JP2003283696A

JP2003283696A - テレビドアホンシステム

Info

Publication number: JP2003283696A
Application number: JP2002089412A
Authority: JP
Inventors: Kazuki Niwa; 一樹丹羽; Yoshitoshi Murata; 嘉利村田; Yoshinori Mizuno; 好則水野; Yoshio Tsuzuki; 佳生都築
Original assignee: Aiphone Co Ltd; NTT Docomo Tokai Inc
Current assignee: Aiphone Co Ltd; NTT Docomo Tokai Inc
Priority date: 2002-03-27
Filing date: 2002-03-27
Publication date: 2003-10-03
Anticipated expiration: 2022-03-27
Also published as: JP4454907B2

Abstract

(57)【要約】【課題】留守中において外出先から、来客の録画画像を
携帯端末で参照、来客の子機呼出に携帯端末で対応、携
帯端末でモニタ付親機の設定変更を行う。【解決手段】訪問者をカメラ１２で撮像するカメラ付玄
関子機１、カメラ付玄関子機１に接続されカメラ１２で
撮像した画像を録画装置で録画するカメラ録画機能、録
画された画像をモニタ４１で再生する再生機能を有する
モニタ付親機２で構成され、モニタ付親機２は、親機用
無線通信機能と親機用有線通信機能を持ち、ＰＨＳ網４
とインターネット８若しくはＡＤＳＬ網６とインターネ
ット８を使用してサーバ９に接続可能であり、モニタ付
親機２で録画した画像をモニタ付親機２の転送設定ボタ
ンを操作することにより、ＰＨＳ網４とインターネット
８若しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８を使用して
サーバ９にアップロードするＣＰＵを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビドアホンシ
ステムに係り、特に、モニタ付親機で転送設定をするこ
とにより留守中における訪問者の録画画像をサーバにア
ップロードさせて、外出先からブラウジング機能やメー
ル機能等を持つ携帯端末を使用してサーバにアップロー
ドされた録画画像を参照できるようにし、而も、モニタ
付親機の設定情報等をブラウジング機能やメール機能等
を持つ携帯端末から設定、変更可能にするテレビドアホ
ンシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から留守中における訪問者を録画
し、帰宅時にモニタで録画画像を表示できるテレビドア
ホンシステムとして、特開２００１−９４９７７号公報
開示の「テレビドアホン装置」が提案されている。

【０００３】このテレビドアホン装置は、戸外に設置さ
れる玄関子機と、室内に設置される親機と、玄関子機お
よび親機に接続される録画ユニットとから構成され、玄
関子機で呼出ボタンが操作されたときカメラからの玄関
の映像を録画ユニットの外出ボタンの操作により録画ユ
ニットの不揮発性メモリに録画し、録画ユニットの再生
ボタンの操作により録画ユニットに録画されていた玄関
の映像を親機のモニタで再生することができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな特開２００１−９４９７７号公報開示の「テレビド
アホン装置」では、留守中に訪問してきた訪問者を帰宅
時にしか知ることができず、また、留守中に訪問してき
た訪問者に対してリアルタイムに対応する手段が存在し
なかった。

【０００５】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、ネットワーク上にサーバを設
置し、モニタ付親機にこのサーバとの通信機能を持たせ
ることで、留守中における訪問者の録画画像を、サーバ
を介して外出先から携帯端末で参照でき、また、留守中
における訪問者からの玄関子機呼出に外出先から携帯端
末で対応でき、さらに、外出先からモニタ付親機の設定
を変更することができるテレビドアホンシステムを提供
することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のテレビドアホンシステムは、訪問者をカメラで撮像
するカメラ付玄関子機、カメラ付玄関子機に接続されカ
メラで撮像した画像を録画装置で録画するカメラ録画機
能、録画された画像をモニタで再生する再生機能を有す
るモニタ付親機で構成され、モニタ付親機は、親機用無
線通信機能と親機用有線通信機能の少なくとも１つの機
能を持ち、親機用無線通信と汎用ネットワーク若しくは
親機用有線通信と汎用ネットワークを使用してサーバに
接続可能であり、モニタ付親機で録画した画像をモニタ
付親機の転送設定ボタンを操作することにより、親機用
無線通信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と
汎用ネットワークを使用してサーバにアップロードする
ＣＰＵを備えたものである。

【０００７】このようなテレビドアホンシステムによれ
ば、モニタ付親機の転送設定ボタンを操作すると、カメ
ラ付玄関子機のカメラで撮像した訪問者の録画画像を、
モニタ付親機のＣＰＵが親機用無線通信と汎用ネットワ
ーク若しくは親機用有線通信と汎用ネットワークを使用
してサーバにアップロードすることができるので、外出
先から汎用ネットワークに接続可能な通信機器でサーバ
にアップロードされた訪問者の録画画像を参照すること
が可能になる。

【０００８】また、上記目的を達成する本発明のテレビ
ドアホンシステムは、訪問者をカメラで撮像するカメラ
付玄関子機、カメラ付玄関子機に接続されカメラで撮像
した画像を録画装置で録画するカメラ録画機能、録画さ
れた画像をモニタで再生する再生機能を有するモニタ付
親機で構成され、モニタ付親機は、親機用無線通信機能
と親機用有線通信機能の少なくとも１つの機能を持ち、
親機用無線通信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線
通信と汎用ネットワークを使用してサーバに接続可能で
あり、かつセンサカメラに接続可能であり、センサカメ
ラにより撮影された画像をモニタ付親機の転送設定ボタ
ンの操作により親機用無線通信と汎用ネットワーク若し
くは親機用有線通信と汎用ネットワークを使用してサー
バにアップロードするＣＰＵを備えたものである。

【０００９】このようなテレビドアホンシステムによれ
ば、モニタ付親機の転送設定ボタンを操作した後に、予
め所定位置に設置されているセンサカメラの検知範囲に
人等が入ると、当該センサカメラが撮像を開始してモニ
タ付親機に出力し、モニタ付親機のＣＰＵがこのセンサ
カメラで撮像した録画画像を、親機用無線通信と汎用ネ
ットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネットワーク
を使用してサーバにアップロードすることができるの
で、外出先から汎用ネットワークに接続可能な通信機器
でサーバにアップロードされたセンサカメラで撮像した
録画画像を参照することが可能になる。

【００１０】また、本発明のテレビドアホンシステムに
おいては、サーバにアップロードされた録画画像を参照
できるブラウジング機能やメール機能等を持つ携帯端末
を備えたものである。また、このような携帯端末を備え
たテレビドアホンシステムにおいてモニタ付親機は、サ
ーバにアップロードされた録画画像を携帯端末から参照
する際に、携帯端末からアクセスするコンテンツのパス
ワードを、親機用無線通信と汎用ネットワーク若しくは
親機用有線通信と汎用ネットワークを使用して変更する
ものである。さらに、この携帯端末は、サーバにアップ
ロードされた録画画像を携帯端末から参照する際に、携
帯端末からアクセスするコンテンツのパスワードを、携
帯端末用の無線通信を使用して変更するものである。こ
れにより、外出先から携帯端末を使用してサーバにアッ
プロードされた録画画像を参照でき、また、サーバへの
不正侵入に対するセキュリティを高めることができる。

【００１１】また、本発明のテレビドアホンシステムに
おいてＣＰＵは、モニタ付親機の設定ボタンの操作によ
り録画装置で録画された旨の情報および／またはセンサ
カメラにより撮影された旨の情報を、親機用無線通信と
汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネット
ワークを使用し、サーバを介してブラウジング機能やメ
ール機能等を持つ携帯端末にＥ−ｍａｉｌで通知するも
のである。これにより、留守中における訪問者からの玄
関子機呼出に外出先から携帯端末で対応でき、また、留
守中に住宅内で異常が発生したことを外出先から携帯端
末で確認できるようになる。

【００１２】また、上記目的を達成する本発明のテレビ
ドアホンシステムは、訪問者をカメラで撮像するカメラ
付玄関子機、カメラ付玄関子機に接続されカメラで撮像
した画像を録画装置で録画するカメラ録画機能、録画さ
れた画像をモニタで再生する再生機能を有するモニタ付
親機で構成され、モニタ付親機は、親機用無線通信機能
と親機用有線通信機能を持ち、親機用無線通信と汎用ネ
ットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネットワーク
を使用してサーバに接続可能であり、モニタ付親機は、
サーバからの無線通信によるモニタ付親機への着信を検
出してブラウジング機能やメール機能等を持つ携帯端末
から何らかの要求があったことを認知してサーバにその
内容を問い合わせた結果、携帯端末からモニタ付親機の
設定情報の変更要求またはモニタ付親機のその時点での
設定情報の通知要求があったことを認知するとき親機用
無線通信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と
汎用ネットワークを使用して変更要求の場合にはサーバ
より必要な情報をダウンロードしてモニタ付親機の情報
を書き換え、通知要求の場合にはサーバに必要な情報を
アップロードしてサーバの情報を書き換えるものであ
る。

【００１３】このようなテレビドアホンシステムによれ
ば、携帯端末からモニタ付親機の設定情報の変更要求を
行うと、サーバより必要な情報をダウンロードしてモニ
タ付親機の情報を書き換えることができるので、外出時
に設定したモニタ付親機の設定内容を外出先から変更す
ることが可能になり、また、携帯端末からモニタ付親機
のその時点での設定情報の通知要求を行うとサーバに必
要な情報をアップロードしてサーバの情報を書き換える
ことができるので、携帯端末からの設定情報の通知要求
により、サーバにアップロードされずにモニタ付親機の
録画装置に蓄積されたままの録画画像をサーバにアップ
ロードできるようになる。

【００１４】また、本発明のテレビドアホンシステムに
おいてモニタ付親機は、親機用無線通信と汎用ネットワ
ーク若しくは親機用有線通信と汎用ネットワークを使用
してサーバにアクセスし必要な情報をダウンロードする
ことで、モニタ付親機内のソフトウェアのバージョンア
ップを行うものである。これにより、モニタ付親機の利
用者に対して早急かつ確実に最新のソフトウェアを提供
することができる。

【００１５】また、本発明のテレビドアホンシステムに
おいてモニタ付親機は、留守中の来客による子機からの
呼び出しを親機用無線通信と汎用ネットワークと携帯端
末用無線通信若しくは親機用有線通信と汎用ネットワー
クと携帯端末用無線通信を使用してモニタ付親機の設定
ボタンで設定された電話番号に転送し、リアルタイムな
通話を行うものである。これにより、留守中における訪
問者からの玄関子機呼出に外出先から携帯端末で対応で
きるようになる。

【００１６】また、本発明のテレビドアホンシステムに
おいてモニタ付親機は、留守中の来客による子機からの
呼び出しを親機用無線通信と汎用ネットワークと携帯端
末用無線通信若しくは親機用有線通信と汎用ネットワー
クと携帯端末用無線通信を使用して携帯端末からサーバ
を経てモニタ付親機に設定された電話番号に転送し、リ
アルタイムな通話を行うものである。これにより、留守
中における訪問者からの玄関子機呼出に外出先から携帯
端末で対応できるようになる。

【００１７】

【発明の実態の形態】以下、本発明のテレビドアホンシ
ステムにおける好ましい実施の形態例について、図面を
参照して詳述する。

【００１８】本発明のテレビドアホンシステムは図１お
よび図２に示すように、玄関などの戸外に設置され訪問
者をカメラ１２で撮像するカメラ付玄関子機１と、カメ
ラ付玄関子機１に接続されると共に室内に設置されカメ
ラ付玄関子機１のカメラ１２で撮像した画像を録画装置
３８で録画するカメラ録画機能、および録画された画像
をモニタ４１で再生する再生機能を有するモニタ付親機
２と、モニタ付親機２にインターネット８を介して接続
されモニタ付親機２の録画装置３８で録画した画像がア
ップロードされるサーバ９とから構成されている。ま
た、モニタ付親機２には、例えばカメラ付玄関子機１の
近傍に設置されるセンサカメラ１７が接続されている。
このようなモニタ付親機２は、親機用無線通信機能と親
機用有線通信機能とを持ち、無線通信となる例えばＰＨ
Ｓ（personal handyphone system）網４およびインター
ネット８、若しくは有線通信となる例えばＡＤＳＬ（as
ymmetric digital subscriber line）網６およびインタ
ーネット８を使用してサーバ９に接続可能にするため
に、ＰＨＳ網４に接続するためのＰＨＳカード３を脱着
可能に装着するカードスロット３５と、ＡＤＳＬ網６に
接続するための接続端子３６とを備えている。なお、Ｐ
ＨＳ網４はＰＨＳ用インターネットサービス・プロバイ
ダ５を介してインターネット８に接続され、ＡＤＳＬ網
６はＡＤＳＬ用インターネットサービス・プロバイダ７
を介してインターネット８に接続されている。

【００１９】カメラ付玄関子機１は図２に示すように、
来客をモニタ付親機２に知らせる呼出ボタン１５と、玄
関周りを撮影するカメラ１２と、モニタ付親機２と通話
を行うためのスピーカ１３およびマイク１４と、呼び出
しボタン１５、スピーカ１３およびマイク１４が並列に
接続されると共にカメラ１２が変調回路１６を介して接
続されモニタ付親機２と信号の送受を行う子機インタフ
ェース１１とを備えている。

【００２０】モニタ付親機２は図２に示すように、カメ
ラ付玄関子機１の呼び出しボタン１５による玄関呼出を
検出する呼出検出回路２３と、センサカメラ１７が検知
駆動したことを検出するセンサ検出回路２２と、カメラ
付玄関子機１のスピーカ１３およびマイク１４と通話を
行うためのスピーカ２６およびマイク２７と、カメラ付
玄関子機１の変調回路１６で変調されたカメラ１２によ
る画像の画像信号を復調する復調回路２４と、復調回路
２４で復調された画像信号を映像として表示するモニタ
４１と、これら構成要素を制御するＣＰＵ２５と、カメ
ラ付玄関子機１と信号の送受を行うために当該カメラ付
玄関子機１の子機インタフェース１１に接続される親機
インタフェース２１とがアナログ基板に実装され構成さ
れている。なお、親機インタフェース２１には、センサ
検出回路２２および呼出検出回路２３が接続され、さら
に、復調回路２４を介してモニタ４１が接続されてい
る。センサ検出回路２２および呼出検出回路２３はそれ
ぞれＣＰＵ２５に接続され、このＣＰＵ２５にはスピー
カ２６およびマイク２７が接続され、さらに復調回路２
４および親機インタフェース２１が接続されている。

【００２１】このようなアナログ基板には、カメラ付玄
関子機１のカメラ１２で撮像した画像の画像信号をシリ
アル伝送できるように録画装置３８がシリアルで接続さ
れている。この録画装置３８は、例えば、カメラ付玄関
子機１のカメラ１２から伝送される画像信号をキャプチ
ャし圧縮を行うＪＰＥＧ（joint photographic coding
experts group）変換器３２と、キャプチャしたデータ
等を展開するためのメモリであるＳＤＲＡＭ（synchron
ous dynamic random access memory）３１と、録画した
画像等を記録するＦＲＯＭ（flash ROM）３３と、アプ
リケーションやカーネル等を展開するためのＳＤＲＡＭ
３４と、サーバ９との通信に必要な情報等を記録するＥ
ＥＰＲＯＭ（electronic erasable and programmable r
ead onlymemory）３０と、転送設定ボタン２９、設定ボ
タン３９および再生ボタン、録画ボタン等の各種ボタン
群３７と、これら構成要素を制御するＣＰＵ２８と共
に、カードスロット３５および接続端子３６がデジタル
基板に実装され構成されている。なお、ＣＰＵ２８に
は、ＪＰＥＧ変換器３２、ＦＲＯＭ３３、ＳＤＲＡＭ３
４、カードスロット３５および接続端子３６がデータバ
ス接続され、また、転送設定ボタン２９、設定ボタン３
９およびボタン群３７がそれぞれ接続され、さらに、Ｊ
ＰＥＧ変換器３２にはＳＤＲＡＭ３１が接続されてい
る。

【００２２】このようなモニタ付親機２が有する録画装
置３８のＣＰＵ２８は、モニタ付親機２の録画装置３８
で録画した画像を録画装置３８の転送設定ボタン２９を
操作することにより、ＰＨＳ網４とインターネット８若
しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８を使用してサー
バ９にアップロードする機能を有している。これによ
り、外出先からインターネット８に接続可能な通信機器
で、サーバ９にアップロードされた訪問者の録画画像を
参照することが可能になる。また、ＣＰＵ２８は、セン
サカメラ１７により撮影された画像を録画装置３８の転
送設定ボタン２９の操作により、ＰＨＳ網４とインター
ネット８若しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８を使
用してサーバ９にアップロードする機能を有している。
これにより、録画装置３８の転送設定ボタン２９を操作
した後に、カメラ付玄関子機１の近傍に設置されている
センサカメラ１７の検知範囲に人等が入ると、当該セン
サカメラ１７が撮像を開始してモニタ付親機２に出力
し、ＣＰＵ２８がこのセンサカメラ１７で撮像した録画
画像を、ＰＨＳ網４とインターネット８若しくはＡＤＳ
Ｌ網６とインターネット８を使用してサーバ９にアップ
ロードすることができるので、外出先からインターネッ
ト８に接続可能な通信機器でサーバ９にアップロードさ
れたセンサカメラ１７で撮像した録画画像を参照するこ
とが可能になる。

【００２３】また、テレビドアホンシステムは、上述の
ようにしてサーバ９にアップロードされたモニタ付親機
２の録画装置３８で録画した画像やセンサカメラ１７に
より撮影された画像を参照できるブラウジング機能やメ
ール機能等を持つ携帯端末１０（図１）を備えている。
この携帯端末１０は、無線基地局５０を介してインター
ネット８に接続することができる。

【００２４】この携帯端末１０に対して、モニタ付親機
２が有する録画装置３８のＣＰＵ２８は、モニタ付親機
２の設定ボタン３９の操作により録画装置３８で録画さ
れた旨の情報および／またはセンサカメラ１７により撮
影された旨の情報を、ＰＨＳ網４とインターネット８若
しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８を使用し、サー
バ９を介して携帯端末１０にＥ−ｍａｉｌで通知する機
能を有している。これにより、留守中における訪問者か
らの玄関子機呼出に外出先から携帯端末１０で対応で
き、また、留守中に住宅内で異常が発生したことを外出
先から携帯端末１０で確認できるようになる。

【００２５】また、モニタ付親機２が有する録画装置３
８のＣＰＵ２８は、サーバ９からのＰＨＳ網４の無線通
信若しくはＡＤＳＬ網６の有線通信によるモニタ付親機
２への着信を検出して携帯端末１０から何らかの要求が
あったことを認知してサーバ９にその内容を問い合わせ
た結果、携帯端末１０からモニタ付親機２の設定情報の
変更要求があったことを認知するときＰＨＳ網４とイン
ターネット８若しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８
を使用して、サーバ９より必要な情報をダウンロードし
てモニタ付親機２の情報を書き換える機能を有してい
る。これにより、外出時に設定したモニタ付親機２の設
定内容を外出先から変更することが可能になる。また、
ＣＰＵ２８は、問い合わせた結果、モニタ付親機２のそ
の時点での設定情報の通知要求があったことを認知する
ときＰＨＳ網４とインターネット８若しくはＡＤＳＬ網
６とインターネット８を使用して、サーバ９に必要な情
報をアップロードしてサーバ９の情報を書き換える機能
を有している。これにより、サーバ９にアップロードさ
れずにモニタ付親機２の録画装置３８に蓄積されたまま
の録画画像をサーバ９にアップロードできるようにな
る。

【００２６】また、モニタ付親機２のＣＰＵ２８は、モ
ニタ付親機２の設定ボタン３９を操作することにより、
サーバ９にアップロードされた録画画像を携帯端末１０
から参照する際に、携帯端末１０からアクセスするコン
テンツのパスワードを、ＰＨＳ網４とインターネット８
若しくはＡＤＳＬ網６とインターネット８を使用して変
更する機能を有している。これにより、サーバ９への不
正侵入に対するセキュリティを高めることができる。な
お、携帯端末１０からサーバ９にアクセスするコンテン
ツのパスワードを変更する機能を携帯端末１０に具備さ
せれば、携帯端末用無線通信を使用してパスワードを変
更することができる。

【００２７】また、モニタ付親機２のＣＰＵ２８は、モ
ニタ付親機２の設定ボタン３９を操作することにより、
ＰＨＳ網４とインターネット８若しくはＡＤＳＬ網６と
インターネット８を使用してサーバ９にアクセスし必要
な情報をダウンロードすることで、モニタ付親機２内の
ソフトウェアのバージョンアップを行うことができる機
能を有している。これにより、モニタ付親機２の利用者
に対して早急かつ確実に最新のソフトウェアを提供する
ことができる。

【００２８】また、モニタ付親機２のＣＰＵ２８は、録
画装置３８の転送設定ボタン２９を操作することにより
留守中の来客によるカメラ付玄関子機１からの呼び出し
をＰＨＳ網４による無線通信でモニタ付親機２の設定ボ
タン３９で設定された電話番号に転送し、リアルタイム
な通話を行うための機能を有している。これにより、留
守中における訪問者からの玄関子機呼出に外出先から携
帯端末１０で対応できるようになる。なお、この転送の
ための電話番号を携帯端末１０からサーバ９を経てモニ
タ付親機２に設定してもよい。

【００２９】このように構成されたテレビドアホンシス
テムにおいて、転送設定ボタン２９が操作されていない
場合に訪問者がカメラ付玄関子機１の呼出ボタン１５を
押下すると、モニタ付親機２の呼出検出回路２３がこの
子機呼出を検出しＣＰＵ２５に呼出信号を出力する。こ
の呼出信号に基づきＣＰＵ２５はスピーカ２６から呼出
音が放音される。居住者がこの呼出音により来客があっ
たことを認識して応答操作すると、モニタ付親機２とカ
メラ付玄関子機１との間の通話路が形成される。また、
カメラ付玄関子機１のカメラ１２は訪問者の撮像を開始
して、モニタ付親機２に画像を出力する。この画像信号
は、モニタ付親機２の親機インタフェース２１、復調回
路２４を介してモニタ４１に出力されるので、このモニ
タ４１に訪問者の画像を映し出すことができる。

【００３０】次に、カメラ付玄関子機１のカメラ１２で
撮像された訪問者の画像のサーバ９へのアップロードに
ついて説明する。

【００３１】予めモニタ付親機２が有する録画装置３８
の転送設定ボタン２９を操作して画像転送モードをＯＮ
に設定する。この画像転送モード状態のときに、来客も
しくはセンサカメラ１７が検知駆動してカメラ付玄関子
機１のカメラ１２もしくはセンサカメラ１７が訪問者の
撮像を開始すると、その画像がモニタ付親機２に出力さ
れ、シリアル伝送で録画装置３８に出力される。録画装
置３８は、この画像を録画するために画像信号をＪＰＥ
Ｇ変換器３２でキャプチャして圧縮し、この圧縮された
画像信号をＦＲＯＭ３３に記録する。圧縮された画像信
号がＦＲＯＭ３３に記録されると、カードスロット３５
に装着されたＰＨＳカード３によりサーバ９への通信路
が形成される。通信路が形成されると、ＦＲＯＭ３３に
予め保存されている通信プログラムにより画像アップロ
ードのＦＴＰ（file transfer protocol）リクエストが
作成され、サーバ９に画像のアップロードが行われる。

【００３２】サーバ９にアップロードされた録画画像
は、携帯端末１０で参照できるように加工されサーバ９
内のデータベースに保存される。これにより、携帯端末
１０から専用コンテンツにアクセスすることによって、
モニタ付親機２で録画された画像を閲覧することができ
る。また、ＡＤＳＬ網６を介して画像のアップロードを
行う場合は、ＰＨＳカード３による通信路の形成を省略
して、作成したＦＴＰリクエストを接続端子３６を使用
して送信する。なお、通信プログラムで作成するプロト
コルを変更することで、画像のアップロードの他に、パ
スワード変更、Ｅ−ｍａｉｌ送信を行うことができる。
ここで、パスワード変更とは、専用サーバ９との通信時
や携帯端末１０から専用コンテンツを閲覧する際に必要
となるパスワードを、モニタ付親機２の設定ボタン３９
や携帯端末１０で変更することで、リクエストによりサ
ーバ９のデータベースを更新することによって変更され
る。また、Ｅ−ｍａｉｌ送信は、来客もしくはセンサカ
メラ１７が検知駆動してカメラ付玄関子機１のカメラ１
２が訪問者の撮像を開始すると、モニタ付親機２が有す
る記録装置３８のＦＲＯＭ３３に記録されている送信本
文、件名等をＳＭＴＰ（simple mail transfer protoco
l）リクエストでサーバ９に送信し、このサーバ９が有
するＳＭＴＰサーバを利用して予めサーバ９に携帯端末
１０等から設定されているメールアドレスに対して送信
するものである。

【００３３】次に、携帯端末１０によるモニタ付親機２
の設定情報変更について説明する。

【００３４】携帯端末１０からサーバ９の専用コンテン
ツにアクセスし、ＧＵＩ（graphical user interface）
によりモニタ付親機２の設定情報（または本システムの
設定情報、例えば、転送モードのＯＮ／ＯＦＦ、Ｅ−ｍ
ａｉｌ送信先、転送先電話番号など）を変更する。これ
により、サーバ９にて変更内容や要求処理を記述したテ
キストファイルが生成され、モニタ付親機２のＰＨＳカ
ード３に対してサーバ９から発呼、切断が行われる。モ
ニタ付親機２では、ＰＨＳカード３に着信を受けると、
ＰＨＳ網４若しくはＡＤＳＬ網６からＨＴＴＰまたはＦ
ＴＰリクエストによってサーバ９で生成されたテキスト
ファイルを取得する。モニタ付親機２は、テキストファ
イルを受け取るとその内容を解析して処理要求、変更内
容を認知し、当該モニタ付親機２の設定を変更して、変
更した旨をサーバ９に送信してサーバ９のデータベース
を更新する。

【００３５】なお、携帯端末１０からはモニタ付親機２
や本システムの設定情報のほかに画像アップロード等の
要求を行うことができる。これは、画像転送モードをＯ
ＦＦに設定していた場合に、サーバ９にアップロードさ
れずモニタ付親機２内に蓄積されたままの録画画像を、
携帯端末１０からサーバ９にアップロードする処理で、
携帯端末１０によるＧＵＩ操作によって要求する。携帯
端末１０から要求が行われると、設定情報変更の場合と
同様に、処理要求を記述したテキストファイルが生成さ
れモニタ付親機２のＰＨＳカード３に発呼、切断が行わ
れる。モニタ付親機２は、テキストファイルを解析して
処理要求が画像アップロードであると認知すると、前述
した録画画像のアップロード処理を行う。

【００３６】最後に携帯端末１０への子機呼出の転送に
ついて説明する。

【００３７】モニタ付親機２の転送設定ボタン２９を操
作して、転送モードを音声転送にセットする。来客によ
ってカメラ付玄関子機１の呼出ボタン１５が押下される
と、予めモニタ付親機２や携帯端末１０から設定された
転送先電話番号に対してＰＨＳカード３からダイアルさ
れる。ダイアルされた携帯端末１０の所持者は携帯端末
１０の通話ボタンを、モニタ付親機２からの音声ガイダ
ンスに従って、例えば「＊＊」と操作することにより、
モニタ付親機２のＦＲＯＭ３３内の通話路形成プログラ
ムがＰＢ信号を検出して、携帯端末１０とカメラ付玄関
子機１との通話路を形成する。

【００３８】なお、このような通信を制御するソフトウ
ェアを最新のソフトウエアにバージョンアップするに
は、モニタ付親機２の設定ボタン３９を操作して、サー
バ９にアクセスし必要な情報をダウンロードすることに
より行うことができる。

【００３９】また、上述した本発明のテレビドアホンシ
ステムにおいては、モニタ付親機２は親機用無線通信機
能と親機用有線通信機能とを有していたが、これに限ら
ず、この２つの機能のうち何れか１つの機能だけを有し
ていても、モニタ付親機２およびサーバ９間の通信を行
うことができる。

【００４０】また、上述した本発明のテレビドアホンシ
ステムにおいては、携帯端末１０で利用する無線基地局
５０をインターネット８に接続していたが、これに限ら
ず、この無線基地局５０を直接、サーバ９と信号送受可
能に接続してもよい。

【００４１】また、上述した本発明のテレビドアホンシ
ステムにおいては、モニタ付親機２はハンズフリー通話
に対応した構成のものであったが、これに限らず、マイ
ク、レシーバを内蔵したハンドセットを備えたモニタ付
親機でもよい。

【００４２】また、本発明のテレビドアホンシステムで
使用されるセンサカメラ１７は、カメラ付玄関子機１に
内蔵してもよい。

【００４３】また、本発明のテレビドアホンシステムで
使用されるサーバは、専用サーバが好ましいが限定され
ず、録画画像等をアップロードやダウンロードすること
ができれば他の目的と兼用されたサーバでもよい。

【００４４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるテレビドアホンシステムによれば、サーバを設置
し、モニタ付親機に通信機能を持たせることで、留守中
の来客の録画画像を、サーバを介して外出先から携帯端
末で参照でき、また、留守中の来客の子機呼出に外出先
から携帯端末で対応、さらに、外出先からモニタ付親機
の設定を変更できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のテレビドアホンシステムによる好まし
い実施の形態例を示すシステム構成図。

【図２】本発明によるテレビドアホンシステムのブロッ
ク図。

【符号の説明】

１・・・・・カメラ付玄関子機２・・・・・モニタ付親機９・・・・・サーバ１０・・・・・携帯端末１２・・・・・カメラ１７・・・・・センサカメラ２８・・・・・ＣＰＵ２９・・・・・転送設定ボタン３８・・・・・録画装置３９・・・・・設定ボタン４１・・・・・モニタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｈ (72)発明者村田嘉利愛知県名古屋市中区栄４丁目１番８号株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海内 (72)発明者水野好則愛知県名古屋市中区栄４丁目１番８号株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海内 (72)発明者都築佳生愛知県名古屋市中区栄４丁目１番８号株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ東海内Ｆターム(参考） 5C054 AA05 CD06 CH04 DA07 DA08 EA07 EG01 GA04 HA22 5K024 BB04 CC11 DD01 DD02 FF04 5K038 CC02 DD15 DD22 DD23 FF01 FF12 GG03 5K101 LL01 LL04 NN06 NN14 NN18

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】訪問者をカメラ（１２）で撮像するカメラ
付玄関子機（１）、前記カメラ付玄関子機に接続され前
記カメラで撮像した画像を録画装置（３８）で録画する
カメラ録画機能、録画された画像をモニタ（４１）で再
生する再生機能を有するモニタ付親機（２）で構成さ
れ、前記モニタ付親機は、親機用無線通信機能と親機用有線
通信機能の少なくとも１つの機能を持ち、親機用無線通
信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネ
ットワークを使用してサーバ（９）に接続可能であり、前記モニタ付親機で録画した画像を前記モニタ付親機の
転送設定ボタン（２９）を操作することにより、前記親
機用無線通信と前記汎用ネットワーク若しくは前記親機
用有線通信と前記汎用ネットワークを使用して前記サー
バにアップロードするＣＰＵ（２８）を備えたことを特
徴とするテレビドアホンシステム。
【請求項２】訪問者をカメラ（１２）で撮像するカメラ
付玄関子機（１）、前記カメラ付玄関子機に接続され前
記カメラで撮像した画像を録画装置（３８）で録画する
カメラ録画機能、録画された画像をモニタ（４１）で再
生する再生機能を有するモニタ付親機（２）で構成さ
れ、前記モニタ付親機は、親機用無線通信機能と親機用有線
通信機能の少なくとも１つの機能を持ち、親機用無線通
信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネ
ットワークを使用してサーバ（９）に接続可能であり、
かつセンサカメラ（１７）に接続可能であり、前記センサカメラにより撮影された画像を前記モニタ付
親機の転送設定ボタン（２９）の操作により前記親機用
無線通信と前記汎用ネットワーク若しくは前記親機用有
線通信と前記汎用ネットワークを使用して前記サーバに
アップロードするＣＰＵ（２８）を備えたことを特徴と
するテレビドアホンシステム。
【請求項３】前記サーバにアップロードされた録画画像
を参照できるブラウジング機能やメール機能等を持つ携
帯端末（１０）を備えたことを特徴とする請求項１また
は請求項２記載のテレビドアホンシステム。
【請求項４】前記ＣＰＵは、前記モニタ付親機の設定ボ
タン（３９）の操作により前記録画装置で録画された旨
の情報および／または前記センサカメラにより撮影され
た旨の情報を、前記親機用無線通信と前記汎用ネットワ
ーク若しくは前記親機用有線通信と前記汎用ネットワー
クを使用し、前記サーバを介してブラウジング機能やメ
ール機能等を持つ携帯端末（１０）にＥ−ｍａｉｌで通
知するものであることを特徴とする請求項１または請求
項２記載のテレビドアホンシステム。
【請求項５】訪問者をカメラ（１２）で撮像するカメラ
付玄関子機（１）、前記カメラ付玄関子機に接続され前
記カメラで撮像した画像を録画装置（３８）で録画する
カメラ録画機能、録画された画像をモニタ（４１）で再
生する再生機能を有するモニタ付親機（２）で構成さ
れ、前記モニタ付親機は、親機用無線通信機能と親機用有線
通信機能の少なくとも１つの機能を持ち、親機用無線通
信と汎用ネットワーク若しくは親機用有線通信と汎用ネ
ットワークを使用してサーバ（９）に接続可能であり、前記モニタ付親機は、前記サーバからの前記親機用無線
通信による前記モニタ付親機への着信を検出してブラウ
ジング機能やメール機能等を持つ携帯端末（１０）から
何らかの要求があったことを認知して前記サーバにその
内容を問い合わせた結果、前記携帯端末から前記モニタ
付親機の設定情報の変更要求または前記モニタ付親機の
その時点での設定情報の通知要求があったことを認知す
るとき前記親機用無線通信と前記汎用ネットワーク若し
くは前記親機用有線通信と前記汎用ネットワークを使用
して前記変更要求の場合には前記サーバより必要な情報
をダウンロードして前記モニタ付親機の情報を書き換
え、前記通知要求の場合には前記サーバに必要な情報を
アップロードして前記サーバの情報を書き換えるもので
あることを特徴とするテレビドアホンシステム。
【請求項６】前記モニタ付親機は、前記サーバにアップ
ロードされた録画画像を前記携帯端末から参照する際
に、前記携帯端末からアクセスするコンテンツのパスワ
ードを、前記親機用無線通信と前記汎用ネットワーク若
しくは前記親機用有線通信と前記汎用ネットワークを使
用して変更するものであることを特徴とする請求項３記
載のテレビドアホンシステム。
【請求項７】前記携帯端末は、前記サーバにアップロー
ドされた録画画像を参照する際に、前記携帯端末からア
クセスするコンテンツのパスワードを、前記携帯端末用
の無線通信を使用して変更するものであることを特徴と
する請求項３記載のテレビドアホンシステム。
【請求項８】前記モニタ付親機は、前記親機用無線通信
と前記汎用ネットワーク若しくは前記親機用有線通信と
前記汎用ネットワークを使用して前記サーバにアクセス
し必要な情報をダウンロードすることで、前記モニタ付
親機内のソフトウェアのバージョンアップを行うもので
あることを特徴とする請求項１乃至請求項７の何れか１
項記載のテレビドアホンシステム。
【請求項９】前記モニタ付親機は、留守中の来客による
子機からの呼び出しを前記親機用無線通信と前記汎用ネ
ットワークと前記携帯端末用無線通信若しくは前記親機
用有線通信と前記汎用ネットワークと前記携帯端末用無
線通信を使用して前記モニタ付親機の設定ボタン（３
９）で設定された電話番号に転送し、リアルタイムな通
話を行うものであることを特徴とする請求項１乃至請求
項８の何れか１項記載のテレビドアホンシステム。
【請求項１０】前記モニタ付親機は、留守中の来客によ
る子機からの呼び出しを前記親機用無線通信と前記汎用
ネットワークと前記携帯端末用無線通信若しくは前記親
機用有線通信と前記汎用ネットワークと前記携帯端末用
無線通信を使用して前記携帯端末から前記サーバを経て
前記モニタ付親機に設定された電話番号に転送し、リア
ルタイムな通話を行うものであることを特徴とする請求
項１乃至請求項８の何れか１項記載のテレビドアホンシ
ステム。