囲に幅1mmに
て形成されている。又、本実施形態では、上記導電性膜
143、樹脂膜142、及び樹脂膜144は皆同じ面積
にてなるが、上記導電性膜143の少なくとも一部を、
樹脂膜142及び樹脂膜144にて挟んだ構造とするこ
ともできる。
【0041】このような第2電磁シールド用フィルム1
41に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図7及び図8に示すように、回路基板用
電磁シールド形成装置は、熱圧着部材、上記熱圧着装置
171、及び該熱圧着装置171の動作制御を行う制御
装置182を備える。尚、図示していないが、当然に、
プリント基板121は押圧動作に対抗可能なように支持
されている。上述の第2電磁シールド用フィルム141
が、保護対象である遮断要電子部品122の上方に配置
される。このとき、遮断要電子部品122の上面122
aにポリエチレン材にてなる樹脂膜144が接し、かつ
第2電磁シールド用フィルム141の周縁部141aを
上記グランド電極125の直上に配置する。
【0042】本第2実施形態にて用いる熱圧着部材16
2は、第2電磁シールド用フィルム141の上記樹脂膜
142に接触する平坦な押圧面162aと、該押圧面1
62aより突出した接合部162bとを有する。該熱圧
着部材162は、第2電磁シールド用フィルム141の
周縁部141aの全周を熱圧着する。尚、上述の第1実
施形態の場合と同様に、上記周縁部141aの全周を熱
圧着するのが好ましいが、該熱圧着方法に限定されるも
のではない。又、熱圧着部材162の形状は、上記熱圧
着部材161の場合と同様に遮断要電子部品122を包
囲する凹形状である。上記熱圧着のとき、第2電磁シー
ルド用フィルム141は、熱圧着部材162の熱によっ
て軟化し、樹脂膜144は溶融する。即ち、接合部16
2bは、緩やかな傾斜面を有する凸形状であり本実施形
態では図示するようにその断面がほぼ半円状の形状であ
るので、第2電磁シールド用フィルム141がグランド
電極125に熱圧着されるとき、グランド電極125に
接触し熱により軟化した上記樹脂膜144に、接合部1
62bにより押圧力が集中し、樹脂膜142及び導電性
膜143は溶融することなく樹脂膜144のみが溶融し
排除される。尚、導電性膜143及び樹脂膜142は、
溶融せず、接合部162bの形状に追従して変形する。
このように、接合部162bは、上記導電性膜143が
樹脂膜144を突き抜けて上記グランド電極125に接
合するように作用する。
【0043】尚、加熱された熱圧着部材162が第2電
磁シールド用フィルム141の樹脂膜142に直接接触
するので、当然に樹脂膜142も軟化する。しかしなが
ら、上述したように樹脂膜142は、樹脂膜144に比
べて耐熱温度が高いこと、上記押圧面162aに対する
接合部162bの突出高さ寸法を樹脂膜144の膜厚と
同寸法に設計していること、及び樹脂膜142と樹脂膜
144とは材質が異なることから、接合部162bによ
って樹脂膜142は排除され難い。さらに、接合部16
2bによって樹脂膜144のみが排除され上記導電性膜
143と上記グランド電極125とが接合し、圧着後の
フィルム141の厚みが80μmになるように、制御装
置182に圧着条件が設定されている。
【0044】上記圧着条件を満足させるため、本第2実
施形態では、熱圧着部材162における設定温度は20
0℃であり、圧着時間は5secである。又、熱圧着部
材162の幅は1mmであり、接合部162bの突出高
さは20μmである。
【0045】導電性膜143とグランド電極125とを
接合させた後、熱圧着装置171の動作により熱圧着部
材162をプリント基板121より引き上げることで、
導電性膜143がグランド電極125に密着したまま、
樹脂膜144が再硬化し、図6及び図8に示すように、
導電性膜143とグランド電極125とが電気的に接続
した第2電磁シールド形成済回路基板102が完成す
る。
【0046】以上説明した第2実施形態によれば以下の
効果が得られる。上述のように、従来のシールド構造で
は基板表面から0.4mmの突出量があったものを、約
80μmまで薄くすることができる。更に、フィルム1
41の最外層が樹脂膜142であることから、当該第2
電磁シールド形成済回路基板102の直上に別モジュー
ルを配置する場合でも、両者を絶縁するための隙間は不
要となり、電子機器全体の薄型化を図ることが可能であ
る。更に、フィルム141の導電性膜143とプリント
基板121上のグランド電極125とが電気的に接合し
ているため、より効果的な電磁シールド構造を実現する
ことができる。
【0047】又、柔軟な第2電磁シールド用フィルム1
41を用いているため、保護対象となる遮断要電子部品
122の形状に追従した電磁シールド構造を実現でき
る。よって、例えばそれぞれ高さの異なる複数の遮断要
電子部品122を保護する場合、それぞれの遮断要電子
部品122の高さに対応した電磁シールド構造を形成で
き、従来のように、保護領域の全体に渡り一様な高さに
て電磁シールド構造が形成されることはない。よってプ
リント基板121の上方のスペースを有効に利用するこ
とが可能となる。又、プリント基板121に対する加熱
部分が遮断要電子部品122の周囲のみに限定されるた
め、従来のようにプリント基板全体がリフロー工程にて
加熱されることはない。よって、プリント基板121に
対する熱ストレスを削減することができる。又、樹脂膜
144を溶融し、再硬化することによってフィルム14
1をプリント基板121に接着するため、弱耐熱モジュ
ール用の電磁シールドとして用いることが可能である。
【0048】第3実施形態;図10〜図13を参照して
第3実施形態における、第3電磁シールド形成済回路基
板103、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路
基板用電磁シールド形成装置について説明する。電磁ノ
イズから上記遮断要電子部品122を遮断するため、導
電性膜146及び樹脂膜147を積層してなり柔軟性を
有するフィルム状の電磁シールド用フィルムが上記遮断
要電子部品122を覆い、かつプリント基板121の一
方面121aに形成されている接地用の電極であるグラ
ンド電極125と電気的に接続するように熱圧着動作に
て取り付けられる。グランド電極125は、遮断要電子
部品122の周囲に幅1mmにて形成されている。又、
本第3実施形態では、上記電磁シールド用フィルムとし
て、図示するように、50μm厚のポリエチレン(P
E)材からなる樹脂膜147に10μm厚のアルミニウ
ムにてなる導電性膜146を有した第3電磁シールド用
フィルム145を用いる。尚、フィルム145における
上述の具体的な材料及び寸法は一例であり、これらに限
定されるものではない。
【0049】このような第3電磁シールド用フィルム1
45に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図11及び図12に示すように、回路基
板用電磁シールド形成装置は、熱圧着部材、上記熱圧着
装置171、及び該熱圧着装置171の動作制御を行う
制御装置183を備える。尚、図示していないが、当然
に、プリント基板121は押圧動作に対抗可能なように
支持されている。又、グランド電極125上に導電材料
を供給した。第3実施形態では、該導電材料として、熱
圧着タイプの導電ペースト191を用い、ディスベンサ
にて供給した。次に、遮断要電子部品122の上に第3
電磁シールド用フィルム145を配置した。このとき、
遮断要電子部品122の上面122aに樹脂材147が
接するようにし、かつ上記第3電磁シールド用フィルム
145の周縁部145aがフィルム接着部126に対応
するように配置する。該フィルム接着部126とは、グ
ランド電極125と遮断要電子部品122との間で上記
グランド電極125に隣接して位置し上記周縁部145
aが熱圧着にて接着される、プリント基板121の一方
面121a上の部分をいう。
【0050】本第3実施形態にて用いる熱圧着部材16
3は、主に上記導電ペースト191に接触する平坦な押
圧面163aと、該押圧面163aに形成され該押圧面
163aからへこんだ凹部163bとを有する。該凹部
163bは、当該熱圧着部材163にて熱圧着を行うと
きに、上記押圧面163aにて上記導電ペースト191
が押し出されて排除されるのを防止して上記導電性膜1
46と上記グランド電極125とを上記導電ペースト1
91にて接続するため上記導電ペースト191を収納す
る部分である。又、その収納量は、上記導電性膜146
と上記グランド電極125との、物理的及び電気的な接
続に十分な量である。熱圧着部材163は、本例では幅
1.5mmである。上述のようにグランド電極125の
幅が1mmであることから、グランド電極125の全面
に対応しかつ上記フィルム145の周縁部145aを
0.5mmの寸法にて押圧するように、熱圧着部材16
3は熱圧着装置171にて位置決めされる。又、このよ
うに熱圧着部材163が位置決めされたとき、上記凹部
163bは、図12に示すように、グランド電極125
における電子部品122側の端縁部と、上記フィルム1
45の周縁部145aとの両方にまたがる場所に対応し
て位置する。
【0051】このような熱圧着部材163は、第3電磁
シールド用フィルム145の周縁部145aの全周を熱
圧着する。尚、上述の第1実施形態の場合と同様に、上
記周縁部145aの全周を熱圧着するのが好ましいが、
該熱圧着方法に限定されるものではない。又、熱圧着部
材163の形状は、上記熱圧着部材161の場合と同様
に遮断要電子部品122を包囲する凹形状である。上記
熱圧着のとき、熱圧着部材163の押圧面163aにて
グランド電極125上から導電ペースト191が排除さ
れず、図12に示すように導電ペースト層191aがグ
ランド電極125上に形成されるように、制御装置18
3から熱圧着装置171を介して上記厚み方向121c
における熱圧着部材163の移動量が制御される。さら
に、制御装置183は、上記フィルム145の周縁部1
45aがフィルム接着部126に熱圧着されるように熱
圧着装置171の動作制御を行う。具体的には、該第3
実施形態では、熱圧着部材163の設定温度は200
℃、圧着時間は5secに設定している。導電性膜14
6とグランド電極125とを導電ペースト191にて接
続した後、熱圧着装置171の動作により熱圧着部材1
63をプリント基板121より引き上げることで、図1
0に示すように、導電性膜146とグランド電極125
とが導電ペースト191にて電気的に接続した第3電磁
シールド形成済回路基板103が完成する。
【0052】以上説明した第3実施形態によれば以下の
効果が得られる。上述のように、従来のシールド構造で
は基板表面から0.4mmの突出量があったものを、約
60μmまで薄くすることができる。又、柔軟なフィル
ム145を用いているため、保護対象となる遮断要電子
部品122の形状に追従した電磁シールド構造を実現で
きる。よって、例えばそれぞれ高さの異なる複数の遮断
要電子部品122を保護する場合、それぞれの遮断要電
子部品122の高さに対応した電磁シールド構造を形成
でき、従来のように、保護領域の全体に渡り一様な高さ
にて電磁シールド構造が形成されることはない。よって
プリント基板121の上方のスペースを有効に利用する
ことが可能となる。又、プリント基板121に対する加
熱部分が遮断要電子部品122の周囲のみに限定される
ため、従来のようにプリント基板全体がリフロー工程に
て加熱されることはない。よって、プリント基板121
に対する熱ストレスを削減することができる。又、樹脂
膜144を溶融し、再硬化することによってフィルム1
41をプリント基板121に接着するため、弱耐熱モジ
ュール用の電磁シールドとして用いることが可能であ
る。更に、フィルム145の導電性膜145とプリント
基板121上のグランド電極125とが電気的に接合し
ているため、より効果的な電磁シールド構造を実現する
ことができる。
【0053】第4実施形態;図14〜図17を参照して
第4実施形態における、第4電磁シールド形成済回路基
板104、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路
基板用電磁シールド形成装置について説明する。電磁ノ
イズから上記遮断要電子部品122を遮断するため、導
電性膜149及び樹脂膜150を積層してなり柔軟性を
有するフィルム状の電磁シールド用フィルムが上記遮断
要電子部品122を覆い、かつプリント基板121の一
方面121aに形成されている接地用の電極であるグラ
ンド電極125に熱圧着動作にて取り付けられる。グラ
ンド電極125は、遮断要電子部品122の周囲に幅1
mmにて形成されている。又、本第4実施形態では、上
記電磁シールド用フィルムとして、図示するように、2
5μm厚のポリエチレンテレフタレート(PET)材か
らなる樹脂膜149に10μm厚のアルミニウムにてな
る導電性膜150を有した第4電磁シールド用フィルム
148を用いる。尚、上述の具体的な材料及び寸法は一
例であり、これらに限定されるものではない。
【0054】このような第4電磁シールド用フィルム1
48に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図16に示すように、回路基板用電磁シ
ールド形成装置は、熱圧着部材、上記熱圧着装置17
1、及び該熱圧着装置171の動作制御を行う制御装置
184を備える。尚、図示していないが、当然に、プリ
ント基板121は押圧動作に対抗可能なように支持され
ている。まず、図15に示すように、グランド電極12
5上に導電材料を供給した。該第4実施形態では、表面
実装部品の実装工程を用いて、予備半田として半田19
2を供給した。次に、遮断要電子部品122の上面12
2aに第4電磁シールド用フィルム148の樹脂膜14
9が接するようにして、遮断要電子部品122を上記フ
ィルム148にてカバーする。さらにこのとき、図15
に示すように、上記フィルム148の周縁部148a
を、上記導電性膜150がグランド電極125に接する
ように、1mmの幅にて折り曲げる。このように、第4
電磁シールド用フィルム148は、グランド電極125
に接触する折曲部148bをその周縁部148aに有す
る。尚、この折曲げ寸法の1mmは、グランド電極12
5の幅寸法に対応しており、この値に限定するものでは
ない。
【0055】本第4実施形態にて用いる熱圧着部材16
4は、上記折曲部148bを上記半田192を介してグ
ランド電極125に接合するように、グランド電極12
5の幅寸法に対応して1mm幅の平坦な押圧面164a
を有する。このような熱圧着部材164は、上記押圧面
164aとグランド電極125とを一致又はほぼ一致さ
せて配置され、第4電磁シールド用フィルム148の周
縁部148aの全周を熱圧着する。尚、上述の第1実施
形態の場合と同様に、上記周縁部148aの全周を熱圧
着するのが好ましいが、該熱圧着方法に限定されるもの
ではない。又、熱圧着部材164の形状は、上記熱圧着
部材161の場合と同様に遮断要電子部品122を包囲
する凹形状である。上記熱圧着のとき、上記フィルム1
48の上記導電性膜150が溶融した半田192を介し
てグランド電極125に接合されるように、制御装置1
84は熱圧着装置171の動作制御を行う。具体的に
は、本実施形態では、熱圧着部材164の設定温度が2
50℃であり、圧着時間は5secである。上記熱圧着
動作により、上述のように上記周縁部148aが折り曲
げられたことで折曲部148bにて2層となった樹脂膜
149が溶融して1層になり、かつ半田192が溶融す
る。これらの溶融後、熱圧着装置171の動作により熱
圧着部材164をプリント基板121より引き上げるこ
とで、樹脂膜149及び半田192が再び凝固し、図1
4に示すように、導電性膜150とグランド電極125
とが半田192にて電気的に接続した第4電磁シールド
形成済回路基板104が完成する。
【0056】以上説明した第4実施形態によれば以下の
効果が得られる。上述のように、従来のシールド構造で
は基板表面から0.4mmの突出量があったものを、約
35μmまで薄くすることができる。その他、上述した
第3実施形態の第3電磁シールド形成済回路基板103
と同様の効果を得ることができる。
【0057】第5実施形態;図18〜図21を参照して
第5実施形態における、第5電磁シールド形成済回路基
板105、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路
基板用電磁シールド形成装置について説明する。電磁ノ
イズから上記遮断要電子部品122を遮断するため、導
電性膜153及び樹脂膜152、154を積層してなり
柔軟性を有するフィルム状の電磁シールド用フィルムに
て遮断要電子部品122を覆い、かつプリント基板12
1の一方面121aに形成されている接地用の電極であ
るグランド電極125に熱圧着動作にて取り付けられ
る。本第5実施形態では、上記電磁シールド用フィルム
として、図示するように、樹脂膜152及び樹脂膜15
4にて導電性膜153を間に挟んだ第5電磁シールド用
フィルム151を用いる。本第5実施形態では、上記樹
脂膜152として、50μm厚のポリエチレンテレフタ
レート(PET)材を用い、上記樹脂膜154として1
0μm厚のポリエチレン(PE)材を用い、上記導電性
膜153として10μmのアルミニウム膜を用い、これ
らを互いに接着して上記第5電磁シールド用フィルム1
51を形成する。尚、上記導電性膜153、及び樹脂膜
152、154における上述の具体的な材料及び寸法は
一例であり、これらに限定されるものではない。
【0058】上記グランド電極125は、遮断要電子部
品122の周囲に幅1mmにて形成されている。さらに
本実施形態では、図19に示すように、グランド電極1
25上に導電材料からなる凸形状の突起部193を設け
る。本実施形態では、プリント基板121の製造時に、
上記突起部193として高さ10μmのメッキバンプを
設けた。尚、突起部193の上記高さ寸法は、後述する
ように該突起部193にて貫通される上記樹脂膜154
の厚みに対応するもので、上記の値に限定されるもので
はない。又、グランド電極125に形成される突起部1
93の数も図示する数に限定するものではなく、一つ以
上あればよい。
【0059】このような第5電磁シールド用フィルム1
51に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図20に示すように、回路基板用電磁シ
ールド形成装置は、熱圧着部材、上記熱圧着装置17
1、及び該熱圧着装置171の動作制御を行う制御装置
185を備える。尚、図示していないが、当然に、プリ
ント基板121は押圧動作に対抗可能なように支持され
ている。上述の第5電磁シールド用フィルム151が、
保護対象である遮断要電子部品122の上方で遮断要電
子部品122を覆って配置される。このとき、図19に
示すように、遮断要電子部品122の上面122aにポ
リエチレン材にてなる樹脂膜154が接し、かつ第5電
磁シールド用フィルム151の周縁部151aを上記グ
ランド電極125の直上に配置する。
【0060】本第5実施形態にて用いる熱圧着部材16
5は、上記突起部193を介して上記導電性膜153と
グランド電極125とを接合させるように、グランド電
極125の幅寸法に対応して1mm幅の平坦な押圧面1
65aを有する。このような熱圧着部材165は、上記
押圧面165aとグランド電極125とを一致又はほぼ
一致させて配置され、第5電磁シールド用フィルム15
1の周縁部151aの全周を上記厚み方向121cに沿
ってグランド電極125へ熱圧着する。尚、上述の第1
実施形態の場合と同様に、上記周縁部151aの全周を
熱圧着するのが好ましいが、該熱圧着方法に限定される
ものではない。又、熱圧着部材165の形状は、上記熱
圧着部材161の場合と同様に遮断要電子部品122を
包囲する凹形状である。上記熱圧着のとき、上記突起部
193はその先端を尖らせた形状としているので、突起
部193に押圧力が集中する。よって、図20に示すよ
うに、樹脂膜154のみが熱により溶融し、突起部19
3が樹脂膜154を貫通して、突起部193は上記フィ
ルム151の導電性膜153と接合する。
【0061】尚、加熱された熱圧着部材165が第5電
磁シールド用フィルム151の樹脂膜152に直接接触
するので、当然に樹脂膜152も軟化する。しかしなが
ら、上述したように樹脂膜152は、樹脂膜154に比
べて耐熱温度が高いこと、上記突起部193の高さ寸法
を樹脂膜154の膜厚と同寸法に設計していること、及
び樹脂膜152と樹脂膜154とは材質が異なることか
ら、樹脂膜152が溶融することは困難である。さら
に、上記フィルム151の樹脂膜152及び導電性膜1
53は溶融することなく、突起部193を介してグラン
ド電極125と上記フィルム151の導電性膜153と
が接合するように、制御装置185は、熱圧着装置17
1の動作制御を行う。具体的には、本実施形態では、熱
圧着部材165の設定温度を200℃、圧着時間を5s
ecとしている。
【0062】以上説明した第5実施形態によれば以下の
効果が得られる。上述のように、従来のシールド構造で
は基板表面から0.4mmの突出量があったものを、約
70μmまで薄くすることができる。又、上記フィルム
151の最外層が樹脂材であるため、当該第5電磁シー
ルド形成済回路基板105の直上に別モジュールを配置
する場合であっても、両者間に絶縁のための隙間は不要
であり、電子機器の薄型化を図ることが可能である。そ
の他、上述の第3及び第4の実施形態の場合と同様の効
果を奏することができる。
【0063】第6実施形態;図22〜図25を参照して
第6実施形態における、第6電磁シールド形成済回路基
板106、回路基板用電磁シールド形成方法、及び回路
基板用電磁シールド形成装置について説明する。電磁ノ
イズから上記遮断要電子部品122を遮断するため、導
電性膜156及び樹脂膜157を積層してなり柔軟性を
有するフィルム状の電磁シールド用フィルムが上記遮断
要電子部品122を覆い、かつプリント基板121の一
方面121aに形成されている接地用の電極であるグラ
ンド電極125と電気的に接続するように熱圧着にて取
り付けられる。グランド電極125は、遮断要電子部品
122の周囲に幅1mmにて形成されている。又、本第
6実施形態では、上記電磁シールド用フィルムとして、
図示するように、30μm厚のポリエチレン(PE)材
からなる樹脂膜157に10μm厚のアルミニウムにて
なる導電性膜156を有した第6電磁シールド用フィル
ム155を用いる。尚、フィルム155における上述の
具体的な材料及び寸法は一例であり、これらに限定され
るものではない。
【0064】このような第6電磁シールド用フィルム1
55に対する熱圧着動作について説明する。該熱圧着動
作を行うため、図24に示すように、回路基板用電磁シ
ールド形成装置は、熱圧着部材、上記熱圧着装置17
1、及び該熱圧着装置171の動作制御を行う制御装置
186を備える。尚、図示していないが、当然に、プリ
ント基板121は押圧動作に対抗可能なように支持され
ている。まず、図23に示すように、遮断要電子部品1
22の上に第6電磁シールド用フィルム155を配置し
た。このとき、遮断要電子部品122の上面122aに
樹脂材157が接するようにし、かつ上記第6電磁シー
ルド用フィルム155の周縁部155aが、上述の第3
実施形態にて説明した上記フィルム接着部126に対応
するように配置する。本例において、上記フィルム接着
部126とは、グランド電極125と遮断要電子部品1
22との間で上記グランド電極125に隣接して位置し
上記周縁部155aが熱圧着にて接着される、プリント
基板121の一方面121a上の部分である。
【0065】本第6実施形態にて用いる熱圧着部材16
6は、図24に示すように、上記フィルム接着部126
に対応する平坦な押圧面166aを有し、本例では押圧
面166aの幅寸法は0.5mmである。該熱圧着部材
166は、上記周縁部155aのみをプリント基板12
1の一方面121aの上記フィルム接着面126に熱圧
着するように、熱圧着装置171にて位置決めされる。
このような熱圧着部材166は、第6電磁シールド用フ
ィルム155の周縁部155aの全周を熱圧着する。
尚、上述の第1実施形態の場合と同様に、上記周縁部1
55aの全周を熱圧着するのが好ましいが、該熱圧着方
法に限定されるものではない。又、熱圧着部材166の
形状は、上記熱圧着部材161の場合と同様に遮断要電
子部品122を包囲する凹形状である。上記熱圧着のと
き、制御装置186は、上記フィルム155の周縁部1
55aの樹脂膜157が溶融してフィルム接着部126
に熱圧着されるように熱圧着装置171の動作制御を行
う。具体的には、該第6実施形態では、熱圧着部材16
6の設定温度は200℃、圧着時間は5secに設定し
ている。
【0066】上記樹脂膜157を溶融してフィルム接着
部126に熱圧着した後、熱圧着装置171の動作によ
り熱圧着部材166をプリント基板121より引き上げ
る。よって、溶融した上記樹脂膜157が凝固しプリン
ト基板121上に接着する。該接着後、上記周縁部15
5aにおける導電性膜156とグランド電極125とを
覆って導電部材としての一例である導電テープ194を
貼付する。該貼付動作により、上記導電性膜156とグ
ランド電極125との電気的接続を行う。以上の動作に
て、図22に示すように、導電性膜156とグランド電
極125とが導電テープ194にて電気的に接続した第
6電磁シールド形成済回路基板106が完成する。
【0067】以上説明した第6実施形態によれば以下の
効果が得られる。上述のように、従来のシールド構造で
は基板表面から0.4mmの突出量があったものを、約
40μmまで薄くすることができる。その他、上述した
第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0068】上述した各実施形態では、各フィルムの熱
圧着動作において、各フィルム131等における周縁部
131a等の全周を熱圧着したが、これに限定されるも
のではなく、上記周縁部131a等における少なくとも
一部分が熱圧着されればよい。又、上述した各実施形態
の図示では、遮断要電子部品122のみを各電磁シール
ド用フィルム131等にて覆った形態を示しているが、
該形態に限定されるものではなく、プリント基板121
の全体を覆ってもよい。又、上述した各実施形態では、
ノイズの発生源を電子部品122としたが、ノイズ発生
源は電子部品122に限定されるものではなく、プリン
ト基板121上に形成されている例えば配線123のパ
ターンもノイズ発生源に含まれる。よって、上記配線パ
ターンに対して上述した各実施形態の電磁シールド形成
を行うことも可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様に
おける電磁シールド形成済回路基板、第2態様における
回路基板用電磁シールド形成方法、及び第3態様におけ
る回路基板用電磁シールド形成装置によれば、電磁ノイ
ズの遮断を要する電子部品を、電磁シールド用フィルム
にて覆いかつ熱圧着にて回路基板に取り付けるようにし
た。したがって、従来の枠体及び蓋をしたシールド構造
に比べて、フレキシブルな上記電磁シールド用フィルム
によってシールド構造の薄型化を図ることができる。
又、柔軟な電磁シールド用フィルムを用いているため、
保護対象となる電子部品の形状に追従した電磁シールド
構造を実現することができ、この点からも上記薄型化を
図ることができる。又、電磁シールド用フィルムの周縁
部のみを回路基板に熱圧着することでシールド構造を形
成することから、回路基板に対して加熱される部分は保
護対象となる電子部品の周囲に限定されるため、回路基
板等に対する熱ストレスを削減することができる。又、
このように加熱部分が限定されることから、弱耐熱モジ
ュールに対しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における第1電磁シー
ルド形成済回路基板の断面図である。
【図2】 図1に示す第1電磁シールド形成済回路基板
における電磁シールド構造の形成方法を説明するための
図である。
【図3】 図1に示す第1電磁シールド形成済回路基板
における電磁シールド構造の形成方法を説明するための
図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を行っ
ている状態を示す図である。
【図4】 図1に示す第1電磁シールド形成済回路基板
における電磁シールド構造の形成方法を説明するための
図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を行っ
ている状態を示す図である。
【図5】 図1に示す第1電磁シールド形成済回路基板
の平面図である。
【図6】 本発明の第2実施形態における第2電磁シー
ルド形成済回路基板の断面図である。
【図7】 図6に示す第2電磁シールド形成済回路基板
における電磁シールド構造の形成方法を説明するための
図である。
【図8】 図6に示す第2電磁シールド形成済回路基板
における電磁シールド構造の形成方法を説明するための
図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を行っ
ている状態を示す図である。
【図9】 図6に示す第2電磁シールド形成済回路基板
の平面図である。
【図10】 本発明の第3実施形態における第3電磁シ
ールド形成済回路基板の断面図である。
【図11】 図10に示す第3電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図である。
【図12】 図10に示す第3電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を
行っている状態を示す図である。
【図13】 図10に示す第3電磁シールド形成済回路
基板の平面図である。
【図14】 本発明の第4実施形態における第4電磁シ
ールド形成済回路基板の断面図である。
【図15】 図14に示す第4電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図である。
【図16】 図14に示す第4電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を
行っている状態を示す図である。
【図17】 図14に示す第4電磁シールド形成済回路
基板の平面図である。
【図18】 本発明の第5実施形態における第5電磁シ
ールド形成済回路基板の断面図である。
【図19】 図18に示す第5電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図である。
【図20】 図18に示す第5電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を
行っている状態を示す図である。
【図21】 図18に示す第5電磁シールド形成済回路
基板の平面図である。
【図22】 本発明の第6実施形態における第6電磁シ
ールド形成済回路基板の断面図である。
【図23】 図22に示す第6電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図である。
【図24】 図22に示す第6電磁シールド形成済回路
基板における電磁シールド構造の形成方法を説明するた
めの図であって、熱圧着部材にてフィルムの圧着動作を
行っている状態を示す図である。
【図25】 図22に示す第6電磁シールド形成済回路
基板の平面図である。
【図26】 部品実装後における従来のプリント基板の
断面図である。
【図27】 電磁シールド後における従来のプリント基
板の断面図である。
【図28】 図27に示す電磁シールド部分のプリント
基板の平面図である。
【符号の説明】
121…回路基板、122…電子部品、125…グラン
ド電極、126…フィルム接着部、132、143、1
46、150、153、156…導電性膜、133、1
42、144、147、149、152、154、15
7…樹脂膜、131、141、145、148、15
1、155…電磁シールド用フィルム、181〜186
…制御装置、191、192…導電材料、193…突起
部、194…導電テープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 正一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AB10 AC01 AC16 AC17 CC12 CD25 GG20 5E321 AA23 BB25 BB44 CC11 GG01 GG05 5E338 AA01 AA02 BB02 BB19 BB75 CC06 EE13 EE23 EE51

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の回路基板(121)と、 上記回路基板に設けられ電磁ノイズ遮断を要する電子部
    品(122)又は配線パターン(123)と、 導電性膜(132、143、146、150、153、
    156)及び樹脂膜(133、142、144、14
    7、149、152、154、157)を積層してなり
    柔軟性を有する電磁シールド用フィルムであり上記電子
    部品又は配線パターンを覆いかつ熱圧着にて上記回路基
    板に取り付けられる電磁シールド用フィルム(131、
    141、145、148、151、155)と、を備え
    たことを特徴とする電磁シールド形成済回路基板。
  2. 【請求項2】 上記電磁シールド用フィルム(131)
    は、上記樹脂膜(133)を間に挟んで上記導電性膜
    (132)に対向して設けられる磁性体膜(134)を
    さらに有する、請求項1記載の電磁シールド形成済回路
    基板。
  3. 【請求項3】 上記回路基板は、グランド電極(12
    5)を有し、上記電磁シールド用フィルム(141)
    は、上記導電性膜(143)の少なくとも一部を上記樹
    脂膜(142、144)にて挟んだ3層にてなり、上記
    熱圧着により上記グランド電極は、当該グランド電極に
    接合した上記導電性膜を有する、請求項1記載の電磁シ
    ールド形成済回路基板。
  4. 【請求項4】 上記回路基板は、導電材料(191)を
    設けたグランド電極(125)を有し、かつ上記グラン
    ド電極と上記電子部品又は配線パターンとの間で上記グ
    ランド電極に隣接して位置し上記電磁シールド用フィル
    ム(145)の周縁部(145a)が上記熱圧着にて接
    着するフィルム接着部(126)を有し、上記熱圧着に
    より上記導電材料は、上記グランド電極と上記電磁シー
    ルド用フィルムの上記周縁部における上記導電性膜(1
    46)との電気的接続を行うため上記グランド電極と上
    記周縁部とに延在する、請求項1記載の電磁シールド形
    成済回路基板。
  5. 【請求項5】 上記回路基板は、導電材料(192)を
    設けたグランド電極(125)を有し、上記電磁シール
    ド用フィルム(148)は、上記導電性膜(150)を
    上記グランド電極に接触させる折曲部(148b)を当
    該電磁シールド用フィルムの周縁部(148a)に有
    し、上記熱圧着により上記グランド電極は、上記導電材
    料を介して接合される上記折曲部の上記導電性膜を有す
    る、請求項1記載の電磁シールド形成済回路基板。
  6. 【請求項6】 上記回路基板は、グランド電極(12
    5)と、該グランド電極に突設した導電性の突起部(1
    93)とを有し、上記電磁シールド用フィルム(15
    1)は、上記導電性膜(153)を上記樹脂膜(15
    2、154)にて挟んだ3層にてなり、上記熱圧着によ
    り上記グランド電極は、上記突起部を介して接合された
    上記導電性膜を有する、請求項1記載の電磁シールド形
    成済回路基板。
  7. 【請求項7】 上記回路基板は、グランド電極(12
    5)を有し、かつ上記グランド電極と上記電子部品又は
    配線パターンとの間で上記グランド電極に隣接して位置
    し上記電磁シールド用フィルム(155)の周縁部(1
    55a)における樹脂膜(157)が上記熱圧着にて接
    着するフィルム接着部(126)を有し、当該電磁シー
    ルド形成済回路基板は、上記グランド電極と上記電磁シ
    ールド用フィルムの上記周縁部における上記導電性膜
    (156)との電気的接続を行う導電部材(194)を
    さらに備えた、請求項1記載の電磁シールド形成済回路
    基板。
  8. 【請求項8】 板状の回路基板(121)に設けられ電
    磁ノイズ遮断を要する電子部品(122)又は配線パタ
    ーン(123)に対して、導電性膜(132、143、
    146、150、153、156)及び樹脂膜(13
    3、142、144、147、149、152、15
    4、157)を積層してなり柔軟性を有する電磁シール
    ド用フィルム(131、141、145、148、15
    1、155)にてカバーし、該カバー後、上記電磁シー
    ルド用フィルムを熱圧着して上記回路基板に取りつけ
    る、ことを特徴とする回路基板用電磁シールド形成方
    法。
  9. 【請求項9】 上記電磁シールド用フィルム(131)
    が上記樹脂膜(133)を間に挟んで上記導電性膜(1
    32)に対向して設けられる磁性体膜(134)をさら
    に有するとき、上記磁性体膜にて上記電子部品又は配線
    パターンをカバーし、該カバー後、上記電磁シールド用
    フィルムの切断用に突出した切断部(161b)を有す
    る熱圧着用部材(161)にて上記電磁シールド用フィ
    ルムの上記熱圧着及び切断を行う、請求項8記載の回路
    基板用電磁シールド形成方法。
  10. 【請求項10】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)を有し、上記電磁シールド用フィルム(141)が
    上記導電性膜(143)を上記樹脂膜(142、14
    4)にて挟んだ3層にてなるとき、上記カバー後、上記
    導電性膜と上記グランド電極との接合用に突出した接合
    部(162b)を有する熱圧着用部材(162)にて上
    記電磁シールド用フィルムを上記グランド電極に加熱及
    び押圧して上記導電性膜と上記グランド電極とを接合さ
    せる、請求項8記載の回路基板用電磁シールド形成方
    法。
  11. 【請求項11】 上記回路基板が導電材料(191)を
    設けたグランド電極(125)を有するとき、上記グラ
    ンド電極と上記電子部品又は配線パターンとの間で上記
    グランド電極に隣接して位置するフィルム接着部(12
    6)に上記電磁シールド用フィルム(145)の周縁部
    (145a)を配置させて上記カバーを行い、該カバー
    後、上記導電性膜(146)と上記グランド電極とを上
    記導電材料にて接続するため上記導電材料を収納する凹
    部(163b)を有する熱圧着用部材(163)にて上
    記電磁シールド用フィルムを上記フィルム接着部に加熱
    及び押圧し、上記導電性膜と上記グランド電極とを上記
    導電材料にて接続する、請求項8記載の回路基板用電磁
    シールド形成方法。
  12. 【請求項12】 上記回路基板が導電材料(192)を
    設けたグランド電極(125)を有するとき、上記電磁
    シールド用フィルム(148)の周縁部(148a)に
    設けられ上記導電性膜(150)を上記グランド電極に
    接触させる折曲部(148b)を上記グランド電極に配
    置して上記カバーを行い、該カバー後、上記折曲部の上
    記導電性膜と上記グランド電極とを上記導電材料を介し
    て上記熱圧着にて接合する、請求項8記載の回路基板用
    電磁シールド形成方法。
  13. 【請求項13】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)と、該グランド電極に突設した導電性の突起部(1
    93)とを有し、上記電磁シールド用フィルム(15
    1)が上記導電性膜(153)を上記樹脂膜(152、
    154)にて挟んだ3層にてなるとき、上記電磁シール
    ド用フィルムの周縁部(151a)を上記グランド電極
    に対応して配置して上記カバーを行い、該カバー後、上
    記導電性膜と上記グランド電極とを上記突起部を介して
    上記熱圧着にて接合する、請求項8記載の回路基板用電
    磁シールド形成方法。
  14. 【請求項14】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)を有するとき、上記グランド電極と上記電子部品又
    は配線パターンとの間で上記グランド電極に隣接して位
    置するフィルム接着部(126)に上記電磁シールド用
    フィルム(155)の周縁部(155a)を配置させて
    上記カバーを行い、該カバー後、上記フィルム接着部に
    おいて上記電磁シールド用フィルムを熱圧着し、該熱圧
    着後、上記周縁部における上記導電性膜(156)と上
    記グランド電極とを導電部材(194)にて電気的に接
    続する、請求項8記載の回路基板用電磁シールド形成方
    法。
  15. 【請求項15】 板状の回路基板であって、導電性膜
    (132、143、146、150、153、156)
    及び樹脂膜(133、142、144、147、14
    9、152、154、157)を積層してなり柔軟性を
    有する電磁シールド用フィルム(131、141、14
    5、148、151、155)にてカバーされ電磁ノイ
    ズ遮断を要する電子部品(122)又は配線パターンが
    設けられている回路基板(121)に対して、上記電磁
    シールド用フィルムを熱圧着する熱圧着部材(161〜
    166)と、 上記熱圧着用部材の押圧用移動及び加熱を行う熱圧着装
    置(171)と、を備えたことを特徴とする回路基板用
    電磁シールド形成装置。
  16. 【請求項16】 上記熱圧着部材(161)は、上記導
    電性膜(132)に接触する押圧面(161a)と、上
    記熱圧着を行うときに上記電磁シールド用フィルム(1
    31)の切断を行うため上記押圧面より突出した切断部
    (161b)とを有し、 上記回路基板の厚み方向(121c)に沿って上記切断
    部を移動させて上記回路基板に到達したときに上記熱圧
    着部材の移動を停止させる動作制御を上記熱圧着装置に
    対して行う制御装置(181)をさらに備えた、請求項
    15記載の回路基板用電磁シールド形成装置。
  17. 【請求項17】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)を有し、上記電磁シールド用フィルム(141)が
    上記導電性膜(143)を上記樹脂膜(142、14
    4)にて挟んだ3層にてなるとき、上記熱圧着用部材
    (162)は、上記樹脂膜(142)に接触する押圧面
    (162a)と、上記熱圧着を行うときに、上記グラン
    ド電極に接触する樹脂膜(144)を排除し上記導電性
    膜及び上記グランド電極を接合させる、上記押圧面より
    突出した接合部(162b)とを有し、 上記熱圧着のとき、上記グランド電極に接触する上記樹
    脂膜(144)を溶融させ上記導電性膜と上記グランド
    電極とを接合させる動作制御を上記熱圧着装置に対して
    行う制御装置(182)をさらに備えた、請求項15記
    載の回路基板用電磁シールド形成装置。
  18. 【請求項18】 上記回路基板が導電材料(191)を
    設けたグランド電極(125)を有し、上記グランド電
    極と上記電子部品又は配線パターンとの間で上記グラン
    ド電極に隣接して位置するフィルム接着部(126)に
    上記電磁シールド用フィルム(145)の周縁部(14
    5a)を配置して上記カバーが行われているとき、上記
    熱圧着用部材(163)は、上記グランド電極及び上記
    フィルム接着部をほぼ覆い上記導電材料(191)に接
    触する押圧面(163a)と、上記熱圧着を行うとき
    に、上記押圧面にて上記導電材料が排除されるのを防止
    して上記導電性膜(146)と上記グランド電極とを上
    記導電材料にて接続するため上記導電材料を収納する、
    上記押圧面に設けた凹部(163b)とを有し、上記熱
    圧着のとき、上記押圧面にて上記導電材料が上記グラン
    ド電極から排除されるのを防止して、かつ上記凹部に収
    納された上記導電材料にて上記導電性膜と上記グランド
    電極とを接続する動作制御を上記熱圧着装置に対して行
    う制御装置(183)をさらに備えた、請求項15記載
    の回路基板用電磁シールド形成装置。
  19. 【請求項19】 上記回路基板が導電材料(192)を
    設けたグランド電極(125)を有し、上記電磁シール
    ド用フィルム(148)の周縁部(148a)に設けら
    れ上記導電性膜(150)を上記グランド電極に接触さ
    せる折曲部(148b)を上記電磁シールド用フィルム
    が有するとき、上記熱圧着部材(164)は、上記グラ
    ンド電極にほぼ対応して配置され、 上記熱圧着のとき、上記折曲部における上記導電性膜を
    上記導電材料を介して上記グランド電極に接合させる動
    作制御を上記熱圧着装置に対して行う制御装置(18
    3)をさらに備えた、請求項15記載の回路基板用電磁
    シールド形成装置。
  20. 【請求項20】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)と、該グランド電極に突設した導電性の突起部(1
    93)とを有し、上記電磁シールド用フィルム(15
    1)が上記導電性膜(153)を上記樹脂膜(152、
    154)にて挟んだ3層にてなるとき、上記熱圧着部材
    (165)は、上記グランド電極にほぼ対応して配置さ
    れ、 上記熱圧着のとき、上記グランド電極に接触する樹脂膜
    (154)を上記突起部が貫通して該突起部を介して上
    記導電性膜(153)と上記グランド電極とを接合させ
    る動作制御を上記熱圧着装置に対して行う制御装置(1
    85)をさらに備えた、請求項15記載の回路基板用電
    磁シールド形成装置。
  21. 【請求項21】 上記回路基板がグランド電極(12
    5)を有し、上記グランド電極と上記電子部品又は配線
    パターンとの間で上記グランド電極に隣接して位置する
    フィルム接着部(126)に上記電磁シールド用フィル
    ム(155)の周縁部(155a)が配置されるとき、
    上記熱圧着部材(166)は、上記フィルム接着部にほ
    ぼ対応して配置され、 上記フィルム接着部において上記電磁シールド用フィル
    ムの樹脂膜(157)を上記熱圧着部材にて上記回路基
    板へ熱圧着させる動作制御を上記熱圧着装置に対して行
    う制御装置(186)をさらに備える、請求項15記載
    の回路基板用電磁シールド形成装置。
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