JP2003278585A - 電磁弁駆動装置 - Google Patents

電磁弁駆動装置

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JP2003278585A
JP2003278585A JP2002080910A JP2002080910A JP2003278585A JP 2003278585 A JP2003278585 A JP 2003278585A JP 2002080910 A JP2002080910 A JP 2002080910A JP 2002080910 A JP2002080910 A JP 2002080910A JP 2003278585 A JP2003278585 A JP 2003278585A
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constant current
capacitor
recovery
electromagnetic coil
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宣明 ▲高▼田
Nobuaki Takada
Iwao Niimi
巌 新美
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Denso Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピーク電流供給用コンデンサの充電電圧や電
磁コイル等のばらつきに影響されず且つ電磁弁の確実な
動作を達成しつつ、電磁コイルから上記コンデンサへエ
ネルギーを回収することができる電磁弁駆動装置を提供
する。 【解決手段】 インジェクタの電磁コイルL1に、まず
コンデンサ9からピーク電流を流し、次いで定電流制御
部31により定電流を流す共に、該定電流の値を第1定
電流I1から第2定電流I2(<I1)へと切り替える
燃料噴射制御装置1では、I1の供給終了時に、フリッ
プフロップFF1からパルスK1を発生させて通電用ト
ランジスタTr1を一時オフさせることにより、電磁コ
イルL1からダイオードD1を介しコンデンサ9へエネ
ルギーを回収するが、特に、コンデンサ9に回収される
電流をコンパレータ39で判定して、I1の供給終了時
から回収電流がI2と同じ値まで下がるまでの間、上記
パルスK1を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁の電磁コイ
ルにピーク電流を流した後、大小2段階の一定電流を順
次流すようにした電磁弁駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車用ディーゼルエ
ンジンの燃料噴射制御装置として、図10の下から2段
目(「INJ電流」の段)に示すように、電磁弁である
インジェクタの電磁コイルに、まず該インジェクタを速
やかに動作状態としての開弁状態へと移行させるための
大きなピーク電流Ipを流し、次いで、そのピーク電流
Ipよりも小さく且つインジェクタを開弁状態に保持可
能な一定の電流(以下、定電流ともいう)を流す共に、
その定電流の値を第1定電流I1からそれよりも小さい
第2定電流I2へと2段階に切り替える、といった2段
定電流駆動方式を採用したものがある。
【0003】そして更に、この2段定電流駆動方式を採
用した燃料噴射制御装置に代表される電磁弁駆動装置で
は、電磁弁の電磁コイルへ上記第1定電流I1を流す期
間が終了した際に、その電磁コイルへの電流供給経路を
連通/遮断するスイッチング素子を一時的にオフさせ、
それに伴い発生する電磁コイルのフライバックエネルギ
ーを次のピーク電流Ip用として回収することで、電力
の効率的な使用を図るようにしている。
【0004】ここで、このようなエネルギー回収機能を
有した燃料噴射制御装置の具体的な構成例について、図
9を用い説明する。尚、ここでは、エンジンが6気筒エ
ンジンであるものとし、図9は、その6つの気筒のう
ち、第1,第3,第5の各気筒に夫々対応する各インジ
ェクタ(以下、「INJ」とも記す)#1,#3,#5
を駆動する部分のみを表している。また、以下の説明で
は、インジェクタの電磁コイルのことを、簡略化してイ
ンジェクタという場合もある。
【0005】図9に示すように、この燃料噴射制御装置
101は、トロイダルコイル3と、NチャネルMOSト
ランジスタ5と、ダイオード7と、各インジェクタにピ
ーク電流Ipを供給するためのコンデンサ9と、そのコ
ンデンサ9に流れる電流を検出するための抵抗R1と、
チャージ(以下、「CHG」と記す)電圧制御部11
と、CHG過電圧検出部13とを備えている。
【0006】そして、トロイダルコイル3の一端は、電
源電圧としてのバッテリ電圧VB(バッテリのプラス端
子の電圧)に接続されており、そのトロイダルコイル3
の他端は、トランジスタ5から抵抗R1を介して接地電
位(バッテリのマイナス端子の電圧)に接続されると共
に、ダイオード7のアノードに接続されている。そして
更に、ダイオード7のカソードにコンデンサ9の一端が
接続され、そのコンデンサ9の他端が抵抗R1を介して
接地電位に接続されている。
【0007】また、CHG電圧制御部11には、抵抗R
1とコンデンサ9との接続点の電圧と、コンデンサ9の
抵抗R1側とは反対側の電圧(即ち、コンデンサ9の充
電電圧)とが入力されており、そのコンデンサ9の充電
電圧は、CHG過電圧検出部13にも入力されている。
【0008】そして、CHG電圧制御部11は、後述す
るCHGストップ信号とCHG過電圧停止信号との両方
を受けていない場合に、抵抗R1に流れる電流(即ち、
コンデンサ9への充電電流)が一定値となるようにトラ
ンジスタ5のオン/オフのデューティ比を制御して該ト
ランジスタ5をスイッチング動作させ、これにより、バ
ッテリ電圧VBを昇圧してコンデンサ9を充電する。そ
して更に、CHG電圧制御部11は、コンデンサ9の充
電電圧が所定の設定値(この例では130V)になる
か、或いは、上記CHGストップ信号とCHG過電圧停
止信号との何れか一方を受けると、トランジスタ5のス
イッチング動作を停止させて、コンデンサ9への充電を
止める。
【0009】また、CHG過電圧検出部13は、コンデ
ンサ9の充電電圧を監視して、その充電電圧が過電圧判
定値(この例では150V)に達すると、CHG電圧制
御部11にCHG過電圧停止信号を出力して、コンデン
サ9への充電を強制的に停止させる。
【0010】一方、各インジェクタ(INJ)#1,#
3,#5の電磁コイルL1,L3,L5の一端は、当該
燃料噴射制御装置101の外部において共通接続されて
おり、その共通接続された方の端部は、当該装置101
に設けられた共通端子Jcに接続されている。また、各
電磁コイルL1,L3,L5の他端は、当該装置101
において、各インジェクタ#1,#3,#5毎に設けら
れた個別端子J1,J3,J5に夫々接続されている。
【0011】そして、燃料噴射制御装置101は、各電
磁コイルL1,L3,L5に電流を流すために、上記各
個別端子J1,J3,J5にドレインが夫々接続される
と共に、互いのソースが共通接続された駆動用スイッチ
ング素子としてのNチャネルMOSトランジスタTr
1,Tr3,Tr5と、各電磁コイルL1,L3,L5
に実際に流れている電流(以下、INJ電流という)を
検出するために、トランジスタTr1,Tr3,Tr5
のソースと接地電位との間に接続された抵抗R2と、エ
ンジンの運転状態に基づき各電磁コイルL1,L3,L
5に通電すべき駆動期間(換言すれば、各インジェクタ
#1,#3,#5の開弁期間)を算出して、その駆動期
間の間、該当するトランジスタTr1,Tr3,Tr5
をオンさせるためのハイアクティブの制御信号TQ1,
TQ3,TQ5を出力すると共に、各電磁コイルL1,
L3,L5への定電流を第1定電流I1から第2定電流
I2へと切り替えるための定電流切替信号S1も出力す
るCPU15と、上記各制御信号TQ1,TQ3,TQ
5が夫々入力され、その各制御信号TQ1,TQ3,T
Q5と後述する回収パルスK1の反転信号との論理積信
号を、各トランジスタTr1,Tr3,Tr5に対する
ハイアクティブの駆動信号TWV1,TWV3,TWV
5として、該当するトランジスタTr1,Tr3,Tr
5のゲートに出力する論理積回路AN1,AN3,AN
5と、上記各制御信号TQ1,TQ3,TQ5の論理和
信号を出力する論理和回路17とを備えている。
【0012】更に、燃料噴射制御装置101は、上記共
通端子Jcにカソードが接続された3つのダイオード1
9,21,23と、ダイオード19のアノードとコンデ
ンサ9の抵抗R1側とは反対側(換言すれば、ダイオー
ド7のカソード)との間の電流経路を連通/遮断するP
チャネルMOSトランジスタ25と、バッテリ電圧VB
にソースが接続され、ダイオード21のアノードにドレ
インが接続されたPチャネルMOSトランジスタ27
と、アノードが各トランジスタTr1,Tr3,Tr5
のドレインに夫々接続されると共に、カソードがコンデ
ンサ9の抵抗R1側とは反対側に共通接続されて、各ト
ランジスタTr1,Tr3,Tr5がオフされた時に、
そのオフされたトランジスタに対応する電磁コイルに発
生するフライバックエネルギーを電流の形でコンデンサ
9へと回収させるエネルギー回収用のダイオードD1,
D3,D5と、トランジスタ25を駆動して共通端子J
cから電磁コイルL1,L3,L5への電流供給経路に
コンデンサ9の充電電圧を印加させるCHG放電制御部
29と、トランジスタ27を駆動して共通端子Jcから
電磁コイルL1,L3,L5への電流供給経路に第1定
電流I1と第2定電流I2とを供給する定電流制御部3
1と、上記論理積回路AN1,AN3,AN5への回収
パルスK1を生成して出力するパルス発生回路33とを
備えている。尚、共通端子Jcにカソードが接続された
ダイオード23のアノードは、電磁コイルL1,L3,
L5のフライバックエネルギーを吸収するために、接地
電位に接続されている。
【0013】そして、図10に示すように、この燃料噴
射制御装置101において、CPU15は、各制御信号
TQ1,TQ3,TQ5をハイレベルにした時に、定電
流切替信号S1をハイレベルにし、その時点から予め設
定された一定時間T1が経過すると、定電流切替信号S
1をローレベルに戻す。尚、この一定時間T1は、制御
信号TQ1,TQ3,TQ5のハイレベル時間の最短値
よりも短い値に設定されている。
【0014】また、パルス発生回路33は、CPU15
からの上記定電流切替信号S1が立ち下がった時点から
予め設定された一定時間Tdが経過するまでの間、ハイ
レベルの回収パルスK1を出力する。一方、CHG放電
制御部29は、CPU15からの制御信号TQ1,TQ
3,TQ5の何れかがハイレベルになって、論理和回路
17の出力信号がハイレベルになると、トランジスタ2
5をオンして、共通端子Jcから電磁コイルL1,L
3,L5への電流供給経路にコンデンサ9の充電電圧を
印加させる。
【0015】そして、このとき、パルス発生回路33か
らの回収パルスK1は未だローレベルであるため、例え
ば、制御信号TQ1,TQ3,TQ5のうち、制御信号
TQ1がハイレベルになったものとすると、それが入力
される論理積回路AN1からの駆動信号TWV1がハイ
レベルになってトランジスタTr1がオンすることとな
り、その結果、制御信号TQ1に対応するインジェクタ
#1の電磁コイルL1に、コンデンサ9の放電電流から
なるピーク電流Ipが供給されることとなる。
【0016】そこで更に、CHG放電制御部29は、抵
抗R2に生じるINJ電流に応じた電圧(以下、INJ
電流モニタ信号という)を監視して、INJ電流が予め
定められたピーク電流Ipの設定値(この例では20
A)になると、トランジスタ25をオフして、ピーク電
流Ipの供給を終了させる。
【0017】また、CHG放電制御部29は、トランジ
スタ25をオンしている時(即ち、コンデンサ9を放電
させて電磁コイルにピーク電流Ipを供給している時)
に、CHG電圧制御部11にCHGストップ信号を出力
して、コンデンサ9への充電を停止させる。
【0018】一方また、定電流制御部31は、抵抗R2
によるINJ電流モニタ信号からINJ電流を検出する
ようになっており、CPU15からの制御信号TQ1,
TQ3,TQ5の何れかがハイレベルになって、論理和
回路17の出力信号がハイレベルになると、その時点か
ら定電流切替信号S1がローレベルになるまでの上記一
定時間T1の間、INJ電流が第1定電流I1(この例
では8A)となるようにトランジスタ27をスイッチン
グ動作(オン/オフ)させ、定電流切替信号S1がロー
レベルになると、その時点から論理和回路17の出力信
号がローレベルになるまでの間、INJ電流が第2定電
流I2(この例では4A)となるようにトランジスタ2
7をスイッチング動作させる。
【0019】このため、例えば、制御信号TQ1,TQ
3,TQ5のうち、制御信号TQ1がハイレベルになっ
てトランジスタTr1がオンしたとすると、その制御信
号TQ1及びトランジスタTr1に対応するインジェク
タ#1の電磁コイルL1には、まず、コンデンサ9から
ピーク電流Ip(=20A)が供給され、次に、定電流
切替信号S1がローレベルになるまでの間、トランジス
タ27から第1定電流I1が供給され、定電流切替信号
S1がローレベルになると、その時点から制御信号TQ
1がローレベルになるまで、トランジスタ27から第2
定電流I2が供給されることとなる。
【0020】そして特に、この燃料噴射制御装置101
では、図10に示すように、電磁コイルに第1定電流I
1を流す期間が終了したタイミング(即ち、定電流切替
信号S1の立ち下がりタイミング)で、パルス発生回路
33から回収パルスK1が出力され、その回収パルスK
1のハイレベル時間Tdだけ、それまでオンしていたト
ランジスタ(Tr1,Tr3,Tr5の何れか)が一時
的にオフされる。例えば、制御信号TQ1がハイレベル
になってトランジスタTr1がオンしていたとすると、
パルス発生回路33からの回収パルスK1がハイレベル
となる一定時間Tdだけ、論理積回路AN1からの駆動
信号TWV1がローレベルとなってトランジスタTr1
が強制的にオフされることとなる。
【0021】そして、このようなトランジスタのオフに
伴い発生する電磁コイル(L1,L3,L5の何れか)
のフライバックエネルギーが、電流の形でダイオードD
1,D3,D5の何れかを介しコンデンサ9へと回収さ
れる。尚、図10の最下段(「R1電流」の段)は、抵
抗R1に流れるコンデンサ9の充電電流を表しており、
その図10の最下段において、回収パルスK1がハイレ
ベルになっている時のコンデンサ9の充電電流が、電磁
コイル側からコンデンサ9に回収されるエネルギー相当
の電流(以下、エネルギー回収電流、あるいは単に、回
収電流という)を表している。
【0022】このため、エンジン回転数が高くなって、
コンデンサ9を放電させる時間間隔が短くなっても、そ
のコンデンサ9の充電不足を招くことなく、各気筒のイ
ンジェクタを確実に開弁駆動することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
燃料噴射制御装置101では、エネルギー回収期間の長
さを決める回収パルスK1のパルス幅が固定であるた
め、トロイダルコイル3及びトランジスタ5によるコン
デンサ9への充電電圧や、電磁コイルL1,L3,L5
の特性、周囲温度や電源電圧等の各種ばらつきにより、
エネルギー回収電流の下がり方が早い場合(即ち、減少
度合が大きい場合)には、電磁コイルに流れる電流が、
インジェクタの開弁保持に最低限必要な電流(具体的に
は、第2定電流I2)を下回ってしまい、その結果、イ
ンジェクタが途中で閉弁して燃料噴射が停止してしま
う、という不具合が生じてしまう。尚、図10では、イ
ンジェクタ#1については、エネルギー回収電流の下が
り方が遅い場合を表し、インジェクタ#3については、
エネルギー回収電流の下がり方が中間の場合を表し、イ
ンジェクタ#5については、エネルギー回収電流の下が
り方が非常に早くて、INJ電流が第2定電流I2を大
きく下回ってしまう場合を表している。
【0024】また、エネルギー回収期間の長さ(つま
り、回収パルスK1のパルス幅)を、予め、最悪条件を
考慮して短く設定しておくことが考えられるが、そのよ
うにすると、エネルギーの回収量が少なくなってしま
い、エネルギー回収用の回路を設ける意味が無くなって
しまう。
【0025】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、ピーク電流供給用コンデンサの充電電圧や電
磁コイル等のばらつきに影響されず且つ電磁弁の確実な
動作を達成しつつ、電磁コイルからピーク電流供給用コ
ンデンサへエネルギーを回収することができる電磁弁駆
動装置を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の電磁弁駆動
装置では、電磁弁の電磁コイルへ電流を供給するための
電流供給経路にスイッチング素子が直列に設けられてい
る。また、充電手段が、電源電圧を昇圧してピーク電流
供給用のコンデンサを充電する。
【0027】そして、この電磁弁駆動装置では、制御手
段が、電磁弁の電磁コイルに通電すべき駆動期間の間、
前記スイッチング素子をオンさせて電磁コイルへ電流を
流すことにより、電磁弁を動作させる(詳しくは、ノー
マルクローズタイプの電磁弁であれば開弁させ、ノーマ
ルオープンタイプの電磁弁であれば閉弁させる)のであ
るが、制御手段によってスイッチング素子がオンされる
と、まず、ピーク電流供給手段が、前記コンデンサから
電流供給経路を介し電磁コイルへ該コンデンサの放電電
流からなるピーク電流を供給して、電磁弁を速やかに動
作状態へと移行させる。次に、そのピーク電流の供給が
終了すると、定電流供給手段が、上記電流供給経路にピ
ーク電流よりも小さい定電流(一定の電流)を供給して
該定電流を電磁コイルに流すことにより電磁弁の動作状
態を保持すると共に、その定電流の値を、上記駆動期間
が終了するまでに、第1定電流I1からそれよりも小さ
い第2定電流I2へと切り替える。
【0028】そして更に、この電磁弁駆動装置では、定
電流供給手段が上記第1定電流I1の供給を終了した時
に、エネルギー回収手段が、前記スイッチング素子を一
時的にオフさせて、該スイッチング素子のオフに伴い発
生する電磁コイルのフライバックエネルギーを電流の形
で前記コンデンサへと回収させる。
【0029】ここで特に、請求項1の電磁弁駆動装置に
おいて、エネルギー回収手段は、電磁コイル側からコン
デンサに回収される回収電流(エネルギー回収電流)を
検出して、定電流供給手段が第1定電流I1の供給を終
了した時点から、上記回収電流が予め設定された回収期
間終了判定値まで下がるまでの間、前記スイッチング素
子をオフさせるように構成されている。
【0030】このため、請求項1の電磁弁駆動装置にお
いて、スイッチング素子を一時オフさせるエネルギー回
収期間は、エネルギー回収電流の下がり方が遅ければ長
くなり、逆に、エネルギー回収電流の下がり方が早けれ
ば短くなるといった具合に、エネルギー回収電流の減少
度合に応じて変わることとなる。
【0031】よって、この請求項1の電磁弁駆動装置に
よれば、ピーク電流供給用コンデンサの充電電圧や電磁
コイル等のばらつきによってエネルギー回収電流の減少
度合が変わっても、電磁コイルへの動作保持電流(即
ち、電磁弁を動作状態に保持するのに必要な電流)を確
保しつつ、電磁コイルからピーク電流供給用コンデンサ
へエネルギーを回収することが可能となる。
【0032】尚、エネルギー回収電流は、所謂フライバ
ック電流として電磁コイルに流れる電流であり、スイッ
チング素子がオフされている時の電磁コイルの通電電流
であることから、エネルギー回収期間の終了タイミング
を決める回収期間終了判定値は、電磁弁の動作状態を保
持するのに最低限必要な電流(以下、動作保持最低電流
という)と同じか、それよりも若干大きい値に設定すれ
ば良い。
【0033】また特に、回収期間終了判定値を第2定電
流I2(≧動作保持最低電流)と同じ値に設定すれば、
エネルギー回収期間が終了する時点での電磁コイルの通
電電流が第2定電流I2となるため、定電流供給手段が
電磁コイルへ第2定電流I2を供給する状態への移行を
極めてスムーズに行うことができる。
【0034】次に、請求項2に記載の電磁弁駆動装置
は、請求項1の電磁弁駆動装置に対して、回収禁止手段
を追加して備えている。そして、その回収禁止手段は、
電磁コイルに第1定電流I1が流される期間に該電磁コ
イルに実際に流れている電流を検出して、その検出電流
が所定の回収許可判定値に達していなければ、エネルギ
ー回収手段が前記スイッチング素子をオフさせるのを禁
止する。
【0035】つまり、定電流供給手段の故障などによ
り、電磁弁の電磁コイルに定電流供給手段による定電流
が流れないという異常(以下、定電流供給不能異常とい
う)が生じた場合には、「エネルギー回収電流が回収期
間終了判定値まで下がる」という事象が起こらなくなる
ため、もし、そのような定電流供給不能異常が生じてい
る場合に、エネルギー回収手段がスイッチング素子を一
旦オフさせてしまうと、そのスイッチング素子は再びオ
ンされることなくオフのままになってしまう。
【0036】そこで、請求項2の電磁弁駆動装置では、
第1定電流I1の供給期間中に、電磁コイルに実際に流
れている電流が所定の回収許可判定値に達していなけれ
ば、エネルギー回収手段によるスイッチング素子のオフ
を禁止して、エネルギー回収を実施しないようにしてい
る。
【0037】そして、このような請求項2の電磁弁駆動
装置によれば、上記の定電流供給不能異常が発生した場
合にスイッチング素子がオフされたままになってしまう
のを防止することができる。尚、回収許可判定値は、請
求項3に記載のように、第1定電流I1よりも小さく且
つ回収期間終了判定値よりも大きい値に設定しておけば
良い。
【0038】ところで、エネルギー回収電流を検出する
ための構成としては、例えば、図9に例示したように、
電源電圧の基準電位である接地電位とピーク電流供給用
コンデンサ9の一端との間に、そのコンデンサ9への充
電電流を電圧に変換するための抵抗R1を接続してお
き、エネルギー回収手段は、その抵抗R1とコンデンサ
9との接続点の電圧からエネルギー回収電流を検出す
る、という構成を採ることができる。そして、このよう
にすれば、エネルギー回収電流を簡単な構成で検出する
ことができる。
【0039】但し、この構成の場合、エネルギー回収期
間中に充電手段がコンデンサを充電すると、その充電手
段による充電電流をもエネルギー回収電流として検出し
てしまい、正確な検出ができなくなる。そこで、請求項
4に記載の如く、エネルギー回収時充電禁止手段を設
け、そのエネルギー回収時充電禁止手段により、エネル
ギー回収手段がスイッチング素子をオフさせている期間
(即ち、エネルギー回収期間)は、充電手段がピーク電
流供給用コンデンサを充電するのを禁止するようにすれ
ば、エネルギー回収電流を簡単な構成で確実に検出する
ことができるようになる。
【0040】尚、この請求項4の構成を請求項2,3の
電磁弁駆動装置に適用した場合には、回収禁止手段の作
用により、上述の定電流供給不能異常が発生した際にお
いて、エネルギー回収時充電禁止手段が充電手段のコン
デンサへの充電を禁止したままになってしまうことも防
止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の電磁弁駆動装置としての燃料噴射制御装置につい
て、図面を用いて説明する。尚、本実施形態の燃料噴射
制御装置は、図9に示した従来の燃料噴射制御装置10
1と同様に、6気筒の自動車用ディーゼルエンジンの各
気筒に燃料を夫々噴射供給する電磁弁としてのインジェ
クタの電磁コイルへの通電を2段定電流駆動方式で実施
して、各気筒への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御す
るものである。そして、以下の説明及び該説明で用いる
各図において、図9の燃料噴射制御装置101と同じ役
割の構成要素及び信号については、同一の符号を用いる
ため、詳細な説明は省略する。また、以下では、図9と
同様に、6つの気筒のうち、第1,第3,第5の各気筒
に夫々対応する各インジェクタ#1,#3,#5を駆動
する部分についてのみ説明するが、他の気筒に夫々対応
する各インジェクタを駆動する部分についても同様であ
る。
【0042】まず図1は、第1実施形態の燃料噴射制御
装置1の構成を表す構成図である。図1に示すように、
本第1実施形態の燃料噴射制御装置1は、図9の燃料噴
射制御装置101と比較すると、パルス発生回路33が
設けられておらず、その代わりに、2つのパルス発生回
路35,37と、2つのフリップフロップFF1,FF
2と、2つのコンパレータ39,41と、2つの論理積
回路43,45と、論理和回路47とが設けられてい
る。尚、フリップフロップFF1,FF2は、セット端
子(S)に立ち上がりエッジが入力されると、セット状
態となって出力端子(Q)のレベルがハイレベルにな
り、リセット端子(R)に立ち上がりエッジが入力され
ると、リセット状態となって出力端子(Q)のレベルが
ローレベルになる。
【0043】ここで、パルス発生回路35は、図2の7
段目と8段目に示すように、CPU15からの定電流切
替信号S1が立ち下がると、一定の微小時間だけハイレ
ベルとなる定電流切替タイミングパルスST1を出力す
る。尚、この定電流切替タイミングパルスST1のパル
ス幅(ハイレベル時間)は、フリップフロップFF1,
FF2をセットあるいはリセットするためのトリガとな
り得る値で、且つ、極力小さい値に設定されており、図
9のパルス発生回路33が出力する回収パルスK1のパ
ルス幅Tdよりも非常に小さい値になっている。
【0044】また、コンパレータ39の反転入力端子
(−端子)には、抵抗R1とピーク電流供給用コンデン
サ9との接続点の電圧VR1が入力されており、そのコ
ンパレータ39の非反転入力端子(+端子)には、定電
流制御部31が一定に制御する第2定電流I2と同じ値
の電流(本実施形態では4A)が抵抗R1に流れた場合
の上記電圧VR1と同じ値の電圧が、しきい値電圧Vt
h1として入力されている。このため、コンパレータ3
9の出力cp1は、図2の10段目と19段目(最下
段)に示すように、抵抗R1に流れるコンデンサ9の充
電電流(R1電流)が回収期間終了判定値に相当する4
A以下である場合にハイレベルとなる。
【0045】そして、このコンパレータ39の出力cp
1が、フリップフロップFF1のリセット端子(R)に
入力されている。一方、コンパレータ41の非反転入力
端子には、抵抗R2に生じるINJ電流モニタ信号が入
力されており、そのコンパレータ41の反転入力端子に
は、定電流制御部31が一定に制御する第1定電流I1
(=8A)と第2定電流I2(=4A)との間の電流
(本実施形態では6A)がINJ電流として抵抗R2に
流れた場合のINJ電流モニタ信号と同じ値の電圧が、
しきい値電圧Vth2として入力されている。このた
め、コンパレータ41の出力cp2は、図2の17段目
と18段目に示すように、抵抗R2を介して流れるIN
J電流が回収許可判定値に相当する6A以上である場合
にハイレベルとなる。
【0046】そして、このコンパレータ41の出力cp
2と、パルス発生回路35から出力される定電流切替タ
イミングパルスST1とが、2つの論理積回路43,4
5に夫々入力され、論理積回路43は、コンパレータの
出力cp2と定電流切替タイミングパルスST1との論
理積信号を、フリップフロップFF1のセット端子
(S)に出力する。また、論理積回路45は、コンパレ
ータの出力cp2の反転信号と定電流切替タイミングパ
ルスST1との論理積信号を、INJ電流不足パルスI
NJLとして論理和回路47に出力する。つまり、論理
積回路45は、コンパレータの出力cp2がローレベル
であれば、パルス発生回路35からの定電流切替タイミ
ングパルスST1を、INJ電流不足パルスINJLと
して論理和回路47に出力する。
【0047】また、本第1実施形態の燃料噴射制御装置
1では、フリップフロップFF1の出力(FF1−Q)
が、各トランジスタTr1,Tr3,Tr5を一時オフ
させる回収パルスK1として、論理積回路AN1,AN
3,AN5の各々に入力されており、更に、そのフリッ
プフロップFF1からの回収パルスK1は、パルス発生
回路37にも入力されている。
【0048】そして、パルス発生回路37は、図2の1
1段目と13段目に示すように、フリップフロップFF
1からの回収パルスK1が立ち下がると、一定の微小時
間だけハイレベルとなる回収終了パルスKT1を出力す
る。尚、この回収終了パルスKT1のパルス幅は、フリ
ップフロップFF2をリセットするためのトリガとなり
得る値で、且つ、極力小さい値に設定されている。
【0049】そして更に、そのパルス発生回路37から
の回収終了パルスKT1は、論理積回路45の出力(I
NJ電流不足パルスINJL)と共に、論理和回路47
に入力され、その論理和回路47の出力が、フリップフ
ロップFF2のリセット端子(R)に入力されている。
【0050】また、フリップフロップFF2のセット端
子(S)には、CPU15からの定電流切替信号S1が
入力されている。そして、本第1実施形態の燃料噴射制
御装置1において、CHG電圧制御部11には、CHG
放電制御部29からではなく、フリップフロップFF2
の出力(FF2−Q)が、CHGストップ信号として入
力されている。尚、その他の点については、図9の燃料
噴射制御装置101と同じであるため説明を省略する。
【0051】次に、以上のように構成された本第1実施
形態の燃料噴射制御装置1の動作について説明する。ま
ず、正常時の動作について、図2を用い説明する。尚、
図2は、CPU15からの制御信号TQ1,TQ3,T
Q5のうち、制御信号TQ1がハイレベルになってトラ
ンジスタTr1がオンされる場合(つまり、インジェク
タ#1が開弁駆動される場合)を示しているが、以下に
説明する正常時の動作は、他の制御信号TQ3,TQ5
がハイレベルになってトランジスタTr3,Tr5がオ
ンされる場合についても同様である。
【0052】図2に示すように、まず、制御信号TQ1
がハイレベルになると、この時点で、フリップフロップ
FF1からの回収パルスK1は未だローレベルであるた
め、論理積回路AN1からの駆動信号TWV1がハイレ
ベルになってトランジスタTr1がオンする。また、制
御信号TQ1がハイレベルになって論理和回路17の出
力信号がハイレベルになると、CHG放電制御部29
が、抵抗R2からのINJ電流モニタ信号によって検出
されるINJ電流が20Aとなるまでトランジスタ25
をオンして、共通端子Jcから電磁コイルL1,L3,
L5への電流供給経路にコンデンサ9の充電電圧を印加
させる。
【0053】よって、制御信号TQ1がハイレベルにな
ると、それに対応するインジェクタ#1の電磁コイルL
1に、コンデンサ9の放電電流からなる最大20Aのピ
ーク電流Ipが流れることとなる。また、制御信号TQ
1がハイレベルになった時に、CPU15からの定電流
切替信号S1もハイレベルとなり、それに伴い、フリッ
プフロップFF2がセット状態になって、そのフリップ
フロップFF2からのCHGストップ信号がハイレベル
になる。するとCHG電圧制御部11がコンデンサ9へ
の充電を停止する。
【0054】次に、電磁コイルL1へのピーク電流Ip
(=20A)の供給が終了すると、その電磁コイルL1
には、定電流制御部31の作用により、CPU15から
の定電流切替信号S1がローレベルになるまでの間、第
1定電流I1が流され、定電流切替信号S1がローレベ
ルになると、その時点から制御信号TQ1がローレベル
になるまで、第2定電流I2が流されることとなる。
【0055】ここで、定電流切替信号S1がハイレベル
であるとき(つまり、定電流制御部31が電磁コイルL
1に第1定電流I1を流そうとしている期間)におい
て、図2に示すように、実際のINJ電流が6A以上で
あれば、コンパレータ41の出力cp2がハイレベルと
なるため、定電流切替信号S1がハイレベルからローレ
ベルに変化すると、その時にパルス発生回路35から出
力される定電流切替タイミングパルスST1が、論理積
回路43を介してフリップフロップFF1のセット端子
に入力される。
【0056】その結果、フリップフロップFF1がセッ
ト状態になって、そのフリップフロップFF1から論理
積回路AN1,AN3,AN5への回収パルスK1がハ
イレベルとなり、それまでオンしていたトランジスタT
r1が強制的にオフされる。すると、トランジスタTr
1のオフに伴って発生する電磁コイルL1のフライバッ
クエネルギーが、電流の形でダイオードD1を介しコン
デンサ9へと回収される。
【0057】そして、電磁コイルL1側からコンデンサ
9に回収される電流(エネルギー回収電流)は、コンデ
ンサ9への充電電流として抵抗R1から接地電位に流れ
ることとなるが、図2の最下段に示すように、そのエネ
ルギー回収電流が減少して、回収期間終了判定値として
の4Aまで下がると、コンパレータ39の出力cp1が
ローレベルからハイレベルに変化して、フリップフロッ
プFF1がリセットされ、その結果、フリップフロップ
FF1からの回収パルスK1がローレベルに戻って、ト
ランジスタTr1が再びオンすることとなる。
【0058】また、フリップフロップFF1からの回収
パルスK1がローレベルになると、パルス発生回路37
から回収終了パルスKT1が出力されて、フリップフロ
ップFF2が論理和回路47を介してリセットされるこ
ととなる。その結果、フリップフロップFF2からのC
HGストップ信号がローレベルに戻り、CHG電圧制御
部11によるコンデンサ9の充電が再開されることとな
る。
【0059】尚、この図2に示す正常時では、パルス発
生回路35から定電流切替タイミングパルスST1が出
力された時(即ち、定電流切替信号S1の立ち下がり
時)に、INJ電流は第1定電流I1である8A付近で
あり、十分に6A以上であるため、コンパレータ41の
出力cp2がハイレベルとなっている。よって、論理積
回路45の出力(INJ電流不足パルスINJL)はロ
ーレベルのままとなる。つまり、パルス発生回路35か
らの定電流切替タイミングパルスST1が、INJ電流
不足パルスINJLとして論理和回路47に伝達される
ことはない。
【0060】次に、異常時の動作について、図4を用
い、正常時とは異なる点を中心に説明する。尚、図4
も、図2と同様に、CPU15からの制御信号TQ1が
ハイレベルになってトランジスタTr1がオンされる場
合を示している。そして、以下に説明する異常時の動作
は、他の制御信号TQ3,TQ5がハイレベルになって
トランジスタTr3,Tr5がオンされる場合について
も同様である。
【0061】図4は、定電流制御部31やトランジスタ
27などの故障により、電磁コイルL1に定電流制御部
31による定電流が流れず、その結果、定電流切替信号
S1がハイレベルであるとき(電磁コイルL1に第1定
電流I1が流される期間)に、実際のINJ電流がコン
パレータ41で判定される6Aに達しない場合を示して
いる。
【0062】そして、図4に示すように、このような異
常時においては、定電流切替信号S1がハイレベルから
ローレベルに変化した時に、コンパレータ41の出力c
p2はローレベルであるため、その時にパルス発生回路
35から出力される定電流切替タイミングパルスST1
は、フリップフロップFF1のセット端子に入力されな
い。よって、フリップフロップFF1はセット状態にな
らず、そのフリップフロップFF1からは回収パルスK
1が出力されない。この結果、トランジスタTr1がオ
フされず、コンデンサ9へのエネルギー回収は実施され
ない。
【0063】また、この異常時においては、パルス発生
回路35からの定電流切替タイミングパルスST1が、
論理積回路45を介しINJ電流不足パルスINJLと
して論理和回路47に伝達され、フリップフロップFF
2のリセット端子に入力される。
【0064】このため、定電流切替信号S1がハイレベ
ルからローレベルになると、その時点でフリップフロッ
プFF2がリセットされ、該フリップフロップFF2か
らのCHGストップ信号がローレベルに戻って、CHG
電圧制御部11によるコンデンサ9の充電が再開される
こととなる。つまり、電磁コイルL1に定電流が流せな
い異常時には、トランジスタTr1の一時オフによるエ
ネルギー回収が行われないと共に、定電流切替信号S1
がハイレベルになっている間だけ、CHG電圧制御部1
1によるコンデンサ9の充電が禁止されることとなる。
【0065】尚、本第1実施形態の燃料噴射制御装置1
においては、トランジスタTr1,Tr3,Tr5がス
イッチング素子に相当し、CHG電圧制御部11,トロ
イダルコイル3,トランジスタ5,ダイオード7,及び
抵抗R1が充電手段に相当し、CPU15が制御手段に
相当し、CHG放電制御部29,トランジスタ25,及
びダイオード19がピーク電流供給手段に相当し、定電
流制御部31,トランジスタ27,及びダイオード21
が定電流供給手段に相当している。そして、パルス発生
回路35,論理積回路43,フリップフロップFF1,
コンパレータ39,及び論理積回路AN1,AN3,A
N5がエネルギー回収手段に相当している。また、コン
パレータ41及び論理積回路43が回収禁止手段に相当
し、フリップフロップFF2,パルス発生回路37,論
理積回路45,及び論理和回路47がエネルギー回収時
充電禁止手段に相当している。
【0066】以上のように本第1実施形態の燃料噴射制
御装置1では、電磁コイルL1,L3,L5側からコン
デンサ9へとエネルギーを回収するために通電用トラン
ジスタTr1,Tr3,Tr5を一時オフさせる回収パ
ルスK1のパルス幅を、固定にしておらず、電磁コイル
L1,L3,L5側からコンデンサ9へと実際に回収さ
れるエネルギー回収電流を検出して、第1定電流I1の
供給期間の終了時(定電流切替信号S1の立ち下がり
時)から、エネルギー回収電流が回収期間終了判定値と
しての4Aまで下がるまでの間、回収パルスK1を発生
させるようにしている。
【0067】このため、図2及び図3に示すように、回
収パルスK1のパルス幅Ta(即ち、トランジスタTr
1,Tr3,Tr5を一時オフさせるエネルギー回収期
間)は、エネルギー回収電流の下がり方が遅ければ長く
なり、逆に、エネルギー回収電流の下がり方が早ければ
短くなるといった具合に、エネルギー回収電流の減少度
合(立ち下がりカーブ)に応じてアクティブに変わるこ
ととなる。尚、図3は、制御信号TQ3,TQ5の各々
がハイレベルになってインジェクタ#3,#5が開弁駆
動される場合の正常時の動作を示している。そして、図
3における前半部分(インジェクタ#3についての部
分)は、エネルギー回収電流の下がり方が、インジェク
タ#1について示した図2の場合よりも若干早い中間程
度の場合を表しており、図3における後半部分(インジ
ェクタ#5についての部分)は、エネルギー回収電流の
下がり方が非常に早い場合を表している。
【0068】よって、本第1実施形態の燃料噴射制御装
置1によれば、コンデンサ9の充電電圧や電磁コイルL
1,L3,L5等のばらつきにより、エネルギー回収電
流の立ち下がりカーブにばらつきがあっても、電磁コイ
ルL1,L3,L5への通電電流がインジェクタ#1,
#3,#5を開弁状態に保持するのに必要な電流(動作
保持最低電流)よりも小さくなってしまうことを防止し
つつ、電磁コイルL1,L3,L5側からコンデンサ9
へエネルギーを回収することができる。
【0069】また、本第1実施形態の燃料噴射制御装置
1では、図4に示したように、電磁コイルに第1定電流
I1が流される期間での実際のINJ電流が、回収許可
判定値としての6Aに達していなければ、フリップフロ
ップFF1から回収パルスK1が出力されないようにし
ている。
【0070】このため、例えば定電流制御部31やトラ
ンジスタ27が故障して、電磁コイルL1,L3,L5
に定電流制御部31による定電流を流すことができず、
「エネルギー回収電流が回収期間終了判定値(=4A)
まで下がる」という事象が起こらなくなった場合に、フ
リップフロップFF1から回収パルスK1が出力された
ままになってトランジスタTr1,Tr3,Tr5を駆
動できなくなるのを回避することができる。よって、こ
のような定電流供給不能異常が発生した場合でも、図4
に示したように、インジェクタの電磁コイルにピーク電
流Ipを流すことができ、正常時よりは少量であるがエ
ンジンへの燃料噴射を実施することができる。
【0071】そして更に、本第1実施形態の燃料噴射制
御装置1では、コンデンサ9と該コンデンサ9を接地電
位に接続する抵抗R1との接続点の電圧VR1から、エ
ネルギー回収電流を検出する構成を採っているが、特
に、図2又は図3に示したように、定電流切替信号S1
がローレベルになっても、回収パルスK1がハイレベル
である間(即ち、エネルギー回収期間であって、エネル
ギー回収電流を検出しなければならない期間中)は、フ
リップフロップFF2からCHGストップ信号を出力し
続けて、CHG電圧制御部11によるコンデンサ9への
充電を禁止するようにしているため、エネルギー回収電
流を、特別な電流検出用回路を設けることなく確実に検
出することができる。
【0072】また、本第1実施形態の燃料噴射制御装置
1において、電磁コイルに第1定電流I1が流される期
間での実際のINJ電流が6A以上にならず、フリップ
フロップFF1から回収パルスK1が出力されない場合
には、図4に示したように、CHGストップ信号を出力
するフリップフロップFF2が、定電流切替信号S1の
立ち下がりタイミングでリセットされるため、定電流供
給不能異常の発生時に、CHG電圧制御部11によるコ
ンデンサ9の充電が禁止されたままになってしまうこと
がない。
【0073】次に、第2実施形態の燃料噴射制御装置に
ついて説明する。まず図5は、第2実施形態の燃料噴射
制御装置51の構成を表す構成図である。尚、本第2実
施形態の燃料噴射制御装置51も、第1実施形態の燃料
噴射制御装置1と同様のものであり、以下の説明及び該
説明で用いる各図において、第1実施形態の燃料噴射制
御装置1と同じ役割の構成要素及び信号については、同
一の符号を用いるため、詳細な説明は省略する。
【0074】図5に示すように、第2実施形態の燃料噴
射制御装置51は、第1実施形態の燃料噴射制御装置1
と比較すると、下記の(1)〜(3)の点が異なってい
る。 (1):ダイオードD1,D3,D5のカソードからコ
ンデンサ9へ至る電流経路52に、その電流経路52に
流れるエネルギー回収電流を検出するための電流検出素
子53が設けられている。そして更に、その電流検出素
子53と共同して、エネルギー回収電流に応じた電圧
(即ち、エネルギー回収電流の検出信号)を出力する信
号処理部55が設けられている。尚、電流検出素子53
は、ホール素子や磁気抵抗素子等からなる非接触式の電
流センサであり、上記電流経路52に流れるエネルギー
回収電流によって生じる磁界の強さに応じた電気信号を
出力する。そして、その電気信号が信号処理部55で処
理されて、該信号処理部55からエネルギー回収電流に
応じた電圧が出力される。
【0075】(2):コンパレータ39の反転入力端子
には、抵抗R1とコンデンサ9との接続点の電圧VR1
に代えて、信号処理部55からの電圧が入力されてい
る。そして、コンパレータ39の非反転入力端子に入力
されるしきい値電圧Vth1は、上記電流経路52に4
Aの電流が流れた場合の上記信号処理部55の出力と同
じ値に設定されている。このため、図6の10段目と1
4段目(最下段)に示すように、本第2実施形態におい
ても、コンパレータ39の出力cp1は、エネルギー回
収電流が回収期間終了判定値に相当する4A以下である
場合にハイレベルとなる。
【0076】(3):フリップフロップFF2,パルス
発生回路37,論理積回路45,及び論理和回路47が
削除されており、CHG電圧制御部11には、図9の燃
料噴射制御装置101と同様に、CHG放電制御部29
からCHGストップ信号が入力される。そして、CHG
放電制御部29は、図9の燃料噴射制御装置101と同
様に、トランジスタ25をオンしてコンデンサ9を放電
させている時に、CHG電圧制御部11にCHGストッ
プ信号を出力する。つまり、本第2実施形態では、エネ
ルギー回収電流を抵抗R1とコンデンサ9との接続点の
電圧VR1から検出していないため、エネルギー回収期
間中に、CHG電圧制御部11によるコンデンサ9への
充電を禁止する必要がないからである。
【0077】以上のような本第2実施形態の燃料噴射制
御装置51によっても、図2,図3の各々と同様の図
6,図7に示すように、エネルギー回収期間の長さを決
定する回収パルスK1のパルス幅Taが、エネルギー回
収電流の下がり方に応じてアクティブに変わることとな
る。よって、コンデンサ9の充電電圧や電磁コイルL
1,L3,L5等のばらつきに影響されず且つインジェ
クタ#1,#3,#5の確実な動作を達成しつつ、電磁
コイルL1,L3,L5からコンデンサ9へエネルギー
を回収することができる。
【0078】また、本第2実施形態の燃料噴射制御装置
51においても、図4と同様の図8に示すように、電磁
コイルに第1定電流I1が流される期間での実際のIN
J電流が、回収許可判定値としての6Aに達していなけ
れば、フリップフロップFF1から回収パルスK1が出
力されないため、電磁コイルL1,L3,L5に定電流
制御部31による定電流を流すことができない異常が発
生した場合に、フリップフロップFF1から回収パルス
K1が出力されたままになってトランジスタTr1,T
r3,Tr5を駆動できなくなることがない。
【0079】そして特に、本第2実施形態の燃料噴射制
御装置51では、エネルギー回収電流を非接触式(換言
すれば、磁電変換式)の電流検出素子53によって検出
しているため、上記(3)で述べたように、エネルギー
回収期間中にCHG電圧制御部11によるコンデンサ9
への充電を禁止する必要がなく、その点で有利である。
つまり、CHG電圧制御部11によるコンデンサ9への
充電を禁止せずに、そのコンデンサ9へのエネルギー回
収を実施することができるため、コンデンサ9を放電さ
せる時間間隔が短くなるエンジンの高回転時において
も、コンデンサ9を十分に充電し易くなるからである。
【0080】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、上記各実施形態では、エネルギー回収
期間の終了タイミングを決める回収期間終了判定値を、
第2定電流I2と同じ4Aに設定したが、その回収期間
終了判定値は、インジェクタの開弁状態を保持するのに
最低限必要な電流(動作保持最低電流)以上であれば良
い。尚、上記各実施形態のように回収期間終了判定値を
第2定電流I2と同じに設定すれば、エネルギー回収期
間が終了する時点でのINJ電流が第2定電流I2とな
るため、電磁コイルへ第2定電流I2を供給する状態へ
の移行をスムーズに行うことができ、INJ電流の脈動
を招き難いという点で有利である。
【0081】また、コンパレータ41によって判定する
回収許可判定値は、6Aに限らず、第1定電流I1より
小さく且つ回収期間終了判定値より大きければ良い。一
方、本発明は、インジェクタ以外の他の電磁弁を駆動す
る装置に対しても、同様に適用することができる。
【0082】また、駆動対象となる電磁弁は、電磁コイ
ルへの通電により開弁するノーマルクローズタイプのも
のに限らず、逆に、電磁コイルへの通電により閉弁する
ノーマルオープンタイプのものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表
す構成図である。
【図2】 第1実施形態の燃料噴射制御装置の正常時の
動作を表すタイムチャートの、その1である。
【図3】 第1実施形態の燃料噴射制御装置の正常時の
動作を表すタイムチャートの、その2である。
【図4】 第1実施形態の燃料噴射制御装置の異常時の
動作を表すタイムチャートである。
【図5】 第2実施形態の燃料噴射制御装置の構成を表
す構成図である。
【図6】 第2実施形態の燃料噴射制御装置の正常時の
動作を表すタイムチャートの、その1である。
【図7】 第2実施形態の燃料噴射制御装置の正常時の
動作を表すタイムチャートの、その2である。
【図8】 第2実施形態の燃料噴射制御装置の異常時の
動作を表すタイムチャートである。
【図9】 従来の電磁弁駆動装置としての燃料噴射制御
装置の構成を表す構成図である。
【図10】 図9の装置の動作を表すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1,51…燃料噴射制御装置、L1,L3,L5…イン
ジェクタの電磁コイル、3…トロイダルコイル、5,T
r1,Tr3,Tr5…NチャネルMOSトランジス
タ、7,19,21,23,D1,D3,D5…ダイオ
ード、9…ピーク電流供給用コンデンサ、11…CHG
電圧制御部、13…CHG過電圧検出部、15…CP
U、17,47…論理和回路、25,27…Pチャネル
MOSトランジスタ、29…CHG放電制御部、31…
定電流制御部、35,37…パルス発生回路、39,4
1…コンパレータ、43,45,AN1,AN3,AN
5…論理積回路、52…電流経路、53…電流検出素
子、55…信号処理部、FF1,FF2…フリップフロ
ップ、R1,R2…抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 BA00 CC06U CD26 CE29 DA01 3G301 HA02 JA00 LB11 LC10 MA11 PE03Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁の電磁コイルへ電流を供給するた
    めの電流供給経路に直列に設けられたスイッチング素子
    と、 電源電圧を昇圧してコンデンサを充電する充電手段と、 前記電磁コイルに通電すべき駆動期間の間、前記スイッ
    チング素子をオンさせて前記電磁コイルへ電流を流すこ
    とにより前記電磁弁を動作させる制御手段と、 該制御手段によって前記スイッチング素子がオンされた
    時に、前記コンデンサから前記電流供給経路を介し前記
    電磁コイルへ該コンデンサの放電電流からなるピーク電
    流を供給して、前記電磁弁を速やかに動作状態へと移行
    させるピーク電流供給手段と、 該ピーク電流供給手段による前記ピーク電流の供給後、
    前記電流供給経路に前記ピーク電流よりも小さい一定の
    電流(以下、定電流という)を供給して該定電流を前記
    電磁コイルに流すことにより前記電磁弁の動作状態を保
    持すると共に、前記定電流の値を、前記駆動期間が終了
    するまでに、第1定電流からそれよりも小さい第2定電
    流へと切り替える定電流供給手段と、 該定電流供給手段が前記第1定電流の供給を終了した時
    に、前記スイッチング素子を一時的にオフさせて、該ス
    イッチング素子のオフに伴い発生する前記電磁コイルの
    フライバックエネルギーを電流の形で前記コンデンサへ
    と回収させるエネルギー回収手段と、 を備えた電磁弁駆動装置において、 前記エネルギー回収手段は、前記電磁コイル側から前記
    コンデンサに回収される電流(以下、回収電流という)
    を検出して、前記定電流供給手段が前記第1定電流の供
    給を終了した時から、前記回収電流が予め設定された回
    収期間終了判定値まで下がるまでの間、前記スイッチン
    グ素子をオフさせるように構成されていること、 を特徴とする電磁弁駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁弁駆動装置におい
    て、 前記電磁コイルに前記第1定電流が流される期間に該電
    磁コイルに実際に流れている電流を検出して、該検出電
    流が所定の回収許可判定値に達していなければ、前記エ
    ネルギー回収手段が前記スイッチング素子をオフさせる
    のを禁止する回収禁止手段を備えていること、 を特徴とする電磁弁駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電磁弁駆動装置におい
    て、 前記回収許可判定値は、前記第1定電流よりも小さく且
    つ前記回収期間終了判定値よりも大きい値に設定されて
    いること、 を特徴とする電磁弁駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の電磁弁駆動装置において、 前記電源電圧の基準電位である接地電位と前記コンデン
    サの一端との間には、該コンデンサへの充電電流を電圧
    に変換するための抵抗が接続されていると共に、前記エ
    ネルギー回収手段は、前記抵抗と前記コンデンサとの接
    続点の電圧から、前記回収電流を検出するように構成さ
    れており、 更に、前記エネルギー回収手段が前記スイッチング素子
    をオフさせている期間は、前記充電手段が前記コンデン
    サを充電するのを禁止するエネルギー回収時充電禁止手
    段が設けられていること、 を特徴とする電磁弁駆動装置。
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