JP2003291643A - ルームミラー - Google Patents

ルームミラー

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JP2003291643A
JP2003291643A JP2002104256A JP2002104256A JP2003291643A JP 2003291643 A JP2003291643 A JP 2003291643A JP 2002104256 A JP2002104256 A JP 2002104256A JP 2002104256 A JP2002104256 A JP 2002104256A JP 2003291643 A JP2003291643 A JP 2003291643A
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寛 正田
Kazuo Araki
和男 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い易く、前記運転席用サンバイザ及び助手
席用サンバイザとの間の陽射しを遮光できる遮光板付き
のルームミラーを提供すること。 【解決手段】 ルームミラー5の背面に、このルームミ
ラー5の上方及び側方に出没する遮光板を24、25を
設け、該遮光板24、25は操作レバー29の操作によ
り前記運転席用サンバイザ2と助手席用サンバイザ3と
ルームミラー5との隙間を遮光するように構成し、この
遮光板24、25は未使用時にはルームミラー5の背部
に収納されており遮光時のみ出現して陽射しを防止でき
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のルームミ
ラーに関し、特に遮光板を取付けたルームミラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のルームミラーは運転席と
助手席の前方上部に設けたサンバイザの間に設けてお
り、サンバイザ使用時にはルームミラーとサンバイザ間
の隙間から陽射しが差込み、運転しにくい問題があっ
た。
【0003】そこで、実開昭59−182421号公報
に開示されているように、運転席用サンバイザ及び助手
席用サンバイザ間の隙間を被う遮光板にミラーを設けた
ものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のも
のにおいてはルームミラーでの視認範囲と遮光板に設け
たミラーでの視認範囲が微妙に異なるために、各々の使
用時に調整が必要となり使用者にとって非常に煩わしく
使いにくいものであった。
【0005】そこで本発明では、上記の点に鑑み、使い
易く、前記運転席用サンバイザ及び助手席用サンバイザ
との間の陽射しを遮光できる遮光板付きのルームミラー
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
運転席用サンバイザと助手席用サンバイザとの間に設け
られたルームミラーにおいて、背面に上方及び側方に出
没する遮光板を設け、操作レバーの操作による前記遮光
板の上方及び側方への移動により前記運転席用サンバイ
ザ及び助手席用サンバイザとの間の陽射しを遮光するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0007】また第2の発明は、運転席用サンバイザと
助手席用サンバイザとの間に設けられたルームミラーに
おいて、下部に操作つまみを設けると共に上部にピンが
形成された操作レバーと、この操作レバーの移動を案内
するガイドと、このガイドにより案内された前記操作レ
バーの移動時に前記ピンがスライド溝内を移動すること
で上方及び側方に出没する遮光板と、この遮光板を支持
すると共にルームミラー本体の背面に取付けられる支持
部材とから構成したことを特徴とする。
【0008】さらに第3の発明は、第1及び第2の発明
において、前記遮光板は左右2枚で構成したことを特徴
とする。
【0009】また第4の発明は、第1乃至第3の発明に
おいて、前記遮光板は前記ルームミラー本体の左右の斜
め上方に移動することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図6に基づき、本発
明の実施の形態について説明する。先ず、図1及び図2
は遮光板を設けたルームミラーまわりを示す図で、乗用
車のフロントガラス1より上に位置する車内天井面の左
右には、運転席用サンバイザ2と助手席用サンバイザ3
が各々支持具4によって回動自在に軸支されており、両
サンバイザ2、3の間には後方を確認するためのルーム
ミラー5を取付部6を介して車内天井面に固定してい
る。
【0011】前記ルームミラー5はステー7端部の取付
部6を天井に固定すると共にミラー部の視認範囲を上下
左右に調整可能なように可動部8を設けている。また、
前記サンバイザ2、3は使用時に下方に回動させた際ル
ームミラー5と接触しないように切欠部9を設けてい
る。
【0012】図3は後述の遮光板を設けた前記ルームミ
ラー5の分解斜視図を示し、10は合成樹脂材料にて外
形をほぼルームミラー5と同じ寸法に形成した平面視矩
形状の第1の支持部材としての支持板で、一面側に断面
がクランク形状をした取付アングル11を2個設けてお
り、その取付部12にはルームミラー5に固定するため
のビス孔13を開設している。また、支持板10の他面
側は、大径部16と小径部17からなる円筒状の4個の
支持ピン18と1個の支持ピン19が一体に突設される
と共に下端中央部適所には支持片20とガイド片21と
から成る断面形状がほぼL字形状の一対のガイド22が
一体に突設される。また、前記各ガイド片21は所定間
隔をもって対向すると共に、前記各支持片20の外端部
には円筒状の固定ピン23が各々2個づつ所定間隔を存
して一体に突設されている。
【0013】尚、前記ルームミラー5の裏面には、前記
両取付アングル11の各ビス孔13と合致する位置に各
止着孔14が開設されている。
【0014】24、25は合成樹脂材料にて平面視略三
角形状を呈して左右対称に形成された左右の遮光板で、
その平面部適所には前記支持ピン18の大径部16より
やや大きめの寸法に設定した長孔形状の案内溝26、2
6がそれぞれ平行に開設されている。即ち、左右の遮光
板24、25には、それぞれ平行な案内溝26、26が
各々左右の側部上方に向けて形成されている。また、そ
の遮光板24、25の斜辺部分には、その板厚分の空間
を形成するように表面と裏面に対向して案内片27が一
体形成されており、その長手方向にスライド溝28が設
けられている。
【0015】29は合成樹脂材料にて形成した平面視略
T字状をした操作レバーで、下部には指での操作性を考
慮して摘みやすい形状とした操作つまみ30を形成する
と共に上部左右の両側には表面及び裏面に前記スライド
溝28内に移動自在に係合する円筒状のピン31、31
をそれぞれ形成している。また、操作レバー29の垂下
部32適所には前記支持ピン19の大径部16が移動自
在な係合溝33を設け、この係合溝33の下部は操作レ
バー29を最上位置に移動させた時にその位置で固定し
てロックできるように絞り部34を形成し、前記操作レ
バー29が上昇して前記支持ピン19が絞り部34を超
えたときにロックできるように形成されている。
【0016】35は合成樹脂材料にて形成した矩形状の
第2の支持部材としての支持板で、前記支持ピン18、
19の小径部17を圧入して固定するための5個の第1
圧入孔36及びガイド22の固定ピン23を圧入固定す
るための4個の第2圧入孔37が各々開設している。
【0017】本発明の構成は上記の通りであり、以下そ
の組立て方法について説明する。先ず、図6に示すよう
に操作レバー29の表面及び裏面にある各々のピン31
を遮光板24、25のスライド溝28内に嵌合する。そ
して、遮光板24、25の案内溝26に支持ピン18の
大径部16を挿入装着すると共に操作レバー29の係合
溝33内に支持ピン19の大径部16を挿入して装着す
る。この時、操作レバー29の垂下部32は左右のガイ
ド片21間に位置させる。この状態で、支持板35の第
1圧入孔36及び第2圧入孔37に支持ピン18、19
の小径部17及びガイド22の固定片23を各々圧入し
て装着することで支持板10と支持板35とをその間に
左右の遮光板24、25及び操作レバー29を介在させ
た状態で固定する。
【0018】そして、前記支持板10の取付部12のビ
ス孔13をルームミラー5の背面に設けた止着孔14に
合致させて、ビス15にて固定し、ルームミラー5を取
付部6を介して車内天井面に固定することで車内への取
付けが完了する。
【0019】次に、上記構成による動作について、特に
図4及び図5に基づいて説明する。図4は遮光板24、
25の未使用時の収納状態を示す図で、操作レバー29
はその垂下部32がガイド22、22のガイド片21、
21間に配置していることで左右への揺動が防止され、
上下方向にのみ操作できるようになっている。この操作
レバー29を下方に下げている状態では、支持ピン19
が係合溝33の上端に当接することで最下位置となる。
この時、各ピン31もスライド溝28内の下方位置にあ
るため左右の遮光板24、25も各案内溝26の上端に
各支持ピン18が当接した状態の低い位置にある。この
状態では、ルームミラー5の背面に遮光板24、25が
収納されているため、運転者からはミラー部しか見えな
い状態となっている。
【0020】次に、遮光板24、25使用時について、
図5に基づき説明する。操作つまみ30を上方に持上げ
ることで操作レバー29はその垂下部32がガイド2
2、22のガイド片21、21間を上方向に移動し、各
ピン31が各スライド溝28内を上方に移動することに
より、遮光板24、25の各案内溝26が支持ピン18
に案内されながら、該遮光板24、25が夫々斜め上方
に移動する。即ち、左の遮光板24は案内溝26の角度
である左斜め上方である略315度の方向に移動し、右
の遮光板25は案内溝26の角度である右斜め上方であ
る略45度の方向に移動して、ルームミラー5の上方及
び左右方向に遮光板24、25が出現して陽射しを遮光
する。従って、ルームミラー5と車内天井面との間、及
び該ルームミラー5と下方に回動した状態の各サンバイ
ザ2、3との間を塞ぎ、陽射しを遮光する。
【0021】また、操作レバー29の係合溝33を形成
する絞り部34より下方に支持ピン19の大径部16が
移動した時点で、操作レバー29はこの位置にロックさ
れ、この時のサンバイザ2、3と遮光板24、25との
併用状態は図2に示す通りであり、以上のように遮光板
24、25を使用することでサンバイザ2、3とルーム
ミラー5との隙間(上方及び側方)を遮光することがで
きる。
【0022】本発明は、上述の通りであり、ルームミラ
ー5の背面に上方及び側方に出没する遮光板を24、2
5を設け、該遮光板24、25は操作レバー29の操作
により前記運転席用サンバイザ2及び助手席用サンバイ
ザ3とルームミラー5との間の陽射しを遮光するように
構成したので、遮光時には非常に運転がし易くなると共
に遮光が不要な時には前記遮光板24、25をルームミ
ラー5の背部に収納することで運転時の視界の邪魔にな
らないので、運転し易く美観的にも優れている。また、
従来のように遮光時に別個のミラーを使用することで視
認範囲等の微調整等を行う必要が無く、ルームミラーの
視認範囲に影響を与えることのない、非常に使い易い遮
光板付きのルームミラーを提供することができる。
【0023】また、下部に操作つまみ30を設けると共
に上部にピン31を形成した操作レバー29と、該操作
レバー29の移動を案内するガイド22と、該ガイド2
2により案内されたレバー29の移動時に前記ピン31
がスライド溝28内を移動することでルームミラー5の
上方及び側方に出没する遮光板24、25と、該遮光板
24、25を支持すると共にルームミラー5の背面に取
付けるための支持部材10とから構成したので、簡単な
構成により遮光板24、25を使用したり収納したりす
ることができ、非常に使い易い遮光板付きのルームミラ
ーを提供することができる。
【0024】さらに、左右2枚の遮光板24、25で構
成したので、各々が斜め上方に移動することが可能とな
り、上方及び側方の遮光を可能とすることができる。ま
た、左右2枚に分割したことにより、未使用時にはルー
ムミラー5の背部に収納できるので美観が良く、違和感
の無い運転を行うことができる。
【0025】また、遮光板24、25はルームミラー5
の左右の斜め上方にスライドするようにしたので、ルー
ムミラー5の上方と側方を同時に遮光することができ、
運転席用サンバイザ2及び助手席用サンバイザ3とルー
ムミラー5との間の陽射しを遮光できる。
【0026】以上本発明の実施形態について説明した
が、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替
例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸
脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包
含するものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、使い易
く、前記運転席用サンバイザ及び助手席用サンバイザと
の間の陽射しを遮光できる遮光板付きのルームミラーを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮光板を収納時のルームミラーまわりの説明図
である。
【図2】遮光板を使用時のルームミラーまわりの説明図
である。
【図3】遮光板付きルームミラーの分解斜視図である。
【図4】支持板を外した遮光板の収納時の背面図であ
る。
【図5】支持板を外した遮光板の使用時の背面図であ
る。
【図6】操作レバーと遮光板との接続を説明する図であ
る。
【符号の説明】
2 運転席用サンバイザ 3 助手席用サンバイザ 5 ルームミラー 10 支持板 18、19 支持ピン 22 ガイド 24、25 遮光板 26 案内孔 28 スライド溝 29 操作レバー 30 操作つまみ 31 ピン 33 係合溝 35 支持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 慎二 群馬県太田市由良町330番地 しげる工業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席用サンバイザと助手席用サンバイ
    ザとの間に設けられたルームミラーにおいて、背面に上
    方及び側方に出没する遮光板を設け、操作レバーの操作
    による前記遮光板の上方及び側方への移動により前記運
    転席用サンバイザ及び助手席用サンバイザとの間の陽射
    しを遮光するように構成したことを特徴とするルームミ
    ラー。
  2. 【請求項2】 運転席用サンバイザと助手席用サンバイ
    ザとの間に設けられたルームミラーにおいて、下部に操
    作つまみを設けると共に上部にピンが形成された操作レ
    バーと、この操作レバーの移動を案内するガイドと、こ
    のガイドにより案内された前記操作レバーの移動時に前
    記ピンがスライド溝内を移動することで上方及び側方に
    出没する遮光板と、この遮光板を支持すると共にルーム
    ミラー本体の背面に取付けられる支持部材とから構成し
    たことを特徴とするルームミラー。
  3. 【請求項3】 前記遮光板は左右2枚で構成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のルームミラ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記遮光板は前記ルームミラー本体の左
    右の斜め上方に移動することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のルームミラー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116240A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用サンバイザー

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