JP2003280363A - 現像装置、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、画像形成装置

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JP2003280363A
JP2003280363A JP2002082980A JP2002082980A JP2003280363A JP 2003280363 A JP2003280363 A JP 2003280363A JP 2002082980 A JP2002082980 A JP 2002082980A JP 2002082980 A JP2002082980 A JP 2002082980A JP 2003280363 A JP2003280363 A JP 2003280363A
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Ichiro Komuro
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体への当接によって生じる現像剤
規制部材のたわみを抑制して、現像剤担持体上に所定の
層厚の均一な現像剤薄層を形成できる現像装置を提供す
ること。 【解決手段】 ブレード支持部材114を含めたブレー
ド113の抗力Nにより生じる曲げモーメントM1を、
荷重付与部材200により矯正荷重を付与して逆向きの
曲げモーメントM2により打ち消すようにする。これに
より、現像ローラ109にブレード113がほぼ一定の
当接圧で当接するようになり、現像ローラ上に層厚の均
一なトナー薄層が形成されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
した潜像を現像剤により現像して可視像化する現像装置
に関するものである。また、本発明は、上記現像装置を
用いて画像形成を行う複写機、ファクシミリ、プリンタ
等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置で用いられている
現像装置の一例を図8に示す。この現像装置では、一成
分非磁性現像剤(以下、「トナー」という)を用いてい
る。この現像装置7は、感光体1に対して開口し、且つ
内部にトナーが収容された現像タンク部108を備えて
いる。この現像タンク108の開口部に面して、現像剤
担持体としての現像ローラ109が設けられている。現
像タンク108内には、トナーを搬送するアジテータ1
10が設けられている。現像ローラ109を挟んで感光
体1と対向する部位に、現像ローラ109に当接するよ
うにトナー供給ローラ112が設けられている。このト
ナー供給ローラ112は、現像ローラ109にトナーを
供給する発泡ポリウレタンフォーム等を芯金に巻き付け
たもので構成されている。現像ローラ109と感光体1
との対向部で形成される現像領域の現像ローラ109の
回転方向手前側には、規制部材としてのブレード113
が設けられている。このブレード113は、現像ローラ
109の周面に当接される。この現像ローラ109への
ブレード113の当接により、現像ローラ109に供給
されたトナーが所定の層厚のトナー薄層に形成される。
これにより、現像ローラ上にトナー薄層が形成される。
このブレード113は、金属薄板やウレタンゴム等の弾
性部材で構成される。ここでは、弾性部材からなるブレ
ード113を用いている。このブレード113は、ブレ
ード支持部材114に接着等の方法により固定される。
このブレード支持部材114は、支軸114aにより回
動自在に軸支されており、図示しないバネなどの付勢手
段により支軸114aを中心に反時計方向に回動する向
きの圧力が付勢されている。
【0003】ところで、図8に示すように、現像ローラ
109へのブレード113の当接による当接圧Pによっ
て、この当接方向と逆側の現像ローラ109の長手方向
中央部に、たわみVが生じる。また、ブレード113の
長手方向中央部にも、当接圧Pの抗力Nにより、たわみ
VBが生じる。この現像ローラ109及びブレード11
3のたわみにより、現像ローラ109とブレード113
との長手方向の当接状態が、その端部と中央部とで異な
ったものになってしまう。この現像ローラ109に対す
るブレード113の当接圧は、一般的に、長手方向端部
に比べて中央部の当接圧が弱くなる。この現像ローラ1
09に対するブレード113の当接圧にバラツキがある
と、次のような不具合が発生する。例えば、現像ローラ
109に対するブレード113の長手方向中央部の当接
圧が弱すぎると、ブレード113のトナーを規制する能
力が低下する。これにより、現像ローラ109の長手方
向中央部に担持されるトナー量が、端部に比べて増加
し、現像ローラ109の長手方向中央部に形成されるト
ナー薄層の厚みが所定の厚みより大きくなる。この結
果、この長手方向中央部のトナー薄層の現像ローラ10
9への付着力が低下し、トナー飛散、画像濃度ムラ、及
び地汚れなどが発生しやすくなる。
【0004】従来、特開平6−110311号公報、特
開平6−274019号公報、特開平6−27799号
公報などの現像装置が提案されている。特開平6−11
0311号公報の現像装置は、上記ブレード支持部材に
相当するブレード部材に反りを持たせたり、ブレード部
材の現像ローラの回転方向の自由長を変化させたりして
いる。そして、このブレード部材の反りや自由長によ
り、現像ローラの長手方向にわたってブレードを現像ロ
ーラの表面に均一に当接させようとしている。特開平6
−274019号公報の現像装置は、ブレード支持部材
を蒲鉾形状に形成している。そして、このブレード支持
部材の蒲鉾形状により、現像ローラの長手方向にわたっ
てブレードを現像ローラの表面に均一に当接させようと
している。また、特開平6−27799号公報の現像装
置では、ブレードを保持するブレードホルダの中央部に
凸形状を設けたり、ブレード中央の現像ローラへの加圧
面側を押圧する調整可能な押さえ部材を設けたりしてい
る。そして、この凸形状や押さえ部材でブレードの自由
長を変えることにより、現像ローラの長手方向にわたっ
てブレードを現像ローラの表面に均一に当接させようと
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
現像装置では、次のような問題がある。例えば、前記特
開平6−110311号公報、及び特開平6−2740
19号公報の現像装置では、機械加工上、精度のバラツ
キが無い支持部材や保持部材を安定供給することが難し
い。このため、この現像装置では、支持部材や保持部材
の精度にバラツキが生じやすく、現像ローラへのブレー
ドの長手方向の当接圧を均一にすることが難しい。ま
た、特開平6−27799号公報の現像装置では、上述
のブレードを保持するブレードホルダの中央部に設けた
凸形状や押さえ部材で、ブレードの1箇所のみの自由長
を変えている。このように、ブレードの1箇所のみの自
由長を変えただけでは、現像ローラへのブレードの長手
方向の当接圧を均一にすることが難しい。
【0006】このように、従来の現像装置においては、
現像ローラの長手方向にブレードを均一な圧力で当接さ
せることが難しい。このため、従来の現像装置では、現
像ローラに当接したブレードにたわみが生じやすい。こ
のブレードのたわみは、ブレードの長手方向中央部から
端部の間における現像ローラへのブレードの当接不良の
原因となる。特に、現像ローラの長手方向の幅が大きい
現像装置や、金属薄板からなるブレードを用いた現像装
置の場合には、ブレードの当接圧が局所的に変化しやす
く、現像ローラへのブレードの当接不良が起こりやす
い。このような現像ローラへのブレードの当接不良が発
生すると、現像ローラ上に形成されるトナー薄層の層厚
が不均一になる。一般に、現像ローラの長手方向中央部
のトナー薄層の層厚が、所定の層厚よりも厚くなる傾向
を有している。この所定の層厚よりも厚いトナー薄層
は、現像ローラへの担持力が低下しやすい。トナー薄層
の現像ローラへの担持力が低下すると、トナー飛散、画
像濃度ムラ、及び地汚れなどが発生しやすくなる。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
である。その目的とするところは、現像剤担持体への当
接によって生じる現像剤規制部材のたわみを抑制して、
現像剤担持体上に所定の層厚の均一な現像剤薄層を形成
できる現像装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像剤を担持搬送する現像剤担
持体と、該現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担
持体により担持搬送される現像剤の量を規制する規制部
材、及び該規制部材を上記現像剤担持体の表面に当接さ
せる向きの圧力を該規制部材に付与する加圧手段を備え
た現像剤規制手段とを有する現像装置において、上記加
圧手段により上記規制部材が上記現像剤担持体に当接す
ることにより生じる曲げモーメントのバラツキを矯正す
る向きの矯正荷重を、上記現像剤規制手段に対して付与
し、且つ上記現像剤規制手段に対して矯正荷重を付与す
る少なくとも2箇所の矯正荷重付与部位を有する矯正矯
正荷重付与手段を有していることを特徴とするものであ
る。この現像装置においては、上記矯正矯正荷重付与手
段により、上記現像剤規制手段に対して矯正荷重が付与
される。この矯正荷重の付与により、上記現像剤規制部
材が上記現像剤担持体に当接することにより生じる曲げ
モーメントのバラツキが矯正される。これにより、現像
剤担持体に対して現像剤規制部材が均一な圧力で当接す
るようになる。請求項2の発明は、請求項1の現像装置
において、上記矯正荷重付与部位を2箇所とし、上記規
制部材の長手方向の各端部から各矯正荷重付与部位まで
の距離をS、該規制部材の長手方向の長さをLとしたと
き、該距離Sが、L/5≦S≦2L/5の範囲にあるこ
とを特徴とするものである。請求項3の発明は、請求項
1又は2の現像装置において、上記矯正荷重付与手段
は、上記現像剤規制手段に対して矯正荷重を付与するた
めの複数の弾性部材を有し、各弾性部材は、それぞれの
弾性部材に対応した部位の曲げモーメントを打ち消す大
きさの弾力を有していることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3の現像装置にお
いて、上記現像剤規制手段は、上記規制部材を支持する
ための現像装置本体に配設した規制部材支持体を有し、
上記矯正荷重付与手段は、上記規制部材支持体に上記矯
正荷重を付与する構成を有していることを特徴とするも
のである。請求項5の発明は、潜像が形成される像担持
体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、
該像担持体上に形成した潜像を現像剤により現像して可
視像化する現像手段とを有する画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項1、2、3又は4の現像装
置を用いることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施形態
に係る現像装置について説明する。図1に、この種の現
像装置が搭載される画像形成装置の一例を示す。この画
像形成装置の現像装置は、反転現像方式(N/P現像方
式)を採用している。すなわち、図1において、像担持
体としての感光体1の表面にレーザ露光によって静電潜
像が形成され、さらにマイナス帯電トナーによって現像
が行われる。原稿載置台上の原稿画像の、1色目トナー
と同色の部分(例えば、黒色部分)と、2色目トナーと
同色部分(例えば、赤色部分)とは、読取装置13の2
つの画像撮像素子(CCD)によって読み取られる。こ
れらはフィルタを介して別々にしかも同時に読み取られ
る。黒画像信号131と赤画像信号132とは、画像メ
モリ・制御部13a、13bに送られる。図1の矢印A
方向に回転駆動される感光体1は、第1帯電手段である
第1スコロトロンチャージャ2によりほぼ−900Vに
一様帯電される。そして、感光体1の表面には読取装置
13で判別された原稿の黒色部分に関して、第1露光手
段であるレーザ書き込み装置3により静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像の電位は−100Vである。この感
光体1上の静電潜像は、黒色トナーを有する二成分磁気
ブラシ現像方式の第1現像装置4の現像ローラ41、4
2から供給される現像剤中のマイナス極性トナーにより
トナー像化される。第1現像装置4の現像バイアスは−
550Vととしている。
【0010】続いて、2色目の画像形成工程に移り、感
光体1は第2帯電手段5により感光体表面を−900V
に再帯電される。そして、読取装置13で読みとられた
赤色の部分に関して、第2露光手段であるLEDアレー
6により感光体表面に2色目の静電潜像が形成される。
2色目の静電潜像電位も−100Vになる。この静電潜
像は、赤色トナーを有する第2現像装置7によって非接
触現像を行って、トナー像化される。第2現像装置の現
像ギャップは0.1mm〜0.3mmで、その現像バイアス
は−750Vの直流バイアス、又は重ね現像可能な交流
バイアスが用いられる。重ね現像可能な交流バイアス
は、1色目の黒トナー像を乱さないために、−500V
〜−1200Vの振幅で周波数500Hz〜2KHzが
望ましい。また、トナーが感光体に向かおうとする時間
の割合duty比は、50%以下の矩形波交流バイアス
が望ましい。1色目の黒色トナー像部分は、第2帯電手
段5による帯電で2色目画像の静電潜像より高くなって
いるので、黒色トナー像と赤色トナー像の混じりが防止
されている。重ね現像可能な交流バイアスを用いれば、
本実施例の現像装置の画像がより一層滑らかな画像を提
供することができる。この感光体1上に形成された2つ
の色のトナー像は、転写手段としての転写装置20の誘
電体ベルト21が感光体1と接触しているニップ部にて
転写紙に転写される。この転写紙は、レジストローラ1
9によりタイミングを合わせて、図1の矢印B方向に搬
送される。トナー像が転写された転写紙は、定着装置1
0へ搬送されて転写紙上のトナー像が定着される。定着
後、転写紙は画像形成装置機外へ排出される。トナー像
転写後の感光体1上に残留したトナーは、クリーニング
装置8のクリーニングブラシローラ81とクリーニング
ブレード82によって掻き落とされ、クリーニング装置
8内に回収される。また、クリーニング後の感光体1表
面は、除電ランプ9により残留電荷が除電され、次の作
像に備えられる。
【0011】ところで、上記現像装置7では、図8に示
したように、現像ローラ109の表面にブレード113
を当接させて、現像ローラ109上にトナー薄層を形成
するようにしている。しかし、この現像装置7において
は、前述したように、現像ローラ109への当接によっ
て生じるブレード113にたわみを抑制することがこと
が難しい。このため、現像ローラ109上に形成される
現像剤薄層が不均一になって、トナー飛散、画像濃度ム
ラ、及び地汚れなどが発生しやすくなる不具合があっ
た。ここで、現像可能な画像幅が、A3縦幅に対応する
約350mmの現像ローラの場合には、そのブレード1
13の当接により生じるたわみ量はわずかなものであ
る。しかしながら、最近のプリンタや複写機では、形成
可能な画像の広幅化と、装置本体の小型化という相反し
た要望があり、現像ローラ109の現像可能な画像幅の
広幅化、及び現像装置7の小径化が要求されている。こ
こで、現像ローラ109の現像可能な画像幅をA0縦幅
とした場合、この現像ローラの長さは約950mmとな
り、A3縦幅の現像ローラに比べて、そのたわみ量が約
26倍になってしまう。このため、非接触現像方式の非
磁性一成分トナーを使用する現像装置における広幅化、
及び小型化は難しい。
【0012】このような問題は、以下に説明する各実施
形態に係る現像装置を用いることにより解決することが
できる。なお、以下の実施形態に係る現像装置の各構成
要素のうち、図8に示した現像装置の各構成要素と同等
の構成及び機能を有するものには、図8に示したこの現
像装置の各構成要素に付した符号と同符号を付してその
説明を省略する。
【0013】(実施形態1)実施形態1に係る現像装置
は、図8に示した現像装置の構成に加えて、以下の特徴
を有する。図2に、本実施形態1に係る現像装置の一例
を示す。図2において、ブレード113の現像ローラ1
09への当接圧をP、この当接によって生じる抗力をN
とすると、P=Nである。現像ローラ109は、当接圧
PによりVたわむ。ブレード支持部材114を含めたブ
レード113は、抗力NによりVBたわむ。図3に示す
ように、何も荷重を付与していない場合のブレード11
3の当接圧Pは、長手方向中央部の当接圧が弱い。ま
た、ブレード113の両端部に関しては、たわみの影響
を受けないため所望の当接圧が得られている。ここで、
図3において荷重なしの場合の当接圧は、現像ローラ1
09とブレード113の間に摩擦係数が分かっている薄
いシートを挟み込み、このシートの引き抜き力を測定
し、換算した。本実施形態1に係る現像装置では、直径
30mm、長手方向の長さ950mmの現像ローラ10
9を用いた。また、ブレード113としては、厚さ2m
m、自由長10mmのポリウレタンゴムを、現像ローラ
109に0.7mmくい込ませて用いた。この結果、何
も施していないブレードの場合(図3の荷重なし)、両
端部の当接圧は約1.1g/mmで、中央部の当接圧は
約0.7g/mmとなり、所望の当接圧の約半分になっ
た。このため、現像ローラ109の長手方向中央部のト
ナー層の量が増加し、画像中央部に地汚れが発生した。
【0014】ところで、ブレード支持部材114を含め
たブレード113には、図2に示すように、端部から中
央になるにつれて様に減少する抗力Nが働いている。こ
の抗力Nのために、図4に示すように、ブレード支持部
材114を含めたブレード113には、曲げモーメント
M1が生じている。この曲げモーメントM1は、放物線
状の曲線である。ここで、ブレード支持部材114を含
めたブレード113の当接圧を一定にするには、曲げモ
ーメントM1のバラツキを矯正する必要がある。理想の
形態は、曲げモーメントM1と同じカーブをした逆向き
の曲げモーメントM2が生じるような矯正荷重をかけ
て、曲げモーメントM1をM2で打ち消すようにすれば
良い。ブレード支持部材114を含めたブレード113
に曲げモーメントが生じなければ、所望の当接圧である
両端部の当接状態が、長手方向全域に反映される。しか
し、逆向きの曲げモーメントM2を作ることは、ブレー
ド113の当接圧と同じ矯正荷重が必要となり、実際は
困難である。例えば、ブレード支持部材114に中央1
点に矯正荷重をかけて、曲げモーメントM3を生じさせ
たとする。この場合、曲げモーメントM1をM3で打ち
消そうとしても、曲げモーメントM3は三角形形状のた
め、両端から中央部の間の曲げモーメントが残る。つま
り、この中央1点荷重の場合、中央部の当接圧は強くな
るが、両端と中央間の当接圧は弱いままとなる。このた
めこの場合には、現像ローラ109へのブレード113
の当接圧を一定にすることは難しい。
【0015】そこで、実施形態1に係る現像装置におい
ては、上記曲げモーメントM1を打ち消すことができる
矯正荷重を、ブレード支持部材114の2ヶ所に付与す
る。この矯正荷重を付与する矯正荷重付与手段は、例え
ば、図2に示すように、ブレード113のブレード支持
部材114に、上方より現像装置7のケースまたはステ
ーに設けた矯正荷重付与部材200で構成される。この
矯正荷重付与部材200は、現像ローラ109にブレー
ド113を当接させる加圧手段とは別に、独立して設け
られている。この矯正荷重付与部材200としては、例
えば、図5に示すような、ブレード支持部材114を押
圧する板バネを用いることができる。なお、この矯正荷
重付与部材200としては、板バネ以外にも、ブレード
支持部材114を引っ張る圧縮スプリング、ブレード支
持部材114を押圧するステー部材等を用いることがで
きる。
【0016】この矯正荷重付与部材200によりブレー
ド支持部材114に付与された矯正矯正荷重による曲げ
モーメントM4は、図4に示すように、台形形状をして
いる。従って、この台形形状の曲げモーメントM4は、
上記曲げモーメントM3のように1点に矯正荷重を付与
して上記曲げモーメントM1のバラツキを矯正する場合
よりも有効である。ここで、図3の400gf:1/5
L点の2点矯正荷重の場合に、当接圧はほぼ一定になっ
た。これにより、現像ローラ109上のトナー薄層の厚
みも長手方向においてほぼ均一にすることができた。ま
た、実施形態1に係る現像装置においては、矯正荷重を
片側400gfとした場合に、当接圧を一定にすること
ができた。なお、ここでは、ブレードブレード支持部材
114の長手方向の2点に矯正荷重を付与する例を示し
たが、矯正荷重を付与する箇所は2点以上であってもよ
い。
【0017】(実施形態2)実施形態2に係る現像装置
は、実施形態1に係る現像装置の構成に加えて、以下の
特徴を有する。本実施形態2に係る現像装置は、上記ブ
レード113の長手方向の各端部から上記矯正荷重付与
部材200の2箇所の矯正荷重付与部位までの距離を
S、ブレード113の長手方向の長さをLとする。そし
て、この距離Sを、L/5≦S≦2L/5の範囲とす
る。つまり、矯正荷重付与部材200による2箇所の矯
正荷重付与部位までの距離Sを、ブレード支持部材11
4の両端からの長手方向の長さの、約1/5L点2ヶ所
とする。このような2点に矯正荷重を付与することで、
ブレード113の当接圧を一定にすることが可能にな
る。なお、このような矯正荷重付与部位の作用について
は、本出願人が先に提案した特開平1−250979号
公報に詳述してあるとおりであるので、ここでは省略す
ることとする。本実施形態2に係る現像装置で用いる矯
正荷重付与部材200としては、例えば、図6に示すよ
うに、上記距離Sだけ離間するように2本の板バネを設
けたものを用いることができる。
【0018】(実施形態3)実施形態3に係る現像装置
は、実施形態1又は2に係る現像装置の構成に加えて、
以下の特徴を有する。本実施形態3に係る現像装置で
は、図7に示すように、上記矯正荷重付与部材200と
して、ブレード113に対して矯正荷重を付与するため
の弾性部材としての複数の板バネ片200aを有してい
る。これらの各板バネ片200aは、それぞれのに対応
した部位の曲げモーメントを打ち消す大きさの弾力を有
している。つまり、各板バネ片200aは、上記曲げモ
ーメントM1と略同じカーブをした逆向きの曲げモーメ
ントM2を生じさせるような矯正荷重を、ブレード支持
部材114に付与するように構成されている。
【0019】実施形態1に係る現像装置においては、図
4に示すように、現像ローラ109に当接したブレード
113のたわみによる曲げモーメントM1と逆向きの台
形形状の曲げモーメントM4が生じる。この逆向きの曲
げモーメントM4により、ブレード113のたわみによ
る曲げモーメントM1が打ち消されるようになる。これ
により、現像ローラ109の長手方向におけるブレード
113の当接圧がほぼ一定になり、現像ローラ上に層厚
の均一なトナー薄層が形成されるようになる。特に、実
施形態2に係る現像装置においては、矯正荷重付与部材
200による2箇所の矯正荷重付与部位までの距離S
が、ブレード支持部材114の両端からの長手方向の長
さの、約1/5L点2ヶ所である。これにより、ブレー
ド113の当接圧をより一定にすることが可能になり、
現像ローラ上に層厚のより均一なトナー薄層を形成でき
るようになる。また、実施形態3に係る現像装置におい
ては、矯正荷重付与部材200の各板バネ片200aに
より、曲げモーメントM1と逆向きの曲げモーメントM
2を生じさせる矯正荷重が、ブレード支持部材114に
付与される。これにより、現像ローラ109の長手方向
におけるブレード113の当接圧をより一定にすること
ができるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤担持体上に所定
の層厚の均一な現像剤薄層を形成でき、トナー飛散、画
像濃度ムラ、及び地汚れなどが発生を抑制することがで
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される現像装置を搭載した画像形
成装置の概略構成図。
【図2】本発明の実施形態に係る現像装置の一例を示す
概略構成図。
【図3】上記現像装置における現像ローラへのブレード
の当接圧と、ブレードへの矯正矯正荷重の付与位置との
関係を示す曲げモーメント図。
【図4】本発明の実施形態1及び2に係る現像装置にお
けるブレードへの矯正荷重の付与位置と曲げモーメント
との関係を示す線図。
【図5】上記矯正荷重を付与する矯正荷重付与部材の一
例を示す概略斜視図。
【図6】上記矯正荷重付与部材の他の例を示す概略斜視
図。
【図7】上記矯正荷重付与部材のさらに他の例を示す概
略斜視図。
【図8】従来の現像装置の一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体 2 第1スコロトロンチャージャ 3 レーザ書き込み装置 4 第1現像装置 7 第2現像装置 8 クリーニング装置 9 除電ランプ 10 定着装置 13 読取装置 20 転写装置 107 現像装置 108 現像タンク 109 現像ローラ 110 アジテータ 112 トナー供給ローラ 113 ブレード 114 ブレード支持部材 200 矯正荷重付与部材 200a 板バネ片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、該
    現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体により
    担持搬送される現像剤の量を規制する規制部材、及び該
    規制部材を上記現像剤担持体の表面に当接させる向きの
    圧力を該規制部材に付与する加圧手段を備えた現像剤規
    制手段とを有する現像装置において、上記加圧手段によ
    り上記規制部材が上記現像剤担持体に当接することによ
    り生じる曲げモーメントのバラツキを矯正する向きの矯
    正荷重を付与する、上記加圧手段とは別の独立した矯正
    矯正荷重付与手段を有していることを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、該
    現像剤担持体の表面に当接して、該現像剤担持体により
    担持搬送される現像剤の量を規制する規制部材、及び該
    規制部材を上記現像剤担持体の表面に当接させる向きの
    圧力を該規制部材に付与する加圧手段を備えた現像剤規
    制手段とを有する現像装置において、上記加圧手段によ
    り上記規制部材が上記現像剤担持体に当接することによ
    り生じる曲げモーメントのバラツキを矯正する向きの矯
    正荷重を、上記現像剤規制手段に対して付与し、且つ上
    記現像剤規制手段に対して矯正荷重を付与する少なくと
    も2箇所以上の矯正荷重付与部位を有する矯正矯正荷重
    付与手段を有していることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の現像装置において、上記
    矯正荷重付与部位を2箇所とし、上記規制部材の長手方
    向の各端部から各矯正荷重付与部位までの距離をS、該
    規制部材の長手方向の長さをLとしたとき、該距離S
    が、 L/5≦S≦2L/5 の範囲にあることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の現像装置において、
    上記矯正荷重付与手段は、上記現像剤規制手段に対して
    矯正荷重を付与するための複数の弾性部材を有し、各弾
    性部材は、それぞれの弾性部材に対応した部位の曲げモ
    ーメントを打ち消す大きさの弾力を有していることを特
    徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の現像装置におい
    て、上記現像剤規制手段は、上記規制部材を支持するた
    めの現像装置本体に配設した規制部材支持体を有し、上
    記矯正荷重付与手段は、上記規制部材支持体に上記矯正
    荷重を付与する構成を有していることを特徴とする現像
    装置。
  6. 【請求項6】潜像が形成される像担持体と、該像担持体
    上に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上に形
    成した潜像を現像剤により現像して可視像化する現像手
    段とを有する画像形成装置において、上記現像手段とし
    て、請求項1、2、3、4又は5の現像装置を用いるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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