JPH11248925A - フィルター製造装置とフィルター製造方法 - Google Patents

フィルター製造装置とフィルター製造方法

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JPH11248925A
JPH11248925A JP5109098A JP5109098A JPH11248925A JP H11248925 A JPH11248925 A JP H11248925A JP 5109098 A JP5109098 A JP 5109098A JP 5109098 A JP5109098 A JP 5109098A JP H11248925 A JPH11248925 A JP H11248925A
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JP
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substrate
moving means
ink
jet head
ink jet
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JP5109098A
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English (en)
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Akio Mori
昭雄 森
Yoshiaki Yamada
善昭 山田
Toshihiro Ota
俊洋 太田
Kazumi Shinohara
和美 篠原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドによるインクを吐出し
て、フィルター製造する際に、インクジェットヘッドの
メンテナンスやインクの吐出量の測定を容易に行うこと
ができると共に基板の着脱作業を容易に行う事ができる
フィルター製造装置とフィルター製造方法を提供する。 【解決手段】 基板48にインクを着弾してフィルター
を製造するフィルター製造装置10において、ベース1
2と、このベース12に設定されて、基板48を保持し
て第1方向に沿って移動して位置決めする第1移動手段
14と、第1移動手段14に保持された基板に対してイ
ンクを吐出するインクジェットヘッド20と、ベース1
2に設定されて、インクジェットヘッド20を第1方向
と直交する第2方向に移動して位置決めする第2移動手
段16と、を備え、ベース12における第1移動手段1
4での基板48の着脱作業位置が、第2移動手段16の
ベース12における設定位置と異なることを特徴とする
フィルター製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置等の表示装置に対して適用されるカラーフィルター等
のフィルターを製造するためのフィルター製造装置とフ
ィルター製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えば、コンピュータや、携
帯用の情報機器等の発達に伴い、液晶表示装置、特にカ
ラー液晶表示装置の使用が増加している。この種の液晶
表示装置は、表示画像をカラー化をするためにカラーフ
ィルターを用いている。
【0003】カラーフィルターは、基板を有しこの基板
に対してR(赤)、G(緑)、B(青)のインクを所定
のパターンで着弾することで形成することがある。この
ような基板に対しインクを着弾する方式としては、イン
クジェット方式が採用されている。
【0004】インクジェット方式を採用すると、インク
ジェットのヘッドから所定量のインクをフィルターに対
して吐出して着弾させるのであるが、この基板は、例え
ば、特開平8−271724号公報で開示されているよ
うに、XYステージに搭載している。このXYステージ
が基板をX方向とY方向に移動して、インクジェットヘ
ッドからのインクが基板の所定の位置に着弾できるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットヘッドの吐出動作を安定化させるために、インクを
着弾する作業の途中において、ヘッドのクリーニングや
インクの吐出量の測定を行う必要がある。
【0006】しかし、従来のこのような基板を搭載して
X及びY方向の直交座標に関して移動できるXYステー
ジを用いた場合には、ヘッド自体は移動できずに固定さ
れている。このことから、インクの吐出及び着弾作業の
途中で、ヘッドのクリーニングやインクの吐出量測定を
行う場合には、一旦ヘッドからのインクの吐出を止めて
カラーフィルターの製造を中止しなければならない。
【0007】また、基板に対してインクの着弾が終了し
てその基板を取りはずして、次の基板をXYステージに
設定する場合に、基板の着脱交換作業をスムーズに行え
ないと、フィルター製造効率を上げることができない。
【0008】そこで、本発明の上記課題を解消して、イ
ンクジェットヘッドによるインクを吐出してフィルター
の製造をしている途中で、インクジェットヘッドのメン
テナンスやインクの吐出量の測定を容易に行うことがで
きると共に、基板の着脱交換作業をスムーズかつ容易に
行うことができるフィルター製造装置とフィルター製造
方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項1の
発明のフィルター製造装置は、基板に対してインクを着
弾することでフィルターを製造するフィルター製造装置
において、ベースと、このベースに設定されて、基板を
保持して第1方向に沿って移動して位置決めする第1移
動手段と、第1移動手段に保持された基板に対してイン
クを吐出するインクジェットヘッドと、ベースに設定さ
れて、インクジェットヘッドを第1方向と直交する第2
方向に移動して位置決めする第2移動手段と、を備え、
ベースにおける第1移動手段での基板の着脱作業位置
が、第2移動手段のベースにおける設定位置と異なるこ
とを特徴とするフィルター製造装置である。
【0010】第1移動手段が、ベースに設定されてお
り、第1移動手段は基板を保持して第1方向に沿って移
動して位置決め可能である。インクジェットヘッドは、
第1移動手段に保持された基板に対してインクを吐出す
る。
【0011】第2移動手段は、ベースに設定されてお
り、第2移動手段はインクジェットヘッド第1方向と直
交する第2方向に移動して位置決めする。
【0012】これにより、第1移動手段は基板を単独で
移動して第1方向に関して位置決めできるとともに、イ
ンクジェットヘッドは、基板とは別個に第2方向に沿っ
て位置決めすることができる。
【0013】このことから、インクジェットヘッドをメ
ンテナンスしたりインクジェットヘッドのインクの吐出
量などを測定する場合に、フィルター製造中であっても
その途中でインクジェットヘッドは基板とは別個に第1
移動手段により単独で移動して行うことができる。
【0014】しかも、ベースにおける第1移動手段での
基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにおける
設定と異なっている。このことから、基板を第1移動手
段に対して着脱交換する際に、その作業は、第2移動手
段のベースにおける設定位置に邪魔にされずに確実に行
うことができる。
【0015】請求項2の発明のフィルター製造装置で
は、第1移動手段はベース上に直接設定されており、第
2移動手段はベース上の第1移動手段の上方位置に位置
されている。これにより、ベースにおける第1移動手段
での基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにお
ける設定位置と異なる位置関係にある。したがって基板
の着脱・交換作業を第2移動手段やインクジェットヘッ
ドが邪魔することがない。
【0016】請求項3の発明のフィルター製造装置で
は、インクジェットヘッドは、ピエゾ素子の伸縮によ
り、赤、青、緑の内の少なくとも一種のインクを基板に
対して吐出して、カラーフィルターを製造する。これに
よりカラーフィルターであっても単色フィルターのいず
れでも製造できる。
【0017】請求項4の発明のフィルター製造装置で
は、基板収容手段から第1移動手段における基板の着脱
作業位置へ基板を供給し、第1移動手段における基板の
着脱作業位置から基板収容手段へ基板を排出する基板給
排出手段を備えている。これにより、基板は順次スムー
ズにかつ容易に自動的に給排出することができる。
【0018】請求項5の発明のフィルター製造装置で
は、ベースの上には、インクジェットヘッドをクリーニ
ングするクリーニング手段と、インクジェットヘッドか
らインク滴の吐出重量を測定する重量測定手段とを備
え、第2移動手段は、インクジェットヘツドを第2方向
に移動して、クリーニング手段と重量測定手段に対して
移動して位置決め可能である。このようにすることで、
インクジェットヘツドのメンテナンスやインク滴の吐出
重量の測定を作業中であっても行うことができる。請求
項6の発明のフィルター製造装置では、第1移動手段
は、基板を吸着して保持する保持手段と、保持した基板
を回転方向に割り出す回転手段とを有する。これによ
り、基板は吸着により確実に保持出来るとともに、その
回転方向の位置は、回転手段により割り出して基板を正
しい方向に位置決めできる。
【0019】請求項7の発明のフィルター製造装置で
は、第2移動手段のインクジェットヘッドを第1方向と
第2方向に直交する第3方向に移動して位置決めする第
3移動手段と、インクジェットヘッドを揺動して位置決
めする揺動位置決め手段とを備えるので、インクジェッ
トヘッドの基板に対する姿勢を最適にすることができ
る。
【0020】また、請求項8の発明のフィルター製造方
法は、基板に対してインクを着弾することでフィルター
製造方法において、第1移動手段が、基板を保持して第
1方向に沿って移動して位置決めし、第2移動手段が、
インクジェットヘッドを第1方向と直交する第2方向に
移動して位置決めして、インクジェットヘツドが、第1
移動手段に保持された基板に対してインクを吐出する第
1移動手段における基板の着脱作業位置が、インクジェ
ットヘツドの第2移動手段の設定位置と異なることを特
徴とするフィルター製造方法である。
【0021】これにより、第1移動手段は基板を単独で
移動して第1方向に関して位置決めできるとともに、イ
ンクジェットヘッドは、基板とは別個に第2方向に沿っ
て位置決めすることができる。
【0022】このことから、インクジェットヘッドをメ
ンテナンスしたりインクジェットヘッドのインクの吐出
量などを測定する場合に、フィルター製造中であっても
その途中でインクジェットヘッドは基板とは別個に第1
移動手段により単独で移動して行うことができる。
【0023】しかも、ベースにおける第1移動手段での
基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにおける
設定と異なっている。このことから、基板を第1移動手
段に対して着脱交換する際に、その作業は、第2移動手
段のベースにおける設定位置に邪魔にされずに確実に行
うことができる。
【0024】請求項9の発明のフィルター製造装置で
は、第1移動手段はベース上に直接設定されており、第
2移動手段はベース上の第1移動手段の上方位置に位置
されている。これにより、ベースにおける第1移動手段
での基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにお
ける設定位置と異なる位置関係にある。したがって基板
の着脱・交換作業を第2移動手段やインクジェットヘッ
ドが邪魔することがない。
【0025】請求項10の発明のフィルター製造装置で
は、インクジェットヘッドは、ピエゾ素子の伸縮によ
り、赤、青、緑の内の少なくとも一種のインクを基板に
対して吐出して、カラーフィルターを製造する。これに
よりカラーフィルターであっても単色フィルターのいず
れでも製造できる。
【0026】請求項11の発明のフィルター製造装置で
は、基板収容手段から第1移動手段における基板の着脱
作業位置へ基板を供給し、第1移動手段における基板の
着脱作業位置から基板収容手段へ基板を排出する基板給
排出手段を備えている。これにより、基板は順次スムー
ズにかつ容易に自動的に給排出することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明のフィルター製造装置の好
ましい実施の形態を示しており、図2は、図1のフィル
ター製造装置を簡略化して示している。
【0029】図1と図2に示すように、フィルター製造
装置10は、概略的にはベース12、第1移動手段1
4、第2移動手段16、電子天秤(重量測定手段)1
8、インクジェットヘッド20、キャッピングユニット
22、クリーニングユニット(クリーニング手段)2
4、コントローラ26等を有している。
【0030】ベース(架台ともいう)12は、上述した
第1移動手段14、第2移動手段16、電子天秤18、
キャッピングユニット22、クリーニングユニット24
等を収容する安全カバー28を備えており、作業者はこ
の安全カバー28の所定の部位の扉を開くことができる
ようになっている。
【0031】コントローラ26はモニター30およびキ
ーボード32、コンピュータ34等を備えている。
【0032】ベース12の上には、第1移動手段14、
電子天秤18、キャッピングユニット22、クリーニン
グユニット24および第2移動手段16が設定されてい
る。ベース12の周囲にはロボット74と基板収容手段
70が配置されている。
【0033】第1移動手段14は、好ましくはベース1
2の上に直接設定されており、しかもこの第1移動手段
14は、Y軸方向に沿って位置決めされている。
【0034】これに対して第2移動手段16は、支柱1
6A,16Aを用いて、ベース12に対して立てて取り
付けられており、しかも第2移動手段16は、ベース1
2の後部12Aにおいて取り付けられている。第2移動
手段16の、X軸方向は、第1移動手段14のY軸方向
とは直交する方向である。Y軸はベース12の前部12
Bと後部12A方向に沿った軸である。これに対してX
軸はベース12の左右方向に沿った軸であり、各々水平
である。
【0035】まず、図1と図2に示す第1移動手段14
と、第2移動手段16について、図3を参照して説明す
る。
【0036】図3は、第1移動手段14と、第2移動手
段16及びインクジェットヘッド20等を示している。
すでに述べたように、第2移動手段16の支柱16A,
16Aは、ベース12の後部12A側に位置されてい
る。
【0037】図3の第1移動手段14は、ガイドレール
40を有しており、第1移動手段14は、例えば、リニ
アモータを採用することができる。このリニアモータ形
式の第1移動手段14のスライダー42は、ガイドレー
ル40に沿って、Y軸方向に移動して位置決め可能であ
る。
【0038】スライダー42は、θ軸用のモータ44を
備えている。このモータ44は、例えばダイレクトドラ
イブモータであり、モータ44のロータはテーブル46
に固定されている。これにより、モータ44に通電する
ことでロータとテーブル46は、θ方向に沿って回転し
てテーブル46をインデックス(回転割り出し)するこ
とができる。
【0039】図3のテーブル46は、基板48を位置決
めして、しかも保持するものである。テーブル46は、
吸着保持手段50を有しており、吸着保持手段50が作
動することにより、テーブル46の穴46Aを通して、
基板48をテーブル46の上に吸着して保持することが
できる。基板48は、テーブル46の位置決めピン46
Bにより、テーブル46の上に正確に位置決めすること
ができる。
【0040】テーブル46は、インクジェットヘッド2
0が、インクを捨打ち或いは試し打ちするための捨打ち
エリア52を有している。この捨打ちエリア52は、X
軸方向に並行でテーブル46の後端部側に設けられてい
る。
【0041】次に、図3の第2移動手段16は、支柱1
6A,16Aに固定されたコラム16Bを有しており、
このコラム16Bは、リニアモータ形式の第2移動手段
16を有している。スライダー60は、ガイドレール6
2Aに沿ってX軸方向に移動して位置決め可能であり、
スライダー60は、インク吐出手段としてのインクジェ
ットヘッド20を備えている。
【0042】インクジェットヘッド20は、揺動位置決
め手段としてのモータ62,64,66,68を有して
いる。モータ62を作動すれば、インクジェットヘッド
20は、Z軸に沿って上下動して位置決め可能である。
このZ軸はX軸とY軸に対して各々直交する方向(上下
方向)である。
【0043】モータ64を作動すると、インクジェット
ヘッド20は、β方向に沿って揺動して位置決め可能で
ある。モータ66を作動すると、インクジェットヘッド
20は、γ方向に揺動して位置決め可能である。モータ
68を作動すると、インクジェットヘッド20は、α方
向に揺動して位置決め可能である。
【0044】このように、図3のインクジェットヘッド
20は、スライダー60において、Z軸方向に直線移動
して位置決め可能で、α、β、γに沿って揺動して位置
決め可能であり、インクジェットヘッド20のインク吐
出面20Pは、テーブル46側の基板48に対して正確
に位置あるいは姿勢をコントロールすることができる。
【0045】次に、図2と図4の平面図を参照して、第
1移動手段14の基板の着脱作業位置Pと、基板を収容
する基板収容手段70間における基板の着脱交換(ロー
ドアンドロード)作業について説明する。
【0046】基板のロードアンドロード(給排出作業と
もいう)は、基板給排出手段であるロボット74が行
う。このロボット74は、図2と図4に示すように、例
えばベース12の前方に位置されかつ基板収容手段70
の前方に位置されている。
【0047】基板収容手段70は、図2に示すように複
数の基板48を収容しており、基板48を第1移動手段
14の基板着脱作業位置Pと基板収容手段70の間でや
りとりするようになっている。
【0048】基板着脱作業位置Pはベースに関して第2
移動手段16よりも前方に位置されており、基板着脱作
業位置Pにおける基板48の着脱作業は、第2移動手段
16とインクジェットヘッドの存在によっては邪魔され
ずに、ロボット74が自由に、かつ、効率よく行うこと
ができる。すなわち、第2移動手段16とインクジェッ
トヘッド20は、第1移動手段14の上方に位置され、
しかもより好ましくは第2移動手段16は、ベース12
の後部12Aに位置されており、これに対して、基板着
脱作業位置Pは第1移動手段14のテーブル46付近で
あって、より好ましくはベース12の前部12Bに位置
されているからである。
【0049】このようにすることで、基板着脱作業位置
Pと第2移動手段16の位置的に離すことができる。
【0050】ロボット74の構造は、例えば図2に示す
ように、基台74A、中心軸部CL、第1アーム74
B、第2アーム74Cを有し、第2アーム74Cは、例
えば真空吸着パッド74Dを有している。ロボット74
の真空吸着パッド74Dで基板48を吸着して、しかも
第1アーム74B、第2アーム74Cを中心軸部CLに
沿って回転し、かつ中心軸部CLをZ軸方向に上下動す
ることで、基板収容手段70と、基板着脱作業位置Pの
間で基板48のやりとりをスムーズかつ効率的に容易に
行うことができる。
【0051】図5は、図2のコンピュータ34と、ベー
ス12側の制御盤80及び各種モータ等の電気的な接続
例を示している。
【0052】図5において、コンピュータ34は、ベー
ス12側の制御盤80に接続されている。制御盤80
は、ベース12の中に配置されており、その制御盤80
に対して第1移動手段14(リニアモータ)、第2移動
手段16(リニアモータ)及びθ軸用のモータ44が接
続されている。また、インクジェットヘッド20に関連
する図3に示すモータ62,64,66,68が制御盤
80に接続されている。第1移動手段14と、θ軸モー
タ44は、制御盤80からの指令により作動してカラー
フィルター製造用の基板48を搭載したテーブル46を
Y軸方向に移動し、かつ、θ方向にインデックスする。
【0053】第2移動手段16の4つのモータ62,6
4,66,68は、制御盤80からの指令により作動し
てインクジェットヘッド20を、テーブル46の上の基
板48に対して姿勢制御するようになっている。
【0054】また、図4で示した基板排出手段であるロ
ボット74は、たとえば図5のようにコンピュータ34
の指令により動作の制御ができる。
【0055】つぎに、インクジェットヘッド20の構造
例について、図5と図6を参照して説明する。
【0056】インクジェットヘッド20は、たとえば、
ピエゾ素子(圧電素子)を用いたヘッドであり、図6
(A)に示すように本体90のインク吐出面20Pに
は、複数のノズル91が形成されている。これらのノズ
ル91に対してそれぞれピエゾ素子92が設けられてい
る。
【0057】図6(B)に示すようにピエゾ素子92
は、ノズル91とインク室93に対応して配置されてい
る。そしてこのピエゾ素子92に対して図6(C)に示
すように印加電圧Vhを印加することで、図6(D),
(F)及び(E)に示すようにして、ピエゾ素子92を
矢印Q方向に伸縮させることで、インクを加圧して所定
量のインク滴99をノズル91から吐出させるようにな
っている。
【0058】図5のインクジェットヘッド20は、イン
ク供給部97に接続されており、このインク供給部97
からインクが図6のインク室93に供給される。インク
供給部97には、温度計96と粘度計95が接続されて
いる。温度計96と粘度計95は、インク供給部97内
に収容されているインクの温度および粘度を計測して、
そのインクの状態のフィードバック信号S1,S2とし
てインク管理コントローラ98に供給する。
【0059】インク管理コントローラ98は、インクの
状態のフィードバック信号S1,S2に基づいて、コン
ピュータ34に対してインクの温度や粘度の状態を制御
用の情報として与える。コンピュータ34は、制御盤8
0を通して、ピエゾ素子駆動回路101に対してピエゾ
素子駆動信号S3を送る。ピエゾ素子駆動回路101
は、このピエゾ素子駆動信号S3に基づいて、図6のピ
エゾ素子92に対してその時のインクの温度や粘度に応
じた大きさの印加電圧Vhを供給することで、インクの
温度や粘度に応じて所定量のインク滴99を吐出すこと
ができる。
【0060】つぎに、図7〜図9を参照して、基板に対
してインクを供給することで、カラーフィルタを製造す
る例について説明する。
【0061】図7の基板48は、透明基板であり適度の
機械的強度と共に光透過性の高いものを用いる。基板4
8としては、例えば、透明ガラス基板、アクリルガラ
ス、プラスチック基板、プラスチックフィルム及びこれ
らの表面処理品等が適用できる。
【0062】たとえば、図8に示すように長方形形状の
基板48上に、生産性をあげる観点から複数個のカラー
フィルター領域105をマトリックス状に形成する。こ
れらのカラーフィルター領域105は、後でガラス48
を切断することで、液晶表示装置に適合するカラーフィ
ルターとして用いることができる。
【0063】カラーフィルター領域105には、たとえ
ば図8に示すように、RのインクとGのインクおよびB
のインクを所定のパターンで形成して配置している。こ
の形成パターンとしては、図6に示すように従来公知の
ストライプ型のほかに、モザイク型やデルタ型あるいは
スクウェアー型等がある。
【0064】図7は、基板48に対して図8のカラーフ
ィルター領域105を形成する工程の一例を示してい
る。
【0065】図7(a)では、透明の基板48の一方の
面に対して、ブラックマトリックス110を形成したも
のである。カラーフィルターの基礎となる基板48の上
には、光透過性のない樹脂(好ましくは黒色)を、スピ
ンコート等の方法で、所定の厚さ(たとえば2μm程
度)に塗布して、フォトリソグラフィー法等の方法でマ
トリックス状にブラックマトリックス110を設ける。
ブラックマトリックス110の格子で囲まれる最小の表
示要素がフィルターエレメントといわれており、たとえ
ばX軸方向の巾30μm、Y軸方向の長さ100μm程
度の大きさの窓である。
【0066】ブラックマトリックス110を形成した後
は、たとえば、ヒータにより熱を与えることで、基板4
8の上の樹脂を焼成する。
【0067】図7(b)に示すように、インク滴99
は、フィルターエレメント112に着弾する。インク滴
99の量は、加熱工程におけるインクの体積減少を考慮
した充分な量である。
【0068】図7(c)の加熱工程では、カラーフィル
ター上のすべてのフィルターエレメント112に対して
インク滴99が充填されると、ヒータを用いて加熱処理
を行う。基板48は、所定の温度(例えば70℃程度)
に加熱する。インクの溶媒が蒸発すると、インクの体積
が減少する。体積減少の激しい場合には、カラーフィル
ターとして充分なインク膜の厚みが得られるまで、イン
ク吐出工程と、加熱工程とを繰り返す。この処理によ
り、インクの溶媒が蒸発して、最終的にインクの固形分
のみが残留して膜化する。
【0069】図7(d)の保護膜形成工程では、インク
滴99を完全に乾燥させるために、所定の温度で所定時
間加熱を行う。乾燥が終了するとインク膜が形成された
カラーフィルターの基板48の保護及びフィルター表面
の平坦化のために、保護膜120を形成する。この保護
膜120の形成には、たとえば、スピンコート法、ロー
ルコート法、リッピング法等の方法を採用することがで
きる。
【0070】図7(e)の透明電極形成工程では、スパ
ッタ法や真空吸着法等の処方を用いて、透明電極130
を保護膜120の全面にわたって形成する。
【0071】図7(f)のパターニング工程では、透明
電極130は、さらにフィルターエレメント112の開
口部に対応させた画素電極にパターニングされる。
【0072】なお、液晶表示パネルの駆動にTFT(T
hin Film Transistor)等を用いる
場合ではこのパターニングは不用である。
【0073】つぎに、図2にもどり、電子天秤18、ク
リーニングユニット24およびキャッピング22とアラ
イメント用カメラ23について簡単に説明する。
【0074】電子天秤18は、インクジェットヘッド2
0のノズルから吐出されたインク滴99(図6参照)の
一滴の重量を測定して管理するために、例えば、インク
ジェットヘッド20のノズル91から、2000滴分の
インク滴99を受ける。電子天秤18は、この2000
滴のインク滴99の重量を2000の数字で割ることに
より、一滴のインク滴99の重量を正確に測定すること
ができる。このインク滴99の測定量に基づいて、イン
クジェットヘッド20からの吐出するインク滴99の量
を最適にコントロールする。
【0075】クリーニングユニット24は、インクジェ
ットヘッド20の図6に示すノズル91等のクリーニン
グをフィルター製造中や待機時に定期的にあるいは随時
に行うことができる。キャッピング22は、図3のイン
クジェットヘッド20のインク吐出面20Pが乾燥しな
いようにするために、フィルターを製造しない待機時に
このインク吐出面20Pにキャップをかぶせるものであ
る。
【0076】インクジェットヘッド20が、第2移動手
段16により、X軸方向に移動することで、インクジェ
ットヘッド20を電子天秤18、クリーニングユニット
24あるいはキャッピングユニット22の上部に選択的
に位置決めさせることができる。つまり、フィルター製
造作業の途中であっても、インクジェットヘッド20を
たとえば電子天秤18側に移動すれば、インク滴の重量
を測定できる。またインクジェットヘッド20をクリー
ニングユニット24上に移動すれば、インクジェットヘ
ッド20のクリーニングを行うことができる。インクジ
ェットヘッド20をキャッピングユニット22の上に移
動すれば、インクジェットヘッド20のインク吐出面2
0Pにキャップを取り付けて乾燥を防止する。
【0077】アライメント用カメラ23は、基板48に
あらかじめ形成されているアライメントマークを検出し
て、基板48の位置を検知するものである。
【0078】つぎに、図8を参照して、図示したフィル
ターの製造装置の動作例について説明する。
【0079】図9のステップST1では、図2のロボッ
ト74の真空吸着パッド74Dが、基板収容手段70の
新しい基板48を吸着して、ベース12の着脱作業位置
Pに搬送する。つまり、基板48が第1移動手段14の
テーブル46の上に給材される。この基板48は、図3
の位置決めピン46Bに対して突き当てられることで、
基板48は、テーブル46に対して位置決めされる。し
かも、モータ44が作動して、基板48の端面がY軸方
向に並行になるように設定する。以上が図9のステップ
ST2、ステップST3の基板の位置決めおよび基板ア
ライメントである。
【0080】そしてコンピュータ34は、アライメント
用カメラ23からの情報と図2の観察カメラ27からの
等の情報に基づいて、インクを吐出する作業の開始位置
を図8のステップST4において計算する。
【0081】一方、図9のステップST5では、インク
ジェットヘッド20がX軸方向に沿って移動して、電子
天秤18の上部に位置される。そして、図9のステップ
ST6,ST7,ST8で示すようにパラメータのロー
ド、指定ノズルの選択および電子天秤18のカウンター
をクリアする。そして、ステップST9にて指定滴数
(指定のインク滴の数)の吐出を行う。これにより、図
2の電子天秤18は、たとえば2000滴のインクの重
量を計測して、インク滴1滴当たりの重量を計算する。
そのようなインク滴1滴の重量計算を測定対象のインク
ジェットヘッド20の全ノズルに対して、図9のステッ
プST10,ST11およびST12を経て終了する
と、図9のステップST13で描画開始位置に図3のイ
ンクジェットヘッド20が、X軸方向に沿って移動し、
基板48は、第1移動手段14よりY軸方向に適宜に移
動して位置決めされると共にインクジェットヘッド20
は、第2移動手段16によりX軸方向に適宜移動して位
置決めされる。
【0082】これにより、ステップST14,ST15
で基板上の全ての図6に示すように複数のカラーフィル
ター領域105をたとえばストライプ型で形成する。
【0083】図1ないし図3のフィルター製造装置10
は、インクジェットヘッド20は好ましくはR(赤)、
あるいはG(緑)、B(青)のいずれか一色を吐出する
ようにしている。基板48が一定速度領域で移動される
状態で、インクジェットヘッド20は、吐出目標位置の
上空で、基板48に対して例えばR(赤)のインクを連
続して吐出する。
【0084】図6に示すような全てのカラーフィルター
領域105の内のたとえばR(赤)のインクを形成した
後には、図2のロボット74が基板48の着脱作業位置
Pから取り外して基板収容手段70側に移動して収め
る。収めた基板48は、次のフィルター製造装置に移し
てG(緑)やB(青)をカラーフィルター領域に形成し
てゆく。
【0085】以上のようにして、インクジェットヘッド
20は第2移動手段16によりX軸方向に単独で移動し
て位置決め可能であるので、インクジェットヘッド20
を図2のクリーニングユニット24でクリーニングして
メンテナンスしたり、あるいはキャッピングユニット2
2でキャップを付けたり、そして電子天秤18でインク
滴の重量を測定する作業を、カラーフィルター形成作業
時の途中で適宜行うことができる。つまりインクジェッ
トヘッド20は、クリーニングユニット24、キャッピ
ングユニット22あるいは電子天秤18側の上空にX軸
方向に単独で送ることができる。このことから、カラー
フィルターの製造動作を休止せずにインクジェットヘッ
ド20のメンテナンスやインク滴の重量測定等を容易に
かつスムーズに効率よく行うことができる。 また、基
板着脱作業位置Pが、インクジェットヘッド20と第2
移動手段16の前方側に位置しており、第2移動手段1
6は第1移動手段14からはなれた上方にあるので、基
板48の着脱作業は、この第2移動手段16やインクジ
ェットヘッド20に邪魔されずに簡単に行うことができ
る。このためにインクジェットヘッド20の位置等に制
約されることなく、基板48の交換をスムーズに、か
つ、容易に効率良く行うことができる。
【0086】本発明は、上記実施の形態に限定されず、
特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うこ
とができる。
【0087】本発明のフィルター製造装置は、たとえば
液晶表示装置用のカラーフィルターの製造に限定される
ものではなく、たとえば、EL(エレクトロルミネッセ
ンス)表示素子に応用が可能である。EL表示素子は、
蛍光性の無機および有機化合物を含む薄膜を、陰極と陽
極とで挟んだ構成を有し、前記薄膜に電子および正孔
(ホール)を注入して再結合させることにより励起子
(エキシトン)を生成させ、このエキシトンが失活する
際の光の放出(蛍光・燐光)を利用して発光させる素子
である。こうしたEL表示素子に用いられる蛍光性材料
のうち、赤、緑および青色の発光色を呈する材料を本発
明の製造装置を用いて、TFT等の素子基板上にインク
ジェットパターニングすることで、自発光フルカラーE
L表示素子を製造することができる。本発明におけるフ
ィルターの範囲にはこのようなEL表示素子の基板をも
含むものである。
【0088】本発明のフイルター製造装置は、EL材料
が付着しやすいように、樹脂レジスト、画素電極および
下層となる層の表面に対し、プラズマ、UV処理、カッ
プリング等の表面処理を行う工程を有するものであって
もよい。
【0089】そして、本発明のカラーフィルター製造装
置を用いて製造したEL表示素子は、セグメント表示や
全面同時発光の静止画表示、例えば絵、文字、ラベル等
といったローインフォメーション分野への応用、または
点・線・面形状をもった光源としても利用することがで
きる。さらに、パッシブ駆動の表示素子をはじめ、TF
T等のアクティブ素子を駆動に用いることで、高輝度で
応答性の優れたフルカラー表示素子を得ることが可能で
ある。
【0090】さらに、本装置のインクジェットパターニ
ング技術に金属材料や絶縁材料を供すれば、金属配線や
絶縁膜等のダイレクトな微細パターニングが可能とな
り、新規な高機能デバイスの作製にも応用できる。
【0091】また、図示したフィルター製造装置のイン
クジェットヘッド20は、R.G.Bの内の1つの種類
のインクを吐出することができるようになっているが、
この内の2種類あるいは3種類のインクを同時に吐出す
ることももちろんできる。
【0092】また、フィルター製造装置10の第1移動
手段14と第2移動手段16はリニアモータを用いてい
るがこれに限らず他の種類のモータやアクチュエータを
用いることもできる。
【0093】
【発明の効果】請求項1の発明では、これにより、第1
移動手段は基板を単独で移動して第1方向に関して位置
決めできるとともに、インクジェットヘッドは、基板と
は別個に第2方向に沿って位置決めすることができる。
【0094】このことから、インクジェットヘッドをメ
ンテナンスしたりインクジェットヘッドのインクの吐出
量などを測定する場合に、フィルター製造中であっても
その途中でインクジェットヘッドは基板とは別個に第1
移動手段により単独に移動して行うことができる。
【0095】しかも、ベースにおける第1移動手段での
基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにおける
設定と異なっている。このことから、基板を第1移動手
段に対して着脱交換する際に、その作業は、第2移動手
段のベースにおける設定位置に邪魔されずに確実に行う
ことができる。
【0096】請求項2の発明では、ベースにおける第1
移動手段での基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベ
ースにおける設定位置と異なる位置関係にある。したが
って基板の着脱・交換作業用を第2移動手段やインクジ
ェットヘッドが邪魔することがない。
【0097】請求項3の発明では、インクジェットヘッ
ドは、ピエゾ素子の伸縮により、赤、青、緑の内の少な
くとも一種のインクを基板に対して吐出して、カラーフ
ィルターを製造する。これによりカラーフィルターであ
っても単色フィルターのいずれでも製造できる。
【0098】請求項4の発明では、基板収容手段から第
1移動手段における基板の着脱作業位置へ基板を供給
し、第1移動手段における基板の着脱作業位置から基板
収容手段へ基板を排出する基板給排出手段を備えてい
る。これにより、基板は順次スムーズにかつ容易に自動
的に給排出することができる。また駆動軸を分離して装
置を構成することにより、装置精度の確保を容易にする
ことができる。
【0099】請求項5の発明では、ベースの上には、イ
ンクジェットヘッドをクリーニングするクリーニング手
段と、インクジェットヘッドからインク滴の吐出重量を
測定する重量測定手段とを備え、第2移動手段は、イン
クジェットヘッドを第2方向に移動して、クリーニング
手段と重量測定手段に対して移動して位置決め可能であ
る。このようにすることで、インクジェットヘッドのメ
ンテナンスやインク滴の吐出重量の測定を作業中であっ
ても行うことができる。
【0100】請求項6の発明では、第1移動手段は、基
板を吸着して保持する保持手段と、保持した基板を回転
方向に割り出す回転手段とを有する。これにより、基板
は吸着により確実に保持できるとともに、その回転方向
の位置は、回転手段により割り出して基板を正しい方向
に位置決めできる。
【0101】請求項7の発明では、第2移動手段のイン
クジェットヘッドを第1方向と第2方向に直交する第3
方向に移動して位置決めする第3移動手段と、インクジ
ェットヘッドを揺動して位置決めする揺動位置決め手段
とを備えるので、インクジェットヘッドの基板に対する
姿勢を最適にすることができる。
【0102】請求項8の発明では、第1移動手段は基板
を単独で移動して第1方向に関して位置決めできるとと
もに、インクジェットヘッドは、基板とは別個に第2方
向に沿って位置決めすることができる。
【0103】このことから、インクジェットヘッドをメ
ンテナンスしたりインクジェットヘッドのインクの吐出
量などを測定する場合に、フィルター製造中であっても
その途中でインクジェットヘッドは基板とは別個に第1
移動手段により単独に移動して行うことができる。
【0104】しかも、ベースにおける第1移動手段での
基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベースにおける
設定と異なっている。このことから、基板を第1移動手
段に対して着脱交換する際に、その作業は、第2移動手
段のベースにおける設定位置に邪魔されずに確実に行う
ことができる。
【0105】請求項9の発明では、ベースにおける第1
移動手段での基板の着脱作業位置が、第2移動手段のベ
ースにおける設定位置と異なる位置関係にある。したが
って基板の着脱・交換詐欺用を第2移動手段やインクジ
ェットヘッドが邪魔することがない。
【0106】請求項10の発明では、インクジェットヘ
ッドは、ピエゾ素子の伸縮により、赤、青、緑の内の少
なくとも一種のインクを基板に対して吐出して、カラー
フィルターを製造する。これによりカラーフィルターで
あっても単色フィルターのいずれでも製造できる。
【0107】請求項11の発明では、基板収容手段から
第1移動手段における基板の着脱作業位置へ基板を供給
し、第1移動手段における基板の着脱作業位置から基板
収容手段へ基板を排出する基板給排出手段を備えてい
る。これにより、基板は順次スムーズにかつ容易に自動
的に給排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルター製造装置の好ましい実施の
形態を詳しく示す図。
【図2】図1のフィルター製造装置をよりわかりやすく
示す図。
【図3】図2のフィルター製造装置の第1移動手段と第
2移動手段、インクジェットヘッドと基板等を示す斜視
図。
【図4】第1移動手段、第2移動手段、ロボット、基板
収容手段等を示す平面図。
【図5】コンピュータと制御盤および各種制御対象等を
示す図。
【図6】インクジェットヘッドの構造を示す図。
【図7】基板を用いてカラーフィルターを製造する一例
を示す図。
【図8】基板と基板上のカラーフィルター領域の一部を
示す図。
【図9】フィルター製造装置の動作例を示す図。
【符号の説明】
14・・・第1移動手段 16・・・第2移動手段 20・・・インクジェットヘッド 46・・・テーブル 48・・・基板 74・・・ロボット(基板給排出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 和美 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に対してインクを着弾することでフィ
    ルターを製造するフィルター製造装置において、 ベースと、 このベースに設定されて、基板を保持して第1方向に沿
    って移動して位置決めする第1移動手段と、 第1移動手段に保持された基板に対してインクを吐出す
    るインクジェットヘッドと、 ベースに設定されて、インクジェットヘッドを第1方向
    と直交する第2方向に移動して位置決めする第2移動手
    段と、を備え、 ベースにおける第1移動手段での基板の着脱作業位置
    が、第2移動手段のベースにおける設定位置と異なるこ
    とを特徴とするフィルター製造装置。
  2. 【請求項2】第1移動手段はベース上に直接設定され、
    第2移動手段はベース上の第1移動手段の上方位置に位
    置されている請求項1に記載のフィルター製造装置。
  3. 【請求項3】インクジェットヘッドは、ピエゾ素子の伸
    縮により、赤、青、緑の内の少なくとも一種のインクを
    基板に対して吐出してカラーフィルターを製造する請求
    項1又は2に記載のフィルター製造装置。
  4. 【請求項4】ベースとは異なる位置に配置された複数の
    基板を収容する基板収容手段と、 基板収容手段から第1移動手段における基板の着脱作業
    位置へ基板を供給し、第1移動手段における基板の着脱
    作業位置から基板収容手段へ基板を排出する基板給排出
    手段と、を備える請求項1ないし3のいずれかに記載の
    フィルター製造装置。
  5. 【請求項5】ベースの上には、インクジェットヘッドを
    クリーニングするクリーニング手段と、インクジェット
    ヘッドからのインク滴の吐出重量を測定する重量測定手
    段と、を備え、 第2移動手段は、インクジェットヘッドを第2方向に移
    動して、クリーニング手段と重量測定手段に対して移動
    して位置決め可能である請求項1に記載のフィルター製
    造装置。
  6. 【請求項6】第1移動手段は、基板を吸着して保持する
    吸着保持手段と、保持した基板を回転方向に割り出す回
    転手段とを有する請求項1に記載のフィルター製造装
    置。
  7. 【請求項7】第2移動手段のインクジェットヘッドを第
    1方向と第2方向に直交する第3方向に移動して位置決
    めする第3移動手段と、インクジェットヘッドを揺動し
    て位置決めする揺動位置決め手段と、を備える請求項1
    に記載のフィルター製造装置。
  8. 【請求項8】基板に対してインクを着弾することでフィ
    ルターを製造するフィルター製造方法において、 第1移動手段が、基板を保持して第1方向に沿って移動
    して位置決めし、 第2移動手段が、インクジェットヘッドを第1方向と直
    交する第2方向に移動して位置決めして、 インクジェットヘッドが、第1移動手段に保持された基
    板に対してインクを吐出し、 第1移動手段における基板の着脱作業は、インクジェッ
    トヘッドの第2移動手段の設定位置と異なる位置で行う
    ことを特徴とするフィルター製造方法。
  9. 【請求項9】第1移動手段はベース上に直接設定され、
    第2移動手段はベース上の第1移動手段の上方位置でイ
    ンクジェットヘッドを移動して位置決めする請求項8に
    記載のフィルター製造方法。
  10. 【請求項10】インクジェットヘッドは、ピエゾ素子の
    伸縮により、赤、青、緑の内の少なくとも一種のインク
    を基板に対して吐出してカラーフィルターを製造する請
    求項1又は2に記載のフィルター製造方法。
  11. 【請求項11】基板収容手段から第1移動手段における
    基板の着脱作業位置へ基板を供給し、第1移動手段にお
    ける基板の着脱作業位置から基板収容手段へ基板を排出
    する請求項8ないし10のいずれかに記載のフィルター
    製造方法。
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