JP2003288384A - 工事写真管理システム - Google Patents

工事写真管理システム

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JP2003288384A
JP2003288384A JP2002090638A JP2002090638A JP2003288384A JP 2003288384 A JP2003288384 A JP 2003288384A JP 2002090638 A JP2002090638 A JP 2002090638A JP 2002090638 A JP2002090638 A JP 2002090638A JP 2003288384 A JP2003288384 A JP 2003288384A
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photo
digital
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management system
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JP2002090638A
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English (en)
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Makio Oguchi
真紀雄 小口
Kazuya Shide
一哉 志手
Akihiro Kura
明宏 倉
Shoji Matsunaga
荘司 松永
Shigenobu Shimizu
重陳 清水
Noriyuki Ikuta
則幸 生田
Takashi Hosokawa
隆 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真撮影を効率よく実施できるようにする。 【解決手段】 工事写真撮影対象部を撮影自在なデジタ
ルカメラS1を設け、デジタルカメラS1で撮影した工
事写真撮影対象部の複数のデジタル写真D1をもとにし
て、それらを工事写真集Aとして整理自在なコンピュー
タS3を設けてある工事写真管理システムにおいて、デ
ジタルカメラS1によって撮影する工事写真撮影対象部
毎に、工事写真撮影対象部に係わる説明情報を作成して
保存自在な携帯情報端末S2を設け、携帯情報端末S2
で作成した説明情報を、対応したデジタル写真D1の一
部に重ねて表示する写真合成手段P1を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】例えば、建設現場であれば、
各作業工程毎にその施工状況や、建設材料の入荷状況等
を撮影して工事写真にまとめることが実施されるが、本
発明は、デジタルカメラを用いて撮影した工事写真を、
コンピュータに取り込んで整理し、工事写真集を形成す
るための工事写真管理システムに関し、更に詳しくは、
工事写真撮影対象部を撮影自在なデジタルカメラを設
け、前記デジタルカメラで撮影した前記工事写真撮影対
象部の複数のデジタル写真をもとにして、それらを工事
写真集として整理自在なコンピュータを設けてある工事
写真管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、工事の実施に伴っては、工事
日報や納品伝票や各種検査結果報告書等を用意し、それ
らを施工者から成果書類として施主に提出したり、施主
自らが工事記録として成果書類を作成することが実施さ
れているが、それらの成果書類の中でも、とりわけ工事
写真集は、工事状況を色々な観点から客観的に記録でき
る特徴を備えていることから必須のアイテムとして扱わ
れている。そして、一般的に、工事写真はその撮影内容
(例えば、工事件名や撮影日や工種名や撮影場所名等で
あり、以後、「工事写真撮影対象部に係わる説明情報」
又は単に「説明情報」と言う)を記載した黒板を、工事
写真中に写し込むために工事写真撮影対象部の一部に配
置した状態で一緒に撮影し、それらの工事写真データを
コンピュータに取り込んで一枚ずつ表示し、その内容を
前記黒板の記載内容で確認しながら、例えば、工種毎や
撮影日等のまとまりで整理し、デジタルデータとしてま
とめたり、プリントアウトしてアルバム化し、工事写真
集としている。この種の工事写真管理システムとして
は、特別なものはなく、図5に示すように、デジタルカ
メラS1と、コンピュータS3とを設けると共に、前記
「説明情報」を記載するための黒板20を設けたものに
過ぎなかった。そして、担当者がチョークやフェルトペ
ンを使用して前記「説明情報」を記載した黒板20を、
工事写真撮影対象部1の脇に配置し、デジタルカメラS
1による撮影時に一緒に写し込み、そのデジタル写真の
データをコンピュータS3に取り込んで整理するもので
ある。そして、コンピュータでは、画像編集ソフトを使
用して、各デジタル写真の配置を決めたり、その写真の
近傍の説明欄に、デジタル写真の内容を見ながら説明文
章をワープロソフトを使用して作成・配置して工事写真
集に仕上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の工事写
真管理システムによれば、デジタルカメラによる写真撮
影の際には、必ず前記黒板に該当事項を記載した上で一
緒に写し込む必要があり、写真を撮影するだけの作業以
外に、前記黒板へ該当事項を記載したり消去したりする
作業や、前記黒板を工事写真撮影対象部の脇に配置する
作業等を実施しなければならない。従って、単に写真撮
影と言っても手間のかかる作業となっている。また、前
記黒板が、例えば、雨や雪、露、水掛かり等で濡れてい
る場合には、前記説明情報を記載したり消去することが
困難となり、尚更、写真撮影作業の効率が低下する問題
点がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、写真撮影を効率よく実施できる工事写真管理シス
テムを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の特徴構
成は、図1〜4に例示するごとく、工事写真撮影対象部
1を撮影自在なデジタルカメラS1を設け、前記デジタ
ルカメラS1で撮影した前記工事写真撮影対象部1の複
数のデジタル写真D1をもとにして、それらを工事写真
集Aとして整理自在なコンピュータS3を設けてある工
事写真管理システムにおいて、前記デジタルカメラS1
によって撮影する工事写真撮影対象部1毎に、工事写真
撮影対象部1に係わる説明情報を作成して保存自在な携
帯情報端末S2を設け、前記携帯情報端末S2で作成し
た前記説明情報を、対応した前記デジタル写真D1の一
部に重ねて表示する写真合成手段P1を設けてあるとこ
ろにある。
【0006】請求項1の発明の特徴構成によれば、従来
で言う黒板に対応するものを、前記携帯情報端末上のデ
ジタル情報として作成することができると共に、携帯情
報端末で作成した前記「説明情報」を、前記写真合成手
段によってデジタル写真の一部に重ねて表示できるよう
になり、撮影現場で黒板に必要事項を記載したり、黒板
を工事写真撮影対象部の脇に持って行って配置すると言
った作業を実施しなくても従来と同様の内容が盛り込ま
れた工事写真を作成することが可能となり、極めて効率
よく工事写真を撮影することが可能となる。そして、前
記「工事写真撮影対象部に係わる説明情報」は、携帯情
報端末上でデジタル情報として作成されるから、その作
成作業は、雨や雪、露、水掛かり等の撮影環境による影
響を受け難く、従来のように、黒板が濡れて情報を書き
込めないと言う問題が無くなる。即ち、工事写真の撮影
環境に影響され難く、いつも安定した状態で工事写真と
言う成果品を得ることができる。従って、撮影環境の変
化が激しい場合でも、工事写真の撮影計画通りに写真撮
影することが可能となり、工事写真管理を効率よく実施
することが可能となる。
【0007】請求項2の発明の特徴構成は、図1〜4に
例示するごとく、前記写真合成手段P1は、前記デジタ
ルカメラS1と、前記携帯情報端末S2との少なくとも
何れか一方に備えてあるところにある。
【0008】請求項2の発明の特徴構成によれば、請求
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記写真合成手段は、前記デジタルカメラと、前
記携帯情報端末との少なくとも何れか一方に備えてある
から、例えば、携帯情報端末にデジタルカメラからの写
真データを取り込んで、携帯情報端末に備えた写真合成
手段で前記「説明情報」と写真データとを合わせたり、
デジタルカメラに携帯情報端末からの前記「説明情報」
を取り込んで、デジタルカメラに備えた写真合成手段で
写真データと前記「説明情報」とを合わせたりすること
ができ、前記コンピュータを介さずに写真と情報との重
ね合わせ処理を実施することが可能となる。従って、撮
影現場において重ね合わせた写真の作成を完了すること
ができ、前記コンピュータで実施する作業を減らして、
写真管理作業の効率向上を図ることが可能となる。
【0009】請求項3の発明の特徴構成は、図1〜4に
例示するごとく、前記写真合成手段P1は、前記デジタ
ル写真D1と前記説明情報とのファイル名どうしの関連
付けによって合成対象を規定しているところにある。
【0010】請求項3の発明の特徴構成によれば、請求
項1又は2の発明による作用効果を叶えることができる
のに加えて、前記写真合成手段は、前記デジタル写真と
前記説明情報とのファイル名どうしの関連付けによって
合成対象を規定しているから、重ね合わせる前記説明情
報とデジタル写真とを正確に選択して重ね合わせること
が可能となる。尚、両者を重ね合わせるにあたっては、
両者の個別ファイルを備えた上で、表示画面上であたか
も一枚の工事写真であるかのように両ファイルを重ね表
示する手法や、両者の個別ファイルを名実共に合成して
一つのファイルとして表示する手法等、色々な手法をと
ることができる。
【0011】請求項4の発明の特徴構成は、図1〜4に
例示するごとく、前記説明情報は、テキストデータD2
aを含む複数のデータからなり、前記コンピュータS3
は、前記デジタル写真D1の表示欄Aaに対応した説明
欄Abに、前記デジタル写真D1に対応した前記説明情
報中のテキストデータD2aを表示させる説明合成手段
Q1を設けているところにある。
【0012】請求項4の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜3の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、前記携帯情報端末で作成した前記説
明情報の内のテキストデータを、工事写真集の作成の際
にそのまま利用して、前記説明合成手段によって工事写
真集での説明欄に前記テキストデータを表示させること
が可能となる。従って、従来のように、わざわざ対象と
なる写真データを目で見て内容や黒板の記載事項を確認
しながら、前記説明欄に説明文を打ち込むと言った手間
を掛けなくても、迅速に工事写真集の編集作成を行うこ
とが可能となる。
【0013】請求項5の発明の特徴構成は、図1〜4に
例示するごとく、前記携帯情報端末S2は、前記工事写
真撮影対象部1の図面データD2bを保存自在で、前記
説明情報中に前記図面データD2bを重ね合わせ自在に
形成してあるところにある。
【0014】請求項5の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜4の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、写真撮影の前に工事写真撮影対象部
の図面データを携帯情報端末に保存しておくことがで
き、その図面データを確認しながら、撮影内容の吟味を
図ることが出来る。その結果、的確な撮影内容の工事写
真を撮影することが可能となる。また、嵩張る図面集を
持参しなくても良くなるから、撮影者が身軽に動きやす
くなり、撮影作業の効率を向上させることも可能とな
る。更には、携帯情報端末で作成する前記説明情報の中
に前記図面データを重ね合わせることができるから、説
明情報の記載内容を、テキストデータのみならず、目で
見て解り易い図面データをも合わせた内容にグレードア
ップすることができ、より解り易い工事写真としてまと
めることが可能となる。
【0015】請求項6の発明の特徴構成は、図1〜4に
例示するごとく、前記デジタルカメラS1は、デジタル
写真D1に重ねて表示する前記説明情報の表示位置候補
を、予めファインダ4に示されているところにある。
【0016】請求項6の発明の特徴構成によれば、請求
項1〜5の何れかの発明による作用効果を叶えることが
できるのに加えて、ファインダに示された前記表示位置
候補を認識しながら写真撮影をすることが可能となり、
写真画面上で、前記説明情報が合成される位置を外した
位置に被写体の必須部分が位置するようにカメラの向き
を調整したりズームの度合いを調整して撮影することが
できる。そうすることによって、写真撮影時に想定して
いた画面構成に近いイメージの合成写真を作成すること
が可能となる。その結果、前記デジタル写真と前記説明
情報との合成作業時に、説明情報の表示によってデジタ
ル写真の肝心な部分が隠れてしまうといった問題を未然
に防ぐことができ、写真合成作業の効率向上を図ること
が可能となる。
【0017】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0019】図1は、本発明の工事写真管理システムの
一実施形態を示すもので、当該工事写真管理システムS
は、建設現場における工事写真を管理するのに使用され
ている。建設現場においては、数多くの作業があり、そ
れら各作業工程毎に、その施工状況や、建設材料の入荷
状況等を工事写真Dとして撮影し、それらの工事写真D
をまとめて工事写真集Aが形成される。そして、工事写
真Dの撮影・編集、工事写真集Aの作成を行う前記工事
写真管理システムSは、現場に持ち出し自在なデジタル
カメラS1と携帯情報端末S2、及び、現場事務所に設
置されたコンピュータS3とを設けて構成してある。ま
た、前記携帯情報端末S2とコンピュータS3とは、イ
ンターネット等の通信ネットワークNを介して情報を送
受信自在に連結されている。勿論、携帯情報端末S2と
コンピュータS3とを、ケーブル(不図示)や所定のイ
ンターフェース(不図示)を介して直接接続して情報の
送受信を行うことも可能である。
【0020】ここで、前記工事写真Dについて説明して
おく。前記工事写真Dは、図1に示すように、前記デジ
タルカメラS1によって工事写真撮影対象部1を撮影し
たデジタル写真D1と、前記携帯情報端末S2上で文字
や図面を用いて作成した撮影内容(後述)からなるバー
チャル黒板D2とを備えて構成してあり、前記バーチャ
ル黒板D2は、前記デジタル写真D1中の一角に重ねて
表示されている。因みに、前記バーチャル黒板D2に記
載されている撮影内容は、工事写真撮影対象部1に係わ
る説明情報であり、例えば、工事件名や撮影日や工種名
や撮影場所名等のテキストデータD2aや、工事写真撮
影対象部1の図面データD2bである。更に具体的に説
明すると、写真撮影対象部1が例えば「柱の鉄筋配筋
部」である場合には、図2に示すように、テキストデー
タD2aは、『工事件名:○○ビル建設工事』、『撮影
日:2002年2月21日』、『撮影場所:A棟2階□
□の位置の柱』、『工種名:配筋工』等の文字データで
あり、前記図面データD2bは、柱の配筋断面図のCA
Dデータまたは画像データである。このバーチャル黒板
D2そのものは、例えば、リッチテキスト形式のファイ
ルとして保存される。
【0021】前記デジタルカメラS1は、工事写真撮影
対象部1を撮影自在に構成してあり、撮影したデジタル
写真D1は、図3(イ)に示すように、着脱型のカード
メモリー2に保存できるように構成してある。従って、
撮影後にこのカードメモリー2をデジタルカメラS1か
ら抜き取って、携帯情報端末S2(又は、コンピュータ
S3)に設けた読取装置3(図1参照)にセットして、
記録されたデジタル写真D1を読み取ることができる。
勿論、デジタルカメラS1と、携帯情報端末S2やコン
ピュータS3とを、ケーブル(不図示)や所定のインタ
ーフェース(不図示)を介して直接接続して情報の送受
信を行うことも可能である。尚、デジタル写真D1は、
例えば、JPG等の画像形式のファイルとして保存され
る。また、デジタルカメラS1の液晶ファインダ4に
は、図3(ロ)に示すように、前記デジタル写真D1に
重ねて表示する前記バーチャル黒板D2の表示位置候補
を、枠5aとして表示してある。具体的には、前記複数
の枠5aを印刷した透明シート5を、液晶ファインダ4
に貼り付けてある。従って、液晶ファインダ4の何れか
一つの前記枠4に、前記バーチャル黒板D2が合成され
ることを想定しながら、それ以外の範囲に被写体が位置
するようにデジタルカメラS1の方向やズームの状態を
調整して撮影することができる。前記枠5aを考慮に入
れた構図で写真撮影を行うことで、デジタル写真D1に
バーチャル黒板D2を重ね合わせる際に、重ね位置の設
定を効率よく行うことができると共に、バランスの良い
構図の写真に仕上げることが可能となる。
【0022】前記携帯情報端末S2は、図1、図2、図
4に示すように、インストールしてあるメインプログラ
ムPによって、前記テキストデータD2aを自由に入力
作成したり、その作成画面中に、前記図面データD2b
を貼り付けて一体的なバーチャル黒板D2を作成したり
保存することができる他、通信ネットワークNを通した
情報通信が行えるものである。尚、前記図面データD2
bに関しては、前記コンピュータS3や他のサーバコン
ピュータ(不図示)に備えたデータを、予め、携帯情報
端末S2に取り込んだものを使用したり、前記メインプ
ログラムPに備えた作図機能によって携帯情報端末S2
上で作成したものを使用することができる。また、前記
メインプログラムPによれば、前記デジタルカメラS1
で撮影したデジタル写真D1を携帯情報端末S2に取り
込んで、前記バーチャル黒板D2と合成表示することが
できる。前記メインプログラムPの内、このような画像
編集機能を果たす部分を写真合成手段P1と言う。この
写真合成手段P1によれば、携帯情報端末S2に取り込
んだデジタル写真D1の任意の位置に前記バーチャル黒
板D2を配置して表示したり、前記デジタル写真D1上
でのバーチャル黒板D2の配置を変更したり、バーチャ
ル黒板D2の表示サイズを変更したりすることができ
る。そして、このように合成された情報を記憶領域に保
存しておくことができる。保存時のデータは、一枚の工
事写真Dにつき、前記テキストデータD2a、バーチャ
ル黒板D2データ、デジタル写真D1データで構成して
あり、デジタル写真D1上のバーチャル黒板D2の配置
情報は、前記デジタル写真D1のファイルヘッダ部分に
記録してある。そして、前記写真合成手段P1によるデ
ータ保存時には、各工事写真D毎の各データのファイル
名は、拡張子のみが異なった同一ファイル名として保存
される。このように一枚の工事写真Dに係わる各データ
のファイル名を共通化することによって、それぞれのフ
ァイルどうしの関連付けが行われている。その一例とし
て、例えば、写真合成手段P1によってデータ保存する
際に、ファイル名を『rc02200202211』と
指定すると、該当する前記テキストデータD2a、バー
チャル黒板D2データ、デジタル写真D1データのファ
イル名は、何れも『rc02200202211』とし
て保存される。因みに、各ファイルの拡張子は、例え
ば、前記テキストデータD2aは、『txt』、バーチ
ャル黒板D2データは、『wmf』、デジタル写真D1
データは、『jpg』となる。尚、前記ファイル名の付
け方について説明すると、先頭の『r』は、工種区分
(鉄筋工)を表し、二番目の『c』は、部材種別(柱)
を表し、三番目の『02』は、フロアや場所の区分を表
し、五〜十二番目の『20020221』は、撮影日を
表し、末尾の『1』は、同名ファイル群中の区分番号を
表している。そして、これらのファイルは、前記コンピ
ュータS3に送信される。
【0023】前記コンピュータS3は、携帯情報端末S
2から送信された各データを受け取って、それぞれを該
当する特定のフォルダーに振り分ける。そして、図4に
示すように、インストールしてあるコンピュータ側メイ
ンプログラムQによって、前記各フォルダーに格納され
ている各工事写真Dを、編集画面上に配置して工事写真
集Aを作成することができる。前記工事写真集Aは、工
事写真Dを配置して構成した表示欄Aaと、その表示欄
Aaに対応させて該当工事写真Dの説明が記載された説
明欄Abとを設けて構成してある(図1参照)。そし
て、前記コンピュータ側メインプログラムQによって、
前記表示欄Aaには、前記デジタル写真D1と、そのデ
ジタル写真の一角に重ねて配置されたバーチャル黒板D
2とが、複数枚ずつ配置してある。尚、デジタル写真D
1上でのバーチャル黒板D2の張り付けは、デジタル写
真D1のファイルヘッダ部分に埋め込まれた配置情報に
従って位置決定される。また、前記コンピュータ側メイ
ンプログラムQによって、前記説明欄Abには、前記テ
キストデータD2aの内容が表示される。前記コンピュ
ータ側メインプログラムQの内、上述のようにデジタル
写真D1の表示欄Aaに対応した説明欄Abに、デジタ
ル写真D1に対応した説明の前記テキストデータD2a
を表示させる部分を説明合成手段Q1と言う。
【0024】以下に、工事写真Dの撮影から、工事写真
集Aの作成までの手順を簡単に説明する。 [1] 図1に示すように、携帯情報端末S2上でテキ
ストデータD2aや図面データD2bによって工事写真
対象部1に係わる説明情報であるバーチャル黒板D2を
作成すると共に、該当する工事写真対象部1のデジタル
写真D1をデジタルカメラS1によって撮影する。 [2] デジタルカメラS1によるデジタル写真D1デ
ータを携帯情報端末S2に取り込んで、そのデジタル写
真D1上の好ましい位置に前記バーチャル黒板D2を重
ね合わせ、その配置情報を含めてファイルに保存する。
ファイルは、テキストデータD2aのtxtファイル、
バーチャル黒板D2のwmfファイル、デジタル写真D
1のjpgファイルに別れ、それぞれ同じファイル名が
付される。また、前記配置情報は、jpgファイルのヘ
ッダに埋め込まれる。 [3] 各ファイルを、コンピュータS3に送信する。 [4] コンピュータS3においては、各ファイルを所
定のフォルダに振り分けて保存すると共に、工事写真集
の作成に入る。表示欄Aaにはデジタル写真D1と、そ
のデジタル写真D1上の一角にバーチャル黒板D2を配
置して表示すると共に、前記説明合成手段Q1によっ
て、説明欄Abに、該当する前記テキストデータD2a
を表示させる。 [5] [1]〜[4]の繰り返しによってデータを蓄
積することによって、工事写真集を形成することができ
る。そして、工事写真集そのものは、紙にプリントアウ
トして成果品とする他に、例えば、CDやDVD等の記
憶媒体に画像として保存し、成果品とすることも可能で
ある。更には、構築した工事写真集のデータを、通信ネ
ットワークを通じて対象相手に送信し、受け取った相手
の記憶媒体内で成果品となるものであってもよい。
【0025】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0026】〈1〉 当該工事写真管理システムは、先
の実施形態で説明した建設工事における写真管理でのシ
ステムに限るものではなく、例えば、施設メンテナンス
工事や、施設のリフレッシュ工事等での写真管理に用い
るものであってもよい。 〈2〉 前記コンピュータS3は、先の実施形態で説明
した現場事務所に設置した形態で当該システムが稼働す
るものに限るものではなく、工事管理対象の位置とは異
なる場所に設置してあってもよく、更には、複数の現場
を総合的に写真管理できるように構成することも可能で
ある。また、デジタルカメラS1と携帯情報端末S2と
の複数が、一台の前記コンピュータS3に対応するよう
にシステムを構成することも可能である。 〈3〉 前記通信ネットワークNは、先の実施形態で説
明したインターネットに限るものではなく、例えば、専
用の通信路(無線も有線も含む)を構成したり、周知の
通信手段を採用するものであってもよく、それらを総称
して通信ネットワークと言う。 〈4〉 前記デジタルカメラS1と携帯情報端末S2と
は、先の実施形態で説明した別体に構成したものに限ら
ず、例えば、デジタルカメラ付き携帯情報端末であった
り、携帯情報端末付きのデジタルカメラのように一体的
に形成してあるものであっても良い。また、前記写真合
成手段P1は、先の実施形態で説明したように携帯情報
端末S2のみに備えたものに限らず、例えば、前記デジ
タルカメラS1に備えてあってもよく、更には、両方に
備えてあっても良い。 〈5〉 前記説明情報は、先の実施形態で説明したテキ
ストデータD2aと図面データD2bとから構成される
ものに限らず、何れか一方のみ、又は、異なる種類のデ
ータから構成してあってもよく、要するに、該当する工
事写真Dの説明情報となるデータであればよい。それら
を総称して説明情報と言う。 〈6〉 前記写真合成手段P1は、先の実施形態では、
携帯情報端末S2で作成した説明情報を、単に、対応し
たデジタル写真D1の一部に重ねて表示するものを説明
したが、例えば、暗号化技術を取り入れて、合成した工
事写真D(デジタル写真とバーチャル黒板とを合成表示
したもの)の内容を不用意に変更できないようにする機
能を備えさせることも可能である。また、前記写真合成
手段P1は、先の実施形態では、デジタル写真D1と説
明情報とを拡張子の異なる同一ファイル名として関連付
けて合成対象と規定するように構成するものを説明した
が、これに限らず、例えば、合成対象のデジタル写真D
1と説明情報とに異なるファイル名が付けられていて
も、それらのファイル名どうしの関連付けを規定するデ
ータベースを携帯情報端末側に形成することによって、
相互が合成対象であると規定することができ、それらの
手法を含めて写真合成手段と言う。要するに、工事写真
撮影対象部に係わる説明情報と、対応したデジタル写真
とのファイル名どうしの関連付けによって合成対象を規
定するものであればよい。また、携帯情報端末から送信
された各ファイルのコンピュータでの整理は、例えば、
ファイル名と拡張子とから自動的に所定のフォルダに保
存できるように構成することも可能である。更には、上
述のように、合成対象の各ファイル名どうしの関連付け
データベース情報を作成した場合、携帯情報端末からコ
ンピュータへ、他のデータと共にそのデータベース情報
を送信するように構成すれば、コンピュータでは、その
データベース情報に基づいて、各ファイルを自動的に所
定のフォルダに振り分けて保存することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工事写真管理システムを示す概念図
【図2】バーチャル黒板を示す説明図
【図3】デジタルカメラを示す説明図
【図4】工事写真管理システムを示すブロック図
【図5】従来の工事写真管理状況を示す概念図
【符号の説明】
1 工事写真撮影対象部 4 ファインダ A 工事写真集 Aa 表示欄 Ab 説明欄 D1 デジタル写真 D2a テキストデータ D2b 図面データ P1 写真合成手段 Q1 説明合成手段 S1 デジタルカメラ S2 携帯情報端末 S3 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 Z 5/765 101:00 5/91 5/91 J // H04N 101:00 L (72)発明者 倉 明宏 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 松永 荘司 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 清水 重陳 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 生田 則幸 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 細川 隆 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 Fターム(参考) 5B050 BA15 BA16 BA20 EA19 FA02 5C022 AA13 5C052 AA01 AB04 DD02 5C053 FA08 FA14 LA06 LA11 LA14 5C076 AA14 AA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事写真撮影対象部を撮影自在なデジタ
    ルカメラを設け、前記デジタルカメラで撮影した前記工
    事写真撮影対象部の複数のデジタル写真をもとにして、
    それらを工事写真集として整理自在なコンピュータを設
    けてある工事写真管理システムであって、 前記デジタルカメラによって撮影する工事写真撮影対象
    部毎に、工事写真撮影対象部に係わる説明情報を作成し
    て保存自在な携帯情報端末を設け、前記携帯情報端末で
    作成した前記説明情報を、対応した前記デジタル写真の
    一部に重ねて表示する写真合成手段を設けてある工事写
    真管理システム。
  2. 【請求項2】 前記写真合成手段は、前記デジタルカメ
    ラと、前記携帯情報端末との少なくとも何れか一方に備
    えてある請求項1に記載の工事写真管理システム。
  3. 【請求項3】 前記写真合成手段は、前記デジタル写真
    と前記説明情報とのファイル名どうしの関連付けによっ
    て合成対象を規定している請求項1又は2に記載の工事
    写真管理システム。
  4. 【請求項4】 前記説明情報は、テキストデータを含む
    複数のデータからなり、前記コンピュータは、前記デジ
    タル写真の表示欄に対応した説明欄に、前記デジタル写
    真に対応した前記説明情報中のテキストデータを表示さ
    せる説明合成手段を設けている記載1〜3の何れか一項
    に記載の工事写真管理システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯情報端末は、前記工事写真撮影
    対象部の図面データを保存自在で、前記説明情報中に前
    記図面データを重ね合わせ自在に形成してある記載1〜
    4の何れか一項に記載の工事写真管理システム。
  6. 【請求項6】 前記デジタルカメラは、デジタル写真に
    重ねて表示する前記説明情報の表示位置候補を、予めフ
    ァインダに示されている請求項1〜5の何れか一項に記
    載の工事写真管理システム。
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