JP2003288722A - 光情報記録方法及び光情報記録装置 - Google Patents

光情報記録方法及び光情報記録装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の記録方法よりも少ないパルス数で強度
変調記録を行う際の、記録パワーの設定方法を改善した
光情報記録方法及び光情報記録装置の提供。 【解決手段】 PWM方式で情報を記録する光情報記録
媒体の記録方法において、その長さの最小単位をTwと
し、n1、n2をn1<n2である自然数とするとき、
n1・Twとn2・Twという異なる長さの記録マーク
を、何れもm個(mはm<nの自然数)のパルスで強度
変調させた光により記録し、その記録信号パルスのパワ
ーの最大値Pwを逐次変化させてテスト記録を行い、テ
スト記録したパターンを再生して測定した記録マークの
長さT1(Pw)又はT2(Pw)と、理論的長さn1
・Tw又はn2・Twの差(ズレ量)である、D1(P
w)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、D2(Pw)
=T2(Pw)−n1・Tw、を評価することにより記
録パワーPwoを設定する光情報記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−RW、DV
D−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の相変化型
光記録媒体の記録方法及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光情報記録媒体の高速記録の需要
が高まっている。特にディスク状の光記録媒体の場合、
回転速度を高くすることで記録・再生速度を上げること
が可能なため、高速化が進んでいる。光ディスクの中で
も記録時に照射する光の強度変調のみで記録が可能であ
る光記録媒体は、その記録機構が単純であり、媒体と記
録装置の低価格化が可能であると同時に、再生も強度変
調された光を用いているため、再生専用装置との高い互
換性が確保できることから普及が進み、近年の電子情報
の大容量化により、更に高密度かつ高速記録化の需要が
高くなっている。このような光ディスクの中でも、多数
回の書換えが可能であることから、相変化材料を用いた
ものが主流となってきている。相変化材料を用いた光デ
ィスクの場合、照射する光ビームの強度変調により、記
録層材料の急冷状態と徐冷状態を作ることによって記録
を行う。記録層材料は、急冷状態ではアモルファスとな
り、徐冷状態では結晶となる。アモルファスと結晶では
光学的な物性が異なるため、光情報を記録することがで
きる。
【0003】記録原理が、記録層材料の「急冷」と「徐
冷」という複雑な機構を用いているため、高速での記録
は、特開平9−219021号公報に開示されているよ
うに、パルス分割され3値に強度変調された記録光を媒
体に照射することにより行う。しかし、記録速度が速く
なると基本クロック周波数が高くなり、24倍速相当の
CD−RWでは約104MHz、5倍相当のDVD−R
W、DVD+RWでは約131MHzとなるため、従来
の記録方法(記録ストラテジ)では、パルス発光におけ
る立上り・立下りの効果が大きくなり、実効的な照射光
エネルギーが低くなってしまう。図1にその例を示す。
点線で示した理想的な発光波形に対して実際の発光波形
は立上り・立下りに時間を要するため、図1(a)の実
線で示すように矩形にはならない。更に、基本クロック
が高くなると、図1(b)に示すように、立上り・立下
り時間の占める比率が高くなり、十分高い記録(ピー
ク)パワーと十分低いバイアス(ボトム)パワーが確保
できなくなる。つまり、記録(ピーク)パワーPwはΔ
Pwだけ低くなり、バイアス(ボトム)パワーPbはΔ
Pbだけ高くなってしまう。このような記録波形では、
記録材料に対し十分な加熱、冷却が行われないため急冷
状態を確保することが困難となり、その結果、アモルフ
ァスの記録マーク(以下、記録マークを単にマークとい
う)が十分に形成されず、再生信号振幅が低下する。こ
のような現象を解決するためには、立上り・立下り時間
の短い発光光源(レーザーダイオードとその駆動装置)
が必要となるが、100MHzを超える周波数に対応す
る発光光源を確保することは非常に困難である。
【0004】そこで、現行の発光光源で高速記録を行う
技術として、特開平9−134525号公報、米国特許
5732062号明細書に開示されている方法で記録パ
ルス数を減らして対応することが提案されている。従来
は図1(b)に示すように3個のパルスで記録していた
ところを、図1(c)に示すように2個のパルスで記録
する技術である。これにより、1パルス当りの発光時間
(Pwのレベルの時間)と冷却時間(Pbのレベルの時
間)を長く取ることが可能となり、前述の立上り・立下
り時間の影響を小さくすることができる。しかし、この
記録方法(ストラテジ)による記録では、基本クロック
周期の奇数倍、つまりn=(2m+1)と、偶数倍、つ
まりn=2mの時にm個のパルスで発光する関係上、偶
数と奇数のそれぞれについて最適な発光パターンを設定
する必要があり、最適化が困難であるため実用化には至
っていない。
【0005】特開2001−331936号公報には、
各パルスの長さを独立かつ個別に設定する手法が提案さ
れており、この手法を用いれば、記録パワーが低く応答
性の低い光学系であっても高い変調度と良好なジッタを
得ることができるとしている。しかし、前述の通り、各
長さのマークに対して複雑な調整が必要であるため、記
録パワー(Pw)に対する記録マーク長(以下、単にマ
ーク長という)の依存性が、各長さのマーク毎に異なっ
てしまう。その結果、記録パワーマージンが狭くなるの
で、記録パワーの最適値の設定方法(OPC:Opti
mum Power Control)の確度が重要に
なってくる。従来の記録方法では、特開平9−1389
47号公報に開示されている手法で記録パワーを設定す
るのが一般的であり確実であるが、パルス数を減らす手
法では、再生信号の振幅の特性値である変調度よりも、
マーク長に関係する時間情報の変動が大きくなるため、
時間情報で記録パワーを設定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の記録
方法よりも少ないパルス数で強度変調記録を行う際の、
記録パワーの設定方法を改善した光情報記録方法及び光
情報記録装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次の1)〜
8)の発明(以下、本発明1〜8という)によって解決
される。 1) 記録マークと未記録部(記録マーク間のスペー
ス)の長さを変調したPWM方式で情報を記録する光情
報記録媒体の記録方法において、その長さの最小単位
(基本クロック周期)をTwとし、n1、n2をn1<
n2である自然数とするとき、n1・Twとn2・Tw
という異なる長さの記録マークを、何れもm個(mはm
<nの自然数)のパルスで強度変調させた光により記録
し、その記録信号パルスのパワーの最大値Pwを逐次変
化させてテスト記録を行い、テスト記録したパターンを
再生して測定した記録マークの長さT1(Pw)又はT
2(Pw)と、理論的長さn1・Tw又はn2・Twの
差(ズレ量)である、 D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、 D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw を評価することにより記録パワーPwoを設定すること
を特徴とする光情報記録方法。 2) D1(Pw)=D2(Pw)となるPwを記録パ
ワーPwoとして設定することを特徴とする1)記載の
光情報記録方法。 3) 次式に従って規格化されたパラメータg(Pw)
を求め、 g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw g(Pw)=gα (但し、gαは、0<gα≦0.1の範囲にある媒体固
有の値)となるPwを記録パワーPwoとして設定する
ことを特徴とする1)記載の光情報記録方法。 4) 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パ
ルスの第1パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pw
o)だけ長く設定することを特徴とする3)記載の光情
報記録方法。 5) 記録パワーPwoにおける、n1・Twの記録パ
ルスの最終パルス幅を、D2(Pwo)−D1(Pw
o)だけ長く設定することを特徴とする3)記載の光情
報記録方法。 6) 3)記載の規格化されたパラメータg(Pw)=
gβ、但し、0.4≦gβ≦0.6、として求められる
Pwtに1.0〜1.2の範囲にある定数ρを乗じて求
めたPw=ρ・Pwtを記録パワーPwoとして設定す
ることを特徴とする光情報記録方法。 7) テスト記録を行いテスト記録部の情報を再生する
光ピックアップ部、テスト記録時の光照射パワーを制御
するパワー制御部、再生信号から記録マークの長さを測
定するマーク長測定部を有し、1)〜6)の何れかに記
載の光情報記録方法により記録を行うことができるよう
に設定されていることを特徴とする光情報記録装置。 8) 3)記載の規格化されたパラメータg(Pw)を
演算する演算部を有することを特徴とする7)記載の光
情報記録装置。
【0008】以下、上記本発明について詳しく説明す
る。本発明は、従来の記録方法よりも少ないパルス数で
強度変調記録を行う際の、記録パワーの設定方法及びそ
の方法を実施するための装置に係るものである。対象と
なるのは、書換え可能な相変化型光情報記録媒体であ
り、例えばCD−RW、DVD−RAM、DVD−R
W、DVD+RW、PDなどである。媒体の構成の一例
を図2に示す。この例は、記録再生波長領域で略透明で
ある基板1上に少なくとも記録層3と反射層5を有する
ものである。透明基板の材料としては、記録・再生波長
領域でほぼ透明であると同時にディスクの機械的強度を
確保できるものが望ましく、ガラス、樹脂等が挙げられ
るが、コスト、強度、透明性の点からポリカーボネート
樹脂を用いるのが一般的であり好ましい。基板上には光
ビームの走査を容易にするための案内溝(グルーブ)を
形成してもよい。記録層材料としては相変化材料を用い
る。相変化材料としては、可逆的に変化する2つ以上の
相を有する材料である必要があり、例えば結晶−アモル
ファス間で相変化する材料が挙げられる。情報は結晶状
態の中にアモルファスマークを形成するか又はアモルフ
ァス状態の中に結晶のマークを形成することで行う。反
射層としては任意の金属又は合金を用いることができ
る。反射層材料の例としては、Au、Ag、Cu、A
l、又はそれらの合金などが挙げられる。
【0009】記録層の上下には保護層を設けるのが一般
的である。保護層は記録層にかかる熱から樹脂基板を保
護する下部保護層2と、記録層の原子の反射層への熱拡
散を防止するため、及び記録層に効率的に熱エネルギー
が掛かるようにするために形成する上部保護層4とがあ
る。下部保護層は基板と記録層の間に形成され、熱的特
性又は光学的特性から複数層を積層した多層膜でも良
い。上部保護層は記録層と反射層の間に形成され、下部
保護層と同様に熱的・光学的特性又は化学的特性から多
層構造としてもよい。保護層材料としては、任意の誘電
体、半導体、半金属、又はそれらの物質の混合物が挙げ
られる。反射層の上には、上記の各層を機械的・化学的
損傷から保護する樹脂層(オーバーコート層)を設けて
もよく、また樹脂基板等を貼り合わせても良い。
【0010】光情報記録媒体への情報の記録及び再生
は、記録層の近傍に集光した光ビームを走査することに
より行う。情報の記録は、強度変調された光を照射して
結晶中にアモルファスマークを形成することにより行
う。本発明の光情報記録方法は、マークの長さ及びマー
ク間(スペース)の長さを、基本クロックTwを最小単
位として変動させることにより情報を記録する手法であ
るパルス幅変調(PWM:Pulse Width M
odulation)を用いる。PWMの例としては、
コンパクトディスクで採用されているEFM(Eigh
t to Fourteen Modulation:
8−14変調)、DVD(Digital Versa
tile Disc)で採用されているEFM+(8−
16変調の一種)、Blue Ray Discで採用
されている1−7変調などがある。
【0011】これらのPWM変調方式では、マークとス
ペースの長さに情報がエンコードされるため、マーク
長、スペース長が揃っていることが重要となる。マーク
長、スペース長は、基本クロック周期Twのn倍(nは
自然数)の長さ、つまりn・Twになる。コンパクトデ
ィスク1倍速のEFMの場合は、Tw=231.4n
s、n=3〜11であり、DVDの1倍速の場合は、T
w=38.1ns、n=3〜11、14である。これ
ら、n・Twの長さのマークの形成は強度変調した光を
記録層に照射することにより行う。照射の強度は3レベ
ルであり、それぞれ記録パワーPw、消去パワーPe、
バイアスパワーPbで表され、Pw>Pe>Pbの関係
にある。マークを記録するときは、記録パワー(ピーク
パワー)Pw、バイアスパワー(ボトムパワー)Pbの
パルス発光を行い、スペースを記録(又はマークを消
去)するときは、消去パワーPeのCW発光(CW:C
ontinuous Wave:定常波つまり強度変調
のない一定の強度で発光すること)で行う。パルス光を
照射して記録層材料を加熱・急冷することにより、アモ
ルファスマークを形成し、より低いパワーでCW発光し
て記録層を加熱・徐冷することにより結晶状態のスペー
スを形成する。
【0012】マーク形成時の発光パターンの例を図3に
示す。n・Twの長さのマークを記録するためには、記
録パワーPwのm個のパルスを用いる。ここで、mは、
m<nの自然数である。記録パワーPwのパルスの後に
は必ずバイアスパワーPbのパルスが続く必要がある。
図3はn=6の場合である。図3(a)は6Twのマー
クを示し、図3(b)は6Twのクロック周期を示す。
6Twのマークを形成するために5個のパルス(m=
5)を用いた場合は図3(c)となる。これは、n・T
wの長さのマークに対してm=(n−1)のパルスを用
いる一般的なものであり、CD−RW、DVD−RW、
DVD+RWなどに採用されているものである。このパ
ターンは、nが1だけ増えるとmも1だけ増える、つま
りnとmが単純な比例関係にあるため、マークの長さを
制御し易いのが特徴である。
【0013】図3(d)はm=3の場合であり、図3
(e)はm=2の場合である。mとnの差が大きくなる
ほど、1パルスの幅(パワーP=Pwの時間とパワーP
=Pbの時間)は長くなるのが分る。つまり、図3
(d)、図3(e)に示すようにmとnの差を大きくす
ることで、立上り・立下り時間の長い(応答性の悪い)
光源を用いても十分に記録層を加熱できマークを形成す
ることが可能となる。その結果、低い記録パワーでも高
い信号振幅の再生信号を得ることが可能となる。図3に
例示した発光パルスで記録した場合の再生信号振幅であ
る変調度の記録パワー依存性を図5に模式的に示す。記
録パワーPwが高くなるほど変調度は高くなり、再生信
号のS/N比を高くすることが可能となる。また、パル
ス数mが増加するほど変調度は低くなる傾向にあり、m
が小さいほど低い記録パワーで良好な再生信号を得るこ
とが可能となる。
【0014】しかし、mが小さくなると、1パルスの発
光時間が長くなるため、nの増加に対してmを単純に増
加させることが出来なくなり、n1・Tw、n2・Tw
(ここでn1<n2)という異なる長さのマークを同数
のm個のパルスで記録する必要が生じる。このような記
録パルスの例を図4に示す。図4は、n=3〜11、1
4の10種類であるが、パルスの数mは1〜7の7種類
となる。mとnの関係は次式の通りとなる。 nが偶数の場合:m=n/2 nが奇数の場合:m=(n−1)/2 従って、n=4とn=5の場合にはm=2であり、n=
6とn=7の場合にはm=3である。即ち、図4の例の
場合は n1=偶数 n2=奇数=(n1+1) とした場合に相当する。
【0015】このように、同数のパルス発光で異なる長
さのマークを形成する場合、理論的なマーク長(即ち本
来形成すべきマーク長)と実際に形成されるマーク長と
の間に誤差が生じる。つまり、理論的には長さn・Tw
の長さのマークを形成する光を媒体に照射しても、実際
に記録・再生装置で再生するとn・Tw+Dの長さのマ
ークとして認識され、ズレ量Dが発生する。PWM変調
方式では、マークの長さに情報が組み込まれるため、こ
のDが小さいほど理論的な長さと現実の長さが近付くこ
とになり良好なマークとなる。Dが大きくなると、マー
クの長さを正しく認識することが出来なくなり、エラー
となってしまう。従って、Dは、通常、基本クロック周
期Twの1/4以下とする必要があり、好ましくは1/
10以下である。コンパクトディスク(CD)の標準規
格では、Dをデビエーションとして定義しており、40
ns以下と規定されている。
【0016】Dは記録パワーPwに依存するが、その依
存性はパルス発光パターンに大きく影響される。従来の
CD−RW、DVD−RW、DVD+RWで採用されて
いるm=(n−1)のパルス発光で記録した場合のDの
記録パワー依存性を図6(b)に示す。この図から分る
ように、記録パワーPwにおけるD、即ちD(Pw)
は、記録パワーが高くなるに従って変化し、0に近付い
ていく傾向にあるから、設定する記録パワーPwoの近
傍で許容範囲内(CD標準規格では40ns以下)とな
ることが必要である。しかし、本発明の発光パルスは、
異なるn、つまりn1とn2に対して同数のm個のパル
スで記録することが特徴である。このようなパルス発光
により記録パワーPwで記録した場合には、n1のD
(Pw)とn2のD(Pw)の記録パワー依存性は異な
る。これは、同数のパルスで異なる長さのマークを記録
することに起因する。ここで、n=n1の場合のマーク
長の測定値T1の、理論的長さn1・Twからのズレ量
をD1(Pw)、n=n2の場合のマーク長の測定値T
2の理論的長さからのズレ量をD2(Pw)として、D
1(Pw)とD2(Pw)の記録パワー依存性を図6
(c)に示す。この図から、記録パワーが設定記録パワ
ーPwoに近付くにつれ、D1(Pw)、D2(Pw)
共に0に近付く傾向にあるが、その記録パワー依存性は
D1(Pw)とD2(Pw)で異なることが分る。
【0017】n1のマークを形成するときとn2のマー
クを形成するときの、マークの長さ当りのパルス数を比
較すると、n1<n2であることから、 m/n1>m/n2 となり、n2のマークを形成するときの方が、マークの
長さ当りのパルス数が少ないため、マーク形成が容易と
なる。マークの長さ当りのパルス数が多いn1の場合
は、n2の場合に比較してマークを形成し難い。従っ
て、D2(Pw)<D1(Pw)の関係が成立する。ま
た、記録パワーが低い領域ほど、D1(Pw)とD2
(Pw)の差が顕著になる傾向にある。即ち、D1(P
w)−D2(Pw)が大きくなる傾向にある。従来の記
録方法では、図6(b)に示すように、D(Pw)のP
w依存性が低いため、図6(a)に示す変調度のPw依
存性からPwoを決定していたが、本発明の記録方法で
は、D1(Pw)、D2(Pw)のPw依存性が、変調
度のPw依存性よりも高いので、Pwoの決定に使用す
ることができる。
【0018】本発明の光情報記録方法では、少ない発光
パルスによる記録で高い変調度を確保することが出来る
ようにすると同時に、マークの長さをモニタすることに
より記録パワーPwoの設定を行うことを特徴とする。
記録パワーPwoの設定は以下の方法で行う。まず光情
報記録媒体にテスト記録を行う。テスト記録は媒体上の
任意の場所に行うことができるが、ユーザー領域外のテ
ストエリアを用いることが好ましく、テストエリアの例
としては、CD−RWのPCA(Power Cali
bration Area、テスト記録を行う領域)、
DVD+RWのPCAが挙げられる。テスト記録におい
ては、媒体に記録する速度、即ち照射する光ビームの走
査速度を実際に情報を記録する速度に設定するが、本発
明の効果を奏するためには、走査速度が12m/s以上
であることが好ましく、更に好ましくは24m/s以上
である。その例としてはコンパクトディスクの10倍速
以上、DVDの5倍速以上がある。例えば10m/sの
ように走査速度が遅い場合には、本発明の記録方法では
光ビームの照射による記録層材料の熱的ダメージが高く
なり、オーバーライト特性を著しく悪くする傾向があ
る。
【0019】テスト記録は任意のパターンで行うことが
出来るが、情報記録に用いるのと同じパターンを用いる
必要がある。つまり、同一の変調方式で変調された任意
の情報をテストパターンとして記録する。変調方式とし
ては前述のPWM(EFM、EFM+、1−7変調な
ど)を用い、任意の情報として、ランダムパターン、単
純増加パターンなどが用いられる。記録、再生に用いる
光学系は、記録密度、記録速度に合わせて任意に設定で
きる。例としては、CDのNA0.50、λ=780n
mの光学系やDVDのNA0.60又はNA0.65、
λ=680nmの光学系が挙げられる。記録の発光パタ
ーンは、例えば図3に示したものを用いる。つまり、長
さn・Twのマークを形成するに当りm個のパルスを用
いる方法を採用し、少なくとも長さの異なるn1、n2
(ただしn1<n2)のマークを、同数のm個のパルス
を用いて形成する。n1、n2の組み合わせは少なくと
も一つ必要である(例えば図4参照)。
【0020】基本クロック周期Twは記録速度に合わせ
たものを採用できるが、本発明の効果を得るには高い周
波数が好ましいので、Tw<24ns、好ましくはTw
<14nsとする。これは現在市販されている記録装置
に搭載されるレーザーダイオードの発光立上り及び立下
り時間がおよそ2〜4nsであることに起因する。上記
のような基本クロック周期に相当する例としては、CD
の20倍速以上、DVDの5倍速以上が挙げられる。ま
た、発光パルスの幅及び冷却パルスの幅は任意に設定可
能であるが、何れも0.5〜2.0Twの範囲にあるこ
とが好ましく、好ましくは0.7〜1.5Twである。
発光時間が長いと、変調度は確保できるものの、記録層
材料への熱的ダメージが大きくなるため、繰り返し記録
(オーバーライト)回数が減少してしまう。
【0021】テスト記録は記録パワーPwを逐次変化さ
せて行う。記録パワーPwは予想される設定記録パワー
Pwoの±10%以上の範囲で広く変化させることが好
ましく、更に好ましくは±30%以上とする。記録パワ
ーPwを変化させる範囲を広げることにより、記録パワ
ー設定の演算の精度を向上することができる。記録パワ
ーPwを変化させる方法としては、連続的に変化させて
も、段階的に変化させてもよいが、段階的に変化させる
方が、テスト記録部を再生しマーク長を測定する際に、
記録パワーPwとの関係を明確にできるので好ましい。
つまりΔPwの間隔で記録パワーPwを変化させてテス
ト記録を行うことが好ましい。ΔPwとしては記録パワ
ーPwの5%以下であることがパワーの精度を確保する
ために好ましい。
【0022】テスト記録信号の再生には記録に用いたの
と同じ光学系を採用する。記録したマークの長さT1、
T2の測定には、市販のタイムインターバル測定回路を
使用できる。T1、T2は記録パワーの関数T1(P
w)、T2(Pw)として求められる。T1(Pw)、
T2(Pw)の理論的長さからのズレ量D1(Pw)、
D2(Pw)は次式により算出される。 D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、 D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw D1(Pw)、D2(Pw)が0に近付くほど、再生信
号の品質は良好となる。理想的にはD1(Pw)、D2
(Pw)が略0になるPwを記録パワーPwoとして設
定することが好ましい。
【0023】媒体の特性にバラツキがある場合(例えば
媒体の記録層膜厚のバラツキや記録層材料の原子組成の
バラツキ等がある場合)、同一の発光波形であっても、
D1(Pw)、D2(Pw)がそれぞれ略0になる点が
無い場合がある。そのような場合にはD1(Pw)=D
2(Pw)となるPwを記録パワーPwoとして設定す
ることが好ましい。更に、D1(Pw)=D2(Pw)
となるPwを見出すことが不可能な場合はTwで規格化
された次式で定義されるパラメータ「g(Pw)」を評
価することにより記録パワーPwoを設定する。 g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw 即ち、このパラメータが目標とするg(Pw)=gαと
なるPwを記録パワーPwoとして設定する。換言すれ
ば、g(Pwo)=gαとなるPwoを記録パワーとし
て設定する。ここで、gαは媒体毎に設定される定数で
あり、0<gα≦0.1の範囲であることが好ましい。
g(Pw)は規格化された時間であるから一般的な定数
として指定でき、記録速度や基本クロック周期に依らず
定義することが可能である。gαを何らかの方法で事前
に媒体に記録しておけば、光情報記録装置はパラメータ
gαを読み取り、それを基に記録パワーPwoを設定す
ることが出来る。
【0024】このgαを用いて記録パワーPwoを設定
した場合は、D1(Pwo)≠D2(Pwo)である。
そこで設定されたPwoに対してD1(Pwo)とD2
(Pwo)の差を減少するために発光波形を補正するこ
とが好ましい。補正の方法としては発光パルスの幅を変
更することが好ましく、例えば第1パルス幅を調整する
方法がある。調整は図3(d)に示す第1パルスの幅T
fpを補正することにより行う。補正方法はn1のマー
ク書き込み発光波形のTfpをD2(Pwo)−D1
(Pwo)だけ長くすればよい。この補正を加えること
によりn1及びn2のマークの長さの理論的長さからの
ズレ量を補正することが可能となる。また、別の補正の
方法としては、発光パルスの最終パルス幅を調整する方
法がある。調整は図3(d)に示すTlpを補正するこ
とにより行う。補正は、n1のTlpのみを、D2(P
wo)−D1(Pwo)だけ長くすればよい。
【0025】前述のパラメータg(Pw)を用いて記録
パワーPwoを設定する方法を採用した場合、g(P
w)のパワー依存性の高い場所を用いることで記録パワ
ーPwoの精度を高めることができる。即ち、図6
(c)から、記録パワーPwが小さい方が、記録パワー
Pwの変化に対してg(Pw)は大きく変動することが
分る。従って、Pwが小さい領域を記録パワーPwoの
設定に用いることが好ましい。g(Pw)を高精度で測
定するためには、g(Pw)が基本クロック周期Twの
1/2程度、即ち、0.4〜0.6程度であることが好
ましい。そこで、gβを0.4〜0.6の範囲とすれ
ば、g(Pwt)=gβとなるPwtを高精度で決定で
きる。しかし、Pwtを高精度で決定できる反面、Pw
o=Pwtの場合には、D2(Pw)−D1(Pw)が
大きい領域で情報を記録することになるため、好ましく
は、Pwtに定数ρを乗じた値ρ・PwtをPwoとす
る。そして、Pwo≧Pwtであるから、ρは1.0以
上としなければ意味が無く、また、ρが大きくなるとP
wtの設定誤差も大きくなる(例えばρ=2の場合はP
wtの設定誤差も2倍になってしまう)ため1.2以下
とすることが好ましい。なお、媒体毎に設定されるgβ
とρの数値を予め媒体に記録しておけば、光情報記録装
置はこれらの情報を読み取り、その情報を基に記録パワ
ーPwoを算出する。
【0026】上記の光情報記録方法を実施する光情報記
録装置の一例を図7に示す。記録パワー設定回路で記録
パワーPwが設定される。ここで設定される記録パワー
Pwは逐次変化するテスト記録用の記録パワーである。
その設定された記録パワーPwでレーザー駆動回路が動
作し、設定された記録パワーPwoで光ピックアップか
らパルス発光が行われる。記録パワー設定回路で設定さ
れた記録パワーPwoの情報は、同時にデビエーション
演算回路にフィードバックされる。光ピックアップはテ
スト記録パターンを再生し、再生信号が記録マーク長モ
ニタ回路に入力される。そこで記録マーク長が測定され
測定結果がデビエーション演算回路に入力される。デビ
エーション演算回路では、記録パワーPwとD1(P
w)、D2(Pw)の演算が行われて記録パワーPwo
が設定され、更に発光波形の補正の必要性が判断され、
必要な場合には記録パルス補正回路により記録発光パル
スが補正され、その情報が記録コントロール部にフィー
ドバックされる。
【0027】以下、実施例及び比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定
されるものではない。
【0028】実施例1 連続グルーブを転写したポリカーボネート製CD−RW
ディスクに、下部保護層、記録層、上部保護層、反射
層、オーバーコート層を順次積層し、CD−RWディス
クを作成した。下部保護層、上部保護層にはZnSとS
iOの混合物(モル比8:2)を用い、膜厚は下部保
護層80nm、上部保護層15nmとした。成膜は真空
気相成膜法の一種であるRFマグネトロンスパッタリン
グ法を用いて行った。記録層には相変化材料であるAg
InSb77Te19に微量のGeを添加したもの
を用い、膜厚は15nmとした。反射層にはAlに微量
のTiを添加した合金を用い、膜厚は150nmとし
た。オーバーコート層には市販の光ディスク用の紫外線
硬化樹脂を用いた。成膜はスピンコーティング法を用い
窒素雰囲気中で紫外線を照射して硬化した。作製したデ
ィスクを市販の相変化ディスク用初期化装置で全面結晶
化した。得られた光ディスク(以下、サンプルAとい
う)は、未記録状態でCD−RWの標準規格であるオレ
ンジブックパートIIIの仕様を満足する良好なものであ
った。サンプルAにテストパターンを記録し設定すべき
記録パワーPwoを算出する実験を行った。記録装置に
はCD−R/RW記録・再生信号評価装置DDU100
0を使用した。その光ピックアップの仕様はNA0.5
0、λ=789nm、最高射出パワー35mWであっ
た。図4に示した記録発光パルスを用い、EFM変調さ
れたランダム情報をテスト記録パターンとした。変調方
式にEFMを採用したのでn=14のパターンは使用し
ていない。基本クロック周期Twはコンパクトディスク
の24倍速に相当する9.64nsとした。ディスクは
コンパクトディスクの24倍速相当である28.8m/
sの線速度で回転し、光ビームを走査した。記録パワー
を28mWから35mWまで1mW刻みで変化させてテ
スト記録を行った。テスト記録パターンを同一装置で再
生し、タイムインターバルアナライザを用いて記録パワ
ーに対するマーク長を計測し、オシロスコープを用いて
変調度の測定を行った。図8に各マーク長について測定
したマーク長の論理的長さからのデビエーション(ズレ
量)Dの測定結果を示す。本実施例の発光パルスはn1
=2m、n2=2m+1であることから、偶数×Twの
マークが低パワーの時に短くなっている。そのため、2
8mWでは偶数と奇数のDの差が大きくなっているが、
記録パワー34mWではほぼ同じ値となっている。図9
に、n1=4、n2=5としたときのD1、D2の記録
パワー依存性を示す。記録パワー34mWでD1=D2
となっている。従って、n1=4、n2=5の場合はD
1=D2となる点を求めることで、記録パワーPwo=
34mWを得ることができる。
【0029】実施例2 図10に、サンプルAに対し、n1=6、n2=7とし
たときのDの記録パワー依存性を示す。この場合にはD
1=D2となるPwが求められないため、パラメータg
(Pw)を用いて求めることになる。図11にパラメー
タg(Pw)の記録パワー依存性を示す。gα=0.0
5に設定し、g(Pw)=gαとなる点を算出すれば記
録パワーPwo=34mWを得ることができる。
【0030】実施例3 記録層の膜厚を17nmとした点以外は実施例1と全く
同様にして光ディスク(サンプルB)を作成し、実施例
1と全く同様の評価を行った。図12に、n1=4、n
2=5としたときの、D1、D2の記録パワー依存性を
示す。この図では、Pw=34mWでほぼD1=D2と
なっている。従ってn1=4、n2=5としたときの記
録パワーPwo=34mWとなる。記録層膜厚の違いに
よりD1、D2のパワー依存性はサンプルAの場合と異
なっているが、ほぼ同等の記録パワーPwoを設定する
ことができる。
【0031】実施例4 サンプルBについて、実施例2と同様の方法による評価
を行った。即ち図13に、n1=6、n2=7としたと
きのD1、D2の記録パワー依存性を示す。サンプルA
と同様の記録パワー依存性を示すが、その絶対値は異な
っている。サンプルAの場合と同様にD1=D2となら
ないため、パラメータg(Pw)を用いて記録パワーP
woの算出を行う。図14にパラメータg(Pw)の記
録パワー依存性の測定結果を示す。サンプルAとサンプ
ルBをディスクの固体バラツキの範囲と仮定すると、同
様のパラメータで記録パワーPwoを求められることが
好ましい。そこで、実施例2と同様のパラメータgα=
0.05として記録パワーPwoを算出した。その結
果、実施例2と同一の記録パワーPwoを設定すること
が出来た。
【0032】比較例1 従来の記録パワーPwoの設定方法である、変調度の評
価による方法を検討した。図15にサンプルAとサンプ
ルBの変調度の記録パワー依存性を示す。サンプルAと
サンプルBとでは変調度のカーブが異なっており、特に
低いパワー領域と高いパワー領域とでは変調度の関係が
逆転している。そのため、同一の評価手段では正しい記
録パワーPwoを算出することが困難である。
【0033】比較例2 CD−RWで採用しているγ法を用いて、γパラメータ
を採用した。図16に、γパラメータの記録パワー依存
性を示す。変調度以上にγの方に差が顕著に表されてい
るため、やはり同一のパラメータによって記録パワーP
woを設定することは困難であると言える。
【0034】
【発明の効果】本発明1では、n1<n2の関係にある
マークをm個のパルス発光で記録するときに、記録パワ
ーPwを逐次変化させてテスト記録を行い、そのテスト
記録部分を再生する。更にその再生した信号のマークの
長さT1、T2を測定し、その論理的長さからのズレ量
D1、D2を演算し、このD1、D2をモニタすること
により記録パワーPwoを決定する。その結果、マーク
長のパワー依存性の差を最小限に抑えた記録パワー領域
を設定することが可能になると同時に少ないパルス数で
記録できるため、高変調度かつ低エラーレートで情報を
記録することが可能となる。更に媒体のバラツキに影響
されることなく記録パワーPwoを設定することが可能
となる。本発明2によれば、異なるマークでの論理的長
さからのズレ量を最小限に抑えることができる記録パワ
ーを設定することが可能となるため、本発明1のパルス
数の少ない発光波形による記録でも記録パワーPwoを
設定することが可能となる。本発明3によれば、本発明
2の条件を満足できない場合に記録パワーPwoを効果
的に設定することができる。本発明4〜6によれば、D
1=D2とならない場合でも発光パルス幅を調整するこ
とにより、記録パワーPwoでの記録が可能であると同
時に、D1とD2の差を更に低く抑えることが可能とな
る。本発明7〜8によれば、本発明1〜6の光情報記録
方法を実施できる光情報記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録方法では、パルス発光における立上
り・立下りの効果が大きくなり、実効的な照射光エネル
ギーが低くなってしまうことを説明する図。 (a) 実際の発光波形は矩形にはならないことを示す
図。 (b) 更に基本クロックが高くなると、PwはΔPw
だけ低くなり、PbはΔPbだけ高くなってしまうこと
を示す図。 (c) 2個のパルスで記録する技術を示す図。
【図2】相変化型光情報記録媒体の構成の一例を示す
図。
【図3】マーク形成時の発光パターンの一例を示す図。 (a) 6Twの記録マーク (b) 6Twのクロック周期 (c) 6Twのマークを形成するために5個のパルス
を用いた場合 (d) 6Twのマークを形成するために3個のパルス
を用いた場合 (e) 6Twのマークを形成するために2個のパルス
を用いた場合
【図4】異なる長さのマークを同数のm個のパルスで記
録する例を示す図。
【図5】図3に例示した発光パルスで記録した場合の再
生信号振幅である変調度の記録パワー依存性を模式的に
示す図。
【図6】記録パワーの設定に用いられる特性値の記録パ
ワー依存性を示す図。 (a) 変調度の記録パワー依存性を示す。 (b) m=(n−1)のパルス発光で記録した場合の
D(Pw)の記録パワー依存性を示す。 (c) D1(Pw)とD2(Pw)の記録パワー依存
性を示す。
【図7】本発明の光情報記録装置の一例を示す図。
【図8】サンプルAのマーク長の論理的長さからのズレ
量Dの測定結果を示す図。
【図9】サンプルAに対し、n1=4、n2=5とした
ときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図10】サンプルAに対し、n1=6、n2=7とし
たときのDの記録パワー依存性を示す図。
【図11】サンプルAのパラメータg(Pw)の記録パ
ワー依存性を示す図。
【図12】サンプルBに対し、n1=4、n2=5とし
たときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図13】サンプルBに対し、n1=6、n2=7とし
たときのD1、D2の記録パワー依存性を示す図。
【図14】サンプルBのパラメータg(Pw)の記録パ
ワー依存性を示す図。
【図15】サンプルAとサンプルBの変調度の記録パワ
ー依存性を示す図。
【図16】γパラメータの記録パワー依存性を示す図。
【符号の説明】
1 基板 2 下部保護層 3 記録層 4 上部保護層 5 反射層 6 樹脂層 Pw 記録パワー Pwo 設定された記録パワー Pe 消去パワー Pb バイアスパワー ΔPw 記録(ピーク)パワーの減少分 ΔPb バイアス(ボトム)パワーの上昇分 Tw 基本クロック周期 Tfp 第1パルスの幅 Tlp 最終パルスの幅 m パルス数 n マーク長n・Twを示す自然数 D(Pw) ズレ量(デビエーション) D1(Pw) ズレ量(デビエーション) D2(Pw) ズレ量(デビエーション) g(Pw) パラメータ
フロントページの続き (72)発明者 山田 勝幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB05 CC01 CC18 DD03 EE02 EE20 KK04 KK05 5D119 AA23 BA01 BB04 HA16 HA17 HA19 HA44 5D789 AA23 BA01 BB04 HA16 HA17 HA19 HA44

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録マークと未記録部(記録マーク間の
    スペース)の長さを変調したPWM方式で情報を記録す
    る光情報記録媒体の記録方法において、その長さの最小
    単位(基本クロック周期)をTwとし、n1、n2をn
    1<n2である自然数とするとき、n1・Twとn2・
    Twという異なる長さの記録マークを、何れもm個(m
    はm<nの自然数)のパルスで強度変調させた光により
    記録し、その記録信号パルスのパワーの最大値Pwを逐
    次変化させてテスト記録を行い、テスト記録したパター
    ンを再生して測定した記録マークの長さT1(Pw)又
    はT2(Pw)と、理論的長さn1・Tw又はn2・T
    wの差(ズレ量)である、 D1(Pw)=T1(Pw)−n1・Tw、及び、 D2(Pw)=T2(Pw)−n2・Tw を評価することにより記録パワーPwoを設定すること
    を特徴とする光情報記録方法。
  2. 【請求項2】 D1(Pw)=D2(Pw)となるPw
    を記録パワーPwoとして設定することを特徴とする請
    求項1記載の光情報記録方法。
  3. 【請求項3】 次式に従って規格化されたパラメータg
    (Pw)を求め、 g(Pw)=〔D2(Pw)−D1(Pw)〕/Tw g(Pw)=gα (但し、gαは、0<gα≦0.1の範囲にある媒体固
    有の値)となるPwを記録パワーPwoとして設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の光情報記録方法。
  4. 【請求項4】 記録パワーPwoにおける、n1・Tw
    の記録パルスの第1パルス幅を、D2(Pwo)−D1
    (Pwo)だけ長く設定することを特徴とする請求項3
    記載の光情報記録方法。
  5. 【請求項5】 記録パワーPwoにおける、n1・Tw
    の記録パルスの最終パルス幅を、D2(Pwo)−D1
    (Pwo)だけ長く設定することを特徴とする請求項3
    記載の光情報記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の規格化されたパラメータ
    g(Pw)=gβ、但し、0.4≦gβ≦0.6、とし
    て求められるPwtに1.0〜1.2の範囲にある定数
    ρを乗じて求めたPw=ρ・Pwtを記録パワーPwo
    として設定することを特徴とする光情報記録方法。
  7. 【請求項7】 テスト記録を行いテスト記録部の情報を
    再生する光ピックアップ部、テスト記録時の光照射パワ
    ーを制御するパワー制御部、再生信号から記録マークの
    長さを測定するマーク長測定部を有し、請求項1〜6の
    何れかに記載の光情報記録方法により記録を行うことが
    できるように設定されていることを特徴とする光情報記
    録装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の規格化されたパラメータ
    g(Pw)を演算する演算部を有することを特徴とする
    請求項7記載の光情報記録装置。
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