JP2003286101A - シクロプロペン化合物のデリバリー系 - Google Patents

シクロプロペン化合物のデリバリー系

Info

Publication number
JP2003286101A
JP2003286101A JP2003049129A JP2003049129A JP2003286101A JP 2003286101 A JP2003286101 A JP 2003286101A JP 2003049129 A JP2003049129 A JP 2003049129A JP 2003049129 A JP2003049129 A JP 2003049129A JP 2003286101 A JP2003286101 A JP 2003286101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclopropene compound
substrate
release agent
cyclopropene
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003049129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3937168B2 (ja
Inventor
Angelo Anthony Lamola
アンジェロ・アンソニー・ラモラ
Philip Roy Norris
フィリップ・ロイ・ノリス
Richard Martin Jacobson
リチャード・マーティン・ヤコブソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JP2003286101A publication Critical patent/JP2003286101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3937168B2 publication Critical patent/JP3937168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N3/00Preservation of plants or parts thereof, e.g. inhibiting evaporation, improvement of the appearance of leaves or protection against physical influences such as UV radiation using chemical compositions; Grafting wax
    • A01N3/02Keeping cut flowers fresh chemically
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N27/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing hydrocarbons

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単純化されたシクロプロペン化合物を放出する
ためのプロセスの提供。 【解決手段】基体、シクロプロペン化合物を含有する物
質及び放出剤を含み、一つの基体の一側面はシクロプロ
ペン化合物を含有する物質で被覆され、ここでシクロプ
ロペン化合物を含有する物質が放出剤に暴露されると
き、ガス状シクロプロペン化合物が放出されるシクロプ
ロペン化合物発生器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、シクロプロペン化合物が制御さ
れた仕様でデリバリーされ得るシクロプロペン化合物の
ためのデリバリー系に関する。そのデリバリー系又はシ
クロプロペン化合物発生器は、少なくとも一つの基体、
少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質
及び放出剤を含み、これにより一つの基体の少なくとも
一側面は少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有
する物質で被覆され、ここでその少なくとも一つのシク
ロプロペン化合物を含有する物質が放出剤に暴露される
とき、ガス状シクロプロペン化合物が放出される。シク
ロプロペン化合物発生剤は、それらが採取されたときと
同じ品質を保存するためにシクロプロペン化合物を花、
果物、植物及び野菜にデリバリーするために好都合な手
段を提供するカートリッジ形態、好ましくは組み込み式
(self−contained)カートリッジであり
得る、斯かるシクロプロペン化合物及びメチルシクロプ
ロペンのようなそれらの誘導体は、花卉、果物、植物及
び野菜におけるエチレン応答を阻害することができる。
シクロプロペン化合物発生器は、花卉、果物、植物又は
野菜が鉄道有蓋車、トラクタートレイラーコンテナ又は
陸上/海上コンテナのような領域に貯蔵されるときに特
に有用である。何故ならシクロプロペン化合物発生器は
面倒な混合装置の必要性を取り除き、コンテナ内容物及
び立方体積に適した固定された投与量を与え、且つ任意
の廃棄生成物をかなり減少させるからである。
【0002】エチレンは、植物のある種の受容体と結合
して、例えば、花卉、葉、果物及び野菜を含む植物又は
植物部分の早まった死を引き起こすことが知られてい
る。エチレンは、また、葉の黄色化及び発育阻害並びに
早熟な果物、早咲きの花卉及び落葉を促進する。これら
のエチレンに誘発された問題のために、非常に活発なそ
して集中した研究が、現在、植物へのエチレンの有害な
影響を防止し又は減少させる方法の調査と関係して行わ
れている。米国特許第5,518,988号は、エチレ
ン結合の防止剤としてメチルシクロプロペン化合物を含
むシクロプロペン化合物及びその誘導体の使用を開示し
ている。しかしながら、これらの化合物についての主な
問題は、それらは圧縮されたとき爆発の危険をもたらす
典型的な不安定なガスであり、それらのデリバリーを困
難にしていることである。
【0003】これらの問題の解決として、米国特許第
6,017,849号は、これらのガス状化合物の反応
性を安定化するためにガス状化合物を分子カプセル化剤
複合体に組み入れる方法を開示し、それによりその活性
化合物を貯蔵し、輸送し、植物、花卉、果物又は野菜に
適用し又はデリバリーする便利で安全な手段を提供す
る。米国特許第5,518,988号に開示された最も
活性なシクロプロペン誘導体、1‐メチルシクロプロペ
ンについては、好ましい分子カプセル化剤複合体はシク
ロデキストリンであり、α‐シクロデキストリンが最も
好ましい。これらの活性化合物の、植物、花卉、果物又
は野菜への適用及びデリバリーは、単に水を分子カプセ
ル化剤複合体に加えることにより達成される。その複合
体は、粉末形態の材料を提供する米国特許第6,01
7,849号において開示される。
【0004】上記の1‐メチルシクロプロペン/α‐シ
クロデキストリン複合体のバルク又はカプセル化形態
は、1‐メチルシクロプロペンを非常に迅速に放出させ
られ得る。しかしながら、この放出を達成するために
は、1‐メチルシクロデキストリン/α‐シクロデキス
トリン複合体の重量の少なくとも10倍及び好ましくは
20倍の大量の水が要求される。加えて、水を含有する
容器は横溢を避けるためまっすぐに維持しなければなら
ない。最小量の水又は放出剤を使用して複合体からシク
ロプロペン化合物の完全な放出を達成し且つ容器の偏り
を問題としないことは有益であろう。これは、大量処理
コンテナ、チャンバー又は部屋ではなく出荷コンテナに
おいて直接ガス状シクロプロペン化合物で植物、花卉、
果物又は野菜を使用者に処理させることを可能にする。
【0005】米国特許第09/957,752号は、粉
末複合体と吸水材とを混合することによりこの問題を解
決しようと試みている。より少ない水がシクロプロペン
化合物を放出するのに利用されるが、まだ過剰の水が必
要とされ、それ故、一旦、シクロプロペン化合物発生が
終了すると水性副生成物をもたらす。この副生成物は環
境規制標準に従い適正に廃棄処理されなければならな
い。他の態様においては、シクロプロペン化合物が詰め
られたサシェは、放出剤として作用する湿潤環境に単に
暴露され得る。これは望まない副生成物の問題を取り除
くように見えるが、合理的時間量において最大量のシク
ロプロペン化合物をデリバリーすることができるようコ
ンテナ内の環境湿度を調節しなければならないというよ
うな幾つかの追加の問題を提起する。
【0006】我々は、シクロプロペン化合物を放出する
ためのプロセスを単純化し、環境規則に適合するために
望まない副生成物の量を実質的に減少し、コンテナの環
境を調節する必要なくコンテナ内容量及び立方体積に適
した正確な投与量をデリバリーすることができる方法を
見出した。本発明の一態様は、少なくとも一つの基体、
少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質
及び放出剤を含み、一つの基体の少なくとも一面が少な
くとも一つのシクロプロペン化合物を含む物質で被覆さ
れ且つ少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有す
る物質で被覆されたその基体が放出剤に暴露されたと
き、ガス状シクロプロペン化合物が放出される、シクロ
プロペン化合物発生器である。
【0007】放出剤は受容器に含まれてもよく、それに
より少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する
物質で被覆された基体が、少なくとも一つのシクロプロ
ペン化合物を含有する物質で被覆された基体を放出剤に
暴露するために受容器の中を、上を又は下を引抜かれ
る。好適な受容器は、少なくとも一つのシクロプロペン
化合物を含有する物質で被覆された基体を進入させる入
り口及び少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有
するコーティング物質を有する基体をスポンジのような
多孔性物質の方へ退出させる出口の付いた浴又はチャン
バーのような任意の形態であり得る。放出剤は、また、
破裂し得る容器又はポッドに含まれ得る。ポッドを利用
するときは、少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
含有する物質で被覆された基体の各部分は少なくとも一
つのポッドを含有する。少なくとも一つのシクロプロペ
ン化合物を含有する物質で被覆された基体は、一対のロ
ーラーのような加圧装置を通過させ、ポッドを破裂さ
せ、放出剤をまき散らし、ガス状シクロプロペン化合物
の放出を開始することが好ましい。代替的に、放出剤で
被覆された第二の基体を使用することができ、少なくと
も一つのシクロプロペン化合物を含有するコーティング
物質を有する基体及び放出剤で被覆された基体が互いに
接触させられ、ガス状シクロプロペン化合物の放出を引
き起こす。少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含
有するコーティング物質を有する一基体及び放出剤で被
覆された一つの基体である、これら二つの基体のこの技
術を利用するとき、基体の少なくとも一つはガス状シク
ロプロペン化合物の放出を助けるため多孔性であること
が好ましい。
【0008】このシクロプロペン化合物発生器は、カー
トリッジ形態、好ましくは組み込み式カートリッジであ
ることが好ましい。基体又は複数の基体はカートリッジ
内に貯蔵され、カートリッジ内に収納される前に被覆さ
れるか、又はカートリッジは、基体又は複数の基体が未
被覆であるよう形作られ、少なくとも一つのシクロプロ
ペン化合物及び/又は放出剤を含有するコーティング材
はカートリッジの別の部分に貯蔵されることができる。
この形態は使用直前に基体のコーティングを提供する。
しかしながら、それをカートリッジに収納する前に少な
くとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質で予
め被覆された少なくとも一つの基体を利用することは好
ましいことである。
【0009】本質的に、カートリッジは基体又は複数の
基体のディスペンサーとして役立つ。少なくとも一つの
シクロプロペン化合物を含有する物質が基体に適用さ
れ、及び放出剤が別個の受容器に含まれているとき、少
なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質で
被覆された基体は、それが放出剤を含有するカートリッ
ジの部分の中を、下を又は側を通過するようカートリッ
ジから引抜かれ又は除去され得る。放出剤は、少なくと
も一つのシクロプロペン化合物を含有する物質で被覆さ
れた基体に制御された仕様で適用され、ガス状シクロプ
ロペン化合物に放出を開始させる。未被覆の基体につい
ては、基体をカートリッジから引抜き又は除去すると
き、基体は、また、少なくとも一つのシクロプロペン化
合物を含有する物質を含むカートリッジの部分の中を、
下を又は側を通過する。少なくとも一つのシクロプロペ
ン化合物を含有する物質又は放出剤のいずれかが最初に
基体に適用され得るが、引き続き他方の適用が行われ
る。少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する
物質を最初に適用することが好ましく、更に好ましく
は、カートリッジ内で基体を少なくとも一つのシクロプ
ロペン化合物を含有する物質で予め被覆する。
【0010】代替においては、二つの基体、少なくとも
一つのシクロプロペン化合物を含有する物質についての
一つ及び放出剤についての一つを利用するとき、カート
リッジに収納される前に双方とも未被覆であるか、双方
が被覆されているか又は一つが被覆され一つは未被覆で
あり得る。基体がカートリッジに収納されるとき未被覆
ならば、少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有
する物質又は放出剤を含む物質である。適当なコーティ
ング物質を含有する受容器の中を、側を又は下を通過さ
せることにより被覆される必要がある。二つの基体を利
用するとき、それら双方はカートリッジに収納される前
に被覆されることが好ましい。
【0011】一旦、カートリッジから引抜かれ又は除去
されたならば、少なくとも一つの側面上の、少なくとも
一つのシクロプロペン化合物を含有する物質で被覆され
た基体及び放出剤はカートリッジに付着して残ることが
できるかカートリッジから分離されて、閉鎖領域で任意
の場所で吊り下げられるか又は固定される。同様に、も
し二つの基体が使用されるならば、少なくとも一つの側
面上に、少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有
する物質を有する一つ、及び少なくとも一つの側面上
に、放出剤を有するひとつである二つの基体は、放出剤
がガス状シクロプロペン化合物を放出させるよう作用す
るようお互い接触させられ得るし、カートリッジに付着
して残存することができ又は閉鎖領域で任意の場所で吊
り下げられ又は固定され得る。
【0012】被覆されていようが未被覆であろうが、基
体又は複数の基体は連続ロール内でカートリッジ内に含
まれるのが好ましい。二つの基体が使用されるとき、基
体の二つのジから分配されるとき、その二つの基体は、
例えば、積層フィルムとしてお互い別個の連続したロー
ルがあることが好ましく、それにより基体がカートリッ
接触させられる。加えて、基体又は複数の基体は、それ
らが分配されたとき、それらが最大表面領域を暴露する
ように配置され、固定され又は持ち上げられるよう、例
えば、アコーディオン型のようにカーリッジ内において
重ね合わされることができる。
【0013】本発明のその他の利益は、特定の内容物又
は立方体積についての投与量が、被覆基体又はカートリ
ッジから分配された基体の長さ又は量を調節することに
より調節され得ることである。基体又は複数の基体を分
配するとき、基体がカートリッジから切断され又はちぎ
られ、領域に対応するコーティングの無い部分を有する
ことが好ましい。これは更に、未使用の被覆部分による
廃棄物を取り除く。
【0014】固定した量の放出剤が固定した量の少なく
とも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質に適用
されるので、ガス状シクロプロペン化合物を再生する反
応は、花卉、果物、植物又は野菜の総貯蔵時間のような
妥当な時間が終了するまで行われる。
【0015】本発明は、それ故、少なくとも一つの基
体、少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する
物質及び放出剤を含むシクロプロペン化合物発生器であ
り、少なくとも一つの基体は少なくとも一つのシクロプ
ロペン化合物を含有する物質で被覆され、ここで少なく
とも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質が放出
剤に暴露されるとき、ガス状シクロプロペン化合物が放
出される。少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含
有する物質は、次式のシクロプロペン及びそのエナンチ
オマー、立体異性体、塩及びこれらの混合物を包含す
る。
【0016】
【化8】
【0017】ここで: 1)それぞれのR、R、R及びRは独立に次式
の基である:
【0018】
【化9】
【0019】ここで: i)nは0から12の整数であり; ii)それぞれのLは、基D1、D2、E又はJから独
立に選択される:ここでD1は次式についてのものであ
り:
【0020】
【化10】
【0021】D2は次式についてのものであり:
【0022】
【化11】
【0023】Eは次式についてのものであり:
【0024】
【化12】 ;及び
【0025】Jは次式についてのもである:
【0026】
【化13】 ここで:A)それぞれのX及びYは独立に次式の基であ
り:
【0027】
【化14】
【0028】及び B)mは0から8の整数であり;及び C)2より多くないE基はお互いに隣接しており、J基
はお互いに隣接していない; iii)それぞれのZは下記A)及びB)から独立して
選択される: A)水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド、
クロライド、ブロマイド、ヨーダイド、イソシアナト、
イソシアニド、イソチオシアナト、ペンタフルオロチ
オ、又は B)基G、ここでGは非置換又は置換;不飽和、部分飽
和又は飽和;単環式、二環式、三環式又は縮合環;炭素
環式又は複素環式環系、ここで; 1)環系が3又は4員複素環式環を含むとき、複素環式
環は1つのヘテロ原子を含有する; 2)環系が5員以上の複素環式環又は多環式複素環式環
を含むとき、複素環式又は多環式複素環式環は1から4
個のヘテロ原子を含む; 3) それぞれのヘテロ原子はN、O及びSから独立し
て選択される; 4) 置換基の数は0から5であり、それぞれの置換基
はXから独立して選択される; 2)それぞれの化合物における非水素原子の総数は50
以下である。
【0029】本発明の目的に関し、種々のL基の構造表
現において、それぞれの結合は他の一つのL基、Z基又
はシクロプロペン部位との結合を示す。例えば、構造表
【0030】
【化15】 は、
【0031】他の二つの原子への結合を有する酸素原子
を表し;それはジメチルエーテル部位を表さない。
【0032】本明細書において、用語「ハロ」はフッ
素、塩素、臭素及びヨウ素を意味する。
【0033】好ましくは、各化合物における非水素原子
の数は、25未満である。より好ましくは、各化合物に
おける非水素原子の数は、20未満である。よりいっそ
う好ましくは、各化合物における非水素原子の数は、1
3未満である。最も好ましくは、各化合物における非水
素原子の数は、7未満である。
【0034】好ましくは、R、R、R及びR
二つは水素である。より好ましくは、R1及びRは水
素又はR及びRは水素である。よりいっそう好まし
くはR、R及びRは水素であり又はR、R
びRは水素である。最も好ましくはR、R及びR
は水素である。
【0035】好ましくは、Rは(C〜C10)アルキ
ルであり及びR、R及びRは水素である。より好
ましくは、Rは(C〜C)アルキルであり及び
、R 及びRは水素である。よりいっそう好まし
くは、Rは(C〜C)アルキルであり及びR、R
及びRは水素である。最も好ましくは、Rはメチ
ルであり及びR、R及びRは水素である。
【0036】典型的なR、R、R及びR基とし
ては、例えば:アルケニル、アルキル、アルキニル、ア
セチルアミノアルケニル、アセチルアミノアルキル、ア
セチルアミノアルキニル、アルケノキシ、アルコキシ、
アルキノキシ、アルコキシアルコキシアルキル、アルコ
キシアルケニル、アルコキシアルキル、アルコキシアル
キニル、アルコキシカルボニルアルケニル、アルコキシ
カルボニルアルキル、アルコキシカルボニルアルキニ
ル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシア
ルキル、アルキル(アルコキシイミノ)アルキル、カル
ボキシアルケニル、カルボキシアルキル、カルボキシア
ルキニル、ジアルキルアミノ、ハロアルコキシアルケニ
ル、ハロアルコキシアルキル、ハロアルコキシアルキニ
ル、ハロアルケニル、ハロアルキル、ハロアルキニル、
ヒドロキシアルケニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキ
シアルキニル、トリアルキルシリルアルケニル、トリア
ルキルシリルアルキル、トリアルキルシリルアルキニ
ル、ジアルキルホスホナト、ジアルキルホスファト、ジ
アルキルチオホスファト、ジアルキルアミノアルキル、
アルキルスルホニルアルキル、アルキルチオアルケニ
ル、アルキルチオアルキル、アルキルチオアルキニル、
ジアルキルアミノスルホニル、ハロアルキルチオアルケ
ニル、ハロアルキルチオアルキル、ハロアルキルチオア
ルキニル、アルコキシカルボニルオキシ;シクロアルケ
ニル、シクロアルキル、シクロアルキニル、アセチルア
ミノシクロアルケニル、アセチルアミノシクロアルキ
ル、アセチルアミノシクロアルキニル、シクロアルケノ
キシ、シクロアルコキシ、シクロアルキノキシ、アルコ
キシアルコキシシクロアルキル、アルコキシシクロアル
ケニル、アルコキシシクロアルキル、アルコキシシクロ
アルキニル、アルコキシカルボニルシクロアルケニル、
アルコキシカルボニルシクロアルキル、アルコキシカル
ボニルシクロアルキニル、シクロアルキルカルボニル、
アルキルカルボニルオキシシクロアルキル、カルボキシ
シクロアルケニル、カルボキシシクロアルキル、カルボ
キシシクロアルキニル、ジシクロアルキルアミノ、ハロ
シクロアルコキシシクロアルケニル、ハロシクロアルコ
キシシクロアルキル、ハロシクロアルコキシシクロアル
キニル、ハロシクロアルケニル、ハロシクロアルキル、
ハロシクロアルキニル、ヒドロキシシクロアルケニル、
ヒドロキシシクロアルキル、ヒドロキシシクロアルキニ
ル、トリアルキルシリルシクロアルケニル、トリアルキ
ルシリルシクロアルキル、トリアルキルシリルシクロア
ルキニル、ジアルキルアミノシクロアルキル、アルキル
スルホニルシクロアルキル、シクロアルキルカルボニル
オキシアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、
アルキルチオシクロアルケニル、アルキルチオシクロア
ルキル、アルキルチオシクロアルキニル、ジシクロアル
キルアミノスルホニル、ハロアルキルチオシクロアルケ
ニル、ハロアルキルチオシクロアルキル、ハロアルキル
チオシクロアルキニル;アリール、アルケニルアリー
ル、アルキルアリール、アルキニルアリール、アセチル
アミノアリール、アリールオキシ、アルコキシアルコキ
シアリール、アルコキシアリール、アルコキシカルボニ
ルアリール、アリールカルボニル、アルキルカルボニル
オキシアリール、カルボキシアリール、ジアリールアミ
ノ、ハロアルコキシアリール、ハロアリール、ヒドロキ
シアリール、トリアルキルシリルアリール、ジアルキル
アミノアリール、アルキルスルホニルアリール、アリー
ルスルホニルアルキル、アルキルチオアリール、アリー
ルチオアルキル、ジアリールアミノスルホニル、ハロア
ルキルチオアリール;ヘテロアリール、アルケニルヘテ
ロアリール、アルキルヘテロアリール、アルキニルヘテ
ロアリール、アセチルアミノヘテロアリール、ヘテロア
リールオキシ、アルコキシアルコキシヘテロアリール、
アルコキシヘテロアリール、アルコキシカルボニルヘテ
ロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカル
ボニルオキシヘテロアリール、カルボキシヘテロアリー
ル、ジヘテロアリールアミノ、ハロアルコキシヘテロア
リール、ハロヘテロアリール、ヒドロキシヘテロアリー
ル、トリアルキルシリルヘテロアリール、ジアルキルア
ミノヘテロアリール、アルキルスルホニルヘテロアリー
ル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルキルチオ
ヘテロアリール、ヘテロアリールチオアルキル、ジヘテ
ロアリールアミノスルホニル、ハロアルキルチオヘテロ
アリール;ヘテロサイクリル、アルケニルヘテロサイク
リル、アルキルヘテロサイクリル、アルキニルヘテロサ
イクリル、アセチルアミノヘテロサイクリル、ヘテロサ
イクリルオキシ、アルコキシアルコキシヘテロサイク
ロ、アルコキシヘテロサイクリル、アルコキシカルボニ
ルヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルカルボニル、ア
ルキルカルボニルオキシヘテロサイクリル、カルボキシ
ヘテロサイクリル、ジヘテロサイクリルアミノ、ハロア
ルコキシヘテロサイクリル、ハロヘテロサイクリル、ヒ
ドロキシヘテロサイクリル、トリアルキルシリルヘテロ
サイクリル、ジアルキルアミノヘテロサイクリル、アル
キルスルホニルヘテロサイクリル、アルキルチオヘテロ
サイクリル、ヘテロサイクリルチオアルキル、ジヘテロ
サイクリルアミノスルホニル、ハロアルキルチオヘテロ
サイクリル;水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨー
ド、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド、クロラト、ブ
ロマト、ヨーダト、イソシアナト、イソシアニド、イソ
チオシアナト、ペンタフルオロチオ;アセトキシ、カル
ボエトキシ、シアナト、ニトラト、ニトリト、ペルクロ
ラト、アレニル;ブチルメルカプト、ジエチルホスホナ
ト、ジメチルフェニルシリル、イソキノリル、メルカプ
ト、ナフチル、フェノキシ、フェニル、ピペリジノ、ピ
リジル、キノリル、トリエチルシリル、トリメチルシリ
ル;及びそれらの置換類似化合物が挙げられる。
【0037】典型的なG基としては、例えば:飽和又は
不飽和シクロアルキル、二環式、三環式、多環式、飽和
又は不飽和複素環式、非置換又は置換フェニル、ナフチ
ル、又はヘテロアリール環系、例えば、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペント‐3‐エン‐1‐イ
ル、3‐メトキシシクロヘキサン‐1‐イル、フェニ
ル、4‐クロロフェニル、4‐フルオロフェニル、4‐
ブロモフェニル、3‐ニトロフェニル、2‐メトキシフ
ェニル、2‐メチルフェニル、3‐メチルフェニル、4
‐メチルフェニル、4−エチルフェニル、2‐メチル‐
3‐メトキシフェニル、2,4‐ジブロモフェニル、
3,5‐ジフルオロフェニル、3,5‐ジメチルフェニ
ル、2,4,6‐トリクロロフェニル、4‐メトキシフ
ェニル、ナフチル、2‐クロロナフチル、2,4‐ジメ
トキシフェニル、4‐(トリフルオロメチル)フェニ
ル、2‐ヨード‐4‐メチルフェニル、ピリジン‐2‐
イル、ピリジン‐3‐イル、ピリジン‐4−イル、ピラ
ジニル、ピリミジン‐2‐イル、ピリミジン‐4‐イ
ル、ピリミジン‐5‐イル、ピリダジニル、トリアゾー
ル‐1‐イル、イミダゾール‐1‐イル、チオフェン2
−イル、チオフェン‐3−イル、フラン‐2‐イル、フ
ラン‐3‐イル、ピロリル、オキサゾリル、イソキサゾ
リル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリ
ル、チアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、テトラ
ヒドロフリル、ピロリジニル、ピペリジニル、テトラヒ
ドロピラニル、モルフォリニル、ピペラジニル、ジオキ
ソラニル、ジオキサニル、インドリニル及び5‐メチル
‐6‐クロマニル、アダマンチル、ノルボルニル及びそ
れらの置換類似化合物:例えば、3‐ブチル‐ピリジン
‐2‐イル、4‐ブロモ‐ピリジン‐2‐イル、5‐カ
ルボエトキシ‐ピリジン‐2−イル、6‐メトキシエト
キシ‐ピリジン‐2−イル等が挙げられる。
【0038】少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
含有する物質を基体に適用するためには、シクロプロペ
ン化合物とシクロデキストリン、クラウンエーテル、ポ
リオキシアルキレン、ポリシロキサン及びゼオライトの
ような薬剤との複合体を形成するのが好ましい。より好
ましい複合化剤には、α‐シクロデキストリン、β‐シ
クロデキストリン及びγ‐シクロデキストリンが挙げら
れる。最も好ましい複合化剤は、特にシクロプロペン化
合物が1‐メチルシクロプロペンであるとき、α‐シク
ロデキストリンである。最も好ましい複合化剤は、R置
換基の大きさに応じて変化するであろう。しかしなが
ら、当業者が認識するであろうように、任意のシクロデ
キストリン又はシクロデキストリンの混合物、シクロデ
キストリンポリマー並びに変性シクロデキストリンは、
また、本発明に従い利用され得る。シクロデキストリン
は、ワッカーバイオケムInc.,アドリアン、MI又
はセレスターUSA、ハモンド、IN並びにその他の売
主から入手可能である。
【0039】本発明の少なくとも一つのシクロプロペン
化合物を含有する物質は、シクロプロペン化合物を複合
化剤の溶液又はスラリーと接触させ、それからその物質
を分離し、再び米国特許第6,017,849号におい
て開示された一般的プロセスを使用することにより調製
される。1‐メチルシクロプロペンの場合には、1‐メ
チルシクロプロペンガスが、α‐シクロデキストリンの
水溶液を通して泡立てられ、そこから最初に複合体が沈
殿し、次に濾過により分離される。
【0040】少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
含有する物質、エックステンダー、バインダー、滑剤、
界面活性剤及び/又は分散剤、湿潤剤、展着剤、分散化
剤、固着剤、接着剤、消泡剤、増粘剤及び乳化剤等のよ
うな1以上の補助剤又は賦形剤を含むことが、しばしば
望ましい。
【0041】多岐にわたる吸水物質が、少なくとも一つ
のシクロプロペン化合物を含有する物質において使用さ
れ得る。これらには、例えば、ポリアクリル酸ナトリウ
ム(架橋したもの)、多糖体、アクリルアミド/アクリ
レートコポリマー及びカルボキシメチルセルロースのよ
うな1以上の、超吸収剤ポリマーのような有機物質;例
えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化リチウ
ム、塩化亜鉛、硝酸マグネシウム及び硝酸アルミニウム
のような1以上の無機潮解性化合物;及びこれらの組み
合わせ及び混合物が含まれる。少なくとも一つのシクロ
プロペン化合物を含有する物質の適用を容易にし、及び
それが基体に固定されて残ることを確実にするために、
少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質
は、また、カラゲーナン及びゼラチンのような天然化合
物をはじめとするゲル化剤を含有する。
【0042】加えて、放出剤又は少なくとも一つのシク
ロプロペン化合物を含有する物質は、二酸化炭素、酸
素、窒素または水素を発生する物質のようなガス放出剤
を含むことができる。これらの物質は、例えば、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸カルシウムで
あり得る。任意に、これらのガス発生物質は、シクロプ
ロペン化合物の放出速度をより良く調節するために重合
体物質で被覆され得る。加えて、更にガス放出物質の放
出を促進するために、酸性物質が放出剤又は少なくとも
一つのシクロプロペン化合物を含有する物質のいずれか
に、好ましくはガス放出剤を含まないものに添加され得
る。
【0043】コーティング材は、基体がシクロプロペン
化合物発生器に置かれる前に基体に適用され得るか、代
替的にコーティング材は基体を適用するためにシクロプ
ロペン化合物発生器内の水非浸透性容器内に置かれ得
る。少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する
物質の配合及び放出剤の配合は、いかにそれが使用され
るかにより変化する。
【0044】少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
含有する物質又は放出剤のいずれかで被覆される基体
は、弾力性フィルム、ウェブ、不織布又は織物又は発泡
体等、任意の形態であり得る。基体は、多孔性又は非多
孔性であり得るし、プラスチック、紙又は天然又は合成
繊維からの繊維等の材料から作られ得る。放出剤につい
ての基体及び少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
含有する物質につての基体を利用するときは、同種の基
体を利用することは必須ではない。放出剤についての一
種、少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する
物質についての一種の異なる種類の基体が使用され得る
が、しかし、それは少なくとも一つの基体がガス状シク
ロプロペン化合物の放出を助けるため、多孔性であるこ
とが好ましい。
【0045】シクロプロペン化合物についての放出剤
は、ガス状シクロプロペン化合物を少なくとも一つのシ
クロプロペン化合物を含有する物質から発生させること
ができる任意の薬剤であり得る。例えば、放出剤は、水
又は水含有物、メタノールのようなアルコール、クエン
酸のような酸、塩化ドデシルトリメチルアンモニウムよ
うな置換剤(displacing agent)であ
り得る。加えて、放出剤は、増粘剤、消泡剤又はゲル化
剤等の補助剤を含有することができる。特に放出剤が基
体に適用される場合に放出剤は、ゲルの形態であるのが
好ましい。カラゲーナン及びゼラチンのような天然化合
物をはじめとする任意の薬剤が、使用され得る。
【0046】本明細書においては、特に断りの無い限り
全てのパーセンテージは重量であり、全ての部は重量部
であり、その両端の数字を含み、組み合わせ可能であ
る。全ての範囲は、重量であり、全ての範囲はその両端
の数字を含み、組み合わせ可能である。全てのモル範囲
は下記の実施例により例示される。
【0047】放出剤基体‐A:3.0%ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースの水溶液は、高められた温度にお
いて水中でヒドロキシプロピルメチルセルロースを混合
することにより調製される。溶液は、ゲル化を防止する
ため熱く維持され、その後コーティングナイフで11m
の長さ、10.2cm幅及び0.5mmの厚さのポリプ
ロピレンフィルム上に熱被覆される。ナイフのギャップ
は0.30mm厚さのコーティングを生じるよう設定さ
れる。被覆基体は、室温で冷却させられる。
【0048】放出剤基体‐B:3.0%カッパー‐カラ
ゲーナン、8.0%クエン酸及び3.0%塩化ドデシル
トリメチルアンモニウムの水溶液が、高められた温度に
おいて調製される。溶液は、ゲル化を防止するため熱く
維持され、その後コーティングナイフで11mの長さ、
10.2cm幅及び0.25mmの厚さのポリエステル
フィルム上に被覆される。ナイフのギャップは0.30
mm厚さのコーティングを生じるよう設定される。被覆
基体は、室温で冷却させられる。
【0049】放出剤基体‐C:4.0%ゼラチン、8.
0%クエン酸及び3.0%塩化ドデシルトリメチルアン
モニウムの水溶液が、高められた温度において調製され
る。溶液は、ゲル化を防止するため熱く維持され、その
後コーティングナイフで11mの長さ、10.2cm幅
及び0.40mmの厚さのポリエステルフィルム上に被
覆される。ナイフのギャップは0.50mm厚さのコー
ティングを生じるよう設定される。被覆基体は、室温で
冷却させられる。
【0050】放出剤基体‐D:3.0%カッパー‐カラ
ゲーナン、8.0%クエン酸及び3.0%塩化ドデシル
トリメチルアンモニウムの水溶液が、高められた温度に
おいて調製される。溶液は、ゲル化を防止するため熱く
維持され、その後コーティングナイフで11mの長さ、
2.2cm幅及び0.33mmの厚さのポリエチレンフ
ィルム上に被覆される。ナイフのギャップは0.30m
m厚さのコーティングを生じるよう設定される。被覆基
体は、室温で冷却させられる。
【0051】放出剤基体‐E:1.0%カッパー‐カラ
ゲーナン、8.0%クエン酸及び3.0%塩化ドデシル
トリメチルアンモニウムの水溶液は、高められた温度に
おいて調製される。溶液は、室温で冷却させられ、ゲル
を形成する。
【0052】シクロプロペン化合物基体‐I:22.7
gの1‐メチルシクロプロペン/α‐シクロデキストリ
ン複合体(4.4%1‐MCPw/w)、15.6gの
炭酸水素ナトリウム、2.0gのポリビニルピロリジノ
ン及び59gのカルボキシメチルセルロースナトリウム
塩の混合物が、調製される。この溶液は、それから1
0.0mの長さ、10.0cm幅及び0.43mm厚さ
の多孔性紙基体上に圧力被覆される。コーティングは、
0.10mmの厚さであり、m当たり140gの重さ
である。
【0053】シクロプロペン化合物基体‐II:34.
2gの1‐メチルシクロプロペン/α‐シクロデキスト
リン複合体(4.4%1‐MCPw/w)、23.5g
の炭酸水素ナトリウム、2.0gのポリビニルピロリジ
ノン及び40.3gの微結晶セルロースの混合物が、調
製される。この溶液は、それから10.0mの長さ、1
0.0cm幅及び0.22mm厚さの多孔性ポリエチレ
ンフィルム片上に圧力被覆される。コーティングは、
0.20mmの厚さであり、m当たり280gの重さ
である。
【0054】シクロプロペン化合物基体‐III:2
2.7gの1‐メチルシクロプロペン/α‐シクロデキ
ストリン複合体(4.4%1‐MCPw/w)、15.
6gの炭酸水素ナトリウム、2.0gのポリビニルピロ
リジノン及び59gのカルボキシメチルセルロースナト
リウム塩の混合物が、調製される。この溶液は、それか
ら10.0mの長さ、2.0cm幅及び0.24mm厚
さの不織布ポリエチレン基体上に圧力被覆される。コー
ティングは、0.10mm厚さであり、m当たり14
0gの重さである。
【0055】シクロプロペン化合物基体‐IV:22.
7gの1‐メチルシクロプロペン/α‐シクロデキスト
リン複合体(4.4%1‐MCPw/w)、15.6g
の炭酸水素ナトリウム、2.0gのポリビニルピロリジ
ノン、10gの塩化カルシウム及び49gの微結晶セル
ロースの混合物が、50mlの塩化メチレンに懸濁され
る。このサスペンションは、それから10.0mの長
さ、2.0cm幅及び0.83mm厚さの不織布ポリエ
チレン片上にスラリー被覆される。空気乾燥後、コーテ
ィングは測定され、0.16mm厚さであり、m当た
り140gの重さである。
【0056】実施例1 10cm長さの基体Iは、11cm長さの放出剤基体A
とローラー接触させられ、10.0mチャンバー内に
置かれる。チャンバーは、標準大気圧、温度及び湿度で
ある。大気の試料が採取され、放出される1‐MCP濃
度を測定するためにガスクロマトグラフィーにより分析
される。結果は表1に示される。
【0057】
【表1】
【0058】実施例2 10cm長さの基体Iは、11cm長さの放出剤基体B
とローラー接触させられ、10.0mチャンバーに置
かれる。チャンバーは、標準大気圧、温度及び湿度であ
る。大気の試料が採取され、放出される1‐MCP濃度
を測定するためにガスクロマトグラフィーにより分析さ
れる。結果は表2に示される。
【0059】
【表2】
【0060】実施例3 10cm長さの基体IIは11cm長さの放出剤基体C
とローラー接触させられ、10.0mチャンバーに置
かれる。チャンバーは、標準大気圧、温度及び湿度であ
る。大気の試料が採取され、放出される1‐MCP濃度
を測定するためにガスクロマトグラフィーにより分析さ
れる。結果は表3に示される。
【0061】
【表3】
【0062】実施例4 30cm長さの基体IIは、放出剤溶液Eを含む浴を通
してドゥローされ、105mチャンバー内に置かれ
る。チャンバーは、標準大気圧、温度及び湿度である。
大気の試料が採取され、放出される1‐MCP濃度を測
定するためにガスクロマトグラフィーにより分析され
る。結果は表4に示される。
【0063】
【表4】
【0064】実施例5 標準48フィート(96m)冷凍トラックトレイラー
に、48パレットのりんごが積載される。55cm長さ
のシクロプロペン化合物基体IIは、57cm長さの放
出剤基体Cとローラー接触させられ、トラックトレイラ
ー内に置かれ、トラックの後部ドアは閉じられる。トレ
イラー中の大気が採取され、放出される1‐MCP濃度
を測定するためにガスクロマトグラフィーにより分析さ
れる。結果は表5に示される。
【0065】
【表5】
【0066】実施例6 シクロプロペン化合物基体IIは鋏を使用して25mm
×25mm平方に切断される。この正方形片は1.5%
1‐MCP(2.625mg1‐MCP)を含有する1
75mgのコーティングを含有する。正方形片は122
mlガラス瓶に置かれ、隔膜がガラス瓶上にクランプさ
れる。5.0gの水が添加され、ガラス瓶は30分間、
撹拌される。ガラス瓶中の空気のガスクロマトグラフィ
ー分析は1‐MCPの完全放出を示す9998ppmの
濃度を示す。
【0067】同様な仕様で実施例3の使用済み基体が採
取され、1‐MCPの残存量が測定される。ガラス瓶中
の空気のガスクロマトグラフィー分析は、初期1‐MC
Pの0.06%が残存することを示す6ppmの濃度を
表す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年6月2日(2003.6.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 ここで: 1)それぞれのR、R、R及びRは独立に次式
の基である:
【化2】 ここで: i)nは0から12の整数であり; ii)それぞれのLは、基D1、D2、E又はJから
立に選択される:ここでD1は次式のものであり:
【化3】 D2は次式のものであり:
【化4】 Eは次式のものであり:
【化5】 ;及びJは次式のものである:
【化6】 ここで:A)それぞれのX及びYは独立に次式の基であ
り:
【化7】 ;及び B)mは0から8の整数であり;及び C)2より多くないE基はお互いに隣接しており、J基
はお互いに隣接していない; iii)それぞれのZは下記A)またはB)から独立し
て選択される: A)水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド、
クロレート、ブロメート、ヨーデート、イソシアナト、
イソシアニド、イソチオシアナト、ペンタフルオロチ
オ、又は B)基G、ここでGは非置換又は置換;不飽和、部分飽
和又は飽和;単環式、二環式、三環式又は縮合環;炭素
環式又は複素環式環系、ここで; 1)環系が3又は4員複素環式環を含むとき、複素環式
環は1ヘテロ原子を含有し; 2)環系が5員以上の複素環式環又は多環式複素環式環
を含むとき、複素環式又は多環式複素環式環は1から
4のヘテロ原子を含み; 3)それぞれのヘテロ原子はN、O及びSから独立して
選択され; 4)置換基の数は0から5であり、それぞれの置換基は
Xから独立して選択される; 2)それぞれの化合物における非水素原子の総数は50
以下である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】Jは次式についてのものである:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンジェロ・アンソニー・ラモラ アメリカ合衆国ペンシルバニア州19490, ウォーチェスター,ウッドブリッジ・レー ン・1665 (72)発明者 フィリップ・ロイ・ノリス アメリカ合衆国マサチューセッツ州01864, ノース・リーディング,エルム・ストリー ト・240 (72)発明者 リチャード・マーティン・ヤコブソン アメリカ合衆国ペンシルバニア州18914, カルフォント,ディアパス・ロード・11 Fターム(参考) 4H011 AB03 BA01 BB01 BC19 DA07 DD07 DE12 DH10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの基体、少なくとも一つの
    シクロプロペン化合物を含有する物質及び放出剤を含
    み、一つの基体の少なくとも一側面は少なくとも一つの
    シクロプロペン化合物を含有する物質で被覆され、その
    少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有する物質
    が放出剤に暴露されるとき、ガス状シクロプロペン化合
    物が放出されるシクロプロペン化合物発生器。
  2. 【請求項2】少なくとも一つの基体がカートリッジの一
    部に貯蔵され、該放出剤は該カートリッジの別の部分に
    貯蔵され、且つ該基体は少なくとも一つのシクロプロペ
    ン化合物を含有する物質で被覆されているカートリッジ
    を含む、請求項1に記載のシクロプロペン化合物発生
    器。
  3. 【請求項3】該放出剤が水、酸、アルコール、置換剤及
    びこれらの組み合わせからなる群から選択される請求項
    1に記載のシクロプロペン化合物発生器。
  4. 【請求項4】該放出剤がゲル形態である請求項1に記載
    のシクロプロペン化合物発生器。
  5. 【請求項5】該放出剤が破裂可能な容器に含まれる請求
    項1に記載のシクロプロペン化合物発生器。
  6. 【請求項6】少なくとも一つのシクロプロペン化合物を
    含有するコーティング物質を有する一つの基体及び、放
    出剤で被覆された一つの基体である二つの基体を含有
    し、ここで該基体がシクロプロペン化合物発生器から分
    配されるときそれらが共に接触させられ、且つ該基体の
    少なくとも一つが多孔性である請求項1に記載のシクロ
    プロペン化合物発生器。
  7. 【請求項7】該少なくとも一つのシクロプロペン化合物
    を含有する物質が次式の化合物及びそのエナンチオマ
    ー、立体異性体、塩及びこれらの混合物を含む請求項1
    に記載のシクロプロペン化合物発生器: 【化1】 ここで: 1)それぞれのR、R、R及びRは独立に次式
    の基である: 【化2】 ここで: i)nは0から12の整数であり; ii)それぞれのLは、基D1、D2、E又はJから選
    択される:ここでD1は次式のものであり: 【化3】 D2は次式のものであり: 【化4】 Eは次式のものであり: 【化5】 ;及びJは次式のものである: 【化6】 ここで:A)それぞれのX及びYは独立に次式の基であ
    り: 【化7】 及び B)mは0から8の整数であり;及び C)2より多くないE基はお互いに隣接しており、J基
    はお互いに隣接していない; iii)それぞれのZは下記A)またはB)から独立し
    て選択される: A)水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド、
    クロレート、ブロメート、ヨーデート、イソシアナト、
    イソシアニド、イソチオシアナト、ペンタフルオロチ
    オ、又は B)基G、ここでGは非置換又は置換;不飽和、部分飽
    和又は飽和;単環式、二環式、三環式又は縮合環;炭素
    環式又は複素環式環系、ここで; 1)環系が3又は4員複素環式環を含むとき、複素環式
    環は1ヘテロ原子を含有し; 2)環系が5員以上の複素環式環又は多環式複素環式環
    を含むとき、複素環式又は多環式複素環式環は1から4
    のヘテロ原子を含み; 3)それぞれのヘテロ原子はN、O及びSから独立して
    選択され; 4)置換基の数は0から5であり、それぞれの置換基は
    Xから独立して選択される; 2)それぞれの化合物における非水素原子の総数は50
    以下である。
  8. 【請求項8】Rが(C〜C10)アルキルであり、
    及びR、R及びRが水素である請求項4に記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】Rが(C〜C)アルキルであり、及
    びR、R及びRが水素である請求項4に記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】Rがメチルであり、及びR、R
    びRが水素である請求項4に記載の組成物。
  11. 【請求項11】該少なくとも一つのシクロプロペン化合
    物を含有する物質がシクロデキストリン又はシクロデキ
    ストリンの混合物を含む請求項4に記載のシクロプロペ
    ン化合物発生器。
  12. 【請求項12】少なくとも一つのシクロプロペン化合物
    を含有する物質で基体の少なくとも一面をコーティング
    し、被覆された基体を放出剤に暴露し、ここでガス状シ
    クロプロペン化合物が放出される、少なくとも一つのシ
    クロプロペン化合物を放出する方法。
  13. 【請求項13】少なくとも一つのシクロプロペン化合物
    を含有する物質で基体の少なくとも一面をコーティング
    し、該少なくとも一つのシクロプロペン化合物を含有す
    る物質で被覆された基体を放出剤に暴露し、ここでガス
    状シクロプロペン化合物が植物、果物、花卉又は野菜の
    存在下で放出される工程を含む、植物、果物、花卉又は
    野菜におけるエチレン応答を阻害するためにシクロプロ
    ペン化合物を植物、果物、花卉又は野菜にデリバリーす
    る方法。
JP2003049129A 2002-02-27 2003-02-26 シクロプロペン化合物のデリバリー系 Expired - Fee Related JP3937168B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US35993402P 2002-02-27 2002-02-27
US60/359934 2002-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003286101A true JP2003286101A (ja) 2003-10-07
JP3937168B2 JP3937168B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=27734771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003049129A Expired - Fee Related JP3937168B2 (ja) 2002-02-27 2003-02-26 シクロプロペン化合物のデリバリー系

Country Status (17)

Country Link
EP (1) EP1340425B1 (ja)
JP (1) JP3937168B2 (ja)
KR (1) KR20030071566A (ja)
CN (1) CN1275518C (ja)
AT (1) ATE294502T1 (ja)
AU (1) AU2003200594A1 (ja)
BR (1) BR0300235A (ja)
CA (1) CA2419341A1 (ja)
DE (1) DE60300588T2 (ja)
DK (1) DK1340425T3 (ja)
ES (1) ES2242143T3 (ja)
IL (1) IL154443A0 (ja)
MX (1) MXPA03001082A (ja)
NZ (1) NZ524289A (ja)
PT (1) PT1340425E (ja)
SI (1) SI1340425T1 (ja)
TW (1) TW200306781A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664607B1 (ko) 2004-06-24 2007-01-04 롬 앤드 하아스 컴패니 식물 또는 식물 파트를 처리하는 방법
JP2012219096A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Rohm & Haas Co 制御放出組成物
JP2017532367A (ja) * 2014-08-14 2017-11-02 シャンハイ・ライトン・バイオケミカルズ・リミテッドShanghai Lytone Biochemicals Ltd. 植物のエチレン反応を阻害するための積層体及びその製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200603731A (en) * 2004-05-19 2006-02-01 Rohm & Haas Compositions with cyclopropenes and metal-complexing agents
TW200538037A (en) * 2004-05-19 2005-12-01 Rohm & Haas Compositions with cyclopropenes and adjuvants
PT2109641T (pt) 2007-01-17 2017-05-25 Agrofresh Inc Entrega de agentes de bloqueio e/ou promotores de etileno
CA2692211C (en) 2009-12-14 2011-09-13 Cellresin Technologies, Llc Maturation or ripening inhibitor release from polymer, fiber, film, sheet or packaging
CN101990937A (zh) * 2010-10-19 2011-03-30 西安交通大学 果蔬花卉保鲜剂-1-甲基-3-(2-甲基环丙烷)-1-环丙烯包结物及其制备方法
US10182567B2 (en) 2011-03-27 2019-01-22 Cellresin Technologies, Llc Cyclodextrin compositions, articles, and methods
CA2831213C (en) 2011-03-27 2016-05-17 Cellresin Technologies, Llc Cyclodextrin compositions, articles, and methods
US9320288B2 (en) 2012-11-30 2016-04-26 Cellresin Technologies, Llc Controlled release compositions and methods of using
US9421793B2 (en) 2014-06-26 2016-08-23 Cellresin Technologies, Llc Electrostatic printing of cyclodextrin compositions
EP3784038A1 (en) 2018-04-27 2021-03-03 Fresh Inset S.A. Compositions and articles comprising complexes of 1-methylcycloproprene and alpha-cyclodextrin
CN109527081A (zh) * 2018-11-08 2019-03-29 华南农业大学 一种1-甲基环丙烯缓释胶黏剂及其制备与应用
CN110437484A (zh) * 2019-08-14 2019-11-12 淮北市菲美得环保科技有限公司 一种果蔬贮藏保鲜用包装材料及其制备方法
BR112022015315A2 (pt) 2020-02-03 2022-09-27 Fresh Inset S A Composições estáveis de 1-metilciclopropeno e utilizações das mesmas

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6017849A (en) * 1998-08-20 2000-01-25 Biotechnologies For Horticulture, Inc. Synthesis methods, complexes and delivery methods for the safe and convenient storage, transport and application of compounds for inhibiting the ethylene response in plants
US6444619B1 (en) * 2000-09-28 2002-09-03 Rohm And Haas Company Delivery system for cyclopropenes

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664607B1 (ko) 2004-06-24 2007-01-04 롬 앤드 하아스 컴패니 식물 또는 식물 파트를 처리하는 방법
JP2012219096A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Rohm & Haas Co 制御放出組成物
JP2017532367A (ja) * 2014-08-14 2017-11-02 シャンハイ・ライトン・バイオケミカルズ・リミテッドShanghai Lytone Biochemicals Ltd. 植物のエチレン反応を阻害するための積層体及びその製造方法
US10321679B2 (en) 2014-08-14 2019-06-18 Shanghai Lytone Biochemicals, Ltd. Laminate for inhibiting ethylene response in plants and a method for preparing the same

Also Published As

Publication number Publication date
TW200306781A (en) 2003-12-01
KR20030071566A (ko) 2003-09-03
CN1275518C (zh) 2006-09-20
BR0300235A (pt) 2004-08-03
NZ524289A (en) 2004-07-30
DE60300588D1 (de) 2005-06-09
EP1340425A1 (en) 2003-09-03
ATE294502T1 (de) 2005-05-15
IL154443A0 (en) 2003-09-17
MXPA03001082A (es) 2004-12-06
PT1340425E (pt) 2005-09-30
JP3937168B2 (ja) 2007-06-27
DK1340425T3 (da) 2005-08-29
CN1440649A (zh) 2003-09-10
AU2003200594A1 (en) 2003-09-11
SI1340425T1 (sl) 2005-12-31
ES2242143T3 (es) 2005-11-01
CA2419341A1 (en) 2003-08-27
DE60300588T2 (de) 2006-01-19
EP1340425B1 (en) 2005-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6770600B1 (en) Delivery systems for cyclopropene compounds
JP3937168B2 (ja) シクロプロペン化合物のデリバリー系
DE60200194T2 (de) Freisetzungssystem von Cyclopropenderivaten
TW589140B (en) Delivery systems for cyclopropenes requiring less water
KR100653359B1 (ko) 시클로프로펜의 습기 활성화된 전달시스템
JP3989871B2 (ja) シクロプロペン化合物を発生させるための方法およびデバイス
JP2005314430A (ja) 植物エチレン応答阻害化合物および複合体
KR100812660B1 (ko) 식물에서 에틸렌 반응을 저해하는 화합물의 합성 방법,이런 화합물의 복합체 및 상기 화합물의 안전하고 편리한저장, 수송, 적용을 위한 전달 방법
TWI271432B (en) Thermal evaporation preparation and method of thermal evaporating chemicals using the same
AU2014287025B2 (en) Methods and compositions of granule formulations
JPH11349405A (ja) 蒸散方法
JP2000086406A (ja) 加水発熱反応用液
JP2002191970A (ja) ホルムアルデヒド除去剤
JP2756684B2 (ja) 高分子膜を有する粉状または粉状組成物およびその製造法
Tang et al. Effect of temperature on the evolution of n-butyl isocyanate from aqueous Benlate® formulations
JP2001288012A (ja) 害虫駆除方法
TH20369A (th) การรมควันสินค้าที่เป็นเม็ดเล็กๆ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20030602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060714

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060908

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060913

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees