JP2003287365A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D17/00—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
- F25D17/04—Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 野菜室には前面開口を開閉する扉と共に引き
出し自在に野菜容器を設け、野菜容器内を野菜室を循環
する冷気によって間接冷却するものも、閉扉状態でも野
菜容器の上面開口は若干の隙間が存在し野菜が乾燥す
る。冷気の一部を野菜容器内へ導入する直接・間接折衷
方式では、更に野菜が乾燥する。本発明は、野菜容器内
の湿度維持ができ、野菜容器内の野菜の乾燥を抑制し
て、野菜の鮮度維持が長く行える冷蔵庫を提供するもの
である。 【解決手段】 前面開口の冷蔵庫本体内の野菜室に前面
開口を開閉する扉と共に引き出し自在に野菜容器を設
け、野菜容器の上方近傍に野菜容器の上面開口の大半を
覆うように配置され冷蔵室への冷気供給通路の冷気によ
って上面から冷却される蓄冷剤を配置し、野菜容器内の
冷却は蓄冷剤による冷気の自然対流によるもの。
出し自在に野菜容器を設け、野菜容器内を野菜室を循環
する冷気によって間接冷却するものも、閉扉状態でも野
菜容器の上面開口は若干の隙間が存在し野菜が乾燥す
る。冷気の一部を野菜容器内へ導入する直接・間接折衷
方式では、更に野菜が乾燥する。本発明は、野菜容器内
の湿度維持ができ、野菜容器内の野菜の乾燥を抑制し
て、野菜の鮮度維持が長く行える冷蔵庫を提供するもの
である。 【解決手段】 前面開口の冷蔵庫本体内の野菜室に前面
開口を開閉する扉と共に引き出し自在に野菜容器を設
け、野菜容器の上方近傍に野菜容器の上面開口の大半を
覆うように配置され冷蔵室への冷気供給通路の冷気によ
って上面から冷却される蓄冷剤を配置し、野菜容器内の
冷却は蓄冷剤による冷気の自然対流によるもの。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、前面開口の冷蔵庫
本体内に冷蔵室とその下方に野菜室を形成した冷蔵庫に
関する。 【０００２】 【従来の技術】前面開口の冷蔵庫本体内に冷蔵室とその
下方に野菜室を形成した冷蔵庫が存在する。この冷蔵庫
において、野菜室には野菜室の前面開口を開閉する扉と
共に引き出し自在に野菜容器が設けられ、冷却器で冷却
した冷気を送風機によって前記冷蔵室へ供給し、冷蔵室
を通過した冷気が野菜室へ供給され、野菜容器を周囲か
ら冷却する間接冷却方式と、冷気を一部野菜容器内へ供
給する直接・間接折衷方式とがある。このいずれの方式
も、野菜容器内の野菜が乾燥し難い状況で所定温度に冷
却するものである。 【０００３】しかし、前者の間接冷却方式でも、野菜容
器は扉と共に引き出し自在であるため、扉を閉めた状態
でも野菜容器の上面開口は若干の隙間が存在し、この隙
間から野菜の乾燥が行われる。また、後者の直接・間接
折衷方式では循環冷気が野菜容器内に侵入するため、更
に野菜が乾燥する。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、この点に鑑
みて、野菜容器は扉と共に野菜室の前方へ引き出し自在
にした使用し易い構成において、温度変化が少ない状況
下で野菜容器内の湿度を維持して、野菜容器内の野菜の
乾燥を抑制し、野菜の鮮度維持が長く行える冷蔵庫を提
供するものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、前面
開口の冷蔵庫本体内に冷蔵室とその下に野菜室を形成
し、野菜室には野菜室の前面開口を開閉する扉と共に引
き出し自在に野菜容器が設けられ、冷却器で冷却した冷
気を送風機によって前記冷蔵室へ供給する冷気供給通路
を有し、前記野菜容器の上方近傍に前記野菜容器の上面
開口の大半を覆うように配置され前記冷気供給通路を流
れる冷気によって上面から冷却される蓄冷剤を配置した
ことを特徴とする。 【０００６】これによって、野菜容器は扉と共に野菜室
の前方へ引き出し自在にした使用し易い構成としても、
扉を閉めた状態では野菜容器内の冷却は蓄冷剤による冷
気の自然対流であり、野菜容器内の湿度維持ができ、野
菜容器内の野菜の乾燥を抑制して、野菜の鮮度維持が長
く行える冷蔵庫となる。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、本発明の冷蔵庫について説
明する。図１乃び図２は本発明の冷蔵庫の実施形態を示
しており、図１は冷蔵庫の縦断側面図、図２は冷蔵庫本
体の正面視での冷気吹き出し口と吸込み口の配置図であ
る。 【０００８】これらの図において、１は冷却貯蔵庫の一
つである冷蔵庫であり、全面開口の本体２内を区画して
複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開
閉できる構成である。冷蔵庫本体２は、外箱（外壁板）
と内箱（内壁板）との間に発泡断熱材を充填した断熱構
造である。冷蔵庫本体２内には、上から冷蔵室３、野菜
室４、上冷凍室５、下冷凍室６が区画して設けられ、冷
蔵室３内の底部にはその上方の冷蔵室３と区画板（区画
壁）８にて区画された特定低温室９が設けられている。
上冷凍室５は冷気量調節装置を手動操作して冷蔵室とす
ることもできるので、切り替え室と称することもでき
る。 【０００９】冷蔵室３の前面開口は、冷蔵庫本体２の一
側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動
式の冷蔵室扉１０にて閉塞される。野菜室４の前面開口
は、野菜室４内に設けた左右のレール又はローラ装置３
８によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器
１５と共に前方へ引き出される引き出し式扉１１にて閉
塞されている。上冷凍室５と下冷凍室６はそれぞれ野菜
室４と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対し
て、それぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器１
６、１７と共に前方へ引き出される引き出し式扉１２、
１３にて閉塞されている。 【００１０】２４は冷凍システムの冷媒の圧縮機、２５
は冷凍システムの冷媒の凝縮器である。２６は凝縮器２
５の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿
であり、凝縮器２５上に載置して冷凍冷蔵庫本体２の前
面下部から引き出し自在である。圧縮機２４、凝縮器２
５、蒸発皿２６は、冷蔵庫本体２の下部に設けた機械室
２８に設置されている。２９、３０は冷凍システムの冷
媒の蒸発器（冷却器）である。３１は第１蒸発器（冷却
器）２９で冷却した冷気を上冷凍室５及び下冷凍室６へ
循環する第１送風機、３２は第２蒸発器（冷却器）３０
で冷却した冷気を冷蔵室３及び特定低温室９へ循環する
第２送風機である。３３は第１蒸発器（冷却器）２９の
除霜用ガラス管ヒータ、３４は、第２蒸発器（冷却器）
３０の除霜用ガラス管ヒータである。第１蒸発器（冷却
器）２９及び第２蒸発器（冷却器）３０の除霜水は排水
管を通って蒸発皿２６へ導かれてそこで蒸発する。 【００１１】第２蒸発器（冷却器）３０で冷却された冷
気は、第２送風機３２によって冷蔵室上部冷気供給通路
３５Ａ、冷蔵室背部冷気供給通路３５Ｂ、冷蔵室下部冷
気供給通路３５Ｃを通ってそれぞれ対応する冷気吹き出
し口３６、３９、３９Ａから冷蔵室３へ供給され、冷気
吸込み口４２から再び第２蒸発器（冷却器）３０へ帰還
する循環をする。第１蒸発器（冷却器）２９で冷却した
冷気は、第１送風機３１によって矢印のように循環して
上冷凍室５と下冷凍室６を所定温度に冷却する。 【００１２】４０は蓄冷剤であり、冷気供給通路３５Ｃ
と野菜室４とを仕切るように、野菜容器１５の上方近傍
において野菜容器１５の上面開口の大半を覆うように配
置され、冷気供給通路３５Ｃを流れる冷気によって上面
から冷却される。野菜室４は上壁に蓄冷剤４０を配置し
前面を扉１１で閉塞した密閉室であり、これによって野
菜室４の湿度保持ができる。蓄冷剤４０は野菜容器１５
の上面開口を広く覆うことによって野菜容器１５内は、
蓄冷剤４０による冷気の自然対流による冷気循環によっ
て所定温度に冷却できる。好ましい形態としては、野菜
容器１５の上面開口の大半、即ち半分以上を覆う大きさ
とする。 【００１３】第２蒸発器（冷却器）３０で冷却された冷
気は、第２送風機３２によって冷蔵室３へ循環するが野
菜室４へは循環されず、野菜容器１５内は蓄冷剤４０に
よって冷却された冷気の自然対流による冷気循環によっ
て所定温度に冷却される。このように、野菜容器１５内
は冷蔵室３及び冷気供給通路１５Ｃ、更に下方の冷凍室
５から独立して蓄冷剤４０にて冷却される。 【００１４】このような構成において、各室の温度は、
冷蔵室３が約３〜４℃、野菜室４及び野菜容器１５内が
約４〜６℃に保たれ、上冷凍室８と下冷凍室９が約−１
８℃〜−２０℃である。また、冷蔵室扉１０の内側に設
けた貯蔵棚３７上は５〜８℃である。特定低温室９は、
０℃よりも高い約１℃のチルド室であったり、０℃より
も低く食品の凍結温度よりも高い約０〜−１℃の氷温室
であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成され
る程度の約−４℃の部分凍結室であったりする。このよ
うに特定低温室９は、食品を特定の温度領域内で冷却保
存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制
御が要求される。 【００１５】野菜室４内の冷却効果をより向上させるた
めに、野菜室４内の背面には上部が蓄冷剤４０に当接し
て冷却されるアルミニウム板で構成した冷却板４１を設
けることができる。この冷却板４１の冷却を更に向上さ
せるためには、図１のように冷気供給通路３５Ｃを流れ
る冷気によって冷却されるように、冷却板４１の上部を
冷気供給通路３５Ｃに配置する。更に、この冷却板４１
の上部は蓄冷剤４０の上面に当接させると共に冷気供給
通路３５Ｃに配置して、冷気供給通路３５Ｃを流れる冷
気と蓄冷剤４０にて冷却することもできる。 【００１６】このように、第２蒸発器（冷却器）３０で
冷却された冷気は、第２送風機３２によって冷蔵室３へ
循環するが野菜室４へは循環されず、野菜室４と野菜容
器１５内は、蓄冷剤４０によって冷却された冷気の自然
対流による冷気循環によって所定温度に冷却されるた
め、温度変化が少ない状況におかれ、野菜室４と野菜容
器１５内は高湿度に保たれ、野菜容器１５内の野菜の乾
燥が抑制されて野菜の鮮度保持が良好となる。また、冷
却板４１を設けることによって、容積の大きな野菜室４
を構成することが容易となり、その場合にも高湿度状況
下で野菜の鮮度低下を抑制した保存ができる。何れの場
合も、野菜容器１５を前方へ引き出し自在に構成した冷
蔵庫として効果がある。 【００１７】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲を逸脱しない部分における種種
の実施形態を包含するものである。 【００１８】 【発明の効果】本発明によれば、冷却器で冷却され送風
機で冷蔵室へ循環する冷気は蓄冷剤を冷却するが野菜室
へは循環されず、冷蔵室へ循環する冷気で冷却された蓄
冷剤によって冷却された冷気によって野菜容器内は所定
温度に冷却されるため、温度変化が少ない状況で野菜室
と野菜容器内は高湿度に保たれ、野菜容器内の野菜の乾
燥が抑制されて野菜の鮮度保持が良好となる。このた
め、野菜容器を前方へ引き出し自在に構成した冷蔵庫に
適用して効果がある。 【００１９】また、冷却板を野菜室の背面部に設けるこ
とによって、容積の大きな野菜室を構成することが容易
となり、その場合にも高湿度状況下で野菜の鮮度低下を
抑制した保存ができる。
本体内に冷蔵室とその下方に野菜室を形成した冷蔵庫に
関する。 【０００２】 【従来の技術】前面開口の冷蔵庫本体内に冷蔵室とその
下方に野菜室を形成した冷蔵庫が存在する。この冷蔵庫
において、野菜室には野菜室の前面開口を開閉する扉と
共に引き出し自在に野菜容器が設けられ、冷却器で冷却
した冷気を送風機によって前記冷蔵室へ供給し、冷蔵室
を通過した冷気が野菜室へ供給され、野菜容器を周囲か
ら冷却する間接冷却方式と、冷気を一部野菜容器内へ供
給する直接・間接折衷方式とがある。このいずれの方式
も、野菜容器内の野菜が乾燥し難い状況で所定温度に冷
却するものである。 【０００３】しかし、前者の間接冷却方式でも、野菜容
器は扉と共に引き出し自在であるため、扉を閉めた状態
でも野菜容器の上面開口は若干の隙間が存在し、この隙
間から野菜の乾燥が行われる。また、後者の直接・間接
折衷方式では循環冷気が野菜容器内に侵入するため、更
に野菜が乾燥する。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、この点に鑑
みて、野菜容器は扉と共に野菜室の前方へ引き出し自在
にした使用し易い構成において、温度変化が少ない状況
下で野菜容器内の湿度を維持して、野菜容器内の野菜の
乾燥を抑制し、野菜の鮮度維持が長く行える冷蔵庫を提
供するものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、前面
開口の冷蔵庫本体内に冷蔵室とその下に野菜室を形成
し、野菜室には野菜室の前面開口を開閉する扉と共に引
き出し自在に野菜容器が設けられ、冷却器で冷却した冷
気を送風機によって前記冷蔵室へ供給する冷気供給通路
を有し、前記野菜容器の上方近傍に前記野菜容器の上面
開口の大半を覆うように配置され前記冷気供給通路を流
れる冷気によって上面から冷却される蓄冷剤を配置した
ことを特徴とする。 【０００６】これによって、野菜容器は扉と共に野菜室
の前方へ引き出し自在にした使用し易い構成としても、
扉を閉めた状態では野菜容器内の冷却は蓄冷剤による冷
気の自然対流であり、野菜容器内の湿度維持ができ、野
菜容器内の野菜の乾燥を抑制して、野菜の鮮度維持が長
く行える冷蔵庫となる。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、本発明の冷蔵庫について説
明する。図１乃び図２は本発明の冷蔵庫の実施形態を示
しており、図１は冷蔵庫の縦断側面図、図２は冷蔵庫本
体の正面視での冷気吹き出し口と吸込み口の配置図であ
る。 【０００８】これらの図において、１は冷却貯蔵庫の一
つである冷蔵庫であり、全面開口の本体２内を区画して
複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開
閉できる構成である。冷蔵庫本体２は、外箱（外壁板）
と内箱（内壁板）との間に発泡断熱材を充填した断熱構
造である。冷蔵庫本体２内には、上から冷蔵室３、野菜
室４、上冷凍室５、下冷凍室６が区画して設けられ、冷
蔵室３内の底部にはその上方の冷蔵室３と区画板（区画
壁）８にて区画された特定低温室９が設けられている。
上冷凍室５は冷気量調節装置を手動操作して冷蔵室とす
ることもできるので、切り替え室と称することもでき
る。 【０００９】冷蔵室３の前面開口は、冷蔵庫本体２の一
側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動
式の冷蔵室扉１０にて閉塞される。野菜室４の前面開口
は、野菜室４内に設けた左右のレール又はローラ装置３
８によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器
１５と共に前方へ引き出される引き出し式扉１１にて閉
塞されている。上冷凍室５と下冷凍室６はそれぞれ野菜
室４と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対し
て、それぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器１
６、１７と共に前方へ引き出される引き出し式扉１２、
１３にて閉塞されている。 【００１０】２４は冷凍システムの冷媒の圧縮機、２５
は冷凍システムの冷媒の凝縮器である。２６は凝縮器２
５の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿
であり、凝縮器２５上に載置して冷凍冷蔵庫本体２の前
面下部から引き出し自在である。圧縮機２４、凝縮器２
５、蒸発皿２６は、冷蔵庫本体２の下部に設けた機械室
２８に設置されている。２９、３０は冷凍システムの冷
媒の蒸発器（冷却器）である。３１は第１蒸発器（冷却
器）２９で冷却した冷気を上冷凍室５及び下冷凍室６へ
循環する第１送風機、３２は第２蒸発器（冷却器）３０
で冷却した冷気を冷蔵室３及び特定低温室９へ循環する
第２送風機である。３３は第１蒸発器（冷却器）２９の
除霜用ガラス管ヒータ、３４は、第２蒸発器（冷却器）
３０の除霜用ガラス管ヒータである。第１蒸発器（冷却
器）２９及び第２蒸発器（冷却器）３０の除霜水は排水
管を通って蒸発皿２６へ導かれてそこで蒸発する。 【００１１】第２蒸発器（冷却器）３０で冷却された冷
気は、第２送風機３２によって冷蔵室上部冷気供給通路
３５Ａ、冷蔵室背部冷気供給通路３５Ｂ、冷蔵室下部冷
気供給通路３５Ｃを通ってそれぞれ対応する冷気吹き出
し口３６、３９、３９Ａから冷蔵室３へ供給され、冷気
吸込み口４２から再び第２蒸発器（冷却器）３０へ帰還
する循環をする。第１蒸発器（冷却器）２９で冷却した
冷気は、第１送風機３１によって矢印のように循環して
上冷凍室５と下冷凍室６を所定温度に冷却する。 【００１２】４０は蓄冷剤であり、冷気供給通路３５Ｃ
と野菜室４とを仕切るように、野菜容器１５の上方近傍
において野菜容器１５の上面開口の大半を覆うように配
置され、冷気供給通路３５Ｃを流れる冷気によって上面
から冷却される。野菜室４は上壁に蓄冷剤４０を配置し
前面を扉１１で閉塞した密閉室であり、これによって野
菜室４の湿度保持ができる。蓄冷剤４０は野菜容器１５
の上面開口を広く覆うことによって野菜容器１５内は、
蓄冷剤４０による冷気の自然対流による冷気循環によっ
て所定温度に冷却できる。好ましい形態としては、野菜
容器１５の上面開口の大半、即ち半分以上を覆う大きさ
とする。 【００１３】第２蒸発器（冷却器）３０で冷却された冷
気は、第２送風機３２によって冷蔵室３へ循環するが野
菜室４へは循環されず、野菜容器１５内は蓄冷剤４０に
よって冷却された冷気の自然対流による冷気循環によっ
て所定温度に冷却される。このように、野菜容器１５内
は冷蔵室３及び冷気供給通路１５Ｃ、更に下方の冷凍室
５から独立して蓄冷剤４０にて冷却される。 【００１４】このような構成において、各室の温度は、
冷蔵室３が約３〜４℃、野菜室４及び野菜容器１５内が
約４〜６℃に保たれ、上冷凍室８と下冷凍室９が約−１
８℃〜−２０℃である。また、冷蔵室扉１０の内側に設
けた貯蔵棚３７上は５〜８℃である。特定低温室９は、
０℃よりも高い約１℃のチルド室であったり、０℃より
も低く食品の凍結温度よりも高い約０〜−１℃の氷温室
であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成され
る程度の約−４℃の部分凍結室であったりする。このよ
うに特定低温室９は、食品を特定の温度領域内で冷却保
存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制
御が要求される。 【００１５】野菜室４内の冷却効果をより向上させるた
めに、野菜室４内の背面には上部が蓄冷剤４０に当接し
て冷却されるアルミニウム板で構成した冷却板４１を設
けることができる。この冷却板４１の冷却を更に向上さ
せるためには、図１のように冷気供給通路３５Ｃを流れ
る冷気によって冷却されるように、冷却板４１の上部を
冷気供給通路３５Ｃに配置する。更に、この冷却板４１
の上部は蓄冷剤４０の上面に当接させると共に冷気供給
通路３５Ｃに配置して、冷気供給通路３５Ｃを流れる冷
気と蓄冷剤４０にて冷却することもできる。 【００１６】このように、第２蒸発器（冷却器）３０で
冷却された冷気は、第２送風機３２によって冷蔵室３へ
循環するが野菜室４へは循環されず、野菜室４と野菜容
器１５内は、蓄冷剤４０によって冷却された冷気の自然
対流による冷気循環によって所定温度に冷却されるた
め、温度変化が少ない状況におかれ、野菜室４と野菜容
器１５内は高湿度に保たれ、野菜容器１５内の野菜の乾
燥が抑制されて野菜の鮮度保持が良好となる。また、冷
却板４１を設けることによって、容積の大きな野菜室４
を構成することが容易となり、その場合にも高湿度状況
下で野菜の鮮度低下を抑制した保存ができる。何れの場
合も、野菜容器１５を前方へ引き出し自在に構成した冷
蔵庫として効果がある。 【００１７】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲を逸脱しない部分における種種
の実施形態を包含するものである。 【００１８】 【発明の効果】本発明によれば、冷却器で冷却され送風
機で冷蔵室へ循環する冷気は蓄冷剤を冷却するが野菜室
へは循環されず、冷蔵室へ循環する冷気で冷却された蓄
冷剤によって冷却された冷気によって野菜容器内は所定
温度に冷却されるため、温度変化が少ない状況で野菜室
と野菜容器内は高湿度に保たれ、野菜容器内の野菜の乾
燥が抑制されて野菜の鮮度保持が良好となる。このた
め、野菜容器を前方へ引き出し自在に構成した冷蔵庫に
適用して効果がある。 【００１９】また、冷却板を野菜室の背面部に設けるこ
とによって、容積の大きな野菜室を構成することが容易
となり、その場合にも高湿度状況下で野菜の鮮度低下を
抑制した保存ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明冷蔵庫の縦断側面図である。
【図２】本発明冷蔵庫の冷蔵庫本体の正面視での冷気吹
き出し口と吸込み口の配置図である。 【符号の説明】 １……冷蔵庫 ２……冷蔵庫本体 ３……冷蔵室 ４……野菜室 １５……野菜容器 ３０……冷却器 ３２……送風機 ３５Ｃ……冷気供給通路 ４０……蓄冷剤 ４１……冷却板
き出し口と吸込み口の配置図である。 【符号の説明】 １……冷蔵庫 ２……冷蔵庫本体 ３……冷蔵室 ４……野菜室 １５……野菜容器 ３０……冷却器 ３２……送風機 ３５Ｃ……冷気供給通路 ４０……蓄冷剤 ４１……冷却板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 前面開口の冷蔵庫本体内に冷蔵室とその
下方に野菜室を形成し、野菜室には野菜室の前面開口を
開閉する扉と共に引き出し自在に野菜容器が設けられ、
冷却器で冷却した冷気を送風機によって前記冷蔵室へ供
給する冷気供給通路を有し、前記野菜容器の上方近傍に
前記野菜容器の上面開口の大半を覆うように配置され前
記冷気供給通路を流れる冷気によって上面から冷却され
る蓄冷剤を配置したことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002087470A JP2003287365A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002087470A JP2003287365A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003287365A true JP2003287365A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29233648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002087470A Pending JP2003287365A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003287365A (ja) |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087470A patent/JP2003287365A/ja active Pending
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