JP2003276967A - 相互間隔可変ダブルデッキエレベーターかご - Google Patents

相互間隔可変ダブルデッキエレベーターかご

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JP2003276967A
JP2003276967A JP2002087816A JP2002087816A JP2003276967A JP 2003276967 A JP2003276967 A JP 2003276967A JP 2002087816 A JP2002087816 A JP 2002087816A JP 2002087816 A JP2002087816 A JP 2002087816A JP 2003276967 A JP2003276967 A JP 2003276967A
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car
suspension frame
suspension
frontage
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JP2002087816A
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Naoki Shibata
直紀 柴田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路間口寸法を有効利用して間口の広いか
ごを容易に配置することができる相互間隔可変ダブルデ
ッキエレベーターかごを得る。 【解決手段】 上下に配置された二つのかご19(2
4)を吊り枠1に対して、昇降機構13によりそれぞれ
上下変位可能に装備する。そして、かご19を支持した
かご枠15の縦部材を吊り枠1の縦枠4から離れた位置
に配置して、かご19の外側面を吊り枠1の縦枠4内側
と直接対面して配置する。このような構成によって、か
ご19の外側面位置を吊り枠1の内法間口に近接した位
置に配置してかご19の間口を広げる。これにより、吊
り枠1の間口寸法に対するかご19の間口寸法を増し、
昇降路間口寸法を有効に利用して所要の床面積を有する
かご19の設置に要する昇降路の構築費を節減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上かご及び下か
ごが吊り枠に対して上下に変位可能に装着されてなる相
互間隔可変ダブルデッキエレベーターかごに関する。
【0002】
【従来の技術】図19〜図24は、例えば特開平10−
279231号公報に示された従来の相互間隔可変ダブ
ルデッキエレベーターかごを示す図で、図19は正面
図、図20は図19の平面図、図21は図19のA−A
線断面図、図22は図19のB−B線断面図、図23は
図19のC−C線断面図、図24は図19の側面図であ
る。図において、1は鋼材がロ字状に組立てられてエレ
ベーターの主索2に吊持された吊り枠、3は吊り枠1の
高さ方向の中間に設けられた横材、4は吊り枠1の縦枠
である。
【0003】5は吊り枠1内に嵌合状態に設けられて横
材3の上側に配置された上かご枠、6は上かご枠5の外
側の四隅にそれぞれ設けられた案内具、7は吊り枠1の
縦枠4の内側に上かご枠5に対向して立設されて係合さ
れた案内具6の昇降を案内する上レール、8は上かご枠
5内に設けられた上かご、9は吊り枠1内に嵌合状態に
設けられて横材3の下側に配置された下かご枠、10は
下かご枠9の外側の四隅にそれぞれ設けられた案内具で
ある。
【0004】11は吊り枠1の縦枠4の内側に下かご枠
9に対向して立設されて、係合された案内具10の昇降
を案内する下レール、12は下かご枠9内に設けられた
下かごである。13は第一昇降機構で、電動ねじ機構か
らなり吊り枠1の上材に設けられた駆動部及び一側が駆
動部によって駆動され他側は上かご枠5に係合されたね
じ棒によって構成されている。
【0005】14は第二昇降機構で、リンク機構からな
り長手中間が横材3に枢着された第一リンク、一端が第
一リンクに上端に枢着され他端は上かご枠5に枢着され
た第二リンク及び一端が第一リンクに下端に枢着され他
端は下かご枠10に枢着された第三リンクによって構成
されている。
【0006】従来の相互間隔可変ダブルデッキエレベー
ターかごは上記のように構成され、図示が省略してある
がエレベーターの駆動装置が動作すると上かご8及び下
かご12を設けた吊り枠1が、エレベーターの昇降路を
案内レールに案内されて昇降する。そして、エレベータ
ーの停止時に昇降路に設けられて互いに上下に隣接した
乗場の一方に上かご8が対向し、隣接した乗場の他方に
下かご12が対向する。また、上下に隣接した乗場の相
互間隔が、他に設けられて上下に隣接した乗場の相互間
隔と異なる場合には第一昇降機構13が動作する。
【0007】これによって、上かご枠5が吊り枠1に対
して上下方向に上レール7の案内機能を介して変位す
る。また、この上かご枠5の変位による第二昇降機構1
4の作動によって、下かご枠9が吊り枠1に対して上下
方向に下レール11の案内機能を介して変位する。この
ような昇降機構の動作によって、エレベーターの停止時
に上かご8及び下かご12が、同時にそれぞれ上下に隣
接した乗場のいずれかに床面を一致させて対向するよう
に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の相
互間隔可変ダブルデッキエレベーターかごでは、上かご
枠5及び下かご枠10が吊り枠1に嵌合状態に配置され
て、上かご枠5等の縦部材が水平投影面において吊り枠
1の縦枠7と対面する。このため、昇降路間口の有効利
用が妨げられて吊り枠1の間口寸法に対する上かご8等
の間口寸法が減少し、所要の床面積を有する上かご8等
を設置するための昇降路の構築費が嵩むという問題点が
あった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、昇降路間口寸法を有効に利用す
ることができる相互間隔可変ダブルデッキエレベーター
かごを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る相互間隔
可変ダブルデッキエレベーターかごにおいては、ロ字状
をなし主索に吊持された吊り枠と、この吊り枠内に配設
されて外側面が吊り枠の縦枠と直接対面して配置された
上かご及びこの上かごの下側に配置された下かごの両者
と、ロ字状をなし内部に上記両者の一方が配置されて、
少なくとも縦部材が水平投影面において吊り枠の縦枠に
対して奥行き方向に離れて配置されたかご枠と、一側が
吊り枠に他側はかご枠に係合されて、かご枠を吊り枠に
対して昇降変位させる昇降機構と、吊り枠に支持されて
立設されかご枠の間口方向の両側にそれぞれ配置され
て、かご枠に設けられた案内具が昇降可能に係合した昇
降レールとが設けられる。
【0011】また、この発明に係る相互間隔可変ダブル
デッキエレベーターかごにおいては、吊り枠内に嵌合状
態に設けられて水平投影面において吊り枠の上材に対し
て傾斜して配置されたかご枠が設けられる。
【0012】また、この発明に係る相互間隔可変ダブル
デッキエレベーターかごにおいては、吊り枠の奥行き方
向における前側及び後側のいずれか一方に配置されたか
ご枠が設けられる。
【0013】また、この発明に係る相互間隔可変ダブル
デッキエレベーターかごにおいては、吊り枠の奥行き方
向における前側及び後側のそれぞれに設けられて、前側
及び後側の二つにより上かご及び下かごのいずれか一方
を支持したかご枠が設けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は正面図、
図2は図1の平面図、図3は図1のD−D線断面図、図
4は図1のE−E線断面図、図5は図1のF−F線断面
図、図6は図1の側面図である。図において、1は鋼材
がロ字状に組立てられてエレベーターの主索2に吊持さ
れた吊り枠、3は吊り枠1の高さ方向の中間に設けられ
た横材、4は吊り枠1の縦枠である。
【0015】15は上かご枠で、吊り枠1内に嵌合状態
に設けられて横材3の上側に配置されて、水平投影面に
おいて吊り枠1の上材に対して傾斜して配置され、上か
ご枠15の縦部材が吊り枠1の縦枠4から離れた位置に
配置される。16は上かご枠15の外側の四隅にそれぞ
れ設けられた案内具である。
【0016】17は上昇降レールで、吊り枠1の縦枠4
から突設された取付腕18の突出端に支持されて立設さ
れて上かご枠15の間口方向の両側に配置され、上かご
枠15の案内具16が昇降可能に係合されている。19
は上かご枠15内に設けられた上かごである。
【0017】20は下かご枠で、吊り枠1内に嵌合状態
に設けられて横材3の下側に配置されて、水平投影面に
おいて吊り枠1の上材に対して傾斜して配置され、下か
ご枠20の縦部材が吊り枠1の縦枠4から離れた位置に
配置される。21は上かご枠20の外側の四隅にそれぞ
れ設けられた案内具である。
【0018】22は下昇降レールで、吊り枠1の縦枠4
から突設された取付腕23の突出端に支持されて立設さ
れて下かご枠20の間口方向の両側に配置され、下かご
枠20の案内具21が昇降可能に係合されている。24
は下かご枠20内に設けられた下かごである。13は第
一昇降機構で、電動ねじ機構からなり吊り枠1の上材に
設けられた駆動部及び一側が駆動部によって駆動され他
側は上かご枠15に係合されたねじ棒によって構成され
ている。
【0019】14は第二昇降機構で、リンク機構からな
り長手中間が横材3に枢着された第一リンク、一端が第
一リンクに上端に枢着され他端は上かご枠15に枢着さ
れた第二リンク及び一端が第一リンクに下端に枢着され
他端は下かご枠20に枢着された第三リンクによって構
成されている。
【0020】上記のように構成された相互間隔可変ダブ
ルデッキエレベーターかごにおいて、図示が省略してあ
るがエレベーターの駆動装置が動作すると上かご19及
び下かご24を設けた吊り枠1が、エレベーターの昇降
路を案内レールに案内されて昇降する。そして、エレベ
ーターの停止時に昇降路に設けられて互いに上下に隣接
した乗場の一方に上かご19が対向し、隣接した乗場の
他方に下かご24が対向する。
【0021】また、上下に隣接した乗場の相互間隔が、
他に設けられて上下に隣接した乗場の相互間隔と異なる
場合には第一昇降機構13が動作する。これによって、
上かご枠15を吊り枠1に対して上下方向に上昇降レー
ル17の案内機能を介して変位させる。また、この上か
ご枠15の変位による第二昇降機構14の作動によって
下かご枠20が吊り枠1に対して上下方向に下昇降レー
ル22の案内機能を介して変位する。
【0022】このような昇降機構の動作によって、エレ
ベーターの停止時に上かご19及び下かご22が、それ
ぞれ同時に上下に隣接した乗場のいずれかに床面を一致
させて対向する。そして、上かご枠15及び下かご枠2
4が水平投影面において吊り枠1の上材に対して傾斜し
て配置されて、上かご枠15及び下かご枠24の縦部材
が吊り枠1の縦枠4から離れた位置に配置される。これ
によって、上かご19及び下かご24の外側面を、それ
ぞれ吊り枠1の縦枠4と直接対面して配置することがで
きる。
【0023】このため、上かご19及び下かご24の外
側面位置を吊り枠1の内法間口に近接した位置に配置し
て、上かご19及び下かご24の間口を広げることがで
きる。そして、吊り枠1の間口寸法に対する上かご19
及び下かご24の間口寸法を増すことによって、昇降路
間口寸法を有効に利用することができ所要の床面積を有
する上かご19及び下かご24を設置するための昇降路
の構築費を節減することができる。
【0024】また図1〜図6の実施の形態において、上
かご枠15及び下かご枠24が吊り枠1に嵌合状態に配
置され、かつ水平投影面において吊り枠1の上材に対し
て傾斜して配置される。これにより、吊り枠1、上かご
枠15、下かご枠24、上かご19及び下かご24から
なる昇降体の重心が一致するので、吊り枠1の案内レー
ルに対する水平方向の偏荷重が発生せず、昇降体の昇降
動作が安定し運転を静穏化することができる。
【0025】実施の形態2.図7〜図12は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は正面図、図
8は図7の平面図、図9は図7のG−G線断面図、図1
0は図7のH−H線断面図、図11は図7のI−I線断
面図、図12は図7の側面図である。図において、前述
の図1〜図6と同符号は相当部分を示し、25は上かご
枠で、吊り枠1の奥行き方向における前側に設けられて
横材3の上方側に配置され、上かご枠25の縦部材が吊
り枠1の縦枠4から奥行き方向の前側に離れた位置に配
置される。
【0026】26は上かご枠25の外側の四隅にそれぞ
れ設けられた案内具である。27は上昇降レールで、吊
り枠1の縦枠4から突設された取付腕28の突出端に支
持されて立設されて上かご枠25の間口方向の両側にそ
れぞれ配置され、上かご枠25の案内具26が昇降可能
に係合されている。29は上かご枠25内に設けられた
上かごである。30は下かご枠で、吊り枠1の奥行き方
向における前側に設けられて横材3の下方側に配置さ
れ、下かご枠30の縦部材が吊り枠1の縦枠4から奥行
き方向の前側に離れた位置に配置される。
【0027】31は下かご枠30の外側の四隅にそれぞ
れ設けられた案内具、32は下昇降レールで、吊り枠1
の縦枠4から突設された取付腕33の突出端に支持され
て立設されて下かご枠30の間口方向の両側にそれぞれ
配置され、下かご枠30の案内具31が昇降可能に係合
されている。34は下かご枠30内に設けられた下かご
である。13は第一昇降機構で、吊り枠1と上かご枠2
5との間に配置されている。14は第二昇降機構で、吊
り枠1の横材3、上かご枠25及び下かご枠30に係合
されている。
【0028】上記のように構成された相互間隔可変ダブ
ルデッキエレベーターかごにおいて、前述の図1〜図6
の実施の形態と同様に吊り枠1が昇降し、また第一昇降
機構13及び第二昇降機構14が動作する。そして、上
かご枠25及び下かご枠30が水平投影面において吊り
枠1の奥行き方向における前側に配置される。このた
め、上かご枠25及び下かご枠30の縦部材が、吊り枠
1の縦枠4から奥行き方向の前側に離れた位置に配置さ
れる。
【0029】これにより、上かご29及び下かご34の
外側面を、それぞれ吊り枠1の縦枠4と直接対面して配
置することができる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図7〜図12の実施の形態においても図1〜図6の
実施の形態と同様な作用が得られる。また、図7〜図1
2の実施の形態において、この実施の形態に準じて構成
されて上かご枠25、下かご枠30を吊り枠1の奥行き
方向における後側に設けた形態であっても、図7〜図1
2の実施の形態と同様な作用を得ることができる。
【0030】実施の形態3.図13〜図18も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図13は正面
図、図14は図13の平面図、図15は図13のJ−J
線断面図、図16は図13のK−K線断面図、図17は
図13のL−L線断面図、図18は図13の側面図であ
る。図において、前述の図1〜図6と同符号は相当部分
を示し、35は上かご枠で、吊り枠1の奥行き方向にお
ける前側及び後側にそれぞれ設けられて横材3の上方側
に配置され、上かご枠35のそれぞれの縦部材が吊り枠
1の縦枠4から奥行き方向の前後方向に離れた位置に配
置される。
【0031】36はそれぞれの上かご枠35の外側の四
隅にそれぞれ設けられた案内具である。37は上昇降レ
ールで、吊り枠1の縦枠4から突設された取付腕38の
突出端に支持されて立設されてそれぞれの上かご枠35
の間口方向の両側にそれぞれ配置され、上かご枠35の
案内具36が昇降可能に係合されている。39は二つの
上かご枠35内に設けられた上かごである。
【0032】40は下かご枠で、吊り枠1の奥行き方向
における前側及び後側にそれぞれ設けられて横材3の下
方側に配置され、下かご枠40のそれぞれの縦部材が吊
り枠1の縦枠4から奥行き方向の前後方向に離れた位置
に配置される。41はそれぞれの下かご枠40の外側の
四隅にそれぞれ設けられた案内具である。
【0033】42は下昇降レールで、吊り枠1の縦枠4
から突設された取付腕43の突出端に支持されて立設さ
れてそれぞれの下かご枠40の間口方向の両側にそれぞ
れ配置され、下かご枠40の案内具41が昇降可能に係
合されている。44は二つの下かご枠40内に設けられ
た下かごである。13は第一昇降機構で、吊り枠1と上
かご枠35との間に配置されている。14は第二昇降機
構で、吊り枠1の横材3、上かご枠35及び下かご枠4
0に係合されている。
【0034】上記のように構成された相互間隔可変ダブ
ルデッキエレベーターかごにおいて、前述の図1〜図6
の実施の形態と同様に吊り枠1が昇降し、また第一昇降
機構13及び第二昇降機構14が動作する。そして、上
かご枠35及び下かご枠40が水平投影面において吊り
枠1の奥行き方向における前側及び後側にそれぞれ配置
される。
【0035】これによって、上かご枠35及び下かご枠
40の縦部材が、吊り枠1の縦枠4から奥行き方向の前
側及び後側に離れた位置に配置される。これにより、上
かご39及び下かご44の外側面を、それぞれ吊り枠1
の縦枠4と直接対面して配置することができる。したが
って、詳細な説明を省略するが図13〜図18の実施の
形態においても図1〜図6の実施の形態と同様な作用が
得られる。
【0036】また、図13〜図18の実施の形態におい
て、上かご枠35及び下かご枠40が吊り枠1の奥行き
方向の前側及び後側にそれぞれ配置される。これによ
り、吊り枠1、上かご枠35、下かご枠40、上かご3
9及び下かご44からなる昇降体の重心が一致するの
で、吊り枠1の案内レールに対する水平方向の偏荷重が
発生せず、昇降体の昇降動作が安定し運転を静穏化する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ロ字状
をなし主索に吊持された吊り枠と、この吊り枠内に配設
されて外側面が吊り枠の縦枠と直接対面して配置された
上かご及びこの上かごの下側に配置された下かごの両者
と、ロ字状をなし内部に上記両者の一方が配置されて、
少なくとも縦部材が水平投影面において吊り枠の縦枠に
対して奥行き方向に離れて配置されたかご枠と、一側が
吊り枠に他側はかご枠に係合されて、かご枠を吊り枠に
対して昇降変位させる昇降機構と、吊り枠に支持されて
立設されかご枠の間口方向の両側にそれぞれ配置され
て、かご枠に設けられた案内具が昇降可能に係合した昇
降レールとを設けたものである。
【0038】これによって、かご枠の縦部材が吊り枠の
縦枠から離れた位置に配置され、上かご等の外側面を吊
り枠の縦枠と直接対面して配置することができる。この
ため、上かご等の外側面位置を吊り枠の内法間口に近接
した位置に配置し、上かご等の間口を広げることができ
る。そして、吊り枠の間口寸法に対する上かご等の間口
寸法を増し、昇降路間口寸法を有効に利用することがで
き所要の床面積を有する上かご等を設置するための昇降
路の構築費を節減する効果がある。
【0039】また、この発明は以上説明したように、吊
り枠内に嵌合状態に設けられて水平投影面において吊り
枠の上材に対して傾斜して配置されたかご枠を設けたも
のである。
【0040】これによって、かご枠の縦部材が吊り枠の
縦枠から離れた位置に配置され、上かご等の外側面を吊
り枠の縦枠と直接対面して配置することができる。この
ため、上かご等の外側面位置を吊り枠の内法間口に近接
した位置に配置し、上かご等の間口を広げることができ
る。そして、吊り枠の間口寸法に対する上かご等の間口
寸法を増し、昇降路間口寸法を有効に利用することがで
き所要の床面積を有する上かご等を設置するための昇降
路の構築費を節減する効果がある。また、吊り枠、上か
ご枠、下かご枠、上かご及び下かごからなる昇降体の重
心が一致するので、吊り枠の案内レールに対する水平方
向の偏荷重が発生せず、昇降体の昇降動作が安定し運転
を静穏化する効果がある。
【0041】また、この発明は以上説明したように、吊
り枠の奥行き方向における前側及び後側のいずれか一方
に配置されたかご枠を設けたものである。
【0042】これによって、吊り枠の奥行き方向におけ
る前側及び後側のいずれか一方に配置されたかご枠の縦
部材が、吊り枠の縦枠から離れた位置に配置され、上か
ご等の外側面を吊り枠の縦枠と直接対面して配置するこ
とができる。このため、上かご等の外側面位置を吊り枠
の内法間口に近接した位置に配置し、上かご等の間口を
広げることができる。そして、吊り枠の間口寸法に対す
る上かご等の間口寸法を増し、昇降路間口寸法を有効に
利用することができ所要の床面積を有する上かご等を設
置するための昇降路の構築費を節減する効果がある。
【0043】また、この発明は以上説明したように、吊
り枠の奥行き方向における前側及び後側のそれぞれに設
けられて、前側及び後側の二つにより上かご及び下かご
のいずれか一方を支持したかご枠を設けたものである。
【0044】これによって、吊り枠の奥行き方向におけ
る前側及び後側のそれぞれに設けられたかご枠の縦部材
が、吊り枠の縦枠から離れた位置に配置され、上かご等
の外側面を吊り枠の縦枠と直接対面して配置することが
できる。このため、上かご等の外側面位置を吊り枠の内
法間口に近接した位置に配置し、上かご等の間口を広げ
ることができる。そして、吊り枠の間口寸法に対する上
かご等の間口寸法を増し、昇降路間口寸法を有効に利用
することができ所要の床面積を有する上かご等を設置す
るための昇降路の構築費を節減する効果がある。また、
吊り枠、上かご枠、下かご枠、上かご及び下かごからな
る昇降体の重心が一致するので、吊り枠の案内レールに
対する水平方向の偏荷重が発生せず、昇降体の昇降動作
が安定し運転を静穏化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す正面図。
【図2】 図1の平面図。
【図3】 図1のD−D線断面図。
【図4】 図1のE−E線断面図。
【図5】 図1のF−F線断面図。
【図6】 図1の側面図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す正面図。
【図8】 図7の平面図。
【図9】 図7のG−G線断面図。
【図10】 図7のH−H線断面図。
【図11】 図7のI−I線断面図。
【図12】 図7の側面図。
【図13】 この発明の実施の形態3を示す正面図。
【図14】 図13の平面図。
【図15】 図13のJ−J線断面図。
【図16】 図13のK−K線断面図。
【図17】 図13のL−L線断面図。
【図18】 図13の側面図。
【図19】 従来の相互間隔可変ダブルデッキエレベー
ターかごを示す正面図。
【図20】 図19の平面図。
【図21】 図19のA−A線断面図。
【図22】 図19のB−B線断面図。
【図23】 図19のC−C線断面図。
【図24】 図19の側面図。
【符号の説明】
1 吊り枠、 2 主索、 4 縦枠、 13
第一昇降機構、 14 第二昇降機構、 15 上
かご枠、 16 案内具、 17 上昇降レール、
19 上かご、 20 下かご枠、 21 案
内具、 22下昇降レール、 24 下かご、
25 上かご枠、 26 案内具、27 上昇降レー
ル、 29 上かご、 30 下かご枠、 31
案内具、 32 下昇降レール、 34 下かご、
35 上かご枠、36 案内具、 37 上昇降
レール、 39 上かご、 40 下かご枠、
41 案内具、 42 下昇降レール、 44 下
かご。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ字状をなし主索に吊持された吊り枠
    と、この吊り枠内に配設されて外側面が上記吊り枠の縦
    枠と直接対面して配置された上かご及びこの上かごの下
    側に配置された下かごの両者と、ロ字状をなし内部に上
    記両者の一方が配置されて、少なくとも縦部材が水平投
    影面において上記吊り枠の縦枠に対して奥行き方向に離
    れて配置されたかご枠と、一側が上記吊り枠に他側は上
    記かご枠に係合されて、上記かご枠を上記吊り枠に対し
    て昇降変位させる昇降機構と、上記吊り枠に支持されて
    立設され上記かご枠の間口方向の両側にそれぞれ配置さ
    れて、上記かご枠に設けられた案内具が昇降可能に係合
    した昇降レールとを備えた相互間隔可変ダブルデッキエ
    レベーターかご。
  2. 【請求項2】 かご枠を、吊り枠内に嵌合状態に設けら
    れて水平投影面において上記吊り枠の上材に対して傾斜
    して配置したことを特徴とする請求項1記載の相互間隔
    可変ダブルデッキエレベーターかご。
  3. 【請求項3】 かご枠を、吊り枠の奥行き方向における
    前側及び後側のいずれか一方に配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の相互間隔可変ダブルデッキエレベータ
    ーかご。
  4. 【請求項4】 かご枠を、吊り枠の奥行き方向における
    前側及び後側のそれぞれに設けられて、上記前側及び後
    側の二つに上かご及び下かごのいずれか一方が配置され
    たものとしたことを特徴とする請求項1記載の相互間隔
    可変ダブルデッキエレベーターかご。
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