JP2003282107A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003282107A
JP2003282107A JP2002079071A JP2002079071A JP2003282107A JP 2003282107 A JP2003282107 A JP 2003282107A JP 2002079071 A JP2002079071 A JP 2002079071A JP 2002079071 A JP2002079071 A JP 2002079071A JP 2003282107 A JP2003282107 A JP 2003282107A
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス封止を確実に行うことができるとともに、
ガス供給信頼性を向上できる簡単な構造の燃料電池を提
供する。 【解決手段】軸長方向に複数のガス通過孔34を有する
燃料側電極33aの表面に、固体電解質33b、酸素側
電極33cを順次形成してなる複数の燃料電池セル33
と、該複数の燃料電池セル33の端部が収容される保持
固定用凹部50a1を有し、かつ該保持固定用凹部50
a1に燃料電池セル33の燃料側電極33aに形成され
たガス通過孔34と連通する複数の貫通孔50a2を有
するガスタンク50とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池セルへの
ガス供給が簡単な燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】次世代エネルギーとして、近年、固体電解
質型燃料電池セルを収納容器内に複数収容した燃料電池
が種々提案されている。固体電解質型燃料電池セルは、
例えば、酸素側電極の表面に固体電解質、燃料側電極を
順次形成して構成されており、燃料側電極側に燃料(水
素)を流し、酸素側電極側に空気(酸素)を流して60
0〜1000℃で発電される。
【0003】従来、燃料電池セル内部へのガスの供給
は、ガスタンクに設けられた配管を、複数の燃料電池セ
ルの内部にそれぞれ挿入して行われていた。
【0004】一方、燃料電池セルに複数のガス通過孔を
軸長方向に形成し、ガスを燃料電池セルの一端から導入
し、他端から導出するように構成し、この燃料電池セル
の一端部を、ガスタンクを構成する壁の凹部に挿入して
固定し、かつ壁の凹部にガスタンク内に連通する一つの
貫通孔を形成したものが知られている(特開平5−34
9515号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された、ガスタンクに設けられた配管を燃料電
池セル内部に挿入した燃料電池では、配管数が多く、手
間がかかるという問題があった。
【0006】また、燃料電池セルがガスタンクを構成す
る壁に形成された凹部に挿入され、この状態でガラス等
により封止された燃料電池では、ガスタンクの凹部には
一つの大きな貫通孔が形成されているため、封止面積が
少なく、ガス封止信頼性に欠けるという問題があった。
【0007】また、複数の燃料電池セルにガスを供給す
るには、ガスタンクの圧力を高くしてそれぞれのセルに
均一に流れるようにしなければならないが、上記公報の
燃料電池では、一つの大きな貫通孔を介してガスが直接
燃料電池セルに供給されることになるため、ガスタンク
の圧力が十分に上昇せず、複数の燃料電池セルへのガス
供給が不均一になる傾向があった。
【0008】本発明は、ガス封止を確実に行うことがで
きるとともに、ガス供給信頼性を向上できる簡単な構造
の燃料電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池は、軸
長方向に複数のガス通過孔を有する内側電極の表面に、
固体電解質、外側電極を順次形成してなる複数の燃料電
池セルと、該複数の燃料電池セルの端部が収容される保
持固定用凹部を有し、かつ該保持固定用凹部に前記燃料
電池セルの内側電極に形成されたガス通過孔と連通する
複数の貫通孔を有するガスタンクとを具備することを特
徴とする。
【0010】このような燃料電池では、燃料電池セルの
端部をガスタンクの保持固定用凹部内に収容して保持固
定できるため、シール剤も燃料電池セルの端部外周面と
ガスタンクの保持固定用凹部内壁面との間に介在させる
ことにより、簡単にかつ確実にガスシールすることがで
きる。
【0011】また、1つの燃料電池セルにガスを供給す
るための小さい径の貫通孔をガスタンクの保持固定用凹
部底面に複数形成したので、ガスタンクの圧力が上昇
し、複数の燃料電池セルに均一にガスを供給できるとと
もに、保持固定用凹部の貫通孔を通過したガスが燃料電
池セルの端面を押し出すような力を小さくでき、ガス封
止信頼性を向上できる。
【0012】また、本発明の燃料電池は、燃料電池セル
のガスタンク側における内側電極端に、該内側電極の複
数のガス通過孔及びガスタンクの複数の貫通孔が開口
し、前記ガスタンクからのガスが一旦収容されるガス収
容空間が設けられていることが望ましい。
【0013】このような燃料電池では、ガスタンクのガ
スは貫通孔を介してガス収容空間に一旦収容され、この
ガス収容空間から内側電極のガス通過孔に流入するた
め、燃料電池セルの内側電極に複数のガス通過孔が形成
され、ガスタンクに複数の貫通孔が形成されていたとし
ても、ガスタンクの貫通孔に燃料電池セルのガス通過孔
を位置合わせすることなく、ガスを燃料電池セルのガス
通過孔に確実に供給できる。
【0014】また、複数の燃料電池セルにガスを供給す
るには、ガスタンクの圧力を高くしてそれぞれのセルに
均一に流れるようにしなければならないが、上記したよ
うに、ガスタンクのガスがガス収容空間に一旦収容さ
れ、このガス収容空間から内側電極のガス通過孔に流入
するため、ガスタンクの圧力よりもガス収容空間の圧力
が小さくなり、これにより、燃料電池セルの端面を押し
出すような力を小さくでき、ガス封止信頼性を向上でき
る。
【0015】ガス収容空間は、燃料電池セルのガスタン
ク側における端面にガス通過孔が開口する凹部を形成
し、前記燃料電池セルのガスタンク側における端面をガ
スタンクの保持固定用凹部底面に当接せしめたり、ガス
タンクの保持固定用凹部内にスペーサを配置し、このス
ペーサに燃料電池セルの端面を当接せしめたり、保持固
定用凹部の底面に空間形成用凹部を形成し、前記保持固
定用凹部の底面に燃料電池セルの端面を当接せしめたり
することにより容易に形成できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の燃料電池の一形
態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器
を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃
料電池セル33が集合したセルスタック35と、セルス
タック35の上方に隣接した燃焼室37と、この燃焼室
37を挿通する酸素含有ガス供給管39と、燃焼室37
の上方に設けられた熱交換部41とから構成されてい
る。
【0017】収納容器31は、耐熱性金属からなる枠体
31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材3
1bとから構成されている。
【0018】セルスタック35は、例えば、図2に示す
ように、複数の燃料電池セル33を3列に整列させ、隣
設した2列の最外部の燃料電池セル33の電極同士が導
電部材42で接続され、これにより3列に整列した複数
の燃料電池セル33が電気的に直列に接続している。
尚、図1では、複数の燃料電池セル33を4列に整列さ
せている。
【0019】具体的に説明すると、燃料電池セル33は
扁平状であり、その内部には複数の燃料ガス通過孔34
が形成されている。この燃料電池セル33は、楕円柱状
(扁平状)の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極3
3aの外面に、緻密質な固体電解質33b、多孔質な導
電性セラミックスからなる酸素側電極33cを順次積層
し、酸素側電極33cと反対側の燃料側電極33aの外
面にインターコネクタ33dを形成して構成されてお
り、燃料側電極33aが支持体となっている。
【0020】一方の燃料電池セル33と他方の燃料電池
セル33との間には、金属フェルト及び/又は金属板か
らなる集電部材43を介在させ、一方の燃料電池セル3
3の燃料側電極33aを、該燃料側電極33aに設けら
れたインターコネクタ33d、集電部材43を介して他
方の燃料電池セル33の酸素側電極33cに電気的に接
続して、セルスタック35が構成されている。
【0021】複数の燃料電池セル33の上端部は、図1
に示したように支持板45で、下端部は燃料ガスタンク
50の天板50aに支持固定されている。支持板45
は、収納容器31を上下方向に仕切る隔壁の役割を兼ね
ており、支持板45と燃料ガスタンク50の天板50a
間における燃料電池セル33の部分が発電する部分であ
り、支持板45と天板50aとの間が発電室49とされ
ている。
【0022】燃料ガスタンク50には、燃料電池セル3
3内部に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給管5
1、及び後述するガスバーナへの燃料ガスを供給するた
めのバーナー用ガス供給管53が設けられている。
【0023】即ち、燃料ガスタンク50の天板50aに
は、図3(a)に示すように、燃料電池セル33の下端
部が収容される保持固定用凹部50a1が形成され、こ
の保持固定用凹部50a1の底面には、燃料側電極33
aに形成されたガス通過孔34と連通する複数の貫通孔
50a2が形成され、さらに、保持固定用凹部50a1
が形成されていない天板50aの部分には、ガスバーナ
ー用燃料ガスを発電室49内に供給するためのバーナー
用貫通孔50a3が形成されている。
【0024】保持固定用凹部50a1に挿入される燃料
電池セル33の燃料側電極33aの端面には、図3
(c)に示すように、所定間隔を置いて一列に配列した
ガス通過孔34が開口する凹部54が形成されており、
燃料電池セル33端面をガスタンク50の保持固定用凹
部50a1底面に当接することにより、凹部54と保持
固定用凹部50a1底面との間にガス収容空間55が形
成されている。
【0025】燃料ガスタンク50の保持固定用凹部50
a1底面に形成された複数の貫通孔50a2、及び燃料
電池セル33の複数のガス通過孔34が一つのガス収容
空間55に開口しており、バーナー用貫通孔50a3
は、発電室49内に開口している。
【0026】燃料ガスタンク50の天板50a内面に
は、仕切板56により複数のセル列毎に貫通孔50a2
が開口する燃料ガス室56aが設けられており、これら
の燃料ガス室56aにはそれぞれ燃料ガス供給管51が
接続されている。燃料ガスタンク50の燃料ガス室56
a以外はバーナー用燃料ガス室とされ、このバーナー用
燃料ガス室にはバーナー用ガス供給管53が接続されて
いる。
【0027】天板50aの保持固定用貫通孔50a1の
内面と燃料電池セル33外面との間にはガラス等のシー
ル剤が介在され、接合されている。
【0028】発電時には、燃料ガスタンク50の天板5
0aに形成されたバーナー用貫通孔50a3から噴出さ
れるガスが燃焼することになる。このため、発電室49
には、起動時にバーナー用貫通孔50a3から噴出され
る燃料ガスに着火するため着火源(図示せず)が設けら
れている。また、燃焼室37においても、起動時に着火
するための着火源(図示せず)が設けられている。
【0029】また、図1に示すように、燃焼室37を挿
通する酸素含有ガス供給管39は支持板45を挿通し、
その先端部が発電室49の下部であって燃料電池セル3
3間に位置している。発電で用いられなかった余剰の酸
素含有ガスは、支持板45に設けられた余剰ガス噴出孔
57から燃焼室37内に噴出するように構成されてい
る。
【0030】熱交換部41は、熱交換器41aと、燃焼
室37を介してセルスタック35に対向して設けられた
酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
【0031】熱交換器41aは、図4に示すように、平
板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構
造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する
通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように
形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波
板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
【0032】燃焼ガスは、図1に一点鎖線で示したよう
に熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器4
1aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは配管73
により、図1に破線で示したように熱交換器41aの上
部側面から導入され、熱交換器41aの下方へ導かれ、
酸素含有ガス収容室41b内に導入される。
【0033】酸素含有ガス収容室41bは、図5に示す
ように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側
の端面、即ちセルスタック側端面に設けられており、波
板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦収容さ
れるようになっている。
【0034】酸素含有ガス収容室41bには、複数の酸
素含有ガス供給管39が連通している。
【0035】酸素含有ガス収容室41bの側面と断熱材
31bとの間、即ち酸素含有ガス収容室41bの周囲
は、燃焼室37中の燃焼ガスを熱交換器41aに導入す
る燃焼ガス導入口71とされている。この燃焼ガス導入
口71を介して燃焼ガスが熱交換器41aの波板63b
の通路へ導出される。
【0036】以上のように構成された燃料電池では、外
部からの酸素含有ガス(例えば空気)を配管73により
熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収容室41bに
導入し、酸素含有ガス供給管39を介して発電室49の
セル間に噴出させるとともに、燃料ガス(例えば水素)
を、燃料ガス供給管51、ガスタンク50の燃料ガス室
56aを介して燃料電池セル33の燃料ガス通過孔34
内に供給し、発電室49におけるセル33において発電
させる。
【0037】発電に用いられなかった余剰の燃料ガスは
燃料ガス通過孔34の上端から燃焼室37内に噴出し、
発電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは、余剰ガ
ス噴出孔57から燃焼室37内に噴出し、余剰の燃料ガ
スと余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガ
スを発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介
して熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端
から排出される。
【0038】本発明の燃料電池では、ガスタンク50内
の燃料ガス室56aのガスは、ガスタンク50の天板5
0aの複数の貫通孔50a2を介してガス収容空間55
に一旦収容され、このガス収容空間55から燃料側電極
33aのガス通過孔34に流入するため、ガスタンク5
0の複数の貫通孔50a2に燃料電池セル33の複数の
ガス通過孔34を位置合わせすることなく、ガスを燃料
電池セル33のガス通過孔34に確実に供給できる。
【0039】また、ガスタンク50のガスがガス収容空
間55に一旦収容され、このガス収容空間55から燃料
側電極33aの複数のガス通過孔34に流入するため、
ガスタンク50の圧力よりもガス収容空間55の圧力が
小さくなり、これにより、燃料電池セル33の端面を押
し出すような力を小さくでき、ガス封止信頼性を向上で
きる。また、ガスタンク50の貫通孔50a2は小さい
ため、ガスタンク50内の圧力が高くなり、複数の燃料
電池セル33に均一に燃料ガスを供給できる。
【0040】また、発電に寄与しなかった余剰の燃料ガ
スと酸素含有ガスが燃焼室37内に導入され、この燃焼
室37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸
素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器4
1aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換し、酸素
含有ガスを予熱することができるため、燃料電池セル3
3を加熱して実質的に発電するまでの起動時間を大幅に
短縮できる。
【0041】さらに本発明では、セルスタック35の上
部に燃焼室37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器
41aが隣接して形成されているため、燃焼室37で燃
焼した高温の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交
換器41aに直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガス
の予熱効率を大きくできる。
【0042】また、収納容器31内で、燃焼ガスと酸素
含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を
行うためのバーナーを別途設ける必要がなく、小型にで
き、しかも燃焼ガスを有効利用できる。
【0043】さらに、熱交換器41aに酸素含有ガス収
容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガ
ス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介
して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガ
スを発電室49内に確実に供給できる。
【0044】また、起動時にガスタンク50の天板50
aに形成されたバーナー用貫通孔50a3から噴出され
るガスを燃焼させ、燃料電池セル33を直接加熱するこ
とができ、燃料電池セル33を直接加熱して発電する温
度まで急速に加熱でき、起動時間をさらに短縮できる。
【0045】尚、本発明は上記形態に限定されるもので
はなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、上記形態では、図2に示したような
楕円柱状で複数の燃料ガス通過孔34を有する燃料電池
セル33を用いてセルスタックを構成した例について説
明したが、燃料電池セルは円筒状で、燃料ガス通過孔が
一つであっても良く、燃料電池セルの形状は特に限定さ
れるものではない。
【0046】また、熱交換器41aとしてプレートフィ
ン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論で
ある。
【0047】尚、図3では、燃料電池セル33の端面に
凹部54を形成することによりガス収容空間55を形成
したが、図6に示すように、天板50aの保持固定用凹
部50a1内にスペーサ81を配置し、このスペーサ8
1に燃料電池セル33端を当接することにより、ガス収
容空間83を形成しても良い。この場合には、ガス収容
空間83を簡単に形成できる。
【0048】また、図7に示すように、天板50aの保
持固定用凹部50a1内に、内方に突出するストッパ8
5を形成し、このストッパ85に燃料電池セル33端を
当接することにより、ガス収容空間87を形成しても良
い。
【0049】
【発明の効果】本発明の燃料電池は、燃料電池セルの端
部をガスタンクの保持固定用凹部内に収容して保持固定
できるため、シール剤も燃料電池セルの端部外周面とガ
スタンクの保持固定用凹部内壁面との間に介在させるこ
とにより、簡単にかつ確実にガスシールすることができ
るとともに、1つの燃料電池セルにガスを供給するため
の小さい径の貫通孔をガスタンクの保持固定用凹部底面
に複数形成したので、保持固定用凹部の貫通孔を通過し
たガスが燃料電池セルの端面を押し出すような力を小さ
くでき、ガス封止信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す説明図である。
【図2】図1のセルスタックを示す横断面図である。
【図3】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続を示す
もので、(a)は断面図、(b)は分解斜視図、(c)
は燃料電池セルの端面に形成された凹部を示す斜視図で
ある。
【図4】図1の熱交換器の概念を説明するための図であ
り、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガス
の通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃
焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の熱交換部を説明するための斜視図であ
る。
【図6】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続の他の
例を示す断面図である。
【図7】燃料電池セルと燃料ガスタンクとの接続のさら
に他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
31・・・収納容器 33・・・燃料電池セル 33a・・・燃料側電極(内側電極) 33b・・・固体電解質 33c・・・酸素側電極(外側電極) 34・・・ガス通過孔 50・・・ガスタンク 50a・・・ガスタンクの天板 50a1・・・保持固定用凹部 50a2・・・ガスタンクの貫通孔 54・・・燃料電池セル端面の凹部 55、83、87・・・ガス収容空間 81・・・スペーサ 85・・・ストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸長方向に複数のガス通過孔を有する内側
    電極の表面に、固体電解質、外側電極を順次形成してな
    る複数の燃料電池セルと、該複数の燃料電池セルの端部
    が収容される保持固定用凹部を有し、かつ該保持固定用
    凹部に前記燃料電池セルの内側電極に形成されたガス通
    過孔と連通する複数の貫通孔を有するガスタンクとを具
    備することを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】燃料電池セルは扁平状であることを特徴と
    する請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】燃料電池セルのガスタンク側における内側
    電極端に、該内側電極の複数のガス通過孔及びガスタン
    クの複数の貫通孔が開口し、前記ガスタンクからのガス
    が一旦収容されるガス収容空間が設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】燃料電池セルのガスタンク側における端面
    にガス通過孔が開口する凹部を形成し、前記燃料電池セ
    ルのガスタンク側における端面がガスタンクの保持固定
    用凹部底面に当接していることを特徴とする請求項3記
    載の燃料電池。
  5. 【請求項5】ガスタンクの保持固定用凹部内にスペーサ
    を配置し、このスペーサに燃料電池セルの端面が当接し
    ていることを特徴とする請求項3記載の燃料電池。
  6. 【請求項6】保持固定用凹部の底面に空間形成用凹部を
    形成し、前記保持固定用凹部の底面に燃料電池セルの端
    面が当接していることを特徴とする請求項3記載の燃料
    電池。
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Cited By (3)

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