JP2003291753A - 負荷状態監視システム - Google Patents

負荷状態監視システム

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JP2003291753A JP2002100191A JP2002100191A JP2003291753A JP 2003291753 A JP2003291753 A JP 2003291753A JP 2002100191 A JP2002100191 A JP 2002100191A JP 2002100191 A JP2002100191 A JP 2002100191A JP 2003291753 A JP2003291753 A JP 2003291753A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各電気装置(即ち、電気負荷)の消費電流値
を実際に測定せずに予測することができる負荷状態監視
システムを提供すること。 【解決手段】 負荷状態監視システム(1)は、車両内
の各種情報を伝達可能な多重通信線(C1)と、多重通
信線(C1)からの情報に従って電気負荷(13,1
5,17)の動作を制御する少なくとも一つのスレーブ
電子制御ユニット(12,14,16)と、電気負荷
(13,15,17)の動作に関する情報を多重通信線
(C1)から得るマスタ電子制御ユニット(11)と、
を備えている。マスタ電子制御ユニット(11)は、電
気負荷(13,15,17)の消費電流値データを有し
ており、電気負荷(13,15,17)の動作に関する
情報から当該電気負荷(13,15,17)の消費電流
値を予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷状態監視シス
テムに関し、より詳細には、自動車等の車両に搭載され
た種々の電気負荷の動作状態を監視する負荷状態監視シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に搭載された種々の電気
負荷の動作状態を監視する負荷状態監視システムが知ら
れている。当該負荷状態監視システムは、車両の電源部
から各電気負荷に電力を供給する電力供給線に流れる電
流を実際に測定する。このような負荷状態監視システム
による電流測定はエネルギーを有効利用するために活用
される。具体的に、負荷状態監視システムによる電流測
定結果に基づいて電気負荷の動作を制御することによ
り、車両の電源部に設けられる例えばバッテリ、オルタ
ネータ(またはモータ/ジェネレータ)、等の出力電力
の最適な制御を行うことができる。
【0003】図8は、車両の電源部から種々の電気装置
(即ち、電気負荷)に電力を供給する回路に大電流測定
用の負荷状態監視システムを設けた一例を示すブロック
回路図である。車両の電源部にあるバッテリ81に電気
的に接続された電力供給線89は、ヒューズ83,84
を介して、電気負荷である電流測定用電子制御ユニット
(即ち、電流測定用ECU)86ならびにモータ駆動用
電子制御ユニット(即ち、モータ駆動用ECU)87と
電気的に接続され、これらに電力を供給する。その他の
電気負荷であるランプL1は、当該ランプL1を点灯ま
たは消灯させるスイッチSW1およびヒューズ85を介
して電力供給線89と電気的に接続され、スイッチSW
1がオンの時に電力の供給を受けて点灯する。電流測定
用電子制御ユニット86およびモータ駆動用電子制御ユ
ニット87はそれぞれ制御用マイクロコンピュータ(不
図示)を含む。モータ駆動用電子制御ユニット87の電
気負荷であるモータM1は、モータ駆動用電子制御ユニ
ット87により制御され、モータ駆動用電子制御ユニッ
ト87から電力の供給を受けて駆動される。
【0004】負荷状態監視システム80は、前述の電流
測定用電子制御ユニット86と、当該電流測定用電子制
御ユニット86に電気的に接続された電流センサ82
と、通信線88と、を備えている。電流センサ82は、
電源部側の電力供給線89に取付けられており、前述の
全ての電気負荷に供給される電流を検出して、検出した
電流の値を示す信号を電流測定用電子制御ユニット86
のマイクロコンピュータ(不図示)へ供給する。このよ
うな負荷状態監視システム80では、電流センサ82と
して、一般的にホール素子を用いた非接触型の電流セン
サが使用される。また、このような負荷状態監視システ
ム80の電流測定範囲は、最大で150A(アンペア)
程度である。
【0005】負荷状態監視システム80によれば、全て
の電気負荷に供給されるバッテリ81の出力電流を、電
流センサ82と電流測定用電子制御ユニット86とによ
り測定し、数値化(即ち、データ化)することができ
る。尚、通信線88は、電流測定用電子制御ユニット8
6とモータ駆動用電子制御ユニット87との間で双方向
の通信を可能とするものである。通信線88を介して、
例えば、モータM1の動作制御のための指示信号を電流
測定用電子制御ユニット86からモータ駆動用電子制御
ユニット87へ送信することは可能であり、また、モー
タM1の動作状態に関する情報をモータ駆動用電子制御
ユニット87から電流測定用電子制御ユニット86へ送
信することも可能である。
【0006】図9は、車両の電源部から電力を供給され
る電気装置(即ち、電気負荷)内に小電流測定用の負荷
状態監視システムを設けた一例を示すブロック回路図で
ある。図9に示されるように、電力供給線99から電力
の供給を受ける電気負荷であるランプ駆動用電子制御ユ
ニット90は、半導体スイッチ94と、ドライバ96
と、負荷状態監視システム91を形成するマイクロコン
ピュータ95ならびにシャント抵抗93と、を備えてい
る。半導体スイッチ94は、ランプ駆動用電子制御ユニ
ット90の電気負荷であるランプL2を点灯または消灯
させるためにランプL2に供給する電流を調節するスイ
ッチであり、抵抗97を介して電気的に接続されたドラ
イバ96により制御される。
【0007】マイクロコンピュータ95は、外部のスイ
ッチ92と電気的に接続されており、当該スイッチ92
のオン/オフ切換に従ってドライバ96へ制御信号を送
信してドライバ96に半導体スイッチ94を制御させ
る。シャント抵抗93は、半導体スイッチ94ならびに
ランプL2に電力を供給する電力供給線99に直列に挿
入(即ち、電気的に接続)される。マイクロコンピュー
タ95は、シャント抵抗93の両端の電位差を検出して
電流値を算出して数値化する。このような負荷状態監視
システム91は、前述の負荷状態監視システム80のよ
うに大電流を測定するのには不向きであるため、その用
途は一般的に小電流を測定する場合に限定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の負荷状態監視シ
ステムは、電気装置(即ち、電気負荷)に電力を供給す
る電力供給線に実際に流れる電流を測定するため、前述
のような特別な電流測定器(例えば、電流センサ、シャ
ント抵抗、等)を必要とする。それ故、電流測定器の設
置スペースを確保することが必要である。
【0009】複数の電気装置により消費される電流をそ
れぞれ測定するためには、当該電気装置に接続する電力
供給線それぞれに電流測定器を配置する必要がある。こ
の場合、全ての電流測定器のための設置スペースが要求
される。このような設置スペースの確保は困難であり、
コスト的にも不利である。
【0010】図9に示されるシャント抵抗93には、ラ
ンプL2ならびに半導体スイッチ94により消費される
電流が直接流れるため、シャント抵抗93の発熱が問題
となる。シャント抵抗93のために冷却部品を設ける
と、当該冷却部品のための設置スペースがまた要求され
る。
【0011】また、図8に示される電流センサ82およ
び図9に示されるシャント抵抗93は、周囲温度の変化
により測定精度が変化し易く、精度変化防止対策のため
に然るべき装置や回路を必要とされるため、コスト的に
不利である。
【0012】本発明は、前述した課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、各電気装置(即ち、電気負
荷)の消費電流値を実際に測定せずに予測することがで
きる負荷状態監視システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の負荷状態監視システムは、請求項1に
記載したように、車両内の各種情報を伝達する信号線
と、該信号線からの情報に従って電気負荷の動作を制御
する少なくとも一つのスレーブ電子制御ユニットと、前
記電気負荷の動作に関する情報を前記信号線から得るマ
スタ電子制御ユニットと、を備え、前記マスタ電子制御
ユニットが、前記電気負荷の消費電流値データを有して
おり、前記電気負荷の動作に関する情報から前記電気負
荷の消費電流値を予測することを特徴としている。
【0014】請求項1に記載の発明によれば、マスタ電
子制御ユニットが、電気負荷の消費電流値データを有し
ており、信号線から得た電気負荷の動作に関する情報か
ら電気負荷の消費電流値を予測できるため、電流測定器
を負荷状態監視システムに設ける必要がない。即ち、本
発明の負荷状態監視システムは、電気負荷の消費電流値
を実際に測定せずに、電気負荷の消費電流値データに基
づいて予測することができる。電流測定器を負荷状態監
視システムに設ける必要がないため、当該電流測定器の
設置スペースが不要となり且つ、コスト的にも有利であ
る。また、新たな電気負荷を車両に搭載する場合でも、
その新たな電気負荷の消費電流値データをマスタ電子制
御ユニットに持たせ、スレーブ電子制御ユニットに当該
電気負荷を制御させ、そしてマスタ電子制御ユニットに
信号線からの各電気負荷に関する情報を集約させれば、
新たな電気負荷の消費電流値も含めた車両内の消費電流
値を予測することが可能となる。また、マスタ電子制御
ユニットが消費電流値を予測できることから、電気負荷
の省電力制御や車両の電源部の出力電力の最適な制御な
どに応用が可能である。また、従来の車両にも存在する
車両内の各種情報を伝達可能な信号線を用いて負荷状態
監視システムを構築することができるため、コスト的に
有利である。
【0015】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項2に記載したように、前記マスタ電子制御ユニッ
トが周囲温度の変化に応じて前記消費電流値を補正する
ことを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、マスタ電
子制御ユニットが周囲温度の変化に応じて消費電流値を
補正するため、予測される消費電流値が温度補償の為さ
れた、より精度の高い値となる。従って、精度の高い消
費電流値予測が可能となる。
【0017】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項3に記載したように、前記マスタ電子制御ユニッ
トが電源電圧の変化に応じて前記消費電流値を補正する
ことを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、マスタ電
子制御ユニットが電源電圧の変化に応じて消費電流値を
補正するため、予測される消費電流値が電圧補償の為さ
れた、より精度の高い値となる。従って、精度の高い消
費電流値予測が可能となる。
【0019】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項4に記載したように、電気負荷がオーバーロード
の可能性があるとき、前記マスタ電子制御ユニットが、
優先度の低い電気負荷を制御するスレーブ電子制御ユニ
ットに当該電気負荷を非動作状態にさせる信号を送信す
ることを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、マスタ電
子制御ユニットが、電気負荷がオーバーロードの可能性
があることを検出し、予め優先度が決定された電気負荷
のうち優先度の低い電気負荷を制御するスレーブ電子制
御ユニットに当該電気負荷を非動作状態にさせるよう制
御するため、車両内で過電流が流れることにより発生す
るトラブルを未然に防止することができる。
【0021】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項5に記載したように、前記マスタ電子制御ユニッ
トが、複数の電気負荷それぞれの消費電流値データを有
し、前記信号線から前記複数の電気負荷それぞれの動作
に関する情報を得て且つ集約し、そして前記消費電流値
データに従って前記複数の電気負荷の消費電流値をそれ
ぞれ決定することを特徴としている。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、マスタ電
子制御ユニットが、複数の電気負荷それぞれの消費電流
値データを有し、信号線から複数の電気負荷それぞれの
動作に関する情報を得て且つ集約し、そして該消費電流
値データに従って複数の電気負荷の消費電流値をそれぞ
れ決定するため、電流測定器をそれぞれ電気負荷に対し
て設ける必要がない。従って、複数の電流測定器の設置
スペースが不要となり且つ、コスト的にも大変有利であ
る。
【0023】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項6に記載したように、前記マスタ電子制御ユニッ
トが、当該マスタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ
電子制御ユニット自体の消費電流値データを有し、前記
電気負荷の消費電流値に前記マスタ電子制御ユニット自
体と前記スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を
加算することを特徴としている。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、より精度
の高い消費電流値を得ることができる。
【0025】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項7に記載したように、前記マスタ電子制御ユニッ
トが、記憶部を含むマイクロコンピュータを有し、前記
消費電流値データが前記記憶部にプリセットされている
ことを特徴としている。
【0026】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項8に記載したように、前記周囲温度を前記車両に
おける所定の計測点で検出する温度センサを更に備え、
前記消費電流値データが周囲温度別の消費電流値データ
であり、当該消費電流値データに従って、前記マスタ電
子制御ユニットが、前記温度センサにより検出された周
囲温度に対応する消費電流値を決定することを特徴とし
ている。
【0027】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項9に記載したように、前記電源電圧を前記車両の
電源部から検出するための電源電圧検出線を更に備え、
前記消費電流値データが電源電圧別の消費電流値データ
であり、当該消費電流値データに従って、前記マスタ電
子制御ユニットが、前記電源電圧検出線により検出され
た電源電圧に対応する消費電流値を決定することを特徴
としている。
【0028】また、本発明の負荷状態監視システムは、
請求項10に記載したように、前記消費電流値データが
前もって定められていることを特徴としている。
【0029】以上、本発明について簡潔に説明した。更
に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を
参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確
化されるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る好適な実施形
態を図面に基づき詳細に説明する。
【0031】(第1実施形態)図1(A)および図1
(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第1実
施形態の構成を示すブロック図である。図1(A)に示
されるように、負荷状態監視システム1は、マスタ電子
制御ユニット(即ち、マスタECU)11と、複数のス
レーブ電子制御ユニット(即ち、スレーブECU)1
2,14,16,18と、前記マスタ電子制御ユニット
11と前記スレーブ電子制御ユニット12,14,1
6,18との間での種々の情報の伝達を可能にする多重
通信線C1と、を備えている。尚、マスタ電子制御ユニ
ット11およびスレーブ電子制御ユニット12,14,
16,18には、それぞれ電力供給線(不図示)が電気
的に接続されており、車両の電源部(不図示)から電力
が供給される。
【0032】スレーブ電子制御ユニット12は、負荷線
C2を介して、電気負荷13に電力を供給可能であり、
また、当該電気負荷13の動作を制御する。スレーブ電
子制御ユニット14は、負荷線C2を介して、電気負荷
15に電力を供給可能であり、また、当該電気負荷15
の動作を制御する。スレーブ電子制御ユニット16は、
負荷線C2を介して、電気負荷17に電力を供給可能で
あり、また、当該電気負荷17の動作を制御する。負荷
線C2の形態例としては、導線、回路基板の導電回路パ
ターン、等の導体が挙げられる。
【0033】尚、スレーブ電子制御ユニット12,1
4,16は、電気負荷13,15,17に限らず、その
他の電気負荷にも負荷線C2を介して電力を供給して動
作を制御するものであってもよい。また、図1(A)お
よび図2では一例としてスレーブ電子制御ユニット1
2,14,16,18を示しているが、多重通信線C1
に対して更に他のスレーブ電子制御ユニットを増設して
もよい。また、逆に、スレーブ電子制御ユニットの数を
減らして一つのスレーブ電子制御ユニットにしてもよ
い。ただし、この場合、当該一つのスレーブ電子制御ユ
ニットにスレーブ電子制御ユニット18は該当しないも
のとする。
【0034】マスタ電子制御ユニット11は、多重通信
線C1を介してスレーブ電子制御ユニット12,14,
16に対して電気負荷13,15,17の動作制御を指
示することができる。多重通信線C1は、車両内の複数
の電気装置やシステムの間での種々の情報の伝達を可能
にする共通信号線(即ち、通信バス)であり、例えば、
LAN(即ち、Local Area Network)を多重通信線C1
として用いることができる。多重通信線C1の形態例と
しては、導線、回路基板の導電回路パターン、等の導
体、光ケーブル、導体と光ケーブルの組み合わせ、等が
挙げられる。
【0035】スレーブ電子制御ユニット18には、電気
負荷13,15,17のオン/オフ状態を決定するスイ
ッチSW13,SW15,SW17がスイッチ情報線C
3を介して電気的に接続されている。スイッチ情報線C
3の形態例としては、導線、回路基板の導電回路パター
ン、等の導体が挙げられる。
【0036】図1(B)はマスタ電子制御ユニット11
の主な内部構成を示すブロック図である。図1(B)に
示されるように、マスタ電子制御ユニット11は、制御
部であるマイクロコンピュータ111と、通信インタフ
ェースである通信IC112、通信IC113および通
信IC114と、を備えている。通信IC112、通信
IC113および通信IC114は、マスタ電子制御ユ
ニット11と、スレーブ電子制御ユニット12、スレー
ブ電子制御ユニット14、スレーブ電子制御ユニット1
6およびスレーブ電子制御ユニット18との多重通信線
C1を用いた通信を可能にしている。同様に、各スレー
ブ電子制御ユニット12,14,16は、制御部である
マイクロコンピュータ(不図示)と、通信インタフェー
スである通信IC(不図示)と、を備えており、更に、
該マイクロコンピュータ(不図示)により制御されて各
電気負荷13,15,17を動作させるドライバ回路
(不図示)も備えている。
【0037】マスタ電子制御ユニット11は、車両内で
使用される複数の通信プロトコルを備え、多重通信線C
1を介して車両内の他の電気装置やシステムとの相互通
信が可能である。マスタ電子制御ユニット11は、車両
内の他の電気装置やシステムからの指示信号に従って、
複数のスレーブ電子制御ユニットを制御する。尚、車両
内の他の電気装置やシステムからの指示信号に、電気負
荷13、電気負荷15および電気負荷17の動作/非動
作をスレーブ電子制御ユニット12,14,16に直接
指示する指示信号が含まれていてもよい。
【0038】図2は、負荷状態監視システム1内で伝達
される制御信号の種類を示す説明図である。マスタ電子
制御ユニット11または車両内の他の電気装置やシステ
ムからは電気負荷の動作/非動作を指示する指示信号等
が多重通信線C1を介して送信される。スレーブ電子制
御ユニット12、スレーブ電子制御ユニット14、スレ
ーブ電子制御ユニット16からは電気負荷13、電気負
荷15、電気負荷17の動作状態を示す負荷状態信号が
多重通信線C1を介して送信される。スレーブ電子制御
ユニット18からはスイッチSW13,SW15,SW
17のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号が多重通
信線C1を介して送信される。
【0039】以下、負荷状態監視システム1の動作につ
いて説明する。スレーブ電子制御ユニット12は、電気
負荷13の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信
線C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負
荷13の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子
制御ユニット12は、ユーザにより切換えられるスイッ
チSW13のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を
多重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号
に基づいて電気負荷13の動作/非動作を制御する。ス
イッチSW13のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユ
ニット18によりスイッチ情報線C3を介して監視さ
れ、スイッチ状態信号はスイッチSW13のオン/オフ
状態に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重
通信線C1に送信される。
【0040】マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ
電子制御ユニット12から送信される電気負荷13の動
作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負
荷13の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受
信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状
態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット12に対して
定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を
要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要
な時にスレーブ電子制御ユニット12へ送信し)、負荷
状態信号をスレーブ電子制御ユニット12に送信させ、
そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を
採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット12
が、定期的または電気負荷13の動作を切換える都度、
負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信する
といった通信方法を採用してもよい。
【0041】マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷
13の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合
や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負
荷13の動作/非動作状態は当然ながら把握している。
従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子
制御ユニット12に対してマスタ電子制御ユニット11
に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニ
ット18から送信された電気負荷13の動作/非動作を
指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット
12だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信さ
せて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御
ユニット11に電気負荷13の状態を把握させてもよ
い。
【0042】スレーブ電子制御ユニット14は、電気負
荷15の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信線
C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負荷
15の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子制
御ユニット14は、ユーザにより切換えられるスイッチ
SW15のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を多
重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号に
基づいて電気負荷15の動作/非動作を制御する。スイ
ッチSW15のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユニ
ット18によりスイッチ情報線C3を介して監視され、
スイッチ状態信号はスイッチSW15のオン/オフ状態
に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重通信
線C1に送信される。
【0043】マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ
電子制御ユニット14から送信される電気負荷15の動
作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負
荷15の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受
信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状
態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット14に対して
定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を
要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要
な時にスレーブ電子制御ユニット14へ送信し)、負荷
状態信号をスレーブ電子制御ユニット14に送信させ、
そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を
採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット14
が、定期的または電気負荷15の動作を切換える都度、
負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信する
といった通信方法を採用してもよい。
【0044】マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷
15の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合
や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負
荷15の動作/非動作状態は当然ながら把握している。
従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子
制御ユニット14に対してマスタ電子制御ユニット11
に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニ
ット18から送信された電気負荷15の動作/非動作を
指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット
14だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信さ
せて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御
ユニット11に電気負荷15の状態を把握させてもよ
い。
【0045】スレーブ電子制御ユニット16は、電気負
荷17の動作/非動作を指示する指示信号を多重通信線
C1を介して受信し、この指示信号に基づいて電気負荷
17の動作/非動作を制御する。また、スレーブ電子制
御ユニット16は、ユーザにより切換えられるスイッチ
SW17のオン/オフ状態を示すスイッチ状態信号を多
重通信線C1を介して受信し、このスイッチ状態信号に
基づいて電気負荷17の動作/非動作を制御する。スイ
ッチSW17のオン/オフ状態はスレーブ電子制御ユニ
ット18によりスイッチ情報線C3を介して監視され、
スイッチ状態信号はスイッチSW17のオン/オフ状態
に基づいてスレーブ電子制御ユニット18から多重通信
線C1に送信される。
【0046】マスタ電子制御ユニット11は、スレーブ
電子制御ユニット16から送信される電気負荷17の動
作/非動作状態を示す負荷状態信号を受信して、電気負
荷17の動作状態を把握する。この負荷状態信号の送受
信については、マスタ電子制御ユニット11が、負荷状
態信号の送信をスレーブ電子制御ユニット16に対して
定期的または必要な時に要求し(即ち、負荷状態信号を
要求する指示信号を定期的にまたは負荷状態信号が必要
な時にスレーブ電子制御ユニット16へ送信し)、負荷
状態信号をスレーブ電子制御ユニット16に送信させ、
そして当該負荷状態信号を受信するといった通信方法を
採用してもよい。一方、スレーブ電子制御ユニット16
が、定期的または電気負荷17の動作を切換える都度、
負荷状態信号をマスタ電子制御ユニット11に送信する
といった通信方法を採用してもよい。
【0047】マスタ電子制御ユニット11は、電気負荷
17の動作/非動作を指示する指示信号を受信した場合
や自ら送信した場合は、この指示信号に対応する電気負
荷17の動作/非動作状態は当然ながら把握している。
従って、この場合、負荷状態信号の送信をスレーブ電子
制御ユニット16に対してマスタ電子制御ユニット11
に要求させなくてもよい。また、スレーブ電子制御ユニ
ット18から送信された電気負荷17の動作/非動作を
指示するスイッチ状態信号をスレーブ電子制御ユニット
16だけでなくマスタ電子制御ユニット11にも受信さ
せて、当該スイッチ状態信号に基づいてマスタ電子制御
ユニット11に電気負荷17の状態を把握させてもよ
い。
【0048】従って、マスタ電子制御ユニット11は、
電気負荷の動作/非動作を指示する指示信号による制御
情報、電気負荷の動作/非動作を指示するスイッチ状態
信号による制御情報、そして電気負荷の動作/非動作状
態を示す負荷状態信号による情報、を各電気負荷13,
15,17に対して一つずつ得て集約するか又は電気負
荷13,15,17それぞれに対する複数の情報の論理
的な組み合わせを集約して、電気負荷13,15,17
それぞれの動作状態を把握する。各電気負荷の動作に関
する情報は、マスタ電子制御ユニット11のマイクロコ
ンピュータ111の記憶部111a(図1(B)参照)
に記憶され、マイクロコンピュータ111により更新さ
れる。尚、指示信号、スイッチ状態信号ならびに負荷状
態信号には、電気負荷13、電気負荷15、電気負荷1
7を識別するための識別信号が含まれている。
【0049】以下、各電気負荷の消費電流値の割り出し
方法について説明する。図3は、各電気負荷の消費電流
値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブ
ルの一例を示す図である。マスタ電子制御ユニット11
は、把握している各電気負荷の動作状態に基づいて、電
気負荷13、電気負荷15および電気負荷17それぞれ
に対応する消費電流値を例えば図3のデータテーブルか
ら割り出す(即ち、予測する)。
【0050】図1(B)に示されるマスタ電子制御ユニ
ット11のマイクロコンピュータ111は、その記憶部
111aに例えば図3のデータテーブルが記憶(換言す
れば、プリセット)されており、このデータテーブルを
参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷
15、および電気負荷17の動作状態に対する消費電流
値を割り出す。そして、マスタ電子制御ユニット11の
マイクロコンピュータ111は、この割り出した消費電
流値を集計して、全ての電気負荷によって消費される電
流の合計を決定する。
【0051】例えば、電気負荷13がヘッドランプ、電
気負荷15がエアコン、そして電気負荷17がオーディ
オであり、これらの電気負荷が動作している場合、マス
タ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ111
は、データテーブルから“10A(アンペア)”,“2
0A”,“10A”をそれぞれの電気負荷13,15,
17の消費電流値として読み出して、電気負荷13,1
5,17の消費電流の合計値を40Aと決定する。一
方、電気負荷13、電気負荷15、および電気負荷17
の内いずれかが非動作状態である場合、マスタ電子制御
ユニット11のマイクロコンピュータ111は、該当す
る非動作状態の電気負荷の消費電流値を“0A”と判定
する。
【0052】尚、マイクロコンピュータ111の記憶部
111aに記憶(換言すれば、プリセット)されている
データテーブルは、別途電流測定器等を用いて得られた
測定結果または仕様に基づいて前もって定められた電気
負荷個々の消費電流値のデータにより構築されている。
記憶部111aは、半導体メモリー、光記録媒体、磁気
記録媒体、光磁気記録媒体、等のうち少なくとも一つを
備え、更に必要に応じて記録/読み出し装置を備えたも
のが例として挙げられる。
【0053】尚、マスタ電子制御ユニット11、スレー
ブ電子制御ユニット12,14,16,18、等の電子
制御ユニット自体も実際には電力を消費する電気負荷で
あるため、これらの電子制御ユニット自体の消費電流値
も別途電流測定器等による測定結果または仕様に基づい
て前もって定められて、マイクロコンピュータ111の
記憶部111aに消費電流値データとしてプリセットさ
れている。そして、マイクロコンピュータ111は、デ
ータテーブルから得られた電気負荷の消費電流値に電子
制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電流の
総合計値を求める。例えば、マスタ電子制御ユニット1
1およびスレーブ電子制御ユニット12,14,16,
18の消費電流の合計値が5Aであり、そして電気負荷
の消費電流の合計値が40Aである場合、総合計値は4
5Aとなり、より精度の高い消費電流値が得られる。
【0054】尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して
電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応
の)場合は、各電気負荷の消費電流値に、その電気負荷
に対応するスレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値
を加算して、前述のデータテーブルを構築してもよい。
この場合、マイクロコンピュータ111は、データテー
ブルから得られた電気負荷およびスレーブ電子制御ユニ
ット自体の消費電流値に、マスタ電子制御ユニット自体
の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求め
る。
【0055】負荷状態監視システム1を車両の全電気負
荷に対して用いた場合、マスタ電子制御ユニット11は
全ての電気負荷の状態を監視することができる。また、
例えば、消費電流の総合計値が車両の電源部の許容出力
電流値に対してオーバーロードの可能性があることをマ
スタ電子制御ユニット11のマイクロコンピュータ11
1が検出した場合は、マイクロコンピュータ111の記
憶部111aにプリセットされた電気負荷の優先度に係
るデータに基づいて優先度の低い電気負荷を担当するス
レーブ電子制御ユニットを選択し、この選択したスレー
ブ電子制御ユニットに、担当する電気負荷を非動作状態
にさせる指示信号を多重通信線C11を介してマスタ電
子制御ユニット11から送信することができる。このよ
うにすれば、車両内で過電流が流れることにより発生す
るトラブルを未然に防止することができる。尚、オーバ
ーロード検出動作は、例えば、車両の電源部の許容出力
電流値に対して同じか幾らか低い電流値をスレッショル
ドレベルとしてマイクロコンピュータ111の記憶部1
11aにプリセットし、このスレッショルドレベルと消
費電流の総合計値とをマイクロコンピュータ111に比
較させることで実現できる。
【0056】(第2実施形態)図4(A)および図4
(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第2実
施形態の構成を示すブロック図である。図4(A)およ
び図4(B)に示されるように、負荷状態監視システム
2の構成は、図1(A)および図1(B)に示される負
荷状態監視システム1の構成と比較して、温度センサ1
9がマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュー
タ211に電気的に接続されている点だけが異なる。他
の構成については負荷状態監視システム1の構成と同一
であり、重複説明の回避のため、その説明は省略する。
尚、図中の同一構成箇所には負荷状態監視システム1と
同一符号を付して明確化を図る。
【0057】以下、温度センサ19を備えた負荷状態監
視システム2の動作について説明する。温度センサ19
は、車両における所定の計測点の周囲温度を検出し、検
出した温度を示す信号をマスタ電子制御ユニット21の
マイクロコンピュータ211に通知する。図5は、温度
センサ19により検出された周囲温度を考慮した各電気
負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)を示す消費電流
値データテーブルの一例を示す図である。当該データテ
ーブルは、別途電流測定器等を用いて得られた測定結果
または仕様に基づいて前もって定められた電気負荷個々
の消費電流値のデータにより構築されている。
【0058】マスタ電子制御ユニット21は、把握して
いる各電気負荷の動作状態に基づいて、電気負荷13、
電気負荷15および電気負荷17それぞれに対応する消
費電流値を例えば図5のデータテーブルから割り出す
(即ち、予測する)。
【0059】図4(B)に示されるマスタ電子制御ユニ
ット21のマイクロコンピュータ211は、その記憶部
211aに例えば図5のデータテーブルが記憶(換言す
れば、プリセット)されており、このデータテーブルを
参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷
15および電気負荷17の動作状態および、温度センサ
19により検出された周囲温度、に対する消費電流値を
割り出す。即ち、マスタ電子制御ユニット21のマイク
ロコンピュータ211は、周囲温度の変化に応じて消費
電流値を補正することができる。そして、マスタ電子制
御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、割り
出した消費電流値を集計して、全ての電気負荷によって
消費される電流の合計を決定する。尚、図5のデータテ
ーブルに示される“温度低”、“温度中”ならびに“温
度高”は、それぞれ所定の温度範囲が設定されており、
温度センサ19から検出された温度を示す信号をマイク
ロコンピュータ211が受信して“温度低”、“温度
中”および“温度高”の何れに該当するかを判定する。
【0060】例えば、温度センサ19により検出された
周囲温度が“温度中”に該当し、電気負荷13がヘッド
ランプ、電気負荷15がエアコン、そして電気負荷17
がオーディオであり且つ、これらの電気負荷が動作して
いる場合、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコン
ピュータ211は、データテーブルから“10A”,
“20A”,“10A”をそれぞれの電気負荷13,1
5,17の消費電流値として読み出して、電気負荷1
3,15,17の消費電流の合計値を40Aと決定す
る。一方、電気負荷13、電気負荷15、および電気負
荷17の内いずれかが非動作状態である場合、マスタ電
子制御ユニット21のマイクロコンピュータ211は、
該当する非動作状態の電気負荷の消費電流値を“0A”
と判定する。
【0061】第1実施形態での説明と同様に、マスタ電
子制御ユニット21、スレーブ電子制御ユニット12,
14,16,18、等の電子制御ユニット自体も実際に
は電力を消費する電気負荷であるため、これらの電子制
御ユニット自体の消費電流値も別途電流測定器等による
測定結果または仕様に基づいて前もって定められて、マ
イクロコンピュータ211の記憶部211aに消費電流
値データとしてプリセットされている。そして、マイク
ロコンピュータ211は、データテーブルから得られた
電気負荷の消費電流値に電子制御ユニット自体の消費電
流値を加算して、消費電流の総合計値を求める。例え
ば、マスタ電子制御ユニット21およびスレーブ電子制
御ユニット12,14,16,18の消費電流の合計値
が5Aであり、そして電気負荷の消費電流の合計値が4
0Aである場合、総合計値は45Aとなり、より精度の
高い消費電流値が得られる。
【0062】尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して
電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応
の)場合は、各電気負荷の周囲温度別の消費電流値に、
その電気負荷に対応するスレーブ電子制御ユニット自体
の消費電流値をそれぞれ加算して、前述のデータテーブ
ルを構築してもよい。この場合、マイクロコンピュータ
211は、データテーブルから得られた電気負荷および
スレーブ電子制御ユニット自体の消費電流値に、マスタ
電子制御ユニット自体の消費電流値を加算して、消費電
流の総合計値を求める。
【0063】その他、負荷状態監視システム2の動作、
作用、等に関する説明は、負荷状態監視システム1につ
いて既に説明した内容から容易に推察可能であるため省
略する。尚、負荷状態監視システム2では、温度センサ
19がマスタ電子制御ユニット21のマイクロコンピュ
ータ211に電気的に接続されている形態をとっている
が、このような形態ではなく、温度センサ19の検出温
度データを多重通信線C1を介してマスタ電子制御ユニ
ット21に通知する形態をとってもよい。また、例えば
温度センサ19を複数設けて、各電気負荷の周囲温度を
検出し、検出した温度を示す信号それぞれをマスタ電子
制御ユニット21に通知する形態をとってもよい。
【0064】(第3実施形態)図6(A)および図6
(B)は、本発明に係る負荷状態監視システムの第3実
施形態の構成を示すブロック図である。図6(A)およ
び図6(B)に示されるように、負荷状態監視システム
3の構成は、図4(A)および図4(B)に示される負
荷状態監視システム2の構成と比較して、車両の電源部
(不図示)に設けられた例えばバッテリ(不図示)の電
源電圧値(即ち、出力電圧値)を検出するための電源電
圧検出線115がマスタ電子制御ユニット31のマイク
ロコンピュータ311に抵抗を介して電気的に接続され
ている点だけが異なる。他の構成については負荷状態監
視システム2の構成と同一であり、重複説明の回避のた
め、その説明は省略する。尚、図中の同一構成箇所には
負荷状態監視システム2と同一符号を付して明確化を図
る。
【0065】以下、電源電圧検出線115を備えた負荷
状態監視システム3の動作について説明する。マスタ電
子制御ユニット31のマイクロコンピュータ311は、
電源電圧検出線115から車両の電源部(不図示)の出
力電圧値を検出する。図7は、電源電圧検出線115を
介して検出された電圧値および温度センサ19により検
出された周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値
(即ち、負荷電流値)を示す消費電流値データテーブル
の一例を示す図である。当該データテーブルは、別途電
流測定器等を用いて得られた測定結果または仕様に基づ
いて前もって定められた電気負荷個々の消費電流値のデ
ータにより構築されている。
【0066】マスタ電子制御ユニット31は、把握して
いる各電気負荷の動作状態に基づいて、電気負荷13、
電気負荷15および電気負荷17それぞれに対応する消
費電流値を例えば図7のデータテーブルから割り出す
(即ち、予測する)。
【0067】図6(B)に示されるマスタ電子制御ユニ
ット31のマイクロコンピュータ311は、その記憶部
311aに例えば図7のデータテーブルが記憶(換言す
れば、プリセット)されており、このデータテーブルを
参照して、把握している前述の電気負荷13、電気負荷
15および電気負荷17の動作状態、電源電圧検出線1
15を介して検出された電圧値および、温度センサ19
により検出された周囲温度、に対する消費電流値を割り
出す。即ち、マスタ電子制御ユニット31のマイクロコ
ンピュータ311は、電源電圧の変化に応じて消費電流
値を補正することができる。そして、マスタ電子制御ユ
ニット31のマイクロコンピュータ311は、割り出し
た消費電流値を集計して、全ての電気負荷によって消費
される電流の合計を決定する。尚、図7のデータテーブ
ルに示されるように、検出された電源電圧値に対して所
定の電圧範囲が設定されており、マイクロコンピュータ
311は電源電圧を電源電圧検出線115を介して検出
して、電源電圧値が何れの電圧範囲に該当するかを判定
する。
【0068】例えば、検出された電源電圧値が12.0
V(ボルト)であり、温度センサ19により検出された
周囲温度が“温度中”に該当し、電気負荷13がヘッド
ランプ、電気負荷15がストップランプ、そして電気負
荷17がクリアランスランプであり且つ、これらの電気
負荷が動作している場合、マスタ電子制御ユニット31
のマイクロコンピュータ311は、データテーブルから
“10.0A”,“5.0A”,“3.0A”をそれぞれ
の電気負荷13,15,17の消費電流値として読み出
して、電気負荷13,15,17の消費電流の合計値を
18.0Aと決定する。一方、電気負荷13、電気負荷
15、および電気負荷17の内いずれかが非動作状態で
ある場合、マスタ電子制御ユニット21のマイクロコン
ピュータ211は、該当する非動作状態の電気負荷の消
費電流値を“0A”と判定する。
【0069】第1および第2実施形態での説明と同様
に、マスタ電子制御ユニット31、スレーブ電子制御ユ
ニット12,14,16,18、等の電子制御ユニット
自体も実際には電力を消費する電気負荷であるため、こ
れらの電子制御ユニット自体の消費電流値も別途電流測
定器等による測定結果または仕様に基づいて前もって定
められて、マイクロコンピュータ311の記憶部311
aに消費電流値データとしてプリセットされている。そ
して、マイクロコンピュータ311は、データテーブル
から得られた電気負荷の消費電流値に電子制御ユニット
自体の消費電流値を加算して、消費電流の総合計値を求
める。例えば、マスタ電子制御ユニット31およびスレ
ーブ電子制御ユニット12,14,16,18の消費電
流の合計値が5.0Aであり、そして電気負荷の消費電
流の合計値が18.0Aである場合、総合計値は23.0
Aとなり、より精度の高い消費電流値が得られる。
【0070】尚、各スレーブ電子制御ユニットに対して
電気負荷が一つずつ設けられている(即ち、1対1対応
の)場合は、各電気負荷の電源電圧別ならびに周囲温度
別の消費電流値に、その電気負荷に対応するスレーブ電
子制御ユニット自体の消費電流値をそれぞれ加算して、
前述のデータテーブルを構築してもよい。この場合、マ
イクロコンピュータ311は、データテーブルから得ら
れた電気負荷およびスレーブ電子制御ユニット自体の消
費電流値に、マスタ電子制御ユニット自体の消費電流値
を加算して、消費電流の総合計値を求める。
【0071】その他、負荷状態監視システム3の動作、
作用、等に関する説明は、負荷状態監視システム1およ
び負荷状態監視システム2について既に説明した内容か
ら容易に推察可能であるため省略する。尚、負荷状態監
視システム3では、電源電圧検出線115がマスタ電子
制御ユニット31のマイクロコンピュータ311に抵抗
を介して電気的に接続されている形態をとっているが、
このような形態ではなく、電源電圧検出線115の検出
電圧データを多重通信線C1を介してマスタ電子制御ユ
ニット31に通知する形態をとってもよい。また、例え
ば電圧検出線115を複数設けて、各電気負荷に実際に
印加される電圧をマスタ電子制御ユニット31に検出さ
せる形態をとってもよい。負荷状態監視システム3で
は、負荷状態監視システム2と同様に温度センサ19を
備えているが、当該温度センサ19は備えなくてもよ
い。ただし、温度センサ19を備えない場合、負荷状態
監視システム3の動作やデータテーブルの内容が、温度
センサ19が検出する周囲温度とは関係が無くなること
は言うまでもない。
【0072】尚、本発明は、前述した各実施形態に限定
されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能であ
る。その他、前述した実施形態における各構成要素の形
態,配置個所,数,数値,等は本発明を達成できるもの
であれば任意であり、限定されない。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の負荷状
態監視システムによれば、マスタ電子制御ユニットが、
電気負荷の消費電流値データを有しており、信号線から
得た電気負荷の動作に関する情報から電気負荷の消費電
流値を予測できるため、電流測定器を負荷状態監視シス
テムに設ける必要がない。即ち、本発明の負荷状態監視
システムは、電気負荷の消費電流値を実際に測定せず
に、電気負荷の消費電流値データに基づいて予測するこ
とができる。電流測定器を負荷状態監視システムに設け
る必要がないため、当該電流測定器の設置スペースが不
要となり且つ、コスト的にも有利である。また、新たな
電気負荷を車両に搭載する場合でも、その新たな電気負
荷の消費電流値データをマスタ電子制御ユニットに持た
せ、スレーブ電子制御ユニットに当該電気負荷を制御さ
せ、そしてマスタ電子制御ユニットに信号線からの各電
気負荷に関する情報を集約させれば、新たな電気負荷の
消費電流値も含めた車両内の消費電流値を予測すること
が可能となる。また、マスタ電子制御ユニットが消費電
流値を予測できることから、電気負荷の省電力制御や車
両の電源部の出力電力の最適な制御などに応用が可能で
ある。また、従来の車両にも存在する車両内の各種情報
を伝達可能な信号線を用いて負荷状態監視システムを構
築することができるため、コスト的に有利である。
【0074】また、本発明の負荷状態監視システムによ
れば、マスタ電子制御ユニットが周囲温度の変化に応じ
て消費電流値を補正するため、予測される消費電流値が
温度補償の為された、より精度の高い値となる。従っ
て、精度の高い消費電流値予測が可能となる。
【0075】また、本発明の負荷状態監視システムによ
れば、マスタ電子制御ユニットが電源電圧の変化に応じ
て消費電流値を補正するため、予測される消費電流値が
電圧補償の為された、より精度の高い値となる。従っ
て、精度の高い消費電流値予測が可能となる。
【0076】また、本発明の負荷状態監視システムによ
れば、マスタ電子制御ユニットが、電気負荷がオーバー
ロードの可能性があることを検出し、予め優先度が決定
された電気負荷のうち優先度の低い電気負荷を制御する
スレーブ電子制御ユニットに当該電気負荷を非動作状態
にさせるよう制御するため、車両内で過電流が流れるこ
とにより発生するトラブルを未然に防止することができ
る。
【0077】また、本発明の負荷状態監視システムによ
れば、マスタ電子制御ユニットが、複数の電気負荷それ
ぞれの消費電流値データを有し、信号線から複数の電気
負荷それぞれの動作に関する情報を得て且つ集約し、そ
して該消費電流値データに従って複数の電気負荷の消費
電流値をそれぞれ決定するため、電流測定器をそれぞれ
電気負荷に対して設ける必要がない。従って、複数の電
流測定器の設置スペースが不要となり且つ、コスト的に
も大変有利である。
【0078】また、本発明の負荷状態監視システムによ
れば、マスタ電子制御ユニットが、当該マスタ電子制御
ユニット自体とスレーブ電子制御ユニット自体の消費電
流値データを有し、電気負荷の消費電流値にマスタ電子
制御ユニット自体とスレーブ電子制御ユニット自体の消
費電流値を加算するため、より精度の高い消費電流値を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態
監視システムの第1実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】負荷状態監視システム内で伝達される制御信号
の種類を示す説明図である。
【図3】各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電流値)
を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図であ
る。
【図4】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態
監視システムの第2実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】第2実施形態に係る温度センサにより検出され
た周囲温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、
負荷電流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を
示す図である。
【図6】(A)および(B)は、本発明に係る負荷状態
監視システムの第3実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】第3実施形態に係る電源電圧検出線を介して検
出された電圧値および温度センサにより検出された周囲
温度を考慮した各電気負荷の消費電流値(即ち、負荷電
流値)を示す消費電流値データテーブルの一例を示す図
である。
【図8】車両の電源部から種々の電気装置(即ち、電気
負荷)に電力を供給する回路に大電流測定用の負荷状態
監視システムを設けた一例を示すブロック回路図であ
る。
【図9】車両の電源部から電力を供給される電気装置
(即ち、電気負荷)内に小電流測定用の負荷状態監視シ
ステムを設けた一例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
11 マスタ電子制御ユニット 21 マスタ電子制御ユニット 31 マスタ電子制御ユニット 12 スレーブ電子制御ユニット 13 電気負荷 14 スレーブ電子制御ユニット 15 電気負荷 16 スレーブ電子制御ユニット 17 電気負荷 18 スレーブ電子制御ユニット 19 温度センサ 111 マイクロコンピュータ 211 マイクロコンピュータ 311 マイクロコンピュータ 111a 記憶部 211a 記憶部 311a 記憶部 112 通信IC 113 通信IC 114 通信IC 115 電源電圧検出線 C1 多重通信線 C2 負荷線 C3 スイッチ情報線 SW13,SW15,SW17 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の各種情報を伝達する信号線と、 該信号線からの情報に従って電気負荷の動作を制御する
    少なくとも一つのスレーブ電子制御ユニットと、 前記電気負荷の動作に関する情報を前記信号線から得る
    マスタ電子制御ユニットと、 を備え、 前記マスタ電子制御ユニットが、前記電気負荷の消費電
    流値データを有しており、前記電気負荷の動作に関する
    情報から前記電気負荷の消費電流値を予測することを特
    徴とする負荷状態監視システム。
  2. 【請求項2】 前記マスタ電子制御ユニットが周囲温度
    の変化に応じて前記消費電流値を補正することを特徴と
    する請求項1に記載した負荷状態監視システム。
  3. 【請求項3】 前記マスタ電子制御ユニットが電源電圧
    の変化に応じて前記消費電流値を補正することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載した負荷状態監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 電気負荷がオーバーロードの可能性があ
    るとき、前記マスタ電子制御ユニットが、優先度の低い
    電気負荷を制御するスレーブ電子制御ユニットに当該電
    気負荷を非動作状態にさせる信号を送信することを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載した
    負荷状態監視システム。
  5. 【請求項5】 前記マスタ電子制御ユニットが、複数の
    電気負荷それぞれの消費電流値データを有し、前記信号
    線から前記複数の電気負荷それぞれの動作に関する情報
    を得て且つ集約し、そして前記消費電流値データに従っ
    て前記複数の電気負荷の消費電流値をそれぞれ決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つ
    に記載した負荷状態監視システム。
  6. 【請求項6】 前記マスタ電子制御ユニットが、当該マ
    スタ電子制御ユニット自体と前記スレーブ電子制御ユニ
    ット自体の消費電流値データを有し、前記電気負荷の消
    費電流値に前記マスタ電子制御ユニット自体と前記スレ
    ーブ電子制御ユニット自体の消費電流値を加算すること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記
    載した負荷状態監視システム。
  7. 【請求項7】 前記マスタ電子制御ユニットが、記憶部
    を含むマイクロコンピュータを有し、 前記消費電流値データが前記記憶部にプリセットされて
    いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか
    一つに記載した負荷状態監視システム。
  8. 【請求項8】 前記周囲温度を前記車両における所定の
    計測点で検出する温度センサを更に備え、 前記消費電流値データが周囲温度別の消費電流値データ
    であり、 当該消費電流値データに従って、前記マスタ電子制御ユ
    ニットが、前記温度センサにより検出された周囲温度に
    対応する消費電流値を決定することを特徴とする請求項
    2に記載した負荷状態監視システム。
  9. 【請求項9】 前記電源電圧を前記車両の電源部から検
    出するための電源電圧検出線を更に備え、 前記消費電流値データが電源電圧別の消費電流値データ
    であり、 当該消費電流値データに従って、前記マスタ電子制御ユ
    ニットが、前記電源電圧検出線により検出された電源電
    圧に対応する消費電流値を決定することを特徴とする請
    求項3に記載した負荷状態監視システム。
  10. 【請求項10】 前記消費電流値データが前もって定め
    られていることを特徴とする請求項1、請求項5、請求
    項6、請求項8または請求項9に記載した負荷状態監視
    システム。
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