以下の各実施形態において、機能構成例、処理フローの説明では、同じ処理については、同じ参照番号、同じステップ番号を付加し、重複説明を省略する。
<実施形態1>
本実施例の表示装置200は、会議で用いられることが好ましい。以下の説明では、当該表示装置200が会議で用いられた場合について説明する。
図1に、表示装置200を前方側から見た斜視図の一例を示す。表示手段202は、表示領域202aを有し、当該表示領域202aに様々な画像が表示される。
表示手段202は、例えば、液晶やプラズマなどのフラットパネルやプロジェクタであり、通常、40インチ〜60インチ程度のサイズを有し、タッチパネル機能を有する。そして、ユーザ(例えば、会議の発表者)は、描画手段により、表示手段202に対して描画することが出来る。また、表示手段202に背景画像が表示されている場合には、ユーザは当該背景画像に重畳させて、様々な情報を描画することが出来る。背景画像とは、表示装置200にダウンロードされているアプリケーションが起動されることで、表示手段に表示される、当該アプリケーションに対応する画像である。
ここで、描画手段とは、例えば、ユーザの指、スタイラスペン、後述する図2に示す入力手段262(マウスやキーボード)などである。以下の説明では、当該描画された画像を描画画像といい、描画手段をスタイラスペンとする。描画手段をスタイラスペンとした場合には、ユーザはスタイラスペンで、タップ&ドラッグなどにより、描画画像の描画、描画画像の削除、描画画像の編集などをすることが出来る。
載置台204には、表示装置200に様々な情報を入力するための入力手段262が、使用可能な状態で載置できる。またプリンタ収容手段206の前面は扉形状になっており、扉を開いて表示手段202に表示された背景画像や描画画像を印刷することが出来るプリンタ(図示せず)を収容させることが出来る。
また、ビデオ収容手段208の前面は扉形状になっており、扉を開いて、ビデオテープやレーザディスクなどを挿入・抜去することが出来る。また、コンピュータ収容手段210は、前面が扉形状になっており、扉を開いてコンピュータ(後述する図2の制御手段250、主記憶手段252、補助記憶手段254などが含まれるコンピュータ)を収容させることが出来る。また表示装置200の最下部には、キャスター212が設けられており、ユーザの所望の場所に移動させることが出来る。
図2に、本実施形態の表示装置200のハードウェア機能構成例を示す。図2に示すようには、本実施例の表示装置200は、制御手段250、主記憶手段252、補助記憶手段254、外部記憶装置I/F手段256、ネットワークI/F手段260、入力手段262、表示手段202を含む。
制御手段250は、図1記載のコンピュータ収容手段210に収容されているコンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行う。また、制御手段250は、主記憶手段252に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、外部からデータを受け取り、演算、加工した上で、当該データを出力する。
主記憶手段252は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御手段250が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶手段254は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。外部記憶装置I/F手段256は、所定のデータ伝送路を介して接続された記憶媒体258(例えば、USBメモリやCD−ROMなど)と表示装置200とのインタフェースである。
また、記憶媒体258に、所定のプログラムを格納し、この記憶媒体258に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F手段256を介して表示装置200にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは表示装置200により実行可能となる。
外部機器接続I/F手段259は、図示しない情報処理装置(例えば、PC:Personal Computer)などの外部機器を接続するためのインタフェースであり、VGA(Video Graphics Array)入力コネクタやUSB(Universal Serial Bus)ポートなどの物理インタフェースである。
ネットワークI/F手段260は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された、図示しない情報処理装置(例えば、PC)と表示装置200とのインタフェースの役割を果たす。
上述のように、入力手段262は、例えば、キーボードやマウスであり、ユーザにより様々な指令が入力される。表示手段202は、上述した通りである。
また、本実施例の表示装置200は、記憶手段252などに様々なアプリケーション(以下、「アプリ」という。)が格納されており、ユーザの所望のアプリを起動させることが出来る。図3に、アプリを起動したときの表示領域202aに表示される背景画像の一例を示す。図3に示すように、本実施形態の表示装置200の表示手段202には、アプリを起動させた場合に、当該アプリと対応する背景画像302と、操作手段304と、閲覧手段330が表示される。
また、操作手段304が表示される領域を操作領域304aという。また、閲覧手段330が表示される領域を閲覧領域330aという。ユーザは、表示領域202a中の、操作領域304aおよび閲覧領域330a以外の領域(以下、描画領域202bという。)に、描画手段で、描画画像を描画することが出来る。
操作手段304は、表示領域202aに電子的に表示される操作ボタンである。ユーザは描画手段(例えば、スタイラスペン)を、操作ボタンに押下(接触)させることにより、当該操作ボタンに対応する機能を実行させることが出来る。
図3の例では、操作手段304には、アプリ起動ボタン306、アプリ操作ボタン308、スタイラスペンの色変更ボタン310、スタイラスペンの太さ変更ボタン312、編集モードボタン314、削除モードボタン316、新規画面ボタン318、記憶画像呼び出しボタン320、記憶画像保存ボタン322、終了ボタン324とが設けられている。また、ユーザは描画手段(スタイラスペンなど)で、これらのボタンを押下して、当該ボタンに対応する機能を実現させることが出来る。
ユーザが、アプリ起動ボタン306を押下することで、ユーザは所望のアプリを起動させることが出来る。ユーザが、描画手段により、アプリ操作ボタン308を押下することで、起動(表示)されているアプリに対して様々な操作を行なうことができる。
図3の例では、アプリ操作ボタン308は、送りキー3082、戻りキー3084、決定キー3086を含む。ユーザは、送りキー3082を押下することで、例えば、スライドショーを行なうアプリの次のページを表示させることが出来る。ユーザは、戻りキー3084を押下することで、例えば、スライドショーを行なうアプリの前のページを表示させることが出来る。ユーザは、決定キー3086を押下することで、例えば、スライドショーを行なうアプリの現在のページに決定することが出来る。
ユーザが、所望の色のスタイラスペンの変更ボタン310を押下することで、当該所望の色で描画することが出来る。図3の例では、ユーザは、スタイラスペンの色として、黒色、赤色、青色、緑色から選択することが出来る。
また、ユーザが、所望の太さのスタイラスペンの変更ボタン312を押下することで、当該所望の太さで描画することが出来る。図3の例では、ユーザは、3種類の太さから所望の太さを選択することが出来る。
編集モードボタン314を押下することで、編集モード314に設定することが出来る。編集モードとは、ユーザにより描画された描画画像を編集可能にするモードである。描画画像の編集とは、例えば、描画画像の大きさを変更したり、描画画像の位置を変更したりするモードである。
また、ユーザは、削除モードボタン316を押下することで、削除モードに設定することが出来る。削除モードとは、ユーザにより描画された描画画像を削除可能にするモードである。また、削除モードと編集モードとを合わせたモードを編集モードとしてもよく、以下の説明では、削除モードと編集モードとを合わせたモードを編集モードとする。また、編集モードが選択されていない場合には、描画モードが設定されている。描画モードとは、描画領域202bに対して、ユーザが自由に描画できる領域である。
また、図3に示すように、描画モードボタンを設ける必要はない。その代わりに、描画モードが設定されている場合には、カーソルの形状を変更するようにすれば良い。当該カーソルの形状の変更により、ユーザは、描画モードが設定されていることを認識できる。
このように、ユーザはユーザモードとして、描画モードまたは編集モードを選択することが出来る。
ユーザは、新規画面モードボタン318を押下することで、表示手段に表示されている描画画像が全て消去されて、新たな描画画像が描画される状態になる。また、S回目(Sは自然数)に新規画面ボタン318が押下されて、S+1回目に新規画面ボタン318が押下された場合に、その間に、描画された描画画像が1ページの描画画像となる。
また、後述するように、本実施形態の表示装置200は、ユーザにより描画された描画画像を記憶するものである。ユーザは記憶画像呼び出しボタン320を押下することで、当該記憶された描画画像を呼び出すことが出来る。
当該呼び出された描画画像は、例えば、表示手段202に表示させるようにしてもよい。また、当該呼び出された描画画像は、プリンタ収容手段206(図1参照)に収容されているプリンタに印刷させるようにしてもよい。また、当該呼び出された描画画像は、ネットワークI/F手段260に接続されている情報処理装置にメール送信などで送信するようにしてもよい。
ユーザは記憶画像保存ボタン322を押下することで、記憶媒体258(図2参照)に、記憶画像を保存させることが出来る。ユーザは、終了ボタン324を押下することで、現在起動されているアプリを終了させることが出来る。
また、後述するように、ユーザにより描画された描画画像は、記憶手段252に記憶される。閲覧手段330には、過去に記憶された記憶画像のサムネイル表示が表示される。また、サムネイル表示は、ページごとに表示される。図3の例では、記憶画像3321〜3324が記憶されており、当該記憶画像3321〜3324がサムネイル表示される。
ユーザは、記憶画像3321〜3324のうち何れか1つを選択することにより、当該選択された記憶画像を表示手段202に表示させて、ユーザに閲覧させることが出来る。
次に、表示手段202に表示されるウインドウレイヤについて説明する。図4に、本実施形態のウインドウレイヤの一例を示す。図4の例は、アプリが、Microsoft社製のWindowsOS(登録商標)で操作するWPF(Windows Presentation Foundation)アプリケーションで構築されていることを前提としたものである。
図4の例では、最下層から、デスクトップ402、背景ウインドウ404、描画ウインドウ406、操作ボタンウインドウ408の順番で重畳されて構成される。デスクトップ402は、表示装置200が起動されると共に、表示される画像であり、様々なアプリのアイコンなどが表示される。
背景ウインドウ404とは、アプリが起動されたときに表示されるウインドウである。描画ウインドウ406とは、描画手段により描画されるウインドウである。操作ボタンウインドウ408とは、図3に示す操作手段304(操作ボタン)が表示されるウインドウである。描画ウインドウとして、Microsoft社製のInkCanvas(登録商標)を用いて、当該InkCanvasの背景を透明に指定すればよい。
<記憶処理>
次に、本実施形態1の表示装置200の記憶処理について説明する。なお、本実施形態では、アプリを起動させない状態で、ユーザが描画する場合を説明する。つまり、表示装置200が所謂、ホワイトボードとして用いられる場合である。
図5に制御手段250の機能構成例を示し、図6に本実施形態1の表示装置の処理フローを示す。図6の処理フローは、背景画像を表示させない(つまり、何らのアプリも起動させない、所謂「ホワイトボード」状態である)場合である。
まず、ステップS2において、第1判断手段502が、1つの単位画像が描画されたか否かを判断する。
ここで、単位画像とは、描画画像を構成するものであり、最小単位の画像である。図7に示すように、例えば、「あ」という文字が手書きで描画された場合には、1つの線(太線で示す)が「単位画像」となる。つまり、描画手段が、スタイラスペンや、ユーザの指である場合には、当該描画手段(スタイラスペン、ユーザの指)が表示手段202に接触された時から、当該接触が非接触になる時までに描画された画像(線分)である。
また、描画手段がマウスである場合には、表示手段202に表示されるマウスのポインタにより、描画されるのであるが、「単位画像」は、マウスのポインタにより描画され始めた時から、当該描画が終了する時までに描画された画像(線分)である。
また、描画手段が、キーボードである場合には、単位画像とは、キーボードで入力することが出来る最小単位の画像である。例えば、「あ」や「い」の一文字や記号やマークである。また、単位画像は、ストローク画像ともいい、以下では、「ストローク画像」という。
座標取得手段501は、描画手段により描画された点の座標を取得する。そして、第1判断手段502は、座標取得手段501により取得された画像の座標に基づいて、1つのストローク画像が描画されたか否かの判断を行なう。1つのストローク画像が描画されたか否かの判断は、公知である種々の手法を用いればよい。第1判断手段502により、1つのストローク画像が描画されるまで(ステップS2のNo)、第1判断手段502は待機する。
一方、第1判断手段502により、1つのストローク画像が描画されたと判断されると(ステップS2のYes)、ステップS4に移行する。ステップS4では、記憶制御手段504は、1つのストローク画像を記憶手段252(データベースともいう。)に記憶させる。また、当該1つのストローク画像は、記憶手段252の末尾のアドレスから記憶されていくようにしても良い。以下では、記憶手段252に記憶されている描画画像を記憶画像という。
そして、再び図6の「スタート」から処理が開始される。そして、ユーザが例えば、表示装置200の主電源をオフにするまで、ステップS2、S4の処理が繰り返される。
図8に記憶手段252に記憶されるストローク画像の記憶体系を模式的に示す。図8に示すように、記憶手段252には、記憶画像リストとして、1つのストローク画像xn(n=1、2…)ずつ記憶される。また、図8の例では、ストローク画像xnについて、特徴量と識別IDとが設けられる。図8の例では、特徴量とは、RGB値や、線の幅である。
<呼び出し処理>
次に、呼び出し処理について説明する。呼び出し処理の処理フローを図9に示す。ステップS12で、呼び出し手段506は、呼び出し指示が入力されたか否かを判断する。ここで、呼び出し指示とは、ユーザにより入力されるものであり、例えば、記憶画像呼び出しボタン320(図3参照)が押下されることで、呼び出し指示は入力される。
また、ユーザは呼び出したい(例えば、表示手段202に表示させたい)記憶画像を、閲覧手段330を用いて指定する。呼び出し手段506は、呼び出し指示が入力されるまで、待機する(ステップS12のNo)。
次に、ステップS14で、呼び出し手段506は、1つ以上の記憶画像が記憶手段252に記憶されているか否かを判断する。全く記憶画像が記憶されていなければ、処理を終了させる。また、呼び出し手段506が、記憶画像が存在すると判断すれば(ステップS14のYes)、ステップS16に移行する。
ステップS16では、呼び出し手段506は、閲覧手段330により指定された記憶画像を呼び出す。そして、表示制御手段508は、呼び出された記憶画像を表示手段202に表示させる。また、描画領域202bに描画されていた描画画像は、表示制御手段508は、消去される。また、当該消去された描画画像は、記憶手段252に記憶されている。
このように、本実施形態の表示装置200は、1ストローク画像ごとに記憶手段252に記憶させる。また、呼び出し手段506が、記憶手段252に記憶された記憶画像(描画画像)を呼び出し、表示手段202に表示させたり、印刷させたり、情報処理装置にメール送信することが出来る。
従って、ユーザによる、記憶指示を入力する手間を省略させることが出来、且つ、停電やユーザの誤作動により、表示装置の主電源をオフにされた場合などでも、今まで、描画された描画画像は全て記憶される。よって、描画画像の記憶漏れを防ぐことが出来、かつ、ユーザは記憶された画像を適切に閲覧することが出来る。
[実施形態2]
次に、実施形態2の表示装置について説明する。まず、初期設定について説明する。
<初期設定時の処理フロー>
図10に初期設定時の処理フローの一例を示す。また、図11に実施形態2の制御手段250−2の機能構成例を示す。
図10記載の初期設定時の処理フローは、例えば、表示装置200の主電源がONされて、表示装置200が起動された時に行なわれる。まず、ステップS12において、生成手段508は、操作ボタンウインドウ408(図4参照)を生成してデスクトップ402上に表示する。次に、ステップS14において、描画ウインドウ406を生成してデスクトップ402上に表示する。次に、ステップS16において、背景ウインドウ404を生成して非表示にする。
ここで、アプリが起動されることで、当該アプリに対応する背景ウインドウ404が表示される。初期設定の段階では、アプリは起動されていないことから、背景ウインドウは、非表示とする。
次に、記憶モードフラグ、および、アプリフラグを共に「0」に設定する。記憶モードとは、図6で説明したように、1つのストローク画像が描画される毎に、記憶手段252に記憶させるモードである。つまり、記憶モードが設定されている場合には(記憶モードフラグが「1」の場合には)、1つのストローク画像が描画される毎に、記憶手段252に記憶させることが出来る。また、記憶モードが設定されていることを、「記憶画像が表示手段202に表示されている」ともいう。
設定手段506により、記憶モードが設定されている場合には、記憶モードフラグが「1」であり、記憶モードが設定されていない場合には、記憶モードフラグが「0」になる。また、アプリが起動されている場合には、アプリフラグは「1」となり、アプリが起動されていない場合には、アプリフラグは「0」となる。
また、図12に初期設定が終了した場合の、表示手段202に表示される表示画像の一例を示す。図12に示す表示画像は、図4と比較して、背景画像302が非表示となっている(図10のステップS16参照)。また、初期設定が終了した場合には、記憶手段の記憶画像リストは、空の状態である。
次に、図13に、実施形態2の表示装置の処理フローの一例を示す。まず、ステップS22において、第2判断手段510は、描画領域202b(図3参照)に描画手段により入力開始された(つまり描画開始された、スタイラスペンやユーザの指により一筆目が描画された)か否かを判断する。描画領域202bに描画手段により入力されるまで、第2判断手段510は待機する(ステップS22のNo)。
次に、第2判断手段510は、記憶モードフラグが0か否かを判断する。ここで、初期設定(図10参照)において、記憶モードフラグは0に設定されている。従って、ステップS24では、第2判断手段510は、Yesと判断し、ステップS26に移行する。
ステップS26では、設定手段506は、記憶モードフラグを「1」に設定する。これにより、図6記載の処理フローが行なわれる記憶モードに設定される。また、記憶モードが設定された時点で、記憶制御手段504は、記憶手段252にストローク画像が記憶される記憶領域の確保を行なうようにしてもよい。
そして、ステップS28では、設定手段506は、ユーザモードを描画モードに設定する。ユーザモードが描画モードに設定されると、ユーザは描画領域202bに自由に描画することが出来る。また、ユーザモードには、描画モードと、編集モードとがある。
つまり、図13の処理により、初期状態では記憶モードに設定されていなかったが(記憶モードフラグが0であったが)、描画手段による描画が開始されたとき(描画手段がユーザの指である場合には、ユーザの指が描画領域202bに接触されたとき)に、設定手段506は、記憶モードを設定する。
また、描画手段による描画が開始されたときにユーザモードを描画モードに設定する。従って、ユーザは自分で描画モードに設定する必要がない。
記憶モードが設定されたことから、自動的に、1つのストローク画像ごと(一筆の画像ごと)に、当該1つのストローク画像は、記憶手段252に記憶されるようになる。
次に、ユーザにより再び描画され始めた場合(つまり、スタイラスペンやユーザの指により二筆目が描画され始めた場合)の図13の処理の流れについて説明する。図13の例では、ステップS22では、第2判断手段510により、Yesと判断される。ステップS24では、第2判断手段510により、記憶モードフラグが0か否かを判断するのであるが、一筆目に描画された際に、記憶モードフラグが「1」となっている。従って、第2判断手段510は、ステップS24ではNoと判断し、処理を終了させる。
当該処理を終了させる意味は、一筆目の描画が終了した時点で、記憶モードフラグは「1」になっており、ユーザモードは描画モードになっている。従って、2筆目以降は、記憶モードフラグが「1」の状態で、且つ、ユーザモードが描画モードの状態で、ユーザは描画することが出来る。
この実施形態2によれば、初期状態において、ユーザが、描画領域202bに描画し始めると、自動的に記憶モードが設定される。記憶モードとは、図6の処理フローが行なわれることである。従って、ユーザは意識することなく、描画し始めた時からの描画画像の記憶漏れを防ぐことが出来る。
[実施形態3]
次に、実施形態3の表示装置について説明する。図14に、実施形態3の制御手段250−3の機能構成例を示す。実施形態1、2ではアプリを起動させずに、描画する、所謂ホワイトボードとされる表示装置について説明した。実施形態3では、アプリを起動させ、当該アプリに対応する背景画像も表示手段202に表示させた場合の表示装置について説明する。
ユーザは、図12の状態で、アプリ起動ボタン306を押下することで、所望のアプリを起動させることが出来る。例えば、プレゼンテーション用の背景画像を表示するアプリや、文書作成用の背景画像を表示するアプリや、表示装置200の操作メニューと背景画像として表示させるアプリなどがある。そして、当該アプリが起動されることで、当該アプリに対応する背景画像302(図3参照)が出力手段512から出力され、図3のような状態になる。
図15に、実施形態3の処理フローについて説明する。まず、一筆目の描画について説明する。ステップS22ではYesと判断され、ステップS24ではYesと判断され、ステップS26の処理が行なわれる。
そして、ステップS32では、アプリフラグ判断手段514により、アプリフラグが「1」であるか否かが判断される。ここで、初期設定の処理フロー(図10参照)で説明したとおり、初期設定では、アプリフラグは、「0」であると設定されていることから、アプリフラグ判断手段514は、Noと判断する。
ステップS36では、出力手段512が、現在の表示画面データの背景画像を出力し、表示制御手段508が表示手段202に表示させる。ここで、背景画像は、記憶されていないことから、何らの背景画像が表示されない。つまり、ホワイトボード状態になる。そして、ステップS28の処理を行なう。
次に、ユーザにより、アプリが起動された場合についての図15の処理の流れについて説明する。ユーザによりアプリが起動されると、アプリフラグは「1」になる。そして、ステップS22、S24、S26の処理は終了され、ステップS32では、アプリフラグ判断手段514は、アプリフラグが「1」であると判断する(ステップS32のYes)。
そうすると、ステップS34で、記憶制御手段504は、アプリウインドウをキャプチャし、現在、表示されている画像の背景画像として記憶する。図16に記憶手段252の記憶体系を模式的に示す。図16は図8と比較して、背景画像Xと、ストローク画像x1、x2とが、対応付けられて記憶されている。そして、背景画像Xについては、記憶手段252の参照先アドレスと、表示サイズが示されている。
また、図16の例では、記憶画像1として、背景画像Xと、ストローク画像x1、x2とが対応付けられて記憶される。また、記憶画像2として、背景画像Yとストローク画像y1とが対応付けられて記憶される。また、記憶画像3として、背景画像がなく、ストローク画像z3が記憶されている。つまり、記憶画像3は、ホワイトボードとして用いられた場合である。
そして、ステップS36では、表示制御手段508は、背景画像Xと、当該背景画像Xに対応する描画画像x1、x2とを合成して表示させる。
この実施形態3の表示装置であれば、描画画像とアプリ起動による背景画像とを対応付けて、記憶させることが出来る。
また、実施形態3の表示装置では、表示領域202aの操作手段304中にアプリ起動ボタン306(アプリ起動操作手段)が設けられている。また、アプリを操作する操作ボタン308(アプリ操作手段)が設けられている。従って、アプリ操作モードと、描画モードと、の切り替え処理の煩雑さを軽減させることが出来る。
[実施形態4]
次に、実施形態4の表示装置について説明する。実施形態2で説明したように、描画領域202bに、描画がされ始めると、設定手段506により、記憶モードが設定される。
ところで、ユーザは、描画画像に対して所定処理を行いたい場合がある。実施形態4では所定処理を「編集モードに設定すること」であるとする。ユーザは、編集モードボタン314を押下することで、変数モードに切り替え、描画画像に対して編集処理(描画画像の削除、大きさ変更、位置変更など)を行うことが出来る。
この場合に、描画領域202bに、描画画像が一切描画されていないにも関らず、ユーザの誤操作などにより、編集モードボタン314を押下する場合がある。この場合に、編集モードに設定されると、ユーザは自由に描画できなくなる。
そこで、実施形態4では、描画画像が一切描画されていないにも関らず、編集モードボタン314が押下されたとしても、編集モードに切り換えない表示装置を説明する。
図17に、本実施形態4の制御手段250−4の機能構成例を示し、図18に、本実施形態4の表示装置の処理フローの一例を示す。まず、ステップS51で、第3判断手段516は、操作手段304に対して、編集モードが設定されるように操作されたか否かを判断する。ここで、「編集モードが設定されるように操作される」ということは、図3の例では、編集モードボタン314が押下されることである。
第3判断手段516は、編集モードボタン314が押下されるまで待機する(ステップS51のNo)。また、第3判断手段516は、編集モードボタン314が押下された、と判断すると、ステップS52に移行する。
次に、ステップS52で、第3判断手段516は、記憶モードフラグが「1」か否かを判断する。ここで、記憶モードフラグが「1」であるということは、記憶モードが設定されているということであり、表示装置200が起動されたときから、ユーザにより、一筆目以降のストローク画像が描画された、ということである。
ステップS52において、第3判断手段516が、記憶モードフラグが「1」でないと判断した場合には(ステップS52のNo)、操作制御手段520は、設定手段506に、編集モードに設定させることなく(所定処理を行なうことなく)、処理を終了する。
ここで、ステップS52でNoと判断される場合というのは、ユーザにより、全くストローク画像が描画されていない状態で、(例えば、誤って)編集モードボタン314が押下された、ということである。そして、全くストローク画像が描画されていない状態で、編集モードボタン314が押下されたとしても、編集される対象(ストローク画像)が存在しないので、編集モードに設定することなく、処理を終了させる。
一方、ステップS52において、第3判断手段516が、記憶モードフラグが「1」である、と判断すると(ステップS52のYes)、ステップS54に移行する。
ステップS54では、第4判断手段518は、編集モードボタン314が押下される前の時点(以下、「操作前の時点」という。)で、ユーザモードの判断(描画モードか編集モードであるかの判断)を行なう。ここで、操作前の時点のユーザモードについては、例えば、記憶手段252に記憶されており、第4判断手段518は、当該記憶手段252に記憶されている操作前の時点のユーザモードを確認することで、ステップS54の判断処理が可能となる。
ステップS54において、第4判断手段518が、操作前の時点のユーザモードが「編集モード」であると判断した場合には、ステップS56において、設定手段506は、描画モードに設定する。
ステップS54→ステップS56の処理について説明する。ステップS54で、第4判断手段518により、ユーザモードが編集モードであると判断された場合に(編集モードボタン314が押下されている状態である場合に)、ユーザにより、編集モードボタン314が押下されたということである。この場合には、編集モードを解除して、描画モードに切り換える、ということである。簡略的に説明すると、編集モードボタン314が押下されている状態で、再度、編集モードボタン314が押下されると、編集モードは解除され、描画モードに設定される、ということである。
一方、ステップS54において、第4判断手段518が、操作前の時点のユーザモードが描画モードであると判断した場合には、ステップS58において、設定手段506は、編集モードに設定する。
ステップS54→ステップS58の処理について説明する。ステップS54でユーザモードが描画モードであると判断された場合に、ユーザにより、編集モードボタン314が押下されたということである。この場合には、描画モードを解除して、編集モードに切り換える、ということである。
この実施形態4の表示装置であれば、所定処理を編集モードに設定する処理とする。そして、編集モードボタン314が押下された場合に(ステップS51のYes)、第3判断手段516により、記憶モードフラグが「1」でない(記憶モードが設定されていない)と判断された場合には(ステップS52のNo)、操作制御手段520は、編集モードを設定せずに、処理を終了する。従って、描画画像が全くない状態(例えば、表示装置200が起動された直後の状態)に、例えば、ユーザの誤動作により、編集モードボタン314が押下されたとしても、編集モードに切り換えずに、描画モードとすることが出来る。
また、ステップS51→ステップS52→ステップS56とすることにより、編集モードボタン314が押下されている状態で、再び、編集モードボタン314が押下されると、描画モードにすることが出来る。
また、ステップS51→ステップS52→ステップS58とすることにより、編集モード314が押下されていない状態で、編集モードボタン314が押下されると、編集モードにすることが出来る。
また、第3判断手段516は、記憶手段252に記憶されている記憶モードフラグを判断することで、ステップS52の処理を行なうことができ、第4判断手段518は、記憶手段252に記憶されているユーザモードを判断することで、ステップS54の処理を行なうことができる。従って簡素な処理で、ステップS52、S54の処理を達成することが出来る。
また、編集モード(描画画像の大きさや位置を変更するモード)と、削除モード(描画画像を削除するモード)と、を分ける場合の削除モードの処理フローについては、図18記載の文言「編集」を「削除」に代替させればよい。
[実施形態5]
実施形態5では、所定処理(実施形態4で説明)の他の処理について説明する。実施形態5では、新規画像の処理について説明する。新規画像の処理とは、描画領域202bに表示されている描画画像を全て消去することにより、描画領域202bを全て空白にすることである。消去された描画画像は、記憶モードが設定されていることから、全て記憶手段252に記憶画像リスト(図8や図16参照)として記憶されている。
図19に、新規画像の処理フローを示す。また、実施形態5の制御手段は、図17であるとする。まず、ステップS61において、第3判断手段516は、新規画像ボタン318が押下されたか否かを判断する。第3判断手段516は、新規画像ボタン318が押下されるまで、待機する(ステップS61のNo)。
一方、第3判断手段516が、新規画像ボタン318が押下されたと判断すると(ステップS61のYes)、ステップS62に移行する。ステップS62では、第3判断手段516は、記憶モードフラグが「1」であるか否かを判断する。
第5判断手段520が、記憶モードフラグが「1」であると判断すると(ステップS62のYes)、ステップS64に移行する。ステップS64では、表示制御手段508は、描画領域202bに描画されている描画画像を全て消去する。また、ステップS62で、記憶モードフラグが「1」であると判断されていることから、描画領域202bに何らかの描画画像が描画されており、消去された描画画像は全て、記憶手段252に記憶されている。よって当該描画画像を消去しても問題はない。
次にステップS66で、表示制御手段508は、背景ウインドウ404を非表示にする。次に、ステップS68で、設定手段506は、記憶モードフラグを「0」に設定する。記憶モードフラグを「0」に設定する処理は行なわなくてもよい。
そして、新規画像に対して、ユーザが描画開始した場合には、図13の処理が再び行なわれる。
一方、第3判断手段516が、記憶モードフラグが「1」でないと判断すると(ステップS62のNo)、操作制御手段520は、何らの処理を行なわずに、処理を終了させる。記憶モードフラグが「1」でない場合には、描画領域202bには、全く描画画像が描画されていない、ということであるから、新規画像が表示されている状態であり、ステップS64、S66、S68の処理を省略することが出来る。
また、図16の例では、ユーザが新規画像ボタン318を押下する度に、記憶画像1,2,3...として記憶手段252に記憶されていく。つまり、図16の例では、1つの記憶画像が1ページの画像に相当する。
実施形態5の表示装置であれば、記憶モードが設定されていない場合に(描画画像が描画されていない場合に)、例えば、ユーザの誤動作などにより、新規画像ボタン318が押下された場合に、操作制御手段520が、新規画像表示処理を行なわない。従って、処理コストを削減することが出来る。
[実施形態6]
実施形態6ではその他の様々な処理について説明する。
<アプリ起動処理>
まず、アプリ起動処理について説明する。制御手段の構成は、図17であるとする。また、図20に、アプリ起動処理の処理フローの一例を示す。まず、ステップS71において、第3判断手段516は、アプリ起動ボタン306が押下されたか否かを判断する。第3判断手段516は、アプリ起動ボタン306が押下されるまで待機する(ステップS71のNo)。
一方、第3判断手段516が、アプリ起動ボタン306が押下されたと判断すると(ステップS71のYes)、ステップS72に移行する。次に、ステップS72では、第3判断手段516は、記憶モードフラグが「1」であるか否かを判断する。
第3判断手段516が、記憶モードフラグが「1」であると判断すると(ステップS72のYes)、ステップS74の処理に移行する。ステップS74では、表示制御手段508等が、新規画像処理(図21参照)を行なう。そして、ステップS76に移行する。一方、第3判断手段516が、記憶モードフラグ「1」でないと判断すると、ステップS74の処理を行なわずに、ステップS76の処理に移行する。
次に、ステップS76で、アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」であるか否かを判断する。ここで、アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」であると判断したということは、何らかのアプリが起動されているということである。一方、アプリフラグが「1」でないと判断したということは、アプリが起動されておらず、表示装置200が、所謂ホワイトボードとして用いられていることを示す。以下では、当該起動されていたアプリを「旧アプリ」といい、新たに起動されるアプリを「新アプリ」という。
アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」であると判断すると(ステップS76のYes)、ステップS78に移行する。ステップS78では、表示制御手段508は、表示手段202に、旧アプリを新アプリに置き換えるか否かを問うダイアログ画像を表示させる。ユーザは、当該ダイアログ画像に対して、「置き換える」、または、「置き換えない」旨の指示を入力する。
ユーザにより「置きかえる」旨の指示が入力されると、置き換えフラグが「1」とされ、「置き換えない」旨の指示が入力されると、置き換えフラグが「0」とされる。置き換えフラグは、記憶手段252に記憶される。
ステップS80では、操作制御手段520は、置き換えフラグが「1」であるか否かを判断する。操作制御手段520は、置き換えフラグが「1」であると判断すると(ステップS80のYes)、ステップS82で、操作制御手段520は、旧アプリを終了させる。
そして、ステップS84では、表示制御手段508は、起動させる新アプリ(例えば、新アプリの名称やアイコン)を表示させ、ユーザに選択させる。そして、操作制御手段520は、選択された新アプリを起動させる。
一方、ステップS76でNoと判断された場合には、旧アプリが起動されていないということであるから、ステップS84に移行する。また、ステップS80でNoと判断された場合には、ユーザは、旧アプリを起動させたままで、新アプリを起動させない(旧アプリを新アプリに置き換えない)ことを所望しているので、処理を終了させる。
本実施形態の<アプリ起動処理>であれば、適切に、アプリを起動させることが出来る。
<アプリ操作処理>
次に、現在起動されているアプリケーションを操作する場合の処理について説明する。ここで、アプリケーションの操作とは、現在表示されている背景画像とは異なる背景画像に変更されるような操作である。図3の例では、送りキー3082、戻りキー3084、決定キー3086が押下されることで、現在表示されている背景画像とは異なる背景画像が表示される処理である。図21に、アプリ操作処理について説明する。
まず、ステップS91では、第3判断手段516は、アプリ操作ボタン308(3082、3084、3086)が押下されたか否かを判断する。第3判断手段516は、アプリ操作ボタン308が押下されるまで待機する(ステップS91のNo)。
第3判断手段516が、アプリ操作ボタン308が押下された、と判断すると(ステップS91のYes)、ステップS92に移行する。
ステップS92では、アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」であるか否かを判断する。アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」であると判断すると(ステップS92のYes)、ステップS94に移行する。
ステップS94では、第3判定手段516が、記憶モードフラグが「1」であるか否かを判断する。第3判定手段516が、記憶モードフラグが「1」であると判断すると(ステップS94のYes)、ステップS96に移行する。
ステップS96では、新規画像処理(図19参照)を行なう。そして、ステップS98では、操作制御手段520は、起動しているアプリに対して、押下されたアプリ操作ボタン3082、3084、3086のキーイベントを送信する。そして、アプリケーションは、送信されたキーイベントを実行する。
一方、ステップS92において、アプリフラグ判断手段514が、アプリフラグが「1」でない、つまり、アプリが実行されていない、と判断すると(ステップS92のNo)、何らの処理も行わずに、処理を終了させる。
また、ステップS94において、第3判断手段516が、記憶モードフラグが「1」でない、つまり、描画領域202bに何らの描画画像が描画されていない、と判断されると(ステップS94のNo)、ステップS96の処理を行なわずに、ステップS98の処理を実行する。
この実施形態の<アプリ操作処理>であれば、ユーザが所望するアプリの操作を実行することが出来る。
<記憶画像の外部の記憶媒体への記憶処理>
次に、記憶手段252に記憶されている、描画画像(図16記載の記憶画像3)や、対応付けられている描画画像と背景画像を(図16記載の記憶画像1や記憶画像2)、外部の記憶媒体258に記憶させる処理について説明する。図22に、記憶画像の外部の記憶媒体への記憶処理フローを示す。
ステップS101において、第3判断手段516は、記憶画像保存ボタン322が押下されたか否かを判断する。第3判断手段516は、記憶画像保存ボタン322が押下されるまで待機する(ステップS101のNo)。
また、第3判断手段516が、記憶画像保存ボタン322が押下されたと、判断すると(ステップS101のYes)、表示制御手段508は、1以上の保存先フォルダの一覧のダイアログを表示手段202に表示させる。そして、ユーザは、1以上の保存先フォルダの一覧から、所望の保存先フォルダを選択させる。
そして、ステップS104では、操作制御手段520は、選択された保存先フォルダ情報(例えば、アドレス)を所定時間内に取得したか否かを判断する。操作制御手段520は選択された保存先フォルダ情報を取得したと判断すると(ステップS104のYes)、ステップS106では、操作制御手段520は、描画画像、または、対応付けられた描画画像と背景画像とを、選択された保存先フォルダに保存させる。
一方、ステップS104で、操作制御手段520が、保存先フォルダ情報を取得しなかった、と判断すると(ステップS104のNo)、ステップS106の保存処理は終了する。
また、ユーザが、記憶媒体258に対して、保存させる描画画像、背景画像を選択できるようにしてもよい。
本実施形態の<記憶画像の外部の記憶媒体への記憶処理>であれば、適切に、描画画像や、対応付けられた描画画像と背景画像を保存することが出来る。
<その他の実施形態>
上述した表示装置では、アプリケーションを当該表示装置にダウンロードさせて、当該アプリケーションに対応する背景画像を表示させるようにした。その他の実施形態として、情報処理装置を表示装置に接続させて、当該情報処理装置から表示装置に背景画像を出力させて、当該背景画像を表示手段202に表示させるようにしてもよい。