JP2003290918A - 溶接h型鋼およびその製造方法 - Google Patents
溶接h型鋼およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003290918A JP2003290918A JP2002090862A JP2002090862A JP2003290918A JP 2003290918 A JP2003290918 A JP 2003290918A JP 2002090862 A JP2002090862 A JP 2002090862A JP 2002090862 A JP2002090862 A JP 2002090862A JP 2003290918 A JP2003290918 A JP 2003290918A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welded
- web
- section steel
- shaped
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
組み立てなどの施工作業を容易にすることができる溶接
H型鋼の提供する。 【解決手段】 帯状のウェブ12と、この上方および下
方の面にそれぞれ本溶接される上フランジ10および下
フランジ11とを備える断面H型柱状に形成された溶接
H型鋼1において、ウェブ12および上下フランジ1
0、11の長手方向に対して略垂直なH型の両端面14
が仕上加工により形成されるようになしてある。
Description
造部材として鉄骨構造若しくは鉄骨鉄筋コンクリート構
造の柱、または梁などに使用される溶接H型鋼に関す
る。
れるもの(圧延H型鋼)と鋼帯から切り出したウェブと
フランジとを溶接接合して製造されるもの(溶接H型
鋼)がある。これらのH型鋼のうち、圧延H型鋼の寸法
およびその許容差についてはJIS規格(日本工業標準
規格)に定められているが、溶接H型鋼の寸法およびそ
の許容差についてはJIS規格に規定されていない。そ
こで、溶接H型鋼の製造者は、通常、JIS規格に準拠
して、溶接H型鋼の寸法およびその許容差を定めてい
る。
規格では、圧延H型鋼の両端面(裁断加工面)の長手方
向に対する直角度などの許容差を粗く設定しているの
で、JIS規格の寸法許容差に準拠して製造された溶接
H型鋼は、現場において建築構造部材などの梁としてそ
のまま組み付けることができない場合がある。そのた
め、その両端面の再加工または組み付ける方向の修正な
どをその現場で行う必要がある。その結果、施工作業が
遅延し、さらにはコストアップになる虞がある。
ものであり、極めて仕上げ寸法精度が高く、現場におけ
る組み立てなどの施工作業を容易にすることができる溶
接H型鋼の提供することを目的とする。
解決するために、帯状のウェブと、この上方および下方
の面にそれぞれ溶接される上フランジおよび下フランジ
とを備える断面H型柱状に形成された溶接H型鋼におい
て、ウェブおよび上下フランジの長手方向に対して略垂
直なH型の両端面が仕上加工により形成されることを特
徴とする。
の両端面がウェブおよび上下フランジの長手方向に対し
て略垂直に加工されているので、溶接H型鋼の長さおよ
び長手方向に対する直角度に対する誤差を小さくするこ
とができる。また、このような処理をした複数の溶接H
型鋼を梁および柱などの建築構造部材として鉄骨構造物
に用いることにより、現場において溶接H型鋼の長手方
向の両端面を再加工せずにそのまま接合することができ
る。さらには、上記のような処理をした溶接H型鋼の端
面同士を合わせるのみで所定の寸法および水平度を得る
ことができるので、これらの相互位置関係を調整しなく
てよい。その結果、溶接H型鋼の組み立て時間を短縮す
ることができる。
それぞれ本溶接される部分に完全溶込み溶接部を形成し
てもよい。これにより、ウェブと各フランジとの連結強
度を大きくすることができる。
ジ、および帯状の下フランジを所定の寸法に裁断加工す
る第1工程と、下フランジの一側の面にウェブの一側の
面を載置し断面逆T型になるように仮溶接により固定す
る第2工程と、その後上フランジの一側の面にウェブの
他側の面を載置し全体として断面H型になるように仮溶
接により固定する第3工程と、ウェブと上フランジとか
ら形成される断面T型およびウェブと下フランジとから
形成される断面逆T型の両隅を長手方向に沿ってそれぞ
れ本溶接し、ウェブと各フランジとを一体として形成す
る第4工程とを有する溶接H型鋼の製造方法において、
第4工程は、一体形成された溶接H型鋼の長手方向の両
端部をウェブおよび上下フランジの長手方向に対して略
垂直に裁断加工する工程をさらに含むことを特徴とす
る。
型鋼の長手方向の両端部を長手方向に対して略垂直に裁
断加工するので、溶接H型鋼の長手方向の長さおよび裁
断加工された両端面の長手方向に対する直角度に対する
精度をそれぞれ高くすることができる。
ウェブを所定の寸法に裁断加工した後、ウェブの各フラ
ンジと本溶接される側の角部を長手方向に沿って面取加
工する工程をさらに備えてもよい。このように、ウェブ
と各フランジとを本溶接される前に、ウェブの各フラン
ジと本溶接される側の面取加工を行うことにより、ウェ
ブを各フランジとが完全溶込み溶接され、ウェブと各フ
ランジとが溶接金属を介して完全に連結させることがで
きる。特に、ウェブの板厚が19mm以上の場合には、
ウェブの面取加工を行うことにより、ウェブおよび各フ
ランジとの接合面が溶接のアーク(電弧)に直接接触す
るので、ウェブおよび各フランジとの接合面を溶融状態
にすることができる。これにより、ウェブと各フランジ
との完全溶込み溶接を確実に行うことができる。その結
果、ウェブと各フランジの連結強度が向上する。
と各フランジの接合部分が共に溶融され、溶接金属を介
して金属組織学的に接合される溶接をいう。
分に得られるのであれば、部分溶込み溶接を使用しても
構わない。ここで、「部分溶込み溶接」とは、ウェブと
各フランジとの接合面の一部が溶融し、溶接金属を介し
て接合する溶接をいう。
ウェブと各フランジとが全体として断面H型になるよう
に固定された後、その長手方向の両端面であってウェブ
と上下フランジとから形成されるT型および逆T型の部
分に、該部分が長手方向に延設されるように断面T型お
よび逆T型の帯状のエンドタブがそれぞれ取り付けられ
る工程をさらに備えてもよい。
一隅から本溶接を開始し、これに連続したウェブと上フ
ランジまたは下フランジとの一隅を本溶接し、これに連
続した他側のエンドタブの一隅を本溶接して完了する。
さらに、残りの3つの隅部についても本溶接を行い、全
ての本溶接が完了した後、ウェブおよび各フランジの長
手方向の両端の一部とともに全てのエンドタブを裁断加
工する。このようにエンドタブをウェブおよび各フラン
ジに延設し、エンドタブを含めて本溶接することによ
り、本溶接の開始部分と終了部分とに発生しやすい溶接
不良の発生を防止することができる。
フランジとに取り付ける工程を備えているが、本発明に
係る溶接H型鋼のサイズが小さい場合にはエンドタブを
設けなくてもよい。すなわち、溶接不良が発生しやすい
溶接H型鋼の長手方向の両端部を直接裁断加工すること
により溶接不良の発生を防止することができる。併せ
て、溶接H型鋼の長手方向の両端面を長手方向に略垂直
にすることもできる。
本溶接の際に使用するフラックスを予め乾燥させる工程
を含むこともできる。
燥することにより、水分中の水素分子による溶接不良の
発生を防止することができる。ここで、「フラックス」
とは、ガラス系の粉末であり、溶接時、溶接金属などの
酸化を防止する。
それぞれ本溶接され断面H型に形成された後、これらの
構成部材に生じた溶接歪みを矯正する第5工程をさらに
備えることもできる。
れぞれ本溶接され断面H型に形成された後、これらの構
成部材に生じた溶接歪みを矯正することにより、各フラ
ンジとウェブとの取り付け角度を一層正確に垂直にする
ことができる。具体的には、プレス矯正機、または点加
熱法および線加熱法を用いて溶接歪みの矯正が行われ、
寸法精度の高い溶接H型鋼を製造することができる。そ
の結果、該溶接H型鋼は、梁および柱などの構造部材と
してそのまま鉄骨構造物に用いることができる。
る溶接H型鋼の実施の形態について説明する。
である。なお、説明の都合上、図1の矢符が示す上下方
向、前後方向および左右方向をそれぞれ上下方、前後
方、左右方と称する。また、前後方向を長手方向と称す
る。
ランジ10、帯状の下フランジ11、および帯状のウェ
ブ12を備えており、該ウェブ12の上方および下方の
面に上フランジ10の下面および下フランジ11の上面
をそれぞれ本溶接することによって全体としてH型の断
面を形成している。また、溶接H型鋼1の前方および後
方の端面14は、長手方向に対して正確な垂直面となっ
ている(その直角度は、1.5mm以下)。この端面1
4は、後述するように、例えば、帯鋸盤を用いた機械加
工により形成することができる。
ランジ11の上面の左右方向の略中央部に当接され、前
方視逆T型の断面を形成している。ウェブ12と下フラ
ンジ11とから形成される逆T型の左右の隅部には、こ
れらの長手方向の全長に亘って溶接部13が形成され、
該溶接部13がウェブ12と下フランジ11とを接合し
ている。同様に、ウェブ12の上面には、上フランジ1
0の下面の左右方向の略中央部に当接され、前方視T型
の断面を形成している。そして、ウェブ12と上フラン
ジ10とから形成されるT型の左右の隅部には、これら
の長手方向の全長に亘って溶接部13が形成され、該溶
接部13が、ウェブ12と下フランジ11とを接合して
いる。
度が高い。特に、端面14の直角度が非常に高い。従っ
て、これを現場において建築用構造部材などに使用する
とき、再加工を要せずそのまま使用することができる。
また、複数の溶接H型鋼1を柱または梁として接合する
場合、これらの端面同士を接合することにより柱または
梁の真直度または水平度が容易に得られる。
いて図2に基づいて説明する。
(a)に示す所定の寸法のウェブ12が裁断加工され
る。
12の上下方の面と左右方の面とから形成される角部が
面取加工される。これにより、ウェブ12の上部および
下部に開先部12aが形成される。例えば、図1に示し
たウェブ12の板厚t1が19mm以上の場合、ウェブ
12の上部の開先部12aは、右上方の前記角部の頂点
から左方に1/3t1と右上方の前記角部の頂点から下
方に1/3t1とを直線的に前記角部を面取加工し、同
様に左上方の前記角部も面取り加工することにより形成
される。同様にウェブ12の下部の前記角部についても
面取加工されることによりウェブ12の下部の開先部1
2aが形成される。このように、開先部12aを付すこ
とにより、後述の本溶接において完全溶込み溶接を容易
に行うことができる。なお、ここでは、ウェブ12に開
先部12aを付す場合について示しているが、図1に示
した板厚t1または溶接方法によっては、ウェブ12に
開先部12aを設けなくてもよい。さらに、ここでは板
厚19mmを基準としているが、該基準は溶接方法など
により変更することも可能である。
部は、下フランジ11の上面の略中央部に前方視逆T型
に載置され、ウェブ12の下部と下フランジ11の上面
とから形成される左右方の隅部が長手方向に数カ所仮溶
接され、ウェブ12の下部が下フランジ11の上面に固
定される。なお、仮溶接の熱影響によりウェブ12と下
フランジ11とが歪まないようにするため、ウェブ12
の下部と下フランジ11の上面とが仮溶接された仮溶接
部13aは、長手方向に一定間隔で配されている。この
状態を図2(c)が示している。このようにすることに
より、前記隅部の長手方向全体を本溶接する前に、ウェ
ブ12と下フランジ11との直角度および接合する位置
などを調整することができる。
1の上面に固定されたものの上下が反転された後、ウェ
ブ12の上部が下方に向いて予め準備してある上フラン
ジ10の上面の略中央部に載置され、ウェブ12と各フ
ランジ10、11とが全体として前方視H型に形成され
る。その後、ウェブ12の上部と上フランジ10とから
形成される左右方の隅部が長手方向に数カ所仮溶接さ
れ、ウェブ12の上部が上フランジ11の上面に固定さ
れる。これにより、仮溶接状態の溶接H型鋼1が形成さ
れる。この状態を図2(d)が示している。
よび後方の端面の上部および下部には、T型または逆T
型の端面が形成されており、これらの端面に、帯状のフ
ランジ用タブ15と帯状のウェブ用タブ16から形成さ
れるT型または逆T型のエンドタブ17がそれぞれ延設
される。その状態を図2(e)が示している。具体的に
は、まず、上フランジ10にフランジ用タブ15が連続
した面を形成するように延設され、該フランジ用タブ1
5の上面に載置されウェブ12から延設されるようにウ
ェブ用タブ16がウェブ12およびフランジ用タブ15
に仮溶接される。なお、各タブ15、16の板厚は、本
溶接時の熱の伝導等を配慮してウェブ12の板厚と同等
であるが、各タブのその他の寸法は本溶接に特に影響を
与えないので、取り扱い容易なサイズに定められてい
る。例えば、幅200mm、奥行き200mmの板状体
が使用される。従って、各タブ15、16のサイズは、
ウェブ12および各フランジ10、11のサイズには依
存しない。
接H型鋼1のT型または逆T型の端面に取り付けられた
後、エンドタブ17の右方の隅部の前方端部から本溶接
が開始され、ウェブ12下部と上フランジ10の上面と
から形成される右方の隅部を前方から後方に向けて本溶
接され、さらに、仮溶接状態の溶接H型鋼1の後方端面
に取り付けられたエンドタブ17(図示せず)の右方の
隅部を本溶接する。これにより、ウェブ12下部と上フ
ランジ10の上面との右方の隅部に溶接部13が形成さ
れる。同様に、残りのウェブ12と上下フランジとから
形成される隅部も本溶接される。この場合の本溶接にお
いて、ウェブ12とこれに当接する各フランジ10、1
1との接合面は共に溶融し、溶接金属を介して金属組織
学的に接合される完全溶込み溶接が行われることが望ま
しい。これにより、ウェブ12と各フランジ10、11
の連結強度を高くすることができる。但し、ウェブ12
と各フランジ10、11との接合強度が十分得られるの
で有れば、部分溶け込み溶接としても構わない。
サブマージアーク溶接などが使用される。また、図2
(e)では示していないが、溶接不良が起こらないよう
に溶接棒およびフラックスが鉛直下方に向けて本溶接で
きるように仮溶接溶接H型鋼1を傾けてもよい。さら
に、水分による溶接不良を防止する観点からフラックス
は予め乾燥したものを使用することが望ましい。
型鋼1の長手方向の両端面にエンドタブ17を取り付け
た後、ウェブ12と各フランジ10、11とを本溶接し
ているが、溶接不良を防止することができるので有れば
特にこの方法に限定するものではない。例えば、仮溶接
状態の溶接H型鋼1のサイズが小さい場合には、サイズ
の大きな溶接H型鋼に比べて裁断加工量が少ないので、
仮溶接状態の溶接H型鋼1の両端面にエンドタブ17を
取り付けず、その長手方向の両端部を厚く裁断加工する
こともできる。
接歪みにより、ウェブ12が各フランジ10、11に対
して傾いた状態に、または各フランジ10、11が断面
視傘折れ状態になる場合がある。そこで、上記の本溶接
が完了した後、溶接H型鋼1の溶接歪みを除去するた
め、プレス矯正機、または点加熱法および線状加熱法を
用いて溶接H型鋼1の形状を矯正する。
2(f)に示すように、溶接H型鋼1を右方に倒し、両
フランジ10、11の外側の面をプレス(図示せず)な
どで押圧し固定する。その後、図2(g)中の一点鎖線
が示すように、溶接H型鋼1の両端部CU−CUをウェ
ブ12の中心CL−CLに対して略垂直に裁断加工す
る。ここで、図2(g)は、図2(f)に示す溶接H型
鋼1を右側から視た側面図である。なお、溶接H型鋼1
の両端部CU−CUの裁断加工に際して、帯鋸盤、ガス
裁断加工機、レーザ裁断加工機またはウオータジェット
裁断加工機などを使用することができる。
H型鋼1を長手方向に対して所定の長さに複数分割する
こともできる。この際、溶接H型鋼1の分割面は、上記
と同様、ウェブ12の中心CL−CLに対して略垂直に
裁断加工される。その結果、長手方向の長さの異なる複
数の略同じ断面形状を有する溶接H型鋼1を製作する
際、エンドタブ17をそれぞれの長手方向の長さに対応
する溶接H型鋼1の両端面に取り付けなくてもよい。こ
れにより、溶接H型鋼1を製作する際のエンドタブ17
の取り付けおよび裁断工程が省略され、製作工程が短縮
するとともに溶接不良などの発生を防ぎ高い品質を維持
することができる。
鋼1の長手方向の両端部が裁断加工されることにより長
手方向に対して略垂直な両端面14を製造することがで
きる。また、溶接歪みの矯正を行うことにより、図1に
示した高さH、長さL、および幅Wの寸法精度の高い溶
接H型鋼1を製造することができる。
手方向に対して略垂直に裁断加工して長手方向に対して
略垂直な両端面を形成することにより、極めて高い仕上
寸法精度を得ることができる。その結果、現場における
組み立てなどの施工作業を容易にすることができる。
程図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 帯状のウェブと、この上方および下方の
面にそれぞれ溶接される上フランジおよび下フランジと
を備える断面H型柱状に形成された溶接H型鋼におい
て、 前記ウェブおよび前記上下フランジの長手方向に対して
略垂直なH型の両端面が仕上加工により形成されること
を特徴とする溶接H型鋼。 - 【請求項2】 請求項1記載の溶接H型鋼において、 前記ウェブと各フランジとがそれぞれ本溶接される部分
に完全溶込み溶接部が形成されていることを特徴とする
溶接H型鋼。 - 【請求項3】 帯状のウェブ、帯状の上フランジ、およ
び帯状の下フランジを所定の寸法に裁断加工する第1工
程と、 前記下フランジの一側の面に前記ウェブの一側の面を載
置し断面逆T型になるように仮溶接により固定する第2
工程と、 その後前記上フランジの一側の面に前記ウェブの他側の
面を載置し全体として断面H型になるように仮溶接によ
り固定する第3工程と、 前記ウェブと前記上フランジとから形成される断面T型
および前記ウェブと前記下フランジとから形成される断
面逆T型の両隅を長手方向に沿ってそれぞれ本溶接し、
前記ウェブと各フランジとを一体として形成する第4工
程とを有する溶接H型鋼の製造方法において、 前記第4工程は、前記一体形成された溶接H型鋼の長手
方向の両端部を前記ウェブおよび前記上下フランジの長
手方向に対して略垂直に裁断加工する工程をさらに含む
ことを特徴とする溶接H型鋼の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の溶接H型鋼の製造方法に
おいて、 前記第1工程は、前記ウェブを所定の寸法に裁断加工し
た後、前記ウェブの各フランジと本溶接される側の角部
を長手方向に沿って面取加工する工程をさらに備えるこ
とを特徴とする溶接H型鋼の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3または4のいずれかに記載の溶
接H型鋼の製造方法において、 前記第3工程は、前記ウェブと各フランジとが全体とし
て断面H型になるように固定された後、その長手方向の
両端面であって前記ウェブと上下フランジとから形成さ
れるT型および逆T型の部分に、該部分が長手方向に延
設されるように断面T型および逆T型の帯状のエンドタ
ブがそれぞれ取り付けられる工程をさらに備えることを
特徴とする溶接H型鋼の製造方法。 - 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の溶接
H型鋼の製造方法において、 前記第4工程は、本溶接の際に使用するフラックスを予
め乾燥させる工程を含むことを特徴とする溶接H型鋼の
製造方法。 - 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の溶接
H型鋼の製造方法において、 前記ウェブと各フランジとがそれぞれ本溶接され断面H
型に形成された後、これらの構成部材に生じた溶接歪み
を矯正する第5工程をさらに備えることを特徴とする溶
接H型鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090862A JP3598298B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 溶接h型鋼およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090862A JP3598298B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 溶接h型鋼およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003290918A true JP2003290918A (ja) | 2003-10-14 |
JP3598298B2 JP3598298B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=29236098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090862A Expired - Lifetime JP3598298B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 溶接h型鋼およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3598298B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104625340A (zh) * | 2013-11-07 | 2015-05-20 | 上海宝冶集团有限公司 | 一种高强度小尺寸h型钢的手工焊接方法 |
WO2018012495A1 (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 新日鐵住金株式会社 | 柱梁接合構造 |
CN109048172A (zh) * | 2018-10-10 | 2018-12-21 | 中铁宝桥集团有限公司 | 一种钢桥梁曲线工型杆件制作组装装置及其制作组装方法 |
CN113953768A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-01-21 | 上海外高桥造船有限公司 | 钻台bop吊梁装配方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106475700A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-03-08 | 中国二冶集团有限公司 | 一种梭形屋面梁的制作方法 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090862A patent/JP3598298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104625340A (zh) * | 2013-11-07 | 2015-05-20 | 上海宝冶集团有限公司 | 一种高强度小尺寸h型钢的手工焊接方法 |
WO2018012495A1 (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | 新日鐵住金株式会社 | 柱梁接合構造 |
CN109048172A (zh) * | 2018-10-10 | 2018-12-21 | 中铁宝桥集团有限公司 | 一种钢桥梁曲线工型杆件制作组装装置及其制作组装方法 |
CN113953768A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-01-21 | 上海外高桥造船有限公司 | 钻台bop吊梁装配方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3598298B2 (ja) | 2004-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3598298B2 (ja) | 溶接h型鋼およびその製造方法 | |
JP3457289B2 (ja) | レーザ溶接とtig溶接またはmig溶接との組合せによる厚板溶接方法 | |
JP5090132B2 (ja) | 接合製品の製造方法及び接合構造 | |
JP2008014407A (ja) | 溶接構造品の製作方法 | |
JP2003025094A (ja) | 押出形材の接合構造およびこれを用いたフレーム組立製品 | |
US5082166A (en) | Connector beam joining method | |
JPH0999388A (ja) | 建築構造用コラムの仕口部材に使用するブラケット及びその製作方法並びに複数の仕口部材を備えた建築構造用コラム及び同コラムの製作方法並びに建築構造用コラムの仕口部材と梁部材との接続方法及び建築構造用主梁部材への梁部材の接続方法 | |
JPH106071A (ja) | 鋼板構成品の溶接方法及び溶接構造物 | |
JPH05177373A (ja) | レーザによるt形溶接方法 | |
JP2024065135A (ja) | 箱形断面柱とh形鋼梁の接合構造および接合構造の製造方法 | |
WO2017090400A1 (ja) | H形鋼の継手構造およびh形鋼の接合方法 | |
JP2588835B2 (ja) | タブ付き裏当板 | |
JPH1024394A (ja) | 縦骨材付きパネル及び縦骨材付きパネルの連結接合部並びにその連結接合部を有する縦骨材付きパネルの連結接合体 | |
JPH06106235A (ja) | 角鋼管柱の製造方法 | |
JP4626987B2 (ja) | 接合用部材 | |
JP3079333B2 (ja) | 外ダイアフラム付鋼管柱の製造方法 | |
JP3801586B2 (ja) | 角形鋼管柱の製造方法 | |
JP3079332B2 (ja) | 鋼管柱の外ダイアフラム取付け方法 | |
JPH02279457A (ja) | 車両の構体ブロック製作方法および構体構造 | |
JPH10258360A (ja) | 溶接接合フレーム、その接合用部材及び接合方法 | |
JPH04135062A (ja) | 箱形柱状物の角部溶接方法 | |
JP2555712Y2 (ja) | 角形鋼管柱とはりの接合部 | |
JP2002021197A (ja) | Rc造の構造体における接合端部と躯体構造 | |
JPH04284969A (ja) | コラム柱の製造方法 | |
JP4626988B2 (ja) | フレーム形材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3598298 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |