JPS6015721B2 - 調整可能なテープ形フアスナーを備えた使い捨ておむつ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸収性製品に関し、より詳細には使い捨ておむ
つに関する。

最近は使い捨てタイプのおむつが幅広く使用されている
。

便宜上かかる使い捨ておむつにはテープ形ファスナーを
備えて別個の取付具（例えばピン）の必要性をなくすこ
とが多い。テープ形ファスナーはテープ片とこのテープ
片の表面上に塗布された接着剤を塗布するための剥離シ
ートとから構成できる。おむつをつける際にはテープ片
を剥離シートからはがし、その後にテープ片を使用して
おむつを幼児に固定する。かかるテープ形ファスナーを
使い捨ておむつに使用することが望ましいことがわかっ
ているが、該ファスナーにはいくつかの問題がある。

特に、該ファスナーはおむつをつける幼児の大きさに合
わせて調整できない。ウエストが比較的太い年長の幼児
の場合にはテープ片の接着面積を相対的小さくすればよ
い。しかし、かかるテスナ片を比較的ウエストの細い年
少の幼児に使用するならばおむつが該幼児からすぱっと
抜ける原因となる。従ってウエストの細い幼児用のテー
プ片には大きな接着面積を持たせねばならない。本発明
の主目的は、ウエストのサイズが様々な幼児に合わせて
調整可能な使い捨ておむつ用テープファスナーを提供す
ることである。

本発明のおむつは表裏面と部村を限定する辺とを持つ吸
収性パッド部材からなる。

該おむつは又、接着面を持ち、更にテープ片の両末端の
それぞれに隣接して位置する一定間隔を有する第１接着
ゾーンと第３綾着ゾーン、及び該第１ゾーンと該第３ゾ
ーンとの間の第２接着ゾーンを有する感圧性接着テープ
片を持つ。該第１ゾーンは該辺に隣接したパッド部材の
一方の面に取り付けうれ、該第２ゾーンと該第３ゾーン
とはパッド部村の辺を越えて伸びている。このテープ形
ファスナーは又、このテープ片の表面の接着剤に対する
親和力が比較的低い第１面、該表面の接着剤に対する親
和力が比較的に高い第２の反対面及び１対の末端綾を持
つ長く延びたシートから成る調整部村をも有する。核シ
−トは末端縁の１つと該シートの折り線とにより定まる
第１の区域からなり、該第１の区域は該第２ゾーンの接
着剤に剥離可能に取り付けるれており、該第１の区域の
第１面は該第２ゾーンの接着剤と面しており、該折り線
は該第２接着ゾーンと該第３接着ゾーンとの継ぎ目に隣
接して位置し、又シートの１つの末端縁はパッド部材の
辺から一定間隔を有している。シートは該折り線にそっ
て折り返えされてその第２面が第１の区域の第２面に面
している第２の区域を有する。シートは鉄第２の区域と
他方の末端縁との間に延びている第３の区域を有し、該
第３の区域は、該第１の区域の一方の末端縁とパッド部
材の辺との間にある前記第２の区域上の接着剤に固定し
て取り付けられている。すなわち第３の区域の第２表面
は該テープ片の表面の接着剤に面している。テープ片の
第３接着ゾーンは第２の区域の第１の表面に剥離可能に
取り付けられている。即ち、本発明の特徴はテープ片を
シートの第２の区域の第１の表面からはがして第３接着
ゾ−ンをむき出し‘こし、大きなウエストをした幼児に
おむつをつけるための接着面を提供できることである。

本発明の第２の特徴はシートの第１の区域を第２接着ゾ
ーンからはがして接着固定面を拡張し、小さなウエスト
をした幼児におむつをつけることができることである。

従って、本発明の第３の特徴はテープ形ファスナーを使
用しておむつを様々なウエストサイズをした幼児に緊密
につけることができることである。本発明の第４の特徴
は、シートの第３の円域によりテープ片上にシートを保
持し、シートを別個に捨てる必要性をなくしていること
である。

更に詳しい特徴は本発明の態様に関する以下の記載及び
特許請求の範囲の記載から充分に明白になるであろう。
以下、添付図面を参照しながら本発明を説明する。

第１図には吸収性パッド部材２２を有する使い捨ておむ
つ２０が図示されている。

このパッド部材２２はその裏面２６となる流動体不透過
性裏シート２４、その表面３０である流動体透過性表シ
ート２８、及び裏シート２‐４と表シート２８との間の
吸収性パッド３２を有する。パッド部材２２は１対の末
端緑３４ａ，３４ｂと、これらに連続している１対の側
端緑とを有する。パッド部村２２は図示した如く複数の
長手方向折り線にそって折って箱ひだ（い×−Ｐｌｅａ
ｔ）構成にできる。おむつ２０はそれを幼児にしつかり
取り付けるための１対のテープ形ファスナー４０も有す
る。第２，３図に図示される様に、このテープ形ファス
ナー４０は接着剤４４が塗布された細長い感圧性接着テ
ープ片４２を有する。このテープ片４２は対向するその
内側端４７と外側端５１にそれぞれ隣接している、一定
間隔を持った第１接着ゾーン４６と第３接着ゾーン５０
とを有する。このテープ片４２は第１ゾーン４６と第３
ゾーン５０との間の第２接着ゾーン４８も有する。図示
される様に、テープ片４２の第１接着ゾーン４６はパッ
ド部材２２の裏面２６に固定して取り付けられ、第２接
着ゾーン４８と第３接着ゾーン５０とはパッド部材の側
端３６ｂを越えた所に位置している。テープ形ファスナ
ー４０は例えば紙の様な適当な材料からできており、テ
ープ片４２表面の接着剤に対する親和性が比較的低い第
１シート表面５８と、テープ片４２表面の接着剤に対す
る親和性が比較的高いシートの反対表面（第２表面）６
０とを有する細長シート５６からなる調整部村５４を有
する。

シート表面５８と６０とは適当に処理して、テープ片４
２表面の接着剤４４に対する所望の親和性を与えること
ができる。例えば級シートにシリコーン処理した第１の
表面５８を与えてシートの剥離性表面とすることができ
る。図示される様に、シート５６はその第１の末端６４
と折り線６６との間に延びている第１の区域６２を有す
る。

この第１の区域６２は第２接着ゾーン４８に剥離可能に
取り付けられ、第１の区域６２の第１の剥離性表面５８
は第２接着ゾーン４８の接着剤４４に接している。シー
ト折り線６６はそれぞれ第２接着ゾーン４８と第３接着
ゾーン５０との境界に隣接して位置し、シート５６の第
１の末端６４はパッド部村２２の側端３６ｂから間隔を
置いて位置する。シート５６は、第２の区域６８の第２
面６０が第１の区域６２の第２面６０に面する様にシー
ト５６の折り線６６にそって折られる第２の区域６８を
有する。シート５６はシートの第２の区域６８とシート
５６の第２端縁７２との間に延びている第３の区域７０
も有する。

図示される様に、シートの第３の区域７０は又、第１の
区域６２の第１末端６４を越えて延びている。第３の区
域７０の第２面６０はシート５６の第１末端６４とパッ
ド部材２２の側端３６ｂとの間に位置する第２接着ゾー
ン４８の接着剤と接着し、それゆえシート５６の第３の
区域はテープ片４２に固定して取り付けられる。第１〜
４図に図示される様に、テープ片４２の外様５１を折り
線７４にそってシート５６の外に向けて折り、第３接着
ゾーン５０を第２の区域６８の第１剥離面５８に剥離可
能に取り付ける。

従って、テープ片４２の外端部５１はおむつが使用され
るまで調整部材５４のシート５６上に剥離可能に保持さ
れる。又必要ならばテープ片の第２、第３接着ゾーンと
調整部材とからなるテープ集成体の外端部を外に向けて
折っておむつの表面又は裏面にしっかりと取り付けてお
むつの包装を容易にすることもできる。おむつを幼児に
つける時には第２〜３図に示される様にテープ片４２の
外様部５１をシート５６の第１表面５８からはがして第
３接着ゾーン５０をむき出し‘こすることができる。

テープ形ファスナー４０をこの構成で使用して比較的ウ
エストの太い幼児におむつ２０をつけることができ、こ
の場合にはテープ片４２の第３接着ゾーン５０のみを使
用しておむつを幼児につける。しかし、テープファスナ
ーを比較的ウエストの細い幼児にこの構成で使用するな
らばテープ片があってもおむつは幼児からすぽっと抜け
てしまうであろう。従って、調整部材５４の第１の区域
６２を第５図に示される様に第２接着ゾーン４８の接着
剤からはがして、比較的にウエストの細い幼児におむつ
をつけるためにテープ片４２の固定用接着面を拡張する
ことができる。第６図に示される様に第１の区域６２を
第２の区域６８から広げてパッド部材２２の表面３０上
に位置させて拡張接着面からシートを除くことができる
。即ち、拡張接着面は第３接着ゾーン５０と第２接着ゾ
ーン４８の外側部分とからなる。第６図に示される様に
第３の区域７０はシート５６をテープ片に永久保持して
、おむつをつける際にシートを別個に捨てる必要性をな
くしている。この構成でテープ形ファスナー４０を使用
して、つけられたおむつが幼児からすつばり抜けること
なく、比較的にウエストの細い幼児におむつ２０をしっ
かりとつけることができる。第１の区域６２の長さを適
当に選択して所望サイズの拡張接着面をむき出しにする
ことができる。

図示された態様においてはシート５６の第３の区域７０
１まパッド部材２２の側端縁３６ａ，３６ｂに隣接して
位置し、シート５６の第１末端６４は第３の区域７０１
こ隣接して位置する。第７図に示される様にシ−ト５６
の第３の区域７０は、パッド部材の表面３０上に位置し
、適当な手段（例えば接着剤８２）によりそれに固定さ
れている延伸部８０を有することもできる。この延伸部
８０はテープ片をおむつの裏面だけでなく前面にも固定
するのに役立ち、従ってテープ形ファスナーの接着を補
強する。以上の詳細な記載は理解を容易にするためのみ
の目的で行ったものであり、それから不必要な限定を導
き出してはならない。

修正・改良は当業者に明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテ−フ。 形ファスナーを有する使い捨ておむつの一部透視図であ
る。第２図は第１図のおむつの一部の正面図であり、比
較的ウエストの太い幼児におむつをつける場合の位置に
あるテープ形ファスナーを示している。第３図は実費上
第２図の線３−３にそって切断した時の一部断面図であ
る。第４図は実質上第１図の線４一４にそって切断した
時の一部断面図である。第５図はテープ形ファスナーが
テープ片からはがれて固定用接着面を拡張しておむつを
ウエストが比較的細い幼児につける状態のシートを示す
一部断面図である。第６図はテープ片から遠い位置には
ずされている第５図のシートを示す一部断面図である。
第７図は本発明の８Ｕの態様の一部断面図である。２０
・…・・本発明の使い捨ておむつ、２２・・・・・・吸
収性パッドアセンブリ、４０……テープ形ファスナー、
５６・・・・・・シート、５４・・・・・・調整部材、
６２……シートの第１の区域、６６……シート折り線、
６８・・・・・・シートの第２の区域、７０・・…・シ
ートの第３の区域、７４・・・・・・シートの折り線、
８９・・・・・・第３の区域延伸部。 包み 歓〆 メワ，．３ 滋鰭 〆７．夕 麹〆ク 歓〆ｏ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 使い捨ておむつにおいて、 （１） 表裏面を持ち、辺によつて限定されている吸収
   性パツド部材；（２）（イ） 接着面を持ち、かつテー
   プ片の両末端縁のそれぞれに隣接して位置する一定の面
   積を有する第１接着ゾーンおよび第３接着ゾーン、およ
   び該第１接着ゾーンと第３接着ゾーンとの間に位置する
   第２接着ツーンを有し、該第１接着ゾーンはパツド部材
   の一方の面に前記パツド部材の辺付近で取付けられてお
   り、該第２接着ゾーンおよび第３接着ゾーンが前記パツ
   ド部材の辺を越えて延びている感圧性接着テープ片；お
   よび（ロ） 第１面および第２面からなる表裏面と一対
   の末端縁を有する細長のシートからなり、該シートは第
   １の末端縁と折り線との間の第１の区域を有し、該第１
   の区域における第１図が前記テープ片の第２接着ゾーン
   に剥離可能に取付けられており、該シートは該折れ線に
   沿つて折り返えされその表面が第１の区域の第２面に面
   している第２の区域を有し、該シートが第２の区域から
   延びておりかつ第１の区域の第１の末端縁を越えて延び
   ている第３の区域を有し、該第３の区域の第２面が前記
   テープ片の第２接着ゾーンの接着剤に接着されて固定さ
   れており、前記テープ片の第３接着ゾーンが前記シート
   の第２の区域の第１面上に剥離可能に取付けられており
   、該シートの第１面の少くとも第１および第２の区域で
   テープ片の接着剤に対して比較的低い親和力持ち、これ
   によつてシートの第１の区域を前記テープ片から剥して
   該テープの第２接着ゾーンを接着可能な状態に露出する
   ことができ、前記シートの第２面の少くとも第３の区域
   が前記テープ片の接着剤に対して比較的高い親和力を持
   ち、これにより第３の区域で該シートをテープ片に保持
   できる調整部材；とから成るテープ形フアスオー；から
   なるおむつ。 ２ 前記シートの第１面全体がテープ片の接着剤に対し
   て比較的低い親和力を持つ特許請求の範囲第１項記載の
   おむつ。 ３ 前記シートの第３の区域がパツド部材の辺に隣接し
   て延びているテープ片上に取付けられている特許請求の
   範囲第１項記載のおむつ。 ４ 前記シートの第３の区域が前記テープ片の第２接着
   ゾーンに固定された部分を越えた延伸部を持ち、この延
   伸部がパツド部材の前面に取付けられている特許請求の
   範囲第１項記載のおむつ。 ５ 前記シートの第２面全体がテープ片の接着剤に対し
   て比較的高い親和力を持つ特許請求の範囲第１項記載の
   おむつ。 ６ 前記シートの第１の区域の第１末端縁が第３区域に
   隣接して位置する特許請求の範囲第１項記載のおむつ。