JP2003282245A - デバイスの製造方法及び製造装置、デバイス及び電子機器 - Google Patents

デバイスの製造方法及び製造装置、デバイス及び電子機器

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JP2003282245A
JP2003282245A JP2002079524A JP2002079524A JP2003282245A JP 2003282245 A JP2003282245 A JP 2003282245A JP 2002079524 A JP2002079524 A JP 2002079524A JP 2002079524 A JP2002079524 A JP 2002079524A JP 2003282245 A JP2003282245 A JP 2003282245A
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誠一 田邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドのノズルの目詰まり等
の不具合の発生を防止し、安定したインク吐出動作を実
現することによって所望の精度を有するデバイスを製造
できるデバイスの製造方法及び製造装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 デバイス製造装置IJは、基板Pのパタ
ーン形成領域に対してインクを吐出可能なインクジェッ
トヘッド20と、パターン形成領域以外の部分に設けら
れたフラッシング領域52、59と、フラッシング領域
52、59に対してインクを吐出するようにインクジェ
ットヘッド20の吐出動作を制御する制御装置CONT
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴吐出ヘッドを
用いてデバイスを製造する製造方法及び製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路等の微細な配
線パターンを有するデバイス製造方法としてフォトリソ
グラフィー法が多用されているが、近年において、イン
クジェット方式を用いたデバイスの製造方法が注目され
ている。特開平11−274671号公報にはインクジ
ェット方式を用いた電気回路の製造方法に関する技術が
開示されている。上記公報に開示されている技術は、パ
ターン形成面にパターン形成用材料を含んだ流動体をイ
ンクジェットヘッドから吐出することによって電気回路
を形成するものであり、少量多種生産に対応可能である
点などにおいて大変有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては、インク吐出動作停止時にインクジ
ェットヘッドのノズルが乾燥し、インクの増粘化やイン
クからの固形分の析出により目詰まりやインクの飛行曲
がりが生じて安定した吐出動作が行われない場合があっ
た。インクの吐出安定性が悪化すると、所望の精度を有
するデバイスが製造できなくなるといった問題が生じ
る。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、インクジェットヘッドのノズルの目詰まり等の
不具合の発生を防止し、安定したインク吐出動作を実現
することによって所望の精度を有するデバイスを製造で
きるデバイスの製造方法及び製造装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のデバイスの製造方法は、基板のパターン形
成領域に対して液滴吐出ヘッドより液体材料を吐出する
工程を有するデバイスの製造方法において、前記パター
ン形成領域以外の所定領域に対して前記液体材料を吐出
するフラッシング工程を有することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、パターン形成領域に対し
てパターンを形成するための吐出動作をする工程の他
に、このパターン形成領域以外の所定領域に対して吐出
動作をするフラッシング工程を行うことにより、液滴吐
出ヘッドのノズル部における液体材料(インク)の増粘
化や液体材料からの固形分の析出を防ぎ、液滴吐出ヘッ
ドのノズルの目詰まり等を防止できる。したがって、液
滴吐出ヘッドは安定した吐出動作を実現でき、パターン
を所望の精度で形成できる。
【0007】本発明のデバイスの製造方法において、前
記液滴吐出ヘッドと前記所定領域とを相対的に移動しつ
つ前記所定領域に対して前記液体材料を吐出する構成が
採用される。これにより、フラッシング吐出動作から、
パターン形成領域に対する吐出動作へと直ちに円滑に移
行することができ、作業効率を向上することができる。
【0008】この場合において、前記液滴吐出ヘッドを
前記基板及び前記所定領域に対して加速区間、整定区
間、定常区間、減速区間の順に相対移動し、前記所定領
域に対する吐出動作を前記加速区間に設定し、前記基板
の前記パターン形成領域に対する吐出動作を前記定常区
間に設定するようにしてもよい。こうすることにより、
パターンを精度良く形成できるとともにパターン形成領
域を拡大でき、しかもスループットを向上できる。すな
わち、液滴吐出ヘッドあるいは基板の移動距離(ストロ
ーク)が一定である場合、加速区間においてフラッシン
グ吐出動作することにより、パターンを形成するための
吐出動作区間である定常区間のストロークを大きく設定
できる。したがって、パターンが形成されるパターン形
成領域を拡大でき、デバイスを効率良く製造できる。こ
の場合、フラッシング吐出動作は高い吐出精度を必要と
しないため、加速区間においてフラッシング吐出動作を
行っておけば、定常区間においてパターンを精度良く形
成できる。
【0009】更に、この場合において、前記所定領域に
対する吐出動作終了点を前記整定区間に設定するように
してもよい。こうすることにより、パターン形成領域に
対する吐出動作直前までフラッシング吐出動作を行うこ
とになるので、液滴吐出ヘッドのノズル部の乾燥を招く
ことなくパターン形成領域に対して安定した吐出動作を
行うことができる。
【0010】ここで、加速区間とは、基板及び所定領域
に対する液滴吐出ヘッドの相対速度を目標速度(目標
値)まで加速する区間であり、整定区間とは、基板及び
所定領域に対する液滴吐出ヘッドの移動速度が目標速度
に対して所定範囲(許容範囲)内に達するとともにこの
移動速度が安定するまでの区間であり、定常区間とは、
基板に対する液滴吐出ヘッドの移動速度が安定している
区間であり、減速区間とは、移動する液滴吐出ヘッドあ
るいは基板を減速する区間である。
【0011】本発明のデバイスの製造方法において、前
記パターン形成領域に対する吐出動作の前後のうち少な
くともいずれか一方で、前記所定領域に対する吐出動作
を行う構成が採用される。これにより、例えばパターン
形成領域に対する吐出動作の前にフラッシングを行うこ
とによって、液滴吐出ヘッドのノズルの乾燥を招くこと
なく直ちにパターン形成領域に対して吐出動作を行うこ
とができる。また、パターン形成領域に対する吐出動作
の後にフラッシングを行うことにより、ノズルの目詰ま
りを解消した状態で次の吐出動作に対して待機すること
ができる。
【0012】本発明のデバイスの製造方法において、前
記基板をステージで支持しつつ前記吐出動作を行い、前
記ステージに対して前記基板を搬入及び搬出する工程を
有し、前記搬入時及び前記搬出時のうち少なくともいず
れか一方で、前記所定領域に対する吐出動作を行う構成
が採用される。これにより、基板の搬入・搬出時といっ
たパターン形成領域に対する液滴吐出ヘッドの吐出動作
が長時間行われないときであっても、この間にフラッシ
ングを行うことにより、液滴吐出ヘッドのノズルの乾燥
を防止することができる。また、基板の搬入・搬出動作
とフラッシング吐出動作とを平行して行うことにより、
基板をステージに支持し、パターン形成領域に対する吐
出動作を行うまでの基板の待機時間を短縮することがで
きるので、すなわち、基板の搬入・搬出時にフラッシン
グを行っておくことにより、基板がステージに支持され
たらパターン形成領域に対する吐出動作を直ちに行うこ
とができるので、作業性を向上することができる。
【0013】本発明のデバイスの製造方法において、前
記基板はステージに支持されており、前記所定領域は前
記ステージのうち前記基板を支持する以外の部分に設定
されている構成が採用される。これにより、ステージに
支持されている基板とフラッシングを行うための所定領
域との距離は短くなるので、所定領域に対するフラッシ
ング吐出動作を行う場合とパターン形成領域に対する吐
出動作を行う場合とで、液滴吐出ヘッドを所定領域とパ
ターン形成領域との間で大きく移動させる必要がなくな
るので、液滴吐出ヘッドの移動時間を短縮して作業効率
を向上できる。
【0014】本発明のデバイスの製造方法において、前
記基板に対して有機エレクトロルミネッセンス装置形成
用材料を吐出する構成が採用される。これにより、有機
エレクトロルミネッセンス装置を精度良く製造できる。
【0015】本発明のデバイスの製造装置は、基板のパ
ターン形成領域に対して液体材料を吐出可能な液滴吐出
ヘッドを有するデバイスの製造装置において、前記パタ
ーン形成領域以外の部分に設けられたフラッシング領域
と、前記フラッシング領域に対して前記液体材料を吐出
するように前記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制御する制
御装置とを備えることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、フラッシングを行うため
のフラッシング領域を設け、このフラッシング領域に対
してフラッシング吐出動作を行うことにより、液滴吐出
ヘッドのノズル部における液体材料の増粘化や液体材料
からの固形分の析出を防ぎ、液滴吐出ヘッドのノズルの
目詰まり等を解消してから基板のパターン形成領域に対
して吐出動作を行うことができる。したがって、液滴吐
出ヘッドは安定した吐出動作を実現でき、パターンを所
望の精度で形成できる。
【0017】本発明のデバイスの製造装置において、前
記基板を支持するステージを有し、前記フラッシング領
域は、前記ステージのうち前記基板を支持する以外の部
分に設けられている構成が採用される。これにより、ス
テージに支持されている基板とフラッシング領域との距
離は短くなるので、フラッシング領域に対するフラッシ
ング吐出動作を行う場合とパターン形成領域に対する吐
出動作を行う場合とで、液滴吐出ヘッドをフラッシング
領域とパターン形成領域との間で大きく移動させる必要
がなくなるので、液滴吐出ヘッドの移動時間を短縮して
作業効率を向上できるとともに、装置が大型化するのを
抑えることができる。
【0018】本発明のデバイスの製造装置において、前
記液滴吐出ヘッドと前記ステージとを相対的に移動する
移動装置を備える構成が採用される。これにより、液滴
吐出ヘッドは基板に対して走査しつつパターン形成領域
の全面に液体材料を設けることができる。
【0019】本発明のデバイスの製造装置において、前
記制御装置は、前記移動装置による前記移動中に前記フ
ラッシング領域に対して前記液体材料を吐出するように
前記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制御する構成が採用さ
れる。これにより、フラッシング領域に対する吐出動作
から、パターン形成領域に対する吐出動作へと直ちに円
滑に移行することができ、作業効率を向上することがで
きる。
【0020】この場合において、前記移動装置は、前記
液滴吐出ヘッドを前記ステージに対して加速区間、整定
区間、定常区間、減速区間の順に相対移動し、前記制御
装置は、前記フラッシング領域に対する吐出動作を前記
加速区間で行い、前記パターン形成領域に対する吐出動
作を前記定常区間で行うように前記液滴吐出ヘッドの吐
出動作を制御するようにしてもよい。
【0021】また、前記制御装置は、前記フラッシング
領域に対する吐出動作を前記整定区間で終了するように
前記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制御するようにしても
よい。
【0022】本発明のデバイスの製造装置において、前
記移動装置は、前記液滴吐出ヘッドと前記基板を支持す
る前記ステージとを所定方向に相対移動し、前記フラッ
シング領域は、前記基板の前記所定方向の前方側及び後
方側のうち少なくともいずれか一方に設けられている構
成が採用される。これにより、液滴吐出ヘッドと基板と
を相対的に走査しつつ吐出動作を行う場合、走査の前後
においてフラッシング吐出動作を円滑に行うことがで
き、パターン形成領域に対する吐出動作を、液滴吐出ヘ
ッドのノズルの目詰まりを解消した状態で行うことがで
きる。
【0023】本発明のデバイスの製造装置において、前
記液滴吐出ヘッドは、有機エレクトロルミネッセンス装
置形成用材料を吐出する構成が採用される。これによ
り、有機エレクトロルミネッセンス装置を精度良く製造
できる。
【0024】本発明のデバイスは、上記いずれかに記載
のデバイスの製造装置で製造されたことを特徴とする。
本発明によれば、精度良いパターンで形成されたことに
より所望の性能を有するデバイスが提供できる。
【0025】本発明の電子機器は、上記記載のデバイス
を備えたことを特徴とする。本発明によれば、所望の性
能を有した薄型の電子機器を得ることができる。
【0026】ここで、液滴吐出ヘッドは、インクジェッ
トヘッドを含む。インクジェット方式としては、圧電体
素子の体積変化により流動体を吐出させるピエゾジェッ
ト方式であっても、エネルギー発生素子として電気熱変
換体を用いた方式であってもよい。パターンを形成する
液滴吐出ヘッドとしてインクジェット方式を採用するこ
とにより、安価な設備でパターン形成領域の任意の場所
に任意の厚さで液体材料を設けることができる。なお、
液滴吐出装置としてはディスペンサー装置でもよい。
【0027】液体材料(流動体)とは、液滴吐出ヘッド
のノズルから吐出可能な粘度を備えた媒体をいう。水性
であると油性であるとを問わない。ノズル等から吐出可
能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が
混入していても全体として流動体であればよい。また、
液体材料に含まれる固体物質は融点以上に加熱されて溶
解されたものでも、溶媒中に微粒子として分散させたも
のでもよく、溶媒の他に染料や顔料その他の機能性材料
を添加したものであってもよい。また、パターン形成領
域とは、フラット基板の表面を指す他、曲面状の基板で
あってもよい。さらにパターン形成面の硬度が硬い必要
はなく、フィルム、紙、ゴム等可撓性を有するものの表
面であってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデバイスの製造装
置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
のデバイスの製造装置の一実施形態を示す図であって、
インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)を有するイン
クジェット装置(液滴吐出装置)を示す概略斜視図であ
る。
【0029】図1において、インクジェット装置IJ
は、ベース12と、ベース12上に設けられ、基板Pを
支持するステージSTと、ステージST上に設けられた
第1フラッシング領域(第1の所定領域)52と、ベー
ス12とステージSTとの間に介在し、ステージSTを
移動可能に支持する第1移動装置(移動装置)14と、
ステージSTに支持されている基板Pに対して所定の材
料を含むインク(液体材料、流動体)を吐出可能なイン
クジェットヘッド20と、インクジェットヘッド20を
移動可能に支持する第2移動装置16と、インクジェッ
トヘッド20のインクの吐出動作を制御する制御装置C
ONTとを備えている。更に、インクジェット装置IJ
は、ベース12上に設けられている重量測定装置として
の電子天秤(不図示)と、キャッピングユニット22
と、クリーニングユニット24と、第2フラッシング領
域(第2の所定領域)59とを有している。また、第1
移動装置14及び第2移動装置16を含むインクジェッ
ト装置IJの動作は、制御装置CONTによって制御さ
れる。
【0030】第1移動装置14はベース12の上に設置
されており、Y軸方向に沿って位置決めされている。第
2移動装置16は、支柱16A,16Aを用いてベース
12に対して立てて取り付けられており、ベース12の
後部12Aにおいて取り付けられている。第2移動装置
16のX軸方向(第2の方向)は、第1移動装置14の
Y軸方向(第1の方向)と直交する方向である。ここ
で、Y軸方向はベース12の前部12Bと後部12A方
向に沿った方向である。これに対してX軸方向はベース
12の左右方向に沿った方向であり、各々水平である。
また、Z軸方向はX軸方向及びY軸方向に垂直な方向で
ある。
【0031】第1移動装置14は、例えばリニアモータ
によって構成され、ガイドレール40、40と、このガ
イドレール40に沿って移動可能に設けられているスラ
イダー42とを備えている。このリニアモータ形式の第
1移動装置14のスライダー42は、ガイドレール40
に沿ってY軸方向に移動して位置決め可能である。
【0032】また、スライダー42はZ軸回り(θZ)
用のモータ44を備えている。このモータ44は、例え
ばダイレクトドライブモータであり、モータ44のロー
タはステージSTに固定されている。これにより、モー
タ44に通電することでロータとステージSTとは、θ
Z方向に沿って回転してステージSTをインデックス
(回転割り出し)することができる。すなわち、第1移
動装置14は、ステージSTをY軸方向及びθZ方向に
移動可能である。
【0033】ステージSTは基板Pを保持し、所定の位
置に位置決めするものである。また、ステージSTは吸
着保持装置50を有しており、吸着保持装置50が作動
することにより、ステージSTの穴46Aを通して基板
PをステージSTの上に吸着して保持する。
【0034】第2移動装置16はリニアモータによって
構成され、支柱16A,16Aに固定されたコラム16
Bと、このコラム16Bに支持されているガイドレール
62Aと、ガイドレール62Aに沿ってX軸方向に移動
可能に支持されているスライダー60とを備えている。
スライダー60はガイドレール62Aに沿ってX軸方向
に移動して位置決め可能であり、インクジェットヘッド
20はスライダー60に取り付けられている。
【0035】インクジェットヘッド20は、揺動位置決
め装置としてのモータ62,64,66,68を有して
いる。モータ62を作動すれば、インクジェットヘッド
20は、Z軸に沿って上下動して位置決め可能である。
このZ軸はX軸とY軸に対して各々直交する方向(上下
方向)である。モータ64を作動すると、インクジェッ
トヘッド20は、Y軸回りのβ方向に沿って揺動して位
置決め可能である。モータ66を作動すると、インクジ
ェットヘッド20は、X軸回りのγ方向に揺動して位置
決め可能である。モータ68を作動すると、インクジェ
ットヘッド20は、Z軸回りのα方向に揺動して位置決
め可能である。すなわち、第2移動装置16は、インク
ジェットヘッド20をX軸方向及びZ軸方向に移動可能
に支持するとともに、このインクジェットヘッド20を
θX方向(X軸回り)、θY方向(Y軸回り)、θZ方
向(Z軸回り)に移動可能に支持する。
【0036】このように、図1のインクジェットヘッド
20は、スライダー60において、Z軸方向に直線移動
して位置決め可能で、α、β、γに沿って揺動して位置
決め可能であり、インクジェットヘッド20のインク吐
出面20Pは、ステージST側の基板Pに対して正確に
位置あるいは姿勢をコントロールすることができる。な
お、インクジェットヘッド20のインク吐出面20Pに
はインクを吐出する複数のノズルが設けられている。
【0037】図2はインクジェットヘッド20を示す分
解斜視図である。図2に示すように、インクジェットヘ
ッド20は、ノズル211が設けられたノズルプレート
210及び振動板230が設けられた圧力室基板220
を、筐体250に嵌め込んで構成されている。このイン
クジェットヘッド20の主要部構造は、図3の斜視図一
部断面図に示すように、圧力室基板220をノズルプレ
ート210と振動板230で挟み込んだ構造を備える。
ノズルプレート210は、圧力室基板220と貼り合わ
せられたときにキャビティ(圧力室)221に対応する
こととなる位置にノズル211が形成されている。圧力
室基板220には、シリコン単結晶基板等をエッチング
することにより、各々が圧力室として機能可能にキャビ
ティ221が複数設けられている。キャビティ221間
は側壁(隔壁)222で分離されている。各キャビティ
221は供給口224を介して共通の流路であるリザー
バ223に繋がっている。振動板230は、例えば熱酸
化膜等により構成される。振動板230にはインクタン
ク口231が設けられ、不図示のタンク(流動体収容
部)からパイプ(流路)を通して任意のインクを供給可
能に構成されている。振動板230上のキャビティ22
1に相当する位置には、圧電体素子240が形成されて
いる。圧電体素子240は、PZT素子等の圧電性セラ
ミックスの結晶を上部電極および下部電極(図示せず)
で挟んだ構造を備える。圧電体素子240は、制御装置
CONTから供給される吐出信号に対応して体積変化を
生ずることが可能に構成されている。
【0038】インクジェットヘッド20からインクを吐
出するには、まず、制御装置CONTがインクを吐出さ
せるための吐出信号をインクジェットヘッド20に供給
する。インクはインクジェットヘッド20のキャビティ
221に流入しており、吐出信号が供給されたインクジ
ェットヘッド20では、その圧電体素子240がその上
部電極と下部電極との間に加えられた電圧により体積変
化を生ずる。この体積変化は振動板230を変形させ、
キャビティ221の体積を変化させる。この結果、その
キャビティ221のノズル穴211からインクの液滴が
吐出される。インクが吐出されたキャビティ221には
吐出によって減ったインクが新たにタンクから供給され
る。
【0039】なお、上記インクジェットヘッドは圧電体
素子に体積変化を生じさせてインクを吐出させる構成で
あったが、発熱体によりインクに熱を加えその膨張によ
って液滴を吐出させるようなヘッド構成であってもよ
い。
【0040】電子天秤(不図示)は、インクジェットヘ
ッド20のノズルから吐出されたインク滴の一滴の重量
を測定して管理するために、例えば、インクジェットヘ
ッド20のノズルから、5000滴分のインク滴を受け
る。電子天秤は、この5000滴のインク滴の重量を5
000の数字とノズル数で割ることにより、1ノズルあ
たり一滴のインク滴の重量を正確に測定することができ
る。このインク滴の測定量に基づいて、インクジェット
ヘッド20から吐出するインク滴の量を最適にコントロ
ールすることができる。
【0041】クリーニングユニット24は、インクジェ
ットヘッド20のノズル等のクリーニングをデバイス製
造工程中や待機時に定期的にあるいは随時に行うことが
できる。キャッピングユニット22は、インクジェット
ヘッド20のインク吐出面20Pが乾燥しないようにす
るために、デバイスを製造しない待機時にこのインク吐
出面20Pにキャップをかぶせるものである。
【0042】インクジェットヘッド20が第2移動装置
16によりX軸方向に移動することで、インクジェット
ヘッド20を電子天秤、クリーニングユニット24ある
いはキャッピングユニット22の上部に選択的に位置決
めさせることができる。つまり、デバイス製造作業の途
中であっても、インクジェットヘッド20をたとえば電
子天秤側に移動すれば、インク滴の重量を測定できる。
またインクジェットヘッド20をクリーニングユニット
24上に移動すれば、インクジェットヘッド20のクリ
ーニングを行うことができる。インクジェットヘッド2
0をキャッピングユニット22の上に移動すれば、イン
クジェットヘッド20のインク吐出面20Pにキャップ
を取り付けて乾燥を防止する。
【0043】つまり、これら電子天秤、クリーニングユ
ニット24、およびキャッピングユニット22は、ベー
ス12上の後端側で、インクジェットヘッド20の移動
経路直下に、ステージSTと離間して配置されている。
ステージSTに対する基板Pの搬入作業及び搬出作業は
ベース12の前端側で行われるため、これら電子天秤、
クリーニングユニット24あるいはキャッピングユニッ
ト22により作業に支障を来すことはない。
【0044】図1に示すように、ステージSTのうち、
基板Pを支持する以外の部分には、インクジェットヘッ
ド20がインクを捨打ち或いは試し打ち(フラッシン
グ)するためのインク被吐出部である第1フラッシング
領域52が設けられている。この第1フラッシング領域
52は、図1及び図4に示すように、ステージSTの−
X側端部においてY軸方向に沿って設けられている。第
1フラッシング領域52は、図4に示すようにステージ
STに固着され、上方に開口する断面凹字状の受け部材
53と、受け部材53の凹部に交換自在に設置されて、
吐出されたインクを吸収する吸収材54とから構成され
ている。
【0045】基板Pは、上面にパターンが形成されるパ
ターン形成領域ARを有している。本実施形態では、基
板Pの上面全面をパターン形成領域ARとする。そし
て、パターンを形成するために、基板Pのパターン形成
領域ARに対してインクジェットヘッド20からインク
が吐出される。
【0046】そして、吸収材54のY軸方向の幅は、基
板Pのパターン形成領域ARのY軸方向の幅より大きく
形成されている。
【0047】インク被吐出部としての第2フラッシング
領域59は、ベース12上にクリーニングユニット24
と分離して設けられている。インクジェットヘッド20
が第2移動装置16によりX軸方向に移動することで、
インクジェットヘッド20を第2フラッシング領域59
の上部に位置決めさせることができる。第2フラッシン
グ領域59は、電子天秤、クリーニングユニット24、
およびキャッピングユニット22同様、ベース12上の
後端側、すなわち、ステージSTの+Y側で、インクジ
ェットヘッド20の移動経路直下に、ステージSTと離
間して配置されている。したがって、ステージSTに対
する基板Pの搬入作業及び搬出作業は第2フラッシング
領域59で妨げられない。
【0048】第2フラッシング領域59は、第1フラッ
シング領域52同様、上方に開口する断面凹字状の受け
部材と、受け部材の凹部に交換自在に設置されて、吐出
されたインクを吸収する吸収材とから構成されている。
【0049】次に、上述したインクジェット装置IJを
用いて、ステージSTに支持されている基板Pのパター
ン形成領域ARに対してインクジェットヘッド20から
インクを吐出することにより、パターン形成領域ARに
パターンを形成する方法について説明する。
【0050】基板PがステージSTの前端側からこのス
テージSTに対して搬入されると、ステージSTは基板
Pを吸着保持し位置決めする。そして、モータ44が作
動して、基板Pの端面がY軸方向に並行になるように設
定される。
【0051】ここで、ステージSTに対して基板Pが搬
入されている間、制御装置CONTは、インクジェット
ヘッド20をX軸方向に移動し、第2フラッシング領域
59に対して位置決めし、第2フラッシング領域59に
対して吐出動作(フラッシング)を行う。第2フラッシ
ング領域59に対する吐出動作中、インクジェットヘッ
ド20及びステージSTは静止している。
【0052】続いて、制御装置CONTは、インクジェ
ットヘッド20をX軸方向に移動し、電子天秤の上部に
位置決めし、指定滴数(指定のインク滴の数)の吐出を
行う。これにより、電子天秤は、たとえば5000滴の
インクの重量を計測して、インク滴1滴当たりの重量を
計算する。そして、インク滴の一滴当たりの重量が予め
定められている適正範囲に入っているかどうかを判断
し、適正範囲外であればピエゾ素子に対する印加電圧の
調整等を行って、インク滴の一滴当たりの重量を適正に
納める。
【0053】インク滴の一滴当たりの重量が適正な場合
には、制御装置CONTは基板Pを第1移動装置14に
よりY軸方向に移動して所定の位置に位置決めするとと
もに、インクジェットヘッド20を第2移動装置16に
よりX軸方向に移動して、ステージST上の第1フラッ
シング領域52に対して位置決めする。そして、制御装
置CONTは、インクジェットヘッド20の全ノズルよ
り第1フラッシング領域52(吸収材54)に対してイ
ンクを吐出してフラッシングする。ここで、第1フラッ
シング領域52に対するフラッシング吐出動作の際、イ
ンクジェットヘッド20とステージSTとは静止してい
る。
【0054】フラッシング後、制御装置CONTは、イ
ンクジェットヘッド20と基板PとをX軸方向に相対移
動(走査)しつつ、基板P上の所定のパターン形成領域
ARに対してインクジェットヘッド20の所定のノズル
から所定幅でインクを吐出する。本実施形態では、イン
クジェットヘッド20が基板Pに対して+X方向に移動
しつつ吐出動作する。
【0055】インクジェットヘッド20と基板Pとの1
回目の相対移動(走査)が終了すると、基板Pを支持す
るステージSTがインクジェットヘッド20に対してY
軸方向に所定量ステップ移動する。制御装置CONT
は、インクジェットヘッド20を基板Pに対して、例え
ば−X方向に2回目の相対移動(走査)しつつ吐出動作
を行う。2回目の走査が終了したら、制御装置CONT
は第1フラッシング領域52に対してインクジェットヘ
ッド20よりインクを吐出するフラッシングを行う。2
回目の走査終了後、フラッシング吐出動作を行う際、イ
ンクジェットヘッド20とステージSTとは静止してい
る。そして、この動作を複数回繰り返すことにより、イ
ンクジェットヘッド20は制御装置CONTの制御のも
とでパターン形成領域AR全体にインクを吐出して、基
板P上にパターンを形成する。
【0056】基板P上にパターンが形成されたら、基板
PはステージSTから搬出される。ここで、制御装置C
ONTは、基板Pの搬出時において、インクジェットヘ
ッド20を第2フラッシング領域59に対して位置決め
し、待機させる。そして、この待機時において、インク
ジェットヘッド20は第2フラッシング領域59に対し
てフラッシング吐出動作を行う。
【0057】ここで、制御装置CONTは、インクジェ
ットヘッド20と基板Pを支持するステージSTとをX
軸方向に相対移動(走査)しつつ、インクジェットヘッ
ド20より基板Pに対して吐出動作を行う構成である。
そして、第1フラッシング領域52は、基板Pの−X側
(ステージSTの−X側端部)に設けられている。した
がって、第1フラッシング領域52は、ステージST上
において、基板Pの1回目の走査時における走査方向の
後方側(2回目の走査時においては走査方向の前方側)
に設けられている構成となっている。
【0058】また、インクジェットヘッド20は、基板
Pのパターン形成領域ARに対する吐出動作の前後にお
いて、第1フラッシング領域52に対するフラッシング
吐出動作を行う構成となっている。
【0059】以上説明したように、パターン形成領域A
Rに対してパターンを形成するための吐出動作を行う前
後に、ステージSTに設けられた第1フラッシング領域
52及びベース12上に設けられた第2フラッシング領
域59に対してフラッシング吐出動作を行うことによ
り、インクジェットヘッド20におけるインクの増粘化
やインクからの固形分の析出を防ぎ、インクジェットヘ
ッド20の目詰まり等を防止できる。したがって、イン
クジェットヘッド20は安定した吐出動作を実現でき、
パターンを所望の精度で形成できる。また、パターン形
成方法としてインクジェット方式を採用することによ
り、安価な設備でパターン形成領域ARの任意の場所に
任意の厚さでインクを付着させることができる。
【0060】上記実施形態では、フラッシング領域は、
基板Pを走査する際にフラッシングするためのステージ
ST上に設けられた第1フラッシング領域52と、基板
Pの搬入・搬出時にフラッシングするためのベース12
上に設けられた第2フラッシング領域59とを有する構
成であるが、フラッシング領域の設置位置は任意に設定
可能である。
【0061】上記実施形態において、1回のフラッシン
グ吐出動作時における発数(吐出回数)は、5発〜10
00発程度に設定されていることが好ましい。また、フ
ラッシング周波数(単位時間当たりの吐出回数)は1k
Hz〜32kHz程度に設定されていることが好まし
い。また、フラッシング吐出動作間隔(1回目のフラッ
シング時から2回目のフラッシング時までの時間)は、
0.1秒〜5分程度に設定されていることが好ましい。
そして、本実施形態において、制御装置CONTは、上
記発数、フラッシング周波数、及びフラッシング吐出動
作間隔を任意に設定できる。
【0062】上記実施形態では、基板Pに対してX軸方
向(走査方向)の一方にフラッシング領域52を設ける
構成としたが、これに限定されるものではなく、図5に
示すように、基板Pを挟んだX軸方向の両側にフラッシ
ング領域52、52を設ける構成としてもよい。この場
合、基板Pをインクジェットヘッド20に対して往復移
動させてパターン形成処理を行う際に、インクジェット
ヘッド20が基板PのX軸方向いずれの側にあっても、
フラッシング領域52がその近傍に存在することにな
り、走査前後にフラッシングでき、また、フラッシング
領域52との間の移動時間が短くなりスループットの向
上を実現することができる。
【0063】また、上記実施形態では、吸収材54をス
テージSTとは別部材の受け部材53に設ける構成とし
たが、これに限られるものではなく、例えばステージS
TにY軸方向に延びる溝を形成し、この溝内に吸収材5
4を設置する構成としてもよい。なお、フラッシング領
域52,59に設けられた吸収材がフラッシング吐出動
作によるインクで満たされたら、これを交換すればよ
い。
【0064】なお、インクジェットヘッド20は、パタ
ーン形成処理時の途中で適宜、クリーニングユニット2
4でクリーニングしてメンテナンスしたり、あるいはキ
ャッピングユニット22でキャップを付けたり、そして
電子天秤でインク滴の重量を測定したり、第2フラッシ
ング領域59でフラッシングする処理を行うことができ
る。
【0065】上記実施形態では、フラッシング領域は、
ステージST上やベース12上に設けられた構成である
が、基板Pの一部に設定される構成でもよい。すなわ
ち、基板Pは、パターンが形成されるパターン形成領域
と、フラッシングするためのフラッシング領域とを有す
る。
【0066】上記実施形態において、第1フラッシング
領域52に対してフラッシング吐出動作を行う際には、
ステージST及びインクジェットヘッド20の移動を一
旦停止した状態でフラッシング領域52に対してインク
を吐出する構成であるが、インクジェットヘッド20と
基板Pを支持するステージSTとを相対移動しながら、
フラッシング領域52に対してインクを吐出するように
してもよい。このことについて図6を参照しながら説明
する。
【0067】以下、インクジェットヘッド20を基板P
を支持するステージSTに対してX軸方向に移動しつつ
吐出動作する場合について説明する。この場合、ステー
ジSTはX軸方向及びY軸方向には移動しない。制御装
置CONTは、ステージSTに対してインクジェットヘ
ッド20を第2移動装置16により移動させつつインク
ジェットヘッド20の吐出動作を行うが、インクジェッ
トヘッド20は第2移動装置16により、加速区間H
1、整定区間H2、定常区間H3、減速区間H4の順に
移動されるようになっており、この移動中にインクジェ
ットヘッド20からの吐出動作が行われる。
【0068】ここで、加速区間H1とは、インクジェッ
トヘッド20が目標速度(目標値)まで加速する区間で
あり、整定区間H2とは、インクジェットヘッド20の
移動速度が目標速度に対して所定範囲(許容範囲)内に
達するとともにこの移動速度が安定するまでの区間であ
り、定常区間H3とは、インクジェットヘッド20の移
動速度が定常状態となり、移動速度が安定している区間
であり、減速区間H4とは、移動するインクジェットヘ
ッド20が減速する区間である。
【0069】制御装置CONTはフラッシング吐出動作
開始点を設定する。すなわち、インクジェットヘッド2
0が加速区間H1においてフラッシング領域52に対し
てインクを吐出可能な位置関係となるように、すなわ
ち、フラッシング領域52がインクジェットヘッド20
の加速区間H1において直下に配置されるように、フラ
ッシング吐出動作開始点を設定する。
【0070】更に、制御装置CONTはフラッシング吐
出動作終了点を設定する。このとき、フラッシング吐出
動作終了点は、加速区間H1あるいは整定区間H2に設
定されるが、整定区間H2に設定されることが好まし
い。フラッシング吐出動作終了点を整定区間H2に設定
することにより、パターン形成領域ARに対する吐出動
作直前までフラッシング吐出動作することになるので、
インクジェットヘッド20の乾燥を招くことなくパター
ン形成領域ARに対する吐出動作を行うことができる。
【0071】こうして、フラッシング領域52に対する
吐出動作は、インクジェットヘッド20の加速区間H1
あるいは整定区間H2を含む加速区間H1に設定され
る。制御装置CONTは、フラッシング領域52に対す
るフラッシング吐出動作を加速区間H1で行うことがで
きるように、インクジェットヘッド20の加速度や速度
を調整する。あるいは、フラッシング領域52のX軸方
向における幅を適宜変更するようにしてもよい。
【0072】次に、制御装置CONTは、基板Pのパタ
ーン形成領域ARに対する吐出動作開始点を設定する。
すなわち、インクジェットヘッド20が定常区間H3に
おいて基板Pのパターン形成領域ARに対してインクを
吐出可能な位置関係となるように、すなわち、パターン
形成領域ARがインクジェットヘッド20の定常区間H
3において直下に配置されるように、パターンを形成す
るための吐出動作開始点を設定する。
【0073】更に、制御装置CONTはパターンを形成
するための吐出動作終了点を設定する。このとき、吐出
動作終了点は、定常区間H3に設定される。このよう
に、パターン形成領域ARに対する吐出動作は、インク
ジェットヘッド20の定常区間H3に設定される。制御
装置CONTは、パターン形成領域ARに対する吐出動
作を定常区間H3で行うことができるように、インクジ
ェットヘッド20の加速区間H1における加速度や定常
区間H3における速度を調整する。あるいは、フラッシ
ング領域52と基板PとのX軸方向における離間距離を
適宜変更するようにしてもよい。
【0074】こうして、インクジェットヘッド20の移
動動作の設定が終了したら、インクジェットヘッド20
は、加速区間H1、整定区間H2、定常区間H3、減速
区間H4の順にX軸方向に移動し、制御装置CONT
は、フラッシング領域52に対するフラッシング吐出動
作を加速区間H1で行うようにインジェットヘッド20
の吐出動作及び移動動作(速度あるいは加速度)を制御
する。更に、制御装置CONTは、パターン形成領域A
Rに対する吐出動作を定常区間H3で行うようにインジ
ェットヘッド20の吐出動作及び移動動作を制御し、パ
ターンを形成する。
【0075】以上説明したように、インクジェットヘッ
ド20を基板Pに対して加速区間H1、整定区間H2、
定常区間H3、減速区間H4の順に相対移動し、フラッ
シング領域52に対するフラッシング吐出動作を加速区
間H1に設定し、パターン形成領域ARに対する吐出動
作を定常区間H3に設定することにより、パターンを精
度良く形成できるとともにパターン形成領域ARを拡大
でき、しかもスループットを向上できる。すなわち、イ
ンクジェットヘッド20あるいはステージSTの移動距
離(ストローク)が定まっている場合、加速区間H1に
おいてフラッシング吐出動作することにより、パターン
を形成するための吐出動作区間である定常区間H3のス
トロークを大きく設定できる。したがって、パターンが
形成されるパターン形成領域ARを拡大でき、デバイス
を効率良く製造できる。この場合、フラッシング吐出動
作は高い吐出精度を必要としないため、加速区間H1に
おいてフラッシング吐出動作を行っておけば、定常区間
H3においてパターンを精度良く形成できる。
【0076】そして、フラッシング領域52に対する吐
出動作終了点を整定区間H2に設定することにより、パ
ターン形成領域ARに対する吐出動作直前までフラッシ
ング吐出動作を行うことになるので、インクジェットヘ
ッド20の乾燥を招くことなくパターン形成領域ARに
対して安定した吐出動作を行うことができる。しかも、
整定区間H2にフラッシング吐出動作終了点を設定した
ことにより、定常区間H3の全てをパターンの形成に有
効利用できる。
【0077】なお、図6を用いた説明では、ステージS
Tが停止しており、インクジェットヘッド20が移動す
るように説明したが、もちろん、ステージSTが、加速
区間、整定区間、定常区間、加速区間を有するように移
動する構成も可能である。
【0078】本発明のインクジェット装置(デバイス製
造装置)IJは、有機エレクトロルミネッセンス装置
(有機EL装置)の製造に適用可能である。図7は、有
機EL素子の一例を示す断面図である。図7において、
有機EL素子301は、光を透過可能な基板302と、
基板302の一方の面側に設けられ一対の陰極(電極)
307及び陽極(電極)308に狭持された有機エレク
トロルミネッセンス材料からなる発光層305と正孔輸
送層306とからなる有機EL素子(発光素子)309
と、基板301と有機EL素子309との間に設けられ
ている封止層304とを備えている。
【0079】ここで、図7に示す有機EL素子301
は、発光層305からの発光光を基板302側から装置
外部に取り出す形態であり、基板302の形成材料とし
ては、光を透過可能な透明あるいは半透明材料、例え
ば、透明なガラス、石英、サファイア、あるいはポリエ
ステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルケトンなどの透明な合成樹脂などが挙げられる。
特に、基板302の形成材料としては、安価なソーダガ
ラスが好適に用いられる。一方、基板と反対側から発光
光を取り出す形態の場合には、基板は不透明であっても
よく、その場合、アルミナ等のセラミック、ステンレス
等の金属シートに表面酸化などの絶縁処理を施したも
の、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることがで
きる。
【0080】陽極308は、インジウム錫酸化物(IT
O:Indium Tin Oxide)等からなる透明電極であって光
を透過可能である。正孔輸送層306は、例えば、トリ
フェニルアミン誘導体(TPD)、ピラゾリン誘導体、
アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニ
ルジアミン誘導体等からなる。このうち、トリフェニル
ジアミン誘導体が好ましく、中でも4,4’−ビス(N
(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ)ビフェ
ニルが好適とされる。
【0081】なお、正孔輸送層に代えて正孔注入層を形
成するようにしてもよく、さらに正孔注入層と正孔輸送
層を両方形成するようにしてもよい。その場合、正孔注
入層の形成材料としては、例えば銅フタロシアニン(C
uPc)や、ポリテトラヒドロチオフェニルフェニレン
であるポリフェニレンビニレン、1,1−ビス−(4−
N,N−ジトリルアミノフェニル)シクロヘキサン、ト
リス(8−ヒドロキシキノリノール)アルミニウム等が
挙げられるが、特に銅フタロシアニン(CuPc)を用
いるのが好ましい。
【0082】発光層305の形成材料としては、低分子
の有機発光色素や高分子発光体、すなわち各種の蛍光物
質や燐光物質などの発光物質、Alq3(アルミキレー
ト錯体)などの有機エレクトロルミネッセンス材料が使
用可能である。発光物質となる共役系高分子の中ではア
リーレンビニレン又はポリフルオレン構造を含むものな
どが特に好ましい。低分子発光体では、例えばナフタレ
ン誘導体、アントラセン誘導体、ペリレン誘導体、ポリ
メチン系、キサテン系、クマリン系、シアニン系などの
色素類、8−ヒドロキノリンおよびその誘導体の金属錯
体、芳香族アミン、テトラフェニルシクロペンタジエン
誘導体等、または特開昭57−51781、同59−1
94393号公報等に記載されている公知のものが使用
可能である。陰極7はアルミニウム(Al)やマグネシ
ウム(Mg)、金(Au)、銀(Ag)等からなる金属
電極である。
【0083】なお、陰極307と発光層305との間
に、電子輸送層や電子注入層を設けることができる。電
子輸送層の形成材料としては、特に限定されることな
く、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタンお
よびその誘導体、ベンゾキノンおよびその誘導体、ナフ
トキノンおよびその誘導体、アントラキノンおよびその
誘導体、テトラシアノアンスラキノジメタンおよびその
誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェニルジシアノエチ
レンおよびその誘導体、ジフェノキノン誘導体、8−ヒ
ドロキシキノリンおよびその誘導体の金属錯体等が例示
される。
【0084】封止層304は、基板302側の外部から
電極307,308を含む有機EL素子309に対して
大気が侵入するのを遮断するものであって、膜厚や材料
を適宜選択することにより光を透過可能となっている。
封止層304を構成する材料としては、例えばセラミッ
クや窒化珪素、酸化窒化珪素、酸化珪素などの透明な材
料が用いられ、中でも酸化窒化珪素が透明性、ガスバリ
ア性の観点から好ましい。なお、封止層304の厚さは
発光層305から射出される光の波長より小さくなるよ
うに設定されるこのが好ましい(例えば0.1μm)。
【0085】図示しないが、この有機EL素子301は
アクティブマトリクス型であり、実際には複数のデータ
線と複数の走査線とが格子状に配置され、これらデータ
線や走査線に区画されたマトリクス状に配置された各画
素毎に、スイッチングトランジスタやドライビングトラ
ンジスタ等の駆動用TFTを介して上記の有機EL素子
309が接続されている。そして、データ線や走査線を
介して駆動信号が供給されると電極間に電流が流れ、有
機EL素子309の発光層305が発光して基板302
の外面側に光が射出され、その画素が点灯する。
【0086】また、有機EL素子301のうち、有機E
L材料309を挟んで封止層304と反対側の表面に
も、電極307,308を含む有機EL材料309に対
して大気が侵入するのを遮断する封止部材310が形成
されている。
【0087】以上説明した有機EL素子301の各材料
層308,306,305などの形成材料を所定の溶媒
でインク化することにより、本発明のデバイス製造装置
を用いて製造することができる。
【0088】上記有機EL装置を備えた電子機器の例に
ついて説明する。図8は、携帯電話の一例を示した斜視
図である。図8において、符号1000は携帯電話本体
を示し、符号1001は上記の有機EL表示装置を用い
た表示部を示している。
【0089】図9は、腕時計型電子機器の一例を示した
斜視図である。図9において、符号1100は時計本体
を示し、符号1101は上記の有機EL表示装置を用い
た表示部を示している。
【0090】図10は、ワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図10に
おいて、符号1200は情報処理装置、符号1202は
キーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置
本体、符号1206は上記の有機EL表示装置を用いた
表示部を示している。
【0091】図8〜図10に示す電子機器は、上記実施
の形態の有機EL表示装置を備えているので、表示品位
に優れ、明るい画面の有機EL表示部を備えた電子機器
を実現することができる。
【0092】次に、フラッシング吐出動作の効果を確認
するための実験及び結果について説明する。実験では、
図11に示すように、180個配列されたノズルを有す
るインクジェットヘッドから基板に対して前記配列方向
と直交する方向に走査しつつインク滴を吐出してパター
ンを形成するに際し、フラッシング条件を変更した場合
の基板上におけるインク滴の並び(パターン)のばらつ
きを評価した。
【0093】使用したインクは、有機エレクトロルミネ
ッセンス材料のうちパラフェニレンビニレン誘導体であ
る以下の化合物1、2、3を混合したものを、溶媒(テ
トラメチルベンゼン(50%)+イソプロピルビフェニ
ル(50%))でインク化したものである。濃度は、
1.0wt/wt%に設定した。
【0094】
【化1】
【0095】
【化2】
【0096】
【化3】
【0097】図12に実験結果を示す。フラッシング条
件をNo.1〜No.8のそれぞれに設定し、このとき
のノズル抜け及び吐出ばらつきσを評価した。ここで、
「発数」とは、1回のフラッシング動作時における吐出
回数であり、「フラッシング間隔」とは、フラッシング
吐出動作間隔であって1回目のフラッシング時から2回
目のフラッシング時までの時間であり、「周波数」と
は、フラッシング周波数であって単位時間当たりの吐出
数である。なお、「フラッシング間隔」の単位は「秒」
であり、「周波数」の単位は「kHz」である。
【0098】また、「ノズル抜け」とは、180個ある
ノズルのうちインク滴を吐出できなかったノズルの数で
あり、「吐出ばらつき」とは、図11に示すように、基
板上に直線状にインク滴を吐出した際の中心(目標吐出
位置)からの距離(ずれ)dのσ値である。なお、「吐
出ばらつき」の単位は「μm」である。そして、「ノズ
ル抜け」が多いということは、ノズルが乾燥して目詰ま
りが発生していることを示し、「吐出ばらつき」の値が
大きいということは、インク滴の飛行曲がりが発生して
いることを示す。
【0099】図12において、例えばNo.1、2、3
から分かるように、発数が多い方が吐出ばらつきが小さ
くなる。すなわち、フラッシング時において多数回吐出
動作を行った方が、パターン形成時における吐出動作は
安定する。
【0100】また、No.3、4、5、7から分かるよ
うに、フラッシング間隔が短いほうが吐出ばらつきが小
さくなる。すなわち、フラッシングをこまめに行ったほ
うが、パターン形成時における吐出動作は安定する。
【0101】No.5、6から分かるように、周波数が
大きい方が吐出ばらつきが小さくなる。すなわち、フラ
ッシング吐出動作を高速に行ったほうが、パターン形成
時における吐出動作は安定する。
【0102】また、No.7、8から分かるように、フ
ラッシング間隔を420秒と長時間に設定すると、ノズ
ル抜けが生じ、安定した吐出動作を行うことができな
い。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、パターン形成領域に対
してパターンを形成するための吐出動作をする工程の他
に、このパターン形成領域以外の所定領域に対して吐出
動作をするフラッシング工程を行うようにしたので、液
滴吐出ヘッドのノズルの乾燥を防いで目詰まり等の不具
合の発生を防止できる。したがって、液滴吐出ヘッドは
安定した吐出動作を実現できるので、パターンを所望の
精度で形成でき、高性能なデバイスを生産性良く製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデバイス製造装置の一実施形態を示す
概略斜視図である。
【図2】インクジェットヘッドの分解斜視図である。
【図3】インクジェットヘッドの主要部の斜視図一部断
面図である。
【図4】ステージの側面図である。
【図5】ステージの他の実施例を示す側面図である。
【図6】インクジェットヘッドの移動動作を説明するた
めの図である。
【図7】有機EL装置を示す概略断面図である。
【図8】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図で
ある。
【図9】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図で
ある。
【図10】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図
である。
【図11】本発明のデバイスの製造方法の効果を確認す
るための実験条件を説明するための図である。
【図12】実験結果を示す図である。
【符号の説明】
14 第1移動装置(移動装置) 16 第2移動装置(移動装置) 20 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド) 52 第1フラッシング領域(所定領域) 59 第2フラッシング領域(所定領域) AR パターン形成領域 CONT 制御装置 IJ インクジェット装置(液滴吐出装置、デバイス
製造装置) P 基板 ST ステージ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板のパターン形成領域に対して液滴吐
    出ヘッドより液体材料を吐出する工程を有するデバイス
    の製造方法において、 前記パターン形成領域以外の所定領域に対して前記液体
    材料を吐出するフラッシング工程を有することを特徴と
    するデバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記液滴吐出ヘッドと前記所定領域とを
    相対的に移動しつつ前記所定領域に対して前記液体材料
    を吐出することを特徴とする請求項1記載のデバイスの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記パターン形成領域に対する吐出動作
    の前後のうち少なくともいずれか一方で、前記所定領域
    に対する吐出動作を行うことを特徴とする請求項1又は
    2記載のデバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板をステージで支持しつつ前記吐
    出動作を行い、 前記ステージに対して前記基板を搬入及び搬出する工程
    を有し、 前記搬入時及び前記搬出時のうち少なくともいずれか一
    方で、前記所定領域に対する吐出動作を行うことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項記載のデバイスの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記基板はステージに支持されており、
    前記所定領域は前記ステージのうち前記基板を支持する
    以外の部分に設定されていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板に対して有機エレクトロルミネ
    ッセンス装置形成用材料を吐出することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 基板のパターン形成領域に対して液体材
    料を吐出可能な液滴吐出ヘッドを有するデバイスの製造
    装置において、 前記パターン形成領域以外の部分に設けられたフラッシ
    ング領域と、 前記フラッシング領域に対して前記液体材料を吐出する
    ように前記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制御する制御装
    置とを備えることを特徴とするデバイスの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記基板を支持するステージを有し、 前記フラッシング領域は、前記ステージのうち前記基板
    を支持する以外の部分に設けられていることを特徴とす
    る請求項7記載のデバイスの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記液滴吐出ヘッドと前記ステージとを
    相対的に移動する移動装置を備えることを特徴とする請
    求項8記載のデバイスの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記制御装置は、前記移動装置による
    前記移動中に前記フラッシング領域に対して前記液体材
    料を吐出するように前記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制
    御することを特徴とする請求項9記載のデバイスの製造
    装置。
  11. 【請求項11】 前記移動装置は、前記液滴吐出ヘッド
    と前記基板を支持する前記ステージとを所定方向に相対
    移動し、 前記フラッシング領域は、前記基板の前記所定方向の前
    方側及び後方側のうち少なくともいずれか一方に設けら
    れていることを特徴とする請求項9又は10記載のデバ
    イスの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記液滴吐出ヘッドは、有機エレクト
    ロルミネッセンス装置形成用材料を吐出することを特徴
    とする請求項7〜11のいずれか一項記載のデバイスの
    製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項7〜請求項12のいずれか一項
    記載のデバイスの製造装置で製造されたことを特徴とす
    るデバイス。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のデバイスを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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CN113386466A (zh) * 2019-02-22 2021-09-14 株式会社斯库林集团 图案形成装置、图案形成方法及喷出数据生成方法

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