JP2003286905A - 過給機付き内燃機関及びその排気構造 - Google Patents

過給機付き内燃機関及びその排気構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】排気駆動式の過給機を備える内燃機関におい
て、低温燃焼に伴うHC排出量の増大に起因して発生す
る過給機の動作不良を好適に抑制することのできる過給
機付き内燃機関、及びその排気構造を提供する。 【解決手段】内燃機関1の第2気筒#2及び第3気筒#
3からそれぞれ排出された排気を合流させてターボチャ
ージャ11の排気上流側に送る第1の集合通路8eと、
同機関1の第1気筒#1及び第4気筒#4からそれぞれ
排出された排気を合流させてターボチャージャ11の排
気上流側に送る第2の集合通路8fと、第2の集合通路
8fより、ターボチャージャ11を迂回してその排気下
流側に排気を送るバイパス排気通路8gと、内燃機関1
が排気再循環装置28による排気の再循環量を増大させ
て燃焼室内での煤の生成を抑制する低温燃焼を実施する
ときには、第2の集合通路8fを通過する排気をバイパ
ス排気通路8gに送るように排気の流れ方向を切り替え
る排気切替弁31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、過給機付き内燃
機関、及びその排気構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開2001−152
832号公報にみられるように、ディーゼル機関等の内
燃機関において、低温燃焼を実施することで排気中に含
まれる煤の量を低減させる技術が知られている。煤は、
燃料中の炭化水素(HC)が様々な化学反応を経て生成
されるが、燃焼温度がある温度(煤生成温度)よりも低
温であれば、そうした化学反応が進行しにくく、煤の生
成が抑制されることが知られている。そこで、内燃機関
の排気の一部を吸気中に再循環させる排気再循環装置
(EGR装置)により、多量のEGRガスを燃焼室に導
入して燃焼温度を低下させる低温燃焼を実施することに
より、煤の生成を効果的に抑制することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、低温燃焼
の実施は排気中に含まれる煤の量を低減させるのに効果
的であるが、排気の流勢を利用して過給を行うターボチ
ャージャ(排気タービン駆動式過給機)等の排気駆動式
の過給機を備える内燃機関では、こうした低温燃焼の実
施により、次のような不具合が生じるおそれがある。
【0004】低温燃焼の実施によって煤の生成を抑制す
れば、煤の前駆物質であるHCの排出量が増大し、多く
のHCが過給機の内部に付着するようになる。付着した
HCは、排気温度が十分に高ければ排気熱で焼失されて
しまうものの、低温燃焼中のような排気温度が比較的低
い状況では、HCは焼失されずに粘性物質(デポジッ
ト)に変質してしまう。こうして生成されたデポジット
が過給機の摺動部に付着すると、摺動抵抗が増大して摺
動部材の動作不良の原因になる。
【0005】特に、可変ノズルベーン式のターボチャー
ジャでは、そうしたデポジットの付着による不具合がよ
り深刻なものとなる。可変ノズルベーン式のターボチャ
ージャでは、排気側タービンの排気吹付口に設けられた
ノズルベーンを駆動してその排気吹付口の通路面積を可
変とすることで、同タービンに吹き付けられる排気の流
速を調整するようにしている。このノズルベーンは排気
に直接曝されるため、その摺動部にHCが付着し易く、
デポジットの付着によるノズルベーンの動作不良が生じ
やすくなる。
【0006】この発明は、こうした事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、排気駆動式の過給機を備
える内燃機関において、低温燃焼に伴うHC排出量の増
大に起因して発生する過給機の動作不良を好適に抑制す
ることのできる過給機付き内燃機関、及びその排気構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段及びその作用効果について以下に記載する。請求
項1に記載の発明は、排気の一部を吸気中に再循環させ
る排気再循環装置と、排気の流勢を利用して過給を行う
排気駆動式の過給機とを備え、前記排気再循環装置によ
る排気の再循環量を増大させて燃焼室内の燃焼温度を低
下させる低温燃焼を実施する過給機付き内燃機関におい
て、前記低温燃焼を実施するときには、前記過給機を迂
回して排気を流すバイパス排気通路を備えることをその
要旨とする。
【0008】上記構成では、多量のHCが排出される低
温燃焼が実施されると、バイパス排気通路を通じて、排
気が過給機を迂回して流されるようになる。そのため、
低温燃焼に伴い多量に排出されるHCが過給機に送られ
ることが回避され、過給機へのHCの付着が低減される
ようになる。そして、ひいては過給機の摺動部に付着す
るデポジットの量も低減されるようになる。従って、低
温燃焼に伴うHC排出量の増大に起因する過給機の動作
不良を抑制することができるようになる。
【0009】請求項2に記載の発明は、排気の一部を吸
気中に再循環させる排気再循環装置と、排気の流勢を利
用して過給を行う排気駆動式の過給機とを備え、前記排
気再循環装置による排気の再循環量を増大させて燃焼室
内の燃焼温度を低下させる低温燃焼を実施する過給機付
き内燃機関において、前記低温燃焼を実施するときに
は、前記過給機を迂回して排気の一部を流すバイパス排
気通路を備えることをその要旨とする。
【0010】上記構成では、多量のHCが排出される低
温燃焼が実施されると、バイパス排気通路を通じて、排
気の一部が過給機を迂回して流されるようになる。その
ため、低温燃焼時に過給機を通過するHCの量が低減さ
れ、ひいては過給機の摺動部に付着するデポジットの量
も低減されるようになる。従って、低温燃焼に伴うHC
排出量の増大に起因する過給機の動作不良を抑制するこ
とができるようになる。
【0011】なお、低温燃焼を行うべく、多量のEGR
ガスを再循環させるとその分、燃焼室内に導入される新
気の量が減少して完全燃焼させられる燃料の量が制限さ
れてしまう。従って、低温燃焼を実施できる運転領域
も、燃料噴射量の少ない運転領域に制限されてしまう。
ここで、低温燃焼中に過給を行えば、燃焼室内に導入さ
れるガスの総量が増大されるため、多量のEGRガスを
導入しても十分な新気を確保することができ、低温燃焼
の実施可能な運転領域を拡大することができる。その
点、上記構成では、低温燃焼の実施中にも、バイパス排
気通路に送られた一部の排気を除いた残りの排気によっ
て過給機が駆動される。このため、過給機を通過するH
Cの量を低減しながらも、内燃機関への過給を継続でき
るようになる。このように、低温燃焼中も過給を継続す
ることで低温燃焼の実施可能な運転領域の拡大を図りな
がらも、過給機へのデポジットの付着を低減して同過給
機における動作不良を抑制することができるようにな
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、排気の一部を吸
気中に再循環させる排気再循環装置と、排気の流勢を利
用して過給を行う排気駆動式の過給機とを備え、前記排
気再循環装置による排気の再循環量を増大させて燃焼室
内の燃焼温度を低下させる低温燃焼を実施する過給機付
き内燃機関において、前記内燃機関に設けられた複数の
気筒のうちの一部の気筒からそれぞれ排出された排気を
合流させて前記過給機の排気上流側に送る第1の集合通
路と、その第1の集合通路に接続されない残りの気筒か
らそれぞれ排出された排気を合流させて前記過給機の排
気上流側に送る第2の集合通路と、前記第2の集合通路
より、前記過給機を迂回してその排気下流側に排気を送
るバイパス排気通路と、前記低温燃焼を実施するときに
は、前記第2の集合通路を通過する排気を前記バイパス
排気通路に送るように排気の流れ方向を切り替える排気
切替弁とを備えることをその要旨とする。
【0013】上記構成では、第1の集合通路を流れる排
気は、低温燃焼時にも、過給機に送られるようになる。
一方、第2の集合通路を流れる排気は、排気切替弁によ
りバイパス排気通路に送られるようになり、過給機を迂
回して流れるようになる。そのため、低温燃焼時に過給
機を通過するHCの量が低減され、ひいては過給機の摺
動部に付着するデポジットの量も低減されるようにな
る。また、上記構成では、低温燃焼の実施中にも、第1
の排気通路を流れる排気は過給機に送られており、過給
機の駆動状態が保持される。従って、低温燃焼中も過給
を継続することで低温燃焼の実施可能な運転領域の拡大
を図りながらも、過給機へのデポジットの付着を低減し
て同過給機における動作不良を抑制することができるよ
うになる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の過給機付き内燃機関において、低温燃
焼を実施するときに排気中に燃料を添加する燃料添加装
置を、前記バイパス排気通路上に設けたことをその要旨
とする。
【0015】低温燃焼の実施中は、排気温度が低いた
め、排気通路の途中に設けられた排気浄化触媒を十分に
高い温度に保持することができなくなり、その排気浄化
能力が低下してしまうことがある。そこで、この触媒の
排気上流側の排気中に燃料を添加して同触媒上で燃焼さ
せることにより、触媒を昇温させることがある。こうし
た触媒上での燃料の燃焼を好適に行うには、ある程度よ
りも高温の排気中に燃料を添加する必要がある。ここ
で、過給機を通過した排気は、過給機を駆動させること
で熱エネルギーが消費され、また過給機の構成部材に熱
量を奪われて、その温度が低下する。そのため、内燃機
関から排出される排気の温度がそもそも低い低温燃焼時
において、触媒上で燃料を燃焼させるには、過給機を通
過して温度が低下する前の、過給機の排気上流側の排気
中に燃料を添加することが望ましい。しかしながら、そ
うした場合には、添加した燃料中に含まれるHCが過給
機内に付着してしまうため、上記のような動作不良を招
くおそれがある。
【0016】その点、上記構成では、低温燃焼を実施す
るときに排気中に燃料を添加する燃料添加装置が、過給
機を迂回して排気を流すバイパス排気通路上に設けられ
ている。そのため、過給機を迂回するバイパス排気通路
を流れる排気中に燃料が添加されるようになる。このた
め、過給機を通過しない比較的高温の排気中に燃料を添
加することができ、その上、添加した燃料中のHCが過
給機に付着することも防止できる。従って、燃料添加に
よる触媒の昇温を好適に行いながらも、HCの付着によ
る過給機の動作不良も好適に抑制することができるよう
になる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の過給機付き内燃機関において、前記過
給機は、排気タービンへの排気吹付口に設けられたノズ
ルベーンを駆動して該排気吹付口の通路面積を可変とす
る可変ノズルベーン式の排気タービン駆動式過給機であ
ることをその要旨とする。
【0018】上述したように、可変ノズルベーン式の排
気タービン駆動式過給機では、HCの付着によるノズル
ベーン摺動部の動作不良が生じやすい。しかしながら、
上記構成によれば、このような可変ノズルベーン式の排
気タービン駆動式過給機を備える内燃機関において低温
燃焼が実施されても、HCの付着によるノズルベーン摺
動部の動作不良が抑制される。すなわち、上記請求項1
〜4のいずれかに記載の発明の効果をより顕著に奏する
ことができるようになる。
【0019】請求項6に記載の発明は、排気の一部を吸
気中に再循環させるための排気再循環通路が連結される
とともに、排気の流勢を利用して過給を行う排気駆動式
の過給機が設けられた過給機付き内燃機関の排気構造で
あって、前記内燃機関に設けられた複数の気筒のうちの
一部の気筒からそれぞれ排出された排気を合流させて前
記過給機の排気上流側に送る第1の集合通路と、その第
1の集合通路に接続されない残りの気筒からそれぞれ排
出された排気を合流させて前記過給機の排気上流側に送
る第2の集合通路と、前記第2の集合通路より、前記過
給機を迂回してその排気下流側に排気を送るバイパス排
気通路と、前記第2の集合通路を通過した排気が送られ
る方向を、前記過給機の排気上流側と前記バイパス排気
通路との間で切り替える排気切替弁とを備えることをそ
の要旨とする。
【0020】上記構成では、第1の集合通路を流れる排
気は過給機に送られるようになる。一方、第2の集合通
路を流れる排気は、排気切替弁による排気流路の切替に
よりバイパス排気通路に送られるようになり、過給機を
迂回して流れるようになる。そのため、低温燃焼を実施
する過給機付き内燃機関に上記の排気構造を適用すれ
ば、前記排気切替弁を切り替えることで、低温燃焼時に
過給機を通過するHCの量が低減され、ひいては過給機
の摺動部に付着するデポジットの量も低減されるように
なる。また、上記構成によれば、低温燃焼の実施中に
も、第1の排気通路を流れる排気は過給機に送られ、過
給機の駆動状態が保持される。従って、低温燃焼中も過
給を継続することで低温燃焼の実施可能な運転領域の拡
大を図りながらも、過給機へのデポジットの付着を低減
して同過給機における動作不良を抑制することができる
ようになる。
【0021】請求項7に記載に発明は、請求項6に記載
の過給機付き内燃機関の排気構造において、前記バイパ
ス排気通路には、排気中に燃料を添加する燃料添加装置
が設けられていることその要旨とする。
【0022】上記構成では、排気中に燃料を添加する燃
料添加装置が、過給機を迂回して排気を流すバイパス排
気通路上に設けられている。そのため、過給機を迂回す
るバイパス排気通路を流れる排気中に燃料が添加される
ようになる。このため、過給機を通過しない比較的高温
の排気中に燃料を添加することができ、その上、添加し
た燃料中のHCが過給機に付着することも防止できる。
従って、燃料添加による触媒の昇温を好適に行いながら
も、HCの付着による過給機の動作不良も好適に抑制す
ることができるようになる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の過給機付き内燃機関の排気構造において、前
記過給機は、排気タービンへの排気吹付口に設けられた
ノズルベーンを駆動して該排気吹付口の通路面積を可変
とする可変ノズルベーン式の排気タービン駆動式過給機
であることをその要旨とする。
【0024】上述したように、可変ノズルベーン式の排
気タービン駆動式過給機では、HCの付着によるノズル
ベーン摺動部の動作不良が生じやすい。しかしながら、
上記構成によれば、このような可変ノズルベーン式の排
気タービン駆動式過給機を備える内燃機関において、H
Cの付着によるノズルベーン摺動部の動作不良が抑制さ
れる。すなわち、上記請求項6または7に記載の発明の
効果をより顕著に奏することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる過給機付
き内燃機関及び排気管構造を自動車に搭載されるコモン
レール式の直列4気筒ディーゼル機関に具体化した一実
施形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明す
る。
【0026】図1は、本実施形態にかかる過給機付き内
燃機関、これに適用される排気管、並びにそれらの周辺
構成を示す概略構成図である。内燃機関1には複数の気
筒#1〜#4が設けられている。また、この内燃機関1
のシリンダヘッド2には各気筒毎に燃料噴射弁4a〜4
dが取り付けられている。これら燃料噴射弁4a〜4d
は各気筒#1〜#4の気筒内に燃料を噴射する。また、
シリンダヘッド2には、外気を気筒内に導入するための
吸気ポート(図示略)と燃焼ガスを気筒外へ排出するた
めの排気ポート6a〜6dとが各気筒#1〜#4に対応
して設けられている。
【0027】燃料噴射弁4a〜4dは、高圧燃料を蓄圧
するコモンレール9に接続されている。コモンレール9
はサプライポンプ10に接続されている。サプライポン
プ10は燃料タンク(図示略)内の燃料を吸入するとと
もにコモンレール9に高圧燃料を供給する。コモンレー
ル9に供給された高圧燃料は、各燃料噴射弁4a〜4d
の開弁時に同噴射弁4a〜4dから気筒内に噴射され
る。なお、本実施の形態では、各燃料噴射弁4a〜4d
の開弁順序は、4a→4c→4d→4bとなっている。
従って、気筒の燃焼順序は、#1→#3→#4→#2と
なっている。
【0028】上記吸気ポート(図示略)にはインテーク
マニホールド7が接続されている。インテークマニホー
ルド7は吸気通路3に接続されている。この吸気通路3
内には吸入空気量を調整するためのスロットル弁16が
設けられている。
【0029】排気ポート6a〜6dにはエキゾーストマ
ニホールド8が接続されている。このエキゾーストマニ
ホールド8は後述するターボチャージャ11を介して排
気通路26に接続されている。排気通路26の途中には
排気中の有害成分を酸化還元して浄化するための触媒1
2が設置されている。
【0030】この他、内燃機関1にはEGR装置28が
備えられている。このEGR装置28は、吸入空気に排
気の一部を導入することで気筒内の燃焼温度を低下させ
てNOxや煤の発生量を低減させる装置である。この装
置28はインテークマニホールド7とエキゾーストマニ
ホールド8とを連通するEGR通路13、同EGR通路
13に設けられたEGR弁15、EGRクーラ14によ
り構成されている。EGR弁15はその開度を調整する
ことによりエキゾーストマニホールド8からインテーク
マニホールド7に導入される排気の量(EGR量)を調
整する。EGRクーラ14はEGR通路13内を流れる
排気の温度を低下させる。
【0031】内燃機関1には、機関運転状態を検出する
ための各種センサが取り付けられている。例えば、エア
フロメータ19は吸気通路3内を流れる空気の流量、す
なわち吸入空気量を検出する。スロットル開度センサ2
0はスロットル弁16の開度を検出する。排気温度セン
サ29は触媒12下流側の排気温度を検出する。気筒判
別センサ22は特定気筒の圧縮上死点を検出する。クラ
ンク角センサ23はクランクシャフト(図示略)の回転
角度を検出する。また、これら気筒判別センサ22とク
ランク角センサ23との出力値から、各気筒についての
上死点基準の位相(BTDC、ATDC)が検出され
る。アクセル開度センサ24はアクセルペダル(図示
略)の開度を検出する。
【0032】これら各種センサの出力は制御装置(以
下、ECUと記載する)25に入力される。このECU
25は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラム
やマップ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、
CPUの演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメ
モリ(RAM)、入力インターフェース、出力インター
フェース等を備えたマイクロコンピュータを中心として
構成されている。そして、このECU25により、例え
ば、燃料噴射弁4a〜4dの燃料噴射量や燃料噴射時
期、サプライポンプ10の吐出圧力、スロットル弁16
を開閉するアクチュエータ17の駆動量、EGR弁15
の開度等、内燃機関1の各種制御が行われる。
【0033】また、内燃機関1は排気圧を利用して気筒
に導入される吸入空気を過給する、可変ノズルベーン式
のターボチャージャ11を備えている。このターボチャ
ージャ11は大きくは、以下のように構成されている。
【0034】図2はターボチャージャ11について、そ
のロータシャフト43の軸方向における断面を示してい
る。このターボチャージャ11は、センタハウジング4
0、タービンハウジング42、コンプレッサハウジング
41を備えている。タービンハウジング42の外周部に
設けられる開口部には、エキゾーストマニホールド8
(図1参照)が接続され、同タービンハウジング42の
中心部に設けられる開口部には、排気通路26(同じく
図1参照)が接続される。また、コンプレッサハウジン
グ41の中心部に設けられる開口部は、吸気通路3のエ
アクリーナ(図示略)側が接続され、同コンプレッサハ
ウジング41の外周部に設けられる開口部は、吸気通路
3の燃焼室側に接続される。
【0035】タービンハウジング42内には、エキゾー
ストマニホールド8から送り込まれる排気によって回転
するタービンホイール45が備えられている。また、コ
ンプレッサハウジング41内には、吸気通路3内の空気
を強制的に燃焼室へ送り込むコンプレッサホイール44
が備えられている。これらタービンホイール45とコン
プレッサホイール44とは、ロータシャフト43を介し
て一体回転可能に連結されている。そして、タービンホ
イール45に排気が吹き付けられて同ホイール45が回
転すると、その回転はロータシャフト43を介してコン
プレッサホイール44に伝達される。こうしてコンプレ
ッサホイール44が回転することにより、吸気通路3内
の空気が強制的に燃焼室に送り込まれるようになる。
【0036】更に、上記ターボチャージャ11には、タ
ービンホイール45に吹き付けられる排気が通過する排
気流路49が設けられており、同流路49はタービンホ
イール45の外周を囲うように同ホイール45の回転方
向に沿って形成される。従って、排気流路49を通過し
た排気は、タービンホイール45の外周から回転中心側
に向かって吹き付けられることになる。このような排気
流路49には、タービンホイール45に吹き付けられる
排気の流速を調整するための複数のノズルベーン53が
設けられている。これらノズルベーン53は、タービン
ホイール45の軸線を中心として等角度毎に位置し、前
記排気流路49の壁面とともにノズル部54を形成して
いる。そして、前記複数のノズルベーン53は互いに同
期した状態でアクチュエータ30により開閉される。
【0037】タービンホイール45に吹き付けられる排
気の流速は、上記ノズルベーン53を開閉して前記ノズ
ル部54の通路断面積を変化させることによって調整さ
れる。こうしてノズルベーン53を駆動させて上記排気
の流速調整を行うことにより、タービンホイール45の
回転速度が調整され、ひいては燃焼室に強制的に送り込
まれる空気の量が調整される。こうした燃焼室への吸入
空気量の調整を行うことにより内燃機関の出力向上等が
図られ、好適に内燃機関を運転することができるように
なる。
【0038】また、図1に示すように、コンプレッサハ
ウジング41とスロットル弁16との間の吸気通路3に
は、このターボチャージャ11内で圧縮されて温度が上
昇した吸入空気を冷却させるためのインタークーラ18
が備えられている。
【0039】次に、この内燃機関1の排気構造を説明す
る。図1に示すように、各気筒#1〜#4の排気ポート
6a〜6dは、それぞれのポートに連通する排気通路8
a〜8dに接続されている。このうち、第2気筒#2及
び第3気筒#3に接続された排気通路8b、8cは、第
1の集合通路8eに合流されるようになっている。ま
た、第1気筒#1及び第4気筒#4に接続された排気通
路8a、8dは、第2の集合通路8fに合流されるよう
になっている。そしてこれら第1及び第2の集合通路8
e、8fは更に合流されて、タービンハウジング42の
外周部に設けられた開口部に接続されている。
【0040】更に、第2の集合通路8fは、その途中に
おいてバイパス排気通路8gが分岐されている。バイパ
ス排気通路8gの排気下流側は、排気通路8のターボチ
ャージャ11の排気下流側に接続されている。よって、
このバイパス排気通路8gにより、第1及び第4気筒#
1、#4から排出された排気を、ターボチャージャ11
を迂回してその排気側に送ることができるようになって
いる。
【0041】また、第2の集合通路8fにおいて、上記
バイパス排気通路8gの分岐部には、排気切替弁31が
設けられている。この排気切替弁31は、第1及び第4
気筒#1、#4から排出された排気を、ターボチャージ
ャ11の排気上流側に送るか、バイパス排気通路8gを
通じて同ターボチャージャ11を迂回してその排気下流
側に送るかを切り替えるための弁である。この排気切替
弁31は、ECU25により駆動制御されたアクチュエ
ータ32により駆動されて、上記のような排気流路の切
り替えを行っている。
【0042】具体的には、図1に実線で示される状態で
は、第2の集合通路8fは、バイパス排気通路8gに連
通される。以下、この状態での排気切替弁31の弁位置
を「バイパス位置」という。このときには、第1及び第
4気筒#1、#4から排出された排気はすべて、バイパ
ス排気通路8gを通じて、ターボチャージャ11を迂回
してその排気下流側に送られる。また、このときのター
ボチャージャ11には、第2及び第3気筒#2、#3か
ら排出された排気のみが送られる。
【0043】一方、同図1に二点鎖線で示される状態で
は、第2の集合通路8fは、ターボチャージャ11の排
気上流側に連通される。以下、この状態での排気切替弁
31の弁位置を「通常位置」という。このときには、第
1及び第4気筒#1、#4から排出された排気も、ター
ボチャージャ11の排気上流側に送られる。よって、こ
のときのターボチャージャ11には、各気筒#1〜#4
から排出された排気のすべてが送られるようになる。
【0044】更に本実施の形態では、バイパス排気通路
8gの途中に燃料を噴射して、排気中に燃料を添加する
燃料添加装置である噴射ノズル5が取り付けられてい
る。この、噴射ノズル5は燃料供給管27によってサプ
ライポンプ10に接続されており、軽油が供給されるよ
うになっている。この噴射ノズル5はECU25によっ
てその噴射量及び噴射時期等が制御される。
【0045】本実施の形態における内燃機関1では、先
述した低温燃焼が行われるようになっている。この低温
燃焼は、EGR弁15の開度を大きくして多量のEGR
ガスを燃焼室に導入して、同燃焼室内の燃焼温度を低下
させることで行われ、これにより煤の前駆物質であるH
Cを煤まで成長させないようにしている。
【0046】続いて、本実施の形態での上記低温燃焼に
かかる制御の詳細を、図3〜図5を併せ参照して説明す
る。図3は、上記低温燃焼を実施させるか否かを判定す
るためのECU25の処理手順を示すフローチャートで
ある。同フローチャートに示される一連の処理は、EC
U25によって、所定時間毎の割り込みで実行される。
【0047】この判定に際しては、まず、アクセル開度
センサ23により検出されるアクセル開度ACCPとク
ランク角センサにより検出される機関回転速度NEとが
ECU25に読み込まれる(ステップS110)。
【0048】次に、図4に例示するマップを参照し、読
み込まれたアクセル開度ACCPと機関回転速度NEと
に基づいて、現在の機関運転状態が低温燃焼を実施する
運転状態であるか否かが判定される(ステップS12
0)。このマップはECU25のROM内に記憶されて
おり、アクセル開度や機関回転速度が大きい運転状態で
は通常燃焼を行い、アクセル開度や機関回転速度が小さ
い運転状態では低温燃焼を行うように設定されている。
【0049】このステップS120において、現在の運
転状態が低温燃焼実行領域の運転状態であると判定され
ると(ステップS120でYES)、ECU25は低温
燃焼フラグFLを「1」に設定した後(ステップS13
0)、本ルーチンの処理を一旦終了する。ここで、低温
燃焼フラグFLが「1」に設定されているときには、E
CU25は、多量のEGRガスが燃焼室内に導入される
ようにEGR弁15の開度を制御して、低温燃焼を実施
させる。
【0050】一方、ステップS120において、現在の
運転状態が通常燃焼実行領域の運転状態であると判定さ
れる、すなわち低温燃焼実行領域の運転状態ではないと
判定されると(ステップS120でNO)、ECU25
は低温燃焼フラグFLを「0」に設定した後(ステップ
S140)、本ルーチンの処理を一旦終了する。ここ
で、低温燃焼フラグFLが「0」に設定されているとき
には、低温燃焼を実施せず、通常燃焼を行うように、E
GR弁15の開度制御が行われる。
【0051】更に、本実施形態では、こうして決定され
た内燃機関1の燃料状態に応じて、上記第2の集合通路
8fに設けられた排気切替弁31の切替制御が行われ
る。図5は、そうした排気切替弁31の排気流路の切替
制御にかかる処理手順を示すフローチャートである。こ
のフローチャートに示される一連の処理についても、E
CU25によって所定時間毎の割り込みで実行される。
【0052】この切り替えに際しては、まず、先の図3
に示した一連の処理によって設定される低温燃焼フラグ
FLの値がECU25に読み込まれ、この低温燃焼フラ
グFLの値が「1」であるか否かが判定される(ステッ
プS210)。
【0053】そして、読み込まれた低温燃焼フラグFL
が「1」ではない場合には(ステップS210でN
O)、すなわち通常燃焼が実施されているときには、E
CU25により制御されるアクチュエータ32によっ
て、排気切替弁31の弁位置が通常位置(図1に二点鎖
線で示す弁位置)に位置される(ステップS240)。
このときには、第1気筒#1の排気ポート6aから排出
される排気、及び第4気筒#4の排気ポート6dから排
出される排気は全てターボチャージャ11の排気上流側
に導入される。従って、低温燃焼フラグFLが「1」で
はない場合、すなわち、通常燃焼が行われている場合に
は、内燃機関1の排気が全てターボチャージャ11に送
り込まれるようになる。
【0054】一方、読み込まれた低温燃焼フラグFLが
「1」である場合には(ステップS210でYES)、
ECU25により制御されるアクチュエータ32によっ
て、排気切替弁31の位置がバイパス位置(図1に実線
で示す弁位置)に位置される(ステップS220)。こ
のときには、第1気筒#1の排気ポート6aから排出さ
れる排気、及び第4気筒#4の排気ポート6dから排出
される排気は全てバイパス排気通路8gを介してターボ
チャージャ11を迂回して、その排気下流側に導入され
る。従って、低温燃焼フラグFLが「1」の場合、すな
わち、低温燃焼が行われる場合には、第2気筒#2及び
第3気筒#3の排気のみがターボチャージャ11に送ら
れるようになる。
【0055】更に、排気切替弁31の弁位置がバイパス
位置に位置されると(ステップS220)、バイパス排
気通路8gに設けられる噴射ノズル5による軽油添加が
所定時間実行される(ステップS230)。ここで、排
気に添加された軽油は触媒12上で燃焼し、同触媒12
が昇温されるようになる。また、ターボチャージャ11
を通過していない、比較的温度の高い排気中に軽油が添
加されることで軽油も高温になり、触媒12での燃焼も
好適に行われるようになる。
【0056】以後、図3及び図5に示す処理手順が繰り
返し実行される。以上説明したように、本実施の形態に
おける過給機付き内燃機関及び排気管構造によれば、次
のような効果が得られるようになる。
【0057】(1)内燃機関1が低温燃焼を実行すると
きには、第1気筒#1及び第4気筒#4の排気がターボ
チャージャ11を通過しないようにしている。このた
め、多量のHCが排気に含まれる低温燃焼時であって
も、第1気筒#1及び第4気筒#4の排気に含まれるH
Cはターボチャージャ11のノズル部54に付着しなく
なる。従って、同ノズル部54で生成されるデポジット
の量を減少させることができ、もってデポジットの付着
に起因するノズルベーンの動作不良を抑制することがで
きるようになる。
【0058】更に、本実施の形態では、内燃機関1の燃
焼状態にかかわらず、排気の一部(第2気筒#2及び第
3気筒#3より排出された排気)については、常にター
ボチャージャ11に送られており、低温燃焼の実施中に
もターボチャージャ11による過給が維持されるように
なる。そのため、低温燃焼中も過給を継続することで低
温燃焼を実施可能な運転領域の拡大を図りながらも、タ
ーボチャージャ11へのデポジット付着を低減してその
動作不良の発生を抑制することができるようになる。
【0059】(2)低温燃焼時には、内燃機関1より排
出される排気の温度がそもそも低く、その上、ターボチ
ャージャ11を通過させられれば、排気の温度が更に低
下してしまい、触媒12の温度を十分な高温に維持し、
その浄化性能を十分に発揮させることが困難となる。そ
の点、本実施の形態によれば、内燃機関1が低温燃焼を
実施するときには、排気の一部(第1気筒#1及び第4
気筒#4より排出された排気)については、ターボチャ
ージャ11を通過することなく、触媒12に直接送られ
る。そのため、低温燃焼中に触媒12を通過する排気の
温度の低下が抑制され、触媒温度の確保が容易となる。
その結果、低温燃焼時における触媒12の浄化性能の低
下を抑制できる。また、機関始動後に低温燃焼が実施さ
れる場合にも、比較的早期に触媒12を昇温できるよう
になる。
【0060】(3)内燃機関1が通常燃焼を実行すると
きには、同機関1から排出される全ての排気がターボチ
ャージャ11を通過するようにしている。このため、通
常燃焼時では、内燃機関1から排出される全ての排気が
タービンホイール45を回転させるようになり、ターボ
チャージャ11の効率を向上させることができるように
なる。
【0061】(4)バイパス排気通路8gに噴射ノズル
5を設け、低温燃焼時には、この噴射ノズル5から軽油
を添加するようにしている。このように、排気中に軽油
が添加されると、同軽油は触媒12で燃焼し同触媒12
を昇温させることができるようになる。従って、排気温
度が低く触媒12の活性が低下しやすい低温燃焼時であ
っても、好適に触媒12の排気浄化作用を向上させるこ
とができるようになる。
【0062】また、バイパス排気通路8gに噴射ノズル
5を設けているため、ターボチャージャ11を通過しな
い排気中に燃料添加をすることができる。そのため、噴
射ノズル5から噴射される軽油がターボチャージャ11
のノズル部54に付着しにくくなる。従って、同ノズル
部54において、軽油に含まれるHCから生成されるデ
ポジットの量を減少させることができ、ひいてはデポジ
ットの付着に起因するノズルベーンの動作不良を抑制す
ることができるようになる。
【0063】さらに、ターボチャージャ11を通過しな
い排気は、タービンホイール45を回転させるためにエ
ネルギーを消費したり、ターボチャージャ11の構成部
材に熱量を奪われることがない。すなわち、その温度は
ターボチャージャ11を通過する排気と比較して高くな
っている。このような温度の高い排気中に軽油が添加さ
れるため、軽油も高温になり、触媒12での燃焼も好適
に行われるようになる。
【0064】(その他の実施形態)なお、上記実施形態
は以下のように変更してもよく、その場合でもそれら実
施形態に準じた作用及び効果を得ることができる。
【0065】・上記実施形態と同様、あるいはそれに準
じた排気構造、及び排気流路切替制御を、直列4気筒以
外の気筒配列の内燃機関に対して適用し、同様の作用効
果を得ることもできる。
【0066】例えば図6は、V型6気筒の気筒配列のデ
ィーゼル機関への適用例を示している。同図に例示する
ディーゼル機関34では、各気筒#1〜#6にそれぞれ
接続される6つの排気通路35a〜35fのうち、一方
のバンクに形成された3つの気筒#1、#3、#5に接
続された3つの排気通路35d〜35fを上記第1の集
合通路35gに接続するようにしている。また、もう一
方のバンクに形成された3つの気筒#2、#4、#6に
接続された3つの排気通路35a〜35cを上記第2の
集合通路35hに接続するようにしている。そして、上
記実施形態と同様に、第2の集合通路35hの途中にバ
イパス排気通路35kを接続し、その接続部には、第2
の集合通路35hを流れる排気をターボチャージャ11
に送るか、バイパス排気通路35kを通じてターボチャ
ージャ11を迂回させるか、を切り替える排気切替弁3
1を設けている。こうした構成によっても、上記実施の
形態と同様の効果を奏することができるようになる。
【0067】なお、第1の集合通路8e、35g及び第
2の集合通路8f、35hに振り分ける気筒の組み合わ
せは、上記実施形態や上記適用例に例示した組み合わせ
に限らず、任意に設定してもよい。また、各集合通路に
振り分ける気筒の数も、任意に設定してよい。要は、排
気干渉や過給機の効率、各集合通路を流れる排気の量等
を考慮して適宜な組み合わせとすればよい。もちろん、
ここで例示した直列4気筒、及びV型6気筒以外の気筒
配列の内燃機関についても、上記実施の形態及び上記適
用例と同様、あるいはそれに準じた態様で本発明を適用
してもよい。
【0068】・上記実施の形態では、可変ノズルベーン
式のターボチャージャ11を備える内燃機関及びその排
気構造について、本発明を適用した場合を説明したが、
可変ノズルベーン式以外の形式のターボチャージャを備
える内燃機関やその排気構造についても本発明を適用し
てもよい。そうしたノズルベーンを備えていないターボ
チャージャにおいても、その内部にデポジットが大量に
付着すれば、タービンホイール等の動作不良を招くおそ
れがあるため、本発明の適用により、そうした動作不良
を好適に抑制できるようになる。
【0069】・上記実施の形態では、低温燃焼時にも排
気の一部についてはターボチャージャを通過させ、過給
を継続するようにしていたが、低温燃焼時には内燃機関
より排出された排気をすべてターボチャージャを迂回さ
せるようにしてもよい。この場合には、低温燃焼中の過
給を行うことはできなくなってしまうが、多量のHCが
含まれた低温燃焼中の排気がターボチャージャを通過す
ることを確実に回避でき、ターボチャージャの動作不良
をより確実に抑制することができるようになる。
【0070】・前記実施形態では、噴射ノズル5から軽
油を噴射して排気中に同軽油を添加するようにしてい
た。しかしながら、この添加される液状物質は、触媒1
2の温度を昇温させることができるものであればどのよ
うなものでもよい。この場合にも前記実施形態に準じた
効果が得られる。
【0071】・また、ディーゼル機関以外の内燃機関に
対しても、本発明を適用することができる。要は、排気
の一部を吸気中に再循環させる排気再循環装置と、排気
の流勢を利用して過給を行う排気駆動式の過給機とを備
え、排気再循環装置による排気の再循環量を増大させて
燃焼室内の燃焼温度を低下させる低温燃焼を実施する内
燃機関であれば、本発明を適用することができる。そし
てこの場合にも、低温燃焼に伴うHC排出量の増大に起
因する過給機の動作不良を好適に抑制することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる過給機付き内燃機関、これ
に適用される排気構造、並びにそれらの周辺構成を示す
概略構成図。
【図2】本実施の形態におけるターボチャージャの断面
図。
【図3】低温燃焼を実施するか否かを判定するための処
理手順を示すフローチャート。
【図4】低温燃焼フラグを設定するためのマップ
【図5】排気切替弁の切替制御にかかる処理手順を示す
フローチャート。
【図6】その他の実施形態にかかる過給機付き内燃機
関、これに適用される排気構造、並びにそれらの周辺構
成を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…シリンダヘッド、3…吸気通路、4
a〜4d…燃料噴射弁、5…噴射ノズル、6a〜6d…
排気ポート、7…インテークマニホールド、8…エキゾ
ーストマニホールド、8a〜8d…排気通路、8e…第
1の集合通路、8f…第2の集合通路、8g…バイパス
排気通路、9…コモンレール、10…サプライポンプ、
11…ターボチャージャ、12…触媒、13…EGR通
路、14…EGRクーラ、15…EGR弁、16…スロ
ットル弁、17…アクチュエータ、18…インタークー
ラ、19…エアフロメータ、20…スロットル開度セン
サ、22…気筒判別センサ、23…クランク角センサ、
24…アクセル開度センサ、25…制御装置(EC
U)、26…排気通路、27…燃料供給管、28…排気
再循環装置(EGR装置)、29…排気温度センサ、3
0…アクチュエータ、31…排気切替弁、32…アクチ
ュエータ、34…内燃機関、35a〜35f…排気通
路、35g…第1の集合通路、35h…第2の集合通
路、35k…バイパス排気通路、40…センタハウジン
グ、41…コンプレッサハウジング、42…タービンハ
ウジング、43…ロータシャフト、44…コンプレッサ
ホイール、45…タービンホイール、49…排気流路、
53…ノズルベーン、54…ノズル部、#1…第1気
筒、#2…第2気筒、#3…第3気筒、#4…第4気
筒、#5…第5気筒、#6…第6気筒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/07 F02M 25/07 570P 3G301 F01N 7/08 F01N 7/08 B F02B 37/00 302 F02B 37/00 302F 37/02 37/02 H 37/18 F02D 21/08 301D 37/24 311B F02D 21/08 301 41/02 380E 311 43/00 301G 41/02 380 301N 43/00 301 301R 301W F02B 37/12 301A 301Q Fターム(参考) 3G004 AA01 DA02 DA03 DA21 DA24 EA01 3G005 DA02 EA15 EA16 FA04 FA06 FA30 GA04 GB25 GB28 GD11 GD16 GE09 HA04 HA12 HA13 JA02 JA39 JA42 JA45 3G062 AA01 AA03 AA05 BA04 BA05 BA06 CA06 DA01 DA02 EA04 EA10 ED01 ED04 ED08 ED10 FA02 FA05 FA06 FA23 GA01 GA04 GA06 GA09 3G084 AA01 AA03 BA05 BA08 BA13 BA14 BA20 CA03 CA04 CA09 DA10 EA04 EA11 EB08 EC01 EC03 FA07 FA10 FA27 FA33 FA38 3G092 AA02 AA06 AA13 AA17 AA18 BA01 BB01 BB06 BB08 DB03 DC08 DC11 DE01S DE06S DF02 DG06 DG07 EA01 EA02 EC05 EC09 FA10 FA18 GA03 GA16 HA01Z HA06Z HD01Z HE01Z HE03Z HE05Z HF08Z 3G301 HA02 HA06 HA11 HA13 JA24 JA26 KA06 KA23 LA03 LB11 LC03 MA11 MA18 NA08 NB03 NB13 NC02 ND42 NE01 NE06 PA01Z PA11Z PD11Z PE01Z PE03Z PE05Z PF03Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気の一部を吸気中に再循環させる排気再
    循環装置と、排気の流勢を利用して過給を行う排気駆動
    式の過給機とを備え、前記排気再循環装置による排気の
    再循環量を増大させて燃焼室内の燃焼温度を低下させる
    低温燃焼を実施する過給機付き内燃機関において、 前記低温燃焼を実施するときには、前記過給機を迂回し
    て排気を流すバイパス排気通路を備えることを特徴とす
    る過給機付き内燃機関。
  2. 【請求項2】排気の一部を吸気中に再循環させる排気再
    循環装置と、排気の流勢を利用して過給を行う排気駆動
    式の過給機とを備え、前記排気再循環装置による排気の
    再循環量を増大させて燃焼室内の燃焼温度を低下させる
    低温燃焼を実施する過給機付き内燃機関において、 前記低温燃焼を実施するときには、前記過給機を迂回し
    て排気の一部を流すバイパス排気通路を備えることを特
    徴とする過給機付き内燃機関。
  3. 【請求項3】排気の一部を吸気中に再循環させる排気再
    循環装置と、排気の流勢を利用して過給を行う排気駆動
    式の過給機とを備え、前記排気再循環装置による排気の
    再循環量を増大させて燃焼室内の燃焼温度を低下させる
    低温燃焼を実施する過給機付き内燃機関において、 前記内燃機関に設けられた複数の気筒のうちの一部の気
    筒からそれぞれ排出された排気を合流させて前記過給機
    の排気上流側に送る第1の集合通路と、 その第1の集合通路に接続されない残りの気筒からそれ
    ぞれ排出された排気を合流させて前記過給機の排気上流
    側に送る第2の集合通路と、 前記第2の集合通路より、前記過給機を迂回してその排
    気下流側に排気を送るバイパス排気通路と、 前記低温燃焼を実施するときには、前記第2の集合通路
    を通過する排気を前記バイパス排気通路に送るように排
    気の流れ方向を切り替える排気切替弁とを備えることを
    特徴とする過給機付き内燃機関。
  4. 【請求項4】低温燃焼を実施するときに排気中に燃料を
    添加する燃料添加装置を、前記バイパス排気通路上に設
    けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    過給機付き内燃機関。
  5. 【請求項5】前記過給機は、排気タービンへの排気吹付
    口に設けられたノズルベーンを駆動して該排気吹付口の
    通路面積を可変とする可変ノズルベーン式の排気タービ
    ン駆動式過給機である請求項1〜4のいずれかに記載の
    過給機付き内燃機関。
  6. 【請求項6】排気の一部を吸気中に再循環させるための
    排気再循環通路が連結されるとともに、排気の流勢を利
    用して過給を行う排気駆動式の過給機が設けられた過給
    機付き内燃機関の排気構造であって、 前記内燃機関に設けられた複数の気筒のうちの一部の気
    筒からそれぞれ排出された排気を合流させて前記過給機
    の排気上流側に送る第1の集合通路と、 その第1の集合通路に接続されない残りの気筒からそれ
    ぞれ排出された排気を合流させて前記過給機の排気上流
    側に送る第2の集合通路と、 前記第2の集合通路より、前記過給機を迂回してその排
    気下流側に排気を送るバイパス排気通路と、 前記第2の集合通路を通過した排気が送られる方向を、
    前記過給機の排気上流側と前記バイパス排気通路との間
    で切り替える排気切替弁とを備えることを特徴とする過
    給機付き内燃機関の排気構造。
  7. 【請求項7】前記バイパス排気通路には、排気中に燃料
    を添加する燃料添加装置が設けられていることを特徴と
    する請求項6に記載の過給機付き内燃機関の排気構造。
  8. 【請求項8】前記過給機は、排気タービンへの排気吹付
    口に設けられたノズルベーンを駆動して該排気吹付口の
    通路面積を可変とする可変ノズルベーン式の排気タービ
    ン駆動式過給機である請求項6または7に記載の過給機
    付き内燃機関の排気構造。
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