JP2003276754A - 容器の上部空間充填材の製造方法および装置 - Google Patents

容器の上部空間充填材の製造方法および装置

Info

Publication number
JP2003276754A
JP2003276754A JP2002082588A JP2002082588A JP2003276754A JP 2003276754 A JP2003276754 A JP 2003276754A JP 2002082588 A JP2002082588 A JP 2002082588A JP 2002082588 A JP2002082588 A JP 2002082588A JP 2003276754 A JP2003276754 A JP 2003276754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
winding
axial direction
support
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002082588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4132907B2 (ja
Inventor
Shinji Hiramoto
慎次 平本
Yasuyuki Shiraishi
保行 白石
Kenji Onishi
健司 大西
Masahiro Yura
昌宏 由良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUNITEKKU KK
Taisei Kako Co Ltd
Shionogi and Co Ltd
Unitec Corp
Original Assignee
YUNITEKKU KK
Taisei Kako Co Ltd
Shionogi and Co Ltd
Unitec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUNITEKKU KK, Taisei Kako Co Ltd, Shionogi and Co Ltd, Unitec Corp filed Critical YUNITEKKU KK
Priority to JP2002082588A priority Critical patent/JP4132907B2/ja
Publication of JP2003276754A publication Critical patent/JP2003276754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4132907B2 publication Critical patent/JP4132907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31DMAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER, NOT PROVIDED FOR IN SUBCLASSES B31B OR B31C
    • B31D5/00Multiple-step processes for making three-dimensional articles ; Making three-dimensional articles
    • B31D5/0039Multiple-step processes for making three-dimensional articles ; Making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads
    • B31D5/0069Multiple-step processes for making three-dimensional articles ; Making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads including forming or transforming three-dimensional material, e.g. corrugated webs or material of cellular structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31DMAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER, NOT PROVIDED FOR IN SUBCLASSES B31B OR B31C
    • B31D2205/00Multiple-step processes for making three-dimensional articles
    • B31D2205/0005Multiple-step processes for making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads
    • B31D2205/0011Multiple-step processes for making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads including particular additional operations
    • B31D2205/0017Providing stock material in a particular form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31DMAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER, NOT PROVIDED FOR IN SUBCLASSES B31B OR B31C
    • B31D2205/00Multiple-step processes for making three-dimensional articles
    • B31D2205/0005Multiple-step processes for making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads
    • B31D2205/0011Multiple-step processes for making three-dimensional articles for making dunnage or cushion pads including particular additional operations
    • B31D2205/0047Feeding, guiding or shaping the material

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の上部に生じる空間を効果的に充填可
能な上部空間充填材を効率良く製造するための製造方法
および製造装置を提供する。 【解決手段】 軸方向一端が閉塞され他端が開放された
伸縮性を有する筒状のネットが軸方向全長に渡って被せ
られる柱状の支持体10と、ネットをほぼ塊状乃至球状
に巻き上げる巻き上げ手段11とを備え、巻き上げ手段
11は、ネットの他端部を支持体10の径方向外方へ向
けて押し広げつつ軸方向一端側へ巻き返すことによりネ
ットの開放端に巻回部を形成すると共に、巻回部を軸方
向一端側へ向けて転動させることにより筒状のネットを
塊状乃至球状となるように軸方向全長に渡って巻き取る
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤などの固形物
を収容した容器の上部に生じる空間を充填するための上
部空間充填材の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】錠剤やカプセルなどの固形物は、ガラス
瓶や合成樹脂の容器に収容して販売されることが多く、
容器の運搬中に容器内で収容物が移動したり破損するこ
となどを防止するために、容器の上部空間に充填材を挿
入している。
【0003】従来は、このような充填材として、合成樹
脂フィルムなどを適宜に丸めたものや、容器サイズに合
わせて合成樹脂材を成形加工したものが用いられてい
る。このような充填材は、輸送中の収容物の移動を防止
するために付加的に設けられるものであり、加工費を含
めた部材価格は極めて低いものが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、樹脂フィル
ムなどを用いた充填材は、材料価格は安価であるものの
開栓時に取り出し難く、その上、丸めたフィルム内に錠
剤が入り込んでフィルムの取り出し時に錠剤が飛び出す
ような不具合があった。また、樹脂成形品による専用の
充填材は、部材価格が高い上に、容器サイズが異なる容
器に共用できず、また、容器サイズが同一でも上部空間
容積が異なると充分な充填効果が得られないことがあっ
た。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みて提案されるも
ので、サイズの異なる容器においても上部空間を効果的
に充填可能な上部空間充填材を製造するための新規な製
造方法および製造装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らは次の技術的手段を講じた。則ち、本発
明の上部空間充填材の製造方法は、軸方向一端が閉塞さ
れ他端が開放された伸縮性を有する筒状のネットを軸方
向全長に渡って柱状の支持体に被せる工程と、ネットの
他端部を支持体の径方向外方へ向けて押し広げつつ軸方
向一端側へ巻き返すことによりネットの開放端に巻回部
を形成する工程と、巻回部を軸方向一端側へ向けて転動
させることにより、筒状のネットを軸方向全長に渡って
巻き取り、該ネットをほぼ塊状乃至球状に構成する工程
とを備えるものである。
【0007】ここで、本発明に採用する筒状のネット
は、例えば、合成樹脂材を成形加工して製された伸縮
性、可撓性を有する筒状のネットが好適である。従っ
て、以下の説明では、このような合成樹脂で製された筒
状のネットを用いた構成として述べる。
【0008】上記合成樹脂製のネットは、伸縮性、可撓
性を有するため、そのままの状態では形状が不安定で巻
き上げ加工を施すのは困難であるが、本発明によれば、
伸縮性、可撓性を有する筒状のネットを、ネットの定常
状態における内径よりも大きい外径を有する支持体に被
せることにより、安定した状態に支持して加工性を確保
している。
【0009】また、巻回部は、ネットの他端部を支持体
の径方向外方へ向けて押し広げつつ軸方向一端側へ巻き
返して形成される。巻回部を形成すると、巻き返された
ネットの他端部はネットの外周部に巻き込むように当接
して形状が安定する。そして、形状の安定した巻回部を
軸方向一端側へ向けて転動させることにより、ネットを
容易に巻き取ることが可能となる。
【0010】また、本発明の上部空間充填材の製造装置
は、軸方向一端が閉塞され他端が開放された伸縮性を有
する筒状のネットが軸方向全長に渡って被せられる柱状
の支持体と、該ネットをほぼ塊状乃至球状に巻き上げる
巻き上げ手段とを備え、該巻き上げ手段は、ネットの他
端部を支持体の径方向外方へ向けて押し広げつつ軸方向
一端側へ巻き返すことによりネットの開放端に巻回部を
形成すると共に、該巻回部を軸方向一端側へ向けて転動
させることにより筒状のネットを塊状乃至球状となるよ
うに軸方向全長に渡って巻き取るように構成されてい
る。
【0011】かかる製造装置は、上記本発明の製造方法
に好適に使用することができ、支持体と巻き上げ手段と
を備えることにより、ネットを安定な状態に支持して短
時間に効率良く巻き上げることが可能である。
【0012】ここで、本発明に用いるネットは、塩化ビ
ニル樹脂やポリオレフィン系樹脂材などの可撓性を有す
る合成樹脂材を成形加工して製したものが好適である。
ポリオレフィン系樹脂の中でも、ポリエチレン樹脂やポ
リプロピレン樹脂は薬品に対する耐性も高く最適であ
る。合成樹脂製のネットを用いる場合、筒状に成形加工
されたネットの軸方向一端を加熱溶着して閉塞したもの
を用いる。
【0013】上記本発明の製造装置において、巻き上げ
手段は、支持体の外周部に配設されてネットの開放端を
案内する湾曲部を有する巻き上げ部材を備えることがで
きる。該巻き上げ部材の湾曲部は、支持体に対して軸方
向に相対移動可能とすることができる。また、支持体に
被せられたネットの他端部に当接する位置にある湾曲部
を軸方向一端側に相対移動させることにより、巻回部が
形成されるようにネットの他端部が湾曲部によって案内
されるように構成できる。さらに、湾曲部をネットの他
端側から一端側に向けて相対移動させることによって、
巻回部が軸方向一端側へ向けて転動するように該巻回部
を前記湾曲部により案内する構成とすることができる。
【0014】なお、固定した支持体に対して巻き上げ部
材を軸方向に移動させる構成、あるいは、固定した巻き
上げ部材に対して支持体を軸方向に移動させる構成のい
ずれの構成も採用することが可能である。
【0015】かかる構成によれば、巻き上げ部材の湾曲
部によってネットの他端部を案内して巻回部を形成し、
形成された巻回部を湾曲部によってネットの一端側に向
けて転動させるように案内して短時間に効率良く巻き上
げることが可能である。
【0016】また、上記本発明の製造装置において、巻
き上げ部材は、支持体の外周部に配設された剛性部材か
らなり、該剛性部材の軸方向一端側の側面が、湾曲部と
して機能する凹面であり、剛性部材が支持体に対して軸
方向に移動することにより湾曲部が軸方向に移動する構
成とすることができる。
【0017】これによれば、巻き上げ部材を形成する剛
性部材を支持体に対してネットの一端側へ向けて相対移
動させると、ネットの他端部は剛性部材の湾曲部に沿っ
て支持体の径方向外方へ向けて押し広げられつつ軸方向
一端側へ巻き返される。これにより、ネットの他端部に
巻回部が形成される。そして、更に剛性部材を移動させ
ると、形成された巻回部は湾曲部によって軸方向一端側
へ向けて転動し、ネットを軸方向全長に渡って塊状乃至
球状に巻き取ることが可能である。
【0018】ここで、本発明者らは本発明の製造装置に
おいて、剛性部材の湾曲部の曲率半径および剛性部材の
移動速度を種々に変化させて製造試験を行ったところ、
湾曲部の曲率半径が50mmを超えると巻き上げられた
充填材の外形寸法が大きくばらつくことが分かった。ま
た、湾曲部の曲率半径が10mm未満の場合は、ネット
の他端部を充分に巻き返すことができず、巻回部の形成
が困難であった。従って、湾曲部の曲率半径を10mm
〜50mmの範囲内に設定することにより、巻き上げた
充填材の外形寸法を調節可能である。
【0019】また、試験の結果、剛性部材の移動速度の
増加に伴って巻き上げた充填材の高さが増大し、逆に、
移動速度を低下すると巻き上げた充填材の高さが減少す
ることが判明した。また、剛性部材の移動速度を50m
m/分〜1250mm/分の範囲に変化させても巻き上
げが可能であった。従って、前記した剛性部材の湾曲部
の曲率半径および剛性部材の移動速度を調整することに
より、目的の外径寸法および高さを有する充填材を製造
することが可能である。
【0020】上記巻き上げ部材は柔軟な紐状部材からな
るものとすることができる。該紐状部材の一端は支持体
の一端部に固定されていてもよい。紐状部材は、支持体
と該支持体に被せられたネットとの間で軸方向に沿って
他端側に延びることが好ましい。さらに、紐状部材は、
ネットの開放端部で折り返されて紐状部材の他端部は軸
方向一端側に延び、この折り返し部によって湾曲部が構
成されたものとすることができる。そして、紐状部材の
他端部を軸方向一端側に引き上げることによって湾曲部
が軸方向一端側に移動する構成とすることができる。
【0021】なお、固定した支持体に対して紐状部材の
他端部を軸方向に移動させる構成、あるいは、他端部を
固定した紐状部材に対して支持体を軸方向に移動させる
構成のいずれの構成も採用可能である。
【0022】かかる構成によれば、紐状部材の折り返し
部分で形成される湾曲部によってネットの他端部を案内
して巻回部を形成し、形成された巻回部を湾曲部によっ
てネットの軸方向一端側に転動させて効率良く巻き上げ
ることが可能である。
【0023】本発明者らは、本発明の製造装置において
も、紐状部材の湾曲部の曲率半径および紐状部材の引き
上げ速度を種々に変化させて製造試験を行った。試験の
結果、湾曲部の曲率半径が略10mmの状態でネットを
巻き上げると、ネットの他端部に巻回部を安定して形成
でき、しかも、巻き上げ後の外形寸法がばらつかないこ
とが分かった。
【0024】また、試験の結果、紐状部材の引き上げ速
度の増加に伴って巻き上げた充填材の高さが増大し、逆
に、引き上げ速度を低下すると巻き上げた充填材の高さ
が減少する結果が得られた。また、湾曲部の移動速度が
50mm/分〜1250mm/分の範囲で変化させても
巻き上げが可能であった。従って、紐状部材で形成され
る湾曲部の曲率半径を略10mmに設定すると共に、紐
状部材の引き上げに伴う湾曲部の移動速度を調整するこ
とにより、目的の外径および高さを有する充填材を製造
可能である。
【0025】さらに、上記複数の巻き上げ部材を、支持
体の周方向に配設することができる。上記したように、
合成樹脂で製されたネットは可撓性、伸縮性を有する。
このため、巻き上げ部材の配設数が少ない場合は、巻き
上げ部材が配設されない周方向の部位においてネットの
他端側が巻き返され難く、ネットの周方向全周に渡って
均一な巻回部を形成することが困難である。しかし、本
発明によれば、支持体の周方向に複数の巻き上げ部材を
配設するので、巻き上げ部材同士の間隔を狭めることが
でき、ネットの他端側を周方向全周に渡って均一に巻き
返して安定して巻回部を形成可能となる。
【0026】上記巻き上げ手段は、ネットをその外周側
から支持体に押圧固定する押圧部を備えていてもよく、
該押圧部は、湾曲部の軸方向移動に応じて軸方向に移動
するものであってよい。これによれば、押圧部によって
ネットの外周部を支持体に向けて押圧することにより、
巻き上げ部材の移動によって軸方向一端側へ向かう力が
ネットに加わった場合でも、ネットが支持体に対してず
れることがなく安定した巻き上げ加工が可能となる。
【0027】押圧部を設ける位置は、湾曲部の軸方向一
端側であって湾曲部の近傍が良い。押圧部が湾曲部から
離れすぎると、ネットの有する可撓性によって巻き上げ
時に撓みが生じ易く、安定した巻き上げが困難になる。
また、押圧部は、支持体の径方向に移動可能な押圧パッ
ドを設けた構成や、押圧ローラを設けた構成など種々の
態様を採ることができる。押圧パッドを設ける場合に
は、湾曲部の所定長さの移動毎に、押圧パッドの位置を
順次軸方向一端側へずらせて押圧する構成を採ることが
できる。また、押圧ローラを設ける場合には、湾曲部の
移動に伴って、湾曲部と押圧ローラとの距離を一定に保
つように押圧ローラも追随して軸方向一端側へ回転移動
させる構成を採ることができる。
【0028】ところで、ネットのずれを抑えるために
は、合成樹脂製のネットとの間に生じる摩擦力が大きい
材質で支持体を形成すれば良い。合成樹脂に対する摩擦
力の大きい素材としては、例えば、シリコーンゴムやウ
レタンゴムが挙げられる。また、これらのゴムは、ロッ
クウェル硬さ試験で示されるHRC20〜HRC90の
範囲の硬度を有するものが良く、HRC50〜HRC6
0の硬度範囲が最適である。このような硬度を有するゴ
ム素材を支持体(表面)に展張することにより、合成樹
脂製のネットとの間に生じる摩擦力が増大し、押圧部に
よる押圧と相まって支持体に対するネットのずれが確実
に防止される。これにより、安定した巻き取り加工を行
うことが可能となる。
【0029】また、上記支持体は、軸方向一端側の大径
部と、軸方向他端側の小径部と、大径部と小径部との間
に位置するテーパー部とを有し、支持体に被せられたネ
ットの他端部は小径部外周に位置する構成とすることが
できる。これによれば、テーパー部に位置するネット
は、テーパー部の外周面に沿って軸方向一端側へ広がる
ように傾斜する。従って、巻き上げ部材によって巻き返
されたネットの他端部は、テーパー部を設けない場合に
比べて、ネットの外周部位に巻き込むように当接する。
これにより、テーパー部を設けない場合に比べて巻回部
が安定して形成され、効率の良い巻き上げを行うことが
可能となる。
【0030】本発明者らは、本発明の製造装置における
支持体各部の外径および長さを種々に変化させて製造試
験を行った。その結果、ネットを巻き上げ可能な支持体
の外径は、ネットの材質、線径あるいは巻回部の直径に
応じて異なるが、特に、巻回部の直径の影響が大きい結
果を得た。試験の結果、支持体の外径が巻回部の直径の
2/5〜4/5の範囲で巻き上げ可能であり、支持体の
外径が巻回部の直径の略1/3のときに最も安定した巻
き上げが行われることを確認した。
【0031】また、安定した巻き上げを行う条件とし
て、ネットを支持体に被せた状態で、ネットの他端側か
ら100mmまでの範囲は大径部外径の3/5以下の外
径に設定するのが良く、テーパー部の長さは80mm以
上に設定するのが良いことも判明した。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
好適な実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係る製
造装置1を示す斜視図、図2は製造装置1に採用する巻
き上げ部材を示す拡大斜視図、図3は本発明の製造方法
を製造装置1を用いて行う工程を示す説明図、図4は図
3の製造工程における巻回部の形成過程を詳細に示す拡
大図、図5は巻き上げ部材の変形例を示す斜視図であ
る。また、図6は製造装置1で製造された上部空間充填
材を示す斜視図、図7は図6の上部空間充填材を薬容器
に装着した状態を示す断面図である。
【0033】ここで、本実施形態の製造装置1を用いて
加工するネットNは、ポリエチレン樹脂材を成形加工し
て筒状に網材に形成したもので、伸縮性および可撓性を
有する。ネットNの軸方向一端には、図3(a)の様
に、加熱溶着により閉塞されて閉塞端Naが形成され、
軸方向他端は開放されて開放端Nbを形成している。ま
た、ネットNの定常状態における内径は後述する支持体
の外径よりも小さい。
【0034】一方、本実施形態の製造装置1は、図1
(a)の様に、円柱状の支持体10と巻き上げ手段11
を備えている。
【0035】支持体10は、上部の大径部10aと下部
の小径部10cと、これらの間に位置するテーパー部1
0bとを有し、上端部10dは半球形である。本実施例
では、支持体10のテーパー部10bの長さを80mm
とし、大径部10aに対して小径部10cの外径寸法を
略2/5としている。支持体10にネットNを軸方向全
長に渡って被せると、図4(a)の様に、ネットNの開
放端Nbは小径部10cの外周部に位置する。そして、
ネットの開放端Nbから軸方向一端側(閉塞端Na側)
へ向けて100mmの部位の支持体10の外径は、大径
部10aの略3/5となるようにテーパー部10bおよ
び小径部10cの外径および長さを調整している。ま
た、支持体10の表面にはロックウェル硬度HRC20
のウレタンゴム(不図示)を展張してネットNの滑り止
めを図っている。
【0036】巻き上げ手段11は、巻き上げ部材(剛性
部材)12と押圧ローラ(押圧部)13で構成される。
剛性部材12は、図2の様に、所定厚さを有する方形材
の一部を円弧状に切り欠いた部材であり、切り欠き部位
の凹面は湾曲部12aとして機能する。また、湾曲部1
2aの端部に位置する湾曲部下縁12bと湾曲部上縁1
2cは楔状に尖っており、湾曲部下縁12bに隣接する
内側面12dは平面である。この剛性部材12は、内側
面12dが支持体10の外周面に近接するように、則
ち、剛性部材12の軸方向一端側の内側面12に湾曲部
12aが位置するようにして支持体10の周方向に放射
状に6個配設されている。
【0037】これらの剛性部材12は、支持体10の外
径に応じて径方向へ移動しつつ軸方向へ移動可能な機構
構造を有する。則ち、各々の剛性部材12は、図1
(a)の様に、支持体10の小径部10cから軸方向へ
向けて上昇し、テーパー部10bに差し掛かると互いに
径方向へ広がりつつ外周面に沿って上昇する。そして、
大径部10aに至ると、図1(b)の様に、径方向への
広がりを停止して外周面に沿って上昇する構造とされて
いる。
【0038】また、押圧ローラ13は支持体10の中心
軸と直交する中心軸を有した円柱形のローラで、支持体
10の周方向に放射状に3個配設されている。この押圧
ローラ13は、剛性部材12から所定長さだけ上方に位
置し、剛性部材12との間に所定長さを保ちつつ剛性部
材12の移動に追随して移動する。また、剛性部材12
が支持体10の下端に位置するときは、押圧ローラ13
は支持体10の外周面から離れ、剛性部材12が軸方向
一端側へ向けて移動時には支持体10の外周面を押圧す
るように付勢される構成とされている。
【0039】次に、この構成の製造装置1を用いた本発
明の製造方法を、図3,図4を参照して説明する。剛性
部材12を支持体10の下端まで下げると、図3
(a),図4(a)の様に、押圧ローラ13は支持体1
0の外周面から離れる。この状態でネットNを開放端N
b側から軸方向全長に渡って支持体10に被せると、開
放端Nbは支持体10の小径部10cに至り、巻き上げ
部材12の湾曲部下縁12bに近接する。
【0040】剛性部材12を支持体10に対して所定速
度で上昇させると、図4(b)の様に、ネットNの開放
端Nbは剛性部材12の湾曲部下縁12bから湾曲部1
2aに沿って径方向外方へ押し広げられるように案内さ
れる。一方、剛性部材12の上昇に伴い、押圧ローラ1
3が支持体10の外周面へ向けて付勢され、ネットNを
支持体10に押圧しつつ剛性部材12に追随して上昇す
る。
【0041】剛性部材12の湾曲部下縁12bが支持体
10のテーパー部10bに差し掛かるまで上昇すると、
図4(c)の様に、ネットNの開放端Nb側は湾曲部1
2aに沿って巻き返され、巻き返された開放端Nbがネ
ットNの外周面に達する。このとき、巻き返されたネッ
トNの開放端Nbは伸長した状態から縮もうとするた
め、開放端Nbは下方へ僅かに反り返る。更に、ネット
Nの外周部は支持体10のテーパー部10bに沿って傾
斜しているので、ネットNの開放端NbはネットNの外
周面に巻き込むように近接する。
【0042】剛性部材12の湾曲部下縁12bがテーパ
ー部10bの中央に差し掛かるまで上昇すると、図4
(d),図3(b)の様に、ネットNの開放端Nbがネ
ットNの外周面に巻き込むように当接し、巻き返された
部分が略円形となって巻回部Ncが形成される。
【0043】以降は、図3(c),(d)の様に、形成
された巻回部Ncは巻き上げ部材12の上昇に伴って湾
曲部12aにより転動されてネットNが軸方向全長に渡
って巻き上げられる。そして、巻き上げが終了すると、
図3(e)の様に、押圧ローラ13は径方向外方へ退動
し、巻き上げられた充填材3を支持体10から取り外
す。
【0044】このように、本実施形態の製造装置1によ
れば、本発明の製造方法を効果的に実施可能であり、充
填材3を短時間に効率良く製造することが可能となる。
このようにして巻き上げられた充填材3は、図6の様に
ほぼ球形であり、上部中央には閉塞端Naが突出する。
また、充填材3は筒状のネットNを巻き上げたものであ
り、外周部はネットNの編み目が広がった状態で積層さ
れている。これにより、充填材3に外力を加えると、編
み目が収縮するだけでしわが生じることがなく自在に変
形可能であり、上下方向および径方向に対して極めて高
い弾力性を有する。
【0045】本実施形態で製された上部空間充填材3
は、例えば、図7の様に、錠剤Tを収容した薬瓶30の
容器本体31の上部に生じる空間31aに挿入される。
充填材3は、閉塞端Naを掴んで容器本体31内に容易
に挿入でき、栓32を開いて充填材3の閉塞端Naを掴
んで容易に取り出すことができる。特に、本実施形態の
充填材3は、前記したように、極めて高い弾力性を有す
るので、内径の異なる容器や同一内径の容器でも上部空
間容積が異なる場合にも優れた充填効果を発揮する。ま
た、変形時にしわが生じないので、上部空間31aへ充
填時に充填材3の内部に錠剤Tが入り込むことがなく、
充填材3の取り出し時に錠剤Tが付着してが飛び出すよ
うな不具合が生じない。
【0046】尚、上記製造装置1では、固定された支持
体10の外周面に沿って軸方向に剛性部材(巻き上げ部
材)12および押圧ローラ13が移動する構成として述
べたが、本発明はこのような構成に限られるものではな
い。例えば、支持体10を軸方向に移動させ、押圧ロー
ラ13を支持体10の外周面に押圧しつつ、支持体10
の外径寸法に合わせて剛性部材12を径方向へ移動させ
る構成を採ることも可能である。
【0047】また、上記製造装置1では剛性部材12と
して、図2に示した方形材の一部を円弧状に切り欠いた
ものを用いた。しかし、例えば、図5の様に、上面視略
扇形を有する部材の上部内周側を切り欠いて湾曲部15
aを形成した剛性部材15を用いても良い。この剛性部
材15は、内周面15dを支持体10の小径部10cの
曲率に略一致させ、湾曲部15aをネットNで形成され
る巻回部Ncの外周部に沿うように形成することによ
り、巻回部Ncの形成を一層促進させることが可能とな
る。
【0048】また、上記製造装置1では、支持体10の
周囲に6個の剛性部材12と3個の押圧ローラ13を配
設した構成としたが、ネットNの材質や巻き上げ径に応
じて適宜の数の剛性部材12および押圧ローラを配設す
ることができる。
【0049】更に、上記製造装置1では、支持体10の
表面にウレタンゴムを展張してネットNの滑り止めを行
う構成とした。しかし、このような構成に限らず、例え
ば、支持体10の外周面に軸方向に沿って長尺のゴムベ
ルトを展張しても同様の効果を奏することが可能であ
る。この場合には、複数のゴムベルト(例えば4本)を
周方向に等間隔で配置するのが好ましい。このゴムベル
トは支持体10の全長にわたって設けてもよいが、少な
くとも大径部10aの全長にわたって設けられていれば
よく、テーパー部10bや小径部10cにおいては滑り
止めを行う必要はない。また、金属製の支持体10の表
面全体に滑り止め剤を塗布や蒸着等等により表面被覆し
てもよい。
【0050】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態に係る製造装置2を図を参照して説明する。尚、製
造装置2に採用する支持体は、前記第1実施形態で示し
たものと同一である。従って、同一部分には同一の符号
を付して重複した説明を省略する。図8は本実施形態の
製造装置2を示す斜視図、図9は製造装置2を用いて本
発明の製造方法を実施するときの製造工程を示す説明
図、図10は図9に示す製造工程における巻回部の形成
過程を詳細に示す拡大図である。
【0051】本実施形態の製造装置2は、図8の様に、
支持体10と巻き上げ手段20を備えて構成される。支
持体10は、前記した製造装置1に用いたものと同一で
ある。また、巻き上げ手段20は巻き上げ部材(紐状部
材)21と押圧パッド(押圧部)13で構成される。
【0052】紐状部材21は柔軟性を有した紐であり、
一端が支持体10の上端部10dに固定され、他端は支
持体10の軸方向に沿って下方(軸方向他端側)に伸
び、途中で折り返されて再度上方(軸方向一端側)に伸
びている。この紐状部材21は、支持体10の周方向に
放射状に6本配設されている。これらの紐状部材21
は、他端側を一斉に軸方向に移動可能な機構を備えてお
り、各紐状部材21の折り返し部位で形成される湾曲部
21aが支持体10の外周面に沿って軸方向へ同時に移
動可能である。
【0053】押圧パッド22は方形平板材で成り、支持
体10の外周に沿う各紐状部材21の径方向外方に放射
状に6個配設されている。この押圧パッド22は、紐状
部材21の湾曲部21aの上方に位置し、湾曲部21a
の軸方向への移動に伴って追随して移動する。則ち、予
め、湾曲部21aと押圧パッド22との最小距離aおよ
び最大距離bを定めておき、湾曲部21aの移動に伴い
押圧パッド22との距離が最小距離aとなれば、一旦、
湾曲部21aの移動を停止し、湾曲部21aとの距離が
最大距離bとなるように押圧パッド22を軸方向へ移動
させる。この後に、湾曲部21aの移動を再開する動作
を繰り返す。また、紐状部材21の湾曲部21aが支持
体10の下端に位置するときは、押圧パッド22は支持
体10の外周面から離れ、湾曲部21aが軸方向一端側
へ移動時には支持体10の外周面を押圧するように付勢
される構成とされている。
【0054】次に、製造装置2を用いた本発明の製造方
法を、図9,図10を参照して説明する。紐状部材21
の他端側を軸方向へ移動させて湾曲部21aを支持体1
0の下端まで下降させると、図9(a),図10(a)
の様に、押圧パッド22は支持体10の外周面から離れ
る。この状態で、ネットNを開放端Nb側から軸方向全
長に渡って支持体10に被せると、開放端Nbは支持体
10の小径部10cに位置し、紐状部材21の湾曲部2
1aと近接する。
【0055】紐状部材21の他端側を所定速度で軸方向
一端側へ向けて上昇させると、図10(b)の様に、ネ
ットNの開放端Nbは紐状部材21の湾曲部12aに沿
って径方向外方へ向けて押し広げられるように案内され
る。一方、押圧パッド22は支持体10の外周面へ向け
て付勢され、ネットNを紐状部材21と共に支持体10
に押圧する。
【0056】湾曲部21aがテーパー部10bに近づく
と、図10(c)の様に、ネットNの開放端Nb側は湾
曲部21aに沿って巻き返され、巻き返された開放端N
bがネットNの外周面に近接する。このとき、巻き返さ
れたネットNの開放端Nbは伸長した状態から縮もうと
するため、開放端Nbは僅かに下方へ反り返る。更に、
ネットNの外周部は支持体10のテーパー部10bに沿
って傾斜しているので、ネットNの開放端Nbはネット
Nの外周部に巻き込むように近接する。
【0057】湾曲部21aが上昇してテーパー部10b
に差し掛かると、図9(b),図10(d)の様に、ネ
ットNの開放端NbがネットNの外周部に巻き込むよう
に当接し、巻き返された部分が略円形となって巻回部N
cが形成される。
【0058】以降は、図9(c),(d)の様に、湾曲
部21aの上昇に伴って、巻回部Ncが湾曲部21aに
よって転動してネットNが巻き上げられる。巻き上げが
終了すると、図9(e)の様に、押圧パッド22は径方
向外方へ退動し、巻き上げられた充填材3を支持体10
から取り外す。
【0059】このように、本実施形態の製造装置2によ
れば、本発明の製造方法を効果的に実施することがで
き、充填材3を短時間に効率良く製造することが可能と
なる。製造装置2で巻き上げられた充填材3は、前記図
6に示したものと同一の形状を有し、優れた充填効果を
発揮する。
【0060】尚、本実施形態の製造装置2では、固定し
た支持体10に対して紐状部材21および押圧パッド2
2を移動させる構成として述べたが、本発明はこのよう
な構成に限られるものではない。例えば、紐状部材21
の他端側を固定し、支持体10を軸方向下方へ移動さ
せ、支持体10の移動に合わせて押圧パッド22を移動
させつつ押圧しながら巻き上げる構成を採ることも可能
である。
【0061】また、本実施形態の製造装置2では、紐状
部材21の折り返し部位で形成される湾曲部21aによ
ってネットNの開放端Nbを巻き返すため、紐状部材2
1やネットNの材質によっては、巻回部Ncが形成され
難く、その半径を規制することも困難な場合がある。こ
の場合は、紐状部材21の形成する湾曲部21aの形状
を調整するために、例えば、湾曲部21aの上方近傍
に、紐状部材21の移動方向を偏向させるガイド部材を
配設し、このガイド部材と湾曲部21aとの距離を保ち
つつ移動する構成を採ることができる。この構成によれ
ば、湾曲部21a近傍では紐状部材21の移動方向がガ
イド部材23によって支持体10の外周面へ向かう方向
に偏向される。これにより、半径を規制した巻回部Nc
を安定して形成させることが可能である。
【0062】また、上記製造装置2では、支持体10の
周囲に6本の紐状部材21と6個の押圧パッド22を配
設した構成としたが、ネットNの材質や巻き上げ径に応
じて適宜の数の紐状部材21および押圧パッド22を配
設することができる。また、上記製造装置2において、
押圧パッド22に代えて、前記第1実施形態の製造装置
1に採用した押圧ローラ13を設けることも可能であ
る。また、前記第1実施形態で述べた製造装置1におい
て、押圧ローラ13に代えて、製造装置2で述べた押圧
パッド22を採用することも可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、サイズの異なる容器で
あっても上部空間を効果的に充填でき、しかも、挿入や
取り出しが容易で収容物が付着しない優れた充填材を効
率良く低コストで製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、本発明の実施形態に係る上
部空間充填材の製造装置を示す斜視図である。
【図2】図1の製造装置に採用する巻き上げ部材を示す
斜視図である。
【図3】(a)〜(f)は、図1に示す製造装置を用い
て本発明の製造方法を実施する製造工程を示す説明図で
ある。
【図4】(a)〜(d)は、図3に示した製造工程にお
ける巻回部の形成過程を示す拡大図である。
【図5】図1に示す製造装置に採用可能な別の巻き上げ
部材を示す斜視図である。
【図6】図1に示す製造装置によって製造された上部空
間充填材を示す斜視図である。
【図7】図6に示す上部空間充填材を容器に挿入した状
態を示す断面図である。
【図8】本発明の別の実施形態に係る上部空間充填材の
製造装置を示す斜視図である。
【図9】(a)〜(f)は、図8に示す製造装置を用い
て本発明の製造方法を実施する製造工程を示す説明図で
ある。
【図10】(a)〜(d)は、図9に示した製造工程に
おける巻回部の形成過程を示す拡大図である。
【符号の説明】
N 筒状のネット Na ネットの一端(ネットの閉塞端部) Nb ネットの他端部(ネットの開放端部) Nc 巻回部 1,2 上部空間充填材の製造装置 10 支持体 10a 支持体の大径部 10b 支持体のテーパー部 10c 支持体の小径部 11 巻き上げ手段 12 巻き上げ部材(剛性部材) 12a 湾曲部 13 押圧部(押圧ローラ) 21 巻き上げ部材(紐状部材) 21a 湾曲部 22 押圧部(押圧パッド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平本 慎次 兵庫県尼崎市杭瀬寺島2丁目1番3号 塩 野義製薬株式会社内 (72)発明者 白石 保行 大阪府茨木市藤の里2丁目11番6号 大成 化工株式会社内 (72)発明者 大西 健司 大阪府茨木市藤の里2丁目11番6号 大成 化工株式会社内 (72)発明者 由良 昌宏 大阪府大阪市此花区酉島3丁目15−39− 702 Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AA32 AB07 BA03 EA10 EB04 EC03 FA09 GA08 GB12 GB13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向一端が閉塞され他端が開放された
    伸縮性を有する筒状のネットを軸方向全長に渡って柱状
    の支持体に被せる工程と、 前記ネットの他端部を支持体の径方向外方へ向けて押し
    広げつつ軸方向一端側へ巻き返すことによりネットの開
    放端に巻回部を形成する工程と、 前記巻回部を軸方向一端側へ向けて転動させることによ
    り、筒状のネットを軸方向全長に渡って巻き取り、該ネ
    ットをほぼ塊状乃至球状に構成する工程と、を備える容
    器の上部空間充填材の製造方法。
  2. 【請求項2】 軸方向一端が閉塞され他端が開放された
    伸縮性を有する筒状のネットが軸方向全長に渡って被せ
    られる柱状の支持体と、該ネットをほぼ塊状乃至球状に
    巻き上げる巻き上げ手段とを備え、該巻き上げ手段は、
    前記ネットの他端部を支持体の径方向外方へ向けて押し
    広げつつ軸方向一端側へ巻き返すことによりネットの開
    放端に巻回部を形成すると共に、該巻回部を軸方向一端
    側へ向けて転動させることにより筒状のネットを塊状乃
    至球状となるように軸方向全長に渡って巻き取るように
    構成されている容器の上部空間充填材の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記巻き上げ手段は、支持体の外周部に
    配設されてネットの開放端を案内する湾曲部を有する巻
    き上げ部材を備え、該部材の湾曲部は、支持体に対して
    軸方向に相対移動可能であり、 支持体に被せられたネットの他端部に当接する位置にあ
    る湾曲部を軸方向一端側に相対移動させることにより、
    巻回部が形成されるようにネットの他端部が湾曲部によ
    って案内されると共に、 湾曲部をネットの他端側から一端側に向けて相対移動さ
    せることによって、巻回部が軸方向一端側へ向けて転動
    するように該巻回部を前記湾曲部により案内することを
    特徴とする請求項2に記載の容器の上部空間充填材の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 巻き上げ部材は、支持体の外周部に配設
    された剛性部材からなり、該剛性部材の軸方向一端側の
    側面が、湾曲部として機能する凹面であり、剛性部材が
    支持体に対して軸方向に移動することにより湾曲部が軸
    方向に移動することを特徴とする請求項3に記載の容器
    の上部空間充填材の製造装置。
  5. 【請求項5】 巻き上げ部材は柔軟な紐状部材からな
    り、該紐状部材の一端は支持体の一端部に固定され、紐
    状部材は、支持体と該支持体に被せられたネットとの間
    で軸方向に沿って他端側に延びると共に、ネットの開放
    端部で折り返されて紐状部材の他端部は軸方向一端側に
    延び、この折り返し部によって湾曲部が構成され、紐状
    部材の他端部を軸方向一端側に引き上げることによって
    湾曲部が軸方向一端側に移動することを特徴とする請求
    項3に記載の容器の上部空間充填材の製造装置。
  6. 【請求項6】 複数の巻き上げ部材が、支持体の周方向
    に配設されていることを特徴とする請求項3乃至5のい
    ずれか1項に記載の容器の上部空間充填材の製造装置。
  7. 【請求項7】 巻き上げ手段は、ネットをその外周側か
    ら支持体に押圧固定する押圧部を備え、該押圧部は、湾
    曲部の軸方向移動に応じて軸方向に移動することを特徴
    とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の容器の上
    部空間充填材の製造装置。
  8. 【請求項8】 支持体は、軸方向一端側の大径部と、軸
    方向他端側の小径部と、大径部と小径部との間に位置す
    るテーパー部とを有し、支持体に被せられたネットの他
    端部は小径部外周に位置することを特徴とする請求項2
    乃至7のいずれか1項に記載の容器の上部空間充填材の
    製造装置。
JP2002082588A 2002-03-25 2002-03-25 容器の上部空間充填材の製造方法および装置 Expired - Fee Related JP4132907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082588A JP4132907B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 容器の上部空間充填材の製造方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082588A JP4132907B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 容器の上部空間充填材の製造方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003276754A true JP2003276754A (ja) 2003-10-02
JP4132907B2 JP4132907B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=29230716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002082588A Expired - Fee Related JP4132907B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 容器の上部空間充填材の製造方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4132907B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116807A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Taisei Kako Co., Ltd. 容器の詰め物の製造方法および筒状ネットの巻回装置
JP2012006662A (ja) * 2011-08-24 2012-01-12 Shionogi & Co Ltd 容器の詰め物の製造方法および筒状ネットの巻回装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116807A1 (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Taisei Kako Co., Ltd. 容器の詰め物の製造方法および筒状ネットの巻回装置
JP2007269346A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Shionogi & Co Ltd 容器の詰め物の製造方法および筒状ネットの巻回装置
CN101454222B (zh) * 2006-03-30 2011-06-15 大成化工株式会社 容器的填塞物的制造方法及筒状网的卷绕装置
US8074427B2 (en) 2006-03-30 2011-12-13 Taisei Kako Co., Ltd. Production method for container packing filler and tubular net rolling apparatus
EP2548814A1 (en) 2006-03-30 2013-01-23 Taisei Kako Co., Ltd. Production method for container packing filler and tubular net rolling apparatus
KR101342419B1 (ko) 2006-03-30 2013-12-17 시오노기세이야쿠가부시키가이샤 용기의 충전물의 제조 방법 및 통형 네트의 권회 장치
KR101392798B1 (ko) * 2006-03-30 2014-05-09 시오노기세이야쿠가부시키가이샤 용기의 충전물의 제조 방법
JP2012006662A (ja) * 2011-08-24 2012-01-12 Shionogi & Co Ltd 容器の詰め物の製造方法および筒状ネットの巻回装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4132907B2 (ja) 2008-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3116791B1 (en) Welding wire coil package
JP6093782B2 (ja) 突起を保持するバルブカップを備える熱可塑性プラスチックボトル、および熱可塑性プラスチックボトルの上にバルブカップを圧着する方法
US6936211B2 (en) Tampon applicator having outwardly flared rim
JP4971185B2 (ja) オーバル断面のチューブの製作方法及び製作装置
CN204727348U (zh) 一种叶片式气胀轴
AU2001266901A1 (en) Tampon applicator having outwardly flared rim
JP2002225806A (ja) 圧縮物包装体並びにその製造装置及び製造方法
US4011347A (en) Food product containing cushioning means
JP2002225807A (ja) 圧縮物包装用予備巻き装置および圧縮物の包装方法
JP2003276754A (ja) 容器の上部空間充填材の製造方法および装置
US9227281B1 (en) Coreless paper roll support apparatus and method of using
US12017837B2 (en) Container construction with elevating bag
WO2003095126A1 (fr) Procede et dispositif de formation du pourtour d'une canette
WO1996021599A1 (en) Fitment for flexible containers
US5820897A (en) Apparatus for handling and dippling flexible belts using a blow molded polymer chucking device
CA1320186C (en) Rolled tab for a roll of plastic film and method and apparatus for producing same
JP6284419B2 (ja) 缶体
NL2033313B1 (en) Mandrel and method of spreading open a flattened tubular foil
JPS6393597A (ja) 筒状フィルムの切断装置
JP3115366U (ja) フィルムホルダー
JPS598351B2 (ja) 複合容器の製造法
JP4128039B2 (ja) 容器の成型装置
JP2004276915A (ja) ロール体巻き戻り防止部材
JPH01213125A (ja) 容器のラベル取付方法及び装置
JPH01213124A (ja) ラベル被覆容器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140606

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees