JP2003280003A - 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置

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JP2003280003A JP2003115641A JP2003115641A JP2003280003A JP 2003280003 A JP2003280003 A JP 2003280003A JP 2003115641 A JP2003115641 A JP 2003115641A JP 2003115641 A JP2003115641 A JP 2003115641A JP 2003280003 A JP2003280003 A JP 2003280003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の製造過程におけるシール剤の
塗布量を適正量に管理することが可能な液晶表示装置の
製造方法を提供することを主目的とする。 【解決手段】 1対のガラス基板2,31の少なくとも
一方にシール剤5を塗布するシール剤塗布工程と、シー
ル剤5を介して1対のガラス基板2,31を互いに接着
する接着工程と、1対のガラス基板間に液晶を充填する
液晶充填工程とを順次実行する液晶表示装置の製造方法
において、シール剤塗布工程前に、シール剤塗布工程後
におけるシール剤5のシール幅を確認するための塗布後
シール幅確認マーク3を少なくとも一方のガラス基板
2,31に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法および液晶表示装置に関し、詳しくは、1対のガ
ラス基板を互いに接着するためのシール剤のシール幅を
確認することが可能な確認マークを形成して液晶表示装
置を製造する液晶表示装置の製造方法、およびその確認
マークが形成されている液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、シール剤の位置決め用マークを
形成する液晶表示装置の製造方法として、特開平6−1
86515号公報に記載された方法が従来から知られて
いる。この液晶表示装置の製造方法では、シール剤を印
刷する工程の前に、ガラス基板におけるシール剤を印刷
すべきシール位置の少なくとも一部に位置決めマークを
形成し、次いで、その位置決めマークを基準としてシー
ル剤印刷用マスクの位置合わせを行った後に、シール剤
を印刷している。この場合、シール剤印刷工程では、一
般的に、位置合わせしたシール剤印刷用マスク上にシー
ル剤を盛った後に、ヘら状のスキージーを用いてシール
剤を所定圧力で擦り付けることにより、シール剤を所定
厚でガラス基板に印刷する。次いで、シール剤を印刷し
たガラス基板と他のガラス基板とを互いに密着させ、そ
の状態で紫外線を照射してシール剤を硬化させることに
より両ガラス基板を互いに接着する。この後、液晶充填
口を介して両基板間における空間部の空気を抜いて真空
状態にし、この状態を維持しつつ空間部に液晶を充填す
る。次いで、両ガラス基板を所定の大きさに切断するこ
とにより、液晶表示装置が完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
液晶表示装置の製造方法には、以下の問題点がある。
【0004】すなわち、従来の液晶表示装置の製造方法
において用いられている位置決めマークは、シール剤を
印刷すべきシール幅の一方の端部を位置決めする基準と
して機能するだけであって、シール剤を均一のシール幅
に印刷するために機能するものではない。つまり、シー
ル剤印刷後における実際のシール幅は、シール剤の粘度
やスキージーの圧力などによって左右される。したがっ
て、たとえ、位置決めマークが形成されていたとして
も、シール剤の粘度が高い場合やスキージーの圧力が低
い場合には、マスクを介してシール剤が適正量よりも少
な目にガラス基板に印刷され、シール剤の粘度が低い場
合やスキージーの圧力が高い場合には、シール剤が適正
量よりも多めにガラス基板に印刷される。さらに、両ガ
ラス基板を接着した状態におけるシール幅についても、
一般的には、印刷時のシール幅よりも2〜3倍程度に拡
がるが、この拡がりの程度もシール剤の粘度によって左
右される。
【0005】この場合、シール剤が少な目に印刷される
と、シール切れが生じることがある。かかる状態になる
と、液晶が漏れたり、空気抜きを十分に行うことができ
ないために、所定量の液晶を充填することができないと
いう事態を生じる。また、シール剤が少な目の状態で
は、ガラス基板の空間部と外気との遮蔽性が低下するた
め、外気中の水分が液晶に侵入することによる表示品質
の低下を招いたり、ガラス基板間の接着強度が低下する
ことによるガラス基板の剥がれを招いたりする。一方、
シール剤が多めに印刷されることによりガラス基板の切
断部位までシール剤が拡がった場合には、ガラス基板を
切断しにくくなる結果、切断作業に長時間を要したり、
ばりが出て高精度で切断することができなかったりする
という事態を生じる。また、例えば、ガラス基板の表示
枠として黒色の見切りを設ける場合には、赤外線を照射
してもシール剤が硬化しないことがあり、かかる場合に
は、液晶内にシール剤が漏れ込むことに起因して表示品
質の低下を招くことがある。このため、従来の液晶表示
装置の製造方法では、たとえ、シール剤の位置決めマー
クが形成されていたとしても、これで十分ではなく、こ
れに加えて、シール剤の粘度の管理や、スキージー圧力
の制御などを十分に行うことによってガラス基板に印刷
するシール剤の印刷量を調整しているのが現状である。
したがって、従来の液晶表示装置の製造方法には、シー
ル剤の粘度やスキージー圧力の管理が不十分の場合に
は、適正量のシール剤を印刷することができない結果、
液晶表示装置の歩留まりを低下させてしまうという問題
点がある。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、液晶表示装置の製造過程におけるシー
ル剤の塗布量を適正量に管理することが可能な液晶表示
装置の製造方法および液晶表示装置を提供することを主
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の液晶表示装置の製造方法は、1対のガラス基板の
少なくとも一方にシール剤を塗布するシール剤塗布工程
と、シール剤を介して1対のガラス基板を互いに接着す
る接着工程と、1対のガラス基板間に液晶を充填する液
晶充填工程とを順次実行する液晶表示装置の製造方法に
おいて、シール剤塗布工程前に、シール剤塗布工程後に
おけるシール剤のシール幅を確認するための塗布後シー
ル幅確認マークを少なくとも一方のガラス基板に形成す
ることを特徴とする。
【0008】この液晶表示装置の製造方法では、シール
剤塗布工程を行った直後に、塗布後シール幅確認マーク
を用いて、塗布されたシール剤のシール幅を確認するこ
とにより、シール剤の塗布量を確認することが可能とな
る。このため、例えば、その確認結果をスキージーの圧
力管理にフィードバックすることが可能となる。
【0009】本発明の液晶表示装置の製造方法は、1対
のガラス基板の少なくとも一方にシール剤を塗布するシ
ール剤塗布工程と、シール剤を介して1対のガラス基板
を互いに接着する接着工程と、1対のガラス基板間に液
晶を充填する液晶充填工程とを順次実行する液晶表示装
置の製造方法において、シール剤塗布工程前に、接着工
程後におけるシール剤のシール幅を確認するための接着
後シール幅確認マークを少なくとも一方のガラス基板に
形成することを特徴とする。
【0010】塗布後確認マークを用いて、塗布後のシー
ル剤のシール幅を確認することにより、1対のガラス基
板の接着前にシール剤の塗布量を確認することは可能で
ある。一方、接着後のシール幅は、シール剤の粘度によ
って左右される。したがって、塗布後のシール幅が一定
であっても、粘度が異なれば接着後のシール幅は当然に
相違する。この液晶表示装置の製造方法では、接着後シ
ール幅確認マークを用いることにより、1対のガラス基
板を接着した後のシール幅を確認することが可能とな
る。このため、例えば、その確認結果をシール剤の粘度
管理にフィードバックすることができる。
【0011】本発明の液晶表示装置の製造方法は、1対
のガラス基板の少なくとも一方にシール剤を塗布するシ
ール剤塗布工程と、シール剤を介して1対のガラス基板
を互いに接着する接着工程と、1対のガラス基板間に液
晶を充填する液晶充填工程とを順次実行する液晶表示装
置の製造方法において、シール剤塗布工程前に、シール
剤塗布工程後におけるシール剤のシール幅を確認するた
めの塗布後シール幅確認マークと、接着工程後における
シール幅を確認するための接着後シール幅確認マークと
を少なくとも一方のガラス基板に形成することを特徴と
する。
【0012】本発明の液晶表示装置の製造方法は、予め
規定したシール幅のほぼ中心位置に塗布後シール幅確認
マークを形成することを特徴とする。
【0013】本発明の液晶表示装置の製造方法は、両確
認マークのいずれか一方または両方をガラス基板におけ
る四隅の少なくとも2カ所に形成することを特徴とす
る。
【0014】本発明の液晶表示装置の製造方法は、両確
認マークのいずれか一方または両方をカギ状または円弧
状に形成することを特徴とする。
【0015】本発明の液晶表示装置の製造方法は、遮光
性材料を用いて両確認マークのいずれか一方または両方
を形成することを特徴とする。
【0016】本発明の液晶表示装置の製造方法は、タン
タル、ITO、クロム、アルミニウムおよびカラーフィ
ルタ用材料のいずれかを用いて両確認マークのいずれか
一方または両方を形成することを特徴とする。
【0017】本発明の液晶表示装置は、1対のガラス基
板の少なくとも一方に塗布したシール剤を介して互いに
接着した1対のガラス基板間に液晶を充填して構成した
液晶表示装置において、シール剤塗布後におけるシール
剤のシール幅を確認するための塗布後シール幅確認マー
クが少なくとも一方のガラス基板に形成されていること
を特徴とする。
【0018】本発明の液晶表示装置は、1対のガラス基
板の少なくとも一方に塗布したシール剤を介して互いに
接着した1対のガラス基板間に液晶を充填して構成した
液晶表示装置において、1対のガラス基板の接着後にお
けるシール剤のシール幅を確認するための接着後シール
幅確認マークが少なくとも一方のガラス基板に形成され
ていることを特徴とする。
【0019】本発明の液晶表示装置は、1対のガラス基
板の少なくとも一方に塗布したシール剤を介して互いに
接着した1対のガラス基板間に液晶を充填して構成した
液晶表示装置において、シール剤塗布後におけるシール
剤のシール幅を確認するための塗布後シール幅確認マー
クと、1対のガラス基板の接着後におけるシール幅を確
認するための接着後シール幅確認マークとが少なくとも
一方のガラス基板に形成されていることを特徴とする。
【0020】本発明の液晶表示装置は、塗布後シール幅
確認マークは予め規定したシール幅のほぼ中心位置に形
成されていることを特徴とする。
【0021】本発明の液晶表示装置は、両確認マークの
いずれか一方または両方はガラス基板における四隅の少
なくとも2カ所に形成されていることを特徴とする。
【0022】本発明の液晶表示装置は、両確認マークの
いずれか一方または両方はカギ状または円弧状に形成さ
れていることを特徴とする。
【0023】本発明の液晶表示装置は、両確認マークの
いずれか一方または両方は遮光性材料で形成されている
ことを特徴とする。
【0024】本発明の、両確認マークのいずれか一方ま
たは両方は、タンタル、ITO、クロム、アルミニウム
およびカラーフィルタ用材料のいずれかで形成されてい
ることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置の
好適な実施の形態について説明する。
【0026】図1に示すように、本実施形態に係る液晶
表示装置1は、MIM(Metal Insulator Metal )が形
成された透明なガラス基板2と、カラーフィルタが形成
されたガラス基板31(図6(a)参照)とをシール剤
5を介して互いに接着することによって形成されてい
る。ガラス基板2の四隅には、シール剤5を塗布する際
の塗布幅を確認するためのカギ状のマーク(本発明にお
ける塗布後シール幅確認マークに相当する)3,3・・
と、両ガラス基板2,31を接着した後のシール剤5の
シール幅を確認するための長方形状のマーク(本発明に
おける接着後シール幅確認マークに相当する)4,4・
・とが、例えばタンタルなどの遮光性材料を用いてそれ
ぞれ形成されている。なお、同図では、両ガラス基板
2,31の接着後におけるシール剤5のシール幅を破線
で示しており、シール剤5は、特に限定されないが、エ
ポキシ系樹脂が用いられる。また、シール剤5は、ガラ
ス基板2の周囲に沿って塗布されているが、同図の左側
において塗布されていない部分は、液晶を充填する際の
液晶充填口6として機能する。
【0027】この液晶表示装置1では、シール剤5の塗
布位置に対応する切欠孔が形成されているマスクを介し
てシール剤5を塗布することにより、シール剤5の粘度
やスキージーの圧力の管理が正常時においては、図2に
示すように、シール剤5がマーク3と同一直線上に塗布
される。この場合、マーク3は、予め規定したシール剤
5のシール幅の中心位置にシール幅と同一幅で形成され
ているため、シール剤5塗布後において、シール剤5の
シール幅がマーク3のマーク幅と同一幅で、かつ同一直
線上に塗布されているか否かを透視によって容易に確認
することができる。また、両基板2,31を互いに接着
した後においては、シール剤5のシール幅がマーク4,
4の離間長と同一のシール幅で、かつ両マーク4,4の
互いに対向する側の長辺をそれぞれ延長した線分間に塗
布されているかを、同じく透視によって容易に確認する
ことができる。
【0028】なお、マーク3,4の形状や位置について
は、図1に示した例に限定されず、種々の形状等に形成
することができる。例えば、マーク3,4を破線で形成
してもよいし、図3に示すように、マーク3,4に代え
て、1/4円弧状のマーク7,8,8をガラス基板2の
角部にそれぞれ形成してもよい。なお、マーク7がマー
ク3に相当し、マーク8がマーク4に相当する。このよ
うにすべてのマーク7,8,8をガラス基板2の角部に
形成した場合には、ガラス基板2に形成されたITO膜
などの電極に接触するおそれがなく、電極を形成するた
めにガラス基板2の表面積を有効に利用することができ
る。
【0029】さらに、接着後におけるシール剤5のシー
ル幅を確認するためのマークは、シール剤5のシール幅
を確認できるのもであればよく、図4(a)に示すよう
に、目盛り状のマーク9,9・・で形成することもでき
る。この場合には、接着後におけるシール剤5のシール
幅を検査者の感に頼るのではなく、精度よく実測するこ
とができる。また、マーク9に代えて、同図(b)に示
すように、短辺を極く短く形成した長方形状のマーク1
0,10・・を用いることもできる。この場合にも、シ
ール幅を精度よく確認することができる。
【0030】次に、この液晶表示装置1の製造工程につ
いて、図5,6を参照して説明する。
【0031】最初に、図5を参照してガラス基板2の製
造工程について説明する。まず、同図(a)に示すよう
に、ガラス基板2の元となるガラス板21に例えばタン
タル膜22を形成する。次いで、同図(b)に示すよう
に、タンタル膜22上にレジスト23を塗布する。次
に、フォトマスク24を介して同図(c)の矢印に示す
方向から光を照射することにより、レジスト23をポジ
型に感光させる。この後、ガラス基板2を現像すること
により、同図(d)に示すように、フォトマスク24に
よって遮光された部分のレジスト25,25が取り残さ
れる。次いで、エッチングを行うことにより、同図
(e)に示すように、取り残されたレジスト25,25
の部分に対応するタンタル膜22を残して不要部分のタ
ンタル膜22を除去する。次に、レジスト25,25を
剥離することにより、MIMパターン26と、マーク3
やマーク4に対応するパターン27とが形成されたガラ
ス基板2が完成する。この場合、パターン27の材質が
ガラス基板2を形成するための材料であるため、なんら
工程を増やすことがない。したがって、液晶表示装置1
の製造コストを上げることなく、マーク3,4を形成す
ることができる。
【0032】次に、ガラス基板2,31を用いての液晶
表示装置1の製造工程について、図6を参照して説明す
る。まず、同図(a)に示すように、MIMパターン2
6やマーク3,4が形成されたガラス基板2、およびカ
ラーフィルタが形成されたガラス基板31に配向膜32
を形成するためのコーティング処理を行う。次いで、同
図(b)に示すように、ローラ33を用いて配向膜32
を擦ることによりラビング処理を行う。次に、同図
(c)に示すように、図外のスキージーおよびマスクな
どを用いてシール剤5を塗布する。シール剤5の塗布工
程が終了すると、シール剤5のシール幅とマーク3のマ
ーク幅とが一致するかを透視により確認する。この際
に、シール幅が太すぎたり細すぎたりした場合には、シ
ール剤5を剥離した後にシール剤5の塗布工程を再度行
う。
【0033】次に、同図(d)に示すように、プラスチ
ックボールやガラスボールなどで形成されたスペーサ3
4を散布する。次いで、同図(e)に示すように、ガラ
ス基板2とガラス基板31とを重ね合わせた後、同図
(f)に示すように、ガラス基板31の上方から加圧す
ることにより、両ガラス基板2,31を接着する。この
後、シール剤5がマーク4,4の互いに対向する側の長
辺をそれぞれ延長した線分間に塗布されているかを透視
により確認する。この時点でシール剤5が適正量で塗布
されていない場合には、後の工程を行うことなく、ガラ
ス基板2,31を再利用または廃棄する。これにより、
後の工程に要する製造コストを削減することができる。
【0034】次に、同図(g)に示すように、液晶充填
口6を介して液晶35を充填した後、同図(h)に示す
ように、封止剤36によって液晶充填口6を封止する。
次いで、同図(i)に示すように、加熱することによ
り、液晶36の向きを均一化するための等方性処理を行
う。この後、同図(j)に示すように、所定の大きさに
切断することにより、液晶表示装置1が完成する。
【0035】このように、この実施形態に係る液晶表示
装置1によれば、シール剤5を塗布した後のシール幅を
マーク3を用いて確認し、両ガラス基板2,31の接着
後におけるシール剤5のシール幅をマーク4,4を用い
て確認することにより、シール剤5が適正量で塗布され
たか否かを容易に確認することができる。これにより、
液晶表示装置1の完成を待つまでもなく、シール剤5が
適正量で塗布されていないと確認できた時点で中間品の
液晶表示装置1を再利用または廃棄することにより、そ
の後の工程に要する製造コストを削減することができ
る。また、これにより、液晶表示装置1の製造工程にお
ける歩留まりを実質的に向上させることができる。
【0036】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れない。例えば、マーク3,4は上記した実施形態以外
にも、シール剤5のシール幅を矢印で示してもよく、種
々の形状で形成することができる。また、マーク3,4
の形成位置についても、ガラス基板2の四隅以外の部位
に形成することもできる。さらに、マーク3,4を5カ
所以上にそれぞれ形成することもできる。かかる場合に
は、シール剤5のシール幅をより精度よく確認すること
ができる。また、マーク3,4の材質も本実施形態に示
した材質に限定されず、種々の材質を用いることができ
る。ただし、他の工程内においてマーク3,4の塗布工
程を同時に行うことができるのが好ましく、このために
は、ガラス基板2,31に用いられている材料によって
形成する必要がある。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る液晶表示装
置の製造方法および液晶表示装置によれば、塗布後シー
ル幅確認マークを用いることにより、塗布されたシール
剤の塗布量を容易に確認することができる。これによ
り、液晶表示装置の歩留まりを向上させることができる
と共に、その確認結果をシール剤塗布工程にフィードバ
ックすることによってスキージーの圧力などを適切に管
理することができる。
【0038】また、接着後シール幅確認マークを用いる
ことにより、1対のガラス基板を接着した後のシール幅
を容易に確認することができる。これにより、例えば、
その確認結果をシール剤の粘度管理にフィードバックす
ることによってシール剤の粘度を一定に維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置にお
けるガラス基板の外観図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る液晶表示装置にお
けるガラス基板の一部を拡大した拡大図である。
【図3】 他の実施の形態に係るガラス基板の一部拡大
図である。
【図4】 (a),(b)は、それぞれ他の実施の形態
に係るガラス基板の一部拡大図である。
【図5】 ガラス基板の製造工程を示す工程図である。
【図6】 液晶表示装置の製造工程を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 ガラス基板 3,4,7,8,9,10 マーク 5 シール剤 31 ガラス基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板をシール材によって互いに接
    着する液晶表示装置の製造方法において、前記一対の基
    板のうち一方の基板に前記シール材を塗布する工程と、
    前記一方の基板と前記一対の基板のうちの他方の基板と
    を接着する工程と、前記一対の基板を接着した後の前記
    シール幅をシール幅確認マークにより確認する工程を有
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一対の基板をシール材によって互いに接
    着する液晶表示装置の製造方法において、前記一対の基
    板のうち一方の基板に前記シール材を塗布する工程と、
    塗布した後の前記シール材の幅をシール幅確認マークに
    より確認する工程と、前記一方の基板と前記一対の基板
    のうちの他方の基板とを接着する工程とを有することを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに前記一対の基
    板を接着した後の前記シール幅をシール幅確認マークに
    より確認する工程を有することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3において、前記シ
    ール幅確認マークは互いに離間するよう対向して配置さ
    れた一対のパターンとして形成され、前記シール材は、
    前記一対のパターン間に位置してなることを特徴とする
    液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記パターンは、そ
    の離間長が前記一対の基板を接着した後のシール幅と同
    一になるように形成されることを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 一対の基板をシール材によって互いに接
    着されてなる液晶表示装置において、前記一対の基板の
    うち少なくとも一方の基板は、一対の基板を接着した後
    のシール幅を確認するシール幅確認マークを有すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 一対の基板をシール材によって互いに接
    着されてなる液晶表示装置において、前記一対の基板の
    うち少なくとも一方の基板は、シール材を塗布した後の
    シール幅を確認するシール幅確認マークを有することを
    特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記一対の基板のう
    ち少なくとも一方の基板は、一対の基板を接着した後の
    シール幅を確認するシール幅確認マークを有することを
    特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至請求項8において、前記シ
    ール幅確認マークは互いに離間するよう対向して配置さ
    れた一対のパターンであって、前記シール材は、前記一
    対のパターン間に位置してなることを特徴とする液晶表
    示装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記パターンの離
    間長と、前記一対の基板を接着した後のシール幅とが同
    一であることを特徴とする液晶表示装置。
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