JP2003281732A - プリ情報記録方法及び装置、情報記録方法及び装置並びに情報記録媒体 - Google Patents

プリ情報記録方法及び装置、情報記録方法及び装置並びに情報記録媒体

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JP2003281732A
JP2003281732A JP2003079678A JP2003079678A JP2003281732A JP 2003281732 A JP2003281732 A JP 2003281732A JP 2003079678 A JP2003079678 A JP 2003079678A JP 2003079678 A JP2003079678 A JP 2003079678A JP 2003281732 A JP2003281732 A JP 2003281732A
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JP2003079678A
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English (en)
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Terushi Taniguchi
昭史 谷口
Akimasa Inoue
章賢 井上
Kazuo Kuroda
和男 黒田
Toshio Suzuki
敏雄 鈴木
Hiroyuki Ohira
博之 大平
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Pioneer Video Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Video Corp
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録情報の記録密度を向上させると共に、正
確に再生することが可能なプリ情報を記録するためのプ
リ情報等を提供する。 【解決手段】 DVD−R1上の位置を示すアドレス情
報を含むプリ情報を当該DVD−R1上に記録する場合
に、記録情報における情報単位の長さを2以上の所定の
整数倍したプリ情報単位の長さに対応する間隔を有する
プリ情報タイミング信号を生成するフレーム信号発生器
40と、プリ情報タイミング信号に基づいて、プリ情報
をDVD−R1に記録する光変調器25と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital
Video Disk)に代表される、従来のCD(Compact Dis
k)等よりも記録密度を飛躍的に向上させた情報記録媒
体のうち、追記可能なWO(Write Once)型の情報記録
媒体(以下、DVD−R(DVD-Recordable)という。)
に対して、当該DVDーRに対する画像情報等の記録情
報の記録時及び再生時に必要なアドレス情報又は同期信
号等の制御情報(以下、プリ情報という)を予め記録す
るための制御情報記録方法及び装置並びに当該プリ情報
が記録されたDVDーRからプリ情報を再生して本来記
録すべき上記記録情報を記録するための情報記録方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、追記可能な光ディスク等の情報記
録媒体では、記録情報を書込む際の位置検索のためのプ
リ情報が予め情報記録媒体の製造時のプリフォーマット
段階で情報記録媒体上に記録されていた。このプリ情報
をプリフォーマットするための方法としては、従来、情
報を記録する情報記録トラック(グルーブトラック又は
ランドトラック)を波型にウォブリングさせてプリ情報
を記録するか、又は記録情報を記録する情報記録トラッ
ク上の記録情報を記録する部分とは別の部分にプリピッ
トを形成して記録していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウォブ
リングによるプリ情報のプリフォーマットの場合、ウォ
ブリング信号に基づいて情報記録トラック自体を情報記
録媒体の回転方向の対して左右に振ることとなるため、
隣接情報記録トラックとの関係でウォブリング信号の変
調度(ウォブリングの振幅)に制約があり、C/N比
(Carrior to Noiseratio)が悪いという問題点があっ
た。また、ウォブリングにより隣接情報記録トラックと
接近するので、当該隣接情報記録トラックとの間に生じ
る干渉を考慮すると、トラックピッチをあまり狭くする
ことができず、記録密度の向上に限界があるという問題
点もあった。
【0004】一方、プリピットによるプリ情報のプリフ
ォーマットの場合、プリピットを情報記録トラック上に
形成するので、プリピットを形成する分だけ本来の情報
を記録することができなくなり、ディスク記録面の利用
効率が悪いという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、記録情報の記録密度を向
上させると共に、正確に再生することが可能なプリ情報
を記録するための制御情報(プリ情報)記録方法及び装
置を提供し、更に、当該プリ情報が記録された情報記録
媒体に対して、正確に再生することが可能な記録情報を
記録するための情報記録方法及び装置を提供し、更にこ
れらの方法又は装置によりプリ情報及び記録情報が記録
された情報記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報記録媒体上の位置
を示すアドレス情報を含むプリ情報を当該情報記録媒体
上に記録するためのプリ情報記録方法であって、記録情
報における情報単位の長さを2以上の所定の整数倍した
プリ情報単位の長さに対応する間隔を有するプリ情報タ
イミング信号を生成するプリ情報タイミング信号生成工
程と、前記プリ情報タイミング信号に基づいて、前記プ
リ情報を前記情報記録媒体に記録する記録工程と、を備
える。
【0007】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、情報記録媒体上の位置を示すアドレス情
報を含むプリ情報を当該情報記録媒体上に記録するため
のプリ情報記録装置であって、記録情報における情報単
位の長さを2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長
さに対応する間隔を有するプリ情報タイミング信号を生
成するプリ情報タイミング信号生成手段と、前記プリ情
報タイミング信号に基づいて、前記プリ情報を前記情報
記録媒体に記録する記録手段と、を備える。
【0008】上記の課題を解決するために、請求項17
に記載の発明は、情報記録媒体に記録情報を記録するた
めの情報記録方法であって、前記情報記録媒体は、記録
情報を記録するための情報記録トラックを備え、当該情
報記録媒体には、前記記録情報における情報単位の長さ
を2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長さに対応
する間隔を有し、且つ前記情報記録媒体上の位置を示す
アドレス情報を含むプリ情報が予め記録されていると共
に、前記情報記録方法は、前記情報記録媒体から前記プ
リ情報を検出する検出工程と、前記記録情報を生成する
生成工程と、前記生成された記録情報を、前記検出され
たプリ情報に基づいて前記情報記録トラックに記録する
記録工程と、を備える。
【0009】上記の課題を解決するために、請求項22
に記載の発明は、情報記録媒体に記録情報を記録するた
めの情報記録装置であって、前記情報記録媒体は、記録
情報を記録するための情報記録トラックを備え、当該情
報記録媒体には、前記記録情報における情報単位の長さ
を2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長さに対応
する間隔を有し、且つ前記情報記録媒体上の位置を示す
アドレス情報を含むプリ情報が予め記録されていると共
に、前記情報記録装置は、前記情報記録媒体から前記プ
リ情報を検出する検出手段と、前記記録情報を生成する
生成手段と、前記生成された記録情報を、前記検出され
たプリ情報に基づいて前記情報記録トラックに記録する
記録手段と、を備える。
【0010】上記の課題を解決するために、請求項27
に記載の発明は、記録情報を記録するための情報記録ト
ラックを備え、前記記録情報における情報単位の長さを
2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長さに対応す
る間隔を有すると共に前記情報記録媒体上の位置を示す
アドレス情報を含むプリ情報が予め記録されている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明に好適な実施の形態に
ついて図面に基づいて説明する。
【0012】(I)プリ情報記録装置の実施形態 初めに、本願に対応する実施形態であるプリ情報に対応
するプリピットを形成するためのカッティング装置の実
施形態について、図1乃至図8を用いて説明する。な
お、以下のカッティング装置の実施形態の説明において
は、当該カッティング装置によりプリピットが形成され
た、本願に対応する情報記録媒体としてのDVD−Rの
実施形態についても併せて説明する。
【0013】初めに、図1を用いて後述の本実施形態の
カッティング装置によりプリピットが形成されているD
VD−Rの構造について説明する。
【0014】図1において、DVD−R1は色素膜5を
備えた一回のみ情報の書き込みが可能な色素型DVD−
Rであり、情報記録トラックとしてのグルーブトラック
2と当該グルーブトラック2に再生光又は記録光として
のレーザビーム等の光ビームBを誘導するためのガイド
トラックとしてのランドトラック3が後述のカッティン
グ装置により形成されている。また、それらを保護する
ための保護膜7及び記録された情報を再生する際に光ビ
ームBを反射するための金蒸着膜6を備えている。そし
て、このランドトラック3に後述のカッティング装置に
よりプリ情報に対応するプリピット4が形成されてい
る。このプリピット4はDVD−R1を出荷する前に予
め形成されているものである。
【0015】そして、DVD−R1に記録情報(プリ情
報以外の本来記録すべき画像情報等の情報)を記録する
際には、後述の情報記録装置においてこのプリピット4
を検出することにより予めプリ情報を取得し、それに基
づいて記録光としての光ビームBの最適出力等が設定さ
れると共に、記録情報の記録すべきDVD−R1上の位
置であるアドレス情報等が取得され、このアドレス情報
に基づいて記録情報が対応する記録位置に記録される。
【0016】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射してグルーブトラック2上に記録情報に対応す
る記録情報ピットを形成することにより記録情報を形成
する。この時、光スポットSPの大きさは、図1に示す
ように、その一部がグルーブトラック2だけでなくラン
ドトラック3にも照射されるように設定される。そし
て、このランドトラック3に照射された光スポットSP
の一部の反射光を用いて後述のタンジェンシャルプッシ
ュプル法によりプリピット4からプリ情報を検出してプ
リ情報が取得される。
【0017】次に、具体的に本実施形態のカッティング
装置について説明する前に、本実施形態のカッティング
装置により記録されるプリ情報の記録フォーマットにつ
いて、図2を用いて説明する。
【0018】図2に示すように、本実施形態のプリ情報
は、情報単位としてのシンクフレーム毎に記録される。
更に26のシンクフレームにより情報単位列としての一
のレコーディングセクタが形成される。そして、16の
レコーディングセクタにより一のECC(Error Correc
ting Code)ブロックが形成される。更に、一のシンク
フレームは、記録情報を記録する際の記録フォーマット
により規定されるビット間隔に対応する単位長さ(以
下、Tという。)の1488倍(1488T)の長さを
有している。
【0019】ここで、プリ情報は、夫々のシンクフレー
ムの先頭の14Tの長さの部分に記録されるわけである
が、その際、本実施形態においては、一のレコーディン
グセクタにおいては、偶数番目のシンクフレーム(以
下、EVENフレームという。)のみ又は奇数番目のシ
ンクフレーム(以下、ODDフレームという。)のみに
プリ情報が記録される。なお、記録されるプリ情報は、
同期プリ情報とデータプリ情報に分類されるが、このう
ち、同期プリ情報は、夫々のレコーディングセクタの先
頭のプリ情報が記録されるべきシンクフレームの位置に
記録され、EVENフレームに記録される同期プリ情報
(EVEN同期プリ情報)と、ODDフレームに記録さ
れる同期プリ情報(ODD同期プリ情報)とでは、図2
に示すように異なるパターンで記録され、これを後述の
記録情報の記録の際に読み取ることにより、プリ情報が
EVENフレームに記録されているか或はODDフレー
ムに記録されているかが判別できるのである。
【0020】一方、データプリ情報については、複数の
シンクフレームに分散して記録され、一のシンクフレー
ムにおいては、図2に示すように、「1」に対応するデ
ータプリ情報が2Tの長さで記録される。
【0021】なお、図2においては、レコー々ディング
セクタ0においてはEVENフレームにプリ情報を記録
し、レコーディングセクタ2においてはODDフレーム
にプリ情報を記録した情報を示している。
【0022】更に、後述の情報記録装置により検出され
たプリ情報に基づいて記録される記録情報においても、
図2に示す記録フォーマットと同様のフォーマットによ
り記録される。このとき、記録情報においては、一のシ
ンクフレームのうち、先頭の14T以外の位置に記録す
べき画像情報等のデータが記録されるが、プリ情報にお
いては、一のシンクフレームにおいては、先頭の14T
以外の位置には何も情報が記録されない。
【0023】次に、図2に示した記録フォーマットを有
するプリピット4を図1に示すように形成するための本
実施形態に係るカッティング装置について、図3乃至図
8を用いて説明する。
【0024】初めに、実施形態に係るカッティング装置
の構成について図3乃至図5を用いて説明する。なお、
図3乃至図5に示すカッティング装置は、本願によりプ
リピット4が形成されてプリ情報が記録された本願の情
報記録媒体に対応するDVD−R1を大量生産するため
のスタンパディスクを製作するためのものである。
【0025】先ず、カッティング装置の全体構成につい
て、図3を用いて説明する。
【0026】図3に示すように、実施形態のカッティン
グ装置Cは、記録すべきデータプリ情報SPPを生成する
データ発生部20と、データプリ情報SPPをパラレル/
シリアル変換するパラレル/シリアル変換器21と、本
発明の特徴であり、データプリ情報SPPに基づき、図2
に示す記録フォーマットでプリピット4を形成するため
の記録プリ情報SRを生成するプリフォーマット用エン
コーダ22と、プリフォーマット用エンコーダ22に対
してプリフォーマッティングに使用するクロック信号C
LK(周期は上記Tとされている。)を出力するクロッ
ク信号発生部23と、DVD−R1の基板に対して図1
に示すグルーブトラック2を形成するための光ビームL
Gを出射すると共に、図1に示すランドトラック3及び
プリピット4を形成するための光ビームLLを出射する
レーザ発生装置24と、出射された光ビームLLを記録
プリ情報SRに基づいて変調する光変調器25と、光ビ
ームLG及びLLをスタンパディスク上に集光する対物レ
ンズ26と、スタンパディスクを回転させるスピンドル
モータ29と、スタンパディスクの回転数を検出する回
転検出器30と、検出された回転数に基づいて、スタン
パディスクの回転をサーボ制御すると共に、スタンパデ
ィスクの一回転に一回の一回転検出信号SSをプリフォ
ーマット用エンコーダ22に出力する回転サーボ回路3
1と、螺旋状のグルーブトラック2及びランドトラック
3を形成するために、スタンパディスクの回転に対応し
てスピンドルモータ29及びスタンパディスクを当該ス
タンパディスクの半径方向に送る送りユニット32と、
送りユニット32の位置を検出する位置検出器33と、
検出された送りユニット32の位置に基づいて送りユニ
ットの移動をサーボ制御する送りサーボ回路34とによ
り構成されている。ここで、レーザ発生装置24は、光
ビームLGを出射する出射装置24Gと、光ビームL L
出射する出射装置24Lとにより構成される。そして、
光ビームLLは光変調器25により記録プリ情報SRに基
づいて変調されるが、光ビームLGは図示しないDC
(直流)駆動装置により常に一定の強度を保ちつつスタ
ンパディスクに照射される。更に、ランドトラック3を
形成する光ビームLLとグルーブトラック2を形成する
光ビームLGは、照射位置をスタンパディスクの半径方
向にずらしつつ照射され、同心螺旋状のランドトラック
3とグルーブトラック2を同時に形成していく。
【0027】一方、スタンパディスクは、スタンパディ
スク本体としてのガラス基盤27と、ガラス基盤上にコ
ーティングされたプリピットを形成するためのレジスト
(感光材)28とにより構成されている。
【0028】なお、以上の構成において、レーザ発生装
置24、光変調器25及び対物レンズ26により記録手
段を構成している。
【0029】次に、プリフォーマット用エンコーダ22
の細部構成について、図4を用いて説明する。
【0030】図4に示すように、プリフォーマット用エ
ンコーダ22は、入力されたクロック信号CLKに基づ
いて、図2に示す各シンクフレームを示すフレーム信号
のタイミングに基づき、EVENフレームに対応するE
VENフレーム信号SEと、ODDフレームに対応する
ODDフレーム信号SOを出力するとともに、一のEV
ENフレームに対応するEVENフレーム信号SEが発
生する度にリセットされる後述のEVENフレームカウ
ンタから出力されるEVENフレームカウント信号SEC
を出力するプリ情報タイミング信号生成手段としてのフ
レーム信号発生器40と、クロック信号CLK及び一回
転検出信号SSに基づいてスタンパディスクにおける一
周に対応する期間に記録するプリピット4を形成するシ
ンクフレームをEVENフレームとするか又はODDフ
レームとするかの判別のためのゲート信号SGを出力す
るODD・EVEN判定用ゲート信号発生器41と、E
VENフレーム信号SE及びゲート信号SG並びに一回転
検出信号SSに基づいて、プリピット4を記録すべきシ
ンクフレームをEVENフレームとするか或はODDフ
レームとするかを判定するための判定信号SJを出力す
る判定器42と、判定信号SJに基づいて、EVENフ
レーム信号SE又はODDフレーム信号SOを選択的に切
り換えて出力するためのスイッチ43と、スイッチ43
から出力されたEVENフレーム信号SE又はODDフ
レーム信号SOとパラレル/シリアル変換器21から出
力されたデータプリ情報SPPとの論理積を算出して論理
積信号S Aを出力するアンド回路44と、スイッチ43
から出力されたEVENフレーム信号SE又はODDフ
レーム信号SOとに基づき、判定信号SJを用いて、EV
ENフレームに記録される同期プリ情報におけるシンク
パターン又はODDフレームに記録される同期プリ情報
におけるシンクパターンのいずれか一方に対応するシン
ク信号SYを出力すると共に、後述の遅延フリップフロ
ップ回路47における遅延量を制御するデータラッチパ
ルスSLを出力するシンクパターン発生器45と、スイ
ッチ43から出力されたEVENフレーム信号SE又は
ODDフレーム信号SOに基づき、同期プリ情報とデー
タプリ情報を切り換えるためのシンク/データ切換信号
Cを出力するシンク・データ切換信号発生器46と、
データラッチパルスSL及び論理積信号SAに基づいて、
当該論理積信号SAを2T期間だけ遅延させた遅延論理
積信号SADを出力する遅延フリップフロップ回路47
と、シンク/データ切換信号SCに基づいて、遅延論理
積信号SAD又はシンク信号SYを切り換えて、記録プリ
情報SRとして出力するスイッチ48とにより構成され
ている。なお、上記の構成において、スイッチ43は、
通常はEVENフレーム信号SE側に切り換えられてい
る。また、スイッチ48は、通常は遅延論理積信号SAD
側に切り換えられている。
【0031】次に、フレーム信号発生器40及びODD
・EVEN判定用ゲート信号発生器41の細部構成につ
いて、図5を用いて説明する。
【0032】図5に示すように、フレーム信号発生器4
0は、クロック信号CLKに基づいて、ODDフレーム
信号SOを発生すべきタイミングからの経過時間を計時
してODDフレームカウント信号SOCを出力するODD
フレーム用カウンタ50と、クロック信号CLKに基づ
いて、EVENフレーム信号SEを発生すべきタイミン
グからの経過時間を計時してEVENフレームカウント
信号SECを出力するEVENフレーム用カウンタ51
と、ODDフレーム用カウンタ50から出力されたOD
Dフレームカウント信号SOCに基づいて、次のODDフ
レーム信号SOを出力すべき時間になったとき、長さ2
TのパルスをODDフレーム信号SOとして出力するデ
コーダ52と、EVENフレーム用カウンタ51から出
力されたEVENフレームカウント信号SECに基づい
て、次のEVENフレーム信号SEを出力すべき時間に
なったとき、長さ2TのパルスをEVENフレーム信号
Eとして出力するデコーダ53とにより構成されてい
る。
【0033】一方、図5に示すように、ODD・EVE
N判定用ゲート信号発生器41は、EVENフレームカ
ウント信号SEC及び一回転検出信号SSに基づいて、一
の一回転検出信号SSが入力される度に(換言すれば、
スタンパディスクが一回転する度に)、そのときのEV
ENフレームカウント信号SECの値をラッチするラッチ
回路60と、クロック信号CLK及び一回転検出信号S
Sに基づいて、上記のEVENフレーム用カウンタ51
と同じ値及び周期でリセットされつつ計時すると共に、
一回転検出信号SSが入力される度に、その値がラッチ
回路60に記録されている値に更新されるゲート用カウ
ント信号SGCを出力するゲート用カウンタ61と、ゲー
ト用カウント信号SGCに基づいて、ゲート用カウンタ6
1の値が最大値となってリセットされる度に所定の長さ
のゲート信号SGを出力するモノマルチバイブレータ6
2とにより構成されている。
【0034】以上の構成を有するカッティング装置Cに
ついて、次に、その動作を図6乃至図8に示すタイミン
グチャートを用いて説明する。
【0035】初めに、図6(a)を用いて、ODDフレ
ーム信号SOとEVENフレーム信号SEとを生成するフ
レーム信号発生器40の動作について説明する。
【0036】図6(a)に示すように、フレーム信号が
一シンクフレームの長さ1488Tに間隔でパルスが発
生しているのに対し、ODDフレーム信号SOは、第1
番目のシンクフレームに対応するタイミングからフレー
ム信号の2倍の間隔で夫々2Tの長さのパルスが発生す
る。このODDフレーム信号SOのパルスは、ODDフ
レーム用カウンタ50において、第1番目のシンクフレ
ームのタイミングから2976T(=1488T×2)
に対応する時間を計時し、この時間が経過する度に、デ
コーダ52において長さ2Tのパルスを発生することを
繰返すことにより連続して発生される。
【0037】一方、EVENフレーム信号SEは、第0
番目のシンクフレームに対応するタイミングからフレー
ム信号の2倍の間隔で夫々2Tの長さのパルスが発生す
る。このEVENフレーム信号SEは、ODDフレーム
信号SOの場合と同様に、EVENフレーム用カウンタ
51において、第0番目のシンクフレームのタイミング
から2976Tに対応する時間を計時し、この時間が経
過する度に、デコーダ53において長さ2Tのパルスを
発生することを繰返すことにより連続して発生される。
なお、このとき、EVENフレーム用カウンタ51が出
力するEVENフレーム用カウント信号SECは、ODD
・EVEN判定用ゲート信号発生器41内のラッチ回路
60に出力されている。
【0038】次に、図7を用いて、ODD・EVEN判
定用ゲート信号発生器41の動作を説明する。
【0039】図7に示すように、フレーム信号発生器4
0において、フレーム信号に対応してEVENフレーム
信号SEを生成するためのEVENフレーム用カウント
信号SECが生成されると、ラッチ回路60は、一回転検
出信号SSが入力されるタイミングにおけるEVENフ
レーム用カウント信号SECの値をラッチ(記憶)する。
【0040】このとき、ゲート用カウンタ61は、クロ
ック信号CLKに基づいてEVENフレーム用カウンタ
51と同じ値及び周期でリセットされつつ計時している
が、一の一回転検出信号SSが入力される度にそのとき
のラッチ回路60に記憶されている値に更新され、その
値から計時することを繰返す。すなわち、ゲート用カウ
ンタ61は、スタンパディスクにおける一回転前のEV
ENフレーム用カウンタ51と同じ動作を当該一回転の
直後の一回転において繰返すこととなる。換言すれば、
ゲート用カウンタ61の値には、一回転前のEVENフ
レームに記録されたプリピット4の位置情報が含まれて
いることとなる。
【0041】そして、このゲート用カウンタ61の値が
最大値となってリセットされる度にモノマルチバイブレ
ータ62がゲート信号SGとしてのパルス信号を生成す
る。従って、このゲート信号SGにも一回転前のEVE
Nフレームに記録されたプリピット4の位置情報が含ま
れていることとなる。このゲート信号SGのパルス幅と
しては、同期プリ情報の長さ14Tに、スタンパディス
ク一回転分に相当するランドトラック3の長さにおける
スタンパディスクが一回転することによって増加する増
加分Δ(より具体的には、Δ=2×π×(ランドトラッ
ク3相互間のトラックピッチ))に相当する長さを加え
た、(14T+Δ)のパルス幅とされる。
【0042】次に、判定器42の動作について、図6
(b)を用いて説明する。
【0043】図6(b)に示すように、判定器42にお
いては、EVENフレーム信号SEがゲート信号SGの範
囲内にある場合に、そのEVENフレーム信号SEの立
ち上がりタイミングにおいて、通常はEVENフレーム
信号SE側に切り換わっているスイッチ43をODDフ
レーム信号SO側に切り換えるべく、図6(b)に示す
ような判定信号SJを出力し、これによりスイッチ43
はODDフレーム信号SOをアンド回路44に出力す
る。
【0044】従って、通常は、EVENフレーム信号S
Eがアンド回路44に出力されることにより、当該EV
ENフレーム信号SEに基づき、EVENフレームの位
置にプリピット4が形成されてプリ情報が記録されるこ
ととなるが、判定器42において、EVENフレーム信
号SEがゲート信号SGの範囲内に入った場合、すなわ
ち、スタンパディスクにある回転の一回転前のプリピッ
ト4に位置(ゲート信号SGにその情報が含まれてい
る。)が当該回転におけるプリピットの位置(EVEN
フレームの位置)に近い(一回転前のプリピット4の位
置に対して(14T+Δ)の範囲に入っている)場合に
は、スイッチ43をODDフレーム信号SO側に切り換
えるべく判定信号SJが出力され、当該回転におけるプ
リピット4はODDフレームの位置に形成されることと
なる。
【0045】そして、ODDフレームの位置にプリピッ
ト4が記録されている状態で一回転したことが一回転検
出信号SSにより検出されると、その後の回転において
は、再びEVENフレームの位置にプリピット4を形成
すべく、スイッチ43をEVENフレーム信号SE側に
切り換えるための判定信号SJが判定器42から出力さ
れる。
【0046】次に、アンド回路44及び遅延フリップフ
ロップ回路47の動作について図6(c)を用いて説明
する。
【0047】アンド回路44は、スイッチ43から出力
されたEVENフレーム信号SE又はODDフレーム信
号SOとパラレル/シリアル変換器21から出力された
データプリ情報SPPとの論理積を算出して2Tのパルス
幅を有する論理積信号SAを出力するが、これは、デー
タプリ情報SPPを、1ビットづつ分解し、一のシンクフ
レームには、1ビットのデータプリ情報SPP(“1”に
対応する)(図2参照)のみ2Tのパルス幅で記録する
ためである。
【0048】そして、遅延フリップフロップ回路47に
おいては、シンクパターン発生器45からのラッチデー
タパルスSLに基づいて、上記論理積信号SAを2Tの時
間だけ遅延させて遅延論理積回路SADを生成する。その
後、この遅延論理積回路SADを記録すべきデータプリ情
報としてスイッチ48に出力する。
【0049】ここで、遅延フリップフロップ回路47に
おいて論理積信号SAを遅延させるのは、後述の記録情
報装置においては、プリピットに隣接するグルーブトラ
ック2上に記録信号における同期信号(14Tの長さを
有している)が記録されるのであるが、このとき、論理
積信号SAを遅延させないと、記録信号における同期信
号の立ち上がりタイミングとプリ情報の立ち上がりタイ
ミングが同じとなる場合があり、その場合には、プリ情
報と同期信号の分離再生が困難となるからである。ま
た、論理積信号SAの遅延量を2Tとしたのは、記録信
号の記録時におけるジッタ等の影響により、同期信号の
立ち上がりタイミングとプリ情報の立ち上がりタイミン
グが近接することを防止するためのマージンを考慮して
2Tとしたものである。
【0050】次に、シンクパターン発生器45の動作に
ついて、図8(a)を用いて説明する。
【0051】シンクパターン発生器45は、判定器42
から出力されている判定信号SJがEVENフレーム信
号SEを示すものである場合には、スイッチ43から出
力されたEVENフレーム信号SEに対応して、図8
(a)に示すようなシンクパターンを有するEVEN同
期プリ情報を生成してシンク信号SYとしてスイッチ4
8に出力する。
【0052】一方、判定器42から出力されている判定
信号SJがODDフレーム信号SOを示すものである場合
には、スイッチ43から出力されたODDフレーム信号
Oに対応して、図8(a)に示すようなシンクパター
ンを有するODD同期プリ情報を生成してシンク信号S
Yとしてスイッチ48に出力する。
【0053】これらの動作と並行して、シンクパターン
発生器45は、クロック信号CLKを1T期間伸張して
2Tの周期を有するデータラッチパルスSLを生成し、
上記遅延フリップフロップ回路47へ出力する(図6
(c)参照)。
【0054】最後に、シンク・データ切換信号発生器4
6の動作について、図8(b)を用いて説明する。
【0055】図8(b)に示すように、シンク・データ
切換信号発生器46では、スイッチ43から出力された
信号がEVENフレーム信号SEである場合には、当該
EVENフレームのうち、第0番目のEVENフレーム
信号SEの位置にEVEN同期プリ情報を記録すべく、
当該第0番目のEVENフレーム信号SEのタイミング
の立ち上がりタイミングから14Tの期間(EVEN同
期プリ情報の長さに対応する)“H”となるシンク/デ
ータ切換信号SCを出力する。これにより、スイッチ4
8が第0番目のEVENフレーム信号SEの立ち上がり
タイミングから14Tの期間だけシンク信号SY側に切
り換えられ、これにより、第0番目のEVENフレーム
信号SEの位置にシンクパターン発生器45から出力さ
れたEVEN同期プリ情報が記録されることとなる。
【0056】一方、スイッチ43から出力された信号が
ODDフレーム信号SOである場合には、当該ODDフ
レームのうち、第1番目のODDフレーム信号SOの位
置にODD同期プリ情報を記録すべく、当該第1番目の
ODDフレーム信号SOの立ち上がりタイミングから1
4Tの期間(ODD同期プリ情報の長さに対応する)
“H”となるシンク/データ切換信号SCを出力する。
これにより、スイッチ48が第1番目のODDフレーム
信号SOの立ち上がりタイミングから14Tの期間だけ
シンク信号SY側に切り換えられ、これにより、第1番
目のODDフレーム信号SOの位置にODD同期プリ情
報が記録されることとなる。
【0057】以上説明した本実施形態のカッティング装
置Cの動作について、その特徴となる部分を纏めると、
本実施形態のカッティング装置Cのうち、特にODD・
EVEN判定用ゲート信号発生器41及び判定器45の
動作により、スタンパディスクにおける一回転前のプリ
ピット4の位置(通常はEVENフレーム位置に記録さ
れている)が次に回転におけるプリピット4の位置に近
い場合、より具体的には、一回転前のプリピット4の位
置の情報を含んだゲート信号SGの範囲に当該次の回転
におけるEVENフレーム信号SEが入ることが判定器
42において判定された場合には、当該次の回転におけ
るプリピット4はODDフレーム信号S Oの位置に記録
されるように記録プリ情報SRが生成され、これに基づ
いて光変調器25により光ビームLLが変調され、プリ
ピット4を含むランドトラック3がDVD−R1に形成
される。このとき、当該光ビームLLと同時に出力され
る光ビームLGによりランドトラック3に並行するよう
にグルーブトラック2が形成される。
【0058】以上説明したように、本実施形態のカッテ
ィング装置Cによれば、プリピット4は、スタンパディ
スクの一回転においては、EVENフレームに対応する
位置のみ又はODDフレームに対応する位置のみに形成
されるので、全てのシンクフレーム毎にプリピット4が
記録される場合に比してDVD−R1全体におけるプリ
ピット4の数を削減することができ、プリピット4が形
成されたDVD−R1に対してグルーブトラック2を形
成するための色素膜5(図1参照)を形成する際に当該
色素膜5を設計上必要な所定の厚さを有する層とするこ
とができる。
【0059】この効果について説明すると、一般に、ラ
ンドトラック3へのプリピット4の形成においては、プ
リ情報をいち早く検出するため、所定のランドトラック
3の部分に一箇所に纏めて全てのプリピット4を形成す
ると共に、当該プリピット4を所定の間隔でランドトラ
ック3上に複数回繰返して形成することによりプリ情報
を記録することが行われる。
【0060】ところで、実際にDVD−R1を製作する
際には、先ず初めに、グルーブトラック2及びランドト
ラック3と共に必要なプリピット4を形成し、その後、
色素膜5の材料をスピンコート等の方法により当該DV
D−R1上に塗布し、これをベーキング(加熱)処理等
することにより必要な膜厚の記録層を形成することが行
われる。
【0061】しかしながら、上記のように、必要なプリ
ピット4をランドトラック3上の一箇所に纏めて形成す
る方法では、通常、プリピット4の上面(光ビームの照
射される方向を上とした場合)とグルーブトラック2の
上面は面一となる(図1参照)ので、本来グルーブトラ
ック2上に留るべき色素膜5の材料がプリピット4に流
れ込み、グルーブトラック2に対して設計上必要な所定
の膜厚の色素膜5を形成することができないのである。
そして、所定の膜厚の色素膜5が形成されない場合に
は、当該色素膜5に形成されたピットにより記録された
記録情報を再生する際に、再生信号における直流(D
C)成分が変化したり、当該ピット形状の不安定化によ
るジッタが発生し、記録情報の正確な再生ができないこ
ととなる。
【0062】これに対し、上述のように、本実施形態の
カッティング装置Cによれば、全てのシンクフレーム毎
にプリピット4が記録される場合に比してプリピット4
の数を削減することができると共に、1のシンクフレー
ムでは2Tの長さのプリピット4のみが形成されるの
で、プリピット4が形成されたDVD−R1に対して色
素膜5を形成する際に当該色素膜5を設計上必要な所定
の厚さを有する層とすることができ、上述したような直
流(DC)成分の変化や、ピット形状の不安定化による
ジッタの発生を防止し、記録情報の正確な再生が行え
る。
【0063】更に、本実施形態のカッティング装置Cに
よれば、スタンパディスクにおける一回転前のEVEN
フレーム位置に記録されたプリピット4の位置が次の回
転におけるプリピット4の位置の近い場合には、当該次
の回転においては、ODDフレームの位置にプリピット
4が形成され、更にそのまま一回転した後は、元のEV
ENフレーム位置にプリピット4が形成されるので、隣
り合うガイドトラック3においては、プリピット4の位
置が重なることがなく、後述の記録情報の記録における
プリ情報の検出において、一のガイドトラック3上のプ
リ情報を読み取る際に、隣り合うガイドトラック3のプ
リ情報が洩れ込むことを防止することができ、正確なプ
リ情報の読み取りを行うことができる。
【0064】なお、このとき、ゲート信号SGが、スタ
ンパディスクにおける一回転毎のランドトラック3の一
周に対応する長さの増加分Δを含んだ長さ(14T+
Δ)のパルス幅とされているので、スタンパディスク上
の半径位置の変化により隣り合うランドトラック3上の
プリピット4の位置が近接することがない。従って、ス
タンパディスク上のいずれの部分においても、隣り合う
ランドトラック3上のプリピット4の位置を半径方向の
同一直線上にない位置とすることができる。
【0065】また、一のガイドトラック3におけるプリ
情報の記録の際に用いられたフレーム信号を記憶して隣
り合うガイドトラック3におけるプリ情報の記録の際の
フレーム信号を出力するので、簡単な構成で一のガイド
トラック3のプリピット4の位置と隣り合うガイドトラ
ック3の位置とを異ならせることができる。
【0066】(II)情報記録装置の実施形態 次に、本願に対応する実施形態である情報記録装置の実
施形態について、図9乃至図13を用いて説明する。
【0067】初めに、図9を用いて、実施形態の情報記
録装置の全体構成について説明する。
【0068】図9に示すように、実施形態の情報記録装
置Rは、図示しないレーザダイオード及び後述の対物レ
ンズ、偏向ビームスプリッタ及び光検出器等を含み、上
述のカッティング装置Cによりガイドトラック3、プリ
ピット4及びグルーブトラック2が形成されたDVD−
R1対して、当該プリピット4を読み取ってプリ情報を
検出すると共に、画像情報等の記録情報を記録するため
の記録光としての光ビームBを出射する検出手段及び記
録手段としてのピックアップ70と、プックアップ70
により後述のタンジェンシャルプッシュプル法により検
出された再生信号からプリピット信号(プリ情報SP
を検出するプリピット信号検出器71と、検出されたプ
リ情報SP(同期プリ情報とデータプリ情報を含む。)
を波形整形する波形整形器72と、基準データ転送クロ
ック発生部74から出力される基準データ転送クロック
と検出されたプリピット信号とを位相比較し、プリ情報
Pに同期したデータ転送クロックを出力するPLL(P
hase Locked Loop)回路73と、DVD−R1を回転さ
せるためのスピンドルモータ75と、検出されたプリピ
ット信号とスピンドルモータ75から出力される回転数
検出信号とを位相比較して、スピンドルエラー信号をス
ピンドルモータ75に出力することにより、スピンドル
モータ75の回転数を所定数にサーボ制御するPLL回
路76と、検出されたプリピット信号としてのプリ情報
Pから同期プリ情報SSY(シンクパターンは、図2に
示すEVEN同期プリ情報又はODD同期プリ情報とな
る。)を分離するシンクセパレータ77と、シンクセパ
レータ77から出力された同期プリ情報SSYにより開と
されるゲート78Aを備え、PLL73から出力された
データ転送クロックに基づき、外部から入力された記録
すべき記録信号としての入力信号SDを8−16変調す
ることにより記録情報ストリームSDSを生成し、これを
上記ゲート78Aが開とされたときに出力する生成手段
としての8−16エンコーダ78と、検出されたプリ情
報SPをシリアル/パラレル変換し、後述のCPU80
からのインタラプト信号SIにより要求された場合に、
当該プリ情報SP中のアドレス情報SADを出力するシリ
アル/パラレル変換器79と、外部からの記録/再生切
り換え信号により記録情報の書き込み指令が入力される
とインタラプト信号SIを出力し、それによって取得し
たアドレス情報SADに基づく準備信号SRDを出力するC
PU80と、8−16エンコーダ78から出力され、遅
延量が微調整された記録情報ストリームSDSをパルス制
御して出力するパルス制御器81と、パルス制御された
記録情報ストリームSDSに基づき、駆動信号S DRを出力
して図示しないレーザダイオードを駆動し、記録光とし
ての光ビームBを出力させるLD(LASER Diode)ドラ
イバ82とにより構成されている。
【0069】次に、情報記録装置Rにおいてプリ情報S
Pの検出に用いられる上記のタンジェンシャルプッシュ
プル法について、ピックアップ70及びプリピット信号
検出器71の細部構成と共に、図10及び図11を用い
て説明する。
【0070】タンジェンシャルプッシュプル法とは、D
VD−R1の回転方向におけるプッシュプル法のことを
いい、DVD−R1のランドトラック3上に形成された
光ビームBによる光スポットSPからの反射光を、プリ
ピット4の移動方向(ディスクの回転方向)に対して光
学的に垂直な分割線により二の部分検出器に分割された
光検出器における当該部分検出器の差信号に基づいて上
記プリ情報を再生する方法である。
【0071】すなわち、より具体的には、図10に示す
ように、図示しないレーザダイオード等で生成された記
録光(プリピット4に対しては、再生光となる。)とし
ての光ビームBは、偏光ビームスプリッタ91で反射さ
れ、対物レンズ90によりDVD−R1(図1参照)の
グルーブトラック2及びランドトラック3上に集光され
る。そして、プリピット4により変調されるとともにD
VD−R1による反射で偏光面が回転された光ビームB
の反射光が、偏光面の回転により偏光ビームスプリッタ
91を透過して、DVD−R1の回転方向に光学的に垂
直な分割線で二の部分検出器92A及び92Bに分割さ
れた光検出器92の夫々の受光面に照射され検出され
る。各部分検出器92A及び92Bの受光出力(以下の
説明では、各部分検出器の出力を符号A及びBで示
す。)は、プリピット信号検出器71を構成する減算器
93により減算され、その差信号(A−B)は再生信号
(プリピット情報SP)として波形整形器72に出力さ
れる。
【0072】次に、光検出器92及び減算器93による
差信号(タンジェンシャルプッシュプル信号)(A−
B)の生成について、図11を用いて説明する。
【0073】図11において、図11(a)にDVD−
R1の回転方向の断面図を示す形状のプリピット4から
の反射光を光検出器92で受光すると、部分検出器92
A及び92Bの受光出力は、その位置的なずれに基づ
き、図11(b)に示すように位相がずれたRF(Radi
o Frequency)信号(A及びB)としてそれぞれの部分
検出器92A及び92Bから出力される。そして、減算
器93によりそれぞれのRF信号の差をとることによ
り、図11(b)に示す差信号(タンジェンシャルプッ
シュプル信号)(A−B)が生成されるのである。
【0074】次に、上述のタンジェンシャルプッシュプ
ル法により検出されたプリ情報SPに基づく記録情報の
記録のための情報記録装置Rの動作について、図12に
示すフローチャート用いて説明する。
【0075】初めに、図12(a)を用いてCPU80
の動作を中心として説明する。
【0076】図12(a)に示すように、CPU80に
おいては、初めに、外部から記録情報の書き込み指令が
入力されたか否かが判定され(ステップS1)、書き込
み指令が入力されない場合は(ステップS1;NO)そ
のまま待機し、書き込み指令が入力された場合には(ス
テップS1;YES)、次に、当該記録すべき記録情報
に対応するアドレス情報SADを取得するため、インタラ
プト信号SIをシリアル/パラレル変換器79に出力す
る(ステップS2)。なお、ステップS1及びS2の処
理と並行して、スピンドルモータ75によってDVDー
R1が回転され、これに対応して光ビームBを照射する
ことによりDVD−R1のランドトラック3に形成され
ているプリピット4からのプリ情報SPの取得が行われ
ている。
【0077】ステップS2においてインタラプト信号S
Iが出力されると、当該インタラプト信号SIに対応して
シリアル/パラレル変換器79から入力されたアドレス
情報SADが、記録すべき記録情報に対応する所定のアド
レス情報SADであるか否かを判定し(ステップS3)、
上記所定のアドレス情報SADでない場合には(ステップ
S3;NO)、再度他のアドレス情報SADを取得するた
めインタラプト信号SIを出力すべくステップS2に戻
る。
【0078】一方、取得されたアドレス情報SADが所定
のアドレス情報SADである場合には(ステップS3;Y
ES)、当該所定のアドレス情報SADが取得されたこと
により、8−16エンコーダ78に対して記録情報スト
リームSDSの出力を準備させるべく準備信号SRDを出力
し(ステップS4)、処理を終了する。
【0079】次に、準備信号SRDが入力される8−16
エンコーダ78における動作について、図12(b)を
用いて説明する。
【0080】図12(b)に示すように、8−16エン
コーダ78においては、初めに、CPU80から準備信
号SRDが入力されたか否かが判定され(ステップS1
0)、入力されていない場合には(ステップS10;N
O)入力されるまで待機し、準備信号SRDが入力された
場合には(ステップS10;YES)、シンクセパレー
タ77から検出されたプリ情報SPにおける同期プリ情
報SSYが入力されたか否か、すなわち、レコーディング
セクタの先頭が検出されたか否かが判定され(ステップ
S11)、検出されない場合には(ステップS11;N
O)次の準備信号SRDが入力するまで待機するためにス
テップS10に戻り、同期プリ情報SSYが検出された場
合には(ステップS11;YES)、次にーのECCブ
ロック期間(26レコーディングセクタ期間)計時し
(ステップS12)、当該計時が終了していない場合に
は(ステップS12;NO)終了するまで待機し、終了
した場合には(ステップS12;YES)、入力信号S
Dを8−16変調し、ゲート78Aを開とすることによ
り記録情報ストリームSDSの出力を開始する(ステップ
S14)。なお、記録情報ストリームSDSの出力はPL
L回路73からのデータ転送クロックに基づいて行われ
る。また、記録情報ストリームSDSにおいては、一のシ
ンクフレーム毎に夫々の先頭(プリ情報におけるプリピ
ット4が形成される位置)に同期信号(長さ14T)が
付加されている。ここで、ステップS12及び13にお
いて、ーのECCブロック期間計時するのは、確実にE
CCブロックの先頭から記録情報を記録するためであ
る。
【0081】8−16エンコーダ78から記録情報スト
リームSDSが出力された後は、当該記録情報ストリーム
DSがパルス制御器81によりパルス制御され、LDド
ライバ82により当該記録情報ストリームSDSに対応し
た駆動信号SDRが出力され、この駆動信号SDRによりピ
ックアップ70中の図示しないレーザダイオードが駆動
されて光ビームBが出射され、記録情報ストリームSDS
に対応した記録情報ピットがグルーブトラック2上に形
成されて記録情報の記録が行われる。なお、8−16変
調法により入力信号SDを変調した場合には、DVD−
R1上に形成される記録情報ピットの長さは、3Tから
14Tの間の長さとなる。
【0082】ここで、上記の8−16エンコーダ78に
おける動作(図12(b)参照)により、プリピット4
における同期プリ情報と記録情報における同期信号が一
致することになる。よって、一のレコーディングセクタ
内では、同期プリ情報以降のデータプリ情報(上述のよ
うに、一のシンクフレームにおけるその先頭に2Tの長
さで記録されている。)と記録情報における同期信号が
同期することなる。すなわち、これを記録情報に対応す
る記録情報ピットPDがグルーブトラック2上に記録さ
れたDVD−R1で見てみると、図13に示すように、
請求項16に記載の発明に対応して、プリピット4の隣
には必ず記録情報における同期信号ピットPSが形成さ
れることとなる。なお、図13は、DVD−R1の回転
方向に対してグルーブトラック2上に光スポットSP
(図1参照)を形成しつつ、当該グルーブトラック2の
外周側(回転方向に向かって右側)に隣接するプリピッ
ト4を読み取る場合について示している。更に、夫々の
プリピット4の回転方向の長さは2Tであり、これは8
−16変調により形成される記録情報ピットPDのいず
れの長さとも異なることとなる。
【0083】以上説明したように、実施形態の情報記録
装置Rによれば、記録情報が、シンクフレーム毎に同期
信号が付加されて記録されると共に、当該同期信号とプ
リ情報が同期して記録されるので、プリ情報と記録情報
の双方が記録されたDVD−R1上においては、グルー
ブトラック2上の同期信号の位置と、ランドトラック3
上のプリピット4の位置とが隣接することとなり、プリ
情報の検出又は記録情報の再生において、記録情報とプ
リ情報の分離再生を容易にすることができ、正確なプリ
情報の検出又は記録情報の再生を行うことができる。
【0084】更に、プリ情報に対応するプリピット4の
回転方向の長さ(2T)が、記録情報に対応する記録情
報ピットPDのいずれの長さ(3T乃至14T)とも異
なる長さとなるので、記録情報の再生において、プリ情
報との分離再生が確実に可能となり、正確な記録情報の
再生を行うことができる。
【0085】更にまた、遅延フリップフロップ回路47
の動作により、シンクフレームの先頭に記録される各プ
リ情報(同期プリ情報又はデータプリ情報)における最
初の2T期間が“L”とされているので(図2参照)、
プリ情報に対応するプリピット4の位置と記録信号にお
ける同期信号の位置が隣接しても、双方が互いにクロス
トークとなることなく双方を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランドトラックにプリピットを形成したDVD
−Rの例を示す外観図である。
【図2】プリ情報又は記録情報の記録フォーマットを示
す図である。
【図3】実施形態のカッティング装置の概要構成を示す
ブロック図である。
【図4】実施形態のプリフォーマット用エンコーダの概
要構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態のフレーム信号発生器及びODD・E
VEN判定用ゲート信号発生器の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】プリフォーマット用エンコーダの動作を示すタ
イミングチャート(I)であり、(a)はEVENフレ
ーム信号及びODDフレーム信号を示すタイミングチャ
ートであり、(b)は判定器の動作を示すタイミングチ
ャートであり、(c)はアンド回路及び遅延フリップフ
ロップ回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】フレーム信号発生器及びODD・EVEN判定
用ゲート信号発生器の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】プリフォーマット用エンコーダの動作を示すタ
イミングチャート(II)であり、(a)はシンクパター
ン発生器の動作を示すタイミングチャートであり、
(b)はシンク・データ切り換え信号発生器の動作を示
すタイミングチャートである。
【図9】実施形態の情報記録装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図10】実施形態のピックアップ及びプリピット信号
検出器の概要構成を示すブロック図である。
【図11】タンジェンシャルプッシュプル信号の生成を
説明する図であり、(a)はプリピット形状を示す断面
図であり、(b)はRF信号及びタンジェンシャルプッ
シュプル信号の波形を示すグラフ図である。
【図12】情報記録装置の動作を示すフローチャートで
あり、(a)はCPUの動作を示すフローチャートであ
り、(b)は8−16エンコーダの動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】記録情報が記録されたDVD−Rの記録面の
平面図である。
【符号の説明】
1…DVD−R 2…グルーブトラック 3…ランドトラック 4…プリピット 5…色素膜 6…金蒸着膜 7…保護層 20…データ生成部 21…パラレル/シリアル変換器 22…プリフォーマット用エンコーダ 23…クロック信号発生部 24、24G、24L…レーザ発生装置 25…光変調器 26、90…対物レンズ 27…ガラス基盤 28…レジスト 29、75…スピンドルモータ 30…回転検出器 31…回転サーボ回路 32…送りユニット 33…位置検出器 34…送りサーボ回路 40…フレーム信号発生器 41…ODD・EVEN判定用ゲート信号発生器 42…判定器 43、48…スイッチ 44…アンド回路 45…シンクパターン発生器 46…シンク・データ切り換え信号発生器 47…遅延フリップフロップ回路 50…ODDフレーム用カウンタ 51…EVENフレーム用カウンタ 52、53…デコーダ 60…ラッチ回路 61…ゲート用カウンタ 62…モノマルチバイブレータ 70…ピックアップ 71…プリピット信号検出器 72…波形整形器 73、76…PLL回路 74…基準データ転送クロック発生器 77…シンクセパレータ 78…8−16エンコーダ 78A…ゲート 79…シリアル/パラレル変換器 80…CPU 81…パルス制御器 82…LDドライバ 91…偏光ビームスプリッタ 92…光検出器 92A、92B…部分検出器 93…減算器 C…カッティング装置 CLK…クロック信号 R…情報記録装置 LL、LG、B…光ビーム SP…光スポット SP…プリ情報 SPP…データプリ情報 SR…記録プリ情報 SS…一回転検出信号 SE…EVENフレーム信号 SEC…EVENフレームカウント信号 SO…ODDフレーム信号 SOC…ODDフレームカウント信号 SJ…判定信号 SL…データラッチパルス SY…シンク信号 SC…シンク/データ切換信号 SG…ゲート信号 SGC…ゲート用カウント信号 SA…論理積信号 SAD…遅延論理積信号 SDR…駆動信号 SI…インタラプト信号 SAD…アドレス情報 SRD…準備信号 SSY…同期プリ情報 SD…入力信号 SDS…記録情報データストリーム PD…記録情報ピット PS…同期信号ピット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 章賢 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 黒田 和男 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 鈴木 敏雄 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 大平 博之 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パ イオニアビデオ株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC02 CC06 DE32 DE38 DE53 EF05 5D090 BB01 CC14 GG28

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体上の位置を示すアドレス情
    報を含むプリ情報を当該情報記録媒体上に記録するため
    のプリ情報記録方法であって、 記録情報における情報単位の長さを2以上の所定の整数
    倍したプリ情報単位の長さに対応する間隔を有するプリ
    情報タイミング信号を生成するプリ情報タイミング信号
    生成工程と、 前記プリ情報タイミング信号に基づいて、前記プリ情報
    を前記情報記録媒体に記録する記録工程と、 を備えたことを特徴とするプリ情報記録方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリ情報記録方法にお
    いて、 一の前記情報単位は、一シンクフレームであり、 前記プリ情報タイミング信号生成工程において、当該一
    シンクフレームを二倍した長さに対応する間隔で前記プ
    リ情報タイミング信号を生成することを特徴とするプリ
    情報記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプリ情報記録方
    法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録する際の記録フォ
    ーマットにより規定されるビット間隔に対応する単位長
    さの自然数倍で一の前記プリ情報単位毎に記録されるこ
    とを特徴とするプリ情報記録方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一に記載のプ
    リ情報記録方法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を担う記録ピットにおけ
    る最短ピット長より短い長さのプリ情報ピットにより、
    一の前記プリ情報単位毎に記録されることを特徴とする
    プリ情報記録方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一に記載のプ
    リ情報記録方法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録するための光ビー
    ムを情報記録トラックへ誘導するためのガイドトラック
    に記録されることを特徴とするプリ情報記録方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一に記載のプ
    リ情報記録方法において、 前記プリ情報は、前記情報単位の先頭部に対応する位置
    に記録されることを特徴とするプリ情報記録方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一に記載のプ
    リ情報記録方法において、 前記情報記録媒体はスタンパディスクであり、 前記スタンパディスクを用いて、情報の書き込みが可能
    なディスクを製造する工程をさらに備えることを特徴と
    するプリ情報記録方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプリ情報記録方法を用
    いて製造された書き込み可能型ディスク。
  9. 【請求項9】 情報記録媒体上の位置を示すアドレス情
    報を含むプリ情報を当該情報記録媒体上に記録するため
    のプリ情報記録装置であって、 記録情報における情報単位の長さを2以上の所定の整数
    倍したプリ情報単位の長さに対応する間隔を有するプリ
    情報タイミング信号を生成するプリ情報タイミング信号
    生成手段と、 前記プリ情報タイミング信号に基づいて、前記プリ情報
    を前記情報記録媒体に記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とするプリ情報記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のプリ情報記録装置に
    おいて、 一の前記情報単位は、一シンクフレームであり、 前記プリ情報タイミング信号生成手段は、当該一シンク
    フレームを二倍した長さに対応する間隔で前記プリ情報
    タイミング信号を生成することを特徴とするプリ情報記
    録装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載のプリ情報記
    録装置において、 前記記録手段は、前記記録情報を記録する際の記録フォ
    ーマットにより規定されるビット間隔に対応する単位長
    さの自然数倍で、前記プリ情報を一の前記プリ情報単位
    毎に記録することを特徴とするプリ情報記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれか一に記載
    のプリ情報記録装置において、 前記記録手段は、前記記録情報を担う記録ピットにおけ
    る最短ピット長より短い長さのプリ情報ピットにより、
    前記プリ情報を一の前記プリ情報単位毎に記録すること
    を特徴とするプリ情報記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれか一に記載
    のプリ情報記録装置において、 前記記録手段は、前記記録情報を記録するための光ビー
    ムを情報記録トラックへ誘導するためのガイドトラック
    に前記プリ情報を記録することを特徴とするプリ情報記
    録装置。
  14. 【請求項14】 請求項9乃至13のいずれか一に記載
    のプリ情報記録装置において、 前記記録手段は、前記情報単位の先頭部に対応する位置
    に前記プリ情報を記録することを特徴とするプリ情報記
    録装置。
  15. 【請求項15】 請求項9乃至14のいずれか一に記載
    のプリ情報記録装置において、 前記情報記録媒体はスタンパディスクであり、 前記スタンパディスクを用いて、情報の書き込みが可能
    なディスクを製造する手段をさらに備えることを特徴と
    するプリ情報記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプリ情報記録装置
    を用いて製造された書き込み可能型ディスク。
  17. 【請求項17】 情報記録媒体に記録情報を記録するた
    めの情報記録方法であって、前記情報記録媒体は、記録
    情報を記録するための情報記録トラックを備え、当該情
    報記録媒体には、前記記録情報における情報単位の長さ
    を2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長さに対応
    する間隔を有し、且つ前記情報記録媒体上の位置を示す
    アドレス情報を含むプリ情報が予め記録されていると共
    に、前記情報記録方法は、 前記情報記録媒体から前記プリ情報を検出する検出工程
    と、 前記記録情報を生成する生成工程と、 前記生成された記録情報を、前記検出されたプリ情報に
    基づいて前記情報記録トラックに記録する記録工程と、 を備えたことを特徴とする情報記録方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の情報記録方法にお
    いて、 一の前記情報単位は、一シンクフレームであり、 前記プリ情報は、当該一シンクフレームを二倍したプリ
    情報単位毎に記録されており、 前記情報記録方法は、前記プリ情報に基づいて前記記録
    情報を記録すべきアドレスを判定する判定工程を更に備
    えたことを特徴とする情報記録方法。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載の情報記録
    方法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録する際の記録フォ
    ーマットにより規定されるビット間隔に対応する単位長
    さの自然数倍で一の前記プリ情報単位毎に記録されてい
    ることを特徴とする情報記録方法。
  20. 【請求項20】 請求項17乃至19のいずれか一に記
    載の情報記録方法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を担う記録ピットにおけ
    る最短ピット長より短い長さのプリ情報ピットにより、
    一の前記プリ情報単位毎に記録されていることを特徴と
    する情報記録方法。
  21. 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれか一に記
    載の情報記録方法において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録するための光ビー
    ムを情報記録トラックへ誘導するためのガイドトラック
    に記録されており、 前記プリ情報は、前記情報記録トラックの中心とその中
    心が一致するように照射された光ビームを用いて検出さ
    れることを特徴とする情報記録方法。
  22. 【請求項22】 情報記録媒体に記録情報を記録するた
    めの情報記録装置であって、前記情報記録媒体は、記録
    情報を記録するための情報記録トラックを備え、当該情
    報記録媒体には、前記記録情報における情報単位の長さ
    を2以上の所定の整数倍したプリ情報単位の長さに対応
    する間隔を有し、且つ前記情報記録媒体上の位置を示す
    アドレス情報を含むプリ情報が予め記録されていると共
    に、 前記情報記録装置は、 前記情報記録媒体から前記プリ情報を検出する検出手段
    と、 前記記録情報を生成する生成手段と、 前記生成された記録情報を、前記検出されたプリ情報に
    基づいて前記情報記録トラックに記録する記録手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録装置。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の情報記録装置にお
    いて、 一の前記情報単位は、一シンクフレームであり、 前記プリ情報は、当該一シンクフレームを二倍したプリ
    情報単位毎に記録されており、 前記情報記録装置は、前記プリ情報に基づいて前記記録
    情報を記録すべきアドレスを判定する判定手段を更に備
    えたことを特徴とする情報記録装置。
  24. 【請求項24】 請求項22又は23に記載の情報記録
    装置において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録する際の記録フォ
    ーマットにより規定されるビット間隔に対応する単位長
    さの自然数倍で一の前記プリ情報単位毎に記録されてい
    ることを特徴とする情報記録装置。
  25. 【請求項25】 請求項22乃至24のいずれか一に記
    載の情報記録装置において、 前記プリ情報は、前記記録情報を担う記録ピットにおけ
    る最短ピット長より短い長さのプリ情報ピットにより、
    一の前記プリ情報単位毎に記録されていることを特徴と
    する情報記録装置。
  26. 【請求項26】 請求項22乃至25のいずれか一に記
    載の情報記録装置において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録するための光ビー
    ムを情報記録トラックへ誘導するためのガイドトラック
    に記録されており、 前記情報記録装置は、前記情報記録トラックの中心とそ
    の中心が一致するように光ビームを照射する光ピックア
    ップを更に備え、 前記プリ情報は、前記光ビームを用いて検出されること
    を特徴とする情報記録装置。
  27. 【請求項27】 記録情報を記録するための情報記録ト
    ラックを備え、 前記記録情報における情報単位の長さを2以上の所定の
    整数倍したプリ情報単位の長さに対応する間隔を有する
    と共に前記情報記録媒体上の位置を示すアドレス情報を
    含むプリ情報が予め記録されていることを特徴とする情
    報記録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の情報記録媒体にお
    いて、 一の前記情報単位は、一シンクフレームであり、 前記間隔は、当該一シンクフレームを二倍したプリ情報
    単位の長さに対応する間隔であることを特徴とする情報
    記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項27又は28に記載の情報記録
    媒体において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録する際の記録フォ
    ーマットにより規定されるビット間隔に対応する単位長
    さの自然数倍で一の前記プリ情報単位毎に記録されてい
    ることを特徴とする情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項27乃至29のいずれか一に記
    載の情報記録媒体において、 前記プリ情報は、前記記録情報を担う記録ピットにおけ
    る最短ピット長より短い長さのプリ情報ピットにより、
    一の前記プリ情報単位毎に記録されていることを特徴と
    する情報記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項27乃至30のいずれか一に記
    載の情報記録媒体において、 前記プリ情報は、前記記録情報を記録するための光ビー
    ムを前記情報記録トラックへ誘導するためのガイドトラ
    ックに記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
  32. 【請求項32】 請求項27乃至31のいずれか一に記
    載の情報記録媒体において、 前記プリ情報は、前記情報記録トラックにおける前記情
    報単位の先頭部に対応する位置に記録されていることを
    特徴とする情報記録媒体。
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