JP2002362624A - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents
吸収性物品の包装構造Info
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Abstract
つ包装シートに要するコストが必要最小限であり、包装
構造全体がコンパクトである吸収性物品の包装構造を提
供すること。 【解決手段】 本体3及びヒップガード部4を有する吸
収性物品(生理用ナプキン)2とこれを個装する包装シ
ート6とからなり、生理用ナプキン2と包装シート6と
が一体的に折り畳まれており、包装シート6の両側部6
3の一部に両側縁部62からそれぞれ内方に向けて離反
部(切れ込み)7が形成されており、ヒップガード部4
は包装シート6の側部部分64と共に本体3の肌当接面
32側に折り曲げられており、生理用ナプキン2は包装
シート6の折り曲げられた状態で包装シート6と共に折
り畳まれており、生理用ナプキン2が包装シート6によ
り包装されている。
Description
ヒップガード部及び/又はウィング部の設けられた吸収
性物品と、該吸収性物品を個装する包装シートとが一体
的に折り畳まれてなり、開封と同時に一気に吸収性物品
を使用状態になし得る吸収性物品の包装構造に関する。
り、フラップとして、ヒップガード部及び/又はウィン
グ部の設けられた吸収性物品と、該吸収性物品を個装す
る包装シートとからなり、該吸収性物品の展開状態にお
いて両者を剥離自在に粘着させ、両者が一体的に折り畳
まれている吸収性物品の包装構造がある。このような構
成の吸収性物品の包装構造は、開封と同時に一気に吸収
性物品を使用状態になし得るため、吸収性物品単独で折
り畳んだ後、包装シートで包装したものに比して、簡便
に取り扱うことができるもので、特開平3−17637
6号公報、特表2000−502942号公報、特開平
l0−75975号公報及び実開平5−9529号公報
等に開示されている。
ップを有する生理用ナプキンに、該生理用ナプキンの長
手方向及び幅方向より大きな剥離性の包装材を貼り合わ
せ、該フラップを包装材と共に生理用ナプキンの表面側
に折り畳んだ後に、長手方向に3つ折りし包装するよう
にした技術が記載されている。この技術においては、生
理用ナプキンをコンパクトに包装可能ではあるが、フラ
ップを広げた寸法よりも大きな包装材を使用する必要が
あり、包装材のコストアップになるばかりか、包装材が
密閉されていないために、ナプキンを折り畳んだ状態で
は、幅方向からゴミが中に入る可能性もあり、衛生上も
好ましくない。
生理用ナプキンにおける二つのフラップ(ショーツを包
み込んで固定する第1フラップと、ショーツ内で拡げて
固定する第2フラップ)を本体の肌当接面側に折り畳
み、そのフラップの非肌当接面側にズレ止め材を設け、
且つフラップのズレ止め剤を覆う剥離ストリップを設
け、フラップ上の剥離ストリップと本体の包装材とを接
合し、3つ折り包装する技術が記載されている。この技
術においては、包装状態より生理用ナプキンを取り出し
たときにフラップの剥離ストリップまで剥がれるため取
り出し性に優れるが、本体の包装材とは別にフラップの
剥離材が必要であるため、包装材を余分に使用するばか
りか、ショーツ内に拡げて固定するフラップを予め肌当
接面側に折り畳んでおく必要がある。そのため、その折
り畳んだ上面のみにしかズレ止め剤を塗工することがで
きず、十分な粘着力が得られず、使用中に使用者が激し
い動きをすると、ショーツ内でフラップが安定しない場
合もある。
用ナプキンにおける2つのフラップ(ショーツを包み込
んで固定する第1フラップと、ショーツ内で拡げて固定
する第2フラップ)の非肌当接面にズレ止め剤を設け、
フラップのズレ止め剤を覆う剥離ストリップを設け、フ
ラップと剥離ストリップごと肌当接面側に折り畳み、本
体包装材で包装する技術が記載されている。この技術
も、広い面積の本体包装材とは別に、フラップのズレ止
め剤を覆う剥離ストリップを必要とするため、コストア
ップになってしまう。
を有する生理用ナプキンにおいて、本体のズレ止め剤を
覆う剥離シートとフラップのズレ止め剤を覆う剥離シー
トとを接合し、フラップを非肌当接面側に折り畳むよう
にした技術が記載されている。この技術によれば、フラ
ップ及び本体のズレ止め剤から剥離シートを一度に剥が
せるが、フラップを非肌当接面側に折り畳んでいるため
に、剥離シートを剥がした後、フラップに折り癖がつい
てしまう。そのため、フラップの粘着剤が本体の粘着剤
に付着するのを防止するために、本体の粘着部における
フラップの位置する部分の粘着部を削除している。この
ようにナプキン中央における本体の粘着部を削除するこ
とは、ナプキンのズレやヨレを防止することを本質的に
阻害するものであり、好ましくない。
生理用ナプキンは、何れもズレ防止力が十分とはいえな
い。ズレ防止力を向上させるためには、ズレ止め用粘着
部の面積を大きくすればよいが、上述した生理用ナプキ
ンの包装構造においては、粘着部の面積を大きくする
と、包装シートの大きさを大きくする必要があり、包装
シートの大きさを大きくすると、包装シートに要するコ
ストがアップすると共に包装構造全体のコンパクト化を
図ることができない。
簡便で、ズレ防止力が高く且つ包装シートに要するコス
トが必要最小限であり、包装構造全体がコンパクトであ
る吸収性物品の包装構造を提供することにある。
の後方における左右両側に設けられた左右一対のヒップ
ガード部を有し、該本体の非肌当接面側に本体粘着部が
設けられ且つ該ヒップガード部の非肌当接面側にヒップ
ガード粘着部が設けられている吸収性物品と、これを個
装する包装シートとからなり、該吸収性物品の展開状態
において、該本体粘着部及び該ヒップガード粘着部と該
包装シートの内面とを剥離自在に粘着させてあり、この
ような粘着状態の該吸収性物品と該包装シートとが一体
的に折り畳まれている吸収性物品の包装構造において、
前記吸収性物品の前方両側部と一対の前記ヒップガード
部の両側部との間における前記包装シートの両側部の一
部に、前記両側縁部からそれぞれ内方に向けて離反部が
形成されており、前記ヒップガード部は、前記離反部よ
り後方における前記包装シートの側部部分と共に、前記
本体の肌当接面側に折り曲げられており、前記吸収性物
品は、前記包装シートの折り曲げられた状態で、該包装
シートと共に、該吸収性物品の長手方向に向けて、該吸
収性物品の後端部から該吸収性物品の肌当接面側に少な
くとも3つ折りさせて折り畳まれており、前記離反部よ
り前方における前記包装シートの側部部分において、該
包装シートの重ね合わせ部分でシールされ、前記吸収性
物品が該包装シートにより包装されている吸収性物品の
包装構造(以下、第1発明ともいう)を提供することに
より、前記の目的を達成するものである。
に設けられた左右一対のウイング部を有し、該本体の非
肌当接面側に本体粘着部が設けられ且つ該ウイング部の
非肌当接面側にウイング粘着部が設けられている吸収性
物品と、これを個装する包装シートとからなり、該吸収
性物品の展開状態において、該本体粘着部及び該ウイン
グ粘着部と該包装シートの内面とを剥離自在に粘着させ
てあり、このような粘着状態の該吸収性物品と該包装シ
ートとが一体的に折り畳まれている吸収性物品の包装構
造において、前記吸収性物品の前方及び/又は後方の両
側部と一対の前記ウイング部の両側部との間における前
記包装シートの両側部の一部に、前記両側縁部からそれ
ぞれ内方に向けて離反部が形成されており、前記ウイン
グ部は、前記離反部と前記前方の長手方向端縁又は後方
の長手方向端縁との間における前記包装シートの側部部
分と共に、前記本体の肌当接面側に折り曲げられてお
り、前記吸収性物品は、前記包装シートの折り曲げられ
た状態で、該包装シートと共に、該吸収性物品の長手方
向に向けて、該吸収性物品の前記前方の端部又は後方の
端部から該吸収性物品の肌当接面側に少なくとも3つ折
りさせて折り畳まれており、前記離反部と前記後方の長
手方向端縁及び/又は前方の長手方向端縁との間におけ
る前記包装シートの側部部分において、該包装シートの
重ね合わせ部分でシールされ、前記吸収性物品が該包装
シートにより包装されている吸収性物品の包装構造(以
下、第2発明ともいう)を提供することにより、前記の
目的を達成するものである。
性物品の包装構造を、その好ましい一実施形態(第1実
施形態)について、図1〜図4を参照しながら説明す
る。第1実施形態の吸収性物品の包装構造は、図1に示
すように、本体3、該本体3の後方における左右両側に
設けられた左右一対のヒップガード部4を有し、該本体
3の非肌当接面側に本体粘着部51が設けられ且つ該ヒ
ップガード部4の非肌当接面41側にヒップガード粘着
部52が設けられている吸収性物品2と、これを個装す
る包装シート6とからなり、該吸収性物品2の展開状態
において、該本体粘着部51及び該ヒップガード粘着部
52と該包装シート6の内面61とを剥離自在に粘着さ
せてあり、このような粘着状態の該吸収性物品2と該包
装シート6とが、図2〜図4に示すように、一体的に折
り畳まれている。
上述した構成の吸収性物品の包装構造において、吸収性
物品2として生理用ナプキンを用いたものである。生理
用ナプキン2における一対の前記ヒップガード部4の両
側部43は、図1に示すように、前記粘着状態におい
て、前記包装シート6の長手方向に沿う両側縁部62の
外方にそれぞれ存しており、該生理用ナプキン2の前方
両側部23と一対の該ヒップガード部4の両側部43と
の間における該包装シート6の両側部63の一部に、前
記両側縁部62からそれぞれ内方に向けて離反部7が形
成されている。また、前記ヒップガード部4は、図2に
示すように、前記離反部7より後方における前記包装シ
ート6の側部部分64と共に、前記本体3の肌当接面3
2側に折り曲げられており、前記生理用ナプキン2は、
図3に示すように、前記包装シート6の折り曲げられた
状態で、該包装シート6と共に、該生理用ナプキン2の
長手方向に向けて、該生理用ナプキン2の後端部24か
ら該吸収性物品2の肌当接面22側に4つ折りさせて折
り畳まれている。第1実施形態の生理用ナプキンの包装
構造は、前述のように前記生理用ナプキン2と前記包装
シート6とが折り畳まれた状態で、図4に示すように、
前記離反部7より前方における前記包装シート6の側部
部分65において、該包装シート6の重ね合わせ部分で
シール部68が形成され、前記生理用ナプキン2が該包
装シート6により包装されて構成されている。
は、図1に示すように、その前方における左右両側に左
右一対のウイング部8が設けられ、該ウイング部8の非
肌当接面81側にウイング粘着部53が設けられてお
り、前記ウイング部8が、前記本体3の肌当接面32側
に折り曲げられ、前記ウイング粘着部53に粘着部保護
シート9を剥離自在に粘着させてある。粘着部保護シー
トの形成材料としては、剥離処理されたポリオレフィン
フィルム、ポリエステルフィルムや紙等が用いられる。
ョーツ内で拡げてショーツに粘着固定するためのもので
あり、前記ウイング部8は、使用時にショーツに巻きつ
けて粘着固定するためのものである。
は、肌当接面32が液透過性の表面シートから形成さ
れ、また、非肌当接面(図示せず)が液不透過性の裏面
シートから形成され、更に表面シート(肌当接面32)
と裏面シート(非肌当接面)との間に液保持性の吸収体
(図示せず)を有している。また、生理用ナプキン2の
本体3及びヒップガード部4の非肌当接面側の略全面
に、図1において破線のハッチングで示すように、本体
粘着部51及び一対のヒップガード粘着部52がT字型
で一体的に設けられている。
ートからなり、その両側部63の一部がそれぞれ破断さ
れ、前記離反部として切れ込み7が形成されている。ま
た、包装シート6は、その内面には剥離処理がなされて
おり、その前端部66には包装構造止着用のタブテープ
54が設けられている。
いることができ、具体的には、厚さ5〜50μmのポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニル
アルコール、あるいは不織布や紙、及びこれらの複合材
料等の包装シート材料が挙げられる。包装シートの内面
の剥離処理は、公知の手法を用いて行うことができ、具
体的には、包装シートの内面全面に、剥離処理剤を塗布
するか又は剥離テープ、剥離紙、剥離処理した不織布、
剥離処理したポリエチレンラミネート紙若しくは剥離処
理したポリエチレンフィルム等の剥離部材を貼付する等
して行うことができる。剥離処理剤あるいは剥離部材の
剥離剤成分としてはシリコーン樹脂系、フッソ樹脂系、
又はオクタデシルイソシアネート系等のものが好まし
い。特に、上記剥離処理としては、上記剥離剤成分とし
て、シリコーン樹脂系のものを用いて、塗布して加熱乾
燥、紫外線照射等により高分子量化するか、スプレーで
吹きつけ薄い被膜を形成させる等するのが好ましい。
用ナプキンの包装構造によれば、ヒップガード部に設け
るズレ止め用の粘着部を、本体粘着部と一体的に設ける
ことができるため、粘着部全体の面積が広く、ズレ防止
力が高い。しかも、包装シートの大きさを、その長手方
向両側縁部がヒップガード部の両側部より内方に配置さ
れる程度に小さくすることができるので、包装シートに
要するコストを必要最小限にすることができ、且つ包装
構造全体がコンパクトになる。
装構造について、図1〜図4を参照して、その構成を包
装順序と共に詳述する。尚、図1〜図4は、第1実施形
態の生理用ナプキンの包装構造を、その包装順序に従っ
て図示したものである。生理用ナプキン2と包装シート
6とは、図1に示すように、それぞれ展開状態で剥離自
在に粘着させて接合されている。このような粘着状態に
おいて、生理用ナプキンの後端部24及び一対のヒップ
ガード部4の両側部43は、それぞれ包装シート6の後
端部67の外方及び包装シート6の長手方向の両側縁部
62の外方に存しており、切れ込み7は、ヒップガード
粘着部52と重ならず且つヒップガード部4と重なるよ
うに配置されている。
当接面32側に折り返され、該ウイング部8の非肌当接
面81側に塗布されたウイング粘着部53を介して、該
ウイング粘着部53を被覆するための長方形状の粘着部
保護シート9が、一対のウイング部8を連結するように
貼付されている。
シート6における最後方部14(図3参照)と接合する
ためのホットメルト部91が線状に設けられている。こ
こで、ホットメルト部91による粘着部保護シート9と
最後方部14における包装シート6との間の接合力は、
ウイング粘着部53による粘着部保護シート9とウイン
グ部8の非肌当接面81との間の接合力より十分に大き
いものとなっている。
開状態で粘着接合された、図1に示す状態から、前記ヒ
ップガード部4が、図2に示すように、それぞれ包装シ
ート6の前記側部部分64(切れ込み7から後端部67
寄りの部分)と共に、本体3の肌当接面32側に折り曲
げられる。
り曲げた状態とされた生理用ナプキン2及び包装シート
6は、図3に示すように、タブテープ54の設けられて
いない側から、図1に示す横線イ、ロ及びハが横断する
部分において、生理用ナプキン2側の中間部12に向け
て、最後方部14、後方部13及び前方部11の順で順
次折り返され、それらが積層された状態に折り畳まれて
いる。尚、前方部11が折り返される前に、最後方部1
4における個装シート6と粘着部保護シート9とはホッ
トメルト部91により接合される。中間部12と後方部
13とは略同じ大きさとなっている。
包装シート6が4つ折りに折り畳まれた状態で、図4に
示すように、タブテープ54により前方部11における
包装シート6と後方部13における包装シート6とが粘
着接合され、更に包装シート6の長手方向に沿う両側部
63がヒートシールにより接合されて、第1実施形態の
生理用ナプキンの包装構造が形成されている。
装構造を開封し、生理用ナプキンを包装シートから剥離
させる手順について、図4〜図1を参照して説明する。
先ず、図4に示す状態からタブテープ54を持って包装
シート6の前方部11を後方部13から引き離すと、そ
れに伴って、包装シートの両側部63における前方部1
1と中間部12及び後方部13との重ね合わせ部分のヒ
ートシール部68が引き剥がれる。
方部14を掴んで、包装シート6の後方部13及び最後
方部14を中間部12から引き離すと、包装シートの両
側部63における後方部13と中間部12との重ね合わ
せ部分のヒートシール部68が引き剥がされ、図3に示
す状態と同様の状態(この状態は、図3に図示の状態と
は、粘着部保護シート9が最後方部14と接合されてい
る点が異なる)となる。このとき、粘着部保護シート9
は、ホットメルト部91の接合力により最後方部14に
接合した状態で、ウイング部8から引き剥がされるの
で、使用者が別途粘着部保護シート9を取り除く必要は
ない。このようにして、第1実施形態の生理用ナプキン
の包装構造は、展開されて、図2に示す状態と同様の状
態(この状態は、図2に図示の状態とは、粘着部保護シ
ート9が最後方部14と接合されている点が異なる)に
なる。図2に示す状態と同様の状態から、又は更にヒッ
プガード部4を展開し図1に示す状態と同様の状態(こ
の状態は、図1に図示の状態とは、粘着部保護シート9
が最後方部14と接合されている点が異なる)にしてか
ら、生理用ナプキン2を包装シート6から剥離させて、
該生理用ナプキンを使用することができる。
プキンの包装構造について、図5を参照して説明する。
第2実施形態の生理用ナプキンは、図5に示すように、
生理用ナプキンにウイング部が設けられておらず、包装
シートが2枚のシートを接合して形成されている。これ
ら以外の構成については、第1実施形態の生理用ナプキ
ンの包装構造に準じて構成されている。第2実施形態に
おいて特に説明しない点については、第1実施形態にお
ける説明が適宜適用される。以下には、第1実施形態と
同様の構成については説明を省略する。
においては、図5に示すように、包装シートは、2枚の
シート6A、6Bをそれぞれの長手方向端縁部の中央部
54(ハッチング部分)において接合させて形成されて
おり、本体粘着部51A、51Bが一方のシート6Aと
他方のシート6Bとに分離して設けられている。また、
一方の包装シート6Aの長手方向の後端部67Aと他方
の包装シート6Bの長手方向の前端部66Bとで、離反
部7が形成されている。
プキンの包装構造においても、第1実施形態の生理用ナ
プキンの包装構造と同様な効果を得ることができる。ま
た、第2実施形態の生理用ナプキンの包装構造は、包装
シートが2枚のシートを接合させたものであるため、第
1実施形態のように1枚の包装材料に切れ込みを入れる
必要がなく、離反部を設けることができる。
装構造の実施形態(第3実施形態)について、図6を参
照して説明する。第3実施形態における生理用ナプキン
は、図6に示すように、ウイング部8を備えているが、
ヒップガード部を備えておらず、本体粘着部51とウイ
ング粘着部53とがT字型で一体的に設けられている。
また、切れ込み7がウイング部8の近傍に形成され、タ
ブテープ54が包装シート6の後端部67に設けられて
いる。上述した以外の構成については、第1実施形態の
生理用ナプキンの包装構造に準じて構成されている。第
3実施形態において特に説明しない点については、第1
実施形態における説明が適宜適用される。以下には、第
1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
は、図6に示すように、本体3、該本体3の左右両側に
設けられた左右一対のウイング部8を有し、該本体3の
非肌当接面側に本体粘着部51が設けられ且つ該ウイン
グ部8の非肌当接面81側にウイング粘着部53が設け
られている生理用ナプキン2と、これを個装する包装シ
ート6とからなり、該吸収性物品2の展開状態におい
て、該本体粘着部51及び該ウイング粘着部53と該包
装シート6の内面61とを剥離自在に粘着させてあり、
このような粘着状態の該吸収性物品2と該包装シート6
とが一体的に折り畳まれている。
ング部8の両側部82は、図6に示すように、前記粘着
状態において、前記包装シート6の長手方向に沿う両側
縁部62の外方にそれぞれ存しており、前記吸収性物品
2の後方の両側部62と一対の該ウイング部8の両側部
82との間における該包装シート6の両側部63の一部
に、前記両側縁部62からそれぞれ内方に向けて離反部
7が形成されている。また、前記ウイング部8は、前記
離反部7と前方の長手方向端縁66との間における前記
包装シートの側部部分65と共に、前記本体3の肌当接
面32側に折り曲げられており、前記吸収性物品2は、
前記包装シート6の折り曲げられた状態で、該包装シー
ト6と共に、該吸収性物品2の長手方向に向けて、該吸
収性物品2の前記前方の端部66から該吸収性物品2の
肌当接面側に4つ折りさせて折り畳まれている、第3実
施形態の生理用ナプキンの包装構造は、前述のように前
記生理用ナプキン2と前記包装シート6とが折り畳まれ
た状態で、前記離反部7と前記後方の長手方向端縁67
との間における前記包装シート6の側部部分64におい
て、該包装シート6の重ね合わせ部分でシールされ、前
記吸収性物品2が該包装シート6により包装されて構成
されている。
においても、第1実施形態の生理用ナプキンの包装構造
と同様に、生理用ナプキンの粘着部の面積を広くするこ
とができ、且つ包装シートの大きさを小さくすることが
できるので、第1実施形態の生理用ナプキンの包装構造
と同様の効果が得られる。
その好ましい実施形態について説明したが、本発明の吸
収性物品の包装構造は、前述した実施形態に制限される
ことなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、以下に述べ
るように適宜変更が可能である。前述の実施形態におい
ては、包装される吸収性物品として生理用ナプキンを用
いているが、本発明の吸収性物品の包装構造は、生理用
ナプキン以外にも、失禁パッド等の吸収性物品の包装に
も適用することができる。本発明の吸収性物品の包装構
造においては、吸収性物品におけるヒップガード部及び
/又はウイング部の形態や配置位置は、前述の実施形態
における形態や配置位置には限定されず、例えば、一対
のヒップガード部及び/又はウイング部の両側部が、包
装シートの長手方向に沿う両側縁部の内方にそれぞれ存
しているものでもよい。また、吸収性物品の折り返し
も、4つ折りに限定されるものではない。粘着剤は、粘
着剤領域にストライプ状又はドット状パターンに形成さ
れていてもよい。第1発明の吸収性物品の包装構造にお
ける吸収性物品は、前記第1実施形態のように、ヒップ
ガード部及びウイング部の両方が設けられたものでもよ
く、前記第2実施形態のように、ヒップガード部が設け
られ且つウイング部の設けられていないものでもよい。
第2発明の吸収性物品の包装構造においては、離反部
(切れ込み)は、前記第3実施形態のように、包装シー
トにおける吸収性物品の前方寄りに形成されているもの
に限定されず、後方よりに形成されていてもよく、ま
た、該離反部は、前方又は後方に一対形成されているも
のに限定されず、前方及び後方に二対形成されていても
よい。また、前記第1実施形態〜第3実施形態の構成を
適宜組み合わせた構成とすることもできる。吸収性物品
の折り畳み手順や折り畳み方、離反部の形態、包装シー
トを2枚のシートで構成する場合の2枚のシートの接合
形態等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
ば、ヒップガード部及び/又はウィング部に設けるズレ
止め用の粘着部の面積が広いためズレ防止力が高く、且
つ包装シートの大きさが小さいため、包装シートに要す
るコストが必要最小限であり、包装構造全体がコンパク
トである。また、一対のヒップガード部及び/又はウイ
ング部の両側部が、包装シートの長手方向に沿う両側縁
部の外方にそれぞれ存するように包装シートの大きさを
選択しても、本発明の包装構造を構成することができる
ので、このような構成にすれば、包装シートの大きさを
更に小さくすることができる。
の展開図で、吸収性物品と包装シートとを粘着させた状
態を示す平面図である。
を折り曲げた状態を示す平面図である。
装シートと共に長手方向に向けて折り畳んでいる状態を
示す斜視図である。
を示す斜視図である。
の展開図で、吸収性物品と包装シートとを粘着させた状
態を示す平面図(第1図相当図)である。
の展開図で、吸収性物品と包装シートとを粘着させた状
態を示す平面図(第1図相当図)である。
Claims (8)
- 【請求項1】 本体、該本体の後方における左右両側に
設けられた左右一対のヒップガード部を有し、該本体の
非肌当接面側に本体粘着部が設けられ且つ該ヒップガー
ド部の非肌当接面側にヒップガード粘着部が設けられて
いる吸収性物品と、これを個装する包装シートとからな
り、該吸収性物品の展開状態において、該本体粘着部及
び該ヒップガード粘着部と該包装シートの内面とを剥離
自在に粘着させてあり、このような粘着状態の該吸収性
物品と該包装シートとが一体的に折り畳まれている吸収
性物品の包装構造において、 前記吸収性物品の前方両側部と一対の前記ヒップガード
部の両側部との間における前記包装シートの両側部の一
部に、前記両側縁部からそれぞれ内方に向けて離反部が
形成されており、 前記ヒップガード部は、前記離反部より後方における前
記包装シートの側部部分と共に、前記本体の肌当接面側
に折り曲げられており、 前記吸収性物品は、前記包装シートの折り曲げられた状
態で、該包装シートと共に、該吸収性物品の長手方向に
向けて、該吸収性物品の後端部から該吸収性物品の肌当
接面側に少なくとも3つ折りさせて折り畳まれており、 前記離反部より前方における前記包装シートの側部部分
において、該包装シートの重ね合わせ部分でシールさ
れ、前記吸収性物品が該包装シートにより包装されてい
る吸収性物品の包装構造。 - 【請求項2】 一対の前記ヒップガード部の両側部は、
前記粘着状態において、前記包装シートの長手方向に沿
う両側縁部の外方にそれぞれ存している請求項1に記載
の吸収性物品の包装構造。 - 【請求項3】 前記吸収性物品は、その前方における左
右両側に左右一対のウイング部が設けられ、該ウイング
部の非肌当接面側にウイング粘着部が設けられており、
前記ウイング部が、前記本体の肌当接面側に折り曲げら
れ、前記ウイング粘着部に粘着部保護シートを剥離自在
に粘着させてある請求項1又は2に記載の吸収性物品の
包装構造。 - 【請求項4】 前記包装シートが1枚のシートからな
り、前記離反部が切れ込みである請求項1〜3の何れか
に記載の吸収性物品の包装構造。 - 【請求項5】 前記包装シートが2枚のシートからな
り、該2枚のシートは、それぞれの長手方向端縁部の中
央部において接合されており、それぞれの長手方向端縁
部の両端部が前記離反部を形成している請求項1〜3の
何れかに記載の吸収性物品の包装構造。 - 【請求項6】 本体、該本体の左右両側に設けられた左
右一対のウイング部を有し、該本体の非肌当接面側に本
体粘着部が設けられ且つ該ウイング部の非肌当接面側に
ウイング粘着部が設けられている吸収性物品と、これを
個装する包装シートとからなり、該吸収性物品の展開状
態において、該本体粘着部及び該ウイング粘着部と該包
装シートの内面とを剥離自在に粘着させてあり、このよ
うな粘着状態の該吸収性物品と該包装シートとが一体的
に折り畳まれている吸収性物品の包装構造において、 前記吸収性物品の前方及び/又は後方の両側部と一対の
前記ウイング部の両側部との間における前記包装シート
の両側部の一部に、前記両側縁部からそれぞれ内方に向
けて離反部が形成されており、 前記ウイング部は、前記離反部と前記前方の長手方向端
縁又は後方の長手方向端縁との間における前記包装シー
トの側部部分と共に、前記本体の肌当接面側に折り曲げ
られており、 前記吸収性物品は、前記包装シートの折り曲げられた状
態で、該包装シートと共に、該吸収性物品の長手方向に
向けて、該吸収性物品の前記前方の端部又は後方の端部
から該吸収性物品の肌当接面側に少なくとも3つ折りさ
せて折り畳まれており、 前記離反部と前記後方の長手方向端縁及び/又は前方の
長手方向端縁との間における前記包装シートの側部部分
において、該包装シートの重ね合わせ部分でシールさ
れ、前記吸収性物品が該包装シートにより包装されてい
る吸収性物品の包装構造。 - 【請求項7】 一対の前記ウイング部の両側部は、前記
粘着状態において、前記包装シートの長手方向に沿う両
側縁部の外方にそれぞれ存している請求項6に記載の吸
収性物品の包装構造。 - 【請求項8】 前記ウイング部が前記吸収性物品の前方
寄りに設けられている請求項6又は7に記載の吸収性物
品の包装構造。
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- 2001-06-01 JP JP2001166349A patent/JP4393015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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