JP2003282247A - デバイスの製造方法及び製造装置、デバイス及び電子機器 - Google Patents

デバイスの製造方法及び製造装置、デバイス及び電子機器

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JP2003282247A
JP2003282247A JP2002079526A JP2002079526A JP2003282247A JP 2003282247 A JP2003282247 A JP 2003282247A JP 2002079526 A JP2002079526 A JP 2002079526A JP 2002079526 A JP2002079526 A JP 2002079526A JP 2003282247 A JP2003282247 A JP 2003282247A
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Masashi Atsumi
誠志 渥美
Seiichi Tanabe
誠一 田邊
Yuji Kayano
祐治 茅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のノズルからインクを吐出するインクジ
ェットヘッドを用いてデバイスを製造する際、吐出特性
のばらつきによる不良デバイスの発生を低減することが
できるデバイスの製造方法及び装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット装置IJは、基板Pのパ
ターン形成領域1に対してインク滴を吐出可能なインク
ジェットヘッド10を有しており、基板Pのパターン形
成領域1以外の部分にはダミー領域2が設けられてい
る。そして、インクジェット装置IJは、基板Pのダミ
ー領域2に対してインクジェットヘッド20より吐出さ
れたインク滴の大きさ及び形状を検出する撮像装置3を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液滴吐出ヘッドを
用いてデバイスを製造する製造方法及び製造装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路等の微細なパ
ターンを有するデバイスの製造方法としてフォトリソグ
ラフィー法が多用されているが、近年において、インク
ジェット方式を用いたデバイスの製造方法が注目されて
いる。特開平10−12377号公報には、インクジェ
ット法を用いて有機エレクトロルミネッセンス装置を製
造する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット法を用
いたデバイス製造では複数のノズルを有するインクジェ
ットヘッドが用いられるが、流路抵抗などノズルごとに
吐出特性に差があってインク吐出量や吐出位置が異なる
場合が生じる。この場合、インクを基板上に均一に設け
ることができず、所望の精度を有するデバイスが製造で
きなくなるといった問題が生じる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、複数のノズルからインクを吐出するインクジェ
ットヘッドを用いてデバイスを製造する際、吐出特性の
ばらつきによる不良デバイスの発生を低減することがで
きるデバイスの製造方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のデバイスの製造方法は、基板のパターン形
成領域に対して液滴吐出ヘッドより液体材料を吐出する
工程を有するデバイスの製造方法において、前記パター
ン形成領域以外の所定領域に対して前記液体材料の液滴
を吐出し、前記所定領域に吐出された前記液滴の大きさ
及び形状を検出した後、前記パターン形成領域に対する
吐出動作を行うことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、基板のパターン形成領域
に対して液滴を吐出する前に所定領域に対して液滴を吐
出しておき、この吐出された液滴の大きさ及び形状を予
め検出することにより、この検出結果に基づいて液滴吐
出ヘッドの複数のノズルそれぞれの吐出量や吐出位置と
いった吐出特性のばらつきを把握したり、異常なノズル
を特定することができる。したがって、吐出特性のばら
つきによる不良デバイスの発生を低減することができ
る。
【0007】本発明のデバイスの製造方法において、前
記検出結果に基づいて、前記吐出動作を制御する構成が
採用される。これにより、所定領域に吐出された液滴の
大きさ及び形状の検出結果に基づいて異常なノズルを特
定し、例えばこの異常なノズルを使用しないといった制
御を行うことができ、不良デバイスの発生を抑えること
ができる。
【0008】本発明のデバイスの製造方法において、前
記検出結果に基づいて、該液滴吐出ヘッドに対して所定
の処理を行う構成が採用される。これにより、異常なノ
ズルを特定したら、例えばノズルのワイピング処理やフ
ラッシング処理といった所定の処理を行うことにより、
液滴吐出ヘッドの吐出状態を良好にすることができる。
【0009】本発明のデバイスの製造方法において、前
記検出結果に応じて、該液滴吐出ヘッドを他の液滴吐出
ヘッドに交換する構成が採用される。これにより、異常
な液滴吐出ヘッドを用いてのデバイス製造が回避され
る。
【0010】本発明のデバイスの製造方法において、前
記検出を撮像装置を用いて行う構成が採用される。これ
により、所定領域に吐出された液滴の大きさ及び形状を
精度良く検出できる。
【0011】本発明のデバイスの製造方法において、前
記液滴の基準位置に対する前記所定領域における吐出位
置を検出する構成が採用される。これにより、液滴の目
標位置に対する吐出位置の誤差(いわゆる飛行曲がり)
を求めることができ、この求めた結果に基づいて、異常
なノズルを特定することができる。そして、異常なノズ
ルが特定されたら、例えばこの異常なノズルを用いない
といった制御を行うことにより、所望の性能を有するデ
バイスを製造できる。
【0012】本発明のデバイスの製造方法において、前
記所定領域を、前記基板のうち前記パターン形成領域以
外の部分に設ける構成が採用される。これにより、基板
の表面状態が正常(所望の状態)かどうかを把握するこ
とができる。すなわち、例えば、基板のうちパターン形
成領域と所定領域とを同じ構造(例えばバンクや電極等
の形状)にするとともに、同じ表面処理(撥液処理や親
液処理等)を施し、基板の所定領域における液滴が所望
の大きさ及び形状でない場合には、パターン形成領域に
おける前記構造や表面処理状態も異常であると判断でき
る。このように、パターン形成領域と同じ表面状態(構
造や表面処理)を有する所定領域を基板に設け、この所
定領域に吐出された液滴の大きさ及び形状を検出するこ
とにより、パターン形成領域の表面状態を把握すること
ができる。
【0013】本発明のデバイスの製造方法において、前
記基板をステージで支持し、前記所定領域を、前記ステ
ージのうち前記基板を支持する以外の部分に設ける構成
が採用される。これにより、基板の表面状態を考慮せず
にノズルの吐出特性だけを把握することができる。すな
わち、ステージ上に、所定領域として例えば表面処理を
施していないガラス板を配置し、このガラス板に複数の
ノズルから吐出された液滴の大きさや形状を検出するこ
とにより、複数のノズルから吐出された液滴のそれぞれ
の量等を求めることができる。このように、ステージ上
に設けられた所定領域に吐出された液滴の大きさ及び形
状に基づいて、複数のノズルそれぞれの吐出特性を把握
することができる。
【0014】本発明のデバイスの製造方法において、前
記基板に対して有機エレクトロルミネッセンス装置形成
用材料を吐出する構成が採用される。これにより、有機
エレクトロルミネッセンス装置を精度良く製造すること
ができる。
【0015】本発明のデバイスの製造装置は、基板のパ
ターン形成領域に対して液体材料の液滴を吐出可能な液
滴吐出ヘッドを有するデバイスの製造装置において、前
記パターン形成領域以外の部分に設けられたダミー領域
と、前記ダミー領域に対して前記液滴吐出ヘッドより吐
出された液滴の大きさ及び形状を検出する検出装置とを
備えることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、基板のパターン形成領域
以外の所定領域に対して吐出された液滴の大きさ及び形
状を検出する検出装置を設けたことにより、この検出結
果に基づいて液滴吐出ヘッドの複数のノズルの吐出特性
のばらつきを把握したり、異常なノズルを特定すること
ができる。したがって、吐出特性のばらつきによる不良
デバイスの発生を低減することができる。
【0017】本発明のデバイスの製造装置において、前
記検出装置の検出結果に基づいて前記液滴吐出ヘッドの
吐出動作を制御する制御装置を備える構成が採用され
る。これにより、所定領域に吐出された液滴の大きさ及
び形状の検出結果に基づいて異常なノズルを特定し、例
えばこの異常なノズルを使用しないといった制御を行う
ことができ、不良デバイスの発生を抑えることができ
る。
【0018】本発明のデバイスの製造装置において、前
記基板を支持するステージを有し、前記ダミー領域は、
前記ステージのうち前記基板を支持する以外の部分に設
けられている構成が採用される。これにより、基板と所
定領域とは近接した構成であるので、所定領域に対して
液滴を吐出した後、基板のパターン形成領域に対する吐
出動作を直ちに行うことができる。
【0019】本発明のデバイスの製造装置において、前
記検出装置は撮像装置を有する構成が採用される。これ
により、所定領域に吐出された液滴の大きさ及び形状を
精度良く検出できる。
【0020】本発明のデバイスの製造装置において、前
記液滴吐出ヘッドは、有機エレクトロルミネッセンス装
置形成用材料を吐出する構成が採用される。これによ
り、有機エレクトロルミネッセンス装置を精度良く製造
することができる。
【0021】本発明のデバイスは、上記記載のデバイス
の製造装置で製造されたことを特徴とする。本発明によ
れば、精度良いパターンで形成されたことにより所望の
性能を有するデバイスが提供できる。
【0022】本発明の電子機器は、上記記載のデバイス
を備えたことを特徴とする。本発明によれば、所望の性
能を有した薄型の電子機器を得ることができる。
【0023】ここで、液滴吐出ヘッドは、インクジェッ
トヘッドを含む。インクジェット方式としては、圧電体
素子の体積変化により流動体を吐出させるピエゾジェッ
ト方式であっても、エネルギー発生素子として電気熱変
換体を用いた方式であってもよい。パターンを形成する
液滴吐出ヘッドとしてインクジェット方式を採用するこ
とにより、安価な設備でパターン形成領域の任意の場所
に任意の厚さで液体材料を設けることができる。なお、
液滴吐出装置としてはディスペンサー装置でもよい。
【0024】液体材料(流動体)とは、液滴吐出ヘッド
のノズルから吐出可能な粘度を備えた媒体をいう。水性
であると油性であるとを問わない。ノズル等から吐出可
能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が
混入していても全体として流動体であればよい。また、
液体材料に含まれる固体物質は融点以上に加熱されて溶
解されたものでも、溶媒中に微粒子として分散させたも
のでもよく、溶媒の他に染料や顔料その他の機能性材料
を添加したものであってもよい。また、パターン形成領
域とは、フラット基板の表面を指す他、曲面状の基板で
あってもよい。さらにパターン形成面の硬度が硬い必要
はなく、フィルム、紙、ゴム等可撓性を有するものの表
面であってもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデバイスの製造装
置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明
のデバイスの製造装置の第1実施形態を示す図であっ
て、インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)を有する
インクジェット装置(液滴吐出装置)を示す概略斜視図
である。
【0026】図1において、インクジェット装置IJ
は、基板Pを支持するステージSTと、ステージSTに
支持されている基板Pに対して所定の材料を含むインク
(液体材料、流動体)を吐出可能なインクジェットヘッ
ド20と、インクジェットヘッド20のインクの吐出動
作を制御する制御装置CONTとを備えている。更に、
インクジェット装置IJは、不図示ではあるが、インク
ジェットヘッド20と基板Pを支持するステージSTと
を所定の方向に相対移動する移動装置を有している。こ
の移動装置も制御装置CONTによって制御される。
【0027】本実施形態において、移動装置はステージ
STをX軸方向に移動し、ステージSTに支持されてい
る基板PはX軸方向に走査しつつインクジェットヘッド
20からインクを吐出される。ここで、以下の説明で
は、ステージSTの移動方向(走査方向)をX軸方向、
水平面内においてX軸方向と直交する方向とY軸方向
(非走査方向)、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直
交する方向をZ軸方向とする。
【0028】ステージSTは基板Pを保持し、所定の位
置に位置決めする。また、ステージSTは不図示の吸着
保持装置を有しており、吸着保持装置が作動することに
より、基板PをステージSTの上に吸着して保持する。
【0029】インクジェットヘッド20は、Y軸方向に
並ぶ複数のノズルを有しており、ノズルより基板Pに対
して液滴を吐出する。本実施形態におけるインクジェッ
トヘッドは圧電体素子に体積変化を生じさせてインクを
吐出させる構成であるが、発熱体によりインクに熱を加
えその膨張によって液滴を吐出させるようなヘッド構成
であってもよい。また、インクジェットヘッド20は、
不図示の支持装置に支持され、不図示の移動装置によ
り、Y軸方向にステップ移動可能となっている。
【0030】基板Pは、パターンが形成されるパターン
形成領域1と、パターン形成領域1以外の部分に設けら
れたダミー領域(所定領域)2とを有している。本実施
形態において、ダミー領域2は、パターン形成領域1の
X軸方向(走査方向)のうちの一方の側に設けられてい
る。パターン形成領域1のY軸方向の大きさとダミー領
域2のY軸方向における大きさとはほぼ同じに設定され
ている。
【0031】ステージSTの上方には、ダミー領域2に
対してインクジェットヘッド20より吐出されたインク
滴の外観を検出可能な複数のCCDセンサからなる撮像
装置(検出装置)3が設けられている。撮像装置3のC
CDセンサはY軸方向に複数並んで設けられており、イ
ンクジェットヘッド20のY軸方向に並ぶ複数のノズル
のそれぞれからダミー領域2に吐出されたインク滴のそ
れぞれの大きさ及び形状を検出可能である。撮像装置3
であるCCDセンサのそれぞれは、インク滴を撮像し、
撮像信号を画像処理装置4に出力する。撮像装置の一部
を構成する画像処置装置4は、撮像装置3の検出結果
(撮像信号)に基づいて、インク滴の大きさ及び形状を
求める。
【0032】図2は、撮像装置3により撮像されたイン
ク滴の外観の一例を示す模式図である。図2には、イン
クジェットヘッド20の例えば180個並んだ複数のノ
ズルのうち、No.1〜No.3のノズルのそれぞれか
らダミー領域2上に吐出されたインク滴が示されてい
る。ここで、それぞれのノズルからは、X軸方向に走査
する基板Pのダミー領域2の走査方向3箇所に液滴が吐
出されている。図2において、No.1及びNo.3の
それぞれからダミー領域2に吐出されたインク滴の形状
は平面視円形状であり、No.2からダミー領域2に吐
出されたインク滴の形状は平面視楕円形状であり、破線
で示す目標形状(円形)に対して異なっている。撮像装
置3(画像処理装置4)による撮像結果は制御装置CO
NTに出力されるようになっている。
【0033】次に、上述したインクジェット装置IJを
用いて、ステージSTに支持されている基板Pのパター
ン形成領域1に対してインクジェットヘッド20からイ
ンクを吐出することにより、パターン形成領域1にパタ
ーンを形成する方法について説明する。
【0034】基板PがステージSTに対して搬入される
と、ステージSTは基板Pを吸着保持し位置決めする。
そして、基板Pを支持したステージSTは、基板Pのダ
ミー領域2とインクジェットヘッド20とが対向するよ
うに移動する。
【0035】制御装置CONTは、インクジェットヘッ
ド20よりダミー領域2に対してY軸方向に並んだ複数
のノズルのそれぞれよりインクを吐出する。
【0036】ここで、本実施形態において、インクジェ
ット装置IJは、基板P上に材料層を積層することによ
り有機エレクトロルミネッセンス装置を製造するもので
あり、基板Pには吐出されたインク滴を所定の位置に配
置させるためのバンク(隔壁)が予め形成されている。
更に、基板Pには予め所定の表面処理、例えば撥液処理
や親液処理が施されている。具体的には、基板P上には
平面視円形状のバンク(隔壁)が形成され、このバンク
に対して撥液処理及び親液処理を含む表面処理が施され
ている。そして、バンクに対してインク滴を吐出するこ
とによって、表面処理の作用によりインク滴はバンク内
に配置される。ここで、ノズルが正常であり、バンクの
形状及びこのバンクに対する表面処理が正常である場合
には、図2に示したNo.1及びNo.3のノズルから
吐出されたインク滴のように、バンクに配置されるイン
ク滴は平面視円形状となる。一方、ノズルが異常であっ
たり、例えばバンクに対する表面処理にムラがある場合
には、図2に示したNo.2のノズルから吐出されたイ
ンク滴のように、目標形状と異なって例えば平面視楕円
形状となる。そして、パターン形成領域1とダミー領域
2とのそれぞれは、予め同じ構造、すなわち同じ形状を
有するバンクが形成されているとともに、同じ表面処理
を施されている。
【0037】インクジェットヘッド20よりダミー領域
2に対して液滴が吐出されたら、ステージSTが移動し
て、撮像装置3とダミー領域2とを対向させる。ダミー
領域2に吐出された液滴のそれぞれは撮像装置3で撮像
される。撮像装置3の撮像信号は画像処理装置4に出力
され、画像処理装置4は撮像装置3の検出結果に基づい
て、ダミー領域2に配置されているインク滴の大きさ及
び形状を求める。
【0038】画像処理装置4は、予め設定されている基
板上におけるインク滴の目標の大きさ及び形状と、撮像
装置3を用いて検出した実際のインク滴の大きさ及び形
状とを比較する。そして、画像処理装置4は、比較した
結果に基づいて、インク滴それぞれが目標の大きさ及び
形状に対して許容範囲内にあるかどうかを判別し、イン
ク滴の良否を判断する。
【0039】すなわち、図2において、No.1及びN
o.3のそれぞれから吐出されたインク滴のように、ダ
ミー領域2上における形状が円形で大きさも許容範囲内
である場合、画像処理装置4は、このNo.1及びN
o.3のそれぞれから吐出されたインク滴は所望の大き
さ及び形状であると判断する。一方、No.2から吐出
されたインク滴のように、ダミー領域2上における形状
が目標形状と異なっていて楕円形状である場合、画像処
理装置4は、このNo.2から吐出されたインク滴は所
望の形状ではないと判断する。
【0040】更に、画像処理装置4は、ダミー領域2に
おいてX軸方向(走査方向)に並んだ複数の液滴それぞ
れの基準位置に対する位置(吐出位置)を求める。画像
処理装置4は、前記求めた結果に基づいて、複数のノズ
ルそれぞれから吐出されたインク滴が目標位置に吐出さ
れたかどうかを判別する。画像処理装置4は、ダミー領
域2上におけるインク滴の実際の位置と目標位置との距
離を求め、この距離が許容範囲内にある場合、インク滴
は所望の位置にあると判断し、許容範囲外である場合、
インク滴は所望の位置になくノズルはいわゆる飛行曲が
りを生じていると判断する。
【0041】画像処理装置4の前記判断結果は制御装置
CONTに出力される。制御装置CONTは、画像処理
装置4(撮像装置3)の判断結果(検出結果)に基づい
て、インクジェットヘッド20の吐出動作を制御する。
具体的には、画像処理装置4でインク滴が正常に吐出さ
れていると判断したら、制御装置CONTは、インクジ
ェットヘッド20には異常なノズルがないと判断し、基
板Pのパターン形成領域1に対する吐出動作を行う。基
板Pのパターン形成領域1には所定のパターンが形成さ
れる。
【0042】一方、画像処理装置4でインク滴が正常に
吐出されていないと判断したら、すなわち、画像処理装
置4でNo.2のノズルに対応するインク滴が目標形状
と異なっていると判断したら、制御装置CONTはN
o.2のノズルを異常なノズルと判断し、この異常なノ
ズルに対するワイピング処理や、インクのフラッシング
処理といったインクジェットヘッド20に対する所定の
処理を行う。
【0043】こうして、インクジェットヘッド20に対
して所定の処理を行ったら、制御装置CONTは、イン
クジェットヘッド20よりダミー領域2に対して再びイ
ンク滴を吐出し、撮像装置3でダミー領域2上のインク
滴の外観を検出する。そして、前回異常であったNo.
2のノズルに対応するインク滴の大きさ及び形状が目標
値に対して許容範囲内となったら、制御装置CONT
は、インクジェットヘッド20の吐出動作を制御しつつ
基板Pのパターン形成領域1に対する吐出動作を行う。
【0044】一方、所定の処理(ワイピング処理やフラ
ッシング処理)を行ったにもかかわらず、インク滴の形
状が目標形状と異なっている場合には、制御装置CON
Tは、インクジェットヘッド20の吐出動作を制御しつ
つ、基板Pのパターン形成領域1に対する吐出動作を行
う。具体的には、制御装置CONTは、画像処理装置4
による判断結果に基づいて、インクジェットヘッド20
の複数のノズルのうち、No.2のノズルを異常なノズ
ルと判断し、この異常なノズルを用いずにパターン形成
領域1に対する吐出動作を行う。あるいは、制御装置C
ONTは、例えばインクジェットヘッド20をY軸方向
にずらして、No.2のノズルとは別のノズルを用いて
吐出動作を行う。
【0045】あるいは、異常なノズルを有するインクジ
ェットヘッド20が、他の新しいインクジェットヘッド
20に交換されてもよい。なお、この場合、インクジェ
ットヘッド20を支持する支持装置は、少なくとも2つ
のインクジェットヘッドを支持しており、制御装置CO
NTは、1つ目のインクジェットヘッド20が異常であ
ると判断したら、2つ目の新しいインクジェットヘッド
に交換する。インクジェット装置IJが交換用のインク
ジェットヘッドを有していることにより、交換作業を短
時間で行うことができる。
【0046】以上説明したように、基板Pのパターン形
成領域1に対して液滴を吐出する前にダミー領域2に対
してインク滴を吐出しておき、この吐出されたインク滴
の大きさ及び形状を撮像装置3で予め検出することによ
り、この検出結果に基づいてインクジェットヘッド20
の複数のノズルの吐出特性のばらつきを把握したり、異
常なノズルを特定することができる。そして、吐出特性
のばらつきや、異常なノズルに対する対策(処理)を施
してからパターン形成領域1に対する吐出動作を行うこ
とにより、不良デバイスの発生を低減することができ
る。
【0047】上記実施形態では、パターン形成領域1は
1つであるように説明したが、図3(a)に示すよう
に、基板P上のパターン形成領域1は複数設定されても
よい。図3(a)では、ダミー領域2は、基板Pのう
ち、複数のパターン領域1のX軸方向一方の側の端部に
設けられている。なお、ダミー領域2は基板Pの端部に
設けられている必要は無く、図3(b)に示すように、
基板Pの中央部であってもよい。また、図3(c)に示
すように、基板Pの両端部であってもよい。
【0048】図4は、本発明のデバイスの製造装置の第
2実施形態を示す図である。ここで、以下の説明におい
て、上記第1実施形態と同一又は同等の構成部分につい
ては同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0049】図4に示すように、インクジェット装置I
Jは、基板Pを支持するステージSTと、ステージST
のうち基板Pを支持する以外の部分に設けられたダミー
領域2Bとを備えている。ダミー領域2Bは基板PのX
軸方向一方の側に設けられている。ダミー領域2Bは、
例えばガラス板によって形成されており、表面処理を施
されていないか、表面処理を一様に施されている。
【0050】図4に示すインクジェット装置IJを用い
て基板Pのパターン形成領域1に対してインク滴を吐出
する際には、制御装置OCNTは、まず、ステージST
のダミー領域2Bに対してインクジェットヘッド20よ
りインク滴を吐出する。次いで、撮像装置3がダミー領
域2B上のインク滴の大きさ及び形状を検出する。
【0051】ここで、ダミー領域2Bはガラス板よりな
り、第1実施形態と異なってバンクが形成されておら
ず、パターニングされた表面処理を施されていない。し
たがって、例えばダミー領域2B上のインク滴が所望の
大きさ及び形状を有していない場合には、撮像装置3
は、インクジェットヘッド20の異常なノズルを特定で
きる。すなわち、第1実施形態では、異常なインク滴が
検出された際には、その原因は、インクジェットヘッド
20のノズルに異常があるか、基板Pの表面処理に異常
があるかのいずれか一方であった。一方、本実施形態の
ように、一様なガラス板からなるダミー領域2Bにイン
ク滴を吐出し、このインク滴の大きさ及び形状を検出
し、異常なインク滴が検出された際には、異常の原因は
インクジェットヘッド20にあると特定できる。例え
ば、ステージST上に設けられたガラス板からなるダミ
ー領域2Bにおいて、特定のノズルからのインク滴の大
きさが他のノズルからのインク滴に対して小さい場合に
は、吐出量が少ないと判断され、この特定のノズルが異
常であると判断できる。制御装置CONTは、この吐出
量の少ないノズルに対する印加電圧を上昇させるなどの
制御を行うことにより、所望の吐出量で吐出動作を行う
ことができる。
【0052】そして、撮像装置3(画像処理装置4)の
検出結果に基づいて、制御装置CONTは、異常なノズ
ルがないと判断したら、基板Pのパターン形成領域1に
対する吐出動作を行う。一方、異常なノズルがあると判
断したら、制御装置CONTは、第1実施形態同様、イ
ンクジェットヘッド20に対して所定の処理を行った
り、インクジェットヘッド20の基板Pに対する位置を
Y軸方向にずらして吐出動作を行ったり、新しいインク
ジェットヘッド20と交換したりする。
【0053】なお、ステージST上にダミー領域を設け
るとともに、基板Pにもダミー領域を設け、これらを併
用してもよい。そして、ステージST上におけるダミー
領域を用いて、インクジェットヘッド20の複数のノズ
ルの全てが正常なノズルであることを確認した後、基板
P上に設けられたダミー領域に対してインク滴を吐出
し、仮に、基板Pのダミー領域に配置されているインク
滴の大きさや形状が異常であれば、基板Pのバンク形状
や表面処理に異常があると判断できる。
【0054】上記各実施形態において、撮像装置3によ
るインク滴の撮像信号に基づいて画像処理装置4が処理
している間、インクジェットヘッド20はパターン形成
領域1に対する吐出動作を行わずに待機している構成で
あるが、画像処理装置4が画像処理中において、インク
ジェットヘッド20が走査する基板Pに対して吐出動作
を開始してもよい。こうすることにより、スループット
を向上できる。ここで、インクジェットヘッド20の吐
出動作中に、画像処理装置4がダミー領域のインク滴の
大きさ及び形状を異常であると判断した場合には、制御
装置CONTはインクジェットヘッド20の吐出動作及
び基板Pの走査を中断し、前記所定の処理(ワイピング
処理やフラッシング処理)を行う。
【0055】なお、上記各実施形態において、ダミー領
域に吐出されたインク滴が正常であるかどうかの判断
は、画像処理装置4(あるいは制御装置CONT)が行
う構成であるが、画像処理装置4に撮像装置3の撮像結
果を表示可能な表示部を設けておき、この表示部の表示
に基づいて、オペレータがインク滴の正常か異常かの判
断を行うようにしてもよい。
【0056】本発明のインクジェット装置(デバイス製
造装置)IJは、有機エレクトロルミネッセンス装置
(有機EL装置)の製造に適用可能である。図5は、有
機EL装置の一例を示す断面図である。図5において、
有機EL装置301は、光を透過可能な基板302と、
基板302の一方の面側に設けられ一対の陰極(電極)
307及び陽極(電極)308に狭持された有機エレク
トロルミネッセンス材料からなる発光層305と正孔輸
送層306とからなる有機EL素子(発光素子)309
と、基板301と有機EL素子309との間に設けられ
ている封止層304とを備えている。
【0057】ここで、図5に示す有機EL装置301
は、発光層305からの発光光を基板302側から装置
外部に取り出す形態であり、基板302の形成材料とし
ては、光を透過可能な透明あるいは半透明材料、例え
ば、透明なガラス、石英、サファイア、あるいはポリエ
ステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルケトンなどの透明な合成樹脂などが挙げられる。
特に、基板302の形成材料としては、安価なソーダガ
ラスが好適に用いられる。一方、基板と反対側から発光
光を取り出す形態の場合には、基板は不透明であっても
よく、その場合、アルミナ等のセラミック、ステンレス
等の金属シートに表面酸化などの絶縁処理を施したも
の、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることがで
きる。
【0058】陽極308は、インジウム錫酸化物(IT
O:Indium Tin Oxide)等からなる透明電極であって光
を透過可能である。正孔輸送層306は、例えば、トリ
フェニルアミン誘導体(TPD)、ピラゾリン誘導体、
アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニ
ルジアミン誘導体等からなる。このうち、トリフェニル
ジアミン誘導体が好ましく、中でも4,4’−ビス(N
(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ)ビフェ
ニルが好適とされる。
【0059】なお、正孔輸送層に代えて正孔注入層を形
成するようにしてもよく、さらに正孔注入層と正孔輸送
層を両方形成するようにしてもよい。その場合、正孔注
入層の形成材料としては、例えば銅フタロシアニン(C
uPc)や、ポリテトラヒドロチオフェニルフェニレン
であるポリフェニレンビニレン、1,1−ビス−(4−
N,N−ジトリルアミノフェニル)シクロヘキサン、ト
リス(8−ヒドロキシキノリノール)アルミニウム等が
挙げられるが、特に銅フタロシアニン(CuPc)を用
いるのが好ましい。
【0060】発光層305の形成材料としては、低分子
の有機発光色素や高分子発光体、すなわち各種の蛍光物
質や燐光物質などの発光物質、Alq3(アルミキレー
ト錯体)などの有機エレクトロルミネッセンス材料が使
用可能である。発光物質となる共役系高分子の中ではア
リーレンビニレン又はポリフルオレン構造を含むものな
どが特に好ましい。低分子発光体では、例えばナフタレ
ン誘導体、アントラセン誘導体、ペリレン誘導体、ポリ
メチン系、キサテン系、クマリン系、シアニン系などの
色素類、8−ヒドロキノリンおよびその誘導体の金属錯
体、芳香族アミン、テトラフェニルシクロペンタジエン
誘導体等、または特開昭57−51781、同59−1
94393号公報等に記載されている公知のものが使用
可能である。陰極7はアルミニウム(Al)やマグネシ
ウム(Mg)、金(Au)、銀(Ag)等からなる金属
電極である。
【0061】なお、陰極307と発光層305との間
に、電子輸送層や電子注入層を設けることができる。電
子輸送層の形成材料としては、特に限定されることな
く、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタンお
よびその誘導体、ベンゾキノンおよびその誘導体、ナフ
トキノンおよびその誘導体、アントラキノンおよびその
誘導体、テトラシアノアンスラキノジメタンおよびその
誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェニルジシアノエチ
レンおよびその誘導体、ジフェノキノン誘導体、8−ヒ
ドロキシキノリンおよびその誘導体の金属錯体等が例示
される。
【0062】封止層304は、基板302側の外部から
電極307,308を含む有機EL素子309に対して
大気が侵入するのを遮断するものであって、膜厚や材料
を適宜選択することにより光を透過可能となっている。
封止層304を構成する材料としては、例えばセラミッ
クや窒化珪素、酸化窒化珪素、酸化珪素などの透明な材
料が用いられ、中でも酸化窒化珪素が透明性、ガスバリ
ア性の観点から好ましい。なお、封止層304の厚さは
発光層305から射出される光の波長より小さくなるよ
うに設定されるこのが好ましい(例えば0.1μm)。
【0063】図示しないが、この有機EL装置301は
アクティブマトリクス型であり、実際には複数のデータ
線と複数の走査線とが格子状に配置され、これらデータ
線や走査線に区画されたマトリクス状に配置された各画
素毎に、スイッチングトランジスタやドライビングトラ
ンジスタ等の駆動用TFTを介して上記の有機EL素子
309が接続されている。そして、データ線や走査線を
介して駆動信号が供給されると電極間に電流が流れ、有
機EL素子309の発光層305が発光して基板302
の外面側に光が射出され、その画素が点灯する。
【0064】また、有機EL装置301のうち、有機E
L素子309を挟んで封止層304と反対側の表面に
も、電極307,308を含む有機EL素子309に対
して大気が侵入するのを遮断する封止部材310が形成
されている。
【0065】以上説明した有機EL装置301の各材料
層308,306,305などの形成材料を所定の溶媒
でインク化することにより、本発明のデバイス製造装置
を用いて製造することができる。
【0066】上記有機EL装置を備えた電子機器の例に
ついて説明する。図6は、携帯電話の一例を示した斜視
図である。図6において、符号1000は携帯電話本体
を示し、符号1001は上記の有機EL表示装置を用い
た表示部を示している。
【0067】図7は、腕時計型電子機器の一例を示した
斜視図である。図7において、符号1100は時計本体
を示し、符号1101は上記の有機EL表示装置を用い
た表示部を示している。
【0068】図8は、ワープロ、パソコンなどの携帯型
情報処理装置の一例を示した斜視図である。図8におい
て、符号1200は情報処理装置、符号1202はキー
ボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置本
体、符号1206は上記の有機EL表示装置を用いた表
示部を示している。
【0069】図6〜図8に示す電子機器は、上記実施の
形態の有機EL表示装置を備えているので、表示品位に
優れ、明るい画面の有機EL表示部を備えた電子機器を
実現することができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、所定領域に対して液滴
を吐出し、この吐出された液滴の大きさ及び形状を予め
検出してから基板のパターン形成領域に対して液滴を吐
出することにより、異常なノズルを特定したり、基板の
異常を事前に把握することができる。そして、異常なノ
ズルや基板に対して所定の処理を行ってからパターン形
成領域に対する吐出動作を行うことにより、不良デバイ
スの発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデバイスの製造装置の第1実施形態を
示す概略斜視図である。
【図2】ダミー領域に吐出された液滴の一例を示す図で
ある。
【図3】基板上に形成されるダミー領域を示す図であ
る。
【図4】本発明のデバイスの製造装置の第2実施形態を
示す概略斜視図である。
【図5】有機EL装置を示す概略断面図である。
【図6】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図で
ある。
【図7】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図で
ある。
【図8】有機EL装置が搭載された電子機器を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 パターン形成領域 2、2B ダミー領域(所定領域) 3 撮像装置(検出装置) 4 画像処理装置(撮像装置、検出装置) 20 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘット) CONT 制御装置 IJ インクジェット装置(デバイス製造装置) ST ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茅野 祐治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FB01 3K007 AB18 DB03 FA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板のパターン形成領域に対して液滴吐
    出ヘッドより液体材料を吐出する工程を有するデバイス
    の製造方法において、 前記パターン形成領域以外の所定領域に対して前記液体
    材料の液滴を吐出し、 前記所定領域に吐出された前記液滴の大きさ及び形状を
    検出した後、 前記パターン形成領域に対する吐出動作を行うことを特
    徴とするデバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記検出結果に基づいて、前記吐出動作
    を制御することを特徴とする請求項1記載のデバイスの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記検出結果に基づいて、該液滴吐出ヘ
    ッドに対して所定の処理を行うことを特徴とする請求項
    1又は2記載のデバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記検出結果に応じて、該液滴吐出ヘッ
    ドを他の液滴吐出ヘッドに交換することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記検出を撮像装置を用いて行うことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のデバイス
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記液滴の基準位置に対する前記所定領
    域における吐出位置を検出することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記所定領域を、前記基板のうち前記パ
    ターン形成領域以外の部分に設けることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板をステージで支持し、 前記所定領域を、前記ステージのうち前記基板を支持す
    る以外の部分に設けることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記基板に対して有機エレクトロルミネ
    ッセンス装置形成用材料を吐出することを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか一項記載のデバイスの製造方法。
  10. 【請求項10】 基板のパターン形成領域に対して液体
    材料の液滴を吐出可能な液滴吐出ヘッドを有するデバイ
    スの製造装置において、 前記パターン形成領域以外の部分に設けられたダミー領
    域と、 前記ダミー領域に対して前記液滴吐出ヘッドより吐出さ
    れた液滴の大きさ及び形状を検出する検出装置とを備え
    ることを特徴とするデバイスの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記検出装置の検出結果に基づいて前
    記液滴吐出ヘッドの吐出動作を制御する制御装置を備え
    ることを特徴とする請求項10記載のデバイスの製造装
    置。
  12. 【請求項12】 前記基板を支持するステージを有し、 前記ダミー領域は、前記ステージのうち前記基板を支持
    する以外の部分に設けられていることを特徴とする請求
    項10又は11記載のデバイスの製造装置。
  13. 【請求項13】 前記検出装置は撮像装置を有すること
    を特徴とする請求項10〜12のいずれか一項記載のデ
    バイスの製造装置。
  14. 【請求項14】 前記液滴吐出ヘッドは、有機エレクト
    ロルミネッセンス装置形成用材料を吐出することを特徴
    とする請求項10〜13のいずれか一項記載のデバイス
    の製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項10〜請求項14のいずれか一
    項記載のデバイスの製造装置で製造されたことを特徴と
    するデバイス。
  16. 【請求項16】 請求項16記載のデバイスを備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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