JP2003277798A - 石鹸の製造装置及び方法 - Google Patents

石鹸の製造装置及び方法

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JP2003277798A JP2002082024A JP2002082024A JP2003277798A JP 2003277798 A JP2003277798 A JP 2003277798A JP 2002082024 A JP2002082024 A JP 2002082024A JP 2002082024 A JP2002082024 A JP 2002082024A JP 2003277798 A JP2003277798 A JP 2003277798A
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Tadao Abe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形型への溶融石鹸の充填が完了した時点に
おいて、充填ノズル内に溶融石鹸が滞留したり残存した
りすることが無い石鹸の製造装置及び方法を提供するこ
と。 【解決手段】 溶融石鹸を所定形状に成形する成形型4
0と、成形型40へ溶融石鹸を供給する供給管30とを
備えた石鹸の製造装置。供給管30は、その一部から突
出し且つ先端に向かって漸次縮径したノズル32と、ノ
ズル32内に進退可能に配され且つノズル32の内形状
と略同形状をなすプラグ33とを有する。ノズル32は
成形型40の溶融石鹸供給孔11に挿入可能になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融状態の石鹸を
所定形状に成形し固化させて石鹸を製造する装置及び該
装置に用いられる成形型に関する。また本発明は、溶融
状態の石鹸を所定形状に成形し固化させて石鹸を製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】米国特
許第2987484号明細書には、循環路内を循環して
いる溶融石鹸を成形型のキャビティ内に注入し、該キャ
ビティ内で固化させる石鹸の製造方法が記載されてい
る。この成形型には注入バルブがゲート内に配されてお
り、この注入バルブが進退することで、ゲートを通じて
キャビティ内に溶融石鹸が注入される。しかし、注入バ
ルブはゲートの寸法よりも小さいことから、注入バルブ
が前進してゲートとキャビティとの連通を遮断した状態
においては、ゲートと注入バルブとの間に空隙が形成さ
れ、その空隙に溶融石鹸が滞留してしまう。滞留した溶
融石鹸は循環路内に戻ることなくそこに留まるので、次
第に冷却されてしまい、次回の成形時に不具合を来す原
因となり易い。また均質な製品を製造しにくくなる。
【0003】国際公開WO98/53039には、ノズ
ルを通じて溶融石鹸を成形型の上部からキャビティに充
填する際に、溶融石鹸の充填量に応じて成形型を下降さ
せることで、溶融石鹸の液面の直ぐ上にノズル先端が常
時位置するようにした石鹸の製造方法が記載されてい
る。しかし、この方法においても、溶融石鹸の充填が完
了した時点ではノズル内に溶融石鹸が残存することにな
るので、やはり次回の成形時に不具合を来す原因となり
易く、また均質な製品を製造しにくくなる。
【0004】従って、本発明は、成形型への溶融石鹸の
充填が完了した時点において、充填ノズル内に溶融石鹸
が滞留したり残存したりすることが無い石鹸の製造装置
及び方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融石鹸を所
定形状に成形する成形型と、該成形型へ溶融石鹸を供給
する供給管とを備えた石鹸の製造装置において、前記供
給管は、その一部から突出し且つ先端に向かって漸次縮
径したノズルと、該ノズル内に進退可能に配され且つ該
ノズルの内形状と略同形状をなすプラグとを有し、該ノ
ズルが前記成形型の溶融石鹸供給孔に挿入可能になって
いる石鹸の製造装置を提供することにより前記目的を達
成したものである。
【0006】更に本発明は、所定形状のキャビティを有
する成形型の該キャビティに、該キャビティに通ずる供
給路を通じて溶融石鹸を充填し固化させて石鹸を製造す
る方法において、前記供給路の開度を調整しながら前記
溶融石鹸を前記キャビティ内に充填し、充填完了後、前
記供給路を閉塞して該供給路内に前記溶融石鹸が残存し
ないようにする石鹸の製造方法を提供することにより前
記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。本実施形態
で用いられる製造装置は、溶融石鹸の循環部、該循環部
に接続された溶融石鹸の注入部、及び該注入部から供給
された溶融石鹸を所定形状に成形する成形型を備えた成
形部を具備している。図1には、第1の実施形態の製造
装置における溶融石鹸の循環部が示されている。本実施
形態の製造装置は、気泡入り石鹸の製造に好適に用いら
れる。
【0008】図1に示す溶融石鹸の循環部6は、貯蔵タ
ンク61、貯蔵タンク61に接続され且つ貯蔵タンク6
1内を経由するループを形成する循環管路62、循環管
路62の途中に介在された循環ポンプ63を備えてい
る。また貯蔵タンク61には、発泡部(図示せず)にお
いて発泡された溶融石鹸の供給管路64が接続されてい
る。更に貯蔵タンク61内には撹拌翼65が設置されて
いる。撹拌翼65はモータ66によって所定方向に回転
する。更に循環管路62には、溶融石鹸の複数の注入部
3が、循環管路62と開閉可能に連通するように接続さ
れている。各注入部3は循環管路62に直列に接続され
ている。貯蔵タンク61及び循環管路62を含む循環部
6並びに注入部3には、何れも温水及びヒータなどの保
温装置が取り付けられており、所定温度に保たれてい
る。
【0009】注入部3は、図2に示すようにその一端が
循環管路62に接続されている供給管30を備えてい
る。供給管30の他端は、溶融石鹸の液溜まり部31と
なっており、その液溜まり部31に注入ノズル32が突
設されている。注入ノズル32はその先端に向かって漸
次縮径した截頭円錐形をしている。ノズル32内には、
該ノズルの内形状と同形状の外形を有する押し込みプラ
グ33が配されている。プラグ33は、その後端に取り
付けられている油圧シリンダ38によってノズル32内
を進退する。プラグ33が後退することでノズル32と
プラグ33との間に空隙が生じ、この空隙を通じて溶融
石鹸が後述する成形部4へ供給される。一方、プラグ3
3が前進するとノズル32とプラグ33とが嵌り合っ
て、両者間には空隙が無くなり溶融石鹸の供給が停止さ
れる。つまり、プラグ33の進退によって、溶融石鹸が
供給され、またその供給が遮断されるようになってい
る。
【0010】供給管30における、溶融石鹸の流動方向
(図中矢印Aで示す方向)に関して注入ノズル32より
も上流側の位置には、定容量供給装置の一例であるシリ
ンダ34及びピストン36が取り付けられている。シリ
ンダ34は、供給管30と交差するように設けられてい
る。シリンダ34内には、該シリンダ34を境として供
給管30の上流側又は下流側とシリンダ34とを択一的
に連通させる切り替え用のロータリーバルブ35が配さ
れている。これと共にシリンダ34内には、該シリンダ
内を進退可能になっているピストン36が配されてい
る。そして、前述の通りシリンダ34とピストン36と
によって、溶融石鹸の定容量供給装置が構成されてい
る。ピストン36の進退は、その後端に取り付けられて
いるサーボモータ37によって精密に制御されている。
ピストン36が後退することで、シリンダ34内には、
溶融石鹸を収容するための空間が形成される。この空間
に溶融石鹸が充填されたのち、ピストン36を押し込む
ことで、後述する成形型40のキャビティ内へ溶融石鹸
が加圧下に充填される。キャビティ内への溶融石鹸の供
給体積は、ピストン36の後退距離又は押し込み距離に
よって決定される。具体的には、後退前のピストン3
6の位置を原点としてピストン36の後退距離で供給体
積を決定する方法、又は後退後のピストン36の位置
を原点としてピストン36の押し込み距離で供給体積を
決定する方法がある。計量される溶融石鹸は気泡入りで
ある場合、これは圧縮性の流体であるので、前記のの
方法において、ピストン36の原点の位置でシリンダ3
4内に溶融石鹸ができるだけ残らないように原点を決め
ることが、製品重量の精度を高める点から好ましい。
【0011】成形部4は、注入部から供給された溶融石
鹸を所定形状に成形し固化させる成形型40を備えてい
る。図3には、成形型40の型開状態が示されている。
成形型40は、2個で一組をなす第1の割型1及び第2
の割型2から構成されている。各割型は金属等の剛体か
らなる矩形ブロック状の形態をしており、それぞれの中
央部に凹部10及び20が形成されている。各凹部1
0,20は、第1の割型1と第2の割型2とをそれらの
突き合わせ面PLで突き合わせたとき、製造すべき石鹸
の形状に合致した形状のキャビティ(図示せず)が形成
されるように、各割型に形成されている。尚、図示して
いないが各凹部には空気の吹き出し及び吸引用の微細な
スリット及び/又は小孔が形成されている。
【0012】第1の割型1には、該第1の割型1をその
厚さ方向に貫通し外部に開口したノズル挿入孔11が、
凹部10の外縁部に穿設されている。ノズル挿入孔11
は、溶融石鹸の供給孔として用いられる。ノズル挿入孔
11は、その径が、第1の割型1の背面側に向かうに連
れ漸次増加しており、先に述べた注入ノズル32と嵌り
合う形状となっている。一方、第2の割型2には、その
突き合わせ面PLの一部が穿設されて長孔状のゲート2
1が形成されている。ゲート21は第2の割型2をその
厚さ方向に貫いている。第2の割型2におけるゲート2
1の形成位置は、両割型が組み付けられて成形型40を
形成する時に、第1の割型1におけるノズル挿入孔11
と対向する位置となっている。更にゲート21は、その
一部が凹部20と連通している。従って、両割型が組み
付けられて成形型40を形成すると、ゲート21は、ノ
ズル挿入孔11とキャビティとの間に位置して両者を連
通させることになる。
【0013】ゲート21内には、該ゲート21の内形状
と同形状の外形を有するゲートピン22が配されてい
る。ゲートピン21は金属又はプラスチック等の材質か
らなる。ゲートピン22の後端は、ピストン47を備え
たシリンダ48における該ピストン47の先端に固定さ
れている。これによってゲートピン22はゲート21内
を進退可能になっている。ゲートピン22の後退位置に
おいては、ノズル挿入孔11とキャビティCとがゲート
21を介して連通している。ゲートピン21の前進位置
においては、ゲートピン21によってノズル挿入孔11
とキャビティCとの連通が遮断されるようになってい
る。つまりゲートピン21は、ノズル挿入孔11とキャ
ビティCとの連通を遮断させる遮断手段として用いられ
る。
【0014】図示していないが、第1の割型1の突き合
わせ面PLには微細なスリット状のエアベントが設けら
れている。エアベントは、第1の割型1の上部に形成さ
れることが好適である。また、図示していないが、両割
型1,2を構成するブロックには冷却水の循環路が設け
られている。
【0015】図2に戻ると、成形型40における第一の
割型1はその下部が、ベースプレート41から立設され
た支持板42に取り付けられており、固定型となってい
る。一方第2の割型2はその背面が、ベースプレート4
1から立設された支持板43に取り付けられている油圧
シリンダ44のピストン45の先端に固定されている。
油圧シリンダ44は、ピストン45が支持板43と直交
する方向に摺動するように取り付けられている。従っ
て、第2の割型2は水平方向に移動可能な移動型となっ
ている。成形型40は、ノズル挿入孔11がキャビティ
Cの下側に位置するように固定されている。これによっ
て、溶融石鹸はキャビティCの下部から上方へ向かって
充填される。
【0016】第2の割型2の下部にはシリンダ保持板4
6が水平方向に延出するように取り付けられている。シ
リンダ保持板46における水平部には、ピストン47を
備えた油圧シリンダ48が取り付けられている。油圧シ
リンダ48は、ピストン47が水平方向に摺動するよう
に取り付けられている。ピストン47の先端は、第2の
割型2に備えられたゲートピン22の後端に接続されて
いる。
【0017】ベースプレート41は、台座49上に摺動
自在に配されたスライダー50の上に載置固定されてい
る。スライダー50は、台座49上に載置された油圧シ
リンダー51の動作によって台座49上を摺動する。こ
れによって、成形型40を含む成形部4全体が、注入ノ
ズル32を含む注入部3に対して接離可能になってい
る。その結果、成形型40の型開操作などを含む成形操
作を円滑に行うことができ、製造サイクルを高めること
が容易となる。
【0018】以上の構成を有する製造装置を用いた気泡
入り石鹸の製造方法について説明する。先ず循環部6に
よる溶融石鹸の循環について図1を参照しながら説明す
ると、図示しない発泡部において発泡されて、無数の気
泡が分散含有されている溶融石鹸は、供給管路64を通
じて貯蔵タンク61内に貯えられる。貯蔵タンク61内
において溶融石鹸は、撹拌翼65によって撹拌されて、
気泡の分散状態が均一に保たれる。溶融石鹸の一部は、
循環ポンプ63によって循環管路62内に送り込まれ
る。その結果、貯蔵タンク61内に貯えられている溶融
石鹸は、貯蔵タンク61を経由して循環管路62内を循
環する。この循環によって、たとえ何らかのトラブルが
発生して気泡入り石鹸製造の作業が停止しても、溶融石
鹸が配管系内で停滞することがなくなり、溶融石鹸に剪
断力が常に加わった状態が維持され、気泡と液体分とが
分離状態となることが防止される。特に、本実施形態に
おいては、溶融石鹸を循環させることで剪断力を加える
ので、例えば溶融石鹸の流速を制御して溶融石鹸に剪断
力を加える時間を制御できるという利点がある。つまり
気泡を含む溶融石鹸のような保存安定性の低い圧縮性流
体に長時間剪断力を加え続けることで気泡の状態を保持
させることができる。一方、剪断力を加えないと、気泡
の合一や気液の分離が起こることが避けられない。この
ように、溶融石鹸を循環させる場合に、剪断力を加える
時間を制御することで、溶融石鹸に効果的に剪断力を加
えることができ、その結果、貯蔵タンク61内の気泡入
り石鹸における気泡の分散状態を良好にすることがで
き、且つその良好な状態を長時間保つことができる。貯
蔵タンク61における撹拌翼65による撹拌によって
も、気泡と液体分との分離はある程度防止できるが十分
とはいえない。撹拌翼65によって気液分離や気泡の合
一が発生しないように溶融石鹸を撹拌すると、溶融石鹸
が気泡を巻き込みその比重が変動してしまう。従って、
貯蔵タンク61内では気泡を混入させない緩やかな撹拌
を行い、気泡と液体分との分離防止は、循環管路62内
の循環によって行うことが好ましい。
【0019】無数の気泡を分散含有する溶融石鹸の調製
方法としては、例えば本出願人の先に出願に係る特開平
11−43699号公報の第2欄15行〜第5欄1行に
記載されている方法を用いることができる。溶融石鹸の
発泡には各種気体を用いることができる。特に、不活性
気体、とりわけ窒素ガス等の非酸化性の不活性ガスを用
いることで、溶融石鹸の加熱に起因して、その配合成分
が酸化分解することで発生する異臭等を効果的に防止す
ることができる。発泡に不活性気体を用いることは、気
泡入り石鹸の配合成分として、酸化分解し易い香料成分
が配合されている場合に特に有効である。
【0020】溶融石鹸の循環においては、その温度を5
5〜80℃、特に60〜70℃に保つことが、後述する
供給ノズル先端での溶融石鹸の固化防止、及び石鹸の酸
化や香料の劣化の防止の点から好ましい。
【0021】これに関連し、溶融石鹸の循環において
は、溶融石鹸をその融点よりも1〜20℃、特に2〜5
℃高い温度に加熱し保温した条件下に循環させること
が、同様の理由から好ましい。
【0022】溶融石鹸の循環においては、その循環流量
V(m3/h)に対する、貯蔵タンク61の容量S
(m3)の比S/V(h)が0.01〜5となるように
溶融石鹸を循環させることが、気泡の合一防止、及び気
泡と液体分との分離防止の点から好ましい。
【0023】前記循環流量に関連するが、溶融石鹸は、
その循環管路62内での流速Vdが0.02〜5m/
s、特に0.05〜0.8m/sとなるように循環され
ることが好ましい。下限値未満であると、溶融石鹸の注
入部3への分注時に圧力低下が発生し易くなる。上限値
を超えると、設備が大掛かりになる上、循環中に気泡を
巻き込む可能性が高くなる。またこれに関連して、循環
管路62は、その断面積が10〜200cm2、特に2
0〜180cm2であることが、同様の理由から好まし
い。
【0024】溶融石鹸の循環においては、その剪断速度
が0.2〜500s-1、特に0.3〜100s-1、とり
わけ0.3〜20s-1となるように溶融石鹸を循環させ
ることが、気泡の合一防止、及びと気泡と液体分との分
離防止の点から好ましい。剪断速度DはD=2Vd/d
から算出される。ここでVdは溶融石鹸の循環流速(m
/s)を示し、dは循環管路62の内径(m)を示す。
循環管路内には、前記剪断速度の範囲の剪断を加えるこ
とができるスタティックミキサー(静止混合器)を適宜
設けることが好ましい。
【0025】成形前においては、図2に示すように、注
入部3におけるノズル32と、成形部4における成形型
40とは離間した状態になっている。注入部3において
は、シリンダ34と循環管路62との連通が、ロータリ
ーバルブ35によって遮断されている。シリンダ34内
に配されているピストン36は所定の位置に留まってい
る。また、注入部3における押し込みプラグ33はノズ
ル32内に完全に挿入されており、溶融石鹸が供給され
ないようになっている。成形部4においては、油圧シリ
ンダ44を作動させてピストン45を押し出して、第1
の割型1と第2の割型1とを型閉しておく。両割型に
は、前述した冷却水の循環路に水を循環させておく。ま
た、油圧シリンダ48を作動させてピストン47を後退
させ、これによって該ピストン47に接続されているゲ
ートピン22をゲート21から引き出しておき、ノズル
挿入孔11からゲート21を経てキャビティCへ至る供
給路を形成しておく。
【0026】次に、図4(a)に示すように、成形部4
における油圧シリンダ51を作動させて、成形型40を
注入部3におけるノズル32に近接させ、該ノズル32
を成形型40のノズル挿入孔11内に完全に挿入する。
この状態においては、図4(a)の要部拡大図である図
4(b)に示すように、ノズル32とノズル挿入孔11
との間には空隙が全く存在していない。従って、ノズル
32とノズル挿入孔11との間で溶融石鹸の液漏れが発
生したり、或いは成形後にノズル32とノズル挿入孔1
1との間に溶融石鹸が残留することがない。
【0027】この状態下に、循環管路62を循環する溶
融石鹸は、その一部が、注入部3へ送り込まれる。この
状態を図5に示す。溶融石鹸を注入部3へ送り込むに
は、ロータリーバルブ35を180度回転させてシリン
ダ34と循環管路62とを連通させる。これと共にサー
ボモータ37を作動させてピストン36を後退させる。
これによってシリンダ34内に空間が形成され、その空
間内に溶融石鹸が流入する。ピストン36の後退は、所
定量の溶融石鹸がシリンダ34内に充填されるまで続け
られる。
【0028】所定量の溶融石鹸がシリンダ34内に充填
されたら、サーボモータ37の作動を停止し、ピストン
36の後退を停止する。次に図6(a)に示すようにロ
ータリーバルブ35を180度反転させてシリンダ34
と循環管路62との連通を遮断し且つシリンダ34とノ
ズル32とを連通させる。引き続き、油圧シリンダ38
を作動させてノズル32内からプラグ33を引き抜き、
両者間に空隙を形成する。この状態を図6(b)に示
す。これによって、シリンダ34、供給管30、ノズル
32、ゲート21及びキャビティCからなる溶融石鹸の
供給路が形成される。この状態下にサーボモータ37を
作動させてシリンダ34内のピストン36を押し込む。
これによって、シリンダ34内に充填されていた溶融石
鹸が前記供給路を通じて成形型40のキャビティC内に
加圧注入される。溶融石鹸の供給量がピストン34のス
トローク量で決定されることは前述の通りであるが、そ
のストローク量はサーボモータ37によって精密に制御
される。従って、本発明によれば一定重量の石鹸を容易
に製造することができる。
【0029】本実施形態におけるキャビティへの溶融石
鹸の充填は、初期段階、中期段階及び後期段階の3つの
段階に分けて行う。3つの段階の何れにおいても、前述
した定容量供給装置、即ちシリンダー34内のピストン
36の動作速度をサーボモータ37によって制御して充
填速度を調整する。充填の初期段階においては、溶融石
鹸を、得られる石鹸中に目視可能な程度の大きさの気泡
が存在しないような低充填速度で充填する。この理由は
次の通りである。充填速度を余りに高くすると、溶融石
鹸が噴射状態でキャビティC内に注入され、キャビティ
C内で溶融石鹸が泡立ってしまい、得られる石鹸中にそ
の泡が残存してしまう。そこで前記のような低充填速度
で溶融石鹸を充填することでキャビティC内での溶融石
鹸の泡立ちを防止している。目視可能な程度の大きさの
気泡は一般に0.5mm〜10mm程度のものである。
【0030】充填の中期段階では、充填初期よりも相対
的に高充填速度で溶融石鹸を充填する。この理由は次の
通りである。キャビティC内での溶融石鹸の泡立ち防止
の観点からは、充填中期においても低充填速度で溶融石
鹸を充填することが好ましい。しかし、キャビティC内
が溶融石鹸である程度満たされると、溶融石鹸の自重に
よって泡立ちしにくくなる。つまり、充填速度をある程
度高めても泡立ちしにくくなる。特に本実施形態のよう
にキャビティCの下部から上方に向かって溶融石鹸が充
填される方法の場合には、一層泡立ちしにくくなる。そ
こで、製造サイクルを高める観点から充填中期において
は、充填初期よりも相対的に高充填速度で溶融石鹸を充
填する。充填中期の開始時は、一般にキャビティCの体
積に対して溶融石鹸が5〜30%程度充填された状態で
ある。
【0031】充填の後期段階では、充填中期よりも相対
的に低充填速度で該溶融石鹸を充填する。この理由は次
の通りである。充填後期では、キャビティCは溶融石鹸
で大部分満たされており空間は少ない。この状態下に高
充填速度で溶融石鹸を供給すると、成形型に形成されて
いるエアベント(図示せず)が溶融石鹸で閉塞されて、
キャビティCの空間に存在している空気が抜けきらない
おそれがある。空気が抜けきらない場合には、得られる
石鹸に凹み等の欠陥が生じてしまう。この不都合を回避
するために、充填の後期段階では、充填中期よりも相対
的に低充填速度で該溶融石鹸を充填する。充填後期の開
始時は、一般にキャビティCの体積に対して溶融石鹸が
70〜95%程度充填された状態である。
【0032】以上のような充填速度の制御を行うこと
で、欠陥の無い製品を生産性よく製造することができ
る。
【0033】溶融石鹸の充填速度を、シリンダー34内
のピストン36の動きを制御することなく制御すること
もできる。この場合には、押し込みプラグ33を適宜進
退させて、溶融石鹸の供給路の開度を調整する方法が一
例として挙げられる。この状態は先に図6(b)に示し
た通りである。つまり、溶融石鹸の圧力損失又は流体摩
擦を制御することで、その充填速度を制御することがで
きる。この制御を一層精密にするには、押し込みプラグ
33をサーボモータを用いて進退させることが有利であ
る。この場合においては、シリンダ34とピストン36
とから構成される定容量供給装置を用いて一定容量の溶
融石鹸をキャビティC内に供給しているので、プラグ3
3を用いた充填速度の制御は、定容量の溶融石鹸の供給
下に行われる。この方法によれば、充填速度を精密に制
御しつつ一定容量の溶融石鹸をキャビティC内に供給す
ることが容易である。
【0034】所定量の溶融石鹸がキャビティCに充填さ
れたら、図7に示すように押し込みプラグ33をノズル
32内に完全に挿入して、溶融石鹸の供給を停止する。
この後ただちに、或いはほぼ同時に油圧シリンダ48を
作動させてゲートピン22をゲート21内に押し込む。
これによって、成形型40における溶融石鹸の供給路で
あるゲート21は完全に閉塞されて空間が全く存在しな
い状態となり、ゲート21内に残存している溶融石鹸は
キャビティに追加充填される。更に、注入ノズル32の
内部もプラグ33によって完全に閉塞され空間が全く存
在しない状態となり、ノズル32内には溶融石鹸は残存
していない。つまり、溶融石鹸の充填完了時において
は、成形型40及び注入ノズル32の何れにも溶融石鹸
が残存していない。その結果、次回の成形時には新しい
溶融石鹸を供給することができ、成形を円滑に行うこと
ができる。また得られる石鹸も均質なものとなる。更
に、得られる石鹸に不要な部分が存在していないので、
いわゆる端切りが不要である。その上、成形型を毎回清
掃する必要がないので生産性に優れる。
【0035】キャビティC内に充填される溶融石鹸の量
は、キャビティCの体積と同程度又はそれよりも多少多
くてもよく或いは少なくてもよい。溶融石鹸の充填量が
キャビティCの体積よりやや少ない場合には、ゲートピ
ン21の押し込みによる追加充填によって最終的にはキ
ャビティCの体積と同程度の量の溶融石鹸が充填される
ことになる。逆に、溶融石鹸の充填量がキャビティCの
体積よりやや多くても、該溶融石鹸が気泡を含む圧縮性
流体であることから十分に充填可能である。従って、圧
縮性の低い溶融石鹸を用いる場合(例えば、気泡を含有
していない溶融石鹸を用いる場合)には、キャビティC
内に充填される溶融石鹸の量は、キャビティCの体積と
同程度又はそれよりも多少少ない方がよい。
【0036】キャビティC内に溶融石鹸が加圧充填され
ると、その加圧充填に起因して溶融石鹸がキャビティ外
へ戻ろうとする圧力がゲート21に向けて生じる。ゲー
トピン22をゲート21内に押し込み、その状態を維持
させるには、この圧力に抗する力をゲートピン22に加
える必要がある。この力を最小限にするためには、ゲー
トピン22の押し込み方向が、圧力の生じる方向と90
度の角度をなすようにすればよい。そこで本実施形態に
おいては、ゲートピン21を水平方向に進退させてその
進退方向を、ゲート21における溶融石鹸の流動方向
(この方向は溶融石鹸によって生じる圧力の方向と平行
である)に対して90度としている。また成形型40の
側部にゲートピン22の進退手段を配してゲートピン2
2を水平方向に押し込むようにすることで成形型40の
下側に空間が設けられ、これによって成形の作業性を良
好になるという利点もある。
【0037】ゲートピン22をゲート21内に押し込み
且つプラグ33をノズル32内に押し込んだ状態下に、
図8に示すように、成形部4における油圧シリンダ51
を作動させて成形型40をノズル32から引き離す。こ
れと共にキャビティC内の溶融石鹸の固化を進行させ
る。
【0038】溶融石鹸の固化がある程度進行したら、図
9に示すように、成形部4における油圧シリンダ44を
作動させてピストン45を引き戻し、第1の割型1と第
2の割型2とを型開する。このとき、第1の割型1のキ
ャビティ面に形成されているスリット(図示せず)を通
じて吸引を行う。これと共に第2の割型2のキャビティ
面に形成されているスリット(図示せず)を通じて該キ
ャビティ面から石鹸Sに向けて空気を吹き付け、該キャ
ビティ面からの石鹸Sの離型を促進させる。これらの操
作によって、石鹸Sを第1の割型1のキャビティ面に保
持させる。
【0039】引き続き、図10に示すように、第2の割
型2の凹部と同形状の凹部を有する受け取り装置70を
第1の割型1の突き合わせ面に対向当接させる。この状
態下に、受け取り装置70の凹部表面に形成されている
スリット(図示せず)を通じて吸引を行う。これと共に
第1の割型1のキャビティ面に形成されているスリット
(図示せず)を通じて該キャビティ面から石鹸Sに向け
て空気を吹き付け、該キャビティ面からの石鹸Sの離型
を促進させる。これらの操作によって、第1の割型1に
保持されていた石鹸Sを受け取り装置70に受け渡す。
その後、第1の割型1と第2の割型2とを型閉して図1
に示す状態に復帰させ、これまでに述べた操作を繰り返
す。
【0040】気泡入り石鹸を構成する配合成分として
は、脂肪酸石鹸、非イオン系界面活性剤、無機塩、ポリ
オール類、非石鹸系のアニオン界面活性剤、遊離脂肪
酸、香料、水等が挙げられる。更に、抗菌剤、顔料、染
料、油剤、植物エキス等の添加物を必要に応じて適宜配
合してもよい。
【0041】次に、本発明の第2〜第7の実施形態につ
いて、図11〜図16を参照しながら説明する。これら
の実施形態については、第1の実施形態と異なる点につ
いてのみ説明し、特に説明しない点については、第1の
実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。ま
た、図11〜図16において、図1〜図10と同じ部材
に同じ符号を付してある。
【0042】図11に示す第2の実施形態の製造装置で
は、循環部6及び注入部3の構造は第1の実施形態と同
じであるが、成形型40を含む成形部4の構造が第1の
実施形態と異なる。図12には本実施形態に用いられる
成形型40の型開状態が示されている。成形型40にお
ける第1の割型1の構造は第1の実施形態と同じである
が、第2の割型2の構造が第1の実施形態と異なる。第
2の割型2には、その突き合わせ面PLの一部が半円柱
形状に凹設されてゲート21が形成されている。ゲート
21は、その一端が第2の割型2の凹部20に通じてお
り、他端が第2の割型2の端面で開口している。第2の
割型2におけるゲート21の形成位置は、第1及び第2
の割型1,2が組み付けられて成形型40を形成する時
に、第1の割型1におけるノズル挿入孔11と対向する
位置となっている。従って、両割型が組み付けられて成
形型40を形成すると、ゲート21は、ノズル挿入孔1
1とキャビティとの間に位置して両者を連通させること
になる。ゲート21内には、該ゲート21の内形状と同
形状(即ち半円柱形状)の外形を有するゲートピン22
が、該ゲート21内に配されている。
【0043】図11に戻ると、ゲートピン22は、その
下端の位置において、油圧シリンダ48のシリンダー軸
47の先端に取り付けられている。これによって、ゲー
トピン22は、ゲート21内を進退可能になっている。
尚、油圧シリンダ48は、第2の割型2の下端から垂下
する支持板46の側面に取り付けられている。このよう
に、本実施形態の製造装置においては、ゲートピン21
が上下方向に進退する。これに対して先に述べた第1の
実施形態においては、ゲートピンは水平方向に進退す
る。
【0044】本実施形態の製造装置を用いた石鹸の製造
方法について説明すると、図11に示す装置が、第1の
実施形態に関して説明した図5に示す状態となった後、
ロータリーバルブ35を180度反転させてシリンダ3
4と循環管路62との連通を遮断し且つシリンダ34と
ノズル32とを連通させる。引き続き、油圧シリンダ3
8を作動させてノズル32内からプラグ33を引き抜
き、両者間に空隙を形成する。これによって、シリンダ
34、供給管30、ノズル32、ゲート21及びキャビ
ティCからなる溶融石鹸の供給路が形成される。この状
態下にサーボモータ37を作動させてシリンダ34内の
ピストン36を押し込む。これによって、シリンダ34
内に充填されていた溶融石鹸が前記供給路を通じて成形
型40のキャビティC内に加圧注入される。所定量の溶
融石鹸がキャビティに充填されたら、押し込みプラグ3
3をノズル32内に完全に挿入して、溶融石鹸の供給を
停止する。この後ただちに、或いはほぼ同時に油圧シリ
ンダ48を動作させてゲートピン22を上昇させゲート
21内に押し込む。これによって、成形型40における
溶融石鹸の供給路であるゲート21は完全に閉塞され空
間が全く存在しない状態となり、ゲート21内に残存し
ている溶融石鹸はキャビティに追加充填される。更に、
注入ノズル32の内部もプラグ33によって完全に閉塞
され空間が全く存在しない状態となり、ノズル32内に
は溶融石鹸は残存していない。この後は第1の実施形態
と同様の操作が行われる。
【0045】本実施形態では、ゲート21がキャビティ
C内に開口する面積を第1の実施形態の場合よりも小さ
くできるので、得られる石鹸に形成されるゲート21の
痕跡を第1の実施形態の場合よりも小さくできるという
利点がある。
【0046】図13に示す第3の実施形態の製造装置
は、これまでに説明した実施形態と異なり循環部を具備
していない。また、注入部3の構成が異なる。しかし、
成形部4の構成は第1の実施形態と同様である。本実施
形態においては、溶融石鹸は、図示していない貯蔵タン
クから直接注入部3に供給される。注入部3は、貯蔵タ
ンク(図示せず)に接続している供給管30を備えてい
る。供給管30には図示していない加圧ポンプが取り付
けられており、この加圧ポンプの圧力によって、貯蔵タ
ンクから注入部に向けて溶融石鹸が供給される。供給管
30には、その側面から突出した注入ノズル32が設け
られている。ノズル32内には、該ノズル32の内形状
と同形状の外形を有する押し込みプラグ33が配されて
いる。プラグ33はこれに接続されているサーボモータ
39によってノズル32内を進退する。
【0047】本実施形態の製造装置を用いた石鹸の製造
方法について説明すると、図13に示す装置が、第1の
実施形態に関して説明した図5に示す状態となった後、
図示しない加圧ポンプを作動させて供給管30内の溶融
石鹸を加圧して流動させる。更にサーボモータ39を作
動させてノズル32内からプラグ33を引き抜き、両者
間に空隙を形成する。これによって、供給管30、ノズ
ル32、ゲート21及びキャビティからなる溶融石鹸の
供給路が形成される。供給管30内の溶融石鹸は前述の
通り加圧ポンプによって加圧されているので、キャビテ
ィC内に加圧下に注入される。所定量の溶融石鹸がキャ
ビティに充填されたら、押し込みプラグ33をノズル3
2内に完全に挿入して、溶融石鹸の供給を停止する。こ
の後ただちに、或いはほぼ同時に油圧シリンダ48を動
作させてゲートピン22をゲート21内に押し込む。こ
れによって、成形型40における溶融石鹸の供給路であ
るゲート21は完全に閉塞され空間が全く存在しない状
態となり、ゲート21内に残存している溶融石鹸はキャ
ビティに追加充填される。更に、注入ノズル32の内部
もプラグ33によって完全に閉塞され空間が全く存在し
ない状態となり、ノズル32内には溶融石鹸は残存して
いない。この後は第1の実施形態と同様の操作が行われ
る。
【0048】本実施形態においては、先に述べた実施形
態と異なり、キャビティC内への溶融石鹸の充填量及び
充填速度の双方を、押し込みプラグ33の進退のみで制
御している。従って、本実施形態においてはプラグ33
の進退を、一層精密な制御が可能であるサーボモータ3
9を用いて行っている。
【0049】本実施形態は、成形の度に一層新しい溶融
石鹸を供給できるという点、及び溶融石鹸の供給路を簡
素化できるという点で、先に述べた実施形態の場合より
も有利である。
【0050】図14に示す第4の実施形態の製造装置
は、図11に示す第2の実施形態の成形部4と、図13
に示す第3の実施形態の注入部3とを組み合わせたもの
である。従って、本実施形態の製造装置の構成及びこれ
を用いた石鹸の製造方法は、当業者であれば第2及び第
3の実施形態の説明から明らかであり、特に説明を要す
るものではない。
【0051】図15に示す第6の実施形態は、循環部6
の構成が第1の実施形態と異なる。詳細には、貯蔵タン
ク61と注入部3との間に循環管路62を循環する溶融
石鹸の冷却用の冷却装置81が取り付けられている。具
体的には、注入部3が循環管路62に接続されている接
続位置と貯蔵タンク61との間において、循環管路62
に冷却装置81が取り付けられている。冷却装置81
は、注入部3が循環管路62に接続されている位置の直
ぐ上流側(直前)に取り付けられている。また、循環管
路62には、該循環管路62を循環する溶融石鹸の加熱
用の加熱装置80も取り付けられている。加熱装置80
の取り付け位置は、注入部3が循環管路62に接続され
ている接続位置よりも下流側になっている。つまり、循
環管路62には、溶融石鹸の循環方向に関して、上流側
に冷却装置81が取り付けられており、それよりも下流
側に加熱装置80が取り付けられている。そして、循環
管路62に取り付けられた冷却装置81と加熱装置80
との間に、溶融石鹸の注入部3が接続されている。加熱
装置80における加熱温度は、循環管路62から貯蔵タ
ンク61に戻る溶融石鹸の温度を、貯蔵タンク61内の
溶融石鹸の温度(保温温度)と同温度とするため、循環
管路62の温度よりも高温度に設定されている。一方、
冷却装置81における冷却温度は、循環管路62を保温
する保温装置の保温温度よりも低温度に設定されてい
る。これにより溶融石鹸は、その保温温度よりも例えば
0.5〜10℃程度低く冷却される。勿論、冷却温度は
石鹸の溶融温度以上となっている。加熱装置80として
は、熱交換器などを用いることができる。冷却装置81
としては、熱交換器などを用いることができる。
【0052】本実施形態においては、溶融石鹸が、成形
型のキャビティに注入される前に、循環中の温度(保温
温度)よりも低い温度に冷却されるので、キャビティ内
での冷却固化時間が第1の実施形態の場合よりも短縮さ
れるという利点がある。特に、溶融石鹸をキャビティに
供給する直前で、保温温度よりも0.5〜10℃低い温
度に冷却することで、撹拌や剪断が加わっていないキャ
ビティ内での静置時間を短縮できるので、固化するまで
に発生する気泡の合一や分離が低減できるので好まし
い。但し、冷却装置81によって溶融石鹸を冷却する
と、循環管路62内における溶融石鹸の流動性が低下し
て円滑な循環を行えないおそれがあることから、循環管
路62における、該循環管路62と注入部3との接続位
置よりも下流の位置に、該循環管路62の保温装置とは
別に、溶融石鹸の加熱用の加熱装置80を取り付け、該
加熱装置80による加熱で溶融石鹸の円滑な循環を確保
している。
【0053】図16に示す第7の実施形態においては、
循環部6に取り付けられている循環管路62に注入部3
が接続されていない。また、加熱装置及び冷却装置も取
り付けられていない。これに代えて、循環管路62とは
別に貯蔵タンク61に接続された接続管路83を介し
て、注入部3が貯蔵タンク61に接続されている。そし
て貯蔵タンク61と注入部3とを接続する接続管路35
には冷却装置81が取り付けられている。つまり、貯蔵
タンク61と注入部3との間に冷却装置81が取り付け
られている。尚、図16においては、注入部3が一つし
か図示されていないが、複数の注入部を貯蔵タンク61
に接続してもよい。その場合には、各注入部と貯蔵タン
ク61とを接続する管路に冷却装置をそれぞれ取り付け
る。何れの場合においても、冷却装置81による冷却温
度は、貯蔵タンク61を保温する保温装置の保温温度よ
りも低温度に設定されている。これにより溶融石鹸は、
その保温温度よりも例えば0.5〜10℃程度低く冷却
される。
【0054】本実施形態においても、第6の実施形態と
同様に、溶融石鹸が、成形型のキャビティに注入される
前に、循環中の温度よりも低い温度に冷却されるので、
キャビティ内での冷却固化時間が第1の実施形態の場合
よりも短縮されるという利点がある。その上、第6の実
施形態と異なり循環管路62を冷却していないので、第
6の実施形態で用いた加熱装置を用いなくても良いとい
利点もある。その分、製造装置の構成を簡単にすること
ができる。
【0055】以上、本発明をその好ましい実施形態に基
づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されな
い。例えば前記各実施形態においては、押し込みプラグ
33は注入ノズル32の内形状と完全に合致しており、
プラグ33がノズル内に完全に挿入された状態において
は、ノズル内には空間が全く存在していなかったが、プ
ラグ32の形状は、ノズル32内に成形に差し支えのな
い程度の量の溶融石鹸が残存してもよい限度において、
少なくともノズル先端部の形状と合致していればよい。
逆に、図17(a)及び図17(b)に示すように、ノ
ズル32の内形状よりもプラグ33の形状が大きく、プ
ラグ33の後端部が供給路30内に突出していてもよ
い。
【0056】また、注入ノズルの形状は截頭円錐形に限
られず、他の形状、例えば截頭角錐形などでもよい。
【0057】第3及び第4の実施形態においては、溶融
石鹸の供給管30が直接貯蔵タンクに接続されていた
が、これに代えて第1及び第2の実施形態のように溶融
石鹸の循環管路に接続されていてもよい。逆に、第1及
び第2の実施形態において、溶融石鹸の供給路が貯蔵タ
ンクに直接接続されていてもよい。
【0058】また前記実施形態においては、ノズル挿入
孔11の内形状と、ノズル32の外形状とが完全に合致
しており、両者間には空間が全く存在していなかった
が、ノズル32の形状は、成形に差し支えのない程度の
量の溶融石鹸がノズル挿入孔11内に残存してもよい限
度において、例えば図18(a)に示すように、少なく
ともノズル挿入孔11の最奥部の形状と合致していれば
よい。また、ノズル32の形状がノズル挿入孔11の最
奥部の形状と合致していなくても、図18(b)に示す
ように、ノズル32の先端にOリング32aを取り付け
ることで、ノズル32の挿入時にノズル32の先端形状
がノズル挿入孔11の最奥部の形状と合致するようにし
てもよい。
【0059】また、第1及び第2の実施形態において
は、図19(a)及び図19(b)に示すように、供給
管30の先端に形成された液溜まり部31の下部に、循
環管路62に接続された帰還管31aを設け、更に該帰
還管31aに開閉バルブ31bを取り付けてもよい。石
鹸の成形操作時には、図19(a)に示すようにバルブ
31bを閉じておく。成形操作の停止時には、図19
(b)に示すようにバルブ31bを開き且つピストン3
6によって供給管30内に溶融石鹸を送り込み、これを
帰還管31aを通じて循環管路62に帰還させる。これ
によって、成形操作の中断後、操作を再開する場合であ
っても。ノズル32内に常に新鮮な溶融石鹸が供給され
る。
【0060】前記の各実施形態は気泡入り石鹸の製造方
法に係るものであったが、本発明はこれ以外の石鹸の製
造にも、同様に適用できることは言うまでもない。また
成形型として、前述した閉鎖されている成形型だけでな
く、開放されている成形型を用いることもできる。
【0061】また、前記実施形態においては、成形型4
0を含む成形部4全体が移動可能になっており、注入ノ
ズル32を含む注入部3に対して接離可能になっていた
が、これに代えて又はこれに加えて、注入ノズル32を
含む注入部3全体が移動可能になっており、成形型40
を含む成形部4に対して接離可能になっていてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、成形型への溶融石鹸の
充填が完了した時点において、充填ノズル内に溶融石鹸
が滞留したり残存したりすることが無い。従って、次回
の成形時には新しい溶融石鹸を供給することができ、成
形を円滑に行うことができる。また得られる石鹸も均質
なものとなる。更に、得られる石鹸に不要な部分が存在
していないので、いわゆる端切りが不要である。その
上、成形型を毎回清掃する必要がないので生産性に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石鹸の製造装置における循環部を示す
模式図である。
【図2】本発明の石鹸の製造装置における注入部及び成
形部を示す模式図である。
【図3】成形型の型開状態を示す斜視図である。
【図4】図4(a)は成形開始時の状態を示す模式図で
あり、図4(b)は図4(a)の要部拡大図である。
【図5】シリンダ内に溶融石鹸を充填する状態を示す模
式図である。
【図6】図6(a)はキャビティ内に溶融石鹸を注入す
る状態を示す模式図であり、図6(b)は図6(a)の
要部拡大図である。
【図7】キャビティ内への溶融石鹸の充填が完了した状
態を示す模式図である。
【図8】成形部を注入部から離間した状態を示す模式図
である。
【図9】成形型を型開した状態を示す模式図である。
【図10】石鹸を受け取り手段に受け渡す状態を示す模
式図である。
【図11】本発明の石鹸の製造装置における注入部及び
成形部の別の実施形態を示す模式図である。
【図12】別の成形型の型開状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の石鹸の製造装置における注入部及び
成形部の更に別の実施形態を示す模式図である。
【図14】本発明の石鹸の製造装置における注入部及び
成形部のまた更に別の実施形態を示す模式図である。
【図15】本発明の石鹸の製造装置における循環部の別
の実施形態を示す模式図である。
【図16】本発明の石鹸の製造装置における循環部の更
に別の実施形態を示す模式図である。
【図17】図17(a)及び図17(b)はそれぞれ、
押し込みプラグの別の実施形態を示す模式図である。
【図18】図18(a)及び図18(b)はそれぞれ、
ノズル及びノズル挿入孔の別の実施形態を示す模式図で
ある。
【図19】図19(a)及び図19(b)はそれぞれ、
注入部の別の実施形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 第1の割型 2 第2の割型 3 注入部 4 成形部 6 循環部 11 ノズル挿入孔 21 ゲート 22 ゲートピン 32 注入ノズル 40 成形型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年3月20日(2003.3.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】キャビティC内に溶融石鹸が加圧充填され
ると、その圧力がゲート21に向けて生じる。ゲートピ
ン22をゲート21内に押し込み、その状態を維持させ
るには、この圧力に抗する力をゲートピン22に加える
必要がある。この力を最小限にするためには、ゲートピ
ン22の押し込み方向が、圧力の生じる方向と90度の
角度をなすようにすればよい。そこで本実施形態におい
ては、ゲートピン21を水平方向に進退させてその進退
方向を、ゲート21における溶融石鹸の流動方向(この
方向は溶融石鹸によって生じる圧力の方向と平行であ
る)に対して90度としている。また成形型40の側部
にゲートピン22の進退手段を配してゲートピン22を
水平方向に押し込むようにすることで成形型40の下側
に空間が設けられ、これによって成形の作業性を良好に
なるという利点もある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 恭典 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 阿部 忠夫 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4H003 AB03 CA09 CA10 DA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融石鹸を所定形状に成形する成形型
    と、該成形型ヘ溶融石鹸を供給する供給管とを備えた石
    鹸の製造装置において、 前記供給管は、その一部から突出し且つ先端に向かって
    漸次縮径したノズルと、該ノズル内に進退可能に配され
    且つ該ノズルの内形状と略同形状をなすプラグとを有
    し、該ノズルが前記成形型の溶融石鹸供給孔に挿入可能
    になっている石鹸の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの少なくとも先端部の外形状
    が、前記成形型における前記供給孔と略同形状をなして
    おり、 前記ノズルが前記供給孔内に挿入されることで、前記供
    給管から前記キャビティへ通ずる前記溶融石鹸の供給路
    が形成されるようになされていると共に、前記プラグが
    進退することで前記キャビティ内へ前記溶融石鹸が供給
    され、またその供給が停止されるようになされている請
    求項1記載の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記成形型において、前記供給孔が前記
    キャビティの下側に位置しており、前記溶融石鹸が前記
    キャビティの下部から上方へ向かって充填されるように
    なされている請求項1又は2記載の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記成形型及び/又は前記ノズルが移動
    可能であり接離可能になっている請求項1〜3の何れか
    に記載の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記成形型が一組の割型を組み付けて形
    成されている請求項1〜4の何れかに記載の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記供給管における、前記溶融石鹸の流
    動方向に関して前記ノズルよりも上流側の位置に、該溶
    融石鹸の定容量供給装置が設けられており、 該定容量供給装置には、該定容量供給装置を境として前
    記供給管の上流側又は下流側と該定容量供給装置とを択
    一的に連通させる切り替えバルブが配されており、 前記定容量供給装置によって前記溶融石鹸が加圧下に前
    記キャビティ内に充填されるようになされている請求項
    1〜5の何れかに記載の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記定容量供給装置によって一定容量の
    前記溶融石鹸を前記キャビティ内に充填させる間、前記
    溶融石鹸の充填初期には、前記溶融石鹸を、得られる石
    鹸中に目視可能な程度の大きさの気泡が存在しないよう
    な低充填速度で充填し、充填中期には、充填初期よりも
    相対的に高充填速度で該溶融石鹸を充填し、充填後期に
    は、充填中期よりも相対的に低充填速度で該溶融石鹸を
    充填するように、前記定容量供給装置による前記溶融石
    鹸の充填速度が調整可能になっている請求項6記載の製
    造装置。
  8. 【請求項8】 前記供給管に加圧ポンプが取り付けられ
    ており、該加圧ポンプによって前記溶融石鹸が加圧下に
    前記キャビティ内に充填されるようになされている請求
    項1〜5の何れかに記載の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記成形型に、前記供給孔と前記キャビ
    ティとを連通させるゲートが形成されており、 前記ゲート内に、前記供給孔と前記キャビティとの連通
    を遮断させるゲートピンが進退可能に配されている請求
    項1〜8の何れかに記載の製造装置。
  10. 【請求項10】 所定形状のキャビティを有する成形型
    の該キャビティに、該キャビティに通ずる供給路を通じ
    て溶融石鹸を充填し固化させて石鹸を製造する方法にお
    いて、 前記供給路の開度を調整しながら前記溶融石鹸を前記キ
    ャビティ内に充填し、充填完了後、前記供給路を閉塞し
    て該供給路内に前記溶融石鹸が残存しないようにする石
    鹸の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記供給路が、前記成形型内に形成さ
    れ且つ前記キャビティに通ずるゲートと、該ゲートと連
    通する注入ノズルとから少なくとも構成されており、該
    ゲート及び該注入ノズル内を閉塞して、これらの内部に
    前記溶融石鹸が残存しないようにする請求項10記載の
    石鹸の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記溶融石鹸の充填初期には、前記溶
    融石鹸を、得られる石鹸中に目視可能な程度の大きさの
    気泡が存在しないような低充填速度で充填し、充填中期
    には、充填初期よりも相対的に高充填速度で該溶融石鹸
    を充填し、充填後期には、充填中期よりも相対的に低充
    填速度で該溶融石鹸を充填するように、前記供給路の開
    度を調整する請求項10又は11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記供給孔が前記キャビティの下側に
    位置しており、前記溶融石鹸が前記キャビティの下部か
    ら上方へ向かって充填される請求項10〜12の何れか
    に記載の製造方法。
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