JPS5953615B2 - 情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

情報記録媒体の製造方法

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JPS5953615B2
JPS5953615B2 JP1358675A JP1358675A JPS5953615B2 JP S5953615 B2 JPS5953615 B2 JP S5953615B2 JP 1358675 A JP1358675 A JP 1358675A JP 1358675 A JP1358675 A JP 1358675A JP S5953615 B2 JPS5953615 B2 JP S5953615B2
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JP
Japan
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layer
ges
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glass plate
manufacturing
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JP1358675A
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啓 由尾
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基体に情報トラックが設けられた情報記録媒体
の製造方法に関するものであつて、特に、音声及び/又
はビデオの情報トラックをピット(凹部)又はブロック
(凸部)として有し、この記録された情報を光学システ
ムによつて書込み及び読取るようにしたディスク記録盤
に適用するのに最適な方法を提供するものである。
従来此種のディスク記録盤からはメッキ等の方法によつ
てスタンバーが得られ、このスタンバーを順次転写して
多数のプレス成形されたビデオディスク等を製作するよ
うにしている。
このディスク記録盤を製造するに際し、ガラス基板表面
に記録用材料として金属又はこの合金層を形成し、この
層を変調されたレーザー光で部分的に除去してピット等
に形成し、これによつて情報を記録するようにしている
上記記録用材料の記録特性は溶解(溶融)除去型と昇華
型とに大別される。前者の例としてはTe、B1、Pb
又は低融点合金等が挙げられるが、これらはいずれも解
像度が不充分であり、記録ピットの型が悪いためにS/
N比も良くない。これに対し後者としてはAs又はこの
合金等が知られ、記録$7)S/N比が良くかつ解像度
も高いが、毒性が強いために記録用材料としては不適当
である。その他の記録用材料としてはフォトレジストが
挙げられる。
この場合、ガラス基板上に塗布したフォトレジスト層を
間欠的I(露光した後現像処理によつて例えば非露光部
分を除去するようにしている。フォトレジストを用いれ
ば解像度力琲常に高いが、現像処理を行う必要があるた
めスタンパーを得るための次のメッキ工程を直ちに行う
ことが出来ないという欠点がある。本発明は上述の如き
欠陥を是正すべく発明されたものであつて、基体に情報
トラックが設けられた情報記録媒体の製造方法において
、毒性の少ない昇華性金属化合物層を前記基体上に形成
し、次いで前記情報トラック相当部分に沿つて前記金属
化合物層を選択的に加熱してこの加熱部分を昇華除去せ
しめるようにしたことを特徴とする情報記録媒体の製造
方法に係るものである。
この方法によつて、解像度が良くなつてS /N比が向
上し、然も取扱いが安全であり、製造工程も大巾に簡略
化される。なお上述の基体はガラス、金属、高分子等の
如゜ く所望の精度に加工出来然も途中の工程で腐食し
ないものからなつていてよい。
また上述の昇華性金属化合物層はレーザー光の吸収が良
くかつ毒性の極めて少ないGeS(昇華温度450℃)
又はGe0(昇華温度750℃)等からなつているのが
’ 好ましく、工n2o3、InS3等からなつていて
もよい。次に本発明をビデオディスク記録盤に適用した
実施例を図面に付き述べる。
第1図〜第3図は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。
まず第1A図に示す如く、透明な盤体であるガラス板1
の表面にGeS層2を1600X程度の厚さに一様に形
成する。
この形成は真空蒸着により極めて容易に行うことが出来
る。なおG田は毒性が極めて少なくかつまた450℃程
度の低い温度で昇華し、然もその表面での光反射率も高
い。次いで第2図に示す装置を用いて変調されたArレ
ーザー光3をGeS層2に対し垂直上方から間欠的に照
射し、これによつてこの照射部分をGdり昇華温度以上
に加熱する。この結果、GeS層2の所定部分が昇華除
去(カツテイング)され、第1B図に示す如く例えば巾
1μ程度、ピツチ2μ程度の開口4が形成される。この
開口4はピツト状になつていて螺旋状の情報トラツクを
構成するものであり、その深さはモニタリング用のレー
ザー光(後述)の波長の1,4程度である0GeSま昇
華性が良いので、低パワーのレーザー光の照射でもカラ
ス板1に対して垂直方向に昇華除去され易く、1000
X以上の厚さでもカツテイング可能である。従つて第1
B図に示すG田層2のエツジは非常にシヤープなものと
なり、開口4に臨む側面はガラス板1に対し垂直に形成
される。従つて後述するモニタリングをカツテイングと
同時に行うに際し、解像度が非常に良好なものとなり、
S/N比も良好となる。即ちGeS層2はモニタリング
用のレーザー光(レツドビーム)に対して反射率が充分
高いから、上述のカツテイングされた部分を.カツテイ
ング直後に走査ずれば、反射光を利用してモニタリング
を同時に行うことが可能となる。またGeSま毒性が極
めて少ないために、上述の各操作に際し昇華物質による
危険性が全く存在せず、記録用材料として好適なもので
ある。次にこのようにして得られた原盤5からスタンパ
一を製作するには、まず第1C図に示すようにガラス板
1表面にNi等の金属層6を5〜10μ、例えば7μ程
度の厚さに真空蒸着か或いは無電解メツキにより形成す
る。
この金属層6はGeS2の形状に対応して開口4と同一
サイズの凹部7を有した状態で付着する。真空蒸着によ
れば蒸着金属がガラス板1に対して垂直に付着するので
、凹部7の周囲は垂直となりかつまたその底面はガラス
j板1と平行なものとなる。
次いでこの金属層6表面にNi等の電解メツキを施こし
、しかる後このメツキ層を金属層6及びガラス板1から
剥離することにより第1D図に示す如く金属層6と逆パ
ターンのスタンパ一8を製作することが出来る。
なお上述のカツテイング及びモニタリングに用いる装置
を第2図に付き説明すれば、第1A図に示す状態のガラ
ス板1を電動機9の回転軸に連結して回転可能に配し、
ガラス板1のG侶層2側にはガラス板1の径方向に開口
10を有するダストカバー11を近接配置する。
この開口10内には移動台12に固定された空気ベアリ
ングヘツド13を配し、ガラス板1に近接する対物レン
ズ(図示せず)を空気ベアリングによつて位置保持する
。GeS層2のカツテイングを行うには、Arレーザー
14からのレーザー光3を電気シヤツタ15により変調
してからプリズム16、レンズ17、ダイクロイツクミ
ラー18に夫々通じ、ミラー19によつてヘツド13の
対物レンズに導びいてガラス板1上の所定位置に導びく
この際ガラス板1を回転させかつ移動台12を等速移動
させるようにすればGeS層2のカツテイングを螺旋状
に行うことが出来る。またこれと同時にモニタリングを
行うには、He−Neレーザー20からのレーザー光2
1をミラー22に(レンズ23に導びき、これをミラー
24,18,19にて夫々反射させて既にカツテイング
されたGeS層2上に導びく。この場合レーザー光21
のGeS層2上への照射点がレーザー光3による照射点
からずらすようにすれば、カツテイングされた表面から
の反射光をトラツキングトランスデユーサ25で検出す
ることが出来る。なお各レーザー光の集点を調節するに
はレンズ17,23を移動させればよい。本実施例によ
れば、上述した如く、昇華温度の低いGeSをカツテイ
ングするようlζしているから、記録像のエツジを非常
にシヤープにし得、S/N比が良くてフオトレジストを
用いる場合と同程度の解像度を得ることが出来る。
またGeS層2は反射率が良いのでカツテイングと同時
にモニタリングも行え、毒性の極めて少ないG}を真空
蒸着にて容易に形成し得るから、原盤の製造を簡単で安
全かつ正確に行うことが出来る。更にまたGeS層によ
り情報トラツクを構成しているから次のスタンパ一製作
のためのメツキ工程を行うことが出来、従つて従来のフ
オトレジストを用いた場合のようにメツキ工程前に現像
処理等を施こす必要がなく工程が更に簡略化される。次
に本発明の第2の実施例を第3図に付き述べる。
まず第3A図に示す如く、ガラス板31表面に厚さ30
0〜400XのG侶層32を均一に真空蒸着し、次いで
前記第1の実施例で述べたと同様にしてGeS層32を
カツテイングし、これによつて開口34を1μ程度の幅
、2μ程度のピツチにて形成し、情報の記録を行う。
次いで第3B図に示す如く、ガラス板31表面にフオト
レジスト層30を1300X程度の厚さに塗布する。
この場合、フオトレジスト層30の表面はガラス板31
と平行になるようにしておく。次いでガラス板31の裏
面から紫外線33を照射すると、G田層32がマスクと
して作用し、ガラス板31内を進行した紫外線はGeS
層32の存在しない部分のみを通過してこの部分のフオ
トレジスト層30を露光せしめる。しかる後に現像処理
を行うことにより、フオトレジスト層30の露光部分を
除去する。この結果(ト)S層32上にのみフオトレジ
スト層30を残すことが出来、これら両層による厚み1
600〜1700Xがモニタリング用レーザー光の波長
のいに丁度対応している。なおフオトレジスト層30と
しては、AZ(アソプレートシツプレ一社製)、KOR
(イーストマン・コダツク社製)、0PFR(東京応化
株式会社製)等のボジタイプのものからなつている。
本実施例においても前記第1の実施例と同様の効果が得
られると共に、フオトレジスト層により厚みをかせいで
いる点でG侶層32の厚みが小さくてよく、従つて蒸着
も容易である。以上本発明を一実施例:・こ基いて説明
したが、本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能で
あることが理解されよう。
例えば螺線状トラツクに限らず同心円状にしてもよい。
なお本発明はディスク記録盤に限定することなく、例え
ば円筒状の記録体及び音声情報の記録体に適用すること
も可能である。本発明は上述の如く、毒性の少ない昇華
性金属化合物層を選択的に加熱して昇華除去せしめるよ
う(こしているので、言?像の工゛ンジをシャープ0な
ものとなし得て解像度良く、S/N比の良い記録媒体を
提供することが出来る。
また毒性の少ない金属化合物を用い、然もカツテイング
後に引続いてメツキ工程を行うことが出来るから、取扱
い安全にして製造工程を著しく簡略化することが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明をデイスク記録盤に適用した
第1の実施例を示すものであつて、第1A図〜第1D図
ばデイスク記録盤の製造工程を概略的に示す断面図、第
2図はカツテイング及びモニタリングに用いる装置の概
略図である。 第3図は本発明をデイスク記録盤に適用した第2の実施
例を示すものであつて、デイスク記録盤の製造工程を示
す断面図である。なお図面に用いられている符号におい
て、1,31はガラス板、2,32はG侶層、3はレー
ザー光、6は金属層、8はスタンパ一、14はArレー
ザー、20はHe−Neレーザー、25はトランスデユ
ーサ、30はフオトレジスト層、33は紫外線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基体に情報トラックが設けられた情報記録媒体の製
    造方法において、毒性の少ない昇華性金属化合物層を前
    記基体上に形成し、次いで前記情報トラック相当部分に
    沿つて前記金属化合物層を選択的に加熱してこの加熱部
    分を昇華除去せしめるようにしたことを特徴とする情報
    記録媒体の製造方法。
JP1358675A 1975-01-31 1975-01-31 情報記録媒体の製造方法 Expired JPS5953615B2 (ja)

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JP1358675A JPS5953615B2 (ja) 1975-01-31 1975-01-31 情報記録媒体の製造方法

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JPS5188203A JPS5188203A (en) 1976-08-02
JPS5953615B2 true JPS5953615B2 (ja) 1984-12-26

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JP1358675A Expired JPS5953615B2 (ja) 1975-01-31 1975-01-31 情報記録媒体の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966326U (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 未来工業株式会社 可撓性自由端部を有する支持部付き電線管用ノ−マルベンド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54156608A (en) * 1978-05-31 1979-12-10 Pioneer Electronic Corp Information recording carrier
US4285056A (en) * 1979-10-17 1981-08-18 Rca Corporation Replicable optical recording medium

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JPS5966326U (ja) * 1982-10-27 1984-05-04 未来工業株式会社 可撓性自由端部を有する支持部付き電線管用ノ−マルベンド

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