JP2003287807A - 照明光学装置、およびこの照明光学装置を備えるプロジェクタ - Google Patents

照明光学装置、およびこの照明光学装置を備えるプロジェクタ

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JP2003287807A
JP2003287807A JP2002092795A JP2002092795A JP2003287807A JP 2003287807 A JP2003287807 A JP 2003287807A JP 2002092795 A JP2002092795 A JP 2002092795A JP 2002092795 A JP2002092795 A JP 2002092795A JP 2003287807 A JP2003287807 A JP 2003287807A
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light
illumination optical
optical device
light beam
emitted
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JP2002092795A
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Takanori Ogawa
恭範 小川
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造作業の繁雑化を招くことなく、光源か
ら射出された光束をより一層効率よく利用できる照明光
学装置およびこの照明光学装置を備えるプロジェクタを
提供すること。 【解決手段】光源光を部分光束に分割するレンズアレイ
と、分割された各部分光束が重畳される画像形成領域4
48を含む液晶パネル441とを備える。画像形成領域
448の外形は、縦寸法A,横寸法B(A≦B)の矩形
状であり、レンズアレイを構成する小レンズの輪郭外形
は、縦寸法α,横寸法β(α≦β)の矩形状であり、画
像形成領域448に重畳された照明領域LAは、縦寸法
X,横寸法Y(X≦Y)の矩形状である。これらの寸法
α、β、A、B、X、Yの間には、定数C(C<A≦
B)を用いて、次式(1)〜(3)の関係が成立する。 ・X/Y=α/β ・・・(1) ・X=A+2C ・・・(2) ・Y=B+2C ・・・(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明光学装置、お
よびプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】従来、プロジェクタとしては、光源から射
出された光束を、ダイクロイックミラーによりRGBの
三色の色光に分離し、三枚の液晶パネル(光変調装置)
によって色光毎に画像情報に応じて変調し、変調後の光
束をクロスダイクロイックプリズムで合成し、投写レン
ズを介してカラー画像を拡大投写する、いわゆる三板式
のプロジェクタが知られている。
【0003】このようなプロジェクタには、光源から射
出された光束を無駄なく液晶パネルの画像形成領域に供
給して明るい投写画像を形成し、また、明るさにムラの
ない投写画像を形成するために、光源から液晶パネルに
至る光路中に、光束分割光学素子を含む照明光学装置が
配置されている。この光束分割光学素子は、光源から射
出された光束を複数の部分光束に分割し、これらの分割
された部分光束を、集光レンズを介して液晶パネルの画
像形成領域上に重畳させて、画像形成領域全体を均一に
照明するための光学素子である。この光束分割光学素子
としては、液晶パネルの画像形成領域の輪郭形状に合わ
せて、この輪郭形状と相似関係の輪郭形状を有する小レ
ンズを、照明光軸に直交する面内でマトリクス状に配列
されたマルチレンズアレイが知られている。また、前述
した集光レンズには、液晶パネルの画像形成領域全体を
確実に照明するために、画像形成領域上に形成される照
明領域に一定のマージンが形成されるように集光する設
定とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、小レンズの輪郭形状と、画像形成領域の輪郭
形状とを相似の関係として構成した場合には、通常、画
像形成領域の輪郭形状が長方形状であることから、長辺
側に適正なマージンを持たせようとすると、短辺側には
必要以上のマージンが形成されてしまい、光源からの光
束を十分有効に利用できていないという問題があった。
一方、長辺側のマージンを最小限まで小さくしていく
と、各光学素子の位置調整作業をより一層高精度に行う
必要があり、特に、画像形成領域の大きさが0.7イン
チ等と小さくなればなるほど、製造作業が繁雑になると
いう問題があった。
【0005】なお、このような問題は、前述したマルチ
レンズアレイに限らず、光源から射出され集光された光
束を入射端面より入射し、内面反射によって複数の光束
に分割して射出端面から射出するロッド等のその他の光
束分割光学素子においても同様に発生していた。
【0006】本発明の目的は、製造作業の繁雑化を招く
ことなく、光源から射出された光束をより一層効率よく
利用できる照明光学装置およびこの照明光学装置を備え
るプロジェクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る照明光学装
置は、光源から射出された光束を複数の部分光束に分割
する光束分割光学素子と、この光束分割光学素子により
分割された各部分光束を集光する集光素子と、この集光
された光束が重畳される画像形成領域を有し、この画像
形成領域に重畳された光束を、入力画像情報に基づいて
変調する光変調装置とを備える照明光学装置であって、
前記光変調装置の画像形成領域は、照明光軸に直交し互
いに直交する2方向の長さ寸法がAおよびB(A≦B)
の矩形状として構成され、前記光束分割光学素子におい
て、光束が射出される射出端面の形状が、照明光軸に直
交し、互いに直交する2方向の長さ寸法αおよびβ(α
≦β)の矩形状として構成され、これらの長さ寸法α、
β、A、およびBの間には、式(5)の関係式が成立す
ることを特徴とする。
【0008】
【数5】α/A > β/B ・・・(5)
【0009】本発明によれば、例えば、光束分割光学素
子の射出端面の縦横の長さ寸法α,β、および画像形成
領域の輪郭形状の縦横の長さ寸法A,Bについて、式
(5)の関係を満たすことにより、従来のように、射出
端面の形状と画像形成領域の輪郭形状とを相似形にする
場合に比べて、射出光による照明領域の外形が長辺側に
長い(縦長)の形状となるため、照明領域における短辺
側のマージン量を小さくして、画像形成領域を適切なマ
ージン量で照明できて、射出光をより一層効率よく利用
でき、投写画像の画質を向上できる。また、光束分割光
学素子の外形寸法を、式(5)を満たすように設計変更
するだけでよいから、照明光学装置の製造作業の繁雑化
を招くこともない。以上より、本発明の目的を達成でき
る。
【0010】以上の照明光学装置において、前記光束分
割光学素子の射出端面から射出され、前記画像形成領域
上に重畳された照明領域は、照明光軸に直交し、互いに
直交する2方向の長さ寸法XおよびY(X≦Y)の矩形
状として構成され、これらの長さ寸法XおよびYは、定
数C(C<A≦B)を用いて、式(6)〜式(8)の関
係式が成立することが好ましい。
【0011】
【数6】X/Y=α/β ・・・(6)
【0012】
【数7】X=A+2C ・・・(7)
【0013】
【数8】Y=B+2C ・・・(8)
【0014】この場合には、縦横の長さ寸法の比率(ア
スペクト比)に関係なく、画像形成領域の外周に定数C
の寸法分のマージンが一様に形成されるため、より適切
なマージン量を確保できる。特に、画像形成領域の輪郭
外形を、通常の4:3よりも横長形状である16:9と
した場合でも、アスペクト比に影響されないことから、
光束を効率的に利用でき画像形成領域を適切に照明でき
る。
【0015】また、前記定数Cは、0.5mm〜1.0
mmの範囲であることが好ましい。ここで、定数Cを
0.5mmよりも小さくした場合には、照明光学装置を
構成する各光学素子の位置調整が繁雑になるという欠点
があり、また、定数Cを1.0mmよりも大きくした場
合には光束を効率的に利用できないという欠点があるか
らである。このため、定数Cを、前述した範囲とすれ
ば、光束をより一層効率良く利用できるという利点があ
る。
【0016】以上の照明光学装置において、前記光束分
割光学素子としては、照明光軸に直交する面内で小レン
ズがマトリクス状に配列されたマルチレンズアレイを採
用できる。また、前記光束分割光学素子として、前記光
源から射出され、前記集光素子とは異なる他の集光素子
により集光された光束を入射端面より入射し、内面反射
によって複数の光束に分割して射出端面から射出するロ
ッドを採用することもできる。これらの場合には、小レ
ンズの輪郭外形またはロッド(ロッドインテグレータ)
の射出端面の輪郭外形や、画像形成領域の輪郭外形、光
束による照明領域の輪郭外形の間に、前述した式(5)
または式(6)〜(8)の関係式を成立させるだけの簡
単な設計変更で、光束利用効率をより手軽に向上でき
る。
【0017】本発明のプロジェクタは、前記照明光学装
置を備えることを特徴とする。本発明によれば、前述し
た照明光学装置と略同様の作用効果を奏することがで
き、プロジェクタから投写される投写画像の画質を向上
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発
明に係るプロジェクタ1を上方前面側から見た斜視図で
ある。図2は、プロジェクタ1を下方背面側から見た斜
視図である。図1または図2に示すように、プロジェク
タ1は、射出成形によって成形された略直方体状の外装
ケース2を備える。この外装ケース2は、プロジェクタ
1の本体部分を収納する合成樹脂製の筐体であり、アッ
パーケース21と、ロアーケース22とを備え、これら
のケース21,22は、互いに着脱自在に構成されてい
る。
【0019】アッパーケース21は、図1,2に示すよ
うに、プロジェクタ1の上面、側面、前面、および背面
をそれぞれ構成する上面部21A、側面部21B、前面
部21Cおよび背面部21Dを含んで構成される。同様
に、ロアーケース22も、図1,2に示すように、プロ
ジェクタ1の下面、側面、前面、および背面をそれぞれ
構成する下面部22A、側面部22B、前面部22C、
および背面部22Dを含んで構成される。
【0020】従って、図1,2に示すように、直方体状
の外装ケース2において、アッパーケース21およびロ
アーケース22の側面部21B,22B同士が連続的に
接続されて直方体の側面部分210が構成され、同様
に、前面部21C,22C同士の接続で前面部分220
が、背面部21D,22D同士の接続で背面部分230
が、上面部21Aにより上面部分240が、下面部22
Aにより下面部分250がそれぞれ構成される。
【0021】図1に示すように、上面部分240におい
て、その前方側には操作パネル23が設けられ、この操
作パネル23の近傍には音声出力用のスピーカ孔240
Aが形成されている。
【0022】前方から見て右側の側面部分210には、
2つの側面部21B,22Bを跨る開口211が形成さ
れている。ここで、外装ケース2内には、上面部分24
0に沿って、後述するメイン基板51と、インターフェ
ース基板52とが設けられており、この開口211に取
り付けられたインターフェースパネル53を介して、メ
イン基板51に実装された接続部51Bと、インターフ
ェース基板52に実装された接続部52Aとが外部に露
出している。これらの接続部51B,52Aにおいて、
プロジェクタ1には外部の電子機器等が接続される。
【0023】前面部分220において、前方から見て右
側で、前記操作パネル23の近傍には、2つの前面部2
1C,22Cを跨ぐ円形状の開口221が形成されてい
る。この開口221に対応するように、外装ケース2内
部には、投写レンズ46が配置されている。この際、開
口221から投写レンズ46の先端部分が外部に露出し
ており、この露出部分の一部であるレバー46Aを介し
て、投写レンズ46のフォーカス操作が手動で行えるよ
うになっている。
【0024】前面部分220において、前記開口221
の反対側の位置には、排気口222が形成されている。
この排気口222には、安全カバー222Aが形成され
ている。
【0025】図2に示すように、背面部分230におい
て、背面から見た右側には矩形状の開口231が形成さ
れ、この開口231からインレットコネクタ24が露出
するようになっている。
【0026】下面部分250において、下方から見て右
端側の中央位置には矩形状の開口251が形成されてい
る。開口251には、この開口251を覆うランプカバ
ー25が着脱自在に設けられている。このランプカバー
25を取り外すことにより、図示しない光源ランプの交
換が容易に行えるようになっている。
【0027】また、下面部分250において、下方から
見て左側で背面側の隅部には、一段内側に凹んだ矩形面
252が形成されている。この矩形面252には、外部
から冷却空気を吸入するための吸気口252Aが形成さ
れている。矩形面252には、この矩形面252を覆う
吸気口カバー26が着脱自在に設けられている。吸気口
カバー26には、吸気口252Aに対応する開口26A
が形成されている。開口26Aには、図示しないエアフ
ィルタが設けられており、内部への塵埃の侵入が防止さ
れている。
【0028】さらに、下面部分250において、後方側
の略中央位置にはプロジェクタ1の脚部を構成する後脚
2Rが形成されている。また、下面部22Aにおける前
方側の左右の隅部には、同じくプロジェクタ1の脚部を
構成する前脚2Fがそれぞれ設けられている。つまり、
プロジェクタ1は、後脚2Rおよび2つ前脚2Fにより
3点で支持されている。2つの前脚2Fは、それぞれ上
下方向に進退可能に構成されており、プロジェクタ1の
前後方向および左右方向の傾き(姿勢)を調整して、投
写画像の位置調整ができるようになっている。
【0029】また、図1,2に示すように、下面部分2
50と前面部分220とを跨るように、外装ケース2に
おける前方側の略中央位置には、直方体状の凹部253
が形成されている。この凹部253には、収納部として
のカバー部材27が設けられている。カバー部材27の
内部には、図1,2では図示しない遠隔操作機器として
のリモートコントローラ(リモコン)が収納されてい
る。
【0030】ここで、図3,4は、プロジェクタ1の内
部を示す斜視図である。具体的には、図3は、図1の状
態からプロジェクタ1のアッパーケース21を外した図
である。図4は、図3の状態から制御基板5を外した図
である。
【0031】外装ケース2には、図3,4に示すよう
に、背面部分に沿って配置され、左右方向に延びる電源
ユニット3と、この電源ユニット3の前側に配置された
平面視略L字状で光学系としての光学ユニット4と、こ
れらのユニット3,4の上方および右側に配置される制
御部としての制御基板5とを備える。これらの各装置3
〜5によりプロジェクタ1の本体が構成されている。
【0032】電源ユニット3は、電源31と、この電源
31の下方に配置された図示しないランプ駆動回路(バ
ラスト)とを含んで構成される。電源31は、前記イン
レットコネクタに接続された図示しない電源ケーブルを
通して外部から供給された電力を、前記ランプ駆動回路
や制御基板5等に供給するものである。前記ランプ駆動
回路は、光学ユニット4を構成する図3,4では図示し
ない光源ランプに、電源31から供給された電力を供給
するものであり、前記光源ランプと電気的に接続されて
いる。このようなランプ駆動回路は、例えば、基板に配
線することにより構成できる。
【0033】電源31および前記ランプ駆動回路は、略
平行に上下に並んで配置されており、これらの占有空間
は、プロジェクタ1の背面側で左右方向に延びている。
また、電源31はおよび前記ランプ駆動回路は、左右側
が開口されたアルミニウム等の金属製のシールド部材3
1Aによって周囲を覆われている。シールド部材31A
は、冷却空気を誘導するダクトとしての機能に加えて、
電源31や前記ランプ駆動回路で発生する電磁ノイズ
が、外部へ漏れないようにする機能も有している。
【0034】制御基板5は、図3に示すように、ユニッ
ト3,4の上側を覆うように配置されCPUや接続部5
1B等を含むメイン基板51と、このメイン基板51の
下側に配置され接続部52Aを含むインターフェース基
板52とを備える。この制御基板5では、接続部51
B,52Aを介して入力された画像情報に応じて、メイ
ン基板51のCPU等が、後述する光学装置を構成する
液晶パネルの制御を行う。
【0035】メイン基板51は、金属製のシールド部材
51Aによって周囲を覆われている。メイン基板51
は、図3ではわかり難いが、光学ユニット4を構成する
上ライトガイド472の上端部分472A(図4)に当
接している。
【0036】〔2.光学ユニットの詳細な構成〕ここ
で、図5は、光学ユニット4を示す分解斜視図である。
図6は、光学ユニット4を模式的に示す図である。光学
ユニット4は、図6に示すように、光源装置411を構
成する光源ランプ416から射出された光束を光学的に
処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学
像を拡大して投射するユニットであり、インテグレータ
照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系
43と、光学装置44と、投写レンズ46と、これらの
光学部品41〜44,46を収納する合成樹脂製のライ
トガイド47(図5)とを備える。
【0037】インテグレータ照明光学系41は、光学装
置44を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青
の色光毎にそれぞれ液晶パネル441R,441G,4
41Bとする)の画像形成領域をほぼ均一に照明するた
めの光学系であり、光源装置411と、光束分割光学素
子としての第1レンズアレイ412、および第2レンズ
アレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ4
15とを備える。
【0038】光源装置411は、放射光源としての光源
ランプ416と、リフレクタ417とを備え、光源ラン
プ416から射出された放射状の光線をリフレクタ41
7で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射
出する。光源ランプ416には、高圧水銀ランプを採用
している。なお、高圧水銀ランプ以外に、メタルハライ
ドランプやハロゲンランプ等も採用できる。また、リフ
レクタ417には、放物面鏡を採用している。なお、放
物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組
み合わせたものを採用してもよい。
【0039】第1レンズアレイ412は、光軸方向から
見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状
に配列されたマルチレンズアレイである。各小レンズ
は、光源ランプ416から射出される光束を、複数の部
分光束に分割している。詳しくは、後述する。
【0040】第2レンズアレイ413は、第1レンズア
レイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマ
トリクス状に配列されたマルチレンズアレイである。こ
の第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415ととも
に、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パ
ネル441上に結像させる集光素子としての機能を有す
る。詳しくは、後述する。
【0041】偏光変換素子414は、第2レンズアレイ
413と重畳レンズ415との間に配置される。このよ
うな偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413か
らの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これに
より、光学装置44での光の利用効率が高められてい
る。
【0042】具体的に、偏光変換素子414によって1
種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ41
5によって最終的に光学装置44の液晶パネル441上
にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネ
ル441を用いたプロジェクタ1では、1種類の偏光光
しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発
する光源ランプ416からの光束の略半分が利用されな
い。このため、偏光変換素子414を用いることによ
り、光源ランプ416から射出された光束を全て1種類
の偏光光に変換し、光学装置44での光の利用効率を高
めている。なお、このような偏光変換素子414は、た
とえば特開平8−304739号公報に紹介されてい
る。
【0043】色分離光学系42は、2枚のダイクロイッ
クミラー421,422と、反射ミラー423とを備
え、ダイクロイックミラー421、422によりインテ
グレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束
を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離す
る機能を有している。
【0044】リレー光学系43は、入射側レンズ431
と、リレーレンズ433と、反射ミラー432、434
とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤
色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
【0045】この際、色分離光学系42のダイクロイッ
クミラー421では、インテグレータ照明光学系41か
ら射出された光束のうち、赤色光成分と緑色光成分とは
透過し、青色光成分は反射する。ダイクロイックミラー
421によって反射した青色光は、反射ミラー423で
反射し、フィールドレンズ418を通って、青色用の液
晶パネル441Bに到達する。このフィールドレンズ4
18は、第2レンズアレイ413から射出された各部分
光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換
する。他の液晶パネル441G、441Rの光入射側に
設けられたフィールドレンズ418も同様である。
【0046】また、ダイクロイックミラー421を透過
した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイッ
クミラー422によって反射し、フィールドレンズ41
8を通って、緑色用の液晶パネル441Gに到達する。
一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過し
てリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ4
18を通って、赤色光用の液晶パネル441Rに到達す
る。ここで、赤色光にリレー光学系43が用いられてい
るのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さより
も長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防
止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入
射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に
伝えるためである。なお、リレー光学系43には、3つ
の色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限ら
ず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
【0047】光学装置44は、入射された光束を画像情
報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、
色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つ
の入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段
に配置される光変調装置としての液晶パネル441R,
441G,441Bと、各液晶パネル441R,441
G,441Bの後段に配置される射出側偏光板443
と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズ
ム444とを備える。
【0048】液晶パネル441R,441G,441B
は、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子と
して用いたものである。光学装置44において、色分離
光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パ
ネル441R,441G,441B、入射側偏光板44
2、および射出側偏光板443によって画像情報に応じ
て変調されて光学像を形成する。
【0049】入射側偏光板442は、色分離光学系42
で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過
させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイア
ガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。ま
た、基板を用いずに、偏光膜をフィールドレンズ418
に貼り付けてもよい。射出側偏光板443も、入射側偏
光板442と略同様に構成され、液晶パネル441(4
41R,441G,441B)から射出された光束のう
ち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸
収するものである。また、基板を用いずに、偏光膜をク
ロスダイクロイックプリズム444に貼り付けてもよ
い。これらの入射側偏光板442および射出側偏光板4
43は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定され
ている。
【0050】クロスダイクロイックプリズム444は、
射出側偏光板443から射出され、各色光毎に変調され
た光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム444には、赤色光を反
射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜と
が、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設け
られ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成さ
れる。
【0051】以上説明した液晶パネル441、射出側偏
光板443およびクロスダイクロイックプリズム444
は、一体的にユニット化された光学装置本体45として
構成されている。図7は、光学装置本体45を示す斜視
図である。光学装置本体45は、図7に示すように、ク
ロスダイクロイックプリズム444と、このクロスダイ
クロイックプリズム444の上面に固定された合成樹脂
製の固定板447と、クロスダイクロイックプリズム4
44の光束入射端面に取り付けられ、射出側偏光板44
3を保持する金属製の保持板446と、この保持板44
6の光束入射側に取り付けられた透明樹脂製の4つのピ
ン部材445によって保持される液晶パネル441(4
41R,441G,441B)とを備える。保持板44
6と液晶パネル441との間には、所定間隔の空隙が設
けられており、この空隙部分に冷却空気が流れるように
なっている。光学装置本体45は、固定板447に形成
された4つの腕部447Aの丸穴447Bを介して、下
ライトガイド471にねじ止め固定される。
【0052】投写レンズ46は、光学装置44のクロス
ダイクロイックプリズム444で合成されたカラー画像
を拡大して投写するものである。ライトガイド47は、
図5に示すように、各光学部品412〜415,41
8,421〜423,431〜434,442を上方か
らスライド式に嵌め込む溝部が形成された下ライトガイ
ド471と、下ライトガイド471の上側開口を閉塞す
る蓋状の上ライトガイド472とを備えて構成される。
【0053】図5に示すように、平面視略L字状の下ラ
イトガイド471の一端側には、光源装置411が収容
されている。他端側には、下ライトガイド471に形成
されたヘッド部473を介して、投写レンズ46がねじ
止め固定されている。
【0054】また、図5に示すように、下ライトガイド
471に収納された光学装置本体45は、2つのばね部
材50を挟んだ状態で下ライトガイド471にねじ止め
固定される。この2つのばね部材50は、フィールドレ
ンズ418および入射側偏光板442を下方へと付勢し
て位置を特定する。
【0055】〔3.照明光学装置の構造〕次に、本発明
に係る照明光学装置であるインテグレータ照明光学系4
1について説明する。図8は、インテグレータ照明光学
系41を示す模式図である。図8に示すように、光源装
置411から射出された光束は、第1レンズアレイ41
2によって複数の部分光束に分割される。この分割され
た各部分光束は、第2レンズアレイ413により集光さ
れ、偏光変換素子414により一定方向の直線偏光光に
変換された後に、重畳レンズ415を含む各レンズによ
り液晶パネル441の画像形成領域448に重畳され
る。
【0056】図9は、第1レンズアレイ412および第
2レンズアレイ413を模式的に示す正面図である。図
9に示すように、第1レンズアレイ412は、断面形状
が等しい2種類の小レンズ500A、500Bを照明光
軸に直交する面内でマトリックス状にM行N列に配列さ
れて構成されている。具体的には、第1レンズアレイ4
12において、その中央部分には小レンズ500Aが配
置され、この中央部分の小レンズ500Aの周囲には、
この小レンズ500Aを囲むように小レンズ500Bが
配置されている。また、第2レンズアレイ413も、第
1レンズアレイ412と同様に、断面形状の等しい2種
類の小レンズ500A、500BがM行N列のマトリク
ス状に配列されて構成されている。
【0057】図10は、小レンズ500A,500Bの
射出端面の形状を示す図である。図10に示すように、
小レンズ500A,500Bの射出端面は、照明光軸に
直交し、互いに直交する2方向としての縦方向と横方向
の寸法が、縦寸法α(mm)、横寸法β(mm)で、α
≦βの横長矩形状として構成されている。
【0058】図11は、液晶パネル441の画像形成領
域448に投写された光束による照明領域LAを示す図
である。図11に示すように、液晶パネル441の画像
形成領域448は、照明光軸に直交し、互いに直交する
2方向としての縦方向と横方向の寸法が、縦横比(アス
ペクト比)3:4となるような縦寸法A(mm),横寸
法B(mm)で、かつA≦Bである横長矩形状として構
成されている。ここでは、縦寸法Aを10.8mmと
し、横寸法Bを14.4mmとする。要するに、従来か
ら使用されていた液晶パネル441をそのまま有効に採
用できている。
【0059】また、図11に示すように、第2レンズア
レイ413から射出された光束は、平行光束として液晶
パネル441の画像形成領域448に略垂直に照射され
るため、縦寸法αおよび横寸法βの矩形状と相似関係と
なる矩形状の照明領域LAとして画像形成領域448に
形成される。すなわち、図11に示すように、照明領域
LAは、その縦寸法がX(mm)および横寸法がY(m
m)で、X≦Yの横長の矩形状として形成され、以下の
式(9)が成立することになる。
【0060】
【数9】X/Y = α/β ・・・(9)
【0061】また、照明領域LAの縦寸法Xおよび横寸
法Yは、重畳レンズ415を含む集光用レンズの設定に
より、C<A≦Bとなる定数C(mm)を用いて、以下
の式(10),(11)が成立するように設定されている。
【0062】
【数10】X=A+2C ・・・(10)
【数11】Y=B+2C ・・・(11)
【0063】以上より、図11に示すように、液晶パネ
ル441の画像形成領域448に対して、照明領域LA
は、画像形成領域448の周囲を定数Cの寸法分のマー
ジン領域MAを有して照明していることになる。ここ
で、定数Cとしては、0.5mm〜1.0mmの範囲の
数値が好ましく、ここでは、0.8mmとして設定す
る。なお、前述した式(9)〜(11)を満たすことから、以
下の式(12)も満たすこととなる。
【0064】
【数12】α/A > β/B ・・・(12)
【0065】すなわち、式(9)に式(10),(11)を代入し
て、X,Yを消去すると、以下の式(13)が得られ、C<
B≦Aより、式(12)が成立することとなる。
【0066】
【数13】 (A+2C)/(B+2C)=α/β ・・・(13)
【0067】〔4.第1実施形態の効果〕前述した第1
実施形態によれば、以下のような効果がある。 <1>レンズアレイ412,413の射出端面の縦横の長
さ寸法α,βと、液晶パネル441の画像形成領域44
8の輪郭形状の縦横の長さ寸法A,Bとの間で、式(9)
〜(11)の関係を満たすことにより、画像形成領域448
の縦横の長さ寸法A,Bの比(アスペクト比)に関係な
く、画像形成領域448の外周に一定寸法となる定数C
(mm)分のマージン領域を一様に形成できるため、射
出光をより一層効率よく利用でき、光学ユニット4、ひ
いてはプロジェクタ1からの投写画像の画質を向上でき
る。特に、画像形成領域448のアスペクト比を通常の
4:3よりも横長形状である16:9とした場合でも、
マージン領域MAの寸法がアスペクト比に影響されない
ことから、光束をより効率的に利用でき、画像形成領域
448を適切に照明できる。
【0068】<2>この際、<1>の作用効果を奏するため
に、レンズアレイ412,413の外形寸法を、式
(9)〜(11)を満たすように設計するだけでよいから、
光学ユニット4の製造作業の繁雑化を招くことなく容易
に製造でき、これにより、製造コストの増加も抑えるこ
とができる。
【0069】<3>定数Cを0.8mmとしたので、位置
調整に十分なマージン領域MAを確保できるとともに、
光束の利用効率をより一層向上できる。
【0070】<4>以上のように、画像形成領域448に
対して射出光を適切な照明領域LAとして集光させるの
で、重畳レンズ415等の集光素子による集光率を従来
よりも大きくできる。このため、光学ユニット4の光路
全体を短くできて、光学ユニット4ひいてはプロジェク
タ1の小型化,軽量化を図ることができる。
【0071】<5>光束分割光学素子として、レンズアレ
イ412,413を採用したので、小レンズ500A,
500Bの形状を、前述した式(9)〜(11)の関係を成立
するように構成し、これらの小レンズ500A,500
Bを組み合わせるだけでよいから、比較的簡単に製造で
きて、光束利用効率を手軽に向上できる。
【0072】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、前記
第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号
を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。前
記第1実施形態では、インテグレータ照明光学系41を
構成する光束分割光学素子としてレンズアレイ412,
413を採用していたが、第2実施形態では、光束分割
光学素子としてロッドを採用している。つまり、第1実
施形態と第2実施形態とは、主に、光束分割光学素子が
異なる点で相違している。
【0073】図12は、本発明の第2実施形態に係る照
明光学装置としてのインテグレータ照明光学系41を示
す模式図である。インテグレータ照明光学系41は、図
12に示すように、前記光源装置411と、ロッド(ロ
ッドインテグレータ)600と、他の集光素子としての
第1集光レンズ601と、第2集光レンズ602と、第
3集光レンズ603と、前記偏光変換素子414と、前
記フィールドレンズ418とを備え、前記液晶パネル4
41の画像形成領域448を照射するものである。な
お、これ以外の構成部材については、前記第1実施形態
と同様である。
【0074】第1集光レンズ601は、前記光源装置4
11から射出された光束を、ロッド600の入射端面近
傍に集光するレンズである。ロッド600は、断面矩形
状で柱状のガラスまたは樹脂製のロッドである。このロ
ッド600の入射端面Pに集光され入射された光束は、
ロッド600内で内面反射によって複数の光束に分割
し、分割された各光束が重畳され射出端面Qから射出さ
れる。
【0075】第2集光レンズ602は、ロッド600の
射出端面Qに貼付されており、ロッド600の射出端面
Qから射出される光束が発散しないように機能してい
る。また、第3集光レンズ603は、第2レンズ602
から射出された光束を液晶パネル441の画像形成領域
448に結像する機能を有している。
【0076】ここで、ロッド600の射出端面Qの縦横
寸法や輪郭形状、および液晶パネル441の画像形成領
域448の縦横寸法や輪郭形状は、前記第1実施形態と
同様に、図10,11に示す関係となっている。すなわ
ち、本実施形態においても、前記第1実施形態と同様
に、前述した式(9)〜(11)の関係が成立する。
【0077】〔5.第2実施形態の効果〕本実施形態に
よれば、前記<1>〜<4>と略同様な作用効果に加えて、
次のような効果を奏することができる。 <6>光束分割光学素子として、ロッド600を採用した
ので、射出端面Qの輪郭形状を、前述した式(9)〜(11)
の関係を成立するように構成するだけでよいから、比較
的簡単に製造できて、光束利用効率を手軽に向上でき
る。
【0078】〔6.実施形態の変形〕なお、本発明は、
前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的
を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形
等も本発明に含まれる。例えば、前記各実施形態におい
て、定数Cを0.8mmとしたが、これに限らず、例え
ば、0.1mm等のその他の数値としてもよく、適宜、
選択すればよい。また、α,β,A,Bの数値について
は、所定の関係式を満たす範囲で、適宜、設定すればよ
い。この際、これに合わせて、集光素子による集光率も
適宜変更すればよい。
【0079】また、前記各実施形態では、光変調装置と
して液晶パネルを用いていたが、マイクロミラーを用い
たデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよ
い。さらに、前記各実施形態では、光入射面と光射出面
とが異なる透過型の光変調装置を用いていたが、光入射
面と光射出面とが同一となる反射型の光変調装置を用い
てもよい。
【0080】また、前記各実施形態では、3つの光変調
装置を用いたプロジェクタの例のみを挙げたが、本発明
は、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクタ、2つ
の光変調装置を用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以
上の光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能であ
る。
【0081】前記各実施形態では、スクリーンを観察す
る方向から投写を行なうフロントタイプのプロジェクタ
の例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する
方向とは反対側から投写を行なうリアタイプのプロジェ
クタにも適用可能である。また、本発明に係る照明光学
装置は、プロジェクタ以外のその他の光学機器において
も採用できる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、製造作業の繁雑化を招
くことなく、光源から射出された光束をより一層効率よ
く利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプロジェクタを上
方前面側から見た斜視図である。
【図2】前記プロジェクタを下方背面側から見た斜視図
である。
【図3】前記プロジェクタの内部を示す斜視図であり、
具体的には、図1の状態からアッパーケースを外した図
である。
【図4】前記プロジェクタの内部を示す斜視図であり、
具体的には、図3の状態から制御基板を外した図であ
る。
【図5】前記プロジェクタを構成する光学ユニットを示
す分解斜視図である。
【図6】前記光学ユニットを模式的に示す図である。
【図7】前記光学ユニットを構成する光学装置本体を示
す斜視図である。
【図8】前記光学ユニットを構成する照明光学装置とし
てのインテグレータ照明光学系を示す模式図である。
【図9】前記インテグレータ照明光学系を構成する第1
レンズアレイおよび第2レンズアレイを模式的に示す図
である。
【図10】前記第1レンズアレイおよび第2レンズアレ
イを構成する小レンズの射出端面の形状を示す図であ
る。
【図11】前記光学装置本体を構成する液晶パネルの画
像形成領域に投写された光束による照明領域を示す図で
ある。
【図12】本発明の第2実施形態に係る照明光学装置と
してのインテグレータ照明光学系を示す模式図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ 4 光学ユニット 41 インテグレータ照明光学系 412 光束分割光学素子としての第1レンズアレイ 413 光束分割光学素子としての第2レンズアレイ 415 集光素子を構成する重畳レンズ 416 光源ランプ 418 集光素子を構成するフィールドレンズ 441 (441R,441G,441B)光変調装置
としての液晶パネル 448 画像形成領域 500A,500B 小レンズ 600 光束分割光学素子としてのロッド(ロッドイン
テグレータ) 601 他の集光素子としての第1集光レンズ 602 集光素子を構成する第2集光レンズ 603 集光素子を構成する第3集光レンズ A 縦寸法 B 横寸法 C 定数 LA 照明領域 P 入射端面 Q 射出端面 X 縦寸法 Y 横寸法 α 縦寸法 β 横寸法
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月27日(2002.6.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 EA18 EA19 HA13 HA25 HA28 MA02 MA05 MA06 MA16 2H091 FA05Z FA29Z FB07 FD04 FD07 FD12 FD24 GA17 LA03 LA11 LA12 LA15 2K103 AA01 AA05 AA11 AB04 BC26 CA17 CA76

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出された光束を複数の部分光
    束に分割する光束分割光学素子と、この光束分割光学素
    子により分割された各部分光束を集光する集光素子と、
    この集光された光束が重畳される画像形成領域を有し、
    この画像形成領域に重畳された光束を、入力画像情報に
    基づいて変調する光変調装置とを備える照明光学装置で
    あって、 前記光変調装置の画像形成領域は、照明光軸に直交し、
    かつ互いに直交する2方向の長さ寸法がAおよびB(A
    ≦B)の矩形状として構成され、 前記光束分割光学素子において、光束が射出される射出
    端面の形状が、照明光軸に直交し、かつ互いに直交する
    2方向の長さ寸法αおよびβ(α≦β)の矩形状として
    構成され、 これらの長さ寸法α、β、A、およびBの間には、式
    (1)の関係式が成立することを特徴とする照明光学装
    置。 【数1】α/A > β/B ・・・(1)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の照明光学装置におい
    て、 前記光束分割光学素子の射出端面から射出され、前記画
    像形成領域上に重畳された照明領域は、照明光軸に直交
    し、互いに直交する2方向の長さ寸法XおよびY(X≦
    Y)の矩形状として構成され、これらの長さ寸法Xおよ
    びYは、定数C(C<A≦B)を用いて、式(2)〜式
    (4)の関係式が成立することを特徴とする照明光学装
    置。 【数2】X/Y=α/β ・・・(2) 【数3】X=A+2C ・・・(3) 【数4】Y=B+2C ・・・(4)
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の照明光学装置におい
    て、 前記定数Cは、0.5mm〜1.0mmの範囲の数値で
    あることを特徴とする照明光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    照明光学装置において、 前記光束分割光学素子は、照明光軸に直交する面内でレ
    ンズがマトリクス状に配列されたマルチレンズアレイで
    あることを特徴とする照明光学装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    照明光学装置において、 前記光束分割光学素子は、前記光源から射出され、前記
    集光素子とは異なる他の集光素子により集光された光束
    を入射端面より入射し、内面反射によって複数の光束に
    分割して射出端面から射出するロッドであることを特徴
    とする照明光学装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    照明光学装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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