JP2003284008A - 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムが記憶された記憶媒体、情報利用装置、情報利用方法、情報利用プログラム、及び情報利用プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムが記憶された記憶媒体、情報利用装置、情報利用方法、情報利用プログラム、及び情報利用プログラムが記憶された記憶媒体

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JP2003284008A
JP2003284008A JP2002172715A JP2002172715A JP2003284008A JP 2003284008 A JP2003284008 A JP 2003284008A JP 2002172715 A JP2002172715 A JP 2002172715A JP 2002172715 A JP2002172715 A JP 2002172715A JP 2003284008 A JP2003284008 A JP 2003284008A
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JP2002172715A
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Inventor
Koji Ogawa
浩司 小川
Tatsushi Arai
龍志 新井
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Sony Business Solutions Corp
Original Assignee
Sony Broadband Solutions Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報提供装置と情報利用装置との間で、ネッ
トワークを介して、過去の視聴情報ではなく今現在のリ
アルタイムな視聴情報を伝え、複数の番組の統計を参考
にし、リアルタイムな視聴情報・集計結果に連携したE
PGやプロモーションのようなサービスを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 流動的に変化する今現在のリアルタイム
な視聴情報を収集・集計した集計結果をリアルタイムに
ユーザ側端末に送信することにより、今現在のリアルタ
イムな視聴情報を伝えられた視聴者は今面白い番組を選
択でき、リアルタイムな視聴情報・集計結果に連携した
EPGやプロモーション情報をユーザ側端末に配信する
ことにより、番組の内容だけでなく番組の内容以外によ
って今以上に番組を楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ側装置とユ
ーザ側端末とからなる情報提供システム及び情報提供方
法、サーバ側が情報を提供する情報提供装置及び情報提
供方法、ユーザが情報を利用する情報利用装置及び情報
利用方法、さらにはサーバ側装置にユーザ側端末からの
情報を収集して保存する情報収集装置及び情報収集方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ放送の番組視聴率調査で
は、予め複数の調査対象者を選び、その選ばれた調査対
象者のそれぞれに対して、所定のタイミング毎に、選局
する放送チャンネルを調べることによって行われてい
る。このような調査の後、その放送チャンネルを選局し
ている調査対象者(視聴者)の調査対象者全体における
割合を求めることによりテレビ放送番組の視聴率として
求められる。
【0003】アナログテレビ放送の場合、1放送チャン
ネルでは、同じ時間に1つのテレビ放送番組しか放送す
ることができないため、予め決められたタイミングで、
各調査対象者がどの放送チャンネルを選局しているかが
分かれば、その放送チャンネルで放送されているテレビ
放送番組の視聴率を求めることができる。この視聴率
は、テレビ放送番組の注目度(人気度)などを判断する
上で、重要な資料となる。このように、テレビ放送番組
の視聴率は、テレビ番組の注目度などを知る上で有効な
資料となっている。
【0004】近年、映像(動画、静止画)、音声、文字
データ、処理プログラムなどの各種の情報をデジタルデ
ータとして放送するデジタルテレビ放送が行われるよう
になっている。また、デジタルテレビ放送では、受信者
側で選択することにより視聴が可能とされる複数個のま
とまりある情報を有するようにされたコンテンツとして
データ放送番組の放送(データ放送)が行われるように
なっている。
【0005】このような視聴率を測定する装置・方法に
ついて、例えば、特開平11−355228において
は、従来におけるテレビ放送の視聴率測定システムに加
え、ソフトウェアをパソコンに常駐させ、視聴状況を細
かく分析してパソコンによる対象ソースの視聴形態を正
確に測定する視聴率の測定方法が開示されている。
【0006】また、視聴情報を収集・集計するシステム
として、特開2001−109770や特開平9−26
1609が公開されている。特開2001−10977
0では、番組信号と視聴率データとを受信端末に視聴情
報サーバより送信し、チャンネルを視聴率の順番に選択
することができるCS(Communications
Satellite)放送システムが開示されてお
り、この場合、視聴率は上りチャンネルを利用してリア
ルタイムに取得して2分間隔で更新される。
【0007】特開平9−261609では、サーバがク
ライアント端末から視聴情報と個人情報とを取得し、そ
の視聴情報と個人情報とを統計処理した後に視聴情報処
理結果をクライアント端末に送信するCATV(Cab
le Television)放送システムが開示され
ている。
【0008】さらに、近年のデジタル放送システムで
は、画像、図形、文字、さらにはソフトウェアやデータ
などをデジタル化し、現行の標準テレビジョン信号やハ
イビジョン信号に相当する映像・音声とともに多重化し
て送信する。受信機側では受信信号から映像・音声など
の主情報とデジタル化した付加情報とを分離し、分離さ
れた付加情報に基づいて様々な機能やサービスを提供す
ることが提案されている。
【0009】例えば、特開2000−232425号公
報においては、デジタル放送が放送されている特定の時
間帯にある番組が放送され、その番組を視聴するデジタ
ル放送用受信装置からデジタル放送用送信装置に視聴確
認信号が送信され、この視聴確認信号の送信により視聴
者が視聴していることを認識した送信装置は番組固有の
データを番組データに多重化して送信する。送信装置か
ら多重化して送信された番組固有のデータは受信装置に
おいて蓄積され、その蓄積状況を送信装置で照会し、蓄
積状況に従って付加情報を提供するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
35528における視聴率の測定方法においては、視聴
情報は、スポンサーや企業本位の商用目的のものであ
り、ユーザに直接的にメリットをもたらすものではな
く、視聴対象となるユーザは調査会社が任意に選択した
特定のユーザ(モニター)である。また、収集・集計の
タイミングがバッチ的であり、視聴情報をリアルタイム
に収集・集計することなく、配信もリアルタイムには行
われない。
【0011】特開2001−109770においては、
視聴情報を収集して集計情報を端末に配信するといえど
も、CS放送システムに関するものであって、従来のテ
レビ放送において視聴情報を収集して集計情報を端末に
配信するものではない。さらに、視聴情報を収集して集
計情報を端末に配信するタイミングもユーザからの要求
時のみであるため、ユーザは流動的に変化する視聴情報
をその時々に確認することができない。
【0012】また、従来の視聴率というのは、あくまで
過去の結果を表すだけであり、視聴情報を収集して端末
に配信される集計情報は、番組のユーザの視聴傾向を確
認することができるだけである。「視聴率=おもしろ
さ」と考える場合、ライブで放送されてくるテレビやラ
ジオにとって、過去の視聴率は決してユーザにとって有
益な情報とはなりえない。例えば、生中継のスポーツ番
組やラジオにとって、最も大切なのは「今」の情報であ
り、従来のような視聴率やその測定システムでは、
「今」何がおもしろいのか、つまり「今」の視聴率をユ
ーザに伝えることができない。
【0013】特開平9−261609では、CATV放
送システムに関するものであり、実施が特定の地域に限
定され、CATVの性質上端末が特定できないため、集
計方法をパーソナライズすることができない。また、配
信される集計情報の画面表現も、視聴率順に並び替える
だけの単純なものであり、ユーザの娯楽性を高めるよう
な視覚的表現方法がなされてはおらず、さらには収集さ
れた視聴情報・集計情報はEPG(電子番組ガイド)に
連携されていない。
【0014】このように、従来の放送システムにおいて
は、ユーザが流動的に変化する視聴情報をその時々に確
認することができず、また「今」の視聴率をユーザに伝
えることができないだけでなく、視聴者はそれぞれの放
送局が各時間帯に放送する番組しか視聴することができ
ず、放送局はその番組に対して視聴率などの統計を取得
する。そのため、各視聴者の視聴する番組を把握して複
数の放送局の間にまたがる統計を測定することができ
ず、複数の番組の統計を参照にしてサービスを提供する
ことができない。また、近年のデジタル放送においても
同様に、それぞれの放送局が各時間帯に放送する番組に
対して視聴率などの統計を取得するだけであり、各視聴
者の視聴する番組を把握して複数の放送局の間にまたが
る統計を測定して、複数の番組の統計を参考にしてサー
ビスを提供することができない。
【0015】また、従来の放送システムでは、放送局側
では放送する各番組を視聴する視聴者を特定することが
できないため、放送局などが特定の視聴者に対してサー
ビスを提供することができず、特定の視聴者との間で双
方向に行うサービスを提供することができない。また、
近年のデジタル放送においても同様に、双方向機能を有
するといえども、放送局側で各番組を視聴する視聴者を
特定することができず、特定の視聴者との間で双方向に
行うサービスを実施することができない。
【0016】特開2000−232425号公報のよう
に付加情報を提供する場合、番組固有のデータは各視聴
者の受信装置において蓄積されるため、付加情報を提供
するための条件を満たす視聴者を送信装置で把握して判
断することができず、送信装置から送信された付加情報
を視聴者が受信装置を介して返答するような双方向なサ
ービスを提供することができない。また例えば、サーバ
側装置で一般の視聴者にサービスを提供する際にイベン
トなどの発生を送信装置において判断することができな
いため、このイベントの発生にともなって行うサービス
を提供することができない。
【0017】さらに、付加情報は受信装置に蓄積される
番組固有のデータの蓄積状況に応じて提供されるため、
各受信装置における番組固有のデータの蓄積状況を照会
することはできても各番組を視聴する視聴者を特定する
ことができず、特定の視聴者に対してサービスを提供す
ることができない。
【0018】そこで、本発明は、かかる従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、流動的に変化する視聴情報
を収集して集計した後に集計結果を端末に送信すること
により、過去の視聴情報ではなく今現在のリアルタイム
な視聴情報をユーザに伝えることができ、今現在のリア
ルタイムな視聴情報とともに視聴情報・集計結果に連携
するEPGを提供することができる情報提供システム、
情報提供装置、及び情報提供方法、そのような視聴情報
・集計結果やEPGが端末に配信されて利用することが
できる情報利用装置及び情報利用方法を提供することを
目的とする。さらには、過去の視聴情報ではなく今現在
のリアルタイムな視聴情報を収集することができる情報
収集装置及び情報収集方法を提供することを目的とす
る。
【0019】さらに、本発明は、ネットワークを介し
て、複数の番組の統計を参考にし、各番組を視聴する視
聴者を特定してプロモーションのようなサービスを提供
することができる情報伝達システム及び情報伝達方法を
提供するとともに、ネットワークを介してプロモーショ
ンのようなサービスを提供する情報提供装置及び情報提
供方法、このようなサービスをコンピュータに実現させ
るためのコンピュータ読みとり可能な情報提供プログラ
ム及び情報提供プログラムが記憶された記憶媒体、さら
にはネットワークを介してプロモーションのようなサー
ビスを利用する情報利用装置及び情報利用方法、このよ
うなサービスをコンピュータに実現させるためのコンピ
ュータ読みとり可能な情報利用プログラム及び情報利用
プログラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報提供装置
と、番組放送を受信して出力する視聴装置を有する情報
利用装置とからなる情報提供システムにおいて、前記情
報利用装置から前記情報提供装置に視聴装置に関する視
聴情報を送信し、前記情報利用装置が前記視聴情報を受
信するごとに、前記情報利用装置で前記視聴情報を加工
して加工情報を生成し、前記情報利用装置で生成された
加工情報を前記情報利用装置に配信し、前記視聴装置を
介して前記加工情報を視聴ユーザ側に提供することを特
徴とする情報提供システムを提供する。
【0021】本発明は、視聴装置を含む情報利用装置の
前記視聴装置に関する視聴情報を獲得し、該前記視聴情
報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して加工情報
を生成し、生成された前記加工情報を前記情報利用装置
に配信し、前記視聴装置を介してその視聴ユーザに提供
することを特徴とする情報提供方法を提供する。
【0022】また、本発明は、上記情報提供システムで
利用できる情報提供装置として、番組放送を受信し出力
する視聴装置を有する情報利用装置から発信される、前
記視聴装置に関する視聴情報を受信する視聴情報受信手
段と、前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を受信する
ごとに、前記視聴情報を加工して加工情報を生成する加
工情報生成手段とを備えることを特徴とする情報提供装
置を提供する。
【0023】この情報提供装置は、前記加工情報を情報
利用装置に向けて送信する加工情報送信手段を備えるも
のとすることができる。前記加工情報送信手段からは、
前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を受信するごと
に、加工情報を新たに生成したり、既にある加工情報を
更新したりして、前記加工情報が情報利用装置に向けて
送信される。
【0024】本発明は、番組放送を受信し出力する視聴
装置を有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装
置に関する視聴情報を受信する手順と、該視聴情報を受
信するごとに、前記視聴情報を加工して加工情報を生成
する手順と、該加工情報を前記ユーザ側端末に向けて出
力する手順とを具備することを特徴とする情報提供方法
を提供する。
【0025】本発明は、更に、番組放送を受信し出力す
る視聴装置を有するユーザ側端末から発信される、前記
視聴装置に関する視聴情報を受信するステップと、該視
聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して加工
情報を生成するステップと、該加工情報を前記ユーザ側
端末に送信するステップとをコンピュータに実現するた
めのコンピュータ読みとり可能な情報提供プログラムを
提供する。
【0026】また、番組放送を受信し出力する視聴装置
を有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に
関する視聴情報を受信するステップと、該視聴情報を受
信するごとに、前記視聴情報を加工して加工情報を生成
するステップと、該加工情報を送信するステップとをコ
ンピュータに実現するためのコンピュータ読みとり可能
な情報提供プログラムが記憶された記憶媒体を提供す
る。
【0027】また、本発明は、上記情報提供システムで
利用できる情報利用装置として、番組放送を受信して出
力する視聴装置を有する情報利用装置において、前記視
聴装置に関する視聴情報を取得する視聴情報取得手段
と、前記視聴情報取得手段で取得された視聴情報を情報
提供装置へ向けて送信する視聴情報送信手段と、前記情
報提供装置から送信される、前記視聴情報が加工されて
生成された加工情報を受信する加工情報受信手段と、前
記加工情報に基づいて前記視聴装置から視聴ユーザに提
供する提供情報を前記視聴装置へ出力する提供情報出力
手段とを備えることを特徴とする情報利用装置を提供す
る。
【0028】本発明は、番組放送を受信して出力する視
聴装置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得する
手順と、取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信
する手順と、前記情報提供装置から送信されて来る、視
聴情報が加工されて生成された加工情報を受信する手順
と、受信した前記加工情報に基づいて前記視聴装置から
視聴ユーザに提供する提供情報を前記視聴装置へ出力す
る手順とを具備することを特徴とする情報利用方法を提
供する。
【0029】本発明は、更に、番組放送を受信して出力
する視聴装置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取
得するステップと、取得した視聴情報を情報提供装置へ
向けて送信するステップと、前記情報提供装置から送信
されて来る、視聴情報が加工されて生成された加工情報
を受信するステップと、受信した前記加工情報に基づい
て前記視聴装置から視聴ユーザに提供する提供情報を前
記視聴装置へ出力するステップとをコンピュータに実現
させるためのコンピュータ読みとり可能な情報利用プロ
グラムを提供する。
【0030】また、番組放送を受信して出力する視聴装
置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得するステ
ップと、取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信
するステップと、前記情報提供装置から送信されて来
る、視聴情報が加工されて生成された加工情報を受信す
るステップと、受信した前記加工情報に基づいて前記視
聴装置から視聴ユーザに提供する提供情報を前記視聴装
置へ出力するステップとをコンピュータに実現させるた
めのコンピュータ読みとり可能な情報利用プログラムが
記憶された記憶媒体を提供する。
【0031】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、視聴情
報の送信時における情報利用装置の現時情報とすること
ができる。そのため、情報利用装置から情報提供装置に
向けて、情報利用装置の視聴装置におけるリアルタイム
な視聴情報が送信される。このようなリアルタイムな視
聴情報を情報提供装置は受信するため、情報提供装置で
生成される加工情報はリアルタイムな視聴情報を反映し
た加工情報となる。
【0032】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、視聴装
置で選局されたチャンネル、受信する番組、ユーザ側端
末識別子、視聴ユーザに関する情報、視聴時刻などのす
ることができる。そのため、情報利用装置から情報提供
装置に向けて、情報利用装置の視聴装置におけるリアル
タイムな視聴装置で選局されたチャンネル、受信する番
組などの視聴情報が送信される。
【0033】更に、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、加工情報は、統
計的処理により生成され、視聴率、視聴者数、占拠率な
どとすることができる。そのため、情報利用装置の視聴
装置におけるリアルタイムな視聴装置で選局されたチャ
ンネル、受信する番組などの視聴情報から統計的処理に
より生成されるリアルタイムな視聴情報を反映した視聴
率、視聴者数、占拠率が情報利用装置に向けて送信され
る。
【0034】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、一定の
周期ごとに送信したり、視聴情報の変動時に送信したり
する。そのため、情報利用装置は視聴情報を、適当なタ
イミングでバッチ的に送信するのではなく、周期的若し
くは視聴情報の変動時に情報利用装置に蓄積することな
く送信し、情報利用装置は情報提供装置に向けてリアル
タイムに視聴情報を送信する。
【0035】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、情報提供装置は視聴
情報を加工情報生成手段で受信すると、加工情報は視聴
情報に対応して変更され、加工情報は常に最新のリアル
タイムな視聴情報に対応して変更される。そのため、視
聴ユーザは、加工情報に基づいて、今現在おもしろい番
組等を知ることができ、さらにはライブ中継などの視聴
番組の臨場感や盛り上がりをより一層実感することがで
きる。
【0036】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、加工情報生成手段で
生成される加工情報は、視聴ユーザにより選択可能であ
る。そのため、情報提供装置から配信される加工情報の
中から視聴ユーザは自分の求める情報を選択することが
できる。そのため、視聴ユーザは加工情報である視聴率
などを基にして今おもしろい番組を選択することができ
る。
【0037】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、加工情報は、視聴情
報に応じて変動しない不変情報に連携して出力される。
そのため、情報提供装置から情報利用装置に向けて不変
情報とともに加工情報が配信され、視聴ユーザは不変情
報を介して容易に加工情報を利用することができる。
【0038】また、この不変情報は、不変情報は、加工
情報とともに情報提供装置から受信したり、加工情報と
は別途情報提供装置から受信したり、あるいは他の装置
からネットワークを介してまたは前記記憶媒体から読み
出して取得したりすることができる。
【0039】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び記憶媒体において、不変情報は電子番組表と
することができる。そのため、電子番組表を介して視聴
ユーザは容易に加工情報を利用することができる。その
ため、電子番組表を介して視聴ユーザは今おもしろい番
組を容易に知って選択することができる。
【0040】また、視聴装置が、表示装置である場合に
は、単独でまたは不変情報とともにグラフ、表、図形、
あるいはこれらを組み合わせて情報利用装置の視聴装置
に表示させることができる。これにより、視覚的に分か
り易く伝達することができる。
【0041】情報利用装置の視聴装置はCS放送やCA
TVなどに用いる特別な装置ではなく、種々のインター
ネットを介して情報を提供することができる表示装置を
用いるため、調査会社が選定したような特定の視聴ユー
ザに対してだけでなく、一般の視聴ユーザの視聴情報を
反映したリアルタイムな視聴情報を収集・集計して、よ
りリアルタイムな視聴情報を反映した加工情報を一般の
視聴ユーザに配信することができる。
【0042】前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体は、情報利用装置から情報
提供装置に視聴装置に関する視聴情報を送信し、情報利
用装置が視聴情報を受信するごとに、情報利用装置で視
聴情報を加工して加工情報を生成し、情報利用装置で生
成された加工情報を情報利用装置に配信し、視聴装置を
介して加工情報を視聴ユーザ側に配信することを実現さ
せる。
【0043】本発明は、情報提供装置と番組放送を受信
して出力する視聴装置を有する情報利用装置とからな
り、前記情報提供装置と前記情報利用装置とがネットワ
ークを介して接続され、該ネットワークを介して情報を
相互に伝達し合う情報伝達システムにおいて、前記情報
利用装置が前記情報提供装置に対して前記視聴装置に関
する視聴情報を送信し、前記情報利用装置が前記視聴情
報を受信するごとに、前記情報利用装置で前記視聴情報
を加工して加工情報を生成し、前記情報提供装置が前記
情報利用装置に、前記情報利用装置で生成された加工情
報とともに、前記情報利用装置の中で条件を満たす前記
情報利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対して物品若
しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイベント情
報を配信し、前記視聴装置を介して前記加工情報及び前
記イベント情報を前記視聴ユーザ側に伝達し、前記情報
提供装置が、前記加工情報及び前記イベント情報に基づ
いて前記条件を満たす前記情報利用装置を特定して特定
情報を生成し、前記情報提供装置から前記情報利用装置
に対して前記特定情報を配信して前記視聴ユーザ側に伝
達することを特徴とする情報伝達システムを提供する。
【0044】本発明は、視聴装置を含む情報利用装置の
前記視聴装置に関する視聴情報を獲得し、該前記視聴情
報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して加工情報
を生成し、前記情報利用装置に、生成された前記加工情
報とともに、前記情報利用装置の中で条件を満たす前記
情報利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対して物品若
しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイベント情
報を配信し、前記視聴装置を介して前記加工情報及び前
記イベント情報を前記視聴ユーザ側に伝達し、前記加工
情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件を満たす
前記情報利用装置を特定して特定情報を生成し、該特定
情報を前記情報利用装置に配信して前記視聴ユーザ側に
伝達することを特徴とする情報伝達方法を提供する。
【0045】また、本発明は、番組放送を受信し出力す
る視聴装置を有する情報利用装置から発信される、前記
視聴装置に関する視聴情報を受信する視聴情報受信手段
と、前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を受信するご
とに、前記視聴情報を加工して加工情報を生成する加工
情報生成手段と、前記情報利用装置に、前記加工情報と
ともに、前記情報利用装置の中で条件を満たす前記情報
利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対して物品若しく
は情報の提供を行うイベント内容を含むイベント情報を
配信するイベント情報送信手段と、前記加工情報及び前
記イベント情報に基づいて前記条件を満たす前記情報利
用装置を特定して特定情報を生成する特定情報生成手段
とを備えることを特徴とする情報提供装置を提供する。
【0046】この情報提供装置は、前記加工情報を情報
利用装置に向けて送信する加工情報送信手段、及び前記
特定情報を情報利用装置に向けて送信する特定情報送信
手段を備えるものとすることができる。前記加工情報送
信手段からは、前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を
受信するごとに、加工情報を新たに生成したり、既にあ
る加工情報を更新したりして、前記加工情報が情報利用
装置に向けて送信される。前記特定情報送信手段から
は、前記加工情報に基づいて前記条件を満たす前記情報
利用装置を特定して生成する特定情報を、特定された前
記視聴ユーザ若しくは全ての前記視聴ユーザの前記情報
利用装置に向けて送信される。
【0047】本発明は、番組放送を受信し出力する視聴
装置を有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装
置に関する視聴情報を受信する手順と、該視聴情報を受
信するごとに、前記視聴情報を加工して加工情報を生成
する手順と、該加工情報とともに、前記情報利用装置の
中で条件を満たす前記情報利用装置を有する前記視聴ユ
ーザ側に対して物品若しくは情報の提供を行うイベント
内容を含むイベント情報を前記ユーザ側端末に向けて出
力する手順と、前記加工情報及び前記イベント情報に基
づいて前記条件を満たす前記情報利用装置を特定して特
定情報を生成する手順とを具備することを特徴とする情
報提供方法を提供する。
【0048】本発明は、更に、番組放送を受信し出力す
る視聴装置を有するユーザ側端末から発信される、前記
視聴装置に関する視聴情報を受信するステップと、該視
聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して加工
情報を生成するステップと、前記情報利用装置に、前記
加工情報とともに、前記情報利用装置の中で条件を満た
す前記情報利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対して
物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイベ
ント情報を配信するステップと、前記加工情報及び前記
イベント情報を前記ユーザ側端末に送信するステップ
と、前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記
条件を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生
成するステップと、該特定情報を前記ユーザ側端末に送
信するステップとをコンピュータに実現するためのコン
ピュータ読みとり可能な情報提供プログラムを提供す
る。
【0049】また、本発明は、番組放送を受信し出力す
る視聴装置を有するユーザ側端末から発信される、前記
視聴装置に関する視聴情報を受信するステップと、該視
聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して加工
情報を生成するステップと、前記情報利用装置に、前記
加工情報とともに、前記情報利用装置の中で条件を満た
す前記情報利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対して
物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイベ
ント情報を配信するステップと、前記加工情報及び前記
イベント情報を前記ユーザ側端末に送信するステップ
と、前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記
条件を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生
成するステップと、該特定情報を前記ユーザ側端末に送
信するステップとをコンピュータに実現するためのコン
ピュータ読みとり可能な情報提供プログラムが記憶され
た記憶媒体を提供する。
【0050】また、本発明は、前記情報提供システムで
利用できる情報利用装置として、番組放送を受信して出
力する視聴装置を有する情報利用装置において、前記視
聴装置に関する視聴情報を取得する視聴情報取得手段
と、前記視聴情報取得手段で取得された視聴情報を情報
提供装置へ向けて送信する視聴情報送信手段と、前記情
報提供装置から伝達される、前記視聴情報が加工されて
生成された加工情報及び条件を満たす視聴ユーザに対し
て物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイ
ベント情報を受信する伝達情報受信手段と、前記加工情
報及び前記イベント情報に基づいて前記視聴装置から前
記視聴ユーザに伝達する情報を前記視聴装置へ出力する
伝達情報出力手段と、前記情報提供装置により前記加工
情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件を満たす
前記視聴ユーザが特定されて生成される特定情報を受信
する特定情報受信手段とを備えることを特徴とする情報
利用装置を提供する。
【0051】本発明は、番組放送を受信して出力する視
聴装置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得する
手順と、取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信
する手順と、前記情報提供装置から送信されて来る、視
聴情報が加工されて生成された加工情報及び条件を満た
す視聴ユーザに対して物品若しくは情報の提供を行うイ
ベント内容を含むイベント情報を受信する手順と、受信
した前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記
視聴装置から視聴ユーザに伝達する伝達情報を前記視聴
装置へ出力する手順と、前記情報提供装置により前記加
工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件を満た
す前記視聴ユーザが特定されて生成される特定情報を受
信する手順とを具備することを特徴とする情報利用方法
を提供する。
【0052】本発明は、更に、番組放送を受信して出力
する視聴装置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取
得するステップと、取得した視聴情報を情報提供装置へ
向けて送信するステップと、前記情報提供装置から送信
されて来る、視聴情報が加工されて生成された加工情報
及び条件を満たす視聴ユーザに対して物品若しくは情報
の提供を行うイベント内容を含むイベント情報を受信す
るステップと、受信した前記加工情報及び前記イベント
情報に基づいて前記視聴装置から視聴ユーザに伝達する
伝達情報を前記視聴装置へ出力するステップと、前記情
報提供装置により前記加工情報及び前記イベント情報に
基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定されて
生成される特定情報を受信するステップとをコンピュー
タに実現させるためのコンピュータ読みとり可能な情報
利用プログラムを提供する。
【0053】また、本発明は、番組放送を受信して出力
する視聴装置から、前記視聴装置に関する視聴情報を取
得するステップと、取得した視聴情報を情報提供装置へ
向けて送信するステップと、前記情報提供装置から送信
されて来る、視聴情報が加工されて生成された加工情報
及び条件を満たす視聴ユーザに対して物品若しくは情報
の提供を行うイベント内容を含むイベント情報を受信す
るステップと、受信した前記加工情報及び前記イベント
情報に基づいて前記視聴装置から視聴ユーザに伝達する
伝達情報を前記視聴装置へ出力するステップと、前記情
報提供装置により前記加工情報及び前記イベント情報に
基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定されて
生成される特定情報を受信するステップとをコンピュー
タに実現させるためのコンピュータ読みとり可能な情報
利用プログラムが記憶された記憶媒体を提供する。
【0054】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、前記情報利用装置か
ら前記情報提供装置に向けて視聴装置に関する視聴情報
を送信し、前記情報提供装置が前記視聴情報を受信する
ごとに、前記情報提供装置で前記視聴情報を加工して加
工情報を生成し、前記情報提供装置で生成された前記加
工情報を前記情報利用装置に配信し、前記視聴装置を介
して前記加工情報を視聴ユーザ側に伝達することを実現
させる。
【0055】また、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、前記加工情報を
情報利用装置に対して送信する際に、条件を満たす視聴
ユーザに対して物品若しくは情報の提供を行うイベント
内容を含む前記イベント情報を送信し、前記視聴装置を
介して前記加工情報及び前記イベント情報を前記視聴ユ
ーザ側に伝達することを実現させる。
【0056】また、更に、前記情報提供システム、前記
情報提供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、
前記情報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報
利用プログラム、及び前記記憶媒体において、前記イベ
ント情報を伝達された前記視聴ユーザは、前記情報利用
装置から前記情報提供装置に対して前記イベント内容に
参加する情報を送信した後、前記情報提供装置で前記加
工情報に基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが有
する前記情報利用装置を特定して特定情報を生成し、該
特定情報を前記情報利用装置に配信して前記視聴ユーザ
側に伝達することを実現させる。
【0057】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、情報提供装置及び情
報利用装置は種々のネットワークを介して情報を伝達し
合う。そのため、情報利用装置の視聴装置はCS放送や
CATVなどに用いる特別な装置ではなく、種々のネッ
トワークに接続することができる表示装置を用いること
ができる。
【0058】また、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体においては、このような種
々のネットワークに接続できる表示装置を用いて、調査
会社が選定したような特定の視聴ユーザの視聴情報だけ
でなく、一般の視聴ユーザの視聴情報を収集・集計し
て、よりリアルタイムな視聴情報を反映した加工情報を
一般の視聴ユーザに配信することができる。
【0059】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、視聴情
報の送信時における情報利用装置の現時情報とすること
ができる。そのため、情報利用装置から情報提供装置に
向けて、情報利用装置の視聴装置におけるリアルタイム
な視聴情報が送信される。このようなリアルタイムな視
聴情報を情報提供装置は受信するため、情報提供装置で
生成される加工情報はリアルタイムな視聴情報を反映し
た加工情報となる。
【0060】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、視聴装
置で選局されたチャンネル、受信する番組、ユーザ側端
末識別子、視聴ユーザに関する情報、視聴時刻などとす
ることができる。そのため、情報利用装置から情報提供
装置に向けて、情報利用装置の視聴装置におけるリアル
タイムな視聴装置で選局されたチャンネル、受信する番
組などの視聴情報が送信される。
【0061】更に、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、加工情報は、統
計的処理により生成され、視聴率、視聴者数、占拠率な
どとすることができる。そのため、情報利用装置の視聴
装置におけるリアルタイムな視聴装置で選局されたチャ
ンネル、受信する番組などの視聴情報から統計的処理に
より生成されるリアルタイムな視聴情報を反映した視聴
率、視聴者数、占拠率が情報利用装置に向けて送信され
る。
【0062】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、視聴情報は、一定の
周期ごとに送信したり、視聴情報の変動時に送信したり
する。そのため、情報利用装置は視聴情報を、適当なタ
イミングでバッチ的に送信するのではなく、周期的若し
くは視聴情報の変動時に情報利用装置に蓄積することな
く送信し、情報利用装置は情報提供装置に向けてリアル
タイムに視聴情報を送信する。
【0063】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、前記情報利用装置に
対応する前記ユーザ側端末識別子に基づいて前記情報利
用装置に関する情報を管理する。そのため、前記視聴ユ
ーザの視聴する番組を把握して複数の放送局の間にまた
がる統計を測定することができ、複数の番組の統計を参
照にしたサービスを提供することができる。
【0064】また、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、前記情報利用装
置に対応する前記ユーザ側端末識別子に基づいて前記情
報利用装置に関する情報を管理して、放送局側で各番組
を視聴する視聴ユーザを特定することができ、特定の視
聴ユーザに対するサービスを実現することができる。
【0065】更に、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、視聴ユーザに関
する前記情報を基に前記条件が設定可能である。そのた
め、各番組を視聴する視聴ユーザを特定することがで
き、特定の視聴ユーザに対してサービスを行うことがで
きる。
【0066】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、情報提供装置は視聴
情報を加工情報生成手段で受信すると、加工情報は視聴
情報に対応して変更され、加工情報は常に最新のリアル
タイムな視聴情報に対応して変更される。
【0067】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、前記イベント内容が
発生した場合に、前記イベント内容の発生が伝達され
る。
【0068】さらに、前記情報提供システム、前記情報
提供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記
情報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用
プログラム、及び前記記憶媒体において、前記イベント
情報は前記イベント内容の発生の条件である発生情報と
前記イベント内容のプロモーションに関する情報である
プロモーション情報とを含み、前記発生情報と前記加工
情報とを比較して前記イベント内容の発生を認識する。
そのため、情報提供置から伝達される前記イベント情報
が、視聴者側装置から送信されるリアルタイムな視聴情
報や放送内容を反映して発生し、視聴者側装置のリアル
タイムな視聴情報に連動したサービスを行うことができ
る。
【0069】さらにまた、前記情報提供システム、前記
情報提供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、
前記情報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報
利用プログラム、及び前記記憶媒体において、前記発生
情報と前記加工情報とを自動で比較して前記イベント内
容の発生を認識したり、前記発生情報と前記加工情報と
を外部で比較して外部からの入力により前記イベント内
容の発生を認識したりするため、視聴率に連動したイベ
ントやスポーツの結果に連動したイベントを行うことが
でき、どのような視聴情報にも連動したサービスを行う
ことができる。
【0070】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、加工情報生成手段で
生成される加工情報や前記イベント情報は、視聴ユーザ
により選択可能である。そのため、情報提供装置から伝
達される加工情報やイベント情報の中から視聴ユーザは
自分の求める情報を選択することができ、視聴ユーザは
プロモーション情報を含むイベント情報を基にして興味
のある番組を選択することができる。
【0071】また、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、前記情報提供装
置が、前記イベント内容が発生した場合に、前記情報利
用装置に対して前記イベント内容の発生を伝達する。そ
のため、視聴ユーザは、今は視聴していない他の番組で
イベントが発生したことや、今視聴する番組でイベント
に参加していることなどを知ることができる。
【0072】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、前記プロモーション
情報は前記条件を含み、前記特定情報は前記プロモーシ
ョン情報に基づいた前記特定により生成される。そのた
め、前記イベント情報を基にして、プロモーションのよ
うな視聴ユーザとともに行うサービスを実現することが
できる。
【0073】さらに、前記情報提供システム、前記情報
提供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記
情報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用
プログラム、及び前記記憶媒体において、特定情報は、
抽選処理により生成され、抽選処理により特定された前
記視聴ユーザの抽選結果などとすることができる。その
ため、情報利用装置の視聴装置におけるリアルタイムな
視聴情報を反映した前記プロモーション情報から抽選処
理により生成されるリアルタイムな視聴情報を反映した
抽選結果が情報利用装置に向けて送信される。
【0074】また、前記情報提供システム、前記情報提
供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情
報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プ
ログラム、及び前記記憶媒体において、特定された前記
視聴ユーザに対して、前記視聴ユーザに関する情報に基
づいて、物品を配送若しくは情報を配信する。そのた
め、視聴ユーザを特定した後に視聴ユーザ側から視聴ユ
ーザの情報を得ることなく、直ちに物品の配送や情報の
配信を行うことができる。
【0075】またさらに、前記情報提供システム、前記
情報提供装置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、
前記情報利用方法、前記情報提供プログラム、前記情報
利用プログラム、及び前記記憶媒体において、前記イベ
ント情報は外部のイベント情報作成手段により作成さ
れ、該イベント情報作成手段は前記視聴ユーザに対して
前記物品若しくは前記情報の提供を行う。そのため、イ
ベント情報作成手段がイベント情報を作成するとともに
プロモーション情報により提供する物品や情報を設定す
ることができる。
【0076】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び前記記憶媒体において、前記加工情報を前記
視聴情報に応じて変動しない不変情報に連携して出力
し、前記加工情報及びイベント情報を前記不変情報とと
もに情報提供装置から情報利用装置に向けて配信するこ
とができる。そのため、視聴ユーザは不変情報を介して
容易に加工情報及びイベント情報を利用することができ
る。
【0077】また、この不変情報は、加工情報とともに
情報提供装置から受信したり、加工情報とは別途情報提
供装置から受信したり、あるいは他の装置からネットワ
ークを介してまたは前記記憶媒体から読み出して取得し
たりすることができる。
【0078】前記情報提供システム、前記情報提供装
置、前記情報利用装置、前記情報提供方法、前記情報利
用方法、前記情報提供プログラム、前記情報利用プログ
ラム、及び記憶媒体において、不変情報は電子番組表と
することができる。そのため、電子番組表を介して視聴
ユーザは容易に加工情報やイベント情報を利用すること
ができる。そのため、電子番組表を介して視聴ユーザは
今イベントが行われる番組を容易に知って選択すること
ができる。
【0079】また、視聴装置が、表示装置である場合に
は、単独でまたは不変情報とともにグラフ、表、図形、
あるいはこれらを組み合わせて情報利用装置の視聴装置
に表示させることができる。これにより、視覚的に分か
り易くイベント情報を伝達することができる。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照にしながら説明する。
【0081】第一の実施の形態として、リアルタイムな
視聴情報を収集して集計された視聴率や視聴者数などの
集計結果を配信するリアルタイム視聴情報配信について
説明する。さらに、第一の実施形態を応用して、第二の
実施の形態ではリアルタイムな視聴情報を収集して集計
された集計結果をEPGに連携させて端末に配信するリ
アルタイムEPGについて説明し、第三の実施形態では
ユーザ側端末から収集するリアルタイムな視聴情報をサ
ーバ側装置において集計して視聴率や視聴者数などの集
計結果を作成し、この集計結果を介してリアルタイムな
視聴情報や番組内容などと連動してプロモーションを行
うリアルタイムプロモーションについて説明する。な
お、第三の実施の形態ではリアルタイムプロモーション
について説明するが、ユーザ側端末から送信されるリア
ルタイムな情報を基にしてリアルタイムな情報に連動す
る情報を相互に伝達し合うサービスであれば良い。
【0082】[第一の実施の形態]図1を用いてリアル
タイムに視聴率や視聴者数などの視聴情報を反映した集
計結果を配信するリアルタイム視聴情報配信の概要につ
いて説明する。図1に示すように、本実施形態のリアル
タイム視聴情報配信では、視聴者側のユーザ側端末と、
このユーザ側端末から送信される視聴情報を収集して集
計するサーバ側装置とを用いる。まず、従来のアナログ
放送や近年のデジタル放送などの放送局から送られる番
組を視聴者側のユーザ側端末において選局し、この選局
する番組に関する情報としてチャンネル番号や視聴時間
などのリアルタイムな視聴情報がサーバ側装置に送信さ
れる。このようにリアルタイムに送信された視聴情報を
サーバ側装置で収集し、統計的処理などにより加工して
集計する。視聴情報をサーバ側装置で加工した後、この
加工された情報である視聴率や視聴者数などの集計結果
を視聴者側のユーザ側端末へと配信し、例えばサーバ側
装置から配信される集計結果を視聴者の画面上に表示す
るなどしてリアルタイムな視聴情報を反映した視聴率や
視聴者数などの集計結果を視聴者に伝える。
【0083】ユーザ側端末である視聴者側装置の視聴装
置には、リアルタイムな視聴情報を反映した集計結果が
サーバ側装置から配信されて表示されるのであるが、視
聴装置としては図2に示すような種々の表示装置があ
る。表示装置のいくつかの例として、アプリケーション
内蔵型テレビ11a(図2(a))、パソコン(パーソ
ナルコンピュータ)11b(図2(b))、ディスプレ
イ付きラジオ11c(図2(c))、携帯端末11d
(図2(d))、ディスプレイに接続するトップボック
ス型専用セット11e(図2(e))などがあり、ある
いはテレビリモコン(テレビのリモートコントローラ)
11f(図2(f))にディスプレイを付けたものでも
良い。後述するように、ユーザ側端末とサーバ側装置と
はインターネット30を経由して接続されるため、これ
らの表示装置はインターネット30に接続可能な装置で
ある。また、ディスプレイ付きテレビリモコン11f
(図2(f))においては、例えば「視聴率」などと書
かれたボタンを備え付けてそのボタンを押すことにより
視聴者側装置のアプリケーションを起動させるようにす
ることができる。
【0084】図3乃至図31を参照にして、リアルタイ
ムに視聴率や視聴者数などの視聴情報を反映した集計結
果を配信するリアルタイム視聴情報配信の詳細について
説明する。
【0085】図3に示すように、リアルタイムな視聴情
報を配信するリアルタイム視聴情報配信では、視聴者は
事業体に対して料金を提供し、その上で事業体は視聴者
に対してリアルタイム視聴情報配信というサービスを提
供する。視聴者が事業体に対して料金を提供した後、視
聴者の視聴者側装置から事業体のサーバ側装置に視聴情
報が送信され、前述のように事業体のサーバ側装置から
リアルタイムの視聴情報を反映した集計結果が送信され
る。
【0086】図4に示すように、本発明における実施形
態の情報提供システムはユーザ側端末である視聴者側装
置11及びサーバ側装置21からなり、インターネット
30などの回線を経由して接続される。サーバ側装置2
1は視聴者側装置11に対してリアルタイム視聴情報配
信での情報を提供する情報提供装置の一形態であり、視
聴者側装置11は情報提供装置であるサーバ側装置21
からリアルタイム視聴情報配信での情報を受け取って利
用する情報利用装置の一形態である。情報提供装置の一
形態であるサーバ側装置21は、リアルタイム視聴情報
配信での情報を提供するための情報提供プログラムが記
憶された記憶媒体であるハードディスクを有し、このハ
ードディスクを読み込むことによって情報提供装置とし
て機能する。情報利用装置の一形態である視聴者側装置
11は、リアルタイム視聴情報配信でサーバ側装置21
から配信される情報を利用するための情報利用プログラ
ムが記憶された記憶媒体であるハードディスクを有し、
このハードディスクに情報を受信して読み込むことによ
って情報利用装置として機能する。サーバ側装置21の
ハードディスクに記憶された情報提供プログラムは、後
述の種々の形態によりリアルタイム視聴情報配信での情
報を提供したり視聴者側装置11からリアルタイムな視
聴情報を受信したりするように作成されており、視聴者
側装置11に記憶された情報利用プログラムは、リアル
タイムな視聴情報をサーバ側装置21に送信したりリア
ルタイム視聴情報配信での情報をしたりするように作成
されている。
【0087】ユーザ側端末である視聴者側装置11は、
本実施形態のリアルタイム視聴情報配信に参加するため
にサーバ側装置にユーザ登録する登録部12と、視聴者
側が選局する番組のチャンネル番号や視聴時間などの視
聴情報をサーバ側装置に送信する視聴者側送信部13
と、サーバ側装置から加工情報である集計結果を受信す
る視聴者側受信部14と、加工情報である集計結果を受
信して表示する表示部15とからなる。サーバ側装置2
1は、視聴者側から視聴情報を受信するサーバ側受信部
22と、サーバ側受信部で受信した視聴情報を収集して
集計して加工情報である集計結果を生成する集計部23
と、加工情報である集計結果を視聴者側に配信する配信
部24aとからなり、視聴者側装置11から送信された
リアルタイムな視聴情報を収集・集計して配信する。図
4に示すように、サーバ側装置21におけるサーバ側受
信部22、集計部23、及び配信部24aは、視聴者の
登録により受信した視聴者に関する情報を保管する視聴
者情報部25、視聴者側装置11より送られる視聴情報
を保管する視聴情報部26、視聴者の各地域の番組表が
保存される番組表情報部27に連携しており、各情報が
必要なときに必要な情報を引き出すことができるように
なっている。また、ユーザ側端末である視聴者側装置1
1とサーバ側装置21との送受信はインターネット30
などの回線を経由してなされ、前述のように、視聴者側
装置11及びサーバ側装置21はインターネット30な
どの回線に接続可能な装置である。なお、図4において
は、後述する第二の実施形態、すなわちリアルタイムに
収集して集計された視聴情報をEPGに連携させて端末
に配信するリアルタイムEPGにおいて用いられるEP
G部28及びリアルタイムEPGを配信する配信部24
bが記述されているが、本実施形態のリアルタイムに視
聴率や視聴者数などの集計結果を配信するリアルタイム
視聴情報配信では用いられない。
【0088】図4に示すように、本実施形態のリアルタ
イム視聴情報配信に参加するにあたり、視聴者側は視聴
者側装置11の登録部12を通じてユーザ登録する。こ
の視聴者側がユーザ登録する情報は一般的な基本属性で
あり、例えば、名前、性別、住所、後述するその地域の
番組表の選択番号などであったり、あるいは仮想的に匿
名で登録したり、ハンドルネームや自分の写真などのキ
ャラクターなどを登録情報としても良い。このように視
聴者側は視聴者側装置11の登録部12を通じて、サー
バ側装置21の視聴者情報部25に視聴者情報をユーザ
登録すると、サーバ側装21置から各視聴者側装置11
に対応する一意のユーザ識別子を与えられ、リアルタイ
ム視聴情報配信に参加する。
【0089】図5乃至図9を用いて視聴者側装置11か
らリアルタイムな視聴情報をサーバ側装置21に対して
送信し、サーバ側装置21がリアルタイムな視聴情報を
受信する動作について説明する。第三の実施形態におい
ては、視聴者側装置11からサーバ側装置21へのリア
ルタイムな視聴情報の送信は、従来例のように視聴者側
装置11に蓄積して蓄積した情報を一度に送信するので
はなく、周期的に送信したり視聴者側装置11の視聴装
置で選局されたチャンネル番号が変化した時に送信した
りする。
【0090】図5は、視聴者側装置11がサーバ側装置
21からユーザ識別子を与えられた後、視聴者側装置1
1からユーザ識別子及び視聴情報をサーバ側装置21に
送信する視聴者側装置11における動作手順の一例を示
す。ここで図5を用いて、視聴者側装置11が視聴情報
を周期的に観測し、視聴者側装置11はサーバ側装置2
1に対して周期的に視聴情報を送信する周期的観測プロ
セスについて説明する。図5のS41に示すように、視
聴装置の電源を入れると同時に自動的に視聴者側装置1
1のアプリケーションが起動する。視聴者側装置11の
アプリケーションが起動すると、視聴者側装置11にお
いて視聴者(ユーザ)が意識することなくアプリケーシ
ョンが自動的にユーザ識別子を読み込み(S42)、ユ
ーザ識別子を読み込んだ時刻t0を取得する(S4
3)。ユーザ識別子を読み込んだ後に、視聴者側装置1
1において、現在の時刻がユーザ識別子を読み込んだ時
刻から周期である時間Fだけ経過したか否かを監視す
る。すなわち、ユーザ識別子を読み込んだ時刻t0と観
測するときの現在の時刻である現時刻t1とを比較し、
現時刻t1がt0及びFに対してt1=t0+Fが成立
するか否かを判断する(S44)。このとき、現時刻t
1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0に対して周期の
時間Fだけ経過した場合には、視聴者の現在選局するチ
ャンネル番号を取得し(S45)、現在選局するチャン
ネル番号はユーザ識別子とともに視聴者側送信部13を
通じて周期的にサーバ側受信部22に送信される(S4
6)。視聴装置において現在選局するチャンネル番号が
ユーザ識別子とともに視聴者側送信部13に対して送信
されると、送信した時刻から周期の時間Fだけ経過する
か否かを観測するため、S46からS43へと戻り、現
在選局するチャンネル番号及びユーザ識別子を送信した
時刻を新たに時刻t0として取得する。現時刻t1がユ
ーザ識別子を読み込んだ時刻t0に対して周期の時間F
だけ経過していない場合には、現時刻t1を取得し、現
時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0から周期
の時間Fだけ経過するまで現時刻t1を取得し続ける。
また、視聴装置の電源が入りアプリケーションが起動し
たとき、視聴装置で選局された現在のチャンネル番号を
直ちに取得し、サーバ側装置21へと送信される。サー
バ側受信部22に対して送信するために取得するチャン
ネル番号の他に、地域に関する地域識別子などの視聴情
報を同時に取得しても良い。このように、視聴者の現在
選局するチャンネル番号は一定の周期で読み込みがなさ
れ、例えば図5のS44に示すように、周期Fが経過し
ない場合には周期Fが経過する前に選局した現在の選局
するチャンネル番号を取得することとなり、周期Fが経
過した場合にはS45に示すように周期Fが経過した後
の現在のチャンネル番号を取得することとなる。また、
読み込まれたユーザ識別子及び周期的に読み込まれ続け
る現在のチャンネル番号はサーバ側装置21へと送信さ
れ、後述するように、サーバ側受信部22に送信された
時点で更新され、現在のチャンネル番号は、視聴者情報
部25において各視聴者側装置11のユーザIDに対応
して管理される。
【0091】また、図5のS47に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0092】図6は、周期観測プロセスによりサーバ側
装置21のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現在
のチャンネル番号が送信された後、サーバ側装置21に
おける動作手順の一例を示す。図6に示すように、視聴
者側装置11からユーザ識別子及び現在のチャンネル番
号などの視聴情報を受信すると(S51)、視聴情報は
視聴者情報部25に格納される。このとき、視聴情報
は、サーバ側受信部22において視聴情報を受信した
後、リアルタイムな視聴情報から送信元IPアドレスを
取得し(S52)、S53に示すように各視聴者側装置
11に対応するユーザ識別子を鍵として視聴者情報部2
5の現在のチャンネル番号、IPアドレス、取得時刻な
どを更新して(S53)視聴者情報部25に格納され
る。
【0093】図7及び図8を用いて、視聴者側装置11
がサーバ側装置21からユーザ識別子を与えられた後、
視聴者側装置11からユーザ識別子及び視聴情報をサー
バ側装置21に送信する視聴者側装置11における動作
手順の他の一例について説明する。ここで図7及び図8
を用いて、視聴者側装置11の視聴装置において選局す
るチャンネル番号に変化があったときに視聴者側装置1
1からサーバ側装置21に対して変化したチャンネル番
号を送信する変化時送信プロセスについて説明する。図
7に示すように、視聴者側装置11の視聴装置で選局す
るチャンネル番号に変化が生じる(S61)と、視聴者
(ユーザ)が意識することなくアプリケーションが自動
的にユーザ識別子を取得する(S62)。ユーザ識別子
を取得した後、変化して選局されたチャンネル番号をサ
ーバ側装置21に対して送信する送信プロセスが起動し
ているか否かが検出される(S63)。送信プロセスが
既に起動している場合には、その送信プロセスを消去し
(S64)、新たに送信プロセスを起動する(S6
5)。また送信プロセスがまだ起動していない場合に
は、送信プロセスを起動する(S65)。また、送信プ
ロセスが消去されると、視聴者側装置11では新たに選
局されるチャンネル番号に変化が生じたことを検出する
まで送信プロセスは待機し、チャンネル番号に変化生じ
ると送信プロセスを起動させる(S65)。図8は送信
プロセスに関する詳細なチャート図であるが、図8に示
すように、送信プロセスを起動すると(S71)、視聴
装置で選局するチャンネル番号が変化した時刻t0を取
得する(S72)。このとき、チャンネル番号の変化と
同時に送信プロセスが起動する場合には、時刻t0は送
信プロセスが起動した時刻として取得される。ユーザ識
別子を読み込んだ後に、視聴者側装置11において、現
在の時刻がユーザ識別子を読み込んだ時刻から時間Xだ
け経過したか否かを監視する。すなわち、ユーザ識別子
を読み込んだ時刻t0と現在の時刻である現時刻t1と
を比較し、現時刻t1がt0及びXに対してt1=t0
+Xが成立するか否かを判断する(S73)。このと
き、現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0に
対して時間Xだけ経過した場合には、視聴者の現在選局
するチャンネル番号を取得し(S74)、現在選局する
チャンネル番号はユーザ識別子とともに視聴者側送信部
13を通じてサーバ側受信部22に送信される(S7
5)。現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0
に対して時間Xだけ経過していない場合には、現時刻t
1を取得し、現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時
刻t0から時間Xだけ経過するまで現時刻t1を取得し
続ける。サーバ側受信部22に対して変化して選局され
たチャンネルがユーザ識別子とともに送信されると、送
信プロセスを終了し(S76)、次にチャンネル番号が
変化するまでチャンネル番号を監視して送信プロセスは
待機する。また、視聴装置の電源が入りアプリケーショ
ンが起動したときは、送信プロセスが自動で起動して視
聴装置で選局された現在のチャンネル番号を直ちに取得
し、サーバ側装置21へと送信される。サーバ側受信部
22に対して送信するために取得するチャンネル番号の
他に、地域に関する地域識別子などの視聴情報を同時に
取得しても良い。このように、視聴者の現在選局するチ
ャンネル番号は変化した時に読み込みがなされ、例えば
図8のS73に示すように、時間Xが経過しない場合に
は時間Xが経過する前に選局した現在の選局するチャン
ネル番号を取得することとなり、時間Xが経過した場合
にはS74に示すように時間Xが経過した後の現在のチ
ャンネル番号を取得することとなる。また、読み込まれ
たユーザ識別子及び変化時に読み込まれ続ける現在のチ
ャンネル番号はサーバ側装置21へと送信され、後述す
るように、サーバ側受信部22に送信された時点で更新
され、現在のチャンネル番号は、視聴者情報部25にお
いて各視聴者側装置11のユーザIDに対応して管理さ
れる。
【0094】また、図7のS66に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0095】図9は、変化時送信プロセスによりサーバ
側装置21のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現
在のチャンネル番号が送信された後、サーバ側装置21
における動作手順の一例を示す。図9に示すように、視
聴者側装置11からサーバ側装置21のサーバ側受信部
22にユーザ識別子とともに現在のチャンネル番号など
の視聴情報及び視聴時間Tが送信されると、視聴時間T
が抽出される(S81)。このとき、S82に示すよう
に、視聴時間Tを抽出して視聴時間Tがある一定の時間
Xより小さな場合には、その視聴時間Tの間に視聴した
視聴情報を無視するため、視聴情報を破棄する(S83
b)。S83aに示すように、抽出した視聴時間Tがあ
る一定の時間Xより大きな場合には、視聴者側装置11
からサーバ側受信部22に送信されたユーザ識別子や現
在のチャンネル番号などのリアルタイムな視聴情報をサ
ーバ側受信部22において受信する。サーバ側受信部2
2においてリアルタイムな視聴情報を受信した後、リア
ルタイムな視聴情報から送信元IPアドレスを取得し
(S84)、視聴者情報のユーザ識別子を鍵として視聴
者情報部25の現在のチャンネル番号、IPアドレス、
取得時刻などを更新して(S85)視聴者情報部25に
格納される。
【0096】このように視聴者側装置11からユーザ識
別子とともに視聴情報をサーバ側装置21に対して送信
する際、視聴者側装置11が視聴情報を周期的に観測し
てサーバ側装置21に対して周期的に視聴情報を送信す
る周期的観測プロセスや視聴装置において選局するチャ
ンネル番号に変化があったときに視聴者側装置11から
サーバ側装置21に対して変化したチャンネル番号を送
信する変化時送信プロセスがある。周期観測プロセスに
より視聴者側装置11からサーバ側装置21に対して視
聴情報を周期的に送信する場合、例えばサーバ側装置2
1は一定周期よりも短い時間の間だけ選局されたチャン
ネル番号に関する視聴情報を確認できず、サーバ側装置
21が受信する視聴情報は視聴者側装置11の視聴装置
における視聴情報を忠実に反映されない。変化時送信プ
ロセスにより視聴者側装置11からサーバ側装置21に
対して視聴装置で選局するチャンネル番号の変化時にチ
ャンネル番号を送信する場合、視聴情報は視聴者側装置
11からサーバ側装置21に対して送信するために視聴
者側装置11での不規則な動作や状況変化に対してサー
バ側装置21が対応できない可能性がある。あるいは、
例えば視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャン
ネルを変化させることに対応することができなかった
り、視聴装置の電源が突然切れたとしてもサーバ側装置
21では知ることができずに同じチャンネル番号を視聴
し続けていると誤認識したりする可能性がある。また、
視聴装置において選局するチャンネル番号が変化せず、
長時間にわたって同じチャンネルを選局し続ける場合
に、視聴装置において選局されたチャンネル番号を認識
しない可能性がある。このような問題に対して、これら
両者の方法を併用して独立に同時実行することにより解
決することができる。例えば、視聴者側装置11の視聴
装置において一定周期よりも短い時間だけ選局されたチ
ャンネル番号は、チャンネル番号の変化時にチャンネル
番号を送信する変化時送信プロセスにより、視聴者側装
置11の視聴装置での視聴情報をサーバ側装置21での
視聴情報に忠実に反映させることができる。また例え
ば、視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャンネ
ルの変化や視聴装置の電源が突然切れた時には、視聴装
置の視聴情報を周期的に送信する周期観測プロセスによ
り、現在選局されるチャンネル番号を確実に認識するこ
とができる。
【0097】図10は視聴者の視聴状態を管理するステ
イタス管理に関するチャート図を示し、図10を用いて
図5乃至図9に示すように現在のチャンネル番号及び取
得時間を取得する各視聴者側装置11の視聴状態につい
て説明する。図10に示すように、S91において初期
のnの値をn=0としてユーザID=nを鍵として視聴
者情報部25におけるその視聴者側装置11の取得時間
の値t0を取得する(S92)。ここで、n=ユーザI
Dは0,1,2,・・・,Nと仮定している。S93に
おいて現在の時刻である現在時刻t1を取得した後、視
聴者情報部25におけるその視聴者側装置11の取得時
刻t0を用いて、S94に示すように、現在時刻t1か
ら取得時刻t0を引いた差がある一定の時間Xより小さ
い場合には、次の視聴者の視聴状態を調べるために改め
てn=n+1と置き換えてS92の手順に戻って次の視
聴者について調べる(S96)。S94に示すように、
現在時刻t1から取得時刻t0を引いた差がある一定の
時間Xより大きい場合には、ユーザID=nのチャンネ
ル番号0、IPアドレス0.0.0.0、そして取得時
刻の更新をする。このようなステイタス管理を用いる
と、ある視聴者が視聴していないとき、その視聴者の現
在のチャンネル番号を0として、視聴装置の電源が切れ
て視聴されていないことが分かる。また、視聴者側端末
装置の不正終了によって生じるサーバ側視聴者情報と視
聴者側の状態の不整合を防ぐことができる。ユーザID
=nの現在のチャンネル番号、IPアドレス、及び取得
時間を更新した後、次の視聴者の視聴状態を調べるため
に改めてn=n+1と置き換えてS92の手順に戻って
次の視聴者について調べる(S96)。このように、各
視聴者側装置11からサーバ側装置21に現在のチャン
ネル番号などの視聴情報や取得時間を取得したの視聴者
情報部25においてユーザテーブルである視聴者表が作
成される。その際、視聴者が視聴装置の電源が切れて視
聴していないときには、その視聴者の現在のチャンネル
番号を0、IPアドレスを0.0.0.0として、視聴
者が視聴していないことが分かるように作成される。ま
た後述するように、サーバ側装置21では周期的若しく
は視聴情報の変更時に最新の視聴情報に変更されるので
あるが、視聴者自身がIPアドレスを基にして視聴者自
身の視聴者側端末にアクセスして、その時点の視聴情報
を問合わせることもできる。この場合、そのサーバ側装
置21からIPアドレスにアクセスできない場合には、
その視聴者の状態を示すステイタスを0として、これは
周期的、任意に行うことができる。
【0098】図11に示すように、視聴者側装置11よ
りサーバ側装置21へユーザ識別子や視聴情報が送信さ
れ、サーバ側装置21の視聴情報部26において視聴者
表(ユーザテーブル)が作成される。図11において、
ユーザID、性別、年齢、地域番組表の番号、及び住所
は、リアルタイム視聴情報配信を受ける上で、予めサー
バ側装置の視聴者情報部25に登録されている情報であ
る。その他の現在のチャンネル番号、取得時間は視聴者
側装置11より周期的に若しくは現在のチャンネル番号
の変更時に送られてサーバ側装置21において取得さ
れ、IPアドレスは視聴者側装置11から現在のチャン
ネル番号が送信されると同時に送信される各視聴者側装
置11に対応するユーザ識別子を基にしてサーバ側装置
21の視聴者情報部25から取得され、取得するごとに
変動する。視聴者側装置11から各視聴者側装置11に
対応するユーザ識別子とともに現在のチャンネル番号、
取得時間を周期的に若しくは現在のチャンネル番号の変
更時に送信され、サーバ側装置21において現在のチャ
ンネル番号、取得時間、そしてIPアドレスを取得して
変更されるごとに変動して視聴者表に記載されて更新さ
れる。
【0099】前述の図5乃至図9に示すように、視聴者
側装置11からサーバ側装置21に対して視聴情報を送
信してサーバ側装置21において受信し、サーバ側装置
21が全ての視聴者に関する視聴情報を収集するのに対
して、サーバ側装置21の視聴者情報部25に登録され
ている全ての視聴者の視聴者側装置11に対して現在の
チャンネル番号などの視聴情報についてサーバ側装置2
1が問合わせを行い、全ての視聴者に関する視聴情報を
収集することもできる。サーバ側装置21が視聴者側装
置11に対して問合わせを行って視聴情報を収集する場
合にはサーバ側装置21が視聴者側装置11に対して周
期的に問合わせを行う。図12は、サーバ側装置21の
視聴者情報部25に登録されている全ての視聴者に関し
て視聴情報の収集をするために、サーバ側装置21から
の各視聴者側装置11へ視聴情報の問合わせするサーバ
側装置21における動作手順を示すチャート図である。
図12に示すように、S101において初期のnの値を
n=0としてユーザID=nを鍵として視聴者のIPア
ドレスを取得し(S102)、この取得したIPアドレ
スの視聴者側装置11へ視聴状態の問合わせを行う(S
103)。ここで、n=ユーザIDは0,1,2,・・
・,Nと仮定している。S104に示すように、そのI
Pアドレスの視聴者側装置11がサーバ側装置21に接
続されていない場合には、ユーザID=nを鍵として視
聴者情報部25におけるその視聴者側装置11の現在の
チャンネル番号を0に更新し(S105b)、n=n+
1と置き換えた後に前述のようなS102における視聴
者のIPアドレス取得の手順に戻る(S108)。現在
のチャンネル番号を0値することにより、そのIPアド
レスの視聴者側装置11が有する視聴装置の視聴状態が
切られた状態であることが分かる。視聴者がサーバ側装
置に接続されている場合には、そのIPアドレスを有す
る視聴者に対して現在のチャンネル番号の問合わせを行
い(S105a)、その視聴者の視聴する現在のチャン
ネル番号を取得し(S106)、ユーザID=nを鍵と
して視聴者情報部25におけるその視聴者側装置11の
現在のチャンネル番号を新たに問合わせた現在のチャン
ネル番号に更新する(S107)。このようにユーザI
D=nである視聴者の視聴情報の問合わせを行い現在の
チャンネル番号を更新した後、次の視聴者の視聴状態を
調べるために改めてn=n+1と置き換えてS102の
手順に戻って次の視聴者について調べる(S108)。
【0100】サーバ側装置21の視聴者情報部25に登
録されている全ての視聴者の視聴者側装置11に対して
現在のチャンネル番号などの視聴情報についてサーバ側
装置21が問合わせを行い、全ての視聴者に関する視聴
情報を収集する場合、図13に示すように、サーバ側装
置21が視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを
行って取得する現在のチャンネル番号、ユーザ識別子を
基に視聴者情報部25から取得するIPアドレスが取得
されるごとに変動して更新される。サーバ側装置21が
視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを行って現
在のチャンネル番号を取得するため、周期的な取得時間
を視聴者表(ユーザテーブル)に記載せず記憶させるの
を省略しても良く、また周期的に現在のチャンネル番号
を取得されるたびに改めて視聴者表(ユーザテーブル)
を作成しても良い。
【0101】図14は地域番組表に基づいて作成される
プログラムテーブルである番組表である。図14に示す
ように、この地域番組表は、視聴者情報部25に登録さ
れる視聴者の情報を基にして、各視聴者が利用する番組
IDとサーバ側装置21の番組表情報部26に記憶され
た番組IDとが連結しており、これにより図13におけ
る番組表のID番号を視聴者ごとに選択して図11にお
ける各視聴者の地域番組表欄に記載される。
【0102】このように、サーバ側装置21の視聴者情
報部25には視聴者自身に関する情報が管理され、サー
バ側装置21の視聴情報部26においてはユーザ識別子
や視聴情報が管理されている。サーバ側装置21の視聴
者情報部25において管理されるユーザ識別子や視聴情
報などは視聴者側の端末から送信されるリアルタイムな
視聴情報によりその時々で更新して管理される。個々の
視聴者のIPアドレスは更新されて管理されているが、
常にIPアドレスに対応する視聴者を認識して管理さ
れ、視聴者が選局する現在のチャンネル番号及び視聴時
間、それを視聴者側装置11において取得した取得時間
は、そのIPアドレスに対応して変更して管理されてい
る。
【0103】視聴者側装置11よりサーバ側装置21へ
ユーザ識別子やリアルタイムな視聴情報が送信され、サ
ーバ側装置21において視聴者表(ユーザテーブル)や
番組表(プログラムテーブル)を作成した後、視聴者表
(ユーザテーブル)や番組表(プログラムテーブル)を
集計して視聴率表や視聴者数などの種々の集計結果を作
成して格納する。サーバ側装置21の集計部23におい
て集計されて作成される集計結果としては、視聴率の他
に、現在視聴している総視聴者数、放送局や番組ごとの
現視聴者総数、占拠率、ある視聴者が特定の番組を時間
にしてどれくらいの割合見ていたかを示す番組貢献度
数、この番組貢献度数を算出するある特定の番組を単独
に閲覧した視聴者数を示す番組アクセス数などがある。
【0104】図16は、サーバ側装置21の集計部23
において視聴情報を集計して種々の集計結果を作成する
動作手順のチャート図を示す。また、視聴情報を集計し
た種々の集計結果を作成する際、前述のように視聴者側
装置11から送信されてサーバ側装置21において収集
して管理される視聴者表(ユーザテーブル)や番組表
(プログラムテーブル)などの視聴情報は単純に収集し
ておくだけでなく、サーバ側装置21では視聴者の属性
に基づいて作成されたフィルタが事前に作成され、その
フィルタを通じて同時に集計結果が作成される。図16
のS111に示すように、ある一定の時間である周期F
だけ経過していない場合には集計の前手順に戻り、この
周期Fだけ時間が経過するまで戻る。S111において
周期Fだけ時間が経過した場合、年齢や性別などのよう
な所望の条件を基に検索して、事前に視聴者の属性に基
づいて作成されたフィルタの情報を読み込む(S11
2)。事前に作成されたフィルタの情報に検索条件を付
加し、ユーザIDと地域番組表IDとを鍵として各現在
のチャンネル番号を集計し、データベースを検索する検
索文を生成する(S113)。その後、この検索文を用
いてデータベースを検索した(S114)後に集計結果
を取得するのであるが(S115)、取得した集計結果
は、視聴者側装置11に配信するため配信部24aのメ
モリーに送られる(S116a)。また同時に、視聴者
側からの変更されたリアルタイムな視聴情報がサーバ側
装置21に送信され前述のように改めて集計する際に、
取得した集計結果が改めて集計するのに基となるため、
取得した集計結果は視聴情報部26のメモリーに格納さ
れる(S116b)。視聴情報部26のメモリーに格納
される集計結果は最新の集計結果が格納されるが、ある
程度古くなった集計結果はデータベースに保存されてサ
ーバ側装置21に保存されていく。サーバ側装置21に
集計結果としてデータベースに保存されるため、前述し
たような視聴率、総視聴者数、現視聴者総数、占拠率、
ある視聴者の特定の番組に対する時間の割合を示す番組
貢献度数、ある特定の番組を単独閲覧した視聴者数を示
す番組アクセス数などの集計結果がサーバ側装置21に
記憶される。
【0105】図17は視聴情報部26に格納された視聴
率表(視聴率テーブル)を示す。例えば、図17では現
在のチャンネルの取得時刻を基にして時系列に集計され
ており、二つのフィルタを通して集計されている。集計
結果(1)は、「視聴者が男性である」というフィルタ
を通して集計され男性だけの視聴者人数に関する集計結
果であり、集計結果(2)は、「視聴者が20代の女性
である」というフィルタを通して集計された20代の女
性の視聴率に関する集計結果である。このように、サー
バ側装置21で視聴者の属性に基づいて事前にフィルタ
を作成することにより、同時に様々な集計結果を出すこ
とができる。
【0106】前述のようにサーバ側装置21の集計部2
3で集計して取得した集計結果は、配信部24aのメモ
リーと集計部23のメモリーに格納されるのであるが、
サーバ側装置21の配信部24aのメモリーに送られた
集計結果は、視聴者側装置11に配信されて視聴者側装
置11の表示部15にある視聴装置の表示画面にリアル
タイムに表示される。図18はサーバ側装置21の集計
部23で集計した集計結果を配信部24aのメモリーに
記憶させる際の模式図を示し、図19は視聴者側装置1
1へ集計結果を送信する際の模式図を示す。サーバ側装
置21の集計部23で集計して取得した集計結果は、前
述のように、配信部24aのメモリーと集計部23のメ
モリーに格納されるのであるが、集計部23のメモリー
に格納された過去の集計結果と視聴者側装置11から送
信される最新でリアルタイムな視聴情報とから、集計部
23においてリアルタイムに最新の集計結果が取得され
る。集計部23で取得した最新の集計結果は、同様に配
信部24aのメモリーと集計部23のメモリーとに格納
される。このとき、配信部24aのメモリーに格納され
る最新の集計結果は、視聴者側装置11からの要求によ
る配信を待つスタンバイの状態にある。
【0107】図19は、サーバ側装置21の集計部23
で集計した集計結果の全てを視聴者側装置11に配信
し、視聴者が希望する集計結果を視聴者側装置11にお
いて選択する場合についての模式図である。図19に示
すように、視聴者側装置11から集計結果の要求がサー
バ側装置21の配信部24aに送信される(S121
a)。視聴者側装置11の集計結果の要求は、定期的に
行ったり視聴者が好む時に行ったりしても良く、あるい
はこれらを組み合わせて行っても良い。視聴者側装置1
1から集計結果の要求がサーバ側装置21に送信される
と、サーバ側受信部22がその要求を受信し(S122
a)、スタンバイの状態にある配信部24aは集計結果
を配信する(S123a)。このとき、前述のように、
サーバ側装置21で視聴者の属性に基づいて事前に作成
されたフィルタを通じて同時に集計された集計結果の全
てが配信される。配信部24aより視聴者側装置11の
視聴者側受信部14に配信される全ての集計結果は、視
聴者側装置11の視聴者側受信部14のメモリーに格納
される。視聴者側装置11の視聴者側受信部14のメモ
リーに格納される集計結果は、一定期間保存するように
しても良いし、サーバ側装置21から最新の集計結果が
送信されると同時に消去されるようにしても良い。視聴
者は視聴者側受信部14のメモリーに格納された全ての
集計結果の中で希望する集計結果を選択し、希望する集
計結果を表示部15において取得した後、視聴者側装置
11の表示部15にある表示画面上に希望する集計結果
をリアルタイムに表示させる(S124a)。
【0108】図20は最新の集計結果を配信部24aか
ら視聴者側装置11に配信する他の一例を示す模式図で
ある。この場合、予め視聴者側装置11から要求を配信
する際にサーバ側装置21で集計した集計結果の全ての
中で視聴者が希望する集計結果の要求を配信し、視聴者
側装置11に希望の集計結果を送信する。図20のS1
21bに示すように、視聴者側装置11からサーバ側装
置21の配信部24aに希望する集計結果に関して要求
を送信する。図19の場合と同様に、視聴者側の集計結
果の要求は、定期的に行ったり視聴者が好む時に行った
りしても良く、あるいはこれらを組み合わせて行っても
良い。視聴者側装置11から希望する集計結果に関する
要求がサーバ側装置21の配信部24aに送信される
と、サーバ側受信部22がその要求を受信し(S122
b)、スタンバイの状態にある配信部24aはメモリー
に格納された集計結果を配信する(S123b)。この
とき、配信部24aのメモリーに格納された最新の集計
結果の中で視聴者側装置11から送信される要求の希望
する集計結果を選択して配信する。配信部24aより視
聴者側装置11の視聴者側受信部14に配信される集計
結果は、視聴者側装置11の視聴者側受信部14のメモ
リーに格納され、視聴者側装置11の表示部15におい
て取得された後、視聴者側装置の表示部15にある表示
画面上に希望する集計結果がリアルタイムに表示される
(S124b)。
【0109】前述のように、視聴者側装置11からサー
バ側装置21に対して最新の集計結果を送信するという
要求を送信した後、その要求に応答してサーバ側装置2
1が視聴者側装置11に最新の集計結果を送信する場
合、視聴者の好む時期に視聴者側装置11において視聴
情報を受信することができる。この場合には、視聴者側
装置11において表示される集計結果はリアルタイムな
集計結果となり、視聴者側の表示はリアルタイムな視聴
情報を反映する。それに対して、サーバ側装置21から
視聴者側装置11に対してサーバ側装置21の設定する
時期に、例えば視聴情報を視聴者側装置11から受信す
ると同時に視聴者側装置11に対して表示する集計結果
を送信することもできる。この場合、サーバ側装置21
において視聴情報を受信すると同時に表示データが視聴
者側装置11に送信されるため、サーバ側装置21にお
いて収集し集計する集計結果はリアルタイムな視聴情報
を反映している。
【0110】図21はサーバ側装置21から視聴者側装
置11に対してサーバ側装置21の設定する時期に視聴
者側装置11に対して表示する集計結果を送信する場合
に関するサーバ側装置21における動作手順の一例を示
す。図21に示すように、S131のように初期のnの
値をn=0としてユーザID=nを鍵として視聴者のI
Pアドレスとプロファイルを取得し(S132)、この
取得したプロファイルに従って集計された集計結果を取
得する(S133)。ここで、n=ユーザIDは0,
1,2,・・・,Nと仮定している。取得したIPアド
レスの視聴者側装置11へ視聴者側装置11の視聴状態
を問合わせる(S134)。S135において、そのI
Pアドレスの視聴者側装置11がサーバ側装置21に接
続されていない場合には、ユーザID=nを鍵として視
聴者表(ユーザテーブル)の現在のチャンネル番号を0
に更新して接続されていないことが視聴者表(ユーザテ
ーブル)に記載される(S136b)。視聴者側装置1
1がサーバ側装置21に接続されている場合には、その
IPアドレスを有する視聴者に対して取得した集計結果
を送信して(S136a)、視聴者側装置11の視聴装
置に表示させる(S137b)。さらに、視聴者側装置
11がサーバ側装置21に接続している場合には、S1
37aに示すように、n=n+1と置き換えた後にS1
32に示す視聴者のIPアドレス取得の手順に戻り、n
+1のユーザIDを有する視聴者側装置11のIPアド
レスを取得する。視聴者側装置11がサーバ側装置21
に接続している場合には、前述のように取得したユーザ
ID=nである視聴者に関する集計結果をサーバ側装置
21の集計部23のメモリーに格納する。なお、S13
6cに示すように、S135の手順から視聴情報処理の
手順に戻り、さらに集計結果に付加する視聴情報を収集
しても良い。
【0111】図22に示すように、視聴者側装置11の
表示部15の視聴装置におけるリアルタイムに表示され
る表示画面には種々の表示形態がある。図22(a)は
テレビ画面に放送される映像の右下に上書き表示する表
示画面であり、図22(b)はテレビ画面に放送される
映像を縮小して画面の右端部分に縦長に表示する表示画
面であり、図22(c)は図22(b)と同様にテレビ
画面に放送される映像を縮小して画面の下方部分に横長
に表示する表示画面である。図22(d)及び図22
(e)は、テレビ画面に放送される映像と表示を分ける
表示画面であり、図22(d)では放送される映像と表
示とを切り替えて表示する表示画面、図22(e)では
テレビのリモコンなどに液晶画面などの表示画面を設け
て、その液晶画面に表示する場合である。これらの表示
画面は、視聴者が好む時に、例えば図2(f)における
テレビリモコンの「視聴率」などのようなボタンを押し
たりして消去することができる。なお、視聴装置の表示
画面としてテレビ画面を用いて説明するが、その他の図
2に示すような種々の視聴装置を用いることができる。
【0112】図23乃至図31を用いて視聴者側装置1
1の画面上にリアルタイムに表示される表示形式につい
て説明する。サーバ側装置21で視聴者の属性に基づい
て事前にフィルタが作成され、そのフィルタを通じて集
計されたリアルタイムな集計結果が視聴者側装置11に
送信されるため、画面上には種々の視聴者の属性に基づ
いた最新の集計結果が表示されることになる。例えば、
視聴率に関するグラフ表示、地域別での他地域表示、あ
るいは視聴情報に従って視聴者に情報を伝える情報伝達
表示などがあり、数値を用いたりアニメーションを用い
たりして表示される。また、前述のように、予め視聴者
側装置11から要求を配信する際にサーバ側装置で集計
した集計結果の全ての中で視聴者が希望する集計結果の
要求を配信し、視聴者側装置11に希望の集計結果を送
信する場合には、視聴者が希望する集計結果を表示して
も良い。このような視聴者側装置11の画面上に表示さ
れるリアルタイムな視聴情報を反映した表示内容は、例
えば、サーバ側装置21から最新の集計結果が送信され
て集計結果が更新されると同時にグラフの位置が入れ替
わったり、グラフの長さが変化したり、時系列にグラフ
が変化したりする。このように、リアルタイムな視聴情
報を反映した集計結果をグラフやアニメーションなどの
図形を用いて表示することにより、視聴者により集計結
果の内容を視覚的に分かり易く伝えることができる。
【0113】図23乃至図27はグラフを用いて視聴者
側装置11の表示部15にある視聴装置の表示画面に集
計結果を表示するグラフ表示の画面の例を示す。ここ
で、集計結果を表示する視聴装置の表示画面として、図
22(a)のようなテレビ画面に放送される映像の右下
に上書き表示する表示画面を用いて説明するが、図22
に示すような種々の表示画面を用いることができる。図
23では、図22(a)のようにテレビ画面の右下に集
計結果が表示され、この場合のサーバ側装置21で事前
に作成したフィルタは、フィルタ01が全員、フィルタ
02が20台女性、フィルタ03が10代男性の3種類
であって、3種類のフィルタは性別と年代を視聴者の属
性として集計されている。視聴者は3種類のフィルタを
示すタグを選択することにより、それぞれのフィルタを
知ることができ、それぞれのフィルタによる視聴ランキ
ングなどの視聴情報を知ることができる。表示される集
計結果のタグは、サーバ側装置21から最新の集計結果
が送信されるとともにある一定のフィルタに基づく固定
したタグであっても良いし、視聴者が選択したフィルタ
に基づいて設定したタグであっても良い。また、視聴装
置の表示画面に、これらの3種類のフィルタによる視聴
情報の他に、例えば飛行機の離着陸の案内などを表示し
たり、サーバ側装置21で視聴者の属性に基づいて集計
したフィルタ以外の情報を表示画面と入れ替えて表示し
たりしても良い。前述にように、サーバ側装置21から
送信される集計結果は、変化する視聴情報を反映して変
化した最新の集計結果であるため、各フィルタにおける
視聴情報が変化する。例えば、図24に示すように、各
放送局の視聴者数の数値及び視覚的に分かり易く表示し
たグラフの長さが変化し、各フィルタにおける視聴情報
の変化を視聴者に伝えることができる。また、図25に
示すように、各放送局に関する視聴者数の視聴者全体に
対する割合を時間軸に沿って折線グラフにより表示して
も良い。あるいはまた、図26に示すように、サーバ側
装置21で事前に作成したフィルタを、フィルタ01が
10代・20代・30代、フィルタ02が男性と女性、
フィルタ03が10代男性と10代女性として、各放送
局について世代ごとに分けて棒グラフにして表示するこ
ともできる。図27においては、各放送局についての視
聴情報ではなく、放送局全体での番組名についての視聴
情報を表示している。このように、サーバ側装置21に
おいて視聴者の属性を基にしてフィルタを作成して視聴
者側装置11にリアルタイムの集計結果を配信するので
あるが、視聴者の属性に基づいてフィルタを作成する際
に放送局や番組名などの種々の視聴情報に関して作成
し、視聴者に伝えることができる。
【0114】図28はフィルタの表示として画面を複数
にして表示する場合であり、各画面の番組に関して同時
に表示した表示である。図28に示すように、各画面の
下には各番組の視聴率や視聴者数が表示され、それらを
基に集計された各番組の順位が表示されている。この各
番組の視聴率や視聴者数、そして順位は、サーバ側装置
21において視聴者の属性を基にしてフィルタを作成し
て視聴者側装置11にリアルタイムな視聴情報を反映し
た集計結果を配信するため、集計結果が配信されてリア
ルタイムに変化する。また、図29に示すように、各画
面の下には各番組の視聴率や視聴者数が表示され、それ
らを基に集計された各番組の順位を画面の下に棒グラフ
として表示することもでき、より視覚的に分かり易くす
ることもできる。前述と同様に、この棒グラフの長さ
は、視聴者側装置11にはリアルタイムの集計結果が配
信されるため、集計結果が配信されて各番組の視聴率や
視聴者数がリアルタイムに変化するとともに変化する。
【0115】図30は地域別での表示である他地域表示
を示し、サーバ側装置21において視聴者を地域別に分
類して各地域での放送局についてフィルタを作成し、視
聴者側装置11にリアルタイムの集計結果を配信する場
合の表示である。この場合、まず、視聴者側装置11よ
り送信される視聴情報を基にサーバ側装置21の視聴者
情報部25から各視聴者の属する地域に関する情報を取
得する。この各視聴者の属する地域に関する情報を基に
して、各視聴者の属する地域の番組表を番組表情報部2
7から取得し、集計部23において各地域別の放送局に
関して視聴者数を集計して集計結果を作成する。このと
き、サーバ側装置21において予め作成されるフィルタ
は視聴者情報部25より取得する各視聴者の属する地域
を基に作成され、さらに各地域の番組について作成され
る。
【0116】図31は視聴者に特定の情報を伝える情報
伝達表示を示す。この情報伝達表示は、ある所望の条件
を満たした場合に、その条件が満たされたことを表示部
15にある視聴装置の表示画面を通じて視聴者側装置1
1の視聴者に伝達し、視聴者に特定の情報を伝える。こ
の場合、サーバ側装置21において視聴者側装置11か
ら送信される視聴情報を基に集計して最新の集計結果を
作成し送信する際に、集計結果を送信するのと同時に集
計結果とともに送信し、視聴者側装置11の視聴装置に
表示して、視聴者に特定の情報を伝える。例えば、図3
1(a)における画面を視聴者が見ている際に、図31
に示すように、この裏番組であるFテレビの視聴率が閾
値を越えた時に、図31(b)に示すように、画面上に
「お知らせ君」のような伝達表示30が表示されて視聴
者に裏番組であるFテレビの視聴率が閾値を越えたこと
を伝える。このときの閾値としては、一例として、Fテ
レビのある番組の視聴率が40パーセントを越えるとい
う条件の40という値であったり、20代の女性が20
パーセント以上見ているという条件の20という値であ
ったりする。また、図31(c)に示すように、画面上
に伝達表示が表示されて視聴者に裏番組であるFテレビ
の視聴率が閾値を越えたことが伝わり、視聴者が伝達表
示を選択することにより裏番組であるFテレビの番組に
切り替えられるようにすることもできる。
【0117】以上のように、サーバ側装置21において
視聴者側装置11から受信する視聴情報から種々の集計
結果を作成し、リアルタイムに視聴者側装置11に配信
するため、視聴者はリアルタイムに配信される視聴情報
を見ることによって番組選択時に新しい判断材料を入手
することができる。また、サーバ側装置21において様
々なフィルタを通して集計結果を作成し、視聴者は自分
に興味あるフィルタから集計結果を選んで番組を選択す
ることができる。
【0118】視聴者側装置11はサーバ側装置21に対
して視聴情報を送信する際、適当なタイミングでバッチ
的に送信するのではなく、周期的に送信したり現在のチ
ャンネル番号やその視聴時間などの視聴情報が変化した
時に送信したりするため、より最新でリアルタイムな視
聴情報を視聴者に配信することができる。また、図2に
示すように、視聴者側装置11の視聴装置はインターネ
ット30などの回線に接続できる装置であるため、一般
の全ての視聴者に対してリアルタイムな視聴情報を反映
した集計結果を配信することができる。そのため、リア
ルタイムな視聴情報がより全ての視聴者の視聴情報を反
映したリアルタイムな視聴情報となり、よりリアルタイ
ムな視聴情報を反映した集計結果を視聴者側装置11に
配信することができる。
【0119】サーバ側装置21から視聴者側装置11へ
送信される集計結果は最新でリアルタイムな視聴情報を
反映させて作成されるため、視聴者は今現在の視聴情報
を知ることができ、例えばスポーツのライブ中継などで
はより一層視聴番組の臨場感や盛り上がりを感じること
ができる。また、視聴者は今現在の視聴情報を知ること
により、今現在おもしろい番組を知ることができる。
【0120】例えば、テレビの製造元では、テレビに対
して視聴者に今現在の視聴情報を提供することができる
という付加価値をつけることができ、尚且つ視聴者の嗜
好や利用状況などを最新でリアルタイムな視聴情報から
把握することができ、放送局やスポンサーにおいても、
番組の視聴状況を簡単かつ詳細に把握することができ
る。
【0121】[第二の実施の形態]図32を用いてリア
ルタイムに視聴率などの視聴情報とその視聴情報に連携
するリアルタイムEPGを配信するリアルタイムEPG
の概要について説明する。図32に示すように、本実施
形態のリアルタイムEPGでは、視聴者側のユーザ側端
末と、このユーザ側端末から送信される視聴情報を収集
及び集計してその結果とに連携するリアルタイムEPG
を作成するサーバ側装置とを用いる。まず、従来のアナ
ログ放送や近年のデジタル放送などの放送局から送られ
る番組を視聴者側のユーザ側端末において選局し、この
選局する番組に関する情報としてチャンネル番号や視聴
時間などのリアルタイムな視聴情報がサーバ側装置に送
信される。このようにリアルタイムに送信された視聴情
報をサーバ側装置で収集し、統計的処理などにより加工
して集計する。視聴情報をサーバ側装置で加工した後、
この加工された情報である視聴率や視聴者数などの集計
結果に連携してリアルタイムEPGを構成し、この加工
された情報である集計結果とともにリアルタイムEPG
を視聴者側のユーザ側端末へと配信する。視聴情報を加
工した情報である集計結果とリアルタイムEPGとを受
信したユーザ側端末では、例えばサーバ側装置から配信
される集計結果とリアルタイムEPGとを視聴者の画面
上に表示するなどしてリアルタイムな視聴情報を反映し
た視聴率や視聴者数などの集計結果とリアルタイムEP
Gとを視聴者に伝える。
【0122】ユーザ側端末である視聴者側装置の視聴装
置には、リアルタイムな視聴情報を反映した集計結果と
リアルタイムEPGとがサーバ側装置から配信されて表
示されるのであるが、視聴装置としては図2に示すよう
な種々の表示装置がある。表示装置のいくつかの例とし
て、アプリケーション内蔵型テレビ11a(図2
(a))、パソコン(パーソナルコンピュータ)11b
(図2(b))、ディスプレイ付きラジオ11c(図2
(c))、携帯端末11d(図2(d))、ディスプレ
イに接続するトップボックス型専用セット11e(図2
(e))などがあり、あるいはテレビリモコン(テレビ
のリモートコントローラ)11f(図2(f))にディ
スプレイを付けたものでも良い。後述するように、ユー
ザ側端末とサーバ側装置とはインターネット30を経由
して接続されるため、これらの表示装置はインターネッ
ト30に接続可能な装置である。また、ディスプレイ付
きテレビリモコン11f(図2(f))においては、例
えば「視聴率」などと書かれたボタンを備え付けてその
ボタンを押すことにより視聴者側装置のアプリケーショ
ンを起動させるようにすることができる。
【0123】第一の実施形態で参照した図3乃至図2
1、及び図32乃至図38を参照にして、リアルタイム
に視聴率や視聴者数などの視聴情報を反映した集計結果
とその視聴情報・集計結果に連携するリアルタイムEP
Gを配信するリアルタイムEPGの詳細について説明す
る。本実施形態のリアルタイムEPGにおいて、視聴者
側装置から送信される視聴情報をサーバ側装置で受信
し、サーバ側装置において視聴情報を収集して集計する
手順は、前述の第一の実施形態と同様であり、図3乃至
図21を用いて説明する。
【0124】リアルタイムな視聴情報を反映した集計結
果とリアルタイムなEPGとを配信するリアルタイムE
PGでは、視聴者は事業体に対して料金を提供し、その
上で事業体は視聴者に対してリアルタイムEPGという
サービスを提供する。視聴者が事業体に対して料金を提
供した後、視聴者の視聴者側装置から事業体のサーバ側
装置に視聴情報が送信され、前述のように事業体のサー
バ側装置からリアルタイムの視聴情報とリアルタイムな
EPGとが送信される(図3)。また、図33に示すよ
うに、例えば、リアルタイムの視聴情報を収集して集計
するサーバ側装置とリアルタイムなEPGを作成するE
PGサーバ側装置とを分けて、放送や通信回路を経由し
て送信する際に、送信する経路のEPGサーバ側装置で
視聴情報に連携するEPGを付加してリアルタイムの視
聴情報とリアルタイムなEPGとを視聴者側装置に送信
しても良い。このような場合、リアルタイムなEPGを
作成するサーバ側装置を所有する事業体は、リアルタイ
ムの視聴情報を収集して集計するサーバ側装置を所有す
る事業体に対して料金を提供し、リアルタイムなEPG
の作成に用いるリアルタイムな視聴情報を反映した集計
結果の提供を受ける。リアルタイムの視聴情報を収集し
て集計するサーバ側装置とリアルタイムなEPGを作成
するEPGサーバ側装置とを分ける場合、それぞれから
視聴者に対してリアルタイムな集計結果とリアルタイム
なEPGとを送信しても良く、またリアルタイムなEP
Gを作成するEPGサーバ側装置から両者を送信しても
良い。
【0125】図4に示すように、本発明における実施形
態の情報提供システムはユーザ側端末である視聴者側装
置11及びサーバ側装置21からなり、インターネット
30などの回線を経由して接続される。サーバ側装置2
1は視聴者側装置11に対してリアルタイム視聴情報配
信での情報を提供する情報提供装置の一形態であり、視
聴者側装置11は情報提供装置であるサーバ側装置21
からリアルタイム視聴情報配信での情報を受け取って利
用する情報利用装置の一形態である。情報提供装置の一
形態であるサーバ側装置21は、リアルタイム視聴情報
配信での情報を提供するための情報提供プログラムが記
憶された記憶媒体であるハードディスクを有し、このハ
ードディスクを読み込むことによって情報提供装置とし
て機能する。情報利用装置の一形態である視聴者側装置
11は、リアルタイム視聴情報配信でサーバ側装置21
から配信される情報を利用するための情報利用プログラ
ムが記憶された記憶媒体であるハードディスクを有し、
このハードディスクに情報を受信して読み込むことによ
って情報利用装置として機能する。サーバ側装置21の
ハードディスクに記憶された情報提供プログラムは、後
述の種々の形態によりリアルタイム視聴情報配信での情
報を提供したり視聴者側装置11からリアルタイムな視
聴情報を受信したりするように作成されており、視聴者
側装置11に記憶された情報利用プログラムは、リアル
タイムな視聴情報をサーバ側装置21に送信したりリア
ルタイム視聴情報配信での情報をしたりするように作成
されている。
【0126】ユーザ側端末である視聴者側装置11は、
本実施形態のリアルタイムEPGに参加するためにサー
バ側装置にユーザ登録する登録部12と、視聴者側が選
局する番組のチャンネル番号や視聴時間などの視聴情報
をサーバ側装置に送信する視聴者側送信部13と、サー
バ側装置からの加工情報を受信する視聴者側受信部14
と、加工情報である集計結果を受信して表示する表示部
15とからなる。サーバ側装置21は、視聴者側から視
聴情報を受信するサーバ側受信部22と、サーバ側受信
部で受信した視聴情報を収集して集計して加工情報であ
る集計結果を生成する集計部23と、加工情報である集
計結果を視聴者側に配信する配信部24aとからなり、
視聴者側装置11から送信されたリアルタイムな視聴情
報を収集・集計して配信する。図4に示すように、サー
バ側装置21におけるサーバ側受信部22、集計部2
3、及び配信部24aは、視聴者の登録により受信した
視聴者に関する情報を保管する視聴者情報部25、視聴
者側装置11より送られる視聴情報を保管する視聴情報
部26、視聴者の各地域の番組表が保存される番組表情
報部27に連携しており、各情報が必要なときに必要な
情報を引き出すことができるようになっている。さら
に、第二の実施形態におけるリアルタイムEPGでのサ
ーバ側装置21では、第一の実施形態におけるリアルタ
イム視聴情報配信でのサーバ装置21に加えて、収集・
集計した集計結果に連携するリアルタイムEPGを作成
するEPG部及びリアルタイムEPGを配信する配信部
24bが加わる。また、ユーザ側端末である視聴者側装
置11とサーバ側装置21との送受信はインターネット
30などの回線を経由してなされ、前述のように、視聴
者側装置11及びサーバ側装置21はインターネット3
0などの回線に接続可能な装置である。なお、図35に
示すように、このEPG部を別のサーバ側装置として、
リアルタイムな視聴情報を送信するサーバ側装置21か
ら分けて設けても良い。
【0127】第一の実施形態と同様に、本実施形態のリ
アルタイムEPGに参加するにあたり、視聴者側は視聴
者側装置11の登録部12を通じてユーザ登録する。こ
の視聴者側がユーザ登録する情報は一般的な基本属性で
あり、例えば、名前、性別、住所、後述するその地域の
番組表の選択番号などであったり、あるいは仮想的に匿
名で登録したり、ハンドルネームや自分の写真などのキ
ャラクターなどを登録情報としても良い。このように視
聴者側は視聴者側装置11の登録部12を通じて、サー
バ側装置21の視聴者情報部25に視聴者情報をユーザ
登録すると、サーバ側装置21から各視聴者側装置11
に対応する一意のユーザ識別子を与えられ、リアルタイ
ム視聴情報配信及びリアルタイムEPGに参加する。
【0128】第一の実施形態において参照した図5乃至
図9を用いて視聴者側装置11からリアルタイムな視聴
情報をサーバ側装置21に対して送信し、サーバ側装置
21がリアルタイムな視聴情報を受信する動作について
説明する。第三の実施形態においては、視聴者側装置1
1からサーバ側装置21へのリアルタイムな視聴情報の
送信は、従来例のように視聴者側装置11に蓄積して蓄
積した情報を一度に送信するのではなく、周期的に送信
したり視聴者側装置11の視聴装置で選局されたチャン
ネル番号が変化した時に送信したりする。
【0129】視聴者側装置11がサーバ側装置21から
ユーザ識別子を与えられた後、第一の実施の形態と同様
に、視聴者側装置11からユーザ識別子及び視聴情報を
サーバ側装置21に送信する視聴者側装置11では動作
が行われる。ここで図5を用いて、視聴者側装置11が
視聴情報を周期的に観測し、視聴者側装置11はサーバ
側装置21に対して周期的に視聴情報を送信する周期的
観測プロセスについて説明する。図5のS41に示すよ
うに、視聴装置の電源を入れると同時に自動的に視聴者
側装置11のアプリケーションが起動する。視聴者側装
置11のアプリケーションが起動すると、視聴者側装置
11において視聴者(ユーザ)が意識することなくアプ
リケーションが自動的にユーザ識別子を読み込み(S4
2)、ユーザ識別子を読み込んだ時刻t0を取得する
(S43)。ユーザ識別子を読み込んだ後に、視聴者側
装置11において、現在の時刻がユーザ識別子を読み込
んだ時刻から周期である時間Fだけ経過したか否かを監
視する。すなわち、ユーザ識別子を読み込んだ時刻t0
と観測するときの現在の時刻である現時刻t1とを比較
し、現時刻t1がt0及びFに対してt1=t0+Fが
成立するか否かを判断する(S44)。このとき、現時
刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0に対して周
期の時間Fだけ経過した場合には、視聴者の現在選局す
るチャンネル番号を取得し(S45)、現在選局するチ
ャンネル番号はユーザ識別子とともに視聴者側送信部1
3を通じて周期的にサーバ側受信部22に送信される
(S46)。視聴装置において現在選局するチャンネル
番号がユーザ識別子とともに視聴者側送信部13に対し
て送信されると、送信した時刻から周期の時間Fだけ経
過するか否かを観測するため、S46からS43へと戻
り、現在選局するチャンネル番号及びユーザ識別子を送
信した時刻を新たに時刻t0として取得する。現時刻t
1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0に対して周期の
時間Fだけ経過していない場合には、現時刻t1を取得
し、現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0か
ら周期の時間Fだけ経過するまで現時刻t1を取得し続
ける。また、視聴装置の電源が入りアプリケーションが
起動したとき、視聴装置で選局された現在のチャンネル
番号を直ちに取得し、サーバ側装置21へと送信され
る。サーバ側受信部22に対して送信するために取得す
るチャンネル番号の他に、地域に関する地域識別子など
の視聴情報を同時に取得しても良い。このように、視聴
者の現在選局するチャンネル番号は一定の周期で読み込
みがなされ、例えば図5のS44に示すように、周期F
が経過しない場合には周期Fが経過する前に選局した現
在の選局するチャンネル番号を取得することとなり、周
期Fが経過した場合にはS45に示すように周期Fが経
過した後の現在のチャンネル番号を取得することとな
る。また、読み込まれたユーザ識別子及び周期的に読み
込まれ続ける現在のチャンネル番号はサーバ側装置21
へと送信され、後述するように、サーバ側受信部22に
送信された時点で更新され、現在のチャンネル番号は、
視聴者情報部25において各視聴者側装置11のユーザ
IDに対応して管理される。
【0130】また、図5のS47に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0131】周期観測プロセスによりサーバ側装置21
のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現在のチャン
ネル番号が送信された後、第一の実施形態及び第二の実
施形態と同様に、サーバ側装置21では動作を行う。図
6に示すように、視聴者側装置11からユーザ識別子及
び現在のチャンネル番号などの視聴情報を受信すると
(S51)、視聴情報は視聴者情報部25に格納され
る。このとき、視聴情報は、サーバ側受信部22におい
て視聴情報を受信した後、リアルタイムな視聴情報から
送信元IPアドレスを取得し(S52)、S53に示す
ように各視聴者側装置11に対応するユーザ識別子を鍵
として視聴者情報部25の現在のチャンネル番号、IP
アドレス、取得時刻などを更新して(S53)視聴者情
報部25に格納される。
【0132】視聴者側装置11がサーバ側装置21から
ユーザ識別子を与えられた後、第一の実施の形態と同様
に、視聴者側装置11からユーザ識別子及び視聴情報を
サーバ側装置21に送信する視聴者側装置11では動作
が行われる。ここで図7及び図8を用いて、視聴者側装
置11の視聴装置において選局するチャンネル番号に変
化があったときに視聴者側装置11からサーバ側装置2
1に対して変化したチャンネル番号を送信する変化時送
信プロセスについて説明する。図7に示すように、視聴
者側装置11の視聴装置で選局するチャンネル番号に変
化が生じる(S61)と、視聴者(ユーザ)が意識する
ことなくアプリケーションが自動的にユーザ識別子を取
得する(S62)。ユーザ識別子を取得した後、変化し
て選局されたチャンネル番号をサーバ側装置21に対し
て送信する送信プロセスが起動しているか否かが検出さ
れる(S63)。送信プロセスが既に起動している場合
には、その送信プロセスを消去し(S64)、新たに送
信プロセスを起動する(S65)。また送信プロセスが
まだ起動していない場合には、送信プロセスを起動する
(S65)。また、送信プロセスが消去されると、視聴
者側装置11では新たに選局されるチャンネル番号に変
化が生じたことを検出するまで送信プロセスは待機し、
チャンネル番号に変化生じると送信プロセスを起動させ
る(S65)。図8は送信プロセスに関する詳細なチャ
ート図であるが、図8に示すように、送信プロセスを起
動すると(S71)、視聴装置で選局するチャンネル番
号が変化した時刻t0を取得する(S72)。このと
き、チャンネル番号の変化と同時に送信プロセスが起動
する場合には、時刻t0は送信プロセスが起動した時刻
として取得される。ユーザ識別子を読み込んだ後に、視
聴者側装置11において、現在の時刻がユーザ識別子を
読み込んだ時刻から時間Xだけ経過したか否かを監視す
る。すなわち、ユーザ識別子を読み込んだ時刻t0と現
在の時刻である現時刻t1とを比較し、現時刻t1がt
0及びXに対してt1=t0+Xが成立するか否かを判
断する(S73)。このとき、現時刻t1がユーザ識別
子を読み込んだ時刻t0に対して時間Xだけ経過した場
合には、視聴者の現在選局するチャンネル番号を取得し
(S74)、現在選局するチャンネル番号はユーザ識別
子とともに視聴者側送信部13を通じてサーバ側受信部
22に送信される(S75)。現時刻t1がユーザ識別
子を読み込んだ時刻t0に対して時間Xだけ経過してい
ない場合には、現時刻t1を取得し、現時刻t1がユー
ザ識別子を読み込んだ時刻t0から時間Xだけ経過する
まで現時刻t1を取得し続ける。サーバ側受信部22に
対して変化して選局されたチャンネルがユーザ識別子と
ともに送信されると、送信プロセスを終了し(S7
6)、次にチャンネル番号が変化するまでチャンネル番
号を監視して送信プロセスは待機する。また、視聴装置
の電源が入りアプリケーションが起動したときは、送信
プロセスが自動で起動して視聴装置で選局された現在の
チャンネル番号を直ちに取得し、サーバ側装置21へと
送信される。サーバ側受信部22に対して送信するため
に取得するチャンネル番号の他に、地域に関する地域識
別子などの視聴情報を同時に取得しても良い。このよう
に、視聴者の現在選局するチャンネル番号は変化した時
に読み込みがなされ、例えば図8のS73に示すよう
に、時間Xが経過しない場合には時間Xが経過する前に
選局した現在の選局するチャンネル番号を取得すること
となり、時間Xが経過した場合にはS74に示すように
時間Xが経過した後の現在のチャンネル番号を取得する
こととなる。また、読み込まれたユーザ識別子及び変化
時に読み込まれ続ける現在のチャンネル番号はサーバ側
装置21へと送信され、後述するように、サーバ側受信
部22に送信された時点で更新され、現在のチャンネル
番号は、視聴者情報部25において各視聴者側装置11
のユーザIDに対応して管理される。
【0133】また、図7のS66に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0134】変化時送信プロセスによりサーバ側装置2
1のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現在のチャ
ンネル番号が送信された後、第一の実施形態と同様に、
サーバ側装置21では動作を行う。図9は、変化時送信
プロセスによりサーバ側装置21のサーバ側受信部22
にユーザ識別子及び現在のチャンネル番号が送信された
後、サーバ側装置21における動作手順の一例を示す。
図9に示すように、視聴者側装置11からサーバ側装置
21のサーバ側受信部22にユーザ識別子とともに現在
のチャンネル番号などの視聴情報及び視聴時間Tが送信
されると、視聴時間Tが抽出される(S81)。このと
き、S82に示すように、視聴時間Tを抽出して視聴時
間Tがある一定の時間Xより小さな場合には、その視聴
時間Tの間に視聴した視聴情報を無視するため、視聴情
報を破棄する(S83b)。S83aに示すように、抽
出した視聴時間Tがある一定の時間Xより大きな場合に
は、視聴者側装置11からサーバ側受信部22に送信さ
れたユーザ識別子や現在のチャンネル番号などのリアル
タイムな視聴情報をサーバ側受信部22において受信す
る。サーバ側受信部22においてリアルタイムな視聴情
報を受信した後、リアルタイムな視聴情報から送信元I
Pアドレスを取得し(S84)、視聴者情報のユーザ識
別子を鍵として視聴者情報部25の現在のチャンネル番
号、IPアドレス、取得時刻などを更新して(S85)
視聴者情報部25に格納される。
【0135】このように視聴者側装置11からユーザ識
別子とともに視聴情報をサーバ側装置21に対して送信
する際、視聴者側装置11が視聴情報を周期的に観測し
てサーバ側装置21に対して周期的に視聴情報を送信す
る周期的観測プロセスや視聴装置において選局するチャ
ンネル番号に変化があったときに視聴者側装置11から
サーバ側装置21に対して変化したチャンネル番号を送
信する変化時送信プロセスがある。周期観測プロセスに
より視聴者側装置11からサーバ側装置21に対して視
聴情報を周期的に送信する場合、例えばサーバ側装置2
1は一定周期よりも短い時間の間だけ選局されたチャン
ネル番号に関する視聴情報を確認できず、サーバ側装置
21が受信する視聴情報は視聴者側装置11の視聴装置
における視聴情報を忠実に反映されない。変化時送信プ
ロセスにより視聴者側装置11からサーバ側装置21に
対して視聴装置で選局するチャンネル番号の変化時にチ
ャンネル番号を送信する場合、視聴情報は視聴者側装置
11からサーバ側装置21に対して送信するために視聴
者側装置11での不規則な動作や状況変化に対してサー
バ側装置21が対応できない可能性がある。あるいは、
例えば視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャン
ネルを変化させることに対応することができなかった
り、視聴装置の電源が突然切れたとしてもサーバ側装置
21では知ることができずに同じチャンネル番号を視聴
し続けていると誤認識したりする可能性がある。また、
視聴装置において選局するチャンネル番号が変化せず、
長時間にわたって同じチャンネルを選局し続ける場合
に、視聴装置において選局されたチャンネル番号を認識
しない可能性がある。このような問題に対して、これら
両者の方法を併用して独立に同時実行することにより解
決することができる。例えば、視聴者側装置11の視聴
装置において一定周期よりも短い時間だけ選局されたチ
ャンネル番号は、チャンネル番号の変化時にチャンネル
番号を送信する変化時送信プロセスにより、視聴者側装
置11の視聴装置での視聴情報をサーバ側装置21での
視聴情報に忠実に反映させることができる。また例え
ば、視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャンネ
ルの変化や視聴装置の電源が突然切れた時には、視聴装
置の視聴情報を周期的に送信する周期観測プロセスによ
り、現在選局されるチャンネル番号を確実に認識するこ
とができる。
【0136】視聴者の視聴状態をサーバ側装置21で管
理するステイタス管理は、第一の実施形態と同様に行わ
れ、前述の図10を用いて、図5乃至図9に示すように
現在のチャンネル番号を取得する各視聴者側装置11の
視聴状態のステイタス管理について説明する。図10に
示すように、S91において初期のnの値をn=0とし
てユーザID=nを鍵として視聴者情報部25における
その視聴者側装置11の取得時間の値t0を取得する
(S92)。ここで、n=ユーザIDは0,1,2,・
・・,Nと仮定している。S93において現在の時刻で
ある現在時刻t1を取得した後、視聴者情報部25にお
けるその視聴者側装置11の取得時刻t0を用いて、S
94に示すように、現在時刻t1から取得時刻t0を引
いた差がある一定の時間Xより小さい場合には、次の視
聴者の視聴状態を調べるために改めてn=n+1と置き
換えてS92の手順に戻って次の視聴者について調べる
(S96)。S94に示すように、現在時刻t1から取
得時刻t0を引いた差がある一定の時間Xより大きい場
合には、ユーザID=nのチャンネル番号0、IPアド
レス0.0.0.0、そして取得時刻の更新をする(S
95)。このようなステイタス管理を用いると、ある視
聴者が視聴していないとき、その視聴者の現在のチャン
ネル番号を0として、視聴装置の電源が切れて視聴され
ていないことが分かる。また、視聴者側端末装置の不正
終了によって生じるサーバ側視聴者情報と視聴者側の状
態の不整合を防ぐことができる。ユーザID=nの現在
のチャンネル番号、IPアドレス、及び取得時間を更新
した後、次の視聴者の視聴状態を調べるために改めてn
=n+1と置き換えてS92の手順に戻って次の視聴者
について調べる(S96)。このように、各視聴者側装
置11からサーバ側装置21に現在のチャンネル番号な
どの視聴情報や取得時間を取得したの視聴者情報部25
においてユーザテーブルである視聴者表が作成される。
その際、視聴者が視聴装置の電源が切れて視聴していな
いときには、その視聴者の現在のチャンネル番号を0、
IPアドレスを0.0.0.0として、視聴者が視聴し
ていないことが分かるように作成されるまた後述するよ
うに、サーバ側装置21では周期的若しくは視聴情報の
変更時に最新の視聴情報に変更されるのであるが、視聴
者自身がIPアドレスを基にして視聴者自身の視聴者側
端末にアクセスして、その時点の視聴情報を問合わせる
こともできる。この場合、そのサーバ側装置21からI
Pアドレスにアクセスできない場合には、その視聴者の
状態を示すステイタスを0として、これは周期的、任意
に行うことができる。
【0137】サーバ側装置21において、視聴者側装置
11よりサーバ側装置21へユーザ識別子やリアルタイ
ムな視聴情報が送信され、第一の実施形態と同様に、サ
ーバ側装置21の視聴情報部26において視聴者表(ユ
ーザテーブル)が作成される。図11において、ユーザ
ID、性別、年齢、地域番組表の番号、及び住所は、リ
アルタイム視聴情報配信を受ける上で、予めサーバ側装
置の視聴者情報部25に登録されている情報である。そ
の他の現在のチャンネル番号、取得時間は視聴者側装置
11より周期的に若しくは現在のチャンネル番号の変更
時に送られてサーバ側装置21において取得され、IP
アドレスは視聴者側装置11から現在のチャンネル番号
が送信されると同時に送信される各視聴者側装置11に
対応するユーザ識別子を基にしてサーバ側装置21の視
聴者情報部25から取得され、取得するごとに変動す
る。視聴者側装置11から各視聴者側装置11に対応す
るユーザ識別子とともに現在のチャンネル番号、取得時
間を周期的に若しくは現在のチャンネル番号の変更時に
送信され、サーバ側装置21において現在のチャンネル
番号、取得時間、そしてIPアドレスを取得して変更さ
れるごとに変動して視聴者表に記載されて更新される。
【0138】前述のように、視聴者側装置11からサー
バ側装置21に対して視聴情報を送信してサーバ側装置
21において受信し、サーバ側装置21が全ての視聴者
に関する視聴情報を収集するのに対して、サーバ側装置
21の視聴者情報部25に登録されている全ての視聴者
の視聴者側装置11に対して現在のチャンネル番号など
の視聴情報についてサーバ側装置21が問合わせを行
い、全ての視聴者に関する視聴情報を収集することもで
きる。サーバ側装置21が視聴者側装置11に対して問
合わせを行って視聴情報を収集する場合にはサーバ側装
置21が視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを
行う。第一の実施形態で参照した図12を用いて、サー
バ側装置21の視聴者情報部25に登録されている全て
の視聴者に関してリアルタイムな視聴情報の収集をする
ために、サーバ側装置21において、サーバ側装置21
からの各視聴者側装置11へリアルタイムな視聴情報の
問合わせを説明する。図12に示すように、S101に
おいて初期のnの値をn=0としてユーザID=nを鍵
として視聴者のIPアドレスを取得し(S102)、こ
の取得したIPアドレスの視聴者側装置11へ視聴状態
の問合わせを行う(S103)。ここで、n=ユーザI
Dは0,1,2,・・・,Nと仮定している。S104
に示すように、そのIPアドレスの視聴者側装置11が
サーバ側装置21に接続されていない場合には、ユーザ
ID=nを鍵として視聴者情報部25におけるその視聴
者側装置11の現在のチャンネル番号を0に更新し(S
105b)、n=n+1と置き換えた後に前述のような
S102における視聴者のIPアドレス取得の手順に戻
る(S108)。現在のチャンネル番号を0値すること
により、そのIPアドレスの視聴者側装置11が有する
視聴装置の視聴状態が切られた状態であることが分か
る。視聴者がサーバ側装置に接続されている場合には、
そのIPアドレスを有する視聴者に対して現在のチャン
ネル番号の問合わせを行い(S105a)、その視聴者
の視聴する現在のチャンネル番号を取得し(S10
6)、ユーザID=nを鍵として視聴者情報部25にお
けるその視聴者側装置11の現在のチャンネル番号を新
たに問合わせた現在のチャンネル番号に更新する(S1
07)。このようにユーザID=nである視聴者の視聴
情報の問合わせを行い現在のチャンネル番号を更新した
後、次の視聴者の視聴状態を調べるために改めてn=n
+1と置き換えてS102の手順に戻って次の視聴者に
ついて調べる(S108)。
【0139】サーバ側装置21の視聴者情報部25に登
録されている全ての視聴者の視聴者側装置11に対して
現在のチャンネル番号などの視聴情報についてサーバ側
装置21が問合わせを行い、全ての視聴者に関する視聴
情報を収集する場合、図13に示すように、サーバ側装
置21が視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを
行って取得する現在のチャンネル番号、ユーザ識別子を
基に視聴者情報部25から取得するIPアドレスが取得
されるごとに変動して更新される。サーバ側装置21が
視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを行って現
在のチャンネル番号を取得するため、周期的な取得時間
を視聴者表(ユーザテーブル)に記載せず記憶させるの
を省略しても良く、また周期的に現在のチャンネル番号
を取得されるたびに改めて視聴者表(ユーザテーブル)
を作成しても良い。
【0140】図14は地域番組表に基づいて作成される
プログラムテーブルである番組表である。図15に示す
ように、この地域番組表は、視聴者情報部25に登録さ
れる視聴者の情報を基にして、各視聴者が利用する番組
IDとサーバ側装置21の番組表情報部26に記憶され
た番組IDとが連結しており、これにより図13におけ
る番組表のID番号を視聴者ごとに選択して図11にお
ける各視聴者の地域番組表欄に記載される。
【0141】このように、サーバ側装置21の視聴者情
報部25には視聴者自身に関する情報が管理され、サー
バ側装置21の視聴情報部26においてはユーザ識別子
や視聴情報が管理されている。サーバ側装置21の視聴
情報部26において管理されるユーザ識別子や視聴情報
などは視聴者側の端末から送信される視聴情報によりそ
の時々で更新して管理される。個々の視聴者のIPアド
レスは更新されて管理されているが、常にIPアドレス
に対応する視聴者を認識して管理され、視聴者が選局す
る現在のチャンネル番号及び視聴時間、それを視聴者側
装置11において取得した取得時間は、そのIPアドレ
スに対応して変更して管理されている。
【0142】視聴者側装置11よりサーバ側装置21へ
ユーザ識別子や視聴情報が送信され、サーバ側装置21
において視聴者表や番組表を作成した後、視聴者表(ユ
ーザテーブル)や番組表(プログラムテーブル)を集計
して視聴率表や視聴者数などの種々の表を作成して格納
する。サーバ側装置21の集計部23において集計され
て作成される集計結果としては、視聴率の他に、現在視
聴している総視聴者数、放送局や番組ごとの現視聴者総
数、占拠率、ある視聴者が特定の番組を時間にしてどれ
くらいの割合見ていたかを示す番組貢献度数、この番組
貢献度数を算出するある特定の番組を単独に閲覧した視
聴者数を示す番組アクセス数などがある。
【0143】図16は、サーバ側装置21の集計部23
において視聴情報を集計して種々の集計結果を作成する
動作手順のチャート図を示す。また、視聴情報を集計し
た種々の集計結果を作成する際、前述のように視聴者側
装置11から送信されてサーバ側装置21において収集
して管理される視聴者表(ユーザテーブル)や番組表
(プログラムテーブル)などの視聴情報は単純に収集し
ておくだけでなく、サーバ側装置21では視聴者の属性
に基づいて作成されたフィルタが事前に作成され、その
フィルタを通じて同時に集計結果が作成される。図16
のS111に示すように、ある一定の時間である周期F
だけ経過していない場合には集計の前手順に戻り、この
周期Fだけ時間が経過するまで戻る。S111において
周期Fだけ時間が経過した場合、年齢や性別などのよう
な所望の条件を基に検索して、事前に視聴者の属性に基
づいて作成されたフィルタの情報を読み込む(S11
2)。事前に作成されたフィルタの情報に検索条件を付
加し、ユーザIDと地域番組表IDとを鍵として各現在
のチャンネル番号を集計し、データベースを検索する検
索文を生成する(S113)。その後、この検索文を用
いてデータベースを検索した(S114)後に集計結果
を取得するのであるが(S115)、取得した集計結果
は、視聴者側装置11に配信するため配信部24aのメ
モリーに送られる(S116a)。また同時に、視聴者
側からの変更されたリアルタイムな視聴情報がサーバ側
装置21に送信され前述のように改めて集計する際に、
取得した集計結果が改めて集計するのに基となるため、
取得した集計結果は視聴情報部26のメモリーに格納さ
れる(S116b)。視聴情報部26のメモリーに格納
される集計結果は最新の集計結果が格納されるが、ある
程度古くなった集計結果はデータベースに保存されてサ
ーバ側装置21に保存されていく。サーバ側装置21に
集計結果としてデータベースに保存されるため、前述し
たような視聴率、総視聴者数、現視聴者総数、占拠率、
ある視聴者の特定の番組に対する時間の割合を示す番組
貢献度数、ある特定の番組を単独閲覧した視聴者数を示
す番組アクセス数などの集計結果がサーバ側装置21に
記憶される。
【0144】図17は視聴情報部26に格納された視聴
率表(視聴率テーブル)を示す。例えば、図17では現
在のチャンネルの取得時刻を基にして時系列に集計され
ており、二つのフィルタを通して集計されている。集計
結果(1)は、「視聴者が男性である」というフィルタ
を通して集計され男性だけの視聴者人数に関する集計結
果であり、集計結果(2)は、「視聴者が20代の女性
である」というフィルタを通して集計された20代の女
性の視聴率に関する集計結果である。このように、サー
バ側装置21で視聴者の属性に基づいて事前にフィルタ
を作成することにより、同時に様々な集計結果を出すこ
とができる。
【0145】サーバ側装置21の集計部23で集計して
取得した集計結果は、配信部24aのメモリーと集計部
23のメモリーに格納されるのであるが、集計部23の
メモリーに格納される集計結果と視聴者側装置11から
送信される最新でリアルタイムな視聴情報とから、集計
部23において常にリアルタイムに最新の集計結果が取
得される。集計部23で取得した最新の集計結果は、同
様に配信部24aのメモリーと集計部23のメモリーと
に格納される。配信部24bにおいて、配信部24aの
メモリーに送られた集計結果と視聴情報部26から過去
の集計結果を取得した後、サーバ側装置21のEPG部
28ないしはサーバ側装置とは別のEPGサーバ側装置
から番組表を取得する。図34に示すように、配信部2
4bにおいて、最新の集計結果を現在の番組表に付加
し、最新のリアルタイムEPGが最新の集計結果と連携
して構成する。このとき、過去の集計結果を過去及び将
来の番組表に加えることにより、過去及び将来の番組表
を更新されて、過去及び将来のEPGは視聴情報部26
のメモリーと配信部24bのメモリーに送られる。配信
部24bのメモリーに格納される最新の集計結果、及び
配信部24bのメモリーに格納される最新の集計結果に
連携するリアルタイムEPGは、視聴者側装置11から
の要求による配信を待つスタンバイの状態にあり、視聴
者側装置11に配信されて視聴者側装置11の表示部1
5にある視聴装置の表示画面にリアルタイムに表示され
る。また、視聴情報部26のメモリーに送られた過去の
EPGは、最新の集計結果に連携するリアルタイムEP
Gとともに視聴者側装置11の視聴者側受信部14に配
信され、それ以前に配信されたリアルタイムEPGを更
新して視聴者側装置11に記憶される。
【0146】図19及び図35を用いて、サーバ側装置
21の集計部23で集計した最新の集計結果及び最新の
集計結果に連携するリアルタイムEPGの全てを視聴者
側装置11に配信し、視聴者側装置11において希望の
集計結果及びリアルタイムEPGを選択する場合につい
て説明する。図19に示すように、視聴者側装置11か
ら最新の集計結果の要求がサーバ側装置21のサーバ側
受信部22に送信され(S121a)、図35に示すよ
うに、視聴者側装置11からリアルタイムEPGの要求
がサーバ側受信部22に送信される(S151a)。視
聴者側からの最新の集計結果及びリアルタイムEPGの
要求は、定期的に行ったり視聴者が好む時に行ったりし
ても良く、あるいはこれらを組み合わせて行っても良
い。視聴者側装置11から最新の集計結果及びリアルタ
イムEPGの要求がサーバ側装置21のサーバ側受信部
22に送信されると、サーバ側受信部22がその要求を
受信し(S122a及びS152a)、配信部24a及
び配信部24bのそれぞれは最新の集計結果及びリアル
タイムEPGを配信する(S123a及びS153
a)。このとき、前述のように、サーバ側装置21で視
聴者の属性に基づいて事前に作成されたフィルタを通じ
て同時に集計された集計結果及びそれに連携するリアル
タイムEPGは全て配信される。配信部24a及び配信
部24bのそれぞれより視聴者側装置11の視聴者側受
信部14に配信される全ての最新の集計結果及びリアル
タイムEPGは、視聴者側装置11の視聴者側受信部1
4のメモリーに格納される。視聴者側装置11の視聴者
側受信部14のメモリーに格納される最新の集計結果及
びリアルタイムEPGは、一定期間保存するようにして
も良いし、サーバ側装置21から最新の集計結果及びリ
アルタイムEPGが送信されると同時に消去されるよう
にしても良い。視聴者は視聴者側受信部14のメモリー
に格納された全ての最新の集計結果及びリアルタイムE
PGの中で希望する集計結果及びリアルタイムEPGを
選択し、希望する集計結果及びリアルタイムEPGを表
示部15において取得した後、視聴者側装置11の表示
部15にある視聴装置の表示画面上に希望する集計結果
及びリアルタイムEPGをリアルタイムに表示させる
(S124a及びS154a)。
【0147】図36は最新のリアルタイムEPGを配信
部24bから視聴者側装置11に配信する他の一例を示
す模式図である。最新の集計結果についての図20と同
様に、予め視聴者側装置11から要求を配信する際にサ
ーバ側装置21で集計した集計結果及び集計結果から構
成されるリアルタイムEPGの全ての中で視聴者が希望
する集計結果及びリアルタイムEPGの要求を配信し、
視聴者側装置11に希望の集計結果及びリアルタイムE
PGを送信する。図20及び図36に示すように、視聴
者側装置11からサーバ側装置21のサーバ側受信部2
2に希望する集計結果及びリアルタイムEPGに関して
要求を送信する(S121b及びS151b)。図19
及び図35の場合と同様に、視聴者側の最新の集計結果
及びリアルタイムEPGの要求は、定期的に行ったり視
聴者が好む時に行ったりしても良く、あるいはこれらを
組み合わせて行っても良い。視聴者側装置11から希望
する集計結果及びリアルタイムEPGに関する要求がサ
ーバ側装置21のサーバ側受信部22に送信されると、
サーバ側受信部22がその要求を受信し(S122b及
びS152b)、配信部24aは配信部24aのメモリ
ーに格納された最新の集計結果を視聴者側装置11に配
信し(S123b)、また配信部24bは最新の集計結
果に連携するリアルタイムEPGを視聴者側装置11に
配信する(S153b)。このとき、配信部24a及び
配信部24bのそれぞれのメモリーに格納された最新の
集計結果及びリアルタイムEPGの中で視聴者側装置1
1から送信される希望する集計結果及びリアルタイムE
PGを選択して配信する。配信部24a及び配信部24
bのそれぞれより視聴者側装置11の視聴者側受信部1
4に配信される集計結果及びリアルタイムEPGは、視
聴者は視聴者側受信部14のメモリーに格納され、視聴
者側装置11の表示部15において取得された後、視聴
者側装置11にある表示画面上に希望する集計結果及び
リアルタイムEPGがリアルタイムに表示される(S1
24b及びS154b)。
【0148】前述のように、視聴者側装置11からサー
バ側装置21に対して最新の集計結果及びリアルタイム
EPGを送信するという要求を送信した後、その要求に
応答してサーバ側装置21が視聴者側装置11に最新の
集計結果及びリアルタイムEPGを送信する場合、視聴
者の好む時期に視聴者側装置11においてリアルタイム
な視聴情報及びEPGを受信することができる。この場
合には、視聴者側装置11において表示される集計結果
はリアルタイムな集計結果及びそれに連携するリアルタ
イムEPGとなり、視聴者側の表示はリアルタイムな視
聴情報を反映する。それに対して、サーバ側装置21か
ら視聴者側装置11に対してサーバ側装置21の設定す
る時期に、例えば視聴情報を視聴者側装置11から受信
すると同時に視聴者側装置11に対して表示する集計結
果及びリアルタイムEPGを送信することもできる。こ
の場合、サーバ側装置21において視聴情報及びリアル
タイムEPGを受信すると同時に表示データが視聴者側
装置11に送信されるため、サーバ側装置21において
収集し集計する集計結果及びリアルタイムEPGはリア
ルタイムな視聴情報を反映している。
【0149】図21はサーバ側装置21から視聴者側装
置11に対してサーバ側装置21の設定する時期に視聴
者側装置11に対して表示する集計結果を送信する場合
に関するサーバ側装置21における動作手順の一例を示
す。図21に示すように、S131のように初期のnの
値をn=0としてユーザID=nを鍵として視聴者のI
Pアドレスとプロファイルを取得し(S132)、この
取得したプロファイルに従って集計された集計結果を取
得する(S133)。ここで、n=ユーザIDは0,
1,2,・・・,Nと仮定している。取得したIPアド
レスの視聴者側装置11へ視聴者側装置11の視聴状態
を問合わせる(S134)。S135において、そのI
Pアドレスの視聴者側装置11がサーバ側装置21に接
続されていない場合には、ユーザID=nを鍵として視
聴者表(ユーザテーブル)の現在のチャンネル番号を0
に更新して接続されていないことが視聴者表(ユーザテ
ーブル)に記載される(S136b)。視聴者側装置1
1がサーバ側装置21に接続されている場合には、その
IPアドレスを有する視聴者側装置11に対して取得し
た集計結果を送信して(S136a)、視聴者側装置1
1の視聴装置に表示させる(S137b)。さらに、視
聴者側装置11がサーバ側装置21に接続している場合
には、S137aに示すように、n=n+1と置き換え
た後にS132に示す視聴者のIPアドレス取得の手順
に戻り、n+1のユーザIDを有する視聴者のIPアド
レスを取得する。視聴者側装置11がサーバ側装置21
に接続している場合には、前述のように取得したユーザ
ID=nである視聴者に関する集計結果をサーバ側装置
21の集計部23のメモリーに格納する。サーバ側装置
21から視聴者側装置11に対してサーバ側装置21の
設定する時期に視聴者側装置11に対して表示する集計
結果を配信するのであるが、前述のように、配信部24
bにおいて最新のリアルタイムEPGが最新の集計結果
と連携して構成された後、配信部24aから最新の集計
結果が視聴者側装置11に配信されるとともに配信部2
4bから視聴者側装置11にリアルタイムEPGはサー
バ側装置21の設定する時期に配信される。なお、S1
36cに示すように、S135の手順から視聴情報処理
の手順に戻り、さらに集計結果に付加する視聴情報を収
集しても良い。
【0150】第一の実施形態におけるリアルタイム視聴
情報配信の表示画面と同様に、図22に示すように、視
聴者側装置11の画面上にリアルタイムに表示される視
聴装置の表示画面には種々の表示形態があり、テレビ画
面に放送される映像の右下に上書き表示したり、テレビ
画面に放送される映像を縮小して画面の右端部分に縦長
に表示したり、テレビ画面に放送される映像と表示を分
けて表示したりすることができる。また、放送される映
像と表示とを切り替えて表示したり、テレビのリモコン
などに液晶画面などの表示画面を設けて表示したりして
も良い。これらの表示画面は、視聴者が好む時に、例え
ばテレビリモコンに設けられた「視聴者」のボタンを押
したりして消去することができる。なお、視聴装置の表
示画面としてテレビ画面を用いて説明するが、その他の
図2に示すような種々の視聴装置を用いることができ
る。
【0151】第一の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信では、サーバ側装置21で視聴者の属性に基づいて事
前にフィルタが作成され、そのフィルタを通じて集計さ
れた集計結果が視聴者側装置11に送信されるため、視
聴者側装置11の視聴装置における表示画面上に表示さ
れる表示として種々の視聴者の属性に基づいた集計結果
を表示することになる。本実施形態のリアルタイムEP
Gは、サーバ側装置21においてリアルタイムに集計さ
れた集計結果に連携して構成されて視聴者側装置11に
送信されるため、視聴者側装置11における視聴装置の
表示画面上に表示されるリアルタイムEPGはリアルタ
イムな視聴情報を反映したEPGとなる。このリアルタ
イムEPGの表示形式は、第一の実施形態におけるリア
ルタイム視聴情報配信と同様に、EPGに種々の表示形
式を付加させて視聴装置の表示画面にリアルタイムEP
Gを表示させることができる。例えば、第一の実施形態
では、視聴率に関するグラフ表示、地域別での他地域表
示、あるいは視聴情報に従って視聴者に情報を伝える情
報伝達表示などがあり、数値を用いたりアニメーション
を用いたりして表示される。これと同様に、本実施形態
におけるリアルタイムRPGでは、視聴率に関するグラ
フ表示により表示したり、情報伝達表示を付加して視聴
者に特定の情報を伝えたり、数値やアニメーションを用
たりして、最新の視聴情報を反映したEPGが視聴装置
の表示画面に表示される。このように、グラフ表示や情
報伝達表示など、あるいは数値やアニメーションを用い
て表示することにより、視聴者側装置11の視聴者に対
してより視覚的に分かり易く表示することができる。ま
た、前述のように、予め視聴者側装置11から要求を配
信する際にサーバ側装置21で集計した集計結果の全て
の中で視聴者が希望する集計結果及びリアルタイムEP
Gの要求を配信し、視聴者側装置11に希望の集計結果
及びリアルタイムEPGを送信する場合には、視聴者が
希望する集計結果及びリアルタイムEPGを表示しても
良い。このような視聴者側装置11の画面上に表示され
るリアルタイムEPGにおいて、付加される表示内容
は、例えば、サーバ側装置21から最新の集計結果が送
信されて集計結果が更新されると同時にグラフの位置が
入れ替わったり、グラフの長さが変化したり、時系列に
グラフが変化したりする。また、サーバ側装置21にお
いて視聴者の属性を基にしてフィルタを作成して視聴者
側装置11にリアルタイムな視聴情報を反映した集計結
果を配信するため、視聴者側装置11の表示画面上に表
示されるリアルタイムEPGにおいて、表示される視聴
情報は視聴者の属性に基づいて作成することができ、最
新でリアルタイムな視聴情報と連携して視聴者に伝える
ことができる。
【0152】図37はグラフを用いて視聴情報が表示さ
れるリアルタイムEPGの一例を示す。図37に示すよ
うに、リアルタイムEPGでは、番組名の下部に平均視
聴率や総アクセス数などの視聴情報が表示され、この視
聴情報を横方向の棒グラフにより視覚的に分かり易く表
示されている。前述のように、この視聴情報が視聴者側
装置11よりサーバ側装置21に送られる最新でリアル
タイムな視聴情報であるため、この最新でリアルタイム
な視聴情報を基に集計された集計結果に連携して構成さ
れるリアルタイムEPGはサーバ側装置21において最
新でリアルタイムな視聴情報を反映したEPGとなる。
そのため、視聴者側装置11における視聴装置の画面上
に表示されるリアルタイムEPGはリアルタイムな視聴
情報を反映して、例えば視聴情報の数値が変動したり、
数値の変動にともない棒グラフの長さが変動したりす
る。図37に示すように、リアルタイムEPGの縦方向
には番組の放送時間帯が掲載され、各放送局の一意の放
送番組について、リアルタイムな視聴情報を反映して数
値や棒グラフの長さは変動する。放送が終了した番組の
視聴情報は、前述に示すように過去の視聴情報としてサ
ーバ側装置21に記憶され、最新でリアルタイムな視聴
情報を集計する際に用いられる。過去の視聴情報として
サーバ側装置21に記憶される放送が終了した番組の視
聴情報は、視聴者側装置11において記憶しておいても
良いし、サーバ側装置21から過去の視聴情報を集計し
てリアルタイムな視聴情報が配信される際に視聴者側装
置11において消去しても良い。視聴者側において表示
される画面上で、放送が終了した番組の視聴情報は、過
去の視聴情報としてリアルタイムEPGに表示して置い
ても良いし、あるいは同じ時間帯で最高の視聴率を得た
番組のように特定の番組に関する視聴情報を表示しても
良い。また、第一の実施形態におけるリアルタイム視聴
情報配信と同様に、特定の視聴情報について視聴者に特
に伝えたいような場合には情報伝達表示を用いて表示す
ることができる。このときの情報伝達表示としては、図
37におけるリボンのアイコンのように、アニメーショ
ンやアイコンを用いて表示したり、また番組名の下部に
表示される棒グラフに色をつけたりして表示することが
できる。視聴者に特定の視聴情報を特に伝えたいような
場合に表示される情報伝達表示は、リアルタイムEPG
が最新でリアルタイムな視聴情報に連携して構成される
ため、最新でリアルタイムな視聴情報の変動により表示
箇所を変動しても良く、あるいは放送を終了した番組の
最高視聴率のように過去の視聴情報に情報伝達表示を表
示しても良い。
【0153】図38はグラフを用いて視聴情報が表示さ
れるリアルタイムEPGの他の一例を示す。図38にお
けるリアルタイムEPGでは、番組名の下部に平均視聴
率や総アクセス数などの視聴情報が表示され、この視聴
情報を時系列な折線グラフを用いて視覚的に分かり易く
表示されている。前述のように、この視聴情報が視聴者
側装置11よりサーバ側装置21に送られる最新でリア
ルタイムな視聴情報であるため、この最新でリアルタイ
ムな視聴情報を基に集計された集計結果に連携して構成
されるリアルタイムEPGはサーバ側装置21において
最新でリアルタイムな視聴情報を反映したEPGとな
る。そのため、視聴者側装置11の表示画面上に表示さ
れるリアルタイムEPGはリアルタイムな視聴情報を反
映して、例えば視聴情報の数値が変動したり、数値の変
動にともない時系列に折線グラフが変動したりする。図
38に示すように、リアルタイムEPGの縦方向には番
組の放送時間帯が掲載され、各放送局の一意の放送番組
について、リアルタイムな視聴情報を反映して数値や棒
グラフの長さは変動する。放送が終了した番組の視聴情
報は、前述に示すように過去の視聴情報としてサーバ側
装置21に記憶され、最新でリアルタイムな視聴情報を
集計する際に用いられる。過去の視聴情報としてサーバ
側装置21に記憶される放送が終了した番組の視聴情報
は、視聴者側装置11において記憶しておいても良い
し、サーバ側装置21から過去の視聴情報を集計してリ
アルタイムな視聴情報が配信される際に視聴者側装置1
1において消去しても良い。視聴者側装置11の視聴装
置において表示される表示画面上で、放送が終了した番
組の視聴情報は、過去の視聴情報としてリアルタイムE
PGに表示して置いても良いし、あるいは同じ時間帯で
最高の視聴率を得た番組のように特定の番組に関する視
聴情報を表示しても良い。前述のように、放送が終了し
た番組について横方向の棒グラフを用いて総視聴者数な
どの過去の視聴情報を表示し、現在放送されている番組
について折線グラフで時系列に表示して、過去の視聴情
報と現在の視聴情報とを視覚的に分かり易くしても良
い。また、第一の実施形態におけるリアルタイム視聴情
報配信と同様に、ある特定の視聴情報について視聴者に
特に伝えたいような場合には情報伝達表示を用いて表示
することができる。このときの情報伝達表示としては、
図37におけるリボンのアイコンのように、アニメーシ
ョンやアイコンを用いて表示したり、また番組名の下部
に表示される折線グラフの頂点に印をつけたりして表示
することができる。視聴者に特定の情報を伝えたいよう
な場合に表示される情報伝達表示は、リアルタイムEP
Gが最新でリアルタイムな視聴情報に連携して構成され
るため、最新でリアルタイムな視聴情報の変動により表
示箇所を変動しても良く、あるいは放送を終了した番組
の最高視聴率のように過去の視聴情報に情報伝達表示を
表示しても良い。
【0154】以上のように、サーバ側装置21において
視聴者側装置11から受信する視聴情報から種々の集計
結果を作成し、リアルタイムに視聴者側装置11に配信
するため、視聴者はリアルタイムに配信される視聴情報
を見ることによって番組選択時に新しい判断材料を入手
することができる。また、サーバ側装置21において様
々なフィルタを通して集計結果を作成し、視聴者は自分
に興味あるフィルタから集計結果を選んでリアルタイム
な視聴情報を反映したリアルタイムEPGから番組を選
択することができる。
【0155】視聴者側装置11はサーバ側装置21に対
して視聴情報を送信する際、適当なタイミングでバッチ
的に送信するのではなく、周期的に送信したり番組のチ
ャンネル番号やその視聴時間などの視聴情報が変化した
時に送信したりするため、より最新でリアルタイムな視
聴情報を視聴者に配信することができる。また、図2に
示すように、視聴者側装置11の視聴装置はインターネ
ット30などの回線に接続できる装置であるため、一般
の全ての視聴者に対してリアルタイムな視聴情報を反映
した集計結果を配信することができる。そのため、リア
ルタイムな視聴情報がより全ての視聴者の視聴情報を反
映したリアルタイムな視聴情報となり、よりリアルタイ
ムな視聴情報を反映した集計結果を視聴者側装置11に
配信することができる。
【0156】サーバ側装置21から視聴者側装置11へ
送信される集計結果は最新でリアルタイムな視聴情報を
反映させて作成されるため、視聴者は今現在の視聴情報
を知ることができ、例えばスポーツのライブ中継などで
はより一層視聴番組の臨場感や盛り上がりを感じること
ができる。また、視聴者は今現在の視聴情報を知ること
により、今現在おもしろい番組を知ることができる。リ
アルタイムEPGにより、今現在の視聴情報を容易に知
ることができ、今おもしろい番組を容易に選択すること
ができる。
【0157】例えば、テレビの製造元では、テレビに対
して視聴者に今現在の視聴情報を提供することができる
という付加価値をつけることができ、尚且つ視聴者の嗜
好や利用状況などを最新でリアルタイムな視聴情報から
把握することができ、放送局やスポンサーにおいても、
番組の視聴状況を簡単かつ詳細に把握することができ
る。
【0158】[第三の実施形態]第三の実施形態とし
て、ユーザ側端末から収集するリアルタイムな視聴情報
をサーバ側装置において集計して視聴率や視聴者数など
の集計結果を作成し、この集計結果を介してリアルタイ
ムな視聴情報や番組内容などと連動してプロモーション
を行うリアルタイムプロモーションについて説明する。
なお、本実施の形態ではリアルタイムプロモーションに
ついて説明するが、ユーザ側端末から送信されるリアル
タイムな情報を基にしてリアルタイムな情報に連動する
情報を相互に伝達し合うサービスであれば良い。
【0159】図39を用いてリアルタイムな視聴情報を
収集・集計して作成される集計結果を介してリアルタイ
ムな視聴情報や番組内容と連動してプロモーションを行
うリアルタイムプロモーションの概要について説明す
る。図39に示すように、第三の実施形態のリアルタイ
ムプロモーションでは、視聴者側のユーザ側端末と、こ
のユーザ側端末から送信されるリアルタイムな視聴情報
を収集・集計して作成される集計結果を介してリアルタ
イムな視聴情報や番組内容と連動してプロモーションを
実行する事業主体側のサーバ側装置とから構成される。
視聴者側のユーザ側端末と事業主体側のサーバ側装置の
外部には、事業主体に対してイベントを定義したりプロ
モーションを依頼したりするスポンサーがある。リアル
タイムプロモーションが行われる際、まず従来のアナロ
グ放送や近年のデジタル放送などの放送局から送られる
番組が視聴者側のユーザ側端末の視聴装置において選局
され、この選局された番組に関する情報としてチャンネ
ル番号や視聴時間などのリアルタイムな視聴情報がサー
バ側装置に送信される。このようにユーザ側端末からサ
ーバ側装置に送信されるリアルタイムな視聴情報をサー
バ側装置で収集し、統計的処理などにより加工して集計
する。リアルタイムな視聴情報をサーバ側装置で加工し
た後、この加工された情報である視聴率や視聴者数など
の集計結果を介してリアルタイムな視聴情報や番組内容
などと連動して行うリアルタイムプロモーションなどの
イベント情報を視聴者側のユーザ側端末へと配信する。
サーバ側装置からプロモーションなどのイベント情報を
配信された視聴者側のユーザ側端末では、サーバ側装置
から配信されたイベント情報が視聴者の視聴装置の画面
上に表示されるなどして視聴装置を介してプロモーショ
ンなどのイベント情報が視聴者に伝達される。
【0160】このリアルタイムプロモーションを行うに
あたり、まずサーバ側装置を有する事業主体に対して、
スポンサーは料金を提供するとともにプロモーションを
依頼してイベントを定義し、イベントが発生した場合及
びイベントが発生しなかった場合のプロモーション内容
を伝達する。この定義されるイベントやプロモーション
内容は放送局が提供する番組に連動するのであるが、ユ
ーザ側端末から送信されるリアルタイムな視聴情報をサ
ーバ側装置で収集・集計して作成される集計結果を介し
て連動したり、放送局が提供する番組の番組内容に連動
したりする。前述のように視聴装置を介してプロモーシ
ョンなどのイベント情報がリアルタイムに伝達された視
聴者は、スポンサーが定義したイベントにユーザ側端末
を介して参加することとなるのであるが、後述するよう
に視聴者側装置のユーザ側端末からは自動でリアルタイ
ムな視聴情報が事業主体のサーバ側装置に送信されるた
め、サーバ側装置においてイベントの対象となる視聴者
が選別され、サーバ側装置の選別により参加対象の視聴
者が参加することとなる。サーバ側装置において参加対
象の視聴者のユーザ側端末が選別されたとき、サーバ側
装置から参加対象のユーザ側端末に対して、そのユーザ
側端末がイベントに参加しているという情報を送信して
視聴装置を介して視聴者に伝達しても良い。定義された
イベントが発生した場合には、参加対象のユーザ側端末
を有する視聴者の中でプロモーションの懸賞を提供され
る視聴者のユーザ側端末をサーバ側装置において抽選な
どにより特定して選別し、抽選の結果などをサーバ側装
置よりユーザ側端末に伝達する。このとき、プロモーシ
ョンの懸賞を提供される視聴者のユーザ側端末にサーバ
側装置より抽選結果のようなプロモーションの結果を伝
達しても良いし、プロモーションの懸賞を提供される視
聴者のユーザ側端末だけでなく全ての一般視聴者のユー
ザ側端末に抽選結果のようなプロモーションの結果を伝
達しても良い。定義されたイベントが発生しなかった場
合には、イベントが発生しなかったことやイベントが発
生せずにプロモーションが実行されなかったことなどを
サーバ側装置よりユーザ側端末に伝達する。このときも
同様に、参加対象である視聴者が有するユーザ側端末に
伝達しても良いし、一般の全てのユーザ側端末に伝達し
ても良い。
【0161】また、リアルタイムプロモーションを行う
にあたり、まずサーバ側装置を有する事業主体がイベン
トを定義し、事業主体が定義されたイベントの内容とと
もにイベントが発生した場合及びイベントが発生しなか
った場合のプロモーション内容をスポンサーに伝え、ス
ポンサーは事業主体に対してリアルタイムプロモーショ
ンに協賛するようにしても良い。この場合も同様に、視
聴装置を介してイベント情報を伝達された視聴者はユー
ザ側端末を介してスポンサーが定義したイベントに参加
することとなるのであるが、視聴者側装置のユーザ側端
末からは自動でリアルタイムな視聴情報が事業主体のサ
ーバ側装置に送信され、サーバ側装置においるイベント
の対象となる視聴者の選別により参加対象の視聴者が参
加することとなる。
【0162】ユーザ側端末である視聴者側装置の視聴装
置には、リアルタイムな視聴情報を収集・集計して作成
された集計結果を元に番組などと連動するリアルタイム
プロモーションがサーバ側装置から配信されて表示され
るのであるが、視聴装置としては図2に示すような種々
の表示装置がある。表示装置のいくつかの例として、ア
プリケーション内蔵型テレビ11a(図2(a))、パ
ソコン(パーソナルコンピュータ)11b(図2
(b))、ディスプレイ付きラジオ11c(図2
(c))、携帯端末11d(図2(d))、ディスプレ
イに接続するセットトップボックス型専用セット11e
(図2(e))などがあり、あるいはテレビリモコン
(テレビのリモートコントローラ)11f(図2
(f))にディスプレイを付けたものでも良い。後述す
るように、ユーザ側端末とサーバ側装置とはインターネ
ットなどのネットワークを経由して接続されるため、こ
れらの表示装置はインターネットなどのネットワークに
接続可能な装置である。また、ディスプレイ付きテレビ
リモコン11f(図2(f))においては、例えば「視
聴率」などと書かれたボタンを備え付けてそのボタンを
押すことにより視聴者側装置のアプリケーションを起動
させ、ユーザ側端末からサーバ側装置にリアルタイムな
視聴情報を配信するようにすることができる。
【0163】第一の実施形態で参照した図面及び図40
乃至図55を参照にして、リアルタイムな視聴情報を収
集・集計して作成される集計結果を介してリアルタイム
な視聴情報や番組内容と連動してプロモーションを行う
リアルタイムプロモーションの詳細について説明する。
【0164】図40に示すように、本発明における実施
形態の情報伝達システムはユーザ側端末である視聴者側
装置11及びサーバ側装置21からなり、視聴者側装置
11及びサーバ側装置21はインターネット30などの
回線に接続可能な装置であり、インターネット30など
の回線を経由して接続されてリアルタイムな視聴情報や
これに基づいて行われるリアルタイムプロモーションで
の情報などを相互に伝達する。サーバ側装置21は視聴
者側装置11に対してリアルタイムプロモーションでの
イベント情報や特定情報を提供する情報提供装置の一形
態であり、視聴者側装置11は情報提供装置であるサー
バ側装置21からリアルタイムプロモーションでのイベ
ント情報や特定情報を受け取って利用する情報利用装置
の一形態である。情報提供装置の一形態であるサーバ側
装置21は、リアルタイムプロモーションでのイベント
情報や特定情報を提供するための情報提供プログラムが
記憶された記憶媒体であるハードディスクを有し、この
ハードディスクを読み込むことによって情報提供装置と
して機能する。情報利用装置の一形態である視聴者側装
置11は、リアルタイムプロモーションでサーバ側装置
21から配信されるイベント情報や特定情報を利用する
ための情報利用プログラムが記憶された記憶媒体である
ハードディスクを有し、このハードディスクに情報を受
信して読み込むことによって情報利用装置として機能す
る。サーバ側装置21のハードディスクに記憶された情
報提供プログラムは、後述の種々の形態によりリアルタ
イムプロモーションでのイベント情報や特定情報を提供
したり視聴者側装置11からリアルタイムな視聴情報を
受信したりするように作成されており、視聴者側装置1
1に記憶された情報利用プログラムは、リアルタイムな
視聴情報をサーバ側装置21に送信したりリアルタイム
プロモーションでのイベント情報や特定情報を受信した
りするように作成されている。
【0165】図40に示すように、前述のような事業主
体に対してイベントを定義したりプロモーションを依頼
したりするイベント情報作成手段はスポンサー232で
あり、このスポンサー232は、ユーザ側端末である視
聴者側装置11とサーバ側装置21との外部のスポンサ
ーであっても良いし、あるいはサーバ側装置21を有す
る事業主であっても良い。イベント情報生成手段である
スポンサー232が生成するイベント情報は、視聴ユー
ザ側の情報利用装置の内で条件を満たす視聴ユーザに対
して物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を含
み、イベント情報に含まれる条件は、後述のプロモーシ
ョンにおいて抽選処理を行って特定するための基準とな
る。また、後述するように、イベント情報作成手段であ
るスポンサー232は、プロモーションにより抽選処理
を行って特定されて抽選に当選した視聴ユーザに対して
物品や情報の提供を行う。ユーザ側端末である視聴者側
装置11は、サーバ側装置21にユーザ登録する登録部
12と、視聴者側の視聴装置において選局する番組のチ
ャンネル番号や視聴時間などのリアルタイムな視聴情報
をサーバ側装置に送信する視聴者側送信部13と、サー
バ側装置21からイベント情報であるプロモーションや
加工情報である集計結果を受信する視聴者側受信部14
と、受信したイベント情報であるプロモーションや加工
情報である集計結果を表示する表示部15とからなる。
また、前述した視聴装置は視聴者側装置11の視聴者側
送信部13や表示部15に接続され、視聴者が視聴する
番組を表示したりイベント情報であるプロモーションや
加工情報である集計結果を表示したりしてサーバ側装置
21と視聴者との情報の伝達を行う。サーバ側装置21
は、視聴者側からリアルタイムな視聴情報を受信するサ
ーバ側受信部22と、サーバ側受信部で受信したリアル
タイムな視聴情報を収集して集計して加工情報である集
計結果を生成する集計部23と、定義されたイベントや
プロモーション内容などのプロモーションを監視するイ
ベント情報監視手段である監視部228と、監視部22
8から通知を受けてプロモーションの懸賞を提供される
視聴者の視聴者側装置11を抽選により選別して特定情
報である抽選結果を生成する特定情報生成部である抽選
部229と、プロモーションなどのイベント情報や集計
結果などの加工情報を視聴者側装置11に配信する配信
部224とからなる。図40に示すように、サーバ側装
置21におけるサーバ側受信部22、集計部23、監視
部228、抽選部229、及び配信部224は、視聴者
の登録により受信した視聴者に関する情報や視聴者側装
置11より送られるリアルタイムな視聴情報を保管する
視聴者情報部25、過去の視聴情報を保管する視聴情報
部26、視聴者の各地域の番組表が保存される番組表情
報部27、番組別にリアルタイムな視聴情報が保存され
る番組別視聴者情報部230、及びスポンサー232か
ら定義されるイベントやプロモーション内容が保存され
るプロモーション情報部231に連携する。これらの視
聴者情報部25、視聴情報部26、番組表情報部27、
番組別視聴者情報部230、及びプロモーション情報部
231に保存される情報は必要なときに必要な情報を引
き出すことができるようになっている。例えば、抽選時
の抽選部229では、プロファイルをプロモーション情
報部231から取得したり、視聴情報部25からプロモ
ーションに参加することができる参加基準を満たすユー
ザIDを抽出したりして抽選を行う。
【0166】図40に示すように、第三の実施形態のリ
アルタイムプロモーションに参加するにあたり、視聴者
(ユーザ)は視聴者側装置11の登録部12を通じてユ
ーザ登録する。この視聴者側がユーザ登録する情報は一
般的な基本属性であり、例えば、名前、性別、住所、後
述するその地域の番組表の選択番号などであったり、あ
るいは仮想的に匿名で登録したり、ハンドルネームや自
分の写真などのキャラクターなどを登録情報としても良
い。このように視聴者側は視聴者側装置11の登録部1
2を通じて、サーバ側装置21の視聴者情報部25に視
聴者情報をユーザ登録すると、サーバ側装21置から各
視聴者側装置11に対応する一意のユーザ識別子を与え
られ、リアルタイムプロモーションに参加する。また、
視聴者側の視聴者側装置11から登録に際して送信され
る視聴者情報は、サーバ側装置21の視聴者情報部25
において管理され、視聴者側装置11から送信されるリ
アルタイムな視聴情報を収集・集計して集計結果を作成
するときに集計部23から取得されたり、プロモーショ
ンを実行する際に抽選するときに抽選部229から取得
されたりする。
【0167】第一の実施形態において参照した図5乃至
図8、及び図41を用いて視聴者側装置11からリアル
タイムな視聴情報をサーバ側装置21に対して送信し、
サーバ側装置21がリアルタイムな視聴情報を受信する
動作について説明する。第三の実施形態においては、視
聴者側装置11からサーバ側装置21へのリアルタイム
な視聴情報の送信は、従来例のように視聴者側装置11
に蓄積して蓄積した情報を一度に送信するのではなく、
周期的に送信したり視聴者側装置11の視聴装置で選局
されたチャンネル番号が変化した時に送信したりする。
【0168】視聴者側装置11がサーバ側装置21から
ユーザ識別子を与えられた後、第一の実施の形態及び第
二の実施形態と同様に、視聴者側装置11からユーザ識
別子及び視聴情報をサーバ側装置21に送信する視聴者
側装置11では動作が行われる。ここで図5を用いて、
視聴者側装置11が視聴情報を周期的に観測し、視聴者
側装置11はサーバ側装置21に対して周期的に視聴情
報を送信する周期的観測プロセスについて説明する。図
5のS41に示すように、視聴装置の電源を入れると同
時に自動的に視聴者側装置11のアプリケーションが起
動する。視聴者側装置11のアプリケーションが起動す
ると、視聴者側装置11において視聴者(ユーザ)が意
識することなくアプリケーションが自動的にユーザ識別
子を読み込み(S42)、ユーザ識別子を読み込んだ時
刻t0を取得する(S43)。ユーザ識別子を読み込ん
だ後に、視聴者側装置11において、現在の時刻がユー
ザ識別子を読み込んだ時刻から周期である時間Fだけ経
過したか否かを監視する。すなわち、ユーザ識別子を読
み込んだ時刻t0と観測するときの現在の時刻である現
時刻t1とを比較し、現時刻t1がt0及びFに対して
t1=t0+Fが成立するか否かを判断する(S4
4)。このとき、現時刻t1がユーザ識別子を読み込ん
だ時刻t0に対して周期の時間Fだけ経過した場合に
は、視聴者の現在選局するチャンネル番号を取得し(S
45)、現在選局するチャンネル番号はユーザ識別子と
ともに視聴者側送信部13を通じて周期的にサーバ側受
信部22に送信される(S46)。視聴装置において現
在選局するチャンネル番号がユーザ識別子とともに視聴
者側送信部13に対して送信されると、送信した時刻か
ら周期の時間Fだけ経過するか否かを観測するため、S
46からS43へと戻り、現在選局するチャンネル番号
及びユーザ識別子を送信した時刻を新たに時刻t0とし
て取得する。現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時
刻t0に対して周期の時間Fだけ経過していない場合に
は、現時刻t1を取得し、現時刻t1がユーザ識別子を
読み込んだ時刻t0から周期の時間Fだけ経過するまで
現時刻t1を取得し続ける。また、視聴装置の電源が入
りアプリケーションが起動したとき、視聴装置で選局さ
れた現在のチャンネル番号を直ちに取得し、サーバ側装
置21へと送信される。サーバ側受信部22に対して送
信するために取得するチャンネル番号の他に、地域に関
する地域識別子などの視聴情報を同時に取得しても良
い。このように、視聴者の現在選局するチャンネル番号
は一定の周期で読み込みがなされ、例えば図5のS44
に示すように、周期Fが経過しない場合には周期Fが経
過する前に選局した現在の選局するチャンネル番号を取
得することとなり、周期Fが経過した場合にはS45に
示すように周期Fが経過した後の現在のチャンネル番号
を取得することとなる。また、読み込まれたユーザ識別
子及び周期的に読み込まれ続ける現在のチャンネル番号
はサーバ側装置21へと送信され、後述するように、サ
ーバ側受信部22に送信された時点で更新され、現在の
チャンネル番号は、視聴者情報部25において各視聴者
側装置11のユーザIDに対応して管理される。
【0169】また、図5のS47に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0170】周期観測プロセスによりサーバ側装置21
のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現在のチャン
ネル番号が送信された後、第一の実施形態及び第二の実
施形態と同様に、サーバ側装置21では動作を行う。図
6に示すように、視聴者側装置11からユーザ識別子及
び現在のチャンネル番号などの視聴情報を受信すると
(S51)、視聴情報は視聴者情報部25に格納され
る。このとき、視聴情報は、サーバ側受信部22におい
て視聴情報を受信した後、リアルタイムな視聴情報から
送信元IPアドレスを取得し(S52)、S53に示す
ように各視聴者側装置11に対応するユーザ識別子を鍵
として視聴者情報部25の現在のチャンネル番号、IP
アドレス、取得時刻などを更新して(S53)視聴者情
報部25に格納される。
【0171】視聴者側装置11がサーバ側装置21から
ユーザ識別子を与えられた後、第一の実施の形態及び第
二の実施形態と同様に、視聴者側装置11からユーザ識
別子及び視聴情報をサーバ側装置21に送信する視聴者
側装置11では動作が行われる。ここで図7及び図8を
用いて、視聴者側装置11の視聴装置において選局する
チャンネル番号に変化があったときに視聴者側装置11
からサーバ側装置21に対して変化したチャンネル番号
を送信する変化時送信プロセスについて説明する。図7
に示すように、視聴者側装置11の視聴装置で選局する
チャンネル番号に変化が生じる(S61)と、視聴者
(ユーザ)が意識することなくアプリケーションが自動
的にユーザ識別子を取得する(S62)。ユーザ識別子
を取得した後、変化して選局されたチャンネル番号をサ
ーバ側装置21に対して送信する送信プロセスが起動し
ているか否かが検出される(S63)。送信プロセスが
既に起動している場合には、その送信プロセスを消去し
(S64)、新たに送信プロセスを起動する(S6
5)。また送信プロセスがまだ起動していない場合に
は、送信プロセスを起動する(S65)。また、送信プ
ロセスが消去されると、視聴者側装置11では新たに選
局されるチャンネル番号に変化が生じたことを検出する
まで送信プロセスは待機し、チャンネル番号に変化生じ
ると送信プロセスを起動させる(S65)。図8は送信
プロセスに関する詳細なチャート図であるが、図8に示
すように、送信プロセスを起動すると(S71)、視聴
装置で選局するチャンネル番号が変化した時刻t0を取
得する(S72)。このとき、チャンネル番号の変化と
同時に送信プロセスが起動する場合には、時刻t0は送
信プロセスが起動した時刻として取得される。ユーザ識
別子を読み込んだ後に、視聴者側装置11において、現
在の時刻がユーザ識別子を読み込んだ時刻から時間Xだ
け経過したか否かを監視する。すなわち、ユーザ識別子
を読み込んだ時刻t0と現在の時刻である現時刻t1と
を比較し、現時刻t1がt0及びXに対してt1=t0
+Xが成立するか否かを判断する(S73)。このと
き、現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0に
対して時間Xだけ経過した場合には、視聴者の現在選局
するチャンネル番号を取得し(S74)、現在選局する
チャンネル番号はユーザ識別子とともに視聴者側送信部
13を通じてサーバ側受信部22に送信される(S7
5)。現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時刻t0
に対して時間Xだけ経過していない場合には、現時刻t
1を取得し、現時刻t1がユーザ識別子を読み込んだ時
刻t0から時間Xだけ経過するまで現時刻t1を取得し
続ける。サーバ側受信部22に対して変化して選局され
たチャンネルがユーザ識別子とともに送信されると、送
信プロセスを終了し(S76)、次にチャンネル番号が
変化するまでチャンネル番号を監視して送信プロセスは
待機する。また、視聴装置の電源が入りアプリケーショ
ンが起動したときは、送信プロセスが自動で起動して視
聴装置で選局された現在のチャンネル番号を直ちに取得
し、サーバ側装置21へと送信される。サーバ側受信部
22に対して送信するために取得するチャンネル番号の
他に、地域に関する地域識別子などの視聴情報を同時に
取得しても良い。このように、視聴者の現在選局するチ
ャンネル番号は変化した時に読み込みがなされ、例えば
図8のS73に示すように、時間Xが経過しない場合に
は時間Xが経過する前に選局した現在の選局するチャン
ネル番号を取得することとなり、時間Xが経過した場合
にはS74に示すように時間Xが経過した後の現在のチ
ャンネル番号を取得することとなる。また、読み込まれ
たユーザ識別子及び変化時に読み込まれ続ける現在のチ
ャンネル番号はサーバ側装置21へと送信され、後述す
るように、サーバ側受信部22に送信された時点で更新
され、現在のチャンネル番号は、視聴者情報部25にお
いて各視聴者側装置11のユーザIDに対応して管理さ
れる。
【0172】また、図7のS66に示すように、視聴装
置の電源を切った際には、視聴者側装置11のアプリケ
ーションが終了すると同時にサーバ側装置21にはユー
ザ識別子とともに、現在のチャンネル番号として例えば
0番が送信され、サーバ側装置21に視聴者が視聴装置
の電源を切り視聴していないという情報が送信される。
【0173】変化時送信プロセスによりサーバ側装置2
1のサーバ側受信部22にユーザ識別子及び現在のチャ
ンネル番号が送信された後、第一の実施形態及び第二の
実施形態と同様に、サーバ側装置21では動作を行う。
図41に示すように、視聴者側装置11からサーバ側装
置21のサーバ側受信部22にユーザ識別子とともに現
在のチャンネル番号などのリアルタイムな視聴情報及び
視聴時間Tが送信されると、視聴時間Tが抽出される
(S241)。このとき、S242に示すように、視聴
時間Tを抽出して視聴時間Tがある一定の時間Xより小
さな場合には、その視聴時間Tの間に視聴した視聴情報
を無視するため、視聴情報を破棄する(S243b)。
S243aに示すように、抽出した視聴時間Tがある一
定の時間Xより大きな場合には、視聴者側装置11から
サーバ側受信部22に送信されたユーザ識別子や現在の
チャンネル番号などのリアルタイムな視聴情報をサーバ
側受信部22において受信する。サーバ側受信部22に
おいてリアルタイムな視聴情報を受信した後、リアルタ
イムな視聴情報から送信元IPアドレスを取得し(S2
44)、視聴者情報のユーザ識別子を鍵として視聴者情
報部25の現在のチャンネル番号、IPアドレス、取得
時刻などを更新して(S245)視聴者情報部25に格
納される。ここで、番組表情報部27に保存される番組
表を取得しした後に視聴者情報部25で更新した現在の
チャンネル番号と現在時刻とから番組を認識し(S24
6)、ユーザ識別子を鍵として、番組別視聴者情報部2
30において番組別に作成される番組別視聴者情報表
(番組別のユーザテーブル)(図13)の視聴時間など
のリアルタイムな視聴情報を更新し(S247)、更新
された番組別視聴者情報表は視聴者情報部230に格納
される。このように視聴者側装置11のリアルタイムな
視聴情報はサーバ側装置21に送信され、サーバ側装置
21ではリアルタイムな視聴情報やIPアドレスが常に
把握されている。
【0174】このように視聴者側装置11からユーザ識
別子とともに視聴情報をサーバ側装置21に対して送信
する際、視聴者側装置11が視聴情報を周期的に観測し
てサーバ側装置21に対して周期的に視聴情報を送信す
る周期的観測プロセスや視聴装置において選局するチャ
ンネル番号に変化があったときに視聴者側装置11から
サーバ側装置21に対して変化したチャンネル番号を送
信する変化時送信プロセスがある。周期観測プロセスに
より視聴者側装置11からサーバ側装置21に対して視
聴情報を周期的に送信する場合、例えばサーバ側装置2
1は一定周期よりも短い時間の間だけ選局されたチャン
ネル番号に関する視聴情報を確認できず、サーバ側装置
21が受信する視聴情報は視聴者側装置11の視聴装置
における視聴情報を忠実に反映されない。変化時送信プ
ロセスにより視聴者側装置11からサーバ側装置21に
対して視聴装置で選局するチャンネル番号の変化時にチ
ャンネル番号を送信する場合、視聴情報は視聴者側装置
11からサーバ側装置21に対して送信するために視聴
者側装置11での不規則な動作や状況変化に対してサー
バ側装置21が対応できない可能性がある。あるいは、
例えば視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャン
ネルを変化させることに対応することができなかった
り、視聴装置の電源が突然切れたとしてもサーバ側装置
21では知ることができずに同じチャンネル番号を視聴
し続けていると誤認識したりする可能性がある。また、
視聴装置において選局するチャンネル番号が変化せず、
長時間にわたって同じチャンネルを選局し続ける場合
に、視聴装置において選局されたチャンネル番号を認識
しない可能性がある。このような問題に対して、これら
両者の方法を併用して独立に同時実行することにより解
決することができる。例えば、視聴者側装置11の視聴
装置において一定周期よりも短い時間だけ選局されたチ
ャンネル番号は、チャンネル番号の変化時にチャンネル
番号を送信する変化時送信プロセスにより、視聴者側装
置11の視聴装置での視聴情報をサーバ側装置21での
視聴情報に忠実に反映させることができる。また例え
ば、視聴者側装置11が一定時間内に選局するチャンネ
ルの変化や視聴装置の電源が突然切れた時には、視聴装
置の視聴情報を周期的に送信する周期観測プロセスによ
り、現在選局されるチャンネル番号を確実に認識するこ
とができる。
【0175】視聴者の視聴状態をサーバ側装置21で管
理するステイタス管理は、第一の実施形態及び第二の実
施形態と同様に行われ、前述の図10を用いて、現在の
チャンネル番号及び取得時間を取得する各視聴者側装置
11の視聴状態のステイタス管理について説明する。図
10に示すように、S91において初期のnの値をn=
0としてユーザID=nを鍵として視聴者情報部25に
おけるその視聴者側装置11の取得時間の値t0を取得
する(S92)。ここで、n=ユーザIDは0,1,
2,・・・,Nと仮定している。S93において現在の
時刻である現在時刻t1を取得した後、視聴者情報部2
5におけるその視聴者側装置11の取得時刻t0を用い
て、S94に示すように、現在時刻t1から取得時刻t
0を引いた差がある一定の時間Xより小さい場合には、
次の視聴者の視聴状態を調べるために改めてn=n+1
と置き換えてS92の手順に戻って次の視聴者について
調べる(S96)。S94に示すように、現在時刻t1
から取得時刻t0を引いた差がある一定の時間Xより大
きい場合には、ユーザID=nのチャンネル番号0、I
Pアドレス0.0.0.0、そして取得時刻の更新をす
る(S95)。このようなステイタス管理を用いると、
ある視聴者が視聴していないとき、その視聴者の現在の
チャンネル番号を0として、視聴装置の電源が切れて視
聴されていないことが分かる。また、視聴者側端末装置
の不正終了によって生じるサーバ側視聴者情報と視聴者
側の状態の不整合を防ぐことができる。ユーザID=n
の現在のチャンネル番号、IPアドレス、及び取得時間
を更新した後、次の視聴者の視聴状態を調べるために改
めてn=n+1と置き換えてS92の手順に戻って次の
視聴者について調べる(S96)。このように、各視聴
者側装置11からサーバ側装置21に現在のチャンネル
番号などのリアルタイムな視聴情報や取得時間を取得し
たの視聴者情報部25においてユーザテーブルである視
聴者表が作成される。その際、視聴者が視聴装置の電源
が切れて視聴していないときには、その視聴者の現在の
チャンネル番号を0、IPアドレスを0.0.0.0と
して、視聴者が視聴していないことが分かるように作成
される。また後述するように、サーバ側装置21では周
期的若しくは視聴情報の変更時に最新の視聴情報に変更
されるのであるが、視聴者自身がIPアドレスを基にし
て視聴者自身の視聴者側端末にアクセスして、その時点
のリアルタイムな視聴情報を問合わせることもできる。
この場合、そのサーバ側装置21からIPアドレスにア
クセスできない場合には、その視聴者の状態を示すステ
イタスを0として、これは周期的、任意に行うことがで
きる。
【0176】サーバ側装置21において、視聴者側装置
11よりサーバ側装置21へユーザ識別子やリアルタイ
ムな視聴情報が送信され、第一の実施形態及び第二の実
施形態と同様に、サーバ側装置21の視聴情報部26に
おいて視聴者表(ユーザテーブル)が作成される。図1
1において、ユーザID、性別、年齢、地域番組表の番
号、及び住所は、リアルタイムプロモーションを受ける
上で、予めサーバ側装置の視聴者情報部25に登録され
ている情報である。その他の現在のチャンネル番号、取
得時間は視聴者側装置11より周期的に若しくは現在の
チャンネル番号の変更時に送られてサーバ側装置21に
おいて取得され、IPアドレスは視聴者側装置11から
現在のチャンネル番号が送信されると同時に送信される
各視聴者側装置11に対応するユーザ識別子を基にして
サーバ側装置21の視聴者情報部25から取得され、取
得するごとに変動する。視聴者側装置11から各視聴者
側装置11に対応するユーザ識別子とともに現在のチャ
ンネル番号、取得時間を周期的に若しくは現在のチャン
ネル番号の変更時に送信され、サーバ側装置21におい
て現在のチャンネル番号、取得時間、そしてIPアドレ
スを取得して変更されるごとに変動して視聴者表に記載
されて更新される。
【0177】前述のように、視聴者側装置11からサー
バ側装置21に対してリアルタイムな視聴情報を送信し
てサーバ側装置21において受信し、サーバ側装置21
が全ての視聴者に関するリアルタイムな視聴情報を収集
するのに対して、サーバ側装置21が視聴者側装置11
に対して問い合わせを行ってリアルタイムな視聴情報を
収集することができる。この場合、サーバ側装置21の
視聴者情報部25に登録されている全ての視聴者の視聴
者側装置11に対して現在のチャンネル番号などのリア
ルタイムな視聴情報についてサーバ側装置21が問合わ
せを行い、全ての視聴者側装置11はサーバ側装置21
からの問い合わせに対応してリアルタイムな視聴情報を
送信し、サーバ側装置21は全ての視聴者側装置11の
リアルタイムな視聴情報を収集する。サーバ側装置21
が視聴者側装置11に対して問合わせを行ってリアルタ
イムな視聴情報を収集する場合にはサーバ側装置21が
視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを行う。第
一の実施形態で参照した図12を用いて、サーバ側装置
21の視聴者情報部25に登録されている全ての視聴者
に関してリアルタイムな視聴情報の収集をするために、
サーバ側装置21において、サーバ側装置21からの各
視聴者側装置11へリアルタイムな視聴情報の問合わせ
を説明する。図12に示すように、S101において初
期のnの値をn=0としてユーザID=nを鍵として視
聴者のIPアドレスを取得し(S102)、この取得し
たIPアドレスの視聴者側装置11へ視聴状態の問合わ
せを行う(S103)。ここで、n=ユーザIDは0,
1,2,・・・,Nと仮定している。S104に示すよ
うに、そのIPアドレスの視聴者側装置11がサーバ側
装置21に接続されていない場合には、ユーザID=n
を鍵として視聴者情報部25におけるその視聴者側装置
11の現在のチャンネル番号を0に更新し(S105
b)、n=n+1と置き換えた後に前述のようなS10
2における視聴者のIPアドレス取得の手順に戻る(S
108)。現在のチャンネル番号を0値することによ
り、そのIPアドレスの視聴者側装置11が有する視聴
装置の視聴状態が切られた状態であることが分かる。視
聴者がサーバ側装置に接続されている場合には、そのI
Pアドレスを有する視聴者に対して現在のチャンネル番
号の問合わせを行い(S105a)、その視聴者の視聴
する現在のチャンネル番号を取得し(S106)、ユー
ザID=nを鍵として視聴者情報部25におけるその視
聴者側装置11の現在のチャンネル番号を新たに問合わ
せた現在のチャンネル番号に更新する(S107)。こ
のようにユーザID=nである視聴者のリアルタイムな
視聴情報の問合わせを行い現在のチャンネル番号を更新
した後、次の視聴者の視聴状態を調べるために改めてn
=n+1と置き換えてS102の手順に戻って次の視聴
者について調べる(S108)。
【0178】サーバ側装置21の視聴者情報部25に登
録されている全ての視聴者の視聴者側装置11に対して
現在のチャンネル番号などのリアルタイムな視聴情報に
ついてサーバ側装置21が問合わせを行い、全ての視聴
者に関するリアルタイムな視聴情報を収集する場合、第
一の実施形態及び第二の実施形態と同様に、サーバ側装
置21が視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを
行って取得する現在のチャンネル番号、ユーザ識別子を
基に視聴者情報部25から取得するIPアドレスが取得
されるごとに変動して更新される。サーバ側装置21が
視聴者側装置11に対して周期的に問合わせを行って現
在のチャンネル番号及びIPアドレスを取得するため、
周期的な取得時間を視聴者表(ユーザテーブル)に記載
せず記憶させるのを省略しても良く、また周期的に現在
のチャンネル番号及びIPアドレスを取得されるたびに
改めて視聴者表(ユーザテーブル)を作成しても良い。
【0179】前述の図13に示すように、サーバ側装置
21は前述の視聴者表(ユーザテーブル)として視聴者
表を形成することができる。図11と同様に、視聴者側
装置11よりサーバ側装置21へユーザ識別子やリアル
タイムな視聴情報が送信され、サーバ側装置21の視聴
情報部26において作成される視聴者表(ユーザテーブ
ル)が作成される。図13において、ユーザID、性
別、年齢、地域番組表の番号、及び住所は、リアルタイ
ムプロモーションを受ける上で、予めサーバ側装置の視
聴者情報部25に登録されている情報である。その他の
現在のチャンネル番号は視聴者側装置11より周期的に
若しくは現在のチャンネル番号の変更時に送られてサー
バ側装置21において取得され、IPアドレスは視聴者
側装置11から現在のチャンネル番号が送信されると同
時に送信される各視聴者側装置11に対応するユーザ識
別子を基にしてサーバ側装置21の視聴者情報部25か
ら取得され、取得するごとに変動する。視聴者側装置1
1から各視聴者側装置11に対応するユーザ識別子とと
もに現在のチャンネル番号を周期的に若しくは現在のチ
ャンネル番号の変更時に送信され、サーバ側装置21に
おいて現在のチャンネル番号及びIPアドレスを取得し
て変更されるごとに変動して視聴者表に記載されて更新
される。この場合、サーバ側装置21が視聴者側装置1
1のリアルタイムな視聴情報を収集する際、サーバ側装
置21の視聴者情報部25に登録されている全ての視聴
者の視聴者側装置11に対して現在のチャンネル番号な
どのリアルタイムな視聴情報についてサーバ側装置21
が周期的に問合わせを行って取得するため、現在のチャ
ンネル番号などのリアルタイムな視聴情報を取得する取
得時間は保存することがなく、周期的に問い合わせを行
って取得する時間が取得時間として認識される。また、
図42に示すように、番組別視聴者情報表は周期的に問
い合わせを行って取得する時間に基づいて番組(番組
X)を視聴する視聴時間が加算されて計算される。地域
番組表は、視聴者情報部25に登録される視聴者の情報
を基にして、各視聴者が利用する番組IDとサーバ側装
置21の番組表情報部26に記憶された番組IDとが連
結しており、これにより図42における番組表のID番
号を視聴者ごとに選択して図11における各視聴者の地
域番組表欄に記載される。図43に示すように、各視聴
者の地域番組表欄に番組表のID番号が記載されるとと
もに、サーバ側装置21から視聴者側装置11への周期
的な問い合わせにより各視聴者が視聴する視聴時間が加
算されて計算され、各視聴者が視聴する番組の視聴時間
が管理される。
【0180】このように、サーバ側装置21の視聴者情
報部25には視聴者自身に関する情報が管理され、サー
バ側装置21の視聴情報部26においてはユーザ識別子
やリアルタイムな視聴情報が管理されている。サーバ側
装置21の視聴者情報部25において管理されるユーザ
識別子やリアルタイムな視聴情報などは視聴者側の端末
から送信されるリアルタイムな視聴情報によりその時々
で更新して管理される。また、個々の視聴者のIPアド
レスは、視聴者が視聴するチャンネル番号などの視聴情
報と同様に、常に更新されて管理され、視聴者のIPア
ドレスはユーザIDを鍵として管理されている。
【0181】視聴者側装置11よりサーバ側装置21へ
ユーザ識別子やリアルタイムな視聴情報が送信され、サ
ーバ側装置21において視聴者表(ユーザテーブル)や
番組表(プログラムテーブル)を作成した後、視聴者表
(ユーザテーブル)や番組表(プログラムテーブル)を
集計して視聴率表や視聴者数などの種々の集計結果を作
成して格納する。サーバ側装置21の集計部23におい
て集計されて作成される集計結果としては、視聴率の他
に、現在視聴している総視聴者数、放送局や番組ごとの
現視聴者総数、占拠率、ある視聴者が特定の番組を時間
にしてどれくらいの割合見ていたかを示す番組貢献度
数、この番組貢献度数を算出するある特定の番組を単独
に閲覧した視聴者数を示す番組アクセス数などがある。
【0182】図44は、サーバ側装置21の集計部23
においてリアルタイムな視聴情報を集計して種々の集計
結果を作成する動作手順のチャート図を示す。また、リ
アルタイムな視聴情報を集計した種々の集計結果を作成
する際、前述のように視聴者側装置11から送信されて
サーバ側装置21において収集して管理される視聴者表
(ユーザテーブル)や番組表(プログラムテーブル)な
どのリアルタイムな視聴情報は単純に収集しておくだけ
でなく、サーバ側装置21では視聴者の属性に基づいて
作成されたフィルタが事前に作成され、そのフィルタを
通じて同時に集計結果が作成される。図44のS251
に示すように、ある一定の時間である周期Fだけ経過し
ていない場合には集計の前手順に戻り、この周期Fだけ
時間が経過するまで戻る。S251において周期Fだけ
時間が経過した場合、年齢や性別などのような所望の条
件を基に検索して、事前に視聴者の属性に基づいて作成
されたフィルタの情報を読み込む(S252)。事前に
作成されたフィルタの情報に検索条件を付加し、ユーザ
IDと地域番組表IDとを鍵として各現在のチャンネル
番号を集計し、データベースを検索する検索文を生成す
る(S253)。その後、この検索文を用いてデータベ
ースを検索した(S254)後に集計結果を取得するの
であるが(S255)、取得した集計結果は、プロモー
ションを実行するために監視部29のメモリーに送られ
る(S256a)。また同時に、視聴者側からの変更さ
れたリアルタイムな視聴情報がサーバ側装置21に送信
され前述のように改めて集計する際に、取得した集計結
果が改めて集計するのに基となるため、取得した集計結
果は視聴情報部26のメモリーに格納される(S256
b)。視聴情報部26のメモリーに格納される集計結果
は最新の集計結果が格納されるが、ある程度古くなった
集計結果はデータベースに保存されてサーバ側装置21
に保存されていく。サーバ側装置21に集計結果として
データベースに保存されるため、前述したような視聴
率、総視聴者数、現視聴者総数、占拠率、ある視聴者の
特定の番組に対する時間の割合を示す番組貢献度数、あ
る特定の番組を単独閲覧した視聴者数を示す番組アクセ
ス数などの集計結果がサーバ側装置21に記憶される。
【0183】視聴情報部26に格納された視聴表(視聴
テーブル)は、第一の実施形態及び第二の実施形態と同
様に管理され、例えば前述の図17に示すように、現在
のチャンネルの取得時刻を基にして時系列に集計されて
おり、二つのフィルタを通して集計されている。集計結
果(1)は、「視聴者が男性である」というフィルタを
通して集計され男性だけの視聴者人数に関する集計結果
であり、集計結果(2)は、「視聴者が20代の女性で
ある」というフィルタを通して集計された20代の女性
の視聴率に関する集計結果である。このように、サーバ
側装置21で視聴者の属性に基づいて事前にフィルタを
作成することにより、同時に様々な集計結果を出すこと
ができる。
【0184】図45はプロモーション情報部231にお
いて保存されるプロモーション表(プロモーションテー
ブル)を示す。前述のようにサーバ側装置21の集計部
23で集計して取得した集計結果は、監視部29のメモ
リーと集計部23のメモリーに格納されるのであるが、
サーバ側装置21の監視部29のメモリーに送られた集
計結果は、プロモーションを実行する際、設定されたイ
ベントが発生するのを探知するために用いられる。図4
5に示すように、プロモーションの対象となる番組は、
各番組に対して付されたID番号により管理され、プロ
モーションを実行するスポンサー、プロモーションのイ
ベントが発生する定義、参加するための参加基準などが
保存されている。また、プロモーション情報部231に
保存されるプロモーション表には、において、各番組に
対して付されたID番号ごとに番組ID、スポンサーの
名称、事業主体が定義するイベント、プロモーション内
容などが保存されている。例えば、図45のプロモーシ
ョン表(プロモーションテーブル)の一行目にある番組
IDが1の番組では、番組の「ID番号が13」の番組
であり、「S社がスポンサー」となって、「視聴率がX
パーセント以上の場合」にイベントが発生して、「その
とき番組ID13の番組を見ていた視聴者のうちで5
名」に対して、「抽選で○○が当選」することが保存さ
れている。
【0185】プロモーション情報部231にはイベント
の定義やプロモーション内容が保存されるのであるが、
図45に示すように、監視部29においてプロモーショ
ン情報部231からイベントの定義を取得してプロモー
ション表(プロモーションテーブル)の「イベント発生
定義」の欄に記入され、監視部29に送られた集計結果
とを比較して設定されたイベントの定義の発生条件が満
たされたか否かを判断する。図45に示すプロモーショ
ン表において、視聴率が所望の数値以上に達したときな
どのような「イベント発生定義」の発生条件を満たすか
否かを、集計部23で集計され監視部29において取得
した集計結果に比較し、「イベント発生定義」の発生条
件を満たすときにはプロモーション内容が実行されるこ
ととなる。例えば、前述の図45に示すプロモーション
表(プロモーションテーブル)の一行目にある番組のI
D番号が1の番組では、イベントが発生する発生条件が
「視聴率がXパーセント以上」であり、視聴率がXパー
セント以上でイベントが発生する場合には、プロモーシ
ョン内容である「そのとき番組ID13の番組を見てい
た視聴者のうちで5名」に「抽選で○○が当選」する。
このとき、イベントの発生条件である「視聴率がXパー
セント以上」となるか否かを監視部29に送られる集計
結果と比較しながらイベントの発生を監視し、イベント
の定義の発生条件が満たされたか否かを判断する。ま
た、前述の図45の一行目にある番組IDが1の番組で
は、対象ユーザが全員であるために参加者が多数生じた
場合には、後述するように、抽選部229において参加
者全員の中から5名を抽選して「○○が当選する」視聴
者を選別する。
【0186】また、図45に示すプロモーション表でI
D番号が5である番組のように、スポーツのライブ中継
において「A国が勝ったとき」などのようなサーバ側装
置21において収集・集計して作成する集計結果からイ
ベントの定義の条件を満たすか否かをサーバ側装置21
で探知することができない場合には、サーバ側装置21
を管理する人間233がイベントの定義の条件を満たす
か否かをサーバ側装置21に教える。なお、プロモーシ
ョンが行われる際に、プロモーションが実施を視聴者側
装置11に送信して視聴者側装置11の表示部15を介
して視聴者に伝達するのであるが、図45に示すよう
に、タイトル、コメント、当選人数、参加基準、詳細内
容などのプロモーション表の内容が伝達される。前述の
ように、視聴者が視聴者側装置11を通してリアルタイ
ムプロモーションに参加する際に、視聴者側装置11を
ユーザ登録すると、視聴者側装置11の視聴者側送信部
13からリアルタイムな視聴情報が自動で送信され、後
述するようにサーバ側装置21の抽選部229で当選者
を抽選により選別するときに対象となる視聴者を抽出す
るため、視聴者側装置11を介してプロモーションに参
加するという情報をサーバ側装置21に対して送信する
ことなく、リアルタイムプロモーションに参加すること
ができる。サーバ側装置21の抽選部229で抽選によ
り選別するときに対象となる視著者を抽出するため、対
象となる視聴者に関するプロモーション表の内容は視聴
者側装置11に送信しなくても良い。
【0187】図46は地域番組表に基づいて作成される
プログラムテーブルである番組表である。この番組表
は、サーバ側装置21の番組表情報部26から取得して
作成されるのであるが、図46に示すプロモーション表
の番組のID番号に基づいて作成され、監視部228の
メモリーにプロモーション表とともに格納される。この
地域番組表に基づいて作成される番組表は、前述のプロ
モーション表と連動してリアルタイムプロモーションが
実施される番組の放送地域、放送時間、チャンネル番号
などが管理される。
【0188】図47は設定されるイベントの定義やプロ
モーション内容を視聴者側装置11に配信する際の模式
図を示す。前述のように、監視部29においてプロモー
ション表と番組表とが作成されて監視部29のメモリー
に格納された後、配信部224において、番組表と現在
時刻とから現在プロモーションの対象となる番組に関す
る情報が読み込まれる。例えば、図47に示すように、
各地域において現在時刻に放送される番組の名称、およ
びその地域でのチャンネル番号、放送局とが番組表から
読み込まれ、その後にプロモーションが行われる番組が
ある場合には番組表の番組のID番号に対応するプロモ
ーション表での番組のID番号から設定されるイベント
の定義やプロモーション内容などが読み込まれる。この
ようにプロモーション表と番組表から設定されるイベン
トの定義やプロモーション内容が読み込まれる際、プロ
モーション表からプロモーションの対象となる視聴者も
同時に読み取られ、この読み取られた対象となる視聴者
について視聴者情報部25に格納される視聴者に関する
情報を基にして、対象となる視聴者を読み込み、対象と
なる視聴者の視聴者側装置11に対して設定されるイベ
ントの定義やプロモーション内容などを配信する。この
ときの対象となる視聴者は、視聴記録に対して適当な評
価式を利用して選定することができ、例えばある番組を
Xパーセント以上の時間を合計または連続で視聴してい
た視聴者や番組中のある特定の瞬間を視聴していた視聴
者などを選定することができる。設定されるイベントの
定義やプロモーション内容などが配信された視聴者側装
置11においては、視聴者側受信部14のメモリーにイ
ベントやプロモーション内容などが格納され、視聴者側
装置11の表示部15の視聴装置を介して視聴者にイベ
ントの定義やプロモーション内容などが伝達される。こ
のとき、視聴者に伝達されるイベントの定義やプロモー
ション内容などは、番組ごとに作成されているため、視
聴者側装置11の表示部15の視聴装置では各番組のチ
ャンネル番号ごとに表示されることになる。なお、対象
となる視聴者を読み込んだ後、設定されるイベントの定
義やプロモーション内容などを配信する際に、全ての視
聴者側装置11に対して配信しても良い。
【0189】図48はイベントの発生を監視する監視部
29における監視の動作を示し、図48はリアルタイム
な視聴情報を基にしてサーバ側装置21が自動でイベン
トの発生を探知することができる場合の動作を示す模式
図である。イベントの発生は監視部29において監視さ
れるのであるが、サーバ側装置21において自動で探知
できる場合には、視聴者側装置11から送られるリアル
タイムな視聴情報を収集・集計して集計部23において
作成した集計結果とプロモーション情報部231より取
得するプロモーション表のイベントの定義とを比較して
監視される。また、サーバ側装置21において、リアル
タイムな視聴情報を基にして自動でイベントの発生を探
知することができない場合には、人間233がイベント
の発生をサーバ側装置21に入力してサーバ側装置21
に認知させる。図48に示すように、監視部29のメモ
リーでは、番組表情報部27に保存された番組表とプロ
モーション情報部231に保存されたプロモーション表
とが現在時刻から現在プロモーションの対象となる番組
に関してイベントの発生定義やプロモーション内容など
の情報が読み込まれる。番組表とプロモーション表とが
番組表情報部27とプロモーション情報部231とのそ
れぞれから取得された後、監視部228において集計部
23より送られる集計結果の番組IDとプロモーション
表の番組IDを基にして集計結果とイベントの定義とを
比較してイベントの発生の有無が探知される。このと
き、サーバ側装置21において自動で探知できる場合、
視聴者側装置11から送られるリアルタイムな視聴情報
を収集・集計して集計部23において作成した集計結果
は周期的に取得され、周期的に取得されるごとにプロモ
ーション表のイベントの定義と比較される。この集計結
果とプロモーション表のイベントの定義との比較とは、
イベントの定義の条件を満たしてイベントが発生する
か、若しくはイベントが発生することなくプロモーショ
ンの行われる番組が終わった場合のように、プロモーシ
ョンの行われる番組が終わるまで続けられる。集計結果
とイベントの定義とを比較して、イベントの定義の条件
が満たされてイベントが発生する場合には、イベントの
実行命令が抽選部229及び配信部224に送られる。
イベント実行命令を受けた配信部224においては、視
聴者の全体やプロモーションに参加することができる参
加基準を満たす視聴者に対してイベントが発生したこと
を配信し、視聴者側装置11の表示部15の視聴装置を
介して視聴者にイベントの発生を伝達して告知する。ま
た、イベント実行命令を受けた抽選部229において
は、後述するように、イベントの定義の条件に該当する
視聴者が多数存在する場合に抽選処理を開始して参加者
の中から抽選して当選などの該当する視聴者を選別す
る。
【0190】図49に示すように、イベントが発生して
イベントの定義の条件に該当する視聴者が多数存在する
場合、参加者の中から抽選して当選などの該当する視聴
者を選別するのであるが、まず抽選部229において、
プロモーション情報部231に保存するプロモーション
表のプロモーションIDを基にして参加基準や当選人数
などの抽選に際して必要な情報が読み込まれる。視聴者
情報部25に保存される全視聴者の中でプロモーション
の参加基準を満たす視聴者を抽選部229において抽出
した後、抽出した参加基準を満たす視聴者の中から当選
人数分の視聴者を抽選して抽選結果が作成され、抽選で
選別された視聴者に関する抽選結果を配信部224のメ
モリーに送る。配信部224のメモリーでは抽選結果を
送信するのにスタンバイの状態にあり、抽選で選別され
た視聴者に関する抽選結果は視聴者側装置11に送信さ
れ、視聴者側装置11の視聴者側受信部14で受信した
後に表示部15に送られて表示部15の視聴装置を介し
て視聴者に抽選結果が告知される。このとき、抽選結果
を配信するサーバ側装置21は、抽選結果に当選した視
聴者の視聴者側装置11に送信しても良いし、プロモー
ションを行う番組を視聴する視聴者全体の視聴者側装置
11に送信しても良く、あるいはリアルタイムプロモー
ションに参加する視聴者全体の視聴者側装置11に送信
しても良い。抽選部229において作成される抽選結果
で当選者がいる場合には、視聴者側装置11の表示部1
5の視聴装置を介して当選者を表示し、当選者がいない
場合には落選の表示をしたり全ての視聴者が落選である
告知をしたりする。また、サーバ側装置21から送信す
る抽選結果は、当選の有効時間などを設けてその間に当
選した視聴者からの反応がない場合には、自動でキャン
セルされるなどの有効期間を設けても良い。抽選結果に
おいて当選者が表示された後、当選した視聴者が当選を
受け入れない場合にはその抽選の結果はキャンセルさ
れ、当選した視聴者が当選を受け入れる場合にはプロモ
ーション内容が実行されてプレゼントが配送されたり特
定の情報が提供されたりする。このとき、視聴者がリア
ルタイムプロモーションに参加する際に住所やメールア
ドレスなどの視聴者の情報を登録し、当選すると住所や
メールアドレスなどをサーバ側装置21に送信すること
なくプロモーションが実行されるようにしても良いし、
また当選して視聴者側装置11の視聴装置を介して住所
やメールアドレスの視聴者に関する情報をサーバ側装置
21に送信した後にプロモーションが実行されるように
しても良い。
【0191】図50及び図51は抽選結果を視聴者側装
置11に配信する際の動作を示す。図50に示すよう
に、サーバ側装置21の視聴者情報部25からプロモー
ションの参加基準などの条件を満たす視聴者を抽出した
後に抽出された視聴者の中からイベントの定義を満たす
視聴者を抽選する場合、及び図51に示すようにサーバ
側装置21の視聴者情報部25から視聴率など特定の集
計結果から抽選の対象となる視聴者を選択した後に選択
された視聴者の中からイベントの定義を満たす視聴者を
抽選する場合とがある。前述のように、視聴者側装置1
1からサーバ側装置21に対して送信されるリアルタイ
ムな視聴情報を基にして集計結果を作成する際に種々の
フィルタを通して作成されるため、抽選処理を行う視聴
者を視聴者情報部25から抽出して抽選処理を行うこと
ができる。
【0192】図50を用いて、サーバ側装置21の視聴
者情報部25から参加基準などの条件を満たす視聴者を
抽出し、抽出された視聴者の中からイベントの定義を満
たす視聴者を抽選する場合について説明する。図50に
示すように、サーバ側装置21の送信部24のメモリー
から視聴者側装置11の視聴者側受信部14にイベント
の定義やプロモーション内容などが配信され、視聴者側
装置11の表示部15の視聴装置にイベントの定義やプ
ロモーション内容が表示される(S261)。このと
き、視聴者側装置11の視聴装置に、例えばプロモーシ
ョンが行われる番組が開始して10分間表示したり、番
組放送時の任意の時に数分間表示したりされる。サーバ
側装置21の監視部228において、あるチャンネル番
号(このチャンネル番号をAとする)の視聴率がX%を
超える(S271)などしてイベントが発生した際に
は、視聴者の全体やプロモーションに参加する視聴者に
対してイベントが発生したことを配信して視聴者側装置
11の表示部15の視聴装置を介して視聴者にイベント
の発生を伝達して告知する(S262)。また、サーバ
側装置21において自動で探知することができない場合
には、人間233がサーバ側装置21に入力することに
よりサーバ側装置21にイベントが発生したことを探知
させる。イベントが発生した後、イベントの定義の条件
に該当する視聴者が多数存在する場合に抽選処理を開始
して参加者の中から抽選して当選などの該当する視聴者
を選別する(S263)。このとき、図50に示すよう
に、サーバ側装置21の視聴者情報部25に保存される
視聴者表を基にして視聴者表でチャンネル番号がAであ
る視聴者側装置11を抽出し(S272)、抽出された
チャンネル番号がAである視聴者側装置11の視聴者の
中で抽選処理を行う(S273)。
【0193】抽選処理が行われた後、視聴者情報部23
0に保存される視聴者表から抽選で選別された視聴者の
ID番号やIPアドレスなどを抽選部229において取
得する(S274)。取得された視聴者のID番号やI
Pアドレスなどを基にして抽選で選別された視聴者に関
する抽選結果を作成した後、抽選結果は配信部224の
メモリーに送られ、配信部224のメモリーから視聴者
側装置11の視聴者側受信部14に配信される(S27
5)。視聴者側装置11では、視聴者側装置11の視聴
者側受信部14のメモリーに送られた抽選結果は表示部
15に送られて表示部15の視聴装置を介して視聴者に
抽選結果が告知される。このとき、抽選結果を配信する
サーバ側装置21は、抽選結果に当選した視聴者の視聴
者側装置11に送信しても良いし、プロモーションを行
う番組を視聴する視聴者全体の視聴者側装置11に送信
しても良く、あるいはリアルタイムプロモーションに参
加する視聴者全体の視聴者側装置11に送信しても良
い。また、サーバ側装置21から視聴者側装置11に抽
選結果を配信する接続経路としては、デジタル放送のよ
うな放送経路であっても良いし、インターネットのよう
な通信経路であっても良い。S264において、抽選部
229において作成される抽選結果で当選者がいる場合
(S265a)には視聴者側装置11の表示部15の視
聴装置を介して当選者を表示し、当選者がいない場合
(S265b)には落選の表示をしたり全ての視聴者が
落選である告知をしたりする。当選者がいない場合や視
聴者側装置に落選者の表示をする場合に落選の表示をし
た後には、新たなプロモーションを行うためにS261
の手順に戻って視聴者側装置11にイベントの定義やプ
ロモーション内容を送信することとなる。また、サーバ
側装置21から送信する抽選結果は、当選の有効時間な
どを設けてその間に当選した視聴者からの反応がない場
合には、自動でキャンセルされるなどの有効期間を設け
ても良い。抽選結果において当選者が表示された後、S
266に示すように、当選した視聴者が当選を受け入れ
ない場合にはその抽選の結果はキャンセルされ、当選し
た視聴者が当選を受け入れる場合にはプロモーション内
容が実行されてプレゼントが配送されたり特定の情報が
提供されたりする(S267)。このとき、視聴者がリ
アルタイムプロモーションに参加する際に住所やメール
アドレスなどの視聴者の情報を登録し、当選すると住所
やメールアドレスなどをサーバ側装置21に送信するこ
となくプロモーションが実行されるようにしても良い
し、また当選して視聴者側装置11の視聴装置を介して
住所やメールアドレスの視聴者に関する情報をサーバ側
装置21に送信した後にプロモーションが実行されるよ
うにしても良い。
【0194】図51を用いて、サーバ側装置21の視聴
者情報部25から視聴率など特定の集計結果から抽選の
対象となる視聴者を選択し、選択された視聴者の中から
イベントの定義を満たす視聴者を抽選する場合について
説明する。この抽選部229に周期的に送られる集計結
果の内で特定の集計結果としては、一例として、前述し
た視聴率、番組貢献度、番組アクセス数などがあり、例
えばある割合以上番組を視聴する番組貢献度の高い視聴
者を抽選対象である視聴者として選択することができ
る。図51に示すように、サーバ側装置21の送信部2
4のメモリーから視聴者側装置11の視聴者側受信部1
4にイベントの定義やプロモーション内容などが配信さ
れ、視聴者側装置11の表示部15の視聴装置にイベン
トの定義やプロモーション内容が表示される(S28
1)。このとき、視聴者側装置11の視聴装置に、例え
ばプロモーションが行われる番組が開始して10分間表
示したり、番組放送時の任意の時に数分間表示したりさ
れる。サーバ側装置21の監視部228において、ある
チャンネル番号(このチャンネル番号をAとする)の視
聴率がX%を超える(S291)などしてイベントが発
生した際には、視聴者の全体やプロモーションに参加す
る視聴者に対してイベントが発生したことを配信して視
聴者側装置11の表示部15の視聴装置を介して視聴者
にイベントの発生を伝達して告知する(S282)。ま
た、サーバ側装置21において自動で探知することがで
きない場合には、人間233がサーバ側装置21に入力
することによりサーバ側装置21にイベントが発生した
ことを探知させる。イベントが発生した後、イベントの
定義の条件に該当する視聴者が多数存在する場合に抽選
処理を開始して参加者の中から抽選して当選などの該当
する視聴者を選別する(S283)。このとき、図51
に示すように、サーバ側装置21の抽選部229に送ら
れる集計結果の内で例えば番組貢献度や番組アクセス数
などの特定の集計結果を基に、「番組貢献度がある数値
以上である視聴者」というように抽選対象となる視聴者
を選択し(S292)、抽出されたチャンネル番号がA
である視聴者側装置11の視聴者の中で抽選処理を行う
(S293)。
【0195】抽選処理が行われた後、視聴者情報部23
0に保存される視聴者表から抽選で選別された視聴者の
ID番号やIPアドレスなどを抽選部229において取
得する(S294)。取得された視聴者のID番号やI
Pアドレスなどを基にして抽選で選別された視聴者に関
する抽選結果を作成した後、抽選結果は配信部224の
メモリーに送られ、配信部224のメモリーから視聴者
側装置11の視聴者側受信部14に配信される(S29
5)。視聴者側装置11では、視聴者側装置11の視聴
者側受信部14のメモリーに送られた抽選結果は表示部
15に送られて表示部15の視聴装置を介して視聴者に
抽選結果が告知される。このとき、抽選結果を配信する
サーバ側装置21は、抽選結果に当選した視聴者の視聴
者側装置11に送信しても良いし、プロモーションを行
う番組を視聴する視聴者全体の視聴者側装置11に送信
しても良く、あるいはリアルタイムプロモーションに参
加する視聴者全体の視聴者側装置11に送信しても良
い。また、サーバ側装置21から視聴者側装置11に抽
選結果を配信する接続経路としては、デジタル放送のよ
うな放送経路であっても良いし、インターネットのよう
な通信経路であっても良い。S284において、抽選部
229において作成される抽選結果で当選者がいる場合
(S285a)には、視聴者側装置11の表示部15の
視聴装置を介して当選者を表示し、当選者がいない場合
(S285b)には落選の表示をしたり全ての視聴者が
落選である告知をしたりする。当選者がいない場合や視
聴者側装置に落選者の表示をする場合に落選の表示をし
た後には、S281の段階に戻って視聴者側装置11に
イベントの定義やプロモーション内容を送信する新たな
プロモーションを行うこととなる。また、サーバ側装置
21から送信する抽選結果は、当選の有効時間などを設
けてその間に当選した視聴者からの反応がない場合に
は、自動でキャンセルされるなどの有効期間を設けても
良い。抽選結果において当選者が表示された後、S28
6に示すように、当選した視聴者が当選を受け入れない
場合にはその抽選の結果はキャンセルされ、当選した視
聴者が当選を受け入れる場合にはプロモーション内容が
実行されてプレゼントが配送されたり特定の情報が提供
されたりする(S287)。このとき、視聴者がリアル
タイムプロモーションに参加する際に住所やメールアド
レスなどの視聴者の情報を登録し、当選すると住所やメ
ールアドレスなどをサーバ側装置21に送信することな
くプロモーションが実行されるようにしても良いし、ま
た当選して視聴者側装置11の視聴装置を介して住所や
メールアドレスの視聴者に関する情報をサーバ側装置2
1に送信した後にプロモーションが実行されるようにし
ても良い。前述のように、参加基準などの条件を満たす
視聴者を抽出して当選者を抽選する場合には、例えば番
組を視聴している一般の視聴者に対してプロモーション
を行うことができるのに対して、このように特定の集計
結果から抽出対象となる視聴者を選択し、選択された視
聴者の中から当選者を抽選する場合には、番組の視聴時
間や視聴頻度が高い視聴者を選別してプロモーションを
行うことができる。
【0196】なお、サーバ側装置21から視聴者側装置
11に対して抽選結果を配信する際に、リアルタイムな
視聴情報を収集・集計して作成される集計結果を同時に
配信しても良い。この場合、サーバ側装置21の集計部
23において作成された集計結果は監視部228のメモ
リーに送られると同時に配信部224のメモリーに送ら
れ、抽選部229で抽選により作成される抽選結果とと
もに視聴者側装置11に配信される。視聴者側装置11
に対して送信される集計結果は、例えば、サーバ側装置
21から最新の集計結果が送信されて集計結果が更新さ
れると同時にグラフの位置が入れ替わったり、グラフの
長さが変化したり、時系列にグラフが変化したりして、
視聴者に集計結果の内容を視覚的に分かり易く伝えるこ
とができる。このようにリアルタイムな視聴情報から作
成した集計結果を抽選結果とともに送信することによ
り、視聴者はリアルタイムに配信されるリアルタイムな
視聴情報を知ることによって番組選択時に新しい判断材
料を入手することができる。また、サーバ側装置21に
おいて様々なフィルタを通して集計結果を作成するた
め、視聴者は自分に興味あるフィルタから集計結果を選
んでリアルタイムな視聴情報を反映した集計結果から番
組を選択することができる。
【0197】視聴者側装置11の表示部15の視聴装置
におけるリアルタイムプロモーションを表示する表示画
面には種々の表示形態があり、例えば、第一の実施形態
及び第二の実施形態と同様に図22に示すような種々の
表示形態がある。図22(a)はテレビ画面に放送され
る映像の右下に上書き表示する表示画面であり、図22
(b)はテレビ画面に放送される映像を縮小して画面の
右端部分に縦長に表示する表示画面であり、図22
(c)は図22(b)と同様にテレビ画面に放送される
映像を縮小して画面の下方部分に横長に表示する表示画
面である。図22(d)及び図22(e)は、テレビ画
面に放送される映像と表示を分ける表示画面であり、図
22(d)では放送される映像と表示とを切り替えて表
示する表示画面、図22(e)ではテレビのリモコンな
どに液晶画面などの表示画面を設けて、その液晶画面に
表示する場合である。これらの表示画面は、視聴者が好
む時に、例えば図2(f)におけるテレビリモコンの
「視聴率」などのようなボタンを押したりして消去する
ことができる。なお、視聴装置の表示画面としてテレビ
画面を用いて説明するが、その他の図2に示すような種
々の視聴装置を用いることができる。
【0198】図52乃至図55を用いて視聴者側装置1
1の画面上に表示されるリアルタイムプロモーションの
表示形式について説明する。図52は視聴率などのよう
なサーバ側装置21において自動で認識することができ
る場合に関する表示画面の一例であり、図53及び図5
4はライブ中継されるスポーツ番組におけるスポーツの
勝敗などのようなサーバ側装置21において自動で認識
することができず、イベントの発生時に事業主体の人間
233によりサーバ側装置21に入力する場合に関する
表示画面の一例である。ここで、イベントの定義やプロ
モーション内容、あるいは抽選結果を表示する視聴装置
の表示画面として、図22(a)のようなテレビ画面に
放送される映像の右下に上書き表示する表示画面を用い
て説明するが、図22に示すようなその他の種々の表示
画面を用いて表示することができる。また、イベントの
定義やプロモーション内容、あるいは抽選結果を表示す
る視聴装置の表示画面に、サーバ側装置21の集計部2
3において視聴者側装置11から送信されるリアルタイ
ムな視聴情報を基にして作成される集計結果を表示して
も良い。この場合、リアルタイムプロモーションのイベ
ントの定義やプロモーション内容の表示を番組開始10
分間表示したり番組中の任意に数分間表示したりして表
示する際の表示の合間に集計結果を表示しても良いし、
プロモーションを行わない番組の場合に集計結果を表示
しても良い。この視聴者側装置11の画面上に表示され
る集計結果はリアルタイムな視聴情報を反映した表示内
容となるのであるが、例えば、サーバ側装置21から最
新の集計結果が送信されて集計結果が更新されると同時
にグラフの位置が入れ替わったり、グラフの長さが変化
したり、時系列にグラフが変化したりして、視聴者に集
計結果の内容を視覚的に分かり易く伝えることができ
る。
【0199】図52はサーバ側装置21において自動で
認識してイベントの発生を探知する場合の表示画面の一
例であるが、図52に示すように、S社がスポンサーで
ある番組の放送中に、例えばイベントの定義として「視
聴率が40%を超える」と、プロモーション内容として
「大入り記念として視聴者の中から抽選で3名にS社C
S商品をプレゼントする」というように、イベントの定
義やプロモーション内容がイベントの宣伝とともに放送
される映像の右下に上書き表示される。イベントの定義
やプロモーション内容は視聴者側装置11からリアルタ
イムにサーバ側装置21に送信されるリアルタイムな視
聴情報を基にして作成される集計結果に連動するため、
リアルタイムプロモーションではリアルタイムな視聴情
報を反映してプロモーションを行うことができる。イベ
ントの定義やプロモーション内容が表示画面に表示され
て視聴者に伝達されると、番組放送中に40%を超えた
場合、サーバ側装置21の監視部228において視聴者
側装置11より送信されるリアルタイムな視聴情報を基
にして作成される集計結果とイベントの定義とを比較し
て、監視部228でイベントの発生が自動で探知され
る。ここで、サーバ側装置21においてイベントの発生
が探知されたとき、視聴者側装置11に対してイベント
の発生を告知しても良い。サーバ側装置21においてイ
ベントの発生が自動で探知された後、前述のようにサー
バ側装置21においては、この番組を視聴する多数の視
聴者の中から抽選部229における抽選により当選する
視聴者を選択する。このとき、図51に示すように、サ
ーバ側装置21の抽選部229において多数の視聴者の
中から当選の視聴者を抽選する抽選処理であることを配
信して表示しても良く、番組を視聴する多数の視聴者の
中から当選する視聴者が抽選された後に当選者や落選者
の抽選結果を配信して表示しても良い。また、前述のよ
うに、プロモーションの表示を番組開始10分間表示し
たりとか番組中の任意に数分間表示したりしてプロモー
ションの表示に制限を加える場合には、プロモーション
の抽選処理をしている際に視聴者側装置11の視聴装置
の表示画面に抽選処理中であることを表示しても良い。
前述したように、サーバ側装置21において抽選処理が
行われるとき、視聴者情報部230に保存される視聴者
表から抽選で選別された視聴者のID番号やIPアドレ
スなどを抽選部229において取得し、当選した視聴者
を特定して抽選結果が作成される。
【0200】抽選処理が行われた後、サーバ側装置21
から抽選結果を視聴者側装置11に配信するのである
が、図52に示すように当選した視聴者の視聴者側装置
11に対して抽選結果を送信しても良いし、また全ての
視聴者の視聴者側装置11に対して抽選結果を送信して
も良い。サーバ側装置21から抽選結果が視聴者側装置
11に送信された後、視聴者側装置11では表示部15
の視聴装置の表示画面には「商品を送っても宜しい方は
OKボタンを押してください」という表示のようにプロ
モーションの内容を実行するか否かの選択表示が表示さ
れ、視聴者は視聴側装置11の視聴装置を介してプロモ
ーションの内容を実行するか否かをサーバ側装置21に
対して伝達する。視聴者が視聴装置において「OK」を
選択すると「S社はS社CS商品をプレゼントする」こ
ととなり、「キャンセル」を選択するとプロモーション
の実行がキャンセルされることになる。サーバ側装置2
1の抽選部229で作成される抽選結果は、当選の有効
時間などを設けてその間に当選した視聴者からの反応が
ない場合に自動でキャンセルされるなどの有効期間を設
けても良く、視聴者から反応がない場合や当選した視聴
者がプロモーション内容の実行をキャンセルした場合に
は同じ番組や他の番組で新たなプロモーションを行うた
めに視聴者側装置11に対して新たなイベントの定義や
プロモーション内容を送信することとなる。視聴者に対
して「S社のCS商品をプレゼントする」ようにプロモ
ーション内容を実行する場合には、視聴者がリアルタイ
ムプロモーションに参加する際に住所やメールアドレス
などの視聴者の情報を登録し、当選すると住所やメール
アドレスなどをサーバ側装置21に送信することなくプ
ロモーションが実行されるようにしても良いし、また当
選して視聴者側装置11の視聴装置を介して住所やメー
ルアドレスの視聴者に関する情報をサーバ側装置21に
送信した後にプロモーションが実行されるようにしても
良い。
【0201】図53はイベント発生時に事業主体の人間
233によりサーバ側装置21に入力してイベントの発
生を探知させる場合の表示画面の一例であるが、図53
に示すように、S社がスポンサーである番組の放送中
に、例えばイベントの定義として「J国が金メダルを取
った場合」に、プロモーション内容として「視聴者の中
から抽選で10名にS社HC商品をプレゼントする」と
いうように、イベントの定義やプロモーション内容がイ
ベントの宣伝とともに放送される映像の右下に上書き表
示される。イベントの定義やプロモーション内容は、視
聴者側装置11からリアルタイムにサーバ側装置21に
送信されるリアルタイムな視聴情報を基にして作成され
る集計結果に連動するため、リアルタイムプロモーショ
ンではリアルタイムな視聴情報を反映してプロモーショ
ンを行うことができる。イベントの定義やプロモーショ
ン内容が表示画面に表示されて視聴者に伝達されると、
番組放送中にJ国が金メダルを取った場合、サーバ側装
置21を管理する事業主体の人間233がサーバ側装置
21に対してイベントが発生したことを入力してサーバ
側装置21に対してイベントの発生を認知させて探知さ
せる。ここで、サーバ側装置21においてイベントの発
生が探知されたとき、視聴者側装置11に対してイベン
トの発生を告知しても良い。事業主体の人間233がサ
ーバ側装置21にイベントの発生を探知させた後、前述
のようにサーバ側装置21においては、この番組を視聴
する多数の視聴者の中から抽選部229における抽選に
より当選する視聴者を選択する。このとき、図53に示
すように、サーバ側装置21の抽選部229において多
数の視聴者の中から当選の視聴者を抽選する抽選処理で
あることを配信して表示しても良く、番組を視聴する多
数の視聴者の中から当選する視聴者が抽選された後に当
選者や落選者を配信して表示しても良い。また、前述の
ように、プロモーションの表示を番組開始10分間表示
したりとか番組中の任意に数分間表示したりしてプロモ
ーションの表示に制限を加える場合には、プロモーショ
ンの抽選処理をしている際に視聴者側装置11の視聴装
置の表示画面に抽選処理中であることを表示しても良
い。前述したように、サーバ側装置21において抽選処
理が行われるとき、視聴者情報部230に保存される視
聴者表から抽選で選別された視聴者のID番号やIPア
ドレスなどを抽選部229において取得し、当選した視
聴者を特定して抽選結果が作成される。
【0202】抽選処理が行われた後、サーバ側装置21
から抽選結果を視聴者側装置11に配信するのである
が、図53に示すように当選した視聴者の視聴者側装置
11に対して抽選結果を送信しても良いし、また全ての
視聴者の視聴者側装置11に対して抽選結果を送信して
も良い。サーバ側装置21から抽選結果が視聴者側装置
11に送信された後、視聴者側装置11では表示部15
の視聴装置の表示画面には「商品を送っても宜しい方は
OKボタンを押してください」という表示のようにプロ
モーションの内容を実行するか否かの選択表示が表示さ
れ、視聴者は視聴側装置11の視聴装置を介してプロモ
ーションの内容を実行するか否かをサーバ側装置21に
対して伝達する。視聴者が視聴装置において「OK」を
選択すると「S社はS社HC商品をプレゼントする」こ
ととなり、「キャンセル」を選択するとプロモーション
の実行がキャンセルされることになる。サーバ側装置2
1の抽選部229で作成される抽選結果は、当選の有効
時間などを設けてその間に当選した視聴者からの反応が
ない場合に自動でキャンセルされるなどの有効期間を設
けても良く、視聴者から反応がない場合や当選した視聴
者がプロモーション内容の実行をキャンセルした場合に
は同じ番組や他の番組で新たなプロモーションを行うた
めに視聴者側装置11に対して新たなイベントの定義や
プロモーション内容を送信することとなる。視聴者が
「S社のS社HC商品をプレゼントされる」ようにプロ
モーション内容を実行する場合には、視聴者がリアルタ
イムプロモーションに参加する際に住所やメールアドレ
スなどの視聴者の情報を登録し、当選すると住所やメー
ルアドレスなどをサーバ側装置21に送信することなく
プロモーションが実行されるようにしても良いし、また
当選して視聴者側装置11の視聴装置を介して住所やメ
ールアドレスの視聴者に関する情報をサーバ側装置21
に送信した後にプロモーションが実行されるようにして
も良い。
【0203】図54はイベント発生時に事業主体の人間
233によりサーバ側装置21に入力してイベントの発
生を探知させる場合に関する表示画面の他の一例であ
る。図54に示すように、同一の番組に対して複数のス
ポンサーがプロモーションを依頼するような場合、表示
画面にリスト表示やタブ表示を設けて各スポンサーのプ
ロモーション内容などを閲覧することができるようにし
て複数のスポンサーを視聴者が選択してそのスポンサー
のプロモーションに参加するようにしても良く、あるい
は複数のスポン−が依頼する全てのプロモーションに参
加するようにしても良い。図54に示すように、S社、
H社、O社、HP社、及びGE社の複数がスポンサーで
ある番組において、例えばイベントの定義として「J国
を応援またはA国を応援し、J国またはA国が勝った場
合」に、プロモーション内容として「J国が勝った場合
にはS社からカメラ及びH社から車をプレゼント、また
はA国が勝った場合にはS社及びH社からプレゼントす
る」というように、イベントの定義やプロモーション内
容がイベントの宣伝とともに放送される映像の右下に上
書き表示される。同一の番組に複数のプロモーションが
行われる際に、プロモーション内容が排他的な場合、視
聴者は参加するプロモーションのどれかを選択する。例
えば、図54に示すように、視聴者が視聴者側装置11
の視聴装置において選択するのは、「J国を応援」若し
くは「A国を応援」という事項であり、例えば視聴者が
「J国を応援」を選択すると、「J国が勝った場合」に
「S社からカメラ及びH社から車をプレゼントする」と
となる。また、視聴者が視聴装置11の視聴装置を介し
て「J国を応援」若しくは「A国を応援」という事項の
いずれかを選択した後、視聴装置の表示画面にそれぞれ
を選択した視聴者の人数をサーバ側装置21において集
計し算出して表示しても良い。その際、サーバ側装置2
1の集計部23においてそれぞれを選択した視聴者の人
数は集計され、集計結果はサーバ側装置21の配信部2
24のメモリーに送られた後に視聴者側装置11に配信
されるのであるが、視聴者側装置11に最新の集計結果
が配信されて集計結果が更新されるにともなってグラフ
の位置が入れ替わったり、グラフの長さが変化したり、
時系列にグラフが変化したりして表示しても良い。この
ように集計結果をグラフやアニメーションなどの図形を
用いて表示することにより、視聴者により集計結果の内
容を視覚的に分かり易く伝えることができる。
【0204】サーバ側装置21から視聴者側装置11に
配信されるイベントの定義やプロモーション内容は、視
聴者側装置11からリアルタイムにサーバ側装置21に
送信されるリアルタイムな視聴情報を基にして作成され
る集計結果に連動するため、リアルタイムプロモーショ
ンではリアルタイムな視聴情報を反映してプロモーショ
ンを行うことができる。イベントの定義やプロモーショ
ン内容が表示画面に表示されて視聴者に伝達されると、
番組放送中に「J国が勝った」場合、サーバ側装置21
を管理する事業主体の人間233がサーバ側装置21に
対してイベントが発生したことを入力してサーバ側装置
21に対してイベントの発生を認識させて探知させる。
ここで、サーバ側装置21においてイベントの発生が探
知されたとき、視聴者側装置11に対してイベントの発
生を告知しても良い。事業主体の人間233がサーバ側
装置21にイベントの発生を探知させた後、前述のよう
にサーバ側装置21においては、この番組を視聴して
「J国を応援する」多数の視聴者の中から抽選部229
における抽選により当選する視聴者を選択する。このと
き、図54に示すように、サーバ側装置21の抽選部2
29において多数の視聴者の中から当選の視聴者を抽選
する抽選処理であることを配信して表示しても良く、番
組を視聴する多数の視聴者の中から当選する視聴者が抽
選された後に当選者や落選者を配信して表示しても良
い。また、前述のように、プロモーションの表示を番組
開始10分間表示したりとか番組中の任意に数分間表示
したりしてプロモーションの表示に制限を加える場合に
は、プロモーションの抽選処理をしている際に視聴者側
装置11の視聴装置の表示画面に抽選処理中であること
を表示しても良い。前述したように、サーバ側装置21
において抽選処理が行われるとき、視聴者情報部230
に保存される視聴者表から抽選で選別された視聴者のI
D番号やIPアドレスなどを抽選部229において取得
し、当選した視聴者を特定して抽選結果が作成される。
【0205】抽選処理が行われた後、サーバ側装置21
から抽選結果を視聴者側装置11に配信するのである
が、図54に示すように当選した視聴者の視聴者側装置
11に対して抽選結果を送信しても良いし、また全ての
視聴者の視聴者側装置11に対して抽選結果を送信して
も良い。サーバ側装置21から抽選結果が視聴者側装置
11に送信された後、視聴者側装置11では表示部15
の視聴装置の表示画面には「商品を送っても宜しい方は
OKボタンを押してください」という表示のようにプロ
モーションの内容を実行するか否かの選択表示が表示さ
れ、視聴者は視聴側装置11の視聴装置を介してプロモ
ーションの内容を実行するか否かをサーバ側装置21に
対して伝達する。視聴者が視聴装置において「OK」を
選択すると「S社からカメラ及びH社から車をプレゼン
トする」こととなり、「キャンセル」を選択するとプロ
モーションの実行がキャンセルされることになる。サー
バ側装置21の抽選部229で作成される抽選結果は、
当選の有効時間などを設けてその間に当選した視聴者か
らの反応がない場合に自動でキャンセルされるなどの有
効期間を設けても良く、視聴者から反応がない場合や当
選した視聴者がプロモーション内容の実行をキャンセル
した場合には同じ番組や他の番組で新たなプロモーショ
ンを行うために視聴者側装置11に対して新たなイベン
トの定義やプロモーション内容を送信することとなる。
視聴者が「S社からカメラ及びH社から車をプレゼント
される」ようにプロモーション内容を実行する場合に
は、視聴者がリアルタイムプロモーションに参加する際
に住所やメールアドレスなどの視聴者の情報を登録し、
当選すると住所やメールアドレスなどをサーバ側装置2
1に送信することなくプロモーションが実行されるよう
にしても良いし、また当選して視聴者側装置11の視聴
装置を介して住所やメールアドレスの視聴者に関する情
報をサーバ側装置21に送信した後にプロモーションが
実行されるようにしても良い。
【0206】リアルタイムプロモーションを行う際に、
プロモーションを行う予定の番組や現在プロモーション
を行っている番組を視聴者に伝達しても良い。図55は
プロモーションを行う予定の番組や現在プロモーション
を行っている番組を視聴者に伝達する表示方法の一例で
あり、EPG(電子番組表)を用いて視聴者に伝達する
場合を示す。このEPGは、従来例のように予め定めら
れた番組の放送時間及びチャンネル番号を記載されたE
PGであっても良いし、第三の実施形態におけるように
サーバ側装置21の集計部23において視聴者側装置1
1からリアルタイムに送信されるリアルタイムな視聴情
報を収集・集計して集計結果を作成し、この集計結果に
連携して変動するリアルタイムな視聴情報を反映するE
PGであっても良い。サーバ側装置21の集計部23に
おいて作成した集計結果に連携して変動するリアルタイ
ムな視聴情報を反映するEPGの場合、サーバ側装置2
1において集計結果に連携して変動するEPGを作成す
るEPG部などを設け、集計部23で集計された集計結
果をEPG部において集計結果と連携して作成した後に
視聴者側装置11に配信することとなる。このとき、プ
ロモーションのイベントの定義やプロモーション内容と
ともに配信することができ、また放送される番組と番組
との間に視聴者側装置11に配信されるように配信して
も良い。
【0207】図55に示すように、EPGの縦方向に番
組の放送時間帯、横方向に各放送局のチャンネル番号が
掲載され、それらの行及び列に対応して一意の放送番組
が掲載される。このようなEPGにおいて、リアルタイ
ムプロモーションが行われる放送番組の下部に伝達表示
が表示される。このときの情報伝達表示としては、図5
5に示す今の伝達表示51aや予定の伝達表示51bな
どのようなリボンのアイコンのように、アニメーション
やアイコンを用いて表示され、視聴者に対してより視覚
的に分かり易く表示することができる。また、今の伝達
表示51aと予定の伝達表示51bとを異なるアイコン
により表示したり異なる色により表示したりして現在プ
ロモーションが行われる番組とこれからプロモーション
が行われる番組とを視覚的に分かり易く表示しても良い
し、現在行われているプロモーションへの参加者を選定
している場合や抽選処理中である番組のアイコンを点滅
させて番組ごとにプロモーションの実行状況をアイコン
により表示しても良いし、あるいはプロモーション内容
を番組名の下に表示してプロモーションに当選した際に
提供される商品や情報を表示しても良い。このように、
EPGにアニメーションのアイコンなどを用いてプロモ
ーションを行う番組を視聴者に伝達することにより、プ
ロモーションの実施番組や実効状況を視覚的に分かり易
く表示することができ、視聴者に対してプロモーション
の機会を逃すことなく容易に参加を勧めることができ
る。また、リアルタイムプロモーションを行う番組をリ
アルタイムな視聴情報に集計結果を介して連携するEP
Gに表示する場合には、今現在のリアルタイムな視聴情
報に連動するリアルタイムプロモーションが行われる番
組を容易に知ることができ、リアルタイムプロモーショ
ンが行われる今おもしろい番組を容易に選択することが
できる。
【0208】以上のように、視聴者側装置11とネット
ワーク30を介して接続されるサーバ側装置21から視
聴者側装置11に対してプロモーションなどのサービス
を提供して行う際、視聴者側装置11からサーバ側装置
21に対して視聴率などのリアルタイムな視聴情報を送
信し、サーバ側装置21の集計部23でリアルタイムな
視聴情報を集計して集計結果を作成することにより、集
計結果に連動してイベントが発生するプロモーションな
どのサービスを提供することができる。このとき、サー
バ側装置21の監視部228がイベントの発生を監視し
て自動で認識したり、外部の人間233がイベントの発
生を監視してサーバ側装置21に入力することによりサ
ーバ側装置21に認識させたりすることにより、視聴者
側装置11より送信されるリアルタイムな視聴情報に連
動して発生するイベントを定義してプロモーションを実
行することができる。そのため、視聴者は視聴する番組
にイベントが発生することを期待しながら今まで以上に
楽しく視聴することができ、番組内容の面白さだけでな
く番組内容以外の番組に連動するプロモーションの面白
さにより楽しむことができる。また、視聴者は番組内容
だけでなく番組内容以外のプロモーションにより楽しむ
ことができるため、番組内容だけでなく番組内容以外の
プロモーションにより盛り上がることができる。
【0209】サーバ側装置21の視聴者情報部25や番
組別視聴者情報部230で視聴者側装置11から送信さ
れるチャンネル番号や視聴時間などのリアルタイムな視
聴情報を管理するため、集計部23で複数の放送局の間
にまたがる視聴率などの集計結果を生成することがで
き、複数の放送局の間にまたがる集計結果を参考にして
プロモーションなどを実行することができる。また、サ
ーバ側装置21では視聴者側装置11の視聴装置におけ
るリアルタイムな視聴情報が送信され、視聴者側装置1
1に一意に与えるユーザ識別子を基にして各視聴者側装
置11の視聴情報を管理するため、各番組を視聴する視
聴者側装置11を特定して特定の視聴者を抽選するよう
なプロモーションなどのサービスを実現することができ
る。
【0210】視聴者側装置11から送信されるリアルタ
イムな視聴情報に連動してイベントが発生すると、サー
バ側装置21の抽選部229において視聴装置11の中
で商品や特別な情報を提供する視聴者側装置11を自動
で抽選し、抽選結果は視聴者側装置11の表示部15を
介して視聴者に直ちに伝達されてリアルタイムに視聴者
に抽選結果を伝達することができる。このように視聴す
る番組にイベントが発生すると直ちに抽選が行われて抽
選結果が伝達されるため、視聴者は抽選結果を待つこと
なく直ちに知ることができ、これまで以上に楽しく視聴
することができ、番組内容の面白さだけでなく番組内容
以外の番組に連動するプロモーションの面白さにより楽
しむことができる。また、視聴者は番組内容だけでなく
番組内容以外のプロモーションにより楽しむことができ
るため、番組内容だけでなく番組内容以外のプロモーシ
ョンにより盛り上がることができる。
【0211】視聴者はリアルタイムプロモーションなど
のサービスを受ける際、視聴者は視聴者側装置11の登
録部12を通じてサーバ側装置21の視聴者情報部25
にユーザ登録した後に一意のユーザ識別子を与えられる
と、視聴者側装置11の視聴者側送信部13からリアル
タイムな視聴情報が自動で送信されるため、視聴者はユ
ーザ登録をするのみで個人情報を入力することなく容易
にプロモーションに参加することができる。また、サー
バ側装置21に登録する登録内容は、名前、性別、住所
などの一般的な基本属性だけでなく、仮想的に匿名で登
録したり、またハンドルネームや自分の写真などのキャ
ラクターなどで登録したりすることができるため、プロ
モーションに参加して当選した場合にのみ個人情報を提
供すれば良く、個人情報を秘匿してより安全にプロモー
ションに参加することができる。
【0212】スポンサー232は番組に連動してイベン
トが発生し直ちに抽選を行うプロモーションなどのサー
ビスを提供することにより番組内容の面白さだけで視聴
者を楽しませるだけでなく番組内容以外の番組に連動す
るプロモーションの面白さにより視聴者を楽しませるこ
とができるため、番組に連動するプロモーションなどを
提供することにより視聴率を効率良く上げることがで
き、またプロモーションを行うこと自体により広告効果
を高めたり商品や特別な情報を懸賞として提供したりす
ることにより広告効果を効率良く高めることができる。
また、イベントの発生が番組などに連動し、直ちに抽選
して抽選結果を直ちに出すことができるため、時間や労
力をかけることなくコストを低減して容易にプロモーシ
ョンなどのサービスを提供することができる。
【0213】スポンサー232は、視聴者にリアルタイ
ムプロモーションなどのサービスを提供する際、視聴者
が視聴者から視聴者側装置11の登録部12を通じてサ
ーバ側装置21の視聴者情報部25にユーザ登録するた
め、視聴者の属性に従って特定の視聴者を抽出して特定
の視聴者に対してプロモーションなどのサービスを提供
することができる。
【0214】サーバ側装置21から視聴者側装置11に
リアルタイムプロモーションなどのサービスを提供する
際にサーバ側装置21の集計部23でリアルタイムな視
聴情報から作成した集計結果を同時に送信することによ
り、視聴者はリアルタイムな視聴情報を知ることによっ
て番組選択時に新しい判断材料を入手することができ
る。また、サーバ側装置21において様々なフィルタを
通して集計結果を作成し、視聴者は自分に興味あるフィ
ルタから集計結果を選んでリアルタイムな視聴情報を反
映したリアルタイムEPGから番組を選択することがで
きる。
【0215】サーバ側装置21から視聴者側装置11へ
プロモーションなどのサービスを提供するのに最新でリ
アルタイムな視聴情報を反映した集計結果を送信する
と、視聴者は今現在のリアルタイムな視聴情報を知るこ
とができ、より一層視聴番組の臨場感や盛り上がりを感
じることができる。また、視聴者は今現在のリアルタイ
ムな視聴情報を知ることにより、今現在おもしろい番組
を知ることができる。リアルタイムプロモーションを行
う番組をEPGに表示する場合には、今現在のリアルタ
イムな視聴情報に連動するリアルタイムプロモーション
が行われる番組を容易に知ることができ、リアルタイム
プロモーションが行われる今おもしろい番組を容易に選
択することができる。
【0216】
【発明の効果】本発明によれば、リアルタイムに視聴者
に最新の視聴情報やリアルタイムなEPGを配信するた
め、視聴者はリアルタイムに配信される視聴情報を見る
ことによって番組選択時に新しい判断材料を入手するこ
とができる。さらに、視聴者はリアルタイムに最新の視
聴情報を配信するため、今現在の視聴情報により今現在
おもしろい番組を知ることができ、より一層視聴番組の
臨場感や盛り上がりを感じることができる。また、視聴
者はリアルタイムなEPGを配信されるため、リアルタ
イムEPGにより今現在の視聴情報を容易に知ることが
でき、今おもしろい番組を容易に選択することができ
る。
【0217】テレビの製造元などの事業体にとっては、
テレビに対して視聴者に今現在の視聴情報を提供するこ
とができるという付加価値をつけることができ、放送局
やスポンサーなどの事業体にとっては、視聴者の嗜好や
利用状況などを最新でリアルタイムな視聴情報から把握
し、番組の視聴状況を簡単かつ詳細に把握することがで
きる。
【0218】本発明によれば、視聴者側装置からサーバ
側装置に送信されるリアルタイムな視聴情報をサーバ側
装置で収集・集計して集計結果を作成し、集計結果を介
してリアルタイムな視聴情報に連動したプロモーション
などのサービスを提供することができる。また、視聴者
側装置に一意に与えるユーザ識別子を基にして各視聴者
側装置のリアルタイムな視聴情報を管理することによ
り、各番組を視聴する視聴者側装置を特定して特定の視
聴者を抽選するようなプロモーションなどのサービスを
実現することができる。そのため、視聴者は、番組内容
の面白さだけでなく番組内容以外の番組に連動するリア
ルタイムなプロモーションの面白さにより楽しむことが
でき、今まで以上に楽しく視聴して番組内容だけでなく
番組内容以外のリアルタイムなプロモーションにより盛
り上がることができる。
【0219】スポンサーは番組に連動してイベントが発
生し直ちに抽選を行うプロモーションなどのサービスを
提供することにより番組内容の面白さだけで視聴者を楽
しませるだけでなく番組内容以外の番組に連動するプロ
モーションの面白さにより視聴者を楽しませて視聴率を
効率良く上げることができ、またプロモーションにより
広告効果を効率良く高めることができる。また、リアル
タイムなプロモーションを実施する場合には、イベント
の発生が番組などに連動し、直ちに抽選して抽選結果を
直ちに出すことができるため、時間や労力をかけること
なくコストを低減して容易にプロモーションなどのサー
ビスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置及び視聴者側装置の概要を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
における視聴者側装置の視聴装置を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置及び視聴者側装置を示すブロック
図である。
【図4】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバが装置及び視聴者側装置を示すブロック
図である。
【図5】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
における視聴者側装置の視聴情報受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図6】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置の視聴情報受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図7】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置の視聴情報受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図8】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置の視聴情報受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図9】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配信
におけるサーバ側装置の視聴情報受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図10】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報収集時の動作を示す
チャート図である。
【図11】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報収集時の視聴者情報
を示す視聴者表である。
【図12】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報収集時の動作を示す
チャート図である。
【図13】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報収集時の視聴者情報
を示す視聴者表である。
【図14】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報収集時の放送番組を
示す番組表である。
【図15】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴者情報を示す視聴者表及
び放送番組を示す番組表である。
【図16】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報集計時の動作を示す
チャート図である。
【図17】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の視聴情報集計時の視聴情報を
示す視聴表である。
【図18】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の集計結果送信時の動作を示す
概要図である。
【図19】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の集計結果送信時の動作を示す
ブロック図である。
【図20】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の集計結果送信時の動作を示す
ブロック図である。
【図21】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信におけるサーバ側装置の集計結果送信時の動作を示す
チャート図である。
【図22】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図23】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図24】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図25】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図26】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図27】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図28】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図29】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図30】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図31】本発明の実施形態のリアルタイム視聴情報配
信における視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図32】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
けるサーバ側装置及び視聴者側装置の概要を示すブロッ
ク図である。
【図33】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
けるサーバ側装置及び視聴者側装置を示すブロック図で
ある。
【図34】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
けるサーバ側装置の集計結果配信時の動作を示すブロッ
ク図である。
【図35】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
けるサーバ側装置の集計結果配信時の動作を示すブロッ
ク図である。
【図36】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
けるサーバ側装置の集計結果配信時の動作を示すブロッ
ク図である。
【図37】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
ける視聴者側装置の表示画面を示す模式図である。
【図38】本発明の実施形態のリアルタイムEPGにお
ける視聴者側装置の表示画面を示す模式図である。
【図39】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置及び視聴者側装置の概要を示
すブロック図である。
【図40】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置及び視聴者側装置を示すブロ
ック図である。
【図41】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置の視聴受信時の動作を示すチ
ャート図である。
【図42】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置の視聴情報収集時の視聴者情
報を示す視聴者表である。
【図43】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置の視聴者情報を示す視聴者表
及び放送番組を示す番組表である。
【図44】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置の視聴情報集計時の動作を示
すチャート図である。
【図45】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション監視時のプ
ロモーション情報を示すプロモーション情報表である。
【図46】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置の視聴情報収集時の放送番組
を示す番組表である。
【図47】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション配信時の動
作を示すブロック図である。
【図48】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション監視時及び
抽選時の動作を示すブロック図である。
【図49】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション監視時及び
抽選時の動作を示すブロック図である。
【図50】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション監視時及び
抽選時の動作を示すチャート図である。
【図51】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるサーバ側装置のプロモーション監視時及び
抽選時の動作を示すチャート図である。
【図52】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおける視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図53】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおける視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図54】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおける視聴者側装置の表示画面を示す模式図であ
る。
【図55】本発明の実施形態のリアルタイムプロモーシ
ョンにおけるEPGによるプロモーション番組伝達の視
聴者側装置の表示画面を示す模式図である。
【符号の説明】
11 視聴者側装置 12 登録部 13 視聴者側送信部 14 視聴者側受信部 15 表示部 21 サーバ側装置 22 サーバ側受信部 23 集計部 24a,24b,224 配信部 25 視聴者情報部 26 視聴情報部 27 番組表情報部 28 EPG部 228 監視部 229 抽選部 230 番組別視聴者情報部 231 プロモーション情報部 232 スポンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 610 17/00 Fターム(参考) 5C061 BB03 CC05 5C063 AB03 AB07 AC01 CA23 DA03 DA07 DB10 5C064 BA01 BB10 BC18 BC23 BD03 BD08 BD14 (54)【発明の名称】 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムが 記憶された記憶媒体、情報利用装置、情報利用方法、情報利用プログラム、及び情報利用プログ ラムが記憶された記憶媒体

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供装置と、番組放送を受信して出
    力する視聴装置を有する情報利用装置とからなる情報提
    供システムにおいて、前記情報利用装置から前記情報提
    供装置に視聴装置に関する視聴情報を送信し、前記情報
    利用装置が前記視聴情報を受信するごとに、前記情報利
    用装置で前記視聴情報を加工して加工情報を生成し、前
    記情報利用装置で生成された加工情報を前記情報利用装
    置に配信し、前記視聴装置を介して前記加工情報を視聴
    ユーザ側に提供することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 視聴装置を含む情報利用装置の前記視聴
    装置に関する視聴情報を獲得し、 該前記視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工
    して加工情報を生成し、 生成された前記加工情報を前記情報利用装置に配信し、
    前記視聴装置を介してその視聴ユーザに提供することを
    特徴とする情報提供方法。
  3. 【請求項3】 番組放送を受信し出力する視聴装置を有
    する情報利用装置から発信される、前記視聴装置に関す
    る視聴情報を受信する視聴情報受信手段と、 前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を受信するごと
    に、前記視聴情報を加工して加工情報を生成する加工情
    報生成手段と、を備えることを特徴とする情報提供装
    置。
  4. 【請求項4】 前記加工情報を情報利用装置に向けて送
    信する加工情報送信手段を備えることを特徴とする請求
    項3に記載の情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記視聴情報は、前記視聴情報の送信時
    における前記情報利用装置の現時情報であることを特徴
    とする請求項3記載の情報提供装置。
  6. 【請求項6】 前記視聴情報は、前記視聴装置で選局さ
    れたチャンネル、受信する番組、ユーザ側端末識別子、
    視聴ユーザに関する情報、視聴時刻、のうちの少なくと
    も1つであることを特徴とする請求項3記載の情報提供
    装置。
  7. 【請求項7】 前記視聴情報は一定の周期ごとに若しく
    は前記視聴情報の変動時に、若しくは、これらの組み合
    わせにおいて送信されたものであることを特徴とする請
    求項3記載の情報提供装置。
  8. 【請求項8】 前記加工情報生成手段で生成される前記
    加工情報は、前記視聴情報に対応して変更されることを
    特徴とする請求項3記載の情報提供装置。
  9. 【請求項9】 前記加工情報生成手段で生成される前記
    加工情報は、前記視聴ユーザにより選択可能であること
    を特徴とする請求項3記載の情報提供装置。
  10. 【請求項10】 前記加工情報は前記視聴情報に統計的
    処理を施して生成されることを特徴とする請求項3記載
    の情報提供装置。
  11. 【請求項11】 前記加工情報は視聴率、視聴者数、占
    拠率、若しくはこれらの組み合わせであることを特徴と
    する請求項3記載の情報提供装置。
  12. 【請求項12】 前記加工情報は、前記視聴情報に応じ
    て変動しない不変情報に連携して出力されることを特徴
    とする請求項3記載の情報提供装置。
  13. 【請求項13】 前記不変情報は電子番組表であること
    を特徴とする請求項12記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信する手順と、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成する手順と、 該加工情報を前記ユーザ側端末に向けて出力する手順と
    を具備することを特徴とする情報提供方法。
  15. 【請求項15】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信するステップと、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成するステップと、 該加工情報を前記ユーザ側端末に送信するステップとを
    コンピュータに実現するためのコンピュータ読みとり可
    能な情報提供プログラム。
  16. 【請求項16】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信するステップと、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成するステップと、 該加工情報を送信するステップとをコンピュータに実現
    するためのコンピュータ読みとり可能な情報提供プログ
    ラムが記憶された記憶媒体。
  17. 【請求項17】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    を有する情報利用装置において、 前記視聴装置に関する視聴情報を取得する視聴情報取得
    手段と、 前記視聴情報取得手段で取得された視聴情報を情報提供
    装置へ向けて送信する視聴情報送信手段と、 前記情報提供装置から送信される、前記視聴情報が加工
    されて生成された加工情報を受信する加工情報受信手段
    と、 前記加工情報に基づいて前記視聴装置から視聴ユーザに
    提供する提供情報を前記視聴装置へ出力する提供情報出
    力手段とを備えることを特徴とする情報利用装置。
  18. 【請求項18】 前記視聴情報は、前記視聴情報の送信
    時における前記ユーザ側端末の現時情報であることを特
    徴とする請求項17記載の情報利用装置。
  19. 【請求項19】 前記視聴情報は、前記視聴装置で選局
    されたチャンネル、受信する番組、ユーザ側端末識別
    子、視聴ユーザに関する情報、視聴時刻、のうちの少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項17記載の情
    報利用装置。
  20. 【請求項20】 前記視聴情報は一定の周期ごとに若し
    くは前記視聴情報の変動時に、若しくは、これらの組み
    合わせにおいて送信されることを特徴とする請求項17
    記載の情報利用装置。
  21. 【請求項21】 前記提供情報出力手段は、前記加工情
    報を、視聴ユーザにより選択可能に出力することを特徴
    とする請求項17記載の情報利用装置。
  22. 【請求項22】 前記加工情報は視聴率、視聴者数、占
    拠率、若しくはこれらの組み合わせであることを特徴と
    する請求項17記載の情報利用装置。
  23. 【請求項23】 前記提供情報出力手段は、前記加工情
    報を、前記視聴情報に応じて変動しない不変情報に連携
    して出力することを特徴とする請求項17記載の情報利
    用装置。
  24. 【請求項24】 前記不変情報は電子番組表であること
    を特徴とする請求項23記載の情報利用装置。
  25. 【請求項25】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得する手順
    と、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信する手順
    と、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報を受信する手順と、 受信した前記加工情報に基づいて前記視聴装置から視聴
    ユーザに提供する提供情報を前記視聴装置へ出力する手
    順とを具備することを特徴とする情報利用方法。
  26. 【請求項26】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得するステッ
    プと、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信するステ
    ップと、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報を受信するステップと、 受信した前記加工情報に基づいて前記視聴装置から視聴
    ユーザに提供する提供情報を前記視聴装置へ出力するス
    テップとをコンピュータに実現させるためのコンピュー
    タ読みとり可能な情報利用プログラム。
  27. 【請求項27】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得するステッ
    プと、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信するステ
    ップと、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報を受信するステップと、 受信した前記加工情報に基づいて前記視聴装置から視聴
    ユーザに提供する提供情報を前記視聴装置へ出力するス
    テップとをコンピュータに実現させるためのコンピュー
    タ読みとり可能な情報利用プログラムが記憶された記憶
    媒体。
  28. 【請求項28】 情報提供装置と番組放送を受信して出
    力する視聴装置を有する情報利用装置とからなり、ネッ
    トワークを介して前記情報提供装置と前記情報利用装置
    とが接続される情報提供システムにおいて、 前記情報利用装置が前記情報提供装置に対して前記視聴
    装置に関する視聴情報を送信し、 前記情報利用装置が前記視聴情報を受信するごとに、前
    記情報利用装置で前記視聴情報を加工して加工情報を生
    成し、 前記情報提供装置が前記情報利用装置に、前記情報利用
    装置で生成された加工情報とともに、前記情報利用装置
    の中で条件を満たす前記情報利用装置を有する前記視聴
    ユーザ側に対して物品若しくは情報の提供を行うイベン
    ト内容を含むイベント情報を配信し、前記視聴装置を介
    して前記加工情報及び前記イベント情報を前記視聴ユー
    ザ側に提供し、 前記情報提供装置が、前記加工情報及び前記イベント情
    報に基づいて前記条件を満たす前記情報利用装置を特定
    して特定情報を生成し、 前記情報提供装置から前記情報利用装置に対して前記特
    定情報を配信して前記視聴ユーザ側に提供することを特
    徴とする情報提供システム。
  29. 【請求項29】 視聴装置を含む情報利用装置の前記視
    聴装置に関する視聴情報を獲得し、 該前記視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工
    して加工情報を生成し、 前記情報利用装置に、生成された前記加工情報ととも
    に、前記情報利用装置の中で条件を満たす前記情報利用
    装置を有する前記視聴ユーザ側に対して物品若しくは情
    報の提供を行うイベント内容を含むイベント情報を配信
    し、前記視聴装置を介して前記加工情報及び前記イベン
    ト情報を前記視聴ユーザ側に提供し、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件
    を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生成
    し、 該特定情報を前記情報利用装置に配信して前記視聴ユー
    ザ側に提供することを特徴とする情報提供方法。
  30. 【請求項30】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有する情報利用装置から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信する視聴情報受信手段と、 前記視聴情報受信手段が前記視聴情報を受信するごと
    に、前記視聴情報を加工して加工情報を生成する加工情
    報生成手段と、 前記情報利用装置に、前記加工情報とともに、前記情報
    利用装置の中で条件を満たす前記情報利用装置を有する
    前記視聴ユーザ側に対して物品若しくは情報の提供を行
    うイベント内容を含むイベント情報を配信するイベント
    情報送信手段と、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件
    を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生成す
    る特定情報生成手段とを備えることを特徴とする情報提
    供装置。
  31. 【請求項31】 前記加工情報を情報利用装置に向けて
    送信する加工情報送信手段及び前記特定情報を情報利用
    装置に向けて送信する特定情報送信手段を備えることを
    特徴とする請求項30に記載の情報提供装置。
  32. 【請求項32】 前記視聴情報は、前記視聴情報の送信
    時における前記情報利用装置の現時情報であることを特
    徴とする請求項30記載の情報提供装置。
  33. 【請求項33】 前記視聴情報は、前記視聴装置で選局
    されたチャンネル、受信する番組、ユーザ側端末識別
    子、視聴ユーザに関する情報、視聴時刻、のうちの少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項30記載の情
    報提供装置。
  34. 【請求項34】 前記情報利用装置に対応する前記ユー
    ザ側端末識別子に基づいて前記情報利用装置に関する情
    報を管理し、視聴ユーザに関する前記情報を基に前記条
    件が設定可能であることを特徴とする請求項33記載の
    情報提供装置。
  35. 【請求項35】 前記視聴情報は一定の周期ごとに若し
    くは前記視聴情報の変動時に、若しくは、これらの組み
    合わせにおいて送信されたものであることを特徴とする
    請求項30記載の情報提供装置。
  36. 【請求項36】 前記加工情報生成手段で生成される前
    記加工情報は、前記視聴情報に対応して変更されること
    を特徴とする請求項30記載の情報提供装置。
  37. 【請求項37】 前記加工情報生成手段で生成される前
    記加工情報及び前記イベント情報は、前記視聴ユーザに
    より選択可能であることを特徴とする請求項30記載の
    情報提供装置。
  38. 【請求項38】 前記加工情報は前記視聴情報に統計的
    処理を施して生成されることを特徴とする請求項30記
    載の情報提供装置。
  39. 【請求項39】 前記加工情報は視聴率、視聴者数、占
    拠率、若しくはこれらの組み合わせであることを特徴と
    する請求項30記載の情報提供装置。
  40. 【請求項40】 前記加工情報及び前記イベント情報
    は、前記視聴装置を介して前記視聴ユーザ側に提供さ
    れ、前記視聴ユーザ側の前記情報利用装置から前記イベ
    ント内容に参加する情報を受信した後、前記特定情報を
    生成することを特徴とする請求項30記載の情報提供装
    置。
  41. 【請求項41】 前記イベント情報は、前記イベント内
    容の発生の条件である発生情報と前記イベント内容のプ
    ロモーションに関する情報であるプロモーション情報と
    を含むことを特徴とする請求項30記載の情報提供装
    置。
  42. 【請求項42】 前記イベント内容の発生を監視するイ
    ベント内容監視手段を有し、前記発生情報と前記加工情
    報とを自動で比較して前記イベント内容の発生を認識す
    ることを特徴とする請求項41記載の情報提供装置。
  43. 【請求項43】 前記イベント内容の発生を外部で監視
    し、前記発生情報と前記加工情報とを外部で比較して外
    部からの入力により前記イベント内容の発生を認識する
    ことを特徴とする請求項41記載の情報提供装置。
  44. 【請求項44】 前記イベント内容の発生により前記情
    報利用装置に対して前記イベント内容の発生を伝達する
    ことを特徴とする請求項30記載の情報提供装置。
  45. 【請求項45】 前記プロモーション情報は前記条件を
    含み、前記特定情報は前記プロモーション情報に基づい
    た前記特定により生成されることを特徴とする請求項4
    1記載の情報提供装置。
  46. 【請求項46】 特定された前記視聴ユーザに対して、
    前記視聴ユーザに関する情報に基づいて、物品を配送若
    しくは情報を配信することを特徴とする請求項32記載
    の情報提供装置。
  47. 【請求項47】 前記イベント情報は外部のイベント情
    報作成手段により作成され、該イベント情報作成手段は
    前記視聴ユーザに対して前記物品若しくは前記情報の提
    供を行うことを特徴とする請求項30記載の情報提供装
    置。
  48. 【請求項48】 前記特定は抽選処理により行われるこ
    とを特徴とする請求項30記載の情報提供装置。
  49. 【請求項49】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信する手順と、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成する手順と、 該加工情報とともに、前記情報利用装置の中で条件を満
    たす前記情報利用装置を有する前記視聴ユーザ側に対し
    て物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を含むイ
    ベント情報を前記ユーザ側端末に向けて出力する手順
    と、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件
    を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生成す
    る手順とを具備することを特徴とする情報提供方法。
  50. 【請求項50】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信するステップと、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成するステップと、 前記情報利用装置に、前記加工情報とともに、前記情報
    利用装置の中で条件を満たす前記情報利用装置を有する
    前記視聴ユーザ側に対して物品若しくは情報の提供を行
    うイベント内容を含むイベント情報を配信するステップ
    と、 前記加工情報及び前記イベント情報を前記ユーザ側端末
    に送信するステップと、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件
    を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生成す
    るステップと、 該特定情報を前記ユーザ側端末に送信するステップとを
    コンピュータに実現するためのコンピュータ読みとり可
    能な情報提供プログラム。
  51. 【請求項51】 番組放送を受信し出力する視聴装置を
    有するユーザ側端末から発信される、前記視聴装置に関
    する視聴情報を受信するステップと、 該視聴情報を受信するごとに、前記視聴情報を加工して
    加工情報を生成するステップと、 前記情報利用装置に、前記加工情報とともに、前記情報
    利用装置の中で条件を満たす前記情報利用装置を有する
    前記視聴ユーザ側に対して物品若しくは情報の提供を行
    うイベント内容を含むイベント情報を配信するステップ
    と、 前記加工情報及び前記イベント情報を前記ユーザ側端末
    に送信するステップと、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記条件
    を満たす前記情報利用装置を特定して特定情報を生成す
    るステップと、 該特定情報を前記ユーザ側端末に送信するステップとを
    コンピュータに実現するためのコンピュータ読みとり可
    能な情報提供プログラムが記憶された記憶媒体。
  52. 【請求項52】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    を有する情報利用装置において、 前記視聴装置に関する視聴情報を取得する視聴情報取得
    手段と、 前記視聴情報取得手段で取得された視聴情報を情報提供
    装置へ向けて送信する視聴情報送信手段と、 前記情報提供装置から提供される、前記視聴情報が加工
    されて生成された加工情報及び条件を満たす視聴ユーザ
    に対して物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を
    含むイベント情報を受信する伝達情報受信手段と、 前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて前記視聴
    装置から前記視聴ユーザに伝達する情報を前記視聴装置
    へ出力する伝達情報出力手段と、 前記情報提供装置により前記加工情報及び前記イベント
    情報に基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定
    されて生成される特定情報を受信する特定情報受信手段
    とを備えることを特徴とする情報利用装置。
  53. 【請求項53】 前記特定情報に基づいて前記視聴装置
    から前記視聴ユーザに伝達する情報を前記視聴装置へ出
    力する特定情報出力手段を有することを特徴とする請求
    項52記載の情報利用装置。
  54. 【請求項54】 前記視聴情報は、前記視聴情報の送信
    時における現時情報であることを特徴とする請求項52
    記載の情報利用装置。
  55. 【請求項55】 前記視聴情報は、前記視聴装置で選局
    されたチャンネル、受信する番組、当該情報利用装置の
    ユーザ側端末識別子、視聴ユーザに関する情報、視聴時
    刻、のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請
    求項52記載の情報利用装置。
  56. 【請求項56】 前記視聴情報は一定の周期ごとに若し
    くは前記視聴情報の変動時に、若しくは、これらの組み
    合わせにおいて送信されることを特徴とする請求項52
    記載の情報利用装置。
  57. 【請求項57】 前記伝達情報出力手段は、前記加工情
    報及び前記イベント情報を、視聴ユーザにより選択可能
    に出力することを特徴とする請求項52記載の情報利用
    装置。
  58. 【請求項58】 前記加工情報は視聴率、視聴者数、占
    拠率、若しくはこれらの組み合わせであることを特徴と
    する請求項52記載の情報利用装置。
  59. 【請求項59】 前記視聴装置を介して前記加工情報及
    び前記イベント情報が前記視聴ユーザに提供され、前記
    イベント内容に参加する情報を前記情報提供装置に対し
    て送信した後、前記情報提供装置は前記特定情報を生成
    することを特徴とする請求項52記載の情報利用装置。
  60. 【請求項60】 前記イベント情報は前記イベント内容
    の発生の条件である発生情報と前記イベント内容のプロ
    モーションに関する情報であるプロモーション情報とを
    含み、前記発生情報と前記加工情報とを比較して前記イ
    ベント内容が発生することを特徴とする請求項52記載
    の情報利用装置。
  61. 【請求項61】 前記イベント内容が発生した場合に、
    前記イベント内容の発生が伝達されることを特徴とする
    請求項52記載の情報利用装置。
  62. 【請求項62】 前記プロモーション情報は前記条件を
    含み、前記特定情報は前記プロモーション情報に基づい
    た前記特定により生成されることを特徴とする請求項6
    0記載の情報利用装置。
  63. 【請求項63】 前記特定情報は、視聴ユーザに関する
    前記情報に基づいて、特定された前記視聴ユーザに対し
    て、物品が配送若しくは情報が配信されることを特徴と
    する請求項52記載の情報利用装置。
  64. 【請求項64】 前記イベント情報は外部のイベント情
    報作成手段により作成され、該イベント情報作成手段は
    前記視聴ユーザに対して前記物品若しくは前記情報の提
    供を行うことを特徴とする請求項52記載の情報利用装
    置。
  65. 【請求項65】 前記特定は抽選処理により行われるこ
    とを特徴とする請求項52記載の情報利用装置。
  66. 【請求項66】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得する手順
    と、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信する手順
    と、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報及び条件を満たす視聴ユーザ
    に対して物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を
    含むイベント情報を受信する手順と、 受信した前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて
    前記視聴装置から視聴ユーザに伝達する伝達情報を前記
    視聴装置へ出力する手順と、 前記情報提供装置により前記加工情報及び前記イベント
    情報に基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定
    されて生成される特定情報を受信する手順とを具備する
    ことを特徴とする情報利用方法。
  67. 【請求項67】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得するステッ
    プと、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信するステ
    ップと、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報及び条件を満たす視聴ユーザ
    に対して物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を
    含むイベント情報を受信するステップと、 受信した前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて
    前記視聴装置から視聴ユーザに伝達する伝達情報を前記
    視聴装置へ出力するステップと、 前記情報提供装置により前記加工情報及び前記イベント
    情報に基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定
    されて生成される特定情報を受信するステップとをコン
    ピュータに実現させるためのコンピュータ読みとり可能
    な情報利用プログラム。
  68. 【請求項68】 番組放送を受信して出力する視聴装置
    から、前記視聴装置に関する視聴情報を取得するステッ
    プと、 取得した視聴情報を情報提供装置へ向けて送信するステ
    ップと、 前記情報提供装置から送信されて来る、視聴情報が加工
    されて生成された加工情報及び条件を満たす視聴ユーザ
    に対して物品若しくは情報の提供を行うイベント内容を
    含むイベント情報を受信するステップと、 受信した前記加工情報及び前記イベント情報に基づいて
    前記視聴装置から視聴ユーザに伝達する伝達情報を前記
    視聴装置へ出力するステップと、 前記情報提供装置により前記加工情報及び前記イベント
    情報に基づいて前記条件を満たす前記視聴ユーザが特定
    されて生成される特定情報を受信するステップとをコン
    ピュータに実現させるためのコンピュータ読みとり可能
    な情報利用プログラムが記憶された記憶媒体。
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