JP2003281405A - 匿名による2者間通信システムおよび電子商取引システム - Google Patents

匿名による2者間通信システムおよび電子商取引システム

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JP2003281405A
JP2003281405A JP2002087388A JP2002087388A JP2003281405A JP 2003281405 A JP2003281405 A JP 2003281405A JP 2002087388 A JP2002087388 A JP 2002087388A JP 2002087388 A JP2002087388 A JP 2002087388A JP 2003281405 A JP2003281405 A JP 2003281405A
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JP2002087388A
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Fumio Torigata
文男 鳥潟
Tomohito Shimizu
友人 清水
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】買い手の連絡先や住所などの個人情報を売り手
から秘匿したまま、取引に伴う会話および品物の配送を
行なうことができ、かつ取引後には売り手から買い手へ
の一方的な迷惑な連絡を防止する。 【解決手段】買い手システムと売り手システムとの間
に、両者の個人情報を管理し会話を仲介する仲介者シス
テムと、商品配送時に配送先を検索する配送者システム
を備える。仲介者システムは、両者の会話に使用する電
子私書箱を取引ごとに発行する電子私書箱生成プログラ
ムと、電子私書箱に届いた電子メールを、転送方向およ
び返信回数が拒絶対象となる条件を満たさない限り、送
信者を秘匿した形で相手に転送する電子私書箱プログラ
ムと、前記条件を買い手が変更するための電子私書箱変
更プログラムとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いた通信システムおよび電子商取引システムに関し、
特に買い手の個人情報を売り手から秘匿したまま、取引
に伴う会話および品物の配送をおこなうことができ、か
つ売り手から買い手への一方的な迷惑な連絡を防止でき
る通信システムおよび電子商取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年インターネットが爆発的に普及し、
インターネット上での商取引が社会に浸透してきた。
【0003】インターネット上で商取引を行う際は、店
頭での商取引とは異なり、商取引に必要な連絡をするた
めの電子メールアドレスと、品物を配送するための住
所、氏名等の個人情報を、買い手から売り手に通知する
ことが必要となる。
【0004】しかし、買い手から売り手に個人情報を通
知することなく電子商取引を行ないたいというニーズが
存在する。
【0005】その理由のひとつは、買い手の電子メール
アドレスが売り手に渡る、あるいは売り手から第三者に
漏洩することにより、買い手が迷惑メールの被害に遭う
可能性があるためである。インターネットには通信コス
トが非常に安価であるという特徴があるため、売り手や
第三者が、過剰な販売促進メールなど迷惑なメールを買
い手に対して送り付ける可能性がある。最近、このよう
な迷惑な広告メールを規制する条例を検討している行政
機関もあり、迷惑なメールに関する問題意識は高まって
いる。
【0006】もうひとつの理由は、取引を行なう企業
が、その立場上名前を伏せたい場合があるためである。
例えば、企業が在庫の品薄のため電子商取引により至急
の調達を行なうといった場合、品薄状態であることを他
の企業に知られたくない、あるいは普段取引している企
業に知られたくない、といった場合がある。
【0007】不特定多数が参加するオークションにおい
て、不必要に電子メールアドレスが公開されることを防
止しつつ、売り手と買い手を会話させる従来の方式とし
て、特開2001−101318(オンライントランザ
クションにおける買い手の匿名性を促進する方法および
システム)がある。これによれば、オークションの最中
は、匿名電子メール転送サーバにより送信者、受信者と
もに匿名で会話できるが、落札者が決まったところで、
落札者に相手の真の連絡先を通知する必要がある。
【0008】特開平2001−266017(ネット予
約注文システム)では、個人情報として自分の名前や住
所を隠して、商品を購入することを可能としているが、
電子メールアドレスだけは連絡用に渡す必要がある。
【0009】特開2001−306844(インターネ
ットを用いた過剰在庫の販売仲介システム)では、仲介
者が商品を一時的に買い取って、検品することにより、
買い手および売り手をまったく会話させることなく取引
を完遂する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】特開2001−101
318の方式では、最終的には、買い手は電子メールア
ドレスや住所等の個人情報を売り手に通知しなければな
らないため、匿名性の確保や迷惑メールの問題は解決で
きない。
【0011】特開平2001−266017の方式で
は、ある程度の匿名性は確保できるが、迷惑メールの問
題は解決できない。
【0012】特開2001−306844の方法では、
買い手の個人情報が売り手に渡ることはないが、買い手
が商品の詳細に関する質問を売り手に対して直接行うこ
とができないため、商談成立に至らない場合がある。
【0013】本発明は,上記従来技術の抱える問題点を
鑑みて考案されたものであり、買い手の連絡先や住所な
どの個人情報を売り手から秘匿したまま、取引に伴う会
話および品物の配送を行なうことができ、かつ取引後の
売り手から買い手への一方的な迷惑な連絡や、第三者か
ら買い手への迷惑な連絡を防止することができる通信シ
ステムおよび電子商取引システムを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、通信要求元および送信先の実体をそれぞれを識別す
る二つの実体識別子から成る会話開始要求情報を受け取
り、前記実体間の通信を識別する会話識別子を生成し
て、前記通信要求元実体に返却する会話識別子生成手
段、前記通信要求元実体から、前記通信要求元実体の実
体識別子、前記会話識別子、及び前記通信の内容情報で
ある通信内容情報から成る通信要求情報を受け取り、受
け取った前記会話識別子と前記通信要求元実体の実体識
別子を用いて前記送信先実体を特定し、予め定めたアク
セス方法に従って、前記通信要求元実体の実体識別子を
除いた前記通信要求情報を前記送信先実体に送信する通
信転送手段、前記通信要求情報に含まれる前記会話識別
子から、会話の通信拒絶条件を計算する拒絶条件計算手
段、前記通信要求情報が前記通信拒絶条件に合致してい
るかを判定し、合致していると判定された場合には前記
通信要求を拒絶する通信拒絶手段を備える。
【0015】また、複数の買い手実体と売り手実体との
間で取引を行なう本発明の電子商取引システムは、前記
買い手と売り手の二実体が取引を開始する毎に、両者の
実体をそれぞれ識別する二つの実体識別子から成る会話
開始要求情報を生成する会話開始要求情報生成手段と、
前記会話開始要求情報を受け取り、前記実体間の通信を
識別する会話識別子を生成して、通信要求元実体に返却
する会話識別子生成手段と、前記通信要求元実体から、
前記通信要求元実体の実体識別子、前記会話識別子、及
び前記通信の内容情報である通信内容情報から成る通信
要求情報を受け取り、受け取った前記会話識別子と前記
通信要求元実体の実体識別子を用いて送信先実体を特定
し、予め定められたアクセス方法に従って、前記通信要
求元実体の実体識別子を除いた前記通信要求情報を前記
送信先実体に送信する通信転送手段、前記通信要求情報
に含まれる会話識別子から、会話の通信拒絶条件を計算
する拒絶条件計算手段、前記通信要求情報が前記通信拒
絶条件に合致しているかを判定し、合致していると判定
された場合には前記通信要求を拒絶する通信拒絶手段、
前記通信拒絶条件の計算方法を、前記取引の段階に従っ
て変更する手段、取引相手に商品を配送する配送要求元
実体の実体識別子と、前記会話識別子を受け取り、受け
取った前記会話識別子と前記配送要求元実体の実体識別
子を用いて配送先実体及び前記配送先実体の商品配送先
を特定し、前記特定された商品配送先を表示または印刷
等の手段で出力する商品配送先出力手段を備える。
【0016】さらに、通信に電子メールやウェブなどの
インターネット技術を用いることが望ましい。さらに、
実体識別子および会話識別子として電子メールアドレス
を用いるとともに、送信先実体へのアクセス方法が電子
メールを用いた通信方法であることが望ましい。
【0017】さらに、通信条件計算手段の通信拒絶条件
として通信転送方向を限定する条件を含み、通信拒絶手
段が、受け取った通信要求の転送方向と前記通信転送方
向を限定する条件とを照合することにより拒絶条件判定
を行なう通信要求方向照合手段を含んでもよい。
【0018】さらに、通信条件計算手段の通信拒絶条件
として通信返信回数を限定する条件を含むとともに、通
信拒絶手段が、受け取った通信要求が過去の通信への返
信である場合に、同一の前記過去の通信への返信回数を
計数し、前記返信回数と前記通信返信回数を限定する条
件とを照合することにより拒絶条件判定を行なう通信返
信回数照合手段を含んでもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用したオ
ンラインショッピングシステムの一形態である。
【0020】本オンラインショッピングシステムは、買
い手と売り手との間に、両者の個人情報を管理し会話を
仲介する仲介者と、商品の配送を仲介する配送者とを備
える。仲介者は、買い手が売り手との取引を希望するた
びに、電子私書箱と呼ばれる買い手と売り手との会話の
ための電子メールアドレスを発行する。電子私書箱は取
引ごとに生成する。電子私書箱に届いた電子メールは、
仲介者により、送信者が買い手の場合は売り手へ、送信
者が売り手の場合は買い手へと、送信者の電子メールア
ドレスを秘匿した形で転送される。
【0021】受信者は、真の送信者がわからなくても、
電子私書箱のアドレスを用いて取引相手を識別すること
が可能である。転送する場合は、転送拒絶条件を参照
し、拒絶条件を満たしているのならば転送しない。商品
の配送は配送者を介して行う。これにより、売り手に買
い手の個人情報を渡すことなく取引が可能である。ま
た、取引後には、売り手から買い手への一方的な連絡を
拒絶するように転送拒絶条件を変更することにより、買
い手が迷惑な連絡を受け取ることを防止する。
【0022】本オンラインショッピングシステムの構成
について図1を用いて説明する。まず、図1を用いて、
本オンラインショッピングシステムの全体の構成につい
ておおまかに説明する。オンラインショッピングシステ
ム295は、買い手が商品情報の参照や注文要求の送信
などに用いる買い手システム299と、売り手が商品情
報の提供や注文要求の受信などに用いる売り手システム
298、配送者が商品配送先情報の取得に用いる配送者
システム297、仲介者が買い手と売り手の個人情報管
理および会話の仲介に用いる仲介者システム296、イ
ンターネット293から成り、買い手システム299、
売り手システム298、配送者システム297、仲介者
システム296はそれぞれインターネット293を介し
て接続されている。
【0023】次に、本オンラインショッピングシステム
の各構成要素について詳細に説明する。
【0024】買い手システム299は、Webブラウザ
プログラム200とメールクライアントプログラム20
1から成る。これらは従来技術を用いて実現可能であ
る。
【0025】売り手システム298は、Webサーバプ
ログラム210と、商品の名前や価格等を保持する商品
テーブル212と、Webサーバプログラム210から
呼び出されて、商品テーブル212の情報から商品カタ
ログページを動的に生成する商品カタログ生成プログラ
ム211と、電子メールを送受信するためのメールクラ
イアントプログラム216と、からなる。
【0026】このうち、Webサーバプログラム210
とメールクライアントプログラム216は、従来技術を
用いて実現可能である。
【0027】商品テーブル212は、売り手が販売する
商品に関する情報を管理するテーブルで、商品ID21
21,商品名2122,コメント2123,商品画像の
URL2124、からなる商品レコード2120を複数
保持する。
【0028】商品カタログ生成プログラム211は、W
ebサーバプログラム220から呼び出され、商品テー
ブル212から商品レコード2120を一覧取得し、商
品レコード2120に保持される情報を商品カタログの
形に整形したWebページを生成し、Webサーバプロ
グラム210に返却するプログラムである。
【0029】図8に示すWebページ900は、生成さ
れたWebページの一例であり、各商品について、取引
開始ボタン902を備えている。取引開始ボタン902
にはURLが関連付けられており、このURLは仲介者
システム296のWebサーバプログラム220経由で
電子私書箱生成要求画面生成ルーチン2231を呼び出
し、パラメタとして売り手の仲介者システム296にお
ける会員IDを渡すものとなっている。
【0030】配送者システム297は、Webブラウザ
プログラム294からなる。これは従来技術を用いて実
現可能である。
【0031】仲介者システム296は、電子メールを送
受信するためのメールサーバプログラム221と、メー
ルサーバプログラム221に届いた電子メールの宛先と
送信者を解析し、電子私書箱宛てに送られてきた電子メ
ールを適切な送信先アドレスに転送する電子私書箱プロ
グラム225と、Webサーバプログラム220と、W
ebサーバプログラム220から呼び出されて、電子私
書箱の生成を行う電子私書箱生成プログラム223と、
Webサーバプログラム220から呼び出されて、電子
私書箱の定義の変更を行なう電子私書箱変更プログラム
222と、Webサーバ220から呼び出されて、電子
私書箱のアドレスから個人情報を検索する個人情報検索
プログラム230と、会員の個人情報を格納した会員テ
ーブル226と、電子私書箱のアドレス、会話する2者
のメールアドレス、許可されているメール転送の方向等
の情報をもつ電子私書箱定義テーブル227と、電子私
書箱を用いて転送されたメールへの返信状況を記録する
電子私書箱返信状況テーブル228と、配送者の会員I
Dとパスワードを記録する配送者会員テーブル231
と、から成る。
【0032】このうち、Webサーバプログラム220
とメールサーバプログラム221は、従来技術を用いて
実現可能である。
【0033】会員テーブル226は、会員に一意な識別
子である会員ID2261、パスワード2262、会員
に電子メールを送信する際の宛先である電子メールアド
レス2263、会員に商品を配送する際の宛先情報であ
る氏名2264、住所2265、電話番号2266、を
含む会員レコード2260を複数保持する。会員レコー
ド2260は、ここで示した以外にも、会員に関する個
人情報を任意に含んでよい。会員テーブル226には、
本オンラインショッピングシステムを利用する買い手お
よび売り手に関する個人情報を含んだ会員レコード22
60を、オンラインサインアップ等の手段を用いてあら
かじめ登録しておく。
【0034】電子私書箱定義テーブル227は、電子私
書箱に電子メールを送信する際の宛先であるとともに電
子私書箱に一意な識別子である電子私書箱アドレス22
71、電子私書箱を用いて会話を行なう両会員の会員I
Dである会員ID(1)2272および会員ID(2)
2273、メールの転送を許可する方向を表わす許可す
る転送方向2274、許可する転送方向2274の修正
を許可するかどうかを表わす転送方向修正許可フラグ2
275、電子私書箱の有効期限を表わす有効期限227
6を含む電子私書箱定義レコード2270を複数保持す
る。許可する転送方向2274とりうる値は、「双方
向」「返信のみ可」である。本実施形態では、会員ID
(1)には、買い手のIDを、会員ID(2)には、売
り手のIDを格納する。
【0035】電子私書箱返信状況テーブル228は、返
信状況を記録する電子私書箱を表わす電子私書箱アドレ
ス2281、電子私書箱を用いて転送されたメールを識
別するメッセージID2282、メッセージID228
2で識別されるメールへの返信メールの数を表わす返信
回数2283、を含む電子私書箱返信状況レコード22
80を複数保持する。
【0036】電子私書箱生成プログラム223は、電子
私書箱を生成するにあたって会員から情報を取得するた
めのWeb画面を生成する電子私書箱生成要求画面生成
ルーチン2231と、会話用にメールアドレスを発行し
て、電子私書箱定義テーブル227へ登録し、2者に電
子私書箱アドレスを通知する電子私書箱生成登録ルーチ
ン2232から成るプログラムである。
【0037】電子私書箱変更プログラム222は、会員
から受け取った情報を用いて「電子私書箱定義レコード」
2270の内容を修正するプログラムである。
【0038】次に、仲介者システム296に含まれるプ
ログラムの処理手順について、図を用いて詳細に説明す
る。まず、電子私書箱生成要求画面生成ルーチン223
1の処理手順について、詳細に説明する。電子私書箱生
成要求画面生成ルーチン2231は、買い手がWebブ
ラウザプログラム200を用いて、売り手のWebサー
バプログラム210経由で商品カタログ生成プログラム
211を呼び出し、その結果受け取ったWebページ9
00上の取引開始ボタン902をクリックすることによ
り呼び出される。このとき、パラメタとして、売り手の
会員IDが渡される。
【0039】電子私書箱生成要求画面生成ルーチン22
31は、呼び出されると、買い手の会員IDおよびパス
ワードの入力を求めるWebページを生成し、Webサ
ーバプログラム220経由で買い手のWebブラウザプ
ログラム200に返却する。
【0040】図9に示すWebページ910は、生成さ
れたWebページの一例であり、買い手会員IDフィー
ルド911、パスワードフィールド912、電子私書箱
作成ボタン913、を含む。電子私書箱作成ボタン91
3にはURLが関連付けられており、このURLはWe
bサーバプログラム220経由で電子私書箱生成登録ル
ーチン2232を呼び出し、売り手のIDとしてWeb
ブラウザプログラム200からパラメタとして受け取っ
た売り手の会員IDを、買い手の会員IDとして会員I
Dフィールド911の入力値を、買い手のパスワードと
してパスワードフィールド912の入力値、をそれぞれ
パラメタとして渡すものとなっている。
【0041】このように、本ルーチンによれば、買い手
が売り手との取引開始を希望する際に、新たな電子私書
箱の生成を要求するための画面を買い手に示すことが可
能となる。
【0042】次に、電子私書箱生成登録ルーチン223
2の処理手順について、図4を用いて詳細に説明する。
電子私書箱生成登録ルーチン2232は、買い手がWe
bブラウザプログラム200を用いて、電子私書箱生成
要求画面生成ルーチン2231が生成したWebページ
910の電子私書箱作成ボタン913をクリックするこ
とにより呼び出される。このとき、パラメタとして、売
り手の会員ID、買い手の会員ID、買い手のパスワー
ドが渡される。
【0043】電子私書箱生成登録ルーチン2232が呼
び出されると、次の一連のステップが実行される。
【0044】ステップ700では、パラメタとして渡さ
れた買い手の会員IDおよびパスワードを用いて、会員
ID2261およびパスワード2262の値がそれと一
致する会員レコード2260を会員テーブル226から
検索する。
【0045】ステップ701では、該当レコードが存在
した場合はステップ702へ、存在しなかった場合はス
テップ705に進む。
【0046】ステップ702では、パラメタとして渡さ
れた売り手の会員IDを用いて、会員ID2261の値
がそれと一致する会員レコード2260を会員テーブル
226から検索する。一致するものが存在する場合はス
テップ703へ、存在しない場合はステップ705に進
む。
【0047】ステップ703では、電子私書箱定義テー
ブル227上に新たな電子私書箱定義レコード2270
を作成し、電子私書箱アドレス2271には新たな電子
私書箱アドレスを、会員ID(1)2272にはパラメ
タとして渡された買い手の会員IDを、会員ID(1)
2273にはパラメタとして渡された売り手の会員ID
を、メール転送方向2274には相互に転送を許可する
「双方向」を、メール転送方向修正許可フラグ2275
には許可しないことを表わす「false」を、有効期
限2276には現在時刻から一定期間後の時刻を、それ
ぞれ格納する。新たな電子私書箱アドレスは、例えば、
本ルーチンの呼び出しごとにインクリメントされるカウ
ンタを用意して電子私書箱に一意な値を生成し、その値
を電子メールアドレスとして使用可能な文字列に変換す
る、といった方法で生成すればよい。
【0048】ステップ704では、ステップ703で生
成した新たな電子私書箱アドレスを表示するWebペー
ジを生成し、Webサーバプログラム220経由でWe
bブラウザプログラム200に返却し、本ルーチンを終
了する。
【0049】ステップ705では、エラーを示すWeb
ページを生成し、Webサーバプログラム220経由で
Webブラウザプログラム200に返却し、本ルーチン
を終了する。
【0050】このように、本ルーチンによれば、買い手
が売り手との取引開始を希望する際に、新たな電子私書
箱を生成し、そのアドレスを買い手に示すことが可能と
なる。生成される電子私書箱のアドレスは、商品購入プ
ロセスにつき一つ発行されるため、同一の買い手が異な
る商品の取引を行う場合や、異なる買い手が同一の商品
に関して取引する場合にも異なる電子私書箱アドレスを
発行することが可能となる。
【0051】本実施形態では、買い手に売り手の会員I
Dがわたってしまうが、買い手に売り手を紹介する第三
者を当して電子私書箱生成を行ってもよい。
【0052】次に、電子私書箱プログラム225の処理
手順を図5を用いて説明する。
【0053】電子私書箱プログラム225は、電子私書
箱宛てに送られてきたメール(以降、受信メールと呼
ぶ)をメールサーバプログラム221から受け取り、ヘ
ッダ部分を書き換えたのち、メールサーバプログラム2
21を利用して送信することにより、メールの転送を行
う。本プログラムは、メールサーバプログラム221が
メールを受信したときに、メールサーバプログラム22
1により呼び出される。このとき前記受信メールがパラ
メタとして渡される。電子私書箱プログラム225が呼
び出されると、次の一連のステップが実行される。
【0054】ステップ500において、電子私書箱プロ
グラム225は、会員テーブル226のメールアドレス
2623の値の受信メールに含まれる送信者のメールア
ドレス(以降、送信者のアドレスと呼ぶ)と一致する電
子私書箱レコード2260を検索し、該当レコードから
会員ID2261を取得する(以降、送信者会員IDと
呼ぶ)。
【0055】ステップ501では、ステップ500の検
索で該当レコードがなければステップ 517へ進む。
該当レコードがあればステップ502へ進む。
【0056】ステップ502で、電子私書箱定義テーブ
ル227から、電子私書箱アドレス2271の値が受信
メールに含まれる宛先アドレス(以降、宛先アドレスと
呼ぶ)の値と一致する電子私書箱レコード2270を検
索し、そのレコードから、会員ID(1)2272と、
会員ID(2)2273を取得する。
【0057】ステップ503において、送信者会員ID
が、ステップ502で取得した2つの会員IDのうちど
ちらかと一致すればステップ504に進み、そうでなけ
ればステップ517に進む。
【0058】これにより、万が一電子私書箱のアドレス
が漏洩し、電子私書箱利用者以外からのメールが送られ
てきたとしても、そのメールは転送されない。
【0059】ステップ504では、ステップ502で検
索したレコード2270から、許可する転送方向227
4の値と、有効期限2276の値を取得する。
【0060】ステップ505において、メール転送を許
可するかを判定する。具体的には、送信者会員IDが、
ステップ502で検索したレコード2270の会員ID
(2)に一致する場合は、売り手から買い手へのメール
であると判断し、許可する転送方向2274の値が「双
方向」「返信のみ可」である場合は許可する。また、送
信者会員IDが、会員ID(1)に一致する場合は、買
い手から売り手へのメールであると判断しすべて許可す
る。ただし、その時点で電子私書箱の有効期限が期限切
れである場合は許可しない。許可しない場合は、ステッ
プ517へ進み、許可する場合はステップ506へ進
む。
【0061】ステップ506では、返信回数を考慮した
処理を行う必要があるかどうかを判別する。送信者会員
IDが、ステップ502で検索したレコード2270の
会員ID(2)2273に一致し、かつ許可する転送方
向2274が「返信のみ」である場合に、返信回数処理
を行うためにステップ510に進む。そうでない場合
は、返信回数を考慮しない転送を行うためにステップ5
07に進む。
【0062】ステップ507では、電子私書箱履歴テー
ブル229に電子私書箱レコード2290を追加し、電
子私書箱アドレス2291には、受信メールの宛先であ
る電子私書箱アドレスを入れ、メッセージID2292
には受信したメールのメッセージIDを入れ、日付22
93には現在の日付を、内容2294にはメールのボデ
ィ部分の文字列を入れる。
【0063】ステップ508では、送信するメールを作
成する。まず、送信先のアドレスを計算する。ステップ
502において取得した電子私書箱定義レコード227
0の会員ID(1)2272と、会員ID(2)227
3のうち、送信者会員IDと一致しない方の会員IDを
取得する。次に、その会員IDで会員テーブル226の
会員IDを検索し、該当レコード2260から取得した
メールアドレス2623の値を送信先のアドレスとす
る。メールのToフィールドは送信先アドレスに、Fr
omフィールドは受信メールの宛先である電子私書箱ア
ドレスに書き換える。この手順により、作成されたメー
ルには、受信メールに含まれていた送信先アドレスは含
まれない。
【0064】ステップ509において、ステップ508
においてヘッダを書き換えたメールをメールサーバプロ
グラム221を介して送信する。
【0065】ステップ510以降では、返信回数を考慮
したメール転送処理を行う。
【0066】ステップ510では、電子私書箱履歴テー
ブル229において、電子私書箱アドレス2271の値
と受信メールの宛先が一致し、かつメッセージID22
92の値と受信メールのメッセージIDが一致する電子
私書箱履歴レコード2290を検索する。
【0067】ステップ511では、ステップ510で該
当レコードがない場合は、ステップ517に進む。該当
レコードがあった場合はステップ511に進む。
【0068】ステップ512では、電子私書箱返信状況
テーブル229において、電子私書箱アドレス2291
の値と受信メールの宛先アドレスが一致し、かつメッセ
ージID2292の値と受信メールのメッセージIDが
一致する電子私書箱返信状況レコード2290を検索す
る。
【0069】ステップ513で、ステップ512の検索
で該当レコードが存在する場合はステップ515に進
む。該当するレコードが存在した場合は514に進む。
【0070】ステップ515では、ステップ512で検
索された電子私書箱返信状況レコード2290の返信回
数2283の値をインクリメントし、ステップ516へ
進む。
【0071】ステップ514では電子私書箱返信状況テ
ーブル229にあらたな電子私書箱返信状況レコード2
290を追加する。電子私書箱アドレス2291には、
メールサーバプログラム221から受信メールの宛先ア
ドレスを設定し、メッセージID2292には、受信メ
ールのメッセージIDを設定する。返信回数2283は
1とする。ステップ516へ進む。
【0072】ステップ516において、返信回数があら
かじめ設定された限度回数を超えているかどうかをチェ
ックし、限度回数を超えていたらステップ517に進
む。限度回数内ならステップ507に進み、前述の処理
を行う。
【0073】ステップ517では、受信メールを破棄す
る。
【0074】以上の仕組みで、買い手と売り手の双方が
自分の連絡先であるメールアドレスを秘匿して会話する
ことができる。また、買い手の送信したメールに対する
売り手の返信回数を数え、指定した回数を越えるメール
の転送拒否をすることで、売り手は取引終了に過剰に販
売促進メールを出すことを防ぐことができる。
【0075】次に、電子私書箱変更プログラム222の
処理手順を図6を用いて説明する。
【0076】電子私書箱変更プログラム222は、We
bサーバ220から渡されたパラメタをもとに、電子私
書箱定義テーブルの内容を変更するプログラムである。
【0077】電子私書箱変更プログラム222は、買い
手がWebブラウザプログラム200を用いて、売り手
のWebサーバプログラム210経由で 図10に示す
電子私書箱変更用のWebページ920を受け取り、そ
のWebページの変更要求ボタン925をクリックする
ことにより呼び出される。このとき、買い手の会員ID
として会員IDフィールド921の入力値、買い手のパ
スワードとしてパスワードフィールド922の入力値、
電子私書箱のアドレスとして電子私書箱アドレスフィー
ルド923、さらに許可する転送方向として転送方向プ
ルダウンメニュー924の値をパラメタとして渡され
る。プルダウンメニューの選択肢は「双方向」、「返信
のみ」のいずれかである。
【0078】ステップ600では、会員テーブル226
から、会員ID2261の値がWebサーバから受け取
った会員IDと一致し、パスワード2262の値が、W
ebサーバから受け取ったパスワードと一致する会員レ
コード2260を検索する。
【0079】ステップ601では、該当レコードが存在
すればステップ602へ進み、存在しなければステップ
608へ進みエラーを表すWebページを生成する。
【0080】ステップ602では、電子私書箱定義テー
ブル227から、電子私書箱アドレス2271の値がサ
ーバから受け取った電子私書箱アドレスと一致する電子
私書箱定義レコード2270を検索し、該当レコードか
ら会員ID(1)2272を取得する。
【0081】ステップ603では、ステップ602で該
当するレコードがなかった場合には、ステップ608に
進む。該当するレコードがあった場合にはステップ60
4に進む。
【0082】ステップ604では、ステップ602で取
得した会員IDと、Webサーバから取得した会員ID
を比較し、一致しなかったならばステップ608へ進
む。一致すればステップ605へ進む。
【0083】ステップ605では、ステップ602の検
索で該当したレコードの改変権利があることを確認す
る。ステップ602の検索で該当したレコードの転送方
向修正許可フラグ2275の値を取得し、その値でfa
lseであればステップ608へ進み。trueであれ
ば、ステップ606へ進む。
【0084】ステップ606では、電子私書箱の定義変
更処理を行う。具体的には、ステップ602の検索で該
当したレコードの許可する転送方向2274の値を、本
プログラムの実行時にパラメタとして渡された許可する
転送方向の値に書き換える。
【0085】ステップ607では、電子私書箱定義変更
が成功したことを示すWebページを生成し、本プログ
ラムを終了する。
【0086】ステップ608では、エラーを示すWeb
ページを生成し、本プログラムを終了する。
【0087】以上の仕組みにより、買い手は電子私書箱
の定義を変更できる。
【0088】次に、個人情報検索プログラム230の処
理手順を図7を用いて説明する。個人情報検索プログラ
ム230は、電子私書箱アドレスを入力すると、そのア
ドレスを使用している2者のうち買い手側の会員の氏
名、住所、電話番号を取得し、その情報を含むWebペ
ージを生成するプログラムである。
【0089】個人情報検索プログラム230は、配送者
がWebブラウザプログラム294を用いて、売り手の
Webサーバプログラム210にアクセスし、そのWe
bサーバを経由して、図11に示す個人情報検索用のW
ebページ930を受け取り、そのWebページの検索
ボタンがクリックされることにより呼び出される。
【0090】このとき、買い手の会員IDとして会員I
Dフィールド931の入力値、買い手のパスワードとし
てパスワードフィールド932の入力値、電子私書箱の
アドレスとして電子私書箱アドレスフィールド933
を、それぞれパラメタとして渡すものとなっている。
【0091】ステップ802では、電子私書箱定義テー
ブル227において、電子私書箱アドレス2271の値
がサーバから受け取った電子私書箱アドレスと一致する
電子私書箱定義レコード2270を取得する。
【0092】ステップ803で、該当するレコードが存
在するか否かを判別し、存在しなかったらステップ80
7に進み、該当レコードが存在した場合は、ステップ8
04に進む。
【0093】ステップ804では、ステップ802の検
索で該当した電子私書箱定義レコード2270の会員I
D(1)2272の値を取得し、次に、その値と一致す
る会員ID2261の値をもつ会員レコード2260を
会員テーブル226から検索する。
【0094】ステップ805では、ステップ804の検
索で該当したレコードから、氏名2264、住所226
5、電話番号2266を取得する。
【0095】ステップ806では、ステップ806で取
得した情報を表示するためのWebページを作成し処理
を終了する。
【0096】ステップ807では、該当する項目がない
ことを通知するWeb画面を生成し、処理を終了する。
【0097】次に、本実施形態で説明したオンラインシ
ョッピングシステムのハードウエア構成について、図1
3を用いて説明する。
【0098】仲介者システム296は、コンピュータ9
300、ディスプレイ9301、キーボード 930
2、マウス9303から構成される。コンピュータ93
00は、ビデオカード9304、CPU9305、HD
D9307、通信装置9306、メモリ9308から構
成される。メモリ9308には、Webサーバプログラ
ム220、電子私書箱生成プログラム222、電子私書
箱変更プログラム223、個人情報検索プログラム23
0、メールサーバプログラム221、電子私書箱プログ
ラム225を置く。HDD9307には、会員テーブル
226、電子私書箱返信状況テーブル230、電子私書
箱定義テーブル227、配送者会員テーブル231、電
子私書箱履歴テーブル229を置く。
【0099】売り手システム298は、コンピュータ9
000、ディスプレイ9001、キーボード9002、
マウス9003、印刷装置9010から構成される。コ
ンピュータ9000は、ビデオカード9004、CPU
9005、HDD9006と、通信装置9007、メモ
リ9008から構成される。メモリ9008には、We
bサーバプログラム210、メールクライアントプログ
ラム216、商品カタログ生成プログラム211を置
く。HDD9006には、商品テーブル212を置く。
【0100】買い手システム299は、コンピュータ9
100とディスプレイ9101とキーボード9102、
マウス9103から構成される。コンピュータ9100
は、ビデオカード9104、CPU9105、HDD9
106、通信装置9108、メモリ9107から構成さ
れる。メモリ9107には、Webブラウザプログラム
200とメールクライアントプログラム201を置く。
【0101】配送者システム297は、コンピュータ9
200とディスプレイ9201とキーボード9202、
マウス9203、印刷装置9209から構成される。コ
ンピュータ9200は、ビデオカード9206と、CP
U9207と、HDD9205と、通信装置9208、
メモリ9204から構成される。メモリ9204には、
Webブラウザプログラム250を置く。
【0102】以上の構成により、本発明を実施すること
ができる。
【0103】次に、図12のフローチャートで、本シス
テムを用いたオンラインショッピングの流れに沿って、
前述のプログラム群の呼び出し手順を説明する。
【0104】ステップ401は、買い手が商品カタログ
を閲覧するステップである。本ステップでは、買い手は
Webブラウザプログラム200を用いて、仲介者のW
ebサーバプログラム210にアクセスし、商品カタロ
グ生成プログラム211を呼び出し、その結果として返
されるWebページ900を参照する。
【0105】ステップ402は、買い手が取引を開始す
るために電子私書箱アドレスを生成するステップであ
る。本ステップでは、買い手がステップ401で返され
たWebページ900のリンク902をクリックし、W
ebサーバプログラム210を介して、電子私書箱生成
プログラム222に含まれる電子私書箱生成要求画面生
成ルーチン2221および電子私書箱生成ルーチン22
32を順に呼び出し、その結果として返されるWebペ
ージを参照する。買い手は、生成された電子私書箱アド
レスをWebブラウザ画面上で確認する。
【0106】ステップ403は、買い手が商品の注文を
行うステップである。本ステップでは、買い手がステッ
プ402で確認した電子私書箱アドレスに対して注文メ
ールを送信し、電子私書箱プログラム225が、その注
文メールを売り手に転送する。売り手は、転送された注
文メールを受け付け、それに対して返信を行ない、電子
私書箱プログラム225が、その返信メールを買い手に
転送する。転送された電子メールには送信者のアドレス
は含まれないが、電子私書箱アドレスと取引は1対1に
関連付いているため、電子メールの受信者は、その電子
メールがどの取引に関するものかを区別することができ
る。注文メールに先立って、買い手と売り手との間で、
商品に関する質問等の会話を行なってもよい。
【0107】ステップ404は、売り手が商品を発送す
るステップである。本ステップでは、売り手は、ステッ
プ403で受け付けた注文に従って、買い手に発送する
商品を、配送者に渡す。このとき、売り手は、注文を受
け付けた電子私書箱アドレスを印刷し、商品にラベルと
して貼り付けて配送者に渡す。
【0108】ステップ405は、配送者が商品を配送す
るステップである。本ステップでは、配送者は、配送者
システム297のWebブラウザプログラム294を用
いて、売り手から受け取った商品に貼り付けられている
ラベルに印刷されている電子私書箱アドレスを入力し、
仲介者のWebサーバプログラム220を介して個人情
報検索プログラム230を呼び出して、買い手の氏名、
住所、電話番号等の個人情報を取得する。取得した個人
情報を印刷し、売り手から受け取った商品にラベルとし
て貼り付けて、通常の配送処理を行なう。
【0109】ステップ406は、買い手が取引終了後に
メール転送許可方向を修正するステップである。本ステ
ップでは、買い手は、配送者から商品を受け取った後、
買い手システム299のWebブラウザプログラム20
0を用いて、仲介者のWebサーバプログラム220を
介して電子私書箱変更プログラム222を呼び出して、
取引に使用した電子私書箱の許可する転送方向を「返信
のみ」に修正する。
【0110】以上のフローにより、本発明を用いてオン
ラインショッピングを実行できる。
【0111】本発明の実施の一形態として、電子私書箱
アドレスとして電子メールアドレスではなくURIを、
転送手段としてsmtpではなくhttpを用いること
もできる。
【0112】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、買い手の
連絡先や住所などの個人情報を売り手から秘匿したま
ま、取引に伴う会話および品物の配送を行なうことがで
き、かつ取引後の売り手から買い手への一方的な迷惑な
連絡や、第三者から買い手への迷惑な連絡を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオンラインショップシステム
の構成図である。
【図2】電子私書箱生成プログラムの構成図である。
【図3】本発明で適用したオンラインショップシステム
のテーブル構成図である。
【図4】電子私書箱生成ルーチンの処理の流れである。
【図5】電子私書箱プログラムの処理の流れである。
【図6】電子私書箱変更ルーチンの処理の流れである。
【図7】個人情報発送プログラムの処理の流れである。
【図8】電子カタログのイメージの図である。
【図9】電子私書箱生成要求ページの図である。
【図10】電子私書箱定義変更要求ページの図である。
【図11】個人情報検索要求ページの図である。
【図12】本発明を適用したオンラインショッピングシ
ステムを用いたショッピングの流れ図である。
【図13】ハードウエア構成図である。
【符号の説明】
222:電子私書箱変更プログラム、223:電子私書
箱生成プログラム、 225:電子私書箱プログラム、226:会員テーブ
ル、 227:電子私書箱定義テーブル、228:電子私書箱
返信状況テーブル、 229:電子私書箱履歴テーブル、230:個人情報検
索プログラム、 231:配送者会員テーブル、296:仲介者システ
ム、 297:配送者システム、298:売り手システム、2
99:買い手システム、 2231:電子私書箱生成要求画面生成ルーチン、 2232:電子私書箱生成ルーチン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 友人 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信要求元および送信先の実体をそれぞれ
    を識別する二つの実体識別子から成る会話開始要求情報
    を受け取り、前記実体間の通信を識別する会話識別子を
    生成して、前記通信要求元実体に返却する会話識別子生
    成手段、 前記通信要求元実体から、前記通信要求元実体の実体識
    別子、前記会話識別子、及び前記通信の内容情報である
    通信内容情報から成る通信要求情報を受け取り、受け取
    った前記会話識別子と前記通信要求元実体の実体識別子
    を用いて前記送信先実体を特定し、予め定めたアクセス
    方法に従って、前記通信要求元実体の実体識別子を除い
    た前記通信要求情報を前記送信先実体に送信する通信転
    送手段、 前記通信要求情報に含まれる前記会話識別子から、会話
    の通信拒絶条件を計算する拒絶条件計算手段、 前記通信要求情報が前記通信拒絶条件に合致しているか
    を判定し、合致していると判定された場合には前記通信
    要求を拒絶する通信拒絶手段を備えることを特徴とする
    通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信システムにおいて、通
    信に電子メールやウェブなどのインターネット技術を用
    いることを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1から2記載の通信システムにおい
    て、前記実体識別子および会話識別子は電子メールアド
    レスであって、前記アクセス方法が電子メールを用いた
    通信方法であることを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】請求項1から3記載の通信システムにおい
    て、前記通信拒絶条件は通信転送方向を限定する条件を
    含み、前記通信拒絶手段は、受け取った通信要求の転送
    方向と前記通信転送方向を限定する条件とを照合するこ
    とにより拒絶条件判定を行なう通信要求方向照合手段を
    含むことを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】請求項1から4記載の通信システムにおい
    て、前記通信拒絶条件は通信返信回数を限定する条件を
    含み、前記通信拒絶手段は、受け取った通信要求が過去
    の通信への返信である場合に、同一の前記過去の通信へ
    の返信回数を計数し、前記返信回数と前記通信返信回数
    を限定する条件とを照合することにより拒絶条件判定を
    行なう通信返信回数照合手段を含むことを特徴とする通
    信システム。
  6. 【請求項6】複数の買い手実体と売り手実体との間で取
    引を行なう電子商取引システムは、 前記買い手と売り手の二実体が取引を開始する毎に、両
    者の実体をそれぞれ識別する二つの実体識別子から成る
    会話開始要求情報を生成する会話開始要求情報生成手段
    と、 前記会話開始要求情報を受け取り、前記実体間の通信を
    識別する会話識別子を生成して、通信要求元実体に返却
    する会話識別子生成手段と、 前記通信要求元実体から、前記通信要求元実体の実体識
    別子、前記会話識別子、及び前記通信の内容情報である
    通信内容情報から成る通信要求情報を受け取り、受け取
    った前記会話識別子と前記通信要求元実体の実体識別子
    を用いて送信先実体を特定し、予め定められたアクセス
    方法に従って、前記通信要求元実体の実体識別子を除い
    た前記通信要求情報を前記送信先実体に送信する通信転
    送手段、 前記通信要求情報に含まれる会話識別子から、会話の通
    信拒絶条件を計算する拒絶条件計算手段、 前記通信要求情報が前記通信拒絶条件に合致しているか
    を判定し、合致していると判定された場合には前記通信
    要求を拒絶する通信拒絶手段、 前記通信拒絶条件の計算方法を、前記取引の段階に従っ
    て変更する手段、 取引相手に商品を配送する配送要求元実体の実体識別子
    と、前記会話識別子を受け取り、受け取った前記会話識
    別子と前記配送要求元実体の実体識別子を用いて配送先
    実体及び前記配送先実体の商品配送先を特定し、前記特
    定された商品配送先を表示または印刷等の手段で出力す
    る商品配送先出力手段を備えることを特徴とする電子商
    取引システム。
  7. 【請求項7】請求項6の電子商取引システムにおいて、
    通信に電子メールやウェブなどのインターネット技術を
    用いることを特徴とする電子商取引システム。
  8. 【請求項8】請求項6および7記載の電子商取引システ
    ムにおいて、前記実体識別子および会話識別子は電子メ
    ールアドレスであって、前記アクセス方法が電子メール
    を用いた通信方法であることを特徴とする電子商取引シ
    ステム。
  9. 【請求項9】請求項6から8記載の電子商取引システム
    において、前記通信拒絶条件は通信転送方向を限定する
    条件を含み、前記通信拒絶手段は、受け取った通信要求
    の転送方向と前記通信転送方向を限定する条件とを照合
    することにより拒絶条件判定を行なう通信要求方向照合
    手段を含むことを特徴とする電子商取引システム。
  10. 【請求項10】請求項6から9記載の電子商取引システ
    ムにおいて、前記通信拒絶条件は通信返信回数を限定す
    る条件を含み、前記通信拒絶手段は、受け取った通信要
    求が過去の通信への返信である場合に、同一の前記過去
    の通信への返信回数を計数し、前記返信回数と前記通信
    返信回数を限定する条件とを照合することにより拒絶条
    件判定を行なう通信返信回数照合手段を含むことを特徴
    とする電子商取引システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016079862A1 (ja) * 2014-11-21 2016-05-26 楽天株式会社 メールサーバ、メール転送方法、記録媒体、および、プログラム

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