JP2003281122A - Dtpデータ表示プログラムおよびdtp表示出力装置 - Google Patents
Dtpデータ表示プログラムおよびdtp表示出力装置Info
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- JP2003281122A JP2003281122A JP2002085183A JP2002085183A JP2003281122A JP 2003281122 A JP2003281122 A JP 2003281122A JP 2002085183 A JP2002085183 A JP 2002085183A JP 2002085183 A JP2002085183 A JP 2002085183A JP 2003281122 A JP2003281122 A JP 2003281122A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】DTPデータ中の直し指示のための注釈の表示
を、DTPデータ中の対象箇所と結び付けて作業者にわ
かりやすく見落としが起きないように表示させ、かつプ
リントアウトさせるDTP表示ソフトウエアプログラム
およびDTP表示出力装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】前記注釈情報を単にテキストウインドウと
して表示するのだけではなく、当該注釈情報が関係する
校正指示対象部分を示す注釈マーク図形と前記テキスト
ウインドウとを引出し線を描画することにより結び付け
て表示して、前記テキストウインドウ表示中はそれが画
面上のどこに移動しても常に前記引出し線とともに表示
するDTP表示ソフトウエアプログラムおよびこれを搭
載したDTP表示出力装置により上記課題を解決する。
を、DTPデータ中の対象箇所と結び付けて作業者にわ
かりやすく見落としが起きないように表示させ、かつプ
リントアウトさせるDTP表示ソフトウエアプログラム
およびDTP表示出力装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】前記注釈情報を単にテキストウインドウと
して表示するのだけではなく、当該注釈情報が関係する
校正指示対象部分を示す注釈マーク図形と前記テキスト
ウインドウとを引出し線を描画することにより結び付け
て表示して、前記テキストウインドウ表示中はそれが画
面上のどこに移動しても常に前記引出し線とともに表示
するDTP表示ソフトウエアプログラムおよびこれを搭
載したDTP表示出力装置により上記課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、校正指示を伝える
ための注釈情報を含んだDTPデータを表示するDTP
表示ソフトウエアプログラムおよびコンピュータ本体に
そのようなプログラムをインストールしたDTP表示出
力装置に関する。尚DTPデータとは、狭義には、専用
の製版システムではなく普通のコンピュータを用いて、
デザインから製版の工程を全てデジタル処理により行う
DTP(DeskTop Publishing)に用いられるデータのこ
とであるが、本発明では、文書作成ソフトや表計算ソフ
ト、あるいはプレゼンテーションソフトで作成した文書
データも含めてるものとする。
ための注釈情報を含んだDTPデータを表示するDTP
表示ソフトウエアプログラムおよびコンピュータ本体に
そのようなプログラムをインストールしたDTP表示出
力装置に関する。尚DTPデータとは、狭義には、専用
の製版システムではなく普通のコンピュータを用いて、
デザインから製版の工程を全てデジタル処理により行う
DTP(DeskTop Publishing)に用いられるデータのこ
とであるが、本発明では、文書作成ソフトや表計算ソフ
ト、あるいはプレゼンテーションソフトで作成した文書
データも含めてるものとする。
【0002】
【従来技術】製版印刷業やデザイン業の分野では校正と
いう重要な工程がある。この業界において校正作業は、
発注者が製版業者の作成した試作印刷物を検査して、こ
の体裁で印刷工程に進行して良いかどうかを判断する重
要な工程である。従って、試作印刷物に対して何箇所か
に直しの指示を付けて製版業者に戻すことによって何回
か校正作業を繰り返すことが通常行われている。近年、
製版印刷やデザインの分野では全てデジタルデータで仕
事を進めるDTPが主流となっている。しかし、DTP
データのままコンピュータ画面上で、直す前のDTPデ
ータと新しいDTPデータを効率よく比較し、直しの指
示通りに直されたかどうかを簡単に検査する仕組みは不
十分であった。図5は、従来のDTP表示ソフトによる
ディスプレイ表示画面である。従来のDTP表示ソフト
ウエアでは、直し指示を注釈(以後コメントとも記す)
というデータとして記録し、表示画面上に出現させる小
さなウインドウによりDTPデータと同時に表示できる
が、そのコメントが、DTPデータ中のどの箇所につい
てのものかわかりにくいといった問題点があり、校正指
示が誤って作業者に伝わるという事故も起りやすかっ
た。
いう重要な工程がある。この業界において校正作業は、
発注者が製版業者の作成した試作印刷物を検査して、こ
の体裁で印刷工程に進行して良いかどうかを判断する重
要な工程である。従って、試作印刷物に対して何箇所か
に直しの指示を付けて製版業者に戻すことによって何回
か校正作業を繰り返すことが通常行われている。近年、
製版印刷やデザインの分野では全てデジタルデータで仕
事を進めるDTPが主流となっている。しかし、DTP
データのままコンピュータ画面上で、直す前のDTPデ
ータと新しいDTPデータを効率よく比較し、直しの指
示通りに直されたかどうかを簡単に検査する仕組みは不
十分であった。図5は、従来のDTP表示ソフトによる
ディスプレイ表示画面である。従来のDTP表示ソフト
ウエアでは、直し指示を注釈(以後コメントとも記す)
というデータとして記録し、表示画面上に出現させる小
さなウインドウによりDTPデータと同時に表示できる
が、そのコメントが、DTPデータ中のどの箇所につい
てのものかわかりにくいといった問題点があり、校正指
示が誤って作業者に伝わるという事故も起りやすかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を考慮してなされたものであり、DTPデータ中の
直し指示のための注釈の表示を、DTPデータ中の対象
箇所と結び付けて作業者にわかりやすく見落としが起き
ないように表示させ、かつプリントアウトさせるDTP
表示ソフトウエアプログラムおよびDTP表示出力装置
を提供することを課題とする。
題点を考慮してなされたものであり、DTPデータ中の
直し指示のための注釈の表示を、DTPデータ中の対象
箇所と結び付けて作業者にわかりやすく見落としが起き
ないように表示させ、かつプリントアウトさせるDTP
表示ソフトウエアプログラムおよびDTP表示出力装置
を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する第1の発
明は、校正指示を伝えるための注釈情報を含んだDTP
データを表示するDTP表示ソフトウエアプログラムで
あって、その第1の態様は、前記注釈情報を単にテキス
トウインドウとして表示するのだけではなく、当該注釈
情報が関係する校正指示対象部分を示す注釈マーク図形
と前記テキストウインドウを接続する引出し線をも表示
して、前記テキストウインドウ表示中はそれが画面上の
どこに移動しても常に前記引出し線とともに表示するこ
とを特徴とするDTP表示ソフトウエアプログラムであ
る。
明は、校正指示を伝えるための注釈情報を含んだDTP
データを表示するDTP表示ソフトウエアプログラムで
あって、その第1の態様は、前記注釈情報を単にテキス
トウインドウとして表示するのだけではなく、当該注釈
情報が関係する校正指示対象部分を示す注釈マーク図形
と前記テキストウインドウを接続する引出し線をも表示
して、前記テキストウインドウ表示中はそれが画面上の
どこに移動しても常に前記引出し線とともに表示するこ
とを特徴とするDTP表示ソフトウエアプログラムであ
る。
【0005】第1の発明のより好ましい第2の態様は、
コマンドボタンを選択することにより、全ての注釈情報
を一括してテキストウインドウとして表示したり、逆に
非表示にすることができ、非表示にする場合は前記引出
し線も含めて非表示とすることを特徴とする第1の態様
に係るDTP表示ソフトウエアプログラムである。
コマンドボタンを選択することにより、全ての注釈情報
を一括してテキストウインドウとして表示したり、逆に
非表示にすることができ、非表示にする場合は前記引出
し線も含めて非表示とすることを特徴とする第1の態様
に係るDTP表示ソフトウエアプログラムである。
【0006】課題を解決する第2の発明は、第1の発明
に係るDTP表示ソフトウエアプログラムを組込み、引
出し線が表示された状態のDTPデータ表示画面をその
ままの状態でプリントアウトする機能を備えたDTP表
示出力装置である。
に係るDTP表示ソフトウエアプログラムを組込み、引
出し線が表示された状態のDTPデータ表示画面をその
ままの状態でプリントアウトする機能を備えたDTP表
示出力装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。図1は本発明に係るDTP表示
出力装置の実施形態を説明する全体構成図である。1
は、コンピュータ本体である。コンピュータ本体1には
ディスプレイ40、キーボード50、マウス51、カラ
ープリンタ52が接続されている。10はそのコンピュ
ータに備えられているオペレーティングシステム(以下
OS)であり、その中にはAPI(Application Progra
mming Interface)を通して、アプリケーションプログ
ラムにOSの機能の一部を提供することが可能なソフト
ウエアモジュールがある。基本図形描画関数101はそ
のようなものの一つである。基本図形描画関数101
に、所定の基本図形パラメータを与えると、例えば、始
点と終点の座標と色を指定すると、アクティヴウインド
ウ画面上にその色の線分が描画される。アクティヴウイ
ンドウとは、アプリケーションソフトウエアが新しく起
動される時に生成されるウインドウのうち、その時点で
ディスクトップ上の一番手前にあって、マウス操作など
の入力操作が有効になっているウインドウのことであ
る。
の実施形態を説明する。図1は本発明に係るDTP表示
出力装置の実施形態を説明する全体構成図である。1
は、コンピュータ本体である。コンピュータ本体1には
ディスプレイ40、キーボード50、マウス51、カラ
ープリンタ52が接続されている。10はそのコンピュ
ータに備えられているオペレーティングシステム(以下
OS)であり、その中にはAPI(Application Progra
mming Interface)を通して、アプリケーションプログ
ラムにOSの機能の一部を提供することが可能なソフト
ウエアモジュールがある。基本図形描画関数101はそ
のようなものの一つである。基本図形描画関数101
に、所定の基本図形パラメータを与えると、例えば、始
点と終点の座標と色を指定すると、アクティヴウインド
ウ画面上にその色の線分が描画される。アクティヴウイ
ンドウとは、アプリケーションソフトウエアが新しく起
動される時に生成されるウインドウのうち、その時点で
ディスクトップ上の一番手前にあって、マウス操作など
の入力操作が有効になっているウインドウのことであ
る。
【0008】図1において、20はDTPデータを表示
するDTP表示ソフトウエアである。DTP表示ソフト
ウエア20は、本来持っている機能を拡張させるため、
ある種のアプリケーションプログラム(以後組込みプロ
グラムと記す。組込みソフトウエアプログラムはプラグ
インと呼ばれることがある)に対して、DTP表示ソフ
トウエア20の機能の一部を提供するインターフェース
の役割を果たすソフトウエアモジュールを含んでいる。
ウインドウ状態取得関数204、注釈状態取得関数20
5、コメントウインドウ属性設定関数206はそのよう
なものの一部である。
するDTP表示ソフトウエアである。DTP表示ソフト
ウエア20は、本来持っている機能を拡張させるため、
ある種のアプリケーションプログラム(以後組込みプロ
グラムと記す。組込みソフトウエアプログラムはプラグ
インと呼ばれることがある)に対して、DTP表示ソフ
トウエア20の機能の一部を提供するインターフェース
の役割を果たすソフトウエアモジュールを含んでいる。
ウインドウ状態取得関数204、注釈状態取得関数20
5、コメントウインドウ属性設定関数206はそのよう
なものの一部である。
【0009】ウインドウ状態取得関数204は、利用者
の対話操作によってアクティヴウインドウの状態(表示
倍率、表示頁、表示範囲など)が変化した時、その変化
に対応する処理手順を記述した組込みプログラムを呼出
すように設定することにより、変化したアクティヴウイ
ンドウの状態をその組込みプログラムに伝えて、組込み
プログラムがその変化に対応する処理を実行することを
可能にする。
の対話操作によってアクティヴウインドウの状態(表示
倍率、表示頁、表示範囲など)が変化した時、その変化
に対応する処理手順を記述した組込みプログラムを呼出
すように設定することにより、変化したアクティヴウイ
ンドウの状態をその組込みプログラムに伝えて、組込み
プログラムがその変化に対応する処理を実行することを
可能にする。
【0010】注釈状態取得関数205は、注釈の状態が
変化した時、その変化に対応する処理手順を記述した組
込みプログラムを呼出すように設定することにより、変
化した注釈の状態をその組込みプログラムに伝えて、組
込みプログラムがその変化に対応する処理を実行するこ
とを可能にする。ここで注釈とは、DTP表示ソフトウ
エア20が扱うDTPデータファイルに構成される一つ
のデータ構造(オブジェクト)であって、属性(プロパ
ティ)としては、注釈マーク図形のID番号、コメント
テキスト、作成者名、表示/非表示フラグ、コメントウ
インドウの表示座標等を持つ。注釈の状態が変化した時
とは、利用者の対話操作によって、注釈マーク図形やコ
メントウインドウの表示位置や表示サイズが変化した時
である。
変化した時、その変化に対応する処理手順を記述した組
込みプログラムを呼出すように設定することにより、変
化した注釈の状態をその組込みプログラムに伝えて、組
込みプログラムがその変化に対応する処理を実行するこ
とを可能にする。ここで注釈とは、DTP表示ソフトウ
エア20が扱うDTPデータファイルに構成される一つ
のデータ構造(オブジェクト)であって、属性(プロパ
ティ)としては、注釈マーク図形のID番号、コメント
テキスト、作成者名、表示/非表示フラグ、コメントウ
インドウの表示座標等を持つ。注釈の状態が変化した時
とは、利用者の対話操作によって、注釈マーク図形やコ
メントウインドウの表示位置や表示サイズが変化した時
である。
【0011】コメントウインドウ属性設定関数206
は、組込みプログラムが、コメントウインドウの属性を
設定または変更する時に利用する関数である。この関数
を利用することにより、組込みプログラムから、コメン
トウインドウの表示サイズ、表示位置の変更、表示/非
表示の切替え等が可能となる。また、コメントウインド
ウ属性が変化した時にその変化に対応する処理を記述し
た別の組込みプログラムが呼出されるよう設定すること
もできる。
は、組込みプログラムが、コメントウインドウの属性を
設定または変更する時に利用する関数である。この関数
を利用することにより、組込みプログラムから、コメン
トウインドウの表示サイズ、表示位置の変更、表示/非
表示の切替え等が可能となる。また、コメントウインド
ウ属性が変化した時にその変化に対応する処理を記述し
た別の組込みプログラムが呼出されるよう設定すること
もできる。
【0012】以上のウインドウ状態取得関数204、注
釈状態取得関数205、コメントウインドウ属性設定関
数206は、DTP表示ソフトウエア20に用意された
組込みプログラム用のAPIである。次に、これらのA
PIを利用する組込みプログラムである、コメントウイ
ンドウ一括表示手段61と引出し線表示手段60を説明
する。
釈状態取得関数205、コメントウインドウ属性設定関
数206は、DTP表示ソフトウエア20に用意された
組込みプログラム用のAPIである。次に、これらのA
PIを利用する組込みプログラムである、コメントウイ
ンドウ一括表示手段61と引出し線表示手段60を説明
する。
【0013】コメントウインドウ一括表示手段61は、
ツールボタンの選択により、アクティヴウインドウが現
在表示しているDTPデータに含まれる全ての注釈のコ
メントウインドウを画面に表示し、また引出し線を表示
する。あるいは、起動時に修飾キーが同時に選択されて
いた場合は、全てのコメントウインドウを画面から隠
す。いずれの場合も内部処理においてコメントウインド
ウ属性設定関数206を呼出している。
ツールボタンの選択により、アクティヴウインドウが現
在表示しているDTPデータに含まれる全ての注釈のコ
メントウインドウを画面に表示し、また引出し線を表示
する。あるいは、起動時に修飾キーが同時に選択されて
いた場合は、全てのコメントウインドウを画面から隠
す。いずれの場合も内部処理においてコメントウインド
ウ属性設定関数206を呼出している。
【0014】引出し線表示手段60は、アクティヴウイ
ンドウの状態が変化した時ウインドウ状態取得関数20
4により、また、注釈の状態が対話処理により変化した
時注釈状態取得関数205により、あるいは、コメント
ウインドウ属性設定関数206の働きによりコメントウ
インドウの属性が設定された時、それらの関数から呼出
され、注釈マークとコメントウインドウ間に引出し線を
表示する。または、ウインドウが閉じた場合、注釈を削
除した場合は、引出し線を非表示にする。引出し線の表
示・非表示は、基本図形描画関数101を呼出して、線
分の色を反転させるなどの描画操作により実現してい
る。
ンドウの状態が変化した時ウインドウ状態取得関数20
4により、また、注釈の状態が対話処理により変化した
時注釈状態取得関数205により、あるいは、コメント
ウインドウ属性設定関数206の働きによりコメントウ
インドウの属性が設定された時、それらの関数から呼出
され、注釈マークとコメントウインドウ間に引出し線を
表示する。または、ウインドウが閉じた場合、注釈を削
除した場合は、引出し線を非表示にする。引出し線の表
示・非表示は、基本図形描画関数101を呼出して、線
分の色を反転させるなどの描画操作により実現してい
る。
【0015】図4は、引出し線を説明する図である。図
4で注釈マーク図形90の中心位置とコメントウインド
ウ92の左上頂点を結んでいる線分91が引出し線であ
る。
4で注釈マーク図形90の中心位置とコメントウインド
ウ92の左上頂点を結んでいる線分91が引出し線であ
る。
【0016】図3は、コメントウインドウ一括表示手段
61の動作を説明するフローチャートである。コメント
ウインドウ一括表示手段61は、利用者の対話操作によ
り、利用者が画面上のコマンドボタン(コメント一括表
示/非表示)を選択することにより呼出される。呼出さ
れるとまず、修飾キーとともに起動されたのかどうかを
判断して(S30)、それにしたがって設定の値として
「表示ON」または「表示OFF」を設定する(S32、
S34)。そして、表示中のDTPデータファイル中に
存在する全ての注釈について、コメントウインドウ属性
設定関数206を呼出して、コメントウインドウの表示
属性をその設定の値(「表示ON」または「表示OF
F」)に設定する(S36、S38)。この結果、表示
中のDTPデータファイルについての全ての注釈の表
示、非表示を1回のツールボタンの選択により一括して
行うことができる。
61の動作を説明するフローチャートである。コメント
ウインドウ一括表示手段61は、利用者の対話操作によ
り、利用者が画面上のコマンドボタン(コメント一括表
示/非表示)を選択することにより呼出される。呼出さ
れるとまず、修飾キーとともに起動されたのかどうかを
判断して(S30)、それにしたがって設定の値として
「表示ON」または「表示OFF」を設定する(S32、
S34)。そして、表示中のDTPデータファイル中に
存在する全ての注釈について、コメントウインドウ属性
設定関数206を呼出して、コメントウインドウの表示
属性をその設定の値(「表示ON」または「表示OF
F」)に設定する(S36、S38)。この結果、表示
中のDTPデータファイルについての全ての注釈の表
示、非表示を1回のツールボタンの選択により一括して
行うことができる。
【0017】図2は、引出し線表示手段60の動作を説
明するフローチャートである。引出し線表示手段60
は、ウインドウ状態取得関数204、注釈状態取得関数
205、コメントウインドウ属性設定関数206により
コメントウインドウの状態が変化した時または変化させ
た時に、そのイベントハンドラとして設定しておくこと
により、それらの変化が起きた時に、変化が生じた注釈
のID番号を受けて呼出されるプログラムモジュールで
ある。このため、操作者が、DTPデータ表示中のアク
ティヴウインドウをスクロールした時、表示中のコメン
トウインドウの一つを選択してドラッグした時にも、表
示中の引出し線が、表示状態の変化に追随して再表示さ
れることとなる。
明するフローチャートである。引出し線表示手段60
は、ウインドウ状態取得関数204、注釈状態取得関数
205、コメントウインドウ属性設定関数206により
コメントウインドウの状態が変化した時または変化させ
た時に、そのイベントハンドラとして設定しておくこと
により、それらの変化が起きた時に、変化が生じた注釈
のID番号を受けて呼出されるプログラムモジュールで
ある。このため、操作者が、DTPデータ表示中のアク
ティヴウインドウをスクロールした時、表示中のコメン
トウインドウの一つを選択してドラッグした時にも、表
示中の引出し線が、表示状態の変化に追随して再表示さ
れることとなる。
【0018】引出し線表示手段60は呼出されるとま
ず、注釈のID番号から、当該注釈の注釈マーク図形の
表示位置、コメントウインドウの表示位置のそれぞれの
座標を取得する(S20)。これは、注釈のID番号か
らそれらの情報を取得するAPIが用意されているの
で、それを利用することにより実現する。次に、当該注
釈の表示フラグがON(表示)の場合には、引出し線の
描画を行う(S24)。当該注釈の表示フラグがOFF
(非表示)の場合には、引出し線を背景色で描画する
(S25)。結果的に引出し線は非表示になる。ステッ
プS24およびS25で引出し線を描画する時は、注釈
マーク図形の中心位置と注釈マーク図形の中心位置に最
も近いコメントウインドウの角を結ぶ線分を描画する。
ず、注釈のID番号から、当該注釈の注釈マーク図形の
表示位置、コメントウインドウの表示位置のそれぞれの
座標を取得する(S20)。これは、注釈のID番号か
らそれらの情報を取得するAPIが用意されているの
で、それを利用することにより実現する。次に、当該注
釈の表示フラグがON(表示)の場合には、引出し線の
描画を行う(S24)。当該注釈の表示フラグがOFF
(非表示)の場合には、引出し線を背景色で描画する
(S25)。結果的に引出し線は非表示になる。ステッ
プS24およびS25で引出し線を描画する時は、注釈
マーク図形の中心位置と注釈マーク図形の中心位置に最
も近いコメントウインドウの角を結ぶ線分を描画する。
【0019】図6は、引出し線表示手段60およびコメ
ントウインドウ一括表示手段61が組込まれたDTP表
示ソフトウエア20によるDTPデータの表示例を示し
たものである。各コメントウインドウとそれに関係する
校正指示箇所(注釈マーク)が引出し線で結ばれるた
め、図5と比較して非常にわかりやすい表示となってい
る。
ントウインドウ一括表示手段61が組込まれたDTP表
示ソフトウエア20によるDTPデータの表示例を示し
たものである。各コメントウインドウとそれに関係する
校正指示箇所(注釈マーク)が引出し線で結ばれるた
め、図5と比較して非常にわかりやすい表示となってい
る。
【0020】以上、本発明に係るDTP表示出力装置の
実施形態を説明した。図7は、引出し線表示手段60、
コメントウインドウ一括表示手段61のない状態の、D
TP表示ソフトウエア20だけが搭載されたDTP表示
出力装置におけるプリンタ52からの表示画面の出力サ
ンプルである。一方、図8は、DTP表示ソフトウエア
20に組込みプログラムである引出し線表示手段60、
コメントウインドウ一括表示手段61が組込まれた状態
のDTP表示ソフトウエア20による同じ表示画面の出
力サンプルである。引出し線表示手段60の働きにより
引出し線が図形データとして描画されるため、図8では
注釈のウインドウだけでなく、引出し線も同時に表示さ
れ印刷される。したがって、後でこの出力物を見た時
に、コメントの内容と注釈マークの対応を見誤ってしま
うことはない。よって、校正指示が誤って作業者に伝わ
るということが起きない。
実施形態を説明した。図7は、引出し線表示手段60、
コメントウインドウ一括表示手段61のない状態の、D
TP表示ソフトウエア20だけが搭載されたDTP表示
出力装置におけるプリンタ52からの表示画面の出力サ
ンプルである。一方、図8は、DTP表示ソフトウエア
20に組込みプログラムである引出し線表示手段60、
コメントウインドウ一括表示手段61が組込まれた状態
のDTP表示ソフトウエア20による同じ表示画面の出
力サンプルである。引出し線表示手段60の働きにより
引出し線が図形データとして描画されるため、図8では
注釈のウインドウだけでなく、引出し線も同時に表示さ
れ印刷される。したがって、後でこの出力物を見た時
に、コメントの内容と注釈マークの対応を見誤ってしま
うことはない。よって、校正指示が誤って作業者に伝わ
るということが起きない。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るDTP表示ソフトウエアプ
ログラムを用いることにより、DTPデータに記録され
た注釈を1回のメニュー操作で一括して表示または非表
示させることができ、操作性が著しく向上するという顕
著な効果を奏する。また、このDTP表示ソフトウエア
プログラムが搭載されたDTP表示出力装置を用いるこ
とにより、注釈のウインドウだけでなく、引出し線が同
時に表示され、それをプリンタ出力できるので、校正指
示が誤って作業者に伝わるということが起きないという
顕著な効果を奏する。
ログラムを用いることにより、DTPデータに記録され
た注釈を1回のメニュー操作で一括して表示または非表
示させることができ、操作性が著しく向上するという顕
著な効果を奏する。また、このDTP表示ソフトウエア
プログラムが搭載されたDTP表示出力装置を用いるこ
とにより、注釈のウインドウだけでなく、引出し線が同
時に表示され、それをプリンタ出力できるので、校正指
示が誤って作業者に伝わるということが起きないという
顕著な効果を奏する。
【図1】 本発明の実施形態に係る全体構成図である。
【図2】 引出し線表示手段60の動作を説明するフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図3】 コメントウインドウ一括表示手段61の動作
を説明するフローチャート。
を説明するフローチャート。
【図4】 引出し線を説明する図である。
【図5】 通常のDTP表示ソフトによるディスプレイ
表示画面である。
表示画面である。
【図6】 本発明のDTP表示ソフトによるディスプレ
イ表示画面である。
イ表示画面である。
【図7】 通常のDTP表示ソフトによる出力見本であ
る。
る。
【図8】 本発明のDTP表示ソフトによる出力見本で
ある。
ある。
1 コンピュータ本体
10 オペレーティングシステム
101 基本図形描画関数
20 DTP表示ソフトウエア
204 ウインドウ状態取得関数
205 注釈状態取得関数
206 コメントウインドウ属性設定関数
60 引出し線表示手段
61 コメントウインドウ一括表示手段
40 ディスプレイ
50 キーボード
51 マウス
52 カラープリンタ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5B009 QB05 RB31
5B021 AA01 LE00 PP08
5B050 AA09 BA06 BA16 BA19 BA20
EA20 FA02 FA03 FA14
5E501 AA02 BA03 CA03 CB02 CB09
EA10 FA06 FB34 FB44
Claims (3)
- 【請求項1】 校正指示を伝えるための注釈情報を含ん
だDTPデータを表示するDTP表示ソフトウエアプロ
グラムであって、注釈情報を単にテキストウインドウと
して表示するのだけではなく、当該注釈情報が関係する
校正指示対象部分を示す注釈マーク図形と前記テキスト
ウインドウを接続する引出し線をも表示して、前記テキ
ストウインドウ表示中はそれが画面上のどこに移動して
も常に前記引出し線とともに表示することを特徴とする
DTP表示ソフトウエアプログラム。 - 【請求項2】 校正指示を伝えるための注釈情報を含ん
だDTPデータを表示する請求項1に記載のDTP表示
ソフトウエアプログラムであって、コマンドボタンを選
択することにより、全ての注釈情報を一括してテキスト
ウインドウとして表示したり、逆に非表示にすることが
でき、非表示にする場合は前記引出し線も含めて非表示
とすることを特徴とするDTP表示ソフトウエアプログ
ラム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のDTP
表示ソフトウエアプログラムをコンピュータ本体に搭載
することにより、引出し線が表示された状態のDTPデ
ータ表示画面をそのままの状態でプリントアウトする機
能を備えたDTP表示出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085183A JP2003281122A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | Dtpデータ表示プログラムおよびdtp表示出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085183A JP2003281122A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | Dtpデータ表示プログラムおよびdtp表示出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003281122A true JP2003281122A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29232230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002085183A Withdrawn JP2003281122A (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | Dtpデータ表示プログラムおよびdtp表示出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003281122A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007108292A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 楽譜編集装置および編集プログラム |
JP2014153312A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Hioki Ee Corp | 測定装置、及びプログラム |
JP2014529800A (ja) * | 2011-08-19 | 2014-11-13 | マイクロソフト コーポレーション | ドキュメントマークアップのプログレッシブな提示 |
-
2002
- 2002-03-26 JP JP2002085183A patent/JP2003281122A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007108292A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 楽譜編集装置および編集プログラム |
JP2014529800A (ja) * | 2011-08-19 | 2014-11-13 | マイクロソフト コーポレーション | ドキュメントマークアップのプログレッシブな提示 |
JP2014153312A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Hioki Ee Corp | 測定装置、及びプログラム |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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