JP2003281786A - 光学素子の製造方法、および光学素子の製造装置 - Google Patents

光学素子の製造方法、および光学素子の製造装置

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JP2003281786A JP2002079860A JP2002079860A JP2003281786A JP 2003281786 A JP2003281786 A JP 2003281786A JP 2002079860 A JP2002079860 A JP 2002079860A JP 2002079860 A JP2002079860 A JP 2002079860A JP 2003281786 A JP2003281786 A JP 2003281786A
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Takayuki Furukawa
貴之 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な形状の微小スリットを形成し、加工さ
れたスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場
合の信号のS/N比の低下を防ぐことができる光学素子
の製造方法を提供する。 【解決手段】 光学系から出射されるレーザ光の断面の
エネルギ密度が均一なマスク結像光学系32を用いるこ
とで加工面上でのエネルギ制御を容易にし、NDフィル
タ32bを挿入して加工面上でのレーザ光によるエネル
ギ密度が均一となるようにし、円盤10の内周側での熱
的ダメージ(蒸発または昇華による界面の不安定性)を
軽減することにより、正確な形状の微小スリットを形成
し、加工されたスリット円盤を光学素子(エンコーダ)
に用いた場合の信号のS/N比の低下を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する円盤上に
レーザ光のパルス列を照射し、円盤の半径方向に微小ス
リットを放射状に形成することにより、インクリメント
型エンコーダのスリット円盤などの光学素子を製造する
光学素子の製造方法、および光学素子の製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転する円盤上にレーザ光のパルス列を
照射し、円盤の半径方向に微小スリットを放射状に形成
する方法および装置が特開平10−289486号公報
に開示されている。
【0003】同公報には、具体的には、回転させながら
光ディスク内部の記録層にレーザ光を照射し、記録層を
構成する金属薄膜を熔融除去して微細な放射状のバーコ
ードパターン(微小スリット列)を形成するための方法
と装置の詳細が開示されている。この装置はBCA(バ
ースト・カッティング・エリア)加工装置と呼ばれ、シ
リアルナンバーやIDなどの個別情報をバーコードのパ
ターン情報に変換し、このバーコードパターンを、光デ
ィスク、特に読み取り専用の光ディスクであるDVD−
ROMへ追記するのに用いられている。以下、このBC
A加工装置について図面を用いて説明する。
【0004】図4は、従来のBCA加工装置(情報記録
装置)の全体構造の概略を示す図である。該装置は、主
として光ディスク50を保持して回転させる回転保持器
20とパルス列書き込み器60とから構成されている。
【0005】〔回転保持器〕光ディスク50は、回転保
持器20に保持されて回転させられる。回転保持器20
は、光ディスク50を載置して保持回転させるターンテ
ーブル21と、ターンテーブル21を回転駆動するモー
タ22と、モータ22の回転を検出するロータリーエン
コーダ23とを備えている。
【0006】〔パルス列書き込み器〕パルス列書き込み
器60は、パルス書き込み用の波長約1.06μmのY
AGレーザ光R´を出射するレーザ発振器61と、出射
されたレーザ光R´を光学的に制御して、光ディスク5
0の上に照射する光学系62とを備えている。光学系6
2は、ビームエクスパンダ62a、円筒面レンズ62
b、ミラー62c、および集光レンズ62dから成る集
光光学系である。このような光学系62を経て光ディス
ク50上に照射されるレーザ光R´は、光ディスク50
の半径方向に細長い長円形の略短冊状をなす断面形状を
有する。
【0007】パルス列書き込み器60のレーザ発振器6
1には、レーザパルスコントローラ63およびバーコー
ドパターンジェネレータ64が接続されている。バーコ
ードパターンジェネレータ64は、コンピュータ等で生
成された書き込むべき情報が入力されると、この情報
を、バーコードを作成するためのレーザ光の照射パター
ンあるいは走査パターン(以降、パルスパターンと称
す)に変換する。回転保持器20のロータリーエンコー
ダ23から得られる光ディスク50の回転角度情報がレ
ーザパルスコントローラ63に入力されることで、バー
コードパターンジェネレータ64からレーザ発振器61
に送られるパルスパターンの速度あるいは間隔を光ディ
スク50の回転と同期させる。これによって正確な間隔
のバーコード51(パルス列)を光ディスク50に書き
込むことができる。つまり、光ディスク50を回転させ
ながら、光ディスク50の通過経路で定位置にレーザ光
を順次照射することで、バーコードを書き込むことがで
きる。バーコードは、光ディスクの内周に沿って帯状に
形成され、バーコードの個々の線は、光ディスクの半径
方向に沿った放射線状に配置される。
【0008】こうした円盤上へのレーザ加工によって、
安価なスリット円盤を作成する方法は、USパテント番
号「登録第5400319号」にも開示されている。こ
の文献によると、被加工物として、従来のコンパクトデ
ィスクのような断面構造をもつ円盤が用いられている。
図5に、コンパクトディスクのような断面構造をもつ円
盤の断面構造を示す。円盤70は、透明基板71上に金
属薄膜72が堆積形成され、さらに金属薄膜72を物理
的ダメージから保護し、また金属薄膜72の酸化腐食を
防止するために、厚み10μm程度の透明コート73を
施される場合もある。
【0009】しかしながら、従来のように金属薄膜に直
接レーザ光を照射して熔融加工を行う場合、レーザ加工
部分にて容易に蒸発または昇華も生じるので、レーザ加
工部分の境界部分の界面の状態が不安定となり、正確な
形状のスリットを形成することが困難となる。また、図
5に示す断面構造を有する円盤のように透明コートが施
されている円盤の場合、金属薄膜と透明コートは完全に
密着しておらず、局所的に空間が存在するので、この部
分で蒸発または昇華が生じると空間の体積が膨張により
拡大し、さらに蒸発または昇華が生じやすい環境を誘発
することになり、レーザ加工部分の境界部分の界面の状
態が不安定となって、正確な形状のスリットを形成する
ことが困難となる。
【0010】また、内周に沿って放射状に微小スリット
を形成するので、内周側ではレーザ光によるエネルギ密
度が高くなる。そのため、製造効率を上げるためにター
ンテーブルの回転速度を上げると、内周側では、レーザ
光による熱が蓄熱され、上述したような熱的ダメージ
(蒸発または昇華による界面の不安定性)が顕著とな
る。
【0011】以上の2つの要因により、加工されたスリ
ット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場合、その
信号のS/N比が低下するという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するために、光学系を集光光学系に代えて、光学系
から出射されるレーザ光の断面のエネルギ密度が均一な
マスク結像光学系とすることで加工面でのエネルギ制御
を容易にし、ND(Neutral Density)
フィルタを挿入して加工面上でのレーザ光によるエネル
ギ密度が均一となるようにし、円盤の内周側での熱的ダ
メージを軽減することにより、正確な形状の微小スリッ
トを形成し、加工されたスリット円盤を光学素子(エン
コーダ)に用いた場合の信号のS/N比の低下を防ぐこ
とができる光学素子の製造方法および光学素子の製造装
置を提供することを目的とする。
【0013】また、加工面に等分布の垂直応力を加える
ことができる透明板を加工面と密着させて載置し、蒸発
または昇華を抑え、熔融加工が支配的となるようにする
ことで、正確な形状の微小スリットを形成し、加工され
たスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場合
の信号のS/N比の低下を防ぐことができる光学素子の
製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の光学素子の製造方法は、薄膜を形成させた円形の
透明基板上にレーザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の
特定領域を部分的に除去することにより、半径方向に微
小スリットを放射状に形成する光学素子の製造方法であ
って、マスク結像光学系から出射されるレーザ光を加工
面に照射するに際し、透過率に勾配をもたせたNDフィ
ルタを介して行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明における請求項2記載の光学
素子の製造方法は、薄膜を形成させた円形の透明基板上
にレーザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を
部分的に除去することにより、半径方向に微小スリット
を放射状に形成する光学素子の製造方法であって、加工
面に等分布に垂直応力を加えることができる透明板を載
置した状態でレーザ光を照射することを特徴とする。
【0016】また、本発明における請求項3記載の光学
素子の製造方法は、請求項1記載の光学素子の製造方法
であって、加工面に等分布に垂直応力を加えることがで
きる透明板を載置した状態でレーザ光を照射することを
特徴とする。
【0017】また、本発明における請求項4記載の光学
素子の製造装置は、薄膜を形成させた円形の透明基板上
にレーザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を
部分的に除去することにより、半径方向に微小スリット
を放射状に形成する光学素子の製造装置であって、光学
系として、ビームエクスパンダと、透過率に勾配をもた
せたNDフィルタと、スリット形状のパターンをもつマ
スクと、ミラーと、結像レンズとから成るマスク結像光
学系を備え、エネルギ密度が均一なレーザ光を加工面上
に照射することを特徴とする。
【0018】また、本発明における請求項5記載の光学
素子の製造装置は、薄膜を形成させた円形の透明基板上
にレーザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を
部分的に除去することにより、半径方向に微小スリット
を放射状に形成する光学素子の製造装置であって、加工
面に等分布に垂直応力を加えることができる透明板を備
え、前記透明板を加工面に載置した状態でレーザ光を照
射し、熔融加工が支配的となるようにすることを特徴と
する。
【0019】また、本発明における請求項6記載の光学
素子の製造装置は、請求項4記載の光学素子の製造装置
であって、加工面に等分布に垂直応力を加えることがで
きる透明板を備え、前記透明板を加工面に載置した状態
でレーザ光を照射し、加工面上でのレーザ光のエネルギ
密度が均一となるようにするとともに、熔融加工が支配
的となるようにすることを特徴とする。
【0020】本発明は、以上のような方法および構成に
よって、正確な形状の微小スリットを形成し、加工され
たスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場合
の信号のS/N比の低下を防ぐ。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施
の形態における光学素子の製造装置の全体構造の概略を
示す図である。
【0022】該装置は、透明基板に金属薄膜の形成され
た円盤にレーザ光を照射し、金属薄膜を熔融除去して放
射状のスリット列を形成することでインクリメント型エ
ンコーダのスリット円盤などの光学素子を製造する装置
であって、主として円盤10を保持して回転させる回転
保持器20とパルス列形成器30とから構成されてい
る。
【0023】〔回転保持器〕円盤10は、回転保持器2
0に保持されて回転させられる。回転保持器20は、円
盤10を載置して保持回転させるターンテーブル21
と、ターンテーブル21を回転駆動するモータ22と、
モータ22の回転を検出するロータリーエンコーダ23
とを備えている。
【0024】〔パルス列形成器〕パルス列形成器30
は、パルス列形成用の波長約1.06μmのYAGレー
ザ光Rを出射するレーザ発振器31と、出射されたレー
ザ光Rを光学的に制御して、円盤10の上に照射する光
学系32とを備えている。光学系32は、ビームエクス
パンダ32a、NDフィルタ32b、マスク32c、ミ
ラー32d、および結像レンズ32eから成るマスク結
像光学系である。
【0025】マスク結像光学系32は、スリット形状の
マスク32cを通過したレーザ光を結像レンズ32eに
て加工面(金属薄膜)上に何分の一の大きさで結像させ
る光学系であり、加工面でのレーザ光のエネルギ密度が
均一となるので、加工面上でのエネルギ制御が容易とな
る。このようなマスク結像光学系32に円盤10の半径
に応じた透過率の勾配を有するNDフィルタ32bを挿
入することで加工面上でのレーザ光によるエネルギ密度
を均一とし、円盤10の内周側へのレーザ光による熱の
蓄積を軽減させる。内周側での熱的ダメージを軽減でき
るので、ターンテーブルの回転速度を上げてレーザ加工
を行っても、微小スリットの形状が正確な形状となり、
加工されたスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用
いた場合の信号のS/N比の低下を防ぐことができる。
【0026】パルス列形成器30のレーザ発振器31に
は、レーザパルスコントローラ33が接続されている。
回転保持器20のロータリーエンコーダ23から得られ
る円盤10の回転角度情報をレーザパルスコントローラ
33に入力することで、パルス列の速度あるいは間隔を
円盤10の回転と同期させる。これによって正確な間隔
の微小スリット列11を円盤10にパルス列を形成する
ことができる。つまり、円盤10を回転させながら、円
盤10の通過経路で定位置にレーザ光のパルス列を順次
照射することで、パルス列を形成することができる。
【0027】なお、NDフィルタ32bに投入するレー
ザ光Rのエネルギ密度をさらに均一化するため、ビーム
エクススパンダ32aとNDフィルタ32bの間に、ガ
ウス分布のレーザ光を均一化させる機能を有する光学系
を設けてもよい。例えば、ビームエクススパンダ32a
とNDフィルタ32bの間に、非球面レンズの組からな
る光学系を設ける。このようにすれば、ビームエクスス
パンダ32aから出力されるガウス分布のレーザ光にお
ける中心のエネルギを周りに分散させることができ、ガ
ウス分布のレーザ光を均一化させることができるので、
NDフィルタ32bに投入されるレーザ光Rのエネルギ
密度が均一となる。
【0028】図2は、被加工物としての円盤の断面構造
を示す図である。図2に示すように、円盤10にレーザ
加工を施す際に、金属薄膜13上に等分布圧力を加える
ための透明板12を載置する。等分布圧力は、金属薄膜
13を透明基板14から引き離すのに必要な垂直応力以
上の値であればよい。透明板12の厚みは、透明板12
の密度と上述の垂直応力の値から求まる。
【0029】このような透明板12を加工面(金属薄
膜)に密着させることにより、蒸発または昇華を抑え、
熔融加工が支配的となるようにする。結果、微小スリッ
トの形状が正確な形状となるので、加工されたスリット
円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場合の信号のS
/N比の低下を防ぐことができる。
【0030】なお、透明板はレーザ光が通過する材質の
ものであればよく、円盤の加工部分が覆われる大きさで
あればよい。以上のように、本実施の形態では、コンパ
クトディスクのような断面構造をもつ円盤にスリット列
を形成するためのレーザ加工を行うに際して、マスク結
像光学系にNDフィルタを挿入した光学系を用いて加工
面でのエネルギ密度を均一とすることによって、回転速
度を上げたときに発生する円盤内周側での蓄熱現象を抑
え、熱的ダメージを軽減することに加え、更に、加工面
上に透明板を載置することによってレーザ照射部分での
蒸発または昇華を抑えることにより、微小スリットの形
状をより正確な形状のものとすることができ、加工され
たスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた場合
の信号のS/N比の低下を防ぐことができる。
【0031】なお、本実施の形態では、被加工物として
コンパクトディスクのような断面構造をもつ円盤にて説
明を行ったが、DVDのような貼り合わせ円盤であって
も同様の効果を奏する。図3にDVDのような貼り合わ
せ円盤をレーザ加工する際の断面構造を示す。この場
合、透明基板(ポリカーボネート)41が透明板に相当
する役割を果たすので、透明板を載置する必要はない。
また、金属薄膜の代わりに相変化型の膜を用いた円盤で
あってもよい。
【0032】また、本実施の形態のパルス列形成器で
は、波長約1.06μmのYAGレーザを用いている
が、微小スリット列の形成に適した特性を持つものであ
る限り、波長や種類の異なるレーザ光を用いても構わな
い。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光学系
を集光光学系に代えて、光学系から出射されるレーザ光
の断面のエネルギ密度が均一なマスク結像光学系とする
ことで加工面でのエネルギ制御を容易にし、NDフィル
タを挿入して加工面上でのレーザ光によるエネルギ密度
が均一となるようにし、円盤の内周側での熱的ダメージ
を軽減することにより、正確な形状の微小スリットを形
成し、加工されたスリット円盤を光学素子(エンコー
ダ)に用いた場合の信号のS/N比の低下を防ぐことが
できる。
【0034】また、加工面に等分布の垂直応力を加える
ことができる透明板を加工面と密着させて載置し、蒸発
または昇華を抑え、熔融加工が支配的となるようにする
ことにより、正確な形状の微小スリットを形成し、加工
されたスリット円盤を光学素子(エンコーダ)に用いた
場合の信号のS/N比の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光学素子の製造装
置の全体構造の概略を示す図
【図2】本発明の実施の形態においてコンパクトディス
クのような断面構造をもつ円盤をレーザ加工する際の断
面構造を示す図
【図3】本発明の実施の形態においてDVDのような貼
り合わせ円盤をレーザ加工する際の断面構造を示す図
【図4】従来のBCA加工装置の全体構造の概略を示す
【図5】コンパクトディスクのような断面構造をもつ円
盤の断面構造を示す図
【符号の説明】
10 円盤(コンパクトディスクのような断面構造を
もつ円盤) 11 パルス列 12 透明板 13 金属薄膜 14 透明基板 20 回転保持器 21 ターンテーブル 22 モータ 23 ロータリエンコーダ 30 パルス列形成器 31 レーザ発振器 32 光学系(マスク結像光学系) 32a ビームエクスパンダ 32b NDフィルタ 32c マスク 32d ミラー 32e 結像レンズ 33 レーザパルスコントローラ 40 円盤(DVDのような貼り合わせ円盤) 41 透明基板 42 金属薄膜 43 透明基板 44 接着剤層 50 光ディスク 51 パルス列(バーコード) 60 パルス列書き込み器 61 レーザ発振器 62 光学系(集光光学系) 62a ビームエクスパンダ 62b 円筒面レンズ 62c ミラー 62d 集光レンズ 63 レーザパルスコントローラ 64 バーコードパターンジェネレータ 70 円盤(コンパクトディスクのような断面構造を
もつ円盤) 71 透明基板 72 金属薄膜 73 透明コート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01S 3/00 H01S 3/00 A 5D121 // G01D 5/36 G01D 5/36 C 5F072 Fターム(参考) 2F103 BA08 CA02 DA01 DA13 EA19 EA21 2H042 AA08 AA21 4E068 CD05 CD08 CD10 5D090 AA01 BB02 CC01 CC16 DD03 EE01 LL03 5D119 AA23 BA01 BB01 DA01 EB04 FA04 JA63 5D121 AA05 JJ05 JJ09 5F072 AB01 HH07 MM01 MM08 MM20 RR01 SS06 YY16 YY20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜を形成させた円形の透明基板上にレー
    ザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を部分的
    に除去することにより、半径方向に微小スリットを放射
    状に形成する光学素子の製造方法であって、マスク結像
    光学系から出射されるレーザ光を加工面に照射するに際
    し、透過率に勾配をもたせたNDフィルタを介して行う
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
  2. 【請求項2】薄膜を形成させた円形の透明基板上にレー
    ザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を部分的
    に除去することにより、半径方向に微小スリットを放射
    状に形成する光学素子の製造方法であって、加工面に等
    分布に垂直応力を加えることができる透明板を載置した
    状態でレーザ光を照射することを特徴とする光学素子の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光学素子の製造方法であっ
    て、加工面に等分布に垂直応力を加えることができる透
    明板を載置した状態でレーザ光を照射することを特徴と
    する光学素子の製造方法。
  4. 【請求項4】薄膜を形成させた円形の透明基板上にレー
    ザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を部分的
    に除去することにより、半径方向に微小スリットを放射
    状に形成する光学素子の製造装置であって、光学系とし
    て、ビームエクスパンダと、透過率に勾配をもたせたN
    Dフィルタと、スリット形状のパターンをもつマスク
    と、ミラーと、結像レンズとから成るマスク結像光学系
    を備え、エネルギ密度が均一なレーザ光を加工面上に照
    射することを特徴とする光学素子の製造装置。
  5. 【請求項5】薄膜を形成させた円形の透明基板上にレー
    ザ光のパルス列を照射し、前記薄膜の特定領域を部分的
    に除去することにより、半径方向に微小スリットを放射
    状に形成する光学素子の製造装置であって、加工面に等
    分布に垂直応力を加えることができる透明板を備え、前
    記透明板を加工面に載置した状態でレーザ光を照射し、
    熔融加工が支配的となるようにすることを特徴とする光
    学素子の製造装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の光学素子の製造装置であっ
    て、加工面に等分布に垂直応力を加えることができる透
    明板を備え、前記透明板を加工面に載置した状態でレー
    ザ光を照射し、加工面上でのレーザ光のエネルギ密度が
    均一となるようにするとともに、熔融加工が支配的とな
    るようにすることを特徴とする光学素子の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008257099A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 吸収型多層膜ndフィルターチップの製造方法と吸収型多層膜ndフィルターチップ並びに吸収型多層膜ndフィルターチップの接合方法および吸収型多層膜ndフィルター付き絞り羽根とその製造方法
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