JPH11248926A - フィルター製造装置とフィルター製造方法およびカラーフィルター - Google Patents

フィルター製造装置とフィルター製造方法およびカラーフィルター

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JPH11248926A
JPH11248926A JP5109198A JP5109198A JPH11248926A JP H11248926 A JPH11248926 A JP H11248926A JP 5109198 A JP5109198 A JP 5109198A JP 5109198 A JP5109198 A JP 5109198A JP H11248926 A JPH11248926 A JP H11248926A
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JP
Japan
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ink
substrate
inkjet head
state
coloring
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Application number
JP5109198A
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English (en)
Inventor
Akio Mori
昭雄 森
Yoshiaki Yamada
善昭 山田
Kazumi Shinohara
和美 篠原
Toshihiro Ota
俊洋 太田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対してR,G,Bのインクを正確にか
つ形成でき、インク滴の状態に応じて所定量のインクを
供給することができるフィルター製造装置を提供する。 【解決手段】 第1着色手段210のインクジェットヘ
ッド20、第2着色手段220のインクジェットヘッド
20、第3着色手段230のインクジェットヘッド20
からそれぞれインク滴を吐き出すために、各インクジェ
ットヘッド20はそれぞれ印加電圧が与えられる駆動素
子を有し、第1着色手段210のインクジェットヘッド
20の駆動素子に対して赤色のインク滴の状態に応じた
印加電圧を供給し、第2着色手段220のインクジェッ
トヘッド20の駆動素子に対して緑色のインク滴の状態
に応じた印加電圧を供給し、そして第3着色手段230
のインクジェットヘッド20の駆動素子に対して青色の
インク滴の状態に応じた印加電圧を供給する制御手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置等の表示装置に対して適用されるカラーフィルター等
のフィルターを製造するためのフィルター製造装置とフ
ィルター製造方法およびカラーフィルターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えば、コンピュータや、携
帯用の情報機器等の発達に伴い、液晶表示装置、特にカ
ラー液晶表示装置の使用が増加している。この種の液晶
表示装置は、表示画像をカラー化をするためにカラーフ
ィルターを用いている。
【0003】カラーフィルターは、基板を有しこの基板
に対してR(赤)、G(緑)、B(青)のインクを所定
のパターンで着弾することで形成することがある。この
ような基板に対しインクを着弾する方式としては、イン
クジェット方式が採用されている。
【0004】インクジェット方式を採用すると、インク
ジェットのヘッドから所定量のインクをフィルターに対
して吐出して着弾させるのであるが、この基板は、例え
ば、特開平8−271724号公報で開示されているよ
うに、XYステージに搭載している。このXYステージ
が基板をX方向とY方向に移動して、インクジェットヘ
ッドからのインクが基板の所定の位置に着弾できるよう
になっている。
【0005】また、R,G,Bの3色のインク滴を生じ
させる1組の描画ヘッドを有する製造装置が特開平8−
292317号公報に開示されている。複数のインクジ
ェットヘッドを1台の装置に設けて、複数色の着色を行
うことが、特開平9−138306号公報に開示されて
いる。色の異なる3種類のインクをインク受容層に対し
て吐出することで着色することが、特開平9−1273
30号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カラーフィルターを製造する場合に、基板に対してR,
G,Bのインクを正確にかつ所定の面積できれいに着弾
して形成する必要がある。その場合には、カラーフィル
ターのR,G,Bのインクをそれぞれ別個に基板に対し
て供給し、そのインクの供給量をインク滴の状態におい
て正確な量を吐出させることが望まれている。
【0007】複数のインクジェットヘッドを1台の装置
中に近接して備えると、ヘッド同士の位置合わせが必要
となる。すると、そのための調整作業または調整機構が
必要となり、結果的に装置が高価となる。
【0008】1台の装置で複数色の着色を行うと、それ
ぞれの(色の)インクの物性・特性等の条件が異なる場
合に、これらの条件を維持するための温度・湿度など条
件を出しにくい、又、そのための余計な付加装置が必要
になり、結果的に装置が高価となる。
【0009】インクの硬化条件等が各色で異なる場合、
一度で3色を着色すると各インクの硬化条件を同じにし
なくてはならず、条件が出しにくい。又、そのための余
計な付加装置が必要になり、結果的に装置が高価とな
る。
【0010】そこで本発明の上記課題を解消して、基板
に対してR,G,Bのインクを正確に形成でき、インク
滴の状態に応じて所定量のインクを供給して品質の向上
が図れるフィルター製造装置とフィルター製造方法およ
びそれにより作られたカラーフィルターを提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項1の
フィルター製造装置は、基板に対してインクを着弾する
ことでカラーフィルターを製造するためのフィルター製
造装置において、赤色のインクを基板に吐出するために
インクジェットヘッドと、基板とインクジェットヘッド
との相対位置を変える移動手段とを有する第1着色手段
と、緑色のインクを基板に吐出するためにインクジェッ
トヘッドと、基板とインクジェットヘッドとの相対位置
を変える移動手段とを有する第2着色手段と、青色のイ
ンクを基板に吐出するためにインクジェットヘッドと、
基板とインクジェットヘッドとの相対位置を変える移動
手段とを有する第3着色手段と、を有し、第1着色手段
のインクジェットヘッド、第2着色手段のインクジェッ
トヘッド、第3着色手段のインクジェットヘッドからそ
れぞれインク滴を吐き出すために、各インクジェットヘ
ッドはそれぞれ印加電圧が与えられる駆動素子を有し、
第1着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対し
て赤色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給し、第
2着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対して
緑色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給し、そし
て第3着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対
して青色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給する
制御手段と、を備えることを特徴とするフィルター製造
装置である。
【0012】請求項1の発明では、第1着色手段の赤色
のインクを吐き出すためのインクジェットヘッドと基板
との相対位置を移動手段で変えるようになっている。
【0013】第2着色手段の緑色のインクを吐き出すた
めのインクジェットヘッドと基板との相対位置を移動手
段により変えることができる。
【0014】第3着色手段の青色のインクを吐き出すた
めのインクジェットヘッドと基板の相対位置を移動手段
により変えることができる。
【0015】各着色手段のインクジェットヘッドは駆動
素子を有しており、この駆動素子は印加電圧が供給され
るようになっている。印加電圧を供給する制御手段は、
各色のインク滴の状況に応じた印加電圧をそれぞれ別個
に供給することができる。
【0016】これにより、第1着色手段、第2着色手
段、第3着色手段は、赤色のインク、緑色のインク、青
色のインクを別々のインクジェットヘッドから吐き出し
て着弾させることができ、一つのインクジェットヘッド
から3色のインクを近接して吐き出す場合に比べて正確
に基板に対して形成できる。しかも、制御手段が、各イ
ンクジェットヘッドの駆動素子に対して与える駆動電圧
を各色のインク滴の状態に応じて変えながら供給できる
ので、適正な赤色のインク、緑色のインク、青色のイン
クを別個に供給できる。このようなことから、作られる
カラーフィルターの製造過程における精度を上げること
ができる。
【0017】請求項2の発明のフィルター製造装置で
は、制御手段は、赤色のインク滴の状態と緑色のインク
滴の状態と青色のインク滴の状態を一滴のインク滴の重
量を監視することで見ており、インク滴の重量に基づい
て駆動素子に与える印加電圧の値を変えるようになって
いる。これにより、一滴のインク滴の重量を監視するだ
けで、各色のインクジェットヘッドはそれぞれ正確なイ
ンク量を吐出することができる。
【0018】請求項3の発明のフィルター製造装置で
は、第1着色手段が、基板を第1方向に移動して位置決
めする第1移動手段と、インクジェットヘッドを第2方
向に移動して位置決めする第2移動手段とを有する。同
様にして、第2着色手段は、基板を第1方向に移動して
位置決めする第1移動手段と、インクジェットヘッドを
第2方向に移動して位置決めする第2移動手段とを有す
る。第3着色手段は基板を第1方向に移動して位置決め
する第1移動手段と、インクジェットヘッドを第2方向
に移動して位置決めする第2移動手段とを有している。
【0019】このようにすることで、基板とインクジェ
ットヘッドを別々に移動操作することができ、たとえば
インクジェットヘッドのメンテナンスやあるいはインク
ジェットヘッドによるインク滴の試し打ちなどを基板の
動きとは別個に行うことができる。
【0020】請求項4の発明のフィルター製造装置で
は、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段は並べ
て配列されており、これらの間にはフィルターの乾燥を
行う乾燥手段が配置されている。このようにすること
で、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段の間で
フィルターを移動する間に基板に付いたインクの乾燥を
行うことができるので、フィルターの製造効率を上げる
ことができる。
【0021】次に、請求項5の発明のフィルター製造方
法は、基板に対してインクを着弾することでカラーフィ
ルターを製造するためのフィルター製造方法において、
基板に対して赤色のインク、緑色のインク、青色のイ
ンクを、赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッ
ド、緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッド、青
色のインクを吐き出すインクジェットヘッドから別々に
基板に対して吐出してカラーフィルターを形成する際
に、赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッドの駆
動素子に対して赤色のインク滴の状態に応じた印加電圧
を供給し、緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッ
ドの駆動素子に対して緑色のインク滴の状態に応じた印
加電圧を供給し、青色のインクを吐き出すインクジェッ
トヘッドの駆動素子に対して青色のインク滴の状態に応
じた印加電圧を供給することを特徴とするフィルター製
造方法である。
【0022】これにより、赤色のインク、緑色のイン
ク、青色のインクを別々のインクジェットヘッドから吐
き出して着弾させることができ、一つのインクジェット
ヘッドから3色のインクを近接して吐き出す場合に比べ
て正確に基板に対して形成できる。しかも、制御手段
が、各インクジェットヘッドの駆動素子に対して与える
駆動電圧を各色のインク滴の状態に応じて変えながら供
給できるので、適正な赤色のインク、緑色のインク、青
色のインクを別個に供給できる。このようなことから、
作られるカラーフィルターの製造過程における精度を上
げることができる。請求項6の発明のフィルター製造方
法では、赤色のインク滴の状態と緑色のインク滴の状態
と青色のインク滴の状態を一滴の重量を監視することで
見ており、インク滴の重量に基づいて駆動素子に与える
印加電圧の値等を変えるようになっている。これによ
り、一滴のインク滴の重量を監視するだけで、各色のイ
ンクジェットヘッドはそれぞれ正確なインク量を吐出す
ることができる。
【0023】請求項7の発明のフィルター製造方法で
は、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段の間で
フィルターを移動する間に基板に付いたインクの乾燥を
行うことができるので、フィルターの製造効率を上げる
ことができる。
【0024】請求項8の発明のカラーフィルターでは、
基板に対してインクを着弾することでカラーフィルター
を製造するためのフィルター製造方法により製造される
カラーフィルターにおいて、基板に対して赤色のイン
ク、緑色のインク、青色のインクを、赤色のインクを吐
き出すインクジェットヘッド、緑色のインクを吐き出す
インクジェットヘッド、青色のインクを吐き出すインク
ジェットヘッドから別々に基板に対して吐出してカラー
フィルターを形成する際に、赤色のインクを吐き出すイ
ンクジェットヘッドの駆動素子に対して赤色のインク滴
の状態に応じた印加電圧を供給し、緑色のインクを吐き
出すインクジェットヘッドの駆動素子に対して緑色のイ
ンク滴の状態に応じた印加電圧を供給し、青色のインク
を吐き出すインクジェットヘッドの駆動素子に対して青
色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給することに
より製造されることを特徴とするカラーフィルター。
【0025】本発明では、各色のインク吐出量を安定さ
せて品質の良いカラーフィルターが得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明のフィルター製造装置の好
ましい実施の形態の一部を示しており、図2は、図1の
フィルター製造装置の一部を簡略化して示している。
【0028】図1と図2に示すように、フィルター製造
装置10の第1着色手段210、第2着色手段220、
第3着色手段230は、概略的にはほぼ同様の構造を有
し、ベース12、第1移動手段14、第2移動手段1
6、電子天秤(重量測定手段)18、インクジェットヘ
ッド20、キャッピングユニット22、クリーニングユ
ニット(クリーニング手段)24、コントローラ26等
を有している。
【0029】ベース(架台ともいう)12は、上述した
第1移動手段14、第2移動手段16、電子天秤18、
キャッピングユニット22、クリーニングユニット24
等を収容する安全カバー28を備えており、作業者はこ
の安全カバー28の所定の部位の扉を開くことができる
ようになっている。
【0030】コントローラ26はモニター30およびキ
ーボード32、コンピュータ34等を備えている。
【0031】ベース12の上には、第1移動手段14、
電子天秤18、キャッピングユニット22、クリーニン
グユニット24および第2移動手段16が設定されてい
る。ベース12の周囲にはロボット74と基板収容手段
70が配置されている。
【0032】第1移動手段14は、好ましくはベース1
2の上に直接設定されており、しかもこの第1移動手段
14は、Y軸方向に沿って位置決めされている。
【0033】これに対して第2移動手段16は、支柱1
6A、16Aを用いて、ベース12に対して立てて取り
付けられており、しかも第2移動手段16は、ベース1
2の後部12Aにおいて取り付けられている。第2移動
手段16の、X軸方向は、第1移動手段14のY軸方向
とは直交する方向である。Y軸はベース12の前部12
Bと後部12A方向に沿った軸である。これに対してX
軸はベース12の左右方向に沿った軸であり、各々水平
である。
【0034】まず、図1と図2に示す第1移動手段14
と、第2移動手段16について、図3を参照して説明す
る。
【0035】図3は、第1移動手段14と、第2移動手
段16及びインクジェットヘッド20等を示している。
すでに述べたように、第2移動手段16の支柱16A,
16Aは、ベース12の後部12A側に位置されてい
る。
【0036】図3の第1移動手段14は、ガイドレール
40を有しており、第1移動手段14は、例えば、リニ
アモータを採用することができる。このリニアモータ形
式の第1移動手段14のスライダー42は、ガイドレー
ル40に沿って、Y軸方向に移動して位置決め可能であ
る。
【0037】スライダー42は、θ軸用のモータ44を
備えている。このモータ44は、例えばダイレクトドラ
イブモータであり、モータ44のロータはテーブル46
に固定されている。これにより、モータ44に通電する
ことでロータとテーブル46は、θ方向に沿って回転し
てテーブル46をインデックス(回転割り出し)するこ
とができる。
【0038】図3のテーブル46は、基板48を位置決
めして、しかも保持するものである。テーブル46は、
吸着保持手段50を有しており、吸着保持手段50が作
動することにより、テーブル46の穴46Aを通して、
基板48をテーブル46の上に吸着して保持することが
できる。基板48は、テーブル46の位置決めピン46
Bにより、テーブル46の上に正確に位置決めすること
ができる。
【0039】テーブル46は、インクジェットヘッド2
0が、インクを捨打ち或いは試し打ちするための捨打ち
エリア52を有している。この捨打ちエリア52は、X
軸方向に並行でテーブル46の後端部側に設けられてい
る。
【0040】次に、図3の第2移動手段16は、支柱1
6A,16Aに固定されたコラム16Bを有しており、
このコラム16Bは、リニアモータ形式の第2移動手段
16を有している。スライダー60は、ガイドレール6
2Aに沿ってX軸方向に移動して位置決め可能であり、
スライダー60は、インク吐出手段としてのインクジェ
ットヘッド20を備えている。
【0041】インクジェットヘッド20は、揺動位置決
め手段としてのモータ62,64,66,68を有して
いる。モータ62を作動すれば、インクジェットヘッド
20は、Z軸に沿って上下動して位置決め可能である。
このZ軸はX軸とY軸に対して各々直交する方向(上下
方向)である。
【0042】モータ64を作動すると、インクジェット
ヘッド20は、β方向に沿って揺動して位置決め可能で
ある。モータ66を作動すると、インクジェットヘッド
20は、γ方向に揺動して位置決め可能である。モータ
68を作動すると、インクジェットヘッド20は、α方
向に揺動して位置決め可能である。
【0043】このように、図3のインクジェットヘッド
20は、スライダー60において、Z軸方向に直線移動
して位置決め可能で、α、β、γに沿って揺動して位置
決め可能であり、インクジェットヘッド20のインク吐
出面20Pは、テーブル46側の基板48に対して正確
に位置あるいは姿勢をコントロールすることができる。
【0044】次に、図2と図4の平面図を参照して、第
1移動手段14の基板の着脱作業位置Pと、基板を収容
する基板収容手段72間における基板の着脱交換(ロー
ドアンドロード)作業について説明する。
【0045】基板のロードアンドロードは、基板給排出
手段であるロボット74が行う。このロボット74は、
図2と図4に示すように、例えばベース12の前方に位
置されかつ基板収容手段70の前方に位置されている。
【0046】基板収容手段70は、たとえば図2に示す
ように複数の基板48を収容しており、基板48を第1
移動手段14の基板着脱作業位置Pと基板収容手段70
の間でやりとりするようになっている。
【0047】基板着脱作業位置Pはベースに関して第2
移動手段16よりも前方に位置されており、基板着脱作
業位置Pにおける基板48の着脱作業は、第2移動手段
16とインクジェットヘッドの存在によっては邪魔され
ずに、ロボット74が自由に、かつ、効率よく行うこと
ができる。すなわち、第2移動手段16とインクジェッ
トヘッド20は、第1移動手段14の上方に位置され、
しかもより好ましくは第2移動手段16は、ベース12
の後部12Aに位置されており、これに対して、基板着
脱作業位置Pは第1移動手段14のテーブル46付近で
あって、より好ましくはベース12の前部12Bに位置
されているからである。
【0048】このようにすることで、基板着脱作業位置
Pと第2移動手段16の位置的に離すことができる。
【0049】ロボット74の構造は、例えば図2に示す
ように、基台74A、中心軸部CL、第1アーム74
B、第2アーム74Cを有し、第2アーム74Cは、例
えば真空吸着パッド74Dを有している。ロボット74
の真空吸着パッド74Dで基板48を吸着して、しかも
第1アーム74B、第2アーム74Cを中心軸部CLに
沿って回転し、かつ中心軸部CLをZ軸方向に上下動す
ることで、基板収容手段70と、基板着脱作業位置Pの
間で基板48のやりとりをスムーズかつ効率的に容易に
行うことができる。
【0050】図5は、図1と図2に示す第1着色手段2
10、第2着色手段220、第3着色手段230と、制
御手段2000等を示している。
【0051】図5において、すでに述べた第1着色手段
210、第2着色手段220、第3着色手段230が、
左側から右側に順番に配列されており、これらの間に
は、乾燥手段1000,1001,1002が配置され
ている。
【0052】第1着色手段210の付近には基板収容手
段70とロボット74が配置され、第2着色手段220
の付近にはロボット74が配置され、第3着色手段23
0の付近にはロボット74が配置されている。
【0053】乾燥手段1002の近くには別の基板収容
手段70が配置されている。
【0054】3つの第1着色手段ないし第3着色手段2
10,220,230は、制御手段2000によりイン
クの管理やその他の管理を行うことができるようになっ
ている。
【0055】第1着色手段210の制御盤80は、コン
ピュータ34に接続されており、コンピュータ34は、
インク管理コントローラ98に接続されている。同様に
して第2着色手段220の制御盤80はコンピュータ3
4を監視してインク管理コントローラ98に接続され、
第3着色手段230の制御盤80は、コンピュータ34
を監視してインク管理コントローラ98に接続されてい
る。
【0056】第1着色手段210のロボット74は、基
板収容手段70からこれから製造しようとするカラーフ
ィルターのための基板48を、第1着色手段210の基
板の着脱作業位置P側に移動して、第1着色手段210
はこの基板48に対して赤色のインク滴を吐き出して着
弾させることができる。赤色のインク滴が着弾された基
板48は、ロボット74が乾燥手段1000側に移動し
て、乾燥手段1000で乾燥させる。
【0057】第2着色手段220のロボット74は、乾
燥手段1000におかれた基板48を第2着色手段22
0の基板48の基板着脱作業位置Pまで搬送して、第2
着色手段220は緑色のインク滴を吐出して基板48に
着弾させる。その後、ロボット74は基板48を第2着
色手段220から乾燥手段1001に移す。
【0058】次のロボット74は、乾燥手段1001の
上に基板48を、第3着色手段230の基板48の基板
着脱作業位置Pに移す。第3着色手段230は青色のイ
ンク滴を基板48に吐出して着弾させる。
【0059】これにより基板48の上には、順に赤色、
緑色、青色のインクが形成され、これによりカラーフィ
ルターが作られる。そしてロボット74は、第3着色手
段230から基板48を乾燥手段1002に移す。乾燥
手段1002の上の乾燥した基板48は、別のロボット
74により基板収容手段70に収容されることになる。
【0060】このようにして、乾燥手段1000,10
01,1002は、第1着色手段210、第2着色手段
220、第3着色手段230でそれぞれ着色されたイン
ク赤色、緑色、青色のインク滴をその都度乾燥させるこ
とができ、基板48の移動中にこのような乾燥処理を行
うことで、カラーフィルターの製造効率を高め、カラー
フィルターにおけるインクの飛散等の不都合をさけるこ
とができる。
【0061】図6は、図5の制御手段2000の内部構
造のより詳しい例を示しており、図6に示すのは、第1
着色手段210あるいは第2着色手段220あるいは第
3着色手段230のそれぞれに別個に設けられているシ
ステムである。図6の制御手段2000の個別のシステ
ムは、図7に示すように第1着色手段210、第2着色
手段220、第3着色手段230にそれぞれ適用できる
ように組むことができる。
【0062】図6と図7において、コンピュータ34
は、ベース12側の制御盤80に接続されている。制御
盤80は、ベース12の中に配置されており、その制御
盤80に対して第1移動手段14(リニアモータ)、第
2移動手段16(リニアモータ)及びθ軸用のモータ4
4が接続されている。また、インクジェットヘッド20
に関連する図3に示すモータ62,64,66,68が
制御盤80に接続されている。第1移動手段14と、θ
軸モータ44は、制御盤80からの指令により作動して
カラーフィルター製造用の基板48を搭載したテーブル
46をY軸方向に移動し、かつ、θ方向にインデックス
する。
【0063】第2移動手段16の4つのモータ62,6
4,66,68は、制御盤80からの指令により作動し
てインクジェットヘッド20を、テーブル46の上の基
板48に対して姿勢制御するようになっている。
【0064】また、図4で示した基板給排出手段である
ロボット74は、たとえば図6のようにコンピュータ3
4の指令により動作の制御ができる。
【0065】つぎに、インクジェットヘッド20の構造
例について、図6と図8を参照して説明する。
【0066】インクジェットヘッド20は、たとえば、
ピエゾ素子(圧電素子)を用いたヘッドであり、図8
(A)に示すように本体90のインク吐出面20Pに
は、複数のノズル91が形成されている。これらのノズ
ル91に対してそれぞれピエゾ素子92が設けられてい
る。
【0067】図8(B)に示すようにピエゾ素子92
は、ノズル91とインク室93に対応して配置されてい
る。そしてこのピエゾ素子92に対して図8(C)に示
すように印加電圧Vhを印加することで、図8(D),
(F)及び(E)に示すようにして、ピエゾ素子92を
矢印Q方向に伸縮させることで、インクを加圧して所定
量のインク滴99をノズル91から吐出させるようにな
っている。
【0068】図6のインクジェットヘッド20は、イン
ク供給部97に接続されており、このインク供給部97
からインクが図8のインク室93に供給される。インク
供給部97には、温度計96と粘度計95が接続されて
いる。温度計96と粘度計95は、インク供給部97内
に収容されているインクの温度および粘度を計測して、
そのインクの状態のフィードバック信号S1,S2とし
てインク管理コントローラ98に供給する。
【0069】インク管理コントローラ98は、インクの
状態のフィードバック信号S1,S2に基づいて、コン
ピュータ34に対してインクの温度や粘度の状態を制御
用の情報として与える。コンピュータ34は、制御盤8
0を通して、ピエゾ素子駆動回路101に対してピエゾ
素子駆動信号S3を送る。ピエゾ素子駆動回路101
は、このピエゾ素子駆動信号S3に基づいて、図8のピ
エゾ素子92に対してその時のインクの温度や粘度に応
じた印加電圧Vhを供給することで、インクの温度や粘
度に応じて所定量のインク滴99を吐出すことができ
る。
【0070】つぎに、図9〜図11を参照して、基板に
対してインクを供給することで、カラーフィルタを製造
する例について説明する。
【0071】図9の基板48は、透明基板であり適度の
機械的強度と共に光透過性の高いものを用いる。基板4
8としては、例えば、透明ガラス基板、アクリルガラ
ス、プラスチック基板、プラスチックフィルム及びこれ
らの表面処理品等が適用できる。
【0072】たとえば、図10に示すように長方形形状
の基板48上に、生産性をあげる観点から複数個のカラ
ーフィルター領域105をマトリックス状に形成する。
これらのカラーフィルター領域105は、後でガラス4
8を切断することで、液晶表示装置に適合するカラーフ
ィルターとして用いることができる。
【0073】カラーフィルター領域105には、たとえ
ば図10に示すように、RのインクとGのインクおよび
Bのインクを所定のパターンで形成して配置している。
この形成パターンとしては、図8に示すように従来公知
のストライプ型のほかに、モザイク型やデルタ型あるい
はスクウェアー型等がある。
【0074】図9は、基板48に対して図8のカラーフ
ィルター領域105を形成する工程の一例を示してい
る。
【0075】図9(a)では、透明の基板48の一方の
面に対して、ブラックマトリックス110を形成したも
のである。カラーフィルターの基礎となる基板48の上
には、光透過性のない樹脂(好ましくは黒色)を、スピ
ンコート等の方法で、所定の厚さ(たとえば2μm程
度)に塗布して、フォトリソグラフィー法等の方法でマ
トリックス状にブラックマトリックス110を設ける。
ブラックマトリックス110の格子で囲まれる最小の表
示要素がフィルターエレメントといわれており、たとえ
ばX軸方向の巾30μm、Y軸方向の長さ100μm程
度の大きさの窓である。
【0076】ブラックマトリックス110を形成した後
は、たとえば、ヒータにより熱を与えることで、基板4
8の上の樹脂を焼成する。
【0077】図9(b)に示すように、インク滴99
は、フィルターエレメント112に着弾する。インク滴
99の量は、加熱工程におけるインクの体積減少を考慮
した充分な量である。
【0078】図9(c)の加熱工程では、カラーフィル
ター上のすべてのフィルターエレメント112に対して
インク滴99が充填されると、ヒータを用いて加熱処理
を行う。基板48は、所定の温度(例えば70℃程度)
に加熱する。インクの溶媒が蒸発すると、インクの体積
が減少する。体積減少の激しい場合には、カラーフィル
ターとして充分なインク膜の厚みが得られるまで、イン
ク吐出工程と、加熱工程とを繰り返す。この処理によ
り、インクの溶媒が蒸発して、最終的にインクの固形分
のみが残留して膜化する。
【0079】図9(d)の保護膜形成工程では、インク
滴99を完全に乾燥させるために、所定の温度で所定時
間加熱を行う。乾燥が終了するとインク膜が形成された
カラーフィルターの基板48の保護及びフィルター表面
の平坦化のために、保護膜120を形成する。この保護
膜120の形成には、たとえば、スピンコート法、ロー
ルコート法、リッピング法等の方法を採用することがで
きる。
【0080】図9(e)の透明電極形成工程では、スパ
ッタ法や真空吸着法等の処方を用いて、透明電極130
を保護膜120の全面にわたって形成する。
【0081】図9(f)のパターニング工程では、透明
電極130は、さらにフィルターエレメント112の開
口部に対応させた画素電極にパターニングされる。
【0082】なお、液晶表示パネルの駆動にTFT(T
hin Film Transistor)等を用いる
場合ではこのパターニングは不用である。
【0083】つぎに、図2にもどり、電子天秤18、ク
リーニングユニット24およびキャッピングユニット2
2とアライメント用カメラ23について簡単に説明す
る。
【0084】電子天秤18は、インクジェットヘッド2
0のノズルから吐出されたインク滴99(図8参照)の
一滴の重量を測定して管理するために、例えば、インク
ジェットヘッド20のノズル91から、2000滴分の
インク滴99を受ける。電子天秤18は、この2000
滴のインク滴99の重量を2000の数字で割ることに
より、一滴のインク滴99の重量を正確に測定すること
ができる。このインク滴99の測定量に基づいて、イン
クジェットヘッド20からの吐出するインク滴99の量
を最適にコントロールする。
【0085】クリーニングユニット24は、インクジェ
ットヘッド20の図8に示すノズル91等のクリーニン
グをフィルター製造中や待機時に定期的にあるいは随時
に行うことができる。キャッピングユニット22は、図
3のインクジェットヘッド20のインク吐出面20Pが
乾燥しないようにするために、フィルターを製造しない
待機時にこのインク吐出面20Pにキャップをかぶせる
ものである。
【0086】インクジェットヘッド20が、第2移動手
段16により、X軸方向に移動することで、インクジェ
ットヘッド20を電子天秤18、クリーニングユニット
24あるいはキャッピングユニット22の上部に選択的
に位置決めさせることができる。つまり、フィルター製
造作業の途中であっても、インクジェットヘッド20を
たとえば電子天秤18側に移動すれば、インク滴の重量
を測定できる。またインクジェットヘッド20をクリー
ニングユニット24上に移動すれば、インクジェットヘ
ッド20のクリーニングを行うことができる。インクジ
ェットヘッド20をキャッピングユニット22の上に移
動すれば、インクジェットヘッド20のインク吐出面2
0Pにキャップを取り付けて乾燥を防止する。
【0087】アライメント用カメラ23は、基板48に
あらかじめ形成されているアライメントマークを検出し
て、基板48の位置を検知するものである。
【0088】つぎに、図11を参照して、図示したフィ
ルターの製造装置の動作例について説明する。
【0089】図11のステップST1では、図2のロボ
ット74の真空吸着パッド74Dが、基板収容手段70
の新しい基板48を吸着して、ベース12の着脱作業位
置Pに搬送する。つまり、基板48が第1移動手段14
のテーブル46の上に給材される。この基板48は、図
3の位置決めピン46Bに対して突き当てられること
で、基板48は、テーブル46に対して位置決めされ
る。しかも、モータ44が作動して、基板48の端面が
Y軸方向に並行になるように設定する。以上が図9のス
テップST2、ステップST3の基板の位置決めおよび
基板アライメントである。
【0090】そしてコンピュータ34は、アライメント
用カメラ23からの情報と図2の観察カメラ27からの
等の情報に基づいて、インクを吐出する作業の開始位置
を図8のステップST4において計算する。
【0091】一方、図11のステップST5では、イン
クジェットヘッド20がX軸方向に沿って移動して、電
子天秤18の上部に位置される。そして、図11のステ
ップST6,ST7,ST8で示すようにパラメータの
ロード、指定ノズルの選択および電子天秤18のカウン
ターをクリアする。そして、ステップST9にて指定滴
数(指定のインク滴の数)の吐出を行う。これにより、
図2の電子天秤18は、たとえば2000滴のインクの
重量を計測して、インク滴1滴当たりの重量を計算す
る。
【0092】図11のステップST20では、インク滴
の一滴当たりの重量が予め定められている適正範囲に入
っているかどうかを判断し、適正な場合にはステップS
T12に移る。
【0093】そのようなインク滴1滴の重量計算を測定
対象のインクジェットヘッド20の全ノズルに対して、
図11のステップST10,ST11およびST12を
経て終了すると、図11のステップST13で描画開始
位置に図3のインクジェットヘッド20が、X軸方向に
沿って移動し、基板48は、第1移動手段14よりY軸
方向に適宜に移動して位置決めされると共にインクジェ
ットヘッド20は、第2移動手段16によりX軸方向に
適宜移動して位置決めされる。
【0094】一方、ステップST20において、インク
滴一滴当たりの重量が予め定められた適正範囲にない場
合には、ステップST21に移り、そのインク滴の重量
が修正可能な範囲かを判断する。
【0095】このようなインク滴の重量の適正範囲とそ
の重量の修正可能な範囲かどうかの判断等は、たとえば
図7に示すコンピュータ34が行う。
【0096】ステップST22において、図6のコンピ
ュータ34は、インクの状態のフィードバック信号S
1,S2の信号に基づいて得られるインク管理コントロ
ーラ12からの信号により、インクの状態を判断し、コ
ンピュータ34は該当する第1着色手段210ないし2
30のいずれかあるいはすべての制御盤80に対してそ
れぞれ別々の制御信号を送ることで、制御信号が送られ
た制御盤80は、図6に示すピエゾ素子駆動信号S3を
ピエゾ素子駆動回路101に対して供給する。これによ
り、ピエゾ素子駆動回路101はインクジェットヘッド
20の図8に示すピエゾ素子92に対して、インクジェ
ットヘッド20の状態のフィードバック信号S1,S2
に応じた所定の印加電圧を供給する。つまり図11のス
テップST22に示すように圧電素子であるピエゾ素子
の駆動波形の調整を行う。図12と図13は圧電素子で
あるピエゾ素子の駆動波形である印加電圧の調整例を示
している。
【0097】図13(A)のように、たとえば印加電圧
の電圧を変化させることにより、圧電素子であるピエゾ
素子の歪み量をコントロールすることができる。あるい
は図13(B)のように印加電圧の周波数を変化させる
ことにより、圧電素子であるピエゾ素子の歪み速度をコ
ントロールして、インクの粘度による負荷力とバランス
をとるのである。
【0098】図12では、図6のピエゾ素子駆動回路1
01からピエゾ素子に供給される印加電圧Vhの一例を
示しており、印加電圧Vhの初期設定駆動波形Iに対し
て、インクの吐出量が少ない場合にはそのための駆動波
形I1のように印加電圧値を増大させる。これに対して
インクの吐出量が多い場合には、初期設定駆動波形Iに
対して電圧値の小さい駆動波形I2を供給する。この場
合には、波形時間tは同じである。図12の例は、図1
3(A)に示すように印加電圧Vhの電圧を変化させた
場合であり、圧電素子の歪み量をコントロールしてい
る。
【0099】次に、図11のステップST14,ST1
5で基板上の全ての図8に示すように複数のカラーフィ
ルター領域105をたとえばストライプ型で形成する。
【0100】図1ないし図3のフィルター製造装置10
の第1着色手段210、第2着色手段220、第3着色
手段230のインクジェットヘッド20は好ましくはR
(赤)、あるいはG(緑)、B(青)のいずれか一色を
吐出するようにしている。
【0101】図5に示すように第1着色手段210が、
基板48に対して赤色のインクを単独で着色し、そして
第2着色手段220が緑色のインクを基板48に対して
着色し、第3着色手段230が基板48に対して青色の
インクを着色する。つまり、第1着色手段、第2着色手
段、第3着色手段、210,220,230に対して順
番に基板48が通過して行くと、基板48に対して最初
赤色のインクが着色されて、その次に緑色のインクが着
色されそして最後に青色のインクが着色されてカラーフ
ィルター領域を作ることができる。そしてこのような基
板48の移動中には、基板48は乾燥手段1000,1
001,1002を通過することから、着色されたイン
クをその場で乾燥できる。したがって、カラーフィルタ
ーの製造効率を乾燥しながら高めることができ、着色し
たインクが未乾燥で他の部分に移って着色してしまうと
いうような問題も生じない。
【0102】また、図11ないし図13で示したよう
に、赤色のインク滴、緑色のインク滴、青色のインク滴
のそれぞれのインク滴の状態において、印加電圧を供給
する制御手段は、別個にそれらのインク滴の状態に応じ
て、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段のそれ
ぞれのインクジェットヘッド20の駆動素子に印加電圧
を供給することができる。このようなことから、それぞ
れのインク滴を最適な状態にして、第1着色手段ないし
第3着色手段において、各色のインク量を正しくして、
かつ効率よく基板48に対して着弾して形成して行くこ
とができる。
【0103】そして、各色のインクの一滴のインク滴の
重量を適宜監視しながらカラーフィルターの製造を行う
場合に、印加電圧の値、すなわち電圧値を変えたり、あ
るいは周波数を変えることにより、カラーフィルター製
造中に適正なインク吐出量が出せる状態を保持すること
ができる。
【0104】インクジェットヘッド20は、第2移動手
段16によりX軸方向に単独で移動して位置決め可能で
あるので、インクジェットヘッド20を図2のクリーニ
ングユニット24でクリーニングしてメンテナンスした
り、あるいはキャッピングユニット22でキャップを付
けたり、そして電子天秤18でインク滴の重量を測定す
る作業を、カラーフィルター形成作業時の途中で適宜行
うことができる。つまりインクジェットヘッド20は、
クリーニングユニット24、キャッピングユニット22
あるいは電子天秤18側の上空にX軸方向に単独で送る
ことができる。このことから、カラーフィルターの製造
動作を休止せずにインクジェットヘッド20のメンテナ
ンスやインク滴の重量測定等を容易にかつスムーズに効
率よく行うことができる。
【0105】また、基板着脱作業位置Pが、インクジェ
ットヘッド20と第2移動手段16の前方側に位置して
おり、第2移動手段16は第1移動手段14からはなれ
た上方にあるので、基板48の着脱作業は、この第2移
動手段16やインクジェットヘッド20に邪魔されずに
簡単に行うことができる。このためにインクジェットヘ
ッド20の位置等に制約されることなく、基板48の交
換をスムーズに、かつ、容易に効率良く行うことができ
る。
【0106】本発明は、上記実施の形態に限定されず、
特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うこ
とができる。
【0107】本発明のフィルター製造装置は、たとえば
液晶表示装置用のカラーフィルターの製造に限定される
ものではなく、たとえば、EL(エレクトロルミネッセ
ンス)表示素子に応用が可能である。EL表示素子は、
蛍光性の無機および有機化合物を含む薄膜を、陰極と陽
極とで挟んだ構成を有し、前記薄膜に電子および正孔
(ホール)を注入して再結合させることにより励起子
(エキシトン)を生成させ、このエキシトンが失活する
際の光の放出(蛍光・燐光)を利用して発光させる素子
である。こうしたEL表示素子に用いられる蛍光性材料
のうち、赤、緑および青色の発光色を呈する材料を本発
明の製造装置を用いて、TFT等の素子基板上にインク
ジェットパターニングすることで、自発光フルカラーE
L表示素子を製造することができる。本発明におけるフ
ィルターの範囲にはこのようなEL表示素子の基板をも
含むものである。
【0108】本発明のフィルター製造装置は、EL材料
が付着しやすいように、樹脂レジスト、画素電極および
下層となる層の表面に対し、プラズマ、UV処理、カッ
プリング等の表面処理を行う工程を有するものであって
もよい。
【0109】そして、本発明のカラーフィルター製造装
置を用いて製造したEL表示素子は、セグメント表示や
全面同時発光の静止画表示、例えば絵、文字、ラベル等
といったローインフォメーション分野への応用、または
点・線・面形状をもった光源としても利用することがで
きる。さらに、パッシブ駆動の表示素子をはじめ、TF
T等のアクティブ素子を駆動に用いることで、高輝度で
応答性の優れたフルカラー表示素子を得ることが可能で
ある。
【0110】さらに、本装置のインクジェットパターニ
ング技術に金属材料や絶縁材料を供すれば、金属配線や
絶縁膜等のダイレクトな微細パターニングが可能とな
り、新規な高機能デバイスの作製にも応用できる。
【0111】また、図示したフィルター製造装置のイン
クジェットヘッド20は、R.G.Bの内の1つの種類
のインクを吐出することができるようになっているが、
この内の2種類あるいは3種類のインクを同時に吐出す
ることももちろんできる。
【0112】また、フィルター製造装置10の第1移動
手段14と第2移動手段16はリニアモータを用いてい
るがこれに限らず他の種類のモータやアクチュエータを
用いることもできる。
【0113】本発明の実施の形態においては、図5にお
いて第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段の順番
に配列しており、赤色、緑色、青色の順番でインクを基
板48に対して吐出するようになっているが、これに限
らずこの順番を入れ換えることができる。
【0114】
【発明の効果】請求項1の発明では、第1着色手段、第
2着色手段、第3着色手段は、赤色のインク、緑色のイ
ンク、青色のインクを別々のインクジェットヘッドから
吐き出して着弾させることができ、一つのインクジェッ
トヘッドから3色のインクを近接して吐き出す場合に比
べて正確に基板に対して形成できる。しかも、制御手段
が、各インクジェットヘッドの駆動素子に対して与える
駆動電圧を各色のインク滴の状態に応じて変えながら供
給できるので、適正な赤色のインク、緑色のインク、青
色のインクを別個に供給できる。このようなことから、
作られるカラーフィルターの製造過程における精度を上
げることができる。
【0115】請求項2の発明のフィルター製造装置で
は、制御手段は、赤色のインク滴の状態と緑色のインク
滴の状態と青色のインク滴の状態を一滴のインク滴の重
量を監視することで見ており、インク滴の重量に基づい
て駆動素子に与える印加電圧の値を変えるようになって
いる。これにより、一滴のインク滴の重量を監視するだ
けで、各色のインクジェットヘッドはそれぞれ正確なイ
ンク量を吐出することができる。
【0116】請求項3の発明のフィルター製造装置で
は、基板とインクジェットヘッドを別々に移動操作する
ことができ、たとえばインクジェットヘッドのメンテナ
ンスやあるいはインクジェットヘッドによるインク滴の
試し打ちなどを基板の動きとは別個に行うことができ
る。
【0117】請求項4の発明のフィルター製造装置で
は、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段は並べ
て配列されており、これらの間にはフィルターの乾燥を
行う乾燥手段が配置されている。このようにすること
で、第1着色手段、第2着色手段、第3着色手段の間で
フィルターを移動する間に基板に付いたインクの乾燥を
行うことができるので、フィルターの製造効率を上げる
ことができる。
【0118】次に、請求項5の発明のフィルター製造方
法は、赤色のインク、緑色のインク、青色のインクを別
々のインクジェットヘッドから吐き出して着弾させるこ
とができ、一つのインクジェットヘッドから3色のイン
クを近接して吐き出す場合に比べて正確に基板に対して
形成できる。しかも、制御手段が、各インクジェットヘ
ッドの駆動素子に対して与える駆動電圧を各色のインク
滴の状態に応じて変えながら供給できるので、適正な赤
色のインク、緑色のインク、青色のインクを別個に供給
できる。このようなことから、作られるカラーフィルタ
ーの製造過程における精度を上げることができる。
【0119】請求項6の発明のフィルター製造方法で
は、赤色のインク滴の状態と緑色のインク滴の状態と青
色のインク滴の状態を一滴のインク滴の重量を監視する
ことでみており、インク滴の重量に基づいて駆動素子に
与える印加電圧の値等を変えるようになっている。これ
により、一滴のインク滴の重量を監視するだけで、各色
のインクジェットヘッドはそれぞれ正確なインク量を吐
出することができる。
【0120】請求項7の発明のフィルター製造方法で
は、第1着色手段根第2着色手段、第3着色手段の間で
フィルターを移動する間に基板に付いたインクの乾燥を
行うことができるので、フィルターの製造効率を上げる
ことができる。
【0121】請求項8の発明のカラーフィルターでは、
各色のインク吐出量を安定させて品質の良いカラーフィ
ルターが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルター製造装置の好ましい実施の
形態を詳しく示す図。
【図2】図1のフィルター製造装置をよりわかりやすく
示す図。
【図3】図2のフィルター製造装置の第1移動手段と第
2移動手段、インクジェットヘッドと基板等を示す斜視
図。
【図4】第1移動手段、第2移動手段、ロボット、基板
収容手段等を示す平面図。
【図5】本発明のフィルター製造装置の全体構成図を示
す平面図。
【図6】コンピュータと制御盤および各種制御対象等を
示す図。
【図7】制御手段内の各要素を示すブロック図。
【図8】インクジェットヘッドの構造を示す図。
【図9】基板を用いてカラーフィルターを製造する一例
を示す図。
【図10】基板と基板上のカラーフィルター領域の一部
を示す図。
【図11】フィルター製造装置の動作例を示す図。
【図12】ピエゾ素子に与える印加電圧の電圧値を変え
て制御する例を示す図。
【図13】印加電圧の電圧の変化と周波数の変化の例を
示す図。
【符号の説明】
14・・・第1移動手段 16・・・第2移動手段 20・・・インクジェットヘッド 46・・・テーブル 48・・・基板 74・・・ロボット(基板給排出手段) 210・・・第1着色手段 220・・・第2着色手段 230・・・第3着色手段 1000,1001,1002・・・乾燥手段 2000・・・制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 俊洋 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対してインクを着弾することでカ
    ラーフィルターを製造するためのフィルター製造装置に
    おいて、 赤色のインクを基板に吐出するためにインクジェットヘ
    ッドと、基板とインクジェットヘッドとの相対位置を変
    える移動手段とを有する第1着色手段と、 緑色のインクを基板に吐出するためにインクジェットヘ
    ッドと、基板とインクジェットヘッドとの相対位置を変
    える移動手段とを有する第2着色手段と、 青色のインクを基板に吐出するためにインクジェットヘ
    ッドと、基板とインクジェットヘッドとの相対位置を変
    える移動手段とを有する第3着色手段と、 第1着色手段のインクジェットヘッド、第2着色手段の
    インクジェットヘッド、第3着色手段のインクジェット
    ヘッドからそれぞれインク滴を吐き出すために、各イン
    クジェットヘッドはそれぞれ印加電圧が与えられる駆動
    素子を有し、 第1着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対し
    て赤色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給し、第
    2着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対して
    緑色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給し、そし
    て第3着色手段のインクジェットヘッドの駆動素子に対
    して青色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供給する
    制御手段と、を備えることを特徴とするフィルター製造
    装置。
  2. 【請求項2】 圧電素子はピエゾ素子であり、制御手段
    は、赤色のインク滴の状態と緑色のインク滴の状態と青
    色のインク滴の状態を一滴のインク滴の重量を監視する
    ことで見ており、インク滴の重量に基づいて駆動素子に
    与える印加電圧の値を変えるか周波数を変える請求項1
    に記載のフィルター製造装置。
  3. 【請求項3】 第1着色手段は、基板を第1方向に移動
    して位置決めする第1移動手段と、インクジェットヘッ
    ドを第2方向に移動して位置決めする第2移動手段とを
    有し、 第2着色手段は、基板を第1方向に移動して位置決めす
    る第1移動手段と、インクジェットヘッドを第2方向に
    移動して位置決めする第2移動手段とを有し、 第3着色手段は、基板を第1方向に移動して位置決めす
    る第1移動手段と、インクジェットヘッドを第2方向に
    移動して位置決めする第2移動手段とを有する請求項1
    または2に記載のフィルター製造装置。
  4. 【請求項4】 第1着色手段、第2着色手段、第3着色
    手段は並べて並列されており、これらの間にはフィルタ
    ーのインクの乾燥を行う乾燥手段が配置されている請求
    項1ないし3のいずれかに記載のフィルター製造装置。
  5. 【請求項5】 基板に対してインクを着弾することでカ
    ラーフィルターを製造するためのフィルター製造方法に
    おいて、 基板に対して赤色のインク、緑色のインク、青色のイン
    クを、赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッド、
    緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッド、青色の
    インクを吐き出すインクジェットヘッドから別々に基板
    に対して吐出してカラーフィルターを形成する際に、 赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッドの駆動素
    子に対して赤色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供
    給し、緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッドの
    駆動素子に対して緑色のインク滴の状態に応じた印加電
    圧を供給し、青色のインクを吐き出すインクジェットヘ
    ッドの駆動素子に対して青色のインク滴の状態に応じた
    印加電圧を供給することを特徴とするフィルター製造方
    法。
  6. 【請求項6】 赤色のインク滴の状態と緑色のインク滴
    の状態と青色のインク滴の状態は、一滴のインク滴の重
    量を監視することで見ており、インク滴の重量に基づい
    て駆動素子に与える印加電圧の値を変えるか周波数を変
    える請求項5に記載のフィルター製造方法。
  7. 【請求項7】 基板に対して赤色のインク、緑色のイン
    ク、青色のインクを吐き出して着色する工程の間におい
    て、インクを乾燥する請求項5または6に記載のフィル
    ター製造方法。
  8. 【請求項8】 基板に対してインクを着弾することでカ
    ラーフィルターを製造するためのフィルター製造方法に
    より製造されるカラーフィルターにおいて、 基板に対して赤色のインク、緑色のインク、青色のイン
    クを、赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッド、
    緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッド、青色の
    インクを吐き出すインクジェットヘッドから別々に基板
    に対して吐出してカラーフィルターを形成する際に、 赤色のインクを吐き出すインクジェットヘッドの駆動素
    子に対して赤色のインク滴の状態に応じた印加電圧を供
    給し、緑色のインクを吐き出すインクジェットヘッドの
    駆動素子に対して緑色のインク滴の状態に応じた印加電
    圧を供給し、青色のインクを吐き出すインクジェットヘ
    ッドの駆動素子に対して青色のインク滴の状態に応じた
    印加電圧を供給することにより製造されることを特徴と
    するカラーフィルター。
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