JP2003288693A - 渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステム - Google Patents
渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステムInfo
- Publication number
- JP2003288693A JP2003288693A JP2002088697A JP2002088697A JP2003288693A JP 2003288693 A JP2003288693 A JP 2003288693A JP 2002088697 A JP2002088697 A JP 2002088697A JP 2002088697 A JP2002088697 A JP 2002088697A JP 2003288693 A JP2003288693 A JP 2003288693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- road
- information
- traffic
- vehicle communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要最小限のアンテナを路側に設置すること
で、見通し不良区間における渋滞多発地点での渋滞末尾
への追突防止支援を可能にするシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 カーブ等の見通し不良区間における渋滞
もしくは低速走行車両群末尾の位置と速度に関する渋滞
末尾情報を入手するための道路状況把握設備２と、見通
し不良区間へ進入しようとしているサービス対象車両１
３の車載端末装置へ渋滞末尾情報を送信する路車間通信
設備３とを備えた渋滞末尾への追突事故防止を支援する
システムにおいて、路車間通信設備は、サービス対象車
両が通常の減速度で減速して見通し不良区間の最上流地
点にて停止可能な位置において路車間通信が可能な位置
に設置されていることを特徴とする。
で、見通し不良区間における渋滞多発地点での渋滞末尾
への追突防止支援を可能にするシステムを提供するこ
と。 【解決手段】 カーブ等の見通し不良区間における渋滞
もしくは低速走行車両群末尾の位置と速度に関する渋滞
末尾情報を入手するための道路状況把握設備２と、見通
し不良区間へ進入しようとしているサービス対象車両１
３の車載端末装置へ渋滞末尾情報を送信する路車間通信
設備３とを備えた渋滞末尾への追突事故防止を支援する
システムにおいて、路車間通信設備は、サービス対象車
両が通常の減速度で減速して見通し不良区間の最上流地
点にて停止可能な位置において路車間通信が可能な位置
に設置されていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ＩＴＳ（Intell
igent Transport System：高度道路交通システム）分野
において、安仝な道路交通を実現する路車協調システム
の技術分野に関わり、渋滞末尾へ後続車が追突する事故
を防止するための渋滞末尾情報提供による走行支援サー
ビスシステムに関するものである。
igent Transport System：高度道路交通システム）分野
において、安仝な道路交通を実現する路車協調システム
の技術分野に関わり、渋滞末尾へ後続車が追突する事故
を防止するための渋滞末尾情報提供による走行支援サー
ビスシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、渋滞末尾情報を走行中の車両のド
ライバヘ情報提供して渋滞末尾への追突防止を支援する
システムとしては、トラフィックカウンタなどから得た
情報をもとに渋滞の先頭と末尾の概略位置を推定し、路
側の情報表示板やハイウェイラジオなどの手段を介して
走行中の車両のドライバヘ情報提供することが行われて
いる。このようなシステムにおいては、交通量を測定す
るためのトラフィックカウンタなど本来渋滞末尾を検出
する目的でないセンサの情報を流用することで渋滞（末
尾）情報を得ているため渋滞（末尾）位置の検出精度が
粗いこと、路側の情報表示板やハイウェイラジオなどで
ドライバヘ情報提供するため、ドライバが表示板を見逃
したり、ラジオを選局しないドライバへ情報提供できな
いという問題があった。
ライバヘ情報提供して渋滞末尾への追突防止を支援する
システムとしては、トラフィックカウンタなどから得た
情報をもとに渋滞の先頭と末尾の概略位置を推定し、路
側の情報表示板やハイウェイラジオなどの手段を介して
走行中の車両のドライバヘ情報提供することが行われて
いる。このようなシステムにおいては、交通量を測定す
るためのトラフィックカウンタなど本来渋滞末尾を検出
する目的でないセンサの情報を流用することで渋滞（末
尾）情報を得ているため渋滞（末尾）位置の検出精度が
粗いこと、路側の情報表示板やハイウェイラジオなどで
ドライバヘ情報提供するため、ドライバが表示板を見逃
したり、ラジオを選局しないドライバへ情報提供できな
いという問題があった。
【０００３】一方、ＩＴＳの一分野である走行支援シス
テム（Ａdvanced cruise−assistＨighway Ｓystem：Ａ
ＨＳ）の一つとして、ドライバが目視で確認できない道
路部位の路側に道路状況や路面状況を検出するセンサを
配置して当該センサの検出範囲内における道路状況や路
面状況情報を検出し、連続通信用の路車間通信などの伝
達手段を介してサービス対象車両のドライバヘ検出結果
を情報提供することにより、交通事故を未然に防止しよ
うとするシステムが検討されている。このシステムにお
いては、カーブなどの見通し不良区間の道路状況を監視
する道路状況把握センサを配置するとともに、見通し不
良区間開始点からサービス開始地点までを通信範囲と
し、通信範囲の全域にわたってサービス対象車両が路車
間通信を介して受信可能になるように連続通信による路
車間通信設備を設置することを想定している。
テム（Ａdvanced cruise−assistＨighway Ｓystem：Ａ
ＨＳ）の一つとして、ドライバが目視で確認できない道
路部位の路側に道路状況や路面状況を検出するセンサを
配置して当該センサの検出範囲内における道路状況や路
面状況情報を検出し、連続通信用の路車間通信などの伝
達手段を介してサービス対象車両のドライバヘ検出結果
を情報提供することにより、交通事故を未然に防止しよ
うとするシステムが検討されている。このシステムにお
いては、カーブなどの見通し不良区間の道路状況を監視
する道路状況把握センサを配置するとともに、見通し不
良区間開始点からサービス開始地点までを通信範囲と
し、通信範囲の全域にわたってサービス対象車両が路車
間通信を介して受信可能になるように連続通信による路
車間通信設備を設置することを想定している。
【０００４】前記のように、従来のシステムにおいて
は、渋滞末尾位置の検出精度が悪い、ドライバが路側の
情報表示板を見落としたりハイウェイラジオを選局しな
いドライバヘ情報提供できないという問題があった。ま
た、カーブなどの見通し不良区間の道路状況を監視する
道路状況把握センサを配置し、見通し不良区間開始点か
らサービス開始地点までの範囲全域にわたって連続通信
により車両へ渋滞末尾情報を提供するシステムにおいて
は、通信範囲の全域で路車間通信を可能にするために、
路側に多くのアンテナを設置する必要があり、コストが
増大するという問題がある。
は、渋滞末尾位置の検出精度が悪い、ドライバが路側の
情報表示板を見落としたりハイウェイラジオを選局しな
いドライバヘ情報提供できないという問題があった。ま
た、カーブなどの見通し不良区間の道路状況を監視する
道路状況把握センサを配置し、見通し不良区間開始点か
らサービス開始地点までの範囲全域にわたって連続通信
により車両へ渋滞末尾情報を提供するシステムにおいて
は、通信範囲の全域で路車間通信を可能にするために、
路側に多くのアンテナを設置する必要があり、コストが
増大するという問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点に鑑み、必要最小限のアンテナ
を路側に設置することで、見通し不良区間における渋滞
多発地点での渋滞末尾への追突防止支援を可能にするシ
ステムを提供することを目的とする。
記のような従来の問題点に鑑み、必要最小限のアンテナ
を路側に設置することで、見通し不良区間における渋滞
多発地点での渋滞末尾への追突防止支援を可能にするシ
ステムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、カーブ等の見通し不良区
間における渋滞もしくは低速走行車両群末尾の位置と速
度に関する渋滞末尾情報を入手するための道路状況把握
設備が該見通し不良区間における渋滞発生頻度の高い道
路部位の路側部に設置され、見通し不良区間へ進入しよ
うとしているサービス対象車両の車載端末装置へ渋滞末
尾情報を送信する路車間通信設備が見通し不良区間の手
前に設定した路車間通信範囲内での路車間通信が可能と
なるように設置され、前記の渋滞末尾情報を路車間通信
により受信した車載端末装置がヒューマンインタフエー
スを介してドライバヘ渋滞末尾情報を情報提供すること
により、渋滞末尾への追突事故防止を支援するシステム
において、路車間通信設備は、サービス対象車両が通常
の減速度で減速して見通し不良区間の最上流地点にて停
止可能な位置において路車間通信が可能な位置に設置さ
れていることを特徴とする。
め、請求項１に記載の発明は、カーブ等の見通し不良区
間における渋滞もしくは低速走行車両群末尾の位置と速
度に関する渋滞末尾情報を入手するための道路状況把握
設備が該見通し不良区間における渋滞発生頻度の高い道
路部位の路側部に設置され、見通し不良区間へ進入しよ
うとしているサービス対象車両の車載端末装置へ渋滞末
尾情報を送信する路車間通信設備が見通し不良区間の手
前に設定した路車間通信範囲内での路車間通信が可能と
なるように設置され、前記の渋滞末尾情報を路車間通信
により受信した車載端末装置がヒューマンインタフエー
スを介してドライバヘ渋滞末尾情報を情報提供すること
により、渋滞末尾への追突事故防止を支援するシステム
において、路車間通信設備は、サービス対象車両が通常
の減速度で減速して見通し不良区間の最上流地点にて停
止可能な位置において路車間通信が可能な位置に設置さ
れていることを特徴とする。
【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て、道路状況把握設備は、見通し不良区間の下流部分に
おける渋滞もしくは低速走行車両群末尾の位置と速度に
関する渋滞末尾情報も入手可能になっており、路車間通
信設備は、サービス対象車両が通常の減速度で減速して
見通し不良区間の最下流地点にて停止可能な位置におい
て路車間通信も可能になっていることを特徴とする。
て、道路状況把握設備は、見通し不良区間の下流部分に
おける渋滞もしくは低速走行車両群末尾の位置と速度に
関する渋滞末尾情報も入手可能になっており、路車間通
信設備は、サービス対象車両が通常の減速度で減速して
見通し不良区間の最下流地点にて停止可能な位置におい
て路車間通信も可能になっていることを特徴とする。
【０００８】請求項３に記載の発明は、請求項２におい
て、車載端末装置は、路車間通信により入手した前記渋
滞末尾情報から、渋滞末尾の延伸速度を想定して、自車
両が現地へ到達する時刻における渋滞末尾位置を予測
し、その結果をヒューマンインタフエースを介してドラ
イバヘ情報提供することを特徴とする。
て、車載端末装置は、路車間通信により入手した前記渋
滞末尾情報から、渋滞末尾の延伸速度を想定して、自車
両が現地へ到達する時刻における渋滞末尾位置を予測
し、その結果をヒューマンインタフエースを介してドラ
イバヘ情報提供することを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は第１の実施の形態に関わる
渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステムの構
成図である。この実施の形態に関わる渋滞末尾情報提供
による走行支援サービスシステムは、路側処理設備１、
道路状況把握設備２、スポット通信による路車間通信設
備３、および、これらの設備を構成する装置間を接続す
る光ケーブル等の通信回線４と、図示しない電源から各
設備を構成する装置へ必要な電力を供給するための電源
ケーブル５により構成される。
渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステムの構
成図である。この実施の形態に関わる渋滞末尾情報提供
による走行支援サービスシステムは、路側処理設備１、
道路状況把握設備２、スポット通信による路車間通信設
備３、および、これらの設備を構成する装置間を接続す
る光ケーブル等の通信回線４と、図示しない電源から各
設備を構成する装置へ必要な電力を供給するための電源
ケーブル５により構成される。
【００１０】道路状況把握設備２は、カーブ等の見通し
不良部において渋滞が多発する部位６の全域として定義
される道路状況監視範囲７における渋滞末尾車両８ａも
しくは低速走行車両群８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ等の末尾
位置９とその移動速度を検出するため路側に設置した道
路状況把握センサ１０ａ，１０ｂと、道路状況把握セン
サ１０ａ，１０ｂからの渋滞末尾情報を統合して道路状
況監視範囲７内で一意の渋滞末尾情報に編集し、路側処
理設備１へ通知する統合処理装置１１から構成されてい
る。
不良部において渋滞が多発する部位６の全域として定義
される道路状況監視範囲７における渋滞末尾車両８ａも
しくは低速走行車両群８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ等の末尾
位置９とその移動速度を検出するため路側に設置した道
路状況把握センサ１０ａ，１０ｂと、道路状況把握セン
サ１０ａ，１０ｂからの渋滞末尾情報を統合して道路状
況監視範囲７内で一意の渋滞末尾情報に編集し、路側処
理設備１へ通知する統合処理装置１１から構成されてい
る。
【００１１】路車間通信設備３は、路側処理設備１から
伝達された渋滞末尾情報を路車間通信用のフォーマット
に変換する基地局１２と、道路状況監視範囲７へ進入し
てくるサービス対象車両１３に対して渋滞末尾情報を提
供するためのスポット通信用アンテナ１４により構成さ
れている。サービス対象車両１３には、図示しないスポ
ット通信用の車載端末器が搭載され、路車間通信により
路側から提供された渋滞末尾情報を、音声や映像などに
よるヒューマンインタフエース（ＨＭＩ）を介して適切
な時期にドライバヘ提供するものと想定する。
伝達された渋滞末尾情報を路車間通信用のフォーマット
に変換する基地局１２と、道路状況監視範囲７へ進入し
てくるサービス対象車両１３に対して渋滞末尾情報を提
供するためのスポット通信用アンテナ１４により構成さ
れている。サービス対象車両１３には、図示しないスポ
ット通信用の車載端末器が搭載され、路車間通信により
路側から提供された渋滞末尾情報を、音声や映像などに
よるヒューマンインタフエース（ＨＭＩ）を介して適切
な時期にドライバヘ提供するものと想定する。
【００１２】このような構成のシステムにおいて、道路
状況把握設備２が検出した監視範囲７内における渋滞末
尾情報は、路側処理設備１と路車間通信用アンテナ１４
を介してサービス対象車両１３へ伝達され、ＨＭＩを介
してドライバヘ情報提供される。ここで、路車間通信
は、漏洩電波を極力防ぐため通信範囲１５を極力狭くす
ることが望ましい。したがって、サービス対象車両１３
の走行速度と渋滞末尾情報等の路車間通信容量を考慮し
て必要最小限の通信範囲とする必要がある。なお、サー
ビス対象車両１３が通信範囲１５の終了位置１５ａを通
過した時点では、サービス対象車両１３が確実に渋滞末
尾情報を入手している必要がある。
状況把握設備２が検出した監視範囲７内における渋滞末
尾情報は、路側処理設備１と路車間通信用アンテナ１４
を介してサービス対象車両１３へ伝達され、ＨＭＩを介
してドライバヘ情報提供される。ここで、路車間通信
は、漏洩電波を極力防ぐため通信範囲１５を極力狭くす
ることが望ましい。したがって、サービス対象車両１３
の走行速度と渋滞末尾情報等の路車間通信容量を考慮し
て必要最小限の通信範囲とする必要がある。なお、サー
ビス対象車両１３が通信範囲１５の終了位置１５ａを通
過した時点では、サービス対象車両１３が確実に渋滞末
尾情報を入手している必要がある。
【００１３】一方、サービス対象車両１３へ最新の渋滞
末尾情報を提供するためには、通信範囲１５の終了位置
１５ａは極力道路状況監視範囲７に近いことが望まし
い。しかしながら、渋滞末尾位置が道路状況監視範囲７
の開始位置７ａにある場合を想定すると、サービス対象
車両１３が監視範囲７の開始位置７ａの手前で安全に停
止できるタイミングで渋滞末尾情報を提供する必要があ
る。そこで、通信範囲１５の終了位置１５ａは、道路状
況監視範囲７の開始位置７ａより、式１で求められる距
離Ｌ１だけ手前に設定する必要がある。
末尾情報を提供するためには、通信範囲１５の終了位置
１５ａは極力道路状況監視範囲７に近いことが望まし
い。しかしながら、渋滞末尾位置が道路状況監視範囲７
の開始位置７ａにある場合を想定すると、サービス対象
車両１３が監視範囲７の開始位置７ａの手前で安全に停
止できるタイミングで渋滞末尾情報を提供する必要があ
る。そこで、通信範囲１５の終了位置１５ａは、道路状
況監視範囲７の開始位置７ａより、式１で求められる距
離Ｌ１だけ手前に設定する必要がある。
【００１４】
【式１】Ｌ１＝Ｖtr＋Ｖ2／（2α）
ここに、Ｖは進入してくるサービス対象車両１３の走行
速度（m／s）、trはシステム反応遅れ時間（s）、αは
サービス対象車両１３の通常の減速度（m／s2）であ
る。ここでシステム反応遅れ時間とは、道路状況把握設
備が検知してから車両システムへ伝達するまでの路側シ
ステム遅延時間に、車載端末器がドライバに対して音声
や表示等のＨＭＩを介して情報提供を開始してからドラ
イバが提供情報内容を認知して反応を開始するまでの時
間を加味したものである。
速度（m／s）、trはシステム反応遅れ時間（s）、αは
サービス対象車両１３の通常の減速度（m／s2）であ
る。ここでシステム反応遅れ時間とは、道路状況把握設
備が検知してから車両システムへ伝達するまでの路側シ
ステム遅延時間に、車載端末器がドライバに対して音声
や表示等のＨＭＩを介して情報提供を開始してからドラ
イバが提供情報内容を認知して反応を開始するまでの時
間を加味したものである。
【００１５】このようにすることにより、見通し不良部
で渋滞が多発する部位において渋滞末尾もしくは低速車
両群末尾が存在した場合、当該渋滞多発部に進入してく
るサービス対象車両１３のドライバは、路車間通信設備
３および車載端末装置のＨＭＩを介して渋滞末尾情報を
入手し、通常の減速度により監視範囲７の開始位置７ａ
で停止することが可能となり、特に見通し不良区間にお
ける渋滞末尾への追突事故を未然に防止し、安全な道路
交通を実現することが期待できる。
で渋滞が多発する部位において渋滞末尾もしくは低速車
両群末尾が存在した場合、当該渋滞多発部に進入してく
るサービス対象車両１３のドライバは、路車間通信設備
３および車載端末装置のＨＭＩを介して渋滞末尾情報を
入手し、通常の減速度により監視範囲７の開始位置７ａ
で停止することが可能となり、特に見通し不良区間にお
ける渋滞末尾への追突事故を未然に防止し、安全な道路
交通を実現することが期待できる。
【００１６】図２は第２の実施の形態に関わる渋滞末尾
情報提供による走行支援サービスシステムの構成図であ
る。この実施の形態においては、サービス対象車両１３
が渋滞末尾情報を入手してから通常の減速度で減速して
上記見通し不良区間の開始位置７ａにて停止可能な位置
において路車間通信可能であるように第１の路車問通信
設備１５を設定するとともに、サービス村象車両１３が
渋滞末尾情報を入手してから通常の減速度で滅達して上
記見通し不良区間の終了位置６ａにて停止可能な位置１
６ａにおいて路車間通信可能であるように第２の路車間
通信範囲１６を設定し、さらに、見通し不良区間６の下
流部分７ｂまで監視範囲７を延長する。ここで、監視範
囲７の最下流位置７ｂは、サービス対象車両１３が、監
視範囲開始位置７ａにて通常減速度で停止可能な位置１
５ａから見通し不良区間終了位置６ａにて通常減速度で
停止可能な位置１６ａまで走行する時間に、想定した渋
滞末尾の延伸速度を乗じて求められる距離Ｌ２だけ、見
通し不良区間終了位置６ａから下流側の位置に設定す
る。
情報提供による走行支援サービスシステムの構成図であ
る。この実施の形態においては、サービス対象車両１３
が渋滞末尾情報を入手してから通常の減速度で減速して
上記見通し不良区間の開始位置７ａにて停止可能な位置
において路車間通信可能であるように第１の路車問通信
設備１５を設定するとともに、サービス村象車両１３が
渋滞末尾情報を入手してから通常の減速度で滅達して上
記見通し不良区間の終了位置６ａにて停止可能な位置１
６ａにおいて路車間通信可能であるように第２の路車間
通信範囲１６を設定し、さらに、見通し不良区間６の下
流部分７ｂまで監視範囲７を延長する。ここで、監視範
囲７の最下流位置７ｂは、サービス対象車両１３が、監
視範囲開始位置７ａにて通常減速度で停止可能な位置１
５ａから見通し不良区間終了位置６ａにて通常減速度で
停止可能な位置１６ａまで走行する時間に、想定した渋
滞末尾の延伸速度を乗じて求められる距離Ｌ２だけ、見
通し不良区間終了位置６ａから下流側の位置に設定す
る。
【００１７】このように構成したシステムにおいて、道
路状況把握センサ１０ａは、見通し不良区間開始位置で
ある監視範囲開始位置７ａから見通し不良区間終了位置
６ａより下流の地点７ｂまでを監視範囲７とし、この範
囲内における渋滞末尾情報を検出し、路側処理設備１へ
伝達する。路側処理設備１は、路車間通信用基地局１２
とスポット通信用アンテナ１４及び１４ａを介してサー
ビス対象車両１３へ渋滞末尾情報を提供する。
路状況把握センサ１０ａは、見通し不良区間開始位置で
ある監視範囲開始位置７ａから見通し不良区間終了位置
６ａより下流の地点７ｂまでを監視範囲７とし、この範
囲内における渋滞末尾情報を検出し、路側処理設備１へ
伝達する。路側処理設備１は、路車間通信用基地局１２
とスポット通信用アンテナ１４及び１４ａを介してサー
ビス対象車両１３へ渋滞末尾情報を提供する。
【００１８】この実施の形態によれば、第１の通信範囲
１５にて渋滞がないという情報を入手したサービス対象
車両１３が第２の通信範囲１６に進行するまでの間に、
見通し不良区間６内に渋滞末尾が延伸してきた場合、サ
ービス対象車両１３は第２の通信範囲１６において渋滞
末尾情報を入手することが可能となり、スポット通信に
よっても渋滞末尾への追突防止を支援することが可能と
なる。
１５にて渋滞がないという情報を入手したサービス対象
車両１３が第２の通信範囲１６に進行するまでの間に、
見通し不良区間６内に渋滞末尾が延伸してきた場合、サ
ービス対象車両１３は第２の通信範囲１６において渋滞
末尾情報を入手することが可能となり、スポット通信に
よっても渋滞末尾への追突防止を支援することが可能と
なる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、路車間通信方式により、道路状況把握設
備による精度の良い渋滞末尾位置および速度情報をドラ
イバヘ提供するができる、車載端末装置がＨＭＩを介し
て確実にドライバへ情報提供するので、情報表示板の見
落とし等によるドライバヘの情報提供ミスが起こり難
い、路側機器が入手した渋滞末尾情報を道路管理者へ提
供することにより広域道路管理のための情報とすること
ができる、等の効果が期待できる。
発明によれば、路車間通信方式により、道路状況把握設
備による精度の良い渋滞末尾位置および速度情報をドラ
イバヘ提供するができる、車載端末装置がＨＭＩを介し
て確実にドライバへ情報提供するので、情報表示板の見
落とし等によるドライバヘの情報提供ミスが起こり難
い、路側機器が入手した渋滞末尾情報を道路管理者へ提
供することにより広域道路管理のための情報とすること
ができる、等の効果が期待できる。
【００２０】また、請求項２，３に記載の発明によれ
ば、上記に加えて、サービス対象車両が最初の渋滞末尾
情報を入手した後に見通し不良区間に延伸してきた最新
の渋滞末尾情報をサービス対象車両へ提供することがで
き、一層安全な走行支援システムを実現することが可能
となる。
ば、上記に加えて、サービス対象車両が最初の渋滞末尾
情報を入手した後に見通し不良区間に延伸してきた最新
の渋滞末尾情報をサービス対象車両へ提供することがで
き、一層安全な走行支援システムを実現することが可能
となる。
【図１】この発明の第１の実施の形態に係る渋滞末尾情
報提供による走行支援サービスシステムの構成図であ
る。
報提供による走行支援サービスシステムの構成図であ
る。
【図２】第２の実施の形態に係る渋滞末尾情報提供によ
る走行支援サービスシステムの構成図である。
る走行支援サービスシステムの構成図である。
１ 路側処理設備 ２ 道路状況把
握設備 ３ 路車間通信設備 ４ 通信用ケー
ブル ５ 電源ケーブル ６ 見通し不良
区間 ６ａ 見通し不良区間終了位置 ７ 道路状況監
視範囲 ７ａ 道路状況監視範囲開始位置 ８，８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ 渋滞車両、低速走行車両 ９ 渋滞末尾位置 １０ａ，１０ｂ
道路状況把握センサ １１ 道路状況把握設備の統合処理装置 １２ 路車間通信設備の基地局 １３ サービス
対象車両 １４ スポット通信用アンテナ １５ 第１の通
信範囲 １５ａ 第１の通信範囲終了位置 １６ 第２の通
信範囲 １６ａ 第２の通信範囲終了位置 Ｌ１ 減速距離 Ｌ２ 監視範囲延長距離
握設備 ３ 路車間通信設備 ４ 通信用ケー
ブル ５ 電源ケーブル ６ 見通し不良
区間 ６ａ 見通し不良区間終了位置 ７ 道路状況監
視範囲 ７ａ 道路状況監視範囲開始位置 ８，８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ 渋滞車両、低速走行車両 ９ 渋滞末尾位置 １０ａ，１０ｂ
道路状況把握センサ １１ 道路状況把握設備の統合処理装置 １２ 路車間通信設備の基地局 １３ サービス
対象車両 １４ スポット通信用アンテナ １５ 第１の通
信範囲 １５ａ 第１の通信範囲終了位置 １６ 第２の通
信範囲 １６ａ 第２の通信範囲終了位置 Ｌ１ 減速距離 Ｌ２ 監視範囲延長距離
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5H180 AA01 BB02 BB04 DD04 LL04
LL07 LL08 LL15
5K067 AA35 BB26 DD54 EE02 EE10
FF02 KK01 KK17
Claims (3)
- 【請求項１】 カーブ等の見通し不良区間における渋滞
もしくは低速走行車両群末尾の位置と速度に関する渋滞
末尾情報を入手するための道路状況把握設備が該見通し
不良区間における渋滞発生頻度の高い道路部位の路側部
に設置され、前記見通し不良区間へ進入しようとしてい
るサービス対象車両の車載端末装置へ前記渋滞末尾情報
を送信する路車間通信設備が前記見通し不良区間の手前
に設定した路車間通信範囲内での路車間通信が可能とな
るように設置され、前記の渋滞末尾情報を路車間通信に
より受信した前記車載端末装置がヒューマンインタフエ
ースを介してドライバヘ前記渋滞末尾情報を情報提供す
ることにより、渋滞末尾への追突事故防止を支援するシ
ステムにおいて、 前記路車間通信設備は、サービス対象車両が通常の減速
度で減速して前記見通し不良区間の最上流地点にて停止
可能な位置において路車間通信が可能な位置に設置され
ていることを特徴とする渋滞末尾情報提供による走行支
援サービスシステム。 - 【請求項２】 前記道路状況把握設備は、前記見通し不
良区間の下流部分における渋滞もしくは低速走行車両群
末尾の位置と速度に関する渋滞末尾情報も入手可能にな
っており、前記路車間通信設備は、サービス対象車両が
通常の減速度で減速して前記見通し不良区間の最下流地
点にて停止可能な位置において路車間通信が可能になっ
ている請求項１記載の渋滞末尾情報提供による走行支援
サービスシステム。 - 【請求項３】 前記車載端末装置は、路車間通信により
入手した前記渋滞末尾情報から、渋滞末尾の延伸速度を
想定して、自車両が現地へ到達する時刻における渋滞末
尾位置を予測し、その結果をヒューマンインタフエース
を介してドライバヘ情報提供する請求項２に記載の渋滞
末尾情報提供による走行支援サービスシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002088697A JP2003288693A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002088697A JP2003288693A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003288693A true JP2003288693A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29234486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002088697A Pending JP2003288693A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003288693A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9847024B2 (en) | 2014-02-21 | 2017-12-19 | Tomtom Traffic B.V. | Methods and systems for providing a traffic congestion warning |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002088697A patent/JP2003288693A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9847024B2 (en) | 2014-02-21 | 2017-12-19 | Tomtom Traffic B.V. | Methods and systems for providing a traffic congestion warning |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1095832B1 (en) | System for prevention of collisions of vehicles with pedestrians | |
| US8902080B2 (en) | Vehicle-mounted narrow-band wireless communication apparatus and roadside-to-vehicle narrow-band wireless communication system | |
| JP6340891B2 (ja) | 車載通信端末、及び移動体通信システム | |
| JP5493780B2 (ja) | 運転支援装置、運転支援方法及びそのプログラム | |
| JP3495258B2 (ja) | 交通情報提供装置 | |
| KR20150029471A (ko) | 차량의 추월 위험 경고 장치 및 방법 | |
| JP5025623B2 (ja) | 情報提供装置および情報提供方法 | |
| JP2007060289A (ja) | 通信システム及び車載通信端末 | |
| US8849553B2 (en) | Road-installed driving supporting device, vehicle-mounted driving supporting device, and driving supporting system | |
| JP5211784B2 (ja) | 通信システム | |
| JP3740524B2 (ja) | 走行支援道路システム | |
| JP2004310280A (ja) | 車両発進支援装置 | |
| JP5025617B2 (ja) | 情報提供装置および情報提供方法 | |
| JP2004252718A (ja) | 赤信号停車システム | |
| JP2008310728A (ja) | 路側通信装置及び車両の異常検出方法 | |
| JP2006259861A (ja) | ハザードウォーニングシステム | |
| JP4766058B2 (ja) | 情報提供装置、情報提供システム、車両及び情報提供方法 | |
| JP2006099453A (ja) | 運転支援装置 | |
| KR20040037423A (ko) | 디 에스 알 씨를 이용한 지능형 서비스 장치 및 방법 | |
| JP2006072936A (ja) | 車両停止要求システム | |
| JP2003288693A (ja) | 渋滞末尾情報提供による走行支援サービスシステム | |
| JP2003288695A (ja) | 出会い頭衝突防止支援システム | |
| JP2009093431A (ja) | 速度規制システム | |
| JP2008225897A (ja) | 車両の走行支援用の通信装置および通信システム。 | |
| JP4911204B2 (ja) | 情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |