JPS638202B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸収性物品に関し、特に使い棄ておむ
つに関するものである。

幼児用として種々の使い棄ておむつが従来提案
されており、洗濯の必要がないため次第に普及し
て来た。使い棄ておむつは、普通、流体不浸透性
裏側シート、流体浸透性表側シート、および両シ
ートの間に挾んだ吸収性パツドとから成るもので
ある。

使い棄ておむつはおむつを幼児の身体に固定す
るためのテープフアスナーを設けたものが多い。
このテープフアスナーは普通、おむつに一端が固
着され、おむつを当てた時おむつの他の部分に他
端を貼着する感圧性接着テープ片である。使用時
には、貼着端の粘着剤はおむつの他の部分又はそ
の他の物に接触しないように覆う必要がある。一
つの形態としては、別個の剥離シートでテープフ
アスナーの貼着端の粘着剤を覆うものがある。こ
の形態のものは、おむつを当てる時剥離した剥離
シートを棄てる必要があるという点で不便であ
る。他の形態としては、剥離シートをおむつの表
側の面に付着させておき、おむつを当てる時テー
プの貼着端を剥離シートから引剥がし、おむつの
裏側の面に付着したテープ片の端によりテープ片
をおむつのこの部分に保持する。もちろん、使い
棄ておむつは値段が安くなければならないから製
造コストが最も重要な問題である。この形態のフ
アスナーでは剥離シートをおむつの表側の面に取
りつけ、テープ片の一端をおむつの裏側の面に取
りつけ、更におむつの貼着端をおむつの側縁のま
わりに折り返して剥離シートに付着する必要があ
るから、テープフアスナーをおむつに取りつける
ための製造装置は複雑となりそれだけおむつの製
造コストが高くなる。

本発明の目的は、おむつ製造時におむつへの取
り付けが容易であり、おむつ使用時には粘着面の
展開が容易なテープフアスナーを備えた、安価で
使い易い、使い棄ておむつを提供することにあ
る。

かかる目的を達成するため、本発明の使い棄て
おむつは次のような構成を採る。すなわち、吸収
性パツド組立体とテープフアスナーとを有し、該
吸収性パツド組立体は互いに反対側に位置する一
対の面と側縁とを有し、前記テープフアスナーは
テープ片と剥離シートとからなる、使い棄ておむ
つにおいて、 前記テープ片は、前記吸収性パツド組立体の前
記一対の面のうちの一方の面に固着される第１端
部と、該第１端部の反対側の端部に位置する貼着
端部と、該貼着端部と前記第１端部との間に位置
して該両端部を連結する中央部分とを有し、該中
央部分は前記テープ片の幅方向へ延在する折曲げ
線に沿つて展開可能に折り曲げられて少なくとも
一つの第１部分と該第１部分に対向する少なくと
も一つの第２部分とに画成され、 前記テープ片の前記第１端部は、前記テープ片
の展開時に前記貼着端部が前記吸収性パツド組立
体の前記側縁から突出するように、前記吸収性パ
ツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記剥離シートは、前記吸収性パツド組立体の
前記側縁と、前記吸収性パツド組立体に固着され
た前記テープ片の前記第１端部との間の、前記吸
収性パツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記テープ片の、少なくとも前記貼着端部に
は、前記吸収性パツド組立体側の面に粘着剤が塗
布され、 前記テープ片は、前記中央部分を前記折曲げ線
に沿つて折り曲げた状態で、少なくとも前記貼着
端部を、該貼着端部に塗布された前記粘着剤によ
つて、前記剥離シートの剥離面に剥離可能に付着
させている、 ことを特徴とする、使い棄ておむつである。

かかる構成を有する本発明の使い棄ておむつに
よれば、テープフアスナーを構成するテープ片と
剥離シートが吸収性パツド組立体の同一の面に取
り付けられるから、おむつ使用時にテープ片を容
易に展開することが可能であり、更に剥離シート
を捨てる必要がないから、おむつを容易に当てる
ことができる。

また、テープフアスナーを構成するテープ片と
剥離シートが吸収性パツド組立体の同一の面に取
り付けられるから、おむつ製造時におむつへのテ
ープフアスナーの取り付けが容易であり、おむつ
の製造工程を簡単することができる。

更に、本発明の使い棄ておむつのテープフアス
ナーは、展開される前の状態では吸収性パツド組
立体の側縁から横方向へ突出しないから、完成し
た使い棄ておむつの包装が容易であり、使い棄て
おむつの製造コストの低減を図ることが容易にな
る。

なお、本発明の使い棄ておむつは上述の構成の
外、次のような別の構成を採ることもできる。す
なわち、吸収性パツド組立体とテープフアスナー
とを有し、該吸収性パツド組立体は互いに反対側
に位置する一対の面と側縁とを有し、前記テープ
フアスナーはテープ片と剥離シートとからなる、
使い棄ておむつにおいて、 前記テープ片は、前記吸収性パツド組立体の前
記一対の面のうちの一方の面に固着される第１端
部と、該第１端部の反対側の端部に位置する貼着
端部と、該貼着端部と前記第１端部との間に位置
して該両端部を連結する中央部分とを有し、該中
央部分は前記テープ片の幅方向へ延在する折曲げ
線に沿つて展開可能に折り曲げられて少なくとも
一つの第１部分と該第１部分に対向する少なくと
も一つの第２部分とに画成され、 前記テープ片の前記第１端部は、前記テープ片
の展開時に前記貼着端部が前記吸収性パツド組立
体の前記側縁から突出するように、前記吸収性パ
ツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記剥離シートは、前記吸収性パツド組立体の
前記側縁と、前記吸収性パツド組立体に固着され
た前記テープ片の前記第１端部との間の、前記吸
収性パツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記テープ片の、少なくとも前記貼着端部と前
記中央部分には、それらの前記吸収性パツド組立
体側の面に粘着剤が塗布され、 前記テープ片は、前記中央部分を前記第１部分
と前記第２部分とに折り曲げた状態で、該第１部
分と該第２部分の前記剥離シート側の境界部分と
前記貼着端部とを、前記中央部分と前記貼着部分
とに塗布された前記粘着剤によつて、前記剥離シ
ートの剥離面に剥離可能に付着させ、 折り曲げられた前記中央部分の前記第１部分と
前記第２部分との間には、該第１部分と第２部分
とが展開可能なように、さらに別の剥離シートが
介装されている、 ことを特徴とする、使い棄ておむつである。

以下図面を参照しつゝ本発明の実施例を詳細に
説明する。

第１図および第２図を参照すると、吸収パツド
組立体２２を有する使い棄ておむつ２０が示され
ている。パツド組立体２２は、パツド組立体の裏
面を形成するポリエチレンのような流体不浸透性
裏側シート２４、パツド組立体２２の表側の面３
０を形成する、不織布のような流体不浸透性の裏
側シート２８および、両シート２４，２８の間に
挾んだフラフと呼ぶ細かなパルプのような吸収パ
ツド３２を有する。パツド組立体２２は、１対の
側縁３４、該側縁を結ぶ１対の端縁３６を有す
る。吸収パツド３２も１対の端縁３８とそれを結
ぶ１対の端縁４０とを有する。図示のように、好
ましい一形態では、パツド３２の側縁３８はパツ
ド組立体２２の側縁３４に隣接し、流体不浸透裏
側シート２４の両側縁部４２は折返されてシート
２８の上に固着され、裏側シートの側縁部４２が
吸収パツド３２の側縁部を覆うようになつてい
る。

使い棄ておむつ２０は、１対のテープフアスナ
ー５０を有し、該フアスナーは感圧性接着テープ
片５２と剥離シート５４とから成り、パツド組立
体２２の側縁３４の付近に取付けられている。剥
離シート５４は内面５６、剥離面である外面５
８、第１部分６０、および該第１部分６０の内端
から延びる第２部分６２を有している。剥離シー
ト５４は任意の適当な材料例えば紙又はポリエチ
レンで作ることができ、紙の剥離シートの外面の
剥離面５８は適当なシリコン処理又はシリコンコ
ーテイングにより形成することができる。図示の
ように、第１部分６０の内面５６は、適当な手段
例えば接着剤６４によりパツド組立体２２の側縁
３４付近の裏面２６に取りつけられている。

テープ片５２は比較的伸縮しない材料、例えば
紙６５、該紙６５の表側の面の粘着剤６６、該粘
着剤によりパツド組立体の裏面２６に固着された
第１端部６８、該第１端部６８の反対側の、粘着
剤６６が剥離シートの第１部分６０の外面５８
（剥離面）に剥離可能に付着している貼着端部７
０、および第１端部６８と貼着端部７０との間に
を結ぶ伸縮可能な中央部分７２を有している。図
示のように、テープ片５２の中央部分７２は横断
する折曲げ線７４で折り返されている。折曲げ線
７４は該折曲げ線とテープ片５２の第１端部６８
との間に延びる第１部分７６および該折曲げ線７
４とテープ片５２の貼着端部７０との間に延びる
第２部分７８の境界をなしている。剥離シートの
第２部分６２の内面５６はテープ片５２の粘着剤
６６に対する親和性が比較的高く、該内面５６は
中央部分７２の第１部分７６の粘着剤に固着され
ている。又、中央部分７２の第２部分７８の粘着
剤６６は剥離シートの第２部分６２の外面５８に
剥離可能に付着している。図示のようにテープ片
５２の貼着端部７０は剥離シートからテープ片を
引剥がし易いように端部を折り返してタブ８０を
設けてもよい。

第１図および第２図を見ると、テープフアスナ
ー５０はおむつ使用前の、パツド組立体２２の表
面２６に折りたゝまれている状態が示されてお
り、テープ片５２は剥離シート５４の外面即ち剥
離面５８に剥離可能に付着している。使用する
時、タブ８０を把みテープ片５２の貼着端部７０
と第２部分７８を剥離シート５４の剥離面５８か
ら引剥し（第３図）、テープ片５２の貼着端部７
０がパツド組立体２２の側縁３４の外側に引き出
され、その間に剥離シートの第１部分６０および
第２部分６２は剥離シートの中央の折曲げ線８１
で折たゝまれる。テープ片の外端が側縁３４の外
に完全に引き延ばされると（第４図）、剥離シー
トの第１部分６０および第２部分６２の剥離面５
８も互に折りたゝまれており、テープ片５２の貼
着端部７０はおむつを幼児に当てた時おむつの他
の部分にテープ片を付着する位置にある。

この様にして、テープ片５２は剥離シート５４
から引剥がしておむつを固定するのに用いる状態
に引延ばすことが容易である。又、テープ片５２
と剥離シート５４とは両方共おむつの裏面に固着
されているから、テープ片をおむつの側縁でおむ
つの反対側に折り返してテープ片および剥離シー
トの一部をおむつの反対側の面に固着する必要が
なく、製造工程が簡単となりおむつのコストが低
減される。折りたゝんだ状態では、テープ片はお
むつの側縁からはみ出さないから、おむつの包装
が容易である。又、剥離シート５４はテープ片を
使用するため引き伸ばした後もおむつに付着した
まゝであるから、おむつを当てる時に剥離シート
を捨てる必要がない。勿論、以下に述べるテープ
フアスナーの他の実施例もそうであるが、同じテ
ープフアスナーをおむつの反対側の側縁付近にも
設ける。

本発明の他の実施例のおむつを第５図に示す。
この実施例では、剥離シート５４はパツド組立体
２２の側縁３４から間隔を有し、中央部分７２の
第２部分７８の粘着剤６６が、テープ片５２を剥
離シートから引剥がしてパツド組立体２２の側縁
３４から突出するように展開した時、パツド組立
体２２の裏面２６に付着するようになされてい
る。したがつて、テープ片５２の粘着剤６６によ
りテープ片は剥離シート５４とパツド組立体２２
の側縁３４との中間でパツド組立体２２の裏面２
６に付着する。他の点では、第５図のテープフア
スナー５０は第１図〜第４図のフアスナーについ
て説明したのと同じ態様で作用する。

本発明のおむつの別の実施例を第６図に示す。
この実施例では、中央部分７２の第１部分７６は
内面８２が、中央部分７２の第２部分７８の粘着
剤６６に対し親和力が比較的小さいように処理さ
れている。従つて、第２部分７８の粘着剤６６は
第１部分７６の剥離面８２に対し剥離可能に付着
しており、テープ片を展開してパツド組立体２２
の側縁３４から突出させる時、第１部分７６から
第２部分７８を引剥がすことができる。第１部分
７６の第２部分７８に対面する剥離面８２は第１
図〜第４図のテープフアスナーについて説明した
剥離シート５４の第２部分６２に代るものであ
る。他の点では、第６図のテープフアスナーは第
１図〜第４図について説明したのと同じ態様で作
用する。

本発明の別の実施例のおむつを第７図に示す。

此の実施例では、テープ片の第１部分７６の内
面８２と第２部分７８の内面８４が両方共粘着剤
を有しない。従つてテープ片の中央部分７２の第
１部分および第２部分７６，７８は他の部分に付
着しない。使用時、テープ片５２の貼着端部７０
を剥離シート５４の剥離面５８から引剥がし、前
述のように、パツド組立体２２の側縁３４からテ
ープ片を突出させる。

本発明の今一つの実施例を第８図および第９図
に示す。この実施例では、第８図に示すように、
剥離シート５４は、第１端８６が粘着剤６４によ
りパツド組立体２２の裏面２６の側縁３４付近に
付着し、内側の第２端８８が粘着剤６４′により
パツド組立体２２の裏面２６にテープ片５２の第
１部分６８付近で付着している。そして剥離シー
ト５４の中央部分９０が両端８６，８８の間に延
在している。中央部分９０の外側の剥離面５８は
テープ片の中央部分７２の粘着剤６６に剥離可能
に付着している。剥離シート５４の中央部分９０
とテープ片５２の中央部分７２とは多数の横断す
る外側折曲げ線９２とその中間の内側折曲げ線９
４とに沿つてアコーデオン状に折りたゝまれ、剥
離シートとテープ片の中央部分９０，７２の部分
でテープフアスナー５０の長さが縮められてい
る。外側の折り曲げ線９２とその両側の隣の内側
折曲げ線とはそれらの内にテープ片の第１部分７
６と第２部分７８との対を作る。テープフアスナ
ーは、剥離シートの中央部分９０の内面５６をパ
ツド組立体２２の裏面２６に付着する粘着剤９６
を内側の折曲げ線９４の付近に有するようにして
もよい。こうして第８図に示すように、おむつ使
用前にはテープフアスナーを長さを縮めた折り
たゝみ状態に維持することができる。使用時に
は、第８図および第９図に示すように、テープ片
５２のタブ８０を把み、テープ片５２を剥離シー
ト５４から引剥がし、貼着部分７０をパツド組立
体２２の側縁３４から突出させる。このようにし
て、テープ片は剥離シート５４の剥離面５８を滑
つて外端がパツド組立体２２の側縁から引出され
るが、第９図に示すように、その間剥離シート５
４はパツド組立体２２の裏面２６に付着したまゝ
である。テープ片５２の先端の貼着部分７０をお
むつの適当な部分に貼付けておむつを幼児に固定
する。

本発明のおむつの更に他の実施例を第１０図お
よび第１１図に示す。第１０図では、剥離シート
５４を接着剤６４によりパツド組立体２２の裏面
２６の側縁３４付近に固着し、剥離シートの外面
の剥離面５８の、パツド組立体２２の側縁３４に
隣接する端に貼着部分７０の粘着剤６６を剥離可
能に付着している。前述の実施例と同様に、テー
プ片５２の中央部分７２を多数の外側の横断折曲
げ線９２とその中間の内側の横断折曲線９４とに
沿つてアコーデオン状に折りたゝみ、テープ片の
中央部分７２の第１部分７６および第２部分７８
を画成している。しかしこの実施例では、テープ
片の隣り合う第１部分７６および第２部分７８の
間にも剥離シート片９８が挾まれている。好まし
い一形態では、剥離シート片９８の片面はテープ
片５２の粘着剤６６に対する親和性が比較的小さ
く、反対側の面は親和性が比較的大きい。好まし
い一形態では、剥離面はテープ片の中央部分７２
の第２部分７８に対面している。又、図示のよう
に、剥離シート５４はパツド組立体２２の側縁３
４からテープ片５２の第１部分６８の方へ延在
し、テープ片の中央部分７２の粘着剤６６は内側
折曲線９４付近で剥離シート５４の外側の剥離面
５８に剥離可能に付着している。

従つて、剥離シート片９８はテープ片の中央部
分７２の第１部分および第２部分の片方７６又は
７８に剥離可能に付着し、剥離シート片９８の反
対側の面は隣接する中央部分の第１部分および第
２部分の他方７８又は７６の粘着剤に固着されて
いる。又前述のとおり、貼着部分７０の粘着剤６
６は剥離シート５４の剥離面５８に剥離可能に付
着している。此のようにして、テープ片はおむつ
使用前には、その裏面に長さを縮めた折りたゝみ
状態で保持される。使用時には、タブ８０を把ん
でテープ片５２の貼着部７０をパツド組立体２２
の側縁３４から突出するように引出す。その間に
剥離シート片９８の剥離面はテープ片の対応する
部分の粘着剤６６から引剥される。このようにし
て、テープ片は第１１図に示すようにパツド組立
体２２の側縁３４から突出し、テープ片５２の外
側の部分を用いておむつを幼児の身体に固定する
ことができる。

テープフアスナーの種々の変形も本発明の範囲
内であることは云うまでもない。例えば、第１図
〜第４図のフアスナーに第１０図、第１１図の剥
離シート片を用いてもよい。又、第５図のものと
同様に、どのフアスナーもパツド組立体２２の側
縁３４から間隔を置いた位置に設けることができ
る。第６図のものと同様にテープ片の内面に間隔
を置いて剥離コーテイングを施せば、第１０図お
よび第１１図の剥離シート片９８を省略すること
ができる。即ち、第１０図および第１１図のフア
スナーに交互に粘着剤区域と剥離区域を設けるの
である。第８図〜第１１図の変形としては、テー
プ片の折りたゝみ部の内面に第７図のものと同様
に粘着剤のない部分を設けてもよい。同様に、第
８図および第９図の実施例で、テープ片５２の中
央部７２の折りたたみひだを第２図と同様な単一
のものとし、第１図〜第４図のフアスナーの剥離
シートの両端がテープ片の第１部分６８付近とパ
ツド組立体２２の側縁３４付近とに固着するよう
にしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテープフアスナーの一実施例
を備えた使い棄ておむつの部分裏面図。第２図は
第１図の２−２視部分断面図であつて、おむつの
裏面にテープフアスナーを折りたゝんだ状態を示
す。第３図は第１図のおむつの部分断面図であつ
て、テープフアスナーを或程度展開した状態を示
す。第４図は第１図のおむつの部分断面図であつ
ておむつを幼児身体に当てる時に使用する展開状
態のテープフアスナーを示す。第５図は本発明の
他の実施例のテープフアスナーを示す部分断面
図。第６図は本発明のテープフアスナーの他の実
施例の部分断面図。第７図は本発明のテープフア
スナーの他の実施例を示す部分断面図。第８図は
本発明のテープフアスナーの他の実施例を示す部
分断面図。第９図は第８図のテープフアスナーの
展開状態を示す。第１０図は本発明の他の実施例
のテープフアスナーを示す部分断面図。第１１図
は第１０図のテープフアスナーの展開状態を示
す。 ２０……使い棄ておむつ、２２……パツド組立
体、３４……側縁、２６，３２……面、５０……
テープフアスナー、５４……剥離シート、５２…
…テープ片、６６……粘着剤、７４……折曲げ
線、６８……第１端部、７２……中央部分、７０
……貼着端部、９８……剥離シート片。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 吸収性パツド組立体とテープフアスナーとを
   有し、該吸収性パツド組立体は互いに反対側に位
   置する一対の面と側縁とを有し、前記テープフア
   スナーはテープ片と剥離シートとからなる、使い
   棄ておむつにおいて、 前記テープ片は、前記吸収性パツド組立体の前
   記一対の面のうちの一方の面に固着される第１端
   部と、該第１端部の反対側の端部に位置する貼着
   端部と、該貼着端部と前記第１端部との間に位置
   して該両端部を連結する中央部分とを有し、該中
   央部分は前記テープ片の幅方向へ延在する折曲げ
   線に沿つて展開可能に折り曲げられて少なくとも
   一つの第１部分と該第１部分に対向する少なくと
   も一つの第２部分とに画成され、 前記テープ片の前記第１端部は、前記テープ片
   の展開時に前記貼着端部が前記吸収性パツド組立
   体の前記側縁から突出するように、前記吸収性パ
   ツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記剥離シートは、前記吸収性パツド組立体の
   前記側縁と、前記吸収性パツド組体に固着された
   前記テープ片の前記第１端部との間の、前記吸収
   性パツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記テープ片の、少なくとも前記貼着端部に
   は、前記吸収性パツド組立体側の面に粘着剤が塗
   布され、 前記テープ片は、前記中央部分を前記折曲げ線
   に沿つて折り曲げた状態で、少なくとも前記貼着
   端部を、該貼着端部に塗布された前記粘着剤によ
   つて、前記剥離シートの剥離面に剥離可能に付着
   させている、 ことを特徴とする、使い棄ておむつ。 ２ 吸収性パツド組立体とテープフアスナーとを
   有し、該吸収性パツド組立体は互いに反対側に位
   置する一対の面と側縁とを有し、前記テープフア
   スナーはテープ片と剥離シートとからなる、使い
   棄ておむつにおいて、 前記テープ片は、前記吸収性パツド組立体の前
   記一対の面のうちの一方の面に固着される第１端
   部と、該第１端部の反対側の端部に位置する貼着
   端部と、該貼着端部と前記第１端部との間に位置
   して該両端部を連結する中央部分とを有し、該中
   央部分は前記テープ片の幅方向へ延在する折曲げ
   線に沿つて展開可能に折り曲げられて少なくとも
   一つの第１部分と該第１部分に対向する少なくと
   も一つの第２部分とに画成され、 前記テープ片の前記第１端部は、前記テープ片
   の展開時に前記貼着端部が前記吸収性パツド組立
   体の前記側縁から突出するように、前記吸収性パ
   ツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記剥離シートは、前記吸収性パツド組立体の
   前記側縁と、前記吸収性パツド組立体に固着され
   た前記テープ片の前記第１端部との間の、前記吸
   収性パツド組立体の前記一方の面に固着され、 前記テープ片の、少なくとも前記貼着端部と前
   記中央部分には、それらの前記吸収性パツド組立
   体側の面に粘着剤が塗布され、 前記テープ片は、前記中央部分を前記第１部分
   と前記第２部分とに折り曲げた状態で、該第１部
   分と該第２部分の前記剥離シート側の境界部分と
   前記貼着端部とを、前記中央部分と前記貼着部分
   とに塗布された前記粘着剤によつて、前記剥離シ
   ートの剥離面に剥離可能に付着させ、 折り曲げられた前記中央部分の前記第１部分と
   前記第２部分との間には、該第１部分と第２部分
   とが展開可能なように、さらに別の剥離シートが
   介装されている、 ことを特徴とする、使い棄ておむつ。