JP2003286276A - 新脂環式エポキシ化合物 - Google Patents

新脂環式エポキシ化合物

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JP2003286276A
JP2003286276A JP36930899A JP36930899A JP2003286276A JP 2003286276 A JP2003286276 A JP 2003286276A JP 36930899 A JP36930899 A JP 36930899A JP 36930899 A JP36930899 A JP 36930899A JP 2003286276 A JP2003286276 A JP 2003286276A
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alicyclic epoxy
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acid
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Akiyoshi Shimoda
晃義 下田
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英城 伊達
Yasushi Takahashi
泰 高橋
Kohei Hatanaka
康平 畑中
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Asahi Kasei Corp
Asahi Kasei Epoxy Co Ltd
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Asahi Kasei Corp
Asahi Kasei Epoxy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐候性グリシジル基含有架橋構造形成剤の
持つ耐候性、耐熱性をその硬化物に付与する特性を保持
しつつ吸水性を向上させ、塗料や電気絶縁用途に有用な
新規エポキシ化合物を提供するものである 【解決手段】 下記一般式(1)で表される脂環式エポ
キシ化合物を提供する。 【化1】 (式中、nは0または1である。X1、X2、X3、及びX4
はそれぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数12以
下のアルキル基、アリル基、グリシジル基、下記一般式
(2)で表される不飽和脂環基、または下記一般式
(3)で表される脂環式エポキシ基であり、X1、X2、X
3、及びX4のうち、いずれか1つ以上が該脂環式エポキ
シ基であり、且つ該脂環式エポキシ基とグリシジル基の
数の和が2以上4以下である。) 【化2】 (式中、mは1及び2から選ばれる整数を表す。) 【化3】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な脂環式エポ
キシ化合物に関する。さらに詳しくは、塗料、電気部
品、接着剤、複合材料等の架橋剤として好適に使用でき
る、新規な脂環式エポキシ化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気絶縁材、各種注型成型
材、塗料等に用いられる架橋構造形成剤として、熱や光
で架橋反応を起こす反応性官能基を有する化合物が広く
用いられており、近年、その種類及び用途はさらに拡大
の傾向にある。例えば、塗料分野においては、高い耐候
性を有する架橋構造形成剤が強く望まれており、また、
電気絶縁材分野においては高い熱変形温度と低い吸水率
を有する架橋構造形成剤が用いられている。
【0003】一般に、これら架橋構造形成剤と反応する
硬化剤等との架橋反応時に副成物がでない付加反応を行
うものが好ましく、且つその使用前においては一定の保
存安定性を有する架橋構造形成剤が必要とされている。
これら架橋構造形成剤としては、例えば、アリル基やグ
リシジル基を架橋に関わる反応性官能基として有してい
る化合物が好ましく、実際にこれらの反応性官能基を有
する化合物が広く利用されている。
【0004】例えば、グリシジル基を有する化合物とし
ては、ビスフェノールAから誘導されるジグリシジルエ
ーテル等のエポキシ樹脂が広く用いられている。しかし
ながら、ビスフェノールA等のフェノール系化合物から
誘導されるエポキシ樹脂は、紫外線により変色する等、
耐候性に関して低いレベルにあり、屋外での使用には制
限がある。
【0005】また、高い耐候性を有するグリシジル基を
有する架橋構造形成剤として、例えば、トリグリシジル
イソシアヌレート、テレフタル酸ジグリシジルエステ
ル、さらにはトリメリット酸トリグリシジルエステル
等、フェノール系以外の化合物から誘導されるグリシジ
ル化合物が提案されている。これらの硬化物は、耐候性
が高く、塗料分野において広く用いられている。しかし
ながら、それらの硬化物は、例えば耐水性に十分ではな
く、電気絶縁分野においては吸水性の点で十分ではな
い。また、これらグリシジルエステル化合物は、一般的
にはトリメリット酸等のカルボン酸とエピクロルヒドリ
ンにより製造されており、イオン性塩素、有機結合性塩
素、さらにはクロルヒドリン構造となった加水分解性塩
素を含有しており、例えば電気絶縁材分野等に用いる場
合は制限がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に示し
た、従来の耐候性グリシジル基含有架橋構造形成剤の持
つ耐候性、耐熱性をそれらの硬化物に付与する特性を保
持しつつ吸水性を向上させ、塗料や電気絶縁用途に有用
な新規エポキシ化合物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、硬化物に
高い耐候性及び低い吸水性を付与する、塗料及び電気絶
縁材に用いることができる架橋構造形成剤に関する検討
を行い、3官能以上の反応性置換基が結合する化合物に
着目し、特に高い耐候性を有するトリメリット酸トリグ
リシジルエステルの有する耐候性、及び耐熱性をその硬
化物に付与する特性を保持させ、吸水性を低下させるべ
く、鋭意検討を行った。
【0008】その結果、トリメリット酸トリグリシジル
エステル等の3官能以上のグリシジルエステル化合物の
該グリシジル基を一部又はすべて一般式(3)で表され
る、特定の構造を有する脂環式エポキシ基に置換した化
合物が、高い耐候性、耐熱性、及び低吸水性をその硬化
物に付与することを見出し、塗料や電気絶縁材料等に有
用に用いられることを見出した。
【0009】
【化4】
【0010】(式中、mは1及び2から選ばれる整
数。) 即ち、本発明は以下の通りである。 1.下記一般式(1)で表される脂環式エポキシ化合
物。
【0011】
【化5】
【0012】(式中、nは0または1である。X1、X2
3、及びX4はそれぞれ独立に、置換基を有してもよい
炭素数12以下のアルキル基、アリル基(−CH2CH
=CH2)、グリシジル基、下記一般式(2)で表され
る不飽和脂環基、または下記一般式(3)で表される脂
環式エポキシ基、X1、X2、X3、及びX4のうち、いずれ
か1つ以上が該脂環式エポキシ基であり、且つ該脂環式
エポキシ基とグリシジル基の数の和が2以上4以下であ
る。)
【0013】
【化6】 (式中、mは1及び2から選ばれる整数を表す。)
【0014】
【化7】 (式中、mは1及び2から選ばれる整数を表す。)
【0015】2.上記一般式(1)において、式中、n
は0または1であり、X1、X2、X3、及びX4はそれぞれ
独立に、一般式(3)で表される脂環式エポキシ基、ま
たは、グリシジル基であり、X1、X2、X3、及びX4のう
ち、いずれか1つ以上が一般式(3)の脂環式エポキシ
基であり、且つ該脂環式エポキシ基とグリシジル基の数
の和が2以上4以下である、上記1記載の化合物。
【0016】3.上記一般式(1)において、nが0で
あり、X1、X2、及びX3のいずれもが、上記一般式
(3)であらわされる上記1.記載の化合物。
【0017】4.上記一般式(1)において、nが0で
あり、X1、X2、及びX3のいずれもが、上記一般式
(3)で表され、且つmが2である上記1.記載の化合
物。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
脂環式エポキシ化合物は、一般式(1)で表され、該式
中のX1、X2、X3、及びX4はそれぞれ独立に、置換基を
有してもよい炭素数12以下のアルキル基、アリル基、
グリシジル基、下記一般式(2)で表される不飽和脂環
基、または下記一般式(3)で表される脂環式エポキシ
基、X1、X2、X3、及びX4のうち、いずれか1つ以上が
該脂環式エポキシ基であり、且つ該脂環式エポキシ基と
グリシジル基の数の和が2以上4以下である。
【0019】本発明においては、上記一般式(3)で表
される脂環式エポキシ基が1つ以上含まれることが必須
である。特に該脂環式エポキシ基が2以上が好ましく、
例えば上記一般式(1)においてnが0の場合は、X1
2、及びX3が該脂環式エポキシ基であることが好まし
い。該脂環式エポキシ基の数が増加するに従い、硬化し
てなる硬化物の耐熱性や耐水性及び機械的特性が向上す
る傾向にある。また、上記一般式(2)及び(3)中の
mは2の場合が、硬化物の耐熱性や耐水性が向上する点
で特に望ましい。
【0020】また、本発明においては、上記一般式
(1)で表されるX1、X2、X3、及びX4のうち、脂環式
エポキシ基とグリシジル基の和が2以上4以下である。
グリシジル基は、該エポキシ化合物を硬化する際には架
橋反応基として作用する。しかしながら、上記に示した
ように、脂環式エポキシ基の数が多い方が好ましく、従
ってグリシジル基は、上記一般式(1)中のnが0の場
合は2以下であり、好ましくは0である。また、nが1
の場合はグリシジル基の数は3以下であり、好ましくは
1以下、特に0が好ましい。
【0021】本発明においては、上記アルキル基および
アリル基(−CH2CH=CH2)の含まれる個数は、上
記一般式(1)において、nが0の場合には0又は1で
あり、nが1の場合は0〜2である。上記一般式(1)
において、例えばnが0の場合に該アルキル基およびア
リル基が1を越える場合には、得られる脂環式エポキシ
化合物の反応基数が1以下となり、得られる硬化物の機
械的強度が低くなる傾向にある。また、該アルキル基の
炭素数が12を越える場合には最終的に得られるエポキ
シ化合物の成型時の粘度が高くなったり、また、得られ
る硬化物の耐熱性が低下する傾向にある。
【0022】該アルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
シクロヘキシル基、オクチル基等が挙げられる。また、
該アルキル基には、最終的に得られるエポキシ化合物か
らなる硬化物の耐候性や耐水性に影響を及ぼさない範囲
で置換基を有してもよい。これら置換基としては、例え
ばハロゲン基、ニトロ位、ニトリル基、アルコキシル
基、等が挙げられる。
【0023】本発明のエポキシ化合物は、たとえば対応
する炭素−炭素2重結合を持つ前駆体を合成し、それを
酸化剤で酸化して得ることができる。前駆体はたとえば
芳香族ポリカルボン酸のエステル化合物と炭素−炭素2
重結合を持つアルコール化合物とをエステル交換反応さ
せて得ることができる。より具体的には、トリメリット
酸トリメチルなどの酸エステル化合物と3−ヒドロキシ
シクロヘキセンなどの炭素−炭素2重結合を持つアルコ
ール化合物とをアルカリ触媒下、エステル交換反応させ
て、得ることができる。
【0024】酸化剤としては、該前駆体の脂環式エステ
ル化合物に含有される不飽和脂環基中の炭素−炭素不飽
和2重結合をエポキシ化できるものであれば特に制限は
ない。これら酸化剤としては、例えば、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、シクロヘキセンハイドロパーオキ
サイド、クメンハイドロパーオキサイド等の有機過酸化
物、過蟻酸、過酢酸、過プロピオン酸、トリフルオロ過
酢酸、m−クロロ過安息香酸等の過カルボン酸類、過酸
化水素及び分子状酸素等が挙げられる。
【0025】中でも、反応性、選択性、精製が容易等の
点で、酸化剤は過酸化水素、又は過カルボン酸類である
ことが好ましい。
【0026】炭素−炭素不飽和2重結合をエポキシ化す
る他の方法として、例えば、該2重結合部にクロロヒド
リンを付加させたハロヒドリン化合物を一旦生成させ、
ついでアルカリで脱塩酸することによりエポキシ化合物
を得るハロヒドリン法が一般的に知られている。しかし
ながら、該ハロヒドリン法の場合、例えば後段の脱塩酸
工程後に未反応のハロヒドリン構造が得られるエポキシ
化合物中に残留し、加水分解性ハロゲンが生成物中に残
留する傾向にある。特に、本発明で得られる脂環式エポ
キシ化合物は沸点が高く、通常の蒸留操作が困難であ
り、上記ハロヒドリン構造が不純物として含有される場
合には精製が困難となる。
【0027】以下、該酸化剤が過酸化水素の場合の説明
をする。酸化剤が過酸化水素の場合は、通常、各種エポ
キシ化触媒が併用して用いられる。該エポキシ化触媒と
しては、上記2重結合に対するエポキシ化が過酸化水素
の存在下で十分に進行するものであれば、本発明では公
知のものが使用でき、特に制限はない。例えばチタノシ
リカライト等のチタン系化合物(例えば、当業者であれ
ば周知である、チタンをシリカに担持させた市販触媒T
S−1)、タングステン酸やその塩、燐タングステン酸
やその塩等のタングステン含有化合物、モリブデン酸や
その塩、燐モリブデン酸やその塩等のモリブデン含有化
合物、ヘテロポリ酸、バナジウム含有化合物、レニウム
含有化合物、コバルト含有化合物、砒素系化合物、硼素
系化合物、アンチモン系化合物、遷移金属ポルフィリン
錯体等が挙げられる。これらは単独で用いても2種以上
を混合して用いてもよく、また、タングステン酸やモリ
ブデン酸又はそれらの塩をエポキシ化触媒として用いる
場合は、燐酸等の酸類を併用して用いても良い。
【0028】これら触媒の使用量は、通常、上記の炭素
−炭素2重結合を持つ前駆体100重量部に対し、0.
001〜30重量部、望ましくは0.01〜20重量部
の範囲とすることが適当である。
【0029】本発明においては過酸化水素と上記触媒と
を用いたエポキシ化を行う場合は、溶媒を用いること
が、反応速度が速く、且つ反応液の取り扱いが容易であ
る点で望ましい。この際、用いる溶媒は、該前駆体や得
られるエポキシ化物に対し、通常約0.1重量%以上の
溶解度があり、副成物を発生させないものであれば特に
制限はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素化合物、ヘキサン、シクロヘキサン等
の脂肪族炭化水素化合物、クロロホルム、塩化メチレ
ン、四塩化炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエタ
ン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素化合物、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル等の酢酸エステル類、エチレングリコールジメチ
ルエーテル等のエーテル類が使用できる。これら溶媒の
使用量は特に制限はないが、通常、上記の炭素−炭素2
重結合を持つ前駆体1gあたり、0.1〜200mlの
範囲である。
【0030】また、用いる過酸化水素は、濃度が0.0
1〜100%の状態のものが好適に用いられるが、通
常、5〜80%、望ましくは25〜70%の水溶液の状
態のものが、工業的に容易に入手でき、また特殊な設備
等を必要としない点で最も好適に使用できる。該過酸化
水素の使用量は、原料として用いる前駆体中の炭素−炭
素2重結合に対し、理論的には1当量であるが、通常
1.01〜1:10、望ましくは1:1.01〜1:2
の範囲で使用される。
【0031】上記触媒、溶媒、及び過酸化水素の水溶液
を用いてエポキシ化反応を行うことにより本発明の脂環
式エポキシ樹脂を得る上記反応は、通常、油相−水相か
らなる2相系の反応であるため、攪拌効率がエポキシ化
反応速度に大きく影響する。本発明では、攪拌速度を速
めたり、バッフル付き反応器を用いる等により攪拌効率
を高めエポキシ化反応速度を速めることが有用である。
【0032】また、上記触媒として、燐タングステン
酸、タングステン酸ナトリウム等のタングステン含有化
合物や、モリブデン含有化合物を用いた場合には、エポ
キシ化の反応速度を速める目的でオニウム塩等の相間移
動触媒を併用することが望ましい。該オニウム塩として
は、例えば一般式R1234M+Q-(R1〜R4は炭素数
1〜50の水酸基を有していても良いアルキル基であ
り、それぞれ同一又は異なっていてもよい。Mは窒素又
は燐を表し、Q-はハロゲンイオン又は無機アニオンを
示す。)で表される4級アンモニウム塩や4級ホスホニ
ウム塩が挙げられる。該オニウム塩中のアルキル基とし
ては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、オクチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
また該ハロゲンイオンとしては、塩素イオン、臭素イオ
ン、沃素イオン等を、さらに該無機イオンとしては水酸
イオン、亜硫酸イオン等が挙げられる。該4級アンモニ
ウム塩の具体例としては、セチルピリジニウム塩、トリ
オクチルメチルアンモニウム塩、テトラヘキシルアンモ
ニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、テトラブチ
ルアンモニウム塩、アルキルピコリニウムアンモニウム
塩、アルキルイミダゾリン塩等が挙げられる。また、4
級ホスホニウム塩の具体例としては、テトラブチルホス
ホニウム塩、テトラプロピルホスホニウム塩、トリオク
チルメチルホスホニウム塩、トリオクチルエチルホスホ
ニウム塩、テトラヘキシルホスホニウム塩等を挙げるこ
とができる。これらは1種又は2種以上で用いられる。
これらオニウム塩は、用いる該前駆体に対し、通常0.
001〜30重量%、望ましくは0.01〜15重量%
で用いられる。
【0033】また、上記タングステン酸ナトリウムや燐
タングステン酸等のエポキシ化触媒と上記相関移動触媒
とを混合することによりタングステン酸オニウム塩等を
調整しておき、ついで、反応系に添加する方法を用いて
もよい。
【0034】上記、油相−水相からなる2相系において
エポキシ化反応を行う場合、過酸化水素が含まれる水相
側は、pHが0.3〜6、さらには0.5〜5、特に
1.0〜4の範囲であることが望ましい。pHが6以上
の場合はエポキシ化反応速度が遅く、また、pHが0.
3以下の場合は、生成したエポキシ基が反応系内で開裂
する傾向にあるため望ましくない。上記水相のpHは、
例えば燐酸や塩酸により調整することができる。
【0035】上記過酸化水素を用いる反応は、過酸化水
素の自己分解速度が低く抑えられる温度範囲であれば特
に制限はないが、例えば、5〜80℃、特に10〜75
℃、さらには15〜70℃の範囲が望ましい。また、該
反応は常圧で行ってもよいし、例えばオートクレーブ中
で加圧下で行ってもよい。反応時間は、用いる炭素−炭
素2重結合を持つ前駆体や触媒量、過酸化水素濃度及び
温度等の反応条件によっても左右されるが、通常、0.
5〜500時間、望ましくは0.5〜100時間の範囲
が適当である。
【0036】以上説明した合成法により得られる反応生
成物は、濾過、溶媒抽出法、水洗浄、アルカリ水による
洗浄法、シリカゲル等を用いたカラム分離法、イオン交
換樹脂による精製法、冷却沈降法等の一般に周知の手段
を組み合わせることにより容易に精製できる。
【0037】このようにして得られた脂環式エポキシ化
合物は硬化剤と組み合わせて組成物とし、硬化させて、
塗料、電気絶縁用途に好適に用いられる。硬化剤として
は、一般にエポキシ樹脂の硬化剤として用いられるもの
が使用できる。すなわち、アミン類、酸無水物類、フェ
ノール類、ルイス酸化合物類そしてチオール類が用いら
れる。具体例を示せば、アミン類としては、エチレンジ
アミン、プロパン−1,2−ジアミン、プロパン−1,
3−ジアミン、n,n−ジエチルエチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、n−
(2−ヒドロキシエチル)−、n−(2−ヒドロキシプ
ロピル)−およびn−(2−シアノエチル)−ジエチレ
ントリアミン、2,2,4−トリメチルヘキサン−1,
6−ジアミン、2,3,3−トリメチルヘキサン−1,
6−ジアミンn,n−ジメチルおよびn,n−ジエチル
プロパン−1,3−ジアミン、エタノールアミン、ビス
(4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス
(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス
(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)プロパン、
3−アミノメチル−3,5、5−トリメチルシクロヘキ
シルアミン(イソホロンジアミン)およびn−(2−ア
ミノエチル)−ピペラジン、ジシアンジアミド、ポリア
ミノアミド、またこれらアミン類のマンニッヒ変性物、
例えば脂肪族ポリアミンおよび二量化もしくは三量化不
飽和脂肪酸から製造したポリアミノアミド、アミンとジ
グリシジルエーテルのようなポリエポキシドの理論量以
下とのアダクト、アジピン酸ヒドラジド、カルボン酸の
無水物の具体例としては、イソフタル酸、テレフタル
酸、フタル酸およびその酸無水物、メチルフタル酸およ
びその酸無水物、テトラヒドロフタル酸およびその酸無
水物、メチルテトラヒドロフタル酸およびその酸無水
物、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸およびその
酸無水物、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、マレイ
ン酸、4,4−ジフェニルカルボン酸等が挙げられる。
好適なトリカルボン酸およびその酸無水物としては1,
2,3−プロパントリカルボン酸、トリメリット酸およ
びその酸無水物、ヘミメリット酸およびその酸無水物等
が挙げられる。また、好適なテトラカルボン酸およびそ
の酸無水物としては、ピロメリット酸およびその酸無水
物、ベンゾフェノン−3,3’,4,4’−テトラ−カ
ルボン酸およびその酸無水物等が挙げられる。フェノー
ル類の具体例としては、ノボラックフェノール類、アル
キルフェノールノボラック類、たとえばクレゾールノボ
ラック、ノニルフェノールノボラック、ポリアルケニル
フェノール類、たとえばポリ−p−ビニルフェノール、
ポリ−p−イソプロペニルフェノール 等が挙げられ
る。ルイス酸としては、三弗化ホウ素あるいは6弗化ア
ンチモンおよびその錯体、例えばアミン類あるいは1,
3−ジケトンとの反応によって形成されたキレート、A
lシラノール錯体、SnCl4、AlCl3等を挙げるこ
とができる。
【0038】またチオール類としてはチオコールのよう
なポリチオール 等が好適に用いられる。
【0039】更に、該硬化性組成物には、硬化促進剤、
顔料、希釈剤、硬化促進剤を目的に応じて添加して、好
ましく利用することができる。以下、本発明を実施例に
より説明する。
【0040】
【実施例】1.核磁気共鳴スペクトル 反応生成物の核磁気共鳴スペクトルは、テトラメチルシ
ランを基準物質とし、重ジメチルスルホキシドを溶媒と
して用いて、日本電子製JNM−α400(400MH
z)1H−NMRスペクトルのデータを得た。
【0041】2.赤外吸収スペクトルの測定(IR) 反応生成物を臭化カリウム板に塗布し、Nicolet
Instrument Corporation社製F
T−IRスペクトロメーター、Impact400Dで
測定した。
【0042】3.液体クロマトグラフィーの測定 試料をメタノールに溶解した溶液を、下記条件で展開・
検出することにより分析を行った。 検出器 :島津製作所社製SPD−6A 検出波長 :254nm 展開液 :メタノール/水=8/2(体積比) 展開液流速:1ml/分 カラム :日本分光社製Finepak SIL C
18S カラム温度:40℃
【0043】4.エポキシ当量の測定 化合物0.5000g、n−プロピルアルコールを50
ml、ベンジルアルコール3ml、及びヨウ化カリウム
0.2gを蒸留水に溶解した溶液をを混合し、加熱する
ことにより還流させ、ついで、指示薬としてBTB溶液
を添加し、0.1Nの塩酸を用いて、滴定を行うことで
当量点を求める、指示薬滴定法によりエポキシ当量を測
定した。
【0044】実施例1 <炭素−炭素2重結合を持つ前駆体の合成>攪拌装置、
温度計、窒素ガス導入管、及び蒸留用冷却管付きト字管
を付した500mlの4つ口フラスコに、酸価0.00
004当量/100gであるトリメリット酸トリメチル
を126g(0.50モル)、3−ヒドロキシシクロヘ
キセノールを294g(3.0モル)、水酸化リチウム
を0.6g(0.025モル)を仕込んだ。ついで、上
記窒素導入管の先端を反応液内に入るように設定し、窒
素ガスを流すことにより液をバブリングした。
【0045】攪拌しながら、反応液温度が95℃になる
ようにフラスコを加熱し、95℃において6時間、10
5℃で3時間、115℃で3時間反応させた。この間、
蒸留用冷却管を通じ、3−ヒドロキシシクロヘキセンを
含有するメタノールが留出した。ついで、窒素のバブリ
ングを停止し、蒸留用冷却管の先端からトラップを介
し、減圧ラインを設置し、温度を115℃に保持したま
ま、10torrまで約4時間かけて真空度を低下さ
せ、10torrにおいて2時間保持した。
【0046】反応終了後、フラスコ温度を室温に冷却
し、ヘキサン200mlを添加し、生成物を溶解後、1
リットルの分液ロートへ移し、さらにヘキサン150m
lを添加した。そして、蒸留水300mlで加えヘキサ
ン層を洗浄する操作を5回行った。得られたヘキサン層
を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、エバポレートするこ
とによりヘキサンを除去した結果、淡黄色の粘性液体を
224g得た。
【0047】液体クロマトグラフィーの測定の結果、原
料のトリメリット酸トリメチルは全く観測されず、転化
率は100%であった。さらに、検出されたピーク全体
の面積に対する主生成物ピークの面積比は96%であっ
た。
【0048】上記得られた化合物のIR測定結果を図1
に示した。さらに、各磁気共鳴スペクトルの測定を行
い、下記に示す結果を得た。また、得られたスペクトル
を図2に示した。参考に、原料に用いたトリメリット酸
トリメチルの核磁気共鳴スペクトルを図3に示した。
【0049】<H−NMRスペクトル> δ(ppm):7.70〜8.60(3H、芳香環中の
炭素原子上にあるプロトン) δ(ppm):5.80〜6.15(6H、脂環基中の
炭素−炭素不飽和2重結合を形成する炭素上のプロト
ン) δ(ppm):5.45〜5.60(3H、脂環基中の
エステル酸素原子に結合する炭素上のプロトン) δ(ppm):0.80〜2.25(18H、脂環基中
の炭素−炭素不飽和2重結合を形成しておらず且つエス
テル酸素原子に結合していない炭素原子上のプロトン) δ(ppm):7.25〜7.30(測定時に用いた溶
媒クロロホルムに由来するプロトン) 以上の結果から、上記反応で得られた粘性液体は下式
(4)で得られる脂環式エステル化合物である。
【0050】
【化8】
【0051】<過酸化水素による脂環式エポキシ化合物
の合成>攪拌装置、温度計を付した500mlの三口フ
ラスコに、タングステン酸ナトリウム(Na2WO4・2
2O)を1.649g(5ミリモル)、30%過酸化
水素水51.0gを入れ、黄色溶液を作成した。つい
で、85%リン酸水溶液を添加し、該水溶液のpHを
1.8に調整した。
【0052】一方、トルエン400ml、CH3
[(CH27CH33Cl(アルドリッチ社製、Ali
quat336)1.617g(4ミリモル)、及び実
施例1で得られた脂環式エステル化合物45.0g
(0.1モル)からなる均一溶液を調整した。これを上
記水溶液に滴下ロートを用いて、約30分かけて滴下し
た。滴下終了後、42℃の高温槽中で攪拌し、約36時
間かけて反応を終了させた。
【0053】反応終了後、分液ロートを用いてトルエン
槽を分離し、1Nのチオ硫酸ナトリウム水溶液100m
l、蒸留水300ml、1Nの炭酸水素ナトリウム水溶
液100ml、蒸留水400mlの順で該トルエン溶液
を洗浄した。
【0054】この様にして得られたトルエン溶液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過により無水硫酸マグネ
シウムを除去し、該溶液に200mlのトルエンを加え
て希釈し、さらに乾燥シリカゲルを400g加えた。1
時間攪拌後、濾過により該シリカゲルを除去し、濾液と
して得られたトルエン溶液をエバポレートすることによ
りトルエンを除去し、ほぼ無色に近い透明な高粘性液状
の化合物を48.8g得た。液体クロマトグラフィーの
分析の結果、主生成物の純度は95.1%であった。ま
た、エポキシ当量の測定の結果、172g/当量であっ
た。
【0055】また、得られた化合物のIR測定結果を図
4に示した。さらに核磁気共鳴スペクトルの測定を行
い、以下の結果を得た。また、得られたスペクトルを図
5に示した。
【0056】<1H−NMRスペクトル> δ(ppm):7.70〜8.60(3H、芳香環中の
炭素原子上にあるプロトン) δ(ppm):5.25〜5.50(3H、脂環基中の
エステル酸素原子に結合する炭素上のプロトン) δ(ppm):3.20〜3.55(6H、脂環基中の
エポキシ酸素に結合する炭素上のプロトン) δ(ppm):0.90〜2.20(18H、脂環基中
のエポキシ酸素に結合しておらず且つエステル酸素原子
に結合していない炭素原子上のプロトン) δ(ppm):7.25〜7.30(測定時に用いた溶
媒クロロホルムに由来するプロトン) 以上の結果から、上記反応で得られた粘性液体は下式
(5)で得られる脂環式エステル化合物である。
【0057】
【化9】
【0058】実施例2、3 比較例1、2 表1にに示した配合物を金型に流し込んで、120℃で
3時間、次に180℃で3時間硬化して得られた注型物
について、機械的特性、耐熱性、耐候性、吸水性を測定
した。測定結果は表1の下段に示すように、本発明の組
成物は、トリメリット酸トリグリシジルと同等以上の機
械的特性を有し、耐熱性、耐候性に優れ、特に吸水率が
低いものであった。
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明により得られる、特定構造を有す
る新規な脂環式エポキシ化合物は、その硬化物が耐候
性、耐熱性、及び耐水性に優れ、例えば電気部品、接着
剤、複合材料等の架橋構造形成剤として好適に使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた脂環式エステル化合物の赤
外吸収スペクトル図である。
【図2】実施例1で得られた脂環式エステル化合物の核
磁気共鳴スペクトル図である。
【図3】実施例1で原料として用いたトリメリット酸ト
リメチルの核磁気共鳴スペクトル図である。
【図4】実施例1で得られた脂環式エポキシ化合物の赤
外吸収スペクトル図である。
【図5】実施例1で得られた脂環式エポキシ化合物の核
磁気共鳴スペクトル図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 英城 岡山県倉敷市潮通3丁目13番1 旭化成工 業株式会社内 (72)発明者 高橋 泰 兵庫県宝塚市美幸町10番66号 旭チバ株式 会社内 (72)発明者 畑中 康平 兵庫県宝塚市美幸町10番66号 旭チバ株式 会社内 Fターム(参考) 4C048 AA03 AA04 BB01 BC15 CC01 UU03 XX04 4J036 AJ02 AJ08 AJ09 AJ10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される脂環式エポ
    キシ化合物。 【化1】 (式中、nは0または1である。X1、X2、X3、及びX4
    はそれぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数12以
    下のアルキル基、アリル基(−CH2CH=CH2)、グ
    リシジル基、下記一般式(2)で表される不飽和脂環
    基、または下記一般式(3)で表される脂環式エポキシ
    基であり、X1、X2、X3、及びX4のうち、いずれか1つ
    以上が該脂環式エポキシ基であり、且つ該脂環式エポキ
    シ基とグリシジル基の数の和が2以上4以下である。) 【化2】 (式中、mは1及び2から選ばれる整数を表す。) 【化3】 (式中、mは1及び2から選ばれる整数を表す。)
  2. 【請求項2】 上記一般式(1)において、式中、nは
    0または1であり、X1、X2、X3、及びX4はそれぞれ独
    立に、一般式(3)で表される脂環式エポキシ基、また
    は、グリシジル基であり、X1、X2、X3、及びX4のう
    ち、いずれか1つ以上が一般式(3)の脂環式エポキシ
    基であり、且つ該脂環式エポキシ基とグリシジル基の数
    の和が2以上4以下である、請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 上記一般式(1)において、nが0であ
    り、X1、X2、及びX3のいずれもが、上記一般式
    (3)であらわされる請求項1の化合物。
  4. 【請求項4】 上記一般式(1)において、nが0であ
    り、X1、X2、及びX3のいずれもが、上記一般式
    (3)であらわされ、かつ、mが2である請求項1の化
    合物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225711A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂の製造法、エポキシ樹脂、および硬化性樹脂組成物
JP2013216913A (ja) * 2013-07-26 2013-10-24 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂の製造法、エポキシ樹脂、および硬化性樹脂組成物

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JP2013216913A (ja) * 2013-07-26 2013-10-24 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂の製造法、エポキシ樹脂、および硬化性樹脂組成物

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