JP2003276675A - 船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置 - Google Patents
船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置Info
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- JP2003276675A JP2003276675A JP2002083800A JP2002083800A JP2003276675A JP 2003276675 A JP2003276675 A JP 2003276675A JP 2002083800 A JP2002083800 A JP 2002083800A JP 2002083800 A JP2002083800 A JP 2002083800A JP 2003276675 A JP2003276675 A JP 2003276675A
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- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
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- B63B13/02—Ports for passing water through vessels' sides
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- B63B1/00—Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
- B63B1/32—Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls
- B63B1/34—Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls by reducing surface friction
- B63B1/36—Other means for varying the inherent hydrodynamic characteristics of hulls by reducing surface friction using mechanical means
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H25/00—Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
- B63H25/46—Steering or dynamic anchoring by jets or by rudders carrying jets
- B63H2025/465—Jets or thrusters substantially used for steering or dynamic anchoring only, with means for retracting, or otherwise moving to a rest position outside the water flow around the hull
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
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- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、簡単な構成で確実に、スラスター
用外板の開口部に生じる船体抵抗を低減させることがで
きる船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 船首スラスター用外板開口部の外板面に
外面格子部材を設け、トンネル内に外面格子部材と間隔
を空けて対面する内側格子部材を設け、両格子部材間に
収納され、液体の充填により膨らみ、液体の排出により
縮む袋状部材を設け、該袋状部材に船体内に設置した液
体給排水装置を連結し、船体航行中は袋状部材を両格子
部材間の間隔一杯に膨らまし、外板開口部を閉じるよう
にした。
用外板の開口部に生じる船体抵抗を低減させることがで
きる船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 船首スラスター用外板開口部の外板面に
外面格子部材を設け、トンネル内に外面格子部材と間隔
を空けて対面する内側格子部材を設け、両格子部材間に
収納され、液体の充填により膨らみ、液体の排出により
縮む袋状部材を設け、該袋状部材に船体内に設置した液
体給排水装置を連結し、船体航行中は袋状部材を両格子
部材間の間隔一杯に膨らまし、外板開口部を閉じるよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶における船首
スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置に係わるも
のである。
スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置に係わるも
のである。
【0002】
【従来の技術】船舶の船首部に、左右舷側外板に開口
し、船体内を横切るトンネルを設け、該トンネル内に可
逆運転可能なプロペラを備えたスラスターを有する場
合、図5に示すように船体1が航行する際、この船体外
板2の開口部3に水流が当たり、船体抵抗が生じること
になる。なお、図中4はスラスタートンネル(以下トン
ネルとする)、5はスラスタープロペラ(以下プロペラ
とする)を示す。
し、船体内を横切るトンネルを設け、該トンネル内に可
逆運転可能なプロペラを備えたスラスターを有する場
合、図5に示すように船体1が航行する際、この船体外
板2の開口部3に水流が当たり、船体抵抗が生じること
になる。なお、図中4はスラスタートンネル(以下トン
ネルとする)、5はスラスタープロペラ(以下プロペラ
とする)を示す。
【0003】従来、この抵抗を低減させるために、図6
に示すように、開口部3の後ろ側にあたる外板2を切り
欠いた形状Kとし、水流の当たりをスムーズにする方法
や、図7に示すように、開口部3にスライド式のカバー
6を装着し、スラスター使用時にはカバー6を開き
(A)、不使用時にはカバー6で開口部3を閉じる
(B)等の対策が図られている。なお、図6の(A)は
切り欠き形状Kの正面図であり、図6の(B)は図6
(A)のY矢視による平面図である。
に示すように、開口部3の後ろ側にあたる外板2を切り
欠いた形状Kとし、水流の当たりをスムーズにする方法
や、図7に示すように、開口部3にスライド式のカバー
6を装着し、スラスター使用時にはカバー6を開き
(A)、不使用時にはカバー6で開口部3を閉じる
(B)等の対策が図られている。なお、図6の(A)は
切り欠き形状Kの正面図であり、図6の(B)は図6
(A)のY矢視による平面図である。
【0004】また、図8に示すように、トンネルを設け
ず、プロペラ5のみを船底外板2から突出するスラスタ
ーも知られており、この場合プロペラ5自体を格納式と
し、使用時のみ張り出して使用し、不使用時には格納
し、開口部3にはスライド式のカバー6をするようにし
たものもある。
ず、プロペラ5のみを船底外板2から突出するスラスタ
ーも知られており、この場合プロペラ5自体を格納式と
し、使用時のみ張り出して使用し、不使用時には格納
し、開口部3にはスライド式のカバー6をするようにし
たものもある。
【0005】これらの従来型の方策では、まず、外板2
を切り欠いた形状Kにする場合は、外板2の加工が困難
であり、かつ、水流を開口部3に鋭角に当てるだけであ
るから、やはり船体抵抗が生じる。また、開口部3にカ
バー6をする方式にあっては、水密状態を保ちながら、
カバー6のスライド機構を設けなければならず、その機
構が複雑になるし、大がかりになるという欠点があっ
た。
を切り欠いた形状Kにする場合は、外板2の加工が困難
であり、かつ、水流を開口部3に鋭角に当てるだけであ
るから、やはり船体抵抗が生じる。また、開口部3にカ
バー6をする方式にあっては、水密状態を保ちながら、
カバー6のスライド機構を設けなければならず、その機
構が複雑になるし、大がかりになるという欠点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構成
で確実に、スラスター用外板の開口部に生じる船体抵抗
を低減させることができる船首スラスター用外板開口部
の船体抵抗低減装置を得ることを目的とする。
で確実に、スラスター用外板の開口部に生じる船体抵抗
を低減させることができる船首スラスター用外板開口部
の船体抵抗低減装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】船首スラスター用外板開
口部の外板面に外面格子部材を設け、トンネル内に外面
格子部材と間隔を空けて対面する内側格子部材を設け、
両格子部材間に収納され、液体の充填により膨らみ、液
体の排出により縮む袋状部材を設け、該袋状部材に船体
内に設置した液体給排水装置を連結し、船体航行中には
袋状部材を両格子部材間の間隔一杯に膨らまし、外板開
口部を閉じるようにした。
口部の外板面に外面格子部材を設け、トンネル内に外面
格子部材と間隔を空けて対面する内側格子部材を設け、
両格子部材間に収納され、液体の充填により膨らみ、液
体の排出により縮む袋状部材を設け、該袋状部材に船体
内に設置した液体給排水装置を連結し、船体航行中には
袋状部材を両格子部材間の間隔一杯に膨らまし、外板開
口部を閉じるようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図に沿って、本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明による船首スラス
ター用外板開口部の船体抵抗低減装置の全体概略図、図
2は図1のX矢視による平面図、図3は袋状部材の膨ら
みと縮みの状態を示す図、図4は袋状部材への液体給排
水配管図である。なお、従来の構成と同等の部分につい
ては、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
形態について説明する。図1は本発明による船首スラス
ター用外板開口部の船体抵抗低減装置の全体概略図、図
2は図1のX矢視による平面図、図3は袋状部材の膨ら
みと縮みの状態を示す図、図4は袋状部材への液体給排
水配管図である。なお、従来の構成と同等の部分につい
ては、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0009】7はトンネル4の開口部3に設けられた外
面格子部材であり、外板2の外面と面一になるように設
けられている。8はトンネル4内に、外面格子部材7と
間隔を空けて対面するように設けられた内側格子部材で
ある。9は、給排水パイプ10を有し、前記外面格子部
材7と内側格子部材8との間に収納された袋状部材であ
って、給排水パイプ10により液体を充填することによ
って膨らみ、排水することによって縮むようになってい
る。
面格子部材であり、外板2の外面と面一になるように設
けられている。8はトンネル4内に、外面格子部材7と
間隔を空けて対面するように設けられた内側格子部材で
ある。9は、給排水パイプ10を有し、前記外面格子部
材7と内側格子部材8との間に収納された袋状部材であ
って、給排水パイプ10により液体を充填することによ
って膨らみ、排水することによって縮むようになってい
る。
【0010】袋状部材9の上部内面に、袋状部材9を被
った状態で、外面格子部材7と内側格子部材8との間の
間隔に嵌る幅を有し、トンネル4の内面に沿って湾曲す
る板状の補助部材11が装着されている(図3参照)。
前記給排水パイプ10は、この補助部材11を通して取
り付けられている。また、袋状部材9を縮ませるとき、
袋状部材9はこの補助部材11に押し当てられるように
なる。なお、同様の補助部材11を袋状部材9の下部内
面に装着してもよい。
った状態で、外面格子部材7と内側格子部材8との間の
間隔に嵌る幅を有し、トンネル4の内面に沿って湾曲す
る板状の補助部材11が装着されている(図3参照)。
前記給排水パイプ10は、この補助部材11を通して取
り付けられている。また、袋状部材9を縮ませるとき、
袋状部材9はこの補助部材11に押し当てられるように
なる。なお、同様の補助部材11を袋状部材9の下部内
面に装着してもよい。
【0011】12は船体1の内部に設置された液体給排
水装置であって、袋状部材9に充填する液体を蓄えたタ
ンク13と、袋状部材9内の液体を排出するポンプ14
と、これ等タンク13、ポンプ14と袋状部材9の給排
水パイプ10とを連結する配管15とより構成されてい
る。なお、15は給水配管であり、15’は給水配管1
5から分岐した排水配管である。また、A、Bは配管1
5、15’中に挿設された開閉弁である。
水装置であって、袋状部材9に充填する液体を蓄えたタ
ンク13と、袋状部材9内の液体を排出するポンプ14
と、これ等タンク13、ポンプ14と袋状部材9の給排
水パイプ10とを連結する配管15とより構成されてい
る。なお、15は給水配管であり、15’は給水配管1
5から分岐した排水配管である。また、A、Bは配管1
5、15’中に挿設された開閉弁である。
【0012】図1に示す例では、タンク13を船体内の
高い位置、つまり、船体喫水線の近傍の高さに配置して
いる。従って、開閉弁Aを開くだけで、タンク13内の
液体を袋状部材9内に充填することができる。充填完了
後は開閉弁Aを閉じ、充填状態を保持する。また、開閉
弁Aを閉じ、開閉弁Bを開けて、ポンプ14を駆動する
と、袋状部材9内の液体は配管15、15’を介して排
水され、タンク13に戻される。
高い位置、つまり、船体喫水線の近傍の高さに配置して
いる。従って、開閉弁Aを開くだけで、タンク13内の
液体を袋状部材9内に充填することができる。充填完了
後は開閉弁Aを閉じ、充填状態を保持する。また、開閉
弁Aを閉じ、開閉弁Bを開けて、ポンプ14を駆動する
と、袋状部材9内の液体は配管15、15’を介して排
水され、タンク13に戻される。
【0013】図3は袋状部材9が膨らんだ状態と縮んだ
状態とを示しているが、袋状部材9には液体を充填する
ので、膨らんだ状態で袋状部材9の内側に作用する内液
圧と外側に作用する海水圧とはほぼバランスするので、
袋状部材9に形状保持のための強度は不要である。
状態とを示しているが、袋状部材9には液体を充填する
ので、膨らんだ状態で袋状部材9の内側に作用する内液
圧と外側に作用する海水圧とはほぼバランスするので、
袋状部材9に形状保持のための強度は不要である。
【0014】また、袋状部材9内の液体の排水は、ポン
プ14によって吸引されるし、同時に周囲の海水圧の作
用も働くので、袋状部材9は補助部材11を介してトン
ネル4の天井部に押し当てられ、小さな体積に縮められ
ることになる。従って、スラスターとして使用するとき
に発生するトンネル4内の流れを妨げることはない。
プ14によって吸引されるし、同時に周囲の海水圧の作
用も働くので、袋状部材9は補助部材11を介してトン
ネル4の天井部に押し当てられ、小さな体積に縮められ
ることになる。従って、スラスターとして使用するとき
に発生するトンネル4内の流れを妨げることはない。
【0015】なお、液体給排水装置12のタンク13を
船体内の上部に設置できないときには、ポンプ14を使
用してタンク13の液体を袋状部材9内に充填するよう
にする。図4にその配管の1例を示している。16はタ
ンク13と袋状部材9とを連結する配管であり、該配管
16中にポンプ14が挿設されている。
船体内の上部に設置できないときには、ポンプ14を使
用してタンク13の液体を袋状部材9内に充填するよう
にする。図4にその配管の1例を示している。16はタ
ンク13と袋状部材9とを連結する配管であり、該配管
16中にポンプ14が挿設されている。
【0016】16’はポンプ14の上流側で配管16に
連通し、ポンプ14の下流側で切替弁Cを介して配管1
6に連結された循環配管であり、16”はポンプ14の
下流側で配管16に連通し、上流側で切替弁Dを介して
配管16に連結された循環配管である。
連通し、ポンプ14の下流側で切替弁Cを介して配管1
6に連結された循環配管であり、16”はポンプ14の
下流側で配管16に連通し、上流側で切替弁Dを介して
配管16に連結された循環配管である。
【0017】このような配管構成にしておけば、切替弁
C、Dを切換え、ポンプ14を駆動することにより、図
4(A)に矢印で示すごとく、タンク13内の液体を袋
状部材9に充填できるし、また、図4(B)に矢印で示
すごとく、袋状部材9内の液体を排水し、タンク13内
に戻すことができる。なお、外面格子部材7と内側格子
部材8とは同じ開口面積とし、概略同形状とする。形状
としては十字格子、あるいは縦材または横材だけの格子
とすることができる。
C、Dを切換え、ポンプ14を駆動することにより、図
4(A)に矢印で示すごとく、タンク13内の液体を袋
状部材9に充填できるし、また、図4(B)に矢印で示
すごとく、袋状部材9内の液体を排水し、タンク13内
に戻すことができる。なお、外面格子部材7と内側格子
部材8とは同じ開口面積とし、概略同形状とする。形状
としては十字格子、あるいは縦材または横材だけの格子
とすることができる。
【0018】本発明は以上のように構成したので、船体
航行時には、袋状部材9に液体を充填し、袋状部材9を
外面及び内側の格子部材7、8間の間隔一杯に膨らま
せ、外板2の開口部3を閉じ、開口部3に生じる船体抵
抗を低減させる。また、スラスターとして使用するとき
には、袋状部材9内の液体を排出し、袋状部材9を縮め
てトンネル4の天井部に押しあて、外板2の開口部3を
開き、スラスター機能によるトンネル4内の流れをスム
ーズにする。
航行時には、袋状部材9に液体を充填し、袋状部材9を
外面及び内側の格子部材7、8間の間隔一杯に膨らま
せ、外板2の開口部3を閉じ、開口部3に生じる船体抵
抗を低減させる。また、スラスターとして使用するとき
には、袋状部材9内の液体を排出し、袋状部材9を縮め
てトンネル4の天井部に押しあて、外板2の開口部3を
開き、スラスター機能によるトンネル4内の流れをスム
ーズにする。
【0019】
【発明の効果】本発明は、船首スラスター用外板開口部
の外板面に外面格子部材を設け、トンネル内に外面格子
部材と間隔を空けて対面する内側格子部材を設け、両格
子部材間に収納され、液体の充填により膨らみ、液体の
排出により縮む袋状部材を設け、船体航行時には、袋状
部材に液体を充填して、該袋状部材を両格子部材間の間
隔一杯に膨らますようにした。
の外板面に外面格子部材を設け、トンネル内に外面格子
部材と間隔を空けて対面する内側格子部材を設け、両格
子部材間に収納され、液体の充填により膨らみ、液体の
排出により縮む袋状部材を設け、船体航行時には、袋状
部材に液体を充填して、該袋状部材を両格子部材間の間
隔一杯に膨らますようにした。
【0020】これによって、船体航行時にはスラスター
用外板の開口部に生じる船体抵抗を低減させることがで
き、また、スラスター使用時にはトンネル内の流れを妨
げることがなく、簡単な装置で確実に、スラスター機能
の使用と、船体航行時の外板開口部の船体抵抗の低減を
図ることができるようになった。
用外板の開口部に生じる船体抵抗を低減させることがで
き、また、スラスター使用時にはトンネル内の流れを妨
げることがなく、簡単な装置で確実に、スラスター機能
の使用と、船体航行時の外板開口部の船体抵抗の低減を
図ることができるようになった。
【図1】本発明による船首スラスター用外板開口部の船
体抵抗低減装置の全体概略図。
体抵抗低減装置の全体概略図。
【図2】図1のX矢視による平面図。
【図3】袋状部材の膨らみと縮みの状態を示す図。
【図4】袋状部材に液体を給排水する配管図
【図5】開口部における水流の状態を示す図。
【図6】従来型の切り欠き形状を設けた図。
【図7】従来型のカバーを設けた図。
【図8】従来型のプロペラ格納式とした図。
1 船体 2 外板
3 開口部 4 トンネル
5 プロペラ 6 カバー
7 外面格子部材 8 内側格子部
材 9 袋状部材 10 給排水パイ
プ 11 補助部材 12 液体給排
水装置 13 タンク 14 ポンプ 15 配管 16 配管 A、B 開閉弁 C、D 切替弁 K 切り欠き形状
材 9 袋状部材 10 給排水パイ
プ 11 補助部材 12 液体給排
水装置 13 タンク 14 ポンプ 15 配管 16 配管 A、B 開閉弁 C、D 切替弁 K 切り欠き形状
Claims (4)
- 【請求項1】船首スラスター用外板開口部の外板面に外
面格子部材を設け、スラスタートンネル内に外面格子部
材と間隔を空けて対面する内側格子部材を設け、両格子
部材間に収納され、液体の充填により膨らみ、液体の排
出により縮む袋状部材を設け、該袋状部材に船体内に設
置した液体給排水装置を連結したことを特徴とする船首
スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置。 - 【請求項2】袋状部材上部内面に、袋状部材を被った状
態で、外面格子部材と内側格子部材との間の間隔に嵌る
幅を有し、トンネルの内面に沿って湾曲する板状の補助
部材を装着し、該補助部材を通して袋状部材の給排水パ
イプを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の船首
スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置。 - 【請求項3】液体給排水装置をタンクと、袋状部材内の
液体を排水するポンプと、これ等タンク、ポンプと袋状
部材とを連結する配管と、該配管中に挿設した開閉弁と
で構成し、タンクを船体喫水線近傍の高さに設置したこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載の船首スラ
スター用外板開口部の船体抵抗低減装置。 - 【請求項4】液体給排水装置をタンクと、該タンクと袋
状部材とを連結する配管と、該配管中に挿設したポンプ
と、ポンプの上流側で配管に連通し、ポンプの下流側で
切替弁を介して配管に連結された循環配管と、ポンプの
下流側で配管に連通し、ポンプの上流側で切替弁を介し
て配管に連結された循環配管とで構成したことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の船首スラスター用外
板開口部の船体抵抗低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002083800A JP2003276675A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002083800A JP2003276675A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003276675A true JP2003276675A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29231413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002083800A Pending JP2003276675A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 船首スラスター用外板開口部の船体抵抗低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003276675A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101086377B1 (ko) * | 2009-02-12 | 2011-11-23 | 삼성중공업 주식회사 | 터널추진기가 장착된 선박 및 터널추진기의 보수 방법 |
KR101259629B1 (ko) | 2010-12-08 | 2013-04-29 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 사이드 스러스터홀 저항감소장치 |
KR101281478B1 (ko) | 2011-02-10 | 2013-07-02 | 삼성중공업 주식회사 | 선박의 사이드 스러스터홀 저항감소장치 |
KR101335255B1 (ko) * | 2011-06-22 | 2013-12-03 | 삼성중공업 주식회사 | 스러스터 터널 개폐장치 및 이를 포함하는 선박 |
KR101390849B1 (ko) * | 2011-04-20 | 2014-05-08 | 삼성중공업 주식회사 | 스러스터 터널 개폐장치 및 이를 갖춘 선박 |
DE102015221427A1 (de) * | 2015-11-02 | 2017-05-04 | Skf Blohm + Voss Industries Gmbh | Abdeckvorrichtung sowie Strahlruder |
ITUA20162948A1 (it) * | 2016-04-08 | 2017-10-08 | Tekno Consulting Srl | Thrusters anti drag system |
WO2018202583A1 (de) * | 2017-05-02 | 2018-11-08 | Skf Marine Gmbh | Abdeckvorrichtung sowie strahlruder |
-
2002
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