JP2003283378A - 同期判定装置および同期判定方法 - Google Patents
同期判定装置および同期判定方法Info
- Publication number
- JP2003283378A JP2003283378A JP2002085164A JP2002085164A JP2003283378A JP 2003283378 A JP2003283378 A JP 2003283378A JP 2002085164 A JP2002085164 A JP 2002085164A JP 2002085164 A JP2002085164 A JP 2002085164A JP 2003283378 A JP2003283378 A JP 2003283378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- synchronization
- signal
- correlation
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 同期判定において誤同期を防止し、同期
性能および受信品質を向上させること。 【解決手段】 同期検波部106は、パイロットコード
を用いて受信信号の同期検波を行う。コード発生器10
1は、所定のN種類のコードを発生させる。相関器10
2−1〜102−Nは、コード発生器101で発生した
コードを用いて同期検波後の受信信号の相関演算をそれ
ぞれ行う。最大相関値検出器201は、このN個の相関
値のうち最大相関値を検出する。比較器203は、最大
相関値と閾値とを比較する。同期状態決定器204は、
この比較結果をもとに、現在の同期状態を決定する。
性能および受信品質を向上させること。 【解決手段】 同期検波部106は、パイロットコード
を用いて受信信号の同期検波を行う。コード発生器10
1は、所定のN種類のコードを発生させる。相関器10
2−1〜102−Nは、コード発生器101で発生した
コードを用いて同期検波後の受信信号の相関演算をそれ
ぞれ行う。最大相関値検出器201は、このN個の相関
値のうち最大相関値を検出する。比較器203は、最大
相関値と閾値とを比較する。同期状態決定器204は、
この比較結果をもとに、現在の同期状態を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に適用される同期判定装置および同期判定方法に関す
る。
に適用される同期判定装置および同期判定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムでは、送信装置およ
び受信装置のいずれか一方または双方が移動することが
多いため、送信装置により送信信号が送信された時点か
らこの送信信号が受信装置に受信されるまでの時間(す
なわち伝播遅延時間)は変化する。そのため、受信装置
は、送信装置から送られてくる信号と同期をとる必要が
ある。
び受信装置のいずれか一方または双方が移動することが
多いため、送信装置により送信信号が送信された時点か
らこの送信信号が受信装置に受信されるまでの時間(す
なわち伝播遅延時間)は変化する。そのため、受信装置
は、送信装置から送られてくる信号と同期をとる必要が
ある。
【0003】特に、CDMA(Code Division Multiple
Access)方式の受信装置では、所定のタイミング(同
期保持状態)で受信信号に拡散符号を乗算して、拡散前
の信号を復元する必要があるため、拡散符号と受信信号
との同期が保持できているか、はずれているかを判定す
ることは重要である。
Access)方式の受信装置では、所定のタイミング(同
期保持状態)で受信信号に拡散符号を乗算して、拡散前
の信号を復元する必要があるため、拡散符号と受信信号
との同期が保持できているか、はずれているかを判定す
ることは重要である。
【0004】そして、同期保持状態であれば、受信側の
拡散符号と受信信号との同期タイミングを検出する同期
タイミング検出処理は、同期捕捉処理(完全に非同期な
状態から同期タイミングを探し出す処理)から同期追従
処理(同期タイミングを保持し、さらに細かい精度で同
期タイミングを微調整する処理)へと移る。また同期は
ずれ状態であれば、同期捕捉処理を続けるように動作す
る。
拡散符号と受信信号との同期タイミングを検出する同期
タイミング検出処理は、同期捕捉処理(完全に非同期な
状態から同期タイミングを探し出す処理)から同期追従
処理(同期タイミングを保持し、さらに細かい精度で同
期タイミングを微調整する処理)へと移る。また同期は
ずれ状態であれば、同期捕捉処理を続けるように動作す
る。
【0005】同期判定が正しく行われず、真の同期タイ
ミングにもかかわらず同期はずれ状態と判定されれば、
同期捕捉処理から同期追従処理に移れず、精度良くデー
タ復調を行うことができなくなる。また、真の同期タイ
ミングでないにもかかわらず同期保持状態と判定されれ
ば、データは正しく復調することができなくなる。この
ため、精度の良い同期判定は不可欠である。
ミングにもかかわらず同期はずれ状態と判定されれば、
同期捕捉処理から同期追従処理に移れず、精度良くデー
タ復調を行うことができなくなる。また、真の同期タイ
ミングでないにもかかわらず同期保持状態と判定されれ
ば、データは正しく復調することができなくなる。この
ため、精度の良い同期判定は不可欠である。
【0006】従来の同期判定装置は、受信したパイロッ
トシンボル(送受信間でビットパターンが既知のシンボ
ル)の硬判定値と既知パターンとの不一致ビット数(以
下、エラービット数という)に基づいて同期判定する方
法が用いられている。
トシンボル(送受信間でビットパターンが既知のシンボ
ル)の硬判定値と既知パターンとの不一致ビット数(以
下、エラービット数という)に基づいて同期判定する方
法が用いられている。
【0007】図13は、従来の同期判定装置の構成の一
例を説明するためのブロック図である。
例を説明するためのブロック図である。
【0008】この装置は、アンテナ1200、同期検波
部1201、エラービット数算出部1207、および同
期状態判定部1208を有する。
部1201、エラービット数算出部1207、および同
期状態判定部1208を有する。
【0009】同期検波部1201は、アンテナ1200
で受信したパイロットシンボル(受信PL)が伝搬路で
受けたフェージングによる位相変動を推定し、PLコー
ド発生器1203から発生される受信側で既知のパイロ
ットコード(PLコード)を用いて、パイロットシンボ
ルの位相変動補償(同期検波)を行う。
で受信したパイロットシンボル(受信PL)が伝搬路で
受けたフェージングによる位相変動を推定し、PLコー
ド発生器1203から発生される受信側で既知のパイロ
ットコード(PLコード)を用いて、パイロットシンボ
ルの位相変動補償(同期検波)を行う。
【0010】エラービット数算出器1202は、受信パ
イロットシンボルの硬判定値とPLコード発生器120
3から出力されるパイロットパターンとをビット照合
し、一致しないビット数、すなわち、同期検波後の受信
パイロットシンボルのエラービット数を算出する。
イロットシンボルの硬判定値とPLコード発生器120
3から出力されるパイロットパターンとをビット照合
し、一致しないビット数、すなわち、同期検波後の受信
パイロットシンボルのエラービット数を算出する。
【0011】比較器1204は、エラービット数算出器
1202で算出されたこのパイロットコードのエラービ
ット数と許容エラービット数設定器1205から出力さ
れる許容エラービット数とを比較し、結果を同期状態決
定器1206に出力する。
1202で算出されたこのパイロットコードのエラービ
ット数と許容エラービット数設定器1205から出力さ
れる許容エラービット数とを比較し、結果を同期状態決
定器1206に出力する。
【0012】同期状態決定器1206は、比較器120
4の比較結果より、現在の同期状態が同期保持状態にあ
るのか、あるいは同期はずれ状態にあるのかを決定す
る。
4の比較結果より、現在の同期状態が同期保持状態にあ
るのか、あるいは同期はずれ状態にあるのかを決定す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
同期判定装置は、雑音の影響を大きく受けたパイロット
信号が受信されたときにおいても、同期検波後の受信パ
イロット信号のエラービット数が、真に希望波信号が同
期保持された状態におけるエラービット数と変わらない
ほど小さくなることがある。この場合、同期判定におい
て、同期保持と判定されてしまう誤同期が起こりやすく
なる。
同期判定装置は、雑音の影響を大きく受けたパイロット
信号が受信されたときにおいても、同期検波後の受信パ
イロット信号のエラービット数が、真に希望波信号が同
期保持された状態におけるエラービット数と変わらない
ほど小さくなることがある。この場合、同期判定におい
て、同期保持と判定されてしまう誤同期が起こりやすく
なる。
【0014】この誤同期が起こる理由として、次のこと
があげられる。
があげられる。
【0015】同期検波は、位相変動量を複数シンボル間
で平均化して算出したチャネル推定値を用いて、短区間
内の受信パイロット信号が既知のパイロットパターンに
最も近くなるように位相を調節する(詳細な原理につい
ては実施の形態にて後述する)。
で平均化して算出したチャネル推定値を用いて、短区間
内の受信パイロット信号が既知のパイロットパターンに
最も近くなるように位相を調節する(詳細な原理につい
ては実施の形態にて後述する)。
【0016】つまり、同期検波により受信パイロットシ
ンボルのエラービット数が最も少なくなるように位相が
調整されるため、同期検波後の受信パイロット信号の誤
りが少なくなる方向に作用して誤同期が起こりやすくな
る。これは、同期検波と同期判定において同一のコード
を使用していることから生じる。
ンボルのエラービット数が最も少なくなるように位相が
調整されるため、同期検波後の受信パイロット信号の誤
りが少なくなる方向に作用して誤同期が起こりやすくな
る。これは、同期検波と同期判定において同一のコード
を使用していることから生じる。
【0017】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、誤同期を防止することができ、同期性能および
受信品質を向上させることができる同期判定装置および
同期判定方法を提供することを目的とする。
であり、誤同期を防止することができ、同期性能および
受信品質を向上させることができる同期判定装置および
同期判定方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の同期判定装置
は、受信信号に周期的に含まれる信号であって前記受信
信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に用いられ
る第1信号とは異なる信号である第2信号を取得する取
得手段と、少なくとも前記取得手段によって取得された
第2信号に基づいて、前記受信信号の同期状態を判定す
る判定手段と、を有する構成を採る。
は、受信信号に周期的に含まれる信号であって前記受信
信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に用いられ
る第1信号とは異なる信号である第2信号を取得する取
得手段と、少なくとも前記取得手段によって取得された
第2信号に基づいて、前記受信信号の同期状態を判定す
る判定手段と、を有する構成を採る。
【0019】この構成によれば、受信信号に周期的に含
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
【0020】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記判定手段は、前記取得手段によって取得され
た第2信号を用いて前記受信信号の相関演算を行う相関
演算部と、前記相関演算部の相関結果に基づいて前記受
信信号の同期状態を判定する判定部と、を有する構成を
採る。
いて、前記判定手段は、前記取得手段によって取得され
た第2信号を用いて前記受信信号の相関演算を行う相関
演算部と、前記相関演算部の相関結果に基づいて前記受
信信号の同期状態を判定する判定部と、を有する構成を
採る。
【0021】この構成によれば、相関演算により同期状
態を判定するため、高速に同期判定をすることができ、
同期性能および受信品質を向上させることができる。
態を判定するため、高速に同期判定をすることができ、
同期性能および受信品質を向上させることができる。
【0022】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記取得手段は、第2信号を特定することができ
ない場合に、前記受信信号に周期的に含まれる可能性が
ある信号であって前記第1信号とは異なる信号の全てを
第2信号として取得し、前記相関演算部は、前記取得手
段によって取得された第2信号と前記受信信号との相関
値を求める相関部を有し、前記判定部は、前記相関手段
によって求められた相関値の最大値を検出する検出部
と、前記検出部によって検出された最大値と所定の閾値
とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づい
て前記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有す
る構成を採る。
いて、前記取得手段は、第2信号を特定することができ
ない場合に、前記受信信号に周期的に含まれる可能性が
ある信号であって前記第1信号とは異なる信号の全てを
第2信号として取得し、前記相関演算部は、前記取得手
段によって取得された第2信号と前記受信信号との相関
値を求める相関部を有し、前記判定部は、前記相関手段
によって求められた相関値の最大値を検出する検出部
と、前記検出部によって検出された最大値と所定の閾値
とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づい
て前記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有す
る構成を採る。
【0023】この構成によれば、第2信号が複数ある場
合に、全ての第2信号と受信信号との相関値を求め、そ
の相関値の最大値と閾値とを比較して同期状態を判定す
るため、第2信号が特定されていない場合でも相関演算
をして同期状態を判定することができ、同期性能および
受信品質を向上させることができる。
合に、全ての第2信号と受信信号との相関値を求め、そ
の相関値の最大値と閾値とを比較して同期状態を判定す
るため、第2信号が特定されていない場合でも相関演算
をして同期状態を判定することができ、同期性能および
受信品質を向上させることができる。
【0024】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記取得手段は、送信対象に応じて前記受信信号
に周期的に含まれる可能性がある信号であって前記第1
信号とは異なる信号が限定される場合に、当該限定され
た信号の全てを第2信号として取得する構成を採る。
いて、前記取得手段は、送信対象に応じて前記受信信号
に周期的に含まれる可能性がある信号であって前記第1
信号とは異なる信号が限定される場合に、当該限定され
た信号の全てを第2信号として取得する構成を採る。
【0025】この構成によれば、第2信号が複数ある場
合に、送信される可能性のある第2信号のみを用いて相
関演算するため、真の相関値を検出する確率を高くする
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。また、相関部の数を減らすことができ、回路
規模を小さくすることができる。
合に、送信される可能性のある第2信号のみを用いて相
関演算するため、真の相関値を検出する確率を高くする
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。また、相関部の数を減らすことができ、回路
規模を小さくすることができる。
【0026】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記判定部は、前記相関部によって得られた相関
値の、前記検出部によって検出された最大値を除いた平
均値を算出する算出部と、前記平均値に基づいて前記比
較部で使用される閾値を設定する第1設定部と、をさら
に有する構成を採る。
いて、前記判定部は、前記相関部によって得られた相関
値の、前記検出部によって検出された最大値を除いた平
均値を算出する算出部と、前記平均値に基づいて前記比
較部で使用される閾値を設定する第1設定部と、をさら
に有する構成を採る。
【0027】この構成によれば、相関部によって得られ
た複数の相関値の、最大値を除いた平均値を算出し、こ
の平均値に基づいて比較部で使用される閾値を設定する
ため、雑音レベルによらない最適な閾値を設定すること
ができ、同期性能および受信品質を向上させることがで
きる。
た複数の相関値の、最大値を除いた平均値を算出し、こ
の平均値に基づいて比較部で使用される閾値を設定する
ため、雑音レベルによらない最適な閾値を設定すること
ができ、同期性能および受信品質を向上させることがで
きる。
【0028】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記判定部は、前記受信信号の受信品質に基づい
て前記比較部で使用される閾値を設定する第2設定部を
さらに有する構成を採る。
いて、前記判定部は、前記受信信号の受信品質に基づい
て前記比較部で使用される閾値を設定する第2設定部を
さらに有する構成を採る。
【0029】この構成によれば、受信信号の受信品質に
基づいて比較部で使用される閾値を設定するため、受信
品質に応じた最適な閾値を設定することができ、同期性
能および受信品質を向上させることができる。
基づいて比較部で使用される閾値を設定するため、受信
品質に応じた最適な閾値を設定することができ、同期性
能および受信品質を向上させることができる。
【0030】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記検出部は、前記相関部によって得られた相関
値のうち、送信対象に応じて前記受信信号に周期的に含
まれる可能性がある信号であって前記第1信号とは異な
る信号が限定される場合に、当該限定された信号に対応
する相関値から、最大値を検出する構成を採る。
いて、前記検出部は、前記相関部によって得られた相関
値のうち、送信対象に応じて前記受信信号に周期的に含
まれる可能性がある信号であって前記第1信号とは異な
る信号が限定される場合に、当該限定された信号に対応
する相関値から、最大値を検出する構成を採る。
【0031】この構成によれば、第2信号が複数ある場
合に全ての第2信号を取得し、検出部は、相関部によっ
て得られた複数の相関値のうち、送信される可能性のあ
る第2信号に対応する相関値から最大値を検出するた
め、真の相関値を検出する確率を高くすることができ、
同期性能および受信品質を向上させることができる。
合に全ての第2信号を取得し、検出部は、相関部によっ
て得られた複数の相関値のうち、送信される可能性のあ
る第2信号に対応する相関値から最大値を検出するた
め、真の相関値を検出する確率を高くすることができ、
同期性能および受信品質を向上させることができる。
【0032】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記検出部によって検出された最
大値が所定の閾値以上である場合に、同期保持状態と決
定する構成を採る。
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記検出部によって検出された最
大値が所定の閾値以上である場合に、同期保持状態と決
定する構成を採る。
【0033】この構成によれば、検出された最大値が所
定の回数連続して閾値以上である場合に、同期保持状態
と決定するため、雑音による誤判定を低減することがで
き、同期性能および受信品質を向上させることができ
る。
定の回数連続して閾値以上である場合に、同期保持状態
と決定するため、雑音による誤判定を低減することがで
き、同期性能および受信品質を向上させることができ
る。
【0034】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記検出部によって検出された最
大値が所定の閾値以下である場合に、同期はずれ状態と
決定する構成を採る。
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記検出部によって検出された最
大値が所定の閾値以下である場合に、同期はずれ状態と
決定する構成を採る。
【0035】この構成によれば、検出された最大値が所
定の回数連続して閾値以下である場合に、同期はずれ状
態と決定するため、雑音による誤判定を低減することが
でき、同期性能および受信品質を向上させることができ
る。
定の回数連続して閾値以下である場合に、同期はずれ状
態と決定するため、雑音による誤判定を低減することが
でき、同期性能および受信品質を向上させることができ
る。
【0036】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記相関演算部は、前記取得手段によって取得さ
れた第2信号と前記受信信号との相関値を求める相関部
と、複数の前記周期にわたって同一の前記第2信号が前
記受信信号に含まれる場合に、前記相関部によって求め
られた相関値の当該複数の前記周期における平均相関値
を算出する算出部と、を有し、前記判定部は、前記相関
演算部によって求められた平均相関値と所定の閾値とを
比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて前
記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有する構
成を採る。
いて、前記相関演算部は、前記取得手段によって取得さ
れた第2信号と前記受信信号との相関値を求める相関部
と、複数の前記周期にわたって同一の前記第2信号が前
記受信信号に含まれる場合に、前記相関部によって求め
られた相関値の当該複数の前記周期における平均相関値
を算出する算出部と、を有し、前記判定部は、前記相関
演算部によって求められた平均相関値と所定の閾値とを
比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて前
記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有する構
成を採る。
【0037】この構成によれば、複数周期にわたって同
一の第2信号が受信信号に含まれる場合に、当該複数周
期における平均相関値を算出し、閾値と比較することに
より、同期状態を決定するため、雑音による誤判定を低
減でき、同期性能および受信品質を向上させることがで
きる。
一の第2信号が受信信号に含まれる場合に、当該複数周
期における平均相関値を算出し、閾値と比較することに
より、同期状態を決定するため、雑音による誤判定を低
減でき、同期性能および受信品質を向上させることがで
きる。
【0038】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記判定部は、前記算出部で平均相関値を算出す
る際に用いた複数の前記周期に基づいて、前記比較部で
使用される閾値を設定する第3設定部をさらに有する構
成を採る。
いて、前記判定部は、前記算出部で平均相関値を算出す
る際に用いた複数の前記周期に基づいて、前記比較部で
使用される閾値を設定する第3設定部をさらに有する構
成を採る。
【0039】この構成によれば、上記複数周期に基づい
て比較部で使用される閾値を設定するため、平均相関値
の信頼度に応じた閾値を設定することができ、同期性能
および受信品質を向上させることができる。
て比較部で使用される閾値を設定するため、平均相関値
の信頼度に応じた閾値を設定することができ、同期性能
および受信品質を向上させることができる。
【0040】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記相関演算部によって求められ
た平均相関値が所定の閾値以上である場合に、同期保持
状態と決定する構成を採る。
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記相関演算部によって求められ
た平均相関値が所定の閾値以上である場合に、同期保持
状態と決定する構成を採る。
【0041】この構成によれば、平均相関値が所定の回
数連続して閾値以上である場合に、同期保持状態と決定
するため、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状態
を瞬時に判定することができ、同期性能および受信品質
を向上させることができる。
数連続して閾値以上である場合に、同期保持状態と決定
するため、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状態
を瞬時に判定することができ、同期性能および受信品質
を向上させることができる。
【0042】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記相関演算部によって求められ
た平均相関値が所定の閾値以下である場合に、同期はず
れ状態と決定する構成を採る。
いて、前記決定部は、前記比較部の比較結果において、
所定の回数連続して、前記相関演算部によって求められ
た平均相関値が所定の閾値以下である場合に、同期はず
れ状態と決定する構成を採る。
【0043】この構成によれば、平均相関値が所定の回
数連続して閾値以下である場合に、同期はずれ状態と決
定するため、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状
態を瞬時に判定することができ、同期性能および受信品
質を向上させることができる。
数連続して閾値以下である場合に、同期はずれ状態と決
定するため、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状
態を瞬時に判定することができ、同期性能および受信品
質を向上させることができる。
【0044】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記判定部は、前記算出部で平均相関値を算出す
る際に用いた複数の前記周期に基づいて、前記決定部で
使用される所定の回数を設定する第4設定部、をさらに
有する構成を採る。
いて、前記判定部は、前記算出部で平均相関値を算出す
る際に用いた複数の前記周期に基づいて、前記決定部で
使用される所定の回数を設定する第4設定部、をさらに
有する構成を採る。
【0045】この構成によれば、平均相関値を算出する
際の複数周期に基づいて前記決定部で使用される所定の
回数を設定するため、平均相関値の信頼度に応じて同期
状態を判定することができ、同期性能および受信品質を
向上させることができる。
際の複数周期に基づいて前記決定部で使用される所定の
回数を設定するため、平均相関値の信頼度に応じて同期
状態を判定することができ、同期性能および受信品質を
向上させることができる。
【0046】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記取得手段は、第2信号を特定することができ
ない場合に、前記受信信号に周期的に含まれる可能性が
ある信号であって前記第1信号とは異なる信号の全てを
第2信号として取得し、前記相関演算部は、前記取得手
段によって取得された第2信号と前記受信信号との相関
値を求める相関部を有し、前記判定部は、前記相関手段
によって求められた相関値の最大値を検出する第1検出
部と、前記第1検出部によって検出された最大値に対応
する第2信号を検出する第2検出部と、前記第2検出部
によって検出された第2信号と前記第2検出部によって
1周期前に検出された第2信号とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、を有する構成を採る。
いて、前記取得手段は、第2信号を特定することができ
ない場合に、前記受信信号に周期的に含まれる可能性が
ある信号であって前記第1信号とは異なる信号の全てを
第2信号として取得し、前記相関演算部は、前記取得手
段によって取得された第2信号と前記受信信号との相関
値を求める相関部を有し、前記判定部は、前記相関手段
によって求められた相関値の最大値を検出する第1検出
部と、前記第1検出部によって検出された最大値に対応
する第2信号を検出する第2検出部と、前記第2検出部
によって検出された第2信号と前記第2検出部によって
1周期前に検出された第2信号とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、を有する構成を採る。
【0047】この構成によれば、複数周期に渡って最大
相関値が同一の場合に、同期保持状態と決定するため、
閾値を設定せずに同期状態を判定でき、上記と同様の作
用効果を簡単な回路構成により実現することができる。
相関値が同一の場合に、同期保持状態と決定するため、
閾値を設定せずに同期状態を判定でき、上記と同様の作
用効果を簡単な回路構成により実現することができる。
【0048】本発明の同期判定装置は、上記の構成にお
いて、前記取得手段は、前記第2信号が2系統ある場合
のそれぞれの第2信号を取得し、前記相関演算部は、前
記取得手段によって取得された2系統の第2信号と前記
受信信号との相関値を求める相関部を有し、前記判定部
は、前記相関手段によって求められた2系統の相関値の
それぞれの最大値を検出する検出部と、前記検出部によ
って検出されたそれぞれの最大値を重み付け加算する加
算部と、前記加算部によって得られた加算値と所定の閾
値とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づ
いて前記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有
する構成を採る。
いて、前記取得手段は、前記第2信号が2系統ある場合
のそれぞれの第2信号を取得し、前記相関演算部は、前
記取得手段によって取得された2系統の第2信号と前記
受信信号との相関値を求める相関部を有し、前記判定部
は、前記相関手段によって求められた2系統の相関値の
それぞれの最大値を検出する検出部と、前記検出部によ
って検出されたそれぞれの最大値を重み付け加算する加
算部と、前記加算部によって得られた加算値と所定の閾
値とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づ
いて前記受信信号の同期状態を決定する決定部と、を有
する構成を採る。
【0049】この構成によれば、複数系統のデータの相
関値を使い、その相関値を信頼度に応じて重み付け加算
した相関値を使い同期状態を判定するため、いずれかの
系統のデータの信頼性が低いときにも同期判定をするこ
とができ、同期性能および受信品質を向上させることが
できる。
関値を使い、その相関値を信頼度に応じて重み付け加算
した相関値を使い同期状態を判定するため、いずれかの
系統のデータの信頼性が低いときにも同期判定をするこ
とができ、同期性能および受信品質を向上させることが
できる。
【0050】本発明の同期判定装置は、上記いずれかに
記載の同期判定装置において、前記第2信号は、TFC
I符号またはサイト選択ダイバーシティ送信時のFBI
符号のいずれかである構成を採る。
記載の同期判定装置において、前記第2信号は、TFC
I符号またはサイト選択ダイバーシティ送信時のFBI
符号のいずれかである構成を採る。
【0051】この構成によれば、TFCI情報を復号す
る際に算出済の相関値を転用することができるTFCI
符号、または、基地局のID情報を復号する際に算出済
の相関値を転用することができるサイト選択ダイバーシ
ティ送信時のFBI符号のいずれかを用い同期判定する
ため、同期判定の処理負荷を大きく増加させずに同期判
定をすることができる。
る際に算出済の相関値を転用することができるTFCI
符号、または、基地局のID情報を復号する際に算出済
の相関値を転用することができるサイト選択ダイバーシ
ティ送信時のFBI符号のいずれかを用い同期判定する
ため、同期判定の処理負荷を大きく増加させずに同期判
定をすることができる。
【0052】本発明の同期判定装置は、上記いずれかに
記載の同期判定装置において、前記第2信号は、2系統
のうち一方の系統はTFCI符号であり、他方の系統で
はサイト選択ダイバーシティ送信時のFBI符号である
構成を採る。
記載の同期判定装置において、前記第2信号は、2系統
のうち一方の系統はTFCI符号であり、他方の系統で
はサイト選択ダイバーシティ送信時のFBI符号である
構成を採る。
【0053】この構成によれば、TFCI符号およびサ
イト選択ダイバーシティ送信時のFBI符号の両者を用
いて同期判定するため、一方の受信状態が悪化しても同
期判定をすることができ、同期性能および受信品質を向
上させることができる。
イト選択ダイバーシティ送信時のFBI符号の両者を用
いて同期判定するため、一方の受信状態が悪化しても同
期判定をすることができ、同期性能および受信品質を向
上させることができる。
【0054】本発明の通信端末装置は、上記いずれかに
記載の同期判定装置を有する構成を採る。
記載の同期判定装置を有する構成を採る。
【0055】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する通信端末装置を提供することができる。
を有する通信端末装置を提供することができる。
【0056】本発明の基地局装置は、上記いずれかに記
載の同期判定装置を有する構成を採る。
載の同期判定装置を有する構成を採る。
【0057】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する基地局装置を提供することができる。
を有する基地局装置を提供することができる。
【0058】本発明の同期判定方法は、上記の構成にお
いて、受信信号に周期的に含まれる信号であって前記受
信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に用いら
れる第1信号とは異なる信号である第2信号を取得する
取得ステップと、少なくとも前記取得ステップによって
取得された第2信号に基づいて、前記受信信号の同期状
態を判定する判定ステップと、を有するようにした。
いて、受信信号に周期的に含まれる信号であって前記受
信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に用いら
れる第1信号とは異なる信号である第2信号を取得する
取得ステップと、少なくとも前記取得ステップによって
取得された第2信号に基づいて、前記受信信号の同期状
態を判定する判定ステップと、を有するようにした。
【0059】この構成によれば、受信信号に周期的に含
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
【0060】本発明の同期判定プログラムは、上記の構
成において、受信信号に周期的に含まれる信号であって
前記受信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に
用いられる第1信号とは異なる信号である第2信号を取
得する取得ステップと、少なくとも前記取得ステップに
よって取得された第2信号に基づいて、前記受信信号の
同期状態を判定する判定ステップと、をコンピュータに
実行させるようにした。
成において、受信信号に周期的に含まれる信号であって
前記受信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際に
用いられる第1信号とは異なる信号である第2信号を取
得する取得ステップと、少なくとも前記取得ステップに
よって取得された第2信号に基づいて、前記受信信号の
同期状態を判定する判定ステップと、をコンピュータに
実行させるようにした。
【0061】この構成によれば、受信信号に周期的に含
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
まれる信号であってパイロットコードとは異なる信号に
基づいて、同期状態を判定するため、誤同期を防止する
ことができ、同期性能および受信品質を向上させること
ができる。
【0062】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、受信信号に周期
的に含まれる信号であってパイロットコードとは異なる
信号に基づいて、同期状態を判定することである。
的に含まれる信号であってパイロットコードとは異なる
信号に基づいて、同期状態を判定することである。
【0063】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0064】(実施の形態1)図1および図2は、本発
明の実施の形態1に係る同期判定装置の構成の一例を示
すブロック図であり、図1は、特に相関値算出部103
の詳しい構成を示す図であり、図2は、特に同期状態判
定部104の詳しい構成を示す図である。
明の実施の形態1に係る同期判定装置の構成の一例を示
すブロック図であり、図1は、特に相関値算出部103
の詳しい構成を示す図であり、図2は、特に同期状態判
定部104の詳しい構成を示す図である。
【0065】相関値算出部103は、図1に示すよう
に、コード発生器101および相関器102−1〜10
2−Nを有する。また、同期状態判定部104は、図2
に示すように、最大相関値検出器201、閾値設定器2
02、比較器203、および同期状態決定器204を有
する。
に、コード発生器101および相関器102−1〜10
2−Nを有する。また、同期状態判定部104は、図2
に示すように、最大相関値検出器201、閾値設定器2
02、比較器203、および同期状態決定器204を有
する。
【0066】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0067】アンテナ105で受信された信号は、PL
コード発生器107によって発生されたPLコードに基
づいて、同期検波部106で同期検波(位相変動補償)
される。位相変動補償後の受信信号は、相関値算出部1
03に入力され、コード発生器101で発生したコード
に基づいて相関演算される。
コード発生器107によって発生されたPLコードに基
づいて、同期検波部106で同期検波(位相変動補償)
される。位相変動補償後の受信信号は、相関値算出部1
03に入力され、コード発生器101で発生したコード
に基づいて相関演算される。
【0068】コード発生器101は、受信信号に含まれ
るコードであって、PLコード以外の所定のコードを発
生する。ここでは、当該コードのバリエーションがN種
類ある場合を例にとって説明する。コード発生器101
によって発生するコードは、N種類のバリエーション全
て、つまり、コード1,コード2、…、コードNであ
る。
るコードであって、PLコード以外の所定のコードを発
生する。ここでは、当該コードのバリエーションがN種
類ある場合を例にとって説明する。コード発生器101
によって発生するコードは、N種類のバリエーション全
て、つまり、コード1,コード2、…、コードNであ
る。
【0069】相関器102−1〜102−Nは、受信信
号と上記N個のコードとの相関演算をそれぞれ行い、相
関値1、相関値2、…、相関値Nを算出し、同期状態判
定部104に出力する。
号と上記N個のコードとの相関演算をそれぞれ行い、相
関値1、相関値2、…、相関値Nを算出し、同期状態判
定部104に出力する。
【0070】同期状態判定部104内にある最大相関値
検出器201は、入力されたN個の相関値のうち最大の
もの(以下、最大相関値という)を検出する。
検出器201は、入力されたN個の相関値のうち最大の
もの(以下、最大相関値という)を検出する。
【0071】比較器203は、最大相関値検出器201
から出力される最大相関値と閾値設定器202から出力
される閾値とを大小比較し、比較結果を出力する。閾値
設定器202で設定される閾値は、例えば、同期保持状
態相当の最大相関値レベルより若干小さい値を設定す
る。
から出力される最大相関値と閾値設定器202から出力
される閾値とを大小比較し、比較結果を出力する。閾値
設定器202で設定される閾値は、例えば、同期保持状
態相当の最大相関値レベルより若干小さい値を設定す
る。
【0072】同期状態決定器204は、比較器203か
ら出力された大小比較結果をもとに、現在の同期状態
(同期保持状態、あるいは、同期はずれ状態)を決定
し、結果を出力する。決定方法は、例えば、以下の方法
で行う。
ら出力された大小比較結果をもとに、現在の同期状態
(同期保持状態、あるいは、同期はずれ状態)を決定
し、結果を出力する。決定方法は、例えば、以下の方法
で行う。
【0073】もし、真に同期保持状態であれば、受信信
号と実際に送信に使用されたコードとの相関値は、実際
に送信されていない(N−1)個の相関値と比較し、大
きな値になる。
号と実際に送信に使用されたコードとの相関値は、実際
に送信されていない(N−1)個の相関値と比較し、大
きな値になる。
【0074】よって、実際に送信に使用されたコードと
の相関値が、最大相関値として検出される。このとき、
閾値が正しく設定できていれば、つまり、同期保持状態
相当の最大相関値レベルより若干小さい値が設定されて
いれば、最大相関値は閾値よりも大きくなる。
の相関値が、最大相関値として検出される。このとき、
閾値が正しく設定できていれば、つまり、同期保持状態
相当の最大相関値レベルより若干小さい値が設定されて
いれば、最大相関値は閾値よりも大きくなる。
【0075】また、真に同期はずれ状態であれば、受信
信号と実際に送信に使用されたコードとの相関値はN個
全て小さくなる。このとき、閾値が正しく設定できてい
れば、最大相関値は閾値よりも小さくなる。
信号と実際に送信に使用されたコードとの相関値はN個
全て小さくなる。このとき、閾値が正しく設定できてい
れば、最大相関値は閾値よりも小さくなる。
【0076】よって、閾値との大小比較によって、
「大」ならば同期保持、「小」ならば同期はずれと、同
期状態を決定することができる。
「大」ならば同期保持、「小」ならば同期はずれと、同
期状態を決定することができる。
【0077】次に、上記構成により実現される同期判定
の効果について、図3(A)および図3(B)を用いて理論
面から説明する。
の効果について、図3(A)および図3(B)を用いて理論
面から説明する。
【0078】図3(A)は、受信信号が伝搬路で受ける位
相変動を説明するための図であり、図3(B)は、受信信
号の位相変動補償を説明するための図である。
相変動を説明するための図であり、図3(B)は、受信信
号の位相変動補償を説明するための図である。
【0079】受信時のパイロット信号S2は、図3(A)
に示すように、伝搬路でフェージング等の影響を受ける
ため、送信時のパイロット信号S1から位相がθ1だけ
変動する。ちなみに、パイロット信号S2は、雑音の影
響を低減させるため、複数シンボル間で平均化したもの
である。
に示すように、伝搬路でフェージング等の影響を受ける
ため、送信時のパイロット信号S1から位相がθ1だけ
変動する。ちなみに、パイロット信号S2は、雑音の影
響を低減させるため、複数シンボル間で平均化したもの
である。
【0080】送信時のパイロット信号S1のシンボル位
置は受信側では既知であるので、受信時のパイロット信
号S2のシンボル位置を検出することにより、位相変動
量(チャネル推定値)θ1を算出することができる。
置は受信側では既知であるので、受信時のパイロット信
号S2のシンボル位置を検出することにより、位相変動
量(チャネル推定値)θ1を算出することができる。
【0081】そして、図3(B)に示すように、求まった
チャネル推定値θ1を用いて受信パイロット信号S2の
位相変動が補償され、位相変動補償後の受信パイロット
信号S4となる。パイロット以外の信号についても同一
のチャネル推定値θ1を用いて位相変動が補償されるの
で、例えば、図3(B)に示す信号D1は位相変動補償後
に信号D2となる。
チャネル推定値θ1を用いて受信パイロット信号S2の
位相変動が補償され、位相変動補償後の受信パイロット
信号S4となる。パイロット以外の信号についても同一
のチャネル推定値θ1を用いて位相変動が補償されるの
で、例えば、図3(B)に示す信号D1は位相変動補償後
に信号D2となる。
【0082】しかし、図3(A)に示すように、受信信号
を数シンボル間で平均した後であっても、雑音N1が残
るような場合には、受信したパイロット信号はあたかも
信号S3であるかのように見える。このとき、チャネル
推定値はθ2のように算出される。
を数シンボル間で平均した後であっても、雑音N1が残
るような場合には、受信したパイロット信号はあたかも
信号S3であるかのように見える。このとき、チャネル
推定値はθ2のように算出される。
【0083】ところが、受信信号S3はチャネル推定値
θ2を用いた位相変動補償(図示せず)によって、やは
り送信時のパイロット信号S4のシンボル位置に補償さ
れることとなる。
θ2を用いた位相変動補償(図示せず)によって、やは
り送信時のパイロット信号S4のシンボル位置に補償さ
れることとなる。
【0084】従来の同期判定装置では、位相変動補償後
の受信信号S4と送信時のパイロット信号S1でビット
照合を行い、エラービットを算出する。そのため、上記
のような位相変動補償の方法の場合、雑音の影響を大き
く受けた信号であるにもかかわらずエラービットには該
当しないため、同期保持と判定されることとなる。
の受信信号S4と送信時のパイロット信号S1でビット
照合を行い、エラービットを算出する。そのため、上記
のような位相変動補償の方法の場合、雑音の影響を大き
く受けた信号であるにもかかわらずエラービットには該
当しないため、同期保持と判定されることとなる。
【0085】実際は、複数シンボル間の平均値により位
相変動補償は行われるため、必ずしもエラービットに該
当しないとは言えないが、上記のように、受信信号のエ
ラービット数が最も少なくなるように位相変動補償は行
われるため、結果として同期保持と判定される可能性は
高くなる。これは、位相変動補償(すなわち同期検波)
と同期判定において同一のコードを使用していることが
原因である。
相変動補償は行われるため、必ずしもエラービットに該
当しないとは言えないが、上記のように、受信信号のエ
ラービット数が最も少なくなるように位相変動補償は行
われるため、結果として同期保持と判定される可能性は
高くなる。これは、位相変動補償(すなわち同期検波)
と同期判定において同一のコードを使用していることが
原因である。
【0086】一方、本実施の形態では、受信信号と送信
パイロット信号S1以外の既知の信号との間で相関がと
られ、同期判定がされる。
パイロット信号S1以外の既知の信号との間で相関がと
られ、同期判定がされる。
【0087】この既知の信号は、受信したパイロット信
号があたかも信号S3であるかのように見える状況、す
なわち、チャネル推定値がθ2と算出される状況下にお
いても、雑音N1の影響を考慮しないで、θ1だけ位相
変動していると考えることができる。
号があたかも信号S3であるかのように見える状況、す
なわち、チャネル推定値がθ2と算出される状況下にお
いても、雑音N1の影響を考慮しないで、θ1だけ位相
変動していると考えることができる。
【0088】この信号もパイロット信号と同様に雑音の
影響を受けるが、パイロット信号に影響を与える雑音
と、この信号に影響を与える雑音は異なったものになる
と考えられ、また、同じ雑音であったとしても、もとも
とパイロット信号のシンボル位置とこの既知の信号のシ
ンボル位置が違うので、雑音の影響の現れ方も異なって
くるからである。
影響を受けるが、パイロット信号に影響を与える雑音
と、この信号に影響を与える雑音は異なったものになる
と考えられ、また、同じ雑音であったとしても、もとも
とパイロット信号のシンボル位置とこの既知の信号のシ
ンボル位置が違うので、雑音の影響の現れ方も異なって
くるからである。
【0089】例えば、図3(B)に示した信号D1を用い
て受信信号と相関をとる場合は、送信された際のシンボ
ル位置は信号D2の位置にあるので、チャネル推定値θ
1によって位相変動補償されれば、受信信号と大きな相
関が現れるのに対し、雑音の影響を大きく受けたチャネ
ル推定値θ2によって位相変動補償された場合(図示せ
ず)には、受信信号との相関は低くなることが期待で
き、かかる場合は同期はずれと判定されることとなる。
て受信信号と相関をとる場合は、送信された際のシンボ
ル位置は信号D2の位置にあるので、チャネル推定値θ
1によって位相変動補償されれば、受信信号と大きな相
関が現れるのに対し、雑音の影響を大きく受けたチャネ
ル推定値θ2によって位相変動補償された場合(図示せ
ず)には、受信信号との相関は低くなることが期待で
き、かかる場合は同期はずれと判定されることとなる。
【0090】例えば、上記コードとして、3GPP仕様
に基づくW−CDMA方式の移動体通信システムにおけ
るTFCI(Transport Format Combination Indicato
r)シンボルデータ系列やサイト選択ダイバーシティ送
信(SSDT;Site SelectionDiversity Transmissio
n)時のFBI(Feed Back Information)シンボルデー
タがある。
に基づくW−CDMA方式の移動体通信システムにおけ
るTFCI(Transport Format Combination Indicato
r)シンボルデータ系列やサイト選択ダイバーシティ送
信(SSDT;Site SelectionDiversity Transmissio
n)時のFBI(Feed Back Information)シンボルデー
タがある。
【0091】ここで、TFCIシンボルとFBIシンボ
ルについて、図4を用いて説明する。
ルについて、図4を用いて説明する。
【0092】図4は、アップリンクの物理チャネルであ
るDPDCH(Dedicated PhysicalData CHannel)およ
びDPCCH(Dedicated Physical Control CHannel)
のフレーム構造を示したものである。
るDPDCH(Dedicated PhysicalData CHannel)およ
びDPCCH(Dedicated Physical Control CHannel)
のフレーム構造を示したものである。
【0093】DPCCHには、図4のように、パイロッ
トシンボル、TFCIシンボル、TPC(Transmit Pow
er Control)シンボル、FBIシンボルといった制御用
データが入る。
トシンボル、TFCIシンボル、TPC(Transmit Pow
er Control)シンボル、FBIシンボルといった制御用
データが入る。
【0094】ここで、TFCIシンボルには、トランス
ポートフォーマット情報、つまり、トランスポートチャ
ネルの1ブロックあたりのビット数、1ブロックの送信
周期(TTI;Transmission Time Interval)、誤り検
出用CRCビット数、誤り訂正方法、レートマッチパラ
メータ等が入っている。
ポートフォーマット情報、つまり、トランスポートチャ
ネルの1ブロックあたりのビット数、1ブロックの送信
周期(TTI;Transmission Time Interval)、誤り検
出用CRCビット数、誤り訂正方法、レートマッチパラ
メータ等が入っている。
【0095】このトランスポートフォーマット情報は、
最大1024種類あるコードパターンの1つに対応し、
TFCIシンボル系列を用いて、毎フレーム送信され
る。
最大1024種類あるコードパターンの1つに対応し、
TFCIシンボル系列を用いて、毎フレーム送信され
る。
【0096】また、FBIシンボルには、送信ダイバー
シティのための情報が入っている。送信ダイバーシティ
の1つの形態として、ハンドオーバ中に用いられるSS
DTがある。
シティのための情報が入っている。送信ダイバーシティ
の1つの形態として、ハンドオーバ中に用いられるSS
DTがある。
【0097】この方法では、全ての基地局に仮のIDが
割り当てられ、移動機は、近くの基地局を全て測定し、
最も信号の強いものをプライマリ基地局として選択す
る。このプライマリ基地局のIDは、最大8種類あるコ
ードパターンの中の1つに対応し、FBIシンボル系列
を用いて、毎フレーム送信される。
割り当てられ、移動機は、近くの基地局を全て測定し、
最も信号の強いものをプライマリ基地局として選択す
る。このプライマリ基地局のIDは、最大8種類あるコ
ードパターンの中の1つに対応し、FBIシンボル系列
を用いて、毎フレーム送信される。
【0098】なお、受信したTFCIシンボルデータ系
列と送信されうる複数のコードとの相関値は、TFCI
情報を復号する際に算出済であるので、この相関値を利
用することで、既に実装されている装置を転用できるの
で回路規模を大きくしなくて済むのと同時に、相関演算
処理を改めて行う必要がないので処理時間を短縮して同
期判定を行うことができる。
列と送信されうる複数のコードとの相関値は、TFCI
情報を復号する際に算出済であるので、この相関値を利
用することで、既に実装されている装置を転用できるの
で回路規模を大きくしなくて済むのと同時に、相関演算
処理を改めて行う必要がないので処理時間を短縮して同
期判定を行うことができる。
【0099】また、SSDT時において、受信したFB
Iシンボルデータ系列と送信されうる複数のコードパタ
ーンとの相関値は、プライマリ基地局のID情報を復号
する際に、算出済であるので、この相関値を利用するこ
とで、同様に回路規模および処理時間を大きく増加させ
ずに、同期判定を行うことができる。
Iシンボルデータ系列と送信されうる複数のコードパタ
ーンとの相関値は、プライマリ基地局のID情報を復号
する際に、算出済であるので、この相関値を利用するこ
とで、同様に回路規模および処理時間を大きく増加させ
ずに、同期判定を行うことができる。
【0100】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止し、同期判定精度
を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止し、同期判定精度
を向上させることができる。
【0101】また、真に同期保持状態であるときと、真
に同期はずれ状態のときとの最大相関値には大きな差が
あるので、同期判定精度を向上させることができる。
に同期はずれ状態のときとの最大相関値には大きな差が
あるので、同期判定精度を向上させることができる。
【0102】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
形態2に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0103】本実施の形態の特徴は、同期状態判定部3
04が、平均相関値算出器301および閾値算出器30
2からなる閾値設定器303を有することである。
04が、平均相関値算出器301および閾値算出器30
2からなる閾値設定器303を有することである。
【0104】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0105】平均相関値算出器301は、最大相関値検
出器201で検出された最大相関値を除いた(N−1)
個の相関値の平均値(以下、平均相関値という)を算出
する。
出器201で検出された最大相関値を除いた(N−1)
個の相関値の平均値(以下、平均相関値という)を算出
する。
【0106】閾値算出器302は、平均相関値算出器3
01から出力される平均相関値に、例えば、予め設定さ
れた固定値X[dB]を加えた値を閾値として設定する。
これにより、雑音が大きい環境下では、平均相関値も大
きくなるので、閾値が大きく設定され、雑音が小さい環
境下では、平均相関値も小さくなるので、閾値は小さく
設定される。
01から出力される平均相関値に、例えば、予め設定さ
れた固定値X[dB]を加えた値を閾値として設定する。
これにより、雑音が大きい環境下では、平均相関値も大
きくなるので、閾値が大きく設定され、雑音が小さい環
境下では、平均相関値も小さくなるので、閾値は小さく
設定される。
【0107】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、雑音レベルによらない最適な閾値が設定でき
るので、同期判定精度を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、雑音レベルによらない最適な閾値が設定でき
るので、同期判定精度を向上させることができる。
【0108】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
形態3に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0109】本実施の形態の特徴は、同期状態判定部4
03が、SIR(Signal-to-Interference Ratio)測定
部401の出力に基づいて閾値を設定する閾値設定器4
02を有することである。
03が、SIR(Signal-to-Interference Ratio)測定
部401の出力に基づいて閾値を設定する閾値設定器4
02を有することである。
【0110】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0111】SIR測定部401は、受信信号のSIR
(信号電力対雑音電力比)を測定し、閾値設定器402
に出力する。
(信号電力対雑音電力比)を測定し、閾値設定器402
に出力する。
【0112】閾値設定器402は、SIR測定部401
から出力されたSIR測定値に基づいて、閾値を設定す
る。例えば、予め設定された固定値X[dB]からSIR
測定値を減算し、それを閾値として設定する。これによ
り、低SIR領域では、それに応じて閾値も大きく設定
され、高SIR領域では、それに応じて閾値が小さく設
定される。
から出力されたSIR測定値に基づいて、閾値を設定す
る。例えば、予め設定された固定値X[dB]からSIR
測定値を減算し、それを閾値として設定する。これによ
り、低SIR領域では、それに応じて閾値も大きく設定
され、高SIR領域では、それに応じて閾値が小さく設
定される。
【0113】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、入力SIR領域によらない最適な閾値が設定
できるので、同期判定精度を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、入力SIR領域によらない最適な閾値が設定
できるので、同期判定精度を向上させることができる。
【0114】なお、ここでは受信信号のSIRに基づい
て閾値を設定する場合を例にとって説明したが、これに
限定されず、例えば、希望波受信電力(RSSI;Rece
ivedSignal Strength Indicator)またはEb/Noに
基づいて閾値を設定しても良い。
て閾値を設定する場合を例にとって説明したが、これに
限定されず、例えば、希望波受信電力(RSSI;Rece
ivedSignal Strength Indicator)またはEb/Noに
基づいて閾値を設定しても良い。
【0115】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
形態4に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0116】本実施の形態の特徴は、同期状態判定部5
03が、有効相関値設定器501の出力と相関値算出部
103の出力に基づいて最大相関値を検出する最大相関
値検出器502を有することである。
03が、有効相関値設定器501の出力と相関値算出部
103の出力に基づいて最大相関値を検出する最大相関
値検出器502を有することである。
【0117】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0118】有効相関値設定器501は、相関値算出部
103から出力されるN個の相関値の中で、実際に搬送
波で送信されてくる可能性があるM個(ただし、M≦
N)のコードに対応する相関値(以下、有効相関値とい
う)を、所定の有効コード情報に基づいて設定する。
103から出力されるN個の相関値の中で、実際に搬送
波で送信されてくる可能性があるM個(ただし、M≦
N)のコードに対応する相関値(以下、有効相関値とい
う)を、所定の有効コード情報に基づいて設定する。
【0119】最大相関値検出器502は、有効相関値設
定器501で設定されたM個ある有効相関値を、相関値
算出部103の出力から選択し、その中で最大となる相
関値を検出する。
定器501で設定されたM個ある有効相関値を、相関値
算出部103の出力から選択し、その中で最大となる相
関値を検出する。
【0120】例えば、3GPPに規定されているTFC
Iシンボルは、前述のトランスポートフォーマット情報
を1024種類あるコードパターンの1つに対応させ、
毎フレーム送信している。しかし、送信対象が音声、映
像、パケット等のどれであるかによって、実際に送信さ
れるコードは限定される。
Iシンボルは、前述のトランスポートフォーマット情報
を1024種類あるコードパターンの1つに対応させ、
毎フレーム送信している。しかし、送信対象が音声、映
像、パケット等のどれであるかによって、実際に送信さ
れるコードは限定される。
【0121】例えば、トランスポートフォーマット情報
が4つしかない場合は、送信される可能性があるコード
パターンは、1024種類あるコードパターンのうちの
4種類のコードパターンということになる。この場合、
N=1024、M=4であり、この4個コードパターン
に対応する相関値が有効相関値である。
が4つしかない場合は、送信される可能性があるコード
パターンは、1024種類あるコードパターンのうちの
4種類のコードパターンということになる。この場合、
N=1024、M=4であり、この4個コードパターン
に対応する相関値が有効相関値である。
【0122】最大相関値検出器502では、有効相関値
設定器501で設定された4個の有効相関値の中の最大
値が検出される。
設定器501で設定された4個の有効相関値の中の最大
値が検出される。
【0123】この構成により、N個の相関値のうち、送
信されてくる可能性のない(N−M)個の相関値を除外
し、M個の相関値の中から最大相関値を検出するので、
実際に送信されたコードパターンとの相関値が最大相関
値として検出できる可能性が高くなる。つまり、雑音と
実際に送信されていないコードパターンとの相関値が最
大相関値として検出されることによる誤同期が起こる可
能性を低くすることができる。
信されてくる可能性のない(N−M)個の相関値を除外
し、M個の相関値の中から最大相関値を検出するので、
実際に送信されたコードパターンとの相関値が最大相関
値として検出できる可能性が高くなる。つまり、雑音と
実際に送信されていないコードパターンとの相関値が最
大相関値として検出されることによる誤同期が起こる可
能性を低くすることができる。
【0124】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、実際に送信されたコードパターンと受信デー
タ系列との相関値を最大相関値として検出しやすくなる
ので、同期判定精度を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、実際に送信されたコードパターンと受信デー
タ系列との相関値を最大相関値として検出しやすくなる
ので、同期判定精度を向上させることができる。
【0125】なお、ここでは、N個ある相関値のうち、
実際に送信されてくる可能性のあるコードに対応するM
個の相関値の中から最大相関値を検出する場合を例にと
って説明したが、相関値算出部103において、実際に
送信されてくる可能性のあるコードのみを発生させてM
個の相関値を算出し、このM個の相関値の中から、最大
相関値検出器502において最大相関値を検出する形態
であってもよい。
実際に送信されてくる可能性のあるコードに対応するM
個の相関値の中から最大相関値を検出する場合を例にと
って説明したが、相関値算出部103において、実際に
送信されてくる可能性のあるコードのみを発生させてM
個の相関値を算出し、このM個の相関値の中から、最大
相関値検出器502において最大相関値を検出する形態
であってもよい。
【0126】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
形態5に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロック
図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同期
判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成
要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0127】本実施の形態の特徴は、同期状態判定部6
04が、前方/後方保護器601と決定器602からな
る同期状態決定器603を有することである。
04が、前方/後方保護器601と決定器602からな
る同期状態決定器603を有することである。
【0128】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0129】前方/後方保護器601は、比較器203
からの大小比較結果(最大相関値が閾値より大きいか、
小さいか)に前方保護または後方保護をかけ、後述する
前方保護情報、後方保護情報を決定器602に出力す
る。
からの大小比較結果(最大相関値が閾値より大きいか、
小さいか)に前方保護または後方保護をかけ、後述する
前方保護情報、後方保護情報を決定器602に出力す
る。
【0130】ここで、前方保護とは、「最大相関値が閾
値より小さい」ことが連続する回数を計数し、所定の設
定値(前方保護段数)と比較することである。
値より小さい」ことが連続する回数を計数し、所定の設
定値(前方保護段数)と比較することである。
【0131】この比較結果(所定の前方保護段数を超え
ているか、超えていないか)を示した情報が前方保護情
報である。
ているか、超えていないか)を示した情報が前方保護情
報である。
【0132】また、後方保護情報とは、上記と同様に、
「最大相関値が閾値より大きい」ことが連続する回数を
計数し、所定の設定値(後方保護段数)と比較すること
である。
「最大相関値が閾値より大きい」ことが連続する回数を
計数し、所定の設定値(後方保護段数)と比較すること
である。
【0133】この比較結果を示した情報が後方保護情報
である。
である。
【0134】決定器602は、前方/後方保護器601
から出力される前方保護情報と後方保護情報を受け取
り、現在の同期判定状態を判定し、同期判定結果(同期
保持あるいは同期はずれ)を更新する。
から出力される前方保護情報と後方保護情報を受け取
り、現在の同期判定状態を判定し、同期判定結果(同期
保持あるいは同期はずれ)を更新する。
【0135】決定方法は、前方保護情報が所定の前方保
護段数を超えている場合は、同期判定状態を同期はずれ
とし、超えていない場合は、現在の同期判定状態を変更
しない。また、後方保護情報が所定の後方保護段数を超
えている場合は、同期判定状態を同期保持とし、超えて
いない場合は、現在の同期判定状態を変更しないものと
する。
護段数を超えている場合は、同期判定状態を同期はずれ
とし、超えていない場合は、現在の同期判定状態を変更
しない。また、後方保護情報が所定の後方保護段数を超
えている場合は、同期判定状態を同期保持とし、超えて
いない場合は、現在の同期判定状態を変更しないものと
する。
【0136】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、前方/後方保護により、雑音による誤判定を
低減でき、同期判定精度を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、前方/後方保護により、雑音による誤判定を
低減でき、同期判定精度を向上させることができる。
【0137】(実施の形態6)図9および図10は、本
発明の実施の形態6に係る同期判定装置の構成の一例を
示すブロック図である。
発明の実施の形態6に係る同期判定装置の構成の一例を
示すブロック図である。
【0138】図9は、特に相関値算出部703の詳しい
構成を示す図であり、図10は、特に同期状態判定部7
04の詳しい構成を示す図である。なお、この同期判定
装置は、図1および図2に示す同期判定装置と同様の基
本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
構成を示す図であり、図10は、特に同期状態判定部7
04の詳しい構成を示す図である。なお、この同期判定
装置は、図1および図2に示す同期判定装置と同様の基
本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号
を付し、その説明を省略する。
【0139】本実施の形態の特徴は、相関値算出部70
3が、相関値平均化器702−1〜702−Nおよび周
期数設定器701を有し、同期状態判定部704が、閾
値制御器801、閾値設定器802、および最大相関値
検出器803を有することである。
3が、相関値平均化器702−1〜702−Nおよび周
期数設定器701を有し、同期状態判定部704が、閾
値制御器801、閾値設定器802、および最大相関値
検出器803を有することである。
【0140】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0141】周期数設定器701は、一定周期毎に送信
されるデータ系列のコードパターンが同一となる複数周
期時間(以下、同一データ送信時間)を参照し、同一デ
ータ送信時間内の周期数を設定する。
されるデータ系列のコードパターンが同一となる複数周
期時間(以下、同一データ送信時間)を参照し、同一デ
ータ送信時間内の周期数を設定する。
【0142】例えば、3GPPのTFCIコードでは、
複数あるトランスポートチャネルの最小TTI(トラン
スポートチャネル1ブロックの送信周期)内のトランス
ポートフォーマット情報は同一となるため、最小TTI
内の各フレームのTFCIコードも同一となる。この最
小TTIが同一データ送信時間となる。
複数あるトランスポートチャネルの最小TTI(トラン
スポートチャネル1ブロックの送信周期)内のトランス
ポートフォーマット情報は同一となるため、最小TTI
内の各フレームのTFCIコードも同一となる。この最
小TTIが同一データ送信時間となる。
【0143】相関値平均化器702−1〜702−N
は、相関器102−1〜102−Nで周期毎に算出した
N個ある相関値を積算し、周期数設定器701から出力
される同一データ送信時間内の周期数で除算し、同一デ
ータ送信時間内で平均化した平均相関値を算出するもの
である。
は、相関器102−1〜102−Nで周期毎に算出した
N個ある相関値を積算し、周期数設定器701から出力
される同一データ送信時間内の周期数で除算し、同一デ
ータ送信時間内で平均化した平均相関値を算出するもの
である。
【0144】閾値制御器801は、周期数設定器701
から出力される周期数に応じて、閾値を制御する。
から出力される周期数に応じて、閾値を制御する。
【0145】閾値設定器802は、閾値制御器801の
出力に従って閾値を変更し、比較器203へ出力するも
のである。
出力に従って閾値を変更し、比較器203へ出力するも
のである。
【0146】閾値制御器801で、同一データ送信時間
内の周期数に応じて閾値を制御する。例えば、周期数が
大きいほど、閾値が大きくなるように制御する。周期数
が大きければ、平均値の分母が大きくなるので、雑音の
影響が低減され、平均相関値の信頼度が高くなるので、
閾値を大きくすれば、誤同期が防止することができる。
内の周期数に応じて閾値を制御する。例えば、周期数が
大きいほど、閾値が大きくなるように制御する。周期数
が大きければ、平均値の分母が大きくなるので、雑音の
影響が低減され、平均相関値の信頼度が高くなるので、
閾値を大きくすれば、誤同期が防止することができる。
【0147】ここで、平均相関値の算出は、例えば以下
のように行う。
のように行う。
【0148】設定した同一データ送信時間内の周期数を
NTとし、NT個の周期にわたる区間コードNの相関値の
和をSUMNとすると、コードNの平均相関値AVE
Nは、以下のように算出される。
NTとし、NT個の周期にわたる区間コードNの相関値の
和をSUMNとすると、コードNの平均相関値AVE
Nは、以下のように算出される。
【0149】AVEN = SUMN/NT
同期状態判定部704で、N個ある平均相関値を用い
て、現在の同期状態(同期保持状態、あるいは、同期は
ずれ状態)が判定される。
て、現在の同期状態(同期保持状態、あるいは、同期は
ずれ状態)が判定される。
【0150】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、相関値を平均化することで、雑音による誤判
定を低減でき、同期判定精度を向上させることができ
る。また、信頼度に応じた閾値が設定されるので同期判
定精度を向上させることができる。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。また、相関値を平均化することで、雑音による誤判
定を低減でき、同期判定精度を向上させることができ
る。また、信頼度に応じた閾値が設定されるので同期判
定精度を向上させることができる。
【0151】なお、周期数に応じて、前方/後方保護段
数を制御しても良い。例えば、周期数が多いほど、前方
/後方保護段数を小さくするように制御をする。これに
より、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状態を瞬
時に判定することができる。
数を制御しても良い。例えば、周期数が多いほど、前方
/後方保護段数を小さくするように制御をする。これに
より、雑音の影響を低減しながら、現在の同期状態を瞬
時に判定することができる。
【0152】(実施の形態7)図11は、本発明の実施
の形態7に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同
期判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
の形態7に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同
期判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0153】本実施の形態の特徴は、相関値算出部10
3が周期数設定器701を有し、同期状態判定部903
が最大相関コード検出器901およびコード比較器90
2を有することである。
3が周期数設定器701を有し、同期状態判定部903
が最大相関コード検出器901およびコード比較器90
2を有することである。
【0154】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0155】周期数設定器701は、既述の同一データ
送信時間を参照し、同一データ送信時間内の周期数を設
定し、同期状態決定器204に出力する。
送信時間を参照し、同一データ送信時間内の周期数を設
定し、同期状態決定器204に出力する。
【0156】最大相関コード検出器901は、N個ある
相関値の中の最大値となったコードパターン(以下、最
大相関コードという)を検出する。
相関値の中の最大値となったコードパターン(以下、最
大相関コードという)を検出する。
【0157】コード比較器902は、周期数設定器70
1から出力された同一データ送信時間内の周期数を参照
し、同一データ送信時間内で、前周期で検出した最大相
関コードと、現周期で検出した最大相関コードとを比較
し、比較結果を同期状態決定器204に出力する。
1から出力された同一データ送信時間内の周期数を参照
し、同一データ送信時間内で、前周期で検出した最大相
関コードと、現周期で検出した最大相関コードとを比較
し、比較結果を同期状態決定器204に出力する。
【0158】同期状態決定器204は、コード比較器9
02の比較結果をもとに同期状態が決定される。決定方
法は、例えば、同一データ送信時間内で一定周期毎に送
信されるデータ系列のコードは一致するので、一致して
いれば同期保持と判定し、一致していなければ同期はず
れと判定する。
02の比較結果をもとに同期状態が決定される。決定方
法は、例えば、同一データ送信時間内で一定周期毎に送
信されるデータ系列のコードは一致するので、一致して
いれば同期保持と判定し、一致していなければ同期はず
れと判定する。
【0159】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止し、同期判定精度
を向上させることができる。また、閾値を設定する必要
がないので、装置の構成をシンプルにすることができ
る。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止し、同期判定精度
を向上させることができる。また、閾値を設定する必要
がないので、装置の構成をシンプルにすることができ
る。
【0160】(実施の形態8)図12は、本発明の実施
の形態8に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同
期判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
の形態8に係る同期判定装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。なお、この同期判定装置は、図2に示す同
期判定装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0161】本実施の形態の特徴は、相関値算出部10
01−1、1001−2、および同期状態判定部100
2を有し、同期状態判定部1002が、最大相関値検出
器1003−1、1003−2および重み付け加算器1
004を有することである。
01−1、1001−2、および同期状態判定部100
2を有し、同期状態判定部1002が、最大相関値検出
器1003−1、1003−2および重み付け加算器1
004を有することである。
【0162】次いで、上記構成を有する同期判定装置の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0163】相関値算出部1001−1は、受信信号に
含まれるデータAと実際に送信されうるNA個のコード
とのそれぞれの相関値を算出する。相関値算出部100
1−2は、同様に、受信信号に含まれるデータBと実際
に送信されうるNB個のコードとのそれぞれの相関値を
算出する。
含まれるデータAと実際に送信されうるNA個のコード
とのそれぞれの相関値を算出する。相関値算出部100
1−2は、同様に、受信信号に含まれるデータBと実際
に送信されうるNB個のコードとのそれぞれの相関値を
算出する。
【0164】最大相関値検出器1003−1および10
03−2は、それぞれ、受信データ系列Aとデータ系列
Aとして送信されうるコードとのNA個ある相関値の中
の最大値である最大相関値A、受信データ系列Bとデー
タ系列Bとして送信されうるコードパターンとのNB個
ある相関値の中の最大値である最大相関値Bを算出す
る。
03−2は、それぞれ、受信データ系列Aとデータ系列
Aとして送信されうるコードとのNA個ある相関値の中
の最大値である最大相関値A、受信データ系列Bとデー
タ系列Bとして送信されうるコードパターンとのNB個
ある相関値の中の最大値である最大相関値Bを算出す
る。
【0165】重み付け加算器1004で、最大相関値検
出器1003−1〜1003−2で算出される最大相関
値Aおよび最大相関値Bに重み付け加算した平均最大相
関値が算出される。ここで、重み付け係数は、例えば、
データ系列の信頼度が高いほど、重みも大きくなるよう
に設定する。
出器1003−1〜1003−2で算出される最大相関
値Aおよび最大相関値Bに重み付け加算した平均最大相
関値が算出される。ここで、重み付け係数は、例えば、
データ系列の信頼度が高いほど、重みも大きくなるよう
に設定する。
【0166】比較器203で、平均最大相関値と設定さ
れた閾値との大小比較結果が同期状態決定器204に出
力される。同期状態決定器204で、大小比較結果をも
とに、現在の同期状態が決定される。
れた閾値との大小比較結果が同期状態決定器204に出
力される。同期状態決定器204で、大小比較結果をも
とに、現在の同期状態が決定される。
【0167】このように、本実施の形態によれば、パイ
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。
ロット信号を用いず、複数の既知コードパターンを用い
て同期判定することで、誤同期を防止することができ
る。
【0168】また、複数種類のデータ系列の相関値を使
うので、同期判定精度を向上させることができる。ま
た、複数種類のデータ系列の相関値をその信頼度に応じ
て重み付け加算した相関値を使うので、同期判定精度を
向上させることができる。
うので、同期判定精度を向上させることができる。ま
た、複数種類のデータ系列の相関値をその信頼度に応じ
て重み付け加算した相関値を使うので、同期判定精度を
向上させることができる。
【0169】本発明に係る同期判定装置は、通信端末装
置、基地局装置に搭載することも可能であり、これによ
り上記と同様の作用を有する通信端末装置および基地局
装置を提供することができる。
置、基地局装置に搭載することも可能であり、これによ
り上記と同様の作用を有する通信端末装置および基地局
装置を提供することができる。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号に周期的に含まれる信号であってパイロットコ
ードとは異なる信号に基づいて、同期状態を判定するた
め、誤同期を防止することができ、同期性能および受信
品質を向上させることができる。
受信信号に周期的に含まれる信号であってパイロットコ
ードとは異なる信号に基づいて、同期状態を判定するた
め、誤同期を防止することができ、同期性能および受信
品質を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る相関値算出部の詳
しい構成を示すブロック図
しい構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る同期状態判定部の
詳しい構成を示すブロック図
詳しい構成を示すブロック図
【図3】(A)受信信号が伝搬路で受ける位相変動を説明
するための図 (B)受信信号の位相変動補償を説明するための図
するための図 (B)受信信号の位相変動補償を説明するための図
【図4】DPDCHおよびDPCCHのフレーム構造を
示す図
示す図
【図5】本発明の実施の形態2に係る同期判定装置の構
成の一例を示すブロック図
成の一例を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る同期判定装置の構
成の一例を示すブロック図
成の一例を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る同期判定装置の構
成の一例を示すブロック図
成の一例を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る同期判定装置の構
成の一例を示すブロック図
成の一例を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態6に係る相関値算出部の詳
しい構成を示すブロック図
しい構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態6に係る同期状態判定部
の詳しい構成を示すブロック図
の詳しい構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態7に係る同期判定装置の
構成の一例を示すブロック図
構成の一例を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態8に係る同期判定装置の
構成の一例を示すブロック図
構成の一例を示すブロック図
【図13】従来の同期判定装置の構成の一例を説明する
ためのブロック図
ためのブロック図
101 コード発生器
102−1〜102−N 相関器
103、703、1001−1、1001−2 相関値
算出部 104、304、403、503、604、704、9
03、1002 同期状態判定部 201、502、1003−1、1003−2 最大相
関値検出器 202、303、402、802 閾値設定器 203 比較器 204、603 同期状態決定器 301 平均相関値算出器 302 閾値算出器 401 SIR測定部 501 有効相関値設定器 601 前方/後方保護器 602 決定器 701 周期数設定器 702−1〜702−N 相関値平均化器 801 閾値制御器 901 最大相関コード検出器 902 コード比較器 1004 重み付け加算器
算出部 104、304、403、503、604、704、9
03、1002 同期状態判定部 201、502、1003−1、1003−2 最大相
関値検出器 202、303、402、802 閾値設定器 203 比較器 204、603 同期状態決定器 301 平均相関値算出器 302 閾値算出器 401 SIR測定部 501 有効相関値設定器 601 前方/後方保護器 602 決定器 701 周期数設定器 702−1〜702−N 相関値平均化器 801 閾値制御器 901 最大相関コード検出器 902 コード比較器 1004 重み付け加算器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K022 EE01 EE36
5K047 AA04 AA12 BB01 CC02 HH15
HH22 HH23 HH42 MM11
Claims (22)
- 【請求項1】 受信信号に周期的に含まれる信号であっ
て前記受信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する際
に用いられる第1信号とは異なる信号である第2信号を
取得する取得手段と、 少なくとも前記取得手段によって取得された第2信号に
基づいて、前記受信信号の同期状態を判定する判定手段
と、 を有することを特徴とする同期判定装置。 - 【請求項2】 前記判定手段は、 前記取得手段によって取得された第2信号を用いて前記
受信信号の相関演算を行う相関演算部と、 前記相関演算部の相関結果に基づいて前記受信信号の同
期状態を判定する判定部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の同期判定装
置。 - 【請求項3】 前記取得手段は、 第2信号を特定することができない場合に、前記受信信
号に周期的に含まれる可能性がある信号であって前記第
1信号とは異なる信号の全てを第2信号として取得し、 前記相関演算部は、 前記取得手段によって取得された第2信号と前記受信信
号との相関値を求める相関部を有し、 前記判定部は、 前記相関手段によって求められた相関値の最大値を検出
する検出部と、 前記検出部によって検出された最大値と所定の閾値とを
比較する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、 を有することを特徴とする請求項2記載の同期判定装
置。 - 【請求項4】 前記取得手段は、 送信対象に応じて前記受信信号に周期的に含まれる可能
性がある信号であって前記第1信号とは異なる信号が限
定される場合に、当該限定された信号の全てを第2信号
として取得する、 ことを特徴とする請求項3記載の同期判定装置。 - 【請求項5】 前記判定部は、 前記相関部によって得られた相関値の、前記検出部によ
って検出された最大値を除いた平均値を算出する算出部
と、 前記平均値に基づいて前記比較部で使用される閾値を設
定する第1設定部と、 をさらに有することを特徴とする請求項3または請求項
4記載の同期判定装置。 - 【請求項6】 前記判定部は、 前記受信信号の受信品質に基づいて前記比較部で使用さ
れる閾値を設定する第2設定部をさらに有する、 ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の同期判
定装置。 - 【請求項7】 前記検出部は、 前記相関部によって得られた相関値のうち、送信対象に
応じて前記受信信号に周期的に含まれる可能性がある信
号であって前記第1信号とは異なる信号が限定される場
合に、当該限定された信号に対応する相関値から、最大
値を検出する、 ことを特徴とする請求項3記載の同期判定装置。 - 【請求項8】 前記決定部は、 前記比較部の比較結果において、所定の回数連続して、
前記検出部によって検出された最大値が所定の閾値以上
である場合に、同期保持状態と決定する、 ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の同期判
定装置。 - 【請求項9】 前記決定部は、 前記比較部の比較結果において、所定の回数連続して、
前記検出部によって検出された最大値が所定の閾値以下
である場合に、同期はずれ状態と決定する、 ことを特徴とする請求項3または請求項4記載の同期判
定装置。 - 【請求項10】 前記相関演算部は、 前記取得手段によって取得された第2信号と前記受信信
号との相関値を求める相関部と、 複数の前記周期にわたって同一の前記第2信号が前記受
信信号に含まれる場合に、前記相関部によって求められ
た相関値の当該複数の前記周期における平均相関値を算
出する算出部と、を有し、 前記判定部は、 前記相関演算部によって求められた平均相関値と所定の
閾値とを比較する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、 を有することを特徴とする請求項2記載の同期判定装
置。 - 【請求項11】 前記判定部は、 前記算出部で平均相関値を算出する際に用いた複数の前
記周期に基づいて、前記比較部で使用される閾値を設定
する第3設定部、 をさらに有することを特徴とする請求項10記載の同期
判定装置。 - 【請求項12】 前記決定部は、 前記比較部の比較結果において、所定の回数連続して、
前記相関演算部によって求められた平均相関値が所定の
閾値以上である場合に、同期保持状態と決定する、 ことを特徴とする請求項10記載の同期判定装置。 - 【請求項13】 前記決定部は、 前記比較部の比較結果において、所定の回数連続して、
前記相関演算部によって求められた平均相関値が所定の
閾値以下である場合に、同期はずれ状態と決定する、 ことを特徴とする請求項10記載の同期判定装置。 - 【請求項14】 前記判定部は、 前記算出部で平均相関値を算出する際に用いた複数の前
記周期に基づいて、前記決定部で使用される所定の回数
を設定する第4設定部、 をさらに有することを特徴とする請求項12または請求
項13記載の同期判定装置。 - 【請求項15】 前記取得手段は、 第2信号を特定することができない場合に、前記受信信
号に周期的に含まれる可能性がある信号であって前記第
1信号とは異なる信号の全てを第2信号として取得し、 前記相関演算部は、 前記取得手段によって取得された第2信号と前記受信信
号との相関値を求める相関部を有し、 前記判定部は、 前記相関手段によって求められた相関値の最大値を検出
する第1検出部と、 前記第1検出部によって検出された最大値に対応する第
2信号を検出する第2検出部と、 前記第2検出部によって検出された第2信号と前記第2
検出部によって1周期前に検出された第2信号とを比較
する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、 を有することを特徴とする請求項2記載の同期判定装
置。 - 【請求項16】 前記取得手段は、 前記第2信号が2系統ある場合のそれぞれの第2信号を
取得し、 前記相関演算部は、 前記取得手段によって取得された2系統の第2信号と前
記受信信号との相関値を求める相関部を有し、 前記判定部は、 前記相関手段によって求められた2系統の相関値のそれ
ぞれの最大値を検出する検出部と、 前記検出部によって検出されたそれぞれの最大値を重み
付け加算する加算部と、 前記加算部によって得られた加算値と所定の閾値とを比
較する比較部と、 前記比較部の比較結果に基づいて前記受信信号の同期状
態を決定する決定部と、 を有することを特徴とする請求項2記載の同期判定装
置。 - 【請求項17】 前記第2信号は、TFCI符号または
サイト選択ダイバーシティ送信時のFBI符号のいずれ
かであることを特徴とする請求項1から請求項15のい
ずれかに記載の同期判定装置。 - 【請求項18】 前記第2信号は、2系統のうち一方の
系統はTFCI符号であり、他方の系統ではサイト選択
ダイバーシティ送信時のFBI符号であることを特徴と
する請求項16記載の同期判定装置。 - 【請求項19】 請求項1から請求項18のいずれかに
記載の同期判定装置を有することを特徴とする通信端末
装置。 - 【請求項20】 請求項1から請求項18のいずれかに
記載の同期判定装置を有することを特徴とする基地局装
置。 - 【請求項21】 受信信号に周期的に含まれる信号であ
って前記受信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する
際に用いられる第1信号とは異なる信号である第2信号
を取得する取得ステップと、 少なくとも前記取得ステップによって取得された第2信
号に基づいて、前記受信信号の同期状態を判定する判定
ステップと、 を有することを特徴とする同期判定方法。 - 【請求項22】 受信信号に周期的に含まれる信号であ
って前記受信信号の伝搬路で生じた位相変動を補償する
際に用いられる第1信号とは異なる信号である第2信号
を取得する取得ステップと、 少なくとも前記取得ステップによって取得された第2信
号に基づいて、前記受信信号の同期状態を判定する判定
ステップと、 をコンピュータに実行させることを特徴とする同期判定
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085164A JP2003283378A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 同期判定装置および同期判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085164A JP2003283378A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 同期判定装置および同期判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003283378A true JP2003283378A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29232216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002085164A Pending JP2003283378A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 同期判定装置および同期判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003283378A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006245741A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Kyocera Corp | 無線装置およびその電界レベルしきい値設定方法 |
KR100665259B1 (ko) | 2005-09-30 | 2007-01-09 | 삼성전기주식회사 | Oqpsk 복조기의 심벌 동기 추정 방법 |
JP2008092192A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Toshiba Corp | 同期捕捉装置及び同期捕捉方法 |
CN100444684C (zh) * | 2004-08-04 | 2008-12-17 | 中兴通讯股份有限公司 | 码分多址系统随机接入前导检测动态门限方法 |
JP2009260507A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Nec Electronics Corp | 受信装置 |
WO2020188716A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 株式会社日立国際電気 | 同期検出回路及び無線通信装置 |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002085164A patent/JP2003283378A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100444684C (zh) * | 2004-08-04 | 2008-12-17 | 中兴通讯股份有限公司 | 码分多址系统随机接入前导检测动态门限方法 |
JP2006245741A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Kyocera Corp | 無線装置およびその電界レベルしきい値設定方法 |
JP4689301B2 (ja) * | 2005-03-01 | 2011-05-25 | 京セラ株式会社 | 無線装置およびその電界レベルしきい値設定方法 |
KR100665259B1 (ko) | 2005-09-30 | 2007-01-09 | 삼성전기주식회사 | Oqpsk 복조기의 심벌 동기 추정 방법 |
JP2008092192A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Toshiba Corp | 同期捕捉装置及び同期捕捉方法 |
US8005172B2 (en) | 2006-09-29 | 2011-08-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Acquisition apparatus and method |
JP2009260507A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Nec Electronics Corp | 受信装置 |
WO2020188716A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | 株式会社日立国際電気 | 同期検出回路及び無線通信装置 |
JPWO2020188716A1 (ja) * | 2019-03-18 | 2021-10-28 | 株式会社日立国際電気 | 同期検出回路及び無線通信装置 |
JP7104234B2 (ja) | 2019-03-18 | 2022-07-20 | 株式会社日立国際電気 | 同期検出回路及び無線通信装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6580749B1 (en) | CDMA receiver having a controllable search range and method for controlling the same | |
US6333934B1 (en) | CDMA receiving apparatus | |
US20050047530A1 (en) | Method and arrangement for detecting a random access channel preamble using multiple antenna reception in a communication system | |
EP2490473B1 (en) | Method, apparatus and system for detecting channel quality | |
US7715807B2 (en) | Wireless communication device and method for communicating in site selection diversity mode | |
US20040247059A1 (en) | Apparatus and method for sir measurement | |
US7899029B2 (en) | Mobile communication system, user equipment in mobile communication system, control program thereof, and synchronization establishment determination method in mobile communication system | |
US7110436B2 (en) | CDMA receiving apparatus with transmission power control using previous SIR value | |
JP2003283378A (ja) | 同期判定装置および同期判定方法 | |
JP4067493B2 (ja) | マルチパス・ダイバーシティを有する閉ループwcdmaシステムにおけるウエイト検出のためのプロセッサおよび方法 | |
JP4867988B2 (ja) | 無線通信システム、通信端末装置、その送信電力制御方法およびプログラム | |
EP0924875B1 (en) | Diversity reception method and apparatus in a CDMA system | |
US8301172B2 (en) | Mobile communication system and method for estimating moving speed of mobile terminal | |
US20090117894A1 (en) | Wireless Diversity Reception Apparatus and Reception Method | |
JP4565802B2 (ja) | データ受信装置およびデータ受信方法 | |
JP3814519B2 (ja) | Cdma同期判定装置 | |
JP4155026B2 (ja) | 基地局受信装置及びフレーム同期判定方法 | |
JP2003304177A (ja) | 無線受信方法及び通信端末装置 | |
JP2004120643A (ja) | Rake受信機とその受信制御プログラム | |
EP2367384B1 (en) | Mobile terminal and power control method taking into account communication environment for threshold adjustment | |
JP2007104505A (ja) | 移動体端末 | |
US8259654B2 (en) | Wireless base station apparatus, frequency deviation detecting method, and mobile communication system | |
JP2009303067A (ja) | 無線受信装置及びアンテナ・ベリフィケーション方法 | |
JP4558836B2 (ja) | 移動通信システムおよび無線端末装置 | |
JP2004007088A (ja) | 無線受信装置及び無線受信方法 |