JP2002288874A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

Info

Publication number
JP2002288874A
JP2002288874A JP2001083650A JP2001083650A JP2002288874A JP 2002288874 A JP2002288874 A JP 2002288874A JP 2001083650 A JP2001083650 A JP 2001083650A JP 2001083650 A JP2001083650 A JP 2001083650A JP 2002288874 A JP2002288874 A JP 2002288874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
optical information
recording medium
information recording
linear velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001083650A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kato
将紀 加藤
Yuki Nakamura
有希 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001083650A priority Critical patent/JP2002288874A/ja
Priority to EP02250641A priority patent/EP1229530A3/en
Priority to US10/062,912 priority patent/US7482109B2/en
Publication of JP2002288874A publication Critical patent/JP2002288874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度、高速記録に対応した光情報記録媒
体、特に9.6m/s〜19.2m/sの記録線速で記
録可能である光情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 透明基板上に少なくとも1層以上の相変
化材料を有する記録層を有し、該記録層に収束した光を
照射して記録層の相変化材料を相変化させることで情報
を記録および再生または消去を行う光情報記録媒体にお
いて、最適な記録相対線速をV0としたとき、開口数N
Aが0.50、波長λが780nmの光ピックアップの
線速度Vを上記V0として走査させながら消去パワーPE
を任意に変動させてDC消去した後に測定される記録層
の反射率の関数R(PE)が、極小値を有する光情報記
録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD−RW、PD、
DVD−RW、DVD+RWに代表される相変化型光情
報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−RW、PD、DVD−RW、DV
D+RW等の相変化材料を記録材料とした書き換え型光
ディスクが、コンピュータの情報記録媒体、家電製品の
情報記録媒体として注目されてきている。これらの光情
報記録媒体は、単一のピックアップによる強度変調で記
録が可能であると同時に、多数回の書き換え。特に消去
不要の書き換え(ダイレクトオーバーライト)が可能で
あることが最大の特徴となっているが、近年、情報記録
の高密度化と記録時の高速化が望まれている。このよう
な高密度・高速記録に対応するために、記録層の材料、
およびそれに付随する各層の熱的、光学的特性を最適化
するなどの検討が行われてきたが、現状、決め手となる
技術がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題点を改善する、すなわち、高密度、高速記録に
対応した光情報記録媒体、特に9.6m/s〜19.2
m/sの記録線速で記録可能である光情報記録媒体を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1に記載のように、透明基板上に少
なくとも1層以上の相変化材料を有する記録層を有し、
該記録層に収束した光を照射して記録層の相変化材料を
相変化させることで情報を記録および再生または消去を
行う光情報記録媒体において、最適な記録相対線速をV
0としたとき、開口数NAが0.50、波長λが780
nmの光ピックアップの線速度Vを上記V0として走査
させながら消去パワーPEを任意に変動させてDC消去
した後に測定される記録層の反射率の関数R(PE
が、極小値を有する光情報記録媒体である。(反射率の
関数R(PE)は以下、単に「反射率R(PE)」とも云
う) また、本発明は請求項1に記載の光情報記録媒体におい
て、請求項2に記載のように、上記反射率の関数R(P
E)のPEの変動に対する漸近線が関数R1(PE)で表さ
れ、反射率の関数R(PE)が極小値となるときの消去
パワーをPE0とし、消去パワーPEがPE0のときの反射
率および漸近線上の値がそれぞれR(PE 0)とR1(P
E0)で表されるとき、R(PE0)とR1(PE0)との比
が下記式(I)を満足する光情報記録媒体である。
【0005】
【数5】 R1(PE0)/R(PE0)<1.40 ……(I)
【0006】さらに、本発明は請求項1または請求項2
に記載の光情報記録媒体において、請求項3に記載のよ
うに、上記R(PE0)とR1(PE0)との比が下記式
(II)を満足する光情報記録媒体である。
【0007】
【数6】 R1(PE0)/R(PE0)>1.05 ……(II)
【0008】また、本発明は請求項2または請求項3に
記載の光情報記録媒体において、請求項4に記載のよう
に、上記漸近線R1(PE)の傾きが下記式(III)を
満足する光情報記録媒体である。
【0009】
【数7】 (dR1(PE)/dPE)>0.001%/mW ……(III)
【0010】さらに本発明の光情報記録媒体は請求項2
ないし請求項4のいずれかに記載の光情報記録媒体にお
いて、請求項5に記載のように、上記漸近線R1(PE
の傾きが下記式(IV)を満足する光情報記録媒体であ
る。
【0011】
【数8】 (dR1(PE)/dPE)<0.5%/mW ……(IV)
【0012】本発明の光情報記録媒体は請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の光情報記録媒体において、
請求項6に記載のように、記録方式がマルチパルス発光
によるマークエッジ方式であり、最適な記録相対線速V
0が9m/s以上20m/s以下である光情報記録媒体
である。本発明の光情報記録媒体は請求項1ないし請求
項6のいずれかに記載の光情報記録媒体において、請求
項7に記載の通り、上記記録層の主成分がAg、In、
Sb及びTeであり、その組成比が原子パーセントを用
いてそれぞれα、β、γ及びδで表されるとき、 0.1≦α≦7.0、 2.0≦β≦10.0、 64.0≦γ≦92、 5.0≦δ≦26.0 の関係をすべて満足する光情報記録媒体である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の相変化型光情報記録媒体
は、支持基板上に少なくとも1層以上の相変化材料から
なる記録層を有する。層構成の例としては、図1に示す
相変化型光情報記録媒体が代表例として挙げられる。透
明基板1上に、下部保護層2、記録層3、上部保護層
4、反射放熱層5を形成することで得られる。さらに図
1に示すように反射放熱層5の上にオーバーコート層6
を、基板1の下面にハードコート層7を形成しても良
い。基板1は媒体を支持することを主目的とし、記録、
読み出しに用いる電磁波を基板面から入射する場合、入
射する電磁波の波長領域で透明であることが必要であ
る。基板1の透明基板材料としてはガラス、セラミク
ス、樹脂等から選択でき、透明性および成形の容易さか
ら樹脂を用いるのが好ましく、樹脂としてはポリカーボ
ネート樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレ
ン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン系樹
脂、フッ素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂などが挙
げられるが、成形性、光学特性、コストの点で優れるポ
リカーボネート樹脂、アクリル系樹脂が好ましい。
【0014】透明基板1上には情報未記録状態で記録用
光ピックアップの位置制御(トラッキング)を可能とす
るために、図1に示すように案内溝1aが形成されてい
ることが好ましい。案内溝の幅、間隔、深さ等の形状
は、記録・再生光ピックアップの特性、媒体の情報記録
密度によって最適化される。案内溝にはアドレス情報を
持たせることもでき、アドレス情報としては周波数変調
した情報を案内溝1aの蛇行に記録する方法、プリピッ
トを形成して記録する方法が例として挙げられる。下部
保護層2、上部保護層4は熱特性、光学特性から誘電体
を用いる。誘電体としては、SiO2、SiO、Zn
O、SnO2、TiO2、In23、MgO、ZrO2
の酸化物、Si34、AlN、TiN、BN、ZrN等
の窒化物、ZnS、In23、TaS4硫化物、Si
C、TaC、B4C、WC、TiC、ZrC等の炭化物
またはダイヤモンド状炭素があり、これらの誘電体単
体、もしくは2種以上の混合物が用いられる。
【0015】保護層は真空成膜を用いて成膜され、成膜
方法としては真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法、CVD法等が例として挙げられ、生産
性・低コスト性からスパッタリング法を用いるのが好ま
しい。下部保護層、上部保護層の材料・膜厚は独立に任
意に設定でき、光学特性、熱特性から最適値を設定す
る。膜厚としては、10nm〜5000nm程度であ
る。記録層3には相変化材料を用いる。光情報記録媒体
に適している相変化材料としては、合金系の材料を用い
るが好ましく、GeTe、GeTeSe、GeTeS、
GeSeSb、GeSeSb、GeAsSe、InT
e、SeTe、SeAs、Ge−Te−(Sn,Au,
Pd)、GeTeSeSb、GeTeSb、AgInS
bTeの合金系が例示できる。各合金系の組成比は、光
学的、熱的特性から最適化される。光学的特性として
は、安定相(結晶化状態)、準安定相(アモルファス化
状態)での再生波長での光学的特性値が大きく異なるも
のが、情報再生時に高いCN比が得られるため好まし
い。熱的特性としては、記録する光の強度領域、記録す
る線速度領域で容易にアモルファス状態と結晶化状態を
実現できるように最適化される。それにより、高いオー
バーライト特性を実現できる。また、上記の元素を主成
分とする合金系に任意の元素を不純物として混入しても
良く、混入する不純物としては、B、N、C、O、S
i、P、S、Se、Al、Ti、Zr、V、Mn、F
e、Co、Ni、Cr、Cu、Zn、Sn、Pd、P
t、Auが例示できる。これらの不純物は、上記の光学
的特性、熱的特性を微調整するために添加されるのが一
般的である。
【0016】これらの合金系相変化材料のうち、特にA
gInSbTe系の材料を用いた場合、記録によって形
成される、安定相(結晶化相)と準安定相(アモルファ
ス相)の境界が明瞭なため、マークエッジ記録方式を用
いた記録方式には適しており、不純物として微量のNを
添加することで、記録線速マージンを広く取ることが可
能である。記録層3は真空成膜法で積層され、真空成膜
法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法、CVD法等があげられ、生産性・低コ
ストからスパッタリング法を利用するのが望ましい。反
射放熱層5は、記録再生光の反射および記録時に発生す
る熱を放熱する機能をもつ。反射放熱層の材料として金
属および合金が用いられ、例としてAg、Au、Alま
たはこれらの金属にTi、Si、Cr、Ta、Cu、P
d、C等を1種以上混合した合金があり、熱的特性、光
学的特性、および生産性を考慮すると、AlまたはAg
を主成分とする合金もしくはAgを用いるのが好まし
い。合金の組成および反射層の膜厚は任意に設定でき、
熱的特性および光学的特性から最適化するのが望まし
い。
【0017】オーバーコート層6は、光硬化樹脂、電子
線硬化樹脂等を主成分とする樹脂材料を用いる。これら
の樹脂としては、成膜性、硬化の簡易性から光硬化樹脂
を主成分とする樹脂材料を用いることが望ましい。光硬
化樹脂としては、紫外線硬化樹脂が一般的である。ま
た、成膜方法としては、ディッピング法、スピンコート
法等が例示できるが、成膜後の膜厚均一性、生産性等を
考慮するとスピンコート法が好ましい。ハードコート層
7は媒体の記録・再生光が入射する面を保護する機能を
持つため、媒体の記録・再生信頼性を確保するために形
成することが好ましい。ハードコート材料としては、オ
ーバーコート層材料と同様のものが利用できるが、ハー
ドコート上の欠陥が媒体の記録・再生信頼性に大きく影
響するため塗布性、均一性が良好な材料を用いることが
好ましく、希釈のための溶媒、レベリング剤等を混合し
ても良い。また、ハードコート層表面に埃などが付着す
ることを防止するために、帯電防止剤等を混合しても良
い。
【0018】また、積層した各層を保護する目的および
外観を高めるためにオーバーコート層上に1層以上の樹
脂層を積層しても良い。これらの層は、光硬化樹脂、電
子線硬化樹脂をスクリーン印刷にて成膜、硬化すること
で作成するのが一般的であり、強度を確保するために無
機フィラーを混入し、または、外観を保つために染料、
顔料等の発色材料が混合されても良い。さらに、媒体の
オーバーコート面同士を張り合わせ両面媒体としても良
く、少なくとも透明基板を含む板を張り合わせることで
片面記録かつ両面記録媒体の厚さを確保しても良い。
【0019】上記のように記録層材料を成膜すると、通
常は準安定状態(アモルファス状態)となる。媒体の反
射率を高くとり、高いCN比を得るためには、記録層を
安定状態(結晶化状態)にする初期化が必要である。初
期化方法としては、集光したレーザーを照射、走査する
ことで行う方法、媒体全面に強度のエネルギーを照射
(フラッシュ)する方法等が例として挙げられるが、特
開平9−073666、特開平10−312582にあ
るように、高出力半導体レーザーを使用した装置を用い
る走査初期化方法が生産性、媒体特性の観点から適切で
ある。本発明の光情報記録媒体への記録はマルチパルス
法を用い、記録方法としては特開平9−219021号
公報、特開平9−138947号公報に記載の方法を用
いるのが高い記録信号特性、オーバーライト特性を得る
ことができるため好ましい。
【0020】初期化の条件であるレーザー照射パワー、
走査線速は記録層材料、各層の構成によって異なり、オ
ーバーライト特性等から最適化されるのが望ましい。す
なわち、媒体の初期化に用いる照射光の出力、走査線速
は1回の走査による照射で媒体にかかるエネルギー密度
Eによって決定されなければならない。光源の射出出力
をI、初期化時のの走査線速度をU、ビームの媒体上で
の照射面積をS、ビームの走査方向の幅をWt、走査方
向に垂直な方向の幅をWrとするとき、エネルギー密度
Eは次式(V)で表される。
【0021】
【数9】 E=I・U/(S・Wr)=P(WrU) ……(V)
【0022】エネルギー密度は1回の走査で媒体の単位
面積当たりにかかるエネルギーを表したもので、記録層
の初期化状態に直接影響する量である。このエネルギー
密度が高いと記録層に熱量が強くかかるため、記録層が
溶融したときの温度が上昇する。その結果として安定な
結晶化状態となる。このような状態の記録層にアモルフ
ァスマークを形成すると、記録マークを形成するときの
エネルギーでマークのエッジ部がさらに安定な結晶化状
態となる。この安定なマークの上にランドをオーバーラ
イトすると、アモルファスマークを充分にイレースでき
なくなってしまう。このような現象は1回目のオーバー
ライトのときのジッタの悪化という結果になる。一回目
のオーバーライトの特性を良好にするエネルギー密度E
の最大値Emaxは次式(VI)で示される。
【0023】
【数10】 Emax=1000J/m2 ……(VI)
【0024】初期化時の走査線速度Uは初期化による反
射率むらに大きく影響を与える。初期化の走査線速が大
きすぎると上記のエネルギー密度範囲でもフォーカスサ
ーボの追従性の低下により初期化不充分な領域が発生し
やすくなる。その結果として媒体の反射率が変動するた
め、反射率むらが大きくなり、トラック外れ等の原因と
なる。また、初期化走査線速が低すぎると、媒体に光を
照射する時間が長くなるため、記録層及び誘電層に熱ダ
メージが生じやすくなり、多数回のオーバーライトを行
ったときの特性、特にジッタが低下する。上記のことを
考慮すると、初期化の走査線速を3.5m/s以上6.
5m/s以下の範囲とすることが好ましい。なお、これ
らの初期化条件は好ましい一例であり、本発明はこれら
初期化条件によって限定されるものではない。
【0025】本発明の光情報媒体では、上記の構成に加
えて記録層の熱的、光学的特性が規定の範囲内にあるこ
とが必要である。この規定の範囲内に設定することで、
高線速、高密度記録に対応することができる。以下に規
定する特性、範囲について詳述する。
【0026】記録層特性測定用装置の光ピックアップの
走査の線速度をVとする。このときの光ピックアップは
開口数NAが0.50、波長λが780nmの円偏光ま
たは楕円偏光のものを用いる。光ピックアップは通常の
CD−R/RWドライブに採用されているものを用いる
ことができるが、記録層材料に対して、適切な発光強度
のあるレーザーダイオード(LD)を搭載していること
が必要である。また、LDから媒体からの戻り光をモニ
タし媒体の反射率を測定することが可能であることが前
提である。反射率の測定に用いるLDの測定時の発光パ
ワー(PR)は記録層に影響を与えない範囲でかつ、フ
ォーカシング、トラッキングが可能な範囲とすることが
必要であり、0.5mW〜4.0mW程度が好ましい。
【0027】このような光ピックアップを媒体上を線速
度Vで走査させながら、LDパワー(消去パワー)PE
でDC発光(CW発光)(DC消去(直流消去))さ
せ、その後照射部分をLDのパワーPRで反射率Rを測
定する。反射率RはLDパワー(消去パワー)PEに対
して図2に示すような依存性を有する。記録層材料の特
性により図中のα、β及びγの3パターンがある。パタ
ーンαでは、走査の線速度Vの領域では記録層になんら
影響を及ぼさないため、反射率の変動はない。パターン
βでは、記録層を徐冷になる領域にあるため、消去パワ
ーPEの増加に従って結晶化が促進される。そのため、
反射率RはPEの増加に伴い増加していく傾向にある。
パターンγでは、消去パワーPEの値によっては、記録
層にアモルファス状態を形成することができる。そのた
め、反射率Rは特定の照射パワーPE0で極小値をとる
(図3参照)。
【0028】本発明の光情報記録媒体では、光ピックア
ップの走査の線速度Vが最適な記録相対線速V0でパタ
ーンγに示すように反射率Rが照射パワーPE0で極小値
をもつことが必要である。このような極小値があると云
うことにより、光ピックアップの走査線速Vが最適な記
録相対線速V0であるときに、記録層に状態変化を起こ
すことが可能であることを意味し、このとき記録、消
去、あるいはオーバーライト可能であることになる。し
たがって、媒体の最適な記録相対線速(9m/s以上2
0m/s以下)をV0とし、このV0での記録、消去、オ
ーバーライトの特性を良好にすることが可能である。特
性としては、書き換え型コンパクトディスクの標準規格
書であるオレンジブックパートIII vol.2に記
載の各項目が例として挙げられ、特に初期記録後の反射
率、変調度、ジッタおよび1回以上のダイレクトオーバ
ーライト後のジッタ、変調度、反射率等が記載されてい
る。ここで、V0は媒体の保証する記録線速度(記録時
の光ピックアップの走査線速)の範囲のうち、最も特性
を良好に確保する必要がある速度であり、保証する記録
速度の最高値に設定することが好ましい。このとき重視
する特性として、初期記録後の変調度、ジッタおよび1
回以上のダイレクトオーバーライト後の変調度、反射
率、ジッタが例として挙げられる。
【0029】また、反射率R(PE)はPE→0(PE
0に近づいたとき)、及び、PE→∞(PEが無限大とな
ったとき)で図3に示す漸近線R1(PE)(反射率R
(PE)のPEの変動に対する漸近線)に収束する。この
漸近線は記録層に結晶化状態のみが存在する場合の反射
率に相当する。R(PE)とR1(PE)の差が大きいこ
とは、アモルファス化が容易であり、結晶化が困難であ
ることを意味する。この漸近線上のPE=PE0の値をR1
(PE0)で表されるとき、漸近線と反射率の比R 1(P
E0)/R(PE0)を式(I)を満足させることにより、
最適な記録相対線速V0でマークの消去が容易になり1
回目のダイレクトオーバーライト特性、特にジッタが良
好である光記録媒体を得ることができる。
【0030】
【数11】 R1(PE0)/R(PE0)<1.40 ……(I)
【0031】一方、比R1(PE0)/R(PE0)は記録
マークとランド部とのコントラストに大きく影響する量
であり、この比が低いとCN比が低く、低変調度の光記
録媒体となってしまう。ここで、高変調度、高CNの光
情報記録媒体を得るためには式(II)を満足するよう
に上記比R1(PE0)/R(PE0)を定めることが好ま
しい。
【0032】
【数12】 R1(PE0)/R(PE0)>1.05 ……(II)
【0033】また、漸近線R1の傾きdR1/dPEは媒
体の初期化状態に大きく依存する。高パワー、低走査線
速で初期化を行った場合は、記録層の結晶粒径が大きく
なり、高い反射率となり、低パワー、高走査線速で初期
化を行うと結晶粒径が小さく低い反射率となる。初期化
条件について例を示すと、ビーム幅100μm(走査方
向に垂直)×10μm(走査方向)、波長λ=790n
mの光学系を持つ初期化装置を用いた場合、高パワーの
領域としては700〜900mW、低パワーの領域とし
ては800〜500mWであり、高線速の領域としては
4m/s〜10m/sであり、低線速の領域としては
0.5〜5.0m/sである。上記の低い反射率の場
合、規格化された漸近線R1の傾きである比dR
1(PE)/dPEが高い値をとる。この傾きが大きいと
記録マークを消去したとき(マーク上にランドを記録し
たとき)とランドを再消去(ランド上にランドを記録し
たとき)との反射率差を減らすことができ、1回目のダ
イレクトオーバーライト特性を向上することができる。
そのような好ましい範囲は式(III)で示される範囲
である。
【0034】
【数13】 (dR1(PE)/dPE)>0.001%/mW ……(III)
【0035】一方、この値dR1(PE)/dPEが高す
ぎると、多数回のオーバーライトを繰り返していった
際、反射率レベルが回数に伴い上昇し、反射率変動の大
きい光情報記録媒体となってしまう。反射率変動を良好
なな範囲内に納めるためには、式(IV)を満足させる
ように初期化をおこなうことが好ましい。
【0036】
【数14】 (dR1(PE)/dPE)<0。5%/mW ……(IV)
【0037】上記式中のR(PE)、R1(PE)は、記
録層材料の元素比、添加物質量およびまたは記録層、上
部保護層、下部保護層、反射放熱層、オーバーコート層
の各層の膜厚を独立に調整・最適化することによって、
所望の値に近づけることが可能である。特に、記録層の
元素比、添加物質量を調整することで所望の値に近づけ
ることが容易であり、例えばAgInSbTe系の記録
層材料においては、SbとTeの混合比を調整すること
と、添加物としての窒素添加量を最適化することで実現
できる。また、同様に記録層の膜厚を調整・最適化する
ことでもRおよびR1の値およびPEに対する傾向を合わ
せて所定の値とすることができる。
【0038】
【実施例】以下に本発明の光情報記録媒体について実施
例を以て具体的に説明する。本実施例は本発明の実施形
態のひとつであり、請求項に記載の構成をなんら制限す
るものではない。らせん状の連続グルーブを形成したデ
ィスク状の透明基板に図1に示すとおり、下部保護層、
記録層、上部保護層、反射放熱層、オーバーコート層を
順次積層し光情報記録媒体のサンプルを作製した。透明
基板には厚さ1.2mmのポリカーボネート製基板を使
用した。案内溝は30nmの深さとし、溝の間隔は通常
のコンパクトディスクと同様の1.6μmとした。これ
らの基板上にZnSにSiO2を20%(モル濃度)混
合した誘電体を下部保護層としてRFスパッタリング法
を用いて成膜した。この下部保護層の膜厚は90nmで
あった。
【0039】下部保護層上にAgInSbTe系合金か
らなる膜厚が20nmの記録層をDCマグネトロンスパ
ッタリング法で成膜した。各原子の組成比率を以下の範
囲で調整し、前述のR(PE)が異なるサンプルが得ら
れるようにした。ここで、α、β、γ及びδはAg、I
n、Sb及びTeの各元素の組成比(原子パーセント)
をそれぞれ示し、かつ、下記の関係を全て満足する。 0.1≦α≦7.0、 2.0≦β≦10.0、 64.0≦γ≦92.0、及び、 5.0≦δ≦26.0。 この記録層上に、下部保護層と同様の材料を同様の手法
で、厚さが30nmの上部保護層を形成した。さらに上
部保護層上にオーバーコート層を形成した。オーバーコ
ート層の材料として市販の光ディスク用アクリル系UV
硬化樹脂を用いた。塗布はスピンコート法を用いて行
い、窒素雰囲気中でUVを照射し硬化させることでオー
バーコート層とした。オーバーコート層の膜厚は10μ
m〜20μmであった。作製したサンプルを、高出力半
導体レーザーを使用した市販のCD−RW初期化装置を
使用して初期化を行った。得られたサンプルはいずれ
も、グルーブ上の反射率が15%〜25%の光情報記録
媒体となった。これら得られたサンプルをA〜Eとす
る。これらサンプルA〜Eについて、走査線速Vを9.
6m/s、14.4m/s、19.2m/sとし、消去
パワーPEを10mW〜20mWの範囲で変動させ照射
を行った。
【0040】その後、反射率測定パワーPR=0.7m
Wで反射率の測定を行った。走査線速Vが9.6m/
s、14.4m/s及び19.2m/sでの反射率測定
結果を図4、図5及び図6に示す。また、それぞれの走
査線速度Vに対しての、PE0における反射率R(PE0
及び漸近線R1(PE0)の値とその比を表1に示した。
R(PE)に極小値がないものは、測定不能のため表1
から省略している。
【0041】
【表1】
【0042】これらのサンプルについて、V=9.6m
/s、14.4m/s、19.2m/sで、コンパクト
ディスク用のスピンドルテスター型検査装置を使用して
記録を行った。光ピックアップには反射率測定に用いる
ものと同様の仕様のものを用いた。記録は書き換え型コ
ンパクトディスクの標準規格書であるオレンジブックパ
ートIII vol.2に記載されている記録方法を用
いて行った。記録信号はEFM(Eight to F
ourteen Modulation)変調されたラ
ンダムパターンを使用し、記録ストラテジは、走査線速
度Vが9.6m/sの場合ではEFM基本クロック周期
Tを28.93nm(通常のCDの8倍速)、走査線速
度Vが14.4m/sではEFM基本クロック周期Tを
19.23ns(通常のCDの12倍速)、走査線速度
Vが19.2m/sではEFM基本クロック周期T=1
4.46ns(通常のCDの16倍速)とし、マルチパ
ルスの発光長TmpをEFM基本クロック周期Tとの
比、Tmp/Tが0.50となるように固定して行っ
た。各記録線速度で記録を行うことができたサンプルは
それぞれ表2の通りである。
【0043】
【表2】 ────────────────── 記録線速度 記録できたサンプル ────────────────── 9.6m/s A、C、D 14.4m/s A、B、C、D 19.2m/s A、B、C ──────────────────
【0044】表2に記載以外のサンプルでは、デコード
可能なEFM信号を記録することはできなかった。これ
ら記録できたサンプルのうち、そのオーバーライト後の
3Tジッタが10%以下(パルス長の1/2に対して)
を実現しているのはさらに限定され、表3に示す通りと
なる。
【0045】
【表3】
【0046】これら結果を考慮すると、1回目のオーバ
ーライト特性を確保するには、R1(PE0)/R
(PE0)<1.40であることが必要であることが判る
(図7参照)。さらに、上記のサンプルのうち初期記録
後の11T変調度が0.55以上となるのは、表4の通
りである.
【0047】
【表4】
【0048】以上から各記録線速で記録可能な条件はR
1(PE0)/R(PE0)>1.05であることが判る
(図8参照)。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の光情報記録媒体におい
ては、最適な記録相対線速V0での記録層の熱的・光学
的特性値であるR(PE)が極小値を持ち、その付近は
線速度V0でアモルファス化、結晶化の双方の状態を形
成しやすい特性領域にあるため、最適な記録相対線速V
0で記録、オーバーライトが可能となる。請求項2に記
載の光情報記録媒体においては、最適な記録相対線速V
0での記録層の熱特性が最適化されているために結晶化
エネルギーが低く抑えられ、また消去性が向上している
ために1回目のオーバーライト特性、特にジッタを低下
させることができる。請求項3に記載の光情報記録媒体
においては、最適記録線速での記録層の熱特性が最適化
されているため、最適な記録相対線速V0での記録でア
モルファスマークの形成が容易になり、コントラストが
高い、高変調度の良好な特性を得ることができる。請求
項4に記載の光情報記録媒体においては、DC消去時の
記録パワー依存性が大きく、最適消去パワーでマークを
イレースした反射率レベルとランドをイレースした反射
率レベルが近い値になりやすいため、1回目のオーバー
ライト特性を良好にすることができる。
【0050】請求項5に記載の光情報記録媒体において
は、DC消去時の記録パワー依存性を最適化しているの
で、多数回オーバーライトでも反射率変動を低くでき
る。請求項6に記載の光情報記録媒体においては、媒体
の最適な記録相対線速V0が最適な範囲内となるため、
高速で高密度記録が可能な光情報記録媒体を容易に作成
することができる。請求項7に記載の光情報記録媒体に
おいては、該記録層材料に結晶化速度の速い合金材料を
使用しているため、高コントラストかつ高オーバーライ
ト特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光情報記録媒体の一例の断面を示すモ
デル図である。
【図2】消去パワーPEを任意に変動させてDC消去し
た後に測定される記録層の反射率の関数R(PE)の例
を示す図である。
【図3】反射率の関数R(PE)はPE→0(PEが0に
近づいたとき)、PE→∞(PEが無限大となったとき)
でそれぞれR1(PE)に収束することを示す図である。
【図4】走査線速Vが9.6m/sでの反射率測定結果
を示す図である。
【図5】走査線速Vが14.4m/sでの反射率測定結
果を示す図である。
【図6】走査線速Vが19.2m/sでの反射率測定結
果を示す図である。
【図7】ジッタとR1(PE0)/R(PE0)との関係を
示す図である。
【図8】初期記録後の11T変調度とR1(PE0)/R
(PE0)との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 1a 案内溝 2 下部保護層 3 記録層 4 上部保護層 5 反射放熱層 6 オーバーコート層 7 ハードコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D029 JA01 JB45 JC02 5D090 AA01 BB05 CC06 CC14 FF11 FF21 KK03 5D119 AA22 AA24 BA01 BB04 HA52 JB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に少なくとも1層以上の相変
    化材料を有する記録層を有し、該記録層に収束した光を
    照射して記録層の相変化材料を相変化させることで情報
    を記録および再生または消去を行う光情報記録媒体にお
    いて、最適な記録相対線速をV0としたとき、開口数N
    Aが0.50、波長λが780nmの光ピックアップの
    線速度Vを上記V0として走査させながら消去パワーPE
    を任意に変動させてDC消去した後に測定される記録層
    の反射率の関数R(PE)が、極小値を有することを特
    徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記反射率の関数R(PE)のPEの変動
    に対する漸近線が関数R1(PE)で表され、反射率の関
    数R(PE)が極小値となるときの消去パワーをPE0
    し、消去パワーPEがPE0のときの反射率および漸近線
    上の値がそれぞれR(PE0)とR1(PE0)で表される
    とき、R(PE0)とR1(PE0)との比が下記式(I)
    を満足することを特徴とする請求項1に記載の光情報記
    録媒体。 【数1】 R1(PE0)/R(PE0)<1.40 ……(I)
  3. 【請求項3】 上記R(PE0)とR1(PE0)との比が
    下記式(II)を満足することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の光情報記録媒体。 【数2】 R1(PE0)/R(PE0)>1.05 ……(II)
  4. 【請求項4】 上記漸近線R1(PE)の傾きが下記式
    (III)を満足することを特徴とする請求項2または
    請求項3に記載の光情報記録媒体。 【数3】 (dR1(PE)/dPE)>0.001%/mW ……(III)
  5. 【請求項5】 上記漸近線R1(PE)の傾きが下記式
    (IV)を満足することを特徴とする請求項2ないし請
    求項4のいずれかに記載の光情報記録媒体。 【数4】 (dR1(PE)/dPE)<0.5%/mW ……(IV)
  6. 【請求項6】 記録方式がマルチパルス発光によるマー
    クエッジ方式であり、最適な記録相対線速V0が9m/
    s以上20m/s以下であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の光情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記記録層の主成分がAg、In、Sb
    及びTeであり、その組成比が原子パーセントを用いて
    それぞれα、β、γ及びδで表されるとき、 0.1≦α≦7.0、 2.0≦β≦10.0、 64.0≦γ≦92.0、 5.0≦δ≦26.0 の関係をすべて満足することを特徴とする請求項1ない
    し請求項6のいずれかに記載の光情報記録媒体。
JP2001083650A 2001-02-01 2001-03-22 光情報記録媒体 Pending JP2002288874A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001083650A JP2002288874A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 光情報記録媒体
EP02250641A EP1229530A3 (en) 2001-02-01 2002-01-30 Optical information recording medium
US10/062,912 US7482109B2 (en) 2001-02-01 2002-01-31 Optical information recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001083650A JP2002288874A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 光情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002288874A true JP2002288874A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18939434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001083650A Pending JP2002288874A (ja) 2001-02-01 2001-03-22 光情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002288874A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7611762B2 (en) Optical recording medium
US7799181B2 (en) Method for controlling a multi-pulse record waveform at high velocity in a phase change optical medium
US5974025A (en) Optical recording medium and recording and reproducing method using the same
US7482109B2 (en) Optical information recording medium
KR950003182B1 (ko) 광디스크 및 광학정보의 기록방법
JP2004199784A (ja) 光記録方法
JPH11513166A (ja) 可逆性光情報媒体
JP2001507645A (ja) Ge−Sb−Te合金の書換型光情報媒体
JPH11115313A (ja) 光記録媒体及びこれの記録再生方法
JPH04212735A (ja) 光学情報の記録方法
JP3277733B2 (ja) 光ディスクへの光学的情報の記録方法および記録装置
JP2001126315A (ja) 光学的情報記録媒体
JP2002288874A (ja) 光情報記録媒体
KR20050059098A (ko) 재기록가능형 광 데이터 저장매체 및 그 매체의 용도
US7715293B2 (en) Optical recording medium and method of recording to the same
JP4145018B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH11144319A (ja) 光学的情報記録媒体及び記録再生方法
TW476942B (en) Rewritable optical information medium
JP3881215B2 (ja) 光情報記録方法
JP2003228847A (ja) 相変化型光ディスクの記録方法
JP2002288875A (ja) 光情報記録媒体
JP2002230827A (ja) 相変化型光情報記録媒体
JP2002225437A (ja) 光記録媒体
JP2004095087A (ja) 光記録媒体、その記録方法および記録装置
JP2003091884A (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080115