JP2004061085A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Norimasa Machida
町田 典正
Junichi Furukawa
布留川 純一
Kyoya Tateno
舘野 恭也
Hiroshi Nishi
西 比呂志
Akihiro Nishida
西田 明広
Motoyuki Murakoso
村社 基幸
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】最近、野菜室の低温化によって貯蔵野菜等の鮮度維持期間を長くする研究がある。その場合、野菜室の温度を従来の平均5℃よりも更に低い平均3℃程度にすることによって、貯蔵される野菜等の貯蔵期間を長くしようとするものである。野菜室の温度を低くするということは、冷媒圧縮機を含む冷凍装置の運転時間が長くなり、消費電力の増加を伴うため、野菜室を連続してより低い温度に維持することは好ましくない。本発明は、このような点に鑑みて経済的な運転が可能な冷蔵庫を提供するものである。
【解決手段】野菜室へは冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とを備え、冷気可変量供給通路には通路開閉又は供給冷気量増減を行う切り換え装置を設けて、野菜室を高い貯蔵温度状態と低い貯蔵温度状態とに切り換えるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却器で冷却された冷気が送風機によって野菜室へ循環する冷蔵庫であって、前記野菜室の温度が切り換え可能な冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫本体内に、上から冷蔵室、野菜室、上冷凍室、下冷凍室が区画されて設けられ、冷蔵室と野菜室へは第1冷却器で冷却した冷気を第1送風機で循環し、上冷凍室と下冷凍室へは第2冷却器で冷却した冷気を第2送風機で循環する方式の冷蔵庫が存在する。
【0003】
このような冷蔵庫において、通常、冷蔵室が約3〜4℃、野菜室が約4〜6℃(平均5℃)、上冷凍室と下冷凍室が約−18℃〜−20℃の保たれるように循環冷気量を調節している。ところが、最近、野菜室の低温化によって貯蔵野菜等の鮮度維持期間を長くする研究がある。その場合、野菜室の温度を従来の平均5℃よりも更に低い平均3℃程度にすることによって、貯蔵される野菜等の貯蔵期間を長くしようとするものである。しかし、野菜室の温度を低くするということは、冷媒圧縮機を含む冷凍装置の運転時間が長くなり、消費電力の増加を伴うため、野菜室を連続してより低い温度に維持することは好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような点に鑑みて、経済的な運転が可能なように、野菜室の温度を従来の温度状態のように高めの温度状態、例えば平均5℃の温度状態と、更に低めの温度状態、例えば平均3℃の温度状態に保つことが出来るように切り換えできる切り換え装置を備えた冷蔵庫を提供するものである。
【0005】
その場合、切り換え操作を誤っても、前記高めの温度状態よりも更に高い温度状態にならない構成とすることによって、貯蔵野菜の傷みが激しい状態とならず、通常の貯蔵温度状態が維持できる冷蔵庫を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題解決のために、冷却器で冷却された冷気が送風機によって野菜室へ循環する冷蔵庫において、前記野菜室へは冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とを備え、前記冷気可変量供給通路には通路開閉又は供給冷気量増減を行う切り換え装置を設け、前記切り換え装置による通路閉止又は供給冷気量減少状態において前記野菜室は高い貯蔵温度状態となり、前記切り換え装置による通路開放又は供給冷気量増加状態において前記野菜室は低い貯蔵温度状態となることを特徴とする冷蔵庫である。
【0007】
これによって、野菜室の温度を従来の温度状態のような比較的高めの温度状態、例えば平均5℃の温度状態と、更に低めの温度状態、例えば平均3℃の温度状態に保つことが出来るように切り換え可能であるが、その場合、野菜室への冷気供給は、冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とによって行われるため、切り換え操作を誤っても、貯蔵に適した高めの温度状態よりも更に高い温度状態にならないため、貯蔵野菜の傷みが激しい状態とならず、通常の貯蔵温度状態が維持できるものである。
【0008】
また、前記切り換え装置は、前記野菜室の上に配置された冷蔵室奥の庫内面に操作可能に設けた手動切り換えレバーによって前記冷気可変量供給通路の開閉又は前記冷気可変量供給通路を通る供給冷気量の増減を行う制御板を備えたことを特徴とする。
【0009】
これによって、手動切り換えレバーによって制御板を作動させて冷気可変量供給通路の開閉又は前記冷気可変量供給通路を通る供給冷気量の増減を行うことができ、操作が簡単である。手動切り換えレバーを野菜室内に設けた場合には、そのための空間が必要となって大きな容積の野菜容器を設けることができず、野菜室の有効貯蔵容積が減少する。また、野菜容器を野菜室扉と共に引き出し式とした場合には、手動切り換えレバーを野菜室内に設けることが困難となるが、本発明では手動切り換えレバーを野菜室の上に配置された冷蔵室奥の庫内面に操作可能に設けたことにより、それらの問題も解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。各図は本発明の実施形態を示しており、図1は本発明の冷蔵庫の縦断側面図、図2は本発明の切り換え装置部分の縦断側面図、図3は本発明の切り換え装置の分解斜視図、図4は本発明冷蔵庫の本体の正面図、図5は本発明の冷蔵庫の正面図、図6は本発明冷蔵庫のダクト構成部分の分解斜視図である。
【0011】
本発明の冷却貯蔵庫を図に基づき説明する。ここで、1は本発明の冷却貯蔵庫の一つである冷蔵庫であり、全面開口の本体2内を区画して複数の貯蔵室を形成し、これら各貯蔵室の前面は扉で開閉できる構成である。冷蔵庫本体2は、外箱(外壁板)2Aと内箱(内壁板)2Bとの間に発泡断熱材2Cを充填した断熱構造である。冷蔵庫本体2内には、上から冷蔵室3、野菜室4、上冷凍室5と製氷室7、下冷凍室6が区画されて設けられ、冷蔵室3内の底部にはその上方の冷蔵室3と区画板(区画壁)8にて区画された特定低温室9が設けられている。上冷凍室5は冷気量調節装置を手動操作して冷蔵室とすることもできるので、切り換え室と称することもできる。
【0012】
冷蔵室3の前面開口は、冷蔵庫本体2の一側部にヒンジ装置にて横方向に回動して開閉される回動式の冷蔵室扉10にて閉塞される。野菜室4の前面開口は、野菜室4内に設けた左右のレール又はローラ装置21によって前後方向へ引き出し可能に支持した野菜容器15と共に前方へ引き出される引き出し式扉11にて閉塞されている。上冷凍室5と下冷凍室6はそれぞれ野菜室4と同様に、冷凍室内に設けた左右のレールに対して、それぞれ前後方向へ引き出し可能に支持した容器16、17と共に前方へ引き出される引き出し式扉12、13にて閉塞されている。
【0013】
製氷室7内には、上部に自動製氷機18を設けその下部に貯氷容器19を配置している。貯氷容器19は、野菜室4と同様に、製氷室7内の左右壁に設けた左右のレールに対してそれぞれ前後方向へ引き出し可能に支持されており、製氷室7の前面開口を開閉する引き出し式扉14と共に前方へ引き出される仕組みである。20は自動製氷機18へ供給する製氷用水を貯める給水容器であり、冷蔵室3内において特定低温室9の横に形成した小室に配置されており、冷蔵室3の前面扉10を開いて前方へ取り出し自在である。製氷用水は給水容器20からポンプによって吸い上げられて給水パイプを介して自動製氷機18の製氷皿22へ供給される。
【0014】
24は冷凍システムの冷媒の圧縮機、25は冷凍システムの冷媒の凝縮器である。26は凝縮器25の熱によって後述の除霜水を蒸発させるための蒸発皿であり、凝縮器25上に載置して冷蔵庫本体2の前面下部から引き出し自在である。
圧縮機24、凝縮器25、蒸発皿26は、冷蔵庫本体2の下部に設けた機械室28に設置されている。29、30は冷凍システムの冷媒の蒸発器(冷却器)である。31は第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気を上冷凍室5、下冷凍室6及び製氷室7へ循環する第1送風機、32は第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を冷蔵室3、野菜室4及び特定低温室9へ循環する第2送風機である。33は第1蒸発器(冷却器)29の除霜用ガラス管ヒータ、34は、第2蒸発器(冷却器)30の除霜用ガラス管ヒータである。第1蒸発器(冷却器)29及び第2蒸発器(冷却器)30の除霜水は排水管を通って蒸発皿26へ導かれてそこで蒸発する。35は第2蒸発器(冷却器)30で冷却された冷気が第2送風機32から導かれる冷気ダクトであり、冷蔵室3の上壁に幅広く配置されその前端は冷蔵室3の前面開口部の上面に形成した冷気吹き出し口36へ連通している。この冷気吹き出し口36から吹き出す冷気は、冷蔵室3の前面開口部を矢印のように上から下へ流れる冷気カーテン37を形成する。第1蒸発器(冷却器)29で冷却した冷気と第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、夫々第1送風機31及び第2送風機32によって矢印のように循環して各室を所定温度に冷却する。
【0015】
このような構成において、各室の温度は、冷蔵室3が約3〜4℃、野菜室4が約4〜6℃に保たれ、上冷凍室5と下冷凍室6と更に製氷室7が約−18℃〜−20℃である。また、冷蔵室扉10の内側に設けた貯蔵棚38上は5〜8℃である。特定低温室9は、0℃よりも高い約1℃のチルド室であったり、0℃よりも低く食品の凍結温度よりも高い約0〜−1℃の氷温室であったり、また、食品の表面に薄い氷の層が形成される程度の約−4℃の部分凍結室であったりする。このように特定低温室9は、食品を特定の温度領域内で冷却保存するためのものであり、他の室に比して厳しい温度制御が要求される。
【0016】
第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気を第2送風機32によって冷蔵室3と野菜室4とに循環させる冷気循環経路の形成に関し、冷蔵室3の背面部には図6に示すダクト構成を設けている。これにおいて、40は冷蔵室3の背面板、41は冷気通路部材である第1ダクト部材、42は冷気通路部材である第2ダクト部材である。第2ダクト部材42は発泡スチロールにて成形されていて、背面板40の裏側に形成した左右一対のリブ間に嵌り合って保持されている。背面板40、第1ダクト部材41及び第2ダクト部材42は組み合わされて冷気通路43A、43Bを形成する冷気通路部材を構成する。このため、背面板40と第1ダクト部材41との組み合わせによって、第1ダクト部材41と第2ダクト部材42との間に冷蔵室3の背面板40の裏側に左右に配置された冷気通路43A、43Bが形成される。44は冷蔵室3の天井板45の上面に配置されて天井板45と共に冷気ダクト35を形成する冷気通路部材としてのダクト部材である。
【0017】
第2蒸発器(冷却器)30で冷却した冷気は、第2送風機32によって冷蔵室3と野菜室4とに循環される。その経路は、第2送風機32を通過した冷気は、一部が前方の供給口46から冷気ダクト35を通って冷気吹き出し口36から吹き出す。また第2送風機32を通過した冷気の他の部分は、冷蔵室3の背面板40の裏側の左右の冷気通路43A、43Bを通って、冷蔵室3の背面板40に形成した冷気吹き出し口39から冷蔵室3へ吹き出し、冷気通路43A、43Bを更に下方へ流れつつ一部分の冷気が冷気吹き出し口39Aから特定低温室9へ吹き出す。
【0018】
左右の冷気通路43A、43Bを更に下方へ流れた冷気は、冷気出口50から冷蔵室3と野菜室4との間に形成した冷気通路51へ供給される。冷気通路51は、冷蔵室3と野菜室4との間の仕切り板52と野菜室4の天井板53との間に形成される。仕切り板52は冷蔵室3の底壁を構成しており、野菜室4の天井板53は、野菜容器15の上面開口を略塞ぐ位置に配置されており、野菜室4の前方へ取り外し可能に野菜室4の左右壁に支持している。
【0019】
冷気通路51へ供給された冷気は、冷気通路51を前方へ流れて前端の出口54から野菜室4へ流下し、野菜容器15と扉11との間に形成された空間から野菜容器15の周囲に形成された空間を通って、野菜室4の背面に形成した冷気吸い込み口55から吸い込まれる。冷蔵室3の冷気の一部は、仕切り板52の形成した吸い込み口56から冷気通路51へ流入する。
【0020】
冷蔵室3の裏側の左右冷気通路43A、43Bの間には、背面板40と本体2との間に冷気帰還通路57が形成されている。冷蔵室3と特定低温室9を冷却した冷気は、背面板40の下部に形成した冷気吸い込み口又は、仕切り板52の後部に形成した冷気吸い込み口から冷気帰還通路57へ流れて、第2蒸発器(冷却器)30の下側へ流入し、再び第2蒸発器(冷却器)30によって冷却される。
【0021】
野菜室4の冷気は、冷気吸い込み口55から吸い込まれて冷気帰還通路57へ流れ、第2蒸発器(冷却器)30の下側へ流入して、再び第2蒸発器(冷却器)30によって冷却される循環をする。
【0022】
本発明では、野菜室4の温度を従来の温度状態のような平均5℃程度の比較的高い温度状態と、更に低い平均3℃程度の比較的低い温度状態とに切り換えできる構成である。このため、野菜室4へは冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とを備える。冷気通路43A、43Bの一方の冷気通路43Aが冷気定量供給通路を構成し、冷気通路43Bが冷気可変量供給通路を構成する。
【0023】
冷気可変量供給通路43Bには通路開閉又は供給冷気量増減を行う切り換え装置60を設け、切り換え装置60による通路閉止又は供給冷気量減少状態において、野菜室4は高い貯蔵温度状態となり、切り換え装置60による通路開放又は供給冷気量増加状態において、野菜室4は低い貯蔵温度状態となる。
【0024】
切り換え装置60は、冷蔵室3の奥の庫内面、即ち、冷蔵室3の背面板40に形成した開口61から冷蔵室3内へ突出するように設けた手動切り換えレバー62と、手動切り換えレバー62によって、冷気可変量供給通路43Bの開閉又は冷気可変量供給通路43Bを通る供給冷気量の増減を行う制御板63を備えている。手動切り換えレバー62の動作は作動板65を介して制御板63に伝達される。その構造は、手動切り換えレバー62の後方へ延びた作動棒64が作動板65の斜め溝66に緩く嵌り合っており、作動板65の下端と制御板63とは軸部70で回動可能に結合されている。これによって、手動切り換えレバー62を左右に動かすことによって作動板65が上下動し、それによって制御板63が軸67を中心にして上下に回動する。この制御板63の回動によって、冷気可変量供給通路43Bが開閉され、又は冷気可変量供給通路43Bの横断面積を可変してそこを通る供給冷気量の増減を行う。
【0025】
制御板63が冷気可変量供給通路43Bを開閉する方式では、手動切り換えレバー62の操作によって、制御板63が冷気可変量供給通路43Bを閉じると、野菜室4への冷気供給は、冷気可変量供給通路43Bからの漏れ冷気を無視すれば冷気定量供給通路43Aのみからの供給となり、野菜室4の温度は従来の温度状態のような平均5℃程度の通常の貯蔵温度状態となる。一方、制御板63が冷気可変量供給通路43Bを開いた状態では、野菜室4への冷気供給は、冷気定量供給通路43Aからの供給冷気に加えて冷気可変量供給通路43Bからの冷気供給が行われるため、野菜室4の温度は更に低い平均3℃程度の比較的低い温度状態となる。
【0026】
制御板63が冷気可変量供給通路43Bを通る供給冷気量を増減する方式では、手動切り換えレバー62の操作によって、制御板63が冷気可変量供給通路43Bを通る供給冷気量を減少すると、野菜室4への冷気供給は、冷気可変量供給通路43Bからの冷気量が減少して、主として冷気定量供給通路43Aからの供給となり、野菜室4の温度は従来の温度状態のような平均5℃程度の通常の貯蔵温度状態となる。一方、制御板63が冷気可変量供給通路43Bを通る供給冷気量を増加すると、野菜室4への冷気供給は、冷気定量供給通路43Aからの供給冷気に加えて冷気可変量供給通路43Bからの増加した冷気供給が行われ、野菜室4の温度は更に低い平均3℃程度の比較的低い温度状態となる。
【0027】
野菜室4の温度は、上記のような二通りの切り換えに加えて複数段階に切り換えできる構成とすることも出来るが、実際の使用においては、野菜室4の温度はあまり多くの温度帯の切り換えする必要もないため、一般的には上記のような二通りの切り換えで実用上差し支えない。切り換え装置60の構造は、上記の構造に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でもって、種々の構造でもって上記同様の作用を達成できるものであればよい。
【0028】
手動切り換えレバー62が臨む開口61は、冷蔵室3奥の左右何れかの側の下部に設けることによって、冷蔵室3に貯蔵する物品の邪魔にならない。実施形態では、背面板40の右側において区画板(区画壁)8の上面に近接した部分に設けている。また、開口61の周囲には、冷蔵室3側へ突出したフランジ69を形成し、手動切り換えレバー62は、このフランジ69よりも張り出さないように若干奥まった位置まで冷蔵室3側へ向けて突出配置することによって、冷蔵室3に貯蔵される物品の当接による作動を防止できる。
【0029】
このように、冷蔵室3に貯蔵する物品の邪魔にならず、しかも冷蔵室3内からの操作が容易である。そして、野菜容器15を野菜室扉11と共に引き出し式とした場合には、手動切り換えレバー62を野菜室4内に設けることが困難となるが、その問題も解決する。また、手動切り換えレバー62を野菜室4内に設けた場合に生じる野菜室4の有効貯蔵容積の減少がなく、大きな容積の野菜容器15を設けることができる。
【0030】
また、本発明は、上記実施形態の冷蔵庫に限定されず、種々の形態の冷蔵庫に適用でき、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、野菜室の温度を従来の温度状態のような比較的高い温度状態と、更に低い温度状態、例えば平均3℃の温度状態に保つことが出来るように切り換え可能であるが、その場合、野菜室への冷気供給は、冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とによって行われるため、切り換え操作を誤っても、高い温度状態よりも更に高い温度状態にならないため、貯蔵野菜の傷みが激しい状態とならず、通常の貯蔵温度状態が維持できるものである。
【0032】
請求項2の発明によると、手動切り換えレバーによって制御板を作動させて冷気可変量供給通路の開閉又は前記冷気可変量供給通路を通る供給冷気量の増減を行うことができ、操作が簡単である。手動切り換えレバーを野菜室内に設けた場合には、そのための空間が必要となって大きな容積の野菜容器を設けることができず、野菜室の有効貯蔵容積が減少するし、また、野菜容器を野菜室扉と共に引き出し式とした場合には、手動切り換えレバーを野菜室内に設けることが困難となるが、本発明では、手動切り換えレバーを野菜室の上に配置された冷蔵室奥の庫内面に操作可能に設けたことにより、それらの問題も解決する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図2】本発明の切り換え装置部分の縦断側面図である。
【図3】本発明の切り換え装置の分解斜視図である。
【図4】本発明冷蔵庫の本体の正面図である。
【図5】本発明の冷蔵庫の正面図である。
【図6】本発明の冷蔵庫のダクト構成部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫
2・・・冷蔵庫本体
3・・・冷蔵室
4・・・野菜室
30・・冷却器
32・・送風機
43A・・冷気定量供給通路
43B・・冷気可変量供給通路
50・・冷気出口
51・・冷気通路
55・・冷気吸い込み口
57・・冷気帰還通路
60・・切り換え装置
62・・手動切り換えレバー
63・・制御板

Claims (2)

  1. 冷却器で冷却された冷気が送風機によって野菜室へ循環する冷蔵庫において、前記野菜室へは冷気定量供給通路と冷気可変量供給通路とを備え、前記冷気可変量供給通路には通路開閉又は供給冷気量増減を行う切り換え装置を設け、前記切り換え装置による通路閉止又は供給冷気量減少状態において前記野菜室は高い貯蔵温度状態となり、前記切り換え装置による通路開放又は供給冷気量増加状態において前記野菜室は低い貯蔵温度状態となることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記切り換え装置は、前記野菜室の上に配置された冷蔵室奥の庫内面に操作可能に設けた手動切り換えレバーによって前記冷気可変量供給通路の開閉又は前記冷気可変量供給通路を通る供給冷気量の増減を行う制御板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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