JP3814519B2 - Cdma同期判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DS−CDMA(Direct-Sequence Code Division Multiple Access)無線通信方式の移動通信システムにおいて使用される同期判定装置に関し、特にスロット内に一定周期で挿入された所定のパイロットシンボルを用いて、受信信号と拡散符号との同期判定(同期が保持状態か、同期はずれ状態かの判定)を行う同期判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、DS−CDMA受信装置では、所定のタイミング(同期保持状態)で受信信号に拡散符号を乗算して、拡散前の信号を復元する必要があるため、拡散符号と受信信号との同期が保持する必要がある。同期保持状態であれば、受信側の拡散符号と受信信号との同期タイミングを検出する同期タイミング検出処理は、同期捕捉処理(完全に非同期な状態から同期タイミングを探し出す処理)から同期追従処理(同期タイミングを保持し、さらに細かい精度で同期タイミングを微調整する処理)へと移る。また同期はずれ状態であれば、同期捕捉処理を続けるように動作する。
【0003】
同期判定が正しく行われず、真の同期タイミングにもかかわらず同期はずれ状態と判定されれば、同期捕捉処理から同期追従処理に移れず、精度良くデータ復調を行うことができなくなる。また、真の同期タイミングでないにもかかわらず同期保持状態と判定されれば、データは正しく復調することができなくなる。このため、精度の良い同期判定は不可欠である。
【0004】
図19は、従来のCDMA同期判定装置1800の構成を示すブロック図である。
【0005】
図19において、同期部1801は、受信信号を逆拡散する同期タイミングを算出し、その同期タイミングを逆拡散部1802−1〜1802−Nに設定する。逆拡散部1802−1〜1802−Nは、同期部1801より出力された各々の同期タイミングで受信信号と拡散符号を乗算し、相関信号を出力する。同期検波部1803−1〜1803−Nは、各パスで受けたフェージング変動を推定し、その推定値を用いてフェージング変動を補償する。
【0006】
Rake合成部1804は、同期検波部1803−1〜1803−Nより出力されたフェージング変動補償後の各Fingerの相関信号を合成する。
【0007】
エラービット数算出部1805は、ビット照合部1806とPLパターン生成部1807を備えており、受信パイロットシンボルのエラービット数を算出する。
【0008】
ビット照合部1806は、受信したパイロットシンボルを硬判定した受信パイロットビットパターンとPLパターン生成部1807より出力された所定のパイロットビットパターンとをビット照合し、受信パイロットシンボルのエラービット数を算出する。
【0009】
PLパターン生成部1807は、送受信間で予めそのビットパターンが取り決められており既知であるパイロットビットパターンを生成する。
【0010】
同期判定部1808は、エラービット数判定部1809、許容ビット数設定部1810、前方/後方保護部1811、同期判定決定部1812を備えている。
【0011】
エラービット数判定部1809は、後述する許容ビット数設定部1810より出力された許容ビット数(エラービット数を許容する値)とエラービット数算出部1805より出力された受信パイロットシンボルのエラービット数を比較し、エラービット数より許容ビット数が大きいか、小さいかを判定する。
【0012】
許容ビット数設定部1810は、予め設定されている許容ビット数をエラービット数判定部1809に出力する。
【0013】
前方/後方保護部1811は、エラービット数判定部1809からの判定結果(エラービット数が許容ビット数より大きいか小さいか)に前方保護、後方保護をかけ、前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かを同期判定決定部1812に出力するものである。ここで、前方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下」を満たさないものが所定の回数連続して起こらない限り同期はずれと判定しないものである。また、後方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下」を満たすことが所定の回数連続して起こらない限り同期保持と判定しないものである。
【0014】
同期判定決定部1812は、前方/後方保護部1811からの前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの情報をもらい、現在の同期判定状態を変更するか否かを判定し、同期判定結果(同期保持あるいは同期はずれ)を決定する。
【0015】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。同期部1801では、受信信号を逆拡散するための同期タイミングが算出され、逆拡散部1802−1〜1802−Nに設定される。受信信号は、逆拡散部1802−1〜1802−Nにおいて、同期部1801で設定された同期タイミングで、拡散符号との相関がとられ、相関信号が出力される。逆拡散部1802−1〜1802−Nより出力された相関信号は、同期検波部1803−1〜1803−Nにおいて、各パスで受けたフェージング変動が推定され、その推定値によりフェージング変動が補償(同期検波)される。この同期検波部の動作については後述する。
【0016】
同期検波部1803−1〜1803−Nより出力されたフェージング変動補償後の各Fingerの相関信号は、Rake合成部1804において、Rake合成され、出力される。Rake合成部1804より出力された合成信号は、エラービット数算出部1805において、所定のパイロットパターンを用いてRake合成後の受信パイロットシンボルのエラービット数が算出される。
【0017】
エラービット数算出部1805により算出されたエラービット数は、エラービット数判定部1809において、許容ビット数設定部1810から出力される許容ビット数と比較され、エラービット数が許容ビット数よりも大きいか、小さいかが判定される。前方/後方保護部1811では、前記判定結果が雑音による誤判定を防止するため前方/後方保護がかけられ、前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの結果が同期判定決定部1812に出力される。
【0018】
前方/後方保護部1811より出力された情報に基づいて、同期判定決定部1812において、現在の同期判定状態を変更するか否かが判定され、同期判定結果(同期保持あるいは同期はずれ)が決定される。
【0019】
同期検波部1803−1〜1803−Nの動作について図20を用いて説明する。図20の左図は、同相成分(Ich)と直交成分(Qch)に分けたIQ直交座標系において、送信時のパイロットビット(0または1)と受信パイロットシンボル(伝搬路で受けた位相変動を考慮した軟判定値)が示されている。送信時のパイロットビットは受信側で既知であるので、受信パイロットシンボルの伝搬路で受けた位相変動量が検出できる。この位相変動量を短区間(数スロット以内の区間)で平均化して算出したチャネル推定値を算出し、図20の右図のように、このチャネル推定値を用いてフェージング変動が補償される。また、チャネル推定値の大きさは各Fingerの相関信号レベルに比例しており、最大比合成の重みとして各相関信号に乗算される。
【0020】
このように、Finger毎に同期検波された相関信号をRake合成して、パスダイバーシチ効果を得たRake合成後の受信パイロットシンボルのエラービット数を基に同期判定を行っており、同期判定精度を向上させている。すなわち、Finger割り当てが正しく行われているときは、エラービットは小さく、Finger割り当てが誤って行われているときは、エラービット数は大きくなることに基づいて同期判定を行っている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術における問題点は、同期部のFinger割り当ての閾値が低く、割当てFinger数が多い場合、雑音のみが受信されてもRake合成後の受信パイロットシンボルのエラービット数は、真に希望波信号が同期保持された状態でのエラービット数と変わらないほど小さくなり、同期判定結果が本来、同期はずれであるにもかかわらず、同期保持となってしまう誤同期が生じることである。
【0022】
この誤同期が起こる理由として、下記に示す2つの同期検波の特性が関与していると考えられる。
1)同期検波は、チャネル推定値を算出する短区間内の受信パイロットシンボルが所定のパイロットシンボルパターンに最も近くなるようにチャネル変動量を調節する。つまり、Finger割り当てが正しくても誤っていても、同期検波により受信パイロットシンボルのエラービット数が最も少なくなるようにチャネル変動量が調整される。
2)雑音は長時間でみれば一様分布であるが、短区間(スロット単位)で見ればある程度の偏りを持つ。この偏りが大きいほどチャネル推定値の大きさは大きくなり、同期検波後の相関信号の値も大きくなる。
【0023】
上記1)、2)のように同期検波した複数のFingerをRake合成すると、たまたま偏りが大きいFingerの影響を受け、Rake合成後は、より受信パイロットシンボルの誤りが少なくなる方向に作用する。つまり、受信時にエラービット数が同期はずれと判定されるほどの値であっても同期検波やRake合成の際に、エラービット数が減少してしまい、同期はずれと判定されるべき受信信号が同期保持と判定される誤同期が生じる。
【0024】
ここで、図21に計算装置シミュレーションで取得した希望波受信信号が全くない雑音のみを受信したときのFinger毎、Rake合成後の受信パイロットシンボル系列を示す。図21は、横軸が時間[パイロットビット単位]で縦軸が相関値の大きさであり、8Finger分の受信パイロットシンボル系列とRake合成後の受信パイロットシンボル系列と既知であるパイロットビットパターンが示されている。図21を見ると、前記1)、2)の内容や、Rake合成後の受信パイロットシンボルを硬判定し、所定のパイロットビットパターンとビット照合すると、誤りがかなり少なくなってしまうことがわかる。シミュレーション結果によれば、チャネル推定値算出の平均区間が0.6スロット平均で、Finger数が8のとき、雑音のみを受信した場合の各Fingerの受信パイロットシンボル誤り率は33%であり、Rake合成後受信パイロットシンボルの誤り率は6%と、Rake合成後の誤り率は、雑音を受信したにもかかわらず非常に小さくなった。この誤り率6%という値は、正確な同期保持状態での誤り率と同等の値であり、許容ビット数を常に下回ってしまい、誤同期となってしまう。
【0025】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、DS-CDMA無線通信方式を採用した移動通信システムにおいて、雑音に割り当てたFinger数が多い場合でも、誤同期が起こらず、精度良く正確に同期保持判定を行うことができるCDMA同期判定装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明のCDMA同期判定装置は、通信相手から送信された所定の既知信号に拡散符号を乗算する逆拡散手段と、逆拡散された前記既知信号の位相変動量を補償する同期検波手段と、同期検波された所定の既知信号のエラービット数をFinger毎に算出するエラービット数算出手段と、Finger毎に算出された前記エラービット数に基づいて同期保持状態か同期はずれ状態かを判定する同期判定手段と、Finger毎に算出された前記エラービット数のうち最小値を選択する最小エラービット数選択手段と、を具備し、前記同期判定手段は、前記最小エラービット数と予め設定された閾値との大小比較を行うエラービット数判定手段を有し、前記エラービット数判定手段の判定結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値以下である場合に限り、同期保持状態と判定し、前記判定結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値を越える場合に限り、同期はずれ状態と判定する構成を採る。
【0027】
この構成によれば、Finger毎に算出されたエラービット数の最小値を用いて同期保持判定を行うため、全てのFingerを雑音に割り当てた場合にも最小値は、Fingerを正しくパスに割り当てたときにとりうる値ほど小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなり、同期保持判定を精度よく行うことができる。
【0034】
本発明のCDMA同期判定装置は、各Fingerの希望波電力対干渉波電力比を測定するSIR測定手段と、前記SIR測定手段によって測定された各Fingerの希望波電力対干渉波電力比が最大値のFingerを選択する最大SIR Finger選択手段とを具備し、同期判定手段が、前記最大SIR Finger選択手段によって選択されたFingerから得られたエラービット数と予め設定された閾値との比較結果において所定回数連続して前記エラービット数が前記閾値以下である場合に限り、同期保持状態と判定し、前記比較結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値を越える場合に限り、同期はずれ状態と判定する構成を採る。
【0035】
この構成によれば、Rake合成前の各Fingerの希望波電力対干渉波電力比(SIR)を算出し、SIRが最大となるFingerで算出したエラービット数に基づいて同期判定を行うため、雑音に割り当てたFingerが多い場合でも、最もSIRが大きく信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを用いるので、Fingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほどにはエラービット数は小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。
【0054】
本発明のCDMA同期判定装置は、Fingerの信号からRake合成後に相当する希望波電力対干渉波電力比を算出するSIR算出手段と、前記最小エラービット数と第1の閾値との閾値判定を行い、前記SIR算出手段によって算出された希望波電力対干渉波電力比と第2の閾値との閾値判定を行う判定手段と、を具備し、前記同期判定手段が、前記判定手段の結果において前記最小エラービット数が前記第1の閾値以下でありかつ前記希望波電力対干渉波電力比が前記第2の閾値以上を満たすことが所定回数連続して起こる場合に限り、同期保持状態と判定し、前記最小エラービット数が前記第1の閾値以下でありかつ前記希望波電力対干渉波電力比が前記第2の閾値以上を満たさないことが所定回数連続して起こる場合に限り、同期はずれ状態と判定する構成を採る。
【0055】
この構成によれば、各Fingerで算出したエラービット数の最小値を使い、同期保持になる条件に、エラービット数が許容ビット数以下に加え、SIRが閾値以上という条件を追加して同期判定するようにしたため、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、最適な閾値が設定されれば、そのとき測定したSIRが閾値以下となり誤同期が起こらなくなる。また、許容ビット数を大きめに設定すれば、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0063】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。図1において、同期部101は、受信信号を逆拡散する同期タイミングを算出し、その同期タイミングを逆拡散部102−1〜102−Nへ出力する。
【0064】
逆拡散部102−1〜102−Nは、同期部101より出力された各々の同期タイミングで受信信号と拡散符号との相関をとり、相関信号を同期検波部103−1〜103−Nに出力する。
【0065】
同期検波部103−1〜103−Nは、各パスで受けたフェージング変動を推定し、推定値を用いて逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号のフェージング変動を補償し、補償後の信号をRake合成部104とビット照合部106−1〜106−Nに出力する。
【0066】
Rake合成部104は、同期検波部103−1〜103−Nから出力されたFinger毎に得られたフェージング変動補償後の相関信号を合成して出力する。
【0067】
エラービット数算出部107−1〜107−Nは、PLパターン生成部105−1〜105−Nとビット照合部106−1〜106−Nで構成されており、Finger毎に同期検波後の受信パイロットシンボルのエラービット数を算出する。なお、図1ではエラービット数算出部107−1〜107−Nのうち、107−1内の構成のみ示した。PLパターン生成部105−1〜105−Nは、送受信間で予めそのビットパターンが取り決められており既知であるパイロットビットパターンを生成し、ビット照合部106−1〜106−Nに出力する。なお、図1においては105−1、106−1のみ図示し、105−2〜N、106−2〜Nは省略する。
【0068】
ビット照合部106−1〜106−Nは、Finger毎に受信パイロットシンボルを硬判定した受信パイロットビットパターンとPLパターン生成部105−1〜105−Nから出力された所定のパイロットビットパターンとをビット照合し、受信パイロットシンボルのエラービット数を算出し、最小エラービット数選択部108に出力する。
【0069】
最小エラービット数選択部108は、エラービット数算出部107−1〜107−Nから出力されたエラービット数の中の最小値をエラービット数判定部110に出力する。
【0070】
同期判定部113は、許容ビット数設定部109、エラービット数判定部110、前方/後方保護部111、同期判定決定部112を備えている。
【0071】
許容ビット数設定部109は、予め設定されている許容ビット数をエラービット数判定部110に出力する。
【0072】
エラービット数判定部110は、許容ビット数設定部109から出力された許容ビット数と最小エラービット数選択部108から出力されたエラービット数との大小比較を行い、許容ビット数がエラービット数より大きいか、小さいかの判定結果を前方/後方保護部111に出力する。
【0073】
前方/後方保護部111は、エラービット数判定部110からの判定結果(エラービット数が許容ビット数より大きいか、小さいか)に前方保護、後方保護をかけ、前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かを同期判定決定部112に出力する。ここで述べた前方保護とは、例えば、所定の回数連続してエラービット数が許容ビット数より大きくならない限り同期はずれと判定しないことをいう。また、後方保護とは、例えば、所定の回数連続してエラービット数が許容ビット数より小さくならない限り同期保持と判定しないことをいう。
【0074】
同期判定決定部112は、前方/後方保護部111からの前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの情報を受け、同期判定(同期保持あるいは同期はずれ)を決定する。
【0075】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。同期部101では、受信信号を逆拡散する同期タイミングが算出され、同期タイミングが逆拡散部102−1〜102−Nに設定される。逆拡散部102−1〜102−Nでは、同期部101において設定された同期タイミングで、受信信号と拡散符号との相関がとられ、相関信号が同期検波部103−1〜103−Nに出力される。逆拡散部102−1〜102−Nより出力された相関信号は、同期検波部103−1〜103−Nにおいて、各パスで受けたフェージング変動が推定され、Finger毎に得られた相関信号がその推定した値により補償され、Rake合成部104とエラービット数算出部107−1〜107−Nに出力される。
【0076】
同期検波部103−1〜103−Nにより出力されたFinger毎に得られたフェージング変動補償後の相関信号は、Rake合成部104においてRake合成され、出力される。また、エラービット数算出部107−1〜107−Nにおいて、各Fingerの受信パイロットシンボルと所定のパイロットビットパターンとがビット照合され、各Fingerの受信パイロットシンボルのエラービット数が算出される。
【0077】
最小エラービット数選択部108では、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力された各Fingerのエラービット数の中から最小エラービット数が選択され、最小エラービット数がエラービット数判定部110に出力される。最小エラービット数選択部108より出力された最小エラービット数は、エラービット数判定部110において許容ビット数と大小比較が行われ、最小エラービット数が許容ビット数よりも大きいか小さいかが判定され、前方/後方保護部111に出力される。エラービット数判定部110により出力された判定結果は、前方/後方保護部111において、前方/後方保護がかけられ、同期判定決定部112に出力される。これにより、雑音による誤判定が防止される。
【0078】
同期判定決定部112では、前方/後方保護部111からの前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの情報を受け、同期判定(同期保持あるいは同期はずれ)が決定される。
【0079】
図2は、この実施の形態にかかるパイロット信号の相関値の時間変動を示すグラフである。図2において、縦軸はパイロット信号の相関値の大きさを示し、相関値0を境に上側を正、下側を負で表す。横軸は、パイロットビット単位の時間を示し、1から18を表している。図中の実線は、既知のパイロットパターンの相関値変動を示しており、例えば、相関値が正であれば1を、負であれば0を表すものとする。
【0080】
このとき、ある時間において既知パイロットパターンと同じ相関値符号をとれば、ビット誤りはないと言える。ここで、雑音のみを受信した4Finger分の受信パイロットシンボル系列を図2の区間について見てみると、既知のパイロットパターンと比較して受信PL_Fing#0のエラービット数は4で最も少ない。このFingerの相関値変動を点線で表した。また、誤り率は22%であり、正確な同期保持状態の誤り率までは下がらない。したがって、雑音のみを受信したときに生じていた誤同期が起こらなくなる。
【0081】
このように実施の形態1のCDMA同期判定装置100では、Rake合成前の各Fingerで算出したエラービット数の最小数を用いて同期判定するようにした。これにより、Rake合成後のエラービット数を用いるよりもRake合成前のエラービット数を用いた方が、信頼度が高くなる。このとき、全てのFingerを雑音に割り当てた場合には、各Fingerで算出したエラービット数の最小数は、Fingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、許容ビット数を超えるので誤同期が起こらなくなる。また、正しくパスに割り当てられたFingerが少ない場合でも、各Fingerで算出したエラービット数の最小数を用いるので、雑音に割り当てたFingerから算出されるエラービット数よりも小さいエラービット数が選択される。すなわち、真に同期保持状態のFingerから得られるエラービット数が選択されるため、同期保持判定を精度良く行うことができる。
【0082】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図3において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0083】
図3に示すCDMA同期判定装置200は、実施の形態1の構成要素にFinger同期判定部201−1〜201−Nと、同期判定検出部202を加え、同期判定部113を削除した。Finger同期判定部201−1〜201−Nは、実施の形態1の同期判定部113と同様に許容ビット数設定部109−1〜109−N、エラービット数判定部110−1〜110−N、前方/後方保護部111−1〜111−N、同期判定決定部112−1〜112−Nを備えている。図3ではFinger同期判定部201−1〜201−Nのうち、201−1内の構成のみ示した。
【0084】
エラービット数算出部107−1〜107−Nは、Finger毎に同期検波後の受信パイロットシンボルのエラービット数を算出し、Finger同期判定部201−1〜201−Nに出力する。
【0085】
Finger同期判定部201−1〜201−Nは、エラービット数算出部107−1〜107−Nで算出された各Fingerの受信パイロットシンボルのエラービット数と許容ビット数の比較結果に前方/後方保護をかけ、Finger毎に同期判定結果を出力する。
【0086】
同期判定検出部202は、Finger同期判定部201−1〜201−Nから出力されるFinger毎の同期判定結果の中に同期保持が1つでもあれば、最終的に同期保持状態の判定決定を出力する。もし、Finger毎の同期判定結果の中に同期保持が1つもなければ、最終的に同期はずれ状態の判定結果を出力する。
【0087】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数を用いて、Finger同期判定部201−1〜201−NにおいてFinger毎に同期判定を行い、判定結果を同期判定検出部202に出力する。同期判定検出部202では、Finger同期判定部201−1〜201−Nより出力されたFinger毎の同期判定結果の中に1つでも同期保持があれば、最終的に同期保持と決定し、1つもなければ、同期はずれと決定する。
【0088】
このように実施の形態2のCDMA同期判定装置200では、Rake合成前の各Fingerで算出したエラービット数を基にFinger毎に同期判定を行い、この同期判定結果を基に最終的な同期判定を行うようにした。これにより、Rake合成後のエラービット数よりもRake合成前のエラービット数を用いた方が、信頼度が高くなる。雑音に割り当てるFinger数が多い場合にも、同期判定に使うエラービット数は、Fingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、許容ビット数を超えるので誤同期が起こらなくなる。さらに、各Fingerにおいて1つでも同期保持結果がでれば最終的に同期保持と決定するので、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0089】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図4において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0090】
図4に示すCDMA同期判定装置300は、実施の形態1の構成要素に同期判定エラービット数選択部301と、選択Finger数設定部302と、エラービット数平均化部303とを加え、最小エラービット数選択部108を削除した。
【0091】
同期判定エラービット数選択部301は、エラービット数算出部107−1〜107−Nで算出される各Fingerのエラービット数の中から、小さい順にN個(選択Finger数設定部302で設定される個数)のエラービット数を選択し、エラービット数平均化部303に出力する。
【0092】
選択Finger数設定部302は、各Fingerのエラービット数を何Finger分使うかを設定し、設定した個数を同期判定エラービット数選択部301に出力する。
【0093】
エラービット数平均化部303は、同期判定エラービット数選択部301で選択されたエラービット数の平均値を算出し、同期判定部113に出力する。
【0094】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力された各Fingerから得られたエラービット数は、同期判定エラービット数選択部301において、選択Finger数設定部302で設定されたN個が小さい順に選択され、エラービット数平均化部303に出力される。同期判定エラービット数選択部301より出力されたN個のエラービット数は、エラービット数平均化部303において平均化され、同期判定部113に出力される。同期判定部113では、エラービット数平均化部303により平均化されたエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0095】
このように実施の形態3のCDMA同期判定装置300では、Rake合成前の各Fingerで算出したエラービット数の小さいものN個を平均化した数を基に同期判定を行うようにした。これにより、Rake合成後のエラービット数を用いるよりもRake合成前のエラービット数を用いた方が、信頼度が高くなる。このとき、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、同期判定に使うエラービット数はFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、許容ビット数を超えるので誤同期が起こらなくなる。
【0096】
またこのとき、あるFingerでまれに発生する偏りのある雑音のために、そのFingerで算出したエラービット数が少なくなってしまった場合でも、複数のFingerからのエラービット数を平均化するので、偏りのある雑音の影響も削減でき誤同期が起こらなくなる。さらに、許容ビット数を最適に設定すれば、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0097】
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図5において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0098】
図5に示すCDMA同期判定装置400は、実施の形態1の構成要素にFinger SIR測定部401−1〜401−Nと、最大SIR Finger選択部402と、同期判定エラービット数選択部403とを加え、最小エラービット数選択部108を削除した。
【0099】
逆拡散部102−1〜102−Nは、同期部101より出力された各々の同期タイミングで受信信号と拡散符号との相関をとり、相関信号を同期検波部103−1〜103−NとFinger SIR測定部401−1〜401−Nに出力する。
【0100】
Finger SIR測定部401−1〜401−Nは、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号に基づいて各FingerのSIR(希望波受信電力対干渉波受信電力比)を測定し、測定結果を最大SIR Finger選択部402に出力する。
【0101】
最大SIR Finger選択部402は、Finger SIR測定部401−1〜401−Nで測定された各FingerのSIRの中で最大となるSIRが測定されたFingerを選択し、そのFinger番号を同期判定エラービット数選択部403に出力する。
【0102】
同期判定エラービット数選択部403は、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力された各Fingerのエラービット数の中で、最大SIRFinger選択部402で選択されたFingerで算出したエラービット数を選択し、同期判定部113に出力する。
【0103】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。逆拡散部102−1〜102−Nより出力された各Fingerの逆拡散後の信号は、Finger SIR測定部401−1〜401−NにおいてSIRが測定され、測定結果が最大SIR Finger選択部402に出力される。各FingerのSIRの測定方法は例えば、受信パイロットシンボルの象限を合わせ、数シンボル同相加算して雑音を削減した後で電力をRSSI(Received Signal Strength Indicator)とし、このRSSIからのずれの平均値をISSI(Interference Signal Strength Indicator)として算出し、このRSSIをISSIで割ったRSSI/ISSIを各FingerのSIRとして算出する。
【0104】
Finger SIR測定部401−1〜401−Nより出力されたSIRの測定結果に基づいて、最大SIR Finger選択部402において各FingerのSIRの中で最大となるFingerが選択され、そのFingerの番号が同期判定エラービット数選択部403に出力される。
【0105】
同期判定エラービット数選択部403では、最大SIR Finger選択部402で選択されたSIRが最大のFingerで算出したエラービット数が選択され、同期判定部113に出力される。
【0106】
同期判定部113では、同期判定エラービット数選択部403より出力されたエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0107】
このように実施の形態4のCDMA同期判定装置400では、Rake合成前の各FingerのSIRを算出し、SIRが最大となるFingerで算出したエラービット数を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、最もSIRが大きく信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを使うので、例えそれが雑音であってもFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほどにはエラービット数は小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が最も高いFingerからのエラービット数を使うので、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0108】
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図6において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0109】
図6に示すCDMA同期判定装置500は、実施の形態1の構成要素にFinger SIR測定部401−1〜401−Nと、重み係数算出部501と、エラービット数平均化部502とを加え、最小エラービット数選択部108を削除した。
【0110】
Finger SIR測定部401−1〜401−Nは、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号に基づいて各FingerのSIR(希望波受信電力対干渉波受信電力比)を測定し、測定結果を重み係数算出部501に出力する。
【0111】
重み係数算出部501は、Finger SIR測定部401−1〜401−Nより出力された各FingerのSIRを基に後述するように重み係数を算出し、この重み係数がエラービット数算出部107−1〜107−Nより出力される各Fingerのエラービット数に乗算され、乗算結果をエラービット数平均化部502に出力する。
【0112】
エラービット数平均化部502は、重み係数乗算後の各Fingerのエラービット数を平均化し、平均化後のエラービット数を同期判定部113に出力する。
【0113】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。逆拡散部102−1〜102−Nより出力された各Fingerの逆拡散後の信号は、Finger SIR測定部401−1〜401−NにおいてSIRが測定され、測定結果が重み係数算出部501に出力される。重み係数算出部501では、各Fingerで算出されたエラービット数に乗算する重み係数が、Finger毎に測定されたSIR値が大きいほど重み係数が大きくなるように算出される。例えば、Finger番号Iの重み係数をα[I]、SIR値をSIR[I](真値)、Finger数をNとすると、以下の式(1)のように重み係数を算出する。
Figure 0003814519
【0114】
そして、このα[I]を各Fingerで算出したエラービット数に乗算する。
【0115】
エラービット数平均化部502は、重み係数乗算後のエラービット数を平均した平均エラービット数を算出する。つまり、平均エラービット数をAve_Err、Finger番号Iのエラービット数をErr_fiNg[I]とすると、以下の式(2)のように平均エラービット数を算出する。
Figure 0003814519
【0116】
エラービット数平均化部502から出力された平均エラービット数は、同期判定部113において許容ビット数と比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0117】
このように実施の形態5のCDMA同期判定装置500では、Rake合成前の各FingerのSIRを算出し、SIR値の大きさに応じて重み係数を算出し、各Fingerで算出したエラービット数にこの重み係数を乗算する。そして、この重み係数乗算後のエラービット数を平均化した値を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てるFingerが多い場合にも、平均化された同期判定に使うエラービット数は、Fingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が高いFingerからのエラービット数ほど重みが大きい平均エラービット数となるので、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0118】
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態6に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図7において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0119】
図7に示すCDMA同期判定装置600は、実施の形態1の構成要素にSIR算出部601と、エラービット数算出部602と、SIR閾値設定部603と、エラービット数選択部604とを加えた。
【0120】
SIR算出部601は、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号からRake合成後に相当するSIR値を算出し、エラービット数選択部604に出力する。
【0121】
エラービット数算出部602は、Rake合成部104より出力されたRake合成後の受信パイロットシンボルのエラービット数を算出し、算出したエラービット数をエラービット数選択部604に出力する。
【0122】
SIR閾値設定部603は、SIRの閾値を設定し、エラービット数選択部604に出力する。
【0123】
エラービット数選択部604は、SIR算出部601により算出されたSIR値とSIR閾値設定部603で設定された閾値とを比較し、SIR値が閾値以上であれば、エラービット数算出部602より出力されたRake合成後に算出されたエラービット数を選択し、同期判定部113に出力する。一方、SIR値が閾値未満であれば、最小エラービット数選択部108より出力された各Fingerで算出したエラービット数の最小値を選択し、同期判定部113に出力する。
【0124】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。SIR算出部601では、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号から、Rake合成後に相当するSIR値が算出され、算出されたSIR値がエラービット数選択部604に出力される。例えば、実施の形態4で述べた各FingerのRSSI、ISSIを合成しRake合成後に相当するSIR値を算出する。SIR閾値設定部603では、例えば、全Fingerで雑音が選ばれたときのRake合成後に相当するSIR値と、復調データの誤り率がBLER(Block Error Rate)=10-1付近のRake合成後に相当するSIR値との中間の値が閾値として設定される。エラービット数選択部604では、SIR算出部601により算出されたSIR値とSIR閾値設定部603より出力された閾値が比較され、SIR値が閾値未満であれば全Fingerの同期タイミングが誤りで全てのFinger相関信号が雑音である可能性があるとみなし、各Fingerで算出したエラービット数の最小値が選択される。SIR値が閾値以上であれば、全Fingerの同期タイミングが誤りで全てのFinger相関信号が雑音である可能性はないとみなし、Rake合成してパスダイバーシチ効果を得た後で算出したエラービット数が選択される。同期判定部113では、エラービット数選択部604で選択されたエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0125】
このように実施の形態6のCDMA同期判定装置600では、Rake合成後相当のSIRを使い、SIRが閾値未満の場合には各Fingerで算出した最小のエラービット数を使い同期判定を行う。また、SIRが閾値以上の場合には、Rake合成後に算出したエラービット数を用いて同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てるFingerが多い場合にも、測定したSIR値が閾値より小さくなりFingerの最小エラービット数が同期判定に使われ、誤同期が起こらなくなる。また、雑音となるFingerが少ない場合にも、測定したSIR値が閾値より大きくなりRake合成後のS/Nが向上した信号のエラービット数が同期判定に使われ、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0126】
(実施の形態7)
図8は、本発明の実施の形態7に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図8において図5と共通する部分には図5と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0127】
図8に示すCDMA同期判定装置700は、実施の形態4の構成要素にエラービット数算出部602と、Finger選択部701と、閾値設定部702とを加え、Rake合成部104をRake合成部703に変更し、エラービット数算出部107−1〜107−Nと、最大SIR Finger選択部402と、同期判定エラービット数選択部403とを削除した。
【0128】
図8において、Finger選択部701は、各FingerのSIR値と閾値設定部702で設定された閾値を比較し、SIR値が閾値以上であるFingerを選択し、そのFinger番号をRake合成部703に出力する。
【0129】
閾値設定部702は、SIRの閾値を設定し、Finger選択部701に出力する。
【0130】
Rake合成部703は、同期検波部103−1〜103−Nより出力された同期検波後の信号のうち、Finger選択部701により選択されたFingerのみでRake合成を行い、Rake合成後の信号をエラービット数算出部602に出力する。
【0131】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。FingerSIR測定部401−1〜401−Nより出力された各FingerのSIR値は、Finger選択部701において、閾値設定部702で設定された閾値と比較され、SIR値が閾値以上であるFingerが選択され、そのFinger番号がRake合成部703に出力される。閾値設定部702では、閾値が設定され、例えば同期タイミングが誤ったFingerで算出されるSIR+数dBが予め測定され、閾値として設定される。Rake合成部703ではFinger選択部701で選択されたFingerのみがRake合成されてエラービット数算出部602に出力される。もし、全てのFingerが閾値を下回った場合は、SIRが最も大きいFingerが選択される。エラービット数算出部602は、前記Rake合成後の受信パイロットシンボルのエラービット数が算出され、同期判定部113に出力される。同期判定部113では、エラービット数算出部602により算出されたエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0132】
このように実施の形態7のCDMA同期判定装置700では、閾値より小さいSIR値が測定されたFingerは、雑音であるためRake合成の対象から外し、SIRが閾値より大きい信頼度が高いFingerから得られた相関信号のみをRake合成し、Rake合成後のエラービット数を用いて同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、雑音となるFingerはSIRが閾値よりも小さくなりRake合成の対象から外されるので、Rake合成後に算出したエラービット数はFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また雑音となるFingerが少ない場合にも、Rake合成後のS/Nが向上した信号を使い同期判定を行うので同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0133】
(実施の形態8)
図9は、本発明の実施の形態8に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図9において図5と共通する部分には図5と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0134】
図9に示すCDMA同期判定装置800は、実施の形態4の構成要素にFinger選択部801と、閾値設定部802と、エラービット数平均化部803とを加え、最大SIR Finger選択部402と、同期判定エラービット数選択部403とを削除した。
【0135】
図9において、Finger SIR測定部401−1〜401−Nは、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号からFinger毎にSIR値を測定し、測定結果をFinger選択部801に出力する。
【0136】
Finger選択部801は、Finger SIR測定部401−1〜401−Nより出力された各FingerのSIR値と閾値設定部802で設定された閾値を比較し、SIR値が閾値以上であるFingerを選択し、そのFingerの番号をエラービット数平均化部803に出力する。
【0137】
閾値設定部802は、SIR値の閾値を設定し、Finger選択部801へ出力する。
【0138】
エラービット数平均化部803は、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数のうち、Finger選択部801から出力された番号のFingerから算出されたエラービット数のみを用いて平均化し、平均化したエラービット数を同期判定部113に出力する。
【0139】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。Finger選択部801では、各FingerのSIR値と閾値設定部802で設定された閾値が比較され、SIR値が閾値以上であるFingerが選択され、そのFingerの番号がエラービット数平均化部803に出力される。閾値設定部802では閾値が設定され、例えば同期タイミングが誤ったFingerで算出されるSIR+数dBが予め測定され、閾値として設定される。エラービット数平均化部803では、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数のうち、Finger選択部801から出力された番号のFingerから算出されたエラービット数のみを用いて平均値が算出され、算出された平均値が同期判定部113に出力される。
【0140】
このように実施の形態8のCDMA同期判定装置800では、閾値より小さいSIR値が測定されたFingerは、雑音であるためRake合成の対象から外し、SIRが閾値より大きいFingerで算出したエラービット数のみを使ってエラービット数を算出し、同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、雑音となるFingerはSIR値が閾値よりも小さくなり平均エラービット数の算出に使わないので、平均エラービット数はFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを使うので同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0141】
(実施の形態9)
図10は、本発明の実施の形態9に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図10において図9の各部と共通する部分には図9と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0142】
図10に示すCDMA同期判定装置900は、実施の形態8の構成要素に閾値計算部901を加えた。
【0143】
図10において、Finger SIR測定部401−1〜401−Nは、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号から各FingerのSIR値を測定し、測定結果をFinger選択部801と閾値計算部901に出力する。
【0144】
閾値計算部901は、Finger SIR測定部401−1〜401−Nより出力された各FingerのSIR値の最大値からXdB引いた値を算出し、閾値設定部802に出力する。
【0145】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。閾値計算部901では、同期判定周期毎に各FingerのSIRの最大値からXdB引いた値が算出され、閾値設定部802に出力される。
【0146】
このように実施の形態9のCDMA同期判定装置900では、随時適切な閾値を算出し、SIR値が小さく雑音に割り当てたFingerを同期判定の対象から外し、SIR値が大きいFingerから算出したエラービット数のみを用いて、同期判定を行うようにした。これにより、同期がはずれて雑音となるFinger数が多い場合にも、雑音となるFingerはSIR値が閾値よりも小さくなり平均エラービット数の算出に用いないので、平均エラービット数はFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほど小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを使うので同期保持判定も精度良く行うことができる。また、前記閾値は、現在の伝搬路状態にあった適切な閾値が随時算出できるので、より同期判定の精度が向上する。
【0147】
(実施の形態10)
図11は、本発明の実施の形態10に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図11において図5と共通する部分には図5と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0148】
図11に示すCDMA同期判定装置1000は、実施の形態4の構成要素に最大相関値Finger選択部1002を加え、Finger SIR測定部401−1〜401−Nと、最大SIR Finger選択部402とを削除した。また同期部101を同期部1001に変更した。
【0149】
同期部1001は、受信信号を逆拡散する同期タイミングを算出し、その同期タイミングを逆拡散部102−1〜102−Nに出力する。また、同期部1001は、前記同期タイミングを算出する際に用いる遅延プロファイル(受信信号と拡散符号との拡散タイミング−相関値特性)から、各Fingerに相当する遅延プロファイル上の相関値を検出し、検出された相関値を最大相関値Finger選択部1002に出力する。
【0150】
最大相関値Finger選択部1002は、同期部1001より出力された各Fingerの相関値の中で最大値となるFingerを選択し、そのFingerの番号を同期判定エラービット数選択部403に出力する。
【0151】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。同期部1001では同期タイミングを算出する際に用いる遅延プロファイルから相関値が検出され、検出された相関値が最大相関値Finger選択部1002に出力される。同期判定エラービット数選択部403は、最大相関値Finger選択部1002で選択された遅延プロファイル上の相関値が最大のFingerで算出したエラービット数が選択され、同期判定部113に出力される。
【0152】
このように実施の形態10のCDMA同期判定装置1000では、遅延プロファイル上の各Fingerの相関値が最大となるFingerで算出したエラービット数を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFinger数が多い場合にも、最も遅延プロファイル上の相関値が大きい、信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを使うので、例えそれが雑音であってもエラービット数はFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほどには小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が最も高いFingerからのエラービット数を使うので、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0153】
なお、本実施の形態では、同期部で算出した遅延プロファイル上の相関値を実施の形態4の各Fingerから算出したSIR値と同様に用いており、実施の形態5、実施の形態7、実施の形態8でも同様に、各FingerのSIR値の代わりに遅延プロファイル上の相関値を用いても良い。
【0154】
(実施の形態11)
図12は、本発明の実施の形態11に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図12において図5と共通する部分には図5と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0155】
図12に示すCDMA同期判定装置1100は、実施の形態4の構成要素にFinger相関値レベル測定部1101−1〜1101−Nと、最大相関値Finger選択部1102とを加え、Finger SIR測定部401−1〜401−Nと、最大SIR Finger選択部402を削除した。
【0156】
逆拡散部102−1〜102−Nは、同期部101から出力される同期タイミングで受信信号と拡散符号との相関をとり、相関信号を同期検波部103−1〜103−NとFinger相関値レベル測定部1101−1〜1101−Nに出力する。
【0157】
Finger相関値レベル測定部1101−1〜1101−Nは、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号から各Fingerの希望波受信レベルを測定し、測定結果を最大相関値Finger選択部1102に出力する。
【0158】
最大相関値Finger選択部1102は、Finger相関値レベル測定部1101−1〜1101−Nより出力された各Fingerの希望波受信レベルの中で最大値となるFingerを選択し、そのFingerの番号を同期判定エラービット数選択部403に出力する。
【0159】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。Finger相関値レベル測定部1101−1〜1101−Nは、各Fingerの希望波受信レベルを測定する。希望波受信レベルとは、例えば、受信パイロットシンボルの象限を合わせ、数Symbol同相加算して雑音を削減した後のレベルである。同期判定エラービット数選択部403は、最大相関値Finger選択部1102で選択された希望波受信レベルが最大のFingerで算出したエラービット数を選択し、同期判定部113に出力する。
【0160】
同期判定部113では、同期判定エラービット数選択部403から出力されたエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0161】
このように実施の形態11のCDMA同期判定装置1100では、希望波受信レベルが最大となるFingerで算出したエラービット数を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、最も希望波受信レベルが大きい、信頼度が高いFingerからのエラービット数のみを使うので、例えそれが雑音であってもFingerを正しくパスに割り当てたときにとり得る値ほどにはエラービット数は小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、信頼度が高いFingerからのエラービット数を使うので同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0162】
なお、上記実施の形態11では、各Fingerの希望波受信レベルを実施の形態4の各FingerのSIRと同様に用いたが、実施の形態5、実施の形態7、実施の形態8でも同様に、各FingerのSIRの代わりに各Fingerの希望波受信レベルを用いても良い。
【0163】
(実施の形態12)
図13は、本発明の実施の形態12に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図13において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0164】
図13に示すCDMA同期判定装置1200は、実施の形態1の構成要素にエラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nと、最小平均エラービット数選択部1202とを加え、最小エラービット数選択部108を削除した。
【0165】
エラービット数算出部107−1〜107−Nは、Finger毎に同期検波後の受信パイロットシンボルのエラービット数を算出する。
【0166】
エラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nは、エラービット数算出部107−1〜107−Nで同期判定周期毎に出力された各Fingerのエラービット数をある区間幅で平均化し、その平均エラービット数を最小平均エラービット数選択部1202に出力する。
【0167】
最小平均エラービット数選択部1202は、エラービット数区間平均部1202−1〜1202−Nで算出された各Fingerの平均エラービット数の中で最小となる平均エラービット数を算出し、同期判定部113に出力する。
【0168】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nでは、エラービット数算出部107−1〜107−Nで同期判定周期毎に出力された各Fingerのエラービット数がある区間幅で平均化され、その平均エラービット数が最小平均エラービット数選択部1202に出力される。最小平均エラービット数選択部1202では、この各Fingerから算出された平均エラービット数の最小値が求められ、その最小値が同期判定部113に出力される。同期判定部113では、最小平均エラービット数選択部1202より出力された平均エラービット数の最小値と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0169】
このように実施の形態12のCDMA同期判定装置1200では、各Fingerで算出したエラービット数をある区間幅で平均化した平均エラービット数の最小値を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、各Fingerで算出したエラービット数の最小値は真の同期保持状態のときにとり得る値ほどには小さくなりすぎず、許容ビット数を超えるので誤同期が起こらなくなる。また、平均化したエラービット数を用いることで雑音の影響を削減し、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0170】
(実施の形態13)
図14は、本発明の実施の形態13に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図14において図13と共通する部分には図13と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0171】
図14に示すCDMA同期判定装置1300は、実施の形態12の構成要素にエラービット数算出部602と、最小エラービット数Finger選択部1301と、最小平均エラービット数Finger選択部1302とを加え、最小平均エラービット数選択部1202を削除し、Rake合成部104をRake合成部1303に変更した。
【0172】
エラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nは、エラービット数算出部107−1〜107−Nで同期判定周期毎に出力された各Fingerのエラービット数をある区間幅で平均化し、その平均エラービット数を最小平均エラービット数Finger選択部1302に出力する。
【0173】
最小エラービット数Finger選択部1301は、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数が最小となるFingerを選択し、そのFingerの番号をRake合成部1303に出力する。
【0174】
最小平均エラービット数Finger選択部1302は、エラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nより出力された平均エラービット数が最小となるFingerを選択し、そのFingerの番号をRake合成部1303に出力する。
【0175】
Rake合成部1303は、最小エラービット数Finger選択部1301と最小平均エラービット数Finger選択部1302より出力されたFingerのみを用いてRake合成を行い、合成信号をエラービット数算出部602に出力する。
【0176】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。最小エラービット数Finger選択部1301では、エラービット数区間平均部1201−1〜1201−Nより出力された平均エラービット数が最小となるFingerが選択され、そのFinger番号がRake合成部1303に出力される。最小平均エラービット数Finger選択部1302では、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数が最小となるFingerが選択され、そのFingerの番号がRake合成部1303に出力される。Rake合成部1303では、最小エラービット数Finger選択部1301と最小平均エラービット数Finger選択部1302より出力されたFingerのみを用いてRake合成が行われる。エラービット数算出部602では、このRake合成後のエラービット数が算出され、同期判定部113に出力される。同期判定部113では、エラービット数算出部602より出力されたRake合成後のエラービット数と許容ビット数が比較され、比較結果に前方/後方保護がかけられ、雑音による誤判定が防止された後で同期判定結果が出力される。
【0177】
このように実施の形態13のCDMA同期判定装置1300では、各Fingerで算出したエラービット数が最小となるFingerと、各Fingerで算出したエラービット数をある区間幅で平均化した平均エラービット数が最小となるFingerのみを用いてRake合成を行い、Rake合成後に算出したエラービット数を基に同期判定を行うようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、雑音となるFingerを除いてRake合成し、その後にエラービット数を算出するので、算出されたエラービット数は小さくなりすぎず、誤同期が起こらなくなる。また、平均化したエラービット数を用いることで雑音の影響を削減し、同期保持判定も精度良く行うことができる。また、平均化しないエラービット数が最小となるFingerもRake合成に用いるので、パスの消滅・誕生にもすばやく追従し、精度よく同期判定ができる。
【0178】
(実施の形態14)
図15は、本発明の実施の形態14に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図15において図1と共通する部分には図1と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0179】
図15に示すCDMA同期判定装置1400は、実施の形態1の構成要素にSIR算出部601と、SIR閾値設定部1401とを加え、エラービット数判定部110を備えた同期判定部113をエラービット数&SIR判定部1402を備えた同期判定部1403に変更した。
【0180】
SIR算出部601は、逆拡散部102−1〜102−Nより出力された逆拡散後の信号からRake合成後に相当するSIR値を算出し、エラービット数&SIR判定部1402に出力する。
【0181】
SIR閾値設定部1401は、SIRの閾値を設定し、エラービット数&SIR判定部1402に出力する。
【0182】
エラービット数&SIR判定部1402は、SIR算出部601より出力されたSIRとSIR閾値設定部1401より出力された閾値を比較する。また、最小エラービット数選択部108より出力されたエラービット数と許容ビット数設定部109より出力された許容ビット数を比較する。これらの比較結果から、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」という条件を満たすか否かを前方/後方保護部111に出力する。
【0183】
同期判定部1403は、エラービット数&SIR判定部1402、許容ビット数設定部109、前方/後方保護部111、同期判定決定部112を備えている。
【0184】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数&SIR判定部1402では、SIR算出部601より出力されたSIRとSIR閾値設定部1401より出力された閾値が比較される。また、最小エラービット数選択部108から出力されるエラービット数と許容ビット数設定部109から出力される許容ビット数が比較される。これらの比較結果から、「エラービット数が許容ビット以下かつSIRが閾値以上」という条件を満たすか満たさないかが前方/後方保護部111に出力される。ここでSIR閾値設定部1401から設定される閾値は、逆拡散後の相関信号が雑音となるFingerが多い場合に測定したSIRより数dB大きい値を設定しておく。前方/後方保護部111では、エラービット数&SIR判定部1402より出力された判定結果に、前方保護、後方保護がかけられ、前方保護あるいは後方保護をクリアした否かの結果が同期判定決定部112に出力される。ここで述べた前方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」を満たさないものが所定の回数連続して起こらない限り同期はずれと判定しないものである。また、後方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」を満たすことが所定の回数連続して起こらない限り同期保持と判定しないものである。同期判定決定部112では、前方/後方保護部111からの前方保護あるいは後方保護をクリアした否かの情報をもらい、現在の同期判定状態を変更するかが判定され、同期判定結果(同期保持あるいは同期はずれ)が決定される。
【0185】
このように実施の形態14のCDMA同期判定装置1400では、各Fingerで算出したエラービット数の最小値を使い、同期保持になる条件に、エラービット数が許容ビット数以下に加え、SIRが閾値以上という条件を追加して同期判定するようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、最適な閾値が設定されれば、そのとき測定したSIRが閾値以下となり誤同期が起こらなくなる。また、許容ビット数を大きめに設定すれば、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0186】
(実施の形態15)
図16は、本発明の実施の形態15に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図16において図7と共通する部分には図7と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0187】
図16に示すCDMA同期判定装置1500は、実施の形態6の構成要素であるSIR閾値設定部603をSIR閾値設定部1501に変更し、またエラービット数判定部110を備えた同期判定部113をエラービット数&SIR判定部1502を備えた同期判定部1503に変更した。さらにエラービット数算出部107−1〜107−Nと、最小エラービット数選択部108と、エラービット数選択部604とを削除した。
【0188】
SIR閾値設定部1501は、SIRの閾値を設定し、エラービット数&SIR判定部1502に出力する。
【0189】
エラービット数&SIR判定部1502は、SIR算出部601より出力されたSIRとSIR閾値設定部1501より出力された閾値を比較する。また、エラービット数算出部602より出力されたエラービット数と許容ビット数設定部109より出力された許容ビット数を比較する。これらの比較結果から、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」という条件を満たすか満たさないかを前方/後方保護部111に出力する。
【0190】
同期判定部1503は、エラービット数&SIR判定部1502、許容ビット数設定部109、前方/後方保護部111、同期判定決定部112を備えている。
【0191】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数&SIR判定部1502では、SIR算出部601より出力されたSIRとSIR閾値設定部1501より出力された閾値が比較される。また、エラービット数算出部602より出力されたエラービット数と許容ビット数設定部109より出力された許容ビット数が比較される。これらの比較結果から、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」という条件を満たすか満たさないかが前方/後方保護部111に出力される。ここでSIR閾値設定部1501から設定される閾値は、逆拡散後の相関信号が雑音となるFingerが多い場合に測定したSIRより数dB大きい値を設定しておく。前方/後方保護部111では、エラービット数&SIR判定部1502より出力された判定結果に、前方保護、後方保護がかけられ、前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの結果が同期判定決定部112に出力される。ここで述べた前方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」を満たさないものが所定の回数連続して起こらない限り同期はずれと判定しないものである。また、後方保護とは、「エラービット数が許容ビット数以下かつSIRが閾値以上」を満たすことが所定の回数連続して起こらない限り同期保持と判定しないものである。同期判定決定部112では、前方/後方保護部111からの前方保護あるいは後方保護をクリアしたか否かの情報をもらい、現在の同期判定状態を変更するかが判定され、同期判定結果(同期保持あるいは同期はずれ)が決定される。
【0192】
このように実施の形態15のCDMA同期判定装置1500では、Rake合成後で算出したエラービット数を使い、同期保持になる条件として「エラービット数が許容ビット数以下」に加え、「SIRが閾値以上」という条件を追加して同期判定するようにした。これにより、雑音に割り当てたFingerが多い場合にも、最適な閾値が設定されれば、そのとき測定したSIRが閾値以下となり誤同期が起こらなくなる。また、Rake合成後のS/Nが向上した信号を用いて同期判定を行うので、同期保持判定も精度良く行うことができる。
【0193】
(実施の形態16)
図17は、本発明の実施の形態16に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図17において図2と共通する部分には図2と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0194】
図17に示すCDMA同期判定装置1600は、実施の形態2の構成要素に乗算部1602−1〜1602−Nを加え、Finger同期判定部201−1〜201−NをFinger同期判定部1601−1〜1601−Nに変更し、同期検出部202を削除した。
【0195】
エラービット数算出部107−1〜107−Nは、Finger毎に同期検波後の受信パイロットシンボルのエラービット数を算出し、Finger同期判定部1601−1〜1601−Nに出力する。
【0196】
Finger同期判定部1601−1〜1601−Nは、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数をもとにFingerの同期状態を判定し、Fingerの同期判定結果を乗算部1602−1〜1602−Nに出力する。ただし、Fingerの同期判定結果は、同期保持であれば1とし、同期はずれであれば0とする。
【0197】
乗算部1602−1〜1602−Nは、Finger同期判定部1601−1〜1601−Nより出力されたFingerの同期判定結果と同期検波部103−1〜103−Nより出力された同期検波後の相関信号を乗算し、乗算結果をRake合成部104に出力する。
【0198】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力された信号は、Finger同期判定部1601−1〜1601−Nにおいて、各Fingerの同期状態が判定され、同期保持であれば1が、同期はずれであれば0が乗算部1602−1〜1602−Nに出力される。
【0199】
乗算部1602−1〜1602−Nでは、同期検波後の相関信号とFinger同期判定部1601−1〜1601−Nより出力された同期判定結果を示す1または0が乗算され、乗算結果がRake合成部104に出力される。これは、同期はずれのFingerからの相関信号は0となってRake合成部104に出力される。
【0200】
このように実施の形態16のCDMA同期判定装置1600では、各Fingerで算出したエラービット数を基に同期判定を行い、同期はずれのFingerから得られる相関信号はRake合成しないようにした。Rake合成前に算出したエラービット数を用いてFingerの同期判定を行っているため、精度の高い同期判定を行うことができ、同期はずれとなるFingerから得られる相関信号はRake合成しないためRake合成後の相関信号の品質が向上する。
【0201】
(実施の形態17)
図18は、本発明の実施の形態17に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図である。但し、図18において図2と共通する部分には図2と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
【0202】
図18に示すCDMA同期判定装置1700は、実施の形態2の構成要素である同期部101内にFinger設定部1701を加え、Finger同期判定部201−1〜201−NをFinger同期判定部1601−1〜1601−Nに変更し、同期判定検出部202を削除した。
【0203】
Finger同期判定部1601−1〜1601−Nは、エラービット数算出部107−1〜107−Nより出力されたエラービット数をもとにFingerの同期状態を判定し、Fingerの同期判定結果をFinger設定部1701に出力する。
【0204】
Finger設定部1701は、Finger同期判定部1601−1〜1601−Nより出力された各Fingerの同期判定結果に応じて、逆拡散タイミングを設定するFingerを選択する。
【0205】
このような構成を有する同期判定装置の動作について説明する。Finger同期判定部1601−1〜1601−Nより出力された同期判定結果を示す1または0がFinger設定部1701に出力される。
【0206】
Finger設定部1701では、Finger同期判定部1601−1〜1601−Nより出力された同期判定結果が同期保持を示す1であれば該当するFingerに逆拡散タイミングを設定し、同期はずれを示す2であれば該当するFingerには逆拡散タイミングを設定しない。これにより、同期はずれと判定されたFingerは逆拡散を行うことができず、同期保持と判定されたFingerから得られる相関信号のみがRake合成される。
【0207】
このように実施の形態17のCDMA同期判定装置1700では、各Fingerで算出したエラービット数を基に同期判定を行い、同期はずれのFingerには逆拡散タイミングを設定しないようにした。これにより、Rake合成前に算出したエラービット数を用いてFingerの同期判定を行っているため、精度の高い同期判定を行うことができ、同期はずれとなるFingerには逆拡散タイミングを設定しないことから、同期保持となるFingerから得られる相関信号のみRake合成することになり、Rake合成後の相関信号の品質が向上する。
【0208】
なお、本実施の形態として、上記実施の形態1〜17のいずれかに記載のCDMA同期判定装置を具備することを特徴とする移動局装置でも同様の効果が得られる。
【0209】
なお、本実施の形態として、上記実施の形態1〜17のいずれかに記載のCDMA同期判定装置を具備することを特徴とする基地局装置でも同様の効果が得られる。
【0210】
なお、本実施の形態として、上記実施の形態1〜17のいずれかに記載のCDMA同期判定装置を具備することを特徴とするシステムでも同様の効果が得られる。
【0211】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同期がはずれて雑音となるFingerが多い場合にも、誤同期が起こらず、精度良く同期判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る雑音のみを受信したときの受信パイロット信号の相関値変動を示すグラフ
【図3】本発明の実施の形態2に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態6に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態7に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態8に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態9に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態10に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態11に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態12に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態13に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態14に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態15に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図17】本発明の実施の形態16に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図18】本発明の実施の形態17に係るCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図19】従来のCDMA同期判定装置の構成を示すブロック図
【図20】同期検波の動作説明図
【図21】従来において雑音のみを受信したときの受信パイロット信号の相関値変動を示すグラフ
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500 CDMA同期判定装置
101、1001、 同期部
102−1〜102−N、 逆拡散部
103−1〜103−N、 同期検波部
104、703、1303 Rake合成部
105−1〜105−N PLパターン生成部
106−1〜106−N ビット照合部
107−1〜107−N、602 エラービット数算出部
108、 最小エラービット数選択部
109、109−1〜109−N 許容ビット数設定部
110、110−1〜110−N エラービット数判定部
111、111−1〜111−N 前方/後方保護部
112、112−1〜112−N 同期判定決定部
113、1403、1503 同期判定部
201−1〜201−N、1601−1〜1601−N Finger同期判定部
202 同期判定検出部
301、403 同期判定エラービット数選択部
302 選択Finger数設定部
303、502、803 エラービット数平均化部
401−1〜401−N Finger SIR測定部
402 最大SIR Finger選択部
501 重み係数算出部
601 SIR算出部
603、1401、1501 SIR閾値設定部
604 エラービット数選択部
701、801 Finger選択部
702、802 閾値設定部
901 閾値計算部
1002、1102 最大相関値Finger選択部
1101−1〜1101−N Finger相関値レベル測定部
1201−1〜1201−N エラービット数区間平均部
1202 最小平均エラービット数選択部
1301 最小エラービット数Finger選択部
1302 最小平均エラービット数Finger選択部
1402、1502 エラービット数&SIR判定部
1602−1〜1602−N 乗算部
1701 Finger設定部

Claims (3)

  1. 通信相手から送信された所定の既知信号に拡散符号を乗算する逆拡散手段と、
    逆拡散された前記既知信号の位相変動量を補償する同期検波手段と、
    同期検波された所定の既知信号のエラービット数をFinger毎に算出するエラービット数算出手段と、
    Finger毎に算出された前記エラービット数に基づいて同期保持状態か同期はずれ状態かを判定する同期判定手段と、
    Finger毎に算出された前記エラービット数のうち最小値を選択する最小エラービット数選択手段と、
    を具備し、
    前記同期判定手段は、前記最小エラービット数と予め設定された閾値との大小比較を行うエラービット数判定手段を有し、
    前記エラービット数判定手段の判定結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値以下である場合に限り、同期保持状態と判定し、前記判定結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値を越える場合に限り、同期はずれ状態と判定することを特徴とするCDMA同期判定装置。
  2. 各Fingerの希望波電力対干渉波電力比を測定するSIR測定手段と、
    前記SIR測定手段によって測定された各Fingerの希望波電力対干渉波電力比が最大値のFingerを選択する最大SIR Finger選択手段と
    を具備し、
    前記同期判定手段は、前記最大SIR Finger選択手段によって選択されたFingerから得られたエラービット数と予め設定された閾値との比較結果において所定回数連続して前記エラービット数が前記閾値以下である場合に限り、同期保持状態と判定し、前記比較結果において所定回数連続して前記最小エラービット数が前記閾値を越える場合に限り、同期はずれ状態と判定することを特徴とする請求項1に記載のCDMA同期判定装置。
  3. Fingerの信号からRake合成後に相当する希望波電力対干渉波電力比を算出するSIR算出手段と、
    記最小エラービット数と第1の閾値との閾値判定を行い、前記SIR算出手段によって算出された希望波電力対干渉波電力比と第2の閾値との閾値判定を行う判定手段と
    を具備し、
    前記同期判定手段は、前記判定手段の結果において前記最小エラービット数が前記第1の閾値以下でありかつ前記希望波電力対干渉波電力比が前記第2の閾値以上を満たすことが所定回数連続して起こる場合に限り、同期保持状態と判定し、前記最小エラービット数が前記第1の閾値以下でありかつ前記希望波電力対干渉波電力比が前記第2の閾値以上を満たさないことが所定回数連続して起こる場合に限り、同期はずれ状態と判定することを特徴とする請求項1に記載のCDMA同期判定装置。
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