JP2003290491A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003290491A
JP2003290491A JP2002099904A JP2002099904A JP2003290491A JP 2003290491 A JP2003290491 A JP 2003290491A JP 2002099904 A JP2002099904 A JP 2002099904A JP 2002099904 A JP2002099904 A JP 2002099904A JP 2003290491 A JP2003290491 A JP 2003290491A
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Hideki Morita
秀樹 森田
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他の遊技制御を犠牲にすることなく可変入賞
装置を個性的に制御できる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技者に有利な第1状態と不利な第2状
態に変換制御可能な可変入賞装置を備えた遊技機におい
て、主制御基板1から受信した普通電動役物作動開始コ
マンドに基づいて、可変入賞装置を変換制御する電動役
物制御基板6を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機などの遊技機
に関し、特に、可変入賞装置の斬新な動作を可能にした
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技球
の通過を検知する普通図柄始動ゲートと、普通図柄始動
ゲートの検知動作に対応して普通図柄の変動を開始させ
る普通図柄表示部と、普通図柄表示部の表示結果として
当り図柄が揃って表示されると所定時間開放される特別
図柄始動口と、特別図柄始動口に遊技球が入賞すると賞
球が払出しに合わせて特別図柄の変動を開始させる特別
図柄表示部と、特別図柄表示部の表示結果が大当り図柄
で揃って表示されると大当りゲームとして開閉板が開閉
駆動される大入賞口などを備えて構成されている。
【0003】なお、普通図柄表示部の停止表示状態で、
当り図柄を揃えて表示させるか否か、及び、特別図柄表
示部の停止表示状態で、大当り図柄を揃えて表示させる
か否かは、当り抽選や大当り抽選によってランダムに決
定されている。
【0004】また、大当り抽選に当選した場合には、更
に図柄抽選処理を行い、どの図柄を停止させるかを決定
している。そして、特別図柄の中で特に選択された特定
の図柄に当選した場合には、いわゆる確変状態となり、
大当りゲーム終了後の大当り抽選の当選確率が向上する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように特別図柄
始動口や大入賞口などの可変入賞装置を備えた遊技機で
は、可変入賞装置に遊技媒体を入賞させることが利益状
態に向けた動作の開始であると考えることもでき、した
がって、可変入賞装置が開放されているか否かは、遊技
者にとって重大な関心事となる。
【0006】しかしながら、従来の遊技機では可変入賞
装置の開閉動作パターンの種類が少なく、遊技者によっ
ては遊技に飽きてしまうという問題点があった。ここで
単純に開閉動作パターンの種類を多彩にしようとした
り、又は飽きのこないように遊技演出に趣向をこらそう
とすると、限られた時間内に複雑な処理をしている遊技
機本来の制御動作に支障をきたすおそれがある。なお、
このような問題は、弾球遊技機に固有の問題ではなく、
入賞装置の状態が遊技者に有利な状態と不利な状態に切
換わる遊技機一般に成立する。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、可変入賞装置の開閉動作パターンの
種類を多彩にすることが可能で、かつ他の遊技制御を犠
牲にすることのない遊技機を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る遊技機は、遊技者に有利な第1状態
と不利な第2状態に変換制御可能な可変入賞装置を備え
た遊技機において、他の制御部から受信した制御コマン
ドに基づいて、前記可変入賞装置を変換制御する変換制
御部を設けている。
【0009】好ましくは、遊技者に有利な利益状態を発
生させるか否かを抽選する抽選手段と、この抽選結果に
基づいた制御コマンドを送信する送信手段とを設けた遊
技制御基板と、前記変換制御部を有するサブ制御基板と
を別々に設けている。また、前記可変入賞装置を第1状
態と第2状態とに変換制御する制御パターンを複数種類
記憶するパターン記憶部と、前記パターン記憶部から所
定の制御パターンを選択するパターン選択手段とを前記
変換制御部に備え、前記変換制御部が、前記選択された
制御パターンに従って前記可変入賞装置を第1状態と第
2状態とに変換制御するのも好適である。
【0010】また、前記パターン選択手段は、前記制御
コマンドに従って、前記パターン記憶部から所定の制御
パターンを選択するのが好適である。また、乱数値を発
生可能な乱数発生手段を前記サブ制御基板に設け、前記
乱数値に従って、前記パターン選択手段が前記パターン
記憶部から所定の制御パターンを選択するのも好適であ
る。
【0011】その他、前記制御コマンドに基づく情報を
記憶する情報記憶部と、情報記憶部に記憶された情報を
基に動作状態を判定する遊技状態判定手段とを設け、前
記遊技状態判定手段の判定結果に基づいて、前記パター
ン選択手段が作動するのでも良い。実施例の場合には、
サブ制御基板の受信バッファに記憶された制御コマンド
に基づいて、遊技機の動作状態が確変状態か否かを判定
し、その判定結果に基づいて可変入賞装置の制御パター
ン(開閉パターン)を決定している。
【0012】更に、遊技者が操作可能な操作部と、前記
操作部の動作を検出する検出手段とを設け、前記検出手
段の作動に基づいて、前記パターン選択手段が作動する
構成も好適である。例えば、実施例で説明する停留装置
に対する遊技者の操作に基づいて、パターン記憶部から
所定の制御パターンを選択する構成が考えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機を実施例に
基づいて更に詳細に説明する。図1は、実施例に係るパ
チンコ機の全体構成を図示したブロック図である。
【0014】図示のパチンコ機は、遊技動作を中心的に
制御する主制御基板1と、特別図柄や普通図柄の表示と
変動動作を制御する図柄制御基板2と、音声的な遊技演
出動作を制御する音声制御基板3と、ランプ類の点滅動
作を制御するランプ制御基板4と、遊技球を払出す払出
装置の動作を制御する払出制御基板5と、遊技球の発射
制御をおこなう発射制御基板7と、電動役物制御基板6
と、AC24Vを受けて装置各部に直流電圧を供給する
電源基板9とを中心に構成されている。表示装置8に
は、普通図柄表示部39と特別図柄表示部Da〜Dcと
が設けられ、普通図柄表示部39は、2種類の図柄
(A,B)を変動表示するよう構成されている。
【0015】なお、この実施例の構成とは異なり、複数
の装置の制御を担当する複合制御基板を備えても良く、
この場合には、CPUの個数の減少などによってコス
トダウンに貢献できる、複数装置の動作を正確に同期
させることにより迫力ある演出を実現できる、主制御
基板から送信する制御コマンド数を減らすことが可能と
なり主制御基板の負荷の低減されるなどの効果が発揮さ
れる。複合制御基板としては、ランプ類の点滅動作と音
声的な遊技演出の動作とを制御する音声ランプ制御基
板、ランプ類の点滅動作と特別図柄及び/又は普通図柄
の表示や変動動作を制御するランプ図柄制御基板、音声
的な遊技演出の動作と特別図柄及び/又は普通図柄の表
示や変動動作を制御する音声図柄制御基板、音声的な遊
技演出の動作とランプ類の点滅動作と特別図柄及び/又
は普通図柄の表示や変動動作を制御する演出制御基板な
どが例示される。
【0016】なお、本明細書では、音声制御基板3、ラ
ンプ制御基板4、図柄制御基板2の他、音声ランプ制御
基板、ランプ図柄制御基板、音声図柄制御基板、演出制
御基板などをサブ制御基板と呼ぶが、これらサブ制御基
板の何れかに、遊技球を払出す払出装置の動作制御部を
設けても良い。
【0017】電動役物制御基板6は、電動チューリップ
及び大入賞口の動作を制御する部分であり、具体的に
は、ソレノイド6aをON/OFF制御して電動チュー
リップを開閉すると共に、電動チューリップの開閉動作
を演出する電飾ランプ6bを点滅制御している。また、
ソレノイド6cをON/OFF制御して大入賞口を開閉
すると共に、大入賞口の開閉動作を演出する電飾ランプ
6dを点滅制御している。ここで、電動チューリップと
その電飾ランプ6b、及び、大入賞口とその電飾ランプ
6dは、遊技盤に固定される取付基板に設けられてい
る。
【0018】なお、電動チューリップや大入賞口を開閉
させるステッピングモータを設け、それを電動役物制御
基板6から制御しても良い。このような構成の場合、開
状態における角度や開閉動作の速度を複数段階に設定可
能になり、開状態における角度や開閉動作の速度の違い
により遊技者に有利又は不利な状態を構成できる。
【0019】以上のような機能を果たす電動役物制御基
板6は基板ケースに収納されている。ここで、基板ケー
スは、第1ケース体と、この第1ケース体に開閉自在に
装着された第2ケース体と、第1ケース体と第2ケース
体とを離脱不能状態に係合する係合部(例えば、封止ピ
ン、1方向ネジ)と、その離脱不能状態を解除する解除
部(例えば切断部)とから構成されている。
【0020】本実施例の電動役物制御基板6は、電動チ
ューリップや大入賞口である可変入賞装置の動作を制御
するよう構成されているが、可変入賞装置の一部のみに
ついて動作制御するように構成しても十分に主制御基板
の制御負荷低減に寄与できる。また、遊技球の停留装
置の制御処理、この停留装置に関する遊技者操作の検
出処理、大入賞口に係る特定領域の開閉処理、前記
特定領域に遊技球を誘導する誘導部材の制御処理などを
電動役物制御基板6で行っても良く、この場合にも主制
御基板1の制御負荷を上げずに多様なゲーム性を持った
遊技機を構成できる。ここで停留装置とは、遊技盤面上
に設けられた遊技装置であって、遊技球を一時停留さ
せ、遊技者操作に応じてその遊技球の停留を解除できる
ものである。
【0021】またこの実施例では、特別図柄始動口を電
動チューリップによって開放又は拡大しているが、この
構成に代えて、手前方向に開閉動作する扉部材などでも
良い。逆に、大入賞口を電動チューリップで開閉動作さ
せて良いのは勿論であり、電飾ランプ6b、6dの点滅
制御を別のサブ制御基板から行っても良い。
【0022】主制御基板1、図柄制御基板2、音声制御
基板3、ランプ制御基板4、払出制御基板5、及び電動
役物制御基板6は、それぞれワンチップマイコンを備え
るコンピュータ回路で構成されており、サブ制御基板2
〜6は、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて個
別的な制御動作を実現している。また、電動役物制御基
板6は、電動チューリップ及び大入賞口の開閉動作に関
する報知コマンドを出力するよう構成されている。すな
わち、電動役物制御基板6は、図柄制御基板2、音声制
御基板3、及びランプ制御基板4とも接続されており、
前記各サブ制御基板2〜4では、電動役物制御基板6か
らの報知コマンドに基づいて、適宜な図柄演出や音声演
出を実行している。
【0023】なお、音声ランプ制御基板、ランプ図柄制
御基板、音声図柄制御基板、演出制御基板などもサブ制
御基板として、図柄制御基板2、音声制御基板3、ラン
プ制御基板4のいずれかと置換えても良いのは前述の通
りである。また、電動役物制御基板6を、図柄制御基板
2、音声制御基板3、及びランプ制御基板4とは接続し
なくても良い。また、電動チューリップと大入賞口の開
閉動作を、主制御基板1からの制御コマンドに基づいて
サブ制御基板2,3,4が行うようにしても良い。
【0024】図2は、電動役物制御基板6の回路構成を
示すブロック図である。電動役物制御基板6は、ワンチ
ップマイコン60とその付属回路とで構成され、ワンチ
ップマイコンは、CPUコア60aと、RAM(random
access memory)60bと、ROM(read only memory)6
0cと、主制御基板1から制御コマンドを受ける入力ポ
ート60dと、ランプ駆動信号やソレノイドON/OF
F信号や報知コマンドを出力する出力ポート60eとで
構成されている。
【0025】図3は、主制御基板1の制御プログラムの
うち、タイマ割込み処理プログラム(TIMER INT)を示す
フローチャートである。このタイマ割込み処理が所定時
間毎に起動されることによって、遊技機の中心的な遊技
制御が実質的に全て実行されることになる。以下、図3
のフローチャートに従って説明する。
【0026】CPUに割込みがかかると、先ず、各レジ
スタの内容がスタック領域に退避された後(S1)、乱
数作成処理が行なわれる(S2)。この乱数作成処理に
は、普通図柄処理S9や特別図柄処理S12における抽
選動作で使用される当り用カウンタRGや大当たり用カ
ウンタCTの更新処理を含んでいる。なお、普通図柄処
理S9では、表示装置8における変動動作を規定する変
動パターンや、その後の停止状態で表示する当り図柄や
ハズレ図柄も決定するが、乱数生成処理S2には、当り
図柄を決定する図柄カウンタZU Hの更新も含んでいる。
【0027】一方、ハズレ図柄を決定する図柄カウンタ
ZU Nは、割込み処理のために中断されるメインルーチン
において無限ループ状に更新されている。図柄カウンタ
ZU H、ZU Nはともに1ビットのカウンタであり、これら
図柄カウンタの値に基づいて、2つの普通図柄A,Bの
4つの組合せ(A−A、A−B、B−A、B−B)の何
れかが特定されることになる。なお、3つ以上の複数種
類の普通図柄を備える場合には、それに合わせて図柄カ
ウンタは複数ビットにより構成される。
【0028】乱数作成処理S2が終わると、各種の遊技
動作の時間を管理しているタイマについて、その減算処
理が行なわれた後(S3)、図柄始動口やゲート部38
の検出スイッチを含む各種スイッチ類の信号が入力され
記憶される(S4)。なお、ステップS3の処理で減算
される各タイマは、エラー検出、普通図柄の変動時間、
特別図柄の変動時間、普通図柄の停止時間、特別図柄の
停止時間、普通電動役物の作動時間、特別図柄の作動時
間、遊技演出などの管理を行うためのものである。
【0029】続いて、この段階で生成されている制御コ
マンドをサブ制御基板に伝送した後(S5)、エラー管
理処理が行われる(S6)。エラー管理処理は、遊技球
の補給が停止したり、遊技球が詰まっていないかなど、
機器内部に異常が生じていないかの判定である。次に、
盤面上の入賞口などに設けた各種スイッチ類からの入力
信号に基づき賞球数の算出を行い、払出制御基板向けの
制御コマンドを作成した後(S7)、上記の各処理で生
成されている制御コマンドを該当するサブ制御基板に伝
送する(S8)。
【0030】次に、普通図柄処理(S9)と普通電動役
物処理(S10)とを行い、続いて、特別図柄処理(S
11)と特別電動役物処理(S12)とを行う。特別図
柄処理とは、大入賞口などを開放する特別電動役物を作
動させるか否かの判定結果の報知処理である。具体的に
は、ステップS4のスイッチ入力結果によって遊技球が
特別図柄始動口36(本実施例では可変入賞口と兼用)
への入賞を検出した場合に、乱数生成処理S2で更新さ
れた大当り用カウンタCTを、大当り当選値Hitと対
比して行われる。
【0031】そして、対比結果が当選状態であれば大当
り中の動作モードに変更する。また、大当り中となれ
ば、大入賞口への入賞、大入賞口内の特定領域を遊技球
が通過したか否かなどを監視し、監視結果に基づいて特
別電動役物の制御を行う電動役物制御手段に対して制御
コマンドを送信する(S12)。
【0032】その後、上記の各処理で生成された制御コ
マンドを該当するサブ制御基板に伝送する。例えば、特
別図柄処理(S12)が実行された場合には、その抽選
結果に対応した制御コマンドが、サブ制御基板2〜6に
伝送され、これを契機として、表示装置8では図柄変動
動作や各種演出が開始されることになる。なお、抽選結
果に対応した制御コマンドは、サブ制御基板のいずれか
に送信し、そのサブ制御基板から他のサブ制御基板に送
信するように構成しても良い。
【0033】次に大当りの発生、特別図柄確定、普通図
柄確定、図柄始動口の遊技球検出などの遊技状態を示す
信号を、例えば遊技場の遊技島管理に使用されるコンピ
ュータなど、遊技機外部に対して出力する外部端子情報
処理(S14)を行う。更に、遊技機の検査に使用するた
めの多数の各種遊技情報信号を遊技機外部に出力する試
射試験情報処理(S15)を行ったのちステップS1の処
理で退避しておいたレジスタを復帰させて(S16)、
割込み処理を終える。その結果、割込み処理ルーチンか
らメインルーチンに処理が戻ることになる。
【0034】図4は、普通図柄処理S9(図3)を具体
的に図示したフローチャートである。先ず、ステップS
4の処理によって検出されているスイッチの検出結果に
基づいて、普通図柄始動口の入賞検出が行われる(S2
0)。すなわち、ゲート部38に遊技球が通過したか否
かが判定され、もし遊技球が通過していれば、保留数が
上限値(=4)に達していないかが判定される(S2
1)。ここで、保留数とは、普通図柄表示部39におけ
る変動動作を開始することなく保留されている入賞状態
の保留数を意味する。変動動作は、最大30秒程度継続
されるので、その間に次々とゲート部38を遊技球が通
過することもあり、かかる場合には、例えば4個を上限
値として入賞状態が保留されるのである。
【0035】したがって、ステップS21の判定時に既
に保留数が4個に達していた場合には、遊技球がゲート
部38を通過したことが無視されるが、そうでない場合
には当り用乱数値の取得処理が行われる(S22)。具
体的には、ステップS2の乱数生成処理で更新されてい
る当り用カウンタRGの値が当り用乱数値RNDとして
取得され記憶される。なお、この実施例では、当り用カ
ウンタRGは0〜100の範囲で循環している。
【0036】次に入賞保留数をインクリメント(+1)
した後(S23)、現在が当り中モードか否かが判定さ
れる(S24)。当り中モードとは、普通電動役物の作
動が開始されるか又は作動中の動作状態を意味してお
り、ステップS29の当り抽選において当選した場合
に、ステップS37の処理によって設定される。今は、
ゲート部38が最初の遊技球の通過を検知した段階であ
ると仮定すると、普通図柄表示部39の変動動作も開始
されていないので、当り中モードではない。また、普通
図柄変動中モードでも普通図柄停止中モードでもないの
で、次に、保留数がチェックされる(S27)。
【0037】ここで、保留数がゼロでなければ、保留数
をデクリメント(−1)した後、当り判定をしてその結
果を記憶する(S29)。当り判定とは、ステップS2
2の処理で取得された当り用乱数値RNDと当選値とを
比較して行う当り抽選を意味するが、この実施例では、
当り用カウンタRGの数値範囲が0〜100であるのに
対して、当選値は3〜83の全数値であるので、当選確
率は81/101ということになる。
【0038】このような当り抽選処理が終わると、次
に、停止図柄と変動パターンとが決定される(S3
0)。停止図柄は、ステップS29の当否結果によって
相違し、当り状態なら当り図柄カウンタZU Hの値に基づ
いてA−AかB−Bの何れかの組合せに決定される。一
方、ステップS29の当否結果がハズレ状態ならハズレ
図柄カウンタZU Nの値に基づいてA−BかB−Aの何れ
かの組合せに決定される。
【0039】また、変動パターンはこの実施例では3種
類用意されており、大当り抽選(S11)における当選
確率が向上していない低確率状態なら、変動時間が30
秒程度の第1パターンが選択されるようになっている。
一方、大当り抽選(S11)の当選確率が向上している
高確率状態(確変状態)なら、ゲート部38への遊技球
の入賞時から普通図柄表示部39における変動開始時ま
での時間が所定値を越えていることを条件に、変動時間
が2.7秒程度の第3パターンが選択される。一方、遊
技球の入賞時から変動開始時までの時間が所定値を越え
ていない場合には変動時間が5.1秒程度の第2パター
ンが選択される。
【0040】以上の処理が終われば、動作モードを普通
図柄の変動中に設定した後(S31)、制御コマンドた
る変動コマンドを図柄制御基板2と音声制御基板3とラ
ンプ制御基板4に送信する(S32)。変動コマンド
は、複数回に分けて送信されるが、変動時間や変動パタ
ーンや停止図柄を特定して送信される。そして、各サブ
制御基板2〜4は、変動コマンドに応じた演出動作を開
始することになり、例えば、図柄制御基板2では、前記
パターン1〜パターン3の何れかの変動動作を開始し、
2秒〜30秒後には所定の停止図柄を普通図柄表示部3
9に表示することになる。
【0041】主制御基板1では変動コマンドの送信(S
32)によってサブルーチン処理(普通図柄処理)を終
えるので、図3のステップS10の処理に移行するが、
この段階では普通電動役物処理(S10)では実質的に
何も実行されず、タイマ割込み処理を終えることにな
る。
【0042】次回のタイマ割込み時には、普通図柄表示
部39が作動しているので、動作モードが普通図柄変動
中か否かが判定されることになる(S25)。ここで
は、普通図柄表示部39での変動動作が終了していない
ので、ステップS25の判定がYes、ステップS38
の判定がNOとなってサブルーチン処理(普通図柄処
理)が終わることになる。
【0043】このようなタイマ割込み処理を何回か繰り
返すと、やがて、変動パターンによって決定される変動
時間が満了するので、ステップS38の判定がYesと
なる。この場合には、動作モードを普通図柄停止中に切
り換えた後(S39)、図柄制御基板2に向けて停止コ
マンド送信してサブルーチン処理を終える(S40)。
なお、動作モードが普通図柄停止中とは、ステップ20
の普通図柄始動口の入賞検出により行われたステップS
29の当否結果を、遊技者に報知している時間を意味
し、この間に表示されている表示態様が普通図柄表示装
置の表示結果という事もでき、例えば1秒程度に設定さ
れている。
【0044】次回のタイマ割込みでは、ステップS20
〜S24の後、ステップS25の判定結果はNOにな
る。そこで、次に、動作モードが普通図柄停止中か否か
が判定され(S26)、その結果がYesとなり、続い
て停止時間を経過したか否かが判定される(S33)。
停止時間は、例えば1秒に設定されているので、その時
間分の何回かのタイマ割込みの後、ステップS34の処
理に移行することになる。
【0045】ステップS34では、サブ制御基板に、客
待ちデモンストレーション表示を指定する制御コマンド
の送信処理をおこなう。次に、ステップS29の処理に
よって記憶されている当り当選結果が読み出され、その
当選結果が確認される(S35,S36)。そして、当
選状態であった場合には、当り中に動作モードを切り換
えた後、サブルーチン処理を終える(S37)。
【0046】図9(a)に示すように、電動役物制御基
板6に送信される制御コマンド(普通電動役物作動開始
コマンド)は、大当り抽選確率に応じて2種類に分類さ
れており、低確率状態では制御コマンドF1Hが送信さ
れ、高確率状態(確変状態)なら制御コマンドF2Hが
送信される。制御コマンドF1Hは、電動チューリップ
の開閉処理のトータル時間が0.5秒であることを意味
し、制御コマンドF2Hは、電動チューリップの開閉処
理のトータル時間が5.0秒であることを意味してい
る。そして、何れかの制御コマンドを受信した電動役物
制御基板6では、抽選処理によって電動チューリップの
開閉パターンを決定し、図6の(1)〜(5)の何れか
の動作を実行する。なお、これらの点は更に後述する。
【0047】タイマ割込みでは、上記のような普通図柄
処理(図3のS9)を繰り返し実行するが、この動作に
合わせて、図5に示す普通電動役物処理(図3のS1
0)も繰返し実行される。普通電動役物処理では、最
初、普通図柄図柄処理の処理モードが当り中かどうかが
判定され(S50)、当り中の場合は、次に、普通電動
役物作動中か否かが判定される(S51)。動作モード
は、ステップS58の処理で普通電動役物作動中に設定
され、ステップS57の処理で解消されている。また、
初期状態は、普通電動役物作動中モードが解消された状
態になっている。同様に、当り中モードでもない。
【0048】したがって、当初は、ステップS50及び
ステップS51の判定が共にNOであるが、やがて、ス
テップS37の処理によって普通図柄処理の動作モード
が当り中となり、電動役物制御基板6に制御コマンドを
送信するタイミングが到来する。そのような状態に移行
すれば、ステップS50の判定はYES、ステップS5
1の判定はNOであるので、動作モードが普通電動役物
作動中モードに切り換えられ(S58)、電動役物制御
基板6に普通電動役物作動開始コマンドを送信する(S
59)。
【0049】これらの処理により、電動役物制御基板6
の制御によって電動チューリップが開閉動作を開始す
る。なお、この実施例では、普通電動役物作動中モード
は、特別図柄始動口に所定個数(例えば10個)の遊技
球が入賞するか、又は所定時間が経過すればその作動を
終了するようになっている。
【0050】何れにしてもステップS58の処理が実行
された後のタイマ割込みでは、ステップS51の判定は
Yesとなり、特別図柄始動口の入賞がチェックされ
(S52)、入賞していれば入賞数がカウントアップさ
れる(S53)。この入賞数は、普通電動役物作動中モ
ードが解消させるか否かの判定材料とされる。
【0051】すなわち、ステップS54の判定で入賞数
が所定個数(例えば10個)に達したか否かが判定さ
れ、所定個数に達するか、所定個数に達していなくても
所定時間を経過すれば、主制御基板1から電動役物制御
基板6に対して、普通電動役物作動終了コマンドが送信
され(S56)、普通図柄処理の当り中モードと普通電
動役物作動中モードとが解消される(S57)。電動役
物制御基板6は、ステップS59において制御コマンド
を受けた段階で動作終了時点を把握できるが、特別図柄
始動口の入賞数が所定個数(=10)に達したことによ
って、主制御基板1が普通電動役物作動終了コマンドを
送信した場合には、その段階で電動チューリップの開閉
動作を終了させることになる。
【0052】図6は、電動役物制御基板6の制御に基づ
いて電動チューリップが開閉されるパターンを図示した
ものである。先に説明したように、主制御基板1から送
信される作動開始の制御コマンドは、大当り抽選の当選
確率が低確率状態の時に発せられるF1Hと、高確率状
態の時に発せられるF2Hとが設けられている(図9
(a)参照)。そして、F1Hの普通電動役物作動開始
コマンドを受けた場合には、図6の(1)か(2)の開
閉パターンが選択され、F2Hの普通電動役物作動開始
コマンドを受けた場合には、図6の(3)〜(5)の何
れかの開閉パターンが選択される。
【0053】開閉パターン(1)(2)は、同じ0.5
秒の作動時間であるが、開放時間の長いパターン(2)
はパターン(1)より遊技者にとって有利であると言う
ことができる。同様に、開閉パターン(3)〜(5)
は、同じ5.0秒の作動時間であるが、開放時間の連続
して長いパターン(5)が最も有利であり、後はパター
ン(4)(3)と続くことになる。そこで、この実施例
では、普通電動役物作動開始コマンドを受けた制御基板
6では、乱数抽選処理によって、開閉パターンを決定す
るようにしている。なお、一般的には、パターン(5)
(4)(2)が有利状態であり、パターン(1)(3)
が不利状態であると考えることができる。
【0054】以上の通り、この実施例では、1つの電動
役物作動開始コマンドに対して、遊技者にとって有利な
1つの開閉パターンと、不利な1つの開閉パターンの何
れかを電動役物制御基板6で選択している。しかし、1
つの電動役物作動開始コマンドに対して、遊技者にとっ
て有利な複数の開閉パターンと不利な1つの開閉パター
ンとのうちから、開閉パターンを電動役物制御基板が選
択するように構成しても良いし、逆に、1つの電動役物
作動開始コマンドに対して、遊技者にとって有利な1つ
の開閉パターンと不利な複数の開閉パターンとのうちか
ら、開閉パターンを電動役物制御基板が選択するように
構成しても良い。また、1つの電動役物作動開始コマン
ドに対して、遊技者にとって有利な複数の開閉パターン
と不利な複数の開閉パターンとのうちから、開閉パター
ンを電動役物制御基板が選択するように構成しても良
く、いずれの構成でも主制御基板に負荷をかけず、遊技
の幅が広がり、遊技者にとって飽きのこない遊技機を実
現できる。
【0055】図7及び図8は、電動役物制御基板6の電
動チューリップの開閉動作を説明するフローチャートで
ある。図7(a)(b)は、主制御基板からの割込み信
号STBに基づいて起動する受信割込み処理と、電源投
入時などCPUがリセット信号を受けて開始されるメイ
ン処理を示している。一方、図8は、一定時間毎(例え
ば4ms毎など)に起動されるタイマ割込み処理を示し
ている。なお、受信割込み処理を起動させる割込み信号
STBは、主制御基板1から電動役物制御基板6に制御
コマンドを送信するのに合わせて送信されている。
【0056】図7(b)に示すように、CPUがリセッ
ト信号を受けると、電源投入時処理が実行され(S8
0)、CPU初期化、RAM領域をゼロクリアするRA
M初期化、後述するフラグFGの初期化などの処理が行
われる。次に、ステップS81の判定処理に移行する
が、受信割込み処理による制御コマンド取込みが行われ
るまでは、コマンド格納数NUMはゼロであるため、ス
テップS81の判定を繰り返す。
【0057】ところで、図示省略しているが、電源投入
時処理(S80)の前には、ノイズなどによる異常リセ
ットか否かを判定する瞬停判定処理を設けるのか好適で
ある。例えば、電源投入時処理(S80)において、R
AMの特定箇所に(複数箇所が好ましい)動作開始フラ
グを格納する構成を採れば、その動作開始フラグが所定
値か否かによって異常リセットか否かを判定できる。す
なわち、電源投入直後であれば動作開始フラグは不定値
であるが、一度、動作開始フラグがセットされた後、ノ
イズなどによってCPUが再度リセットされた場合には
動作開始フラグが所定値であることによって再リセット
状態であることを認識できる。
【0058】そして、再リセットと判定された場合は、
電源投入時処理(S80)の少なくとも1部の処理(例
えばRAMの所定箇所の初期化、後述するフラグFGの
初期化など)を省略すれば、電動チューリップの開閉動
作が途中で終了してしまうような危険を回避できる。こ
のような動作によって遊技者に安心感をもって遊技を楽
しんでもらう事ができ、更にパチンコ店に信頼性の高い
遊技機を提供できる。
【0059】ステップS81の判定処理を繰り返してい
る状態で、主制御基板1からの割込み信号STBが加わ
ると、受信割込み処理(図7(a))が起動する。受信
割込み処理では、先ずレジスタを退避させた後、割込み
信号の確認によって、ノイズなどによる異常割込みか否
かを判定する(S70)。この実施例では、主制御基板
1からの割込み信号STBを読み込む入力ポートを設け
ているので、割込み信号STBを複数回入力して、割込
み信号STBの正当性を判定している。そして、異常割
込みと判定された場合には、直ちに受信割込み処理を終
了する(S71)。
【0060】一方、受信した割込み信号STBが正当と
判定された場合は、次に、制御コマンドの有効性を判定
するコマンド信号確認処理を行う(S72)。このコマ
ンド信号確認処理は、ノイズなどによる制御コマンドの
ビット化けを考慮したものであり、具体的な処理内容と
しては、制御コマンドの入力処理を複数回おこない、そ
の全てで同一の制御コマンドが入力された場合に、有効
な制御コマンドと判定している。
【0061】そして、受信した制御コマンドが無効と判
定された場合は、直ちに受信割込み処理を終了するが
(S73)、有効と判定された場合は、受信した制御コ
マンドを制御コマンド格納エリア(受信バッファBU
F)に格納する(S74)。この実施例では、受信バッ
ファの先頭に、制御コマンドの格納個数を示すBUF番
地(変数NUM)が設けられているので、変数NUMを
インクリメント(+1)した後に、BUF+NUM番地
に制御コマンドを格納している。そして、処理開始時に
退避させていたレジスタを復帰させて受信割込み処理を
終える。
【0062】以上のような受信割込み処理が実行される
と、変数NUM>0となるので、メイン処理はステップ
S81からステップS82の処理に移行する。そして、
制御コマンド格納エリア(具体的にはBUF+NUM番
地)から制御コマンドを取得し、変数NUMをデクリメ
ント(−1)する。次に取得した制御コマンドの正当性
をチェックする(S83)。ここでは、取得した制御コ
マンドが、予め記憶している処理可能な制御コマンド一
覧に含まれているかを確認している。そして、取得した
制御コマンドが、制御コマンド一覧に含まれおらず非適
正であると判定された場合は、ステップS81に戻る
が、適正と判定された場合は、制御コマンドの内容に基
づいて動作フラグFGを1又は2に設定している(S8
5〜S87)。
【0063】この実施例では、制御コマンドがF1H又
はF2Hの場合は普通電動役物作動開始を意味するが、
この場合には動作フラグFGを1に設定している(S8
6)。また、制御コマンドがF0Hの場合は、普通電動
役物作動終了を意味するが、この場合には、動作フラグ
FGに2を設定している(S87)。なお、動作フラグ
設定処理(S85〜S87)は、制御コマンド確認処理
S83に含めて、リセット割込み処理をコンパクトにし
ても良いし、取得した制御コマンドをそのまま動作フラ
グとして使用しても良い。また、ステップS82の処理
中は、CPUを割込み禁止状態にして、複数の制御コマ
ンドの連続した受信に対応するように構成するのが好ま
しい。
【0064】続いて、一定時間毎(ここでは4ms毎)
に開始されるタイマ割込み処理について図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。タイマ割込み処理では、レ
ジスタを退避させた後、電動チューリップの開閉パター
ンを決定するための、動作決定用カウンタDECIDEを、0
〜255の範囲で更新する(S90)。次に動作フラグ
FGの値がチェックされ(S91)、FG=1の場合
は、電動チューリップの開閉パターンを決定する処理
(S92)に移行する。一方、FG=3の場合は、普通
電動役物実行処理(S94)に移行し、FG=2の場合
は、普通電動役物作動終了処理(S95)に移行する。
また、FG=0の場合は、直ちにタイマ割込み処理を終
了する。
【0065】電動チューリップ開閉パターンを決定する
処理(S92)では、主制御基板からの制御コマンドと
ステップS90の更新処理で更新されている動作決定用
カウンタDECIDEとに基づき図10(b)に記載の開閉パ
ターン決定テーブルを参照し、開閉パターンを予め定め
られた複数の開閉パターンのうちのいずれかを選択して
いる。
【0066】開閉パターン決定テーブルの構成は、第1
列目に受信した制御コマンド、第2列目に開閉パターン
番号、第3列目に動作決定用カウンタDECIDEの上限値を
夫々格納している。受信した制御コマンドと第1列目に
格納された値とをまず比較し、異なる場合は次の行に移
り、同一である場合は、その時点での動作決定用カウン
タDECIDEの値と第3列目の値とを比較し、カウンタの値
が第3列目の値を超える場合は、次の行に移り、カウン
タの値が第3列目の値以下の場合はその行の第2列目の
値を開閉パターン番号として使用するように構成してい
る。
【0067】例えば受信した制御コマンドがF1H、動
作決定用カウンタの値が128の場合であれば、それら
に対応する開閉パターン番号(1)が選択される。また
受信した制御コマンドがF2H、動作決定用カウンタの
値が200の場合は、それらに対応する開閉パターン番
号(5)が選択される。本実施例では複数の制御コマン
ドに対して、1つの開閉パターン決定テーブルを参照す
るように構成しているが、複数の制御コマンド夫々に対
応する複数の開閉パターン決定テーブルを夫々備えても
良いのは勿論である。
【0068】受信した制御コマンドがF1H、動作決定
用カウンタDECIDEの値が200の場合を例にして説明を
続ける。制御コマンドがF1Hの場合には、動作フラグ
FG=1となっているので(図7のステップS86)、
ステップS91からステップS92に処理が移行し、図
9(b)に記載の開閉パターン決定テーブルから開閉パ
ターン(2)が選択される。そして、選択した開閉パタ
ーン番号を所定の場所に格納した後、動作フラグをFG
=3に設定している(S93)。これは、次回のタイマ
割込み処理時に再度開閉パターンを選択し直さないよう
にするためである。
【0069】以上、図9(b)に示す決定テーブルに基
づいて説明したが、決定テーブルは図9(c)のような
構成でも良い。この決定テーブルの場合には、動作決定
用カウンタと、受信コマンドと、それ以前の開閉パター
ンの有利/不利とによって今回の開閉パターンを決定し
ている。それ以前の開閉パターンの有利/不利は、開放
状態フラグに記憶されているが、ここでは、例えば、開
閉パターン(1)(3)が不利状態、開閉パターン
(2)(4)(5)が有利状態である。図9(c)の決
定テーブルを使用する場合には、それ以前が不利状態で
あれば、250/255か230/255の高確率で引
き続き不利状態の開閉パターンが選択され、逆に、それ
以前が有利状態であれば、250/255の高確率で引
き続き有利状態の開閉パターンが選択される。このよう
な処理の結果、有利状態がある程度持続されることにな
り遊技者に大きな喜びを与えることができる。
【0070】なお、開放状態フラグの値を切替乱数によ
って切り換えるのも好適である。この場合、切替乱数
は、例えば0〜7の数値範囲で受信割込み毎に更新す
る。そして、切替乱数の値が所定値(例えば0)であれ
ば、開放状態フラグを切り替えて不利(有利)状態から
有利(不利)状態に変更させる。なお、有利状態と不利
状態は2段階の切り替えに限定されず、複数段階でも良
いのは勿論である。そして、複数段階の場合には、具体
的に何段階にするかを、設定キーによって店員が設定す
る構成にしても良い。このように開閉パターンは適宜な
手法で決定すれば良い。
【0071】さて、図8のステップS93の処理が終わ
った状態に説明を戻すと、次に普通電動役物実行処理が
実行される(S94)。ここでは、まず電動チューリッ
プが開閉動作開始する旨を遊技者に報知する開閉動作開
始演出をおこなう。具体的には、電飾ランプ6bの点滅
制御を開始し、また、各サブ制御基板に対しては、開閉
動作開始演出を意味する演出制御コマンドを送信する。
このとき、選択された開閉パターンによって演出制御コ
マンドを相違させるのが好適である。このような場合、
例えば受信した制御コマンドに対応する開閉パターンの
うちで開放時間が長い又は連続した開閉パターンが選択
された場合には、開放時間が短い又は分断された開閉パ
ターンが選択された場合よりも多数の報知装置を用いた
演出、又は長い時間をかけた演出を行う。ここで多数の
報知装置としては、ランプ、LED、画像表示装置、ス
ピーカの数などが例示される。さらに複数の遊技機を管
理しているコンピュータに外部信号を出力するように構
成し、遊技島に詳細な情報を提供するのも良い。
【0072】このような開閉動作開始演出に続いて、電
動役物制御基板6では、電動チューリップの開閉動作制
御をおこなう。まずステップS92で格納した開閉パタ
ーン番号と、開閉パターン動作開始からの時間と、開閉
パターン決定テーブル(図9(b))とから電動チュー
リップを開状態、閉状態に変換、又は維持するかを判定
し、ソレノイド6aのON/OFFを制御する。なお、
電動チューリップを開状態から閉状態に、又は閉状態か
ら開状態に変換するときに各サブ制御基板に演出制御コ
マンドを送信しても良いし、電飾ランプ6bの点灯又は
点滅動作開始しても良い。また、閉状態から開状態に変
換するときと、開状態から閉状態に変換するときとで各
サブ制御基板に送信する演出制御コマンドを異ならせて
も良いし、異なる演出を行っても良い。
【0073】開閉パターン決定テーブル(図9(b))
の第4列目は、開閉パターン番号に対応する開閉時間に
関する情報の個数を表しており、第5列目以降にはその
情報が格納されている。開閉パターン動作開始からの時
間は、例えば、動作フラグFGの値が3に設定された時
(S93)にゼロクリアされるタイマによって管理され
る。従って、このようなタイマと開閉パターン番号とに
よって電動チューリップの開タイミングと閉タイミング
を特定することができる。
【0074】以上の通り、タイマ割込み処理を繰返しつ
つ電動チューリップを開閉させるが、開閉パターン決定
テーブル(図9(b))で特定された開閉動作を終えた
後は、主制御基板1からの普通電動役物作動終了コマン
ドを待つことなく、電動チューリップを強制的に閉状態
にしている。なお、開閉動作を終えた所定時間後も、主
制御基板1から普通電動役物作動終了コマンドが送信さ
れてこないような場合には、その事を報知するための報
知制御コマンドを各サブ制御基板に送信しても良いし、
電飾ランプ6bの点灯又は点滅動作開始しても良いし、
複数の遊技機を管理しているコンピュータに外部信号を
出力するように構成しても良い。
【0075】何れにしても、普通電動役物実行処理S9
4の処理が終わると、タイマ割込み処理を終了する。そ
の後、主制御基板1からの普通電動役物作動終了コマン
ドを意味する制御コマンドF0Hを受信すると、メイン
処理の動作フラグ設定処理(S85〜S87)により動
作フラグFGは2に設定される。なお、主制御基板1か
ら普通電動役物作動終了コマンドが送信されるのは、作
動時間満了時だけでなく、普通電動役物入賞数が所定数
に達した場合(図5のS54がYes)もある。
【0076】動作フラグFGは2に設定されると、その
後のタイマ割込みにおいて、普通電動役物終了処理が実
行される(S95)。先に説明したように、既に電動チ
ューリップが閉状態になっている場合もあるが、電動チ
ューリップが開状態であっても強制的に閉状態に変換す
る。続いて電動チューリップが開閉動作終了する旨を遊
技者に報知する開閉動作終了演出をおこなう。この演出
には電飾ランプ6bの点滅制御を開始し、また、各サブ
制御基板に開閉動作終了演出を意味する演出制御コマン
ドを送信する。
【0077】このとき、選択されていた開閉パターンに
よって演出制御コマンドを異ならせるのが好適であるの
は、前述した開閉動作開始演出と同様である。さらに複
数の遊技機を管理しているコンピュータに外部信号を出
力するように構成し、遊技島に詳細な情報を提供しても
良い。続いて制御がステップS96に移行し、動作フラ
グFGに0を設定し、タイマ割込み処理を終了する。
【0078】以上、電動役物制御基板6での制御動作を
例示したが、同一の開閉パターンが連続するように、図
10のようなタイマ割込み処理の制御を実施するのも好
適である。受信割込み処理と、メイン処理とは前実施例
のものと同一とし、図8とは相違する点だけ図10に基
づいて説明する。
【0079】タイマ割込み処理では、動作フラグFGの
値をチェックした後(S102)、それが前回受信した
普通電動役物作動開始コマンドと同一か否かが判定され
る(S103)。そして、前回とは異なる普通電動役物
作動開始コマンドを受けた場合には、連続カウンタの値
をゼロクリアする(S104)。次に、連続カウンタの
値を判定し(S105)、その値がゼロでなければ、前
回の開閉処理で使用した開閉パターンを使用して、普通
電動役物作動実行処理(S108)をおこなう。
【0080】一方、ステップS104の判定で連続カウ
ンタの値がゼロであると判定された場合には、受信コマ
ンドと動作決定用カウンタDECIDEとに基づいて決定テー
ブル(図11)を参照し、連続カウンタを初期値設定す
ると共に、開閉パターンを決定する(S106)。な
お、今回受信した普通電動役物作動開始コマンドと決定
された開閉パターンとを記憶しておき、次回動作フラグ
FG=3となった場合のステップS103とS105の
処理の準備も行った後、動作フラグFGに3を設定し、
普通電動役物作動実行処理(S108)をおこなう。
【0081】普通電動役物作動実行処理(S108)で
は、まず、前回普通電動役物作動実行処理(S108)
が実行されたときよりも連続カウンタの値が増加してい
るか否かを判定し、増えている場合は開閉パターンが連
続する一連の処理の最初と判断し、その旨を遊技者に報
知する連続開閉動作開始演出をおこなう。この演出には
電飾ランプ6bの点滅制御を開始し、また、各サブ制御
基板に連続開閉動作開始演出を意味する演出制御コマン
ドを送信する。このとき、選択された連続カウンタの
値、開閉パターンによって演出制御コマンドを異ならせ
るようにする。
【0082】その場合、選択された連続カウンタの値が
大きい場合には、少ない場合よりも多数の報知装置を用
いた演出、又は長い時間をかけた演出を行うのが好適で
ある。多数の報知装置としては、ランプ、LED、画像
表示装置、スピーカの数などが例示される。さらに複数
の遊技機を管理しているコンピュータに外部信号を出力
するように構成し、遊技島に詳細な情報を提供するのも
良い。また、開閉動作開始演出は、前実施例と同様であ
る。
【0083】普通電動役物実行処理(S108)が終わ
ると、その後、動作フラグFG=3の状態でタイマ割込
み処理が起動され、主制御基板1からの普通電動役物作
動終了コマンドを意味する制御コマンドF0Hを受信し
た場合も、前実施例と同様の普通電動役物作動終了処理
が実行される(S109)。そして、連続カウンタをデ
クリメントし(S110)、動作フラグFGを2に設定
してタイマ割込み処理が終了する(S111)。
【0084】なお、普通電動役物作動終了処理におい
て、連続カウンタが1の場合は、同一の開閉パターンを
連続させる一連の動作が終了する旨を報知する演出動作
を行うのが好適である。このような演出としては、電飾
ランプ6bの点滅制御を開始すると共に、各サブ制御基
板に連続開閉動作開始演出を意味する演出制御コマンド
を送信する。この際、選択されていた開閉パターンの有
利/不利とによって演出制御コマンドを異ならせるよう
にするのも好適である。さらに複数の遊技機を管理して
いるコンピュータに外部信号を出力するように構成し、
遊技島に詳細な情報を提供するのも良い。
【0085】図10のフローチャートから明らかなよう
に、前回とは相違する普通電動役物作動開始コマンドを
受けた場合には、図11の決定テーブルが参照されるこ
とになる。そして、それまでは主制御基板1での大当り
抽選確率が高確率状態(制御コマンドはF2H)であっ
たのに、今回から低確率状態(制御コマンドはF1H)
に変った場合には、80%程度(=200/256×1
00%)の高確率で遊技者に最も不利な開閉パターン1
が選択される。しかも、これ以後同一の制御コマンド
(F1H)を10回連続で受けないと開閉パターン1か
ら抜けられない確率が40%程度(=100/256×
100%)である。
【0086】逆に、それまでは主制御基板1での大当り
抽選確率が低確率状態(制御コマンドはF1H)であっ
たのに、今回から高確率状態(F2H)に変った場合に
は、かなりの高確率(約60%=(1−101/25
6)×100%)で、で、遊技者に有利な開閉パターン
5が選択される。しかも、これ以後、255回制御コマ
ンドを受ける間、この有利な状態が維持される確率が約
11%(=(1−228/256)×100%)であ
る。
【0087】このように、この実施例では、制御コマン
ドの受信回数を計数するカウンタと、カウンタの初期値
を決定する乱数値とを設けたことによって、遊技者に有
利な状態や不利な状態をランダムに持続させることがで
きる。しかも、専用の制御基板を設けているので、この
ような高度な制御を実行しても主制御基板1など他の制
御部に余分な負担をかけることもない。もちろん開閉パ
ターン、連続カウンタの割振り方は適宜可能であり、開
閉パターンの選択に偏りができるように構成すれば十分
である。
【0088】以上、各実施例について具体的に説明した
が、更に適宜に改変が可能である。例えば、図9(a)
の実施例では、作動開始の制御コマンドを受信する回数
をカウントして、開閉パターンを変更するタイミングを
決定しているが、異なる種類の普通電動役物作動開始コ
マンドを受けてからの経過時間を計測して、その値が所
定値を越えたタイミングで開閉パターンを乱数的に変更
するのでも良い。また、前記の実施例では、普通電動役
物作動開始コマンドの受信履歴を電動役物制御基板6で
監視していたが、主制御基板1で普通電動役物作動開始
コマンドの送信履歴を監視し、状態変化時に、そのこと
を示す情報を付加した普通電動役物作動開始コマンドを
送信しても良い。
【0089】また、電動役物制御基板6において、変動
入賞口への遊技球の入賞を把握する構成とし、普通電動
役物入賞数が所定個数に達した段階で、普通電動役物作
動の動作を終了させても良い。この場合には、そのこと
は、主制御基板1に対して確認コマンドで通知される。
【0090】なお、電動役物制御基板6から他のサブ制
御基板に伝送される報知コマンドは、作動開始時だけで
なく作動終了時にも伝送されるのが好適である。また、
作動開始時に伝送される演出コマンドは、選択された開
閉パターンにより報知形態を変えても良く、可変入賞口
の閉時間や開時間毎に別々の演出コマンドを伝送しても
良い。また、普通電動役物の作動中に伝送されるこの演
出コマンドは、例示した連続カウンタなどの値や、有利
/不利状態に応じてその種類を変更するのも好適であ
る。
【0091】なお、電動チューリップの開閉動作に合わ
せて報知動作を実行するものは、液晶ディスプレイや電
飾ランプや音声に限らず、ドットマトリックス、7セグ
メントLEDでもよく、報知方法としても、図柄の色が
変化する、背景が変化する、文字やキャラクタが表示さ
れるなど各種のものが考えられる。それら報知装置は、
前枠に設けても良いし、盤面に設けても良い。
【0092】また、普通電動役物の作動は、遊技者の利
益にも大きく係わるので、電動役物制御基板9の不正改
造などを防止するために、遊技機本体に電動役物制御基
板9を着脱不能に取り付けるのが好ましい。更にまた、
不自然に入賞口が開放されたこと、及び断線やショート
などから推定される不正処理を検知する構成を設け、異
常時には、遊技ホールを総括的に管理しているホールコ
ンピュータに通知しても良い。この場合、可変入賞口の
開放後、所定時間だけ特定領域36b(図14参照)を
有効とし、それ以外のタイミングで遊技球が通過した場
合にも同様の措置を採ることが考えられる。
【0093】また、可変入賞口への遊技球の入賞を、主
制御基板1と電動役物制御基板9の双方で検出して、主
制御基板1は、賞球に係わる制御を行い、電動役物制御
基板9では、規定の普通電動役物入賞数の制御や、断線
や短絡の検出処理を行う構成も好適である。また、バッ
クアップ電源を備え、電源電圧が降下した際には、その
時のデータをバックアップする構成としても良い。この
場合、少なくともプログラムカウンタPC、スタックポ
インタSP、割込み禁止/許可フラグなどは記憶すべき
である。
【0094】また、開閉パターン、開放時間を管理する
カウンタ、入賞球数、特定領域通過フラグなども記憶す
べきである。その他、チェックサムなどを記憶しておけ
ば、電源復帰時に記憶内容が正常か否かを簡単に判定す
ることができる。更にまた、ノイズ対策として、重要な
データは、ビット反転させたデータと一対で記憶させて
おき、その重要データの使用時に互いに比較し、整合性
が確認された場合のみ使用を許可する構成も有効であ
る。
【0095】また、図3のステップ12の特別電動役物
処理においても電動役物制御基板に大入賞口への開放動
作に関する制御コマンドを送信するように構成しても良
い。図3のステップ11の特別図柄処理において行われ
る大当り判定結果が、大当りを発生すると判定したこと
に基づいて、主制御基板から特別電動役物作動開始コマ
ンドを電動役物制御基板に送信するのも好適である。
【0096】また、主制御基板で大入賞口に入賞した遊
技球数を計数し、その計数値が所定数(例えば10個)
に達したことに基づいて、電動役物制御基板に特別電動
役物作動終了コマンドを送信するようにし、更に大入賞
口を再度開放させる条件を満たした場合は、主制御基板
から特別電動役物作動開始コマンドを電動役物制御基板
に送信するようにしても良い。大入賞口を再度開放させ
る条件は、例えば大入賞口内部又は外部に設けられた特
定領域への遊技球通過などである。
【0097】電動役物制御基板の大入賞口の開放動作の
制御も電動チューリップの開閉動作の制御と同様に、主
基板からの特別電動役物作動開始コマンドに基づいて、
開放パターンを選択し、制御するように構成しても良
い。また、選択した開放パターンによって、サブ制御基
板に送信する演出制御コマンドを異ならせるようにして
も良いし、主基板から特別電動役物作動開始コマンドを
受信したことに基づいて複数の遊技機を管理しているコ
ンピュータに外部信号を出力するように構成し、遊技島
に詳細な情報を提供するのも良い。
【0098】更に、主基板は大当り発生の条件となった
大当り図柄によって電動役物制御基板に送信する特別電
動役物作動開始制御コマンドの種類を異ならせても良
い。もちろん、電動役物制御基板は、受信した特別電動
役物作動開始制御コマンドの種類によって遊技者に有利
な開閉パターンの選択率を変えても良い。遊技者に有利
な開閉パターンとは、例えば作動時間のうちの開放時間
が占める割合が多いなどが考えられる。
【0099】続いて、本発明が好適に適用される弾球遊
技機について確認的に説明する。図図12は、本実施例
のパチンコ機21を示す斜視図であり、図13は、同パ
チンコ機21の側面図である。なお、パチンコ機21
は、カード式球貸し機22に電気的に接続された状態
で、パチンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配
設されている。
【0100】図示のパチンコ機21は、島構造体に着脱
可能に装着される矩形枠状の木製外枠23と、外枠23
に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前
枠24とで構成されている。この前枠24には、遊技盤
25が裏側から着脱自在に装着され、その前側には、ガ
ラス扉26と前面板27とが夫々開閉自在に枢着されて
いる。
【0101】前面板27には発射用の遊技球を貯留する
上皿28が装着され、前枠24の下部には、上皿28か
ら溢れ出し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿29
と、発射ハンドル30とが設けられている。発射ハンド
ル30は発射モータと連動しており、発射ハンドルの回
動角度に応じて動作する打撃槌31(図15参照)によ
って遊技球が発射される。
【0102】上皿28の右部には、カード式球貸し機2
2に対する球貸し操作用の操作パネル32が設けられ、
この操作パネル32には、カード残額を3桁の数字で表
示するカード残額表示部32aと、所定金額分の遊技球
の球貸しを指示する球貸しスイッチ32bと、ゲーム終
了時にカードの返却を指令する返却スイッチ32cとが
設けられている。ガラス扉26の上部には、大当り状態
を示す大当りLEDランプP1が配置されている。ま
た、この大当りLEDランプP1に近接して、補給切れ
状態や下皿の満杯状態を示す異常報知LEDランプP
2,P3が設けられている。
【0103】図14に示すように、遊技盤25には、金
属製の外レールと内レールとからなるガイドレール33
が環状に設けられ、その内側の遊技領域25aの略中央
には、表示装置8(例えば、液晶カラーディスプレイ、
CRTディスプレイ、ドットマトリクス、7セグメント
LEDなどを使用)が配置されている。また、遊技領域
25aの適所には、図柄始動口35、大入賞口36、複
数個の普通入賞口37(大入賞口36の左右に4つ)、
2つの通過口であるゲート部38が配設されている。こ
れらの入賞口35〜38は、それぞれ内部に検出スイッ
チを有しており、遊技球の通過を検出できるようになっ
ている。
【0104】表示装置8は、大当り状態に係わる特定図
柄を変動表示すると共に背景画像や各種のキャラクタな
どをアニメーション的に表示する装置である。この表示
装置8は、中央部に特別図柄表示部Da〜Dcと右上部
に普通図柄表示部39を有している。普通図柄表示部3
9は普通図柄を表示するものであり、ゲート部38を通
過した遊技球が検出されると、表示される普通図柄が所
定時間だけ変動し、遊技球のゲート部38の通過時点に
おいて抽出された抽選用乱数値により決定される停止図
柄を表示して停止するようになっている。
【0105】図柄始動口35は、左右1対の開閉爪35
aを備えた電動式チューリップで開閉されるよう例えば
構成され、普通図柄表示部39の変動後の停止図柄が当
り図柄を表示した場合には、開閉爪35aが所定時間だ
け開放されるようになっている。本実施例では、電動役
物制御基板9を特に設けているので個性ある開閉動作が
実現される。そして、可変入賞口たる図柄始動口35に
遊技球が入賞すると、特別図柄表示部Da〜Dcの表示
図柄が所定時間だけ変動し、図柄始動口35への遊技球
の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定され
る停止図柄で停止する。
【0106】大入賞口36は、例えば前方に開放可能な
開閉板36aで開閉制御されるが、特別図柄表示部Da
〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「777」などの大当
り図柄のとき、「大当り」と称する特別遊技が開始さ
れ、開閉板36aが開放されるようになっている。大入
賞口36の内部に特定領域36bがあり、この特定領域
36bを入賞球が通過すると、遊技者に有利な特別遊技
が継続される。
【0107】大入賞口36の開閉板36aが開放された
後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10個)の
遊技球が入賞すると開閉板36aが閉じる。このとき、
遊技球が特定領域36bを通過していない場合には特別
遊技が終了するが、特定領域36bを通過していれば、
最大で例えば15回まで特別遊技が継続され、遊技者に
有利な状態に制御される。さらに、変動後の停止図柄が
特別図柄のうちの特別状態発生図柄であった場合には、
特別状態を発生させる。
【0108】特別状態の例としては、次の何れかが好適
である。すなわち、(1)非特別状態の場合に比べて、特
別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後の停止図柄が「7
77」などの大当り図柄となる確率を高くする特別図柄
高確率状態や、(2)非特別状態の場合に比べて、遊技球
がより多く入賞し易いように大入賞口の開放時間を長く
する大入賞口開放時間延長状態や、(3)非特別状態の場
合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように大入賞
口の開放回数を増加する大入賞口開放回数増加状態や、
(4)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く入賞
し易いように大入賞口の開口量を増大する大入賞口開口
量増大状態や、(5)非特別状態の場合に比べて、普通図
柄表示部39の図柄変動後の停止図柄が当り図柄となる
確率を高くする普通図柄高確率状態や、(6)非特別状態
の場合に比べて、遊技球がより多く入賞し易いように電
動チューリップの開放時間を長くする電動チューリップ
開放時間延長状態や、(7)非特別状態の場合に比べて、
遊技球がより多く入賞し易いように電動チューリップの
開放回数を増加する電動チューリップ開放回数増加状態
や、(8)非特別状態の場合に比べて、遊技球がより多く
入賞し易いように電動チューリップの開口量を増大する
電動チューリップ開口量増大状態や、(9)非特別状態の
場合に比べて、特別図柄の変動時間を短縮する特別図柄
変動短縮状態や、(10)非特別状態の場合に比べて、特別
図柄の有効停止ラインを増加する有効停止ライン増加状
態や、(11)非特別状態の場合に比べて、普通図柄の変動
時間を短縮する普通図柄変動短縮状態などが考えられ
る。
【0109】なお、これらのうちの何れか複数を組合せ
ても良く、また、発生した特別状態は、所定条件の成立
で終了させるのが好ましい。ここで所定条件とは、所定
回の特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動、所定回の普
通図柄表示部39の図柄変動、所定時間の経過、普通図
柄表示部39の図柄変動後に所定図柄を停止表示した場
合、特別図柄表示部Da〜Dcの図柄変動後に所定図柄
を停止表示した場合、所定の入賞口に遊技球が入賞した
場合、所定のゲート部38を遊技球が通過した場合など
が典型的である。
【0110】図15に示すように、前枠24の裏側に
は、遊技盤25を裏側から押さえる裏機構板40が着脱
自在に装着されている。この裏機構板40には開口部4
0aが形成され、その上側に賞球タンク41と、これか
ら延びるタンクレール42とが設けられている。裏機構
板40の側部には、タンクレール42に接続された払出
装置43が設けられ、裏機構板40の下側には払出装置
43に接続された通路ユニット44が設けられている。
払出装置43から払出された遊技球は、通路ユニット4
4を経由して上皿排出口28a(図12)から上皿28
に払出されることになる。
【0111】裏機構板40の開口部40aには、遊技盤
25の裏側に装着された裏カバー45と、入賞口35〜
37に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図
示)とが嵌合されている。この裏カバー45に装着され
たケースCA1の内部に主制御基板1及び電動役物制御
基板6が配設され、その前側に図柄制御基板2が配設さ
れている(図13参照)。主制御基板1の下側で、裏カ
バー45に装着されたケースCA2の内部にランプ制御
基板4が設けられ、隣接するケースCA3の内部に音声
制御基板3が設けられている。
【0112】これらケースCA2,CA3の下側で、裏
機構板40に装着されたケースCA4の内部には、電源
基板9と払出制御基板5が設けられている。この電源基
板9には、電源スイッチ53とRAMクリアスイッチ5
4とが配置されている。これら両スイッチ53,54に
対応する部位は切欠かれ、両スイッチを指で同時に操作
可能になっている。発射ハンドル30の後側に装着され
たケースCA5の内部には、発射制御基板7が設けられ
ている。そして、これらの回路基板1〜7は夫々独立し
て構成され、電源基板9と発射制御基板7を除く制御基
板2〜6には、ワンチップマイコンを備えるコンピュー
タ回路が搭載されている。
【0113】以上、本発明の一実施例について具体的に
説明したが、本発明の遊技機は、上記した各実施例の構
成に限らず適宜変更可能である。例えば、上記の実施例
では、主制御基板から制御コマンドを受ける電動役物制
御基板6を設けたが、この電動役物制御基板6に対応す
る機能を図柄制御基板2に設けても良い。この場合に
は、図柄制御基板2が可変入賞口の普通電動役物作動開
始コマンドを受けることになる。
【0114】また、1種類だけの普通電動役物作動開始
コマンドを送信可能に構成しても良く、この場合には、
制御コマンドの選択処理を省略できる分だけ、主制御基
板の処理負荷を低減化することができる。また、普通図
柄表示部に関連させて普通電動役物作動開始コマンドを
異ならせるように構成しても良い。
【0115】例えば、普通図柄表示部に所定時期に表
示された表示結果に応じて制御コマンド(普通電動役物
作動開始コマンド)を決定する、普通図柄表示部に所
定時期に表示された当り図柄に応じて制御コマンドを決
定する、普通図柄表示部に所定時期に変動表示された
変動パターンに応じて制御コマンドを決定する、普通
図柄表示部に所定時期に変動表示されたリーチ変動パタ
ーンに応じて制御コマンドを決定する、普通図柄表示
部に所定時期に変動表示されたスーパリーチ変動パター
ンに応じて制御コマンドを決定する、所定時期からの
当り回数に応じて制御コマンドを決定する、所定時期
からの当り抽選確率の確率変動回数に応じて制御コマン
ドを決定する、所定時期からの普通図柄表示部に表示
結果が表示された回数に応じて制御コマンドを決定する
ことなどが例示される。
【0116】また、特別図柄表示部に関連させて制御コ
マンド(普通電動役物作動開始コマンド)を異ならせる
ように構成しても良い。例えば、特別図柄表示部に所
定時期に表示された表示結果に応じて制御コマンドを決
定する、特別図柄表示部に所定時期に表示された大当
り図柄に応じて制御コマンドを決定する、特別図柄表
示部に所定時期に変動表示された変動パターンに応じて
制御コマンドを決定する、特別図柄表示部に所定時期
に変動表示されたリーチ変動パターンに応じて制御コマ
ンドを決定する、特別図柄表示部に所定時期に変動表
示されたスーパリーチ変動パターンに応じて制御コマン
ドを決定する、所定時期からの大当り回数に応じて制
御コマンドを決定する、所定時期からの大当り抽選確
率の確率変動回数に応じて制御コマンドを決定する、
所定時期からの特別図柄表示部に表示結果が表示された
回数に応じて制御コマンドを決定するなどが例示され
る。
【0117】このように構成することで、遊技機に多様
性を持たせることができる。なお、上記各構成における
所定時期とは、「最近」、「電源投入時」、「電源異常
などエラー発生時」、「当り発生時」、「大当り発生
時」、「当り抽選確率の確率変動発生時」、「大当り抽
選確率の確率変動発生時」、「所定の抽選結果など遊技
状態に変化が生じた時期」などを適用することができ
る。この場合、様々な遊技動作をこれまで以上に関連さ
せたり、それら所定時期が発生した場合に遊技者に有利
な状態が発生したかもしれないと期待できる部分が増
え、さらに遊技の興趣を増大させる事ができる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他の遊技制御を犠牲にすることなく可変入賞装置を個性
的に制御できる遊技機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】電動役物制御基板の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】主制御基板におけるタイマ割込み処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】図3の一部を詳細に示すフローチャートであ
る。
【図5】図3の別の一部を詳細に示すフローチャートで
ある。
【図6】普通電動役物の開閉パターンを図示したもので
ある。
【図7】電動役物制御基板における受信割込み処理とメ
イン処理を示すフローチャートである。
【図8】電動役物制御基板におけるタイマ割込み処理を
示すフローチャートである。
【図9】電動役物制御基板の動作で使用される決定テー
ブルである。
【図10】別のタイマ割込み処理を示すフローチャート
である。
【図11】電動役物制御基板の動作で使用される別の決
定テーブルである。
【図12】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図13】図12のパチンコ機の側面図である。
【図14】図12のパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。
【図15】図12のパチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
35 可変入賞装置(可変入賞口) 36 可変入賞装置(大入賞口) 21 遊技機 1 主制御基板 6 電動役物制御基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者に有利な第1状態と不利な第2状
    態に変換制御可能な可変入賞装置を備えた遊技機におい
    て、 他の制御部から受信した制御コマンドに基づいて、前記
    可変入賞装置を変換制御する変換制御部を設けたことを
    特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技者に有利な利益状態を発生させるか
    否かを抽選する抽選手段と、この抽選結果に基づいた制
    御コマンドを送信する送信手段とを設けた遊技制御基板
    と、前記変換制御部を有するサブ制御基板とを別々に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記可変入賞装置を第1状態と第2状態
    とに変換制御する制御パターンを複数種類記憶するパタ
    ーン記憶部と、前記パターン記憶部から所定の制御パタ
    ーンを選択するパターン選択手段とを前記変換制御部に
    備え、 前記変換制御部が、前記選択された制御パターンに従っ
    て前記可変入賞装置を第1状態と第2状態とに変換制御
    することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記制御コマンドに従って、前記パター
    ン選択手段が前記パターン記憶部から所定の制御パター
    ンを選択することを特徴とする請求項3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 乱数値を発生可能な乱数発生手段を前記
    サブ制御基板に設け、 前記乱数値に従って、前記パターン選択手段が前記パタ
    ーン記憶部から所定の制御パターンを選択することを特
    徴とする請求項3〜4に記載の遊技機。
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