JP2003290425A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003290425A
JP2003290425A JP2003090649A JP2003090649A JP2003290425A JP 2003290425 A JP2003290425 A JP 2003290425A JP 2003090649 A JP2003090649 A JP 2003090649A JP 2003090649 A JP2003090649 A JP 2003090649A JP 2003290425 A JP2003290425 A JP 2003290425A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演出内容を制限することなく、遊技者が好む
演出を積極的に行うことができるようにする。 【解決手段】 役の抽選を行う役抽選手段61と、複数
の演出パターンを、演出のタイプごとに格納した複数の
演出パターンデータテーブル71と、遊技中の演出のタ
イプを、遊技者が所定の操作により選択する演出タイプ
選択手段73と、演出タイプ選択手段73の選択結果に
基づいて、所定の演出パターンデータテーブル71を選
択する演出パターンデータテーブル選択手段74と、役
抽選手段61の抽選結果に基づいて、演出パターンデー
タテーブル選択手段74により選択された演出パターン
データテーブル71から、演出パターンを選択する演出
パターン選択手段75と、演出パターン選択手段75で
選択された演出パターンに基づいて、演出の出力を制御
する演出出力制御手段79とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、役の抽選結果に基
づいて演出パターンを選択し、その選択した演出パター
ンに基づいて演出を出力するスロットマシンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスロットマシンでは、遊
技が開始されると、スロットマシン内部で役の抽選が行
われる。そして、役の抽選結果に基づいて演出パターン
が選択され、その演出パターンに従って、例えば特別役
の当選可能性等を遊技者に知らせる演出を行うようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
スロットマシンでは、選択された演出パターンに従い、
一律に演出が行われるものであるので、遊技者によって
は、自己が好まない演出が行われる場合があった。そし
て、遊技者は、自己が好まない演出を行うスロットマシ
ンでの遊技を敬遠してしまうという問題があった。
【0004】ここで、演出を好むか好まないかは、遊技
者に依存するものであるので、全ての遊技者が好む演出
だけを搭載することは不可能である。また、多くの遊技
者が好む演出を搭載しただけでは、演出内容が限定され
てしまい、遊技者に飽きられやすいという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、演出内
容を制限することなく、遊技者が好む演出を積極的に行
うことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選
手段と、複数の演出パターンを、演出のタイプごとに格
納した複数の演出パターンデータテーブルと、遊技中の
演出のタイプを、遊技者が所定の操作により選択する演
出タイプ選択手段と、前記演出タイプ選択手段の選択結
果に基づいて、所定の前記演出パターンデータテーブル
を選択する演出パターンデータテーブル選択手段と、前
記役抽選手段の抽選結果に基づいて、前記演出パターン
データテーブル選択手段により選択された前記演出パタ
ーンデータテーブルから、演出パターンを選択する演出
パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択
された演出パターンに基づいて、演出の出力を制御する
演出出力制御手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明においては、複数のタイプ
の演出の出力が可能となっており、遊技者は、演出タイ
プ選択手段により、希望する演出のタイプを選択するこ
とができる。演出タイプ選択手段によりいずれかの演出
のタイプが選択されると、演出パターンデータテーブル
選択手段は、その演出のタイプに対応する演出パターン
データテーブルを選択する。
【0007】そして、演出パターン選択手段は、選択さ
れた演出パターンデータテーブルから、いずれかの演出
パターンを選択する。次いで、演出出力制御手段は、選
択された演出パターンに基づいて演出の出力を制御す
る。したがって、遊技者は、自己の好む演出のタイプを
選択し、遊技を行うことができる。よって、遊技者が好
まない演出を行うことを防止することができる。また、
演出内容が制限されてしまうことを防止することができ
る。
【0008】(請求項2)請求項2の発明は、請求項1
に記載のスロットマシンにおいて、前記演出タイプ選択
手段は、遊技者が遊技を行うときに操作する操作部を利
用して、演出のタイプを選択するものであることを特徴
とする。
【0009】請求項2の発明においては、演出タイプ選
択手段による演出のタイプの選択は、遊技者が遊技を行
うときに操作する操作部、例えばリールを始動させるた
めのスタートスイッチを利用して行われる。したがっ
て、演出のタイプの選択を、専用の機器等を設けること
なく行うことができる。また、遊技者が遊技を行うとき
に操作する操作部を利用して演出のタイプを選択するこ
とで、演出のタイプが選択されていない状態で遊技が行
われてしまうことを防止することができる。
【0010】(請求項3)請求項3の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記演
出パターンデータテーブル選択手段により前記演出パタ
ーンデータテーブルが選択されたときは、選択された演
出のタイプを遊技者に知らせる演出タイプ選択内容報知
手段を備えることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明においては、演出タイプ選
択内容報知手段により、いずれの演出のタイプが選択さ
れているかが遊技者にわかるように報知される。したが
って、遊技者は、遊技を行う前や遊技中等に、いずれの
演出のタイプが選択されているかを容易に判断すること
ができる。
【0012】(請求項4)請求項4の発明は、請求項1
から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記演出タイプ選択手段により演出のタイ
プが選択されたか否かを判断する演出タイプ選択判断手
段を備え、前記演出パターンデータテーブル選択手段
は、前記演出タイプ選択判断手段により所定時間内に演
出のタイプが選択されていないと判断されたとき、又は
前記演出タイプ選択手段による演出のタイプの選択が行
われる前に遊技が開始されたときは、いずれかの前記演
出パターンデータテーブルを選択することを特徴とす
る。
【0013】請求項4の発明においては、演出タイプ選
択判断手段により、演出のタイプが選択されたか否かが
判断される。そして、所定時間内に演出のタイプが選択
されていないときや、演出のタイプが選択される前に遊
技が開始されたときは、演出パターンデータテーブル選
択手段は、いずれかの演出パターンデータテーブルを自
動的に選択する。したがって、演出のタイプが選択され
ていない状態が長く続いたり、演出のタイプが選択され
ないで遊技が開始されてしまうことを防止することがで
きる。
【0014】(請求項5、請求項6)請求項5の発明
は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の
スロットマシンにおいて、複数の前記演出パターンデー
タテーブルには、リールの停止制御により役の当選可能
性を告知演出するための演出パターンを格納するととも
に、リールの停止制御方法が異なる複数の演出パターン
データテーブルを含むことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項6の発明は、請求項1から
請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンに
おいて、複数の前記演出パターンデータテーブルには、
役の当選可能性を告知演出するための演出パターンを格
納するとともに、役の当選可能性の信頼度が異なる複数
の演出パターンデータテーブルを含むことを特徴とす
る。
【0016】請求項5の発明においては、リールの停止
制御方法が異なる演出パターンを有する複数の演出パタ
ーンデータテーブルが設けられる。さらに、請求項6の
発明においては、役の当選可能性の信頼度が異なる演出
パターンを有する複数の演出パターンデータテーブルが
設けられる。したがって、それぞれの演出パターンデー
タテーブルが選択されたときの演出のタイプに、特徴を
持たせることができる。
【0017】(請求項7、請求項8)請求項7の発明
は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の
スロットマシンにおいて、前記演出パターンデータテー
ブル選択手段は、所定の前記演出パターンデータテーブ
ルを選択したときは、その演出パターンデータテーブル
を複数回の遊技で継続して選択することを特徴とする。
【0018】さらに、請求項8の発明は、請求項1から
請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンに
おいて、前記演出パターンデータテーブル選択手段は、
特別遊技の終了後の通常遊技で最初に選択した前記演出
パターンデータテーブルを、少なくとも、特別遊技に移
行させるための特別役が当選するまでの遊技で継続して
選択することを特徴とする。
【0019】請求項7の発明においては、遊技者が一旦
演出のタイプを選択したときは、複数回の遊技で、その
選択が継続されるようになる。さらに、請求項8の発明
においては、遊技者が一旦演出のタイプを選択したとき
は、少なくとも特別役が当選するまでの遊技で、その選
択が継続されるようになる。したがって、遊技を行うご
とに演出のタイプを選択する煩雑さを回避することがで
きる。
【0020】(請求項9)請求項9の発明は、請求項1
から請求項8までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、少なくとも1つの前記演出パターンデータ
テーブルの演出パターンには、複数回の連続する遊技に
わたって一連の演出を行うようにする連続遊技演出パタ
ーンを有し、前記演出出力制御手段は、前記演出パター
ン選択手段で連続遊技演出パターンが選択されたとき
は、その連続遊技演出パターンに基づいて、演出の出力
を制御することを特徴とする。
【0021】請求項9の発明においては、演出パターン
データテーブルの演出パターンの中には、連続遊技演出
パターンが設けられている。そして、この連続遊技演出
パターンが選択されたときは、複数回の連続する遊技に
わたって一連の演出が行われる。したがって、このよう
な演出が行われた場合において、例えば最初の遊技では
非当選を意味する演出が行われた場合であっても、次遊
技で特別役の当選を意味する演出に発展するとき等があ
る。これにより、遊技者は、次遊技への期待を持つこと
ができるようになる。また、1遊技での演出時間を長く
することなく、より多様化した演出を行うことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に
おけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図で
ある。スロットマシン10の制御手段50は、スロット
マシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン
10全体を統括制御する手段である。制御手段50は、
演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラ
ムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPU
が各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時
的に記憶しておくRAM等とを備える。
【0023】制御手段50の出力側(図中、右側)に
は、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続
されている。モータ32は、リール31を回転させるた
めのものであり、リール31の回転中心部に連結され、
遊技用制御手段60によって制御される。モータ32
は、リール31を回転させることによって、リール31
上の図柄を所定の速度で上下方向に移動表示させる。
【0024】リール31は、リング状のものであり、そ
の外周面には複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄)
を印刷したリールテープを貼付したものである。リール
31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。ま
た、各リール31は、スロットマシン10のフロントパ
ネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続
する3図柄が見えるように配置されている。
【0025】なお、入賞役としては、例えばビックボー
ナス(BB)等の特別役、複数種類の小役、及び再遊技
役(以下、リプレイという。)が挙げられる。特別役と
は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊
技)に移行させる役である。また、小役とは、予め定め
た枚数のメダルの払出しを行う役である。さらにまた、
リプレイとは、当該遊技での賭数(メダルのベット枚
数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
【0026】以上の各種の役に対応する、リール31の
図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリ
ール31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合
せが予め定められた役の図柄の組合せと一致するとき
は、その役の入賞となり、メダルの払出し等、成立役に
応じた利益が遊技者に与えられる。
【0027】バックランプ33は、各リール31の内周
面側に配置され、ランプ(又はLED等)を点灯するこ
とにより、リール31の図柄を背後から照光するもので
ある。このバックランプ33による図柄の照光は、図柄
を見やすくするための他、遊技中に特定条件を満たした
ときに所定のパターンで図柄を照光することにより、役
の当選可能性を告知する演出等を行うものである。
【0028】スピーカ34は、遊技中に各種の演出を行
うべく、それぞれ特定条件を満たしたときに、特定のサ
ウンドを出力するものである。また、画像表示装置35
は、本実施形態ではカラー画像を表示する液晶ディスプ
レイ等からなるものであり、スロットマシン10のフロ
ントパネル内に、遊技者に対して目視可能に設けられて
いる。画像表示装置35は、遊技中の演出を行うとき
に、各種の画像表示を行うものである。
【0029】さらに、制御手段50の入力側(図中、左
側)には、以下に示すメダルセンサ45等の周辺機器が
電気的に接続されている。メダルセンサ45は、メダル
投入口44から投入されたメダルを検知等するセンサで
ある。ベットスイッチ43は、遊技者がクレジットの範
囲内で賭数(メダルのベット枚数)を入力するときに操
作するスイッチである。スタートスイッチ41は、遊技
者がリール31の回転をスタートさせるときに操作する
スイッチである。ストップスイッチ42は、各リール3
1ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリ
ール31の回転を停止させるときに操作するスイッチで
ある。
【0030】制御手段50は、遊技用制御手段60と、
演出用制御手段70とを備える。 (遊技用制御手段)遊技用制御手段60は、遊技の進行
に直接関係する制御を行うものであり、以下の役抽選手
段61等を備える。なお、遊技用制御手段60は、以下
に示すものに限定されるものではない。
【0031】(役抽選手段)役抽選手段61は、役(ビ
ックボーナス等の特別役、小役又はリプレイ)の抽選を
行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用
の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段
が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手
段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当
選役を判定する判定手段とを備えている。
【0032】役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタ
ートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段
は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を抽選テーブ
ルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対
応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がビック
ボーナス当選領域に属する場合は、ビックボーナスの当
選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定
する。
【0033】(リール停止制御手段)リール停止制御手
段62は、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイ
ッチ42がオンされたときのタイミング等とから決定さ
れた所定位置に、リール31を停止させるように制御す
るものである。遊技用制御手段60には、役抽選手段6
1の抽選結果、及び遊技状態(通常遊技状態、特別遊技
状態等)等に対応して設けられ、ストップスイッチ42
の操作タイミングに基づいたリール31の停止位置を定
めた停止位置決定用テーブルが設けられている。
【0034】役抽選手段61の抽選結果等に対応する所
定の停止位置決定用テーブルが選択されると、ストップ
スイッチ42がオンされたときに、そのタイミングに基
づいて停止位置決定用テーブルを参照してリール31の
停止位置が決定される。そして、リール停止制御手段6
2は、モータ32を駆動制御して、リール31が所定位
置に停止するように制御する。なお、役抽選手段61で
何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリ
ール31の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止
するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で
非当選のときは、何らかの役の図柄の組合わせが有効ラ
インに停止しないようにリール31が停止制御される。
【0035】(払出し手段)払出し手段63は、リール
31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せが
何らかの役の図柄の組合せであり、役の入賞となったと
きに、成立役に応じた所定枚数のメダルをホッパーから
遊技者に対して払い出すように制御するものである。な
お、上述したリプレイが入賞したときは、メダルを払い
出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動
投入するように制御する。
【0036】(演出用制御手段)一方、演出用制御手段
70は、スロットマシン10の制御のうち、特に演出に
関する制御を行うものであり、以下の演出パターンデー
タテーブル71等を備える。なお、演出用制御手段70
は、以下に示すものに限定されるものではない。
【0037】(演出パターンデータテーブル)演出パタ
ーンデータテーブル71は、遊技中の演出パターンを複
数設けたものであり、特に本実施形態では第1演出パタ
ーンデータテーブル71aと第2演出パターンデータテ
ーブル71bとの2つを備えている。ここで、第1演出
パターンデータテーブル71aと第2演出パターンデー
タテーブル71bとは、演出タイプの異なる演出パター
ンをそれぞれ格納したものである。すなわち、選択され
る演出パターンデータテーブル71に応じて、遊技中に
は、異なるタイプの演出が出力される。
【0038】図2は、演出パターンデータテーブル71
の一実施形態を示す図である。図2に示すように、第1
及び第2演出パターンデータテーブル71a及び71b
には、それぞれ複数(本実施形態では20個)の演出パ
ターン(パターン1、パターン2、…、パターン20)
が設けられている。これらの各演出パターンは、第1リ
ール31、第2リール31及び第3リール31の停止時
の演出を定めたものである。各リール31の停止時の演
出としては、例えば、画像表示装置35により所定の画
像表示を行うこと、バックランプ33によりランプ等を
点灯させること、スピーカ34から所定のサウンドを出
力させること等が挙げられる。
【0039】また、本実施形態の演出パターンデータテ
ーブル71の演出パターンの中には、複数回の連続する
遊技にわたって一連の演出を行うようにした連続遊技演
出パターンを有する。この連続遊技演出パターンが選択
されると、当該遊技で演出は終了せず、次遊技以降にも
続くようになる。連続遊技演出パターンには、上記のよ
うに各リール31の停止時の演出に限らず、次遊技でメ
ダルを投入したときに行う演出まで定められている。
【0040】さらには、演出パターンデータテーブル7
1の演出パターンの中には、複数回の連続する遊技にわ
たって一連の演出を行っているいずれかの遊技中に、特
定条件が成立したときに選択される特定演出パターンが
設けられている。なお、本実施形態において特定演出パ
ターンが選択される特定条件とは、特別役であるビック
ボーナスが入賞したとき(ビックボーナスの図柄の組合
せが有効ラインに停止したとき)である。
【0041】なお、複数の演出パターンデータテーブル
71を、上記以外の種々の演出のタイプに分けることが
可能である。例えば、第1に、第1及び第2演出パター
ンデータテーブル71a及び71bの双方の演出パター
ンに、リール31の停止制御により役の当選可能性の告
知演出を行うことを含むようにする。そして、第1演出
パターンデータテーブル71aと第2演出パターンデー
タテーブル71bとで、リールの停止制御方法が異なる
ようにする。例えば、第1演出パターンデータテーブル
71aの演出パターンは、リール31の停止時に表示窓
に出現する図柄の組合せ(いわゆるリーチ目の出現)に
より、役の当選可能性の告知演出を行うようにし、第2
演出パターンデータテーブル71bの演出パターンは、
リール31の停止時の移動制御(いわゆるスベリの出
現)により、役の当選可能性の告知演出を行うようにす
る。
【0042】また第2に、第1演出パターンデータテー
ブル71aと第2演出パターンデータテーブル71bと
で、役の当選可能性を告知演出するときの信頼度が異な
るようにする。例えば、第1演出パターンデータテーブ
ル71aが選択されたときの役の当選可能性の告知演出
は、出現頻度は低いが高い信頼度を有するようにし、第
2演出パターンデータテーブル71bが選択されたとき
の役の当選可能性の告知演出は、出現頻度は高いが信頼
度は高くないようにする。
【0043】説明を図1に戻す。 (続き演出パターンデータテーブル)続き演出パターン
データテーブル72は、複数回の連続する遊技にわたっ
て一連の演出を行うときの最初の遊技に続く遊技で使用
する複数の続き演出パターンを有するものである。上述
のように、通常は、第1又は第2演出パターンデータテ
ーブル71a又は71bのいずれかが選択される。そし
て、この演出パターンデータテーブル71によって連続
遊技演出パターンが選択されたときは、最初の遊技に続
く遊技では、続き演出パターンデータテーブル72が用
いられる。さらに、この続き演出パターンデータテーブ
ル72からいずれかの続き演出パターンが選択され、次
遊技の演出に使用される。
【0044】続き演出パターンデータテーブル72は、
図示しないが、上記の第1及び第2演出パターンデータ
テーブル71a及び71bにそれぞれ対応するものを備
える。そして、最初の遊技で例えば第1演出パターンデ
ータテーブル71aが選択され、この中から連続遊技演
出パターンが選択されたときは、これに対応する続き演
出パターンデータテーブル72が選択される。
【0045】(演出タイプ選択手段)演出タイプ選択手
段73は、遊技中の演出のタイプを、遊技者が所定の操
作により選択するものである。本実施形態では、演出タ
イプが異なる2種類のタイプ1とタイプ2とから、遊技
者が好む方を選択できるようにしている。また、本実施
形態では、演出タイプ選択手段73は、遊技者が遊技を
行うときに操作する操作部のうち、スタートスイッチ4
1と画像表示装置35とを利用して、演出のタイプを選
択するようにしている。
【0046】先ず、画像表示装置35に、演出のタイプ
をタイプ1とするかタイプ2とするかを画像表示する。
その画像表示方法としては、例えば第1に、タイプ1と
タイプ2との画像を並列表示して、一定周期でタイプ1
又はタイプ2を矢印が指し示すような画像を表示する方
法がある。また第2に、タイプ1とタイプ2との画像を
交互に表示する方法がある。そして、例えば前者の場
合、タイプ1が矢印で指し示されている時にスタートス
イッチ41をオンすることで、タイプ1が選択されるよ
うにする。なお、以上の方法に限らず、遊技者が遊技を
進行するうえで操作する操作部とは別個のもの、例えば
タッチパネルを設け、これを用いて演出のタイプを選択
できるようにしても良い。
【0047】(演出パターンデータテーブル選択手段)
演出パターンデータテーブル選択手段74は、演出タイ
プ選択手段73の選択結果に基づいて、第1又は第2演
出パターンデータテーブル71a又は71bのいずれか
を選択するものである。本実施形態では、演出タイプ選
択手段73でタイプ1が選択されたときは、第1演出パ
ターンデータテーブル71aを、タイプ2が選択された
ときは第2演出パターンデータテーブル71bを、それ
ぞれ選択する。さらには、演出パターンデータテーブル
71から連続遊技演出パターンが選択された場合は、そ
の遊技に続く遊技では、対応する続き演出パターンデー
タテーブル72を選択する。
【0048】また、演出パターンデータテーブル選択手
段74が演出タイプ選択手段73の選択結果に基づい
て、いずれかの演出パターンデータテーブル71を選択
したときは、その演出パターンデータテーブル71を、
複数回の遊技で継続して選択するようにしても良い。ま
た、少なくともビックボーナスのような特別役が当選す
るまでは、継続して選択するようにしても良い。この場
合において、遊技者によりタイプ1又はタイプ2が一旦
選択され、継続していずれかの演出パターンデータテー
ブル71が選択されている間は、画像表示装置35に演
出のタイプを遊技者に選択させる画像を表示しないよう
にすれば良い。
【0049】(演出パターン選択手段)演出パターン選
択手段75は、遊技ごとに、役抽選手段61での役の抽
選結果や遊技状態等に基づいて、演出パターンデータテ
ーブル選択手段74によって選択された演出パターンデ
ータテーブル71から、いずれかの演出パターンを抽選
によって選択するものである。さらに、続き演出パター
ンデータテーブル72が選択されている場合は、この続
き演出パターンデータテーブル72から、いずれかの続
き演出パターンを抽選によって選択する。
【0050】なお、各演出パターン(続き演出パターン
を含む)は、役抽選手段61の抽選結果に応じて、それ
ぞれ選択確率が予め定められている。例えば、特別役が
当選した場合又は特別役が既に当選しているが入賞して
いない場合は、特別役の当選を告知する演出パターンが
高確率で選択される。また、非当選時は、役に当選して
いる可能性が低いことを意味する演出パターンが高確率
で選択される。
【0051】(演出タイプ選択判断手段)演出タイプ選
択判断手段76は、演出タイプ選択手段73により演出
のタイプが選択されたか否かを判断するものである。そ
して、演出パターンデータテーブル選択手段74は、演
出タイプ選択判断手段76により所定時間内に演出のタ
イプが選択されていないと判断されたときは、いずれか
の演出パターンデータテーブル71を選択する。このよ
うにすれば、長い時間にわたって演出パターンデータテ
ーブル71が選択されていない状態が続いてしまうこと
を防止することができる。
【0052】なお、本実施形態のように、演出タイプ選
択手段73がスタートスイッチ41のオンにより演出の
タイプを選択するものであれば、演出のタイプが選択さ
れないうちに遊技が開始されてしまうことはない。しか
し、例えばタッチパネルのような機器を用いて演出のタ
イプを選択する場合は、演出のタイプが選択される前に
遊技が開始される(スタートスイッチ41がオンされ
る)場合があり得る。よって、この場合は、演出パター
ンデータテーブル選択手段74は、自動的にいずれかの
演出パターンデータテーブル71を選択する。
【0053】(演出タイプ選択内容報知手段)演出タイ
プ選択内容報知手段77は、演出パターンデータテーブ
ル選択手段74によりいずれかの演出パターンデータテ
ーブル71が選択されたときは、選択された演出のタイ
プを遊技者に知らせるものである。その方法としては、
例えば画像表示装置35による画像表示を用いる方法
や、スロットマシン10に設けられた各種のランプ類を
所定のパターンで点灯させる方法が挙げられる。
【0054】(演出内容決定手段)演出内容決定手段7
8は、演出パターン選択手段75により演出パターンデ
ータテーブル71から連続遊技演出パターンが選択され
たときは、最初の遊技に続く遊技において、当該遊技の
役抽選手段61の抽選結果に基づいて演出内容を決定
(構築)するものであり、例えば具体的な演出データ等
を記憶した記憶手段(ROM等)を有している。また、
続き演出パターンデータテーブル72の続き演出パター
ンには、最初の遊技に続く遊技での、大まかな演出の流
れが定められているものとする。このとき、演出内容決
定手段78は、選択された続き演出パターンの演出の流
れに沿うように、演出データ等を記憶手段から引き出し
て、具体的な演出内容を決定する。例えば、最初の遊技
に続く遊技において、役抽選手段61で小役が当選した
ときは、その小役の当選を告知するように、演出内容を
決定する。
【0055】(演出出力制御手段)演出出力制御手段7
9は、演出パターン選択手段75で選択された演出パタ
ーンや、演出内容決定手段78で決定された演出内容に
基づいて、所定の機器から所定のタイミングで演出を出
力するように制御するものである。例えば、リール31
の停止時に、画像表示装置35に所定の画像表示をした
り、又はバックランプ33を点灯させたり、スピーカ3
4からサウンドを出力したりする。
【0056】次に、本実施形態のスロットマシン10に
おける演出の流れを説明する。最初に、遊技前の画像表
示装置35には、タイプ1とタイプ2とのどちらの演出
を選択するかの画像が表示されている。遊技者は、例え
ばタイプ1を希望するときは、画像表示装置35にタイ
プ1を選択する旨を表す画像が表示されている時にスタ
ートスイッチ41をオンすることで、タイプ1を選択す
る。
【0057】先ず、タイプ1の演出の流れについて説明
する。タイプ1が選択されたときは、最初のストップス
イッチ42をオンしたときに、画像表示装置35の画像
が切り替わり、所定の演出用画像が表示される。次に2
番目のストップスイッチ42がオンされると、さらに画
像が切り替わり、役を構成する図柄、例えば小役を構成
する「ベル」や「チェリー」等の図柄や、特別役を構成
する「7」の図柄等が、キャラクターとともに表示され
る。そして、このキャラクターが、表示されている図柄
を取得しようとしている画像が表示される。
【0058】次いで、最後のストップスイッチ42がオ
ンされると、キャラクターが図柄を取得できたか否かが
画像表示される。例えば、小役を構成する図柄をキャラ
クターが取得できたときは、通常は、その小役が入賞す
る。また、そのような画像が表示されたにもかかわらず
その小役が入賞しなかったときは、特別役の当選可能性
が高いことを意味するものとなる。これに対し、キャラ
クターが図柄を取得できなかったときは、非当選を意味
するものとなる。
【0059】さらに、画像表示装置35による上記の演
出は、一般には遊技ごとに行われるものであるが、上述
した連続遊技演出パターンが選択されているときは、次
の遊技に演出が続くようになる。この場合は、次遊技を
行うためにメダルを投入すると、画像表示装置35の画
像が切り替わる。例えば第1に、前遊技では、キャラク
ターが小役を構成する図柄を取得した画像が表示され、
かつその小役が入賞したとする。そして、次遊技におけ
るメダル投入時に、小役を構成する図柄から特別役を構
成する図柄に変化するような画像表示が行われる。この
場合は、特別役が当選している可能性が高いことを意味
するものとなる。
【0060】また、第2に、前遊技では、キャラクター
が小役を構成する図柄を取得できなかったときの画像が
表示されたとする。そして、次遊技におけるメダル投入
時に、その画像が変化し、例えば他のキャラクターが登
場して図柄を取得した画像表示が行われる。このように
なれば、何らかの役が当選していることを意味するもの
となる。この演出では、取得した図柄がわかるように画
像表示される場合の他、この段階では未だ図柄の種類が
隠されており、さらに遊技を進行させないと図柄の種類
がわからないように画像表示される場合もある。
【0061】次に、タイプ2の演出の流れについて説明
する。タイプ2が選択されたときは、リール31の停止
時に、スピーカ34からの特定のサウンドの出力、及び
停止したリール31に対応するバックランプ33の点灯
の演出が行われる。なお、選択された演出パターンによ
って、各リール31の停止時に全く演出が行われない場
合、3つのリール31のうち、1つ又は2つのリール3
1の停止時に上記演出が行われる場合、さらには3つの
リール31の停止時の全てに上記演出が行われる場合が
ある。そして、少なくとも1つのリール31の停止時に
上記演出が行われたときは、全リール31の停止後に、
画像表示装置35による画像表示の演出に発展する。
【0062】この演出では、登場したキャラクターが射
撃を行う画像を表示するものである。そして、射撃の弾
数は、上記の各リール31の停止時の演出回数に相当す
る。すなわち、1つのリール31の停止時に上記演出が
行われたときは、弾数は1個であり、全ての3つのリー
ル31の停止時に上記演出が行われたときは、弾数は3
個である。さらには、他のキャラクターが新たに登場
し、弾をさらに追加する演出もある。
【0063】そして、その弾数分だけ射撃を行い、ター
ゲットに弾が当たったか否かの画像が表示される。ター
ゲットに弾が当たった画像が表示されたときは、特別役
の当選可能性が高いことを意味するものとなる。これに
対し、弾がターゲットに当たらなかった画像が表示され
たときは、特別役の当選可能性が低いことを意味するも
のとなる。
【0064】さらに、上記の画像表示による演出は、一
般には遊技ごとに行われるものであるが、連続遊技演出
パターンが選択されているときは、次の遊技に演出が続
くようになる。この場合は、次遊技を行うためにメダル
を投入すると、画像表示装置35の画像が切り替わる。
例えば、前遊技では、弾がターゲットに当たらなかった
画像が表示されたものとする。そして、次遊技における
メダル投入時に、その画像が切り替わり、例えば新たな
他のキャラクターが登場して弾をさらに追加し、その弾
で再度、射撃を行う画像が表示される。そして、この射
撃で弾がターゲットに当たった画像が表示されたとき
は、特別役の当選可能性が高いことを意味するものとな
る。
【0065】以上の演出により、第1に、複数の演出の
タイプを選択可能に予め設けておくことで、遊技者は、
自己の好む方の演出のタイプを選択できるようになる。
また第2に、全てのリール31が停止して、当該遊技で
の演出が一旦終了したように見える場合であっても、次
の遊技でのメダル投入時等に前遊技からの演出が続く場
合がある。よって、遊技者は、次遊技への期待を持つこ
とができるようになる。
【0066】続いて、本実施形態のスロットマシン10
の演出の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図3から図5までは、本実施形態の演出の流れを示すフ
ローチャートである。図4及び図5は、それぞれ図3に
続くフローチャートである。先ず、図3のステップS1
において、演出出力制御手段79は、画像表示装置35
に、初期画像を表示する。この初期画像の表示は、上述
のように、遊技者に、タイプ1又はタイプ2のいずれか
の演出のタイプを選択させるためのものである。
【0067】そして、ステップS2では、遊技用制御手
段60は、メダルセンサ45又はベットスイッチ43か
らの入力信号を検知し続ける。そしてこれらのいずれか
の入力信号を検知したとき、すなわちメダルの投入を検
知したときは、その投入されたメダル枚数に応じて有効
ラインを有効化する処理等を行い、ステップS3に進
む。ステップS3では、遊技用制御手段60は、スター
トスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そ
して、オンが検知されると、ステップS4に進み、役抽
選手段61は、役の抽選を行う。また、ステップS3に
おいて、スタートスイッチ41がオンされたときのタイ
ミングに従い、演出のタイプ(タイプ1又はタイプ2)
が選択される。同時に、演出タイプ選択判断手段76
は、演出のタイプが選択されたと判断する。
【0068】次のステップS5では、演出用制御手段7
0は、選択された演出のタイプがタイプ1であるか否か
を判断する。タイプ1が選択されたと判断したときは、
ステップS6に進み、演出パターンデータテーブル選択
手段74は、タイプ1に対応する第1演出パターンデー
タテーブル71aをセットする。そして、次のステップ
S7で、演出タイプ選択内容報知手段77は、タイプ1
の演出が選択された旨を報知する。例えば、画像表示装
置35にタイプ1である旨を示す画像を表示する。そし
て、図4の処理に進む。
【0069】これに対し、ステップS5において、選択
された演出のタイプがタイプ1でない(タイプ2であ
る)と判断したときは、ステップS8に進み、演出パタ
ーンデータテーブル選択手段74は、タイプ2に対応す
る第2演出パターンデータテーブル71bをセットす
る。そして、次のステップS9で、ステップS7と同様
に、演出タイプ選択内容報知手段77は、タイプ2の演
出が選択された旨を報知する。そして、図5の処理に進
む。
【0070】タイプ1が選択されたときは、図4のステ
ップS21において、演出パターン選択手段75は、第
1演出パターンデータテーブル71aからいずれかの演
出パターンを選択する。そして、ステップS22では、
遊技用制御手段60は、各リール31が停止したか否か
を検知し続け、いずれかのリール31の停止を検知した
ときはステップS23に進む。ステップS23では、演
出出力制御手段79は、選択された演出パターンに基づ
いて、リール31の停止時の演出を、画像表示装置35
によって画像表示する。
【0071】次のステップS24では、遊技用制御手段
60は、全リール31が停止したか否かを判別し、停止
していないと判別したときはステップS22に戻る。以
上のステップS22からステップS24までの処理によ
り、ストップスイッチ42がオンされるごとに、画像表
示装置35には、キャラクターが役を構成する図柄を取
得できるかどうか等の画像が順次表示される。
【0072】ステップS24で全てのリール31が停止
したと判別されたときはステップS25に進み、遊技用
制御手段60は、BB(本実施形態の特別役であるビッ
クボーナス)が入賞したか否かを判別する。BBが入賞
したと判別したときは、ステップS26に進んで、演出
パターン選択手段75は、特定演出パターンを選択す
る。そして、次のステップS27で、演出出力制御手段
79は、特定演出パターンに基づいて、画像表示装置3
5に所定の画像を表示し、本フローチャートによる処理
を終了する。
【0073】このようにするのは、それまで一定の演出
を行っていたが、BBが入賞したときは、もはや役の当
選可能性に関する演出を行う必要がないので、BBゲー
ムに関する画像表示を行うためである。なお、特定演出
パターンに基づく演出は、直ちにBBゲームへの移行後
の画像表示を行っても良いが、BBが入賞した旨の画像
表示をしたうえで、BBゲームの画像表示を行うように
しても良い。
【0074】一方、ステップS25でBBが入賞してい
ないと判別されたときは、ステップS28に進み、演出
用制御手段70は、ステップS21で演出パターン選択
手段75により選択された演出パターンが連続遊技演出
パターンであるか否かを判別する。連続遊技演出パター
ンでないと判別されたときは、この遊技で演出を終了
し、次遊技に演出を続けないので、本フローチャートに
よる処理を終了する。
【0075】これに対し、ステップS28で連続遊技演
出パターンであると判別されたときは、ステップS29
に進み、遊技用制御手段60は、次遊技に移行したか否
か、すなわち次遊技を開始するためにメダルが投入され
たか否かを、メダルセンサ45又はベットスイッチ43
からの入力信号によって検知し続ける。そして、これを
検知したときは、ステップS30に進み、演出出力制御
手段79は、連続遊技演出パターンに基づいて画像表示
装置35に所定の画像を表示する。上述したように、例
えば、前遊技ではキャラクターが役を構成する図柄を取
得できなかった画像が表示されたが、次遊技でのメダル
投入により、他のキャラクターが登場して、役を構成す
る図柄を取得したような画像を表示する。
【0076】次のステップS31では、遊技用制御手段
60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検
知し続ける。オンが検知されるとステップS32で役抽
選手段61は役の抽選を行う。さらにステップS33
で、演出パターンデータテーブル選択手段74は、第1
演出パターンデータテーブル71aに対応する続き演出
パターンデータテーブル72をセットする。そして、ス
テップS34で、演出パターン選択手段75は、役抽選
手段61の役の抽選結果に基づいて、続き演出パターン
データテーブル72から、いずれかの続き演出パターン
を選択する。
【0077】次のステップS35では、演出内容決定手
段78は、選択された続き演出パターンと役抽選手段6
1の抽選結果とに基づいて、この遊技での演出内容を決
定する。そして、ステップS36で、演出出力制御手段
79は、演出内容決定手段78で決定した演出内容に従
い、画像表示装置35により所定の画像表示を行う。な
お、次遊技以降での具体的な演出内容等については、説
明を省略する。
【0078】続いて、タイプ2が選択されたときは、図
3のステップS9から図5のステップS41に進む。ス
テップS41では、演出パターン選択手段75は、第2
演出パターンデータテーブル71bからいずれかの演出
パターンを選択する。そして、ステップS42では、遊
技用制御手段60は、各リール31が停止したか否かを
検知し続け、いずれかのリール31の停止を検知したと
きはステップS43に進む。ステップS43では、演出
出力制御手段79は、演出パターンに基づいて、リール
31の停止時に、バックランプ33の点灯等の演出を出
力する。
【0079】そして、ステップS44で、遊技用制御手
段60は、全リール31が停止したか否かを判別し、停
止していないと判別したときはステップS42に戻る。
以上のステップS42からステップS44までの処理に
より、上述したように、演出出力制御手段79は、選択
された演出パターンに基づいて、停止したリール31に
対応するバックランプ33の点灯や、スピーカ34から
の特定のサウンドの出力等の演出を行う。
【0080】ステップS44で全てのリール31が停止
したと判別されたときはステップS45に進み、遊技用
制御手段60は、BBが入賞したか否かを判別する。B
Bが入賞したと判別したときは、ステップS46に進ん
で、演出パターン選択手段75は、特定演出パターンを
選択する。このステップS46及び次のステップS47
の処理は、タイプ1のステップS26及びステップS2
7の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0081】一方、ステップS45でBBが入賞してい
ないと判別されたときは、ステップS48に進み、演出
用制御手段70は、全リール31の停止後の画像表示装
置35による画像表示の演出を行うか否かを判別する。
ステップS48で画像表示の演出がないと判別されたと
きは、本フローチャートによる処理を終了する。
【0082】これに対し、ステップS48で画像表示の
演出があると判別されたとき、すなわち3つのリール3
1の停止時のうち、少なくとも1つのリール31の停止
時に上記演出が行われたときは、ステップS49に進ん
で、演出出力制御手段79は、全リール31の停止後の
画像表示装置35による画像表示の演出を行う。この画
像表示の演出は、上述したように、キャラクターが射撃
を行う画像表示の演出である。
【0083】そして、次のステップS50に進み、演出
用制御手段70は、ステップS41で演出パターン選択
手段75により選択された演出パターンが連続遊技演出
パターンであるか否かを判別する。連続遊技演出パター
ンでないと判別されたときは、この遊技で演出を終了
し、次遊技に演出を続けないので、本フローチャートに
よる処理を終了する。
【0084】一方、ステップS50で連続遊技演出パタ
ーンであると判別されたときは、ステップS51に進
み、遊技用制御手段60は、次遊技に移行したか否か、
すなわち次遊技を開始するためにメダルが投入されたか
否かを、メダルセンサ45又はベットスイッチ43から
の入力信号によって検知し続ける。そして、これを検知
したときは、ステップS52に進み、演出出力制御手段
79は、連続遊技演出パターンに基づいて画像表示装置
35に所定の画像を表示する。上述したように、例え
ば、前遊技では弾がターゲットに当たらなかった画像が
表示されたが、その画像が変化し、新たな他のキャラク
ターが登場して弾を追加し、その弾で再度射撃を行った
ところ、ターゲットに当たった画像等を表示する。次の
ステップS53以降の処理は、図4のステップS31以
降の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0085】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、続き演出パターンデータテーブ
ル72を設け、この中から続き演出パターンを選択して
次遊技で使用するようにした。しかし、これに限らず、
連続遊技演出パターンに、次遊技での演出パターンを含
めるようにしても良い。 (2)また、一連の演出を行う連続する遊技において、
最初の遊技に続く遊技では、演出内容決定手段78によ
り、演出内容を決定するようにした。しかしこれに限ら
ず、演出パターンに、具体的な演出内容まで定めるよう
にしても良い。
【0086】(3)本実施形態では、最初の遊技で連続
遊技演出パターンが選択されたときは、次遊技にまで演
出が続くようにした。しかし、これに限らず、連続する
3遊技以上で、一連の演出を行うようにしても良い。 (4)演出パターンデータテーブル71は、本実施形態
では2つ(第1及び第2演出パターンデータテーブル7
1a及び71b)設けた。しかし、これに限らず、演出
のタイプが異なるものを3つ以上設けても良い。
【0087】(5)本発明において、連続遊技演出パタ
ーンが選択されたときは、その次の遊技で、必ず演出を
行うようにするものではない。例えば、最初の遊技で連
続遊技演出パターンが選択されたときに、その最初の遊
技の次の遊技では演出を行わないようにし、さらにその
次の遊技で、最初の遊技に続く演出を行うようにしても
良い。このように、複数回の連続する遊技にわたって一
連の演出を行う場合、必ずしもその複数回の全ての遊技
で演出を行うわけではない。
【0088】
【発明の効果】(請求項1)請求項1の発明によれば、
遊技者は、自己の好む演出のタイプを選択し、遊技を行
うことができる。よって、遊技者が好まない演出を行う
ことを防止することができる。また、演出内容が制限さ
れてしまうことを防止することができる。
【0089】(請求項2)請求項2の発明によれば、演
出のタイプの選択を、専用の機器等を設けることなく行
うことができる。また、遊技者が遊技を行うときに操作
する操作部を利用して演出のタイプを選択することで、
演出のタイプが選択されていない状態で遊技が行われて
しまうことを防止することができる。
【0090】(請求項3)請求項3の発明によれば、遊
技者は、遊技を行う前や遊技中等に、いずれの演出のタ
イプが選択されているかを容易に判断することができ
る。 (請求項4)請求項4の発明によれば、演出のタイプが
選択されていない状態が長く続いたり、演出のタイプが
選択されないで遊技が開始されてしまうことを防止する
ことができる。
【0091】(請求項5、請求項6)請求項5又は請求
項6の発明によれば、それぞれの演出パターンデータテ
ーブルが選択されたときの演出のタイプに、特徴を持た
せることができる。 (請求項7、請求項8)請求項7又は請求項8の発明に
よれば、遊技を行うごとに演出のタイプを選択する煩雑
さを回避することができる。
【0092】(請求項9)請求項9の発明によれば、例
えば最初の遊技では非当選を意味する演出が行われた場
合であっても、次遊技で特別役の当選を意味する演出に
発展するとき等がある。これにより、遊技者は、次遊技
への期待を持つことができるようになる。また、1遊技
での演出時間を長くすることなく、連続した演出を行う
ことができ、この結果、より多様化した演出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンの制御の概
略を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の演出パターンデータテーブルの一
実施形態を示す図である。
【図3】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
である。
【図4】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
であり、図3に続くフローチャートである。
【図5】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
であり、図3に続くフローチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 31 リール 32 モータ 33 バックランプ 34 スピーカ 35 画像表示装置 41 スタートスイッチ 42 ストップスイッチ 43 ベットスイッチ 44 メダル投入口 45 メダルセンサ 50 制御手段 60 遊技用制御手段 61 役抽選手段 62 リール停止制御手段 63 払出し手段 70 演出用制御手段 71 演出パターンデータテーブル 71a 第1演出パターンデータテーブル 71b 第2演出パターンデータテーブル 72 続き演出パターンデータテーブル 73 演出タイプ選択手段 74 演出パターンデータテーブル選択手段 75 演出パターン選択手段 76 演出タイプ選択判断手段 77 演出タイプ選択内容報知手段 78 演出内容決定手段 79 演出出力制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月25日(2003.4.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スロットマシン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、役の抽選結果に基
づいて演出パターンを選択し、その選択した演出パター
ンに基づいて演出を出力するスロットマシンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスロットマシンでは、遊
技が開始されると、スロットマシン内部で役の抽選が行
われる。そして、役の抽選結果に基づいて演出パターン
が選択され、その演出パターンに従って、例えば特別役
の当選可能性等を遊技者に知らせる演出を行うようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
スロットマシンでは、選択された演出パターンに従い、
一律に演出が行われるものであるので、遊技者によって
は、自己が好まない演出が行われる場合があった。そし
て、遊技者は、自己が好まない演出を行うスロットマシ
ンでの遊技を敬遠してしまうという問題があった。
【0004】ここで、演出を好むか好まないかは、遊技
者に依存するものであるので、全ての遊技者が好む演出
だけを搭載することは不可能である。また、多くの遊技
者が好む演出を搭載しただけでは、演出内容が限定され
てしまい、遊技者に飽きられやすいという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、演出内
容を制限することなく、遊技者が好む演出を積極的に行
うことができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選
手段と、複数の演出パターンを、演出のタイプごとに格
納した複数の演出パターンデータテーブルと、遊技中の
演出のタイプを、遊技者が所定の操作により選択する演
出タイプ選択手段と、前記演出タイプ選択手段の選択結
果に基づいて、所定の前記演出パターンデータテーブル
を選択する演出パターンデータテーブル選択手段と、前
記役抽選手段の抽選結果に基づいて、前記演出パターン
データテーブル選択手段により選択された前記演出パタ
ーンデータテーブルから、演出パターンを選択する演出
パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択
された演出パターンに基づいて、演出の出力を制御する
演出出力制御手段とを備え、複数の前記演出パターンデ
ータテーブルには、リールの停止制御により役の当選可
能性の告知演出を行うことを含む演出パターンを格納す
るとともに、前記演出パターンデータテーブル毎に対応
した異なるリールの停止制御方法により役の当選可能性
の告知演出を行う複数の演出パターンデータテーブルを
含み、前記演出パターンデータテーブル選択手段により
いずれかの前記演出パターンデータテーブルが選択され
ているときは、前記演出出力制御手段による前記演出パ
ターン選択手段で選択された前記演出パターンに基づく
演出が出力されるとともに、リールの停止制御により役
の当選可能性の告知演出を行うことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明においては、複数のタイプ
の演出の出力が可能となっており、遊技者は、演出タイ
プ選択手段により、希望する演出のタイプを選択するこ
とができる。演出タイプ選択手段によりいずれかの演出
のタイプが選択されると、演出パターンデータテーブル
選択手段は、その演出のタイプに対応する演出パターン
データテーブルを選択する。
【0007】そして、演出パターン選択手段は、選択さ
れた演出パターンデータテーブルから、いずれかの演出
パターンを選択する。次いで、演出出力制御手段は、選
択された演出パターンに基づいて演出の出力を制御す
る。したがって、遊技者は、自己の好む演出のタイプを
選択し、遊技を行うことができる。よって、遊技者が好
まない演出を行うことを防止することができる。また、
演出内容が制限されてしまうことを防止することができ
る。
【0008】さらに、複数の演出パターンデータテーブ
ルには、リールの停止制御により役の当選可能性の告知
演出を行うことを含む演出パターンを格納するととも
に、演出パターンデータテーブル毎に対応した異なるリ
ールの停止制御方法により役の当選可能性の告知演出を
行う複数の演出パターンデータテーブルが含まれる。例
えば、いずれか1つの演出パターンデータテーブルの演
出パターンは、リールの停止時に表示窓に出現する図柄
の組合せ(いわゆるリーチ目の出現)により、役の当選
可能性の告知演出を行うようにする。また、他のいずれ
か1つの演出パターンデータテーブルの演出パターン
は、リールの停止時の移動制御(いわゆるスベリの出
現)により、役の当選可能性の告知演出を行うようにす
る。したがって、それぞれの演出パターンデータテーブ
ルが選択されたときのリールの停止制御に特徴を持たせ
ることができる。
【0009】(請求項2)請求項2の発明は、請求項1
に記載のスロットマシンにおいて、前記演出タイプ選択
手段は、遊技者が遊技を行うときに操作する操作部を利
用して、演出のタイプを選択するものであることを特徴
とする。
【0010】請求項2の発明においては、演出タイプ選
択手段による演出のタイプの選択は、遊技者が遊技を行
うときに操作する操作部、例えばリールを始動させるた
めのスタートスイッチを利用して行われる。したがっ
て、演出のタイプの選択を、専用の機器等を設けること
なく行うことができる。また、遊技者が遊技を行うとき
に操作する操作部を利用して演出のタイプを選択するこ
とで、演出のタイプが選択されていない状態で遊技が行
われてしまうことを防止することができる。
【0011】(請求項3)請求項3の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記演
出パターンデータテーブル選択手段により前記演出パタ
ーンデータテーブルが選択されたときは、選択された演
出のタイプを遊技者に知らせる演出タイプ選択内容報知
手段を備えることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明においては、演出タイプ選
択内容報知手段により、いずれの演出のタイプが選択さ
れているかが遊技者にわかるように報知される。したが
って、遊技者は、遊技を行う前や遊技中等に、いずれの
演出のタイプが選択されているかを容易に判断すること
ができる。
【0013】(請求項4)請求項4の発明は、請求項1
から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、複数の前記演出パターンデータテーブルに
は、役の当選可能性を告知演出するための演出パターン
を格納するとともに、役の当選可能性の信頼度が異なる
複数の演出パターンデータテーブルを含むことを特徴と
する。
【0014】請求項4の発明においては、役の当選可能
性の信頼度が異なる演出パターンを有する複数の演出パ
ターンデータテーブルが設けられる。したがって、それ
ぞれの演出パターンデータテーブルが選択されたときの
演出のタイプに、特徴を持たせることができる。
【0015】(請求項5、請求項6)請求項5の発明
は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の
スロットマシンにおいて、前記演出パターンデータテー
ブル選択手段は、所定の前記演出パターンデータテーブ
ルを選択したときは、その演出パターンデータテーブル
を複数回の遊技で継続して選択することを特徴とする。
【0016】さらに、請求項6の発明は、請求項1から
請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンに
おいて、前記演出パターンデータテーブル選択手段は、
特別遊技の終了後の通常遊技で最初に選択した前記演出
パターンデータテーブルを、少なくとも、特別遊技に移
行させるための特別役が当選するまでの遊技で継続して
選択することを特徴とする。
【0017】請求項5の発明においては、遊技者が一旦
演出のタイプを選択したときは、複数回の遊技で、その
選択が継続されるようになる。さらに、請求項6の発明
においては、遊技者が一旦演出のタイプを選択したとき
は、少なくとも特別役が当選するまでの遊技で、その選
択が継続されるようになる。したがって、遊技を行うご
とに演出のタイプを選択する煩雑さを回避することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に
おけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図で
ある。スロットマシン10の制御手段50は、スロット
マシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン
10全体を統括制御する手段である。制御手段50は、
演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラ
ムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPU
が各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時
的に記憶しておくRAM等とを備える。
【0019】制御手段50の出力側(図中、右側)に
は、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続
されている。モータ32は、リール31を回転させるた
めのものであり、リール31の回転中心部に連結され、
遊技用制御手段60によって制御される。モータ32
は、リール31を回転させることによって、リール31
上の図柄を所定の速度で上下方向に移動表示させる。
【0020】リール31は、リング状のものであり、そ
の外周面には複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄)
を印刷したリールテープを貼付したものである。リール
31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。ま
た、各リール31は、スロットマシン10のフロントパ
ネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続
する3図柄が見えるように配置されている。
【0021】なお、入賞役としては、例えばビックボー
ナス(BB)等の特別役、複数種類の小役、及び再遊技
役(以下、リプレイという。)が挙げられる。特別役と
は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊
技)に移行させる役である。また、小役とは、予め定め
た枚数のメダルの払出しを行う役である。さらにまた、
リプレイとは、当該遊技での賭数(メダルのベット枚
数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
【0022】以上の各種の役に対応する、リール31の
図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリ
ール31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合
せが予め定められた役の図柄の組合せと一致するとき
は、その役の入賞となり、メダルの払出し等、成立役に
応じた利益が遊技者に与えられる。
【0023】バックランプ33は、各リール31の内周
面側に配置され、ランプ(又はLED等)を点灯するこ
とにより、リール31の図柄を背後から照光するもので
ある。このバックランプ33による図柄の照光は、図柄
を見やすくするための他、遊技中に特定条件を満たした
ときに所定のパターンで図柄を照光することにより、役
の当選可能性を告知する演出等を行うものである。
【0024】スピーカ34は、遊技中に各種の演出を行
うべく、それぞれ特定条件を満たしたときに、特定のサ
ウンドを出力するものである。また、画像表示装置35
は、本実施形態ではカラー画像を表示する液晶ディスプ
レイ等からなるものであり、スロットマシン10のフロ
ントパネル内に、遊技者に対して目視可能に設けられて
いる。画像表示装置35は、遊技中の演出を行うとき
に、各種の画像表示を行うものである。
【0025】さらに、制御手段50の入力側(図中、左
側)には、以下に示すメダルセンサ45等の周辺機器が
電気的に接続されている。メダルセンサ45は、メダル
投入口44から投入されたメダルを検知等するセンサで
ある。ベットスイッチ43は、遊技者がクレジットの範
囲内で賭数(メダルのベット枚数)を入力するときに操
作するスイッチである。スタートスイッチ41は、遊技
者がリール31の回転をスタートさせるときに操作する
スイッチである。ストップスイッチ42は、各リール3
1ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリ
ール31の回転を停止させるときに操作するスイッチで
ある。
【0026】制御手段50は、遊技用制御手段60と、
演出用制御手段70とを備える。 (遊技用制御手段)遊技用制御手段60は、遊技の進行
に直接関係する制御を行うものであり、以下の役抽選手
段61等を備える。なお、遊技用制御手段60は、以下
に示すものに限定されるものではない。
【0027】(役抽選手段)役抽選手段61は、役(ビ
ックボーナス等の特別役、小役又はリプレイ)の抽選を
行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用
の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段
が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手
段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当
選役を判定する判定手段とを備えている。
【0028】役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタ
ートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段
は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を抽選テーブ
ルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対
応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がビック
ボーナス当選領域に属する場合は、ビックボーナスの当
選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定
する。
【0029】(リール停止制御手段)リール停止制御手
段62は、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイ
ッチ42がオンされたときのタイミング等とから決定さ
れた所定位置に、リール31を停止させるように制御す
るものである。遊技用制御手段60には、役抽選手段6
1の抽選結果、及び遊技状態(通常遊技状態、特別遊技
状態等)等に対応して設けられ、ストップスイッチ42
の操作タイミングに基づいたリール31の停止位置を定
めた停止位置決定用テーブルが設けられている。
【0030】役抽選手段61の抽選結果等に対応する所
定の停止位置決定用テーブルが選択されると、ストップ
スイッチ42がオンされたときに、そのタイミングに基
づいて停止位置決定用テーブルを参照してリール31の
停止位置が決定される。そして、リール停止制御手段6
2は、モータ32を駆動制御して、リール31が所定位
置に停止するように制御する。なお、役抽選手段61で
何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリ
ール31の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止
するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で
非当選のときは、何らかの役の図柄の組合わせが有効ラ
インに停止しないようにリール31が停止制御される。
【0031】(払出し手段)払出し手段63は、リール
31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せが
何らかの役の図柄の組合せであり、役の入賞となったと
きに、成立役に応じた所定枚数のメダルをホッパーから
遊技者に対して払い出すように制御するものである。な
お、上述したリプレイが入賞したときは、メダルを払い
出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動
投入するように制御する。
【0032】(演出用制御手段)一方、演出用制御手段
70は、スロットマシン10の制御のうち、特に演出に
関する制御を行うものであり、以下の演出パターンデー
タテーブル71等を備える。なお、演出用制御手段70
は、以下に示すものに限定されるものではない。
【0033】(演出パターンデータテーブル)演出パタ
ーンデータテーブル71は、遊技中の演出パターンを複
数設けたものであり、特に本実施形態では第1演出パタ
ーンデータテーブル71aと第2演出パターンデータテ
ーブル71bとの2つを備えている。ここで、第1演出
パターンデータテーブル71aと第2演出パターンデー
タテーブル71bとは、演出タイプの異なる演出パター
ンをそれぞれ格納したものである。すなわち、選択され
る演出パターンデータテーブル71に応じて、遊技中に
は、異なるタイプの演出が出力される。
【0034】図2は、演出パターンデータテーブル71
の一実施形態を示す図である。図2に示すように、第1
及び第2演出パターンデータテーブル71a及び71b
には、それぞれ複数(本実施形態では20個)の演出パ
ターン(パターン1、パターン2、…、パターン20)
が設けられている。これらの各演出パターンは、第1リ
ール31、第2リール31及び第3リール31の停止時
の演出を定めたものである。各リール31の停止時の演
出としては、例えば、画像表示装置35により所定の画
像表示を行うこと、バックランプ33によりランプ等を
点灯させること、スピーカ34から所定のサウンドを出
力させること等が挙げられる。
【0035】また、本実施形態の演出パターンデータテ
ーブル71の演出パターンの中には、複数回の連続する
遊技にわたって一連の演出を行うようにした連続遊技演
出パターンを有する。この連続遊技演出パターンが選択
されると、当該遊技で演出は終了せず、次遊技以降にも
続くようになる。連続遊技演出パターンには、上記のよ
うに各リール31の停止時の演出に限らず、次遊技でメ
ダルを投入したときに行う演出まで定められている。
【0036】さらには、演出パターンデータテーブル7
1の演出パターンの中には、複数回の連続する遊技にわ
たって一連の演出を行っているいずれかの遊技中に、特
定条件が成立したときに選択される特定演出パターンが
設けられている。なお、本実施形態において特定演出パ
ターンが選択される特定条件とは、特別役であるビック
ボーナスが入賞したとき(ビックボーナスの図柄の組合
せが有効ラインに停止したとき)である。
【0037】なお、複数の演出パターンデータテーブル
71を、上記以外の種々の演出のタイプに分けることが
可能である。例えば、第1に、第1及び第2演出パター
ンデータテーブル71a及び71bの双方の演出パター
ンに、リール31の停止制御により役の当選可能性の告
知演出を行うことを含むようにする。そして、第1演出
パターンデータテーブル71aと第2演出パターンデー
タテーブル71bとで、リールの停止制御方法が異なる
ようにする。例えば、第1演出パターンデータテーブル
71aの演出パターンは、リール31の停止時に表示窓
に出現する図柄の組合せ(いわゆるリーチ目の出現)に
より、役の当選可能性の告知演出を行うようにし、第2
演出パターンデータテーブル71bの演出パターンは、
リール31の停止時の移動制御(いわゆるスベリの出
現)により、役の当選可能性の告知演出を行うようにす
る。
【0038】また第2に、第1演出パターンデータテー
ブル71aと第2演出パターンデータテーブル71bと
で、役の当選可能性を告知演出するときの信頼度が異な
るようにする。例えば、第1演出パターンデータテーブ
ル71aが選択されたときの役の当選可能性の告知演出
は、出現頻度は低いが高い信頼度を有するようにし、第
2演出パターンデータテーブル71bが選択されたとき
の役の当選可能性の告知演出は、出現頻度は高いが信頼
度は高くないようにする。
【0039】説明を図1に戻す。 (続き演出パターンデータテーブル)続き演出パターン
データテーブル72は、複数回の連続する遊技にわたっ
て一連の演出を行うときの最初の遊技に続く遊技で使用
する複数の続き演出パターンを有するものである。上述
のように、通常は、第1又は第2演出パターンデータテ
ーブル71a又は71bのいずれかが選択される。そし
て、この演出パターンデータテーブル71によって連続
遊技演出パターンが選択されたときは、最初の遊技に続
く遊技では、続き演出パターンデータテーブル72が用
いられる。さらに、この続き演出パターンデータテーブ
ル72からいずれかの続き演出パターンが選択され、次
遊技の演出に使用される。
【0040】続き演出パターンデータテーブル72は、
図示しないが、上記の第1及び第2演出パターンデータ
テーブル71a及び71bにそれぞれ対応するものを備
える。そして、最初の遊技で例えば第1演出パターンデ
ータテーブル71aが選択され、この中から連続遊技演
出パターンが選択されたときは、これに対応する続き演
出パターンデータテーブル72が選択される。
【0041】(演出タイプ選択手段)演出タイプ選択手
段73は、遊技中の演出のタイプを、遊技者が所定の操
作により選択するものである。本実施形態では、演出タ
イプが異なる2種類のタイプ1とタイプ2とから、遊技
者が好む方を選択できるようにしている。また、本実施
形態では、演出タイプ選択手段73は、遊技者が遊技を
行うときに操作する操作部のうち、スタートスイッチ4
1と画像表示装置35とを利用して、演出のタイプを選
択するようにしている。
【0042】先ず、画像表示装置35に、演出のタイプ
をタイプ1とするかタイプ2とするかを画像表示する。
その画像表示方法としては、例えば第1に、タイプ1と
タイプ2との画像を並列表示して、一定周期でタイプ1
又はタイプ2を矢印が指し示すような画像を表示する方
法がある。また第2に、タイプ1とタイプ2との画像を
交互に表示する方法がある。そして、例えば前者の場
合、タイプ1が矢印で指し示されている時にスタートス
イッチ41をオンすることで、タイプ1が選択されるよ
うにする。なお、以上の方法に限らず、遊技者が遊技を
進行するうえで操作する操作部とは別個のもの、例えば
タッチパネルを設け、これを用いて演出のタイプを選択
できるようにしても良い。
【0043】(演出パターンデータテーブル選択手段)
演出パターンデータテーブル選択手段74は、演出タイ
プ選択手段73の選択結果に基づいて、第1又は第2演
出パターンデータテーブル71a又は71bのいずれか
を選択するものである。本実施形態では、演出タイプ選
択手段73でタイプ1が選択されたときは、第1演出パ
ターンデータテーブル71aを、タイプ2が選択された
ときは第2演出パターンデータテーブル71bを、それ
ぞれ選択する。さらには、演出パターンデータテーブル
71から連続遊技演出パターンが選択された場合は、そ
の遊技に続く遊技では、対応する続き演出パターンデー
タテーブル72を選択する。
【0044】また、演出パターンデータテーブル選択手
段74が演出タイプ選択手段73の選択結果に基づい
て、いずれかの演出パターンデータテーブル71を選択
したときは、その演出パターンデータテーブル71を、
複数回の遊技で継続して選択するようにしても良い。ま
た、少なくともビックボーナスのような特別役が当選す
るまでは、継続して選択するようにしても良い。この場
合において、遊技者によりタイプ1又はタイプ2が一旦
選択され、継続していずれかの演出パターンデータテー
ブル71が選択されている間は、画像表示装置35に演
出のタイプを遊技者に選択させる画像を表示しないよう
にすれば良い。
【0045】(演出パターン選択手段)演出パターン選
択手段75は、遊技ごとに、役抽選手段61での役の抽
選結果や遊技状態等に基づいて、演出パターンデータテ
ーブル選択手段74によって選択された演出パターンデ
ータテーブル71から、いずれかの演出パターンを抽選
によって選択するものである。さらに、続き演出パター
ンデータテーブル72が選択されている場合は、この続
き演出パターンデータテーブル72から、いずれかの続
き演出パターンを抽選によって選択する。
【0046】なお、各演出パターン(続き演出パターン
を含む)は、役抽選手段61の抽選結果に応じて、それ
ぞれ選択確率が予め定められている。例えば、特別役が
当選した場合又は特別役が既に当選しているが入賞して
いない場合は、特別役の当選を告知する演出パターンが
高確率で選択される。また、非当選時は、役に当選して
いる可能性が低いことを意味する演出パターンが高確率
で選択される。
【0047】(演出タイプ選択判断手段)演出タイプ選
択判断手段76は、演出タイプ選択手段73により演出
のタイプが選択されたか否かを判断するものである。そ
して、演出パターンデータテーブル選択手段74は、演
出タイプ選択判断手段76により所定時間内に演出のタ
イプが選択されていないと判断されたときは、いずれか
の演出パターンデータテーブル71を選択する。このよ
うにすれば、長い時間にわたって演出パターンデータテ
ーブル71が選択されていない状態が続いてしまうこと
を防止することができる。
【0048】なお、本実施形態のように、演出タイプ選
択手段73がスタートスイッチ41のオンにより演出の
タイプを選択するものであれば、演出のタイプが選択さ
れないうちに遊技が開始されてしまうことはない。しか
し、例えばタッチパネルのような機器を用いて演出のタ
イプを選択する場合は、演出のタイプが選択される前に
遊技が開始される(スタートスイッチ41がオンされ
る)場合があり得る。よって、この場合は、演出パター
ンデータテーブル選択手段74は、自動的にいずれかの
演出パターンデータテーブル71を選択する。
【0049】(演出タイプ選択内容報知手段)演出タイ
プ選択内容報知手段77は、演出パターンデータテーブ
ル選択手段74によりいずれかの演出パターンデータテ
ーブル71が選択されたときは、選択された演出のタイ
プを遊技者に知らせるものである。その方法としては、
例えば画像表示装置35による画像表示を用いる方法
や、スロットマシン10に設けられた各種のランプ類を
所定のパターンで点灯させる方法が挙げられる。
【0050】(演出内容決定手段)演出内容決定手段7
8は、演出パターン選択手段75により演出パターンデ
ータテーブル71から連続遊技演出パターンが選択され
たときは、最初の遊技に続く遊技において、当該遊技の
役抽選手段61の抽選結果に基づいて演出内容を決定
(構築)するものであり、例えば具体的な演出データ等
を記憶した記憶手段(ROM等)を有している。また、
続き演出パターンデータテーブル72の続き演出パター
ンには、最初の遊技に続く遊技での、大まかな演出の流
れが定められているものとする。このとき、演出内容決
定手段78は、選択された続き演出パターンの演出の流
れに沿うように、演出データ等を記憶手段から引き出し
て、具体的な演出内容を決定する。例えば、最初の遊技
に続く遊技において、役抽選手段61で小役が当選した
ときは、その小役の当選を告知するように、演出内容を
決定する。
【0051】(演出出力制御手段)演出出力制御手段7
9は、演出パターン選択手段75で選択された演出パタ
ーンや、演出内容決定手段78で決定された演出内容に
基づいて、所定の機器から所定のタイミングで演出を出
力するように制御するものである。例えば、リール31
の停止時に、画像表示装置35に所定の画像表示をした
り、又はバックランプ33を点灯させたり、スピーカ3
4からサウンドを出力したりする。
【0052】次に、本実施形態のスロットマシン10に
おける演出の流れを説明する。最初に、遊技前の画像表
示装置35には、タイプ1とタイプ2とのどちらの演出
を選択するかの画像が表示されている。遊技者は、例え
ばタイプ1を希望するときは、画像表示装置35にタイ
プ1を選択する旨を表す画像が表示されている時にスタ
ートスイッチ41をオンすることで、タイプ1を選択す
る。
【0053】先ず、タイプ1の演出の流れについて説明
する。タイプ1が選択されたときは、最初のストップス
イッチ42をオンしたときに、画像表示装置35の画像
が切り替わり、所定の演出用画像が表示される。次に2
番目のストップスイッチ42がオンされると、さらに画
像が切り替わり、役を構成する図柄、例えば小役を構成
する「ベル」や「チェリー」等の図柄や、特別役を構成
する「7」の図柄等が、キャラクターとともに表示され
る。そして、このキャラクターが、表示されている図柄
を取得しようとしている画像が表示される。
【0054】次いで、最後のストップスイッチ42がオ
ンされると、キャラクターが図柄を取得できたか否かが
画像表示される。例えば、小役を構成する図柄をキャラ
クターが取得できたときは、通常は、その小役が入賞す
る。また、そのような画像が表示されたにもかかわらず
その小役が入賞しなかったときは、特別役の当選可能性
が高いことを意味するものとなる。これに対し、キャラ
クターが図柄を取得できなかったときは、非当選を意味
するものとなる。
【0055】さらに、画像表示装置35による上記の演
出は、一般には遊技ごとに行われるものであるが、上述
した連続遊技演出パターンが選択されているときは、次
の遊技に演出が続くようになる。この場合は、次遊技を
行うためにメダルを投入すると、画像表示装置35の画
像が切り替わる。例えば第1に、前遊技では、キャラク
ターが小役を構成する図柄を取得した画像が表示され、
かつその小役が入賞したとする。そして、次遊技におけ
るメダル投入時に、小役を構成する図柄から特別役を構
成する図柄に変化するような画像表示が行われる。この
場合は、特別役が当選している可能性が高いことを意味
するものとなる。
【0056】また、第2に、前遊技では、キャラクター
が小役を構成する図柄を取得できなかったときの画像が
表示されたとする。そして、次遊技におけるメダル投入
時に、その画像が変化し、例えば他のキャラクターが登
場して図柄を取得した画像表示が行われる。このように
なれば、何らかの役が当選していることを意味するもの
となる。この演出では、取得した図柄がわかるように画
像表示される場合の他、この段階では未だ図柄の種類が
隠されており、さらに遊技を進行させないと図柄の種類
がわからないように画像表示される場合もある。
【0057】次に、タイプ2の演出の流れについて説明
する。タイプ2が選択されたときは、リール31の停止
時に、スピーカ34からの特定のサウンドの出力、及び
停止したリール31に対応するバックランプ33の点灯
の演出が行われる。なお、選択された演出パターンによ
って、各リール31の停止時に全く演出が行われない場
合、3つのリール31のうち、1つ又は2つのリール3
1の停止時に上記演出が行われる場合、さらには3つの
リール31の停止時の全てに上記演出が行われる場合が
ある。そして、少なくとも1つのリール31の停止時に
上記演出が行われたときは、全リール31の停止後に、
画像表示装置35による画像表示の演出に発展する。
【0058】この演出では、登場したキャラクターが射
撃を行う画像を表示するものである。そして、射撃の弾
数は、上記の各リール31の停止時の演出回数に相当す
る。すなわち、1つのリール31の停止時に上記演出が
行われたときは、弾数は1個であり、全ての3つのリー
ル31の停止時に上記演出が行われたときは、弾数は3
個である。さらには、他のキャラクターが新たに登場
し、弾をさらに追加する演出もある。
【0059】そして、その弾数分だけ射撃を行い、ター
ゲットに弾が当たったか否かの画像が表示される。ター
ゲットに弾が当たった画像が表示されたときは、特別役
の当選可能性が高いことを意味するものとなる。これに
対し、弾がターゲットに当たらなかった画像が表示され
たときは、特別役の当選可能性が低いことを意味するも
のとなる。
【0060】さらに、上記の画像表示による演出は、一
般には遊技ごとに行われるものであるが、連続遊技演出
パターンが選択されているときは、次の遊技に演出が続
くようになる。この場合は、次遊技を行うためにメダル
を投入すると、画像表示装置35の画像が切り替わる。
例えば、前遊技では、弾がターゲットに当たらなかった
画像が表示されたものとする。そして、次遊技における
メダル投入時に、その画像が切り替わり、例えば新たな
他のキャラクターが登場して弾をさらに追加し、その弾
で再度、射撃を行う画像が表示される。そして、この射
撃で弾がターゲットに当たった画像が表示されたとき
は、特別役の当選可能性が高いことを意味するものとな
る。
【0061】以上の演出により、第1に、複数の演出の
タイプを選択可能に予め設けておくことで、遊技者は、
自己の好む方の演出のタイプを選択できるようになる。
また第2に、全てのリール31が停止して、当該遊技で
の演出が一旦終了したように見える場合であっても、次
の遊技でのメダル投入時等に前遊技からの演出が続く場
合がある。よって、遊技者は、次遊技への期待を持つこ
とができるようになる。
【0062】続いて、本実施形態のスロットマシン10
の演出の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図3から図5までは、本実施形態の演出の流れを示すフ
ローチャートである。図4及び図5は、それぞれ図3に
続くフローチャートである。先ず、図3のステップS1
において、演出出力制御手段79は、画像表示装置35
に、初期画像を表示する。この初期画像の表示は、上述
のように、遊技者に、タイプ1又はタイプ2のいずれか
の演出のタイプを選択させるためのものである。
【0063】そして、ステップS2では、遊技用制御手
段60は、メダルセンサ45又はベットスイッチ43か
らの入力信号を検知し続ける。そしてこれらのいずれか
の入力信号を検知したとき、すなわちメダルの投入を検
知したときは、その投入されたメダル枚数に応じて有効
ラインを有効化する処理等を行い、ステップS3に進
む。ステップS3では、遊技用制御手段60は、スター
トスイッチ41がオンされたか否かを検知し続ける。そ
して、オンが検知されると、ステップS4に進み、役抽
選手段61は、役の抽選を行う。また、ステップS3に
おいて、スタートスイッチ41がオンされたときのタイ
ミングに従い、演出のタイプ(タイプ1又はタイプ2)
が選択される。同時に、演出タイプ選択判断手段76
は、演出のタイプが選択されたと判断する。
【0064】次のステップS5では、演出用制御手段7
0は、選択された演出のタイプがタイプ1であるか否か
を判断する。タイプ1が選択されたと判断したときは、
ステップS6に進み、演出パターンデータテーブル選択
手段74は、タイプ1に対応する第1演出パターンデー
タテーブル71aをセットする。そして、次のステップ
S7で、演出タイプ選択内容報知手段77は、タイプ1
の演出が選択された旨を報知する。例えば、画像表示装
置35にタイプ1である旨を示す画像を表示する。そし
て、図4の処理に進む。
【0065】これに対し、ステップS5において、選択
された演出のタイプがタイプ1でない(タイプ2であ
る)と判断したときは、ステップS8に進み、演出パタ
ーンデータテーブル選択手段74は、タイプ2に対応す
る第2演出パターンデータテーブル71bをセットす
る。そして、次のステップS9で、ステップS7と同様
に、演出タイプ選択内容報知手段77は、タイプ2の演
出が選択された旨を報知する。そして、図5の処理に進
む。
【0066】タイプ1が選択されたときは、図4のステ
ップS21において、演出パターン選択手段75は、第
1演出パターンデータテーブル71aからいずれかの演
出パターンを選択する。そして、ステップS22では、
遊技用制御手段60は、各リール31が停止したか否か
を検知し続け、いずれかのリール31の停止を検知した
ときはステップS23に進む。ステップS23では、演
出出力制御手段79は、選択された演出パターンに基づ
いて、リール31の停止時の演出を、画像表示装置35
によって画像表示する。
【0067】次のステップS24では、遊技用制御手段
60は、全リール31が停止したか否かを判別し、停止
していないと判別したときはステップS22に戻る。以
上のステップS22からステップS24までの処理によ
り、ストップスイッチ42がオンされるごとに、画像表
示装置35には、キャラクターが役を構成する図柄を取
得できるかどうか等の画像が順次表示される。
【0068】ステップS24で全てのリール31が停止
したと判別されたときはステップS25に進み、遊技用
制御手段60は、BB(本実施形態の特別役であるビッ
クボーナス)が入賞したか否かを判別する。BBが入賞
したと判別したときは、ステップS26に進んで、演出
パターン選択手段75は、特定演出パターンを選択す
る。そして、次のステップS27で、演出出力制御手段
79は、特定演出パターンに基づいて、画像表示装置3
5に所定の画像を表示し、本フローチャートによる処理
を終了する。
【0069】このようにするのは、それまで一定の演出
を行っていたが、BBが入賞したときは、もはや役の当
選可能性に関する演出を行う必要がないので、BBゲー
ムに関する画像表示を行うためである。なお、特定演出
パターンに基づく演出は、直ちにBBゲームへの移行後
の画像表示を行っても良いが、BBが入賞した旨の画像
表示をしたうえで、BBゲームの画像表示を行うように
しても良い。
【0070】一方、ステップS25でBBが入賞してい
ないと判別されたときは、ステップS28に進み、演出
用制御手段70は、ステップS21で演出パターン選択
手段75により選択された演出パターンが連続遊技演出
パターンであるか否かを判別する。連続遊技演出パター
ンでないと判別されたときは、この遊技で演出を終了
し、次遊技に演出を続けないので、本フローチャートに
よる処理を終了する。
【0071】これに対し、ステップS28で連続遊技演
出パターンであると判別されたときは、ステップS29
に進み、遊技用制御手段60は、次遊技に移行したか否
か、すなわち次遊技を開始するためにメダルが投入され
たか否かを、メダルセンサ45又はベットスイッチ43
からの入力信号によって検知し続ける。そして、これを
検知したときは、ステップS30に進み、演出出力制御
手段79は、連続遊技演出パターンに基づいて画像表示
装置35に所定の画像を表示する。上述したように、例
えば、前遊技ではキャラクターが役を構成する図柄を取
得できなかった画像が表示されたが、次遊技でのメダル
投入により、他のキャラクターが登場して、役を構成す
る図柄を取得したような画像を表示する。
【0072】次のステップS31では、遊技用制御手段
60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検
知し続ける。オンが検知されるとステップS32で役抽
選手段61は役の抽選を行う。さらにステップS33
で、演出パターンデータテーブル選択手段74は、第1
演出パターンデータテーブル71aに対応する続き演出
パターンデータテーブル72をセットする。そして、ス
テップS34で、演出パターン選択手段75は、役抽選
手段61の役の抽選結果に基づいて、続き演出パターン
データテーブル72から、いずれかの続き演出パターン
を選択する。
【0073】次のステップS35では、演出内容決定手
段78は、選択された続き演出パターンと役抽選手段6
1の抽選結果とに基づいて、この遊技での演出内容を決
定する。そして、ステップS36で、演出出力制御手段
79は、演出内容決定手段78で決定した演出内容に従
い、画像表示装置35により所定の画像表示を行う。な
お、次遊技以降での具体的な演出内容等については、説
明を省略する。
【0074】続いて、タイプ2が選択されたときは、図
3のステップS9から図5のステップS41に進む。ス
テップS41では、演出パターン選択手段75は、第2
演出パターンデータテーブル71bからいずれかの演出
パターンを選択する。そして、ステップS42では、遊
技用制御手段60は、各リール31が停止したか否かを
検知し続け、いずれかのリール31の停止を検知したと
きはステップS43に進む。ステップS43では、演出
出力制御手段79は、演出パターンに基づいて、リール
31の停止時に、バックランプ33の点灯等の演出を出
力する。
【0075】そして、ステップS44で、遊技用制御手
段60は、全リール31が停止したか否かを判別し、停
止していないと判別したときはステップS42に戻る。
以上のステップS42からステップS44までの処理に
より、上述したように、演出出力制御手段79は、選択
された演出パターンに基づいて、停止したリール31に
対応するバックランプ33の点灯や、スピーカ34から
の特定のサウンドの出力等の演出を行う。
【0076】ステップS44で全てのリール31が停止
したと判別されたときはステップS45に進み、遊技用
制御手段60は、BBが入賞したか否かを判別する。B
Bが入賞したと判別したときは、ステップS46に進ん
で、演出パターン選択手段75は、特定演出パターンを
選択する。このステップS46及び次のステップS47
の処理は、タイプ1のステップS26及びステップS2
7の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0077】一方、ステップS45でBBが入賞してい
ないと判別されたときは、ステップS48に進み、演出
用制御手段70は、全リール31の停止後の画像表示装
置35による画像表示の演出を行うか否かを判別する。
ステップS48で画像表示の演出がないと判別されたと
きは、本フローチャートによる処理を終了する。
【0078】これに対し、ステップS48で画像表示の
演出があると判別されたとき、すなわち3つのリール3
1の停止時のうち、少なくとも1つのリール31の停止
時に上記演出が行われたときは、ステップS49に進ん
で、演出出力制御手段79は、全リール31の停止後の
画像表示装置35による画像表示の演出を行う。この画
像表示の演出は、上述したように、キャラクターが射撃
を行う画像表示の演出である。
【0079】そして、次のステップS50に進み、演出
用制御手段70は、ステップS41で演出パターン選択
手段75により選択された演出パターンが連続遊技演出
パターンであるか否かを判別する。連続遊技演出パター
ンでないと判別されたときは、この遊技で演出を終了
し、次遊技に演出を続けないので、本フローチャートに
よる処理を終了する。
【0080】一方、ステップS50で連続遊技演出パタ
ーンであると判別されたときは、ステップS51に進
み、遊技用制御手段60は、次遊技に移行したか否か、
すなわち次遊技を開始するためにメダルが投入されたか
否かを、メダルセンサ45又はベットスイッチ43から
の入力信号によって検知し続ける。そして、これを検知
したときは、ステップS52に進み、演出出力制御手段
79は、連続遊技演出パターンに基づいて画像表示装置
35に所定の画像を表示する。上述したように、例え
ば、前遊技では弾がターゲットに当たらなかった画像が
表示されたが、その画像が変化し、新たな他のキャラク
ターが登場して弾を追加し、その弾で再度射撃を行った
ところ、ターゲットに当たった画像等を表示する。次の
ステップS53以降の処理は、図4のステップS31以
降の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0081】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、続き演出パターンデータテーブ
ル72を設け、この中から続き演出パターンを選択して
次遊技で使用するようにした。しかし、これに限らず、
連続遊技演出パターンに、次遊技での演出パターンを含
めるようにしても良い。 (2)また、一連の演出を行う連続する遊技において、
最初の遊技に続く遊技では、演出内容決定手段78によ
り、演出内容を決定するようにした。しかしこれに限ら
ず、演出パターンに、具体的な演出内容まで定めるよう
にしても良い。
【0082】(3)本実施形態では、最初の遊技で連続
遊技演出パターンが選択されたときは、次遊技にまで演
出が続くようにした。しかし、これに限らず、連続する
3遊技以上で、一連の演出を行うようにしても良い。 (4)演出パターンデータテーブル71は、本実施形態
では2つ(第1及び第2演出パターンデータテーブル7
1a及び71b)設けた。しかし、これに限らず、演出
のタイプが異なるものを3つ以上設けても良い。
【0083】(5)本発明において、連続遊技演出パタ
ーンが選択されたときは、その次の遊技で、必ず演出を
行うようにするものではない。例えば、最初の遊技で連
続遊技演出パターンが選択されたときに、その最初の遊
技の次の遊技では演出を行わないようにし、さらにその
次の遊技で、最初の遊技に続く演出を行うようにしても
良い。このように、複数回の連続する遊技にわたって一
連の演出を行う場合、必ずしもその複数回の全ての遊技
で演出を行うわけではない。
【0084】
【発明の効果】(請求項1)請求項1の発明によれば、
遊技者は、自己の好む演出のタイプを選択し、遊技を行
うことができる。よって、遊技者が好まない演出を行う
ことを防止することができる。また、演出内容が制限さ
れてしまうことを防止することができる。さらにまた、
それぞれの演出パターンデータテーブルが選択されたと
きのリールの停止制御に特徴を持たせることができる。
【0085】(請求項2)請求項2の発明によれば、演
出のタイプの選択を、専用の機器等を設けることなく行
うことができる。また、遊技者が遊技を行うときに操作
する操作部を利用して演出のタイプを選択することで、
演出のタイプが選択されていない状態で遊技が行われて
しまうことを防止することができる。
【0086】(請求項3)請求項3の発明によれば、遊
技者は、遊技を行う前や遊技中等に、いずれの演出のタ
イプが選択されているかを容易に判断することができ
る。 (請求項4)請求項4の発明によれば、それぞれの演出
パターンデータテーブルが選択されたときの演出のタイ
プに、特徴を持たせることができる。 (請求項5、請求項6)請求項5又は請求項6の発明に
よれば、遊技を行うごとに演出のタイプを選択する煩雑
さを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンの制御の概
略を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の演出パターンデータテーブルの一
実施形態を示す図である。
【図3】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
である。
【図4】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
であり、図3に続くフローチャートである。
【図5】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
であり、図3に続くフローチャートである。
【符号の説明】 10 スロットマシン 31 リール 32 モータ 33 バックランプ 34 スピーカ 35 画像表示装置 41 スタートスイッチ 42 ストップスイッチ 43 ベットスイッチ 44 メダル投入口 45 メダルセンサ 50 制御手段 60 遊技用制御手段 61 役抽選手段 62 リール停止制御手段 63 払出し手段 70 演出用制御手段 71 演出パターンデータテーブル 71a 第1演出パターンデータテーブル 71b 第2演出パターンデータテーブル 72 続き演出パターンデータテーブル 73 演出タイプ選択手段 74 演出パターンデータテーブル選択手段 75 演出パターン選択手段 76 演出タイプ選択判断手段 77 演出タイプ選択内容報知手段 78 演出内容決定手段 79 演出出力制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 役の抽選を行う役抽選手段と、 複数の演出パターンを、演出のタイプごとに格納した複
    数の演出パターンデータテーブルと、 遊技中の演出のタイプを、遊技者が所定の操作により選
    択する演出タイプ選択手段と、 前記演出タイプ選択手段の選択結果に基づいて、所定の
    前記演出パターンデータテーブルを選択する演出パター
    ンデータテーブル選択手段と、 前記役抽選手段の抽選結果に基づいて、前記演出パター
    ンデータテーブル選択手段により選択された前記演出パ
    ターンデータテーブルから、演出パターンを選択する演
    出パターン選択手段と、 前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに
    基づいて、演出の出力を制御する演出出力制御手段とを
    備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスロットマシンにおい
    て、 前記演出タイプ選択手段は、遊技者が遊技を行うときに
    操作する操作部を利用して、演出のタイプを選択するも
    のであることを特徴とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスロット
    マシンにおいて、 前記演出パターンデータテーブル選択手段により前記演
    出パターンデータテーブルが選択されたときは、選択さ
    れた演出のタイプを遊技者に知らせる演出タイプ選択内
    容報知手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出タイプ選択手段により演出のタイプが選択され
    たか否かを判断する演出タイプ選択判断手段を備え、 前記演出パターンデータテーブル選択手段は、前記演出
    タイプ選択判断手段により所定時間内に演出のタイプが
    選択されていないと判断されたとき、又は前記演出タイ
    プ選択手段による演出のタイプの選択が行われる前に遊
    技が開始されたときは、いずれかの前記演出パターンデ
    ータテーブルを選択することを特徴とするスロットマシ
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 複数の前記演出パターンデータテーブルには、リールの
    停止制御により役の当選可能性を告知演出するための演
    出パターンを格納するとともに、リールの停止制御方法
    が異なる複数の演出パターンデータテーブルを含むこと
    を特徴とするスロットマシン。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 複数の前記演出パターンデータテーブルには、役の当選
    可能性を告知演出するための演出パターンを格納すると
    ともに、役の当選可能性の信頼度が異なる複数の演出パ
    ターンデータテーブルを含むことを特徴とするスロット
    マシン。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出パターンデータテーブル選択手段は、所定の前
    記演出パターンデータテーブルを選択したときは、その
    演出パターンデータテーブルを複数回の遊技で継続して
    選択することを特徴とするスロットマシン。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出パターンデータテーブル選択手段は、特別遊技
    の終了後の通常遊技で最初に選択した前記演出パターン
    データテーブルを、少なくとも、特別遊技に移行させる
    ための特別役が当選するまでの遊技で継続して選択する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 少なくとも1つの前記演出パターンデータテーブルの演
    出パターンには、複数回の連続する遊技にわたって一連
    の演出を行うようにする連続遊技演出パターンを有し、 前記演出出力制御手段は、前記演出パターン選択手段で
    連続遊技演出パターンが選択されたときは、その連続遊
    技演出パターンに基づいて、演出の出力を制御すること
    を特徴とするスロットマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006149885A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Aruze Corp 遊技機
JP2007312902A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Abilit Corp 遊技機
JP2017079925A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 株式会社オリンピア 遊技機

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