JP2003276557A - 乗員検知装置 - Google Patents

乗員検知装置

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JP2003276557A JP2002088919A JP2002088919A JP2003276557A JP 2003276557 A JP2003276557 A JP 2003276557A JP 2002088919 A JP2002088919 A JP 2002088919A JP 2002088919 A JP2002088919 A JP 2002088919A JP 2003276557 A JP2003276557 A JP 2003276557A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員が子供であることを好適に検知すること
ができる乗員検知装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 バックルスイッチのオン検出タイミング
に関連付けられた所定のタイミングから所定の期間(バ
ックルスイッチがオンするタイミングの前後t1秒間)
において、リアインナー荷重センサからの検出値RIの
著しい増加を検出したときに(106、108)、乗員
が子供であると判定する(112)。また、バックルス
イッチのオン検出タイミングに関連付けられた所定のタ
イミングから所定期間経過後には、リアインナー荷重セ
ンサの検出値RIとリアアウター荷重センサの検出値R
Oとの荷重差が所定値C以上で安定して発生しているこ
とを検出したときに(110)、子供と判定する(11
2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員検知装置にか
かり、特に、自動車のシートに配設される乗員検知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシートに配設される乗員
検知装置の一例としては、特開2001−180355
号公報に示される技術が提案されている。
【0003】特開2001−180355号公報に記載
の技術では、助手席側(車両左側)シート本体のアンカ
ブラケット側の前部にフロント右側荷重センサ及び反対
側の前部にフロント左側荷重センサを、また、前記アン
カブラケット側の後部にリア右側荷重センサ及び反対側
の後部にリア左側荷重センサをそれぞれ設けて、チャイ
ルドシートをシート本体に固定した場合、リア右側荷重
センサ、フロント右側荷重センサ、及びフロント左側荷
重センサのそれぞれの検出値はわずかの範囲で増減する
のみであるのに対して、リア左側荷重センサの検出値は
著しく増加することが確認できたことから、シート本体
のアンカブラケット側の後部にリア右側荷重センサ及び
反対側の後部にリア左側荷重センサを設けた着座荷重検
出装置を備えて、当該着座荷重検出装置のリア左側セン
サからの第2検出値RLとリア右側センサからの第1検
出値RRとの差の値が所定の荷重差しきい値よりも大き
いときに、CPUによってチャイルドシートが装着され
ていると判定することが提案されている。これによっ
て、チャイルドシートの装着の有無を好適に検出するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開2001−180
355号公報に記載の技術では、シートの左右荷重差
は、チャイルドシートを装着した状態では安定して発生
するが、車両の運転挙度等によっても一時的な左右荷重
差を発生するため、チャイルドシート装着のみを検出し
て車両の運転挙動等によって一時的に発生する荷重差の
検出を排除するため、実際には、左右荷重差が安定して
発生していることを条件としてチャイルドシート装着と
判定している。
【0005】しかしながら、この場合、チャイルドシー
ト等のように幼児向けの子供用拘束装置の装着は確実に
検出できるものの、子供用拘束装置そのものをベルト張
力で固定しない児童向けのジュニアシートやブースター
シート等の子供用拘束装置を使用しているような場合に
は、前記左右荷重差はベルト装着動作がなされている一
時的な期間にしか発生しないため、乗員が子供であるこ
とを認識することができない。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して成されたも
ので、乗員が子供であることを好適に検知することがで
きる乗員検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、所定のシート上でウェビン
グを保持するためのバックル近傍に加わるシート荷重を
検出する第1荷重センサと、前記シート上の前記第1荷
重センサの反対側に加わるシート荷重を検出する第2荷
重センサと、前記バックルにウェビングに取り付けられ
たタングプレートが挿入されたことを検出する検出手段
と、前記検出手段の検出時期を基準として予め定めた所
定期間内について、前記第1荷重センサ及び前記第2荷
重センサの検出結果からシートに加わる荷重差を求め、
求められた荷重差に基づいて、乗員が子供であると判定
する判定手段と、を含むことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、第1荷重
センサはウェビング(以下、シートベルトという。)の
バックル近傍に加わるシート荷重を検出し、第2荷重セ
ンサは第1荷重センサの反対側に加わるシート荷重を検
出する。すなわち、第1及び第2荷重センサの双方の検
出結果からシートに加わるシート荷重を検出することが
可能である。また、シートへの乗員の着座によってシー
ト荷重が変化することを用いて、乗員を検知することが
可能となる。例えば、第1荷重センサと第2荷重センサ
の検出結果の合計からシートに加わるシート荷重を算出
して、当該シート荷重が、大人と子供との体格差から求
められる予め定められた閾値以上となった場合に大人と
判定し、当該シート荷重が閾値より小さい場合には、子
供と判定することが可能である。
【0009】なお、第1及び第2荷重センサはそれぞれ
複数の荷重センサで構成するようにしてもよい。
【0010】検出手段は、シートベルトのタングプレー
トが挿入されたことを検出する。すなわち、検出手段に
よってシートベルトの装着が検出される。
【0011】そして、判定手段は、検出手段の検出時期
を基準として予め定めた所定期間内について、第1荷重
センサ及び第2荷重センサの検出結果からシートに加わ
る荷重差を求め、求められる荷重差に基づいて、乗員が
子供であると判定する。なお、検出手段の検出時期を基
準として予め定めた所定期間としては、検出手段により
シートベルトの装着を検出するタイミングの前後所定時
間などの時間を予め設定することが可能である。また、
荷重差としては、第1荷重センサと第2荷重センサのそ
れぞれの検出結果の差分から求めてもよいし、各荷重セ
ンサの検出結果における変化量を荷重差とすることも可
能である。
【0012】ここで、上述の例のように、シートに加わ
るシート荷重から乗員が大人であるか子供であるかを判
定する場合を例に考えると、大人と子供との体格差から
求められる予め定められた閾値より少し下回る子供がシ
ートに着座して、他の乗員によってシートベルト装着動
作(タングプレートをシートベルトのバックルに挿入す
る動作)が行われた場合、当該シートベルト装着動作に
よるシート荷重増加によって、大人と判定してしまう
が、ここで、判定手段が検出手段のシートベルト装着の
検出時期を基準として予め定めた所定期間内のときに、
第1及び第2荷重センサの検出結果から求められる荷重
差に基づいて、乗員が子供であると判定することによっ
て、シートベルト装着動作によるシート荷重増加で、大
人と判定してしまうことを防止することができ、乗員が
子供であることを好適に検知することができる。例え
ば、上述の例において前記所定期間内のときには、大人
判定となる閾値を超えるシート荷重であっても、第1及
び第2荷重センサの検出結果から求められる荷重差が大
きく、第1荷重センサの荷重の増加が著しいときには、
乗員が子供であると判定することにより、乗員検知を好
適に行うことができる。
【0013】なお、前記判定手段は、前記所定期間内の
ときに、前記荷重差が瞬間的又は継続的に拘わらず、前
記判定を行うようにしてもよい。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記判定手段は、前記所定期間の経過
後に、前記荷重差が所定時間予め定めた所定値以上の安
定状態を維持することを検出する状態検出手段を含み、
前記状態検出手段で前記安定状態を検出した場合に、乗
員が子供であると判定し、前記安定状態以外の場合に
は、乗員が大人であると判定することを特徴としてい
る。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前記所定期間の経過後に、前記
荷重差が所定時間予め定めた所定値以上の安定状態を継
続する場合には、シートベルト装着動作による荷重差で
はないが、乗員が子供であると判定し、一時的な荷重差
の場合には、乗員が大人であると判定する。すなわち、
幼児用の子供拘束装置等がシートベルト等によってシー
トに対して装着される場合には、当該シートベルトの張
力等によって子供用拘束装置のシートへの荷重が偏って
発生するので、第1荷重センサと第2荷重センサの検出
結果に荷重差を生じる。そして、当該荷重差は安定して
継続される。また、乗員が大人の場合には、車両の運転
挙動等によって瞬間的な荷重差は生じるが、その荷重差
は継続しない。そこで、この現象に着目して、検出手段
の検出時期を基準として予め定めた所定期間経過後に
は、荷重差が所定時間安定して継続するときに、乗員が
子供と判定することができ、一時的な荷重差の場合に
は、乗員が大人と判定することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記判定手段は、前記所定期間を越え
た安定期間について、前記安定状態を検出することを特
徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、判定手段
は、検出手段の検出時期を基準として予め定めた所定期
間後は、荷重差が所定時間予め定めた所定値以上の安定
状態を検出するための安定期間として、当該安定期間に
ついて、安定状態を検出する。すなわち、シートベルト
装着動作によって荷重差が生じない安定期間中について
は、チャイルドシート等がシートに固定された場合に
は、荷重差が安定して発生するので、荷重差を安定して
発生する場合に子供として判定し、それ以外の場合に大
人として判定することによって、乗員を好適に検知する
ことが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、前記判定手
段は、前記第1及び第2荷重センサの少なくとも一方の
検出結果について、前記所定期間未満の予め定めた検出
期間内で検出値を求め、求めた検出値を検出結果とする
ことを特徴としている。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、判定
手段は、第1及び第2荷重センサの少なくとも一方の検
出結果について、検出手段の検出時期を基準として予め
定めた所定期間未満の予め定めた検出期間内で検出値を
求めて検出結果とする。すなわち、検出期間内における
各荷重センサより得られる信号のピーク値や平均値を検
出結果として求めることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0021】図1には車両用シートが備えるシート本体
の斜視図を示す。このシート本体40は、車両の助手席
側に配置されるもので、図1において左右一対の支持フ
レーム42は図示しない車両フロアーに対して前後方向
(図1矢印X方向)に併設固定されている。各支持フレ
ーム42の上面には、前後一対のブラケット44が固着
され、その前後一対のブラケット44に対してロアレー
ル46が支持フレーム42に沿って支持固定されてい
る。左右一対のロアレール46は断面がU字状に形成さ
れ、その上方が開口し、その開口部が前後方向に延びる
スライド溝48を形成している。
【0022】各ロアレール46に形成されたスライド溝
48には、左右一対のアッパレール50がスライド溝4
8に沿って前後方向に摺動可能にそれぞれ配設されてい
る。図2に示すように、各アッパレール50には、左右
(車両内側及び外側)一対の前側センサブラケット52
及び後側センサブラケット54を介して所定の間隔をお
いてシート本体40のシートクッション56及びシート
バック58を支持するロアアーム60が連結されてい
る。
【0023】図3(A)に示すように、上記前側センサ
ブラケット52は上下両端部を上側締結部52a及び下
側締結部52bとし、その上側及び下側締結部52a、
52b間を湾曲させて撓み部52cが形成されている。
この前側センサブラケット52は、上側及び下側締結部
52a、52bにおいてそれぞれロアアーム60及びア
ッパレール50の前側部に連結されている。そして、車
両内側及び外側の各前側センサブラケット52の撓み部
52cには、それぞれフロンインナー荷重センサ12及
びフロントアウター荷重センサ14が貼着されている。
これらフロントインナー荷重センサ12及びフロントア
ウター荷重センサ14は、例えば歪みゲージなどの歪み
検出素子(例えば、ロードセル等)を備えており、前記
シートクッション56にかかる荷重に相対して撓み部5
2cが撓む撓み量を電気的に検出するようになってい
る。
【0024】なお、フロントインナー荷重センサ12及
びフロントアウター荷重センサ14は本発明の第1荷重
センサに相当する。
【0025】図3(B)に示すように、後側センサブラ
ケット54は上下両端部を上側締結部54a及び下側締
結部54bとし、その上側及び下側締結部54a、54
b間を湾曲させて撓み部54cが形成されている。この
後側センサブラケット54は、上側及び下側締結部54
a、54bにおいてそれぞれロアアーム60及びアッパ
レール50の後側に連結されている。そして、車両内側
及び外側の各後側センサブラケット54の撓み部54c
には、それぞれリアインナー荷重センサ16及びリアア
ウター荷重センサ18が貼着されている。これらリアイ
ンナー荷重センサ16及びリアアウター荷重センサ18
は、前記フロントインナー荷重センサ12及びフロント
アウター荷重センサ14と同様に、例えば歪みゲージな
どの歪み素子(例えば、ロードセル等)を備えており、
前記シートクッション56にかかる荷重に相対して撓み
部54cが撓む撓み量を電気的に検出するようになって
いる。
【0026】なお、リアインナー荷重センサ16及びリ
アアウター荷重センサ18は本発明の第2荷重センサに
相当する。
【0027】一測(図1の左側)のアッパレール50に
はシートベルト62を連結するシートベルトバックル6
4が設けられるアンカブラケット66が連結されてい
る。
【0028】図4には車両用シートに設けられた本実施
の形態に係わる乗員検知装置10の電気的構成を示す。
図2に示すように、本実施の形態に係わる乗員検知装置
10は、荷重センサ12〜18と、電子制御装置(以
下、ECUという。)22とを備えている。
【0029】ECU22は、CPU24、ROM26、
RAM28、及びI/O30を含み、それぞれバス32
で相互接続されたマイクロコンピュータと、センサ信号
入力回路34と、を備えている。センサ信号入力回路3
4は、フロントインナー荷重センサ12、フロントアウ
ター荷重センサ14、リアインナー荷重センサ16及び
リアアウター荷重センサ18にそれぞれ対応して設けら
れたアクティブフィルタ34a、34b、34c、34
dを有しており、荷重センサ12〜18からの荷重信号
は、これらアクティブフィルタ34a〜34d及びI/
O30を介してCPU24に入力される。なお、これら
アクティブフィルタ34a〜34dは、例えば、コンデ
ンサ及び抵抗からなる受動素子に増幅器等の能動素子を
組み合わせた周知の低域通過型フィルタである。従っ
て、アクティブフィルタ34は、荷重センサ12〜18
からの荷重信号のうち、低域周波数の信号のみを通過さ
せ、それ以外の信号は損失させる。
【0030】また、シート本体40には、シートベルト
62のタングプレートを挿入するシートベルトバックル
64に配設されるシートベルト装着を検出するためのバ
ックルスイッチ20が設けられており、該バックルスイ
ッチ20の検出信号もI/O30を介してCPU24に
入力されるようになっている。なお、バックルスイッチ
20は本発明の検出手段に相当する。
【0031】CPU24は、予めROM26に記憶され
た制御プログラム及び初期データ等に従って各種演算処
理を実行し、その演算結果がI/O30を介して各種装
置36に出力されるようなっている。例えば、各種装置
36としてはエアバッグ装置等の電子制御装置に出力さ
れ、当該電子制御装置の作動等が制御される。
【0032】本実施の形態に係わる乗員検知装置10で
は、上述した各荷重センサ12〜18の検出値の合計、
すなわち、シートに加わるシート荷重を算出し、当該シ
ート荷重に基づいて乗員検知を行っている。
【0033】また、シート本体40には、図1の2点鎖
線で示すように、子供用拘束装置(例えば、所謂チャイ
ルドシートや児童用のジュニアシートやブースターシー
ト等があり、図1では幼児用のチャイルドシートを例に
示す)70が装着される場合がある。
【0034】従って、シート荷重、すなわち各荷重セン
サ12〜18の検出値の合計は、無負荷状態、無負荷状
態に対して子供用拘束装置70をシートベルト62にて
締め付けてシート本体40に固定した場合(シートベル
トで固定しないブースターシート等も含む)、固定され
た子供用拘束装置70に子供の荷重を加えた場合、及び
大人が着座した場合でそれぞれ異なる値となることを利
用して乗員検知を行うことができる。
【0035】ここで、乗員が大人であるか子供であるか
を判定するためには、大人が着座した場合の各荷重セン
サ12〜18からの検出値の合計に対応して、予め閾値
を定めることにより、乗員が大人であるか子供であるか
を判定することが可能である。例えば、大人の荷重に相
当する各荷重センサ12〜18の検出値の合計値を閾値
Aとして予め定めることにより、当該閾値A以上のシー
ト荷重を検出したときに、大人として判定することがで
きる。なお、この時、判定のチャタリングを防止するた
めに、図5に示すように、シート荷重に対して大人判定
するためのオン閾値Aと、子供判定するためのオフ閾値
Bを設ける(閾値にヒステリスを設ける)ことにより判
定のチャタリングを防止することができる。
【0036】ところが、例えば、オン閾値Aを少し下回
る子供が児童用の子供拘束装置(所謂ブースターシート
やジュニアシート等)に着座し、その子供に、他の乗員
がシートベルトを装着する場合を考えると、当該シート
ベルトを装着する際のタングプレートをシートベルトバ
ックル64に挿入する力(シートベルトバックル64を
押す力やシートベルトのテンション等)により、図6に
示すように、オン閾値Aを超えてシート荷重が増加し、
その後、シート荷重は子供の体重値(オン閾値Aとオフ
閾値Bの間の値)に戻る現象が発生する。すなわち、閾
値にヒステリスが設けられているので、大人判定のまま
維持され、誤判定となってしまう。
【0037】ここで、フロントインナー荷重センサ12
の検出値FI、フロントアウター荷重センサ14の検出
値FO、リアインナー荷重センサ16の検出値RI、リ
アアウター荷重センサ18の検出値ROはそれぞれ、上
述の例のように、オン閾値Aを少し下回る子供が着座し
て、他の乗員によってシートベルト装着動作がなされた
場合を見ると、図6に示すように、リアインナー荷重セ
ンサ16の検出値のみが著しく増加していることが分か
る。これは、ベルトを装着しようとしている他の乗員が
タングを押さえ付ける動作により荷重が増加している。
そこで、本実施の形態では、この現象に着目して、シー
ト荷重がオン閾値Aを超えても、合計のシート荷重にほ
ぼ同期してリアインナー荷重センサ16の検出値が増加
している場合には、子供判定を維持するようにしてい
る。
【0038】また、幼児用の子供拘束装置70(例え
ば、チャイルドシート)が装着された時には、シートベ
ルト等の張力等により、片側に荷重が偏る傾向があり、
リアインナー荷重センサ16とリアアウター荷重センサ
18のそれぞれより得られる荷重差が安定継続して発生
する。そこで、本実施の形態では、この現象にも着目し
て、上記荷重差が安定継続して発生する場合には、子供
判定するようにしている。
【0039】続いて、上記事実を考慮して行われる上述
のように構成された乗員検知装置10による乗員検知の
処理について図7のフローチャートを参照して説明す
る。
【0040】ステップ100では、各荷重センサ12〜
18より得られる検出値FI、FO、RI、ROがEC
U22に入力されると共に、RAM28等のメモリに記
憶される。なお、各荷重センサ12〜18より得られる
各検出値FI、FO、RI、ROの記憶は予め定められ
た時間分記憶可能とされ、それ以降は随時更新されるも
のとする。
【0041】ステップ102では、各荷重センサ12〜
18からの検出値FI、FO、RI、ROが読み出さ
れ、ステップ104へ移行する。ステップ104では、
各荷重センサ12〜18より得られる検出値FI、F
O、RI、ROに基づいてシート荷重がオン閾値A以上
か否か判定される。なお、オン閾値Aは予め定められた
値であり、該判定は各荷重センサ12〜18より得られ
る検出値FI、FO、RI、ROの各検出値の合計が予
め定められたオン閾値A以上か否か判定することによっ
てなされる。また、各検出値FI、FO、RI、RO
は、ピーク値を用いてもよいし、微少時間(後述するt
1秒未満の検出時間)等の平均値を用いてもよい。
【0042】ステップ104の判定が肯定された場合に
は、ステップ106へ移行して、リアインナー荷重セン
サ16からの検出値RIとリアアウター荷重センサ18
からの検出値ROとの荷重差が予め定めた所定値C以上
の履歴があるか否か判定される。当該ステップ106の
判定が否定された場合には、ステップ114へ移行し
て、大人判定とし、I/O30を介して判定結果を各種
装置36に出力して、一連の処理がリターンされる。す
なわち、大人の着座では極端にリアインナー荷重センサ
16の検出値RIとリアアウター荷重センサ18の検出
値ROとの荷重差を生じないので、大人と判定すること
ができる。
【0043】また、ステップ106の判定が肯定された
場合には、ステップ108へ移行して、リアインナー荷
重センサ16からの検出値RIのみの増加が、バックル
スイッチ20オン時(t0)の予め定められた前後t1
間か否か判定される。該判定が否定された場合には、ス
テップ110へ移行して、所定値C以上の前記荷重差の
状態が予め定められたt2秒間継続しているか否か判定
される。
【0044】ステップ110の判定が肯定された場合に
は、子供判定とし、I/O30を介して判定結果を各種
装置36に出力して、一連の処理がリターンされる。す
なわち、シート荷重がオン閾値A以上となっても、シー
トベルト装着タイミング以外でリアインナー荷重センサ
16の検出値RIとリアアウター荷重センサ18の検出
値ROの荷重差が所定値C以上の状態が安定した時間
(t2秒)継続する場合には、シートベルト62の張力
等による幼児用の子供用拘束装置70の偏りよってリア
インナー荷重センサ16の検出値RIとリアアウターの
荷重差が発生するので、子供と判定することによって、
乗員が子供であることを好適に判定することができる。
【0045】なお、ステップ110は本発明の状態検出
手段に相当し、所定値C以上がt2秒以上安定して継続
するときが本発明の安定状態に相当する。
【0046】一方、ステップ104の判定が否定、すな
わち、シート荷重がオン閾値Aよりも小さい場合には、
ステップ112へ移行して、子供判定とし、I/O30
を介して判定結果を各種装置36に出力して、一連の処
理がリターンされる。すなわち、子供が着座した場合に
は、オン閾値A以上のシート荷重が発生しないので、子
供と判定することができる。
【0047】また、ステップ108の判定が肯定、すな
わち、シート荷重がオン閾値A以上でリアインナー荷重
センサ16の検出値RIとリアアウター荷重センサ18
の検出値ROの荷重差が所定値C以上増加した履歴があ
り、かつリアインナー荷重センサ16の検出値RIのみ
がバックルスイッチ20オンタイミングの前後t1秒間
に増加している時には、ステップ112へ移行して、子
供と判定して、I/O30を介して判定結果を各種装置
36に出力して、一連の処理がリターンされる。すなわ
ち、子供が児童用の子供拘束装置70を使ってシート本
体40に着座して、他の乗員がシートベルト装着動作を
しているときには、シート荷重がオン閾値A以上でも、
リアインナー荷重センサ16の検出値RIがバックルス
イッチ20オン時の前後t1秒間に著しく増加するの
で、乗員が子供であることを好適に判定することができ
る。なお、ステップ108において、バックルスイッチ
20オンタイミングの前後t1秒間にリアインナー荷重
センサ16の検出値RIのみ増加しているかの判定にお
ける検出値RIは、瞬間的な値でもよいし、継続的な値
でもよい。
【0048】また、ステップ110の判定が否定、すな
わち、シート荷重がオン閾値A以上となり、リアインナ
ー荷重センサ16の検出値RIとリアアウター荷重セン
サ18の検出値ROの荷重差が所定値C以上でも、リア
インナー荷重センサ16の検出値RIとリアアウター荷
重センサ18の検出値ROの荷重差が所定時間(t
2秒)継続しない場合には、大人と判定して、I/O3
0を介して判定結果を各種装置36に出力して、一連の
処理がリターンされる。すなわち、大人が着座していて
も、車両の運転挙動や乗員の挙動によってリアインナー
荷重センサ16の検出値RIとリアアウター荷重センサ
18の検出値ROの荷重差が発生し、この場合には、リ
アインナー荷重センサ16の検出値RIとリアアウター
荷重センサ18の検出値ROの荷重差が継続しないの
で、大人として判定することにより、好適に乗員を判定
することができる。
【0049】なお、ステップ108〜112は本発明の
判定手段に相当する。
【0050】このように、本実施の形態に係わる乗員検
知装置10では、バックルスイッチ20のオン検出タイ
ミングに関連付けられた所定のタイミングから所定期間
(バックルスイッチ20がオンするタイミングの前後t
1秒間)が設定されており、この期間におけるリアイン
ナー荷重センサ16からの検出値RIの著しい増加を検
出することにより、乗員が子供であることを好適に判定
することができる。
【0051】また、バックルスイッチ20のオン検出タ
イミングに関連付けられた所定のタイミングから所定の
期間以外のときには、リアインナー荷重センサ16の検
出値RIとリアアウター荷重センサ18の検出値ROと
の荷重差が所定値C以上で安定して発生していることを
検出することにより、乗員が子供であることを好適に判
定することができる。
【0052】なお、ステップ112及びステップ114
の判定結果は、RAM28等のメモリに記憶更新するよ
うにしてもよい。
【0053】また、本乗員検知処理は、常時行うように
してもよいし、予め定められた所定のタイミング(例え
ば、イグニッションスイッチオン時、ドア開閉時等のタ
イミング)に関連付けて行うようにしてもよい。
【0054】また、本実施の形態に係わる乗員検知装置
10は、例えば、図8に示すようなシート荷重に基づい
て大人と子供を判定する処理に、割り込み処理で、上述
のステップ108〜114を行うようにしてもよい。す
なわち、ステップ200でシート荷重がオン閾値以上か
否か判定し、オン閾値以上の場合にはステップ202へ
移行して大人判定とし、ステップ204で判定結果をR
AM28等のメモリに記憶(更新含む)する。また、ス
テップ200でシート荷重がオン閾値よりも小さい場合
には、ステップ206で子供判定とし、ステップ204
で判定結果をRAM28等のメモリに記憶する。このよ
うな一連の処理が随時行われているときに、バックルス
イッチ20のオンを検出したことをトリガとして、上述
のステップ108〜114と同様に、リアインナー荷重
センサ16の検出値RIのみ増加しているか否か及びリ
アインナー荷重センサ16の検出値RIとリアアウター
荷重センサ18の検出値ROの荷重差が所定値C以上で
安定継続して発生するか否かに基づいて乗員が大人か子
供かを判定するようにしてもよい。
【0055】なお、上記の実施の形態では、シートベル
トバックル64のアンカブラケット66をシート側に固
定する場合を例にあげて説明したが、リアインナー荷重
センサ16とリアアウター荷重センサ18のそれぞれの
検出値RI、ROの荷重差は、アンカブラケット66の
固定位置が車体側に設けられた場合にも発生するので、
この場合にも本発明を適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックルへのタングプレート挿入タイミング時を基準とし
て予め定められた所定期間内の時に、荷重差に基づいて
乗員が子供であると判定することにより、子供が乗車し
て、他の乗員によってシートベルト装着動作がなされる
ことによる荷重増加によって乗員が大人であると判定す
るのを防止することができるので、乗員が子供であるこ
とを好適に検知することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる乗員検知装置を配
設する車両用のシートの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる乗員検知装置を配
設する車両用のシートの一例を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる乗員検知装置の荷
重センサを設けるセンサブラケットを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる乗員検知装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図5】乗員検知するための閾値を説明するための図で
ある。
【図6】荷重センサの検出結果の一例を示すグラフであ
る。
【図7】本発明の実施の形態に係わる乗員検知装置によ
る乗員検知の処理を示すフローチャートである。
【図8】シート荷重に基づいて大人と子供を判定する処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 乗員検知装置 12 フロントインナー荷重センサ 14 フロントアウター荷重センサ 16 リアインナー荷重センサ 18 リアアウター荷重センサ 20 バックルスイッチ 22 ECU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のシート上でウェビングを保持する
    ためのバックル近傍に加わるシート荷重を検出する第1
    荷重センサと、 前記シート上の前記第1荷重センサの反対側に加わるシ
    ート荷重を検出する第2荷重センサと、 前記バックルにウェビングに取り付けられたタングプレ
    ートが挿入されたことを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出時期を基準として予め定めた所定期
    間内について、前記第1荷重センサ及び前記第2荷重セ
    ンサの検出結果からシートに加わる荷重差を求め、求め
    られた荷重差に基づいて、乗員が子供であると判定する
    判定手段と、 を含むことを特徴とする乗員検知装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記所定期間の経過後
    に、前記荷重差が所定時間予め定めた所定値以上の安定
    状態を維持することを検出する状態検出手段を含み、前
    記状態検出手段で前記安定状態を検出した場合に、乗員
    が子供であると判定し、前記安定状態以外の場合には、
    乗員が大人であると判定することを特徴とする請求項1
    に記載の乗員検知装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記所定期間を越えた
    安定期間について、前記安定状態を検出することを特徴
    とする請求項2に記載の乗員検知装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記第1及び第2荷重
    センサの少なくとも一方の検出結果について、前記所定
    期間未満の予め定めた検出期間内で検出値を求め、求め
    た検出値を検出結果とすることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れか1項に記載の乗員検知装置。
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