JP2003283191A - 実装機、実装方法 - Google Patents

実装機、実装方法

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JP2003283191A JP2002086395A JP2002086395A JP2003283191A JP 2003283191 A JP2003283191 A JP 2003283191A JP 2002086395 A JP2002086395 A JP 2002086395A JP 2002086395 A JP2002086395 A JP 2002086395A JP 2003283191 A JP2003283191 A JP 2003283191A
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啓且 村松
Mitsugi Akiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板搬送方向(X方向)に対してコンパクト
で、さまざまな生産形態および設置場所に対応でき、か
つ低コストな実装機を提供する。 【解決手段】 この実装機は、プリント基板PをX方向
へ搬送する基板コンベア13と、オートノズルチェンジ
ャー(ANC)32と、基板昇降機構120と、基板ラ
ンプ機構110と、基板バックアップ機構110とを有
する可変ストロークコンベアユニット10と、この可変
ストロークコンベアユニット10を、機体の端から基板
コンベア13のベルト13a,13bを突出させた位置
までX方向に移動自在に搭載する基台11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に部品を実装
する実装機および実装方法に関し、特に生産対応力を高
め、コンパクト化、低コスト化した実装機および実装方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、基板上にチップ部品(抵抗、コン
デンサ、コイルなど)やIC(Integrated Circuit)な
どを搭載・実装する実装機の開発競争が激化している。
【0003】最近では、高性能化よりも、ある程度の実
装性能を保持しつつも低コストで、かつ生産対応力に優
れた実装機に対する購買意欲が高まっており、このよう
な実装機の開発が急務になっている。
【0004】一般に、実装機を複数用いて生産ラインを
構成する場合、各実装機のコンベアの位置を同一ライン
上にする必要があるのと、実装機の外形(凹凸)の関係
で互いの実装機間にはどうしても隙間が空くため、その
隙間をコンベアなどで連結する必要がある。
【0005】従来の実装機としては、特許第29194
86号公報に、コンベアで基板をX方向に搬送しつつ、
装着ヘッドをY方向に移動して部品を実装する構成のプ
リント配線板組立装置が開示されている。このプリント
配線板組立装置は、テープフィーダーの装着方向(長手
方向)とコンベアの基板搬送方向とが同じ方向であり、
連続生産を考慮してコンベア(供給コンベアおよび搬送
コンベア)が機体から突出した形態とされている。この
場合、実装機全体の配置スペースとしては、基板搬送方
向(X方向)にどうしても長くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように上記公報に
開示されている従来の実装機では、予めコンベアが実装
機の機体から基板搬送方向(X方向)に突出した形態と
されていたため、実装機1台だけの生産形態でも複数の
実装機を連結した生産形態であっても、実装機を配置す
るための設置スペースがコンベアの突出分だけ余分にと
られてしまうという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、基板搬送方向に対してコンパクトで、
さまざまな生産形態および設置場所に対応でき、かつ低
コストな実装機および実装方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明に係る実装機は、部品を基板に実装する実装
機において、前記基板を第1の方向へ搬送するコンベア
を有する基板搬送ユニットと、前記コンベアを含む基板
搬送ユニットをその単位で前記第1の方向に移動自在に
搭載する基台とを具備している。本発明に係る実装機
は、部品を基板に実装する実装機において、前記基板を
第1の方向へ搬送するコンベアを有する基板搬送ユニッ
トと、前記コンベアを含む基板搬送ユニットを、前記第
1の方向にかつ基台端部から前記コンベアが少なくとも
突出する位置まで移動自在に搭載する基台とを具備して
いる。前記実装機において、前記基板搬送ユニットは、
前記搬送機構により所定位置まで搬送された基板を昇降
させる昇降機構、前記基板固定機構により上昇された基
板をクランプおよびクランプ解除するクランプ機構、前
記基板に装着する部品を吸着する吸着ヘッド先端のノズ
ルを交換するノズル交換機構のうち、少なくとも一つの
機構を具備している。前記実装機において、前記昇降機
構は、前記所定位置において昇降する昇降手段と、前記
昇降手段により昇降され、前記基板をスペーサを介して
支持する板状部材と、前記昇降手段により昇降される前
記板状部材をその両側底部を支持して平行動作するリン
ク機構とを具備している。
【0009】本発明に係る実装方法は、基台に基板を搬
入し、部品装着後、前記基板を基台から搬出する実装方
法において、前記基台に移動自在に搭載された基板搬送
ユニットを、前記基板を移動する第1の方向へ移動させ
て基板搬入端から基板を受け入れる工程と、受け入れた
基板を載せた基板搬送ユニットを第1の方向へ移動する
と共に部品装着用のヘッドを第1の方向と交差する第2
の方向へ移動させて前記基板に部品を装着する工程と、
部品を装着した基板を載せた前記基板搬送ユニットを前
記第1の方向へ移動して搬出する工程とを有している。
本発明に係る実装方法は、基台に基板を搬入し、部品装
着後、前記基板を基台から搬出する実装方法において、
前記基台に移動自在に搭載された基板搬送ユニットを基
板搬入端まで第1の方向へ移動し前記基板搬送ユニット
に設けられたコンベアを駆動して前記基板を前記基台へ
搬入する工程と、前記基台に搬入された前記基板を前記
基板搬送ユニットと前記コンベアとの少なくとも一方で
部品装着位置直下の位置に移動する工程と、この位置に
移動された基板を前記基板搬送ユニットに設けられた昇
降機構で上昇させて部品装着位置に固定する工程と、前
記基板を固定した前記基板搬送ユニットを第1の方向へ
移動すると共に部品装着用のヘッドを第1の方向と交差
する第2の方向へ移動させて前記基板に部品を装着する
工程と、部品が装着された前記基板を前記基板搬送ユニ
ットの前記昇降機構で元の位置に降下させる工程と、元
の位置に降下された基板を、前記基板搬送ユニットの移
動あるいは前記コンベアの駆動の少なくとも一方の動作
にて基板搬出位置へ搬出する工程とを有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1乃至図4は、本発明の一実
施形態に係る実装機を模式的に示す構成図であり、図1
はこの実施形態の実装機の斜視図、図2はその平面図、
図3は実装機をX方向から見た側面図、図4は実装機を
Y方向から見た側面図である。
【0011】図1乃至図4に示すように、この実装機
は、基台11、X方向案内レール12aおよび12b、
基板コンベア13、ベルト13a,13b、X方向係合
部材14、X方向サーボモータ15、X方向エンコーダ
16、X方向送りねじ17、X方向送りねじ受け18、
固定カメラ用照明装置19、固定カメラ20、フィーダ
ーバンク21、テープフィーダー22、ヘッドユニット
23、吸着ヘッド24、Y方向フレーム25、Y方向案
内レール26a,26b、Y方向サーボモータ27、Y
方向エンコーダ28、Y方向送りねじ29、Y方向送り
ねじ受け30、移動カメラ31、交換用ノズル収納部3
2、コンベア幅可変用タイミングベルト8およびプーリ
9a,9bなどを有する可変ストロークコンベアユニッ
ト10などを備えている。
【0012】X方向とはプリント基板Pが搬送される第
1の方向をいい、Y方向とはX方向と交差する第2の方
向をいう。この例の場合、第1の方向と第2の方向と
は、直交しているが、必ずしも90°で交差する必要は
なく、例えば80°などでも良い。第1の方向と第2の
方向とが交差すれば部品の装着は可能である。テープフ
ィーダー22にはそれぞれ部品吸着ポイント22aが存
在する。
【0013】基台11には、くぼみ部11aが設けられ
ている。このくぼみ部11aは、自機と同じ形状の他機
とを対向および/または同一方向に連結させ、かつそれ
ぞれの基板コンベア13のベルト13a,13が一直線
状になるように配置したときに、自機のフィーダーバン
ク21にセット(装着)されたテープフィーダー22が
自機の基台部分から突出しても他機と接触しないように
するためのものである。
【0014】また、この基台11の上には、プリント基
板Pを水平姿勢で保持しかつX方向に移動させるため
の、基板搬送ユニットとしての可変ストロークコンベア
ユニット10と、その移動機構が設けられている。
【0015】図4に示すように、可変ストロークコンベ
アユニット10には、交換用ノズル収納部32(図2,
図3参照)、昇降機構120、クランプ機構110、基
板バックアップ機構130、基板コンベア13のベルト
駆動機構、コンベア幅可変機構などが備えられており、
これらの機構を含む可変ストロークコンベアユニット1
0全体が基台11に対してX方向に移動自在とされてい
る。なお、個々の機構の説明は、図5を用いて後述す
る。
【0016】基台11における可変ストロークコンベア
ユニット10の移動範囲として、X方向の搬入側では、
可変ストロークコンベアユニット10上のベルト13
a,13bの端部が基台11の端から約50mm程度突
出した位置まで移動可能である(一点鎖線の矢印Xi方
向)。また、X方向の搬出側では、可変ストロークコン
ベアユニット10上のベルト13a,13bの端部が基
台11の端から約250mm程度突出した位置まで移動
可能である(二点鎖線の矢印Xo方向)。
【0017】可変ストロークコンベアユニット10は、
例えばナット部材からなるX方向係合部材14を介して
X方向送りねじ17に係合されている。X方向係合部材
14は可変ストロークコンベアユニット10に固着され
ている。X方向送りねじ17は、X方向サーボモータ1
5とX方向送りねじ受け18との間に架設され、かつX
方向サーボモータ15により所定量回転され、これによ
りX方向係合部材14と連結された可変ストロークコン
ベアユニット10のX方向移動が行われる。なお、X方
向エンコーダ16はX方向サーボモータ15と共にX軸
サーボ装置を構成し、それぞれサーボ装置としてのセン
サとアクチュエータとして機能する。
【0018】また、可変ストロークコンベアユニット1
0は、その荷重が支持されると共に移動の円滑のため、
それぞれX方向に渡して互いに平行に設けられた一対の
X方向案内レール12a、12b上をX方向移動する。
さらに可変ストロークコンベアユニット10には、その
上部に、基板コンベア13の一対のベルト13a、13
bがそれぞれX方向に渡して互いに平行に回動するよう
に設けられている。基板コンベア13は、部品実装され
たプリント基板P1を搬出しかつ新たに部品実装するプ
リント基板P2を搬入するためのものであり、X方向に
移動するベルト13a,13bによりプリント基板Pを
可変ストロークコンベアユニット10上でX方向に搬送
する。すなわち、可変ストロークコンベアユニット10
が本願で言う基板搬送ユニットとなる。
【0019】基板コンベア13の上で搬送が停止された
プリント基板Pは、可変ストロークコンベアユニット1
0に設けられている基板バックアップ機構130により
その下面が支持された状態で、昇降機構120により上
昇されて所定位置でクランプ機構110により可変スト
ロークコンベアユニット10自体に固定される。そし
て、吸着ヘッド24によりプリント基板Pの表面上に部
品が装着された後、昇降機構120により元の位置に降
下されて可変ストロークコンベアユニット10の移動と
基板コンベア13の駆動で実装のためのクランプ位置か
ら搬出されて次の工程へ送られる。昇降機構120の降
下動作と共に可変ストロークコンベアユニット10の移
動を行っても良い。なお、基板コンベア13a,13b
はX方向については、可変ストロークコンベア10と一
体化され、基板移動台10をX方向に移動させることに
より、プリント基板Pの搬入のための端部位置あるいは
搬出のための端部位置を可変できる。この基板コンベア
13a,13bのX方向の最大許容移動幅は、実装機を
据え付けた実装機の周囲との干渉のない範囲で、かつX
方向案内レール12a,12bのX方向長さにより決ま
ってくる。X方向の長さが、最大許容移動幅より僅かに
大きい最大許容長さ以下のプリント基板Pであれば、実
装可能となる。
【0020】基台11には、基板コンベア13の各ベル
ト13a,13bの幅を、プリント基板Pの幅に対応さ
せてY方向に移動可能なコンベア幅調整機構が設けられ
ている。
【0021】すなわち、基板コンベア13の一方のベル
ト、例えばベルト13aの支持部は、Y方向両端のプー
リ9a、9b間をY方向に掛け渡されたコンベア幅可変
用タイミングベルト8に接続されている。そして、この
タイミングベルト8を図示省略のモータにより回転・移
動させることにより、ベルト13aとこのベルト13a
に対向するベルト13bとの間隔が可変される(図示の
状態は最大の幅に設定されている場合である)。
【0022】この例のコンベア幅可変機構は、基板コン
ベア13の一方のベルト13aの側を動かすようにして
いるが、この他、基板コンベア13a、13bの両方を
動かすことにしても良い。この実施形態では、部品供給
部たるテープフィーダー22とプリント基板Pとの距離
をできるだけ近く設定してタクトタイムの低減を図るた
め、テープフィーダー22とは反対側の基板コンベア1
3のベルト13aの側を移動させるようにしている。
【0023】また、図示するように、可変ストロークコ
ンベアユニット10(基板コンベア13のベルト13
a、13b)上を交差する(またぐ)ようにかつこの方
向を図1のY方向下側に延長するように、Y方向フレー
ム25を始めとするヘッドユニット移動機構が存在す
る。このヘッドユニット移動機構のY方向フレーム25
は、基台11に支持されており、テープフィーダー22
からピックアップした部品をプリント基板P上に搭載す
るためのヘッドユニット23をY方向に移動自在に搭載
している。
【0024】Y方向フレーム25には、その上部に、一
対のY方向案内レール26a、26bが互いに平行に設
けられ、ヘッドユニット23は、この案内レール26
a、26bによりY方向の動きが案内される。また、ヘ
ッドユニット23は、Y方向フレーム内をY方向に渡さ
れて配設されたY方向送りねじ29に図示しない係合部
材により係合されおり、この送りねじ29が所要量回転
することにより、上記係合部材を介して所定の量だけY
方向に移動する。
【0025】なお、Y方向送りねじ29は、可変ストロ
ークコンベアユニット10に近い側に設けられたY方向
サーボモータ27とその反対が側に設けられたY方向送
りねじ受け30との間に架設されている。また、Y方向
エンコーダ28はY方向サーボモータ27と共にY軸サ
ーボ装置を構成し、それぞれサーボ装置としてのセンサ
とアクチュエータとして機能する。
【0026】Y方向サーボモータ27は、テープフィー
ダー22に近い側のY方向送りねじ29の端部に設ける
ことも可能である。この実施形態では、実際の稼働状態
を考慮し、例えばテープフィーダー22を交換するなど
のためには、X方向でいえば図1,図2のX方向エンコ
ーダ16の前側、Y方向でいえば図1、図2のY方向送
りねじ受け30のある側をオペレータが作業空間とする
ことから、これらの側での装置としての突起形状を避け
てオペレータの作業性を向上するため上記のような配置
にしている。これにより全体としてX方向、Y方向でそ
れぞれコンパクトな外形状が実現されている。
【0027】ヘッドユニット23は、Y方向フレーム2
5側の機構によって上記のように案内、移動されると共
に、その吸着ヘッド24が、直接、部品供給部たるテー
プフィーダー22の部品吸着ポイント22aおよびプリ
ント基板Pとの間で上下方向(Z方向)に行き来できる
ように、図2,図4でいえば吸着ヘッド24がヘッドユ
ニット23から左側に張り出した形状になっている。こ
のような張り出した形状は、上記説明の作業空間で、ヘ
ッドユニット23、特にその吸着ヘッド24をメンテナ
ンスする場合に、吸着ヘッド23の周囲に空間を確保し
やすく、機体からヘッドユニット23を取り外すことな
く個々の吸着ヘッド23だけの着脱を容易にするもので
ある。
【0028】ヘッドユニット23には、この実施形態で
は4本(最低1本あれば良い)の吸着ヘッド24がY方
向に一列に並べられ、個々に一つづつが着脱自在に取り
付けられている。4本の吸着ヘッド24の下端部は、図
示省略のモータとラック&ピニオンのギア構造部とで構
成される昇降機構によりそれぞれ独立して上下動可能で
ある。また、4本のそれぞれの吸着ヘッド24には、個
々にR軸駆動用のモータが搭載されておりプーリとベル
トで個々の吸着ヘッド24のストレートスプライン軸に
回転力が伝達され、軸回り(R方向)に回転可能とされ
ている。また、部品吸着時に図示省略の負圧供給手段か
ら各吸着ヘッド24の下端部に着脱自在に取り付けられ
た吸着ノズルに負圧(吸引力)が供給される。この吸引
力により吸着ノズルに部品を吸着させることができる。
ヘッドユニット23には移動カメラ31が併設されてい
る。この移動カメラ31は、上方からプリント基板P
(特にそこに印されたフィデューシャルマーク)を撮像
することにより、プリント基板Pの存在や正確な位置を
認識するためのものである。さらに、後述する交換用ノ
ズル収納部32での吸着ノズルの収納状況を認識するこ
ともできる。
【0029】テープフィーダー22の部品吸着ポイント
22aそれぞれのX方向座標は、吸着ヘッド24のX方
向座標と一致するようにされている。これにより、ヘッ
ドユニット23がY方向フレーム25上で部品供給部た
るテープフィーダー22側に存在するとき(図示の状
態)には、ヘッドユニット23のY方向移動により所定
の吸着ヘッド24下に所定の部品吸着ポイント22aを
位置させることができる。この状態で個々の吸着ヘッド
24を昇降させ所定の部品を吸着・ピックアップする。
【0030】可変ストロークコンベアユニット10に取
り付けられた交換用ノズル収納部32には、吸着ヘッド
24の先端部に装着すべき複数の吸着ノズルが一列に配
列された穴部にそれぞれ収納されている。
【0031】ここで、吸着ヘッド24が交換用ノズル収
納部32との間で吸着ノズルを交換する動作について説
明する。吸着ヘッド24が交換用ノズル収納部32との
間で吸着ノズルを交換する場合、まず、各吸着ヘッド2
4のうちノズル交換を行うものとその吸着ノズルを収納
すべき交換用ノズル収納部32の空席位置との位置合わ
せを行う。
【0032】これには、X方向には、交換用ノズル収納
部32を伴って可変ストロークコンベアユニット10を
所定位置まで移動させ、Y方向にはヘッドユニット23
を所定位置まで移動させる。
【0033】次に、ノズル交換すべき吸着ヘッド24を
降ろしその吸着ノズルを交換用ノズル収納部32の空席
位置に突入させる。ここで、交換用ノズル収納部32の
不図示のシャッターを水平方向に移動させ吸着ノズルに
係合させる。この状態で吸着ヘッド24を上昇させ、吸
着ヘッド24と吸着ノズルとの不図示のノッチ機構によ
る係合を遊離させて、吸着ノズルを交換用ノズル収納部
32内に保持させつつ吸着ヘッド24から取り外すこと
ができる。吸着ヘッド24を上昇させると、シャッター
を移動して元の位置にすることで、交換用ノズル収納部
32の全てのノズル収納位置において、吸着ノズルをシ
ャッターと干渉することなく出し入れ可能とする。
【0034】次に、その吸着ヘッド24と新たに装着す
べき吸着ノズルが収納された交換用ノズル収納部32と
の位置合わせを行う。これには、X方向に、交換用ノズ
ル収納部32を伴って可変ストロークコンベアユニット
10を所定位置まで移動させる。Y方向には現状の位置
がそのまま適用できるので特に新たな移動をするには及
ばない。
【0035】そして、吸着ノズルが取り外された吸着ヘ
ッド24を、交換用ノズル収納部32の装着すべき吸着
ノズル位置まで降ろす。これにより、不図示のノッチ機
構が吸着ヘッド24と吸着ノズルとの間で係合する。
【0036】ノッチ機構が係合状態となったら、その吸
着ヘッド24を上昇させる。これで、その吸着ヘッド2
4は吸着ノズルが装着された状態となり、交換用ノズル
収納部32には新たな空席が生じた状態となる。以上に
より吸着ノズル24aの交換を行うことができる。
【0037】また、固定カメラ20は、下方から上方に
撮像方向が向けられかつその光軸のX方向座標が吸着ヘ
ッド24のX方向座標とほぼ一致するようにされてい
る。これにより、ヘッドユニット23の(Y方向)位置
が図2,図3の符号23aの位置にあるときには、固定
カメラ20により下方から吸着された部品を撮像する。
この撮像動作は、吸着された部品の詳細な位置・姿勢を
認識するためのものであり、固定カメラ20により撮像
された撮像データから、部品をプリント基板P上に搭載
する場合の位置補正量を算出し精度の高い実装を実現す
る。また、この撮像データにより吸着ヘッド24への吸
着ノズルの装着履歴が後述する制御装置50で管理され
る。なお、固定カメラ20の上方には、固定カメラ用照
明装置19が設けられ、吸着ヘッド24により吸着され
た部品の照明条件を改善する。
【0038】このように、この実施形態では、固定カメ
ラ20の光軸が部品吸着ポイント22aそれぞれの並び
のほぼ延長上に存在するようになっている(これを図1
のラインLで示す)。これにより、ヘッドユニット23
のY方向移動により円滑に部品のピックアップ、撮像が
可能である。また、固定カメラ20をラインカメラとし
そのライン配設方向をX方向とすれば、ヘッドユニット
23のY方向移動を停止することなく固定カメラ20上
を通過させれば吸着された部品の撮像が可能であり、一
層、タクトタイムの短縮になる。固定カメラ20は、左
右方向に相当して光電変換素子の配設ラインが並ぶライ
ンセンサを有しており、この配設ライン上を横切ってピ
ックアップされた部品が通過する際にその通過移動を止
めることなく部品を撮像し認識する。
【0039】また、以上のようにして部品のピックアッ
プ、撮像を経たヘッドユニット23は、その移動の動き
を延長することによりプリント基板P上(図の例えば2
3b)に位置することができる。そして、Y方向につい
ては、Y方向サーボモータ27を始めとするサーボ装置
により位置決めされ、X方向については、X方向サーボ
モータ15を始めとするサーボ装置により位置決めされ
る。そして、この状態で個々の吸着ヘッド24を昇降さ
せ所定の部品をプリント基板P上の所定位置に搭載する
ことができる。
【0040】以上説明のように、Y方向フレーム25の
下方には、X方向に移動自在な可変ストロークコンベア
ユニット10、下方から上方を撮像する固定カメラ2
0、部品吸着ポイント22aそれぞれがY方向に並ぶ部
品供給部たるテープフィーダー22の三者がこの順にY
方向に配置される。このような配置によりヘッドユニッ
ト23の動きに無駄がなく効率的な動作を得ることがで
きる。
【0041】ここで、図5を参照して可変ストロークコ
ンベアユニット10の各機構の詳細について説明する。
なお、この図5に示されている2つのプリント基板P
1,P2のうち、プリント基板P1は基板固定位置の基
板であるものとし、プリント基板P2は部品装着前後の
搬入・搬出される基板であるものとする。
【0042】基台11に対して移動自在に搭載された可
変ストロークコンベアユニット10は、図5に示すよう
に、昇降機構120、クランプ機構110、基板バック
アップ機構130、基板コンベア13の駆動機構、コン
ベア幅可変機構などの各機構が備えられている。
【0043】昇降機構120は、昇降手段としての昇降
用シリンダ121、板状部材としてのプッシュアッププ
レート122、支持軸123、レバー部材125、回動
軸124などからなるリンク機構とを有し、部品実装前
後においてプリント基板P1をその水平姿勢を保持して
昇降させる機構である。回動軸124はプッシュアップ
プレート122の両側底部を支持している。プッシュア
ッププレート122は昇降用シリンダ121によってそ
の底部のほぼ中央部が支持され、昇降用シリンダ121
の昇降動作に伴なって押し上げられ、また引き下げられ
る。
【0044】リンク機構は、プッシュアッププレート1
22の下面に、2つの機構が互いに同じ動きをするよう
に当接されており、昇降用シリンダ121の昇降動作に
伴ない、支持軸123を支点として回動軸124が矢印
Cの方向に回動し、プッシュアッププレート122が昇
降中に水平を保つように動作するものである。なお、支
持軸123はそれぞれ可変ストロークコンベア10に支
持され、図5に示す左右両側の回動軸124に、図示し
ないリンク部材の両端をそれぞれ回動可能に係合してい
る。また少なくとも一方の回動軸124にレバー部材1
25をプッシュアッププレート122方向に付勢する不
図示のトーションばねが設けられている。このリンク部
材とトーションばねがあるからこそ、プッシュアッププ
レート122が水平を維持しつつ昇降することができ
る。
【0045】基板バックアップ機構130は、上記昇降
機構120のプッシュアッププレート122の上面に配
置され、昇降機構120により昇降されるプリント基板
P1を支持するスペーサとして機能するものである。こ
のスペーサは、プリント基板P1を下面から支持しプリ
ンタ基板Pが自重で変形するのを防止するための交換可
能な少なくとも一つのバックアップピンと、複数の穴を
有しバックアップピンを所望の穴に挿入してプッシュア
ッププレート122の所望の位置(プリント基板P1の
裏面の領域のうち歪みが生じる可能性がある支持が必要
な位置)の直下に磁力により固定された駒部材とからな
る。
【0046】クランプ機構110は、可変ストロークコ
ンベアユニット10自体にベルト13a,13bの上部
に固定された断面かぎ状のガイドプレート111(係止
部)と、プリント基板P1を載せたベルト13a,13
bと、昇降機構120のガイドプレート111などの共
動動作で実現されている。
【0047】つまり、クランプ機構110は、昇降機構
120によりベルト13a,13bと共に上昇されたプ
リント基板P1をベルト13a,13bと可変ストロー
クコンベアユニット10に固定されたガイドプレート1
11とで挟持し固定するものである。すなわち、昇降用
シリンダ121はクランプ用シリンダを兼ねるものであ
る。
【0048】基板コンベア13の駆動機構は、可変スト
ロークコンベアユニット10のX方向のほぼ両端に設け
られたプーリ52、53およびプーリ54、55に掛け
渡された幅狭のベルト13b(13a)と、モータ56
とを有している。プーリ54、55には、ベルト13b
(13a)がS字状に掛けられている。プーリ55は、
モータ56により回転駆動される。モータ56が回転駆
動されると、基板コンベア13のベルト13a,13b
が上記プーリ群によって形成された経路を移動しベルト
13a,13bに載せられたプリント基板Pが移動され
る。
【0049】可変ストロークコンベアユニット10のX
方向のユニット幅よりも基板コンベア13(ベルト13
a、13b)の幅(プーリ52、53の間隔)を長くし
た構造にしたことで、可変ストロークコンベアユニット
10を基台11のX方向の幅の範囲で移動させた場合
に、基板コンベア13(ベルト13a、13b)の端部
を基台11の端から突出させることができ、基台11の
内側での単なる基板搬送用、基板固定用として基板コン
ベア13を用いるだけでなく他の機体との橋渡し役を基
板コンベア13に兼ねさせることができる。つまり、可
変ストロークコンベアユニット10に基台11の内側で
の基板搬送用、基板固定用としてのみならず、橋渡し機
能を兼ねさせることで、可変ストロークコンベアユニッ
ト10の外側に基板搬入・搬出用のコンベアを新に設け
る必要がなくなり装置自体の低コスト化を図ることがで
きると共にさまざまなラインレイアウトに実装機を対応
させることができる。
【0050】コンベア幅可変機構は、プーリ57,5
8、ベルト59、モータ60などを有し、モータ60に
よりプーリ58が駆動されベルト59と共にプーリ57
が回転される。つまり、プリント基板Pの幅に合わせて
基板コンベア13の幅を可変する場合の駆動力はモータ
60、プーリ58、ベルト59、プーリ57というよう
に伝達された後、図3に示したプーリ9a,9bおよび
コンベア幅可変用タイミングベルト8にてコンベア幅が
可変される。
【0051】ここで、テープフィーダー22を含む部品
供給部について補足説明する。この実施形態では、部品
供給部には、テープフィーダー22を着脱自在に取り付
け可能なテープフィーダー装着部としてのフィーダーバ
ンク21が設けられている。このフィーダーバンク21
には、一つ以上、複数のテープフィーダー22が隣接し
てかつおのおの位置決めされた状態で固定できる。この
フィーダーバンク21に複数のテープフィーダー22が
固定された状態では、追加部品の供給がX方向(図1で
左から右)となるように、基板コンベア13の各ベルト
13a、13bによる基板搬送方向とテープフィーダー
22の装着方向(長手方向)とが平行(同じ方向)にな
る。
【0052】各テープフィーダー22は、それぞれ、I
C、トランジスタ、コンデンサなどの小片状電子部品
(チップ部品)を所定間隔おきに収納・保持したテープ
がリールからから導出されるように構成され、吸着ヘッ
ド24により部品がピックアップされるにつれてテープ
が間欠的に送り出されるようになっている。
【0053】図6は複数の中の一つのテープフィーダー
22の部品吸着ポイント22a付近を拡大して示す斜視
図である。
【0054】同図に示すように、テープ1は、部品を収
納するためエンボス加工などである程度の厚みを有して
おり、この厚みの中ほどまでの深さに部品収納部3が設
けられる。部品収納部3上にはカバーテープ4が貼付さ
れており、部品吸着ポイントにテープ1が送られるごく
手前で、図示するようにカバーテープ折り返し部5に掛
けられてテープ1からはがされる。
【0055】また、テープ1には、部品収納部3位置に
例えば同期してホール2が設けられており、これを利用
してテープ1の間欠送りを制御することができる。テー
プ1は、部品吸着ポイントにおいては、シャッター7の
スライド動作により開閉可能にされており、間欠的にテ
ープ1が送られるにつれて吸着すべき部品を取出し可能
にする(図示の状態はシャッター7の開状態を示す)。
部品が取出された後のテープ1は、テープ案内部材6に
より案内されてテープフィーダー22から排出する。
【0056】このようなテープフィーダー22の要部の
構成に対して、図示するように直線L(図1で説明)が
位置する関係となる。従って、テープフィーダー22を
隣接して多数並べることにより、部品吸着ポイントはY
方向に直線状に並ぶ。
【0057】なお、テープフィーダー22を装着するフ
ィーダーバンク21の代わりに、比較的大型パッケージ
のICを収容するトレイを収納するトレイ収容部を同位
置に設けるようにすることもできる。その場合にも、部
品吸着ポイントは、Y方向に直線状になり、部品の追加
供給はX方向になされる。
【0058】次に、図7を参照して上記実装機の制御系
について説明する。図7は本発明の一実施形態たる実装
機の制御系の構成を示すブロック図である。同図におい
て既に説明した構成要素と同一のものには同一の番号を
付しその説明は省略する。
【0059】図7に示すように、この実装機の制御系
は、固定カメラ20、移動カメラ31、X軸サーボ装置
43、Y軸サーボ装置44、ヘッドユニット部サーボ装
置40、制御装置50などから構成されている。ヘッド
ユニット部サーボ装置40は、Z軸サーボ装置41、
…、R軸サーボ装置42などを有している。
【0060】制御装置50は、統括制御部54、そのた
めの記憶部55、画像処理部52、そのための記憶部5
3、X軸サーボ装置などサーボ装置とのインターフェー
ス51を有している。
【0061】移動カメラ31は、図示のように制御装置
50の画像処理部52に接続されている。また、固定カ
メラ20も、図示のように制御装置50の画像処理部5
2に接続されている。
【0062】インターフェース51は、X軸サーボ装置
43、Y軸サーボ装置44、ヘッドユニット部サーボ装
置40のZ軸サーボ装置41、…、R軸サーボ装置4
2、…との接続を行う。X軸サーボ装置43は、図2、
図3におけるX方向サーボモータ15を含む構成であ
り、Y軸サーボ装置44は、同図のY方向サーボモータ
27を含む構成である。
【0063】統括制御部54は、X軸サーボ装置43、
Y軸サーボ装置44、ヘッドユニット部サーボ装置40
の動作や基板コンベア13を含む基板搬送機構の動作を
統括的に制御するための処理を行うものである。実体的
には、マイクロプロセッサなどのハードウエアと制御プ
ログラムなどのソフトウエアとにより構成される。
【0064】記憶部55は、統括制御部54が行う処理
に必要な情報を記憶するものである。必要に応じて、統
括制御部54から情報が出し入れされる。
【0065】画像処理部52は、移動カメラ31、固定
カメラ20で得られた撮像データを処理し、これにより
撮像データに含まれる情報を認識して統括制御部35に
供給するものである。認識する情報については、後述す
る。なお、画像処理部52も、実体的には、マイクロプ
ロセッサなどのハードウエアと制御プログラムなどのソ
フトウエアとにより構成され得る。
【0066】記憶部53は、画像処理部52が行う処理
に必要な情報を記憶するものである。必要に応じて、画
像処理部52から情報が出し入れされる。
【0067】インターフェース51は、統括制御部54
が処理することにより生成されたサーボ制御信号を、X
軸サーボ装置43、Y軸サーボ装置44、ヘッドユニッ
ト部サーボ装置40に出力し、また、これらのサーボ装
置43、44、40からのセンサ出力を入力するための
インターフェースである。
【0068】すなわち、この実装機は、プリント基板P
をX方向に搬送する基板コンベア13と、この基板コン
ベア13の基板搬送方向(X方向)と同じ方向に少なく
とも一つのテープフィーダー22(部品供給部)を着脱
自在なフィーダーバンク21(部品供給部装着部)と、
他機と自機とを対向および/または同一方向に連結さ
せ、かつ基板コンベア13が一直線状になるように配置
したときに、自機のフィーダーバンク21に装着された
テープフィーダー22が自機から突出しても他機と接触
(干渉)しないようにくぼみ部11aを設けた基台11
とを備える。部品供給部としては、テープフィーダー2
2の他、比較的大型のフラットパッケージ型のICチッ
プを供給するためのトレイなども含まれる。
【0069】上記構成により、この実装機のX方向の基
台11の幅は1000mm以下、Y方向の基台の幅は1
300mm以下とされ大変コンパクトなものとなってい
る。
【0070】例えば上記実装機を2台、対向配置して連
結する場合、プリント基板Pをスムーズに搬送するため
に互いの機体の基板コンベア13のベルト13a,13
bを一直線状に並べて配置する必要がある。この際、例
えば長手方向の寸法が比較的長いテープフィーダー22
を使用すると、この型の実装機では、基台11の端より
もテープフィーダー22が突出してしまう。
【0071】本実装機の場合、基台11に、くぼみ部1
1a(テープフィーダー接触回避用の凹部)が設けられ
ているので、他の機体に自機のテープフィーダー22が
当たることなく、互いの機体を間隔を空けずに連結でき
る。なお対向配置とは機体の方向を180度回転させて
向き合わすことである。
【0072】ここで、この実施形態の実装機の動作を説
明する。プリント基板Pを実装機に搬入する上でのシチ
ュエーションとしては、この実装機の前工程の実装機か
ら搬入される場合、あるいはストッカからの搬入する場
合、あるいは作業者によってプリント基板Pが基板コン
ベア13の上に載せられる場合などの初期状態が考えら
れる。
【0073】この場合、制御装置50の統括制御部54
は、X軸サーボ装置43を制御して、基台11に移動自
在に搭載された可変ストロークコンベアユニット10を
図4の基板搬入側の端までX方向へ移動し可変ストロー
クコンベアユニット10に備えられている基板コンベア
13を駆動して、上記いずれかの初期状態のプリント基
板Pを基台11へ搬入する。
【0074】続いて、統括制御部54は、基台11側に
搬入されたプリント基板Pを可変ストロークコンベアユ
ニット10を移動あるいは/および基板コンベア13の
ベルト13a,13bを駆動して部品装着位置のほぼ直
下の位置まで移動する。
【0075】続いて、この位置に移動されたプリント基
板Pを可変ストロークコンベアユニット10に備えられ
ている昇降機構120で上昇させてプリント基板Pをそ
の下方から基板バックアップ機構130で支持しつつさ
らに上昇させてクランプ機構110でクランプし部品装
着基準位置(高さ)で固定する。
【0076】そして、ヘッドユニット23をY方向に移
動させつつ可変ストロークコンベアユニット10をX方
向に移動させてプリント基板Pの表面上の所定の位置に
部品を装着する。
【0077】部品が装着されたプリント基板Pは、昇降
機構120により元の位置(基板コンベア13の搬送位
置)に降下される。
【0078】この位置にプリント基板Pを降下すると、
統括制御部54は、X軸サーボ装置43を制御して、プ
リント基板Pを、可変ストロークコンベアユニット10
と基板コンベア13のうち少なくとも一方を移動させ
て、基台11の基板搬出側の端部、あるいは次工程の実
装機のコンベアにほぼ当接する位置、あるいはストッカ
の入口、あるいは作業者がプリント基板Pを取れる位置
まで搬出する。
【0079】このとき、可変ストロークコンベアユニッ
ト10よりも基板コンベア13のベルト13a,13b
の端部が突き出ているので、可変ストロークコンベアユ
ニット10が基台11の基板搬出側の端部まで移動され
ると、基板コンベア13のベルト13a,13bの端部
は基台11から突出するようになる。基板コンベア13
のベルト13a,13bの端部が基台11から突出する
量(距離)は、統括制御部54のプログラム上の設定変
更により所望の値にできる。
【0080】ここで、上記プリント基板Pへの部品の実
装動作において特にデータ処理を伴う詳細な動作につい
て、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0081】まず、この実装機ですべての部品が既に搭
載されたプリント基板P1が基板コンベア13により搬
出され、可変ストロークコンベアユニット10の移動を
伴い部品未搭載の新たなプリント基板P2が基板コンベ
ア13によりこの機体に搬入されてくる。
【0082】すると、可変ストロークコンベアユニット
10上の基板コンベア13が駆動されて所定位置(基板
部品装着位置の直下)でプリント基板Pの搬送が停止さ
れ、昇降機構120によりプリント基板Pが基台11に
固定されたガイドプレート(係止部)の位置(部品搭載
基準位置)まで押し上げられてクランプされる(図8の
ステップ61)。具体的にはプリント基板Pと基板コン
ベア13のベルト13a,13bとが昇降機構120に
より上昇されて、基台11に固定されたガイドプレート
(係止部)とベルト13a,13bとの間でプリント基
板Pが挟み込まれて可変ストロークコンベアユニット1
0に固定される。そして、記憶部55に記憶・保持され
ている搭載済リストが初期化される(ステップ62)。
【0083】次に、X軸サーボ装置43、Y軸サーボ装
置44により移動カメラ31をプリント基板P上に位置
させ(ステップ63)、プリント基板Pの表面の基板マ
ークを撮像する(ステップ64)。撮像された画像を、
撮像データ1とする。
【0084】次に、撮像データ1を画像処理部52によ
り処理し、基板マークを認識することにより、基板の位
置ずれ(X方向、Y方向、XY平面に垂直な軸回りのθ
方向)を検出し、検出された位置ずれから各部品の搭載
位置補正値δ1が求められる。補正値δ1は、統括制御
部54に渡されて記憶部55に格納・記憶される(ステ
ップ65)。
【0085】次に、統括制御部54により記憶部55の
搭載済リストが調べられ未搭載データの有無が判定され
る(ステップ66)。この判定の結果、記憶部55の搭
載済リストに未搭載データがなければ(ステップ66の
N)、すべての部品の搭載が完了していることを示すの
で、このプリント基板Pに対する処理が終了となる。ま
た、上記判定の結果、記憶部55の搭載済リストに未搭
載データがある場合には(ステップ66のY)、統括制
御部54により、そのデータを検索し実装順序などの作
業手順を決定する(ステップ67)。
【0086】次に、統括制御部54は、決定した作業手
順に従って、Y軸サーボ装置44を制御して、吸着ヘッ
ド24を部品吸着位置に移動させて部品を吸着する(ス
テップ68)。この部品吸着は、所定のすべての吸着ヘ
ッド24のノズルに部品が吸着されるよう繰り返される
(ステップ69)。なお、この吸着動作における吸着ヘ
ッド13の吸着位置制御は、後述する固定カメラ20の
撮像によって検出される吸着ヘッド24のY方向位置ず
れを考慮に入れて、部品に対しての吸着ヘッド24のY
方向位置ずれが小さくなるように制御して行っても良
い。
【0087】次に、Y軸サーボ装置44を制御してヘッ
ドユニット23を移動し、吸着ヘッド24が固定カメラ
20上を通過するようにする(ステップ70)。ここで
は、固定カメラ20がラインカメラであるとして説明す
る。ヘッドユニット23の移動により、吸着ヘッド24
の通過は固定カメラ20のライン方向(X方向)と直交
する方向(Y方向)になされる。このとき、部品が吸着
された吸着ヘッド24が固定カメラ20により撮像され
る。この撮像された画像を撮像データ2とする(ステッ
プ71)。
【0088】次に、撮像データ2を画像処理部52によ
り処理し、吸着された部品を認識することにより、吸着
部品の位置ずれを検出し、検出された位置ずれから各吸
着部品の搭載位置補正値δ2が求められる(ステップ7
2)。補正値δ2は、統括制御部54に渡されて記憶部
55に格納・記憶される。そして、統括制御部54によ
り、上記で求められ保持された補正値δ1と補正値δ2
とから、最終的な搭載位置補正値となるδ(=δ1+δ
2)を求めこれを記憶部55に記憶・保持する(ステッ
プ73)。
【0089】次に、さらに、ヘッドユニット23のY方
向移動を延長し、Y軸サーボ装置44を制御して、吸着
ヘッド24を、正規(基準)の位置から上記補正値によ
り補正されたY位置に移動させる。同時にX軸サーボ装
置44を制御して、可変ストロークコンベアユニット1
0を正規の位置から上記補正により補正されたX位置に
移動する。この状態で吸着ヘッド24により部品をプリ
ント基板P上に装着する(ステップ74)。この部品装
着は、所定のすべての吸着ヘッド24について繰り返さ
れる(ステップ75)。なお、X位置への移動には、可
変ストロークコンベアユニット10の移動だけでなく、
基板コンベア13を駆動させても良い。
【0090】そして、所定のすべての吸着ヘッド24
(ノズル)について部品の装着が完了すると、ステップ
66に戻り未搭載データについて同様に動作・処理が行
われる。
【0091】このようにして部品が装着されたプリント
基板Pは、昇降機構120により基板コンベア13と平
行する元の位置まで降下される。その後、統括制御部5
4は、X軸サーボ装置43を制御して可変ストロークコ
ンベアユニット10を基台11の搬出端まで移動する。
【0092】可変ストロークコンベアユニット10が基
台11の基板搬出端まで移動されると、統括制御部54
は、可変ストロークコンベアユニット10の基板コンベ
ア13を駆動して機体から突出する受け渡し位置までプ
リント基板Pを搬出し、プリント基板Pを次の装置へ渡
す。なお可変ストロークコンベアユニット10を基台1
1の搬出端まで移動する際に基板コンベア13を同時に
駆動してプリント基板Pをベルト13a,13bの先端
位置まで移動しておくとさらに移動効率が良くなる。
【0093】このようにこの実施形態の実装機によれ
ば、基台11に、プリント基板PをX方向へ搬送する基
板コンベア13と、オートノズルチェンジャー(AN
C)32と、昇降機構120と、クランプ機構110
と、基板バックアップ機構130とを備える可変ストロ
ークコンベアユニット10を、基板コンベア13を基台
11のX方向の端部から突出させる位置までX方向へ移
動自在に搭載したことで、基台11にコンベアを固定せ
ずに済み、例えば実装機1台だけのセル生産には可変ス
トロークコンベアユニット10を基台11から突出させ
ないようにしてコンパクトな配置および作業スペースを
作ることが可能になる。また、複数の実装機を連設する
場合でも基板コンベア13が機体から突出する位置まで
可変ストロークコンベアユニット10が基台11上を移
動するので、機体間の基板橋渡しのために予め基板搬入
用および基板搬出用の各コンベアを機体から突出させて
おく必要がなくなり、機体どうしをほぼ接触させた状態
での連結が可能になる。
【0094】これにより、実装機単体でもまた複数台の
ライン編成をとった場合でもそれぞれの場合のコンパク
ト化が可能になり、さまざまなラインレイアウトをとる
ことができるようになる。また、プリント基板Pの移動
および部品搭載に関するさまざまな機構(昇降機構12
0、クランプ機構110、基板バックアップ機構130
など)を可変ストロークコンベアユニット10に設けた
ことから、これらの複雑な機構を基台11に直に組み入
れずに済み、実装機の設計段階から機器レイアウトに至
るまでの全体としての低コスト化が可能になる。また、
個々の機構の保守、構成変更、改善などを行う上でも可
変ストロークコンベアユニット10の単位で行えるの
で、可変ストロークコンベアユニット10を基台11か
ら取り外して各パーツの変更などが可能になり保守性も
向上することができる。
【0095】また、比較的長いテープフィーダー22を
実装機に装着し、テープフィーダー22が機体から突出
しまうような場合、基台11にくぼみ部11aを設けた
ので、同じ型の実装機を対向させて、かつ基板コンベア
13が一直線状になるように連結配置する上で、テープ
フィーダー22の部分がよけられるので、実装機間に隙
間を空けることなく連結できる。従って、上記同様にさ
まざまな配置バリエーションで実装機を連結でき、多数
の実装機を連結させたライン生産、および実装機1台か
らのセル生産にも対応できる。これにより、例えば予め
決められた生産ラインのスペースに収まるようなライン
レイアウト(ライン編成)を容易に行うことができる。
【0096】また、可変ストロークコンベアユニット1
0、固定カメラ20、テープフィーダー22の三者がこ
の順に前後方向に並んで設けられ、固定カメラ20の光
軸を通る前後の一方向にテープフィーダー22で複数の
部品が吸着可能なスタンバイ状態となり、ヘッドユニッ
ト23のY方向への移動(単軸移動)と可変ストローク
コンベアユニット10によるX方向へのプリント基板P
の移動により部品実装を行えるので、部品のピックアッ
プから撮像、プリント基板Pへの搭載といった連続的な
動作をコンパクトなスペースで効率よく行え、部品実装
効率を向上することができる。これにより、実装機とし
て基板搬送方向(X方向)にコンパクトに構成しやすく
実装機をオペレートする場合の実装機の形状としても好
適なものとなる。この結果、さまざまな生産形態および
設置場所に対応しかつコンパクトでしかも低コストな実
装機を提供することができる。
【0097】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではない。図5では、搬入位置と搬出位置を
プリント基板P1の位置を挟んで互いに反対側とした
が、この他、搬入位置、搬出位置をプリント基板P2の
位置(共通の位置)としても良い。前記したように、基
板コンベア13a,13bのX方向の最大許容移動幅
は、実装機を据え付けた実装機の周囲との干渉のない範
囲で、かつX方向案内レール12a,12bのX方向長
さにより決まってくる。さらに、この最大許容移動幅は
基板コンベア13a、13bの長さを短くすると、大き
くなるので、結果として実装可能となるプリント基板の
X方向の長さ、すなわち最大許容長さも大きくできる。
しかしながらこの場合の問題を、搬入位置と搬出位置を
プリント基板P1の位置を挟んで互いに反対側とした実
施例で示すと、基板コンベア13a、13bの長さを短
くし過ぎると、基板固定位置PA2(プリント基板P1
の位置)から搬出位置PA3までの基板コンベア13
a、13bによるプリント基板Pの搬出と同時の、可変
ストロークコンベア10の移動による基板コンベア13
a、13bの搬出側へのX方向一方への移動、基板コン
ベア13a、13bの搬出側位置から中央位置(実装時
の移動範囲の中央部となる位置)を経て搬入側位置への
X方向他方への移動、さらに、プリント基板Pを受け取
った後の基板コンベア13a、13bによるプリント基
板Pの搬入位置PA1からの搬入と同時の、基板コンベ
ア13a、13bの中央位置へのX方向一方への移動に
時間が掛かることになる。できれば、基板コンベア13
a、13bの長さを基台11のX方向長さと同一とする
か、それよりプリント基板Pの長さ分だけ短くすると良
い。また、上記実施形態では、実装機に一つのヘッドユ
ニット23を備えた例について説明したが、下記図9に
示すような変形例とすることで、コンパクト化と高性能
化を両立できる。すなわち、図9に示すように、この変
形例の実装機は、上記実施形態の基台11を、X方向の
軸に対して対称になるようY方向に延長した形状の基台
11bを有している。
【0098】この基台11bには、上記実施形態で説明
したヘッドユニット23、移動カメラ31、固定カメラ
20、固定カメラ用照明装置19、フィーダーバンク2
1、テープフィーダー22が2セット(2組)、可変ス
トロークコンベアユニット10を挟んでほぼ対称に配置
されている。2組のヘッドユニット23は案内レール2
6a,26bに搭載されている。
【0099】すなわち、この実装機は、プリント基板P
をX方向へ搬送する基板コンベア13を有する可変スト
ロークコンベアユニット10と、この可変ストロークコ
ンベアユニット10を挟んで対向するように配置され、
X方向と直交するY方向へ移動する2組のヘッドユニッ
ト23と、各ヘッドユニット23(の吸着ヘッド24)
にそれぞれセットしたテープフィーダー22から部品を
供給するための2組のフィーダーバンク21と、基板コ
ンベア13を含む可変ストロークコンベアユニット10
をX方向に移動自在に搭載する基台11bとを有してい
る。この実装機の場合、X方向の幅は上記実施形態と同
じであり、機体はX方向にコンパクトにされている。
【0100】上記実施形態の実装機では、ヘッドユニッ
ト23が1台だけであっため、部品吸着ポイント22a
で部品を吸着しプリント基板Pまで移動し部品を装着
後、吸着ポイント22aへ戻り部品を吸着するまでの時
間がタイムロスとなる。そこで、この変形例の実装機で
は、一方のヘッドユニット23がフィーダーバンク21
の部品吸着ポイント22aの位置へ部品を取りに行って
いる間に、予め他のテープフィーダー22から部品を吸
着ヘッド24に吸着していた他のヘッドユニット23が
プリント基板Pの該当位置へ移動して部品を装着するの
で、1枚のプリント基板Pに部品を実装するタクトタイ
ムを向上することができ、コンパクト化と高性能化を両
立できる。なお、上記全ての実施形態の実装機におい
て、基台11の上方において基台11上の各装置を覆う
不図示のカバー部材が開閉可能に設けられ、開状態で各
部を整備点検を可能とすると共に、閉状態で塵埃から各
部が保護される。可変ストロークコンベアユニット10
は、移動可能範囲内のどの位置にあろうとも、全てがカ
バー部材で覆われる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板を搬送するコンベアを含む機構をユニット化して基板
搬送方向である第1の方向に移動自在に基台に搭載した
ので、基板搬送方向にコンパクトでさまざまな生産形態
および設置場所に対応できかつ低コストな実装機および
実装方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る実装機の外観斜視
図。
【図2】本発明の一実施形態に係る実装機の構成を模式
的に示す平面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る実装機の構成を模式
的に示すX方向側面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る実装機の構成を模式
的に示すY方向側面図。
【図5】この実装機の可変ストロークコンベアユニット
の構成示す図。
【図6】この実装機に装着される一つのテープフィーダ
ーの部品吸着ポイント付近を拡大して示す斜視図。
【図7】この実装機の制御系の構成を示すブロック図。
【図8】この実装機の動作を示すフローチャート。
【図9】上記実施形態の変形例の実装機の構成を示す図
である。
【符号の説明】
8…コンベア幅可変用タイミングベルト 9a、9b…
プーリ 10…可変ストロークコンベアユニット 1
1,11b…基台 11a…くぼみ部 12a、12b
…X方向案内レール 13…基板コンベア 13a、1
3b…ベルト 14…X方向係合部材 15…X方向サ
ーボモータ 16…X方向エンコーダ 17…X方向送
りねじ 18…X方向送りねじ受け 19…固定カメラ
用照明装置 20…固定カメラ 21…フィーダーバンク 22…テ
ープフィーダー 23…ヘッドユニット 24…吸着ヘ
ッド 25…Y方向フレーム 26a、26b…Y方向
案内レール 27…Y方向サ−ボモータ 28…Y方向
エンコーダ 29…Y方向送りねじ 30…Y方向送り
ねじ受け 31…移動カメラ 40…ヘッドユニット部
サーボ装置 41…Z軸サーボ装置 42…R軸サーボ
装置 43…X軸サーボ装置 44…Y軸サーボ装置
50…制御装置 51…インターフェース 52…画像
処理部 53…記憶部 54…統括制御部 55…記憶
部 32…ANC 110…クランプ機構 120…昇降機
構 130…基板バックアップ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 啓且 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 秋山 貢 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA03 AA11 AA18 AA22 CC03 CC04 DD01 DD02 DD12 DD21 DD31 EE01 EE02 EE03 EE05 EE24 EE25 EE34 EE35 FF24 FF28 FF29 FG01 FG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を基板に実装する実装機において、 前記基板を第1の方向へ搬送するコンベアを有する基板
    搬送ユニットと、 前記コンベアを含む基板搬送ユニットをその単位で前記
    第1の方向に移動自在に搭載する基台とを具備したこと
    を特徴とする実装機。
  2. 【請求項2】 部品を基板に実装する実装機において、 前記基板を第1の方向へ搬送するコンベアを有する基板
    搬送ユニットと、 前記コンベアを含む基板搬送ユニットを、前記第1の方
    向にかつ基台端部から前記コンベアが少なくとも突出す
    る位置まで移動自在に搭載する基台とを具備したことを
    特徴とする実装機。
  3. 【請求項3】請求項1,2いずれか1記載の実装機にお
    いて、 前記基板搬送ユニットは、 前記搬送機構により所定位置まで搬送された基板を昇降
    させる昇降機構、前記基板固定機構により上昇された基
    板をクランプおよびクランプ解除するクランプ機構、前
    記基板に装着する部品を吸着する吸着ヘッド先端のノズ
    ルを交換するノズル交換機構のうち、少なくとも一つの
    機構を具備したことを特徴とする実装機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の実装機において、 前記昇降機構は、 所定位置において昇降する昇降手段と、 前記昇降手段により昇降され、前記基板をスペーサを介
    して支持する板状部材と、 前記昇降手段により昇降される前記板状部材をその両側
    底部を支持して平行動作するリンク機構とを具備したこ
    とを特徴とする実装機。
  5. 【請求項5】 基台に基板を搬入し、部品装着後、前記
    基板を基台から搬出する実装方法において、 前記基台に移動自在に搭載された基板搬送ユニットを、
    前記基板を移動する第1の方向へ移動させて前記基台の
    基板搬入部から基板を受け入れる工程と、受け入れた基
    板を載せた基板搬送ユニットを第1の方向へ移動すると
    共に部品装着用のヘッドを第1の方向と交差する第2の
    方向へ移動させて前記基板に部品を装着する工程と、 部品を装着した基板を載せた前記基板搬送ユニットを前
    記第1の方向へ移動して搬出する工程とを有することを
    特徴とする実装方法。
  6. 【請求項6】 基台に基板を搬入し、部品装着後、前記
    基板を基台から搬出する実装方法において、 前記基台に移動自在に搭載された基板搬送ユニットを基
    板搬入端まで第1の方向へ移動し前記基板搬送ユニット
    に設けられたコンベアを駆動して前記基板を前記基台へ
    搬入する工程と、 前記基台に搬入された前記基板を前記基板搬送ユニット
    と前記コンベアとの少なくとも一方で部品装着位置直下
    の位置に移動する工程と、 この位置に移動された基板を前記基板搬送ユニットに設
    けられた昇降機構で上昇させて部品装着位置に固定する
    工程と、 前記基板を固定した前記基板搬送ユニットを第1の方向
    へ移動すると共に部品装着用のヘッドを第1の方向と交
    差する第2の方向へ移動させて前記基板に部品を装着す
    る工程と、 部品が装着された前記基板を前記基板搬送ユニットの前
    記昇降機構で元の位置に降下させる工程と、 元の位置に降下された基板を、前記基板搬送ユニットの
    移動あるいは前記コンベアの駆動の少なくとも一方の動
    作にて基板搬出位置へ搬出する工程とを有することを特
    徴とする実装方法。
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JP2006080158A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Juki Corp 表面実装装置
JP2018125329A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 ヤマハ発動機株式会社 表面実装機

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