JP2003275245A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2003275245A
JP2003275245A JP2002086851A JP2002086851A JP2003275245A JP 2003275245 A JP2003275245 A JP 2003275245A JP 2002086851 A JP2002086851 A JP 2002086851A JP 2002086851 A JP2002086851 A JP 2002086851A JP 2003275245 A JP2003275245 A JP 2003275245A
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JP
Japan
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fastening tape
fastening
disposable diaper
folded
knob
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Application number
JP2002086851A
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English (en)
Inventor
Kosei Onishi
孝正 大西
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Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後身頃上に折り返されてトップシート面上に
剥離可能に仮止めされた使用前のファスニングテープ
を、簡単に剥がすことのできる使い捨ておむつを提供す
る。 【解決手段】 不織布製の透液性トップシート3と不透
液性バックシート5との間に保液性吸収体4を備えるお
むつ本体1と、着用時に該おむつ本体の後身頃13を前
身頃11に止着すべく、前記後身頃の側端部15aに固
着されてこれより側方へ突出するファスニングテープ4
0とを有する使い捨ておむつである。該ファスニングテ
ープの前記突出部分は、面ファスナーの雄材47を備え
る止着部43と、該止着部の先端の摘み部49とからな
る。該ファスニングテープの使用前においては、前記止
着部は後身頃のトップシート面上に折り返されて前記雄
材によって前記トップシートに剥離可能に仮止めされて
いる一方、前記摘み部は、前記トップシート面上にて起
立している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファスニングテープ
を有する展開型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】展開型の使い捨ておむつは、図8に展開
して示すように、透液性のトップシート3と不透液性の
バックシート5と、これらの間に介装される保液性の吸
収体4とが積層されてなる略三層構造のおむつ本体1か
らなる。そして、このおむつ本体1は、大まかには、着
用者が装着した際に当該着用者の腹部にあてがわれる前
身頃11と、背部にあてがわれる後身頃13と、前身頃
11と後身頃13との間に位置して股間部にあてがわれ
る股下部12とに大別される。そして、このうち前身頃
11および後身頃13は、その両側端から各側方へ延出
する左右一対のサイドフラップ15をそれぞれに備えて
いる。
【0003】このような使い捨ておむつの着用者への装
着は、図9に示すように、前記おむつ本体1を着用者
の身体にあてがいつつ、後身頃13の左右のサイドフ
ラップ15を着用者の脇部を通して腹部へ回り込ませた
後、当該後身頃13のサイドフラップ側端部15aの
トップシート3面を前記前身頃11のバックシート5面
に止着して行うようになっている。
【0004】尚、この止着は、前記サイドフラップ側端
部15aに固着されてこれより突出するファスニングテ
ープ30と、前身頃11のバックシート5面に貼着され
たターゲットテープ19とを係合させて行っており、こ
のファスニングテープ30の突出部分30aは、面ファ
スナーの雄材を備えて止着部として機能する。
【0005】このように着用される展開型の使い捨てお
むつは、通常はコンパクトに折り畳まれて販売されてい
る。このため、前記着用に際してはその事前準備とし
て、折り畳まれたおむつを図8に示す状態に展開しなけ
ればならず、通常、この展開は以下のようにしてなされ
る。
【0006】前記股下部12上に折り畳まれている前
身頃11および後身頃13をそれぞれ前後にひらく。 次いで、前身頃11上および後身頃13上のそれぞれ
に、観音開きの扉状に折り畳まれている左右のサイドフ
ラップ15を左右側方へひらいて、サイドフラップ15
のトップシート3面を露出する。 最後に、図10に示すように、後身頃13のサイドフ
ラップ15のトップシート3面上に折り返されている前
記ファスニングテープ30の前記止着部33を側方へひ
らいて、側端部15aから突出させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このうちのファスニ
ングテープ30の展開作業は、他の展開作業および
とは異なり、展開前のファスニングテープ30の止着部
33は、自身が備える前記面ファスナーの雄材37によ
ってトップシート3面に剥離可能に仮止めされている。
よって、この展開に際しては、止着部33の先端にある
摘み部39をしっかりと摘まなければ前記仮止めによる
剥離抵抗力にうち勝って止着部33をひらくことができ
ない。しかしながら、前記止着部33が前記トップシー
ト面3上に折り返された状態にあっては、前記止着部3
3の摘み部39はトップシート3面とほぼ面一になって
いるため摘み難く、使用前のファスニングテープ30を
展開し難い場合があった。
【0008】本発明はかかる従来の課題に鑑みて成され
たもので、後身頃上に折り返されてトップシート面上に
剥離可能に仮止めされた使用前のファスニングテープ
を、摘み易くして簡単に展開することのできる使い捨て
おむつを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1に示す発明は、不織布製の透液性トップシ
ートと不透液性バックシートとの間に保液性吸収体を備
えるおむつ本体と、着用時に該おむつ本体の後身頃を前
身頃に止着すべく、前記後身頃の側端部に固着されてこ
れより側方へ突出するファスニングテープとを有する使
い捨ておむつにおいて、該ファスニングテープの前記突
出部分は、面ファスナーの雄材を備える止着部と、該止
着部の先端の摘み部とからなり、該ファスニングテープ
の使用前においては、前記突出部分は後身頃のトップシ
ート面上に折り返されて前記雄材によって前記トップシ
ートに剥離可能に仮止めされている一方、前記摘み部
は、前記トップシート面上にて起立していることを特徴
とする。
【0010】請求項2に示す発明は、請求項1に記載の
使い捨ておむつにおいて、前記摘み部には谷折りの折り
目が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項3に示す発明は、請求項2に記載の
使い捨ておむつにおいて、前記折り目は、前記摘み部の
先端縁から5mm以上の範囲に形成されていることを特
徴とする。
【0012】請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、前記摘み部
の先端縁の起立高さは3mm以上であることを特徴とす
る。
【0013】請求項5に示す発明は、不織布製の透液性
トップシートと不透液性バックシートとの間に保液性吸
収体を備えるおむつ本体と、着用時に該おむつ本体の後
身頃を前身頃に止着すべく、前記後身頃の側端部に固着
されてこれより側方へ突出するファスニングテープとを
有する使い捨ておむつにおいて、該ファスニングテープ
の前記突出部分は、面ファスナーの雄材を備える止着部
と、該止着部の先端の摘み部とからなり、該ファスニン
グテープの使用前においては、前記突出部分は後身頃の
トップシート面上に折り返されて前記雄材によって前記
トップシートに剥離可能に仮止めされている一方、前記
摘み部の先端は更に折り返されて折り返し部が形成され
ていることを特徴とする。
【0014】請求項6に示す発明は、請求項5に記載の
使い捨ておむつにおいて、前記折り返し部は、ファスニ
ングテープ上面に固定されていることを特徴とする。
【0015】請求項7示す発明は、請求項5若しくは6
のいずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、前記折り
返し部は、前記摘み部の先端縁から5mm以上の範囲に
亘っていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る第1実
施形態の使い捨ておむつは、図8に示すように、透液性
のトップシート3と不透液性のバックシート5と、これ
らの間に介装される保液性の吸収体4とが積層されてな
る略三層構造のおむつ本体1からなる。そして、このお
むつ本体1は、大まかには、着用者が装着した際に当該
着用者の腹部にあてがわれる前身頃11と、背部にあて
がわれる後身頃13と、前身頃11と後身頃13との間
に位置して股間部にあてがわれる股下部12とに大別さ
れる。このうち前身頃11および後身頃13は、その両
側端から側方へ延出する左右一対のサイドフラップ15
をそれぞれに備えている。
【0017】このような使い捨ておむつの着用者への装
着は、図9に示すように、前記おむつ本体1を着用者
の身体にあてがいつつ、後身頃13の左右のサイドフ
ラップ15を着用者の脇部を通して腹部へ回り込ませた
後、当該後身頃13のサイドフラップ側端部15aの
トップシート3面を前記前身頃11のバックシート5面
に止着して行うようになっている。
【0018】この止着は、前記サイドフラップ15側端
部15aに固着されたファスニングテープ40と、前身
頃11のバックシート5面に貼着されたターゲットテー
プ19とを係合させて行っており、この時には、前記フ
ァスニングテープ40は展開されて前記側端部15aか
ら側方へ突出している。
【0019】図1に、この展開状態のファスニングテー
プの拡大平面図を示す。ファスニングテープ40は、前
記サイドフラップ側端部15aに固着される幅広の矩形
状固定部41と、この固定部41から延出する幅狭の矩
形状止着部43と、当該止着部の先端の摘み部49とか
らなる外形略T字状の不織布をテープ基材45とし、前
記止着部43には面ファスナーの雄材47が貼着されて
いる。
【0020】そして、このファスニングテープ40がサ
イドフラップ15に固着されて、かつ展開された状態に
あっては、前記止着部43および摘み部49はサイドフ
ラップ側端部15aから側方へ突出しており、止着部4
3の雄材47により止着可能な状態となる。
【0021】一方、図2に、展開前のファスニングテー
プの拡大平面図および同図中のB−B線矢視の断面図を
示す。図示の如く、前記ファスニングテープ40の突出
部分たる止着部43および摘み部49は一体となって、
サイドフラップ15側端部1aのトップシート3面上に
折り返されているとともに、前記雄材47によって前記
トップシート3に剥離可能に仮止めされている。
【0022】通常、使用前のおむつのファスニングテー
プ40は、前述したように、この展開前の状態であり、
おむつの着用に際しては、装着作業者は、前記止着部4
3をトップシート3から剥がして、ファスニングテープ
40を展開しなければならない。
【0023】この時、本第1実施形態に係るファスニン
グテープ40によれば、前記止着部43と一体に前記ト
ップシート3面上に折り返された摘み部49には、その
先端縁49aと平行な谷折りの折り目49bが形成され
ている一方、この折り目49bを境に摘み部49が前記
トップシート3面から起立している。したがって、この
摘み部49を簡単かつ確実につまむことができて、当該
止着部43を、前記仮止めによる剥離抵抗力に抗しつつ
トップシート3から容易に剥がすことができる。また、
前記摘み部49には谷折りの折り目49bが形成されて
いるので、摘み部49に起立ぐせを付けやすく当該起立
状態を長期に亘り維持することができる。
【0024】尚、前記折り目49bは、前記摘み部49
の先端縁49aから5mm以上の位置に形成されている
と前記摘み部49が摘みやすくなり好ましい。また、前
記先端縁49aの、トップシート3面からの起立高さが
3mm以上であると更に摘みやすくなり好ましい。
【0025】前記テープ基材45の材質としては、前記
不織布以外にプラスチックフィルムや、前記不織布にプ
ラスチックフィルムを貼り合わせた積層材等も適用でき
る。前記不織布としては、スパンボンド不織布、サーマ
ルボンド不織布、メルトブローン不織布およびスパンレ
ース不織布等が使用でき、これを構成する繊維として
は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等
のオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維等が用いられ
る。前記プラスチックフィルムとしては、PE、PP等
の合成樹脂フィルムが使用され、前記貼り合わせはホッ
トメルト接着剤や熱融着等によって行うことができる。
【0026】また、前記固定部41のサイドフラップ1
5への固着形態としては、図2(b)に示すようにサイ
ドフラップ15におけるトップシート3とバックシート
5との両者に狭着されても良いし、または、トップシー
ト3若しくはバックシート5の一方にのみ貼着するよう
にしても良い。尚、このサイドフラップ15におけるト
ップシート3は、後身頃13のトップシート3を連続し
て側方へ延出形成したものであっても良いし、または、
起立部を有し起立部から側方へ延出形成した立体ギャザ
ーシートであっても良い。
【0027】図3は第1実施形態の変形例に係るファス
ニングテープ50を示す拡大図であって、図3(a)に
は平面図を、図3(b)には、図3(a)中のB−B線
矢視の断面図をそれぞれ示す。尚、第1実施形態と同様
の構成には同じ符号を付して、詳細には説明しない。
【0028】第1実施形態では、ファスニングテープ4
0に係る前記摘み部49を、折り目49bにて急峻に起
立させていたところ、本変形例に係るファスニングテー
プ50は、折り目を付けずに円弧状にカールさせて起立
させている点で相違する。つまり、前記摘み部59には
折り目は形成されておらず、該摘み部59は、その先端
へ進むに従って徐々に前記トップシート3面から上方へ
離れるような巻きぐせがつけられており、もって摘み部
59は起立している。この巻きぐせは、摘み部59の片
面に高温エアーを吹き付けて、片面を熱収縮させること
等により簡単に形成される。
【0029】尚、この巻きぐせは、前記摘み部59の先
端縁59aから5mm以上の位置から付けられると前記
摘み部59が摘みやすくなり好ましい。また、前記先端
縁59aの、トップシート3面からの起立高さが3mm
以上であると更に摘みやすくなり好ましい。
【0030】図4は第2実施形態に係るファスニングテ
ープを示す拡大図であって、図4(a)には平面図を、
図4(b)には、図4(a)中のB−B線矢視の断面図
をそれぞれ示す。尚、第1実施形態と同様の構成には同
じ符号を付して、詳細には説明しない。
【0031】第1実施形態では、ファスニングテープ4
0に係る前記摘み部49を摘まみ易くすべく、該摘み部
49を起立させていたところ、本第2実施形態にあって
は摘み部69を折り返している点で相違する。つまり、
本第2実施形態では、前記止着部63の先端の摘み部6
9は、その先端縁69aと平行な前記折り目69bにて
急峻に折り返されて、折り返し部69cが形成されてい
る。
【0032】そして、本第2実施形態によれば、前記折
り返し部69cの分だけ摘み部69は厚くなっているの
で、当該摘み部69を簡単かつ確実につまむことができ
て、もって前記止着部63をトップシート3から容易に
剥がすことができる。また、前記折り返し部69cの先
端縁69aは自由端であるため、図4(c)に示すよう
に上方へ浮かせることもできて、この場合には、当該摘
み部69を更に簡単につまむことができる。
【0033】尚、前記折り返し部69cは、先端縁69
aから5mm以上の範囲に亘っていると摘み部69は摘
みやすくなり好ましい。
【0034】図5は第3実施形態に係るファスニングテ
ープを示す拡大図であって、図5(a)には平面図を、
図5(b)には、図5(a)中のB−B線矢視の断面図
をそれぞれ示す。尚、第2実施形態と同様の構成には同
じ符号を付して、詳細には説明しない。
【0035】第2実施形態では、前記摘み部69の折り
返し部69cは固定されずに、その先端縁69aが自由
端になっていたところ、本第3実施形態にあっては、折
り返し部69aがファスニングテープ上面に固定されて
いる点で相違する。つまり、本第3実施形態では、前記
折り返し部69cは、ファスニングテープの上面に接着
されており、折り返し部69cが元に戻らないようにな
っている。
【0036】尚、前記折り返し部69cの固定の程度
は、前記装着作業者がファスニングテープの展開作業を
する直前まで、前記折り返しが元に戻らなければ十分で
ある。よって、前記接着は折り返し部69cの全面に亘
って行わなくても良く、局所的に接着すれば十分であ
る。この接着方法としては、ホットメルト型接着剤、ヒ
ートシール、超音波シール等が挙げられる。
【0037】そして、本第3実施形態によれば、前記折
り返し部69cの分だけ摘み部69は厚くなっているの
で、当該摘み部69を簡単かつ確実につまむことができ
て、もって前記止着部63をトップシート3から容易に
剥がすことができる。また、前記折り返し部69cは固
定されているので、前記展開作業まで当該折り返し状態
を確実に維持することができる。
【0038】尚、前記折り返し部69cは、先端縁69
aから5mm以上の範囲に亘っていると摘みやすく好ま
しい。
【0039】図5(c)に、本第3実施形態の変形例に
係るファスニングテープ70を、図5(b)と同じ矢視
の断面図にて示す。尚、第3実施形態と同様の構成には
同じ符号を付して、詳細には説明しない。
【0040】第3実施形態では、ファスニングテープ6
0に係る前記止着部63の先端の摘み部69を急峻に折
り返して折り返し部69cを形成したところ、本変形例
に係るファスニングテープ70は、緩やかにループ状に
折り返して折り返し部79cを形成している点で相違す
る。つまり、本変形例では、前記摘み部79は、緩やか
なループ72を形成しつつ折り返される一方、その折り
返し部79cの先端縁79aのみが、ファスニングテー
プの上面に接着されている。
【0041】そして、本変形例によれば、前記第3実施
形態よりも、ループ72分だけ摘み部79の最大厚みを
厚くすることができるので、更に摘み部79を摘み易く
することができる。
【0042】尚、前記折り返し部79cは、先端縁79
aから5mm以上の範囲に亘っていると摘みやすく好ま
しい。また、前記ループ厚みは3mm以上であると更に
摘みやすく好ましい。
【0043】以上、本発明に係る実施形態について説明
したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような
変形が可能である。 (a)本実施形態においては、面ファスナーの雄材47
に関して特に詳細に説明していないが、前記雄材47と
して、一般的に用いられる釣り針型、T型、キノコ型等
のフック部材が使用可能であることは言うまでもない。 (b)本実施形態においては、前記ファスニングテープ
のテープ基材45として、外形略T字状の不織布を用い
たが、その外形はこれに限るものではなく、例えば長方
形状であっても良い。 (c)本実施形態においては、前記ファスニングテープ
先端の隅角部を角形にしたが、これに限るものではな
く、当該隅角部を円弧状に面取りしても良い。尚、この
場合は、接触時の肌への刺激を抑制することができる。 (d)本第1実施形態においては、摘み部49をその先
端縁49aと平行に起立させて、平面視矩形状の起立部
を形成したが、摘み部49が起立していればこれに限る
ものではなく、例えば、図6に拡大平面図にて示すよう
に、摘み部49の隅角部49dのみを起立させて三角形
状の起立部を形成しても良い。 (e)本第2実施形態および第3実施形態においては、
摘み部69をその先端縁69aと平行に折り返して、平
面視矩形状の折り返し部69cを形成したが、摘み部6
9が折り返されていればこれに限るものではなく、例え
ば、図7に拡大平面図にて示すように、摘み部69の隅
角部69dのみを折り返して三角形状の折り返し部を形
成しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
後身頃上に折り返されてトップシート面上に剥離可能に
仮止めされた使用前のファスニングテープを、簡単に剥
がすことのできる使い捨ておむつを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る展開状態のファスニングテ
ープを示す拡大平面図である。
【図2】第1実施形態に係る使用前、つまり展開前の状
態のファスニングテープを示す拡大図であって、図2
(a)には平面図を、図2(b)には、図2(a)中の
B−B線矢視の断面図をそれぞれ示す。
【図3】第1実施形態の変形例に係るファスニングテー
プを示す拡大図であって、図3(a)には平面図を、図
3(b)には、図3(a)中のB−B線矢視の断面図を
それぞれ示す。
【図4】第2実施形態に係るファスニングテープを示す
拡大図であって、図4(a)には平面図を、図4(b)
および図4(c)には、図4(a)中のB−B線矢視の
断面図をそれぞれ示す。
【図5】第3実施形態に係るファスニングテープを示す
拡大図であって、図5(a)には平面図を、図5(b)
には、図5(a)中のB−B線矢視の断面図を、図5
(c)には第3実施形態の変形例の断面図をそれぞれ示
す。
【図6】第1実施形態の変形例に係るファスニングテー
プの拡大平面図である。
【図7】第2実施形態の変形例に係るファスニングテー
プの拡大平面図である。
【図8】展開型の使い捨ておむつを展開して示す一部破
断平面図である。
【図9】展開型の使い捨ておむつの装着状態を示す斜視
図である。
【図10】従来のファスニングテープの展開前の状態を
示す拡大図であって、図10(a)は、平面図、図10
(b)は、図10(a)のB−B線矢視の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 おむつ本体 3 トップシート 4 吸収体 5 バックシート 11 前身頃 13 後身頃 15 サイドフラップ 15a サイドフラップ側端部(側端部) 40 ファスニングテープ 41 固定部 43 止着部 45 テープ基材 47 面ファスナーの雄材 49 摘み部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布製の透液性トップシートと不透液
    性バックシートとの間に保液性吸収体を備えるおむつ本
    体と、着用時に該おむつ本体の後身頃を前身頃に止着す
    べく、前記後身頃の側端部に固着されてこれより側方へ
    突出するファスニングテープとを有する使い捨ておむつ
    において、 該ファスニングテープの前記突出部分は、面ファスナー
    の雄材を備える止着部と、該止着部の先端の摘み部とか
    らなり、 該ファスニングテープの使用前においては、前記突出部
    分は後身頃のトップシート面上に折り返されて前記雄材
    によって前記トップシートに剥離可能に仮止めされてい
    る一方、前記摘み部は、前記トップシート面上にて起立
    していることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 前記摘み部には谷折りの折り目が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨てお
    むつ。
  3. 【請求項3】 前記折り目は、前記摘み部の先端縁から
    5mm以上の範囲に形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 前記摘み部の先端縁の起立高さは3mm
    以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の使い捨ておむつ。
  5. 【請求項5】 不織布製の透液性トップシートと不透液
    性バックシートとの間に保液性吸収体を備えるおむつ本
    体と、着用時に該おむつ本体の後身頃を前身頃に止着す
    べく、前記後身頃の側端部に固着されてこれより側方へ
    突出するファスニングテープとを有する使い捨ておむつ
    において、 該ファスニングテープの前記突出部分は、面ファスナー
    の雄材を備える止着部と、該止着部の先端の摘み部とか
    らなり、 該ファスニングテープの使用前においては、前記突出部
    分は後身頃のトップシート面上に折り返されて前記雄材
    によって前記トップシートに剥離可能に仮止めされてい
    る一方、前記摘み部の先端は更に折り返されて折り返し
    部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 【請求項6】 前記折り返し部は、ファスニングテープ
    上面に固定されていることを特徴とする請求項5に記載
    の使い捨ておむつ。
  7. 【請求項7】 前記折り返し部は、前記摘み部の先端縁
    から5mm以上の範囲に亘っていることを特徴とする請
    求項5若しくは6のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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