JP2003289111A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003289111A
JP2003289111A JP2002090308A JP2002090308A JP2003289111A JP 2003289111 A JP2003289111 A JP 2003289111A JP 2002090308 A JP2002090308 A JP 2002090308A JP 2002090308 A JP2002090308 A JP 2002090308A JP 2003289111 A JP2003289111 A JP 2003289111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
interlayer insulating
semiconductor
memory cell
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002090308A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Kishimoto
武久 岸本
Isao Miyanaga
績 宮永
Takayuki Yamada
隆順 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002090308A priority Critical patent/JP2003289111A/ja
Publication of JP2003289111A publication Critical patent/JP2003289111A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寄生サイリスタにノイズ電流が印加されて生
じるラッチアップに対する耐性の高いCMISデバイス
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 Nウェル102にはPMISFETのソ
ース・ドレイン領域104a,104bと、ウェルコン
タクト領域105とが設けられ、Pウェル103にはN
MISFETのソース・ドレイン領域106a,106
bと、ウェルコンタクト領域107とが設けられてい
る。各ソース領域104a,106aには高抵抗体であ
るポリプラグ113が接続され、各ウェルコンタクト領
域105,107には低抵抗体であるタングステンプラ
グ119bが接続される。寄生バイポーラトランジスタ
のエミッタとなる各ソース領域に高抵抗のポリプラグが
接続されているので、寄生サイリスタ動作が抑制されラ
ッチアップ耐性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、CMISデバイス
として機能する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、共通の半導体基板内にPMI
SFETとNMISFETとを設けてなるCMISデバ
イス(相補型デバイス)において、ラッチアップという
現象が生じやすいことはよく知られており、このラッチ
アップを回避するために種々の工夫がなされている。
【0003】図9は、一般的な従来のCMISデバイス
の構造を示す断面図である。同図に示すように、従来の
CMISデバイスは、半導体基板1001内のNウェル
1002に形成されたPMISFETと、Pウェル10
03に形成されたNMISFETとを備えている。そし
て、Nウェル1002とPウェル1003とは、半導体
基板1001の表面領域ではシャロートレンチ分離ST
Iによって互いに分離されているが、半導体基板100
1内においては互いに隣接している。
【0004】そして、Nウェル1002内には、PMI
SFETのソース・ドレイン領域1004a,1004
bと、ウェルコンタクト領域105とが形成され、Pウ
ェル1003内には,NMISFETのソース・ドレイ
ン領域1006a,1006bと、ウェルコンタクト領
域1007とが形成されている。また、半導体基板10
01の上方にはシリコン酸化膜などからなる層間絶縁膜
1008と、層間絶縁膜1008を貫通して各ソース・
ドレイン領域1004,1006や、各ウェルコンタク
ト領域1005,1007に到達するコンタクト100
9が設けられている。なお、図9においては、ラッチア
ップをわかりやすく説明するために、各ソース・ドレイ
ン領域1004,1006に到達するコンタクトと、各
ウェルコンタクト領域1005,1007に到達するコ
ンタクトとが同じ断面内に設けられているように図示さ
れているが、通常は、ウェルコンタクト領域1005,
1007は、図9には示されてない断面に設けられてい
るので、両コンタクトが同じ断面内に存在することはな
い。
【0005】図9に示すように、PMISFETのソー
ス領域1004aがエミッタで、Nウェル1002がベ
ースで、半導体基板本体部1001aがコレクタとなる
寄生PNPトランジスタTr1と、NMISFETのソー
ス領域1006aがエミッタ、Pウェル1003がベー
スで、Nウェル1002がコレクタとなる寄生NPNト
ランジスタTr2とが存在している。また、Nウェル10
02のうち,寄生PNPトランジスタTr1のベースとウ
ェルコンタクト領域(VDD供給部)との間に介在する
領域が寄生抵抗素子R1 となり、Pウェル1003のう
ち,NPNトランジスタのベースとウェルコンタクト領
域1007(VSS供給部)との間に介在する領域が寄
生抵抗素子R2 となる。その結果、寄生バイポーラトラ
ンジスタ及び寄生抵抗素子からなる寄生サイリスタが形
成される。
【0006】図10は、図9に示す寄生サイリスタの等
価回路図である。図9及び図10を参照しながら、CM
ISデバイスにおけるラッチアップの発生を説明する。
例えば、ウェルコンタクト領域1005から電源電圧V
DDよりも高電圧のノイズがNウェル1002に印加さ
れると、ノイズ電流I1 が流れ、これにより、寄生抵抗
素子R1 を介して寄生PNPトランジスタTr1のベース
の電圧が降下する。この電圧降下によって、寄生PNP
トランジスタTr1がON状態になり、寄生PNPトラン
ジスタTr1から寄生抵抗素子R2 を通ってウェルコンタ
クト領域1007に電流I2 が流れる。その結果、Pウ
ェル1003の寄生抵抗素子R2 により、寄生NPNト
ランジスタTr2のベース電位が上昇し寄生NPNトラン
ジスタTr2がON状態になって電流I3 が流れる。この
ように、寄生PNPトランジスタTr1と寄生NPNトラ
ンジスタTr2とがともに動作状態となると、寄生サイリ
スタがON状態となる現象,つまりラッチアップが発生
する。
【0007】また、ウェルコンタクト領域1007から
接地電圧VSSより低いノイズがPウェル1003に印
加されると、図示しないが、ノイズ電流が流れることに
より、寄生NPNトランジスタTr2、寄生PNPトラン
ジスタTr1の順にON状態となって、寄生サイリスタが
ONになる現象,つまりラッチアップが発生する。
【0008】以上のように、一度ラッチアップが発生し
てしまうと、熱暴走により、CMOSデバイス中の各ト
ランジスタが破壊されるという不具合が発生する。
【0009】最近のラッチアップ防止のための技術とし
て、例えば、特開2001−210793号公報に開示
されているように、MISFETのソース側のコンタク
ト(プラグ)数をドレイン側のコンタクト数より少なく
する方法や、特開2001−85631号公報に開示さ
れているように、ソース領域へのコンタクトとゲートと
の間の距離を、ドレイン領域へのコンタクトとゲートと
の間の距離よりも長くすることによりソース側の拡散層
抵抗を高くする方法などがある。
【0010】すなわち、いずれの方法によっても、図9
に示す寄生PNPトランジスタTr1のエミッタとなるP
MISFETのソース領域1004a側の寄生抵抗が高
くなるので、図10に示す回路における寄生PNPトラ
ンジスタTr1のエミッタの電位がベースの電位よりも高
くならないように制御され、寄生PNPトランジスタT
r1のON状態への移行が抑制される。また、図9に示す
寄生NPNトランジスタTr2のエミッタとなるNMIS
FETのソース領域1006a側の寄生抵抗が高くなる
ので、図10に示す回路における寄生NPNトランジス
タTr2のエミッタの電位がベースの電位よりも低くなら
ないように制御され、寄生NPNトランジスタTr2のO
N状態への移行が抑制される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラッチアップ防止のための技術には、以下のような
不具合があった。
【0012】特開2001−210793号公報に開示
されているMISFETのソースとドレインのコンタク
ト数を変える方法では、1つのMISFETのドレイン
側のコンタクトを少なくとも2個設ける必要がある。と
ころが、最近の半導体装置では、高集積化への要求か
ら、1つのコンタクトのみでソースやドレイン電極を引
き出すレイアウトがしばしば必要となってきているた
め、上記公報の方法を採用した場合には高集積化を阻害
することになる。
【0013】また、特開2001−85631号公報に
開示されているドレインへのコンタクトとゲートとの間
の距離を長くする方法を採用した場合も、半導体装置の
面積の縮小,高集積化の要請に反する。また、近年、ソ
ース領域やドレイン領域上にはシリサイド層が設けられ
ることが多いが、その場合には、コンタクト抵抗や、拡
散層抵抗が小さくなるので、寄生サイリスタがON状態
になるのを抑制する機能が小さくなる。
【0014】本発明の目的は、トランジスタの微細化へ
の妨げとならず、かつ、プロセスコストの増大を抑制し
つつ、ラッチアップの発生を抑制しうる半導体装置及び
その製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
共通の基板に設けられ、各々ソース領域,ドレイン領域
及びウェル領域を有するPMISFET及びNMISF
ETと、上記PMISFET及びNMISFETのうち
一方のMISFETのウェル領域に電圧を供給するため
の電圧供給部と上記一方のMISFETのウェル領域と
の間に設けられた第1の導体部材と、上記第1の導体部
材よりも電気的抵抗が高い導電性材料により構成され、
上記一方のMISFETのソース領域に電圧を供給する
ための電圧供給部と上記一方のMISFETのソース領
域との間に設けられた第2の導体部材とを備えている。
【0016】これにより、寄生バイポーラトランジスタ
のベースと電圧供給部との間に第1の導体部材が介在
し、寄生バイポーラトランジスタのエミッタと電圧供給
部との間に第1の導体部材よりも抵抗が高い第2の導体
部材が設けられた構造となる。よって、電圧供給部から
ノイズが入力されたときでも、高抵抗体である第2の導
体部材の存在により、寄生バイポーラトランジスタのエ
ミッタの電位が寄生バイポーラトランジスタがONにな
る電圧に変化しないように制御され、寄生サイリスタの
ON状態への移行が抑制される。よって、CMISデバ
イスである半導体装置のラッチアップを抑制することが
できる。
【0017】上記第1の導体部材は、実質的に金属材料
のみにより構成され、上記第2の導体材料は、少なくと
も一部が半導体により構成されていることにより、簡素
な構造で上述の作用効果が得られる。
【0018】上記他方のMISFETのウェル領域に電
圧を供給するための電圧供給部と上記他方のMISFE
Tのウェル領域との間に設けられた第3の導体部材と、
上記第3の導体部材よりも電気的抵抗が高い導電性材料
により構成され、上記他方のMISFETのソース領域
に電圧を供給するための電圧供給部と上記他方のMIS
FETのソース領域との間に設けられた第4の導体部材
とをさらに備えていることにより、高電圧又は低電圧の
いずれのノイズに対しても、高いラッチアップ耐性を発
揮することができる。
【0019】上記第3の導体部材は、実質的に金属材料
のみにより構成され、上記第4の導体材料は、少なくと
も一部が半導体により構成されていることにより、簡素
な構造で上述の作用効果が得られる。
【0020】上記基板及び上記各MISFETを覆う層
間絶縁膜をさらに備え、上記第1及び第3の導体部材
は、上記層間絶縁膜を貫通して上記各MISFETのウ
ェル領域にそれぞれ接続される金属プラグであり、上記
第2及び第4の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して
上記各MISFETのソース領域にそれぞれ接続される
半導体からなる半導体プラグであることにより、金属材
料と半導体材料との電気抵抗値の相違を利用して、上述
の作用効果を発揮することができる。
【0021】上記基板及び上記各MISFETを覆う層
間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の上に形成された上側層間
絶縁膜とをさらに備え、上記第1及び第3の導体部材
は、上記層間絶縁膜を貫通して上記各MISFETのウ
ェル領域にそれぞれ接続される下部金属プラグと、上記
上側層間絶縁膜を貫通して上記下部金属プラグにそれぞ
れ接続される上部金属プラグとによって構成され、上記
第2及び第4の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して
上記ソース領域にそれぞれ接続される下部金属プラグ
と、上記層間絶縁膜の上に設けられ上記下部金属プラグ
にそれぞれ接続される半導体からなる半導体パッドと、
上記上側層間絶縁膜を貫通して上記パッドにそれぞれ接
続される上部金属プラグとによって構成されていること
によっても、金属材料と半導体との電気抵抗値の相違を
利用して、上述の作用効果を発揮することができる。
【0022】上記一方のMISFET及び他方のMIS
FETは、SRAMのメモリセル中の1対のPMISF
ET及びNMISFETであることにより、特に、微細
化が要求されるSRAMのメモリセル中のインバータを
構成するCMISデバイスのラッチアップ耐性を高める
ことができる。
【0023】上記基板に設けられ、ソース領域及びドレ
イン領域を有するメモリセルトランジスタと、上記基板
及び上記各MISFET及びメモリセルトランジスタを
覆う層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の上に設けられ、下
部容量電極,容量絶縁膜及び上部容量電極を有するメモ
リセルキャパシタと、上記層間絶縁膜を貫通して上記メ
モリセルキャパシタの上記下部容量電極と上記メモリセ
ルトランジスタの上記ソース領域とを接続する,半導体
からなる半導体プラグと、上記層間絶縁膜及び上記メモ
リセルキャパシタを覆う上側層間絶縁膜とをさらに備
え、上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して
上記ソース領域に接続される半導体からなる半導体プラ
グと、上記上側層間絶縁膜を貫通して上記半導体プラグ
に接続される金属プラグとによって構成され、上記第1
の導体部材は、上記上側層間絶縁膜及び上記層間絶縁膜
を貫通して上記ウェル領域に接続される金属プラグによ
って構成されていることにより、DRAMとCMISデ
バイスとを混載した半導体装置において、半導体によっ
て構成される半導体プラグを共に有しつつ、金属材料と
半導体との電気抵抗値の相違を利用して、上述の作用効
果を発揮することができる。
【0024】上記基板に設けられ、ソース領域及びドレ
イン領域を有するメモリセルトランジスタと、上記基板
及び上記各MISFET及びメモリセルトランジスタを
覆う層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の上に設けられ、下
部容量電極と容量絶縁膜と半導体からなる上部容量電極
とを有するメモリセルキャパシタと、上記層間絶縁膜及
び上記メモリセルキャパシタを覆う上側層間絶縁膜とを
さらに備え、上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を
貫通して上記ソース領域に接続される金属プラグと、上
記層間絶縁膜の上に設けられ半導体からなる半導体パッ
ドと、上記上側層間絶縁膜を貫通して上記半導体パッド
に接続される金属プラグとによって構成され、上記第1
の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記ウェル領
域に接続される下部金属プラグと、上記上側層間絶縁膜
を貫通して上記下部金属プラグに接続される上部金属プ
ラグによって構成されていることにより、DRAMとC
MISデバイスとを混載した半導体装置において、半導
体によって構成される上部容量電極と半導体パッドを有
しつつ、金属材料と半導体との電気抵抗値の相違を利用
して、上述の作用効果を発揮することができる。
【0025】上記基板に設けられ、ソース領域及びドレ
イン領域を有するメモリセルトランジスタと、上記基板
及び上記各MISFET及びメモリセルトランジスタを
覆う層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の上に設けられ、半
導体からなる下部容量電極と容量絶縁膜と上部容量電極
とを有するメモリセルキャパシタと、上記層間絶縁膜及
び上記メモリセルキャパシタを覆う上側層間絶縁膜とを
さらに備え、上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を
貫通して上記ソース領域に接続される金属プラグと、上
記層間絶縁膜の上に設けられ半導体からなる半導体パッ
ドと、上記上側層間絶縁膜を貫通して上記半導体パッド
に接続される金属プラグとによって構成され、上記第1
の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記ウェル領
域に接続される下部金属プラグと、上記上側層間絶縁膜
を貫通して上記下部金属プラグに接続される上部金属プ
ラグによって構成されていることにより、DRAMとC
MISデバイスとを混載した半導体装置において、半導
体によって構成される下部容量電極と半導体パッドを有
しつつ、金属材料と半導体との電気抵抗値の相違を利用
して、上述の作用効果を発揮することができる。
【0026】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
各々ソース領域,ドレイン領域,ウェル領域及びゲート
電極を有するPMISFET及びNMISFETが設け
られている基板を覆う層間絶縁膜を形成する工程(a)
と、上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及
びNMISFETの各ソース領域に到達するホールを形
成する工程(b)と、上記工程(b)で形成されたホー
ルを半導体で埋めて半導体プラグを形成する工程(c)
と、上記工程(c)の後、又は上記工程(b)の前に、
上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及びN
MISFETの各ウェル領域に到達するホールを形成す
る工程(d)と、上記工程(d)で形成されたホールを
金属材料で埋めて金属プラグを形成する工程(e)と含
んでいる。
【0027】この方法により、簡素な工程で、寄生バイ
ポーラトランジスタのベースと電圧供給部との間に低抵
抗の金属プラグが介在し、寄生バイポーラトランジスタ
のエミッタと電圧供給部との間に高抵抗の半導体プラグ
が介在する構造を形成することができる。よって、ラッ
チアップ耐性の高いCMISデバイスとして機能する半
導体装置を容易に形成することができる。
【0028】上記工程(a)では、上記PMISFET
及びNMISFETに加えて、ソース領域,ドレイン領
域及びゲート電極を有するメモリセルトランジスタが設
けられている基板を覆うように上記層間絶縁膜を形成
し、上記工程(b)では、上記層間絶縁膜を貫通して、
上記メモリセルトランジスタの各ソース領域に到達する
ホールを形成し、上記工程(e)の後に、上記層間絶縁
膜の上に、下部容量電極,容量絶縁膜及び上部容量電極
を有するメモリセルキャパシタを形成する工程(f)
と、上記層間絶縁膜,メモリセルキャパシタ,金属プラ
グ及び半導体プラグを覆う上側層間絶縁膜を形成する工
程(g)と、上記上側層間絶縁膜を貫通して、上記金属
プラグ及び半導体プラグにそれぞれ到達するホールを形
成する工程(h)と、上記工程(h)で形成されたホー
ルを埋める金属プラグを形成する工程(i)とをさらに
含むことにより、DRAMとCMISデバイスとを混載
した半導体装置において、半導体によって構成される半
導体プラグを共に有しつつ、金属材料と半導体との電気
抵抗値の相違を利用して、DRAMとラッチアップ耐性
の高いCMISデバイスとを混載した半導体装置を容易
に形成することができる。
【0029】本発明の第2の半導体装置の製造方法は、
各々ソース領域,ドレイン領域,ウェル領域及びゲート
電極を有するPMISFET及びNMISFETが設け
られている基板を覆う層間絶縁膜を形成する工程(a)
と、上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及
びNMISFETの各ソース領域及び各ウェル領域にそ
れぞれ到達するホールを形成する工程(b)と、上記工
程(b)で形成されたホールを金属材料で埋めて金属プ
ラグを形成する工程(c)と、上記工程(c)の後、上
記層間絶縁膜の上に、上記各MISFETの各ソース領
域につながる金属プラグに接続される,半導体からなる
半導体パッドを形成する工程(d)と、上記層間絶縁
膜,金属プラグ及び半導体パッドを覆う上側層間絶縁膜
を形成する工程(e)と、上記上側層間絶縁膜を貫通し
て上記金属プラグ及び上記半導体パッドにそれぞれ到達
するホールを形成する工程(f)と、上記工程(f)で
形成されたホールを埋める金属プラグを形成する工程
(g)とを含んでいる。
【0030】この方法により、簡素な工程で、寄生バイ
ポーラトランジスタのベースと電圧供給部との間に低抵
抗の金属プラグのみが介在し、寄生バイポーラトランジ
スタのエミッタと電圧供給部との間に金属プラグ及び高
抵抗の半導体パッドが介在する構造を形成することがで
きる。よって、ラッチアップ耐性の高いCMISデバイ
スとして機能する半導体装置を容易に形成することがで
きる。
【0031】上記工程(a)では、上記PMISFET
及びNMISFETに加えて、ソース領域,ドレイン領
域及びゲート電極を有するメモリセルトランジスタが設
けられている基板を覆うように上記層間絶縁膜を形成
し、上記工程(b)では、上記層間絶縁膜を貫通して上
記メモリセルトランジスタのソース領域とにそれぞれ到
達するホールを形成し、上記工程(d)の前に、上記層
間絶縁膜の上に、メモリセルキャパシタの下部容量電極
及び容量絶縁膜を形成する工程をさらに備え、上記工程
(d)では、上記層間絶縁膜,金属プラグ及び容量絶縁
膜の上に半導体膜を堆積した後、該半導体膜をパターニ
ングして、メモリセルキャパシタの上部容量電極と、上
記半導体パッドとを形成し、上記工程(e)では、上記
メモリセルキャパシタを覆うように、上記上側層間絶縁
膜を形成することにより、DRAMとCMISデバイス
とを混載した半導体装置において、半導体によって構成
される上部容量電極と半導体パッドとをそれぞれ有しつ
つ、工程数の増加を招くことなく、金属材料と半導体と
の電気抵抗値の相違を利用して、DRAMとラッチアッ
プ耐性の高いCMISデバイスとを混載した半導体装置
を容易に形成することができる。
【0032】上記工程(a)では、上記PMISFET
及びNMISFETに加えて、ソース領域,ドレイン領
域及びゲート電極を有するメモリセルトランジスタが設
けられている基板を覆うように上記層間絶縁膜を形成
し、上記工程(b)では、上記層間絶縁膜を貫通して上
記メモリセルトランジスタのソース領域とにそれぞれ到
達するホールを形成し、上記工程(d)は、上記工程
(c)の後で、上記層間絶縁膜及び金属プラグを覆うセ
ル形成用絶縁膜を堆積する工程と、上記セル形成用絶縁
膜に、上記メモリセルトランジスタのソース領域につな
がる金属プラグの上方を開口してなるセル形成用凹部
と、上記各MISFETの各ソース領域につながる金属
プラグの上方を開口してなるホールとを形成する工程
と、上記工程で形成されたホール内を埋めるとともに、
上記セル形成用凹部の壁面と上記セル形成用絶縁膜の上
とに半導体膜を堆積した後、該半導体膜をパターニング
して、上記メモリセルキャパシタの下部容量電極と、上
記半導体パッドとを形成する工程とによって構成され、
上記セル形成用絶縁膜を除去した後、上記メモリセルキ
ャパシタの容量絶縁膜及び上部容量電極を形成する工程
をさらに含み、上記工程(e)では、上記メモリセルキ
ャパシタを覆うように、上記上側層間絶縁膜を形成する
ことにより、DRAMとCMISデバイスとを混載した
半導体装置において、半導体によって構成される下部容
量電極と半導体パッドとをそれぞれ有しつつ、工程数の
増加を招くことなく、金属材料と半導体との電気抵抗値
の相違を利用して、DRAMとラッチアップ耐性の高い
CMISデバイスとを混載した半導体装置を容易に形成
することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1(a)〜
(e)は、本発明の第1の実施形態における半導体装置
の製造工程を示す断面図である。
【0034】図1(a)に示す工程で、P型の半導体基
板101の半導体基板本体部101aの上方に、Nウェ
ル102とPウェル103と素子分離104とを形成す
る。Nウェル102とPウェル103とは、半導体基板
101の表面領域ではシャロートレンチ分離STIによ
って互いに分離されているが、半導体基板101内にお
いては互いに隣接している。
【0035】次に、Nウェル102及びPウェル103
の上に、ゲート絶縁膜,ゲート電極及びサイドウォール
を形成する。また、Nウェル102内には、PMISF
ETのソース領域104a及びドレイン領域104b
と、ウェルコンタクト領域105とを形成し、Pウェル
103内には,NMISFETのソース領域106a及
びドレイン領域106bと、ウェルコンタクト領域10
7とを形成する。ただし、各ソース・ドレイン領域10
4a,104b,106a,106bは、高濃度ソース
・ドレイン領域とその内側のエクステンション領域とに
よって構成されている。そして、エクステンション領域
はゲート電極などをマスクとするイオン注入により、高
濃度ソース・ドレイン領域はゲート電極及びサイドウォ
ールなどをマスクとするイオン注入により、それぞれ形
成される。各高濃度ソース・ドレイン領域の上部は、公
知のシリサイド形成技術を利用して形成されたコバルト
シリサイド膜SCFである。
【0036】次に、基板上に、シリコン酸化膜などから
なる層間絶縁膜108を堆積した後、層間絶縁膜108
の平坦化を行なう。その後、層間絶縁膜108を貫通し
て各MISFETの各ソース領域104a,106aの
上部の各コバルトシリサイド膜SCFに到達するコンタ
クトホール110を形成する。
【0037】次に、図1(b)に示す工程で、コンタク
トホール110内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵
抗が高い導体膜であるポリシリコン膜112を堆積す
る。
【0038】次に、図1(c)に示す工程で、ドライエ
ッチングによるエッチバックあるいはCMPを行なうこ
とにより、ポリシリコン膜112のうち層間絶縁膜10
8上に位置する部分を除去して、コンタクトホール11
0内にポリシリコンを埋め込んで、ソース領域104
a,106aの上部のコバルトシリサイド膜SCFに接
触するポリプラグ113(高抵抗体)を形成する。
【0039】次に、図1(d)に示す工程で、層間絶縁
膜108を貫通して、各ウェルコンタクト領域105,
107及び各ドレイン領域104b,106bの上部の
各コバルトシリサイド膜SCFに到達するコンタクトホ
ール111を形成する。そして、コンタクトホール11
1内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵抗が低い導体
膜であるタングステン膜114を堆積する。
【0040】次に、図1(e)に示す工程で、ドライエ
ッチングによるエッチバックあるいはCMPを行なうこ
とにより、タングステン膜114のうち層間絶縁膜10
8又はポリプラグ113の上に位置する部分を除去し
て、コンタクトホール111内にタングステンを埋め込
む。その結果、各ドレイン領域104b,106bの上
部の各コバルトシリサイド膜SCFに接触するタングス
テンプラグ119a(低抵抗体)と、各ウェルコンタク
ト領域105,107の上部の各コバルトシリサイド膜
SCFに接触するタングステンプラグ119b(低抵抗
体)とが形成される。
【0041】以上により、PMISFETおよびNMI
SFETの各ソース領域104a,106aには高抵抗
体であるポリプラグ113が接続され、各ドレイン領域
104b,106bには低抵抗体であるタングステンプ
ラグ119aが接続され、各ウェルコンタクト領域10
5,107には低抵抗体であるタングステンプラグ11
9bが接続される。すなわち、電源電圧VDD又は接地
電圧VSSを供給する電圧供給部と、PMISFET,
NMISFETの各ソース領域104a,106aとの
間に、それぞれ高抵抗体であるポリプラグ113が介在
する一方、電源電圧VDD又は接地電圧VSSを供給す
る電圧供給部と、PMISFET,NMISFETの各
ウェルコンタクト領域105,107との間に、それぞ
れ低抵抗体であるタングステンプラグ119bが介在し
ている。
【0042】つまり、本実施形態の半導体装置による
と、図10に示す寄生サイリスタの等価回路において、
寄生PNPトランジスタTr1のエミッタと電源電圧VD
Dを供給する端子との間には、図10に示す抵抗素子R
1 (タングステンプラグ119b)よりも電気的抵抗が
高い高抵抗体(ポリプラグ113)が介在しており、寄
生PNPトランジスタTr2のエミッタと接地電圧VSS
を供給する端子との間には、図10に示す抵抗素子R2
(タングステンプラグ119b)よりも電気的抵抗が高
い高抵抗体(ポリプラグ113)が介在していることに
なる。
【0043】したがって、本実施形態の半導体装置によ
ると、図10に示す寄生サイリスタにおいて、電源電圧
VDDよりも高電圧のノイズが入力されたとき、高抵抗
体であるポリプラグ113の存在により、寄生PNPト
ランジスタTr1のエミッタの電位がベースの電位よりも
高くならないように制御され、寄生PNPトランジスタ
Tr1のON状態への移行が抑制される。同様に、図10
に示す寄生サイリスタにおいて、接地電圧よりも低電圧
のノイズが入力されたときにも、寄生NPNトランジス
タTr2のエミッタの電位がベースの電位よりも低くなら
ないように制御され、寄生NPNトランジスタTr2のO
N状態への移行が抑制される。よって、寄生サイリスタ
のON状態への移行による,CMISデバイスのラッチ
アップを抑制することができる。
【0044】しかも、本実施形態の半導体装置による
と、ポリプラグ113,タングステンプラグ119a,
119bの抵抗値の相違のみで寄生サイリスタのON状
態への移行を阻止することができるので、1つの拡散層
に1つのコンタクト部材(プラグ)のみを設ける場合で
もその効果を発揮することができる。また、本実施形態
のように、ソース領域104a,106a及びウェルコ
ンタクト領域105,107にコバルトシリサイド膜S
CFが設けられている場合でも、ポリプラグ113とタ
ングステンプラグ119a,119bとの抵抗値の差は
大きく確保されるので、CMISデバイスにおけるラッ
チアップの発生を効果的に抑制することができる。
【0045】また、DRAM混載を想定したシステムL
SIのプロセスでは、DRAMメモリセル形成工程にお
いてメモリセルのソースコンタクトをポリプラグ113
と共通の工程で形成することができるため、工程数の増
加を伴わずにポリプラグ113を形成することができ
る。
【0046】特に、SRAMのメモリセルを構成するC
MISデバイスは、メモリ面積を縮小するために微細化
が要求されるので、ラッチアップが生じやすい。そこ
で、本実施形態のCMISデバイスをSRAMのメモリ
セルを構成するCMISデバイスに適用することで著効
を発揮することができる。なお、その場合、それほど微
細化が要請されないロジック回路を構成するCMISデ
バイスにおいては、本実施形態の構造を採用しない構成
としてもよい。
【0047】(第2の実施形態)図2(a)〜図3
(c)は、本発明の第2の実施形態における半導体装置
の製造工程を示す断面図である。本実施形態において
は、DRAMとCMISデバイスとを混載した半導体装
置の製造工程及び構造について説明する。
【0048】図2(a)に示す工程で、P型の半導体基
板101に、Nウェル102とPウェル103と素子分
離104とを形成する。このとき、CMIS領域Rcmis
において、半導体基板本体部101aの上方において、
Nウェル102とPウェル103とは、半導体基板10
1の表面領域ではシャロートレンチ分離STIによって
互いに分離されているが、半導体基板101内において
は互いに隣接している。メモリ領域Rmemoにおいては、
ウェルは形成されておらず、P型の半導体基板101が
ウェルとして機能する。
【0049】次に、メモリ領域Rmemoの半導体基板10
1,Nウェル102及びPウェル103の上に、ゲート
絶縁膜,ゲート電極及びサイドウォールを形成する。ま
た、CMIS領域Rcmisにおいて、Nウェル102内に
は、PMISFETのソース領域104a及びドレイン
領域104bと、ウェルコンタクト領域105とを形成
し、Pウェル103内には,NMISFETのソース領
域106a及びドレイン領域106bと、ウェルコンタ
クト領域107とを形成する。一方、メモリ領域Rmemo
において、半導体基板101内には、メモリセルトラン
ジスタTmcのN型のソース領域151aとドレイン領域
151bとを形成する。
【0050】そして、CMIS領域Rcmisにおいては、
各ソース・ドレイン領域104a,104b,106
a,106bは、高濃度ソース・ドレイン領域とその内
側のエクステンション領域とによって構成されている。
そして、エクステンション領域はゲート電極などをマス
クとするイオン注入により、高濃度ソース・ドレイン領
域はゲート電極及びサイドウォールなどをマスクとする
イオン注入により、それぞれ形成される。各高濃度ソー
ス・ドレイン領域の上部は、公知のシリサイド形成技術
を利用して形成されたコバルトシリサイド膜SCFであ
る。
【0051】一方、メモリ領域Rmemoにおいては、エク
ステンション領域やコバルトシリサイド膜は形成されて
いない。
【0052】次に、基板上に、シリコン酸化膜などから
なる層間絶縁膜108を堆積した後、層間絶縁膜108
の平坦化を行なう。その後、層間絶縁膜108を貫通し
て各MISFETの各ソース領域104a,106aの
上部の各コバルトシリサイド膜SCFに到達するコンタ
クトホール110を形成する。
【0053】次に、図2(b)に示す工程で、コンタク
トホール110内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵
抗が高い導体膜であるポリシリコン膜112を堆積す
る。
【0054】次に、図2(c)に示す工程で、ドライエ
ッチングによるエッチバックあるいはCMPを行なうこ
とにより、ポリシリコン膜112のうち層間絶縁膜10
8上に位置する部分を除去して、コンタクトホール11
0内にポリシリコンを埋め込む。その結果、CMIS領
域Rcmisにおいては、各MISFETの各ソース領域1
04a,106aに接触するポリプラグ131a(高抵
抗体)が形成される。また、メモリ領域Rmemoにおいて
は、メモリセルトランジスタTmcのソース領域151a
に接触するポリプラグ131b(高抵抗体)が形成され
る。
【0055】次に、図3(a)に示す工程で、公知の方
法により、層間絶縁膜108の上にメモリセルキャパシ
タCmcを形成する。メモリセルキャパシタCmcは、円筒
型の下部容量電極152(ストレージノード)と、下部
容量電極152に対向する上部容量電極153(セルプ
レート)と、下部容量電極152と上部容量電極153
との間に介在する容量絶縁膜154とによって構成され
ている。
【0056】次に、層間絶縁膜108及びメモリセルキ
ャパシタCmcを覆う上側層間絶縁膜120を形成した
後、上側層間絶縁膜120の平坦化処理を行なう。その
後、上側層間絶縁膜120及び層間絶縁膜108を貫通
して、各ウェルコンタクト領域105,107及び各ド
レイン領域104b,106b,151bの上部の各コ
バルトシリサイド膜SCFに到達するコンタクトホール
121aと、上側層間絶縁膜120を貫通してポリプラ
グ131aに到達するコンタクトホール121bとを形
成する。
【0057】次に、図3(b)に示す工程で、各コンタ
クトホール121a,121b内及び上側層間絶縁膜1
20上に、電気的抵抗が低い導体膜であるタングステン
膜124を堆積する。
【0058】次に、図3(c)に示す工程で、ドライエ
ッチングによるエッチバックあるいはCMPを行なうこ
とにより、タングステン膜124のうち上側層間絶縁膜
120の上に位置する部分を除去して、各コンタクトホ
ール121a,121b内にタングステンを埋め込む。
その結果、CMIS領域Rcmisにおいては、各MISF
ETの各ドレイン領域104b,106bの上部の各コ
バルトシリサイド膜SCFに接触するタングステンプラ
グ132a(低抵抗体)と、各ウェルコンタクト領域1
05,107の上部の各コバルトシリサイド膜SCFに
接触するタングステンプラグ132b(低抵抗体)と、
ポリプラグ131aに接触するタングステンプラグ13
2cとが形成される。また、メモリ領域Rmemoにおいて
は、メモリセルトランジスタTmcのドレイン領域151
bに接触するタングステンプラグ132dが形成され
る。
【0059】以上により、CMIS領域Rcmisにおい
て、PMISFETおよびNMISFETの各ソース領
域104a,106aにはポリプラグ113aとタング
ステンプラグ132cとを直列に配置してなるポリメタ
ルプラグ135(高抵抗体)が接続され、各ドレイン領
域104b,106bには低抵抗体であるタングステン
プラグ132aが接続され、各ウェルコンタクト領域1
05,107には低抵抗体であるタングステンプラグ1
32bが接続される。また、メモリ領域Rmemoにおい
て、ソース領域151aには、メモリセルキャパシタC
mcの下部容量電極152につながる高抵抗体であるポリ
プラグ131bが接続され、ドレイン領域151bに
は、低抵抗体であるタングステンプラグ132dが接続
される。
【0060】すなわち、電源電圧VDD又は接地電圧V
SSを供給する電圧供給部と、PMISFET,NMI
SFETの各ソース領域104a,106aとの間に、
それぞれ高抵抗体であるポリメタルプラグ135が介在
する一方、電源電圧VDD又は接地電圧VSSを供給す
る電圧供給部と、PMISFET,NMISFETの各
ウェルコンタクト領域105,107との間に、それぞ
れ低抵抗体であるタングステンプラグ132bが介在し
ている。
【0061】つまり、本実施形態の半導体装置による
と、CMIS領域Rcmisにおいては、図10に示す寄生
サイリスタの等価回路において、寄生PNPトランジス
タTr1のエミッタと電源電圧VDDを供給する端子との
間には、図10に示す抵抗素子R1 (タングステンプラ
グ132b)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポリメ
タルプラグ135)が介在しており、寄生PNPトラン
ジスタTr2のエミッタと接地電圧VSSを供給する端子
との間には、図10に示す抵抗素子R2 (タングステン
プラグ132b)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポ
リメタルプラグ135)が介在していることになる。
【0062】したがって、本実施形態の半導体装置によ
ると、第1の実施形態と同様の作用により、ノイズが入
力されたときにも、寄生サイリスタのON状態への移行
による,CMISデバイスのラッチアップを抑制するこ
とができる。その場合、第1の実施形態と同様に、ポリ
メタルプラグ135,タングステンプラグ132bの抵
抗値の相違のみで寄生サイリスタのON状態への移行を
阻止することができるので、1つの拡散層に1つのコン
タクト部材(プラグ)のみを設ける場合でもその効果を
発揮することができる。また、第1の実施形態と同様
に、コバルトシリサイド膜SCFの存在に拘わらず、ポ
リメタルプラグ135とタングステンプラグ132bと
の抵抗値の差は大きく確保されるので、CMISデバイ
スにおけるラッチアップの発生を効果的に抑制すること
ができる。
【0063】加えて、本実施形態では、DRAM及びC
MISデバイスを混載したLSIのプロセスにおいて、
メモリ領域Rmemoのメモリセルキャパシタとメモリセル
トランジスタTmcのソース領域151aとを接続するポ
リプラグ131aを、CMIS領域Rcmisの各MISF
ETのソース領域104a,106aに接続されるポリ
メタルプラグ135中のポリプラグ131cと共通の工
程で形成することができる。よって、工程数の増加を伴
わずに高抵抗のポリメタルプラグ135を形成すること
ができる。
【0064】(第3の実施形態)図4(a)〜(d)
は、本発明の第3の実施形態における半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【0065】図4(a)に示す工程で、P型の半導体基
板101の半導体基板本体部101aの上方に、Nウェ
ル102とPウェル103と素子分離104とを形成す
る。Nウェル102とPウェル103とは、半導体基板
101の表面領域ではシャロートレンチ分離STIによ
って互いに分離されているが、半導体基板101内にお
いては互いに隣接している。
【0066】次に、Nウェル102及びPウェル103
の上に、ゲート絶縁膜,ゲート電極及びサイドウォール
を形成する。また、Nウェル102内には、PMISF
ETのソース領域104a及びドレイン領域104b
と、ウェルコンタクト領域105とを形成し、Pウェル
103内には,NMISFETのソース領域106a及
びドレイン領域106bと、ウェルコンタクト領域10
7とを形成する。ただし、各ソース・ドレイン領域10
4a,104b,106a,106bは、高濃度ソース
・ドレイン領域とその内側のエクステンション領域とに
よって構成されている。そして、エクステンション領域
はゲート電極などをマスクとするイオン注入により、高
濃度ソース・ドレイン領域はゲート電極及びサイドウォ
ールなどをマスクとするイオン注入により、それぞれ形
成される。本実施形態においては、各高濃度ソース・ド
レイン領域の上部にシリサイド膜は形成されていない。
【0067】次に、基板上に、シリコン酸化膜などから
なる層間絶縁膜108を堆積した後、層間絶縁膜108
の平坦化を行なう。その後、層間絶縁膜108を貫通し
て各MISFETの各ソース・ドレイン領域104a,
104b,106a,106b及びウェルコンタクト領
域105,107に到達するコンタクトホール110を
形成する。
【0068】次に、図4(b)に示す工程で、コンタク
トホール110内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵
抗が低い導体膜であるタングステン膜を堆積した後、ド
ライエッチングによるエッチバックあるいはCMPを行
なうことにより、タングステン膜のうち層間絶縁膜10
8上に位置する部分を除去して、コンタクトホール11
0内にタングステンを埋め込んで、各ソース・ドレイン
領域104a,104b,106a,106b及びウェ
ルコンタクト領域105,107に接触するタングステ
ンプラグ119を形成する。
【0069】次に、図4(c)に示す工程で、層間絶縁
膜108及びタングステンプラグ119の上に、電気的
抵抗が高い導体膜であるポリシリコン膜を堆積した後、
このポリシリコン膜をパターニングして、各MISFE
Tの各ソース領域104a,106aにつながるタング
ステンプラグ119のみに接続されるポリパッド141
(高抵抗体)を形成する。
【0070】次に、図4(d)に示す工程で、層間絶縁
膜108,タングステンプラグ119及びポリパッド1
41を覆う上側層間絶縁膜120を形成した後、上側層
間絶縁膜120の平坦化処理を行なう。その後、上側層
間絶縁膜120を貫通して、タングステンプラグ119
又はポリパッド141に到達するコンタクトホールを形
成した後、コンタクトホール内及び上側層間絶縁膜12
0上にタングステン膜を堆積する。その後、ドライエッ
チングによるエッチバックあるいはCMPを行なうこと
により、タングステン膜のうち上側層間絶縁膜120の
上に位置する部分を除去して、コンタクトホール内にタ
ングステンを埋め込む。その結果、各タングステンプラ
グ119に接触するタングステンプラグ142aと、各
ポリパッド141に接触するタングステンプラグ142
bとが形成される。
【0071】以上により、PMISFETおよびNMI
SFETの各ソース領域104a,106aには、互い
に直列に配置されたタングステンプラグ119とポリパ
ッド141とタングステンプラグ142bとからなるポ
リメタルプラグ145(高抵抗体)が接続され、各ドレ
イン領域104b,106b及びウェルコンタクト領域
105,107には、互いに直列に配置された2つのタ
ングステンプラグ119,142aからなるタングステ
ンプラグ146(低抵抗体)が接続される。
【0072】すなわち、電源電圧VDD又は接地電圧V
SSを供給する電圧供給部と、PMISFET,NMI
SFETの各ソース領域104a,106aとの間に、
それぞれ高抵抗体であるポリメタルプラグ145が介在
する一方、電源電圧VDD又は接地電圧VSSを供給す
る電圧供給部と、PMISFET,NMISFETの各
ウェルコンタクト領域105,107との間に、それぞ
れ低抵抗体であるタングステンプラグ146が介在して
いる。
【0073】つまり、本実施形態の半導体装置による
と、図10に示す寄生サイリスタの等価回路において、
寄生PNPトランジスタTr1のエミッタと電源電圧VD
Dを供給する端子との間には、図10に示す抵抗素子R
1 (タングステンプラグ146)よりも電気的抵抗が高
い高抵抗体(ポリメタルプラグ145)が介在してお
り、寄生PNPトランジスタTr2のエミッタと接地電圧
VSSを供給する端子との間には、図10に示す抵抗素
子R2 (タングステンプラグ146)よりも電気的抵抗
が高い高抵抗体(ポリメタルプラグ145)が介在して
いることになる。
【0074】したがって、本実施形態の半導体装置によ
ると、第1の実施形態と同様の作用により、ノイズが入
力されたときにも、寄生サイリスタのON状態への移行
による,CMISデバイスのラッチアップを抑制するこ
とができる。その場合、第1の実施形態と同様に、ポリ
メタルプラグ145,タングステンプラグ146の抵抗
値の相違のみで寄生サイリスタのON状態への移行を阻
止することができるので、1つの拡散層に1つのコンタ
クト部材(プラグ)のみを設ける場合でもその効果を発
揮することができる。
【0075】また、本実施形態においては、ソース・ド
レイン領域やウェルコンタクト領域にシリサイド膜は設
けられていないが、第1の実施形態と同様に、コバルト
シリサイド膜SCFが設けられていたとしても、ポリメ
タルプラグ145とタングステンプラグ146との抵抗
値の差は大きく確保されるので、CMISデバイスにお
けるラッチアップの発生を効果的に抑制することができ
る。
【0076】また、DRAM混載を想定したシステムL
SIのプロセスでは、DRAMメモリセル形成工程にお
いてメモリセルの容量電極をポリパッド141と共通の
工程で形成することができるため、工程数の増加を伴わ
ずにポリパッド141を形成することができる。
【0077】特に、SRAMのメモリセルを構成するC
MISデバイスは、メモリ面積を縮小するために微細化
が要求されるので、ラッチアップが生じやすい。そこ
で、本実施形態のCMISデバイスをSRAMのメモリ
セルを構成するCMISデバイスに適用することで著効
を発揮することができる。なお、その場合、それほど微
細化が要請されないロジック回路を構成するCMISデ
バイスにおいては、本実施形態の構造を採用しない構成
としてもよい。
【0078】(第4の実施形態)図5(a)〜図6
(b)は、本発明の第4の実施形態における半導体装置
の製造工程を示す断面図である。本実施形態において
は、DRAMとCMISデバイスとを混載した半導体装
置の製造工程及び構造について説明する。
【0079】図5(a)に示す工程で、P型の半導体基
板101に、Nウェル102とPウェル103と素子分
離104とを形成する。このとき、CMIS領域Rcmis
において、半導体基板本体部101aの上方において、
Nウェル102とPウェル103とは、半導体基板10
1の表面領域ではシャロートレンチ分離STIによって
互いに分離されているが、半導体基板101内において
は互いに隣接している。メモリ領域Rmemoにおいては、
ウェルは形成されておらず、P型の半導体基板101が
ウェルとして機能する。
【0080】次に、メモリ領域Rmemoの半導体基板10
1,Nウェル102及びPウェル103の上に、ゲート
絶縁膜,ゲート電極及びサイドウォールを形成する。ま
た、CMIS領域Rcmisにおいて、Nウェル102内に
は、PMISFETのソース領域104a及びドレイン
領域104bと、ウェルコンタクト領域105とを形成
し、Pウェル103内には,NMISFETのソース領
域106a及びドレイン領域106bと、ウェルコンタ
クト領域107とを形成する。一方、メモリ領域Rmemo
において、半導体基板101内には、メモリセルトラン
ジスタTmcのN型のソース領域151aとドレイン領域
151bとを形成する。
【0081】そして、CMIS領域Rcmisにおいては、
各ソース・ドレイン領域104a,104b,106
a,106bは、高濃度ソース・ドレイン領域とその内
側のエクステンション領域とによって構成されている。
そして、エクステンション領域はゲート電極などをマス
クとするイオン注入により、高濃度ソース・ドレイン領
域はゲート電極及びサイドウォールなどをマスクとする
イオン注入により、それぞれ形成される。
【0082】一方、メモリ領域Rmemoにおいては、エク
ステンション領域は形成されていない。
【0083】次に、基板上に、シリコン酸化膜などから
なる層間絶縁膜108を堆積した後、層間絶縁膜108
の平坦化を行なう。その後、層間絶縁膜108を貫通し
て、各MISFETの各ソース・ドレイン領域104
a,104b,106a,106b及びウェルコンタク
ト領域105,107と、メモリセルトランジスタTmc
のソース・ドレイン領域151a,151bとに到達す
るコンタクトホール110を形成する。
【0084】次に、図5(b)に示す工程で、コンタク
トホール110内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵
抗が低い導体膜であるタングステン膜を堆積した後、ド
ライエッチングによるエッチバックあるいはCMPを行
なうことにより、タングステン膜のうち層間絶縁膜10
8上に位置する部分を除去して、コンタクトホール11
0内にタングステンを埋め込む。その結果、各MISF
ETの各ソース・ドレイン領域104a,104b,1
06a,106b及びウェルコンタクト領域105,1
07と、メモリセルトランジスタTmcのソース・ドレイ
ン領域151a,151bとに接触するタングステンプ
ラグ119が形成される。
【0085】次に、図5(c)に示す工程で、公知の方
法により、層間絶縁膜108の上にメモリセルキャパシ
タCmcの円筒型の下部容量電極152(ストレージノー
ド)と、容量絶縁膜154とを形成する。さらに、基板
上に、層間絶縁膜108,タングステンプラグ119及
び容量絶縁膜154を覆う電気的抵抗が高いポリシリコ
ン膜161を形成する。
【0086】次に、図6(a)に示す工程で、ポリシリ
コン膜161をパターニングして、メモリ領域Rmemoに
おいては容量絶縁膜154を挟んで下部容量電極152
と対向する上部容量電極153(セルプレート)を形成
し、CMIS領域Rcmisにおいては、各MISFETの
各ソース領域104a,106aにつながるタングステ
ンプラグ119のみに接続されるポリパッド141(高
抵抗体)を形成する。
【0087】次に、図6(b)に示す工程で、層間絶縁
膜108,タングステンプラグ119,ポリパッド14
1及びメモリセルキャパシタCmcを覆う上側層間絶縁膜
120を形成した後、上側層間絶縁膜120の平坦化処
理を行なう。その後、上側層間絶縁膜120を貫通し
て、タングステンプラグ119又はポリパッド141に
到達するコンタクトホールを形成した後、コンタクトホ
ール内及び上側層間絶縁膜120上にタングステン膜を
堆積する。その後、ドライエッチングによるエッチバッ
クあるいはCMPを行なうことにより、タングステン膜
のうち上側層間絶縁膜120の上に位置する部分を除去
して、コンタクトホール内にタングステンを埋め込む。
その結果、各タングステンプラグ119に接触するタン
グステンプラグ142aと、各ポリパッド141に接触
するタングステンプラグ142bとが形成される。
【0088】以上により、CMIS領域Rcmisにおい
て、PMISFETおよびNMISFETの各ソース領
域104a,106aには、互いに直列に配置されたタ
ングステンプラグ119とポリパッド141とタングス
テンプラグ142bとからなるポリメタルプラグ145
(高抵抗体)が接続され、各ドレイン領域104b,1
06b及びウェルコンタクト領域105,107には、
互いに直列に配置された2つのタングステンプラグ11
9,142aからなるタングステンプラグ146(低抵
抗体)が接続される。
【0089】また、メモリ領域Rmemoにおいて、ソース
領域151aには、メモリセルキャパシタCmcの下部容
量電極152につながるタングステンプラグ119が接
続され、ドレイン領域151bには、互いに直列に配置
された2つのタングステンプラグ119,142aから
なるタングステンプラグ146(低抵抗体)が接続され
る。
【0090】すなわち、電源電圧VDD又は接地電圧V
SSを供給する電圧供給部と、PMISFET,NMI
SFETの各ソース領域104a,106aとの間に、
それぞれ高抵抗体であるポリメタルプラグ135が介在
する一方、電源電圧VDD又は接地電圧VSSを供給す
る電圧供給部と、PMISFET,NMISFETの各
ウェルコンタクト領域105,107との間に、それぞ
れ低抵抗体であるタングステンプラグ146が介在して
いる。
【0091】つまり、本実施形態の半導体装置による
と、CMIS領域Rcmisにおいては、図10に示す寄生
サイリスタの等価回路において、寄生PNPトランジス
タTr1のエミッタと電源電圧VDDを供給する端子との
間には、図10に示す抵抗素子R1 (タングステンプラ
グ146)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポリメタ
ルプラグ145)が介在しており、寄生PNPトランジ
スタTr2のエミッタと接地電圧VSSを供給する端子と
の間には、図10に示す抵抗素子R2 (タングステンプ
ラグ146)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポリメ
タルプラグ145)が介在していることになる。
【0092】したがって、本実施形態の半導体装置によ
ると、第1の実施形態と同様の作用により、ノイズが入
力されたときにも、寄生サイリスタのON状態への移行
による,CMISデバイスのラッチアップを抑制するこ
とができる。その場合、第1の実施形態と同様に、ポリ
メタルプラグ145,タングステンプラグ146の抵抗
値の相違のみで寄生サイリスタのON状態への移行を阻
止することができるので、1つの拡散層に1つのコンタ
クト部材(プラグ)のみを設ける場合でもその効果を発
揮することができる。
【0093】さらに、本実施形態においては、ソース・
ドレイン領域やウェルコンタクト領域にシリサイド膜は
設けられていないが、第1の実施形態と同様に、コバル
トシリサイド膜SCFが設けられていたとしても、ポリ
メタルプラグ145とタングステンプラグ146との抵
抗値の差は大きく確保されるので、CMISデバイスに
おけるラッチアップの発生を効果的に抑制することがで
きる。
【0094】加えて、本実施形態では、DRAM及びC
MISデバイスを混載したLSIのプロセスにおいて、
メモリ領域RmemoのメモリセルキャパシタCmcの上部容
量電極153を、CMIS領域Rcmisの各MISFET
のソース領域104a,106aに接続されるポリメタ
ルプラグ145中のポリパッド141と共通の工程で形
成することができる。よって、工程数の増加を伴わずに
高抵抗のポリパッド141つまりポリメタルプラグ14
6を形成することができる。
【0095】また、ポリメタルプラグ146がスタック
構造となるので、アスペクト比を小さくすることができ
る。特に、DRAMとCMISデバイスとを混載した半
導体装置においては、コンタクトプラグの埋め込みを容
易に行なうことができる利点がある。
【0096】(第5の実施形態)図7(a)〜図8
(c)は、本発明の第4の実施形態における半導体装置
の製造工程を示す断面図である。本実施形態において
は、DRAMとCMISデバイスとを混載した半導体装
置の製造工程及び構造について説明する。
【0097】図7(a)に示す工程で、P型の半導体基
板101に、Nウェル102とPウェル103と素子分
離104とを形成する。このとき、CMIS領域Rcmis
において、半導体基板本体部101aの上方において、
Nウェル102とPウェル103とは、半導体基板10
1の表面領域ではシャロートレンチ分離STIによって
互いに分離されているが、半導体基板101内において
は互いに隣接している。メモリ領域Rmemoにおいては、
ウェルは形成されておらず、P型の半導体基板101が
ウェルとして機能する。
【0098】次に、メモリ領域Rmemoの半導体基板10
1,Nウェル102及びPウェル103の上に、ゲート
絶縁膜,ゲート電極及びサイドウォールを形成する。ま
た、CMIS領域Rcmisにおいて、Nウェル102内に
は、PMISFETのソース領域104a及びドレイン
領域104bと、ウェルコンタクト領域105とを形成
し、Pウェル103内には,NMISFETのソース領
域106a及びドレイン領域106bと、ウェルコンタ
クト領域107とを形成する。一方、メモリ領域Rmemo
において、半導体基板101内には、メモリセルトラン
ジスタTmcのN型のソース領域151aとドレイン領域
151bとを形成する。
【0099】そして、CMIS領域Rcmisにおいては、
各ソース・ドレイン領域104a,104b,106
a,106bは、高濃度ソース・ドレイン領域とその内
側のエクステンション領域とによって構成されている。
そして、エクステンション領域はゲート電極などをマス
クとするイオン注入により、高濃度ソース・ドレイン領
域はゲート電極及びサイドウォールなどをマスクとする
イオン注入により、それぞれ形成される。
【0100】一方、メモリ領域Rmemoにおいては、エク
ステンション領域は形成されていない。
【0101】次に、基板上に、シリコン酸化膜などから
なる層間絶縁膜108を堆積した後、層間絶縁膜108
の平坦化を行なう。その後、層間絶縁膜108を貫通し
て、各MISFETの各ソース・ドレイン領域104
a,104b,106a,106b及びウェルコンタク
ト領域105,107と、メモリセルトランジスタTmc
のソース・ドレイン領域151a,151bとに到達す
るコンタクトホール110を形成する。
【0102】次に、図7(b)に示す工程で、コンタク
トホール110内及び層間絶縁膜108上に、電気的抵
抗が低い導体膜であるタングステン膜を堆積した後、ド
ライエッチングによるエッチバックあるいはCMPを行
なうことにより、タングステン膜のうち層間絶縁膜10
8上に位置する部分を除去して、コンタクトホール11
0内にタングステンを埋め込む。その結果、各MISF
ETの各ソース・ドレイン領域104a,104b,1
06a,106b及びウェルコンタクト領域105,1
07と、メモリセルトランジスタTmcのソース・ドレイ
ン領域151a,151bとに接触するタングステンプ
ラグ119が形成される。
【0103】次に、図7(c)に示す工程で、層間絶縁
膜108及びタングステンプラグ119の上にセル形成
用絶縁膜163を堆積した後、セル形成用絶縁膜163
に、各MISFETのソース領域104a,106aに
接続されるタングステンプラグ119の上方を開口して
なるホール165と、メモリセルトランジスタTmcのソ
ース領域151aに接続されるタングステンプラグ11
9の上方を開口してなるセル形成用凹部166とを形成
する。さらに、各ホール165内,凹部166内及びセ
ル形成用絶縁膜163の上に、電気的抵抗が高いポリシ
リコン膜164を堆積する。このとき、ポリシリコン膜
164の膜厚は、各ホール165の径の1/2よりも厚
く、凹部166の径の1/2よりも薄い。したがって、
ホール165内はポリシリコンによって埋められる一
方、ポリシリコン膜164は、凹部166内で凹部16
6の壁面に沿ったほぼ筒状の形状を有している。
【0104】次に、図8(a)に示す工程で、例えばC
MPによる平坦化を行なうことにより、ポリシリコン膜
164をパターニングして、メモリ領域Rmemoにおいて
は、メモリセルキャパシタの筒状の下部容量電極168
(ストレージノード)を形成し、CMIS領域Rcmisに
おいては、タングステンプラグ119に接続されるポリ
パッド167を形成する。
【0105】次に、図8(b)に示す工程で、セル形成
用絶縁膜163を選択的に除去した後、下部容量電極1
68の上に容量絶縁膜170を形成し、さらに、容量絶
縁膜170を挟んで下部容量電極168に対向する上部
容量電極171を形成する。このとき、上部容量電極用
の導体膜をパターニングして上部容量電極171を形成
する際に、CMIS領域Rcmisにおいてポリパッド16
7の側面上にサイドウォール169が残るが、本発明の
効果に悪影響は生じない。
【0106】次に、層間絶縁膜108,タングステンプ
ラグ119,ポリパッド167,サイドウォール169
及びメモリセルキャパシタCmcを覆う上側層間絶縁膜1
20を堆積した後、上側層間絶縁膜120の平坦化処理
を行なう。その後、上側層間絶縁膜120を貫通して、
タングステンプラグ119に到達するコンタクトホール
172aと、ポリパッド167に到達するコンタクトホ
ール172bとを形成する。
【0107】次に、図8(c)に示す工程で、コンタク
トホール内及び上側層間絶縁膜120上にタングステン
膜を堆積する。その後、ドライエッチングによるエッチ
バックあるいはCMPを行なうことにより、タングステ
ン膜のうち上側層間絶縁膜120の上に位置する部分を
除去して、コンタクトホール内にタングステンを埋め込
む。その結果、各タングステンプラグ119に接触する
タングステンプラグ175aと、各ポリパッド167に
接触するタングステンプラグ175bとが形成される。
【0108】以上により、CMIS領域Rcmisにおい
て、PMISFETおよびNMISFETの各ソース領
域104a,106aには、互いに直列に配置されたタ
ングステンプラグ119とポリパッド167とタングス
テンプラグ175bとからなるポリメタルプラグ177
(高抵抗体)が接続され、各ドレイン領域104b,1
06b及びウェルコンタクト領域105,107には、
互いに直列に配置された2つのタングステンプラグ11
9,175aからなるタングステンプラグ178(低抵
抗体)が接続される。
【0109】また、メモリ領域Rmemoにおいて、ソース
領域151aには、メモリセルキャパシタCmcの下部容
量電極152につながるタングステンプラグ119が接
続され、ドレイン領域151bには、互いに直列に配置
された2つのタングステンプラグ119,175aから
なるタングステンプラグ178(低抵抗体)が接続され
る。
【0110】すなわち、電源電圧VDD又は接地電圧V
SSを供給する電圧供給部と、PMISFET,NMI
SFETの各ソース領域104a,106aとの間に、
それぞれ高抵抗体であるポリメタルプラグ177が介在
する一方、電源電圧VDD又は接地電圧VSSを供給す
る電圧供給部と、PMISFET,NMISFETの各
ウェルコンタクト領域105,107との間に、それぞ
れ低抵抗体であるタングステンプラグ178が介在して
いる。
【0111】つまり、本実施形態の半導体装置による
と、CMIS領域Rcmisにおいては、図10に示す寄生
サイリスタの等価回路において、寄生PNPトランジス
タTr1のエミッタと電源電圧VDDを供給する端子との
間には、図10に示す抵抗素子R1 (タングステンプラ
グ178)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポリメタ
ルプラグ177)が介在しており、寄生PNPトランジ
スタTr2のエミッタと接地電圧VSSを供給する端子と
の間には、図10に示す抵抗素子R2 (タングステンプ
ラグ178)よりも電気的抵抗が高い高抵抗体(ポリメ
タルプラグ177)が介在していることになる。
【0112】したがって、本実施形態の半導体装置によ
ると、第1の実施形態と同様の作用により、ノイズが入
力されたときにも、寄生サイリスタのON状態への移行
による,CMISデバイスのラッチアップを抑制するこ
とができる。その場合、第1の実施形態と同様に、ポリ
メタルプラグ177,タングステンプラグ178の抵抗
値の相違のみで寄生サイリスタのON状態への移行を阻
止することができるので、1つの拡散層に1つのコンタ
クト部材(プラグ)のみを設ける場合でもその効果を発
揮することができる。
【0113】さらに、本実施形態においては、ソース・
ドレイン領域やウェルコンタクト領域にシリサイド膜は
設けられていないが、第1の実施形態と同様に、コバル
トシリサイド膜SCFが設けられていたとしても、ポリ
メタルプラグ177とタングステンプラグ178との抵
抗値の差は大きく確保されるので、CMISデバイスに
おけるラッチアップの発生を効果的に抑制することがで
きる。
【0114】加えて、本実施形態では、DRAM及びC
MISデバイスを混載したLSIのプロセスにおいて、
メモリ領域RmemoのメモリセルキャパシタCmcの下部容
量電極168を、CMIS領域Rcmisの各MISFET
のソース領域104a,106aに接続されるポリメタ
ルプラグ177中のポリパッド167と共通の工程で形
成することができる。よって、工程数の増加を伴わずに
高抵抗のポリパッド167つまりポリメタルプラグ17
7を形成することができる。
【0115】また、ポリメタルプラグ177がスタック
構造となるので、アスペクト比を小さくすることができ
る。特に、DRAMとCMISデバイスとを混載した半
導体装置においては、コンタクトプラグの埋め込みを容
易に行なうことができる利点がある。
【0116】(その他の実施形態)上記各実施形態にお
いては、高抵抗体を構成する半導体材料としてポリシリ
コン膜を用いたが、本発明の高抵抗体を構成する材料は
かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ポ
リシリコン膜に代えて、多結晶Si1-x Gex 膜,多結
晶Si1-x-y Gexy 膜又は多結晶Si1-yy を用
いることができる。また、多結晶半導体膜に代えて、ア
モルファス半導体膜や、単結晶半導体膜を用いてもよ
い。
【0117】上記各実施形態においては、低抵抗体を構
成する金属材料として、タングステン膜を用いたが、本
発明の低抵抗体を構成する材料はかかる実施形態に限定
されるものではない。例えば、タングステンに代えて、
アルミニウム(アルミニウム合金)などの金属又は合金
材料、特に、チタン,コバルト,タンタル,モリブデ
ン,銅などのアルミニウムよりも融点の高い,いわゆる
高融点金属材料又はその合金材料を用いることができ
る。
【0118】
【発明の効果】本発明の半導体装置によれば、CMIS
デバイスにノイズが印加されたとき、エミッタと電圧供
給部との間に、寄生バイポーラトランジスタの電圧供給
部−ベース間の抵抗よりも高い抵抗値を有する高抵抗体
が介在しているので、エミッタの電圧の変化による寄生
バイポーラトランジスタの作動を抑制することができ、
よって、ラッチアップの発生を抑制することができる。
また、DRAM及びロジックを混載した半導体装置のプ
ロセスでは、工程数の増加を伴わずに高抵抗体を設ける
構造を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の第1の実施形態に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの前半部分を示す断
面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの後半部分を示す断
面図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の第3の実施形態に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の第4の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの前半部分を示す断
面図である。
【図6】(a),(b)は、本発明の第4の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの後半部分を示す断
面図である。
【図7】(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの前半部分を示す断
面図である。
【図8】(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態に
おける半導体装置の製造工程のうちの後半部分を示す断
面図である。
【図9】一般的な従来のCMISデバイスの構造を示す
断面図である。
【図10】図9に示す寄生サイリスタの等価回路図であ
る。
【符号の説明】
101 半導体基板 101a 半導体基板本体部 102 Nウェル 103 Pウェル STI シャロートレンチ分離 104a ソース領域 104b ドレイン領域 105 ウェルコンタクト領域 SCF コバルトシリサイド膜 106a ソース領域 106b ドレイン領域 107 ウェルコンタクト領域 108 層間絶縁膜 110 コンタクトホール 112 ポリシリコン膜 113 ポリプラグ 114 タングステン膜 119 タングステンプラグ 131 ポリプラグ 141 ポリパッド 142 タングステンプラグ 145 ポリメタルプラグ 146 タングステンプラグ 151a ソース領域 151b ドレイン領域 152 下部容量電極 153 上部容量電極 154 容量絶縁膜 161 ポリシリコン膜 163 セル形成用絶縁膜 164 ポリシリコン膜 165 コンタクトホール 166 凹部 167 ポリパッド 168 下部容量電極 169 サイドウォール 170 容量絶縁膜 171 上部容量電極 172 コンタクトホール 175 タングステンプラグ 177 ポリメタルプラグ 178 タングステンプラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/417 (72)発明者 山田 隆順 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4M104 BB01 BB20 CC01 DD16 DD65 DD75 DD91 EE03 EE09 GG08 GG16 GG19 HH20 5F048 AA03 AB01 AC03 AC10 BA01 BC06 BE03 BE09 BF06 BF07 BG01 BG13 DA24 5F083 AD24 GA23 JA35 JA39 MA06 MA17 NA01 NA08 PR39 PR40

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の基板に設けられ、各々ソース領
    域,ドレイン領域及びウェル領域を有するPMISFE
    T及びNMISFETと、 上記PMISFET及びNMISFETのうち一方のM
    ISFETのウェル領域に電圧を供給するための電圧供
    給部と上記一方のMISFETのウェル領域との間に設
    けられた第1の導体部材と、 上記第1の導体部材よりも電気的抵抗が高い導電性材料
    により構成され、上記一方のMISFETのソース領域
    に電圧を供給するための電圧供給部と上記一方のMIS
    FETのソース領域との間に設けられた第2の導体部材
    とを備えている半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記第1の導体部材は、実質的に金属材料のみにより構
    成され、 上記第2の導体材料は、少なくとも一部が半導体により
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 上記他方のMISFETのウェル領域に電圧を供給する
    ための電圧供給部と上記他方のMISFETのウェル領
    域との間に設けられた第3の導体部材と、 上記第3の導体部材よりも電気的抵抗が高い導電性材料
    により構成され、上記他方のMISFETのソース領域
    に電圧を供給するための電圧供給部と上記他方のMIS
    FETのソース領域との間に設けられた第4の導体部材
    とをさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置において、 上記第3の導体部材は、実質的に金属材料のみにより構
    成され、 上記第4の導体材料は、少なくとも一部が半導体により
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置において、 上記基板及び上記各MISFETを覆う層間絶縁膜をさ
    らに備え、 上記第1及び第3の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通
    して上記各MISFETのウェル領域にそれぞれ接続さ
    れる金属プラグであり、 上記第2及び第4の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通
    して上記各MISFETのソース領域にそれぞれ接続さ
    れる半導体からなる半導体プラグであることを特徴とす
    る半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置において、 上記基板及び上記各MISFETを覆う層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に形成された上側層間絶縁膜とをさ
    らに備え、 上記第1及び第3の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通
    して上記各MISFETのウェル領域にそれぞれ接続さ
    れる下部金属プラグと、上記上側層間絶縁膜を貫通して
    上記下部金属プラグにそれぞれ接続される上部金属プラ
    グとによって構成され、 上記第2及び第4の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通
    して上記ソース領域にそれぞれ接続される下部金属プラ
    グと、上記層間絶縁膜の上に設けられ上記下部金属プラ
    グにそれぞれ接続される半導体からなる半導体パッド
    と、上記上側層間絶縁膜を貫通して上記パッドにそれぞ
    れ接続される上部金属プラグとによって構成されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記一方のMISFET及び他方のMISFETは、S
    RAMのメモリセル中の1対のPMISFET及びNM
    ISFETであることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体装置において、 上記基板に設けられ、ソース領域及びドレイン領域を有
    するメモリセルトランジスタと、 上記基板及び上記各MISFET及びメモリセルトラン
    ジスタを覆う層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に設けられ、下部容量電極,容量絶
    縁膜及び上部容量電極を有するメモリセルキャパシタ
    と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記メモリセルキャパシタの
    上記下部容量電極と上記メモリセルトランジスタの上記
    ソース領域とを接続する,半導体からなる半導体プラグ
    と、 上記層間絶縁膜及び上記メモリセルキャパシタを覆う上
    側層間絶縁膜とをさらに備え、 上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記
    ソース領域に接続される半導体からなる半導体プラグ
    と、上記上側層間絶縁膜を貫通して上記半導体プラグに
    接続される金属プラグとによって構成され、 上記第1の導体部材は、上記上側層間絶縁膜及び上記層
    間絶縁膜を貫通して上記ウェル領域に接続される金属プ
    ラグによって構成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体装置において、 上記基板に設けられ、ソース領域及びドレイン領域を有
    するメモリセルトランジスタと、 上記基板及び上記各MISFET及びメモリセルトラン
    ジスタを覆う層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に設けられ、下部容量電極と容量絶
    縁膜と半導体からなる上部容量電極とを有するメモリセ
    ルキャパシタと、 上記層間絶縁膜及び上記メモリセルキャパシタを覆う上
    側層間絶縁膜とをさらに備え、 上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記
    ソース領域に接続される金属プラグと、上記層間絶縁膜
    の上に設けられ半導体からなる半導体パッドと、上記上
    側層間絶縁膜を貫通して上記半導体パッドに接続される
    金属プラグとによって構成され、 上記第1の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記
    ウェル領域に接続される下部金属プラグと、上記上側層
    間絶縁膜を貫通して上記下部金属プラグに接続される上
    部金属プラグによって構成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体装置において、 上記基板に設けられ、ソース領域及びドレイン領域を有
    するメモリセルトランジスタと、 上記基板及び上記各MISFET及びメモリセルトラン
    ジスタを覆う層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜の上に設けられ、半導体からなる下部容
    量電極と容量絶縁膜と上部容量電極とを有するメモリセ
    ルキャパシタと、 上記層間絶縁膜及び上記メモリセルキャパシタを覆う上
    側層間絶縁膜とをさらに備え、 上記第2の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記
    ソース領域に接続される金属プラグと、上記層間絶縁膜
    の上に設けられ半導体からなる半導体パッドと、上記上
    側層間絶縁膜を貫通して上記半導体パッドに接続される
    金属プラグとによって構成され、 上記第1の導体部材は、上記層間絶縁膜を貫通して上記
    ウェル領域に接続される下部金属プラグと、上記上側層
    間絶縁膜を貫通して上記下部金属プラグに接続される上
    部金属プラグによって構成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  11. 【請求項11】 各々ソース領域,ドレイン領域,ウェ
    ル領域及びゲート電極を有するPMISFET及びNM
    ISFETが設けられている基板を覆う層間絶縁膜を形
    成する工程(a)と、 上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及びN
    MISFETの各ソース領域に到達するホールを形成す
    る工程(b)と、 上記工程(b)で形成されたホールを半導体で埋めて半
    導体プラグを形成する工程(c)と、 上記工程(c)の後、又は上記工程(b)の前に、上記
    層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及びNMI
    SFETの各ウェル領域に到達するホールを形成する工
    程(d)と、 上記工程(d)で形成されたホールを金属材料で埋めて
    金属プラグを形成する工程(e)とを含む半導体装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記工程(a)では、上記PMISFET及びNMIS
    FETに加えて、ソース領域,ドレイン領域及びゲート
    電極を有するメモリセルトランジスタが設けられている
    基板を覆うように上記層間絶縁膜を形成し、 上記工程(b)では、上記層間絶縁膜を貫通して、上記
    メモリセルトランジスタの各ソース領域に到達するホー
    ルを形成し、 上記工程(e)の後に、上記層間絶縁膜の上に、下部容
    量電極,容量絶縁膜及び上部容量電極を有するメモリセ
    ルキャパシタを形成する工程(f)と、 上記層間絶縁膜,メモリセルキャパシタ,金属プラグ及
    び半導体プラグを覆う上側層間絶縁膜を形成する工程
    (g)と、 上記上側層間絶縁膜を貫通して、上記金属プラグ及び半
    導体プラグにそれぞれ到達するホールを形成する工程
    (h)と、 上記工程(h)で形成されたホールを埋める金属プラグ
    を形成する工程(i)とをさらに含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 各々ソース領域,ドレイン領域,ウェ
    ル領域及びゲート電極を有するPMISFET及びNM
    ISFETが設けられている基板を覆う層間絶縁膜を形
    成する工程(a)と、 上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及びN
    MISFETの各ソース領域及び各ウェル領域にそれぞ
    れ到達するホールを形成する工程(b)と、 上記工程(b)で形成されたホールを金属材料で埋めて
    金属プラグを形成する工程(c)と、 上記工程(c)の後、上記層間絶縁膜の上に、上記各M
    ISFETの各ソース領域につながる金属プラグに接続
    される,半導体からなる半導体パッドを形成する工程
    (d)と、 上記層間絶縁膜,金属プラグ及び半導体パッドを覆う上
    側層間絶縁膜を形成する工程(e)と、 上記上側層間絶縁膜を貫通して上記金属プラグ及び上記
    半導体パッドにそれぞれ到達するホールを形成する工程
    (f)と、 上記工程(f)で形成されたホールを埋める金属プラグ
    を形成する工程(g)とを含む半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体装置の製造方
    法において、 上記工程(a)では、上記PMISFET及びNMIS
    FETに加えて、ソース領域,ドレイン領域及びゲート
    電極を有するメモリセルトランジスタが設けられている
    基板を覆うように上記層間絶縁膜を形成し、 上記工程(b)では、上記層間絶縁膜を貫通して上記メ
    モリセルトランジスタのソース領域とにそれぞれ到達す
    るホールを形成し、 上記工程(d)の前に、 上記層間絶縁膜の上に、メモリセルキャパシタの下部容
    量電極及び容量絶縁膜を形成する工程をさらに備え、 上記工程(d)では、上記層間絶縁膜,金属プラグ及び
    容量絶縁膜の上に半導体膜を堆積した後、該半導体膜を
    パターニングして、メモリセルキャパシタの上部容量電
    極と、上記半導体パッドとを形成し、 上記工程(e)では、上記メモリセルキャパシタを覆う
    ように、上記上側層間絶縁膜を形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 各々ソース領域,ドレイン領域,ウェ
    ル領域及びゲート電極を有するPMISFET及びNM
    ISFETと、ソース領域,ドレイン領域及びゲート電
    極を有するメモリセルトランジスタとが設けられている
    基板を覆う層間絶縁膜を形成する工程(a)と、 上記層間絶縁膜を貫通して、上記PMISFET及びN
    MISFETの各ソース領域及び各ウェル領域と、上記
    メモリセルトランジスタのソース領域とにそれぞれ到達
    するホールを形成する工程(b)と、 上記工程(b)で形成されたホールを金属材料で埋めて
    金属プラグを形成する工程(c)と、 上記層間絶縁膜及び金属プラグを覆うセル形成用絶縁膜
    を堆積する工程(d)と、 上記セル形成用絶縁膜に、上記メモリセルトランジスタ
    のソース領域につながる金属プラグの上方を開口してな
    るセル形成用凹部と、上記各MISFETの各ソース領
    域につながる金属プラグの上方を開口してなるホールと
    を形成する工程(e)と、 上記工程(e)で形成されたホール内を埋めるととも
    に、上記セル形成用凹部の壁面と上記セル形成用絶縁膜
    の上とに半導体膜を堆積した後、該半導体膜をパターニ
    ングして、上記メモリセルキャパシタの下部容量電極
    と、上記各MISFETの各ソース領域につながる金属
    プラグに接続される半導体パッドとを形成する工程
    (f)と、 上記セル形成用絶縁膜を除去した後、上記メモリセルキ
    ャパシタの容量絶縁膜及び上部容量電極を形成する工程
    (g)と、 上記層間絶縁膜,メモリセルキャパシタ,半導体パッド
    及び金属プラグを覆う上側層間絶縁膜を形成する工程
    (h)と、 上記上側層間絶縁膜を貫通して、上記金属プラグ及び半
    導体パッドにそれぞれ到達するホールを形成する工程
    (i)と、 上記工程(i)で形成されたホールを埋める金属プラグ
    を形成する工程(j)とを含む半導体装置の製造方法。
JP2002090308A 2002-03-28 2002-03-28 半導体装置および半導体装置の製造方法 Withdrawn JP2003289111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090308A JP2003289111A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 半導体装置および半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090308A JP2003289111A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 半導体装置および半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003289111A true JP2003289111A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29235641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002090308A Withdrawn JP2003289111A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 半導体装置および半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003289111A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249358A (ja) * 2010-05-21 2011-12-08 Toshiba Corp 抵抗変化メモリ
JP2013258316A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Renesas Electronics Corp Dram装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249358A (ja) * 2010-05-21 2011-12-08 Toshiba Corp 抵抗変化メモリ
JP2013258316A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Renesas Electronics Corp Dram装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7060553B2 (en) Formation of capacitor having a Fin structure
US4661202A (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH1197649A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20040018725A1 (en) Unitary interconnection structures integral with a dielectric layer and fabrication methods thereof
JP2591927B2 (ja) Dramセルの製造方法
JP2001284599A (ja) 半導体装置、その製造方法およびダミー領域の配置方法
JP2004153091A (ja) 半導体装置
KR100455541B1 (ko) 제어된 게이트 디플리션을 이용한 혼합 hv/lvcmos 를 위한 방법 및 구조물
US20140015051A1 (en) Method of replacing silicon with metal in integrated circuit chip fabrication
JP2006066691A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6974987B2 (en) Semiconductor device
KR20040104404A (ko) 반도체 집적 회로 장치의 제조 방법 및 반도체 집적 회로장치
US20050205938A1 (en) Semiconductor device and method of manufacture the same
US6700474B1 (en) High value polysilicon resistor
JPH10173072A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
KR100499213B1 (ko) 반도체 구조물 및 반도체 처리 방법
JP2003289111A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2005530347A (ja) 局所的埋め込み相互接続のための改善された構造および方法
JP3141825B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002289698A (ja) 半導体装置及びその製造方法と携帯電子機器
US6150228A (en) Method of manufacturing an SRAM with increased resistance length
JP5566003B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3919473B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH06302783A (ja) 半導体記憶装置
JP2002118174A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080919

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20090113