JP2021059272A - 車載通信システムおよび電源制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト上昇を避けつつ暗電流を低減することが容易な車載通信システムを提供すること。【解決手段】複数のスレーブ装置20−1〜20−nとマスタ制御部10との間を、通信線53から独立した別経路で接続する独立制御線52と、複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部の機能が不要な状況下で、又は異常を検知した場合に、独立制御線52の信号を用いて該当するスレーブ装置の稼働を停止するオフモード制御部と、各スレーブ装置が正常に稼働している状況下で通信線53の経路を利用してマスタ制御部10と複数のスレーブ制御部20との間で多重通信により所定の情報伝送を実施するオンモード制御部とを備えた。電源供給停止等でスレーブが非稼働になると、スレーブ内の通信IFやCPUの電力消費がなくなり暗電流が確実に低減される。【選択図】図1

Description

本発明は、車載通信システムおよび電源制御方法に関し、特に暗電流を低減するための技術に関する。
一般的に、車両上においては、主電源である車載バッテリやオルタネータ(発電機)と、車両上の様々な箇所に配置されている様々な種類の電装品との間が、電線の集合体であるワイヤハーネスを介してそれぞれ接続されている。したがって、車載バッテリが蓄積している電力を様々な電装品に電源電力として供給することができる。また、車両が駐車しているときであっても、例えばセキュリティ装置やオーディオ装置のような電装品は電源電力を必要とする可能性がある。したがって、車載バッテリの電力は、電源電力の供給経路をリレーなどを用いて遮断しない限り、駐車中であっても流出する。
そして、例えば駐車中に車載バッテリが蓄積している電力が枯渇するとエンジン始動ができなくなる。このようなバッテリ上がりを予防するために、車両上でエンジン停止時に暗電流として消費される電力を減らすための技術が存在する。
例えば、特許文献1の電源管理装置は、エンジン停止後も二次電池の状態を検出するとともに、装置自体の消費電力を低減するための技術を示している。具体的には、特許文献1の図1に示された構成において、暗電流監視装置11および二次電池状態検出装置13が備わっている。また、暗電流監視装置11と二次電池状態検出装置13との間がLIN(Local Interconnect Network)バスの通信線31を介して接続されている。また、暗電流監視装置11と複数のECU(電子制御ユニット)17、18、19との間がCAN(Controller Area Network)バスの通信線32を介して接続されている。暗電流監視装置11は、車両が停車中に、ECUおよび負荷等に流れる暗電流を監視し、必要に応じて負荷への電力の供給を制限または停止する機能を有する。
特開2018−170172号公報
しかしながら、特許文献1の技術では暗電流を監視するために専用の暗電流監視装置11をシステムに追加する必要があるため、コスト上昇の懸念がある。また、この装置は、システム全体の暗電流を監視できるが、例えばECU毎、あるいは負荷毎に発生する暗電流を個別に監視することはできない。
また、特許文献1の図1の構成では、暗電流監視装置11は、複数のECU17〜19の暗電流を制御するために、共通の通信線32を利用している。したがって、暗電流を制御するためには通信線32を常時利用できる状態にしておく必要がある。しかし、各ECUは消費電力の小さいスリープ状態であっても、通信線32を利用して通信する際に、ウエイクアップするため内部デバイス(バストランシーバ、マイクロコンピュータ等)における消費電力が大きくなり暗電流が増大する。更に、それ自身が通信しない場合でも、他のECUの通信などに起因して共通の通信線32に発生するノイズ(それ自身と無関係の信号)に反応して一時的にウエイクアップするので、その時に暗電流が増大する。
例えば、製品の車両を輸出するために船積みするような場合には、車載バッテリが充電されない状態が長期間継続するので、比較的小さい暗電流が流れるだけでもバッテリ上がりが発生する可能性がある。したがって、バッテリ上がりを予防するために、輸出の際には予め手作業で各車両の物理的なヒューズを抜き取っておくことにより暗電流を遮断する場合がある。なお、このヒューズを抜き取った場合でも、車両の走行だけはできる状態になるので、輸出作業の際に自走して移動できる。しかし、その場合は手作業の特別な工程を追加する必要があるので、輸出時の管理が煩雑になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コスト上昇を避けつつ、暗電流を低減することが容易な車載通信システムおよび電源制御方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載通信システムおよび電源制御方法は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムであって、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線と、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部の機能が不要な状況下で、又は異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を用いて該当する前記スレーブ装置の稼働を停止するオフモード制御部と、
前記複数のスレーブ装置のそれぞれが正常に稼働している状況下で、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施するオンモード制御部と、
を備えたことを特徴とする車載通信システム。
(2) 前記スレーブ装置の各々は、それ自身又はその下流に接続された負荷に流れる暗電流を計測し、
前記マスタ装置の前記オフモード制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止する、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載通信システム。
(3) 前記独立制御線が複数の制御線を有し、
前記複数のスレーブ装置が優先度に応じて複数グループに区分され、
前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御線に接続される、
ことを特徴とする上記(1)に記載の車載通信システム。
(4) 前記複数のスレーブ装置の各々は、前記通信線と接続された通信インタフェースが必要とする内部電源電力を車両側から供給される入力電源電力に基づいて生成する電圧レギュレータを備え、
前記電圧レギュレータのオンオフが、前記独立制御線の信号により制御される、
ことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の車載通信システム。
(5) 前記スレーブ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサを備え、
前記マスタ装置は、前記電源センサの計測結果を、前記オフモード制御部の制御に反映する、
ことを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の車載通信システム。
(6) マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムを制御するための電源制御方法であって、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線を利用し、
前記マスタ装置は、異常を検知した場合に前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止し、
前記独立制御線の信号により前記スレーブ装置が稼働状態になっているときには、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施する、
ことを特徴とする電源制御方法。
上記(1)の構成の車載通信システムによれば、複数のスレーブ装置の電力消費により発生する暗電流を減らしたい状況では、オフモード制御部が、独立制御線の信号を用いて該当するスレーブ装置の稼働を停止する。稼働停止により該当するスレーブ装置の電力消費が減少し、暗電流が低減される。また、スレーブ装置が稼働している時には、オンモード制御部の機能が通信線の経路を利用して、マスタ装置と複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施する。したがって、独立制御線の電線本数を増やさなくても、マスタ−スレーブ間で様々な情報の伝送が可能であり、暗電流に関するきめ細かい制御が可能になる。
上記(2)の構成の車載通信システムによれば、スレーブ装置の各々がそれ自身の消費する暗電流を計測するので、マスタ装置はスレーブ毎、あるいはスレーブの系統毎に実際に消費される暗電流の大きさを正しく把握でき、暗電流の低減が必要か否かを判断できる。そして、オフモード制御部は暗電流が大きい時にこれを異常とみなし、独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止する。これにより、稼働を停止したスレーブ装置の消費電力が減り、車両全体が消費する暗電流も低減される。
上記(3)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置のオフモード制御部は、複数のスレーブ装置の稼働の有無を独立制御線を用いてグループ毎に個別に制御可能になる。すなわち、優先度が高いグループに属するスレーブ装置は稼働状態を維持し、優先度が低いグループに属するスレーブ装置は稼働停止して暗電流を低減するように制御できる。
上記(4)の構成の車載通信システムによれば、各スレーブ装置に内蔵された電圧レギュレータのオンオフが独立制御線の信号により制御されるので、各スレーブ装置の稼働の有無を制御できる。すなわち、電圧レギュレータがオフになると、通信インタフェース等に対して内部電源電力が供給されないので、通信線を利用した通信動作は確実に停止し、通信に起因する暗電流が低減される。
上記(5)の構成の車載通信システムによれば、マスタ装置は、車両側電源装置の実際の蓄電状況に応じて適切な制御を実施できる。例えば、車両側電源装置の蓄電残量が比較的大きい時には、各スレーブ装置が消費する暗電流の異常値を表す閾値を大きくし、蓄電残量が比較的小さい時には、閾値を小さくすることができる。
上記(6)の構成の電源制御方法によれば、暗電流が過大であるような異常な状況において、マスタ装置が独立制御線の信号を制御して該当するスレーブ装置の稼働を停止するので、暗電流を確実に低減できる。また、スレーブ装置が稼働しているときには、通信線の経路を利用してマスタ装置と複数のスレーブ装置との間で多重通信を行うので、独立制御線の電線本数を増やさなくても、マスタ−スレーブ間で様々な情報の伝送が可能であり、暗電流に関するきめ細かい制御が可能になる。
本発明の車載通信システムおよび電源制御方法によれば、コスト上昇を避けつつ、暗電流を低減することが容易になる。すなわち、暗電流を検知するための特別な装置を追加する必要がない。また、独立制御線の信号を制御して該当するスレーブ装置の稼働を停止するので、暗電流を確実に低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、車載通信システムの構成例−1を示すブロック図である。 図2は、スレーブ制御部の構成例を示すブロック図である。 図3は、車載通信システムの構成例−2を示すブロック図である。 図4は、マスタ制御部における主要な動作を示すフローチャートである。 図5は、スレーブ制御部における主要な動作を示すフローチャートである。 図6(a)および図6(b)は、それぞれスレーブ制御部のオフ状態およびオン状態における制御経路を示すブロック図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<車載通信システムの構成例>
本発明を実施する車載通信システムの構成例−1を図1に示す。また、図1の車載通信システム100に含まれるスレーブ制御部20の構成例を図2に示す。
図1に示す車載通信システム100は、例えばハイブリッド車のような車両に搭載され、車載バッテリ30が蓄積している電源電力を車両上の様々な負荷に供給するための機能を有している。車載バッテリ30は二次電池であり、例えば200[V]程度の電圧の直流電源電力を必要に応じて充電して蓄積し、電源線51に供給することができる。図1に示した例では、車載バッテリ30の蓄電状況の把握を容易にするために、バッテリセンサ31が車載バッテリ30に接続されている。バッテリセンサ31は、車載バッテリ30が充放電する際の電流値や電圧を検知することができる。バッテリセンサ31が検知した情報は、信号線54を介してマスタ制御部10に入力される。なお、バッテリセンサ31は、必須の構成要素ではない。
図1に示した例では、車両上のn組の負荷40−1、40−2、・・・、40−nを、それぞれスレーブ制御部20−1、20−2、・・・、20−nが個別に制御する場合を想定している。したがって、スレーブ制御部20−1、20−2、・・・、20−nの出力端子に、それぞれ出力線55−1、55−2、・・・55−nを介してn組の負荷40−1、40−2、・・・、40−nが接続されている。車両上の負荷としては、各種電気モータ、各種照明用ランプ、メータユニット、各種ECU、オーディオ装置、ナビゲーション装置、セキュリティ装置などの電装品がある。
各スレーブ制御部20−1〜20−nは、図2に示したスレーブ制御部20のように、電圧レギュレータ(REG)21、マイクロコンピュータ(CPU)22、通信インタフェース(IF)23、およびドライバ24を内蔵している。
スレーブ制御部20内のドライバ24は、半導体スイッチング素子を備えており、マイクロコンピュータ22の制御により出力線55に接続された負荷40に対する通電のオンオフを切り替えることができる。すなわち、ドライバ24内のスイッチがオンの時に、電源線51の直流電源電力を出力線55を介して負荷40の一端に供給し、負荷40を駆動することができる。各負荷40−1〜40−nの他端はアース32と接続されている。
電圧レギュレータ21は、電源線51から供給される直流電源電圧に基づいて、マイクロコンピュータ22、通信インタフェース23等の電子デバイスやその他の回路が必要とする安定した直流電源電圧(例えば+5[V])を生成することができる。また、電圧レギュレータ21は、制御端子21aに印加される制御信号により、動作のオンオフ状態が切り替わる。
電圧レギュレータ21がオン状態の時には、電圧レギュレータ21が生成した直流電源電圧が、電源供給経路26を経由してマイクロコンピュータ22、通信インタフェース23等に供給される。一方、電圧レギュレータ21がオフ状態の時には、電源供給経路26に直流電源電圧が現れないので、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23への電源電力供給が停止する。
マイクロコンピュータ22は、予め組み込まれているプログラムに従って動作し、各スレーブ制御部20に必要とされる主要な制御機能を実現する。すなわち、マイクロコンピュータ22は、通信インタフェース23を経由してマスタ制御部10との間で通信し、必要とされる各種情報の送受信を行う機能や、マスタ制御部10からの指示などに応じてドライバ24のオンオフを制御する機能や、スレーブ制御部20における消費電流(暗電流)を計測する機能などを備えている。
通信インタフェース23は、例えばCANなどの車載通信規格に対応したバストランシーバであり、通信線53を介してマスタ制御部10との間で多重通信を行い、情報の送受信を行うことができる。
マイクロコンピュータ22は、動作をほとんど必要としない時には、通常モードからスリープモードに移行することによりそれ自身の電力消費を大幅に低減することができる。但し、マイクロコンピュータ22がスリープモードの場合であっても、通信線53に何らかの信号が現れると、その信号を監視している通信インタフェース23の出力により、マイクロコンピュータ22がウエイクアップして一時的に通常モードに遷移する。したがって、スリープモードの状態であっても、マイクロコンピュータ22は自分宛ての情報が通信線53に現れていないかどうかを監視することができる。
しかし、ウエイクアップする時には、スリープモードの状態に比べてマイクロコンピュータ22の電力消費が一時的に増大する。また、自分宛でない信号、すなわちノイズが通信線53に現れた場合でも、マイクロコンピュータ22はウエイクアップするので電力消費が一時的に増大する。また、マイクロコンピュータ22だけでなく通信インタフェース23も電力を消費する。
つまり、通信線53を利用した自分宛の通信の有無を監視するために、通信インタフェース23およびマイクロコンピュータ22が電力を消費するので、電源線51からスレーブ制御部20の内部に向かって流れる暗電流が常時発生する。
但し、図2に示した構成のスレーブ制御部20においては、独立制御線52の制御信号を用いて電圧レギュレータ21をオフに切り替えることができる。電圧レギュレータ21がオフの状態では、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23に電源電力が供給されないので、これらが電力を消費しなくなる。つまり、スレーブ制御部20の暗電流を確実に低減できる。
図1に示した車載通信システム100は、複数のスレーブ制御部20−1〜20−nを統括制御する上位ユニットとしてマスタ制御部10を備えている。また、図1に示すようにマスタ制御部10と複数のスレーブ制御部20−1〜20−nとの間は独立制御線52、および通信線53を介してそれぞれ接続されている。
したがって、マスタ制御部10と複数のスレーブ制御部20−1〜20−nの各々との間で、通信線53を経由してCAN等の多重通信により通信することが可能である。また、マスタ制御部10は、独立制御線52の制御信号を切り替えることにより、各スレーブ制御部20−1〜20−nにおける電圧レギュレータ21のオンオフを切り替えることができる。電圧レギュレータ21がオフの時には、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23の動作が停止するのでスレーブ制御部20は非稼働状態になり、消費する暗電流がほぼ0になる。勿論、スレーブ制御部20が非稼働の時には、通信線53を用いた通信はできない状態になる。
<車載通信システムの構成の変形例>
車載通信システムの構成例−2を図3に示す。図3に示した車載通信システム100Aは、図1の車載通信システム100の変形例であり、同一の構成要素は同じ符号を付けて示してある。
図3の車載通信システム100Aにおいては、スレーブ制御部20−1〜20−nの中に優先度が異なる複数グループが含まれている場合を想定している。すなわち、スレーブ制御部20−1のグループと、スレーブ制御部20−2〜20−nのグループとが異なるように予め区分されている。
そのため、マスタ制御部10とスレーブ制御部20−1との間が独立制御線52Aを介して接続され、マスタ制御部10とスレーブ制御部20−2〜20−nとの間が独立制御線52Bを介して接続されている。また、図3に示したマスタ制御部10Aは、複数の独立制御線52A、52Bの制御信号を、各グループの優先度を考慮して個別に切り替えることができる。
例えば、負荷40−1の優先度がその他の負荷40−2〜40−nに比べて高い場合には、独立制御線52Bでスレーブ制御部20−2〜20−nを全て非稼働に切り替えて、スレーブ制御部20−1だけは稼働状態を維持するようにマスタ制御部10が制御することができる。逆に、負荷40−1の優先度がその他の負荷40−2〜40−nに比べて低い場合には、独立制御線52Aで暗電流の大きいスレーブ制御部20−1のみを非稼働に切り替えて、他のスレーブ制御部20−2〜20−nは全て稼働状態を維持するようにマスタ制御部10が制御することもできる。
なお、図示しないがマスタ制御部10の内部にも図2のスレーブ制御部20と同様に電圧レギュレータ、マイクロコンピュータ、多重通信用の通信インタフェースなどの電子回路が備わっている。但し、マスタ制御部10内のマイクロコンピュータには、内部の電圧レギュレータから常時所定の電源電力(例えば+5[V])が供給される。
<マスタ制御部の動作>
マスタ制御部10における主要な動作を図4に示す。すなわち、マスタ制御部10内のマイクロコンピュータが図4の処理を実行する。このマイクロコンピュータは、電源の供給が開始されたとき、又は所定のリセット信号が印加されたときに、ステップS11から動作を開始する。図4に示したマスタ制御部10の動作について以下に説明する。
マスタ制御部10は、最初にS11で初期化を実行する。この初期化の結果、図1に示した独立制御線52や、図3に示した独立制御線52A、52Bが初期状態になり、スレーブ制御部20−1〜20−nのそれぞれが稼働状態に制御される。また、通信線53を利用した多重通信が可能な状態に初期化される。
マスタ制御部10は、S12で通常の負荷制御を実施する。例えば、図示しない入力ポートを監視することにより、ユーザのスイッチ操作等を検出し、その結果に応じて該当する負荷40が接続されているスレーブ制御部20に向けて、負荷40を駆動するための命令を通信線53を用いた多重通信により送信する。
マスタ制御部10は、S13で車載バッテリ30の蓄電状況を把握するための処理を周期的に実施する。すなわち、バッテリセンサ31が検出した車載バッテリ30の充放電電流値などの計測情報を取得し、マイクロコンピュータが所定の計算処理を行うことにより最新の蓄電量を把握する。
マスタ制御部10は、S13で検出した車載バッテリ30の蓄電量の変化をS14で暗電流閾値ithに反映する。例えば、車載バッテリ30の蓄電量が少なくなった場合には、バッテリ上がりが発生するまでの余裕が小さいので、暗電流閾値ithを比較的小さい値に更新する。車載バッテリ30の蓄電量が十分に大きい場合は、バッテリ上がりが発生するまでの余裕が大きいので、暗電流閾値ithを比較的大きい値に更新する。なお、バッテリセンサ31がない場合には、マスタ制御部10は、S13およびS14を省略する。
マスタ制御部10は、通信線53を用いた多重通信により、S15で各スレーブ制御部20−1〜20−nから、それぞれの検出した暗電流計測値の情報を取得する。
マスタ制御部10は、スレーブ制御部20のグループ毎に、S16で暗電流総和ixを算出する。例えば、図3の車載通信システム100Aにおけるスレーブ制御部20−2〜20−nが属するグループの暗電流総和ixは、スレーブ制御部20−2〜20−nのそれぞれからS15で取得した暗電流計測値の総和として算出される。また、図3に示したグループ区分の場合は、スレーブ制御部20−1のグループの暗電流総和ixは、スレーブ制御部20−1からS15で取得した暗電流計測値と同一になる。
マスタ制御部10は、スレーブ制御部20のグループ毎に、S16で算出した暗電流総和ixと、暗電流閾値ithとを比較する(S17)。そして、「ix>ith」の条件を満たす場合に、つまり、スレーブのグループ毎に検出した暗電流が異常に大きい場合に次のS18を実行する。
マスタ制御部10は、「ix>ith」の条件を満たしたグループのスレーブ制御部20を、独立制御線52、52A、又は52Bの制御信号により非稼働(オフ状態)に切り替える(S18)。
<スレーブ制御部の動作>
スレーブ制御部20における主要な動作を図5に示す。すなわち、各スレーブ制御部20−1〜20−n内のマイクロコンピュータ22が図5に示した各ステップの処理を実行する。
電圧レギュレータ21の出力から電源供給経路26を経由してマイクロコンピュータ22に電源電力の供給が開始されると、マイクロコンピュータ22は図5のステップS21から処理を開始する。また、電源供給経路26からの電源電力供給が停止すると、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23の動作は完全に停止する。したがって、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23の電力消費も停止し、スレーブ制御部20が消費する暗電流はほぼ0になる。
マイクロコンピュータ22は、ステップS21で所定の初期化を実行する。この初期化により、ドライバ24の出力はオフになり、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23は通信線53を利用した多重通信が可能な状態になる。
マイクロコンピュータ22は、S22で当該スレーブ制御部20における暗電流の計測を周期的に実行する。
マイクロコンピュータ22は、S23で通信線53を用いた多重通信により、マスタ制御部10との間で双方向の情報伝送を周期的に実行する。
マイクロコンピュータ22は、S23でマスタ制御部10から受信した命令等の指示に従い、ドライバ24の出力に接続されている負荷40の駆動をS24で制御する。
<車載通信システムにおける制御経路の変化>
図1に示した車載通信システム100における制御経路の変化を図6(a)および図6(b)に示す。すなわち、スレーブ制御部20のオフ状態の制御経路が図6(a)に示されており、スレーブ制御部20のオン状態の制御経路が図6(b)に示されている。
例えば、図1に示した車載通信システム100において、スレーブ制御部20−1〜20−nの各々は消費している暗電流の大きさを表す情報を、図5のS23でマスタ制御部10に通知する。したがって、マスタ制御部10は、スレーブ制御部20毎の暗電流計測値を図4のS15で取得できる。
スレーブ制御部20−1〜20−nのいずれか1つ、又は複数の暗電流が大きいと、暗電流総和ixが大きくなるので、S17で「ix>ith」の条件を満たし、暗電流が異常であることが検知される。
その場合、マスタ制御部10はS18で独立制御線52の制御信号を用いて、当該グループのスレーブ制御部20を非稼働に切り替える。つまり、図6(a)中に太い実線で示した独立制御線52の経路で、マスタ制御部10が各スレーブ制御部20−1〜20−nを制御するので、各スレーブ制御部20−1〜20−nの各々が非稼働に切り替わる。したがって、各スレーブ制御部20−1〜20−nの暗電流はほぼ0になる。また、この場合は各スレーブ制御部20−1〜20−n内の通信インタフェース23が非稼働になるので、図6(a)中に破線で示した通信線53の経路は使用されない状態になる。
一方、スレーブ制御部20−1〜20−nの暗電流が小さい場合には、図4のS17で「ix>ith」の条件を満たさないので、各スレーブ制御部20−1〜20−nは稼働状態を維持する。そして、この場合は図6(b)に太い実線で示した通信線53を用いて、各スレーブ制御部20−1〜20−nとマスタ制御部10との間で多重通信による双方向の情報伝送が実施される。つまり、マスタ制御部10が通信線53の経路で各スレーブ制御部20−1〜20−nを制御する。また、この場合は図6(b)中に破線で示した独立制御線52は非アクティブになる。
つまり、暗電流が比較的小さい場合は、図6(b)中に太い実線で示した通信線53の経路を用いて多重通信を行うので、ワイヤハーネスの電線本数を増やすことなく、無駄のないきめ細かな制御が可能になる。また、暗電流が大きくなった場合には、通信線53は使わず、図6(a)中に太い実線で示した独立制御線52の経路を用いて各スレーブ制御部20−1〜20−nを非稼働に切り替えるので、マイクロコンピュータ22および通信インタフェース23の電力消費に起因する暗電流をほぼ0に減らすことができる。
また、図3の車載通信システム100Aのようにスレーブ制御部20−1〜20−nが複数グループに区分されている場合には、グループ毎に用意された複数の独立制御線52A、52Bを用いて、グループ毎に個別にスレーブの稼働/非稼働を切り替えることができる。したがって、優先度の高いグループの負荷40を制御するスレーブ制御部20は稼働状態を維持したまま、優先度の低いグループの負荷40を制御するスレーブ制御部20は非稼働状態に切り替えて、車両全体が消費する暗電流を低減することもできる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る車載通信システム100においては、暗電流を監視するための特別な装置を追加しなくても、マスタ制御部10の制御だけで必要な時に各スレーブ制御部20−1〜20−nの暗電流を低減できるのでコスト低減を実現できる。
しかも、暗電流を低減する時には、通信線53を使用しないので、スレーブ制御部20内のマイクロコンピュータ22および通信インタフェース23のウエイクアップに起因する電力消費が発生しなくなり、確実に暗電流を低減できる。したがって、例えば車両を船積みして輸出する場合のように、長期間に亘ってバッテリの充電が行われないような状況であっても、特別なヒューズを手作業で抜き取ることなく、バッテリ上がりの発生を防止できる。
また、暗電流を低減する前の状態においては、通信線53を利用した多重通信ができるので、ワイヤハーネスの電線数を増やすことなくマスタ制御部10と各スレーブ制御部20との間で様々な情報を伝送し、きめ細かな制御を実現できる。
なお、暗電流の異常を検知するための暗電流閾値ithについては、例えば優先度に応じてグループ毎に個別に独立した値を割り当ててもよい。また、グループの総数、各グループに割り当てるスレーブ制御部20の数などは必要に応じて変更できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載通信システムおよび電源制御方法の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] マスタ装置(マスタ制御部10)と、共通の通信線(53)を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置(スレーブ制御部20−1〜20−n)とを有する車載通信システム(100)であって、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線(52)と、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部の機能が不要な状況下で、又は異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を用いて該当する前記スレーブ装置の稼働を停止するオフモード制御部(S15〜S18)と、
前記複数のスレーブ装置のそれぞれが正常に稼働している状況下で、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施するオンモード制御部(S13,S23)と、
を備えたことを特徴とする車載通信システム。
[2] 前記スレーブ装置の各々は、それ自身又はその下流に接続された負荷に流れる暗電流を計測し(S22)、
前記マスタ装置の前記オフモード制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止する(S15〜S18)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載通信システム。
[3] 前記独立制御線が複数の制御線(独立制御線52A,52B)を有し、
前記複数のスレーブ装置(20−1〜20−n)が優先度に応じて複数グループに区分され、
前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御線に接続される(図3参照)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の車載通信システム。
[4] 前記複数のスレーブ装置の各々は、前記通信線と接続された通信インタフェースが必要とする内部電源電力を車両側から供給される入力電源電力に基づいて生成する電圧レギュレータ(21)を備え、
前記電圧レギュレータのオンオフが、前記独立制御線の信号により制御される、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の車載通信システム。
[5] 前記スレーブ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサ(バッテリセンサ31)を備え、
前記マスタ装置は、前記電源センサの計測結果を、前記オフモード制御部の制御に反映する(S13,S14)、
ことを特徴とする上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の車載通信システム。
[6] マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムを制御するための電源制御方法であって、
前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線(52)を利用し、
前記マスタ装置は、異常を検知した場合に前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止し(S17,S18)、
前記独立制御線の信号により前記スレーブ装置が稼働状態になっているときには、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施する(S15,S23)、
ことを特徴とする電源制御方法。
10 マスタ制御部
20 スレーブ制御部
21 電圧レギュレータ
21a 制御端子
22 マイクロコンピュータ
23 通信インタフェース
24 ドライバ
26 電源供給経路
30 車載バッテリ
31 バッテリセンサ
32 アース
40 負荷
51 電源線
52,52A,52B 独立制御線
53 通信線
54 信号線
55 出力線
100,100A 車載通信システム
ix 暗電流総和
ith 暗電流閾値

Claims (6)

  1. マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムであって、
    前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線と、
    前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部の機能が不要な状況下で、又は異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を用いて該当する前記スレーブ装置の稼働を停止するオフモード制御部と、
    前記複数のスレーブ装置のそれぞれが正常に稼働している状況下で、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施するオンモード制御部と、
    を備えたことを特徴とする車載通信システム。
  2. 前記スレーブ装置の各々は、それ自身又はその下流に接続された負荷に流れる暗電流を計測し、
    前記マスタ装置の前記オフモード制御部は、前記スレーブ装置の各々が計測した暗電流の大きさに基づいて異常を検知した場合に、前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信システム。
  3. 前記独立制御線が複数の制御線を有し、
    前記複数のスレーブ装置が優先度に応じて複数グループに区分され、
    前記複数のスレーブ装置は、グループ毎に互いに独立した前記制御線に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載通信システム。
  4. 前記複数のスレーブ装置の各々は、前記通信線と接続された通信インタフェースが必要とする内部電源電力を車両側から供給される入力電源電力に基づいて生成する電圧レギュレータを備え、
    前記電圧レギュレータのオンオフが、前記独立制御線の信号により制御される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車載通信システム。
  5. 前記スレーブ装置に対して電源電力を供給可能な車両側電源装置の蓄電状況を計測する電源センサを備え、
    前記マスタ装置は、前記電源センサの計測結果を、前記オフモード制御部の制御に反映する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の車載通信システム。
  6. マスタ装置と、共通の通信線を経由して前記マスタ装置の配下に接続された複数のスレーブ装置とを有する車載通信システムを制御するための電源制御方法であって、
    前記複数のスレーブ装置のうち少なくとも一部と前記マスタ装置との間を、前記通信線から独立した別経路で接続する独立制御線を利用し、
    前記マスタ装置は、異常を検知した場合に前記独立制御線の信号を制御して該当する前記スレーブ装置の稼働を停止し、
    前記独立制御線の信号により前記スレーブ装置が稼働状態になっているときには、前記通信線の経路を利用して、前記マスタ装置と前記複数のスレーブ装置との間で多重通信により所定の情報伝送を実施する、
    ことを特徴とする電源制御方法。
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